JPWO2012023204A1 - エレベータ装置 - Google Patents

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Abstract

エレベータ装置においては、巻上機及び釣合おもり側綱止め部材を支持する機械台が、釣合おもりガイドレールの上部に固定されている。昇降路内の上部には、第1及び第2の側梁が配置されている。第1及び第2の側梁は、真上から見てかごの両側に配置されており、かつ機械台又は釣合おもりガイドレールの上部とかごガイドレールの上部とに固定されている。第1及び第2のかご側綱止め部材に作用する第1及び第2の懸架手段の張力は、第1及び第2の側梁により支持されている。

Description

この発明は、釣合おもりがかごの後方に配置されているトラクション式のエレベータ装置に関し、特に機械室レスタイプに有効な荷重支持構造に関するものである。
従来の機械室のない2:1ローピング方式のトラクションエレベータであって、釣合おもりがかごの後方に配置され、かつ巻上機が昇降路の上部に設置されている構造のエレベータにおいては、第1の昇降路側壁に第1のかごガイドレールが設置され、第1の昇降路側壁に対向する第2の昇降路側壁に第2のかごガイドレールが設置されている。また、昇降路を真上から見て、釣合おもりが第2の昇降路側壁に寄せて配置されており、釣合おもりが配置された昇降路隅部の上部に巻上機が斜めに配置されている。
巻上機は、昇降路内の上部に水平に配置された機械台上に設置されている。機械台は、第1及び第2の釣合おもりガイドレールと、第2のかごガイドレールとにより支持されている。第1の釣合おもりガイドレールは、昇降路の幅方向の中間部で昇降路後壁に設置されている。第2の釣合おもりガイドレールは、第2の昇降路側壁に設置されている。
かご及び釣合おもりは、主索により吊り下げられている。主索の第1の端部は、昇降路内の上部に固定されたかご側綱止め梁に接続されている。主索の第2の端部は、昇降路内の上部に固定された釣合おもり側綱止め梁に接続されている。かご側綱止め梁は、第1の昇降路側壁の近傍で建物に固定されている。釣合おもり側綱止め梁は、第1の釣合おもりガイドレールの上端に取り付けられている。
かごの下部には、第1及び第2のかご吊り車が設けられている。第1及び第2のかご吊り車は、昇降路を真上から見て、主索がかごの下部を斜めに横切るように配置されている。釣合おもりの上部には、釣合おもり吊り車が設けられている。
主索は、第1の端部から順に、第1のかご吊り車、第2のかご吊り車、巻上機の綱車、及び釣合おもり吊り車に巻き掛けられ、第2の端部に至る。即ち。かご側綱止め梁からほぼ真下に延びた主索は、第1のかご吊り車で水平方向へ転向され、かごの下部を斜めに横切り、第2のかご吊り車でほぼ真上へ転向される。第2のかご吊り車からほぼ真上へ延びた主索は、巻上機の綱車でほぼ真下へ転向され、釣合おもり吊り車で再びほぼ真上へ転向され、釣合おもり側綱止め梁に至る(例えば、特許文献1参照)。
WO2004/000711A1(第8頁、図1)
昇降路内の頂部に小型の巻上機が設置された機械室のないエレベータを構成する場合、巻上機は、真上から見てかごと釣合おもりとの境目付近に設置されることが好ましいため、必然的に釣合おもりガイドレールの最上部に置かれることになる。また、エレベータの乗り心地を良好に保つとともに、かごガイドシューからかごガイドレールへの作用荷重を小さく抑えてかごガイドレールの大型化を避けるためには、真上から見て、かごの下部を横切る主索がかごの重心を通る必要がある。
このため、上記のような従来のエレベータでは、釣合おもりが昇降路の片側に寄せられ、その釣合おもりの上方に巻上機が設置されており、また、主索がかごの下部を斜めに横切るように第1及び第2のかご吊り車が配置されている。この結果、主索の第1の端部と第1のかご吊り車との間の部分は、乗場にできるだけ近付けて配置されており、第1のかごガイドレールから大きく離隔した位置に配置されている。
このように、主索の第1の端部は第1のかごガイドレールから離れているため、かご側綱止め梁を第1のかごガイドレールに取り付けることは設計上難しく、かご側綱止め梁は建物に固定されている。しかし、かご側綱止め梁を建物に固定することは、建築側へのコスト負担を増加させ、また、エレベータを建物に設置するための設計の手間が増えるという問題があった。
さらに、釣合おもりが昇降路の片側に寄せられているため、昇降路隅部に建物の柱が突出している場合には、その突出寸法分だけ昇降路を大きくする必要があるという問題があった。これに対して、昇降路を大きくできない場合には、積載量の小さいエレベータしか設置できないという問題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、かご側綱止め部材を建物に取り付けず、エレベータ装置を建物に設置するための設計の手間を軽減することができ、また、昇降路隅部に建物の柱が突出している場合でも昇降路を大きくする必要がないエレベータ装置を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータ装置は、昇降路内を昇降されるかご、昇降路内のかごの両側に設置され、かごの昇降を案内する一対のかごガイドレール、かごの後方に配置され、昇降路内を昇降される釣合おもり、昇降路内の釣合おもりの両側に設置され、釣合おもりの昇降を案内する一対の釣合おもりガイドレール、昇降路内の上部に設置され、かつ駆動綱車を有し、かご及び釣合おもりを昇降させる巻上機、駆動綱車に巻き掛けられ、かご及び釣合おもりを吊り下げる第1及び第2の懸架手段、かごの下部に設けられ、第1の懸架手段が巻き掛けられている第1のかご吊り車、かごの下部に設けられ、第2の懸架手段が巻き掛けられている第2のかご吊り車、釣合おもりに設けられ、第1及び第2の懸架手段が巻き掛けられている釣合おもり吊り車、昇降路内の上部に設けられ、第1の懸架手段の第1の端部が接続されている第1のかご側綱止め部材、昇降路内の上部に設けられ、第2の懸架手段の第1の端部が接続されている第2のかご側綱止め部材、及び昇降路内の上部に設けられ、第1及び第2の懸架手段の第2の端部が接続されている釣合おもり側綱止め部材を備え、第1及び第2の懸架手段は、真上から見て、かごの左右の側面の前端部近傍から背面中央部にかごを斜めに横切っており、巻上機及び釣合おもり側綱止め部材を支持する機械台が、昇降路内の上部で釣合おもりガイドレールに固定されており、昇降路内の上部には、第1及び第2の側梁が配置されており、第1及び第2の側梁は、真上から見てかごの両側に配置されており、かつ機械台又は釣合おもりガイドレールとかごガイドレールとに固定されており、第1及び第2のかご側綱止め部材に作用する第1及び第2の懸架手段の張力が、第1及び第2の側梁により支持されている。
この発明のエレベータ装置は、第1及び第2のかご側綱止め部材に作用する第1及び第2の懸架手段の張力を第1及び第2の側梁に分けて負担し、また、第1及び第2の側梁を機械台とかごガイドレールとに固定したので、第1及び第2のかご側綱止め部材を建物に取り付けず、エレベータ装置を建物に設置するための設計の手間を軽減することができる。また、釣合おもりを昇降路の幅方向の中心に配置することができ、昇降路隅部に建物の柱が突出している場合でも昇降路を大きくする必要がない。
この発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す正面図である。 図1のエレベータ装置を示す側面図である。 図1のエレベータ装置を示す平面図である。 この発明の実施の形態2によるエレベータ装置を示す正面図である。 図4のエレベータ装置を示す側面図である。 図4のエレベータ装置を示す平面図である。 この発明の実施の形態3によるエレベータ装置を示す正面図である。 図7のエレベータ装置を示す側面図である。 図7のエレベータ装置を示す平面図である。 この発明の実施の形態4によるエレベータ装置を示す正面図である。 図10のエレベータ装置を示す側面図である。 図10のエレベータ装置を示す平面図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す正面図、図2は図1のエレベータ装置を示す側面図、図3は図1のエレベータ装置を示す平面図である。
図において、昇降路1内には、第1及び第2のかごガイドレール2,3と、第1及び第2の釣合おもりガイドレール4,5とが設置されている。第1のかごガイドレール2は、昇降路1の奥行き方向(図2の上下方向)の中間部付近で第1の昇降路側壁に対して固定されている。第2のかごガイドレール3は、昇降路1の奥行き方向について第1のかごガイドレール2と同じ位置で第2の昇降路側壁に対して固定されている。即ち、かごガイドレール2,3は、互いに対向している。
釣合おもりガイドレール4,5は、昇降路1内の後壁近傍に配置されており、互いに対向している。また、釣合おもりガイドレール4,5は、昇降路1の奥行き方向の同じ位置で昇降路後壁に対して固定されている。
かご6は、かごガイドレール2,3に沿って昇降路1内を昇降される。釣合おもり7は、釣合おもりガイドレール4,5に沿って昇降路1内を昇降される。釣合おもり7は、かご6と同じ高さに位置するときにかご6の背面に対向するように、かご6の後方に配置されている。また、かご6及び釣合おもり7は、昇降路1を真上から見て、幅方向の中心線が一直線上に重なるように配置されている。この例では、真上から見て、昇降路1の幅方向の中心線が、かご6及び釣合おもり7の幅方向の中心線と重なっている。
釣合おもりガイドレール4,5の上端部には、機械台8が固定されている。機械台8は、昇降路1内の頂部で昇降路後壁の近傍に水平に配置されている。また、機械台8は、第1の釣合おもりガイドレール4に固定された第1の支持部材9と、第2の釣合おもりガイドレール5に固定された第2の支持部材10と、第1及び第2の支持部材9,10上に固定された第1及び第2の機械台梁11,12とを有している。
支持部材9,10は、昇降路1の奥行き方向に平行かつ水平に配置されている。機械台梁11,12は、昇降路1の幅方向(図3の左右方向)に平行かつ水平に配置されている。
機械台梁11,12上には、かご6及び釣合おもり7を昇降させる巻上機13が設置されている。巻上機13の大部分は、釣合おもり7の真上に配置されている。また、巻上機13は、巻上機本体と駆動綱車(トラクションシーブ)14とを有している。巻上機本体は、駆動綱車14を回転させる巻上機モータと、駆動綱車14の回転を制動する巻上機ブレーキとを有している。さらに、巻上機13としては、軸方向寸法が軸方向に直角な方向の寸法よりも小さい薄型巻上機が用いられている。
さらにまた、巻上機13は、巻上機モータの回転軸が水平になるように配置されている。また、巻上機13は、真上から見て、巻上機モータの回転軸がかご6の幅方向の中心線に対して傾斜するように、昇降路1内の頂部に斜めに配置されている。
さらに、昇降路1を真上から見て、駆動綱車14の軸方向に直角な方向の一端部は、かご6と釣合おもり7との境目付近に位置し、かつ、かご6の幅方向の中心線の延長上付近に位置している。このため、巻上機13の中心は、真上から見て、釣合おもり7の幅方向の中心線の延長線よりも第1の釣合おもりガイドレール4寄りに位置している。さらにまた、巻上機13は、真上から見て、かご6の領域外に配置されている。
昇降路1内の頂部の第1の昇降路側壁の近傍には、第1の側梁15が水平に配置されている。第1の側梁15の中間部は、昇降路1内の上部で第1のかごガイドレール2に固定されている。また、第1の側梁15の後端部(反乗場側端部)は、機械台8の第1の昇降路側壁側の端部上に固定されている。
昇降路1内の頂部の第2の昇降路側壁の近傍には、第2の側梁16が水平に配置されている。第2の側梁16の中間部は、昇降路1内の上部で第2のかごガイドレール3に固定されている。また、第2の側梁16の後端部は、機械台8の第2の昇降路側壁側の端部上に固定されている。第1及び第2の側梁15,16は、真上から見て、かご6の幅方向の中心線に対して左右対称に配置されている。
第1及び第2の側梁15,16は、上下方向の同じ位置で互いに対向している。また、第1及び第2の側梁15,16は、かご6の前後方向(昇降路1の奥行き方向)に平行に配置されている。機械台8及び側梁15,16は、真上から見て、かご6と重ならない位置に配置されている。また、側梁15,16は、真上から見て、かご6の左右両側に配置されている。
第1の側梁15の前端部(乗場側端部)には、第1のかご側綱止め部材(第1のかごヒッチ)17が固定されている。第2の側梁16の前端部には、第2のかご側綱止め部材(第2のかごヒッチ)18が固定されている。第1及び第2のかご側綱止め部材17,18は、真上から見て、かご6の幅方向の中心線に対して左右対称に配置されている。
機械台8には、釣合おもり側綱止め部材(釣合おもりヒッチ)19が固定されている。釣合おもり側綱止め部材19は、釣合おもり7の真上に配置されている。また、釣合おもり側綱止め部材19は、真上から見て、釣合おもり7の幅方向の中心線よりも第2の釣合おもりガイドレール5寄りに配置されている。
かご6及び釣合おもり7は、第1及び第2の懸架手段20,21(図1、2では省略)により昇降路1内に吊り下げられている。第1の懸架手段20は、複数本のロープ又はベルトにより構成されている。第2の懸架手段21も、複数本のロープ又はベルトにより構成されている。第2の懸架手段21の本数及び構成は、第1の懸架手段20の本数及び構成と同じである。
第1及び第2の懸架手段20,21の中間部は、駆動綱車14に巻き掛けられている。第1の懸架手段20の第1の端部は、第1のかご側綱止め部材17に接続されている。第1の懸架手段20の第2の端部は、釣合おもり側綱止め部材19に接続されている。第2の懸架手段21の第1の端部は、第2のかご側綱止め部材18に接続されている。第2の懸架手段21の第2の端部は、釣合おもり側綱止め部材19に接続されている。
かご6の下部には、第1の懸架手段20が巻き掛けられた複数(ここでは一対)の第1のかご吊り車22,23と、第2の懸架手段21が巻き掛けられた複数(ここでは一対)の第2のかご吊り車24,25とが設けられている。第1のかご吊り車22,23の回転軸は、互いに平行、かつ水平である。第2のかご吊り車24,25の回転軸は、互い平行、かつ水平である。
第1のかご吊り車22,23は、真上から見て、第1の懸架手段20がかご6の第1の側面(第1のかごガイドレール2に対向する側面)の前端部近傍(かご6の前面側の一方の隅部近傍)から背面中央部にかご6を斜めに横切るように、かご6の幅方向の中心線に対して傾斜して配置されている。
第2のかご吊り車24,25は、真上から見て、第2の懸架手段21がかご6の第2の側面(第2のかごガイドレール3に対向する側面)の前端部近傍(かご6の前面側の他方の隅部近傍)から背面中央部にかご6を斜めに横切るように、かご6の幅方向の中心線に対して傾斜して配置されている。
第2のかご吊り車24,25は、第1のかご吊り車22,23とは反対向きに傾斜して配置されている。また、第1のかご吊り車22,23と第2のかご吊り車24,25とは、真上から見て、かご6の幅方向の中心線に対して対称に配置されている。
釣合おもり7の上部には、第1及び第2の懸架手段20,21が巻き掛けられた複数(ここでは一対)の釣合おもり吊り車26,27が設けられている。釣合おもり吊り車26,27は、釣合おもり7の幅方向に互いに間隔をおいて配置されている。また、釣合おもり吊り車26,27は、真上から見て、釣合おもり7の幅方向の中心線に対して対称に配置されている。
釣合おもり吊り車26,27の回転軸は、互い平行、かつ水平である。また、釣合おもり吊り車26,27の回転軸は、釣合おもり7の幅方向に直角な方向(図3の上下方向)に平行である。
第1の懸架手段20は、第1のかご側綱止め部材17から真下へ延び、第1のかご吊り車22で水平に転向され、かご6の下部を斜めに横切り、第1のかご吊り車23で上向きに転向され、駆動綱車14で下向きに転向され、釣合おもり吊り車26で水平に転向され、釣合おもり吊り車27で上向きに転向され、釣合おもり側綱止め部材19に接続されている。
第2の懸架手段21は、第2のかご側綱止め部材18から真下へ延び、第2のかご吊り車24で水平に転向され、かご6の下部を斜めに横切り、第2のかご吊り車25で上向きに転向され、駆動綱車14で下向きに転向され、釣合おもり吊り車26で水平に転向され、釣合おもり吊り車27で上向きに転向され、釣合おもり側綱止め部材19に接続されている。
このように、かご6及び釣合おもり7は、2:1ローピング方式で吊り下げられており、駆動綱車14の回転により互いに反対方向へ昇降される。
側梁15,16の前端部間には、繋ぎ部材28が固定されている。繋ぎ部材28は、水平部28aと、水平部28aの両端に設けられ、下端部が側梁15,16の前端部に固定された一対の脚部28bとを有している。水平部28aは、かご6の幅方向に平行、かつ水平に配置されている。脚部28bは、鉛直に配置されている。水平部28aは、脚部28bの上端部の乗場側の側面に固定されている。
繋ぎ部材28は、真上から見て、昇降路1の奥行き方向について、乗場側の昇降路壁と乗場ドア装置29との間の隙間と、乗場ドア装置29と、乗場ドア装置29とかごドア装置30との間の隙間と、かごドア装置30とからなる領域内に配置されている。また、図2に示すように、水平部28aは、最上階の乗場ドア装置29の上方に配置されている。さらに、繋ぎ部材28は、真上から見て、かご6及びかごドア装置30と重ならないように配置されている。かご側綱止め部材17,18は、側梁15,16の繋ぎ部材28との接続部近傍に取り付けられている。
ここで、図2の2点鎖線は、釣合おもり7が昇降路1の底部の緩衝器(図示せず)に衝突した際に、かご6が最上階を行き過ぎて到達し得る最高到達高さを示している。例えば、図2において、かご6上の機器で最も高い位置にあるのはかごドア装置30であり、かご6が2点鎖線の位置にあるとき、かごドア装置30は昇降路1の天井に衝突しないだけの小さい隙間を天井との間に残した高さまで到達している。これに対して、繋ぎ部材28は、真上から見て、かご6及びかごドア装置30と重ならない位置に配置されているため、かごドア装置30と衝突することはない。
このようなエレベータ装置では、第1及び第2のかご側綱止め部材17,18に作用する第1及び第2の懸架手段20,21の張力を第1及び第2の側梁15,16に分けて負担させ、また、第1及び第2の側梁15,16を機械台8とかごガイドレール2,3に固定したので、第1及び第2のかご側綱止め部材17,18を建物に取り付けず、設置設計の手間を軽減することができる。
また、側梁15,16は、かご側綱止め部材17,18に作用する懸架手段20,21の張力による曲げに耐えるような断面としているが、図3において、かご側綱止め部材17,18上の懸架手段20,21の荷重中心は側梁15,16の断面上にはない。また、側梁15,16は、生産性を考慮すれば形鋼や鋼板を曲げて形成された梁からなるが、かご側綱止め部材17,18上の荷重の中心と側梁15,16の捻れの中心とを完全に一致させることは実装上の制約から難しい。
従って、繋ぎ部材28を持たない構成の場合、側梁15,16は、捻れによる過大なせん断応力に対応するために、断面が非常に大きくなり、実装が難しくなり、コストも増加する。これに対して、この実施の形態1では、繋ぎ部材28を用いているため、側梁15,16に作用する捻れトルクが相殺される。このため、側梁15,16の断面形状は、曲げに耐えるだけの大きさでよく、コストの上昇を抑えることができ、実装の制約も発生しない。
また、据付工事の際、部品を昇降路1の天井ぎりぎりまで揚げて固定することは、容易なことではなく、場合によっては専用のツールが必要になるなどの問題もある。これに対して、この実施の形態1では、図1、2に示すように、天井ぎりぎりの位置に設置している部品はなく、ほぼ全ての部品が最上階の乗場ドア装置29の取付高さと同程度の高さに設置されている。最も高い取付位置に取り付けられる部品は繋ぎ部材28であるが、繋ぎ部材28は、最上階の乗場ドア装置29のすぐ上に取り付けられている。従って、据付工事を容易にすることができる。
さらに、釣合おもり7が昇降路1の幅方向の中心に配置されているため、昇降路1のピットの隅部に建物の柱の基礎が突出している場合でも、昇降路を拡大する必要がない。
実施の形態2.
次に、図4はこの発明の実施の形態2によるエレベータ装置を示す正面図、図5は図4のエレベータ装置を示す側面図、図6は図4のエレベータ装置を示す平面図である。図4〜6において、実施の形態1と異なるのは、真上から見て繋ぎ部材28がかご6と重なる位置に配置されている点と、かご6が2点鎖線の位置にあるときにかご6の天井と衝突しないだけの隙間を持たせた位置に水平部28aが配置されている点とである。他の構成は、実施の形態1と同様である。
実施の形態1では、かごドア装置30の幅方向両側に脚部28bが配置されているため、かごドアの全開時にかごドアパネルが脚部28bに干渉しないように、かごドアの幅寸法が制約を受ける。これに対して、実施の形態2では、繋ぎ部材28がかごドア装置30を避けた位置に配置されているため、かごドアの幅寸法が制約を受けることはなく、大きい寸法のかごドアも選択が可能になる。
実施の形態3.
次に、図7はこの発明の実施の形態3によるエレベータ装置を示す正面図、図8は図7のエレベータ装置を示す側面図、図9は図7のエレベータ装置を示す平面図である。この実施の形態3では、かご6を重心で吊ることができるように、実施の形態1に対してかご吊り車22〜25の取付角度が変更されている。
かご6の前端部の左右の隅部には、断面矩形の筒状の一対のダクト部材31が設けられている。ダクト部材31は、かご6を上下に貫通する貫通空間を形成している。貫通空間には、懸架手段20,21が通されている。
第1及び第2のかご吊り車22,24は、かご6の前端部の隅部の真下、即ちダクト部材31の真下に配置されている。かご側綱止め部材17,18は、かご6の前端部の隅部の真上、即ちダクト部材31の真上で、水平部28aに取り付けられている。即ち、かご側綱止め部材17,18は、真上から見て、かご6の出入口を挟んでかご6の幅方向に互いに間隔をおいて配置されている。
繋ぎ部材28は、ダクト部材31の真上を通るように側梁15,16に取り付けられている。水平部28aは、かご6が2点鎖線の位置にあるときにかご6(かごドア装置30を含む)と衝突しないだけの隙間を持たせた位置に配置されている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このような構成によれば、実施の形態1と比較して、より重心に近い位置でかご6を吊ることができるため、かご6の昇降中の乗り心地を良好なものとすることができる。
また、かご側綱止め部材17,18が水平部28aの両端部近傍に設けられているため、繋ぎ部材28に作用する曲げモーメントが小さくなり、水平部28aの断面を小さくすることができる。このため、水平部28aをかごドア装置30の上方の空間に配置しつつも、水平部28aの高さ寸法を小さくし、昇降路1の高さ寸法拡大を抑制することができる。
実施の形態4.
次に、図10はこの発明の実施の形態4によるエレベータ装置を示す正面図、図11は図10のエレベータ装置を示す側面図、図12は図10のエレベータ装置を示す平面図である。この実施の形態4では、ダクト部材31を用いず、かごドア装置30と乗場ドア装置29との間の隙間に懸架手段20,21が通されている。他の構成は、実施の形態3と同様であり、このような構成によっても実施の形態3と同様の効果を得ることができる。
なお、実施の形態1〜4では、2個の釣合おもり吊り車26,27を示したが、釣合おもり吊り車は1個でもよい。
また、実施の形態1〜4では、側梁15,16を機械台8に固定したが、例えば側梁15,16の釣合おもり7側の端部を釣合おもり7側へ折り曲げた形状とし、これらの端部を釣合おもりガイドレール4,5に固定してもよい。

Claims (6)

  1. 昇降路内を昇降されるかご、
    前記昇降路内の前記かごの両側に設置され、前記かごの昇降を案内する一対のかごガイドレール、
    前記かごの後方に配置され、前記昇降路内を昇降される釣合おもり、
    前記昇降路内の前記釣合おもりの両側に設置され、前記釣合おもりの昇降を案内する一対の釣合おもりガイドレール、
    前記昇降路内の上部に設置され、かつ駆動綱車を有し、前記かご及び前記釣合おもりを昇降させる巻上機、
    前記駆動綱車に巻き掛けられ、前記かご及び前記釣合おもりを吊り下げる第1及び第2の懸架手段、
    前記かごの下部に設けられ、前記第1の懸架手段が巻き掛けられている第1のかご吊り車、
    前記かごの下部に設けられ、前記第2の懸架手段が巻き掛けられている第2のかご吊り車、
    前記釣合おもりに設けられ、前記第1及び第2の懸架手段が巻き掛けられている釣合おもり吊り車、
    前記昇降路内の上部に設けられ、前記第1の懸架手段の第1の端部が接続されている第1のかご側綱止め部材、
    前記昇降路内の上部に設けられ、前記第2の懸架手段の第1の端部が接続されている第2のかご側綱止め部材、及び
    前記昇降路内の上部に設けられ、前記第1及び第2の懸架手段の第2の端部が接続されている釣合おもり側綱止め部材
    を備え、
    前記第1及び第2の懸架手段は、真上から見て、前記かごの左右の側面の前端部近傍から背面中央部に前記かごを斜めに横切っているエレベータ装置であって、
    前記巻上機及び前記釣合おもり側綱止め部材を支持する機械台が、前記昇降路内の上部で前記釣合おもりガイドレールに固定されており、
    前記昇降路内の上部には、第1及び第2の側梁が配置されており、
    第1及び第2の側梁は、真上から見て前記かごの両側に配置されており、かつ前記機械台又は前記釣合おもりガイドレールと前記かごガイドレールとに固定されており、
    前記第1及び第2のかご側綱止め部材に作用する前記第1及び第2の懸架手段の張力が、前記第1及び第2の側梁により支持されていることを特徴とするエレベータ装置。
  2. 前記機械台及び前記第1及び第2の側梁は、真上から見て、前記かごと重ならない位置に配置されており、
    前記第1及び第2の側梁の乗場側端部間には、繋ぎ部材が固定されており、
    前記繋ぎ部材は、水平部と、前記水平部の両端に設けられ、前記第1及び第2の側梁の乗場側端部に固定された一対の脚部とを有している請求項1記載のエレベータ装置。
  3. 前記第1及び第2のかご側綱止め部材は、前記第1及び第2の側梁の前記繋ぎ部材との接続部近傍に取り付けられていることを特徴とする請求項2記載のエレベータ装置。
  4. 前記水平部は、最上階の乗場ドア装置よりも上方に設置されており、
    前記繋ぎ部材は、真上から見て、前記昇降路の奥行き方向について、乗場側の昇降路壁と前記乗場ドア装置との間の隙間と、前記乗場ドア装置と、前記乗場ドア装置とかごドア装置との間の隙間と、前記かごドア装置とからなる領域内に配置されていることを特徴とする請求項2記載のエレベータ装置。
  5. 前記水平部は、真上から見て前記かごと重なる位置に配置されており、かつ前記かごが到達しうる最上の位置よりも上方に配置されていることを特徴とする請求項2記載のエレベータ装置。
  6. 前記第1及び第2のかご側綱止め部材は、真上から見て、前記かごの出入口を挟んで前記かごの幅方向に互いに間隔をおいて配置されており、かつ前記水平部に取り付けられており、
    前記第1及び第2の懸架手段は、前記かごの前端部の左右の隅部に形成され前記かごを上下に貫通する貫通空間、又はかごドア装置と乗場ドア装置との間の隙間に通されていることを特徴とする請求項2記載のエレベータ装置。
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