JPWO2012017539A1 - 車両用シート - Google Patents

車両用シート Download PDF

Info

Publication number
JPWO2012017539A1
JPWO2012017539A1 JP2012527509A JP2012527509A JPWO2012017539A1 JP WO2012017539 A1 JPWO2012017539 A1 JP WO2012017539A1 JP 2012527509 A JP2012527509 A JP 2012527509A JP 2012527509 A JP2012527509 A JP 2012527509A JP WO2012017539 A1 JPWO2012017539 A1 JP WO2012017539A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
seat
stay
elastic member
headrest
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012527509A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5440705B2 (ja
Inventor
石本 学
学 石本
山田 祐司
祐司 山田
啓祐 石▲崎▼
啓祐 石▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Publication of JPWO2012017539A1 publication Critical patent/JPWO2012017539A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5440705B2 publication Critical patent/JP5440705B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/80Head-rests
    • B60N2/806Head-rests movable or adjustable
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/80Head-rests
    • B60N2/806Head-rests movable or adjustable
    • B60N2/809Head-rests movable or adjustable vertically slidable
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/80Head-rests
    • B60N2/806Head-rests movable or adjustable
    • B60N2/838Tiltable
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/80Head-rests
    • B60N2/806Head-rests movable or adjustable
    • B60N2/838Tiltable
    • B60N2/853Tiltable characterised by their adjusting mechanisms, e.g. electric motors
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/80Head-rests
    • B60N2/888Head-rests with arrangements for protecting against abnormal g-forces, e.g. by displacement of the head-rest

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Abstract

簡素な構成で、ヘッドレストに、車両用シートの振動を減衰させるダイナミックダンパとしての機能を持たせると共に、着座乗員の頭部に対する衝撃吸収機能を持たせることを目的とする。ヘッドレスト(12)のステー(14)がシートバックに保持され、該ステー(14)の少なくとも一部を覆うカバー(16)が、該ステー(14)にシート幅方向を中心としてシート前後方向に揺動可能に支持されており、カバー(16)の揺動時にねじりコイルばね(18)(弾性部材)が弾性変形することで該カバー(16)の揺動方向に抗する方向に復元力が生じる。また上記揺動方向以外の変位は、ステー(14)とカバー(16)との間に設けられた抑制部(22)により抑制される。

Description

本発明は、車両用シートに関する。
ヘッドレストスティの水平支持部にヘッドレストスプリングを介してヘッドレストフレームを取り付けることによりヘッドレストの前後方向角度調整を可能にすると共に、ヘッドレストスティの水平支持部とヘッドレストフレームとの間にロータリー式ダンパー、あるいはピストン式ダンパーを付設した構造が開示されている(特許文献1参照)。
特開平11−262426号公報
しかしながら、上記した従来例のようなダンパーをヘッドレスト内に設けた場合、構造が複雑となり、ヘッドレストの質量やコストの増加を招くと考えられる。
本発明は、上記事実を考慮して、簡素な構成で、ヘッドレストに、車両用シートの振動を減衰させるダイナミックダンパとしての機能を持たせると共に、着座乗員の頭部に対する衝撃吸収機能を持たせることを目的とする。
本発明の第1の態様は、シートバックに保持されるステーと、該ステーの少なくとも一部を覆うと共に、該ステーにシート幅方向を中心としてシート前後方向に揺動可能に支持されるカバーと、該カバーと前記ステーとの間に介在し、前記カバーの揺動時に弾性変形して該カバーの揺動方向に抗する方向に復元力を生じさせる弾性部材と、前記ステーと前記カバーとの間に設けられ、前記カバーの揺動方向以外の変位を抑制する抑制部と、を有するヘッドレストを備えている。
第1の態様に係る車両用シートでは、ヘッドレストのステーがシートバックに保持され、該ステーの少なくとも一部を覆うカバーが、該ステーにシート幅方向を中心としてシート前後方向に揺動可能に支持されており、カバーの揺動時に弾性部材が弾性変形することで該カバーの揺動方向に抗する方向に復元力が生じる。また上記揺動方向以外の変位は、ステーとカバーとの間に設けられた抑制部により抑制される。これにより、簡素な構成で、ヘッドレストに、車両用シートの振動を減衰させるダイナミックダンパとしての機能を持たせると共に、着座乗員の頭部に対する衝撃吸収機能を持たせることができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様に係る車両用シートにおいて、前記ステーは、前記シートバックに保持されてシート上方に延びる縦棒部と、該縦棒部に連なりシート幅方向に延びる横棒部とを有し、前記カバーは、前記横棒部に支持され、前記抑制部は、前記横棒部に嵌合している。
第2の態様に係る車両用シートでは、ステーのカバーが、該ステーの横棒部を中心としてシート前後方向に揺動可能であり、かつ該横棒部に嵌合する抑制部により、該カバーの揺動方向以外の変位が抑制される。このため、簡素な構造によりコストの増加を抑制しつつ、ヘッドレストに、車両用シートの振動を減衰させるダイナミックダンパとしての機能を持たせると共に、着座乗員の頭部に対する衝撃吸収機能を持たせることができる。
本発明の第3の態様は、第2の態様に係る車両用シート前記抑制部は、前記ステーに対する前記カバーの支持部を兼ねている。
第3の態様に係る車両用シートでは、抑制部は、ステーに対するカバーの支持部を兼ねているので、構造がより一層簡素となり、コストの増加を抑制することができる。
本発明の第4の態様は、第2の態様又は第3の態様に係る車両用シートにおいて、前記弾性部材は、前記カバーに固定されると共に、該カバーのシート前後方向の揺動時に弾性変形するように前記縦棒部に嵌合している。
第4の態様に係る車両用シートでは、弾性部材がカバーに固定されると共に、ステーの縦棒部に嵌合しているので、ヘッドレストの揺動時に、弾性部材は、縦棒部に当接したままカバーと共に揺動し、該縦棒部との相対変位により弾性変形する。このため、弾性部材と縦棒部との間の異音の発生を抑制して、商品価値を高めることができる。
本発明の第5の態様は、第4の態様に係る車両用シートにおいて、前記弾性部材は、前記カバーの側部に設けられた開口を通じて、前記縦棒部側に差し込まれている。
第5の態様に係る車両用シートでは、弾性部材がカバーの側部に設けられた開口を通じて縦棒部側に差し込まれる構造であるので、該弾性部材の取付け時の作業性が良好となる。
本発明の第6の態様は、第5の態様に係る車両用シートにおいて、前記開口は、シート上下方向に複数設けられている。
第6の態様に係る車両用シートでは、カバーの側部における開口が、シート上下方向に複数設けられているので、弾性部材を差し込む高さ位置を適宜選択することができる。このため、ヘッドレストのダイナミックダンパとしての共振周波数を、容易にチューニングすることができる。
本発明の第7の態様は、第5の態様又は第6の態様に係る車両用シートにおいて、前記弾性部材には、前記開口への差込み完了時に前記カバーに係合する係合部が設けられている。
第7の態様に係る車両用シートでは、カバーの側部の開口への弾性部材の差込み完了時に、係合部がカバーに係合するので、該弾性部材の取付け時の作業性が良好となる。
本発明の第8の態様は、第2の態様又は第3の態様に係る車両用シートにおいて、上端が前記弾性部材側に連結され、下端が前記ステーにおける該弾性部材よりシート下方側に連結され、シート上下方向に伸縮可能な第2弾性部材と、一端側が前記シートバック側に連結され、他端側が前記弾性部材に連結され、前記一端からシート上方に延び、前記弾性部材よりシート上方側のガイド部において反転してシート下方側に延びて前記他端に至るロープと、を有し、前記弾性部材は、前記ヘッドレストの上方移動時に前記ロープに引かれてシート上方へ移動し、該ヘッドレストの下方移動時に前記第2弾性部材の付勢力により引かれてシート下方へ移動する。
第8の態様に係る車両用シートでは、ヘッドレストの高さ調節時、該ヘッドレストを上方移動させたときに、弾性部材がロープに引かれて、シート上方へ移動することで、ヘッドレストのダイナミックダンパとしての共振周波数が低くなる。ヘッドレストの高さ位置を高くすると、車両用シートの共振周波数が低くなるが、ヘッドレストのダイナミックダンパとしての共振周波数をこれに合わせて低めることで、車両用シートの振動を適切に減衰させることができる。
またヘッドレストの高さ調節時、該ヘッドレストを下方移動させたときには、弾性部材が第2弾性部材の付勢力により引かれて、シート下方へ移動することで、ヘッドレストのダイナミックダンパとしての共振周波数が高くなる。ヘッドレストの高さ位置を低くすると、車両用シートの共振周波数が高くなるが、ヘッドレストのダイナミックダンパとしての共振周波数をこれに合わせて高めることで、車両用シートの振動を適切に減衰させることができる。
このように、第8の態様に係る車両用シートでは、ヘッドレストの高さ調節に対応して、ダイナミックダンパとしての共振周波数を適切に変化させることができる。
以上説明したように、本発明の第1の態様に係る車両用シートによれば、簡素な構成で、ヘッドレストに、車両用シートの振動を減衰させるダイナミックダンパとしての機能を持たせると共に、着座乗員の頭部に対する衝撃吸収機能を持たせることができる、という優れた効果が得られる。
第2の態様に係る車両用シートによれば、簡素な構成で、ヘッドレストに、車両用シートの振動を減衰させるダイナミックダンパとしての機能を持たせると共に、着座乗員の頭部に対する衝撃吸収機能を持たせることができる、という優れた効果が得られる。
第3の態様に係る車両用シートによれば、構造がより一層簡素となり、コストの増加を抑制することができる、という優れた効果が得られる。
第4の態様に係る車両用シートによれば、弾性部材と縦棒部との間の異音の発生を抑制して、商品価値を高めることができる、という優れた効果が得られる。
第5の態様に係る車両用シートによれば、該弾性部材の取付け時の作業性が良好となる、という優れた効果が得られる。
第6の態様に係る車両用シートによれば、ヘッドレストのダイナミックダンパとしての共振周波数を、容易にチューニングすることができる、という優れた効果が得られる。
第7の態様に係る車両用シートによれば、弾性部材の取付け時の作業性が良好となる、という優れた効果が得られる。
第8の態様に係る車両用シートによれば、ヘッドレストの高さ調節に対応して、ダイナミックダンパとしての共振周波数を適切に変化させることができる、という優れた効果が得られる。
図1から図3は、第1実施形態に係り、図1は、車両用シートにおけるシートバックとヘッドレストとを示す側面図である。 ヘッドレストの内部構造を示す部分破断正面図である。 ステーの横棒部に対する抑制部の嵌合状態を示す、図2における3−3矢視拡大断面図である。 図4及び図5は、第2実施形態に係り、図4は、ヘッドレストの内部構造を示す部分破断正面図である。 ヘッドレストの内部構造を示す、図4における5−5矢視断面図である。 図6から図13は、第3実施形態に係り、図6は、ヘッドレストを示す分解斜視図である。 ヘッドレストを示す側面図である。 カバーに固定され、ステーの縦棒部に嵌合したクリップを示す、図7における8−8矢視拡大断面図である。 クリップの変形例を示す、図8に相当する拡大断面図である。 ステーの横棒部に対する抑制部の嵌合状態を示す拡大断面図である。 クリップの取付け高さを任意に選択できることを示す部分破断正面図である。 変形例を示す部分破断正面図である。 変形例を示す部分破断斜視図である。 図14及び図15は、第4実施形態に係り、図14は、ヘッドレストが上方移動することに伴い、クリップがシート上方に移動した状態を示す断面図である。 ヘッドレストが下方移動することに伴い、クリップがシート下方に移動した状態を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
[第1実施形態]
図1において、本実施の形態に係る車両用シート10は、ヘッドレスト12を有している。図2において、ヘッドレスト12は、ステー14と、カバー16と、弾性部材の一例たるねじりコイルばね18と、抑制部22とを有している。
ステー14は、ヘッドレスト12の脚部を構成する部材であり、シートバック24に保持されている。図2に示されるように、このステー14は、シート上方に延びる例えば一対の縦棒部14Vと、該縦棒部14Vの例えば上端同士を連結するようにシート幅方向に延びる横棒部14Hとを有している。ステー14は、例えば丸棒を折り曲げることで製造されており、図3に示されるように、縦棒部14Vと横棒部14Hの断面は円形となっている。
図2,図3において、カバー16は、例えば合成樹脂の成形品であり、ステー14における例えば横棒部14Hに支持され、該ステー14の少なくとも一部を覆うと共に、該ステー14にシート幅方向を中心としてシート前後方向に揺動可能に支持される。図3に示されるように、このカバー16は、例えばシート前側に位置する前部16Aとシート後側に位置する後部16Bとに二分割されており、ステー14に被せた状態で、嵌合や接着等により一体化されている。
図2に示されるように、ステー14における縦棒部14Vの上部及び横棒部14Hは、カバー16により全体的に覆われている。縦棒部14Vの前後におけるカバー16の内面は、該縦棒部14Vから離間している。これは、カバー16が、ステー14の横棒部14Hを中心として、シート前後方向に揺動できるようにするためである。
縦棒部14Vの下部は、カバー16よりもシート下方へ延び出しており、シートバック24に差し込まれている。これにより、ヘッドレスト12がシートバック24に保持されている。カバー16の外側には、発泡樹脂等で構成されるクッション26(図6)が設けられ、該クッション26は表皮27により覆われている。
図2,図3において、ねじりコイルばね18は、カバー16とステー14との間に介在し、カバー16の揺動時に弾性変形して該カバー16の揺動方向に抗する方向に復元力を生じさせる部材である。換言すれば、この復元力は、カバー16を中立状態に戻そうとする力である。ねじりコイルばね18は、ステー14の横棒部14Hの同軸上に配設され、一端がカバー16側に係止又は固定され、他端が横棒部14H側に係止又は固定されている。本実施形態では、ねじりコイルばね18における主にコイル部が復元力を生じさせる。
抑制部22は、ステー14とカバー16との間に設けられ、該カバー16の揺動方向以外の変位を抑制する部位である。この抑制部22は、横棒部14Hに嵌合しており、ステー14に対するカバー16の支持部32を兼ねている。
具体的には、図3に示されるように、抑制部22は、例えば、カバー16の後部16Bにステー14の横棒部14H側に突出して一体成形された、一対の断面略C字形の部位であり、内周面がステー14の横棒部14Hに沿う断面円弧形となっている。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。車両用シート10には、車両(図示せず)のアイドリング時には主にエンジンから振動が伝わり、車両の走行時には主に路面から振動が伝わる。
図1,図2において、本実施形態に係る車両用シート10では、ヘッドレスト12のステー14がシートバック24に保持され、該ステー14の少なくとも一部を覆うカバー16が、抑制部22(支持部32)において該ステー14の横棒部14Hに支持されて、シート幅方向を中心としてシート前後方向(図1における矢印A方向及び矢印B方向)に揺動可能である。具体的には、抑制部22が、ステー14における断面円形の横棒部14Hに嵌合していることで、カバー16がステー14に対して、シート幅方向に延びる横棒部14Hを中心として、シート前後方向に揺動可能である。これにより、ヘッドレスト12が、ステー14に対して、シート幅方向を中心としてシート前後方向に揺動可能である。
ヘッドレスト12の揺動時には、ねじりコイルばね18が弾性変形することで、該ヘッドレスト12内のカバー16の揺動方向に抗する方向に復元力が生じる。具体的には、カバー16がシート後方側に回動したときには、該カバー16をシート前方側(図1における矢印A方向)に戻そうとする復元力が生じる。またカバー16がシート前方側に回動したときには、該カバー16をシート後方側(図1における矢印B方向)に戻そうとする復元力が生じる。
カバー16の上記揺動方向以外の変位は、抑制部22により抑制される。具体的には、抑制部22が、ステー14の横棒部14Hに嵌合していることで、カバー16がシート幅方向を中心としたシート前後方向への揺動方向以外に変位すること、具体的にはシート上下方向やシート前後方向を中心として振動することが抑制される。更にカバー16がステー14に対して、シート上下方向、シート幅方向及びシート前後方向に並進振動することも抑制される。
このように、本実施形態によれば、簡素な構造によりコストの増加を抑制しつつ、ヘッドレスト12に、車両用シート10の振動を減衰させるダイナミックダンパとしての機能を持たせることができる。これにより、車両のアイドリング時や走行時において、車両用シート10の振動を抑制して、騒音の低減や乗り心地の向上を図ることができる。またこれによって、車両の商品価値を高めることができる。
また本実施形態によれば、着座乗員の頭部に対する衝撃吸収機能を持たせることができる。具体的には、例えば車両の後突時に、着座乗員の頭部が慣性によりヘッドレスト12に当接した際に、該ヘッドレスト12がステー14に対して弾性的に揺動することで、該頭部に対する衝撃を吸収することができる。
更に本実施形態では、抑制部22がステー14に対するカバー16の支持部32を兼ねているので、構造がより一層簡素となり、コストの増加を抑制することができる。
なお、本実施形態では、抑制部22が支持部32を兼ねるものとしたが、これに限られず、抑制部22と支持部32とが、別々に構成されていてもよい。
ステー14の横棒部14Hの断面が円形であるものとしたが、該横棒部14Hの断面の全周が円弧形である必要はなく、カバー16の揺動時に抑制部22(支持部32)と摺動する範囲が円弧形であればよい。また、図3において、抑制部22が、カバー16の後部16Bに、ステー14の横棒部14H側に突出して形成されるものとしたが、これに限られず、例えばカバー16の天井部16Uから該横棒部14H側(シート下方側)に突出して形成されていてもよい。
[第2実施形態]
図4,図5において、本実施の形態に係る車両用シート20では、弾性部材の一例たる筒形の発泡体28が、カバー16の内側におけるステー14の縦棒部14Vに嵌合して取り付けられている。ヘッドレスト12のダイナミックダンパとしての共振周波数は、発泡体28の取付け高さにより設定される。
具体的には、発泡体28の取付け高さを低くすることで、ヘッドレスト12がステー14に対して揺動し難くなるようにして、共振周波数を高く設定することができる。また発泡体28の取付け高さを高くすることで、ヘッドレスト12がステー14に対して揺動し易くなるようにして、共振周波数を小さく設定することができる。
発泡体28のシート前方側は、カバー16における前部16Aの内面に当接し、発泡体28のシート後方側は、該カバー16における後部16Bの内面に当接している。ヘッドレスト12が、ステー14の横棒部14Hを中心として、中立状態から車両後方(矢印B方向)に揺動した際には、発泡体28のうち縦棒部14Vとカバー16の前部16Aとの間の部分が弾性的に圧縮変形する。これにより、ヘッドレスト12を矢印A方向の中立状態に戻そうとする復元力が生ずる。換言すれば、発泡体28のうち縦棒部14Vとカバー16の前部16Aとの間の変形部分が、復元力を生じさせる。例えば車両の後突時に、着座乗員の頭部が慣性によりヘッドレスト12に当接して、該ヘッドレスト12が矢印B方向に揺動した場合も同様である。
一方、ヘッドレスト12が、ステー14の横棒部14Hを中心として、中立状態から車両前方(矢印A方向)に揺動した際には、発泡体28のうち縦棒部14Vとカバー16の後部16Bとの間の部分が弾性的に圧縮変形する。これにより、ヘッドレスト12を矢印B方向の中立状態に戻そうとする復元力が生ずる。
このように、本実施形態によれば、簡素な構成で、ヘッドレスト12に、車両用シート20の振動を減衰させるダイナミックダンパとしての機能を持たせると共に、着座乗員の頭部に対する衝撃吸収機能を持たせることができる。
なお、発泡体28は、ステー14の縦棒部14Vに差し込まれる筒形のものに限られず、カバー16の前部16Aと縦棒部14Vとの間、及び該カバー16の後部16Bと縦棒部14Vとの間に、夫々例えばブロック状の発泡体28を設けてもよい。また1つの縦棒部14Vに対する発泡体28の設置箇所は、1箇所に限られず、複数箇所に設けてもよい。更に発泡体28の代わりに、ゴムや圧縮コイルばね、板ばね等の各種弾性体を用いてもよい。
他の部分については、第1実施形態と同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。
[第3実施形態]
図6から図8において、本実施の形態に係る車両用シート30では、弾性部材の一例たるクリップ38が、カバー16に固定されると共に、該カバー16のシート前後方向の揺動時に弾性変形するように、縦棒部14Vに嵌合している。
図6,図8に示されるように、クリップ38は、例えば薄板状のばね鋼を折曲げ成形したものであり、カバー16の側部16Sに設けられた開口16F,16C,16Rを通じて、縦棒部14V側に差し込まれる。開口16F,16C,16Rは、シート前後方向に平行に配列され、クリップ38を差し込むことが可能な貫通孔であり、開口16Fは最もシート前方側に位置し、開口16Rは最もシート後方側に位置し、開口16Cは開口16F,16Rの間に位置している。
開口16F,16C,16Rは、シート上下方向に複数配列されている。各高さ位置における開口16F,16C,16Rのセットが、夫々クリップ38の取付け位置となっており、該クリップ38の取付け高さを適宜選択できるようになっている。なお、クリップ38の取付け高さが決まっている場合には、その高さ位置のみに開口16F,16C,16Rを設けるようにしてもよい。また開口16F,16C,16Rを、夫々シート上下方向に延びるスリット状の長孔に構成し、クリップ38の取付け高さを無段階に選択できるようにしてもよい。
図8に示されるように、クリップ38は、カバー16の側部16Sに沿う基部38Aと、該基部38Aの両端から折曲げ形成されて互いに対向する一対の腕部38Bとを有している。一方の腕部38Bはシート前方側の開口16Fに差し込まれ、他方の腕部38Bはシート後方側の開口16Rに差し込まれている。一対の腕部38Bは、ステー14の縦棒部14Vに対して、該縦棒部14Vを挟み込むように嵌合する一対の嵌合部38Cを有している。嵌合部38Cの断面形状は、例えば円弧形であり、該嵌合部38Cが縦棒部14Vの外周表面に沿うように当接している。なお、図9に示されるように、嵌合部38Cの断面形状は、L字形等であってもよい。この場合、嵌合部38Cは、図9の断面において、縦棒部14Vの外周表面に対して、夫々2点で当接している。
クリップ38の自然状態において、一対の嵌合部38Cに内接する円の直径(図示せず)は、縦棒部14Vの直径よりも小さく設定されている。また一対の嵌合部38Cの離間距離は、嵌合部38Cの前後で部分的に狭まっており、嵌合部38Cが縦棒部14Vに安定的に嵌合するようになっている。縦棒部14Vは、該嵌合部38Cにより、シート前後方向に弾性的に支持されている。カバー16の揺動時には、クリップ38のうち嵌合部38Cを有する腕部38Bが、該カバー16の揺動方向に抗する方向に復元力を生じさせるようになっている。
一対の腕部38Bの端部38Dは、カバー16へのクリップ38の取付け時に、該一対の腕部38Bの間に縦棒部14Vが円滑に入って行くように、該先端部38Dの先端に向かって広がって終端している。なお、クリップ38における腕部38Bの形状はこれに限られず、単純な平板状であってもよい。
クリップ38の基部38Aには、開口16F,16Rへの差込み完了時にカバー16における例えば開口16Cの周縁部に係合する係合部38Eが設けられている。この係合部38Eは、例えば一対の爪であり、基部38Aの一部を、腕部38Bが延びる方向に切り起こすことで形成されている。なお、係合部38Eは、一対の爪には限られず、カバー16に係合可能であれば、どのような構造であってもよい。また係合部38Eを用いずに、腕部38Bが開口16F,16Rに嵌合又は係合することで、クリップ38がカバー16に固定される構造であってもよい。この場合、カバー16の側部16Sに開口16Cを設ける必要はない。
図10に示されるように、抑制部22の内周面に、例えばフェルト42を設けてもよい。ステー14の横棒部14Hと抑制部22との間に比較的柔軟なフェルト42が介在することで、摩擦係数が低下し、ヘッドレスト12の揺動を円滑化し、異音の発生を抑制できるからである。なお、このフェルト42を他の実施形態に適用することも可能である。
なお本実施形態の構造は左右対称であるため、図7から図10において、片側の構造のみを説明しているが、これに限られず、左右非対称であってもよい。他の部分については、第1実施形態と同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図11において、本実施形態に係る車両用シート30では、クリップ38がカバー16の側部16Sに設けられた開口16F,16C,16Rを通じて縦棒部14V側に差し込まれる構造であるので、クリップ38の取付け時の作業性は、第1実施形態のようにねじりコイルばね18を横棒部14Hに取り付ける場合と比較して良好である。更に、クリップ38の差込み完了時に、係合部38Eがカバー16における開口16Cの周縁部に係合するので、該クリップ38の取付け時の作業性がより一層良好となる。
カバー16の側部16Sにおける開口16F,16C,16Rは、シート上下方向に複数設けられているので、クリップ38を差し込む高さ位置を適宜選択することができる。車両用シート30からヘッドレスト12を除いたシート本体の共振周波数は、該車両用シート30の仕様等により様々であるが、それに合わせてヘッドレスト12の共振周波数を容易にチューニングすることができる。
具体的には、クリップ38の高さ位置を低く設定することで、ヘッドレスト12がステー14に対して揺動し難くなるようにして、共振周波数を高く設定することができる。またクリップ38の高さ位置を高く設定することで、ヘッドレスト12がステー14に対して揺動し易くなるようにして、共振周波数を低く設定することができる。この際、共通の部品を用いて様々な共振周波数を設定できるので、質量やコストが増加することはない。
開口16F,16C,16Rを、夫々シート上下方向に延びるスリット状の長孔に構成した場合には、クリップ38の取付け高さを無段階に選択することができる。
クリップ38は、カバー16に固定されると共に、ステー14の縦棒部14Vに嵌合しているので、ヘッドレスト12の揺動時に、クリップ38は、縦棒部14Vに当接したままカバー16と共に揺動し、該縦棒部14Vとの相対変位により弾性変形する。このため、クリップ38と縦棒部14Vとの間の異音の発生を抑制して、商品価値を高めることができる。
なお、本実施形態では、クリップ38がカバー16の側部16Sに設けられた開口16F,16C,16Rから、ステー14の縦棒部14V側、即ちシート幅方向内側に差し込まれるものとしたが、クリップ38の差込み方向はこれに限られず、例えばクリップ38を、前部16A側からシート後方に向けて差し込んだり、また後部16B側からシート前方に向けて差し込んだりしてもよい。抑制部22(支持部32)として、クリップ38と同様の部材をステー14の横棒部14Hに嵌合させてもよい。
(変形例)
図11に示される例では、ステー14は、一対の縦棒部14Vの上端が横棒部14Hでシート幅方向に連結され、該横棒部14Hがカバー16の抑制部22(支持部32)と嵌合する構造となっているが、これに限られず、例えば図12,図13に示されるように、ステー14を一対の縦棒部14Vのみで構成してもよい。
図12,図13に示される例では、カバー16における両側の側部16Sの内面には、例えば断面円形の軸部16Gが設けられている。一方、ステー14における縦棒部14Vの上端のシート幅方向外側には、軸部16Gに対応する断面円形の凹部14Aが夫々設けられている。そして、凹部14Aに軸部16Gが差し込まれることで、カバー16がステー14に支持されている。これにより、カバー16が、軸部16Gを中心として、ステー14に対してシート前後方向に揺動可能となっている。
これとは逆に、ステー14における縦棒部14Vの上端のシート幅方向内側に、例えば断面円形の凹部14Aを夫々設け、カバー16において該凹部14Aと対向する面に、該凹部14Aに対応する断面円形の軸部16Gを設けてもよい。なお、図12,図13に示される変形例では、軸部16Gが抑制部22を兼ねている。
なお、これらの変形例を、適宜組み合わせて実施することも可能である。即ち、ステー14における縦棒部14Vの上端のシート幅方向外側及び内側の同軸上に凹部14Aを設け、カバー16において該凹部14Aと対向する面に、夫々軸部16Gを設けてもよい。1本の縦棒部14Vのシート幅方向両側から軸部16Gを差し込むことで、カバー16をステー14において、より安定的に支持することができるからである。
[第4実施形態]
図14,図15において、本実施の形態に係る車両用シート40は、第2弾性部材の一例たる引張りコイルばね48と、ロープ44とを有している。
引張りコイルばね48は、シート上下方向に伸縮可能であり、上端48Aがクリップ38側に連結され、下端48Bがステー14における該クリップ38よりシート下方側に連結されている。一対の縦棒部14Vは、カバー16で覆われた範囲において、連結部材46によりシート幅方向に連結されており、該連結部材46に引張りコイルばね48の下端48Bが連結されている。この引張りコイルばね48は、例えば縦棒部14Vと平行に配置されている。
ロープ44は、一端44B側がシートバック24側に連結され、他端44A側がクリップ38に連結されている。このロープ44は、一端44B側からシート上方に延び、クリップ38よりシート上方側のガイド部50において反転してシート下方側に延びて他端44Aに至っている。具体的には、ステー14は中空となっており、ロープ44は、該ステー14における縦棒部14Vの下端から該縦棒部14Vの内部に通され、横棒部14Hの内部を経由して、該横棒部14Hのシート下側に設けられた貫通孔14Jから、ステー14の外側へ延び出している。この貫通孔14Jがガイド部50となっている。なお、ロープ44の一端44B側が連結されるシートバック24側とは、シートバック24には限られず、シートクッション(図示せず)等を含んでいる。
第3実施形態と異なり、クリップ38はカバー16に対して固定されていない。クリップ38は、ヘッドレスト12の上方移動時に、ガイド部50からロープ44の他端44Aまでの距離が減少することで、該ロープ44に引かれて縦棒部14Vの軸方向上方(シート上方)へ移動する。このとき、引張りコイルばね48は、ガイド部50からロープ44の他端44Aまでの距離の減少分に応じて引き伸ばされる。一方、クリップ38は、ヘッドレスト12の下方移動時に、引き伸ばされた引張りコイルばね48の付勢力により引かれて縦棒部14Vの軸方向下方(シート下方)へ移動するようになっている。本実施形態でも、第3実施形態と同様に、クリップ38の腕部38Bが、カバーの揺動時に、該カバー16の揺動方向に抗する方向に復元力を生じさせる。
カバー16の側部16Sには、開口16F,16Rが、シート上下方向に延びるスリット状の長孔として構成され、クリップ38は、ヘッドレスト12の上下動に伴い、該開口16F,16Rに沿ってシート上下方向に摺動可能となっている。この際、クリップ38は、ステー14の縦棒部14Vに対しても摺動するようになっている。
なお、ステー14の縦棒部14Vは、シートバック24の骨格であるシートバックフレーム52の保持部54に保持されている。
他の部分については、第1実施形態又は第3実施形態と同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図14において、本実施形態に係る車両用シート40では、ヘッドレスト12の高さ調節時、該ヘッドレスト12を矢印UP方向に上方移動させたときに、クリップ38がロープ44に引かれて、シート上方へ移動する。この際、引張りコイルばね48は引き伸ばされる。クリップ38が上方移動することで、ヘッドレスト12のダイナミックダンパとしての共振周波数が低くなる。
ヘッドレスト12の高さ位置を高くすると、車両用シート40の共振周波数が低くなるが、ヘッドレスト12のダイナミックダンパとしての共振周波数をこれに合わせて低めることで、車両用シート40の振動を適切に減衰させることができる。
またヘッドレスト12の高さ調節時、該ヘッドレスト12を矢印DOWN方向に下方移動させたときには、クリップ38が引張りコイルばね48の付勢力により引かれて、縦棒部14Vの軸方向下方へ移動する。これにより、ヘッドレスト12のダイナミックダンパとしての共振周波数が高くなる。
ヘッドレスト12の高さ位置を低くすると、車両用シート40の共振周波数が高くなるが、ヘッドレスト12のダイナミックダンパとしての共振周波数をこれに合わせて高めることで、車両用シート40の振動を適切に減衰させることができる。
このように、本実施形態に係る車両用シート40では、ヘッドレスト12の高さ調節に対応して、ダイナミックダンパとしての共振周波数を適切に変化させることができる。
なお、図14,図15においては、クリップ38、引張りコイルばね48及びロープ44が、一方の縦棒部14Vに設けられているが、これに限られず、両側の縦棒部14Vにクリップ38、引張りコイルばね48及びロープ44を設けてもよい。また第2弾性部材の一例として、引張りコイルばね48を挙げたが、これに限られず、該引張りコイルばね48と同様にクリップ38を付勢できる弾性部材であれば、どのようなものを用いてもよい。更に、ロープ44がステー14の内部を通されるとしたが、これに限られず、ロープ44が、シートバック24側に連結される一端44B側からシート上方に延び、クリップ38よりシート上方側のガイド部50において反転してシート下方側に延びて、クリップ38に連結される他端44Aに至る構成であればよい。
なお、上記の複数の実施形態を、適宜組み合わせて実施することも可能である。また、各実施形態において、ステー14の縦棒部14Vは2本に限られず、1本でもよい。ステー14が横棒部14Hを有する場合、該横棒部14Hと1本の縦棒部14Vにより、ステー14を逆L字形やT字形とすることも可能である。
[符号の説明]
10 車両用シート
12 ヘッドレスト
14 ステー
14H 横棒部
14V 縦棒部
16 カバー
16C 開口
16F 開口
16G 軸部(抑制部)
16R 開口
16S 側部
18 ねじりコイルばね(弾性部材)
20 車両用シート
22 抑制部
24 シートバック
28 発泡体(弾性部材)
30 車両用シート
32 支持部
38 クリップ(弾性部材)
40 車両用シート
44 ロープ
44A 他端
44B 一端
48 引張りコイルばね(第2弾性部材)
48A 上端
48B 下端
50 ガイド部
52 シートバックフレーム
54 保持部
【0019】
16R 開口
16S 側部
18 ねじりコイルばね(弾性部材)
20 車両用シート
22 抑制部
24 シートバック
28 発泡体(弾性部材)
30 車両用シート
32 支持部
38 クリップ(弾性部材)
38A 基部
38B 腕部
40 車両用シート
44 ロープ
44A 他端
44B 一端
48 引張りコイルばね(第2弾性部材)
48A 上端
48B 下端
50 ガイド部
52 シートバックフレーム
54 保持部

Claims (8)

  1. シートバックに保持されるステーと、
    該ステーの少なくとも一部を覆うと共に、該ステーにシート幅方向を中心としてシート前後方向に揺動可能に支持されるカバーと、
    該カバーと前記ステーとの間に介在し、前記カバーの揺動時に弾性変形して該カバーの揺動方向に抗する方向に復元力を生じさせる弾性部材と、
    前記ステーと前記カバーとの間に設けられ、前記カバーの揺動方向以外の変位を抑制する抑制部と、を有するヘッドレストを備えた車両用シート。
  2. 前記ステーは、前記シートバックに保持されてシート上方に延びる縦棒部と、該縦棒部に連なりシート幅方向に延びる横棒部とを有し、
    前記カバーは、前記横棒部に支持され、
    前記抑制部は、前記横棒部に嵌合している請求項1に記載の車両用シート。
  3. 前記抑制部は、前記ステーに対する前記カバーの支持部を兼ねている請求項2に記載の車両用シート。
  4. 前記弾性部材は、前記カバーに固定されると共に、該カバーのシート前後方向の揺動時に弾性変形するように前記縦棒部に嵌合している請求項2又は請求項3に記載の車両用シート。
  5. 前記弾性部材は、前記カバーの側部に設けられた開口を通じて、前記縦棒部側に差し込まれている請求項4に記載の車両用シート。
  6. 前記開口は、シート上下方向に複数設けられている請求項5に記載の車両用シート。
  7. 前記弾性部材には、前記開口への差込み完了時に前記カバーに係合する係合部が設けられている請求項5又は請求項6に記載の車両用シート。
  8. 上端が前記弾性部材側に連結され、下端が前記ステーにおける該弾性部材よりシート下方側に連結され、シート上下方向に伸縮可能な第2弾性部材と、
    一端側が前記シートバック側に連結され、他端側が前記弾性部材に連結され、前記一端からシート上方に延び、前記弾性部材よりシート上方側のガイド部において反転してシート下方側に延びて前記他端に至るロープと、
    を有し、
    前記弾性部材は、前記ヘッドレストの上方移動時に、前記ガイド部から前記ロープの前記他端までの距離が減少することで、該ロープに引かれてシート上方へ移動し、該ヘッドレストの下方移動時に、前記第2弾性部材の付勢力により引かれてシート下方へ移動する請求項2又は請求項3に記載の車両用シート。
JP2012527509A 2010-08-05 2010-08-05 車両用シート Expired - Fee Related JP5440705B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2010/063287 WO2012017539A1 (ja) 2010-08-05 2010-08-05 車両用シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2012017539A1 true JPWO2012017539A1 (ja) 2013-09-19
JP5440705B2 JP5440705B2 (ja) 2014-03-12

Family

ID=45559070

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012527509A Expired - Fee Related JP5440705B2 (ja) 2010-08-05 2010-08-05 車両用シート

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8814271B2 (ja)
EP (1) EP2602152B1 (ja)
JP (1) JP5440705B2 (ja)
CN (1) CN103167971B (ja)
WO (1) WO2012017539A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014015075A (ja) * 2012-07-06 2014-01-30 Ts Tech Co Ltd 乗り物用シート装置
JP2014015076A (ja) * 2012-07-06 2014-01-30 Ts Tech Co Ltd 乗り物用シート装置

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101598163B1 (ko) * 2012-07-02 2016-02-26 도요타 지도샤(주) 헤드레스트 지지 구조
EP2871093B1 (en) 2012-07-06 2018-11-14 TS Tech Co., Ltd. Seat device for vehicle
JP6166581B2 (ja) * 2013-04-25 2017-07-19 テイ・エス テック株式会社 乗り物用シート装置
JP5696706B2 (ja) * 2012-09-25 2015-04-08 トヨタ自動車株式会社 ヘッドレスト及びこれを備えた車両用シート
WO2014050377A1 (ja) 2012-09-25 2014-04-03 トヨタ自動車株式会社 ヘッドレスト及びこれを備えた車両用シート、並びにヘッドレストの製造方法
JP2014097243A (ja) * 2012-11-15 2014-05-29 Toyota Motor Corp ヘッドレストの製造方法及びヘッドレスト
JP6134549B2 (ja) * 2013-03-21 2017-05-24 株式会社Subaru 乗物用シート
WO2014181628A1 (ja) * 2013-05-08 2014-11-13 トヨタ自動車 株式会社 ヘッドレスト支持構造
JP6492912B2 (ja) * 2015-04-14 2019-04-03 トヨタ紡織株式会社 ヘッドレスト及び車両用シート
US9731637B2 (en) * 2015-08-17 2017-08-15 Lear Corporation Seat assembly having a headrest and method of assembly
EP3413755B1 (en) * 2016-02-12 2021-06-16 Adient Luxembourg Holding S.à r.l. Seat back frame
JP6254731B2 (ja) * 2017-03-09 2017-12-27 テイ・エス テック株式会社 乗り物用シート装置
DE102017117847A1 (de) * 2017-08-07 2019-02-07 Faurecia Autositze Gmbh Vorrichtung und Verfahren zur Verstellung eines Sitzes
DE102017117846A1 (de) * 2017-08-07 2019-02-07 Faurecia Autositze Gmbh Vorrichtung und Verfahren zur Verstellung eines Sitzes
US11407347B2 (en) * 2019-06-14 2022-08-09 Zoox, Inc. Multiple stage headrest
US11273746B1 (en) * 2021-03-17 2022-03-15 GM Global Technology Operations LLC Automotive seat headrest support
DE102021118485A1 (de) 2021-07-16 2023-01-19 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Fahrzeugsitz mit einem Schwingungstilger

Family Cites Families (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60167558U (ja) * 1984-04-13 1985-11-07 アイシン精機株式会社 上下可動式ヘツドレスト装置
JPS6195990U (ja) * 1984-11-30 1986-06-20
JPS61190248A (ja) 1985-02-20 1986-08-23 松下電器産業株式会社 冷凍サイクル
JPS62190543A (ja) 1986-02-18 1987-08-20 Fujitsu Ltd 通信系障害高速立ち上げ制御方式
JPS633257A (ja) 1986-06-24 1988-01-08 Japan Spectroscopic Co 多波長uv検知器制御用のシステムコントロ−ラ
JPS633257U (ja) * 1986-06-25 1988-01-11
US4991907A (en) * 1988-07-28 1991-02-12 Ikeda Bussan Co., Ltd. Automobile seat head rest device
JPH0593296U (ja) * 1992-05-25 1993-12-21 日産ディーゼル工業株式会社 車両用座席のヘッドレスト装置
US5378043A (en) * 1993-06-01 1995-01-03 General Motors Corporation Vehicle pivotal headrest
ES2172170T3 (es) * 1997-06-16 2002-09-16 Trw Repa Gmbh Asiento de vehiculo con apoyo para la cabeza ajustable.
JPH11262426A (ja) 1998-03-18 1999-09-28 Ikeda Bussan Co Ltd 可動式ヘッドレスト
US6217128B1 (en) * 1999-02-12 2001-04-17 Mico, Inc. Dual brake valve for a steering assist system
JP2001314270A (ja) 2000-05-09 2001-11-13 Nissan Motor Co Ltd 車両用シート構造
DE20110342U1 (de) 2001-06-22 2002-10-24 Johnson Controls GmbH, 51399 Burscheid Kopfstützenanordnung für einen Fahrzeugsitz und damit ausgestatteter Fahrzeugsitz, insbesondere Notsitz
JP4078587B2 (ja) 2002-05-29 2008-04-23 東海化成工業株式会社 可倒式ヘッドレストとその製造方法
US20030222492A1 (en) * 2002-05-31 2003-12-04 Tachi-S Co., Ltd Locking/unlocking mechanism for headrest
DE10312517B4 (de) * 2003-03-20 2012-01-19 Johnson Controls Gmbh Arretiervorrichtung und Kopfstütze
US6880891B2 (en) * 2003-06-23 2005-04-19 Lear Corporation Head restraint for seat
US6899395B2 (en) * 2003-10-28 2005-05-31 Lear Corporation Cam-driven four-way head restraint assembly
US7059681B2 (en) * 2004-01-29 2006-06-13 Tachi-S Co., Ltd. Headrest for vehicle seat
JP4258811B2 (ja) 2004-04-02 2009-04-30 本田技研工業株式会社 前枕部の揺動可能なヘッドレスト
US7185950B2 (en) * 2004-12-28 2007-03-06 Fisher Dynamics Corporation Head restraint system
FR2898308B1 (fr) * 2006-03-10 2008-04-25 Peugeot Citroen Automobiles Sa Dispositif a appui-tete basculant
JP5083793B2 (ja) * 2006-05-02 2012-11-28 テイ・エス テック株式会社 車両用シートのヘッドレスト
JP2008272270A (ja) * 2007-04-28 2008-11-13 Bizen Hatsujo Kk 車両用ヘッドレスト
JP2009213587A (ja) * 2008-03-08 2009-09-24 Bizen Hatsujo Kk ヘッドレスト
US8322790B2 (en) * 2009-04-08 2012-12-04 Lear Corporation Seat assembly having a multi-position head restraint assembly
US8348347B2 (en) * 2009-05-06 2013-01-08 Lear Corporation Folding vehicle head restraint assembly

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014015075A (ja) * 2012-07-06 2014-01-30 Ts Tech Co Ltd 乗り物用シート装置
JP2014015076A (ja) * 2012-07-06 2014-01-30 Ts Tech Co Ltd 乗り物用シート装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP2602152A4 (en) 2014-04-23
CN103167971A (zh) 2013-06-19
US20130127222A1 (en) 2013-05-23
EP2602152A1 (en) 2013-06-12
CN103167971B (zh) 2014-10-15
EP2602152B1 (en) 2016-03-30
WO2012017539A1 (ja) 2012-02-09
JP5440705B2 (ja) 2014-03-12
US8814271B2 (en) 2014-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5440705B2 (ja) 車両用シート
JP5056945B2 (ja) 車両用シート
JP4360227B2 (ja) サスペンション装置
KR101598163B1 (ko) 헤드레스트 지지 구조
WO2014007201A1 (ja) ヘッドレスト支持構造
US9884573B2 (en) Headrest supporting structure
US20070262604A1 (en) Vehicle Seat
JP6035354B2 (ja) 車両のシート支持部構造
JP4463758B2 (ja) 車両用シートの衝撃吸収構造
WO2022044668A1 (ja) 車両のステアリングホイール装置
JP7369923B2 (ja) ダイナミックダンパ、ヘッドレスト及び乗物用シート
CN109823242B (zh) 具有缓冲结构的支撑脚组及儿童安全座椅
JP2020111295A (ja) ダイナミックダンパ、ヘッドレスト及び乗物用シート
JPH06105727A (ja) シートクッション構造
JP2566708Y2 (ja) サスペンションシート
JPH08230539A (ja) シートサスペンション装置
JP2014031048A (ja) ヘッドレスト支持構造
JP2024025079A (ja) シートスプリングの取付構造及び車両用シート
JP2006168419A (ja) 車両用シート
JP5960042B2 (ja) シート
JP2005067561A (ja) バネ弾力可変機構付き車両用シート
KR20000016967U (ko) 자동차시트의 람버서포트 결착장치
KR20060034748A (ko) 차량의 폴딩 시트쿠션용 브래킷장치

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130903

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131021

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131119

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131202

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5440705

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees