JP6492912B2 - ヘッドレスト及び車両用シート - Google Patents
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Description
請求項2に記載の発明では、ダンピング機構(13)は、ステー部材(11)の一部が収納されるとともに、当該ステー部材(11)が収納された空間に粘性流体が封入されたケーシング(14)を有して構成されており、ステー部材(11)はケーシング(14)に対して変位可能に収納され、かつ、ヘッドレスト本体(9)はケーシング(14)に組み付け固定されている構成としてもよい。
1.車両用シートの概要
車両用シート1は、図1に示すように、シートクッション3、シートバック5及びヘッドレスト7等を有する。シートクッション3は着席者の臀部を支える。シートバック5は着席者の背部を支える。ヘッドレスト7は、シートバック5の上端側に設けられて着席者の頭部を支えるための部材である。
2.1 ヘッドレストの概略
ヘッドレスト7は、図2に示すように、ヘッドレスト本体9、ステー部材11及びダンピング機構13等を有する。ヘッドレスト本体9は、図6に示すように、着席者の頭部に接触して頭部を直接的に支える部位である。
ダンピング機構13は、ステー部材11に対してヘッドレスト本体9が変位したときに、その変位に抵抗する抵抗力を発生する機構である。本実施形態に係るダンピング機構13は、ステー部材11に対するヘッドレスト本体9の変位(以下、「ヘッドレスト本体9の変位」と略す。)の速さに応じた抵抗力を発生する。
着席者の頭部がヘッドレスト本体9に押し付けられると、第1ケーシング14Aには押圧力Fが作用する。このとき、押圧力Fが大きい場合には、図7に示すように、係合部16Aが被係合位置に変位して係合部16Aと被係合部16Bとの係合が解除される。
本実施形態では、ステー部材11に対してヘッドレスト本体9が変位したときに、その変位に抵抗する抵抗力を発生するダンピング機構13を備えるので、アイドリング時や走行時に発生する車両振動による加振力がヘッドレストに入力された場合であってもヘッドレスト7が大きく振動してしまうことを抑制できる。
上述の実施形態に係るダンピング機構13は、粘性流体の剪断力を利用して抵抗力を発生させる構成であった。これに対して、本実施形態では、図10に示すように、ステー部材11に接触する弾性部材20A、20Bで抵抗力を発生させるものである。
本実施形態に係るダンピング機構13は、図9A〜図9Cに示すように、ケーシング14とステー部材11との隙間のうち少なくとも一部の隙間に弾性部材20A、20Bが配設されている。弾性部材20A、20Bは、発泡ウレタン等の弾性変形可能なエラストマー製である。
係合部16Aと被係合部16Bとの係合が解除すると、弾性部材20A、20Bとステー部材11との接触面で摩擦力が発生するとともに、弾性部材20A、20Bの内部で発生する剪断により剪断抵抗が発生する。
本実施形態は、第1実施形態と第2実施形態とを組み合わせたものである。すなわち、本実施形態では、図11に示すように、ケーシング14とステー部材11との隙間に弾性部材20A等が配設された状態で、ケーシング14内に粘性流体(図11の粗いハッチング部分)が充填されている。
また、ガイド部14Cに弾性部材20Aが配設されているので、ステー部材11はケーシング14に対して車両左右方向に偏心してしまうことを抑制でき得る。
上述の実施形態に係るダンピング機構13は、抵抗力を発生するのみであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、バネ及び錘を有する動吸振器(ダイナミックダンパー)を備えるダンピング機構13であってもよい。
すなわち、例えば、弾性部材20A、20Bをステー部材11に貼付して、弾性部材20A、20Bとケーシング14との摩擦力等を利用して抵抗力を得る構成、又はステー部材11とケーシング14とを直接的又は間接的に接触させて摩擦力等を発生させてもよい。
5A… ヘッドレストサポート 5B… ステー挿入穴 7… ヘッドレスト
9… ヘッドレスト本体 11… ステー部材 11D… 連結部材
13… ダンピング機構 14… ケーシング 14A… 第1ケーシング
14B… 第2ケーシング 14C… ガイド部 14D… バネ係止部
14F… 閉塞部材 14G… 貫通穴 14J… 脆弱部 15… バネ
16B… 被係合部 16A… 係合部 20A、20B… 弾性部材
Claims (4)
- 車両用シートのシートバックに組み付けられるヘッドレストにおいて、
着席者の頭部を支えるためのヘッドレスト本体と、
前記シートバックに組み付けられるステー部材であって、前記ヘッドレスト本体を前記シートバックに連結するとともに、当該ヘッドレスト本体に対して変位可能なステー部材と、
前記ステー部材に対して前記ヘッドレスト本体が変位したときに、その変位に抵抗する抵抗力を発生するダンピング機構であって、前記ステー部材の一部が収納されるとともに、当該ステー部材が収納された空間に粘性流体が封入されたケーシングを有して構成されたダンピング機構と
を備えることを特徴とするヘッドレスト。 - 前記ステー部材は前記ケーシングに対して変位可能に収納され、かつ、前記ヘッドレスト本体は前記ケーシングに組み付け固定されていることを特徴とする請求項1に記載のヘッドレスト。
- 車両用シートのシートバックに組み付けられるヘッドレストにおいて、
着席者の頭部を支えるためのヘッドレスト本体と、
前記シートバックに組み付けられるステー部材であって、前記ヘッドレスト本体を前記シートバックに連結するとともに、当該ヘッドレスト本体に対して変位可能なステー部材と、
前記ステー部材に対して前記ヘッドレスト本体が変位したときに、その変位に抵抗する抵抗力を発生するダンピング機構とを備え、
前記ダンピング機構は、
前記ステー部材の一部が収納されたケーシング、及び
前記ケーシングと前記ステー部材との隙間のうち少なくとも一部の隙間に配設され、弾性変形可能なエラストマー製の弾性部材
を有して構成されており、
前記ヘッドレスト本体は前記ケーシングに組み付け固定されており、
さらに、前記ケーシング内のうち前記ステー部材が収納された空間には、粘性流体が封入されていることを特徴とするヘッドレスト。 - 着席者の臀部を支えるシートクッションと、
着席者の背部を支えるシートバックと、
前記シートバックの上端側に設けられ、着席者の頭部を支えるためのヘッドレストであって、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のヘッドレストと
を備えることを特徴とする車両用シート。
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