JPWO2011148433A1 - コネクタおよび燃料電池 - Google Patents

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Abstract

燃料電池のセパレータに形成されたコネクタ接続部に接続されるコネクタは、コネクタケースと、コネクタケースに配置され、コネクタがコネクタ接続部に接続されたときに、セパレータの端辺と接触してセパレータの積層方向と直交する方向であるコネクタの差込方向に弾性変形する端子部と、コネクタケースに形成され、コネクタがコネクタ接続部に接続されたときに、コネクタ接続部と係合し、コネクタの差込方向の移動を抑制するための係合部と、を備える。

Description

本発明は、コネクタおよび燃料電池に関する。
従来から、燃料電池を構成する各セルの発電電圧などを検出するために、燃料電池のセパレータなどに取り付けられるコネクタが知られている。これらのコネクタを燃料電池に接続するとき、燃料電池に対するコネクタの差込方向や差込位置のずれにより、接続不良や燃料電池側の損傷等が生じることがあった。この問題を解決するために、コネクタと燃料電池の一方に凸状のガイド部、他方に凹状の溝を付け、ガイド部を溝に嵌め合わせた状態でコネクタを摺動させて燃料電池と接続させる技術が知られている(特許文献1)。
特開2007−200633号公報 特開2004−79195号公報 特開2007−280872号公報 特開2007−87858号公報 特開2008−198429号公報
しかし、上記技術によってもなお、コネクタを燃料電池に接続するときに接続不良や燃料電池側の損傷等の不具合が生じる虞があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、燃料電池に接続するためのコネクタにおいて、燃料電池に接続するときの接続不良や損傷等の不具合の発生を抑制することを目的とする。
上記課題の少なくとも一部を解決するために、本願発明は、以下の態様を採る。
第1の態様は、積層された燃料電池のセパレータに形成されたコネクタ接続部に接続されるコネクタを提供する。第1の態様に係るコネクタは、コネクタケースと、前記コネクタケースに配置され、前記コネクタが前記コネクタ接続部に接続されたときに、前記セパレータの端辺と接触して前記セパレータの積層方向と直交する方向である前記コネクタの差込方向に弾性変形する端子部と、前記コネクタケースに形成され、前記コネクタが前記コネクタ接続部に接続されたときに、前記コネクタ接続部と係合し、前記コネクタの前記差込方向の移動を抑制するための係合部と、を備える。
第1の態様に係るコネクタによれば、コネクタを燃料電池に接続させたときに、端子部がコネクタの差込方向に弾性変形した状態でセパレータと接触するため、燃料電池に接続するときの接続不良や損傷等の不具合の発生を抑制することができる。
第1の態様に係るコネクタにおいて、前記端子部は、導電性を有する長尺状の平板部材により形成され、一方の端部に折り曲げられて形成された前記セパレータの端辺と接触するための接触面を備え、前記接触面が前記セパレータの端辺に押圧されることで長尺方向に弾性変形してもよい。この場合、端子部は、接触面が前記セパレータの端辺に押圧されることで長尺方向に弾性変形するようにコネクタケースに配置されているため、燃料電池に接続するときの接続不良や損傷等の不具合の発生を抑制することができる。
第1の態様に係るコネクタにおいて、前記係合部は、前記差込方向と直交する方向における前記コネクタケースの少なくとも一部の幅が伸縮可能となるように前記コネクタケースに配置され、前記コネクタが前記コネクタ接続部に接続されたときに、前記コネクタケースの少なくとも一部の幅が拡幅することで前記コネクタ接続部と係合してもよい。この場合、コネクタを燃料電池に接続させたときに、コネクタケースの少なくとも一部の幅が拡幅するため、係合部によりコネクタの差込方向の移動を抑制することができる。
第1の態様に係るコネクタにおいて、前記係合部は、前記コネクタケースの両側にそれぞれ配置されていてもよい。この場合、コネクタの差込方向の移動を容易に抑制することができる。
第1の態様に係るコネクタはさらに、前記コネクタケースに形成され、前記端子部の両側からそれぞれ前記差込方向に延伸した形状を備え、前記端子部の前記差込方向上において、前記差込方向と直交する方向に互いに対向する対向面を有し、前記コネクタが前記コネクタ接続部に接続されたときに、前記互いに対向する対向面により前記セパレータを挟持するガイド部を備えていてもよい。この場合、コネクタを燃料電池に接続させたときに、ガイド部の対向面がセパレータを挟持するため、接続不良や損傷等の不具合の発生を抑制することができる。
第1の態様に係るコネクタにおいて、前記ガイド部は、前記差込方向と直交する方向の幅が前記コネクタケースの前記ガイド部以外の部分における前記差込方向と直交する方向の幅より広くてもよい。この場合、コネクタケースより幅の広いガイド部によりセパレータを挟持することができるため、コネクタを燃料電池に接続するときの接続不良や損傷等の不具合の発生を抑制することができる。
第2の態様は、燃料電池を提供する。第2の態様に係る燃料電池は、膜電極接合体と、前記膜電極接合体の両側にそれぞれ配置され、コネクタを接続するためのコネクタ接続部を備えるセパレータと、前記コネクタ接続部に接続されるコネクタと、を備え、前記コネクタは、コネクタケースと、前記コネクタケースに配置され、前記コネクタが前記コネクタ接続部に接続されたときに、前記セパレータの端辺と接触して前記セパレータの積層方向と直交する方向である前記コネクタの差込方向に弾性変形する端子部と、前記コネクタケースに形成され、前記コネクタが前記コネクタ接続部に接続されたときに、前記コネクタ接続部と係合し、前記コネクタの前記差込方向の移動を抑制するための係合部と、を備え、前記コネクタ接続部は、前記セパレータの外周部の一部が前記差込方向に切り欠かれて形成される切り欠き部と、前記切り欠き部の内側に形成され、前記コネクタの前記係合部と係合するための被係合部と、を備えている。
第2の態様に係る燃料電池によれば、コネクタが接続された燃料電池において、コネクタと燃料電池との接続不良や、接続時における損傷等の発生を抑制することができる。
第2の態様に係る燃料電池において、前記コネクタは、さらに、前記コネクタケースに形成され、前記端子部の両側からそれぞれ前記差込方向に延伸した形状を備え、前記端子部の前記差込方向上において、前記差込方向と直交する方向に互いに対向する対向面を有し、前記コネクタが前記コネクタ接続部に接続されたときに、前記互いに対向する対向面により前記セパレータを挟持するガイド部を備え、前記ガイド部は、前記差込方向と直交する方向の幅が前記切り欠き部の前記差込方向と直交する方向における幅よりも広くてもよい。この場合、コネクタを容易に燃料電池に接続することができるため、接続不良や損傷等の不具合の発生を抑制することができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、上記のコネクタを用いた電圧などの検出装置、上記のコネクタを有する燃料電池システム等の形態で実現することができる。また、本発明に係るコネクタや燃料電池は、適宜、他の部材と組み合わせて適用することができる。
本発明の第1実施例におけるコネクタを燃料電池に取り付けた状態を例示した説明図である。 本発明の第1実施例におけるコネクタにケーブルが接続された状態を例示した説明図である。 本発明の第1実施例におけるコネクタの外観構成を例示した説明図である。 コネクタを側方から見たときの形状を例示した説明図である。 コネクタを上方から見たときの形状を例示した説明図である。 コネクタを下方から見たときの形状を例示した説明図である。 端子の外観構成を例示した説明図である。 端子の伸縮を説明するための説明図である。 端子とコネクタケースとの位置関係を説明するための説明図である。 コネクタのガイド部を燃料電池に差し込んだ状態を説明するための説明図である。 コネクタのケース取付部を燃料電池に差し込んだ状態を説明するための説明図である。 コネクタを燃料電池に取り付けた状態を説明するための説明図である。 セパレータに作用するコネクタの応力を説明するための説明図である。 コネクタを燃料電池に取り付けた状態を上方から見た概略図である。 セパレータと端子との接触状態を説明するための説明図である。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。
A.第1実施例:
A−1.コネクタの外観構成:
図1Aは、本発明の第1実施例におけるコネクタを燃料電池に取り付けた状態を例示した説明図である。図1Bは、本発明の第1実施例におけるコネクタにケーブルが接続された状態を例示した説明図である。図2は、本発明の第1実施例におけるコネクタの外観構成を例示した説明図である。コネクタ10は、電圧値を検出するための検出器(図示しない)などと燃料電池20とをケーブルCaを介して接続するために用いられ、燃料電池20のセパレータ21に取り付けられることにより、燃料電池20と電気的に接続される。図1Aおよび図1B(以後、これらをまとめて図1とも呼ぶ)では、2つのコネクタ10がセパレータ21に取り付けられた状態が示されている。コネクタ10は、樹脂により略箱形状に形成されたコネクタケース100と、導電性部材により形成され、コネクタケース100により保持されている端子200とを備えている。
本実施例では、コネクタ10のセパレータ21と接続される側を「前方側」と呼び、端子200が露出し、ケーブルCaが接続される側を「後方側」と呼ぶ。また、前方側と後方側とを繋ぐ方向を「前後方向」と呼ぶ。一方、コネクタ10において、燃料電池に接続されたときにセパレータ21の積層方向と沿う方向を「左右方向」と呼ぶ。さらに、コネクタ10において、前後方向および左右方向とそれぞれ直交する方向を「上下方向」と呼ぶ。コネクタ10の前後方向は、図1および図2のx方向に該当する。コネクタ10の左右方向は、図1および図2のy方向に該当する。また、コネクタ10の上下方向は、図1および図2のz方向に該当する。本実施例におけるコネクタ10の前後方向は、特許請求の範囲における「差込方向」に該当する。
燃料電池20は、種々の種類の燃料電池を用いることが可能であるが、本実施例では、燃料電池20として固体高分子型燃料電池を用いている。燃料電池20は、複数の図示しないセルがセパレータ21を介して積層されたスタック構造を有している。すなわち、燃料電池20のセパレータ21は、セルの両側にそれぞれ配置されている。各セルは、燃料電池20における発電を行う単位モジュールであり、電解質膜の各面にアノードおよびカソードの電極が形成された膜電極接合体(MEAとも呼ばれる)を含んでいる。各セルは、水素ガスと空気に含まれる酸素との電気化学反応により発電を行う。なお、本実施例において、各セルの構成や仕様は互いに同一である。
コネクタケース100は、ケース取付部110と、ガイド部120と、左側段状部100h1と、右側段状部100h2とを備えている。ケース取付部110は、つまみ部111と係合部112とを備えている。ガイド部120は、当接面121と、端面122と、面取り部123と、凹部124と、を備えている。ケース取付部110およびガイド部120の詳細については、図3〜図5を用いて後述する。
左側段状部100h1および右側段状部100h2は、コネクタケース100の上方側と下方側とを左右方向にずらすことで形成される段差部であり、図2に示すように、左側段状部100h1は、コネクタケース100の左右方向の側面の一方に形成され、右側段状部100h2は、コネクタケース100の左右方向の側面の他方に形成されている。左側段状部100h1は、図1に示すように、コネクタ10を燃料電池20に取り付けた際に、隣接する他のコネクタ10の右側段状部と当接し、右側段状部100h2は、隣接する他のコネクタ10の左側段状部と当接する。これにより、複数のコネクタ10を互いに組み合わせて一体的に用いることができ、2つのコネクタ10が隣接する部分においてもセパレータ21とコネクタ10とを容易に接続させることができる。
端子200は、長尺状の平板部材により形成され、長尺方向がコネクタケース100の前後方向と沿うようにしてコネクタケース100に配置されている。また、端子200は、コネクタケース100において、隣り合う端子200同士の左右方向における間隔が、セパレータ21同士の間隔と等しくなるように並んで配置されている。端子200の形状やコネクタケース100における配置位置などの詳細は、図6〜図8を用いて後述する。
A−2.コネクタケースの詳細構成:
ケース取付部110およびガイド部120の詳細について説明する。図3は、コネクタを側方から見たときの形状を例示した説明図である。図4は、コネクタを上方から見たときの形状を例示した説明図である。図5は、コネクタを下方から見たときの形状を例示した説明図である。ケース取付部110は、長板状の外形を備え、長尺方向がコネクタケース100の前後方向(x方向)と沿うようにして、前方側の端部がコネクタケース100に固定され、後方側の端部には、つまみ部111が形成されている。ケース取付部110は、コネクタケース100の上下方向の両側にそれぞれ形成されている。ケース取付部110は、コネクタケース100に固定された端部とつまみ部111との間に係合部112を備えている。
係合部112は、ケース取付部110の長尺方向(x方向)と直交する方向(z方向)に突き出た形状を備え、コネクタケース100の両側において、それぞれコネクタケース100の上下方向の幅が拡幅されるように配置されている。本実施例では、コネクタケース100の上下方向における幅のうち、一方の係合部112の頂部から他方の係合部112の頂部までの幅を幅W1と呼ぶ。コネクタケース100は、使用者等により両側のつまみ部111が互いに引き寄せられるような応力が加えられると、幅W1の値が減少するように構成されている。
ガイド部120は、台形の平板状の外形を備え、コネクタケース100の前方側において、コネクタケース100からコネクタケース100の前方方向に延伸するように形成されている。また、ガイド部120は、主面がコネクタケース100の上下方向と沿うようにして端子200の両側にそれぞれ配置されている。
ガイド部120は、主面の少なくとも一方にセパレータを挟持するための矩形の当接面121が形成されている。本実施例では、当接面121は、主面の一部に形成されているが、主面の全体に形成されていてもよい。当接面121は、端子200を挟んで隣り合う他のガイド部120の当接面121と対向し、対向した2つの当接面121によりセパレータ21を挟持する。具体的には、当接面121は、端子200の前方上において、他のガイド部120の当接面121と左右方向に互いに対向する。すなわち、当接面121は、端子200の差込方向上において、差込方向と直交する方向に互いに対向している。
ガイド部120は、当接面121が形成されている部分の厚みが他の部分に比べて厚くなるように形成されている。これにより、対向する当接面121同士の間隔を狭くすることでセパレータ21を容易に挟持することができる。一方、端子200の付近では、端子200とガイド部120との接触を抑制するために必要な間隔を確保することができる。
ガイド部120は、当接面121と、前方側の端面122との間に面取り部123が形成されている。これにより、ガイド部120を隣接する2つのセパレータ21の間に差し込むとき、セパレータ21がガイド部120の端面122と接触して損傷することを抑制し、ガイド部120を隣接するセパレータ21の間に容易に差し込むことができる。本実施例では、ガイド部120の上下方向における幅を幅W2と呼ぶ。ガイド部120の上下方向の幅W2は、当接面121の幅と等しく、コネクタケース100の上下方向の幅において最も広い。当接面121は、特許請求の範囲における「対向面」に該当する。
凹部124は、ガイド部120において、他の部分よりも厚みを薄くすることにより上下方向の断面が凹状となるように形成されている。凹部124は、端子200を挟んで隣り合う他のガイド部120の凹部124と対向し、対向した2つの凹部124により、後述するように、端子200の前後方向の揺動が可能な空間を形成している。
A−3.端子の詳細構成:
図6は、端子の外観構成を例示した説明図である。端子200は、端部200e1および端部200e2を有する長尺状の平板部材により形成され、一方の端部200e2が折り曲げ部200bにおいて厚み方向(z方向)に折り曲げられることにより、端部200e2と折り曲げ部200bとの間に接触面200tが形成されている。接触面200tは、コネクタ10と燃料電池20との接続時にセパレータ21と接触する面である。また、接触面200tは、折り曲げ部200bと端部200e1との間にコネクタケース100と接着される上面200hが形成されている。端子200の幅(y方向)は、セパレータ21の厚みより広くなるように形成されている。なお、本実施例の端子200は、折り曲げ部200bと接触面200tとの間に、折り曲げ部200bと反対方向に端子200を折り曲げて形成される第2の折り曲げ部200cを備えている。
本実施例では、端子200は、2つの折り曲げ部において厚み方向に折り曲げられた外形を備えているが、折り曲げ部は1つであってもよいし、3以上有していてもよい。また、端子200は、厚み方向以外に折れ曲がった外形を有していてもよい。本実施例では、端子200は、幅が一定の外形を有しているが、端子200の幅は、接触面200tがセパレータ21の幅より広ければ、それ以外の部分の幅は任意に設定することができる。
図7は、端子の伸縮を説明するための説明図である。応力を受けていない状態における端子200の延伸方向(x方向)の長さをL3、接触面200tに延伸方向の応力(図7矢印)を受けている状態における延伸方向の長さをL4(<L3)とする。端子200は、接触面200tに端子200の延伸方向からの応力を受けると、延伸方向の長さが弾性的に伸縮するように形成されている。すなわち、端子200に応力を印加すると延伸方向の長さがL3からL4になり、応力の印加をやめると延伸方向の長さがL4からL3となる。端子200は、第2の折り曲げ部200cを備えているため、接触面200tから受ける応力による変形を折り曲げ部200bと第2の折り曲げ部200cの2つで負担することができる。これにより、折り曲げ部200bの変形量を抑制することができるため、折り曲げ部200bの変形に伴う上面200hの変形を抑制し、上面200hとコネクタケース100との接着の剥がれを抑制することができる。
図8は、端子とコネクタケースとの位置関係を説明するための説明図である。図8に示すように、端子200は、端部200e2がコネクタケース100の前方側、端部200e1がコネクタケース100の後方側となるようにして上面200hがコネクタケース100に固定されている。すなわち、端子200は、端子200の延伸方向がコネクタケース100の前後方向と沿うようにしてコネクタケース100に保持されている。これにより、端子200の接触面200tは、コネクタケース100の前後方向に揺動するため、端子200は、コネクタケース100の前後方向と沿った方向に弾性的に伸縮することができる。
A−4.コネクタの接続態様:
コネクタ10が燃料電池20に取り付けられるときの状態について説明する。図9〜図11は、コネクタ10が燃料電池に取り付けられるときの時間的な態様の変化と対応している。図9は、コネクタのガイド部を燃料電池に差し込んだ状態を説明するための説明図である。図10は、コネクタのケース取付部を燃料電池に差し込んだ状態を説明するための説明図である。図11は、コネクタを燃料電池に取り付けた状態を説明するための説明図である。
図9に示すように、燃料電池20のセパレータ21は、外周を構成する外周端辺21eの一部に切り欠き部21nが形成されている。切り欠き部21nは、外周端辺21eの一部が凹状に切り欠かれることにより形成されている。本実施例では、切り欠き部21nは、外周端辺21eからセパレータ21の内側に後退した位置に形成された接触端辺21cと、接触端辺21cの両端と外周端辺21eとを繋ぐ一対の対向端辺21fにより構成されている。接触端辺21cは、外周端辺21eと平行となるように形成され、対向端辺21fは、外周端辺21eと直交するように形成されている。接触端辺21cは、コネクタ10が燃料電池20に接続されたときに端子200と接触する。本実施例では、一方の対向端辺21fから他方の対向端辺21fまでの距離である切り欠き部21nの幅を幅W5と呼ぶ。切り欠き部21nの幅W5は、ガイド部120の上下方向における幅W2よりも狭くなるように形成されている。外周端辺21eと直交する方向を切り欠き部21nの切り欠き方向と呼ぶ。切り欠き部21nは、特許請求の範囲における「コネクタ接続部」に該当する。接触端辺21cは、特許請求の範囲における「セパレータの端辺」に該当する。外周端辺21eは、特許請求の範囲における「外周部」に該当する。
各対向端辺21fの外周端辺21eとの接続部付近には、コネクタケース100の係合部112と係合するための被係合部21hがそれぞれ形成されている。被係合部21hは、それぞれ切り欠き部21nの内側方向に凸状に突き出るように形成され、一方の被係合部21hから他方の被係合部21hまでの幅W6が、切り欠き部21nの幅W5より狭くなるように形成されている。一方の被係合部21hから他方の被係合部21hまでの幅W6は、コネクタケース100の一方の係合部112の頂部から他方の係合部112の頂部までの幅W1よりも狭くなるように形成されている。
コネクタ10は、前後方向が切り欠き部21nの切り欠き方向に沿うようにして燃料電池20の切り欠き部21nに差し込まれる。このとき、コネクタ10は、左右方向において、ガイド部120がセパレータ21を挟持するように差し込まれる。ガイド部120は、上下方向における幅W2が切り欠き部21nの幅W5よりも広くなるように形成されている。そのため、コネクタ10を切り欠き部21nに差し込んでいる間、ガイド部120は、少なくとも上下方向の両端部においてセパレータ21を挟持することができる。すなわち、ガイド部120の上下方向の両端部は、コネクタ10を切り欠き部21nに差し込んでいる間、互いに対向する一対のセパレータ21の間に位置することができる。これにより、コネクタ10を切り欠き部21nに差し込んでいるときのコネクタ10の積層方向の移動を規制することができる。
図10に示すように、コネクタ10は、両側のつまみ部111が互いに引き寄せられることにより、一方の係合部112から他方の係合部112までの幅W1が、切り欠き部21nの一方の被係合部21hから他方の被係合部21hまでの幅W6より狭くなる。そのため、コネクタ10を切り欠き部21nに差し込む際、両側のつまみ部111を互いに引き寄せることにより、コネクタケース100の係合部112を2つの被係合部21hの間に通すことができ、コネクタ10を切り欠き部21nの奥に差し込むことができる。
コネクタ10を切り欠き部21nの奥に差し込むと、ガイド部120は、互いに対向する当接面121によってセパレータ21の接触端辺21cを挟持する。これにより、図11に示すように、コネクタ10をさらに奥に差し込んだ際に、接触端辺21cを端子200の接触面200tに容易に接触させることができる。具体的には、セパレータの厚さは、例えば、0.01mm〜0.5mm程度と非常に薄く、また、接触面200tの幅も数mm程度と狭いため、これらを接触させるのは容易ではない。しかし、ガイド部120は、端子200の前方上において互いに対向する当接面121を備えているため、コネクタ10をセパレータ21に差し込んだ際に、セパレータ21が端子200と接触する前にガイド部120がセパレータ21を挟持することができる。そのため、差込の際に、コネクタ10がセパレータの積層方向に多少ぶれても安定して端子200の接触面200tをセパレータ21に接触させることができる。
図11に示すように、端子200の接触面200tを接触端辺21cに接触させた状態で、さらにコネクタ10を切り欠き部21nの奥に差し込むと、接触端辺21cにより端子200の接触面200tがコネクタ10の後方側へ押し下げられる。端子200の接触面200tをコネクタ10の後方側に押し下げた状態で、両側のつまみ部111を互いに引き寄せるために加えていた力を緩めると、ケース取付部110の復元力により、係合部112と、被係合部21hとが係合する。これにより、端子200がセパレータ21を押し返す力によって、コネクタ10が切り欠き部21nから外れることを抑制できる。すなわち、本実施例のコネクタ10は、端子200を差込方向に圧縮して弾性変形させた状態でセパレータ21に固定される。
図12は、セパレータに作用するコネクタの応力を説明するための説明図である。コネクタ10は、端子200の弾性力により、図12の矢印で示すように、セパレータ21をコネクタ10の差込方向に押し返す。一方、その反力によって、コネクタ10は、係合部112により被係合部21hを差込方向と反対の方向に押し返す。すなわち、コネクタ10は、端子200の弾性力により、端子200の接触面200tが接触端辺21cに応力を印加し、係合部112が被係合部21hに応力を印加した状態でセパレータ21に固定される。
図13は、コネクタを燃料電池に取り付けた状態を上方から見た概略図である。図13は、セパレータ21およびコネクタ10を、図1の13−13断面から見た状態と対応している。図14は、セパレータと端子との接触状態を説明するための説明図である。図14のコネクタ10は、上方から見た状態と対応し、セパレータ21は、図1の14−14断面と対応している。
図13に示すように、コネクタ10は、ガイド部120の当接面121によりセパレータ21を挟持した状態で燃料電池20に取り付けられる。これにより、燃料電池20に取り付けられたコネクタ10が左右方向(セパレータの積層方向)に移動することを抑制できる。また、図14に示すように、コネクタ10は、セパレータ21の接触端辺21cが端子200の接触面200tとそれぞれ当接した状態で燃料電池20に取り付けられる。このとき、ガイド部120の当接面121は、端子200の前方上においてセパレータ21を挟持するため、コネクタ10が燃料電池20に取り付けられたとき、端子200は、接触面200tの中心部においてセパレータ21の接触端辺21cと接触することができる。
以上説明したように、本実施例のコネクタ10によれば、コネクタ10を燃料電池20に接続させたときに、端子200がコネクタ10の差込方向に弾性変形した状態でセパレータと接触するため、コネクタ10を燃料電池20に接続するときの接続不良や損傷等の不具合の発生を抑制することができる。具体的には、コネクタ10は、端子200がセパレータ21の接触端辺21cに当接することにより、燃料電池20と電気的に接続される。そのため、コネクタ10を燃料電池20に差し込んだときに、端子200をセパレータ21の表面上で摺動させることなくコネクタ10を燃料電池20に取り付けることができる。よって、本実施例のコネクタ10によれば、端子200がセパレータ21の表面上を摺動することにより生じる接触抵抗の増大や接触不良などの不具合の発生を抑制することができる。また、コネクタ10は、端子200がセパレータ21に対してコネクタ10の差込方向に応力を印加した状態で接触しているため、振動や劣化などが生じた場合においても、端子200とセパレータ21との接触状態を安定して維持することができる。
従来から、2枚の板を重ねてクリップ状にした端子によりセパレータを挟持するコネクタが知られている。このコネクタを燃料電池に取り付けるときには、セパレータを挟持するために端子をセパレータの表面で摺動させる必要があり、摺動により生じる端子やセパレータ表面の傷や変形により、接触抵抗の増大や接触不良が生じる虞があった。しかし、本発明に係るコネクタ10は、端子200がセパレータ21の端辺とコネクタの差込方向で接触するため、燃料電池20に取り付ける際に端子200がセパレータ21と擦れて、端子200およびセパレータ21の互いの接触面に損傷や変形などが生じることを抑制することができる。
端子が差込方向に伸縮するコネクタについては、以下の理由により、燃料電池のセパレータに接続されるコネクタには用いられていなかった。まず、セパレータは、非常に薄いため、コネクタの端子をセパレータの端辺と接触させた場合、接触面積が小さく良好な接触状態が維持できないと考えられていた。また、一般的にコネクタは、接続する側のコネクタおよび接続される側のコネクタの2つのコネクタにより構成されているため、互いの端子の形状や接続方法を比較的任意に設定することができる。しかし、燃料電池のセパレータに接続されるコネクタは、接続される側が積層されたセパレータにより形成されるため、形状に制約があり、コネクタの形状を変更することは容易ではなかった。すなわち、燃料電池のセパレータに接続されるコネクタは、クリップ状の端子によりセパレータを挟持する構成が一般的であり、接続する側および接続される側の2つのコネクタにより構成される一般的なコネクタと同様の方法を用いることは困難であった。しかし、本発明は、発明者により、本発明の構成に係るコネクタ10によれば、端子200がセパレータ21の端辺とコネクタの差込方向で接触する構成であっても、安定してセパレータの端辺と接続可能であることが見出されたために実現された。この構成によれば、さらに、燃料電池20に取り付ける際に端子200がセパレータ21と擦れて、端子200およびセパレータ21の互いの接触面に損傷や変形などが生じることを抑制することが可能となった。
また、本実施例のコネクタ10によれば、コネクタ10を燃料電池20に接続させたときに、端子200がコネクタ10の差込方向に弾性変形した状態でセパレータと接触するため、セパレータ21や端子200の製造誤差による不具合の発生を抑制することができる。具体的には、製造時の精度により、燃料電池において積層された複数のセパレータの各端部が均一に揃っていない場合であっても、コネクタ10の端子200は差込方向に伸縮する構成を備えているため、燃料電池に差し込んだときに、端子がそれぞれのセパレータの端部の形状に合わせて伸縮してセパレータの端辺と接触することができる。また、コネクタ10は、必ずしも接触面200tの中心でセパレータの端辺と接触する必要はないため、燃料電池においてセパレータの積層間隔が均一でない場合や、一部のセパレータの端部が折れ曲がっている場合であっても、端子200をセパレータと接触させることができる。
また、製造時の精度により、コネクタにおいて各端子200の接触面200tが均一に揃っていない場合や、一部の端子200が差込方向に対して傾いて保持されている場合においても、端子200が伸縮することでセパレータの端辺と接触することや、接触面200tの中心以外の部分でセパレータの端辺と接触することができる。すなわち、本発明のコネクタ10によれば、セパレータ、コネクタいずれの製造誤差が生じても取り付けることができるという、ロバスト性を有している。
D.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
D1.変形例1:
本実施例では、コネクタ10の端子200は、図6に示すように、長尺状の平板部材により形成されているが、端子200は、少なくとも一方向に弾性的に伸縮可能な構成であれば、平板部材に限定されず、例えば、コイルバネのような弾性部材であってもよい。この構成であっても、本実施例のコネクタ10と同様の効果を奏することができる。
D2.変形例2:
本実施例では、コネクタ10のガイド部120は、当接面121や面取り部123を備えているが、これらの少なくとも1つを備えていない構成であってもよい。また、コネクタ10は、ガイド部120の上下方向の幅W2がコネクタケース100の上下方向の幅において最も広い構成を備えているが、ガイド部120の幅W2がコネクタケース100の上下方向の幅において最も広い構成を備えていなくてもよい。また、ガイド部120の幅W2がセパレータ21の切り欠き部21nの幅W5よりも狭い構成であってもよい。
D3.変形例3:
本実施例では、コネクタ10は、コネクタケース100の両側に係合部112を備えているが、係合部112は、コネクタケース100のいずれか一方の側に形成されていてもよい。係合部112は、コネクタケース100の上下方向ではなく、左右の側面の少なくとも一方に形成されていてもよい。
また、係合部112は、長板状のケース取付部110の一部に形成され、ケース取付部110を撓ませることにより、コネクタケース100の幅W1を変更可能にしているが、コネクタケース100の幅が変更可能となる構成であれば、係合部112は上記以外の態様であってもよい。例えば、係合部112は、バネなどの力によりコネクタケース100の一部から突き出たり格納されたりする態様であってもよい。
D4.変形例4:
本実施例では、図12に示すように、コネクタ10は、セパレータ21の切り欠き部21nに差し込んだときに端子200の接触面200tのみが接触端辺21cと接触する構成としているが、セパレータ21の切り欠き部21nに差し込んだときにコネクタ10が所定以上に切り欠き部21nの奥に入り込まないように接触端辺21cと当接する当たり部を備えていてもよい。
D5.変形例5:
本実施例では、本発明の一態様であるコネクタについて説明したが、本発明は種々の態様で実現することが可能である。例えば、本発明は、上記のコネクタを用いた電圧などの検出装置、上記のコネクタを有する燃料電池システム等の形態で実現することができる。また、本発明に係るコネクタや燃料電池は、適宜、他の部材と組み合わせて適用することができる。
10…コネクタ
20…燃料電池
21…セパレータ
21n…切り欠き部
100…コネクタケース
110…ケース取付部
111…つまみ部
112…係合部
120…ガイド部
121…当接面
200…端子
200b…折り曲げ部
200t…接触面

Claims (9)

  1. 積層された燃料電池のセパレータに形成されたコネクタ接続部に接続されるコネクタであって、
    コネクタケースと、
    前記コネクタケースに配置され、前記コネクタが前記コネクタ接続部に接続されたときに、前記セパレータの端辺と接触して前記セパレータの積層方向と直交する方向である前記コネクタの差込方向に弾性変形する端子部と、
    前記コネクタケースに形成され、前記コネクタが前記コネクタ接続部に接続されたときに、前記コネクタ接続部と係合し、前記コネクタの前記差込方向の移動を抑制するための係合部と、を備えるコネクタ。
  2. 請求項1に記載のコネクタにおいて、
    前記端子部は、導電性を有する長尺状の平板部材により形成され、一方の端部に折り曲げられて形成された前記セパレータの端辺と接触するための接触面を備え、前記接触面が前記セパレータの端辺に押圧されることで長尺方向に弾性変形する、コネクタ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のコネクタにおいて、
    前記係合部は、前記差込方向と直交する方向における前記コネクタケースの少なくとも一部の幅が伸縮可能となるように前記コネクタケースに配置され、前記コネクタが前記コネクタ接続部に接続されたときに、前記コネクタケースの少なくとも一部の幅が拡幅することで前記コネクタ接続部と係合する、コネクタ。
  4. 請求項3に記載のコネクタにおいて、
    前記係合部は、前記コネクタケースの両側にそれぞれ配置されている、コネクタ。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のコネクタはさらに、
    前記コネクタケースに形成され、前記端子部の両側からそれぞれ前記差込方向に延伸した形状を備え、前記端子部の前記差込方向上において、前記差込方向と直交する方向に互いに対向する対向面を有し、前記コネクタが前記コネクタ接続部に接続されたときに、前記互いに対向する対向面により前記セパレータを挟持するガイド部を備えているコネクタ
  6. 請求項5に記載のコネクタにおいて、
    前記ガイド部は、前記差込方向と直交する方向の幅が前記コネクタケースの前記ガイド部以外の部分における前記差込方向と直交する方向の幅より広い、コネクタ。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のコネクタにおいて、
    前記コネクタは、前記セパレータの外周部の一部が前記差込方向に切り欠かれて形成される前記コネクタ接続部に接続される、コネクタ。
  8. 燃料電池であって、
    膜電極接合体と、
    前記膜電極接合体の両側にそれぞれ配置され、コネクタを接続するためのコネクタ接続部を備えるセパレータと、
    前記コネクタ接続部に接続されるコネクタと、を備え、
    前記コネクタは、
    コネクタケースと、
    前記コネクタケースに配置され、前記コネクタが前記コネクタ接続部に接続されたときに、前記セパレータの端辺と接触して前記セパレータの積層方向と直交する方向である前記コネクタの差込方向に弾性変形する端子部と、
    前記コネクタケースに形成され、前記コネクタが前記コネクタ接続部に接続されたときに、前記コネクタ接続部と係合し、前記コネクタの前記差込方向の移動を抑制するための係合部と、を備え、
    前記コネクタ接続部は、
    前記セパレータの外周部の一部が前記差込方向に切り欠かれて形成される切り欠き部と、
    前記切り欠き部の内側に形成され、前記コネクタの前記係合部と係合するための被係合部と、を備えている、燃料電池。
  9. 請求項8に記載の燃料電池において、
    前記コネクタは、さらに、
    前記コネクタケースに形成され、前記端子部の両側からそれぞれ前記差込方向に延伸した形状を備え、前記端子部の前記差込方向上において、前記差込方向と直交する方向に互いに対向する対向面を有し、前記コネクタが前記コネクタ接続部に接続されたときに、前記互いに対向する対向面により前記セパレータを挟持するガイド部を備え、
    前記ガイド部は、前記差込方向と直交する方向の幅が前記切り欠き部の前記差込方向と直交する方向における幅よりも広い、燃料電池。
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