JPWO2011125366A1 - 真空給湯装置 - Google Patents

真空給湯装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2011125366A1
JPWO2011125366A1 JP2012509336A JP2012509336A JPWO2011125366A1 JP WO2011125366 A1 JPWO2011125366 A1 JP WO2011125366A1 JP 2012509336 A JP2012509336 A JP 2012509336A JP 2012509336 A JP2012509336 A JP 2012509336A JP WO2011125366 A1 JPWO2011125366 A1 JP WO2011125366A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
water supply
molten metal
ladle body
lid plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012509336A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5709847B2 (ja
Inventor
万琴 生澤
万琴 生澤
克行 白川
克行 白川
信二 堀
信二 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Crucible Co Ltd
Original Assignee
Nippon Crucible Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Crucible Co Ltd filed Critical Nippon Crucible Co Ltd
Priority to JP2012509336A priority Critical patent/JP5709847B2/ja
Publication of JPWO2011125366A1 publication Critical patent/JPWO2011125366A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5709847B2 publication Critical patent/JP5709847B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D39/00Equipment for supplying molten metal in rations
    • B22D39/06Equipment for supplying molten metal in rations having means for controlling the amount of molten metal by controlling the pressure above the molten metal
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D41/00Casting melt-holding vessels, e.g. ladles, tundishes, cups or the like
    • B22D41/04Casting melt-holding vessels, e.g. ladles, tundishes, cups or the like tiltable
    • B22D41/05Tea-pot spout ladles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
  • Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)

Abstract

本発明の課題は、溶湯搬送取鍋への溶湯の供給作業を効率よく行うことができる真空給湯装置を提供する。本発明は、溶湯が注入される注入口26と溶湯の収納空間21を有する取鍋本体20を備えた溶湯搬送取鍋2に溶湯を供給するための装置であって、取鍋本体20の上方に上下動可能に支持され、取鍋本体20の注入口26を塞いで収納空間21を密閉することが可能な蓋板3と、蓋板3を上下動させる昇降機構4と、蓋板3に設けられ、21収納空間の内外を連通して溶湯を収納空間21に供給可能な給湯パイプ6と、収納空間21を減圧して給湯パイプ6の先端の吸引口60から溶湯を収納空間21に取り入れるための真空装置5と、取鍋本体20を揺動可能に支持する支持機構7とを備えた、真空給湯装置である。

Description

本発明は、溶湯の溶解炉から溶湯搬送取鍋に溶湯を移し入れるための真空給湯装置に関する。
ダイキャスト法によって、アルミニウムなどの鋳造品を製造する場合には、生産性を高くするために、通常多数のダイキャストマシーンを備えた工場で鋳造作業が行われる。ダイキャストマシーンへの溶融金属(溶湯)の注湯は、ダイキャストマシーン用の溶湯保持炉から注湯鍋に溶湯を移し、注湯鍋から溶湯を供給する方法によって行われている。一方、溶湯保持炉には、常に所定量の溶湯が保持されている必要があるが、工場内または工場外の溶湯製造現場の溶解炉において一旦溶解させた溶湯を凝固させてインゴットにし、鋳造現場で再び溶解させるのはエネルギー効率が悪い。そこで、溶湯製造現場の溶解炉で溶解させた溶湯を、溶湯搬送取鍋によってそのままの状態で鋳造現場に搬送することが従来から行われている。このような溶湯搬送取鍋としては、例えば特許文献1に開示されたものがある。
この種の溶湯搬送取鍋100は、図6に示すように、溶湯を収納する収納空間106を有する取鍋本体101と、取鍋本体101の上面に形成された注入口102に開閉自在に装着される上蓋103と、取鍋本体101に設けられた溶湯注出管104とを備えており、取鍋本体101を傾けることにより、溶湯注出管104の先端の出湯口105から溶湯を排出して溶湯保持炉へ溶湯を供給するようになっている。なお、その他の溶湯搬送取鍋としては、取鍋本体内に圧縮空気を導入するガス導入管(図示せず)を備えているとともに、ガス導入管に圧縮空気供給手段(例えば、コンプレッサーなど)を接続し、圧縮空気を取鍋本体内に導入して、湯面を加圧することにより、内部に収容された溶湯を出湯部の出湯口から押し出す加圧出湯型のものもある。
ここで、取鍋本体101の注入口102は、その下方の収納空間106への溶湯の注入や溶湯面のスカム(アルミニウムの酸化物など)の除去、溶湯の温度測定などの作業に利用されるものであるが、溶湯製造現場において、この注入口102から収納空間106へ溶解炉の溶湯を移し入れる場合には、図7に示すような真空給湯装置200が従来から用いられている。
図7に示した真空給湯装置200は、クレーンなどにより上下方向に往復動自在に吊り下げられる支持部材201と、支持部材201に揺動自在に吊持される蓋板202と、蓋板202に連結され、溶解炉205に貯留された溶湯を取鍋本体101内に移し入れるための給湯パイプ203と、取鍋本体101を載置する載置台204と、図示しない真空ポンプなどの真空装置とを備えている。蓋板202には、取鍋本体101の収納空間に通ずる吸引孔(図示せず)が形成されており、この吸引孔には、真空装置から延びるフレキシブルチューブなどの適宜な配管が接続されている。なお、図中、206は、バランスウェイトであり、バランスウェイト206の重量と、給湯パイプ203の重量とが均衡を保つことにより、蓋板202が平衡を保った水平状態で保持されている。
溶解炉205から取鍋本体101内の収納空間に溶湯を移し入れる際には、クレーンなどにより蓋板202を下降させ、蓋板202を取鍋本体101の上面に面接触させて、蓋板202で注入口を塞ぐことにより収納空間を密閉する。そして、真空装置により、取鍋本体101内を減圧(真空引き)することにより、給湯パイプ203の先端の吸引口から溶解炉205内の溶湯が吸い上げられて、取鍋本体101内に移し入れられる。
特開2001−287021号公報
上記した構成の真空給湯装置200を繰り返し用いて溶湯を取鍋本体101内に移し入れた場合、給湯パイプ203の先端の表面にスラグ207などが付着するおそれがある。給湯パイプ203の先端にスラグ207などが付着すると、給湯パイプ203の重量がその分だけ増すことにより、バランスウェイト206との均衡が保てなくなる結果、蓋板202は給湯パイプ203側に傾斜した状態で保持されるようになる。その結果、取鍋本体101の注入口を蓋板202で塞ぐ際に、図7において二点鎖線で示すように、蓋板202が傾いていることにより、蓋板202が取鍋本体101の上面と面接触せずに蓋板202と取鍋本体101との間に隙間Sが生じてしまう。これにより、注入口からの空気の漏れが発生するため、真空装置による真空引きが妨げられ、溶湯の供給作業を効率よく行えないという問題がある。
また、蓋板202と給湯パイプ203とが一体になって支持部材201に揺動自在に取り付けられているため、給湯パイプ203の先端が蓋板202の昇降動作時に横振れなどを起こすおそれがある。これにより、給湯パイプ203の先端が溶解炉205の側壁205Aなどに当たって破損すると、溶湯の供給作業を停止せざるを得ず、同様に、溶湯の供給作業を効率よく行えないという問題がある。
本発明は、上記した問題に着目してなされたもので、溶湯搬送取鍋への溶湯の供給作業を効率よく行うことができる真空給湯装置を提供することを目的とする。
本発明の前記目的は、溶湯が注入される注入口を上面に有するとともに溶湯の収納空間を内部に有する取鍋本体を備えた溶湯搬送取鍋の前記収納空間に溶湯を供給するための装置であって、前記取鍋本体の上方に上下動可能に支持され、下面が前記取鍋本体の上面と接触して前記注入口を塞ぐことが可能な蓋板と、前記蓋板を上下動させることができる昇降機構と、前記蓋板を貫通し前記収納空間の内外を連通して溶湯を前記収納空間に供給可能な給湯パイプと、前記収納空間を減圧して前記給湯パイプの先端の吸引口から溶湯を前記収納空間に取り入れるための真空装置と、前記取鍋本体と前記蓋板との接触時に、前記取鍋本体を揺動させること、または、前記蓋板のみを揺動させることで前記蓋板の下面と前記取鍋本体の上面とを面接触させ得る揺動機構とを備えている真空給湯装置によって達成される。
本発明の好ましい実施態様においては、前記揺動機構は、前記給湯パイプを固定する固定部材と、前記固定部材に対して前記蓋板を揺動可能に連結する連結部材とを備え、前記昇降機構は、前記固定部材を水平状態で支持するとともに、前記固定部材をその姿勢を保持させながら上下動させることを特徴としている。
上記した態様の真空給湯装置において、前記固定部材と前記蓋板との間には、可撓性を有し、前記給湯パイプの周囲を囲むように設けられて前記固定部材と前記蓋板との間を密閉するシール部材が設けられていることが好ましい。
本発明の他の好ましい実施態様においては、前記揺動機構は、前記取鍋本体を揺動可能に支持する支持機構よりなることを特徴としている。
上記した態様の真空給湯装置において、前記昇降機構は、前記蓋板を水平状態で支持するとともに、前記蓋板をその姿勢を保持させながら上下動させることが好ましい。
また、前記支持機構は、床面上に固定される取付ベースと、前記取付ベース上に設けられる一つまたは複数のスプリングと、前記スプリング上に設けられる前記取鍋本体を載置可能な載置台とから構成され、前記スプリングの弾性力により、前記取付ベースに対して前記載置台が傾動自由な状態で支持されるように構成されることが好ましい。
なお、前記支持機構を、床面上に固定される取付ベースと、前記取付ベース上に設けられるゴム板と、前記ゴム板上に設けられる前記取鍋本体を載置可能な載置台とにより構成し、前記ゴム板の弾性力により、前記取付ベースに対して前記載置台が傾動自由な状態で支持されるように構成してもよい。
また、前記取付ベースが、前記載置台を昇降可能なリフターにより構成されることが好ましい。
本発明の真空給湯装置によれば、溶湯搬送取鍋への溶湯の供給作業を効率よく行うことができる。
本発明の一実施形態に係る真空給湯装置の正面図である。 本発明の一実施形態に係る真空給湯装置の側面図である。 図2の一部分の構成に係る縦断面図である。 本発明の他の実施形態に係る真空給湯装置の正面図である。 本発明の他の実施形態に係る真空給湯装置の要部を示す縦断面図である。 従来例の溶湯搬送取鍋の断面図である。 従来例の真空給湯装置の既略構成を示す正面図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら説明する。図1および図2は、本発明の一実施形態の真空給湯装置1の概略構成を示している。また図3は、図2の縦断面図を示しており、図3においては、昇降機構4および真空装置5を省略している。この真空給湯装置1は、アルミニウムなどの溶融金属(溶湯)の製造現場において、溶湯を製造・貯留する溶解炉10から溶湯搬送取鍋2に溶湯を汲み入れる(移し入れる)ために用いるものである。
溶湯搬送取鍋2は、溶湯の鋳造場所に設置されている溶湯保持炉(図示せず)に、溶湯製造現場から溶湯を運搬して供給するものであり、図1〜図3に示すように、溶湯を収容する収納空間21を有する有底筒状の取鍋本体20と、取鍋本体20を傾けることにより収納空間21に収容されている溶湯を外部に注ぎ出すことが可能な溶湯注出管22とを備えている。
取鍋本体20は、平坦な上面および底面を有し、鋼鉄などの金属により形成された金属殻層20Aに、断熱材および耐火材からなる耐火層20Bを内張して形成されている。ここで、断熱材としては、例えば、断熱煉瓦、セラミックファイバー質のフェルト、断熱ボードおよびモルタルなどを例示することができる。また、耐火材としては、例えば、耐火煉瓦、キャスタブル耐火物、およびプラスチック耐火物などを例示することができる。
また、取鍋本体20は、溶湯を収容可能な取鍋下部23と、下端において取鍋下部23と連続し取鍋下部23の上部開口25を覆う取鍋上部24とを備えている。取鍋下部23と取鍋上部24とは、一体的に形成してもよく、また、それぞれ別体として形成して連結部材により連結するように構成してもよい。
取鍋本体20(取鍋上部24)の上面の略中央部には、溶湯を収納空間21内に注ぎ入れるための注入口26が設けられている。また、取鍋上部24には、取鍋本体20の内外を連通し、取鍋本体20内の収納空間21より空気を導出させて内圧を低下させる空気導出管27が設けられている。この空気導出管27は、後述する真空装置5が接続される配管であり、取鍋上部24から斜め上方外側に突出するようにして設けられている。真空装置5により空気導出管27を介して収納空間21が減圧(真空引き)されることによって、取鍋本体20の内部を真空もしくはほぼ真空状態とすることができるようになっている。なお、取鍋上部24には、図示は省略しているが、上面に設けられた注入口26を覆うことが可能な上蓋が開閉自在に装着されている。
溶湯注出管22は、取鍋本体20内の収納空間21の内外を連通する溶湯の流路であり、取鍋下部23の側面から斜め上方に突き出るように設けられている。この溶湯注出管22は、鋼鉄などの金属により形成された金属管22Aの管内に断熱材および耐火材からなる耐火層22Bを内張りして形成されている。断熱材および耐火材は、取鍋本体20と同様の材料を使用することができる。なお、溶湯注出管22は取鍋下部23に一体的に形成してもよく、また、それぞれ別体に形成して連結するように構成してもよい。
溶湯注出管22の先端開口の出湯口28には、フランジなどの閉塞部材29が着脱自在に装着されている。この閉塞部材29は、真空装置5を介して取鍋本体20内を減圧する場合において、溶湯注出管22の出湯口28から空気が漏洩しないように、出湯口28を密閉するためのものである。なお、出湯口28と閉塞部材29との間に、耐熱性のシール材などを設けてもよい。
本実施形態の真空給湯装置1は、取鍋本体20の上方に上下方向に往復動可能に配備される蓋板3と、蓋板3を上下方向に往復動させる昇降機構4と、取鍋本体20内の収納空間21を減圧するための真空装置5と、溶解炉10に貯留された溶湯を取鍋本体20内の収納空間21に取り入れるための給湯パイプ6と、取鍋本体20を揺動可能に支持する支持機構7とを備えている。
蓋板3は、耐火性材料または耐火性材料と断熱性材料とで構成されたものであり、蓋板3の外周面は金属ケース30により覆われている。この蓋板3は、取鍋上部24の上面に設けられた注入口26の径より大きい径を有するとともに十分な厚さを有しており、その平坦な下面が取鍋上部24の平坦な上面と面接触して注入口26を覆い塞ぐことで、取鍋本体20内の収納空間21を密閉することが可能となっており、これにより、真空装置5を介して取鍋本体20内を減圧する場合に、空気などが蓋板3と取鍋上部24との間で漏洩することが防止される。なお、蓋板3と取鍋上部24との間に、耐熱性(例えば、カーボン系)のシール材などを配置して密閉性を高めるように構成してもよい。蓋板3の略中心部には、給湯パイプ6を挿入可能な挿入孔31が形成されている。
給湯パイプ6は、取鍋本体20内の収納空間21の内外を連通する溶湯の流路であり、真空装置5を介して取鍋本体20の内部を減圧することにより、溶解炉10に貯留されている溶湯をその先端の吸引口60から吸引して取鍋本体20の内部に移し入れることが可能となっている。この給湯パイプ6は、2箇所で折れ曲がる形状に形成されており、給湯パイプ6の基端の吐出口61は、蓋板3の略中心部を貫通し、注入口26を通って収納空間21の上方に位置するように配置されている一方、給湯パイプ6の先端の吸引口60は、取鍋本体20の外部において下方を向くようにして配置されている。給湯パイプ6は、蓋板3に固定されているとともに、蓋板3を貫通部分から空気や溶湯が漏洩しないように、蓋板3の挿入孔31に気密状態で挿入されている。なお、気密性を高めるために、給湯パイプ6と蓋板3との間にOリングなどのシール部材を介在させてもよい。
給湯パイプ6は、金属管62に珪酸カルシウム耐火材などからなる耐火層63を内張りして形成されており、耐火層63によって断熱性および溶湯の流動に対する耐磨耗性を向上させている。また、給湯パイプ6が溶湯に接して溶融損傷が生じることを防止するために、窒化珪素質などの耐火材で金属管62の表面を被覆することが好ましい。
また、給湯パイプ6の基端の収納空間挿入部分64をセラミック管により構成してもよい。このような構成により、給湯パイプ6の耐熱性などが向上するとともに、給湯パイプ6の金属部分が溶解して収納空間21に収納されている溶湯に混入するという事態が発生することを防止することができ、収納空間21に収納されている溶湯の品質維持を図ることができる。
昇降機構4は、蓋板3を水平な姿勢で支持しながら上下動させることで、蓋板3を取鍋本体20の上面に上方より接触させるものであり、床面上に縦設される一対のガイドレール40,40と、各ガイドレール40に上下方向にスライド可能に配備される可動体41,41と、各可動体41により支持される可動フレーム42とを備えている。
各ガイドレール40は、互いに平行をなす直線状の棒鋼であり、取鍋本体20を挟んで対向するように直立姿勢で併設されている。各可動体41は、リング形状を有しており、内部に図示しないボールベアリングを備えた構成となっている。各可動体41に各ガイドレール40が嵌挿されており、これにより、各可動体41はそれぞれガイドレール40の長手方向に対してスライド可能となっている。
可動フレーム42は、各ガイドレール40と平行をなす左右一対の吊り杆43,43と、各吊り杆43,43を連結する水平な連結杆44とを備えており、各吊り杆43,43の側面に各可動体41が連結されている。そのため、可動フレーム42は、各ガイドレール40によって案内(ガイド)された状態で、その姿勢を維持したまま上下方向に往復動することになる。
各吊り杆43,43の下端には、蓋板3が水平状態となるように連結されている。また、連結杆44の中央位置には吊り輪45が形成されている。クレーン車(図示せず)などに取り付けられたフック46を吊り輪45に挿入係止することにより、蓋板3を可動フレーム42を介してクレーンにより水平な姿勢で支持することができるとともに、蓋板3が水平を保った状態で取鍋本体20の上方で上下動させることが可能となっている。
支持機構7は、取鍋本体20と蓋板3との接触時に、蓋板3の下面と取鍋本体20の上面とを面接触させる揺動機構8を構成するものであり、本実施形態では、取鍋本体20を蓋板3に対して揺動させることで、蓋板3の下面と取鍋本体20の上面とを面接触させるものである。本実施形態の支持機構7は、床面上に固定される取付ベース70と、この取付ベース70上に配備される取鍋本体20を載置可能な載置台71と、取付ベース70と載置台71との間に介在し、載置台71を取付ベース70に対して傾動自由な状態で水平に支持する支持部材72とを備えている。
取付ベース70は、載置台71の大きさに相当する大きさを有しており、本実施形態では、昇降可能なリフターにより構成されている。リフターは、水平な昇降台74をパンタグラフ式の昇降装置75により基台73に対して上下に変位させるものであり、昇降装置75の駆動源であるシリンダ機構76の動作によりパンタグラフを拡縮動作させて、昇降台74を水平な姿勢を保持したまま昇降動作させることにより、載置台71の高さ、すなわち、取鍋本体20の設置高さを所望の高さに調節することが可能になっている。
支持部材72は、本実施形態では、弾性変形可能な複数(本実施例では4個)のゴムスプリング77により構成されている。ゴムスプリング77は、コイルばねの周囲にゴム材をモールドさせた円筒形状のものであり、昇降台74と載置台71との間の四隅の位置に固着されている。このため、載置台71が昇降台74上に各ゴムスプリング77を介して弾装される結果、載置台71は、常時は昇降台74上に水平な姿勢で支持されるとともに、上方から押圧されて載置台71に押圧力が作用すると、各ゴムスプリング77が載置台71を介して作用する押圧力に応じて弾性変形することによって、載置台71は、前後左右任意の方向に傾動する。この載置台71の傾動によって、載置台71上に載置される溶湯搬送取鍋2の取鍋本体20が任意の方向に揺動するようになっている。
なお、ゴムスプリング77の形状は、円筒形状のものに限られず、例えば下端に向けて広がる略円錐形状(テーパ形状)であっても良く、また、板バネ形状であっても良い。
また、本実施形態では、支持部材72として複数のゴムスプリング77を用いたが、取付ベース70に対して載置台71を傾動自由な状態で水平に支持するものであれば、これに限られるものではなく、例えば、図4に示すように、支持部材72として、昇降台74と載置台71との間に弾性力を有する板状の防振ゴム78を介装させてもよい。
図4に示す実施形態においても、載置台71が昇降台74上に防振ゴム78を介して弾装される結果、載置台71は、常時は昇降台74上に水平な姿勢で支持されるとともに、上方から押圧されて載置台71に押圧力が作用すると、防振ゴム78が載置台71を介して自身に作用する押圧力に応じて弾性変形することによって、載置台71は、前後左右任意の方向に傾動し、その結果、載置台71上に載置される溶湯搬送取鍋2の取鍋本体20が任意の方向に揺動する。なお、防振ゴム78に代えて、防振ゴムと同様に弾性力を有する粘弾性体を用いてもよい。
載置台71は、取鍋本体20の大きさに相当する大きさ、かつ、十分な厚みを有する平板状のものである。載置台71の上面には、載置される取鍋本体20の周囲を囲むようにして位置ずれ防止壁79が立設されている。これにより、載置台71が任意の方向に傾動した場合でも、位置ずれ防止壁79の内面が取鍋本体20の外周面を直接受けて支持するので、取鍋本体20は、載置台71の傾動方向に向かって移動したり、さらには転倒したりすることもなく、載置台71からの転落を防止した上で、載置台71とともに任意の方向に傾動するようになっている。
次に、上記した構成の真空給湯装置1を用いて、溶湯製造現場の溶解炉10から溶湯搬送取鍋2の取鍋本体20内に溶湯を移し入れる方法について説明する。まず、溶湯搬送取鍋2の取鍋本体20を載置台71の上面の位置ずれ防止壁79内に位置するように載置する。次に、可動フレーム42の吊り輪45にクレーン車などのフックを挿入係止して可動フレーム42を水平姿勢で吊り下げる。
そして、可動フレーム42を下方に移動させることにより、給湯パイプ6が取り付けられている蓋板3を下方に移動させて取鍋本体20(取鍋上部24)の上面に上方から押し付ける。このとき、蓋板3は昇降機構4により水平状態で支持され、その下面が水平を保った状態で取鍋本体3(取鍋上部24)の上面に押し付けられるようになっているので、取鍋本体20(取鍋上部24)の上面と蓋板3の下面とは面接触により密に接触する。
ここで、蓋板3の下方への移動中に、仮に、蓋板3の水平状態が崩れて、その下面が傾いた状態で取鍋本体20(取鍋上部24)の上面に押し付けられたとしても、取鍋本体20が支持機構7によって揺動自在に支持されているので、蓋板3が取鍋本体20(取鍋上部24)の上面に押し付けられる際に、蓋板3の傾きに合わせて取鍋本体20(取鍋上部24)が載置台71とともに任意の方向に傾動する。その結果、取鍋本体20(取鍋上部24)の上面と蓋板3の下面とは面接触により密に接触するため、いずれの場合においても、取鍋本体20(取鍋上部24)の上面の注入口26は蓋板3により完全に塞がれる。よって、本実施形態の真空給湯装置1においては、蓋板3と取鍋本体20との間に隙間が生じることがないので、収納空間21は良好に密閉される。このとき、溶湯注出管22の開口28を閉塞部材29により閉塞させておく。
次に、空気導出管27に真空装置5を接続して、取鍋本体20内を減圧(真空引き)することにより、給湯パイプ6の吸引口60から溶解炉10内の溶湯を吸引し、吐出口61から収納空間21に溶湯を押し出して、取鍋本体20内に溶湯を移し入れる。なお、溶湯注出管22の開口28は閉塞部材29により閉塞されているため、溶湯が開口28から吹きこぼれることはない。
溶湯の供給作業が終了すると、取鍋本体20内の圧力を元の状態に戻し、可動フレーム42を上方に移動させることにより、給湯パイプ6が取り付けられている蓋板3を取鍋本体20(取鍋上部24)から取り外す。そして、上蓋(図示せず)を閉じて溶湯が収納された溶湯搬送取鍋2をフォークリフトなどにより、鋳造作業を行うダイキャストマシーンの手元炉などまで搬送する。
上記した構成の真空給湯装置1によると、取鍋本体20への溶湯の供給作業を繰り返し行った結果、給湯パイプ6の先端の吸引口60付近にスラグなどが付着して、給湯パイプ6の重量がその分だけ増したとしても、蓋板3は昇降機構4によりできる限り水平状態に保持され、その姿勢を保持したまま昇降動作するようになっているから、給湯パイプ6の先端が蓋板3の昇降動作時に横振れなどを起こすおそれがなく、その結果、給湯パイプ6の先端が溶解炉10の側壁などに当たって破損したりすることもない。
また、給湯パイプ6の先端の吸引口60付近にスラグなどが付着して、給湯パイプ6の重量がその分だけ増すことにより、蓋板3の水平姿勢が多少崩れ、仮に蓋板3が給湯パイプ6側に傾斜した状態で取鍋本体20(取鍋上部24)の上面に押し付けられるとしても、取鍋本体20が支持機構7により揺動可能に支持されているので、蓋板3の傾きに合わせて取鍋本体20(取鍋上部24)が任意の方向に傾動する。その結果、蓋板3の下面は取鍋本体3(取鍋上部24)の上面と面接触して密に接触するため、取鍋本体20(取鍋上部24)の上面の注入口26が蓋板3により完全に塞がれる。これにより、蓋板3と取鍋本体20との間に隙間が生じることが防止されるので、真空装置5による真空引きの際に、注入口26から空気が漏れることがなく、溶湯の供給作業を効率よく行うことが可能となる。
図5は、本発明の他の実施形態に係る真空給湯装置1´の要部構成を示す縦断面図である。本実施形態の真空給湯装置1´も、取鍋本体20の上方に上下方向に往復動可能に配備される蓋板3と、蓋板3を上下方向に往復動させる昇降機構(図示は省略)と、取鍋本体20内の収納空間21を減圧するための真空装置5と、溶解炉(図示は省略)に貯留された溶湯を取鍋本体20内の収納空間21に取り入れるための給湯パイプ6とを備えるとともに、取鍋本体20と蓋板3との接触時に、蓋板3の下面と取鍋本体20の上面とを面接触させる揺動機構8´を備えている。なお、本実施形態の真空給湯装置1´において、上記した実施形態の真空給湯装置1の構成と同一の部位については、同一の符号を付することで説明を省略する。また、本実施形態の真空給湯装置1´においては、溶湯搬送取鍋2の取鍋本体20は、床面上に固定された平坦な取付台(図示せず)上に載置される。
本実施形態の揺動機構8´は、取鍋本体20と蓋板3との接触時に、蓋板3のみを取鍋本体20に対して揺動させることで、蓋板3の下面と取鍋本体20の上面とを面接触させるものであり、図5に示すように、給湯パイプ6が固定される固定部材80と、固定部材80の下方に配される蓋板3を固定部材80に揺動自在に連結する複数の連結部材81とを備えている。
固定部材80は、例えば金属よりなる平板状のものであり、その略中央部に、給湯パイプ6が挿入される貫通孔83が形成されている。給湯パイプ6の基端の吐出口61は、固定部材80および蓋板3を貫通することで、取鍋本体20の注入口26を通って収納空間21の上方に位置するように配置されている。給湯パイプ6は、そのフランジ部65が固定部材80の板面にボルトやナットなどの固定手段(図示せず)により固定されることで、固定部材80に固定されており、これにより、後述するように固定部材80が上下動する際に、給湯パイプ6がガタガタ揺れるのが防止されている。なお、蓋板3に対しては、給湯パイプ6は蓋板3の挿入孔31に挿入されているだけであり、蓋板3とは一体に連結されていない。
そのため、蓋板3の挿入孔31と給湯パイプ6との隙間から、取鍋本体20の収納空間21に対して空気などが漏洩しないように、固定部材80と蓋板3との間には、給湯パイプ6の周囲を囲むように、管状のシール部材82が設けられている。シール部材82は、可撓性を有する材料により管状に形成されており、柔軟で任意の方向へ自在に変形することが可能になっている。本実施形態では、シール部材82は、全長が伸縮可能な蛇腹構造となっており、上端部および下端部に設けられた各フランジ部が、それぞれ固定部材80の下面および蓋板3の上面に溶接などにより固着されている。
このシール部材82によると、固定部材80と蓋板3との間の給湯パイプ6の周囲の空間が気密状態となるので、真空装置5による真空引きの際に、取鍋本体20の収納空間21に蓋板3の挿入孔31から空気が漏れることがなく、収納空間21を良好に密閉することができる。また、シール部材82は、可撓性を有しているとともにその全体が蛇腹構造に形成されていることから、上下、前後、左右のいずれの方向にも自在に変形(伸縮や屈曲)することが可能であるので、後述するように蓋板3が固定部材80に対して揺動した場合でも、蓋板3の揺動に合わせてシール部材82が適宜変形することで、固定部材80および蓋板3の間の給湯パイプ6回りの気密性を容易に維持することができる。
固定部材80は、昇降機構(図示は省略)により水平状態で支持されているとともに、水平を保った状態で上下動可能に支持されている。これにより、固定部材80の下方に連結された蓋板3も固定部材80と一体に上下動するため、蓋板3を取鍋本体20上に接触させることが可能になっている。この昇降機構は、上記した図1および図2の実施形態の昇降機構4と同様の構成とすることができ、本実施形態では、昇降機構を構成する可動フレームの左右の各吊り杆の下端に固定部材80が水平状態となるように連結されている。
連結部材81は、弾性材により構成されており、本実施形態では、弾性変形可能なゴムスプリングにより構成されている。この連結部材81は、上端部が固定部材80に固定されるとともに下端部が蓋板3に固定されており、給湯パイプ6を均等に取り囲む複数箇所に設けられている。これにより、蓋板3は固定部材80に対して揺動自在に連結され、常時は、固定部材80の下方に水平な姿勢で支持される一方、蓋板3の下方への移動により、蓋板3が取鍋本体20の上面と接触すると、各連結部材81が弾性変形することによって、蓋板3のみが取鍋本体20に対して前後左右任意の方向に揺動する。この蓋板3の揺動によって、取鍋本体20と蓋板3との接触時には、蓋板3の下面が取鍋本体20の上面に面接触にして、取鍋本体20の上面の注入口26が蓋板3により完全に塞がれる。その結果、蓋板3と取鍋本体20との間に隙間が生じることが防止されるので、収納空間21が良好に密閉される。
また、取鍋本体20への溶湯の供給作業を繰り返し行った結果、給湯パイプ6の先端の吸引口60付近にスラグなどが付着することで、給湯パイプ6の先端側の重量がその分だけ増したとしても、給湯パイプ6を固定する固定部材80は昇降機構4によりできる限り水平状態に保持されるように固定されているから、給湯パイプ6の先端が蓋板3の昇降動作時に横振れなどを起こすおそれがなく、その結果、給湯パイプ6の先端が溶解炉10の側壁などに当たって破損したりすることもない。
また、スラグなどの付着により給湯パイプ6の先端側の重量がその分だけ増すことで、固定部材80の水平姿勢が多少崩れて、給湯パイプ6が先端側に向けて多少傾いたとしても、蓋板3は給湯パイプ6とは直接連結されていないので、給湯パイプ6と一体となって蓋板3が傾くということはない。なお、この場合、固定部材80が多少傾いたとしても、蓋板3は固定部材80に連結部材81を介して揺動可能に支持されているので、取鍋本体20との接触時に、蓋板3が取鍋本体20に合わせて揺動することで、蓋板3の下面は取鍋本体20の上面と面接触する。よって、この場合においても、取鍋本体20の上面の注入口26は蓋板3により完全に塞がれる。
このように、本実施形態の真空給湯装置1´においても、取鍋本体20の上面の注入口26を蓋板3により完全に塞ぐことができるので、蓋板3と取鍋本体20との間に隙間が生じることがなく、取鍋本体20の収納空間21を良好に密閉することが可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の具体的な態様は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態では、溶湯搬送取鍋2の取鍋本体20に、収納空間21を減圧する真空装置5を接続するための空気導出管27が設けられているが、必ずしもこれに限られる必要はなく、蓋体3に収納空間21に通ずる配管を設け、この配管に真空装置5を接続するようにしてもよい。
1 真空給湯装置
2 溶湯搬送取鍋
3 蓋板
4 昇降機構
5 真空装置
6 給湯パイプ
7 支持機構
8 揺動機構
20 取鍋本体
21 収納空間
26 注入口
60 吸引口
70 取付ベース
71 載置台
77 ゴムスプリング
78 防振ゴム
80 固定部材
81 連結部材
82 シール部材

Claims (8)

  1. 溶湯が注入される注入口を上面に有するとともに溶湯の収納空間を内部に有する取鍋本体を備えた溶湯搬送取鍋の前記収納空間に溶湯を供給するための装置であって、
    前記取鍋本体の上方に上下動可能に支持され、下面が前記取鍋本体の上面と接触して前記注入口を塞ぐことが可能な蓋板と、
    前記蓋板を上下動させることができる昇降機構と、
    前記蓋板を貫通し前記収納空間の内外を連通して溶湯を前記収納空間に供給可能な給湯パイプと、
    前記収納空間を減圧して前記給湯パイプの先端の吸引口から溶湯を前記収納空間に取り入れるための真空装置と、
    前記取鍋本体と前記蓋板との接触時に、前記取鍋本体を揺動させること又は前記蓋板のみを揺動させることで前記蓋板の下面と前記取鍋本体の上面とを面接触させ得る揺動機構とを備えている真空給湯装置。
  2. 前記揺動機構は、
    前記給湯パイプを固定する固定部材と、
    前記固定部材に対して前記蓋板を揺動可能に連結する連結部材とを備え、
    前記昇降機構は、前記固定部材を水平状態で支持するとともに、前記固定部材をその姿勢を保持させながら上下動させる請求項1に記載の真空給湯装置。
  3. 前記固定部材と前記蓋板との間には、可撓性を有し、前記給湯パイプの周囲を囲むように設けられて前記固定部材と前記蓋板との間を密閉するシール部材が設けられている請求項2に記載の真空給湯装置。
  4. 前記揺動機構は、前記取鍋本体を揺動可能に支持する支持機構よりなる請求項1に記載の真空給湯装置。
  5. 前記昇降機構は、前記蓋板を水平状態で支持するとともに、前記蓋板をその姿勢を保持させながら上下動させる請求項4に記載の真空給湯装置。
  6. 前記支持機構は、床面上に固定される取付ベースと、前記取付ベース上に設けられる一つまたは複数のスプリングと、前記スプリング上に設けられる前記取鍋本体を載置可能な載置台とからなり、前記スプリングの弾性力により、前記取付ベースに対して前記載置台が傾動自由な状態で支持されている請求項4に記載の真空給湯装置。
  7. 前記支持機構は、床面上に固定される取付ベースと、前記取付ベース上に設けられるゴム板と、前記ゴム板上に設けられる前記取鍋本体を載置可能な載置台とからなり、前記ゴム板の弾性力により、前記取付ベースに対して前記載置台が傾動自由な状態で支持されている請求項4に記載の真空給湯装置。
  8. 前記取付ベースは、前記載置台を昇降可能なリフターからなる請求項6または7に記載の真空給湯装置。
JP2012509336A 2010-04-02 2011-02-01 真空給湯装置 Active JP5709847B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012509336A JP5709847B2 (ja) 2010-04-02 2011-02-01 真空給湯装置

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010085803 2010-04-02
JP2010085803 2010-04-02
JP2012509336A JP5709847B2 (ja) 2010-04-02 2011-02-01 真空給湯装置
PCT/JP2011/052060 WO2011125366A1 (ja) 2010-04-02 2011-02-01 真空給湯装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2011125366A1 true JPWO2011125366A1 (ja) 2013-07-08
JP5709847B2 JP5709847B2 (ja) 2015-04-30

Family

ID=44762332

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012509336A Active JP5709847B2 (ja) 2010-04-02 2011-02-01 真空給湯装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP5709847B2 (ja)
CN (1) CN102834204B (ja)
WO (1) WO2011125366A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104561443A (zh) * 2014-12-30 2015-04-29 朱兴发 一种用于lf精炼炉的茶壶式钢包
CN104942264B (zh) * 2015-06-19 2017-03-01 法格霭德兰汽车配件(昆山)有限公司 一种高效熔炉
CN106670441B (zh) * 2016-12-30 2017-11-14 北京航空航天大学 一种可实现金属熔体真空定量浇注的设备与方法
CN107186197A (zh) * 2017-04-10 2017-09-22 包头盛泰汽车零部件制造有限公司 一种铸造保温炉合金液移转方法及其装置
CN107866541A (zh) * 2017-11-22 2018-04-03 昆山篙陵兴金属制品有限公司 一种金属防震动压铸装置
KR102079006B1 (ko) * 2017-12-04 2020-02-19 현대성우메탈 주식회사 고반응성 금속재 휠 연속주조장치의 용탕 이송 어셈블리
CN109130081A (zh) * 2018-08-08 2019-01-04 天津金派英克莱自行车股份有限公司 一种基于电动自行车电瓶盒的制作方法
CN116294594B (zh) * 2023-05-22 2023-07-28 内蒙金属材料研究所 一种高温金属液转移装置

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR1475783A (fr) * 1966-02-04 1967-04-07 Est Aciers Fins Installation pour l'élaboration et la coulée continue de l'acier
SU743783A1 (ru) * 1978-04-04 1980-06-30 Иркутский филиал Всесоюзного научно-исследовательского и проектного института алюминиевой, магниевой и электродной промышленности Вакуумный ковш дл забора алюмини из электролизера
JPS589197Y2 (ja) * 1980-07-18 1983-02-18 川崎製鉄株式会社 蓋開閉装置
JPS6263611A (ja) * 1985-09-13 1987-03-20 Nippon Kokan Kk <Nkk> 無酸化出鋼のための取鍋蓋を有する取鍋とその受鋼台車
GB8708653D0 (en) * 1987-04-10 1987-05-13 Davy Mckee Stockton Bleeder valve assembly
JPH0488134A (ja) * 1990-08-01 1992-03-23 Leotec:Kk 半凝固金属の製造方法および装置
FR2675722B1 (fr) * 1991-04-25 1996-01-05 Peugeot Appareil de remplissage de fours de maintien.
JPH09220660A (ja) * 1995-12-25 1997-08-26 Akita Keikinzoku:Kk 給湯装置
JPH1017921A (ja) * 1996-07-04 1998-01-20 Kobe Steel Ltd ランス挿入方法
JP2948544B2 (ja) * 1996-12-16 1999-09-13 広島アルミニウム工業株式会社 吸引式給湯ラドルの蓋脱着装置
JP4422273B2 (ja) * 2000-02-07 2010-02-24 中外炉工業株式会社 溶湯容器用蓋のシール装置
ITTO20010288A1 (it) * 2001-03-27 2002-09-27 Teksid Spa Apparecchiatura per il trasferimento di metalli liquidi da un contenitore di prelievo ad un contenitore di raccolta.
KR100840248B1 (ko) * 2001-12-17 2008-06-20 주식회사 포스코 폐열 회수용 레이들의 보온 커버
CN201239794Y (zh) * 2008-08-08 2009-05-20 十一冶建设有限责任公司 真空出铝抬包
CN201287194Y (zh) * 2008-11-14 2009-08-12 郑州久达科技有限公司 真空出铝抬包

Also Published As

Publication number Publication date
WO2011125366A1 (ja) 2011-10-13
JP5709847B2 (ja) 2015-04-30
CN102834204A (zh) 2012-12-19
CN102834204B (zh) 2015-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5709847B2 (ja) 真空給湯装置
KR100901034B1 (ko) 감압 주형조형의 주탕 방법, 장치 및 주물
JP5265475B2 (ja) 一室型真空炉
JP5626639B2 (ja) 鋳型造型方法
WO2006132140A1 (ja) 鋳枠ユニット、上・下鋳型造型装置、および鋳造ライン
CN110681852B (zh) 铸钢铸造物制造系统
JP2004523366A (ja) 液体金属を収集容器から受容容器に輸送する装置
US2045716A (en) Apparatus for casting large glass articles
CN207435581U (zh) 一种物料供给装置以及晶体生长系统
CN213856937U (zh) 一种消失模铸造用砂箱
JPH04504682A (ja) 金属製品の加圧鋳造のための溶湯を供給する装置および方法
JP5320515B1 (ja) 真空槽交換装置
JP2920813B2 (ja) 鋳造用金枠
CN100377275C (zh) 平面板制造设备用的板搬送排气台车
JP2021146381A (ja) 二槽型低圧鋳造用溶湯保持炉
JP6117505B2 (ja) 吸引保持装置
RU2349417C2 (ru) Способ и устройство для перевертывания металлургических ковшей
JPH0718198U (ja) 不定形耐火物の充填装置
JP2018030163A (ja) 低圧鋳造装置における不純物除去方法
CN111203529B (zh) 一种烘烤机
CN210314358U (zh) 一种具有吹氩装置的真空冶炼炉
JP2020070719A (ja) 吸引式配湯装置
JPH11130444A (ja) 溶融ガラスの減圧脱泡装置
JP2014076473A (ja) 溶鋼の脱ガス処理設備
JP4184752B2 (ja) 鋳造方法及び鋳造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140924

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150210

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150303

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5709847

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250