JPWO2011081046A1 - 成膜装置及び成膜方法 - Google Patents

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Abstract

基板の大型化に対応し、かつタクトタイムが短く、かつ低コストの成膜装置及び成膜方法を提供する。基板11を載せる基板保持枠12を真空排気された真空槽41内に搬入し、基板保持枠12上の基板11が基板搬送路と蒸着源42の放出口42cとの間に配置されたマスク保持枠43上のマスク15と対面する位置で静止させ、基板保持枠12を搬送機構51の搬送部材から離間させ、基板11の裏面を基板吸着板81b表面に静電吸着して保持させる。次いでマスク15を基板11に対して位置合わせし、基板11とマスク15をいずれも真空槽41に対して静止させた状態で、放出口42cから成膜材料の蒸気を放出させ、蒸気により基板11表面に成膜する。成膜後、マスク15を真空槽41内のマスク保持枠43に載せたまま、基板11を載せる基板保持枠12を真空槽41外に搬出する。

Description

本発明は、成膜装置及び成膜方法であって、特に有機EL素子の製造に適用するものに関する。
現在、有機EL素子の成膜装置には、クラスター方式のものとインライン方式のものがある。図10はクラスター方式の成膜装置101の構成の一例を示し、図11はインライン方式の成膜装置201の構成の一例を示している。
クラスター方式の成膜装置101の場合は、図10に示すように、枚葉式の第一、第二の成膜装置110、120を受け渡し室102により連結して構成されるもので、それぞれの搬送室内111、121内には、搬送ロボット131、132が設けられている。
第一の成膜装置110の搬入室112から搬入された基板100を、第一の成膜装置110において、搬送ロボット131を用い、順次、搬送室111を介して各処理室113〜117に搬入して処理を行い、その後、基板100を受け渡し室102へ移送する(符号118はマスクストック室を示す)。
さらに、第二の成膜装置120において、搬送ロボット132を用い、基板100を、順次、搬送室121を介して各処理室122〜125に搬入して処理を行い(符号127はマスクストック室を示す)、その後、基板100を搬出室126に移送する。
上述した処理室113〜117並びに処理室122〜125には、それぞれマスクと基板100を位置合わせするためのアライメント機構及び蒸着源(いずれも不図示)が設けられており、各処理室113〜117並びに処理室122〜125では、基板100とマスクを精密に位置合わせした後に成膜を行う。
一方、インライン方式の成膜装置201の場合は、図11に示すように、搬送ロボット231により、搬入室202から前処理室203及び搬送室204を介して搬入された基板200を、成膜領域210に設けられた受け渡し室211を介してアライメント室212に搬入し、基板200とマスク(マスク付きパレット)230の位置合わせを行う。
受け渡し室211を介して移送された基板200は、有機蒸着室214、215において、不図示のローラーによってマスク230及び基板200を搬送しつつ、基板200上に複数の有機材料層を連続的に成膜する。
その後、受け渡し室216において、基板200とマスク230を分離し、搬送ロボット232によって基板200のみを取り出し、電極成膜領域227の搬送室222に基板200を移送する。
電極成膜領域227では、搬送室222を介して各処理室223、224に基板200を順次搬入して、基板200上にカソード電極を形成し、その後、基板200を搬出室225に移送する(符号226はマスクストック室を示す)。
受け渡し室216で基板200と分離されたマスク230は、コーナー室217、リターン室218、コーナー室219を経由させて受け渡し室211に戻す(符号220はマスクストック室、符号221は使用済みマスクストック室を示す)。
従来の上記二種類の方式で、特に基板の大型化(G5以上)に対応し、かつタクトタイムを短縮しようとする場合、以下のような問題点がある。
まず、クラスター方式の場合には、複数の成膜室毎に搬送室および搬送ロボットが必要となり、装置が大型化するという問題がある。また、成膜室と成膜室との間の空間が大きくなり、フットプリント(占有床面積)が大きくなるという問題がある。さらに、搬送室を経由するため基板搬送に時間が掛かり、タクトタイムの短縮が困難な場合があった。
一方、インライン方式は、同一の処理室に複数の基板を通過させ、複数の有機層を同一の処理室で連続的に成膜処理を行うことで、クラスター方式で問題となる成膜時間の長さを短縮することができる。
しかしながら、従来のインライン方式では、基板とマスクを固定して、一体として移動させながら成膜するため、大量のマスクが必要であった。
さらにRGB塗り分けデバイス作製の場合には、インラインのループが三つ必要になり、装置構成が大規模になってしまうという問題がある。
特開2003−332052号公報 特開2009−224231号公報
本発明は上記従来技術の不都合を解決するために創作されたものであり、その目的は、基板の大型化に対応し、かつタクトタイムが短く、かつ低コストの成膜装置及び成膜方法を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、成膜室と、基板を載せる基板保持枠と、前記基板方向に向けられた放出口から前記成膜室内に成膜材料の蒸気を放出可能な蒸着源と、前記基板保持枠を前記成膜室内の前記放出口と対向する位置を通る基板搬送路に沿って移動させる搬送機構と、を有し、前記蒸気により前記基板表面に成膜する成膜装置であって、前記基板搬送路と前記放出口との間に配置され、複数の貫通孔を有するマスクを載せるマスク保持枠と、前記マスク保持枠上の前記マスクを、前記マスクと対面する前記基板に対して位置合わせする位置合わせ装置と、を有し、前記基板を載せる前記基板保持枠を前記成膜室内に搬入し、前記マスク保持枠上の前記マスクと対面する位置で静止させ、前記基板と前記マスクをいずれも前記成膜室に対して静止させた状態で、前記基板表面に成膜したのち、前記マスクを前記成膜室内に残したまま、前記基板保持枠を前記成膜室外に搬出する成膜装置である。
本発明は成膜装置であって、前記成膜室内に配置され、前記基板を静電吸着により保持する基板吸着板を有する成膜装置である。
本発明は成膜装置であって、前記成膜室内で前記基板保持枠と対面可能な位置に配置された接触部と、前記接触部を前記基板方向に移動させるように構成された接触部移動機構とが設けられた基板保持枠昇降装置を有する成膜装置である。
本発明は成膜装置であって、前記成膜室内で前記マスク保持枠上の前記マスクと対面可能な位置に配置された腕部と、前記腕部を前記基板方向に移動させるように構成された腕部移動機構とが設けられたマスク昇降装置と、前記マスクを載置可能な板状のマスク搬送板と、を有し、前記搬送機構は前記マスク搬送板を前記基板搬送路に沿って移動させ、前記マスク昇降装置は前記マスクを前記マスク保持枠から前記マスク搬送板に移動させる成膜装置である。
本発明は成膜装置であって、一面が平面状に形成され、静電吸着機構が設けられ、吸着板貫通孔が形成され、前記成膜室内で前記基板搬送路を中央にして前記マスク保持枠の反対側に前記一面が前記基板搬送路の方を向くように配置された基板吸着板と、前記基板吸着板の厚みより背が高く、かつ前記吸着板貫通孔よりも径が小さく、先端に接着剤層が固定された凸部と、前記凸部が一面に突設され、前記成膜室内で前記基板吸着板を中央にして前記基板搬送路の反対側に、前記凸部の先端が前記吸着板貫通孔を通って前記基板吸着板の前記一面から突出するように配置された板部とを有する接着部材と、前記基板吸着板と前記接着部材をそれぞれ前記基板吸着板の前記一面に対して垂直な方向に移動可能に構成された吸着装置移動機構とが設けられた基板吸着装置を有する成膜装置である。
本発明は成膜装置であって、前記成膜室内には前記マスク保持枠が複数個配置され、各前記マスク保持枠はそれぞれ異なる前記マスクを載せるように構成され、前記位置合わせ装置は、各前記マスク保持枠にそれぞれ載せられた前記マスクを前記基板に対して位置合わせするように構成された成膜装置である。
本発明は成膜装置であって、前記位置合わせ装置は、前記マスクの有するマスクマークと前記基板の有する基板マークを検出する検出装置と、前記成膜室内で前記マスク保持枠を前記基板表面に平行な方向に移動させ、かつ前記基板表面に対して垂直な回転軸線の周りに回転させるマスク保持枠移動回転装置と、前記マスク保持枠を前記基板表面に対して垂直な方向に移動させるマスク保持枠昇降装置と、前記検出装置の検出結果に基づいて、前記マスク保持枠移動回転装置による前記マスク保持枠の移動の向きと移動の量と、前記マスク保持枠の回転の向きと回転の量とを決定するマスク保持枠移動制御装置と、を有する成膜装置である。
本発明は成膜装置であって、前記蒸着源の前記放出口は前記成膜室内で前記基板の成膜面に平行な方向に移動可能に構成された成膜装置である。
本発明は成膜装置であって、前記基板吸着板はポリイミドと、セラミックと、SiCと、BNのうちいずれか1種類の材質を含有する成膜装置である。
本発明は成膜装置であって、複数の前記成膜室が直列に接続されている成膜装置である。
本発明は、成膜室内を真空排気し、前記成膜室内に基板を載せる基板保持枠を搬入し、前記基板保持枠を前記成膜室内で蒸発源の放出口と対向する位置を通る基板搬送路に沿って移動させ、前記基板保持枠上の前記基板を前記放出口と対面させ、前記放出口から前記成膜室内に成膜材料の蒸気を放出させ、前記蒸気により前記基板表面に薄膜を成膜したのち、前記基板を載せる前記基板保持枠を前記成膜室外に搬出する成膜方法であって、前記基板を載せる前記基板保持枠を前記成膜室内に搬入する前に、前記成膜室内で前記放出口と前記基板搬送路との間に設置されたマスク保持枠に複数の貫通孔を有するマスクを載せておき、前記基板保持枠を前記成膜室内に搬入し、前記基板保持枠上の前記基板が前記マスク保持枠上の前記マスクと対面する位置で静止させ、前記マスクを前記基板に対して位置合わせし、前記基板と前記マスクをいずれも前記成膜室に対して静止させた状態で、前記放出口から前記蒸気を放出させ、前記基板表面に成膜したのち、前記マスクを前記成膜室内の前記マスク保持枠に載せたまま、前記基板を載せる前記基板保持枠を前記成膜室外に搬出する成膜方法である。
本発明は成膜方法であって、前記基板を載せる前記基板保持枠を前記成膜室内に搬入し、前記基板保持枠を前記成膜室内で前記基板搬送路に沿って設けられた搬送部材と接触させながら移動させ、前記基板保持枠上の前記基板が前記マスク保持枠上の前記マスクと対面する位置で静止させ、前記マスクを前記基板に対して位置合わせする前に、前記基板保持枠を前記搬送部材から離間させ、離間した位置で静止させておき、前記基板表面の成膜を終えたのち、前記基板保持枠を前記搬送部材に接触させ、前記成膜室外に搬出する成膜方法である。
本発明は成膜方法であって、前記基板保持枠を前記成膜室外に搬出したのち、前記マスクを前記マスク保持枠から離して前記成膜室外に搬出し、前記基板保持枠を前記成膜室内に搬入する前に、前記マスクを前記成膜室内に搬入し、前記マスク保持枠に載せる成膜方法である。
本発明は成膜方法であって、前記基板保持枠を前記基板の表面が前記マスクと対面する位置で静止させたのち、前記マスクを前記基板に対して位置合わせする前に、一面が平面状に形成され、内部に電極が設けられた基板吸着板の前記一面を前記基板の裏面と対面させ、先端に接着剤層が固定された接着部材の前記先端を、前記基板吸着板に形成された吸着板貫通孔を通して前記基板の裏面に向かう接着方向に移動させ、前記基板吸着板の前記一面から突出させ、前記基板の裏面に接触させ、押圧して、前記基板の裏面を前記接着剤層を介して前記接着部材の前記先端に接着させ、前記基板吸着板の前記電極に直流電圧を印加しておき、前記接着部材の前記先端を前記接着方向とは逆向きの離間方向に移動させ、前記接着部材の前記先端を前記吸着板貫通孔に進入させながら、前記接着部材の前記先端に接着された前記基板の裏面を前記基板吸着板の前記一面に接触させ、静電吸着させ、前記接着剤層を前記基板の裏面から離間させておき、前記基板表面の成膜を終えるまでは、前記基板の裏面を前記基板吸着板の前記一面に静電吸着させ続ける成膜方法である。
本発明は成膜方法であって、前記マスクを前記基板に対して位置合わせする前に、前記マスク表面と前記基板表面との間の間隔を基準間隔としてあらかじめ定めておき、前記マスクの有するマスクマークと前記基板の有する基板マークとの相対位置関係を基準位置関係としてあらかじめ定めておき、前記マスクを前記基板に対して位置合わせするときには、前記マスク表面と前記基板表面との間の間隔が基準間隔になるように前記マスクを前記基板表面に対して垂直な方向に移動させ、前記マスクマークと前記基板マークを検出し、検出結果に基づいて、前記マスクマークと前記基板マークとの相対位置関係が前記基準位置関係になるように前記マスクを前記基板表面に平行な方向に移動させ、かつ前記マスクを前記基板表面に対して垂直な回転軸線の周りに回転させておき、前記基板表面の成膜を終えるまでは、前記基板と前記マスクの両方を前記成膜室に対して静止させ続ける成膜方法である。
本発明は成膜方法であって、前記放出口を前記成膜室内で前記基板表面に平行な方向に移動させながら、前記放出口から前記蒸気を放出させ、前記基板表面に成膜する成膜方法である。
タクトタイムが従来のクラスター方式の成膜装置に比べて短い。
異なるマスクパターンのマスクを使用する場合でも、従来のインライン方式の成膜装置に比べて、装置サイズが小さく、装置価格を低く抑えることができる。
従来のインライン方式に比べて使用するマスクの枚数が少ないので、低コストである。
本発明である成膜装置の概略構成図 本発明である成膜装置の成膜室の内部側面図 マスク搬送板を放出口と対面する位置に静止させたときの第一の成膜室の内部側面図 基板保持枠を基板の成膜面がマスクと対面する位置に静止させたときの第一の成膜室の内部側面図 基板保持枠を放出口と対面する位置から移動させたあとの第一の成膜室の内部側面図 基板と基板保持枠の平面図 第一、第二のマスク保持枠がそれぞれ配置された各成膜室の内部側面図 マスクとマスク保持枠の平面図 二つのマスクと第一、第二のマスク保持枠の平面図 従来技術であるクラスター方式の成膜装置の概略構成図 従来技術であるインライン方式の成膜装置の概略構成図 基板とマスクを位置合わせしたあとの第一の成膜室の内部側面図
本発明である成膜装置の構造を、有機EL素子の発光層等の有機薄膜を基板12上に順に成膜する成膜装置を例に説明する。図1は成膜装置1の概略構成図を示している。
成膜装置1は、複数の成膜室24、25、26を有している。
成膜装置1はここでは三つの成膜室24、25、26を有し、以下では三つの成膜室24、25、26をそれぞれ第一、第二、第三の成膜室と呼ぶ。第一、第二、第三の成膜室24、25、26はこの順に直列に並べられている。
ここでは、第一の成膜室24の隣には第一の受渡室23が配置され、第一の受渡室23の隣には基板搬入室22とマスク搬入室31がそれぞれ配置されている。また第三の成膜室26の隣には第二の受渡室27が配置され、第二の受渡室27の隣には基板搬出室28とマスク搬出室32がそれぞれ配置されている。
各室22〜28並びに31、32はそれぞれ真空槽4122〜4128、4131、4132と真空排気装置4922〜4928、4931、4932を一つずつ有している。
各室22〜28、31、32の真空排気装置4922〜4928、4931、4932はそれぞれ当該室の真空槽4122〜4128、4131、4132の外側に配置され、当該室の真空槽4122〜4128、4131、4132内を真空排気可能に構成されている。
ここでは基板搬入室22と、第一の受渡室23と、第一、第二、第三の成膜室24、25、26と、第二の受渡室27と、基板搬出室28の各真空槽4122〜4128は一直線上に一列に並んで配置され、隣り合う各真空槽4122〜4128内は互いに対面する面で気密に接続されている。マスク搬入室31とマスク搬出室32の各真空槽4131、4132はそれぞれ当該直線の側方に配置され、それぞれ第一、第二の受渡室23、27の真空槽4123、4127と当該直線に平行な面で互いに対面するようにされ、マスク搬入室31の真空槽4131と第一の受渡室23の真空槽4123は互いに対面する面で気密に接続され、マスク搬出室32の真空槽4132と第二の受渡室27の真空槽4127は互いに対面する面で気密に接続されている。
各真空槽4122〜4128内を横切る一の平面を基準面とすると、基準面上にはここではローラー方式の搬送機構5122〜5128が各真空槽4122〜4128ごとにそれぞれ設けられている。
各真空槽4122〜4128内で搬送機構5122〜5128は搬送部材として二つで一組の円筒状のローラー51a、51bを複数組有している。一組中の二つのローラー51a、51bはそれぞれ円筒形の一端部が互いに向かい合うようにされている。
基板搬入室22と、第一の受渡室23と、第一、第二、第三の成膜室24、25、26と、第二の受渡室27と、基板搬出室28のローラー51a、51bは組ごとに基準面上で各真空槽4122〜4128を貫通する一の直線(以下基準線と呼ぶ)に沿って一列に並んで配置され、一組中の二つのローラー51a、51bは当該直線を中央にして互いに反対側に配置されいる。
搬送機構5122〜5128には搬送機構制御装置50が接続され、搬送機構5122〜5128は搬送機構制御装置50から制御信号を受けると各ローラー51a、51bをそれぞれの円筒形の中心軸線の周りに回転させるように構成されている。
第一、第二の受渡室23、27にはそれぞれ昇降機構521、522が配置されている。第一の受渡室23の昇降機構521は当該受渡室23に対して、マスク搬入室31から搬入されるマスクを受け取るように構成され、第二の受渡室27の昇降機構522は当該受渡室27に対して、マスク搬出室32に搬出されるマスクを受け渡しするように構成されている。
マスク搬入室31とマスク搬出室32には、マスク搬送用のマスク搬送機構911、912が配置されている。
次に、各成膜室24〜26の構造を説明する。
図2は各成膜室24〜26の内部側面図を示している。各成膜室24〜26の構成は同一であり、動作も同一であるから、図2の一枚の図面で説明する。また各成膜室24〜26の真空槽4124〜4126を符号41で示し、真空排気装置4924〜4926を符号49で示す。
各成膜室24〜26はそれぞれ蒸着源42を有している。
蒸着源42は供給源42aと放出装置42bを有している。ここでは供給源42aは真空槽41の外側に配置され、放出装置42bは真空槽41内に配置されているが、両方とも真空槽41内に配置されていてもよい。
供給源42aと放出装置42bはそれぞれ箱状の筺体42a3、42b1を有している。
供給源42aの筺体42a3の内部には、固体又は液体の有機材料が配置されるるつぼ42a1と、この有機材料を加熱する加熱手段42a2とが配置されている。るつぼ42a1に成膜材料である有機材料を配置し、加熱して、有機材料の蒸気を発生させるように構成されている。
供給源42aの筺体42a3は配管によって放出装置42bの筺体42b1に接続されており、供給源42aから有機材料の蒸気が放出装置42bの筺体42b1に供給される。
放出装置42bの筺体42b1の一面には複数の細長い放出口42cが互いに平行に形成されている。
放出装置42bの放出口42cは基準面に対して鉛直に向けられており、放出口42cからは有機材料の蒸気が真空槽41内の基準面に向けて放出されるように構成されている。
基準面と放出口42cとの間には「ロ」字形状のマスク保持枠43が、「ロ」字形状の開口部分が放出口42cと対面するように配置されている。
次にこの成膜装置1を使用した成膜方法を説明する。
ここでは水平面を基準面とし、基準面に対して鉛直な方向を鉛直方向と呼び、放出口42cは鉛直上方に向けられているとする。
まず、図1を参照し、各室22〜28、31、32の真空槽4122〜4128、4131、4132内を真空排気しておく。以後、真空排気を続けて各真空槽4122〜4128、4131、4132の真空雰囲気を維持する。
各成膜室24〜26の蒸着源42の供給源42aで有機材料の蒸気を発生させておく。ただし、放出口42cからはまだ蒸気の発生を開始させないようにする。
複数の貫通孔を有し、外周がマスク保持枠43の内周よりも大きい板状のマスクを、マスクの外周よりも大きくかつ搬送機構5122〜5128の互いに向かい合うローラー51a、51bの間隔よりも幅の広いマスク搬送板上に載置する。以下マスクの二面のうちマスク搬送板と対面する方の面を裏面、その反対の面を表面と呼ぶ。次いで、マスク搬入室31の真空槽4131内の真空雰囲気を維持したまま、マスク搬送板を当該真空槽4132内に搬入し、マスク搬送機構911に載せる。符号15はマスクを示し、符号16はマスク搬送板を示している。
第一の受渡室23に対してマスク搬入室31のマスク搬送機構911を伸ばし、マスク搬送板16を第一の受渡室23の昇降機構上521に載せたのち、マスク搬送機構911を縮め(戻し)、マスク搬送板16をマスク搬入室31の真空槽4131内から第一の受渡室23の真空槽4123内に移動させる。
第一の受渡室23と第一の成膜室24のローラー51a、51bをそれぞれ回転させ、マスク搬送板16を第一の受渡室23の真空槽4123内から第一の成膜室24の真空槽4124内に移動させたのち、マスク搬送板16が放出口42c(図2参照)と対面するときに、ローラー51a、51bの回転を停止させ、マスク搬送板16を第一の成膜室24の真空槽4124内で静止させる。
図3はマスク搬送板16を放出口42cと対面する位置に静止させたときの第一の成膜室24の内部側面図を示している。
マスク搬送板16を中央にしたときにマスク保持枠43の反対側にはマスク昇降装置65が配置されている。マスク昇降装置65は棒状の腕部65aと腕部吊り下げ棒65bと腕部吊り下げ棒移動装置(腕部移動機構)65cを有している。
腕部吊り下げ棒65bはマスク15と対面する位置の外側に、中心軸線をマスク搬送板16に対して鉛直に向けて配置されている。
腕部吊り下げ棒65bの一端は腕部65aの一端に互いの中心軸線が垂直に交差する向きで固定され、腕部吊り下げ棒65bの他端は真空槽4124を気密に貫通し、真空槽4124の外側に配置された吊り下げ棒移動装置65cに接続されている。
腕部吊り下げ棒移動装置65cにはマスク昇降制御装置66が接続され、腕部吊り下げ棒移動装置65cはマスク昇降制御装置66から制御信号を受けると、腕部吊り下げ棒65bを中心軸線の周りに回転させ、かつ腕部吊り下げ棒65bを中心軸線に平行な方向に移動させるように構成されている。
まず、腕部65aがマスク15の表面と対面しないように腕部吊り下げ棒65bを回転させたのち、腕部吊り下げ棒65bをマスク搬送板16に向かって移動させ、腕部65aをマスク15の側方に位置させる。腕部65aがマスク15の裏面と対面するように腕部吊り下げ棒65bを回転させて、腕部65a上にマスク15を載せる。次いで、腕部吊り下げ棒65bをマスク搬送板16から離れる向きで移動させ、マスク15をマスク搬送板16から離間させる。
第一の成膜室24と第二の成膜室25のローラー51a、51bをそれぞれ回転させ、空のマスク搬送板16を第一の成膜室24の真空槽4124内から第二の成膜室25の真空槽4125内に移動させる。
次いで腕部吊り下げ棒65bをマスク保持枠43に向かって移動させ、腕部65a上のマスク15をマスク保持枠43に載置する。腕部65aがマスク15の裏面と対面しないように腕部吊り下げ棒65bを回転させたのち、腕部吊り下げ棒65bをマスク保持枠43から離れる方向に移動させ、始めの位置で静止させる。
このようにして、マスク保持枠43にマスク15を載せる。図8はマスク15とマスク保持枠43の平面図を示している。
第二の成膜室25の真空槽4125内に移動させた空のマスク搬送板16に関しては、図1を参照し、マスク搬送板16を第二の成膜室25の真空槽4125内から第三の成膜室26の真空槽4126内を経由して第二の受渡室27の真空槽4127内に移動させたのち、第二の受渡室27の真空槽4127内で静止させる。
第二の受渡室27の昇降機構522を上昇させ、昇降機構522上にマスク搬送板16を載せる。
第二の受渡室27に対してマスク搬出室32のマスク搬送機構912を伸ばし、マスク搬送板16と昇降機構522の間に挿入したのち、昇降機構522を下降させる。マスク搬送機構912にマスク搬送板16を載せたまま、マスク搬送機構912を縮め(戻し)、マスク搬送板16を第二の受渡室27の真空槽4127内からマスク搬出室32の真空槽4132内に移動させる。マスク搬送板16をマスク搬出室32の真空槽4132内で静止させる。マスク搬出室32の真空槽4132内の真空雰囲気を維持したまま、マスク搬送板16を真空槽4132の外側に搬出する。
上述の方法と同様にして、第二、第三の成膜室25、26のマスク保持枠43にそれぞれマスク15を載せておく。
図6は成膜対象である基板11と基板11を載せる基板保持枠12の平面図を示している。基板11表面(成膜面)には複数の成膜領域があらかじめ定められている。
基板保持枠12は「ロ」字形状に形成され、「ロ」字形状の開口には梁12aが設けられている。「ロ」字形状の内周は基板11の外周よりも小さく形成され、基板保持枠12に基板11を載置したとき、基板11は「ロ」字形状の開口から落下しないようになっている。
基板保持枠12の幅は搬送機構5122〜5128の互いに向かい合うローラー51a、51bの間隔よりも広く形成されている。
まず、基板11表面の隣り合う成膜領域の間の部分が梁12aと対面するように、基板11を基板保持枠12に載置する。
次いで、図1を参照し、基板搬入室22の真空槽4122内の真空雰囲気を維持したまま、基板保持枠12を当該真空槽4122内に搬入し、基板保持枠12を搬送機構51のローラー51a、51bに接触させる。このとき、基板保持枠12上の基板11表面は水平面に平行になっている。
基板搬入室22と、第一の受渡室23と、第一の成膜室24の各ローラー51a、51bをそれぞれ回転させ、基板保持枠12を基板搬入室22の真空槽4122内から第一の受渡室23の真空槽4123内を経由して第一の成膜室24の真空槽4124内に移動させたのち、基板保持枠12に載せられた基板11の成膜面がマスク15と対面するときに、ローラー51a、51bの回転を停止させ、基板保持枠12を第一の成膜室24の真空槽4124内で静止させる。
図4は基板保持枠12を基板11の表面がマスク15と対面する位置に静止させたときの第一の成膜室24の内部側面図を示している。
マスク保持枠43の外側には基板保持枠昇降装置45が配置されている。
基板保持枠昇降装置45は接触部45aと接触部移動機構45bを有している。
接触部45aはここでは基板保持枠12の下方を向いた面と対面可能な位置に配置されている。
接触部移動機構45bには接触部移動制御装置73が接続され、接触部移動機構45bは接触部移動制御装置73から制御信号を受けると、接触部45aを鉛直方向に移動させるように構成されている。
まず、接触部45aを基板保持枠12に向かって鉛直上方に移動させ、基板保持枠12に接触させ、接触部45aを介して基板保持枠12を持ち上げ、基板保持枠12をローラー51a、51bから離間させて静止させる。
基板保持枠12を搬送機構51から離間させることで、搬送機構51の振動が基板保持枠12に伝わることを防止できる。
本発明の基板保持枠昇降装置45は上述のように基板保持枠12に下方から外力を印加して持ち上げる構造に限定されず、二つの接触部45aを基板保持枠12の側方に配置し、基板保持枠12を横から挟んだのち持ち上げるように構成してもよいし、接触部45aを基板保持枠12の上方に配置し、基板保持枠12を上方から吊り上げるように構成してもよい。
基板11を中央にしたときにマスク15の反対側には基板吸着装置81が配置されている。基板吸着装置81は基板吸着板81aと板状の接着部材81bを有している。
基板吸着板81aの一面(以下表面と呼ぶ)は平面状に形成され、基板保持枠12と対面させたとき、梁12aと対面する位置に吸着板貫通孔82が形成されている。吸着板貫通孔82の形状は周囲を囲まれた形状に限定されず、周囲の一部に開口を有する切り欠き形状でもよい。
基板吸着板81aの裏面には棒状の板吊り下げ棒81dが鉛直に固定されている。
接着部材81bは板部81b1と凸部81b2を有している。凸81b2部は、基板吸着板81aの厚みよりも背が高く、吸着板貫通孔82よりも径が小さく形成され、板部81b1の一面(以下表面と呼ぶ)を基板吸着板81aの裏面と対面させたときに吸着板貫通孔82と対面する位置に突設されている。板部81b1には板吊り下げ棒81dの端部と対面する位置に板吊り下げ棒81dの径よりも大きい開口が形成され、板部81b1の裏面の開口には管状の部材吊り下げ管81eが連通するように鉛直に固定されている。
部材吊り下げ管81eの径は板吊り下げ棒81dの径よりも大きく形成され、板吊り下げ棒81dの一端は部材吊り下げ管81eに挿入され、板吊り下げ棒81dの中心軸線と部材吊り下げ管81eの中心軸線は互いに平行にされている。
基板吸着装置81は、板吊り下げ棒81dの一端が部材吊り下げ管81eに挿入された状態を維持しながら、基板吸着板81aと接着部材81bを相対的に近づけるように移動させると、接着部材81bの凸部81b2の先端が基板吸着板81aの裏面から吸着板貫通孔82を通って、基板吸着板81aの表面に突出するように構成されている。
基板吸着装置81は真空槽4124内で、板吊り下げ棒81dと部材吊り下げ管81eの中心軸線が基板11表面に対して鉛直に向けられ、基板吸着板81aの表面が基板11の裏面と対面し、吸着板貫通孔82が基板11を介して基板保持枠12の梁12aと対面するように配置されている。
板吊り下げ棒81dの一端と部材吊り下げ管81eの一端はそれぞれ真空槽4124を気密に貫通し、真空槽4124の外側に配置された吸着装置移動機構81cに接続されている。
吸着装置移動機構81cには吸着装置移動制御装置67が接続され、吸着装置移動機構81cは吸着装置移動制御装置67から制御信号を受けると、板吊り下げ棒81dと部材吊り下げ管81eをそれぞれの中心軸線に平行な方向に移動させるように構成されている。
基板吸着板81aはポリイミドと、セラミックと、SiCと、BNのうちいずれか1種類の材質を含有し、内部に電極が設けられて静電吸着機構を構成し、電極には真空槽41の外側に配置された電源装置68が電気的に接続されている。基板吸着板81aは、電極に電源装置68から所定の直流電圧を印加されると、吸着対象物との間に静電気力による引力を生じさせるように構成されている。
接着部材81bの凸部81b2の先端には接着剤層83が固定されている。
基板保持枠12上の基板11は、梁12aと対面する部分では梁12aに支持されて平面性を保たれているが、梁12aから離れた部分では重力によって下方に膨らむように変形されている。後述するマスク15と基板11の位置合わせの工程の前に基板11の変形を解消しておく必要がある。
まず、基板吸着板81aを基板11に向かって移動させ、表面が基板11と接触する位置又はごくわずかな隙間を持って離間した位置で静止させる。
接着部材81bの凸部81b2の先端を基板11の裏面に向かう接着方向に移動させ、凸部81b2先端の接着剤層83を基板11の裏面に接触させ、押圧して、基板11の裏面を接着剤層83を介して接着部材81bの凸部81b2の先端に接着させる。
接着部材81bの凸部81b2の先端を上記接着方向とは逆向きの離間方向に移動させ、凸部81b2の先端を吸着板貫通孔82に進入させながら、凸部81b2の先端に接着された基板11の裏面を基板吸着板81aの表面に接触させる。基板吸着板81aの電極に所定の直流電圧を印加して、基板11との間に静電引力を生じさせる。基板11の裏面は静電吸着機構により基板吸着板81aの表面に静電吸着される。
基板11の裏面を基板吸着板81aの表面に面で静電吸着することで、以後基板11を平面の状態に維持できる。
凸部81b2の先端を上記離間方向に移動させ、接着剤層83による基板11裏面との接着を解消させ、接着剤層83を基板11の裏面から離間させる。
マスク保持枠43にはマスク保持枠移動装置44が接続されている。
マスク保持枠移動装置44はここではマスク保持枠移動回転装置44aと、マスク保持枠昇降装置44bとを有している。マスク保持枠移動回転装置44aはマスク保持枠43に接続され、マスク保持枠昇降装置44bはマスク保持枠移動回転装置44aに接続されている。
マスク保持枠移動回転装置44aは、真空槽41の外側に配置されたマスク保持枠移動制御装置71から制御信号を受けると、マスク保持枠43を基準面に平行な互いに交差する二方向にそれぞれ移動させ、かつ基準面に対して垂直な回転軸線の周りに回転させるように構成されている。
マスク保持枠昇降装置44bは、マスク保持枠移動制御装置71から制御信号を受けると、マスク保持枠移動回転装置44aと一緒にマスク保持枠43を基準面に対して垂直な方向に移動させるように構成されている。
マスク保持枠移動制御装置71には、マスク15と基板11の相対位置関係を検出する検出装置が接続されている。
ここでは、基板11には基板マーク11aがあらかじめ形成され(図6参照)、マスク15にはマスクマーク15aがあらかじめ形成されている(図8参照)。マスク15上のマスクマーク15aは、マスク15の各貫通孔と基板11の対応する成膜領域とをそれぞれ重ねたときに、基板マーク11aと重なる位置に形成されている。
ここでは、検出装置は撮像装置62であり、基板11を中央にしてマスク15の反対側にレンズを基板11に対して垂直に向けて配置されている。基板保持枠12のうち基板マーク11aの周囲には切り欠きが形成され(図6参照)、撮像装置62は基板11の有する基板マーク11aと、基板保持枠12の切り欠き部分の透明な基板11を介して、マスク15の有するマスクマーク15aとをそれぞれ撮像可能に構成されている。
本発明の撮像装置62は上記構造に限定されず、基板11の上方とマスク15の下方にそれぞれ撮像装置62が配置され、基板マーク11aとマスクマーク15aをそれぞれ異なる撮像装置62で撮像するように構成してもよい。
マスク保持枠移動制御装置71は撮像装置62の撮像結果から、マスクマーク15aを基準面に正射影した射影マスクマークと、基板マーク11aを基準面に正射影した射影基板マークとの相対位置関係を測定し、射影マスクマークと射影基板マークが一致するように、マスク保持枠移動回転装置44aによるマスク保持枠43の移動の向きと移動の量と、マスク保持枠43の回転の向きと回転の量とを決定するように構成されている。
またマスク保持枠移動制御装置71は、マスク15の高さと基板11の高さをあらかじめ分かっており、基板11表面とマスク15表面との間の間隔が所定の距離(ゼロでもよい)になるように、マスク保持枠昇降装置44bによるマスク保持枠43の移動の向きと移動の量とを決定するように構成されている。
マスク保持枠43上のマスク15を、当該マスク15と対面する基板11に対して位置合わせする装置を位置合わせ装置と呼ぶと、ここではマスク保持枠移動装置44と、検出装置と、マスク保持枠移動制御装置71で位置合わせ装置が構成されている。
まず、マスク15表面と基板11表面との間の間隔が所定の距離になるように、マスク保持枠43を基準面に対して垂直な方向に移動させる。マスク15表面と基板11表面との間の間隔は、間隔が開きすぎると基板11表面に輪郭がぼやけた薄膜が成膜されるため、50μm〜0μm(密着)が望ましい。
次いで、撮像装置62で基板マーク11aとマスクマーク15aをそれぞれ撮像し、撮像結果に基づいて射影マスクマークと射影基板マークが一致するようにマスク保持枠43を基準面に平行な方向に移動させ、かつマスク保持枠43を基準面に鉛直な回転軸線の周りに回転させる。
図12は基板11とマスク15を上記のように位置合わせしたあとの第一の成膜室24の内部側面図を示している。
次いで、基板11とマスク15をいずれも静止させた状態で、放出口42cから成膜材料の蒸気を放出させると、蒸気はマスク15の各貫通孔を通って、基板11の所定の成膜領域にそれぞれ到達し、各成膜領域に成膜材料の薄膜が成膜される。
基板11上に所定の時間成膜したのち、放出口42cから蒸気の放出を停止させる。
マスク保持枠43を基板保持枠12から離れる方向に移動させ、マスク表面15を基板11表面から離間させる。
基板吸着板81aの静電吸着機構への直流電源の印加を停止して基板11の静電吸着を解除し、基板11を基板保持枠12上に載置させる。基板吸着板81aと接着部材81bを基板11から離れる方向に移動させ、始めの位置に静止させる。
基板保持枠昇降装置45の接触部45aを基板保持枠12と一緒に下方に移動させ、基板保持枠12をローラー51a、51bに接触させる。接触部45aを更に下方に移動させ、基板保持枠12から離間させる。
図1を参照し、第一の成膜室24と、第二の成膜室25のローラー51a、51bをそれぞれ回転させ、マスク15を第一の成膜室24の真空槽4124内に残したまま、基板保持枠12を第一の成膜室24の真空槽4124内から第二の成膜室25の真空槽4125内に移動させる。
同様にして、第二、第三の成膜室25、26の真空槽4125、4126内でそれぞれ基板11上に成膜を行う。
第一の成膜室24で成膜を終えた基板11(第一の基板)をマスク15を第一の成膜室24に残したまま第二の成膜室25に搬送するのと同時に、第一の成膜室24で成膜する前の基板11(第二の基板)を第一の成膜室24に搬入することで、第一の基板を第二の成膜室25で成膜するのと同時に、第二の基板を第一の成膜室24で成膜することができる。複数の基板をそれぞれ異なる成膜室で同時に成膜することで、複数枚の基板の成膜に要する時間を短縮できる。
第三の成膜室26での基板11の成膜を終えたのち、第三の成膜室26と、第二の受渡室27と、基板搬出室28のローラー51a、51bをそれぞれ回転させ、基板保持枠12を第三の成膜室26の真空槽4126内から第二の受渡室27の真空槽4127内を経由して基板搬出室28の真空槽4128内に移動させたのち、ローラー51a、51bの回転を停止させ、基板保持枠12を基板搬出室28の真空槽4128内に静止させる。基板搬出室28の真空槽4128内の真空雰囲気を維持したまま、基板保持枠12を真空槽4128の外側に搬出する。
このようにして、第一、第二、第三の成膜室24、25、26で成膜された基板11を得ることができる。
図5は基板保持枠12を放出口42cと対面する位置から移動させたあとの第一の成膜室24の内部側面図を示している。
所定の枚数の基板11を上述の方法で成膜したのちマスク15を交換する場合には、図5を参照し、後述するように空のマスク搬送板16を真空槽4124内に搬入する前に、腕部65aがマスク15表面と対面しないように腕部吊り下げ棒65bを回転させたのち、腕部吊り下げ棒65bをマスク保持枠43に向かって移動させ、腕部65aをマスク15の側方に位置させる。次いで腕部65aがマスク15の裏面と対面するように腕部吊り下げ棒65bを回転させて、腕部65a上にマスク15を載せる。次いで、腕部吊り下げ棒65bをマスク保持枠43から離れる向きで移動させ、マスク15をマスク保持枠43から離間させる。後述するように空のマスク搬送板16を静止する位置を中央にしてマスク保持枠43の反対側にマスク15を移動させ、静止させておく。
次いで、図1を参照し、マスク搬入室31の真空槽4131内の真空雰囲気を維持したまま、空のマスク搬送板16を当該真空槽4131内に搬入し、マスク搬送板16をマスク搬送機構911に載せる。
第一の受渡室23に対してマスク搬入室31のマスク搬送機構911を伸ばし、マスク搬送板16を第一の受渡室23の昇降機構521上に載せたのち、マスク搬送機構911を縮め(戻し)、マスク搬送板16をマスク搬入室31の真空槽4131内から第一の受渡室23の真空槽4123内に移動させる。
第一の受渡室23と第一の成膜室24のローラー51a、51bをそれぞれ回転させ、マスク搬送板16を第一の受渡室23の真空槽4123内から第一の成膜室24の真空槽4124内に移動させたのち、マスク搬送板16が放出口42c(図5参照)と対面したときに、ローラー51a、51bの回転を停止させ、マスク搬送板16を第一の成膜室24の真空槽4124内で静止させる。
図5を参照し、腕部吊り下げ棒65bをマスク搬送板16に向かって移動させ、腕部65a上のマスク15をマスク搬送板16に載置する。腕部65aがマスク15の裏面と対面しないように腕部吊り下げ棒65bを回転させたのち、腕部吊り下げ棒65bをマスク搬送板16から離れる方向に移動させ、始めの位置で静止させる。
このようにして、マスク搬送板16にマスク15を載せる。
次いで、図1を参照し、マスク搬送板16を第一の成膜室24の真空槽4124内から第二、第三の成膜室25、26の真空槽4125、4126内を順に経由して第二の受渡室27の真空槽4127内に移動させたのち、第二の受渡室27の真空槽4127内で静止させる。
第二の受渡室27の昇降機構522を上昇させ、昇降機構522上にマスク搬送板16を載せる。
第二の受渡室27に対してマスク搬出室32のマスク搬送機構912を伸ばし、マスク搬送板16と昇降機構522の間に挿入したのち、昇降機構522を下降させる。マスク搬送機構912にマスク搬送板16を載せたまま、マスク搬送機構912を縮め(戻し)、マスク搬送板16を第二の受渡室27の真空槽4127内からマスク搬出室32の真空槽4132内に移動させる。マスク搬送板16をマスク搬出室32の真空槽4132内で静止させる。マスク搬出室32の真空槽4132内の真空雰囲気を維持したまま、マスク搬送板16を真空槽4132の外側に搬出する。
次いで、新しいマスク15を上述した方法により、第一の成膜室24の真空槽4124内に搬入し、マスク保持枠43上に載置する。このようにしてマスク15の交換を行う。
第二、第三の成膜室25、26のマスク15も同様にして交換できる。
本発明のマスクを載せるマスク保持枠は、上述のような「ロ」字形状のマスク保持枠43(図8参照)に限定されず、図9に示すように、「ロ」字形状の互いに対面する二辺がそれぞれ分割された二つの「コ」字形状の第一、第二のマスク保持枠431、432で構成されていてもよい。第一、第二のマスク保持枠431、432は互いの「コ」字形状の両端がそれぞれ向かい合うようにされている。
この場合、マスクをマスク保持枠上に載置するには、二枚のマスク151、152を一枚のマスク搬送板16上に載置して搬送し、真空槽41内で「コ」字形状の第一、第二のマスク保持枠431、432にそれぞれ一枚ずつ載置させる。符号15a1、15a2は各マスクにそれぞれ形成されたマスクマークを示している。
第一、第二のマスク保持枠431、432にはそれぞれ別個に移動させる第一、第二のマスク保持枠移動装置441、442が接続されている。
図7は「コ」字形状の第一、第二のマスク保持枠431、432がそれぞれ配置された各成膜室24〜26の内部側面図を示している。
第一、第二のマスク保持枠431、432をそれぞれ第一、第二のマスク保持枠移動装置441、442の第一、第二のマスク保持枠移動回転装置44a1、44a2と第一、第二のマスク保持枠昇降装置44b1、44b2で移動及び回転させることで、基板保持枠12上の一枚の基板11に対して二枚のマスク151、152をそれぞれ独自に位置合わせできる。位置合わせしたのち、基板11と二枚のマスク151、152をいずれも静止させた状態で、基板11の成膜を行う。成膜後は、二枚のマスク151、152を真空槽41内に残したまま、基板11を隣の成膜室に搬出する。
この場合には、基板11の半分の大きさのマスク151、152を使用して基板11の成膜ができるので、基板の大型化にあわせて大型のマスクを用意する必要がなく、基板の大型化に容易に対応できる。
本発明の蒸着源42の放出装置42bは各成膜室24〜26の真空槽4124〜4126内で、基準面に平行な方向に移動可能に構成されていてもよい。成膜中には、基板11とマスク15(あるいは151、152)をいずれも静止させた状態で、放出装置42bを移動させながら放出口42cから蒸気を放出させ、基板11表面に成膜をする。この場合には、基板の大型化にあわせて大型の放出装置42bを用意する必要がなく、基板の大型化に容易に対応できる。
本発明の搬送機構5122〜5128は上記のようなローラー方式に限定されず、各真空槽4122〜4128内で対象物を搬送できるならばベルトコンベア方式やリニアモーター方式等でもよい。
本発明の成膜装置1は上述のように水平面を基準面とし、放出口を鉛直上方に向け、放出口の上方にマスクと基板を順にそれぞれ水平に配置する構造に限定されず、放出口を鉛直下方に向け、放出口の下方にマスクと基板を順にそれぞれ水平に配置するように構成してもよいし、水平面に対して鉛直に交差する一面を基準面とし、放出口を水平側方に向け、放出口の側方をマスクと基板を順にそれぞれ基準面に平行に立てた状態で配置するように構成してもよい。
1……成膜装置
11……基板
11a……基板マーク
12……基板保持枠
15、151、152……マスク
15a、15a1、15a2……マスクマーク
16……マスク搬送板
24、25、26……成膜室(第一、第二、第三の成膜室)
41、4122〜4128、4131、4132……真空槽
42……蒸着源
42c……放出口
43、431、432……マスク保持枠(第一、第二のマスク保持枠)
44a……マスク保持枠移動回転装置
44b……マスク保持枠昇降装置
45……基板保持枠昇降装置
45a……接触部
45b……接触部移動機構
49、4922〜4928、4931、4932……真空排気装置
51……搬送機構
65……マスク昇降装置
65a……腕部
65c……腕部移動機構(腕部吊り下げ棒移動装置)
71……マスク保持枠移動制御装置
81……基板吸着装置
81a……基板吸着板
81b……接着部材
81b1……板部
81b2……凸部
81e……吸着装置移動機構
82……吸着板貫通孔
83……接着剤層
上記課題を解決するために本発明は、成膜室と、基板を載せる基板保持枠と、前記基板方向に向けられた放出口から前記成膜室内に成膜材料の蒸気を放出可能な蒸着源と、前記基板保持枠を前記成膜室内の前記放出口と対向する位置を通る基板搬送路に沿って移動させる搬送機構と、を有し、前記蒸気により前記基板表面に成膜する成膜装置であって、前記基板搬送路と前記放出口との間に配置され、複数の貫通孔を有するマスクを載せるマスク保持枠と、前記マスク保持枠上の前記マスクを、前記マスクと対面する前記基板に対して位置合わせする位置合わせ装置と、を有し、前記基板を載せる前記基板保持枠を前記成膜室内に搬入し、前記マスク保持枠上の前記マスクと対面する位置で静止させ、前記基板と前記マスクをいずれも前記成膜室に対して静止させた状態で、前記基板表面に成膜したのち、前記マスクを前記成膜室内に残したまま、前記基板保持枠を前記成膜室外に搬出する成膜装置である。
本発明は成膜装置であって、前記成膜室内に配置され、前記基板を静電吸着により保持する基板吸着板を有する成膜装置である。
本発明は成膜装置であって、前記成膜室内で前記基板保持枠と対面可能な位置に配置された接触部と、前記接触部を前記基板方向に移動させるように構成された接触部移動機構とが設けられた基板保持枠昇降装置を有する成膜装置である。
本発明は成膜装置であって、前記成膜室内で前記マスク保持枠上の前記マスクと対面可能な位置に配置された腕部と、前記腕部を前記基板方向に移動させるように構成された腕部移動機構とが設けられたマスク昇降装置と、前記マスクを載置可能な板状のマスク搬送板と、を有し、前記搬送機構は前記マスク搬送板を前記基板搬送路に沿って移動させ、前記マスク昇降装置は前記マスクを前記マスク保持枠から前記マスク搬送板に移動させる成膜装置である。
本発明は成膜装置であって、一面が平面状に形成され、静電吸着機構が設けられ、吸着板貫通孔が形成され、前記成膜室内で前記基板搬送路を中央にして前記マスク保持枠の反対側に前記一面が前記基板搬送路の方を向くように配置された基板吸着板と、前記基板吸着板の厚みより背が高く、かつ前記吸着板貫通孔よりも径が小さく、先端に接着剤層が固定された凸部と、前記凸部が一面に突設され、前記成膜室内で前記基板吸着板を中央にして前記基板搬送路の反対側に、前記凸部の先端が前記吸着板貫通孔を通って前記基板吸着板の前記一面から突出するように配置された板部とを有する接着部材と、前記基板吸着板と前記接着部材をそれぞれ前記基板吸着板の前記一面に対して垂直な方向に移動可能に構成された吸着装置移動機構とが設けられた基板吸着装置を有する成膜装置である。
本発明は成膜装置であって、前記成膜室内には前記マスク保持枠が複数個配置され、各前記マスク保持枠はそれぞれ異なる前記マスクを載せるように構成され、前記位置合わせ装置は、各前記マスク保持枠にそれぞれ載せられた前記マスクを前記基板に対して位置合わせするように構成された成膜装置である。
本発明は成膜装置であって、前記位置合わせ装置は、前記マスクの有するマスクマークと前記基板の有する基板マークを検出する検出装置と、前記成膜室内で前記マスク保持枠を前記基板表面に平行な方向に移動させ、かつ前記基板表面に対して垂直な回転軸線の周りに回転させるマスク保持枠移動回転装置と、前記マスク保持枠を前記基板表面に対して垂直な方向に移動させるマスク保持枠昇降装置と、前記検出装置の検出結果に基づいて、前記マスク保持枠移動回転装置による前記マスク保持枠の移動の向きと移動の量と、前記マスク保持枠の回転の向きと回転の量とを決定するマスク保持枠移動制御装置と、を有する成膜装置である。
本発明は成膜装置であって、前記蒸着源の前記放出口は前記成膜室内で前記基板の成膜面に平行な方向に移動可能に構成された成膜装置である。
本発明は成膜装置であって、前記基板吸着板はポリイミドと、セラミックと、SiCと、BNのうちいずれか1種類の材質を含有する成膜装置である。
本発明は成膜装置であって、複数の前記成膜室が直列に接続されている成膜装置である。
本発明は、成膜室内を真空排気し、前記成膜室内に基板を載せる基板保持枠を搬入し、前記基板保持枠を前記成膜室内で蒸発源の放出口と対向する位置を通る基板搬送路に沿って移動させ、前記基板保持枠上の前記基板を前記放出口と対面させ、前記放出口から前記成膜室内に成膜材料の蒸気を放出させ、前記蒸気により前記基板表面に薄膜を成膜したのち、前記基板を載せる前記基板保持枠を前記成膜室外に搬出する成膜方法であって、前記基板を載せる前記基板保持枠を前記成膜室内に搬入する前に、前記成膜室内で前記放出口と前記基板搬送路との間に設置されたマスク保持枠に複数の貫通孔を有するマスクを載せておき、前記基板保持枠を前記成膜室内に搬入し、前記基板保持枠上の前記基板が前記マスク保持枠上の前記マスクと対面する位置で静止させ、前記マスクを前記基板に対して位置合わせし、前記基板と前記マスクをいずれも前記成膜室に対して静止させた状態で、前記放出口から前記蒸気を放出させ、前記基板表面に成膜したのち、前記マスクを前記成膜室内の前記マスク保持枠に載せたまま、前記基板を載せる前記基板保持枠を前記成膜室外に搬出する成膜方法である。
本発明は成膜方法であって、前記基板を載せる前記基板保持枠を前記成膜室内に搬入し、前記基板保持枠を前記成膜室内で前記基板搬送路に沿って設けられた搬送部材と接触させながら移動させ、前記基板保持枠上の前記基板前記マスク保持枠上の前記マスクと対面する位置で静止させ、前記マスクを前記基板に対して位置合わせする前に、前記基板保持枠を前記搬送部材から離間させ、離間した位置で静止させておき、前記基板表面の成膜を終えたのち、前記基板保持枠を前記搬送部材に接触させ、前記成膜室外に搬出する成膜方法である。
本発明は成膜方法であって、前記基板保持枠を前記成膜室外に搬出したのち、前記マスクを前記マスク保持枠から離して前記成膜室外に搬出し、前記基板保持枠を前記成膜室内に搬入する前に、前記マスクを前記成膜室内に搬入し、前記マスク保持枠に載せる成膜方法である。
本発明は成膜方法であって、前記基板保持枠を前記基板の表面が前記マスクと対面する位置で静止させたのち、前記マスクを前記基板に対して位置合わせする前に、一面が平面状に形成され、内部に電極が設けられた基板吸着板の前記一面を前記基板の裏面と対面させ、先端に接着剤層が固定された接着部材の前記先端を、前記基板吸着板に形成された吸着板貫通孔を通して前記基板の裏面に向かう接着方向に移動させ、前記基板吸着板の前記一面から突出させ、前記基板の裏面に接触させ、押圧して、前記基板の裏面を前記接着剤層を介して前記接着部材の前記先端に接着させ、前記基板吸着板の前記電極に直流電圧を印加しておき、前記接着部材の前記先端接着される方向とは逆向きの離間方向に移動させ、前記接着部材の前記先端を前記吸着板貫通孔に進入させながら、前記接着部材の前記先端に接着された前記基板の裏面を前記基板吸着板の前記一面に接触させ、静電吸着させ、前記接着剤層を前記基板の裏面から離間させておき、前記基板表面の成膜を終えるまでは、前記基板の裏面を前記基板吸着板の前記一面に静電吸着させ続ける成膜方法である。
本発明は成膜方法であって、前記マスクを前記基板に対して位置合わせする前に、前記マスク表面と前記基板表面との間の間隔を基準間隔としてあらかじめ定めておき、前記マスクの有するマスクマークと前記基板の有する基板マークとの相対位置関係を基準位置関係としてあらかじめ定めておき、前記マスクを前記基板に対して位置合わせするときには、前記マスク表面と前記基板表面との間の間隔が基準間隔になるように前記マスクを前記基板表面に対して垂直な方向に移動させ、前記マスクマークと前記基板マークを検出し、検出結果に基づいて、前記マスクマークと前記基板マークとの相対位置関係が前記基準位置関係になるように前記マスクを前記基板表面に平行な方向に移動させ、かつ前記マスクを前記基板表面に対して垂直な回転軸線の周りに回転させておき、前記基板表面の成膜を終えるまでは、前記基板と前記マスクの両方を前記成膜室に対して静止させ続ける成膜方法である。
本発明は成膜方法であって、前記放出口を前記成膜室内で前記基板表面に平行な方向に移動させながら、前記放出口から前記蒸気を放出させ、前記基板表面に成膜する成膜方法である。
またマスク保持枠移動制御装置71は、マスク15の高さと基板11の高さをあらかじめ分かっており、基板11表面とマスク15表面との間の間隔が所定の距離(ゼロでもよい)になるように、マスク保持枠昇降装置44bによるマスク保持枠43の移動の向きと移動の量とを決定するように構成されている。
所定の枚数の基板11を上述の方法で成膜したのちマスク15を交換する場合には、図5を参照し、後述するように空のマスク搬送板16を真空槽4124内に搬入する前に、腕部65aがマスク15表面と対面しないように腕部吊り下げ棒65bを回転させたのち、腕部吊り下げ棒65bをマスク保持枠43に向かって移動させ、腕部65aをマスク15の側方に位置させる。次いで腕部65aがマスク15の裏面と対面するように腕部吊り下げ棒65bを回転させて、腕部65a上にマスク15を載せる。次いで、腕部吊り下げ棒65bをマスク保持枠43から離れる向きで移動させ、マスク15をマスク保持枠43から離間させる。後述するように空のマスク搬送板16を静止させる位置を中央にしてマスク保持枠43とは反対側になる方へマスク15を移動させ、静止させておく。

Claims (16)

  1. 成膜室と、
    基板を載せる基板保持枠と、
    前記基板方向に向けられた放出口から前記成膜室内に成膜材料の蒸気を放出可能な蒸着源と、
    前記基板保持枠を前記成膜室内の前記放出口と対向する位置を通る基板搬送路に沿って移動させる搬送機構と、
    を有し、前記蒸気により前記基板表面に成膜する成膜装置であって、
    前記基板搬送路と前記放出口との間に配置され、複数の貫通孔を有するマスクを載せるマスク保持枠と、
    前記マスク保持枠上の前記マスクを、前記マスクと対面する前記基板に対して位置合わせする位置合わせ装置と、
    を有し、
    前記基板を載せる前記基板保持枠を前記成膜室内に搬入し、前記マスク保持枠上の前記マスクと対面する位置で静止させ、前記基板と前記マスクをいずれも前記成膜室に対して静止させた状態で、前記基板表面に成膜したのち、前記マスクを前記成膜室内に残したまま、前記基板保持枠を前記成膜室外に搬出する成膜装置。
  2. 前記成膜室内に配置され、前記基板を静電吸着により保持する基板吸着板を有する請求項1記載の成膜装置。
  3. 前記成膜室内で前記基板保持枠と対面可能な位置に配置された接触部と、前記接触部を前記基板方向に移動させるように構成された接触部移動機構とが設けられた基板保持枠昇降装置を有する請求項1又は請求項2のいずれか1項記載の成膜装置。
  4. 前記成膜室内で前記マスク保持枠上の前記マスクと対面可能な位置に配置された腕部と、前記腕部を前記基板方向に移動させるように構成された腕部移動機構とが設けられたマスク昇降装置と、
    前記マスクを載置可能な板状のマスク搬送板と、
    を有し、
    前記搬送機構は前記マスク搬送板を前記基板搬送路に沿って移動させ、前記マスク昇降装置は前記マスクを前記マスク保持枠から前記マスク搬送板に移動させる請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の成膜装置。
  5. 一面が平面状に形成され、静電吸着機構が設けられ、吸着板貫通孔が形成され、前記成膜室内で前記基板搬送路を中央にして前記マスク保持枠の反対側に前記一面が前記基板搬送路の方を向くように配置された基板吸着板と、
    前記基板吸着板の厚みより背が高く、かつ前記吸着板貫通孔よりも径が小さく、先端に接着剤層が固定された凸部と、前記凸部が一面に突設され、前記成膜室内で前記基板吸着板を中央にして前記基板搬送路の反対側に、前記凸部の先端が前記吸着板貫通孔を通って前記基板吸着板の前記一面から突出するように配置された板部とを有する接着部材と、
    前記基板吸着板と前記接着部材をそれぞれ前記基板吸着板の前記一面に対して垂直な方向に移動可能に構成された吸着装置移動機構と
    が設けられた基板吸着装置を有する請求項1記載の成膜装置。
  6. 前記成膜室内には前記マスク保持枠が複数個配置され、
    各前記マスク保持枠はそれぞれ異なる前記マスクを載せるように構成され、
    前記位置合わせ装置は、各前記マスク保持枠にそれぞれ載せられた前記マスクを前記基板に対して位置合わせするように構成された請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の成膜装置。
  7. 前記位置合わせ装置は、
    前記マスクの有するマスクマークと前記基板の有する基板マークを検出する検出装置と、
    前記成膜室内で前記マスク保持枠を前記基板表面に平行な方向に移動させ、かつ前記基板表面に対して垂直な回転軸線の周りに回転させるマスク保持枠移動回転装置と、前記マスク保持枠を前記基板表面に対して垂直な方向に移動させるマスク保持枠昇降装置と、
    前記検出装置の検出結果に基づいて、前記マスク保持枠移動回転装置による前記マスク保持枠の移動の向きと移動の量と、前記マスク保持枠の回転の向きと回転の量とを決定するマスク保持枠移動制御装置と、
    を有する請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の成膜装置。
  8. 前記蒸着源の前記放出口は前記成膜室内で前記基板の成膜面に平行な方向に移動可能に構成された請求項1乃至請求項6のいずれか1項記載の成膜装置。
  9. 前記基板吸着板はポリイミドと、セラミックと、SiCと、BNのうちいずれか1種類の材質を含有する請求項2若しくは請求項5のいずれか1項記載の成膜装置。
  10. 複数の前記成膜室が直列に接続されている請求項1乃至請求項9のいずれか1項記載の成膜装置。
  11. 成膜室内を真空排気し、前記成膜室内に基板を載せる基板保持枠を搬入し、前記基板保持枠を前記成膜室内で蒸発源の放出口と対向する位置を通る基板搬送路に沿って移動させ、前記基板保持枠上の前記基板を前記放出口と対面させ、前記放出口から前記成膜室内に成膜材料の蒸気を放出させ、前記蒸気により前記基板表面に薄膜を成膜したのち、前記基板を載せる前記基板保持枠を前記成膜室外に搬出する成膜方法であって、
    前記基板を載せる前記基板保持枠を前記成膜室内に搬入する前に、前記成膜室内で前記放出口と前記基板搬送路との間に設置されたマスク保持枠に複数の貫通孔を有するマスクを載せておき、
    前記基板保持枠を前記成膜室内に搬入し、前記基板保持枠上の前記基板が前記マスク保持枠上の前記マスクと対面する位置で静止させ、前記マスクを前記基板に対して位置合わせし、前記基板と前記マスクをいずれも前記成膜室に対して静止させた状態で、前記放出口から前記蒸気を放出させ、前記基板表面に成膜したのち、前記マスクを前記成膜室内の前記マスク保持枠に載せたまま、前記基板を載せる前記基板保持枠を前記成膜室外に搬出する成膜方法。
  12. 前記基板を載せる前記基板保持枠を前記成膜室内に搬入し、
    前記基板保持枠を前記成膜室内で前記基板搬送路に沿って設けられた搬送部材と接触させながら移動させ、前記基板保持枠上の前記基板が前記マスク保持枠上の前記マスクと対面する位置で静止させ、前記マスクを前記基板に対して位置合わせする前に、前記基板保持枠を前記搬送部材から離間させ、離間した位置で静止させておき、
    前記基板表面の成膜を終えたのち、前記基板保持枠を前記搬送部材に接触させ、前記成膜室外に搬出する請求項11記載の成膜方法。
  13. 前記基板保持枠を前記成膜室外に搬出したのち、前記マスクを前記マスク保持枠から離して前記成膜室外に搬出し、
    前記基板保持枠を前記成膜室内に搬入する前に、前記マスクを前記成膜室内に搬入し、前記マスク保持枠に載せる請求項11又は請求項12のいずれか1項記載の成膜方法。
  14. 前記基板保持枠を前記基板の表面が前記マスクと対面する位置で静止させたのち、前記マスクを前記基板に対して位置合わせする前に、
    一面が平面状に形成され、内部に電極が設けられた基板吸着板の前記一面を前記基板の裏面と対面させ、
    先端に接着剤層が固定された接着部材の前記先端を、前記基板吸着板に形成された吸着板貫通孔を通して前記基板の裏面に向かう接着方向に移動させ、前記基板吸着板の前記一面から突出させ、前記基板の裏面に接触させ、押圧して、前記基板の裏面を前記接着剤層を介して前記接着部材の前記先端に接着させ、
    前記基板吸着板の前記電極に直流電圧を印加しておき、
    前記接着部材の前記先端を前記接着方向とは逆向きの離間方向に移動させ、前記接着部材の前記先端を前記吸着板貫通孔に進入させながら、前記接着部材の前記先端に接着された前記基板の裏面を前記基板吸着板の前記一面に接触させ、静電吸着させ、前記接着剤層を前記基板の裏面から離間させておき、
    前記基板表面の成膜を終えるまでは、前記基板の裏面を前記基板吸着板の前記一面に静電吸着させ続ける請求項11乃至請求項13のいずれか1項記載の成膜方法。
  15. 前記マスクを前記基板に対して位置合わせする前に、前記マスク表面と前記基板表面との間の間隔を基準間隔としてあらかじめ定めておき、前記マスクの有するマスクマークと前記基板の有する基板マークとの相対位置関係を基準位置関係としてあらかじめ定めておき、
    前記マスクを前記基板に対して位置合わせするときには、
    前記マスク表面と前記基板表面との間の間隔が基準間隔になるように前記マスクを前記基板表面に対して垂直な方向に移動させ、
    前記マスクマークと前記基板マークを検出し、
    検出結果に基づいて、前記マスクマークと前記基板マークとの相対位置関係が前記基準位置関係になるように前記マスクを前記基板表面に平行な方向に移動させ、かつ前記マスクを前記基板表面に対して垂直な回転軸線の周りに回転させておき、
    前記基板表面の成膜を終えるまでは、前記基板と前記マスクの両方を前記成膜室に対して静止させ続ける請求項11乃至請求項14のいずれか1項記載の成膜方法。
  16. 前記放出口を前記成膜室内で前記基板表面に平行な方向に移動させながら、前記放出口から前記蒸気を放出させ、前記基板表面に成膜する請求項11乃至請求項15のいずれか1項記載の成膜方法。
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