JPWO2011048942A1 - ニットデザイン装置とデザイン方法及びデザインプログラム - Google Patents

ニットデザイン装置とデザイン方法及びデザインプログラム Download PDF

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Abstract

前編地からなるパーツと後編地からなるパーツとの編幅が、編成の途中から、編目の回し込みにより異なるようになる編物をデザインする。パーツの形状に柄データを付加した表示と、回し込みに応じてパーツ形状を変更し柄データを付加した表示、とを切り替え自在にする。柄のデザインが可能なエリアを明瞭に表示できる。

Description

この発明は、手袋等の前編地と後編地とが非対称な編地のデザインに関する。
手の甲側と掌側とで途中から編幅が異なるようになる3D手袋が知られている。3D手袋では、掌側で減らし目を行うと共に、手の甲側から親指袋の付け根付近の編目を掌側へ回し込むことにより、親指袋を掌側へ移動させる。これによって完成品の手袋は3D形状を備えたものになる。3D手袋のデザインでは、図4のように掌側のパーツと手の甲側のパーツを表示し、柄データを入力するが、編目の回し込みが表示されないので、柄データを入力できる範囲等が分からない。そして入力可能な範囲を誤ると、図5,図6の下部のように、エラーあるいは意図と異なるデザインとなる。
ここで関連する先行技術を示すと、特許文献1(JP3983764B)は前後のパーツに渡る編地のデザインについて開示している。ただし3D的な編物を想定していないので、表示はパーツの形状を基準とする表示のみである。特許文献2(JP4237753B)は、スカートなどに立体的な形状を与えるために用いる、ハギのデザインについて開示している。ここではハギでの減らし目等により、真円を柄データとして入力するにも、歪んだ形状で入力しなければならないとの課題を解決し、真円は真円として入力できるようにしている。
JP3983764B JP4237753B
この発明の課題は、3D手袋等の、前後のパーツの編幅が途中から非対称となる編物に対して、
・ 柄データを入力できる範囲と、完成品の編物で各編目がどのようにつながっているかを明瞭に表示すると共に、
・ パーツの形状を表示すると共に、完成品の編物がどのような3D形状を持つかを把握しやすくすることにある。
この発明は、前編地からなるパーツと後編地からなるパーツとの編幅が、編成の途中から編目の回し込みにより異なるようになる編物をデザインする装置において、
前記パーツの形状を表すパーツ基準画像を記憶するための手段と、
回し込みに応じてパーツ基準画像を変形したベッド基準画像を記憶するための手段と、
パーツ基準画像とベッド基準画像との間で、表示を切り替えるための表示切り替え手段と、
少なくとも前記ベッド基準画像への柄データの入力を受け付け、パーツ基準画像とベッド基準画像の双方に柄データを付加するデザイン入力手段、とを設けたことを特徴とする、ニットデザイン装置にある。
この発明はまた、ニットデザイン装置を用い、前編地からなるパーツと後編地からなるパーツとの編幅が、編成の途中から編目の回し込みにより異なるようになる編物をデザインする方法において、
前記ニットデザイン装置により、
前記パーツの形状を表すパーツ基準画像を記憶し、
回し込みに応じてパーツ基準画像を変形したベッド基準画像を記憶し、
パーツ基準画像とベッド基準画像との間で表示を切り替え、
少なくとも前記ベッド基準画像への柄データの入力を受け付けて、パーツ基準画像とベッド基準画像の双方に柄データを付加することを特徴とする、ニットデザイン方法にある。
この発明はさらに、ニットデザイン装置を用い、前編地からなるパーツと後編地からなるパーツとの編幅が、編成の途中から編目の回し込みにより異なるようになる編物をデザインするために、
前記ニットデザイン装置に、
前記パーツの形状を表すパーツ基準画像を記憶するステップと、
回し込みに応じてパーツ基準画像を変形したベッド基準画像を記憶するステップと、
パーツ基準画像とベッド基準画像との間で表示を切り替えるステップと、
少なくとも前記ベッド基準画像への柄データの入力を受け付けて、パーツ基準画像とベッド基準画像の双方に柄データを付加するステップ、とを実行させるニットデザインプログラムにある。
この明細書において、ニットデザイン装置に関する記載はそのままデザイン方法及びデザインプログラムにも当てはまり、ニットデザイン方法に関する記載はそのままデザイン装置及びデザインプログラムにも当てはまる。ニットデザイン装置はコンピュータであり、デザインプログラムはCD−ROM等の記憶媒体に記憶させて提供する。この発明では、パーツ基準画像により、前後のパーツの形状を把握できるようにすると共に、前後のパーツが編幅の方向にどの程度、非対称であるかにより、編物の3D形状を認識できるようにする。またベッド基準画像により、柄データを入力しようとする位置の編目が完成品の編物でどの位置に有り、周囲の柄とどのような関係にあるかが把握できる。さらにベッド基準画像は同じ針床にある編目を集めて示すので、柄データを入力できる範囲を容易に把握できる。従って、柄の入力エラー及び意図しない柄を入力してしまうトラブルが減少する。さらに柄データを入力できる範囲は、編成データが完成した後でループシミュレーションを行わずに、柄データを入力しながら確認できる。さらにベッド基準画像とパーツ基準画像とを切り替えて表示することにより、パーツの形状等の確認と、柄データを入力できる範囲の把握とを容易に行うことができる。入力された柄データはパーツ基準画像とベッド基準画像の双方に付加されるので、パーツ基準画像とベッド基準画像は共通の編物のデザインを表している。パーツ基準画像とベッド基準画像の違いは、回し込みに応じてパーツ形状が変形されているかどうかで、一方の画像から他方の画像を作成できる。
好ましくは、編目を回し込む位置及びそれ以降のコースに対して、編目を回し込む目数分、編目を回し込む方向に、編目をパーツ間で移動させることにより、ベッド基準画像を作成するための手段を設ける。これによって、ベッド基準画像を自動的に作成できる。
また好ましくは、デザイン入力手段はパーツ基準画像とベッド基準画像のいずれからでも、柄データの入力を受け付ける。これによって柄データをいずれの画像からでも入力できるので便利になる。
好ましくは、編物は3D手袋で、親指袋を掌側に寄せるために、掌側の編目を減らすと共に、手の甲側の編目を掌側に回し込む。これによって、3D手袋の柄データの作成が容易になる。
実施例のニットデザイン装置のブロック図 実施例のニットデザイン方法とデザインプログラムを示すフローチャート 実施例でのベッド基準画像を示す図 パーツ基準画像を示す図 パーツ基準画像の問題点を示す図 パーツ基準画像の問題点を示す図 実施例でのベッド基準画像を示す図 パーツ基準画像を示す図 パーツ基準画像とベッド基準画像とを示す図 回し込みを示す図
以下に、発明を実施するための最適実施例を示す。この発明の範囲は、特許請求の範囲の記載に、周知技術による変更の可能性を加味して解釈されるべきである。
図1〜図10に、実施例のニットデザイン装置2とデザイン方法及びデザインプログラムを示す。図1において、4はユーザ入力で、例えばキーボードやマウス,スタイラス,ジョイスティック,トラックボールなどから成り、6はモニタで、例えばカラーモニタである。8はネットワークインターフェースで、LANあるいはインターネットなどのネットワークとニットデザイン装置2とを接続し、10は外部記憶で、例えばUSBメモリあるいはCD−ROMなどである。実施例のデザインプログラムは、ネットワークインターフェース8あるいは外部記憶10から、ニットデザイン装置2に記憶させる。12はCPU,14はメモリ,16はバスで、CPU12とメモリ14とにより、デザインデータ記憶手段18〜柄入力処理手段26を構成する。
デザインデータ記憶手段18は編物のデザインデータを記憶し、対象となる編物は前編地からなるパーツと後編地からなるパーツとを備え、編成過程での編目の回し込みにより、途中から前編地と後編地の編幅が異なるようになる編物である。前後のパーツの数は任意で、編成には例えば前後に2枚〜6枚の針床を備えた横編機を用いる。編成データは、パーツの形状、例えば編幅と編丈を含むと共に、減らし目及び増やし目などのデータと、回し込みに関するデータ、即ちどの位置でどの方向に何目編目を回し込むか、を含んでいる。デザインデータはこれ以外に、組織柄やインターシャあるいはジャカードなどの柄データを含んでいる。
パーツ基準画像記憶手段20は、パーツの形状を表すパーツ基準画像を記憶する。ベッド基準画像記憶手段22は、ベッド基準の画像、即ち回し込みに応じてパーツ基準画像を変形した画像を記憶する。なおパーツ基準画像にもベッド基準画像も、入力された柄データを含み、かつ減らし目及び増やし目などのデータを含んでいる。また画像が柄データ等を含むとは、例えば画像のカラーコードが柄データ等を表していることである。表示切り替え手段24は、モニタ6に表示する画像を、パーツ基準画像とベッド基準画像との間で切り替える。なお画像をこれらの間で切り替えるだけでなく、パーツ基準画像とベッド基準画像の双方を表示するモードを設けても良い。
柄入力処理手段26は、モニタ6に表示したパーツ基準画像あるいはベッド基準画像に対して、ユーザ入力4などから柄データが入力されると、このデータを処理する。具体的には、入力された柄データにエラーが含まれていないかどうかをチェックし、エラーが含まれていると、警告する。エラーが含まれていない場合、パーツ基準画像とベッド基準画像の双方に、入力された柄データを追加する。従って柄データはパーツ基準画像とベッド基準画像との間で共通で、パーツ基準画像とベッド基準画像の違いは、回し込みに伴うパーツの変形がベッド基準画像に反映されている点である。編物のデザインデータとしては、両者は同じデータを表している。
図2に編物のデザイン方法とデザインプログラムとを示し、ステップ1で前後の編地のパーツ形状を入力し、パーツ形状をパーツ基準画像として記憶する。パーツ形状の入力は編幅,編丈その他のサイズデータを入力することにより行っても、あるいはユーザ入力4からモニタ6にパーツ形状を描画することにより行っても良い。ステップ2で回し込みデータを入力または生成する。編幅の異なる前後のパーツを横編機などの編機で編成するには、編地の端部で糸に無理が加わらないように、針床上に存在する編目の数を前後でほぼ等しくする、例えば編目数の差を1目以下にする必要がある。ステップ1でパーツ形状を入力したので、どの位置で何目の編目をどの方向に回し込む必要があるかは、ユーザが入力しなくても、デザイン装置2が自動的に判断できる。そこでステップ2では、回し込みデータをユーザが入力するか、デザイン装置2で自動的に生成する。
ステップ3で、編み始めから編み終わりへ向けて、1コース毎に、回し込みの有無と、編み始めからのウェール方向位置、並びに回し込む目数と、回し込む方法を求めて記憶する。次いでステップ4で、回し込みを行う位置とそれ以降のコースに対し、回し込む目数分だけ、編目が上下に繋がったウェールを回し込み元から回し込み先のエリアへ移動した画像を作成する。この画像がベッド基準画像で、ベッド基準画像をステップ5で記憶する。ステップ6でユーザの要求に応じ、パーツ基準画像もしくはベッド基準画像をモニタに表示する。
表示した画像に対してユーザの柄入力(柄データの入力)を受け付け(ステップ7)、柄入力に応じてパーツ基準画像とベッド基準画像の双方の画像を変更する。そしてステップ8で柄入力にエラーが存在するかどうかチェックし、存在すれば警告する。回し込みデータが途中で変更されると(ステップ9)、結合子Aからステップ2に戻り、回し込みデータの変更がない場合、デザインが終了すると(ステップ10)、編成データを出力して処理を終了する。デザインを終了しない場合、指定された処理へ戻る(ステップ11)。例えば柄データを変更する場合、ステップ6へ戻る。
図3〜図6に、3D手袋を例に実施例の処理を示す。図4は従来技術での3D手袋のデザインデータの表示(パーツ基準画像)を示し、図3は実施例での表示(ベッド基準画像)を示す。図3の30はベッド基準画像での手の甲側の画像、31はベッド基準画像での掌側の画像である。40はパーツ基準画像での手の甲側の画像で、41は掌側の画像である。実施例では、図4の表示と図3の表示を切り替え自在である。32,33,42,43は手首のリブ部で、手袋は中指から編み始めて、4本の指を袋状に編成し、これらをまとめて1つの筒にする。次いで親指袋を編成して前記の筒に接続し、1つの大きな筒にする。この筒に対して、掌側で減らし目を行うと共に、親指側で手の甲側から掌側へ編目を回し込み、編幅を小さくする。これにより親指袋は掌側へ移動し、3D手袋となる。なお回し込みを行う区間は、親指と手首との間で、小指側では回し込みを行わない。各指の袋と袋の間のエリア34は、指袋の奥行き方向に割り当てられている編目を表している。この明細書で、同時に編目を形成する方向がコース方向で、編み始めから編み終わりへの方向がウェール方向である。
図4の45は回し込み元エリアで、46は回し込み先エリアで、エリア45,46が存在することは原則として表示しない。このため、掌及び手の甲とで編幅が異なり、同様にリブ部42とリブ部43は編幅が異なる。パーツ基準画像40,41は、前編地からなるパーツ40と後編地からなるパーツ41の形状を表示することに重点を置き、これらの編幅の差が大きいことは、親指袋は掌側へ大きく移動することを示している。
しかしながら図4の表示では、手の甲側や掌側、リブ部42,43に対し、どの範囲で柄データを入力できるのか分からない。例えばエリア45に柄データを入力すると、柄は完成品の手袋では掌側に表れる。またエリア45の編目は、手の甲側の他の編目とは反対側のベッドで編成されるので、エリア45を意識せずに柄データを入力すると、編成できない柄データを入力することがある。回し込み先エリア46の部分は、掌側の他の編地と同じベッドで編成され、この部分も掌側と同様のデザインができる。しかしながら図4の表示では、エリア46は表示されないので、エリア46へデザインするのではなく、エリア45が掌側に現れることを意識してデザインしなければならない。
図4の表示と図3の表示は、表示切り替え手段により切り替えることができる。図3の表示では、回し込みが行われた編目は回し込み先の編地に属するものとして表示される。この結果、前編地と後編地とで編幅はほぼ等しく、それらの相違は例えば1目程度で、前ベッドと後ベッドとの間の渡り糸に負担が掛からないようにされている。さらに図3の表示では回し込み元エリア45は画像30から削除される。そして図3の表示では、同じ表示にある編目は同じベッドに係っているので、柄データの入力が容易になる。
図4の表示と図3の表示とで、柄データの入力にどのような違いが生じるかを、図5,図6に示す。図5では手の甲側にケーブル柄を設ける例を示している。この場合、ケーブル柄の一部が回し込み元エリアにあるので、掌側にケーブル柄の一部が回し込まれる。そして回し込み先エリア46へ回し込まれた、前ニット+交差の編目は、交差する相手がないのでエラーとなるデータである。
図6はメッシュ柄の例を示す。図4の表示では、回し込み先や回し込み元が意識されていないので、メッシュ柄の一部が手の甲側から掌側へ移動している。このデザインは、掌側にメッシュ柄を設けるデザインであれば問題ないが、手の甲側に設けることを意図したメッシュが掌側に表れているとすると、ユーザの意図に反している。
実施例では、図3の表示により柄データの入力を容易にする。また図4の表示は、前編地の形状と後編地の形状とを把握し、立体的にどのような手袋となるかを認識する上で必要である。次に手袋の場合、回し込みを行う位置は親指袋と手首の間で、回し込みの方向は親指袋側で手の甲側から掌側向きで、既知である。
実施例は、左右両方向から編目を回し込む編物にも適用できる。このような例を図7,図8に示し、編物の種類は例えばスカートで、80はパーツ基準画像、70はベッド基準画像で、71,81は前編地、72,82は後編地である。後編地72,82にはダーツ73があり、この部分で編目を減らし、それに応じて回し込み元エリア85の編目を回し込み先エリア86へ移動させる。なおエリア85,86は表示しなくても良い。またダーツ73に関する表示には、図8の右側の1点鎖線のようにダーツを閉じた表示と、実線のようにダーツを開いた表示の双方が可能である。
図8の表示は、パーツの形状を把握するのに適しているが、柄データの境界位置を把握するには適していない。これに対して図7の表示は、エリア85をエリア86へ移動させているので、どの編目からどの編目までが同じベッド上に存在するかが分かり、また柄データを入力できる範囲が分かる。図7,図8の表示では、中心線74の左右に対称にダーツ73があるので、回し込みの方向は中心線74に関し左右対称と解釈できる。このように解釈することに代えて、エリア85,86での回し込みの方向を編成データから求めて記憶してもよい。
図9に、ベッド基準画像90とパーツ基準画像91との関係を模式的に示し、Fは例えば前ベッドで、Rは例えば後ベッドである。パーツ基準画像91では、編目が実際にどのベッドに係止されているかを無視して、パーツの形状を表示する。これに対してベッド基準画像90では、どの編目がどのベッドに係止されているかを基準に表示する。なお92は前編地、94は後編地で、96は回し込み先エリアである。
図10に回し込みの処理を示し、例えば前ベッドFに係止されている編目A,B,Cを、編目の目移しと針床のラッキングとにより、後ベッドR側に回し込むと、端部の編目Aから内側の編目Cへの順で編目の回し込みが行われる。
2 ニットデザイン装置 4 ユーザ入力 6 モニタ
8 ネットワークインターフェース 10 外部記憶 12 CPU
14 メモリ 16 バス 18 デザインデータ記憶手段
20 パーツ基準画像記憶手段 22 ベッド基準画像記憶手段
24 表示切り替え手段 26 柄入力処理手段
30,31 ベッド基準画像 40,41 パーツ基準画像
32,33,42,43 リブ部 34 エリア
45 回し込み元エリア 46 回し込み先エリア
70 ベッド基準画像 71,81 前編地 72,82 後編地
73 ダーツ 74 中心線 80 パーツ基準画像
85 回し込み元エリア 86 回し込み先エリア
90 ベッド基準画像 91 パーツ基準画像 92 前編地
94 後編地 96 回し込み先エリア
ステップ3で、編み始めから編み終わりへ向けて、1コース毎に、回し込みの有無と、編み始めからのウェール方向位置、並びに回し込む目数と、回し込む方向を求めて記憶する。次いでステップ4で、回し込みを行う位置とそれ以降のコースに対し、回し込む目数分だけ、編目が上下に繋がったウェールを回し込み元から回し込み先のエリアへ移動した画像を作成する。この画像がベッド基準画像で、ベッド基準画像をステップ5で記憶する。ステップ6でユーザの要求に応じ、パーツ基準画像もしくはベッド基準画像をモニタに表示する。

Claims (7)

  1. 前編地からなるパーツと後編地からなるパーツとの編幅が、編成の途中から編目の回し込みにより異なるようになる編物をデザインする装置において、
    前記パーツの形状を表すパーツ基準画像を記憶するための手段と、
    回し込みに応じてパーツ基準画像を変形したベッド基準画像を記憶するための手段と、
    パーツ基準画像とベッド基準画像との間で、表示を切り替えるための表示切り替え手段と、
    少なくとも前記ベッド基準画像への柄データの入力を受け付け、パーツ基準画像とベッド基準画像の双方に柄データを付加するデザイン入力手段、とを設けたことを特徴とする、ニットデザイン装置。
  2. 編目を回し込む位置及びそれ以降のコースに対して、編目を回し込む目数分、編目を回し込む方向に、編目をパーツ間で移動させることにより、ベッド基準画像を作成するための手段を設けたことを特徴とする、請求項1のニットデザイン装置。
  3. 前記デザイン入力手段は、パーツ基準画像とベッド基準画像のいずれからでも、柄データの入力を受け付けるように構成されていることを特徴とする、請求項1または2のニットデザイン装置。
  4. ニットデザイン装置を用い、前編地からなるパーツと後編地からなるパーツとの編幅が、編成の途中から編目の回し込みにより異なるようになる編物をデザインする方法において、
    前記ニットデザイン装置により、
    前記パーツの形状を表すパーツ基準画像を記憶し、
    回し込みに応じてパーツ基準画像を変形したベッド基準画像を記憶し、
    パーツ基準画像とベッド基準画像との間で表示を切り替え、
    前記パーツの形状を表すパーツ基準画像を記憶するための手段と、
    回し込みに応じてパーツ基準画像を変形したベッド基準画像を記憶するための手段と、
    少なくとも前記ベッド基準画像への柄データの入力を受け付けて、パーツ基準画像とベッド基準画像の双方に柄データを付加することを特徴とする、ニットデザイン方法。
  5. 編目を回し込む位置及びそれ以降のコースに対して、編目を回し込む目数分、編目を回し込む方向に、編目をパーツ間で移動させることにより、ベッド基準画像を作成することを特徴とする、請求項4のニットデザイン方法。
  6. 前記編物は3D手袋で、親指袋を掌側に寄せるために、掌側の編目を減らすと共に、手の甲側の編目を掌側に回し込むことを特徴とする、請求項4または5のニットデザイン方法。
  7. ニットデザイン装置を用い、前編地からなるパーツと後編地からなるパーツとの編幅が、編成の途中から編目の回し込みにより異なるようになる編物をデザインするために、
    前記ニットデザイン装置に、
    前記パーツの形状を表すパーツ基準画像を記憶するステップと、
    回し込みに応じてパーツ基準画像を変形したベッド基準画像を記憶するステップと、
    パーツ基準画像とベッド基準画像との間で表示を切り替えるステップと、
    少なくとも前記ベッド基準画像への柄データの入力を受け付けて、パーツ基準画像とベッド基準画像の双方に柄データを付加するステップ、とを実行させるニットデザインプログラム。
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