JP2913267B2 - 横編機用のホールガーメントのシミュレーション方法と装置 - Google Patents
横編機用のホールガーメントのシミュレーション方法と装置Info
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シミュレーションに関し、特に袖や衿,ポケット等のシ
ミュレーションに関する。
トの編成では、両袖を前後の身頃と並行して筒状に編成
し、その後両袖を身頃に接続する。次いで身頃を肩まで
編成して接続し、必要に応じ衿部等に処理を施し、編成
を終了する。ホールガーメントをデザインするには、編
成後の最終形状をデザイン段階でシミュレーションでき
るようにする必要がある。しかしながら袖形状のシミュ
レーションは難しく、特に袖を身頃に取り付けた後の最
終形状のシミュレーションが難しい。袖形状のシミュレ
ーションで難しいのは袖の方向を求めることで、特に袖
にダーツ等の盛り上がりが有る場合が難しい。また袖が
Tスリーブ等の単純な形状の場合、袖の向きを予測でき
るが、袖形状が複雑になると袖の向きは一般に予測でき
ない。なお袖の形状をシミュレーションするため、袖の
各部の糸に加わる張力を計算し、これから袖形状を求め
ることが提案されている。しかしながら張力計算は計算
量が多い。
の編成後の最終形状をシミュレーションすることにあ
り、特に糸の張力計算無しでシミュレーションすること
にある。
ールガーメント形状をシミュレーションする方法におい
て、前記編成データを元に各編目ループの相互関係を定
めて、ホールガーメント各部の3次元画像を作成し、か
つ前記編成データに従ってホールガーメント各部の3次
元画像を接続し、これに伴い接続部の編目ループの形状
を変形させた後、該接続部の編目ループをその形状がほ
ぼ一定になるように再変形させることを特徴とする、横
編機用のホールガーメントのシミュレーション方法にあ
る。
元画像を記憶するための記憶手段と、編地の編成データ
に従い各編目ループの相互関係を定めて、ホールガーメ
ント各部の3次元画像を作成するための画像作成手段
と、前記ホールガーメントの各部を前記編成データに従
って接続し、これに伴い接続部の編目ループの形状を変
形させるとともに、該接続部の編目ループをその形状が
ほぼ一定になるように再変形させるための変形手段とを
設けた、横編機用のホールガーメントのシミュレーショ
ン装置にある。
目ループを長方形や三角形等のメッシュに置換するため
の手段と、前記編成データに従ってホールガーメント各
部の前記接続を行い、該接続部で前記メッシュを編目ル
ープ間の接続関係が保たれるように変形するとともに、
変形したメッシュを各メッシュのサイズがほぼ一定にな
るように再変形するための手段で構成する。
ホールガーメントの最終形状をシミュレーションする。
シミュレーションには3次元画像(3D画像)を用い
る。ここで問題は、例えば袖を身頃へ取り付けると、接
続部でループがどのように変形し、その結果袖がどの向
きを向くのか、実際に編成してみないと分からない点で
ある。同様の事は、衿の身頃への接続、ポケットの身頃
への接続等でも生じる。そこでこの発明では、編成デー
タに従って各ループの相互関係を定めて、即ち前コース
のループに対して次コースのループが正しい相互関係と
なるように、ホールガーメント各部の3次元画像を接続
する。そして接続部で各編目ループを編成データに従っ
て接続し、これに伴って編目ループの形状は変形する。
この後、接続後の編目ループをその形状がほぼ一定にな
るように再変形させる。
簡単にするために、例えば編目ループを長方形や三角形
等のメッシュに置き換える。そして例えばメッシュに置
換した編目ループを編成データに従って相互に接続す
る。この結果、例えば袖は仮想的に身頃に接続される。
この接続では、接続に用いる目移し等のためにメッシュ
は極端に変形している。そして変形したメッシュを、メ
ッシュサイズがほぼ一定になるように再変形させる。す
るとこれに伴って例えば袖の画像は実際のガーメントに
応じた向きに向きを変え、ホールガーメントの形状のシ
ミュレーションができる。
無しで、ホールガーメントの最終形状をシミュレーショ
ンできる。用いた仮定は、接続時に変形したループは、
横編機のニードルベッドから取り外すと、ほぼ一定の形
状に戻ろうとすることである。そしてこの発明では、こ
のような自然な仮定を用い、張力計算無しで、編成デー
タのみに従い、ホールガーメントの最終形状をシミュレ
ーションできる。
衿やポケットの身頃への接続のシミュレーションにも用
いることができる。また袖や衿,ポケット等の立体的な
形状をシミュレーションできる。
ーメントへのデザイン方法自体が余り知られていないた
め、デザイン装置も含めて説明し、また図2〜図8にホ
ールガーメントのデザイン過程を示す。
スで、ここでは画像データのバスとそれ以外の命令等の
バスを一体に表示する。31は前編地に対するフレーム
メモリで、例えば編地の外形データに対するフレーム,
組織柄に対するフレーム,インターシャに関するフレー
ム,及びジャガードに関するフレームの4枚のフレーム
からなる。このうち外形データに関するフレームには、
前編地の外形、即ち前身頃の外形と袖の前部外形を記憶
させる。またグレーディングに際し外形と相似に変更す
べきデータは外形データのフレームに記憶させ、例えば
裾ゴムや袖の口ゴム等のリブ編目の配置、衿にリブ組織
を設ける場合にはその部分のリブ編目の配置を記憶させ
る。組織柄のフレームには、ケーブルパターン等の組織
柄に関するデータを記憶させる。なおフレームメモリ3
1には袖は前身頃と並行に配置し、かつ接続開始部で接
続した状態で記憶させる。インターシャのフレームには
インターシャパターンに関するデザインデータを記憶さ
せ、ジャガードのフレームにはジャガードパターンに関
するデザインデータを記憶させる。フレームメモリ31
の構成自体は、前記の特開平7−119004号公報に
より公知である。またフレームメモリ31に用いる記憶
素子の種類等は任意である。フレームメモリ31には各
編目をその縦横のアスペクト比に比例した大きさで記憶
させ、各フレームには、編目の種類や振りの方向と距離
等のそのフレームに記憶させるべきデータを記憶できる
ビット幅を与える。
その構成は前編地に対するフレームメモリ31と同様で
ある。33はワークメモリで、演算過程での中間データ
はワークメモリ33に記憶させる。34はビデオRAM
で、35はモニタである。フレームメモリ31,32の
データはカラーデータとして解釈することができ、モニ
タ35に例えばカラーデータとして表示する。なおデザ
インデータを色空間で分解してカラーデータ、即ち色コ
ードで表示するか、あるいはそれ以外の表示方法を取る
かは任意である。36は入出力でプリンタ37を駆動
し、デザインデータのハードコピーを出力するために用
いる。38はコンパイラで、デザインデータを編成デー
タに変換する。即ちデザイン終了時のデザインデータは
フレームメモリ31,32に記憶され、これをコンパイ
ラ38で編成データに変換し編機に供給する。
担当し、スタイラス41や型紙形状を入力するためのデ
ジタイザ42,数値やコマンド等を入力するためのキー
ボード43,並びに既存のデザインデータの入力やコン
パイラ38で変換した編成データの入出力用のディスク
・ドライブ44を接続する。50は型紙データ作成部
で、例えば前身頃に対するデータ作成部51,後身頃に
対するデータ作成部52、及び袖に対するデータ作成部
53とを含んでいる。袖データ作成部53は、Tスリー
ブ,セットインスリーブ,ラグランスリーブ等の袖の種
類を記憶し、袖の種類毎に前身頃や後身頃に対する接続
条件を記憶している。そしてスタイラス41,デジタイ
ザ42,キーボード43等から入力された編地の外形デ
ータに対して、袖データ作成部53で袖と前後の身頃と
の接続条件を満たすか否かを判断する。このために用い
るのは、アームホールの付近での前身頃や後身頃の目数
並びに袖の目数である。そしてこれらの目数が所定の接
続条件を満たす場合、入力した外形データがそのまま型
紙データとなり、満たさない場合には袖のデザインデー
タを変更する。袖のデザインデータの変更は例えば袖山
の部分で行い、袖のウェール数を増減することで行う。
半透明合成して表示するための半透明合成部61と、前
編地内や後編地内あるいは前後の編地間でのパターンの
移動を処理する移動処理部62、同様に前編地内や後編
地内あるいは前後の編地間での模様のコピーを処理する
コピー部63を備えている。さらに64は袖表示処理部
である。フレームメモリ31,32には、袖を前身頃や
後身頃と並行に配置し、かつアームホール下部の接続開
始部で接続した状態で記憶してある。そして袖表示処理
部64でフレームメモリ31,32のデータを変形し、
袖を前身頃や後身頃に完全に接続した画像データを発生
させる。65は一般画像入力処理部で、例えばスタイラ
ス41によるフレームメモリ31,32の画像データに
対する描画を処理する。
モリ32の画像データを処理し、左右反転部71で画像
データを後身頃の左右の中心線(高さ方向に平行な中心
線)に関して左右反転させ、表裏反転部72でフレーム
メモリ32の編目の表裏を反転させる。また同様に振り
方向反転部73で、フレームメモリ32の各編目の振り
方向を反転させる。
で3D画像を記憶し、シミュレーションの開始時には両
袖と身頃の画像を記憶し、最終的には袖を身頃に接続し
編成が完成したホールガーメント画像を記憶する。75
はループシミュレーション処理部で、76はループ生成
処理部、77はメッシュ作成処理部、78はメッシュ変
形処理部である。ループ生成処理部76はコンパイラ3
8からの編成データに従い、袖や身頃の各ループの3次
元画像を作成し、ループ相互間の関係は編成データに従
い、前コースのループ上に次コースのループが重なり、
かつループの振り等に応じて定める。またループのサイ
ズは例えば平編,リブ等の種類に応じて変化させ、度山
値によるループサイズの変化は考慮しても無視しても良
い。このようにしてループ生成処理部76は袖や身頃,
衿,ポケット等の3次元画像を作成する。次にホールガ
ーメント各部の接続では、処理を簡単にするため、メッ
シュ作成処理部77で、各ループを例えば長方形のメッ
シュに置き換える。そしてメッシュ変形処理部78で、
例えば袖と身頃とを編成データに従って接続する。袖と
身頃とを編成データに従って接続すると、接続部のルー
プは極端に変形する。次に各メッシュの形状がほぼ一定
になるように、再変形させる。これに伴って袖は向きを
変え、実際のホールガーメントでの形状に応じた袖の画
像となる。
は、メモリ39の3D画像を2次元画像に変換し、ビデ
オRAM34を介してモニタ35に表示する。さらにメ
ッシュに置換した各ループを元のループ形状に戻し、ル
ープとして最終形状を表示できるようにする。
状編地のデザイン過程を説明する。図2はデザインの最
初の段階の型紙データの入力画面である。先ずセータ
ー,ワンピース等の筒状編地の種類をユーザーに指定さ
せ、次にTスリーブ,セットインスリーブ,ラグランス
リーブ等の袖の種類を入力させる。また同様にU首ある
いはV首等の衿の種類を入力させる。すると図2の画面
がモニタ35に表れ、図の1〜12の寸法を例えばキー
ボード43から入力させる。なおこのような入力に替え
て、予め作成した前編地と後編地の2枚の型紙をデジタ
イザ42で読み込んでも良い。これらの型紙は、例えば
袖の前部と前身頃を,袖の後部と後身頃を一体にしたも
のである。これらの編地では左右の袖は対称なので、例
えば図2のように右袖についてのみ袖のサイズを入力さ
せても良い。図2で入力させているのは、身幅1,肩幅
2,衿天幅3,肩落ち4,衿前下がり5,アームホール
の垂直部の高さ6,脇減らし7,身丈8,アームホール
の下隅での袖幅10,袖口幅11,袖丈12等である。
次に表れる画面は後編地に対する寸法入力画面で、大部
分のデータは前編地に対する寸法と共通であり、異なる
のは衿後下がりに対する寸法等で、これを入力させる。
なおより複雑な袖形状等を入力する場合、例えばスタイ
ラス41で該当する部分の袖のアウトラインを変更し、
これに伴って必要な寸法データを追加して入力する。こ
れとは別に例えばキーボード43により、用いる編目の
縦と横のサイズを入力させる。編目のサイズとしては、
例えば平編の編目に対するサイズを入力させる。そして
入力した各寸法に対して編目のサイズを割り当てれば、
編地の各部での目数が求まる。
関係を満たすものでなければならない。図3はTスリー
ブの場合を例に示し、この場合の接続条件は、部分A,
Bについて、その高さHが共通で、且つ水平線と成す角
θが共通であることである。これは編地での部分A,B
の長さが共通であることを意味する。次に袖側の部分C
の目数と、身頃側の部分Dの目数を例えば1:2の割合
とする。そして部分A,Bで身頃側と袖側とを連続して
筒状に編成し、Cの部分を例えばDの部分に目移しして
接続する。
部分A,Bについて、高さHが等しく、水平線と成す角
θが等しいことは、Tスリーブの場合と共通である。ま
た袖17のE及びGの部分の目数を、前身頃16のFの
部分の目数の例えば1/2とする。
頃の接続条件が充されねばならない、部分A,Bに関す
る目数の条件は図2の入力画面を用いることで自動的に
充され、図3で部分Cの目数が部分Dの目数の1/2と
ならない場合、袖17のウェール数を増減し、目数の比
を1/2とする。同様に図4で、部分E及びGの目数が
部分Fの目数の1/2とならない場合、Gの部分を例え
ば1ウェール増減して、目数の比を1/2とする。同様
の処理を袖17の後編地と図5に示す後身頃19の間で
も行う。
を示す。図5の左上に、外形データ,組織柄データ,イ
ンターシャ柄データ,ジャガード柄データを合成して前
編地を表示した例を示す。81,82,83はインター
シャパターンでインターシャのフレームに記憶し、8
5,86,87は組織柄で組織柄データのフレームに記
憶し、88はジャガードパターンでジャガードのフレー
ムに記憶させる。このような4枚のフレームの関係は例
えば図6に示すようになり、各フレームを例えば半透明
合成して表示しても良いし、各フレームを単独で表示し
ても良い。また図5では、右袖17や左袖18と前身頃
16との接続開始部を示すように、かつ袖17,18は
前身頃に並行に表示した。しかしながらこれでは袖1
7,18の前半のみが表示され、例えば組織柄87の全
体的印象が分かりにくい。そこで袖17,18に対して
は図5の右上のように、前後の袖を合成して表示するこ
ともできる。このような表示の選択はメニューを介して
行い、処理は袖表示処理部64で行い、袖17の後編地
分の表示では左右反転させて表示し、例えば図5の右側
の右袖17の左半分が後袖である。またスタイラス41
等によるデザインデータの修正は、例えば任意の画面に
おいて行うことができる。図5の下部には後編地の外形
データと組織柄データの合成表示を示す。もちろん図5
の上半分と同様に、外形データと組織柄データにインタ
ーシャデータやジャガードデータを付加して表示でき、
前編地と後編地の処理は同様である。
に接続した状態での表示例を示す。このような表示変換
は袖表示処理部64で行い、右袖17を前身頃16に2
次元での画像処理で全面的に接続するように変形する
と、例えば組織柄87は図7の下部のように変形する。
このような表示は袖17,18と身頃16,19との接
続の確認には有効であるが、袖17,18のデザインに
は適していない。そこで袖17,18のデザインは図
5,図6にように、袖を身頃と接続しない表示で行い、
図7の接続表示は袖と身頃との接続状態の確認のために
のみ用いるのが好ましい。
を示し、実線は前編地を、破線は後編地を示す。なおこ
の表示において、後編地のデザインデータは左右反転し
て表示し、前編地と後編地は半透明合成して表示する。
このようにすれば、前編地の模様90と後編地の模様9
1との位置関係を確認できる。またインターシャやジャ
ガード等の模様あるいは組織柄等を、前編地の内部や後
編地の内部、あるいは前編地と後編地との間で移動ある
いはコピーできる。例えば図8の場合、前編地のコピー
元の模様92を後編地のコピー先の模様93としてコピ
ーした。
ンが完成すると、前編地のデザインデータはフレームメ
モリ31に、後編地のデザインデータはフレームメモリ
32に記憶される。次に筒状編成であることを考慮し、
例えば前編地の各コースを奇数番目の編成コースに対応
させ、後編地の各コースを例えば偶数番目の編成コース
に対応させる。そして外形,組織柄,インターシャ,ジ
ャガードの4種類に分割してデザインしたデータを、編
成データに変換できることは公知である。ここで後編地
のデザインデータに対しては、背面側から見てデザイン
したデータを変換する必要がある。この変換には後身頃
データ反転部70を用い、左右反転部でデザイン画像を
左右ミラー反転させ、表裏反転部72で表目と裏目とを
反転させる。同様に振り方向反転部73で編目の振り方
向を反転させる。例えば仮に文字Fに対応するパターン
が後身頃に存在する場合、左右反転部71でFのパター
ンが左右に反転し、平編,リブ,ケーブルパターン等で
の表目と裏目の関係は表裏反転部72で反転する。また
リブやケーブルパターン等での振り方向は振り方向反転
部73で反転する。そして反転したデータを例えばコン
パイラ38に入力し、編成データに変換する。変換した
編成データはディスクドライブ44を介して例えばフロ
ッピーディスクで編機に供給し、実際に編成する。
ュレーションの過程を示す。コンパイラ38はフレーム
メモリ31,32のデータを解読し、編成データに変換
する。ループシミュレーション処理部75はこのデータ
に従って、各ループを描画し、袖画像100と身頃画像
102をメモリ39に記憶させる。この画像は3D画像
であり、筒状の画像である。図9の上部に、身頃への接
続前の袖画像100を模式的に示す。また図9の下部に
接続後の身頃画像102と袖画像100を示す。なお図
9に接続部の袖のループの画像101を模式的に示し
た。
プ間の相互関係を定めて作成する。ここで用いるのは編
成データであり、これはデザイン装置内の仮想的な横編
機により各ループを編成することである。そしてループ
画像の生成はループ生成処理手段76で行う。作成した
袖画像100は身頃画像に102に接続される。ここで
処理を簡単にするため、メッシュ作成手段77で、各ル
ープを例えば図10に示す長方形のメッシュに置き換え
る。
104,105は身頃のループである。袖と身頃はルー
プ101で接続され、これに伴ってループ101のメッ
シュは図10の上部のように極端に変形する。しかしな
がらループ101がニードルベッドから外れると、糸の
張力により元の形状に戻ろうとするはずである。そこで
メッシュ変形手段78では、編成データに従ってループ
101を変形させ、変形したループを元の長方形状に戻
るように再変形させる。再変形するとループ101は例
えば図10の下部のようになり、これはループの長さと
幅とがほぼ一定値に戻るまで行い、例えばループの長さ
や幅に許容範囲を定め、この範囲に落ち着くまで再変形
させる。あるいはこれは接続で変形したループを元の形
状に緩和させることである。ループ101を図9の下部
の形状に変形させることに伴い、袖画像100は向きを
変え、実際のホールガーメントでの向きへ再配向する。
この結果、袖の向きをシミュレーションできる。
を表示してもよく、各メッシュをメッシュの形に応じた
ループ形状に戻して表示しても良い。またこのようにす
れば、ホールガーメント各部の接続部や目減らし部や目
増し部を3次元的にシミュレーションできるので、これ
らに伴う立体的な変形をリアルにシミュレーションでき
る。例えば袖山の形状が前後に非対称で袖の後側の袖山
が長い場合、袖は前側に寄り、3次元的な盛り上がりを
表現できる。さらに袖のシミュレーションに限らず、衿
やポケット等のシミュレーションでも、それらの3次元
的な盛り上がりを含めてリアルなシミュレーションがで
きる。
ば編機でのセットアップを容易にするため、袖口と身頃
の袖の高さを揃え、右袖17,左袖18,身頃の各々に
キャリアC1〜C3を割り当て、それぞれ筒状に編成す
る。アームホールから見た袖17,18の長さは身頃の
長さよりも通常大きいので、身頃の編成過程に編成停止
部25を適宜のコース数設け、編始めを共通にできるよ
うにする。そしてアームホールの下端の脇減らし部に達
すると、例えばキャリアをC2のみにして、袖17,1
8と身頃を一体に筒状にニットする。この後、後身頃1
9の編成に例えばキャリアC2を割り当て、衿の左右の
前身頃の編成にキャリアC1,C3を割り当て、アーム
ホールから肩への編成を行い、袖17,18の接続部の
編目を身頃16,19側に目移しして、袖17,18を
前後の身頃に接続する。これらの接続が終了すると、前
後の身頃の肩を接続して伏せ目し、ホールガーメントを
完成する。
ク図
とコピーを示す特性図
像の、身頃への接続を示す特性図
特性図
ゴリズムを示すフローチャート
示す特性図
理部 16 前身頃 61 半透明
合成部 17 右袖 62 移動処
理部 18 左袖 63 コピー
部 19 後身頃 64 袖表示
処理部 65 一般画像入力処理部 30 バス 70 後身頃
データ反転部 31 フレームメモリ(前) 71 左右反
転部 32 フレームメモリ(後) 72 表裏反
転部 33 ワークメモリ 73 振り方
向反転部 34 ビデオRAM 75 ループ
シミュレーション 35 モニタ 処理部 36 入出力 76 ループ
生成処理部 37 プリンタ 77 メッシ
ュ作成処理部 38 コンパイラ 78 メッシ
ュ変形処理部 39 ループシミュレーション 81〜83 イ
ンターシャパターン 用メモリ 85〜87 組織柄 40 入出力 88 ジ
ャガードパターン 41 スタイラス 90 模様
(前身頃) 42 デジタイザ 91 模様
(後身頃) 43 キーボード 92 模様
(コピー元) 44 ディスク・ドライブ 93 模様
(コピー先) 50 型紙データ作成部 94 編成停
止部 51 前身頃データ作成部 95 ネック
部 52 後身頃データ作成部 C1〜C3 キ
ャリア 53 袖データ作成部 100 袖画像 101 接続部ループ 102 身頃画像 103 袖ループ 104,105 身頃ループ
Claims (3)
- 【請求項1】 編地の編成データを元にホールガーメ
ント形状をシミュレーションする方法において、 前記編成データを元に各編目ループの相互関係を定め
て、ホールガーメント各部の3次元画像を作成し、かつ
前記編成データに従ってホールガーメント各部の3次元
画像を接続し、これに伴い接続部の編目ループの形状を
変形させた後、該接続部の編目ループをその形状がほぼ
一定になるように再変形させることを特徴とする、横編
機用のホールガーメントのシミュレーション方法。 - 【請求項2】 ホールガーメントの3次元画像を記憶
するための記憶手段と、編地の編成データに従い各編目
ループの相互関係を定めて、ホールガーメント各部の3
次元画像を作成するための画像作成手段と、前記ホール
ガーメントの各部を前記編成データに従って接続し、こ
れに伴い接続部の編目ループの形状を変形させるととも
に、該接続部の編目ループをその形状がほぼ一定になる
ように再変形させるための変形手段とを設けた、横編機
用のホールガーメントのシミュレーション装置。 - 【請求項3】 前記変形手段を、作成した編目ループ
をメッシュに置換するための手段と、前記編成データに
従ってホールガーメント各部の前記接続を行い、該接続
部で前記メッシュを編目ループ間の接続関係が保たれる
ように変形するとともに、変形したメッシュを各メッシ
ュのサイズがほぼ一定になるように再変形するための手
段で構成したことを特徴とする、請求項2の横編機用の
ホールガーメントのシミュレーション装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7264994A JP2913267B2 (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 横編機用のホールガーメントのシミュレーション方法と装置 |
US08/713,258 US5754431A (en) | 1995-09-18 | 1996-09-12 | Method and apparatus for designing a tubular knitted fabric using a flat knitting machine |
EP96306793A EP0763615B1 (en) | 1995-09-18 | 1996-09-18 | Method of designing a tubular knitted fabric for a flat knitting machine and apparatus for carrying out the method |
DE69608866T DE69608866T2 (de) | 1995-09-18 | 1996-09-18 | Verfahren zum Entwurf eines rundgestrickten Artikels für eine Flachstrickmaschine und Vorrichtung zur Durchführung des Verfahrens |
Applications Claiming Priority (1)
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JP7264994A JP2913267B2 (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 横編機用のホールガーメントのシミュレーション方法と装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0978412A JPH0978412A (ja) | 1997-03-25 |
JP2913267B2 true JP2913267B2 (ja) | 1999-06-28 |
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WO2008007624A1 (fr) * | 2006-07-11 | 2008-01-17 | Shima Seiki Manufacturing, Ltd. | Dispositif de simulation, procédé de simulation et programme de simulation de tissu tubulaire |
WO2008007623A1 (fr) * | 2006-07-11 | 2008-01-17 | Shima Seiki Manufacturing, Ltd. | Dispositif de simulation, procédé de simulation et programme de simulation de tissu tubulaire |
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