JPWO2011018996A1 - 光コネクタ及びその組立方法 - Google Patents

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Abstract

コネクタ本体内に光ファイバを挿入してなる光コネクタにおいて、光ファイバ挿入方向の長さを可変に形成され、コネクタ本体内への光ファイバの挿入時に光ファイバ挿入方向に短くなりながら光ファイバの撓みを規制する撓み規制部を備えている。撓み規制部は、挿入代を長くしても光ファイバの撓みを生ずることがないので、光ファイバの挿入力を十分に大きくすることができ、ゴミ等の異物が侵入して挿入抵抗が増大した場合でも、光ファイバを確実に挿入することができる。また、撓み規制部は、光ファイバの被覆除去や端面研削処理など、光ファイバの挿入力を利用した光ファイバの端部処理の実現にも極めて有利である。

Description

本発明は、例えば光通信用光ファイバの接続に用いられる光コネクタ及びその組立方法に関するものである。
従来、光コネクタの接続を行なうには、光ファイバ同士を突き当ててフィジカルコンタクト接続するのが最も一般的であるが、この場合は光ファイバ端面の平滑度が重要となる。そこで、従来の現場組立型の光コネクタでは、図41に示すように線路用の光ファイバ1が挿入されるコネクタ本体2内に、端面に研磨加工を施した内蔵ファイバ3を備え、内蔵ファイバ3をフェルール4によって保持するとともに、屈折率整合剤5を介して線路用の光ファイバ1と内蔵ファイバ3とをメカニカルスプライスにより接続している。その際、光ファイバ1の中心を内蔵ファイバ3の中心に精度良く調心するために、光ファイバ1の裸ファイバ素線1aの先端部の被覆1bを除去して、裸ファイバ素線1aの状態で調心を行なっている(例えば、非特許文献1参照)。
この光ファイバ1を内蔵ファイバ3との接続部へと導くファイバガイド6は、光ファイバ1を挿通可能な溝または孔によって形成されている。このため、光コネクタの内部またはコネクタの後端側において光ファイバ1が撓み得る領域があると、その領域の大きさで決められる以上の挿入力を光ファイバ1に発生させることはできない。この挿入力をP[N]とすると、挿入力Pは可撓領域(光ファイバを保持するファイバホルダ7とファイバガイド6との間)の長さL[m]で決まり(図43参照)、
P=4πEI/L ・・・(1)
で表されることが知られている。ここで、Eはガラスの弾性係数であり、Iは断面2次モーメントである(例えば、非特許文献2参照。)。この挿入力以上の力を光ファイバの軸方向に加えると、光ファイバ1は可撓領域において撓んでしまい、それ以上挿入することができなくなる。例えば、図42に示すように、ゴミ等の異物Aによりファイバガイド6内で光ファイバ1が引掛かり、この引掛かりにより生ずる力が可撓領域の大きさで決まる挿入力を超えた場合には、光ファイバ1の後端をコネクタ内へ押し込もうとしても、可撓領域で光ファイバ1が撓んでしまい、それ以上コネクタ内に挿入することができない。
一方、光ファイバの被覆を除去する方法としては、例えば図45(a)に示すように内径175μmの2分割の刃8を用い、図45(b)に示すように刃8で光ファイバ1を両側から挟み、図45(c)に示すように光ファイバ1を引き抜くことにより、裸ファイバ素線1aの被覆1bを除去する方法がある(例えば、非特許文献3参照)。
また、前述のような現場組立型のコネクタの組立作業を簡易化するために、被覆付き光ファイバ心線を光コネクタに挿入し、コネクタ本体内で心線の被覆を除去するようにしたものも知られている(例えば、特許文献1参照)。この光コネクタでは、図46(a)に示すようにフェルール4内に内径175μmの挿入口4aを有する被覆除去部4bを設け、図46(b)に示すように被覆除去部4bの端面に光ファイバ1を押し付けることにより、コネクタ内で被覆1bを剥がすことができる。
一方、内蔵ファイバを用いずに現場組立型の光コネクタを構成し、部品点数を少なくして低コスト化を図る技術として、線路ファイバの切断端面の角部を削り取り、対向ファイバに接触する部分を端面中心の平滑部分のみとすることにより、フィジカルコンタクト接続を実現する技術も知られている(例えば、非特許文献4参照)。この場合、光ファイバの先端を加工後にファイバをコネクタに挿入しているが、前述のような現場組立型のコネクタの組立作業を簡易化するために、光ファイバのコネクタへの挿入力を利用して、組立工程においてコネクタ内でファイバの端面処理を行なうことも可能である。
特開2008−292708号公報
"Broadband Access in Japan: Rapidly Growing FTTH Market",IEEE Commun. Mag.,vol.43,no.9,pp.72−78,2005
電子情報通信学会論文誌C、"光ボード実装用ファイバマネージメント技術の検討"、vol.J84−C、No.9、pp774−783、2001−09
IEC 60793−1−32, Optical fibres Part 1−32: Measurement methods and test procedures Coating strippability,"3.4 Strippint tool"
電子情報通信学会2008年総合大会講演論文集、"ファイバ端面研磨が不要な現場組立PCコネクタの検討"、B−13−14
前述のように、光ファイバの挿入摩擦が大きい光コネクタや、コネクタ内で光ファイバの端部の被覆の除去やファイバ端面の角部の削り取り等の端部処理する光コネクタでは、コネクタ挿入時に光ファイバの可撓部によって制限される挿入力よりも大きい力が要求され、光ファイバを適正に光コネクタに挿入することができないという課題がある。
例えば、従来のファイバガイド6を用いた光コネクタにおいて、フェルール4内で裸ファイバ心線の調心長さを可能な限り小さくする場合、光軸の角度ずれに起因する接続損失を考慮すると調心長さXは2mmとなる。光コネクタにおける調心長と光軸の角度ずれによる最大損失の関係を図44に示す。この場合、光ファイバ1の光コネクタへの挿入テーパとフェルール4への挿入テーパを考慮すれば、光ファイバ1がフェルール4への挿入口に到達している状態で、コネクタ後端に残る挿入代は約3.5mm程度となる。この時の光ファイバ1の可撓部の長さLは約3.5mmとなり、最大挿入力は、式(1)より約2.7Nである。フェルール4への挿入口での引掛かりがある場合や、そこで被覆の除去や端面処理を行なう場合、処理に必要な押圧力がこの挿入力以下でないと、光ファイバ1はフェルール4には挿入されず、コネクタ後端で撓んで光コネクタを組み立てることができなくなる。
本発明は前記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、コネクタ組立時の光ファイバの挿入力を大きくすることができ、ゴミ等の異物の侵入により挿入が妨げられることがなく、光ファイバの挿入力を利用した光ファイバの端部処理の実現にも有利な光コネクタ及びその組立方法を提供することにある。
本発明は前記目的を達成するために、コネクタ本体内に光ファイバを挿入してなる光コネクタにおいて、光ファイバ挿入方向の長さを可変に形成され、コネクタ本体内への光ファイバの挿入時に光ファイバ挿入方向に短くなりながら光ファイバの撓みを規制する撓み規制部を備えている。
これにより、コネクタ本体内への光ファイバの挿入時に、撓み規制部が光ファイバ挿入方向に短くなりながら光ファイバの撓みが規制されることから、挿入代を長くしても光ファイバの撓みを生ずることがなく、光ファイバの挿入力を大きくすることができる。
また、本発明は前記目的を達成するために、光ファイバ挿入方向の長さを可変に形成され、コネクタ本体内への光ファイバの挿入時に光ファイバの撓みを規制する撓み規制部を備えた光コネクタの組立方法であって、撓み規制部の光ファイバ挿入方向の長さを短くしながらコネクタ本体内に光ファイバを挿入するようにしている。
これにより、コネクタ本体内への光ファイバの挿入時に、撓み規制部が光ファイバ挿入方向に短くなりながら光ファイバの撓みが規制されることから、挿入代を長くしても光ファイバの撓みを生ずることがなく、光ファイバの挿入力を大きくすることができる。
本発明は前記目的を達成するために、コネクタ本体内に光ファイバを挿入してなる光コネクタにおいて、前記光ファイバの挿入力によって光ファイバの被覆を除去する被覆除去部と、光ファイバの挿入力によって光ファイバの先端面の角部を研削する端面研削部と、光ファイバ挿入方向の長さを可変に形成され、コネクタ本体内への光ファイバの挿入時に光ファイバ挿入方向に短くなりながら光ファイバの撓みを規制する撓み規制部とを備えている。
これにより、光ファイバの挿入力により、光ファイバの被覆が除去されるとともに、光ファイバの先端面の角部が研削されることから、光ファイバの挿入前に専用工具を使用して別途光ファイバの被覆の除去及び端面研削処理を施しておく必要がない。その際、コネクタ本体内への光ファイバの挿入時に、撓み規制部が光ファイバ挿入方向に短くなりながら光ファイバの撓みが規制されることから、挿入代を長くしても光ファイバの撓みを生ずることがなく、光ファイバの挿入力を大きくすることができる。
また、本発明は前記目的を達成するために、光ファイバの挿入力によって光ファイバの被覆を除去する被覆除去部と、光ファイバの挿入力によって光ファイバの先端面の角部を研削する端面研削部と、光ファイバ挿入方向の長さを可変に形成され、コネクタ本体内への光ファイバの挿入時に光ファイバの撓みを規制する撓み規制部とを備えた光コネクタの組立方法であって、撓み規制部の光ファイバ挿入方向の長さを短くしながらコネクタ本体内に光ファイバを挿入するとともに、光ファイバを挿入しながら被覆除去部によって光ファイバの被覆を除去し、光ファイバを挿入しながら端面研削部によって光ファイバの先端面の角部を研削するようにしている。
これにより、光ファイバの挿入力により、光ファイバの被覆が除去されるとともに、光ファイバの先端面の角部が研削されることから、光ファイバの挿入前に専用工具を使用して別途光ファイバの被覆の除去及び端面研削処理を施しておく必要がない。その際、コネクタ本体内への光ファイバの挿入時に、撓み規制部が光ファイバ挿入方向に短くなりながら光ファイバの撓みが規制されることから、挿入代を長くしても光ファイバの撓みを生ずることがなく、光ファイバの挿入力を大きくすることができる。
本発明は前記目的を達成するために、コネクタ本体内に光ファイバを挿入してなる光コネクタにおいて、光ファイバ挿入方向に弾性変形可能に形成され、コネクタ本体内への光ファイバの挿入時に光ファイバ挿入方向に収縮しながら光ファイバの撓みを規制する撓み規制部を備えている。
これにより、コネクタ本体内への光ファイバの挿入時に、撓み規制部が光ファイバ挿入方向に収縮しながら光ファイバの撓みが規制されることから、挿入代を長くしても光ファイバの撓みを生ずることがなく、光ファイバの挿入力を大きくすることができる。
また、本発明は前記目的を達成するために、光ファイバ挿入方向に弾性変形可能に形成され、コネクタ本体内への光ファイバの挿入時に光ファイバの撓みを規制する撓み規制部を備えた光コネクタの組立方法であって、撓み規制部を光ファイバ挿入方向に収縮させながらコネクタ本体内に光ファイバを挿入するようにしている。
これにより、コネクタ本体内への光ファイバの挿入時に、撓み規制部が光ファイバ挿入方向に収縮しながら光ファイバの撓みが規制されることから、挿入代を長くしても光ファイバの撓みを生ずることがなく、光ファイバの挿入力を大きくすることができる。
本発明によれば、挿入代を長くしても光ファイバの撓みを生ずることがないので、光ファイバの挿入力を十分に大きくすることができ、ゴミ等の異物が侵入して挿入抵抗が増大した場合でも、光ファイバを確実に挿入することができる。また、光ファイバの被覆除去や端面研削処理など、光ファイバの挿入力を利用した光ファイバの端部処理の実現にも極めて有利である。
本発明の第1の実施形態を示す光コネクタの側面断面図 撓み規制部の一部分解斜視図 (a)光コネクタの組立工程を示す側面断面図、(b)光コネクタの組立工程を示す側面断面図、(c)光コネクタの組立工程を示す側面断面図、(d)光コネクタの組立工程を示す側面断面図 第1の実施形態の変形例を示す撓み規制部の斜視図 (a)光コネクタの組立工程を示す側面断面図、(b)光コネクタの組立工程を示す側面断面図 第1の実施形態の他の変形例を示す撓み規制部の斜視図 (a)光コネクタの組立工程を示す側面断面図、(b)光コネクタの組立工程を示す側面断面図 本発明の第2の実施形態を示す撓み規制部の斜視図 (a)光コネクタの組立工程を示す側面断面図、(b)光コネクタの組立工程を示す側面断面図 第2の実施形態の変形例を示す撓み規制部の斜視図 (a)光コネクタの組立工程を示す側面断面図、(b)光コネクタの組立工程を示す側面断面図 本発明の第3の実施形態を示す光コネクタの側面断面図 (a)光コネクタの組立工程を示す側面断面図、(b)光コネクタの組立工程を示す側面断面図、(c)光コネクタの組立工程を示す側面断面図 本発明の第4の実施形態を示す光コネクタの側面断面図 端面研削部の分解斜視図 (a)端面研削部の要部拡大側面断面図、(b)端面研削部の要部拡大側面断面図 (a)光コネクタの組立工程を示す側面断面図、(b)光コネクタの組立工程を示す側面断面図、(c)光コネクタの組立工程を示す側面断面図、 本発明の第5の実施形態を示す光コネクタの側面断面図 (a)光コネクタの組立工程を示す側面断面図、(b)光コネクタの組立工程を示す側面断面図、(c)光コネクタの組立工程を示す側面断面図 本発明の第6の実施形態を示す光コネクタの側面断面図 (a)光コネクタの組立工程を示す側面断面図、(b)光コネクタの組立工程を示す側面断面図、(c)光コネクタの組立工程を示す側面断面図 本発明の第7の実施形態を示す光コネクタの側面断面図 可動ガイド部の部分斜視図 端面研削部の分解斜視図 (a)端面研削部の要部拡大側面断面図、(b)端面研削部の要部拡大側面断面図 (a)光コネクタの組立工程を示す側面断面図、(b)光コネクタの組立工程を示す側面断面図、(c)光コネクタの組立工程を示す側面断面図 (a)光コネクタの組立工程を示す側面断面図、(b)光コネクタの組立工程を示す側面断面図 本発明の第8の実施形態を示す光コネクタの側面断面図 (a)光コネクタの組立工程を示す側面断面図、(b)光コネクタの組立工程を示す側面断面図、(c)光コネクタの組立工程を示す側面断面図 (a)光コネクタの組立工程を示す側面断面図、(b)光コネクタの組立工程を示す側面断面図 本発明の第9の実施形態を示す光コネクタの側面断面図 (a)光コネクタの組立工程を示す側面断面図、(b)光コネクタの組立工程を示す側面断面図、(c)光コネクタの組立工程を示す側面断面図 (a)光コネクタの組立工程を示す側面断面図、(b)光コネクタの組立工程を示す側面断面図 本発明の第10の実施形態を示す光コネクタの側面断面図 (a)光コネクタの組立工程を示す側面断面図、(b)光コネクタの組立工程を示す側面断面図、(c)光コネクタの組立工程を示す側面断面図、(d)光コネクタの組立工程を示す側面断面 本発明の第11の実施形態を示す光コネクタの側面断面図 ガイド部の一部断面分解斜視図 (a)光コネクタの組立工程を示す側面断面図、(b)光コネクタの組立工程を示す側面断面図、(c)光コネクタの組立工程を示す側面断面図、(d)光コネクタの組立工程を示す側面断面図 (a)光コネクタの組立工程を示す要部側面断面図、(b)光コネクタの組立工程を示す要部側面断面図 ガイド部の変形例を示す一部断面分解斜視図 従来例を示す光コネクタの側面断面図 従来例を示す光コネクタの側面断面図 (a)従来例を示す光コネクタの側面断面図、(b)従来例を示す光コネクタの側面断面図 角度ずれによる損失と調心長との関係を示す図 (a)従来の被覆除去方法を示す斜視図、(b)従来の被覆除去方法を示す斜視図、(c)従来の被覆除去方法を示す斜視図 (a)従来の被覆除去部を示す光コネクタの一部断面斜視図、(b)従来の被覆除去部を示す光コネクタの一部断面斜視図 光コネクタの側面断面図 光コネクタの側面断面図
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(第1実施形態)
図1乃至図3は本発明の第1の実施形態を示すもので、同図に示す光コネクタ10は光ファイバ1を相手側コネクタに接続するためのものである。
この光コネクタ10は、光ファイバ1が挿入されるコネクタ本体11と、コネクタ本体11の一端側に取付けられたフェルール12と、コネクタ本体11内に固定された第1のファイバガイド13と、コネクタ本体11に対して移動自在に設けられた第2のファイバガイド14と、コネクタ本体11内に挿入される光ファイバ1の撓みを規制する撓み規制部15と、光ファイバ1を固定する固定部材16とを備えている。
コネクタ本体11は、例えば裸ファイバ素線1aの外径が125μm、被覆1bの外径が250μmの光ファイバ1が挿入され、相手側コネクタに嵌合可能に形成されている。
フェルール12は被覆を除去された裸ファイバ素線1aの外径とほぼ等しい内径の孔を径方向中心部に有し、この孔には内蔵ファイバ12aが挿入されている。内蔵ファイバ12aは一端面をフェルール12の先端面に配置し、その端面は相手側コネクタの光ファイバと通光可能な平滑面になるように研磨処理されている。また、内蔵ファイバ12aの他端側はフェルール12の端面から第1のファイバガイド13内に突出している。
第1のファイバガイド13はコネクタ本体11内に固定され、V溝または円形孔によって光ファイバ1をフェルール12と同軸状に位置決めするように形成されている。第1のファイバガイド13の一端側には内蔵ファイバ12aの他端側が挿入されており、内蔵ファイバ12aと光ファイバ1とを屈折率整合剤13aを介して突き合わせるようになっている。また、第1のファイバガイド13の他端側は一端側よりも内径が大きく形成され、その内周面と光ファイバ1との間に撓み規制部15を配置可能になっている。
第2のファイバガイド14は光ファイバ1を挿通可能に形成され、コネクタ本体11の他端側に光ファイバ1の軸方向に移動自在に設けられている。また、第2のファイバガイド14は、光ファイバ1の挿入後にコネクタ本体11の他端に固定されるようになっている。第2のファイバガイド14内には光ファイバ1の撓み部分を受容可能な撓み受容部14aが設けられ、撓み受容部14aは着脱自在な蓋部材14bによって閉塞されている。
即ち、蓋部材14bを取り外すことにより、光ファイバ1の押し込みによって生ずる撓み部分が撓み受容部14aに受容されるようになっている。
撓み規制部15は、光ファイバ1を挿通可能な円筒状の固定ガイド部15aと、光ファイバ1を挿通可能な複数のリング状の部材からなる可動部材としての可動ガイド部15bとから構成され、固定ガイド部14bは第2のファイバガイド14の一端に固定されている。可動ガイド部15bは固定ガイド部15aと第1のファイバガイド13との間に配置され、可動ガイド部15bの各リング状部材は光ファイバ1の軸方向に互いに間隔Sをおいて配置されている。即ち、この撓み規制部15では、第2のファイバガイド14をコネクタ本体11側に移動すると、可動ガイド部15bの各リング状部材が互いに接近し、撓み規制部15の全体の長さが短くなるようになっている。
固定部材16は第2のファイバガイド14の他端側に設けられ、挿入された光ファイバ1を締め付けることにより、光ファイバ1を固定するように形成されている。
次に、前記光コネクタ10の組立方法について、図3を参照して説明する。
まず、図3(a)に示すように予め先端側の被覆1bを除去された光ファイバ1をファイバホルダ7によって保持し、図3(b)に示すように光ファイバ1を第2のファイバガイド14に挿入する。第2のファイバガイド14に挿入された光ファイバ1は、図3(c)に示すように撓み規制部15を挿通して第1のファイバガイド13内に挿入され、裸ファイバ素線1aの先端側が屈折率整合剤13aを介して内蔵ファイバ12aと突き合わされる。
ファイバホルダ7は光ファイバ1を挿入する際に固定部材16に当接する。固定部材16とファイバガイド14と可動ガイド部15bは一体となっているので、光ファイバ1の挿入に際して、ファイバホルダ7によってこれらはコネクタ内部方向へと押し込まれる。その際、第1のファイバガイド13と第2のファイバガイド14との間には撓み規制部15の可動ガイド部15bによって所定長さの挿入代Lが確保されており、撓み規制部15では可動ガイド部15bが光ファイバ1の挿入方向に短くなりながら固定ガイド部15a及び可動ガイド部15bによって光ファイバ1の撓みが規制される。また、第2のファイバガイド14の撓み受容部14aは蓋部材14bによって閉塞されているので、撓み受容部14aによって光ファイバ1の撓みが生ずることはない。次に、第1のファイバガイド13内で光ファイバ1を内蔵ファイバ12aに突き合わせた後は、図3(d)に示すように第2のファイバガイド14から蓋部材14bを取り除き、光ファイバ1を更にコネクタ本体11内に押し込み、第2のファイバガイド14をコネクタ本体11に固定するとともに、光ファイバ1の後端側を固定部材16によって固定する。これにより、第2のファイバガイド14内の光ファイバ1に撓み部1cが生ずるが、この撓み部1cは撓み受容部14a内に受容され、撓み部1cの復元力によって光ファイバ1の端面が内蔵ファイバ12aの端面に押し付けられる。
前記ファイバ挿入時の挿入代Lと挿入力Pは、可動ガイド部15bの各リング状部材の間隔Sと個数Nによって決定される。即ち、挿入代Lは、
L=S×N ・・・(2)
となり、挿入力Pは、式(1)と同様、
P=4πEI/L ・・・(3)
となる。即ち、光コネクタの一般的なフェルール長は8〜10mmであるが(例えば、JIS C 5973、“F04形光ファイバコネクタ”参照。)、この長さのフェルールを用いて光コネクタを組み立てる際には、8〜10mm以上光ファイバを突出させる必要がある。そこで、挿入代Lを10mm以上とすると、S=2mmの時はN≧5となる。このことから、S=2mm、N=5とすると、最大挿入力は約8.4N、挿入代Lは10mmを確保できることになり、本発明の撓み規制部15を有しない従来の構造での限界値(挿入力2.7N、挿入代2mm)よりも挿入力、挿入代ともに大きくすることができる。
このように、本実施形態によれば、光ファイバ1の挿入時に光ファイバ1の撓みを規制する撓み規制部15を備え、撓み規制部15に光ファイバ挿入方向に長さの可変な可動ガイド部15bを設け、可動ガイド部15bが光ファイバ1の挿入方向に短くなりながら光ファイバ1の撓みを規制するようにしたので、挿入代を長くしても光ファイバ1の撓みを生ずることがなく、光ファイバ1の挿入力を十分に大きくすることができる。これにより、ゴミ等の異物が侵入して挿入抵抗が増大した場合でも、光ファイバ1を確実に挿入することができる。
図4及び図5は第1の実施形態の変形例を示すもので、撓み規制部15の可動ガイド部の構成が異なる。同図に示す可動ガイド部15cは固定ガイド部15aと第1のファイバガイド13との間に配置された蛇腹状の部材からなり、光ファイバ1の軸方向に伸縮自在に形成されている。即ち、この撓み規制部15では、図5(a)に示すように第2のファイバガイド14をコネクタ本体11側に移動すると、図5(b)に示すように可動ガイド部15cが光ファイバ1の軸方向に収縮し、撓み規制部15の全体の長さが短くなるようになっている。
図6及び図7は第1の実施形態の他の変形例を示すもので、撓み規制部15の可動ガイド部の構成が異なる。同図に示す可動ガイド部15dは固定ガイド部15aと第1のファイバガイド13との間に配置されたコイルスプリング状の部材からなり、光ファイバ1の軸方向に伸縮自在に形成されている。即ち、この撓み規制部15では、図7(a)に示すように第2のファイバガイド14をコネクタ本体11側に移動すると、図7(b)に示すように可動ガイド部15dが光ファイバ1の軸方向に収縮し、撓み規制部15の全体の長さが短くなるようになっている。
(第2実施形態)
図8及び図9は本発明の第2の実施形態を示すもので、第1の実施形態とは撓み規制部の構成が異なる。尚、前記実施形態と同等の構成部分には同一の符号を付して示す。
本実施形態の撓み規制部17は、光ファイバ1をV字状の溝で案内する板状の一対の固定ガイド部17aと、光ファイバ1を案内する複数のブロック状の部材からなる可動ガイド部17bとから構成されている。各固定ガイド部17aは光ファイバ1を間に互いに反対側に配置され、一方の固定ガイド部17aは第1のファイバガイド13に固定され、他方の固定ガイド部17aは第2のファイバガイド14に固定されている。可動ガイド部17bは一方の固定ガイド部17aと第2のファイバガイド14との間、他方の固定ガイド部17aと第1のファイバガイド13との間にそれぞれ複数ずつ配置され、可動ガイド部17bの各ブロック状部材は光ファイバ1の軸方向に互いに間隔をおいて配置されている。即ち、この撓み規制部17は、図9(a)に示すように第2のファイバガイド14をコネクタ本体11側に移動すると、図9(b)に示すように可動ガイド部17bの各ブロック状部材が互いに接近し、撓み規制部17の全体の長さが短くなるようになっている。
図10及び図11は第2の実施形態の変形例を示すもので、撓み規制部17の可動ガイド部の構成が異なる。同図に示す可動ガイド部17cは固定ガイド部17aと第1のファイバガイド13との間に配置された波形の板状部材からなり、光ファイバ1の軸方向に伸縮自在に形成されている。即ち、この撓み規制部17では、図11(a)に示すように第2のファイバガイド14をコネクタ本体11側に移動すると、図11(b)に示すように可動ガイド部17cが光ファイバ1の軸方向に収縮し、撓み規制部17の全体の長さが短くなるようになっている。
(第3実施形態)
図12及び図13は本発明の第3の実施形態を示すもので、同図に示す光コネクタ20は光ファイバ1を相手側コネクタに接続するためのものである。
この光コネクタ20は、光ファイバ1が挿入されるコネクタ本体21と、コネクタ本体21の一端側に取付けられたフェルール22と、コネクタ本体21内に固定された第1のファイバガイド23と、コネクタ本体21に対して移動自在に設けられた第2のファイバガイド24と、コネクタ本体21内に挿入される光ファイバ1の撓みを規制する撓み規制部25と、光ファイバ1を固定する固定部材26と、コネクタ本体21内に挿入された光ファイバ1の被覆を除去する被覆除去部27とを備え、第1の実施形態と同様、第2のファイバガイド24には撓み受容部24a及び蓋部材24bが設けられ、撓み規制部25には固定ガイド部25a及び可動ガイド部25bが設けられている。尚、被覆除去部27以外の構成は第1の実施形態と同等であるため、詳細な説明は省略する。
被覆除去部27は第1のファイバガイド23内に設けられ、裸ファイバ素線1aを挿通可能な挿通孔を有している。この被覆除去部27は、コネクタ本体21内に挿入された光ファイバ1の先端面が当接すると、光ファイバ1の挿入力によって光ファイバ1の被覆1bを剥がすようになっている。この場合、被覆除去部27の裸ファイバ素線1aが挿入される挿通孔の内径は、裸ファイバ素線1aの外径よりも大きく、光ファイバ1の被覆部分の外径よりも小さくなければならないので、挿通孔の内径は、例えば175μm以上200μm以下に形成されている。
次に、前記光コネクタ20の組立方法について、図13を参照して説明する。
まず、図13(a)に示すように被覆付きの光ファイバ1をファイバホルダ7によって保持し、図13(b)に示すように光ファイバ1を第2のファイバガイド24に挿入する。第2のファイバガイド24に挿入された光ファイバ1は、図13(c)に示すように撓み規制部25を挿通して第1のファイバガイド23内に挿入され、被覆除去部27によって被覆1bを除去される。先端側の被覆1bを除去された裸ファイバ素線1aは、その先端側が屈折率整合剤23aを介して内蔵ファイバ22aと突き合わされる。その際、第1のファイバガイド23と第2のファイバガイド24との間には撓み規制部25の可動ガイド部25bによって所定長さの挿入代Lが確保されており、撓み規制部25では可動ガイド部25bが光ファイバ1の挿入方向に短くなりながら固定ガイド部25a及び可動ガイド部25bによって光ファイバ1の撓みが規制される。また、第2のファイバガイド24の撓み受容部24aは蓋部材24bによって閉塞されているので、撓み受容部24aによって光ファイバ1の撓みが生ずることはない。次に、第1のファイバガイド23内で光ファイバ1を内蔵ファイバ22aに突き合わせた後は、図13(d)に示すように第2のファイバガイド24から蓋部材24bを取り除き、光ファイバ1を更にコネクタ本体21内に押し込み、第2のファイバガイド24をコネクタ本体21に固定するとともに、光ファイバ1の後端側を固定部材26によって固定する。これにより、第2のファイバガイド24内の光ファイバ1に撓み部1cが生ずるが、この撓み部1cは撓み受容部24a内に受容され、撓み部1cの復元力によって光ファイバ1の端面が内蔵ファイバ22aの端面に押し付けられる。
前記ファイバ挿入時の挿入代Lと挿入力Pは、可動ガイド部25bの可動部材間隔Sとその個数Nによって決定される。即ち、挿入代Lは、
L=S×N+L ・・・(4)
となる。ここで、Lはコネクタ後端の撓みうる長さである(図3参照)。LとSのいずれか長いほうをlとおいて、挿入力Pは、式(1)と同様、
P=4πEI/l ・・・(5)
となる。
通常、最大被覆除去力の平均は5Nと規定されているが(例えば、IEC−60793−2−50、Optical fibres − Part 2−50: Product specifications − Sectional specification for class B single−mode fibres参照。)、光コネクタ20内での被覆除去に必要な挿入力がこれと同等であるとすると、式(5)より、S及びLはL≦2.4mmかつS≦2.4mmとなる。
次に、図47を用いて可動部材間隔Sの下限を説明する。光ファイバ1の被覆外径は通常235〜265μmであり、固定ガイド部25aの内径はすくなくとも265μmである必要がある。このとき、被覆付き光ファイバ1と固定ガイド部25aとのクリアランスは最大で265−235=30μmである。
クリアランスをCとおくと曲げモーメントのつり合いから、光ファイバ1に力Pを加えた時の撓み規制部内での最小曲げ半径Rは、
R=EI/CP ・・・(6)
となる。
l=Sとして式(5)を式(6)に代入すると、
R=S/4πC ・・・(7)
となる。
一方、光ファイバの破断確率はRが2.5mm以下となると飛躍的に高まることが知られている。(例えば、電子情報通信学会2008年ソサイエティ大会講演論文集、“光ファイバの寿命推定方法”、B−13−40参照。)C=30μmであるので、R≧2.5mmとするためにはS≧1.45mmとなる。
このように、本実施形態によれば、光ファイバ1の挿入時に光ファイバ1の撓みを規制する撓み規制部25を備え、撓み規制部25に光ファイバ挿入方向に長さの可変な可動ガイド部25bを設け、可動ガイド部25bが光ファイバ1の挿入方向に短くなりながら光ファイバ1の撓みを規制するようにしたので、前記実施形態と同様、挿入代を長くしても光ファイバ1の撓みを生ずることがなく、光ファイバ1の挿入力を十分に大きくすることができる。これにより、ゴミ等の異物が侵入して挿入抵抗が増大した場合でも、光ファイバ1を確実に挿入することができる。
また、光ファイバ1との当接によって光ファイバ1の被覆1bを除去する被覆除去部27を備えることにより、コネクタ本体21への光ファイバ1の挿入力を利用して光ファイバ1の被覆1bを除去するようにしたので、光ファイバ1の挿入前に専用工具を使用して別途光ファイバ1の被覆1bを除去しておく必要がなく、光コネクタ20の組立作業を効率良く行うことができる。その際、被覆1bを除去するために光ファイバ1の挿入力を大きくしても、撓み規制部25によって光ファイバ1の撓みを防止することができるので、被覆除去部27によって光ファイバ1の被覆1bを確実に除去することができる。尚、光ファイバ1の被覆1bの先端部に切り込み等の加傷を施しておけば、被覆1bを除去するための挿入力を小さくすることができる。
除去された被覆屑はコネクタ内部に残留する。コネクタ内の被覆屑の収容に割けるスペースには限界があるので、収容スペースに被覆屑が充填されると、それ以上被覆を除去することはできない。この状態で、光ファイバに押圧力を加えるとファイバに過剰な力が加わり破断する可能性が高い。このため、被覆の最大除去長を被覆屑が収容できる範囲にとどめることが必要である。
図48を用いて説明する。広く用いられている光コネクタ10のフェルール12の外径は細いもので直径1.25mmである。(例えば、IEC−61754−6、Fiber optic connector interfaces − Part 6: Type MU connector family参照。)このフェルール12とガイドフォルダ15とは調心されている必要がある。この調心に、コネクタの調心に広く用いられるスリーブ(円筒)による嵌めあいを用いるとする。被覆除去部18手前の被覆屑を収容するスペースの長さは2.4mm、スリーブの内径が1.25mmであることから、被覆屑の収容スペースの体積は3.75mmとなる。被覆は外径0.25mm、内径0.125mmの円筒形であるので、収容できる被覆の長さは最大で79.9mmである。被覆の最大除去長さは撓み規制部16の最大収縮量に等しいので、収縮量S(複数個の場合はS×N)が79.9mm以下であることが望ましい。
(第4実施形態)
図14乃至図17は本発明の第4の実施形態を示すもので、同図に示す光コネクタ30は光ファイバ1を相手側コネクタに接続するためのものである。
この光コネクタ30は、光ファイバ1が挿入されるコネクタ本体31と、コネクタ本体31の一端側に取付けられたフェルール32と、コネクタ本体31内に固定された第1のファイバガイド33と、コネクタ本体31に対して移動自在に設けられた第2のファイバガイド34と、コネクタ本体31内に挿入される光ファイバ1の撓みを規制する撓み規制部35と、光ファイバ1を固定する固定部材36と、コネクタ本体31内に挿入された光ファイバ1の先端面をテーパ状に研削する端面研削部37とを備え、第3の実施形態と同様、第2のファイバガイド34には撓み受容部34a及び蓋部材34bが設けられ、撓み規制部35には固定ガイド部35a及び可動ガイド部35bが設けられている。尚、端面研削部37以外の構成は第3の実施形態と同等であるため、詳細な説明は省略する。また、第1のファイバガイド33内には屈折率整合剤は設けられていない。
端面研削部37は第1のファイバガイド33内に設けられ、図15に示すように光ファイバ1の挿入方向に互いに間隔をおいて配置された複数の研削部材37aと、各研削部材37aに対向するように配置された複数のダミー部材37bと、各研削部材37a及び各ダミー部材37bをそれぞれ保持する一対の保持部材37cとからなる。この端面研削部37は、保持部材37cに設けたガイド溝37dに沿って裸ファイバ素線1aが挿入されると、図16(a)に示すように裸ファイバ素線1aの先端がダミー部材37bに案内されて研削部材37aに接触し、図16(b)に示すように研削部材37aによって裸ファイバ素線1aの先端の片側がテーパ状に研削されるようになっている。また、端面研削部37は、各研削部材37a及び各ダミー部材37bを互いに反対側に配置した他の保持部材37cを備え、先端の片側を研削された裸ファイバ素線1aの先端の他の片側を研削することにより、裸ファイバ素線1aの先端面を全周に亘ってテーパ状に研削するようになっている。
次に、前記光コネクタ30の組立方法について、図17を参照して説明する。
まず、図17(a)に示すように予め先端側の被覆1bを除去された光ファイバ1をファイバホルダ7によって保持し、図17(b)に示すように光ファイバ1を第2のファイバガイド34に挿入する。第2のファイバガイド34に挿入された光ファイバ1は、図17(c)に示すように撓み規制部35を挿通して第1のファイバガイド33内に挿入され、端面研削部37によって先端面をテーパ状に研削される。先端面をテーパ状に研削された裸ファイバ素線1aは、その先端側が屈折率整合剤33aを介して内蔵ファイバ32aと突き合わされる。その際、第1のファイバガイド33と第2のファイバガイド34との間には撓み規制部35の可動ガイド部35bによって所定長さの挿入代Lが確保されており、撓み規制部35では可動ガイド部35bが光ファイバ1の挿入方向に短くなりながら固定ガイド部35a及び可動ガイド部35bによって光ファイバ1の撓みが規制される。また、第2のファイバガイド34の撓み受容部34aは蓋部材34bによって閉塞されているので、撓み受容部34aによって光ファイバ1の撓みが生ずることはない。次に、第1のファイバガイド33内で光ファイバ1を内蔵ファイバ32aに突き合わせた後は、図17(d)に示すように第2のファイバガイド34から蓋部材34bを取り除き、光ファイバ1を更にコネクタ本体31内に押し込み、第2のファイバガイド34をコネクタ本体31に固定するとともに、光ファイバ1の後端側を固定部材36によって固定する。これにより、第2のファイバガイド34内の光ファイバ1に撓み部1cが生ずるが、この撓み部1cは撓み受容部34a内に受容され、撓み部1cの復元力によって光ファイバ1の端面が内蔵ファイバ32aの端面に押し付けられる。
このように、本実施形態によれば、光ファイバ1の挿入時に光ファイバ1の撓みを規制する撓み規制部35を備え、撓み規制部35に光ファイバ挿入方向に長さの可変な可動ガイド部35bを設け、可動ガイド部35bが光ファイバ1の挿入方向に短くなりながら光ファイバ1の撓みを規制するようにしたので、前記実施形態と同様、挿入代を長くしても光ファイバ1の撓みを生ずることがなく、光ファイバ1の挿入力を十分に大きくすることができる。これにより、ゴミ等の異物が侵入して挿入抵抗が増大した場合でも、光ファイバ1を確実に挿入することができる。
また、光ファイバ1との接触によって光ファイバ1の先端面をテーパ状に研削する端面研削部37を備えることにより、コネクタ本体31への光ファイバ1の挿入力を利用して光ファイバ1の先端面を研削するようにしたので、光ファイバ1の挿入前に専用工具を使用して別途光ファイバ1の先端面を研削しておく必要がなく、光コネクタ30の組立作業を効率良く行うことができる。その際、先端面を研削するために光ファイバ1の挿入力を大きくしても、撓み規制部35によって光ファイバ1の撓みを防止することができるので、端面研削部37によって光ファイバ1の先端面を確実に研削することができる。
また、光ファイバ1の先端面の角部を削り取ることにより、突き合わせ端面の面積が小さくなり、光接続に必要な密着性が十分に高められるので、屈折率整合剤を用いることなく大きな反射減衰量を得ることができる。
(第5実施形態)
図18及び図19は本発明の第5の実施形態を示すもので、同図に示す光コネクタ40は光ファイバ1を相手側コネクタに接続するためのものである。
この光コネクタ40は、光ファイバ1が挿入されるコネクタ本体41と、コネクタ本体41の一端側に取付けられたフェルール42と、コネクタ本体41内に固定された第1のファイバガイド43と、コネクタ本体41に対して移動自在に設けられた第2のファイバガイド44と、コネクタ本体41内に挿入される光ファイバ1の撓みを規制する撓み規制部45と、光ファイバ1を固定する固定部材46とを備えている。
コネクタ本体41は、例えば裸ファイバ素線1aの外径が125μm、被覆1bの外径が250μmの光ファイバ1が挿入され、相手側コネクタに嵌合可能に形成されている。
フェルール42は被覆を除去された裸ファイバ素線1aの外径とほぼ等しい内径の孔を径方向中心部に有し、この孔に裸ファイバ素線1aを保持するようになっている。
第1のファイバガイド43はコネクタ本体41内に固定され、V溝または円形孔によって光ファイバ1をフェルール42と同軸状に位置決めするように形成されている。
第2のファイバガイド44は光ファイバ1を挿通可能に形成され、コネクタ本体41の他端側に光ファイバ1の軸方向に移動自在に設けられている。また、第2のファイバガイド44は、光ファイバ1の挿入後にコネクタ本体41の他端に固定されるようになっている。第2のファイバガイド44内には光ファイバ1の撓み部分を受容可能な撓み受容部44aが設けられ、撓み受容部44aは着脱自在な蓋部材44bによって閉塞されている。
即ち、蓋部材44bは光コネクタ10を相手側コネクタに接続する際に取り外され、コネクタ接続時の光ファイバ1の押し込みによって生ずる撓み部分が撓み受容部44aに受容されるようになっている。
撓み規制部45は、光ファイバ1を挿通可能な円筒状の固定ガイド部45aと、光ファイバ1を挿通可能な複数のリング状の部材からなる可動部材としての可動ガイド部45bとから構成され、固定ガイド部45aは第2のファイバガイド44の一端に固定されている。可動ガイド部45bは固定ガイド部45aと第1のファイバガイド43との間に配置され、可動ガイド部45bの各リング状部材は光ファイバ1の軸方向に互いに間隔をおいて配置されている。即ち、この撓み規制部45では、第2のファイバガイド44をコネクタ本体41側に移動すると、可動ガイド部45bの各リング状部材が互いに接近し、撓み規制部45の全体の長さが短くなるようになっている。
固定部材45は第2のファイバガイド44の他端側に設けられ、挿入された光ファイバ1を締め付けることにより、光ファイバ1を固定するように形成されている。
次に、前記光コネクタ40の組立方法について、図19を参照して説明する。
まず、予め先端側の被覆1bを除去された光ファイバ1をファイバホルダ7によって保持し、図19(a)に示すように光ファイバ1を第2のファイバガイド44に挿入する。第2のファイバガイド44に挿入された光ファイバ1は、撓み規制部45を挿通して第1のファイバガイド43内に挿入される。その際、第1のファイバガイド43と第2のファイバガイド44との間には撓み規制部45の可動ガイド部45bによって所定長さの挿入代Lが確保されており、撓み規制部45では可動ガイド部45bが光ファイバ1の挿入方向に短くなりながら固定ガイド部45a及び可動ガイド部45bによって光ファイバ1の撓みが規制される。続いて、図19(b)に示すように裸ファイバ素線1aがフェルール42内に挿入され、フェルール42の先端から外部に突出する。その際、裸ファイバ素線1aの先端をフェルール42の外側に配置した当接板47に当接させることにより、裸ファイバ素線1aを所定の突出長さに規制し、この状態で第2のファイバガイド44をコネクタ本体41に固定するとともに、光ファイバ1の後端側を固定部材46によって固定する。
前述のように組立てられた光コネクタ40を相手側コネクタと接続する際は、第2のファイバガイド44から蓋部材44bを取り除き、図19(c)に示すようにフェルール42を相手側コネクタのフェルール42′と屈折率整合剤48を介して突き合わせる。その際、相手側コネクタとの嵌合圧によって光ファイバ1がコネクタ本体41内に押し込まれるが、光ファイバ1の後端側は固定部材46によって固定されているため、第2のファイバガイド44内の光ファイバ1に撓み部1cが生ずる。この撓み部1cは撓み受容部44a内に受容され、撓み部1cの復元力によってファイバ端面が相手側コネクタのファイバ端面に押し付けられる。ファイバ端面はフェルール42によりコア中心が相手側ファイバのコア中心と一致するように調心され、ファイバ端面同士は撓み部1cの復元力によって密着しているので、互いに信号光を通光可能となる。
このように、本実施形態によれば、光ファイバ1の挿入時に光ファイバ1の撓みを規制する撓み規制部45を備え、撓み規制部45に光ファイバ挿入方向に長さの可変な可動ガイド部45bを設け、可動ガイド部45bが光ファイバ1の挿入方向に短くなりながら光ファイバ1の撓みを規制するようにしたので、前記実施形態と同様、挿入代を長くしても光ファイバ1の撓みを生ずることがなく、光ファイバ1の挿入力を十分に大きくすることができる。これにより、ゴミ等の異物が侵入して挿入抵抗が増大した場合でも、光ファイバ1を確実に挿入することができる。
尚、前記実施形態において、第4の実施形態と同様の端面研削部を設けることにより、光ファイバ1の挿入力を利用して光ファイバ1の先端面の研削処理を行うようにしてもよい。
(第6実施形態)
図20及び図21は本発明の第6の実施形態を示すもので、同図に示す光コネクタ50は光ファイバ1を相手側コネクタに接続するためのものである。
この光コネクタ50は、光ファイバ1が挿入されるコネクタ本体51と、コネクタ本体51の一端側に取付けられたフェルール52と、コネクタ本体51内に固定された第1のファイバガイド53と、コネクタ本体51に対して移動自在に設けられた第2のファイバガイド54と、コネクタ本体51内に挿入される光ファイバ1の撓みを規制する撓み規制部55と、光ファイバ1を固定する固定部材56と、コネクタ本体51内に挿入された光ファイバ1の被覆を除去する被覆除去部57とを備え、第2のファイバガイド54には撓み受容部54a及び蓋部材54bが設けられ、撓み規制部55には固定ガイド部55a及び可動ガイド部55bが設けられている。尚、被覆除去部57以外の構成は第5の実施形態と同等であるため、詳細な説明は省略する。また、被覆除去部57の構成は第3の実施形態と同等であるため、詳細な説明は省略する。
次に、前記光コネクタ50の組立方法について、図21を参照して説明する。
まず、被覆付きの光ファイバ1をファイバホルダ7によって保持し、図21(a)に示すように光ファイバ1を第2のファイバガイド54に挿入する。第2のファイバガイド54に挿入された光ファイバ1は、撓み規制部55を挿通して第1のファイバガイド53内に挿入される。その際、第1のファイバガイド53と第2のファイバガイド54との間には撓み規制部55の可動ガイド部55bによって所定長さの挿入代Lが確保されており、撓み規制部55では可動ガイド部55bが光ファイバ1の挿入方向に短くなりながら可動ガイド部55bによって光ファイバ1の撓みが規制される。続いて、図21(b)に示すように光ファイバ1が被覆除去部57によって先端側の被覆1bを除去されるとともに、先端側の被覆1bを除去された裸ファイバ素線1aがフェルール52内に挿入され、フェルール52の先端から外部に突出する。その際、裸ファイバ素線1aの先端をフェルール52の外側に配置した当接板58に当接させることにより、裸ファイバ素線1aを所定の突出長さに規制し、この状態で第2のファイバガイド54をコネクタ本体51に固定するとともに、光ファイバ1の後端側を固定部材56によって固定する。
前述のように組立てられた光コネクタ50を相手側コネクタと接続する際は、第2のファイバガイド54から蓋部材54bを取り除き、図21(c)に示すようにフェルール52を相手側コネクタのフェルール52′と屈折率整合剤59を介して突き合わせる。その際、相手側コネクタとの嵌合圧によって光ファイバ1がコネクタ本体11内に押し込まれるが、光ファイバ1の後端側は固定部材56によって固定されているため、第2のファイバガイド54内の光ファイバ1に撓み部1cが生ずる。この撓み部1cは撓み受容部54a内に受容され、撓み部1cの復元力によってファイバ端面が相手側コネクタのファイバ端面に押し付けられる。ファイバ端面はフェルール52によりコア中心が相手側ファイバのコア中心と一致するように調心され、ファイバ端面同士は撓み部1cの復元力によって密着しているので、互いに信号光を通光可能となる。
このように、本実施形態によれば、光ファイバ1の挿入時に光ファイバ1の撓みを規制する撓み規制部55を備え、撓み規制部55に光ファイバ挿入方向に長さの可変な可動ガイド部55bを設け、可動ガイド部55bが光ファイバ1の挿入方向に短くなりながら光ファイバ1の撓みを規制するようにしたので、前記実施形態と同様、挿入代を長くしても光ファイバ1の撓みを生ずることがなく、光ファイバ1の挿入力を十分に大きくすることができる。これにより、ゴミ等の異物が侵入して挿入抵抗が増大した場合でも、光ファイバ1を確実に挿入することができる。
また、光ファイバ1との当接によって光ファイバ1の被覆1bを除去する被覆除去部57を備えることにより、コネクタ本体51への光ファイバ1の挿入力を利用して光ファイバ1の被覆1bを除去するようにしたので、光ファイバ1の挿入前に専用工具を使用して別途光ファイバ1の被覆1bを除去しておく必要がなく、光コネクタ50の組立作業を効率良く行うことができる。その際、被覆1bを除去するために光ファイバ1の挿入力を大きくしても、撓み規制部55によって光ファイバ1の撓みを防止することができるので、被覆除去部57によって光ファイバ1の被覆1bを確実に除去することができる。尚、光ファイバ1の被覆1bの先端部に切り込み等の加傷を施しておけば、被覆1bを除去するための挿入力を小さくすることができる。
尚、前記各実施形態では、ファイバ端面に撓み部1cの復元力によって押圧力を付与しているが、ファイバ端面の光学的特性が良好である場合は、撓み部1cを省略するようにしてもよい。
(第7実施形態)
図22乃至図27は本発明の第7の実施形態を示すもので、同図に示す光コネクタ10は光ファイバ1を相手側コネクタに接続するためのものである。
この光コネクタ10は、光ファイバ1が挿入されるコネクタ本体11と、コネクタ本体11の一端側に取付けられたフェルール12と、コネクタ本体11内に固定された第1のファイバガイド13と、第1のファイバガイド13に対して移動自在に設けられた第2のファイバガイド14と、光ファイバ1を固定する固定部材15と、コネクタ本体11内に挿入された光ファイバ1の被覆を除去する被覆除去部16と、コネクタ本体11内に挿入された光ファイバ1の先端面をテーパ状に研削する端面研削部17とを備えている。
コネクタ本体11は、例えば裸ファイバ素線1aの外径が125μm、被覆1bの外径が250μmの光ファイバ1が挿入され、相手側コネクタに嵌合可能に形成されている。
フェルール12は被覆を除去された裸ファイバ素線1aの外径とほぼ等しい内径の孔を径方向中心部に有し、この孔に挿入された裸ファイバ素線1aを保持するようになっている。
第1のファイバガイド13はコネクタ本体11内に固定され、一端側のV溝または円形孔によって光ファイバ1をフェルール12と同軸状に位置決めするように形成されている。第1のファイバガイド13の他端側は一端側よりも内径が大きく形成され、その内部には第2のファイバガイド14が移動自在に配置されている。
第2のファイバガイド14は光ファイバ1を挿通可能に形成され、第1のファイバガイド13の他端側に光ファイバ1の軸方向に移動自在に設けられている。第2のファイバガイド14は、光ファイバ1をV字状の溝で案内する板状の一対の固定ガイド部14aと、光ファイバ1を案内する一対の波形の板状部材からなる撓み規制部としての可動ガイド部14bとから構成されている。各固定ガイド部14aは光ファイバ1を間に互いに反対側に配置され、一方の固定ガイド部14aは第1のファイバガイド13内に配置され、他方の固定ガイド部14aは第2のファイバガイド14に固定されている。各可動ガイド部14bは一方の固定ガイド部14aと固定部材15との間、他方の固定ガイド部14aと第1のファイバガイド13との間にそれぞれ配置され、各可動ガイド部14bは光ファイバ1の軸方向に伸縮自在に形成されている。即ち、第2のファイバガイド14をコネクタ本体11側に移動すると、可動ガイド部14bが収縮して光ファイバ挿入方向の長さが短くなるようになっている。また、第2のファイバガイド14内には光ファイバ1の撓み部分を受容可能な撓み受容部14cが設けられ、撓み受容部14cは着脱自在な蓋部材14dによって閉塞されている。即ち、蓋部材14dを取り外すことにより、光ファイバ1の押し込みによって生ずる撓み部分が撓み受容部14cに受容されるようになっている。また、第2のファイバガイド14は、光ファイバ1の挿入後にコネクタ本体11の他端に固定されるようになっている。
固定部材15は第2のファイバガイド14の他端側に設けられ、挿入された光ファイバ1を締め付けることにより、光ファイバ1を固定するように形成されている。
被覆除去部16はフェルール12の基端側に設けられ、裸ファイバ素線1aを挿通可能な挿通孔を有する円錐形の部材からなる。この被覆除去部16は、コネクタ本体11内に挿入された光ファイバ1の先端面が当接すると、光ファイバ1の挿入力によって光ファイバ1の被覆1bを切り開きながら剥がし、裸ファイバ素線1aをフェルール12内に挿通させるようになっている。この場合、被覆除去部16の裸ファイバ素線1aが挿入される挿通孔の内径は、裸ファイバ素線1aの外径よりも大きく、光ファイバ1の被覆部分の外径よりも小さくなければならないので、挿通孔の内径は、例えば175μm以上200μm以下に形成されている。尚、被覆除去部16における光ファイバ1との当接面は、光ファイバ1の軸方向に対して垂直に形成されていてもよい。
端面研削部17はフェルール12内に設けられ、図24に示すように光ファイバ1の挿入方向に互いに間隔をおいて配置された複数の研削部材17aと、各研削部材17aに対向するように配置された複数のダミー部材17bと、各研削部材17a及び各ダミー部材17bをそれぞれ保持する一対の保持部材17cとからなる。この端面研削部17は、保持部材17cに設けたガイド溝17dに沿って裸ファイバ素線1aが挿入されると、図25(a)に示すように裸ファイバ素線1aの先端がダミー部材17bに案内されて研削部材17aに接触し、図25(b)に示すように研削部材17aによって裸ファイバ素線1aの先端の片側がテーパ状に研削されるようになっている。また、端面研削部17は、各研削部材17a及び各ダミー部材17bを互いに反対側に配置した他の保持部材17cを備え、先端の片側を研削された裸ファイバ素線1aの先端の他の片側を研削することにより、裸ファイバ素線1aの先端面を全周に亘ってテーパ状に研削するようになっている。
次に、前記光コネクタ10の組立方法について、図26及び図27を参照して説明する。
まず、図26(a)に示すように被覆付きの光ファイバ1をファイバホルダ7によって保持し、第2のファイバガイド14に挿入する。第2のファイバガイド14内に挿入された光ファイバ1は、図26(b)に示すように第1及び第2のファイバガイド13,14に案内されて被覆除去部16に当接し、被覆除去部16によって被覆1bを除去される。被覆1bを除去された裸ファイバ素線1aはフェルール12内に挿入され、図26(c)に示すようにフェルール12内の端面研削部17によって先端面の角部をテーパ状に研削された後、図27(a)に示すようにフェルール12の先端から外部に突出する。その際、裸ファイバ素線1aの先端をフェルール12の外側に配置した当接板(図示せず)に当接させることにより、裸ファイバ素線1aを所定の突出長さに規制するようにしてもよい。また、第2のファイバガイド14には可動ガイド部14bの収縮量の分だけ所定長さの挿入代Lが確保されており、可動ガイド部14bは光ファイバ1の挿入方向に短くなりながら光ファイバ1の撓みを規制する。その際、第2のファイバガイド14の撓み受容部14cは蓋部材14dによって閉塞されているので、第2のファイバガイド14内の光ファイバ1に撓みが生ずることはない。そして、第2のファイバガイド14をコネクタ本体11に固定するとともに、光ファイバ1の後端側を固定部材15によって固定する。
前述のように組み立てられた光コネクタ10を相手側コネクタと接続する際は、第2のファイバガイド14から蓋部材14dを取り除き、図27(b)に示すようにフェルール12を相手側コネクタのフェルール12′と突き合わせる。その際、相手側コネクタとの嵌合圧によって光ファイバ1がコネクタ本体11内に押し込まれるが、光ファイバ1の後端側は固定部材15によって固定されているため、第2のファイバガイド14内の光ファイバ1に撓み部1cが生ずる。この撓み部1cは撓み受容部14c内に受容され、撓み部1cの復元力によってファイバ端面が相手側コネクタのファイバ端面に押し付けられる。この場合、光ファイバ1の先端面は角部を削り取られているため、突き合わせ端面の面積が小さくなり、光接続に必要な圧力が十分に得られる。ファイバ端面はフェルール12によりコア中心が相手側ファイバのコア中心と一致するように調心され、ファイバ端面同士は撓み部1cの復元力によって密着しているので、互いに信号光を通光可能となる。
このように、本実施形態によれば、コネクタ本体11への光ファイバ1の挿入力によって光ファイバ1の被覆1bを除去する被覆除去部16を備えているので、光ファイバ1の挿入前に専用工具を使用して別途光ファイバ1の被覆1bを除去しておく必要がなく、光コネクタ10の組立作業を効率良く行うことができる。
また、コネクタ本体11への光ファイバ1の挿入力によって光ファイバ1の先端面の角部を研削する端面研削部17を備えているので、光ファイバ1の挿入前に専用工具を使用して別途光ファイバ1の端面研削処理を施しておく必要がなく、光コネクタ10の組立作業をより効率良く行うことができる。
更に、第2のファイバガイド14に光ファイバ挿入方向に長さの可変な可動ガイド部14bを設け、可動ガイド部14bが光ファイバ1の挿入方向に短くなりながら光ファイバ1の撓みを規制するようにしたので、挿入代を長くしても光ファイバ1の撓みを生ずることがなく、光ファイバ1の挿入力を十分に大きくすることができる。これにより、ゴミ等の異物が侵入して挿入抵抗が増大した場合でも、光ファイバ1を確実に挿入することができる。その際、被覆除去部16及び端面研削部17によって光ファイバ1の挿入力が大きくなっても、可動ガイド部14bによって光ファイバ1の撓みを防止することができるので、被覆除去及び端面研削を確実に行うことができる。尚、光ファイバ1の被覆1bの先端部に切り込み等の加傷を施しておけば、被覆1bを除去するための挿入力を小さくすることができる。
また、コネクタ本体11内で撓ませた光ファイバ1の撓み部1cの復元力によって光ファイバ1を先端側に向かって押圧するようにしたので、光ファイバ1の端面を相手側コネクタの端面に密着させることができ、相手側コネクタに確実に通光可能に接続することができる。
尚、前記実施形態では、可動ガイド部14bを波形の板状部材によって形成したものを示したが、互いに間隔をおいて配置された複数のリング状部材やブロック状部材、或いは蛇腹状部材、コイルスプリング状部材など、他の形状の可動部材によって可動ガイド部を構成することも可能である。
(第8実施形態)
図28乃至図30は本発明の第8の実施形態を示すもので、同図に示す光コネクタ20は光ファイバ1を相手側コネクタに接続するためのものである。
この光コネクタ20は、光ファイバ1が挿入されるコネクタ本体21と、コネクタ本体21の一端側に取付けられたフェルール22と、コネクタ本体21内に固定された第1のファイバガイド23と、第1のファイバガイド23に対して移動自在に設けられた第2のファイバガイド24と、第1のファイバガイド23をコネクタ本体21の一端側に向かって押圧する押圧部材25と、光ファイバ1を第2のファイバガイド24に固定する固定部材26と、コネクタ本体21内に挿入された光ファイバ1の被覆を除去する被覆除去部27と、コネクタ本体21内に挿入された光ファイバ1の先端面をテーパ状に研削する端面研削部28とを備え、第7の実施形態と同様、第2のファイバガイド24には、固定ガイド部24a及び可動ガイド部24b設けられている。この場合、第2のファイバガイド24には、撓み受容部及び蓋部材は設けられていない。尚、第1のファイバガイド23及び押圧部材25以外の構成は第7の実施形態と同等であるため、詳細な説明は省略する。
第1のファイバガイド23はコネクタ本体21内に軸方向に移動自在に設けられ、一端側のV溝または円形孔によって光ファイバ1をフェルール12と同軸状に位置決めするように形成されている。第1のファイバガイド23の他端側は一端側よりも内径が大きく形成され、その内部には第2のファイバガイド24が移動自在に配置されている。また、第1のファイバガイド23の一端には押圧部材25が係止するフランジ状の係止部23aが設けられている。
押圧部材25は、波形に屈曲した弾性部材としてのバネ材からなり、コネクタ本体21の内周面と第1のファイバガイド23の外周面との間に配置されている。この場合、押圧部材25はコネクタ本体21の他端部と第1のファイバガイド23の係止部23aとの間に圧縮状態で設けられ、第1のファイバガイド23をコネクタ本体21の一端側に向かって付勢している。
次に、前記光コネクタ20の組立方法について、図29及び図30を参照して説明する。
まず、図29(a)に示すように被覆付きの光ファイバ1をファイバホルダ7によって保持し、第2のファイバガイド24に挿入する。第2のファイバガイド24内に挿入された光ファイバ1は、図29(b)に示すように第1及び第2のファイバガイド23,24に案内されて被覆除去部27に当接し、被覆除去部27によって被覆1bを除去される。被覆1bを除去された裸ファイバ素線1aはフェルール22内に挿入され、図29(c)に示すようにフェルール22内の端面研削部28によって先端面の角部をテーパ状に研削された後、図30(a)に示すようにフェルール22の先端から外部に突出する。その際、裸ファイバ素線1aの先端をフェルール22の外側に配置した当接板(図示せず)に当接させることにより、裸ファイバ素線1aを所定の突出長さに規制するようにしてもよい。また、第2のファイバガイド24には可動ガイド部24bの収縮量の分だけ所定長さの挿入代Lが確保されており、可動ガイド部24bは光ファイバ1の挿入方向に短くなりながら光ファイバ1の撓みを規制する。そして、固定部材26を第1のファイバガイド23に固定するとともに、光ファイバ1の後端側を固定部材26によって固定する。これにより、光ファイバ1、第1のファイバガイド23、第2のファイバガイド24及び固定部材26が一体化し、コネクタ本体21に対して光ファイバ1の軸方向に移動自在となる。
前述のように組み立てられた光コネクタ20を相手側コネクタと接続する際は、図30(b)に示すようにフェルール22を相手側コネクタのフェルール22′と突き合わせる。その際、相手側コネクタとの嵌合圧によって光ファイバ1がコネクタ本体21内に押し込まれるが、光ファイバ1の後端側は固定部材26によって固定されているため、光ファイバ1、第1のファイバガイド23、第2のファイバガイド24及び固定部材26が押圧部材25の付勢力に抗して後退し、押圧部材25の押圧力によってファイバ端面が相手側コネクタのファイバ端面に押し付けられる。この場合、光ファイバ1の先端面は角部を削り取られているため、突き合わせ端面の面積が小さくなり、光接続に必要な圧力が十分に得られる。ファイバ端面はフェルール22によりコア中心が相手側ファイバのコア中心と一致するように調心され、ファイバ端面同士は押圧部材25の押圧力によって密着しているので、互いに信号光を通光可能となる。
このように、本実施形態によれば、第7の実施形態と同様、コネクタ本体21への光ファイバ1の挿入力によって光ファイバ1の被覆除去及び端面研削処理を行うことができるとともに、第2のファイバガイド24の可動ガイド部24bによって光ファイバ1の撓みを規制することができる。
また、本実施形態によれば、コネクタ本体21内に配置された光ファイバ1を押圧部材25の弾性力によって先端側に押圧するようにしたので、光ファイバ1の端面を相手側コネクタの端面に密着させることができ、相手側コネクタに確実に通光可能に接続することができる。
(第9実施形態)
図31乃至図33は本発明の第9の実施形態を示すもので、同図に示す光コネクタ30は光ファイバ1を相手側コネクタに接続するためのものである。
この光コネクタ30は、光ファイバ1が挿入されるコネクタ本体31と、コネクタ本体31の一端側に取付けられたフェルール32と、コネクタ本体31内に固定された第1のファイバガイド33と、第1のファイバガイド33に対して移動自在に設けられた第2のファイバガイド34と、光ファイバ1を固定する固定部材35と、コネクタ本体31内に挿入された光ファイバ1の被覆を除去する被覆除去部36と、コネクタ本体31内に挿入された光ファイバ1の先端面をテーパ状に研削する端面研削部37とを備え、第7の実施形態と同様、第2のファイバガイド34には、固定ガイド部34a、可動ガイド部34b、撓み受容部34c及び蓋部材34dが設けられている。
本実施形態では、端面研削部37が第1のファイバガイド33の一端側に設けられている点で第7の実施形態と異なる。尚、他の構成は第7の実施形態と同等であるため、詳細な説明は省略する。
次に、前記光コネクタ30の組立方法について、図32及び図33を参照して説明する。
まず、図32(a)に示すように被覆付きの光ファイバ1をファイバホルダ7によって保持し、第2のファイバガイド34に挿入する。第2のファイバガイド34内に挿入された光ファイバ1は、図32(b)に示すように第1及び第2のファイバガイド33,34に案内され、端面研削部37によって先端面の角部をテーパ状に研削される。先端面を研削された裸ファイバ素線1aは、図32(c)に示すように被覆除去部36によって被覆1bを除去された後、フェルール32内に挿入され、図33(a)に示すようにフェルール32の先端から外部に突出する。その際、裸ファイバ素線1aの先端をフェルール32の外側に配置した当接板(図示せず)に当接させることにより、裸ファイバ素線1aを所定の突出長さに規制するようにしてもよい。また、第2のファイバガイド34には可動ガイド部34bの収縮量の分だけ所定長さの挿入代Lが確保されており、可動ガイド部34bは光ファイバ1の挿入方向に短くなりながら光ファイバ1の撓みを規制する。その際、第2のファイバガイド34の撓み受容部34cは蓋部材34dによって閉塞されているので、第2のファイバガイド34内の光ファイバ1に撓みが生ずることはない。そして、第2のファイバガイド34をコネクタ本体31に固定するとともに、光ファイバ1の後端側を固定部材35によって固定する。
前述のように組み立てられた光コネクタ30を相手側コネクタと接続する際は、第2のファイバガイド34から蓋部材34dを取り除き、図33(b)に示すようにフェルール32を相手側コネクタのフェルール32′と突き合わせる。その際、相手側コネクタとの嵌合圧によって光ファイバ1がコネクタ本体31内に押し込まれるが、光ファイバ1の後端側は固定部材35によって固定されているため、第2のファイバガイド34内の光ファイバ1に撓み部1cが生ずる。この撓み部1cは撓み受容部34c内に受容され、撓み部1cの復元力によってファイバ端面が相手側コネクタのファイバ端面に押し付けられる。この場合、光ファイバ1の先端面は角部を削り取られているため、突き合わせ端面の面積が小さくなり、光接続に必要な圧力が十分に得られる。ファイバ端面はフェルール32によりコア中心が相手側ファイバのコア中心と一致するように調心され、ファイバ端面同士は撓み部1cの復元力によって密着しているので、互いに信号光を通光可能となる。
このように、本実施形態によれば、第7の実施形態と同様、コネクタ本体31への光ファイバ1の挿入力によって光ファイバ1の被覆除去及び端面研削処理を行うことができるとともに、第2のファイバガイド34の可動ガイド部34bによって光ファイバ1の撓みを規制することができる。
(第10実施形態)
図34及び図35は本発明の第10の実施形態を示すもので、同図に示す光コネクタ40は光ファイバ1を相手側コネクタに接続するためのものである。
この光コネクタ40は、光ファイバ1が挿入されるコネクタ本体41と、コネクタ本体41の一端側に取付けられたフェルール42と、コネクタ本体41内に固定された第1のファイバガイド43と、第1のファイバガイド43に対して移動自在に設けられた第2のファイバガイド44と、光ファイバ1を固定する固定部材45と、コネクタ本体41内に挿入された光ファイバ1の被覆を除去する被覆除去部46と、コネクタ本体41内に挿入された光ファイバ1の先端面をテーパ状に研削する端面研削部47とを備え、第7の実施形態と同様、第2のファイバガイド44には、固定ガイド部44a、可動ガイド部44b、撓み受容部44c及び蓋部材44dが設けられている。
本実施形態では、端面研削部46がフェルール42内に設けられている点で第9の実施形態と異なる。尚、フェルール42以外の構成は第9の実施形態と同等であるため、詳細な説明は省略する。
フェルール42は被覆を除去された裸ファイバ素線1aの外径とほぼ等しい内径の孔を一端側の径方向中心部に有し、この孔に挿入された裸ファイバ素線1aを保持するようになっている。フェルール42の他端側は一端側よりも内径が大きくなるように形成され、一端側のファイバ挿入孔との段差面に端面研削部47が設けられている。この場合、フェルール42の他端側には第1のファイバガイド43から延びる延出部43aが挿入されている。
次に、前記光コネクタ40の組立方法について、図35を参照して説明する。
まず、図35(a)に示すように被覆付きの光ファイバ1をファイバホルダ7によって保持し、第2のファイバガイド44に挿入する。第2のファイバガイド44内に挿入された光ファイバ1は、図35(b)に示すように第1及び第2のファイバガイド43,44に案内され、端面研削部47によって先端面の角部をテーパ状に研削される。先端面を研削された裸ファイバ素線1aは、図35(c)に示すようにフェルール42内に挿入され、被覆除去部46によって被覆1bを除去された後、フェルール42の先端から外部に突出する。その際、裸ファイバ素線1aの先端をフェルール42の外側に配置した当接板(図示せず)に当接させることにより、裸ファイバ素線1aを所定の突出長さに規制するようにしてもよい。また、第2のファイバガイド44には可動ガイド部44bの収縮量の分だけ所定長さの挿入代Lが確保されており、可動ガイド部44bは光ファイバ1の挿入方向に短くなりながら光ファイバ1の撓みを規制する。その際、第2のファイバガイド44の撓み受容部44cは蓋部材44dによって閉塞されているので、第2のファイバガイド44内の光ファイバ1に撓みが生ずることはない。そして、第2のファイバガイド44をコネクタ本体41に固定するとともに、光ファイバ1の後端側を固定部材45によって固定する。
前述のように組み立てられた光コネクタ40を相手側コネクタと接続する際は、第2のファイバガイド44から蓋部材44dを取り除き、図35(d)に示すようにフェルール42を相手側コネクタのフェルール42′と突き合わせる。その際、相手側コネクタとの嵌合圧によって光ファイバ1がコネクタ本体41内に押し込まれるが、光ファイバ1の後端側は固定部材45によって固定されているため、第2のファイバガイド44内の光ファイバ1に撓み部1cが生ずる。この撓み部1cは撓み受容部44c内に受容され、撓み部1cの復元力によってファイバ端面が相手側コネクタのファイバ端面に押し付けられる。この場合、光ファイバ1の先端面は角部を削り取られているため、突き合わせ端面の面積が小さくなり、光接続に必要な圧力が十分に得られる。ファイバ端面はフェルール42によりコア中心が相手側ファイバのコア中心と一致するように調心され、ファイバ端面同士は撓み部1cの復元力によって密着しているので、互いに信号光を通光可能となる。
このように、本実施形態によれば、第7の実施形態と同様、コネクタ本体41への光ファイバ1の挿入力によって光ファイバ1の被覆除去及び端面研削処理を行うことができるとともに、第2のファイバガイド44の可動ガイド部44bによって光ファイバ1の撓みを規制することができる。
尚、前記第9及び第10の実施形態では、光ファイバ1の撓み部1cの復元力によって光ファイバ1を先端側に向かって押圧するようにしたものを示したが、第8の実施形態と同様、押圧部材によって光ファイバ1を押圧するようにしてもよい。
(第11実施形態)
図36乃至図39は本発明の第11の実施形態を示すもので、同図に示す光コネクタ10は光ファイバ1を相手側コネクタに接続するためのものである。
この光コネクタ10は、光ファイバ1が挿入されるコネクタ本体11と、コネクタ本体11の一端側に取付けられたフェルール12と、コネクタ本体11内の一端側に固定された第1のファイバガイド13と、コネクタ本体11に対して移動自在に設けられた第2のファイバガイド14と、コネクタ本体11内の他端側に設けられたガイドホルダ15と、コネクタ本体11内に挿入される光ファイバ1の撓みを規制する撓み規制部16と、光ファイバ1を固定する固定部材17と、コネクタ本体11内に挿入された光ファイバ1の被覆を除去する被覆除去部18とを備えている。
コネクタ本体11は、例えば裸ファイバ素線1aの外径が125μm、被覆1bの外径が250μmの光ファイバ1が挿入され、相手側コネクタに嵌合可能に形成されている。
フェルール12は被覆を除去された裸ファイバ素線1aの外径とほぼ等しい内径の孔を径方向中心部に有し、この孔には内蔵ファイバ12aが挿入されている。内蔵ファイバ12aは一端面をフェルール12の先端面に配置し、その端面は相手側コネクタの光ファイバと通光可能な平滑面になるように研磨処理されている。また、内蔵ファイバ12aの他端側はフェルール12の端面から第1のファイバガイド13内に突出している。
第1のファイバガイド13はコネクタ本体11内に固定され、V溝または円形孔によって光ファイバ1をフェルール12と同軸状に位置決めするように形成されている。第1のファイバガイド13の一端側には内蔵ファイバ12aの他端側が挿入されており、内蔵ファイバ12aと光ファイバ1とを屈折率整合剤13aを介して突き合わせるようになっている。
第2のファイバガイド14は光ファイバ1を挿通可能に形成され、コネクタ本体11の他端側に光ファイバ1の軸方向に移動自在に設けられている。また、第2のファイバガイド14は、光ファイバ1の挿入後にコネクタ本体11の他端に固定されるようになっている。第2のファイバガイド14内には光ファイバ1の撓み部分を受容可能な撓み受容部14aが設けられ、撓み受容部14aは着脱自在な蓋部材14bによって閉塞されている。
即ち、蓋部材14bを取り外すことにより、光ファイバ1の押し込みによって生ずる撓み部分が撓み受容部14aに受容されるようになっている。また、第2のファイバガイド14の一端側には光ファイバ1の軸方向に延びるガイド部14cが設けられ、ガイド部14cの先端はテーパ状に形成されている。この場合、ガイド部14cは、図37に示すように円形の孔14d内に光ファイバ1を挿通するようになっている。
ガイドホルダ15は一端側に光ファイバ1を挿通可能な孔を有する筒状の部材からなり、その他端側には第2のファイバガイド14のガイド部14cが軸方向に移動自在に挿入されている。
撓み規制部16はゴム等の弾性部材からなり、その中心部に光ファイバ1を挿通可能に形成されている。撓み規制部16はガイドホルダ15内の一端側に配置され、第2のファイバガイド14のガイド部14cが当接すると、光ファイバ1の軸方向に収縮して長さが短くなるようになっている。この場合、撓み規制部16のファイバ挿入孔の端面は内周がテーパ状に形成されており、ガイド部14cの先端が当接すると、ガイド部14cのテーパ面によって径方向外側に押し広げられながら撓み規制部16が圧縮されるようになっている。
固定部材17は第2のファイバガイド14の他端側に設けられ、挿入された光ファイバ1を締め付けることにより、光ファイバ1を固定するように形成されている。
被覆除去部18は第1のファイバガイド13の一端に設けられ、裸ファイバ素線1aを挿通可能な挿通孔を有する円錐状の部材からなる。この被覆除去部18は、コネクタ本体11内に挿入された光ファイバ1の先端面が当接すると、光ファイバ1の挿入力によって光ファイバ1の被覆1bを切り開きながら剥がし、裸ファイバ素線1aを第1のファイバガイド13内に挿通させるようになっている。この場合、被覆除去部18の裸ファイバ素線1aが挿入される挿通孔の内径は、裸ファイバ素線1aの外径よりも大きく、光ファイバ1の被覆部分の外径よりも小さくなければならないので、挿通孔の内径は、例えば175μm以上200μm以下に形成されている。尚、被覆除去部18における光ファイバ1との当接面は、光ファイバ1の軸方向に対して垂直に形成されていてもよい。
次に、前記光コネクタ10の組立方法について、図38を参照して説明する。
まず、図38(a)に示すように被覆付きの光ファイバ1をファイバホルダ7によって保持し、図38(b)に示すように光ファイバ1を第2のファイバガイド14に挿入する。第2のファイバガイド14に挿入された光ファイバ1は、図38(c)に示すように第2のファイバガイド14のガイド部14c及び撓み規制部16を挿通して第1のファイバガイド13内に挿入され、被覆除去部18によって被覆1bを除去される。その際、ファイバホルダ7は固定部材17に当接する。固定部材17と第2のファイバガイド14は一体となっているので、光ファイバ1の挿入に際して、これらはコネクタ内部方向へと押し込まれる。先端側の被覆1bを除去された裸ファイバ素線1aは、その先端側が屈折率整合剤13aを介して内蔵ファイバ12aと突き合わされる。その際、第2のファイバガイド14のガイド部14cには撓み規制部16によって所定長さの挿入代Lが確保されており、撓み規制部16は光ファイバ1の挿入方向に収縮しながら光ファイバ1の撓みを規制する。また、第2のファイバガイド14の撓み受容部14aは蓋部材14bによって閉塞されているので、撓み受容部14aによって光ファイバ1の撓みが生ずることはない。次に、第1のファイバガイド13内で光ファイバ1を内蔵ファイバ12aに突き合わせた後は、図38(d)に示すように第2のファイバガイド14から蓋部材14bを取り除き、光ファイバ1を更にコネクタ本体11内に押し込み、第2のファイバガイド14をコネクタ本体11に固定するとともに、光ファイバ1の後端側を固定部材17によって固定する。これにより、第2のファイバガイド14内の光ファイバ1に撓み部1cが生ずるが、この撓み部1cは撓み受容部14a内に受容され、撓み部1cの復元力によって光ファイバ1の端面が内蔵ファイバ12aの端面に押し付けられる。
前記ファイバ挿入時の挿入代Lと挿入力Pは、撓み規制部16の収縮量Sと撓み規制部16の個数Nによって決定される。即ち、図39(a)に示す撓み規制部16の収縮量Sは、図39(b)に示す光ファイバ1の挿入量と同等となる。本実施形態の場合、N=1であるが、撓み規制部16を光ファイバ1の軸方向に複数設けることも可能である。即ち、挿入代Lは、
L=S×N+L ・・・(8)
となる。ここで、Lはコネクタ後端の撓みうる長さである(図38参照)。LとSのいずれか長いほうをlとおいて、挿入力Pは、式(1)と同様、
P=4πEI/l ・・・(9)
となる。
また、最大被覆除去力の平均は5Nと規定されているが(例えば、IEC−60793−2−50、Optical fibres ・ Part 2−50: Product specifications ・ Sectional specification for class B single−mode fibres参照。)、光コネクタ10内での被覆除去に必要な挿入力がこれと同等であるとすると、式(9)より、S及びLはL≦2.4mmかつS≦2.4mmとなる。
一方、従来の課題で説明したように、必要となる挿入代Lは3.5mm以上であることから、式(8)より撓み規制部16の収縮量S(複数個の場合はS×N)が1.1mm以上であれば、必要となる挿入代において5N以上の挿入力で挿入することができ、被覆の除去に十分な挿入力が得られる。
このように、本実施形態によれば、光ファイバ1の挿入時に光ファイバ1の撓みを規制する撓み規制部16を備え、撓み規制部16を光ファイバ挿入方向に弾性変形可能に形成し、撓み規制部16が光ファイバ1の挿入方向に収縮しながら光ファイバ1の撓みを規制するようにしたので、挿入代を長くしても光ファイバ1の撓みを生ずることがなく、光ファイバ1の挿入力を十分に大きくすることができる。これにより、ゴミ等の異物が侵入して挿入抵抗が増大した場合でも、光ファイバ1を確実に挿入することができる。
また、光ファイバ1との当接によって光ファイバ1の被覆1bを除去する被覆除去部18を備えることにより、コネクタ本体11への光ファイバ1の挿入力を利用して光ファイバ1の被覆1bを除去するようにしたので、光ファイバ1の挿入前に専用工具を使用して別途光ファイバ1の被覆1bを除去しておく必要がなく、光コネクタ10の組立作業を効率良く行うことができる。その際、被覆1bを除去するために光ファイバ1の挿入力を大きくしても、撓み規制部16によって光ファイバ1の撓みを防止することができるので、被覆除去部18によって光ファイバ1の被覆1bを確実に除去することができる。尚、光ファイバ1の被覆1bの先端部に切り込み等の加傷を施しておけば、被覆1bを除去するための挿入力を小さくすることができる。
尚、第11実施形態では、第2のファイバガイド14のガイド部14cを円形の孔14d内に光ファイバ1を挿通するように構成したものを示したが、図40に示すガイド部14eのように、V字状の溝14fを有するブロック状の部材によって形成し、板状のガイド部材14gとの間に光ファイバ1を挿通するように形成してもよい。
また、第11実施形態では、被覆除去部18によって光ファイバ1の被覆1bを除去するようにしたものを示したが、被覆除去部を設けずに、予め先端側の被覆を除去した光ファイバ1を挿入するようにしてもよい。
更に、第11実施形態では、ファイバ端面に撓み部1cの復元力によって押圧力を付与しているが、ファイバ端面の光学的特性が良好である場合は、撓み部1cを省略するようにしてもよい。
(図1〜図21、図47において)
1:光ファイバ、1a:裸ファイバ素線、1b:被覆、10:光コネクタ、11:コネクタ本体、15:撓み規制部、15b,15c,15d:可動ガイド部、17:撓み規制部、17b,17c:可動ガイド部、20:光コネクタ、21:コネクタ本体、25:撓み規制部、25b:可動ガイド部、27:被覆除去部、30:光コネクタ、31:コネクタ本体、35:撓み規制部、35b:可動ガイド部、37:端面研削部、40:光コネクタ、41:コネクタ本体、45:撓み規制部、45b:可動ガイド部、50:光コネクタ、51:コネクタ本体、55:撓み規制部、55b:可動ガイド部、57:被覆除去部。
(図22〜図35において)
1:光ファイバ、1a:裸ファイバ素線、1b:被覆、1c:撓み部、10:光コネクタ、11:コネクタ本体、14b:可動ガイド部、16:被覆除去部、17:端面研削部、20:光コネクタ、21:コネクタ本体、24b:可動ガイド部、25:押圧部材、27:被覆除去部、28:端面研削部、30:光コネクタ、31:コネクタ本体、34b:可動ガイド部、36:被覆除去部、37:端面研削部、40:光コネクタ、41:コネクタ本体、44b:可動ガイド部、46:被覆除去部、47:端面研削部。
(図36〜図40、図48において)
1:光ファイバ、1a:裸ファイバ素線、1b:被覆、10:光コネクタ、11:コネクタ本体、16:撓み規制部、18:被覆除去部。
(図41〜図46において)
1:光ファイバ、1a:裸ファイバ素線、1b:被覆、2:コネクタ本体、3:内蔵ファイバ、4:フェルール、5:屈折率整合剤、6:ファイバガイド、7:ファイバホルダ、8:刃。

Claims (17)

  1. コネクタ本体内に光ファイバを挿入してなる光コネクタにおいて、
    光ファイバ挿入方向の長さを可変に形成され、コネクタ本体内への光ファイバの挿入時に光ファイバ挿入方向に短くなりながら光ファイバの撓みを規制する撓み規制部を備えた ことを特徴とする光コネクタ。
  2. 前記撓み規制部の少なくとも一部を、光ファイバ挿入方向に互いに間隔をおいて移動自在に配置された複数の可動部材によって形成した
    ことを特徴とする請求項1記載の光コネクタ。
  3. 前記撓み規制部の少なくとも一部を、光ファイバ挿入方向に伸縮自在な伸縮部材によって形成した
    ことを特徴とする請求項1記載の光コネクタ。
  4. 前記撓み規制部の少なくとも一部を、光ファイバ挿入方向に伸縮自在な弾性部材によって形成した
    ことを特徴とする請求項1記載の光コネクタ。
  5. 前記撓み規制部の少なくとも一部を、光ファイバ挿入方向に互いに間隔をおいて移動自在に配置された複数の可動部材、光ファイバ挿入方向に伸縮自在な伸縮部材、及び光ファイバ挿入方向に伸縮自在な弾性部材のうち少なくとも2つで構成された伸縮機構によって形成した
    ことを特徴とする請求項1記載の光コネクタ。
  6. 前記可動部材の間隔が1.45mm以上2.4mm以下であることを特徴とする請求項2記載の光コネクタ。
  7. 前記撓み規制部の光ファイバ挿入方向への収縮量が1.1mm以上79.9mm以下であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の光コネクタ。
  8. 前記光ファイバの挿入力によって光ファイバの被覆を除去する被覆除去部を備えた
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の光コネクタ。
  9. 前記光ファイバの挿入力によって光ファイバの先端面の角部を研削する端面研削部を備えた
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の光コネクタ。
  10. 相手側コネクタと接続される内蔵ファイバと、
    内蔵ファイバを保持するフェルールとを備え、
    コネクタ本体内に挿入された光ファイバと内蔵ファイバとを突き合わせて接続するように構成した
    ことを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の光コネクタ。
  11. コネクタ本体内に挿入された光ファイバを挿通するフェルールを備え、
    光ファイバの先端をフェルールの先端面に配置して相手側コネクタと接続するように構成した
    ことを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の光コネクタ。
  12. 前記コネクタ本体内に配置された光ファイバを先端側に向かって押圧する押圧手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の光コネクタ。
  13. 前記押圧手段を、弾性部材の弾性力によって光ファイバを押圧するように構成した
    ことを特徴とする請求項12記載の光コネクタ。
  14. 前記押圧手段を、コネクタ本体内で撓ませた光ファイバの撓み部の復元力によって光ファイバを押圧するように構成した
    ことを特徴とする請求項12記載の光コネクタ。
  15. 光ファイバ挿入方向の長さを可変に形成され、コネクタ本体内への光ファイバの挿入時に光ファイバの撓みを規制する撓み規制部を備えた光コネクタの組立方法であって、
    撓み規制部の光ファイバ挿入方向の長さを短くしながらコネクタ本体内に光ファイバを挿入する
    ことを特徴とする光コネクタの組立方法。
  16. 光ファイバの挿入力によって光ファイバの被覆を除去する被覆除去部と、光ファイバの挿入力によって光ファイバの先端面の角部を研削する端面研削部と、光ファイバ挿入方向の長さを可変に形成され、コネクタ本体内への光ファイバの挿入時に光ファイバの撓みを規制する撓み規制部とを備えた光コネクタの組立方法であって、
    撓み規制部の光ファイバ挿入方向の長さを短くしながらコネクタ本体内に光ファイバを挿入するとともに、
    光ファイバを挿入しながら被覆除去部によって光ファイバの被覆を除去し、
    光ファイバを挿入しながら端面研削部によって光ファイバの先端面の角部を研削する
    ことを特徴とする光コネクタの組立方法。
  17. 光ファイバ挿入方向に弾性変形可能に形成され、コネクタ本体内への光ファイバの挿入時に光ファイバの撓みを規制する撓み規制部を備えた光コネクタの組立方法であって、
    撓み規制部を光ファイバ挿入方向に収縮させながらコネクタ本体内に光ファイバを挿入する
    ことを特徴とする光コネクタの組立方法。
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