JPWO2011016221A1 - ヒートシンク - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、より熱交換が効率的なヒートシンクを提供する。【解決手段】発熱部品(12)の熱を冷却用流体(CF)へ伝達するヒートシンク(100A)であって、発熱部品(12)に熱的に接続された平板状のベースプレート部(11)と、切り起こして形成される複数のルーバー(13)と複数のルーバー(13)と連結し切り起こされずに残った枠部(14)とを有するフィンユニット(10A)とを備える。また、複数のルーバー(13)の一方の端部がベースプレート部(11)に熱的に接続されるとともに、枠部(14)がベースプレート部(11)の表面から離れている。【選択図】 図1

Description

本発明は、CPU、集積回路、半導体素子等の各種電子部品、電子機器、そのほか各種電気機器などの放熱のために使用されるヒートシンクに関するものである。特に薄板材を加工して製作した薄板フィンを備えるものであって、放熱効率に優れたヒートシンクに関するものである。
CPU、集積回路、半導体素子などの電子部品、電子機器及び各種電気機器においては、放熱のためにヒートシンクが設けられる。また、これらの素子又は機器の発熱量、発熱密度の増大によって、放熱効率に優れた高性能のヒートシンクが求められる。
特許文献1に開示されたヒートシンク200のフィンユニット20は、図30に示したとおり、隣接する鈎形の二辺、および/または、隣接するコの字形の三辺からなる切り込みを一枚の金属板に形成し、その部分を切り起こすことにより複数のフィン列を形成するものである。前記複数のフィン列同士の間には切り起こされなかった部分が残っており“連結部”と称されている。また、フィン列の中のフィン同士の間にも切り起こされなかった部分が残っており、フィン列の中の各々のフィンの断面形状は、切り起こされた部分と切り起こされなかった部分とで概ねL字形をなしている。このように特許文献1に開示されたヒートシンクにおいては、フィンの前記L字形の一方の面(底部)及び前記した連結部がベースプレート又は発熱体(以下においては、単に「ベースプレート部」と記して、「ベースプレート又は発熱体」を指すものとする。)に接している。
特開2009−26784号公報
しかし、特許文献1に開示されたヒートシンクは、フィンのL字状の一方の面(垂直部)のみがベースプレート部から起立しているものであり、他方の面(底部)はベースプレート部に密着されている。このため、冷却流体との熱交換に与るのは主として前者(垂直部)の面のみであり、従って、特許文献1に開示されたヒートシンクには、熱交換の効率になお改善の余地が有るといえる。
本発明は、より効率的な熱交換を実現し得るヒートシンクを提供することを目的とする。
即ち、本発明は、L字状をなすフィン面が双方(垂直部及び底部)ともベースプレート部からは離れた状態となるようにしたヒートシンクである。
第1の観点のヒートシンクは、発熱部品の熱を冷却用流体へ伝達するヒートシンクである。また、このヒートシンクは発熱部品に熱的に接続された平板状のベースプレート部と、複数のルーバーとこの複数のルーバーに連結して前記複数のルーバーを取り囲む枠部とを有するフィンユニットとを備える。また、複数のルーバーの一方の端部がベースプレート部に熱的に接続されるとともに、枠部がベースプレート部の表面から離れている。枠部がベースプレート部の表面から離れて冷却流体の流れの中に存在するときには枠部が冷却流体に対して乱流を起こすことができる。したがってこの観点のヒートシンクは冷却効率が高い。
第2の観点のヒートシンクの複数のルーバーの少なくとも一部は一枚の金属板から切り起こして形成されるとともに、枠部は切り起こされずに残って形成される。
第3の観点のヒートシンクの複数のルーバーは、冷却用流体の流れる方向に並行に伸びる長さと切り起こし方向の幅と切り起こし角度とを有しており、複数のルーバーのうちのいくつかのルーバーは他のルーバーと異なる長さ、異なる幅又は異なる切り起こし角度の少なくともいずれか一つを有している。
第4の観点のヒートシンクのフィンユニットは、一枚の金属板をプレスして形成された第1フィンユニットと別の一枚の金属板をプレスして形成された第2フィンユニットとを有し、第1フィンユニットのルーバーは第2フィンユニットのルーバーと異なる長さ、異なる幅又は異なる切り起こし角度の少なくともいずれか一つを有している。
第5の観点のヒートシンクのフィンユニットは、一枚の金属板をプレスして形成された第1フィンユニットと別の一枚の金属板をプレスして形成された第2フィンユニットとを有し、第1フィンユニットのルーバーの一方の端部がベースプレート部に熱的に接続され、第2フィンユニットのルーバーの端部が第1フィンユニットのルーバーの他方の端部に熱的に接続される。
そして、第6の観点のヒートシンクにおいて、第1フィンユニットの枠部と第2フィンユニットの枠部とが離れている。
第7の観点のヒートシンクにおいて、第1フィンユニットの枠部と第2フィンユニットの枠部とは接合している。
第8の観点のヒートシンクのフィンユニットは、一枚の金属板をプレスして形成された第1フィンユニットと別の一枚の金属板をプレスして形成された第2フィンユニットとを有し、第1フィンユニットの複数のルーバー間に、第2フィンユニットの複数のルーバーが配置される。
第9の観点のヒートシンクの枠部は、冷却用流体の流れ方向を変える流路変更部を有する。
第10の観点のヒートシンクにおいて、冷却用流体は液体であり、液体の冷却用流体CFの流路が構成されるように、複数のルーバーの他方の端部と接続されたカバープレートを備える。
第11の観点のヒートシンクのフィンユニットは一枚の金属板をプレスして形成され、フィンユニットはベースプレート部にロウ付けされる。
第12の観点のヒートシンクの金属板は、母材がアルミニウムで、その少なくとも一方の表面にロウ材をクラッドして作った。
第13の観点のヒートシンクは発熱部品の熱を冷却用流体へ伝達する。ヒートシンクは、発熱部品に熱的に接続された平板状のベースプレート部と、複数のルーバーと複数のルーバーに連結して複数のルーバーを取り囲む枠部とを有するフィンユニットと、を備える。複数のルーバーの一方の端部が前記ベースプレート部に熱的に接続されるとともに、フィンユニットを挟んでベースプレート部と相対する位置に、冷却用流体の流路を構成するように流路壁が設置されていて、枠部が流路壁に密着されている。
第14の観点のヒートシンクの冷却用流体は液体であり、液体の冷却用流体CFの流路が構成されるように、複数のルーバーの他方の端部と接続されて流路壁となるカバープレートを備える。
本発明のヒートシンクは、冷却効率が高く、また、製造が簡単である。
第1実施形態の第1ヒートシンク100Aの斜視図である。 −X軸方向から見た第1実施形態の第1ヒートシンク100Aの側面図である。 第1実施形態の第1ヒートシンク100Aの平面図である。 (a)は、−Y軸方向から見た第2実施形態の第2ヒートシンク100Bの側面図である。 (b)は、−Y軸方向から見た第3実施形態の第3ヒートシンク100Cの側面図である。 (c)は、−Y軸方向から見た第4実施形態の第4ヒートシンク100Dの側面図である。 第5実施形態の第5ヒートシンク100Eの斜視図である。 第6実施形態の第6ヒートシンク100Fの分解斜視図である。 第6実施形態の第6ヒートシンク100Fの斜視図である。 第7実施形態の第7ヒートシンク100Gの斜視図である。 −X軸方向から見た第7実施形態の第7ヒートシンク100Gの側面図である。 第8実施形態の第8ヒートシンク100Hの斜視図である。 −X軸方向から見た第8実施形態の第8ヒートシンク100Hの側面図である。 第9実施形態の第9ヒートシンク100Jの分解斜視図である。 第9実施形態の第9ヒートシンク100Jの斜視図である。 第10実施形態の第10ヒートシンク100Kの分解斜視図である。 第10実施形態の第10ヒートシンク100Kの斜視図である。 第11実施形態の第11ヒートシンク100Lの斜視図である。 (a)は、上流路変更部15aが設けられた第11実施形態の第11ヒートシンク100Lの側面図である。 (b)は、(a)の破線Gで囲まれた部分の拡大図である。 第12実施形態の第12ヒートシンク100Mの斜視図である。 (a)は、第13実施形態の第13ヒートシンク100Nの斜視図である。 (b)は、−X軸方向から見た第13実施形態の第13ヒートシンク100Nの側面図である。 (a)は、−Y軸方向から見た第14実施形態の第14ヒートシンク100Pの側面図である。 (b)は、−Y軸方向から見た第14実施形態の変形例である第14ヒートシンク100P’の側面図である。 (c)は、第15実施形態の第15ヒートシンク100Qの斜視図である。 第16実施形態の第16ヒートシンク100Rの分解斜視図である。 第16実施形態の第16ヒートシンク100Rの斜視図である。 −X軸方向から見た第16実施形態の第16ヒートシンク100Rの側面図である。 第17実施形態の第17ヒートシンク100Sの分解斜視図である。 第17実施形態の第17ヒートシンク100Sの斜視図である。 −X軸方向から見た第17実施形態の第17ヒートシンク100Sの側面図である。 第18実施形態の第18ヒートシンク100Tの斜視図である。 −X軸方向から見た第18実施形態の第18ヒートシンク100Tの側面図である。 ルーバーがベースプレート部に接合される場合を説明するための図である。 (a)は、第1〜第18実施形態においてルーバー13がロウ付けにより斜めにベースプレート部11に接合されている状態の説明図である。 (b)は、第3及び第4実施形態において、ルーバー13C、13Fがロウ付けにより垂直にベースプレート部11、21に接合されている状態の説明図である。 (c)は、第1〜第18実施形態において、ルーバー13がカシメ部19によりベースプレート部11に接合されている状態の説明図である。 従来のヒートシンク200を示した斜視図である。
(第1実施形態)
<第1ヒートシンク100Aの構成>
図1は、第1実施形態の第1ヒートシンク100Aの斜視図である。ここで、ベースプレート部11の面をXY平面とし、またベースプレート部11に垂直な方向を+Z軸方向とする。
図1に示されたように、第1ヒートシンク100Aは半導体素子、集積回路又はCPU等の発熱部品12に取り付けられる。理解を助けるため発熱部品12が描かれているが、第1ヒートシンク100Aに付属するものではない。第1ヒートシンク100Aは発熱部品12のXY平面に密着して載置されたベースプレート部11と、そのベースプレート部11に熱的に接続された第1フィンユニット10Aとを備える。第1実施形態において、第1フィンユニット10Aは1つの金属板より構成され、その金属板に対して斜めに±Z軸方向に向かって切り起こして形成された複数のルーバー13と、その複数のルーバー13に連結し切り起こされずに残った枠部14とより構成される。第1フィンユニット10Aはルーバー13の一端部をベースプレート部11にロウ付けなどで、ベースプレート部11に熱的に接続される。また、枠部14はY軸枠部14a及びX軸枠部14bより構成され、ベースプレート部11の表面に接続されないようにルーバー13のZ軸方向のほぼ中央部分に接続されている。また、図1において第1ヒートシンク100AはX軸方向で6個、Y軸方向で3列に並んだ18個のルーバー13により構成された1つの第1フィンユニット10Aを有しているが、数十個から数百個の第1フィンユニット10Aが設けられていてもよい。
第1実施形態において、第1フィンユニット10Aは一枚のアルミニウム、銅、あるいはそれらの合金などの熱伝導性が良好な金属板をプレスして形成されたものであり、その金属板の厚さTは0.4mmから2mm程度である。また、ルーバー13の幅Dは2mmから20mm程度であり、ルーバー13とルーバー13とのX軸方向の距離も幅Dとほぼ一致する。また、ベースプレート部11の厚さTは例えば0.5〜15mm程度のアルミニウム、銅、あるいはそれらの合金などの熱伝導性が良好な材料より構成され、例えば発熱部品12に合わせて四角形板状に作られている。
また、枠部14からルーバー13の切り起こし角度θは、10度から90度まで任意に設定できる。図1では、ルーバー13の幅Dの約D/2の位置で枠部14からルーバー13が切り起こされているが、任意の位置で切り起こしてもよい。
また、Y方向に並んだ各ルーバー13列の間にはX軸枠部14bがそれぞれ設けられている。このX軸枠部14bはベースプレート部11からZ軸方向で離れている。すなわちX軸枠部14bはベースプレート部11とは直接接していない。さらに、図1に示されたように隣接されたルーバー13列はX軸方向で互いに例えばD/2ずれて形成されている。例えば、ルーバー13列をX軸方向に距離D/2ずれると、第1列に属されているルーバー13が第2列目のルーバー13列のルーバー13とルーバー13との間に位置付けられる。これにより、以下に説明するように、第1ヒートシンク100Aの冷却性能が向上する。なお、隣接されたルーバー13列がX軸方向にずらすことは必須でなく、必要に応じてずらせばよい。
<第1ヒートシンク100Aによる冷却>
図2は、−X軸方向から見た第1実施形態の第1ヒートシンク100Aの側面図である。図2において、太い矢印は冷却用流体CFの流れを示し、冷却用流体CFは+Y軸方向に沿って流れている。冷却用流体CFは空気などの気体が用いることを前提に説明するが、水または不凍液などの液体が用いられてもよい。
図2において点線B1内に示されたように、まず、X軸枠部14bがベースプレート部11からZ軸方向で離れているために、第1ヒートシンク100A中で流れる冷却用流体CFがそのX軸枠部14bに衝突して乱流が発生する。これにより、冷却用流体CFが下流のルーバー13の表面から熱を奪いやすくするとともに、ベースプレート部11からも熱を奪う。このため第1ヒートシンク100Aの冷却性能が向上する。
その後、冷却用流体CFはルーバー13の間で乱流から安定した層流となっていくが、点線B2に囲まれた部分でX軸枠部14bにより再び乱流となる。具体的に、ルーバー13の間を流れる安定した層流は、ルーバー13のZ軸方向の中央部分に設けられたX軸枠部14bに衝突し、X軸枠部14bのZ軸の両側に分流され、乱流としてX軸枠部14bのZ軸の両側を流れる。
また、冷却用流体CFは点線B3に囲まれた部分で上述の点線B2に囲まれた部分と同じようにX軸枠部14bにより乱流が形成される。最後、冷却用流体CFは点線B4に囲まれた部分でX軸枠部14bにより再びそのZ軸の両側に分流され、X軸枠部14bで乱流となる。その後、第1ヒートシンク100Aの+Y側より冷却用流体CFが流出される。
上述のように、−Y側より第1ヒートシンク100Aに流入した冷却用流体CFは、第1ヒートシンク100A内で何度も乱流になってルーバー13又はベースプレート部11と熱交換を促進する。したがって、発熱部品12と冷却用流体CFとの間で熱伝達が向上し、放熱特性が向上する。
図3は、第1実施形態の第1ヒートシンク100Aの平面図である。図3でも、矢印は冷却用流体CFの流れを示し、冷却用流体CFは+Y軸方向に沿って流れている。
まず、図3において冷却用流体CFは−Y側から第1ヒートシンク100Aのルーバー13とルーバー13との間に流入する。そして、隣接されたルーバー13列がX軸方向で互いに距離D/2ずれて形成されるため、−Y側のルーバー13列を通過した冷却用流体CFは中央のルーバー13列のルーバー13に衝突される。したがって、冷却用流体CFはそのルーバー13のX軸方向の両側に分流し乱流が形成される。その後、中央のルーバー13列のルーバー13に沿って+Y軸方向に流れる。
また、冷却用流体CFは点線C2に囲まれた部分でも点線C1に囲まれた部分と同じに+Y側のルーバー13列により乱流が形成される。その後、+Y側より第1ヒートシンク100Aを流出する。
上述のように、−Y側より第1ヒートシンク100Aに流入した冷却用流体CFは、第1ヒートシンク100A内で何度も乱流になって熱交換が促進される。したがって、その乱流の促進効果により、発熱部品12と冷却用流体CF間の熱伝達が向上し、放熱特性が向上する。
また、第1フィンユニット10Aはプレス成形で一体的に成形するので低コストで作製できる。また、切り起こされていない枠部14で連結されて一体になっているので扱いが容易で組み付け作業が簡便である。第1実施形態において、各ルーバー13のX軸方向の距離D及び幅Dは一定であるが、その距離及び幅の変更はプレス成形時の金型の形状を変えて切り起こされていない金属板の位置を変えることだけで済むので、大幅なコストアップの必要がない。
図4は、各ルーバーのX軸方向の距離D及び幅が変更された第2実施形態〜第4実施形態のヒートシンクを示した図である。
(第2実施形態)
<第2ヒートシンク100Bの構成>
図4(a)は、−Y軸方向から見た第2実施形態の第2ヒートシンク100Bの側面図である。理解を助けるため発熱部品22が描かれているが、第2ヒートシンク100Bに付属するものではない。第2実施形態において、例えば発熱部品22は中央に段差部22a(凸状でも凹状でもよい)と平坦部22bを有している。このように段差があるような発熱部品22に対しては、ベースプレート部21も中央に段差部21aと平坦部21bとを有している。ベースプレート部21と発熱部品22とが接する面積を多くして、熱を奪う必要があるからである。ベースプレート部21の段差部21aと平坦部21bに合わせて、ルーバーも合わせることが好ましい。
図4(a)に示されたように、第2実施形態の第2フィンユニット10Bは2種類のルーバー13A及びルーバー13Bより構成される。ルーバー13Aは第1実施形態の第1フィンユニット10Aのルーバー13と同じ形状である。ルーバー13Aは、同じ角度θに傾いた状態でベースプレート部21の平坦部21bにロウ付けなどで固定されている。また、ルーバー13Bはルーバー13Aと同じ角度θでベースプレート部21の段差部21aにロウ付けなどで固定されている。ルーバー13Bの幅はルーバー13Aの幅より短くに構成されている。例えばベースプレート部21の段差部21aの高さがD/4である場合、ルーバー13Bは幅D/2で形成されている。これにより、全てのルーバー13A、ルーバー13Bが同じ角度θでベースプレート部21に熱的に接続される。
また、このように、プレス成形時の金型の形状を変えて、ベースプレート部21の段差部21aと平坦部21bに合わせて、ルーバーの位置及び幅を変えることだけで済むので、第2実施形態の第2フィンユニット10Bは大幅なコストアップがない。
(第3実施形態)
<第3ヒートシンク100Cの構成>
図4(b)は、−Y軸方向から見た第3実施形態の第3ヒートシンク100Cの側面図である。第3実施形態においても、例えば発熱部品22は中央に突起状の段差部22aと平坦部22bを有している。このように段差があるような発熱部品22に対しては、ベースプレート部21も中央に突起状の段差部21aと平坦部21bとを有している。
図4(b)に示されたように、第3実施形態の第3フィンユニット10Cは2種類のルーバー13C及びルーバー13Dを含んでいる。第3実施形態において、ルーバー13Cは第1実施形態の第1フィンユニット10Aのルーバー13と同じ幅Dである。ルーバー13Cは、直角に傾いた状態でベースプレート部21の平坦部21bにロウ付けなどで固定されている。また、ルーバー13Dも第1実施形態の第1フィンユニット10Aのルーバー13と同じ幅Dである。但し、ルーバー13Dの角度φは角度θより小さくなってベースプレート部21の段差部21aにロウ付けなどで固定されている。これにより、全てのルーバー13C、ルーバー13Dがベースプレート部21に熱的に接続される。もちろん、ベースプレート部21の段差部21aと平坦部21bとの段差高さにはいろいろな高さがあるので、ルーバー13Cとルーバー13Dとは適切な角度で調整されてもよい。
また、このように、プレス成形時の金型の形状を変えて、ベースプレート部21の段差部21aと平坦部21bに合わせて、ルーバーの角度を変えることだけで済むので、第3実施形態の第3フィンユニット10Cは大幅なコストアップがない。
(第4実施形態)
<第4ヒートシンク100Dの構成>
図4(c)は、−Y軸方向から見た第4実施形態の第4ヒートシンク100Dの側面図である。第4実施形態においても、例えば発熱部品22は中央に突起状の段差部22aと平坦部22bを有している。このように段差があるような発熱部品22に対しては、ベースプレート部21も中央に突起状の段差部21aと平坦部21bとを有している。
図4(c)に示されたように、第4実施形態の第4フィンユニット10Dは2種類のルーバー13E及びルーバー13Fを含んでいる。第4実施形態において、ルーバー13Eは第2実施形態の第2フィンユニット10Bのルーバー13Aと同じで、ベースプレート部21の凹部に角度θで固定されている。また、ルーバー13Fの角度φは垂直になっており、ベースプレート部21の段差部21aに垂直にロウ付けなどで固定されている。ルーバー13Fの幅DNがルーバー13Eの幅Dよりかなり狭くなっている。これにより、全てのルーバー13E、13Fが凸状のベースプレート部21に熱的に接続される。
第2実施形態から第4実施形態まで、ベースプレート部21の段差部21aと平坦部21bに合わせて、ルーバー13の間隔およびルーバー13の角度を変える例を示した。段差部が三段以上ある場合または発熱部品22の発熱量などに応じて、ルーバー13の間隔およびルーバー13の角度を適宜変更することができる。
(第5実施形態)
<第5ヒートシンク100Eの構成>
図5は、第5実施形態の第5ヒートシンク100Eの斜視図である。第5実施形態において、第5フィンユニット10Eのみが第1実施形態と異なっているため、第5フィンユニット10Eについて説明し、その他の説明を省略する。
図5に示されたように、第5フィンユニット10Eは1つの金属板をプレスして構成されたルーバー13、ルーバー23と枠部14とを備えている。また、第5フィンユニット10Eはルーバー13、ルーバー23の一端部をベースプレート部11にロウ付けすることで、ベースプレート部11に熱的に接続される。また、枠部14はベースプレート部11の表面に接続されない。枠部14はY軸枠部14a及びX軸枠部14bより構成され、X軸枠部14bはルーバー13、23のZ軸方向のほぼ中央部分に接続されている。
図5において、第5ヒートシンク100EはX軸方向で6個の短いルーバー13から構成されたルーバー13の列と、6個の長いルーバー23から構成されたルーバー23の列とを備える。もちろん、数十個から数百個の第5フィンユニット10Eがベースプレート部11に設けられていてもよい。
第5実施形態において、第5フィンユニット10Eの材料及び厚さは第1実施形態と同じで、枠部14とルーバー13、23との角度θも第1実施形態と同じである。また、ルーバー13列とルーバー23列とはX軸方向で互いにD/2ずれて形成されている。
第5フィンユニット10Eにおいてルーバー23のY軸方向の長さL2がルーバー13の長さL1の約2倍である。このため、冷却用流体CFの乱流が発生するX軸枠部14bのY軸方向の位置を調整することにより、発熱部品12に対する部分的な冷却性能、冷却用流体CFの流体抵抗を調整することができる。つまり、長さの異なるルーバー13及びルーバー23を設けることで、部分的な冷却効率を調整することができる。
また、第5実施形態において、第5フィンユニット10Eはルーバー13列とルーバー23列とを有していたが、ルーバー13列を有するフィンユニットと、ルーバー23列を有するフィンユニットとを別々の金属板から形成し、それぞれを1枚のベースプレート部11に配置してもよい。
(第6実施形態)
<第6ヒートシンク100Fの構成>
図6は、第6実施形態の第6ヒートシンク100Fの分解斜視図である。図7は、組み立てた後の第6フィンユニット10Fの斜視図である。第6実施形態において、第6フィンユニット10Fは第1フィン部10Faと第2フィン部10Fbとにより構成された複式フィンユニットである。
まず、第6フィンユニット10Fの第1フィン部10Faについて説明する。
第1フィン部10Faは、1つの金属板により構成され、その金属板に対して斜めに切り起こして形成された複数のルーバー33aと、その複数のルーバー33aに連結し切り起こされずに残った枠部24とにより構成される。また、枠部24はY軸枠部24a及びX軸枠部24bにより構成される。また枠X軸枠部24bはルーバー33aのZ軸方向の一端に接続されている。図6において、第1フィン部10FaはX軸方向で6個、Y軸方向で3列に並んだ18個のルーバー33aを有している。さらに、第1フィン部10Faの材料及び厚さは第1実施形態の第1フィンユニット10Aと同じで、枠部24とルーバー33aとの角度θも第1実施形態と同じである。但し、第6実施形態のルーバー33aの幅はD/2である。
次に、第6フィンユニット10Fの第2フィン部10Fbについて説明する。
第2フィン部10Fbは、1つの金属板により構成され、その金属板に対して斜めに−Z軸方向に向かって切り起こして形成された複数のルーバー33bと、その複数のルーバー33bに連結し切り起こされずに残った枠部34とより構成される。また、枠部34はY軸枠部34a及びX軸枠部34bより構成される。また枠X軸枠部34bはルーバー33bのZ軸方向の一端に接続されている。また枠X軸枠部34bはルーバー33のZ軸方向の一端に接続されている。その他角度θを含めて第2フィン部10Fbは第1フィン部10Faと同じ形状である。
図7に示されたように、第1フィン部10Faと第2フィン部10Fbとは、互いに対応されるルーバー33aの一端とルーバー33bの一端とが接合し、X軸枠部24bとY軸枠部34bとが接合される。そして第6フィンユニット10Fが形成される。第6フィンユニット10Fの枠部24と枠部34とより構成された新しい枠部の厚さは、第1実施形態の枠部14の2倍、すなわち2Tとなる。ルーバー33aとルーバー33bとより構成された新しいルーバー33の幅はDで、X軸方向の距離はD/2であり、その厚さはTである。
また、組み立てた後の第6フィンユニット10Fの全体的な形状は第1実施形態の第1フィンユニット10Aとほぼ同じであるが、ルーバー33のX軸方向の距離がD/2である点が大きく異なる。
第6実施形態において、複数のフィン部により構成された第6フィンユニット10Fをベースプレート部11に配置することにより、第6フィンユニット10Fの高さを変えずにルーバー33のX軸方向の距離がDからD/2に狭くなり、ルーバー33の密度を高めることができ、冷却性能を高められる。
(第7実施形態)
<第7ヒートシンク100Gの構成>
図8は、第7実施形態の第7ヒートシンク100Gの斜視図である。第7実施形態において、第7フィンユニット10Gは第1フィン部10Gaと第2フィン部10Gbより構成された複式フィンユニットである。
まず、第7フィンユニット10Gの第1フィン部10Gaについて説明する。
第1フィン部10Gaは、1つの金属板により構成され、その金属板に対して斜めに±Z軸方向に向かって切り起こして形成された複数のルーバー43aと、その複数のルーバー43aに連結し切り起こされずに残った枠部44とより構成される。また、枠部44はY軸枠部44a及びX軸枠部44bより構成される。また枠X軸枠部44bはルーバー43aのZ軸方向のほぼ中央部分に接続されている。図8において、第1フィン部10GaはX軸方向で6個、Y軸方向で3列に並んだ18個のルーバー43aを有している。さらに、第1フィン部10Gaの材料及び厚さは第1実施形態の第1フィンユニット10Aと同じで、枠部44とルーバー43aとの角度θも第1実施形態と同じである。但し、第7実施形態のルーバー43aの幅が第1実施形態のルーバー13の幅はD/2である。
そして、第7フィンユニット10Gの第2フィン部10Gbは、第1フィン部10Gaと同じである。
図8に示されたように、第1フィン部10Gaと第2フィン部10Gbとは、互いに対応されるルーバー43aの一端とルーバー43bの一端とがロウ付けなどで接合される。これにより第7フィンユニット10Gが形成される。また、X軸枠部44bがルーバー43aのZ軸方向のほぼ中央部分に接続されて、X軸枠部54bが複数のルーバー43bにそのZ軸方向のほぼ中央部分に接続されている。このため、枠部44と枠部54とが、Z軸方向に離れている。その距離はルーバー43a及びルーバー43bの切り起こし角度により決定される。さらに、ルーバー43aとルーバー43bとより構成された新しいルーバー43の幅はDで、X軸方向の距離はD/2であり、その厚さはTである。
<第7ヒートシンク100Gによる冷却>
図9は、−X軸方向から見た第7実施形態の第7ヒートシンク100Gの側面図である。図9において、矢印は冷却用流体CFの流れを示し、冷却用流体CFは+Y軸方向に沿って流れている。
まず、図9の点線E1内に示されたように、X軸枠部44b及びX軸枠部54bがベースプレート部11からZ軸方向で離れているために、第7ヒートシンク100G中で流れる冷却用流体CFがそのX軸枠部44b及びX軸枠部54bに衝突して乱流が発生する。
その後、冷却用流体CFはルーバー43とルーバー43との間で安定した層流となって+Y軸方向に流れ続くが、点線E2に囲まれた部分でX軸枠部44b及びX軸枠部54bにより再び乱流となる。具体的に、ルーバー43とルーバー43との間を流れる安定した層流は、ルーバー43のZ軸方向の中央部分に設けられたX軸枠部44b及びX軸枠部54bに衝突し、X軸枠部44b及びX軸枠部54bのZ軸の両側に分流される。これにより、冷却用流体CFはX軸枠部44b及びX軸枠部54bの両側に分留され、乱流として下流に流れる
また、冷却用流体CFは点線E3に囲まれた部分で上述の点線E2に囲まれた部分と同じようにX軸枠部44b及びX軸枠部54bにより乱流が形成される。最後、冷却用流体CFは点線E4に囲まれた部分でX軸枠部44b及びX軸枠部54bにより再びそれらのZ軸の両側に分流され、X軸枠部44b及びX軸枠部54bで乱流となる。その後、第7ヒートシンク100Gの+Y側より冷却用流体CFが流出される。
上述のように、−Y側より第7ヒートシンク100Gに流入した冷却用流体CFは、第7ヒートシンク100G内で何度も乱流になってルーバー43又はベースプレート部11と熱交換が促進される。したがって、発熱部品12と冷却用流体CFとの間で熱伝達が向上し、放熱特性が向上する。
ルーバー43a及びルーバー43bを積層し、それぞれの一端同士を例えばロウ付けで熱的に接合することで、ルーバー43の表面積を大きくすることができ、冷却性能を高められる。また、X軸枠部44b及びX軸枠部54bは、乱流を発生させることができる。例えば、配置する高さを変えることも可能である。複数のルーバーの一端同士を組み合わせるだけなので、作業性が大きく損なわれることはない。
(第8実施形態)
<第8ヒートシンク100Hの構成>
図10は、第8実施形態の第8ヒートシンク100Hの斜視図である。第8実施形態において、第8フィンユニット10Hは第7実施形態で説明された第1フィン部10Gaと第2フィン部10Gbより構成された複式フィンユニットである。
図10に示されたように、第8フィンユニット10Hは第1フィン部10Gaと第2フィン部10Gbとが、対応されるルーバー43aの一端とルーバー43bの一端とがY軸方向にずれて接合して形成される。ここで、ルーバー43aとルーバー43bとより構成された新しいルーバーの幅はDで、X軸方向の距離はD/2であり、その厚さはTである。
<第8ヒートシンク100Hによる冷却>
図11は、−X軸方向から見た第8実施形態の第8ヒートシンク100Hの側面図である。図11において、矢印は冷却用流体CFの流れを示し、冷却用流体CFは+Y軸方向に沿って流れている。
まず、図11の点線F1内で示されたように、第8フィンユニット10HのX軸枠部54bがベースプレート部11からZ軸方向で離れているために、第8ヒートシンク100H中で流れる冷却用流体CFがそのX軸枠部54bに衝突して乱流が発生する。そして、分流された冷却用流体CFはX軸枠部54bを通過した後、上部側(+Z側)の冷却用流体CFは、X軸枠部44bがベースプレート部11からZ軸方向で離れているために、第8ヒートシンク100H中で流れる冷却用流体CFがそのX軸枠部44bに衝突して乱流が発生する。
その後、冷却用流体CFはルーバー43とルーバー43との間で安定した層流となって+Y軸方向に流れ続くが、点線F2内のX軸枠部54bにより再び乱流になり、且つその下流でX軸枠部44bにより再び乱流となる。
また、冷却用流体CFは点線F3に囲まれた部分で点線F2に囲まれた部分と同じようにX軸枠部54bにより乱流になり、その下流でもX軸枠部44bにより乱流が形成される。最後、冷却用流体CFは点線F4に囲まれた部分でX軸枠部54bにより再びそのZ軸の両側に分流され乱流となり、その下流でX軸枠部44bにより再びそのZ軸の両側に分流され乱流となる。その後、第8ヒートシンク100Hの+Y側より冷却用流体CFが流出される。
上述のように、−Y側より第7ヒートシンク100Gに流入した冷却用流体CFは、第8ヒートシンク100H内で何度も乱流になってルーバー43又はベースプレート部11と熱交換が促進される。したがって、発熱部品12と冷却用流体CFとの間で熱伝達が向上し、放熱特性が向上する。
(第9実施形態)
<第9ヒートシンク100Jの構成>
図12は、第9実施形態の第9ヒートシンク100Jの分解斜視図である。第9実施形態において、第9フィンユニット10Jは第7実施形態で説明された第1フィン部10Gaと第2フィン部10Gbより構成された複式フィンユニットである。
図12に示されたように、第1フィン部10Gaと第2フィン部10Gbとは、第2フィン部10Gbと第1フィン部10GaとをX軸方向にD/4ずらして重ね合わせて組み合わされる。図13は、第1フィン部10Gaと第2フィン部10Gbとを組み立てた後の第9ヒートシンク100Jの斜視図である。
図13に示されたように、第1フィン部10Gaと第2フィン部10Gbとは互いに対応されるルーバー53aとルーバー53bとを接合するのではなく、X軸方向で距離D/4ずれて組み立てられる。つまり、第1フィン部10Gaのルーバー53aが第2フィン部10Gbのルーバー53bの間に挿入され、第2フィン部10Gbのルーバー53bが第1フィン部10Gaのルーバー53aの間に挿入される。互いに挿入した後にルーバー53a及び53bの−Z側の端部はベースプレート部11にロウ付けなどで接合される。
ルーバー53a及び53bの−Z側の端部がベースプレート部11に接するには、ルーバー53bがルーバー53aよりも多少−Z軸方向に長くないとベースプレート部11に接しない。なぜなら第2フィン部10Gbの枠部54は第1フィン部10Gaの枠部44の上に位置するからである、このため、X軸枠部54bとルーバー53bとの接続位置をルーバー53bの幅方向の中央よりややZ方向に高い位置にしたりする。
また別の方法として、ルーバー53aのみの端部がベースプレート部11に接合されるようにしてもよい。第1フィン部10Gaの枠部44と第2フィン部10Gbの枠部54とが接着されている。そのため、ベースプレート部11からの熱がルーバー53aに伝わり、その熱がルーバー53aから枠部44と枠部54とに伝わり、最後にルーバー53bにも伝わるからである。
第9実施形態の構成によれば、第9フィンユニット10Jのルーバー53aとルーバー53bとの距離はD/4となり、X軸方向の間隔が狭くなる。つまり、ルーバー53の密度が高くなり、第9ヒートシンク100Jは冷却性能を高めることができる。
(第10実施形態)
<第10ヒートシンク100Kの構成>
図14は、第10実施形態の第10ヒートシンク100Kの分解斜視図である。図15は、第1フィン部10Kaと第2フィン部10Kbとを組み立てた後の第10ヒートシンク100Kの斜視図である。なお、図14及び図15は、理解のため、図14及び図15中の左側(−Y軸側)のX軸枠部64b及びX軸枠部74bが取り除かれた状態で描かれている。
第10ヒートシンク100Kは第10フィンユニット10Kを備える。第10フィンユニット10Kは第1フィン部10Kaと第2フィン部10Kbとにより構成される。第1フィン部10Kaは、金属板に対して一部を切り起こして形成された複数のルーバー63aと、その複数のルーバー63aに連結してルーバー63aを保持する枠部64とより構成される。第2フィン部10Kbも複数のルーバー63bと、その複数のルーバー63bに連結してルーバー63bを保持する枠部74とより構成される。また、枠部64はY軸枠部64a及びX軸枠部64bより構成され、枠部74はY軸枠部74a及びX軸枠部74bより構成される。
ルーバー63aの一部(X軸方向にD/2の部分)は枠64と同一面のままであり、残りの部分が90度方向に曲げられている。なお、ルーバー63aの残りの部分の切り起こし角度θは、10度から90度まで任意に設定できる。ルーバー63bも同様である。さらに、図14に示されたように隣接されたルーバー63列はX軸方向で互いに例えばD/2ずれて形成されている。
図15に示されたように、第1フィン部10Kaと第2フィン部10Kbとは、第2フィン部10Kbと第1フィン部10KaとをX軸方向にD/4ずらして重ね合わせて組み合わされる。
図15に示されたように、第1フィン部10Kaと第2フィン部10Kbとは互いに対応されるルーバー63aとルーバー63bと、X軸方向で距離D/4ずれて組み立てられる。つまりルーバー63aの枠64と同じ平面の一部にルーバー63bの折り曲げた端部がロウ付けなどで接合される。なお、図15ではルーバー63aとルーバー63bと、X軸方向で距離D/4ずれて組み立てられるが、必ずしもX軸方向にずれていなくてもよい。
第10実施形態の構成によれば、ルーバー63a及びルーバー63bが折り曲げた構成である。また直線的な折り曲げでなく曲線的な折り曲げであってもよい。枠とルーバーの接続部にねじり変形を生じさせないので、安定した加工となることから、ルーバー形状を比較的寸法精度よく成形することが可能である。
(第11実施形態)
<第11ヒートシンク100Lの構成>
図16は、第11実施形態の第11ヒートシンク100Lの斜視図である。
第11実施形態の第11ヒートシンク100Lは第1実施形態の第1ヒートシンク100Aに比べると、−Y側のX軸枠部14bに複数の流路変更部15が形成されている。その他の構成は第1実施形態の第1ヒートシンク100Aと同じであるため、説明を省略する。
図16に示されたように、流路変更部15は上流路変更部15aと下流路変更部15bとを含んでいる。上流路変更部15aと下流路変更部15bとは一対のルーバー13のX軸方向の間に設けられている。また、第11ヒートシンク100Lは3つの上流路変更部15aと4つの下流路変更部15bとが描かれているが、ルーバー13の数に応じて適宜増減することができる。
<第11ヒートシンク100Lによる冷却>
以下、上流路変更部15aを一例として、第11ヒートシンク100Lによる冷却を説明する。
図17は(a)は、上流路変更部15aが設けられた第11実施形態の第11ヒートシンク100Lの側面図である。図17(b)は、(a)の破線Gで囲まれた部分の拡大図である。図17において、矢印は冷却用流体CFの流れを示し、冷却用流体CFは+Y軸方向に沿って流れている。
図17(a)に示されたように、X軸枠部14bに上流路変更部15aが設けられているため、破線Gで囲まれた部分において乱流が発生される。その他のX軸枠部14b、14b及び14bで発生する乱流は第1実施形態と同じであるため、説明を省略する。以下、図17(a)の破線Gで囲まれた部分について、図17(b)を参照しながら説明する。
図17(b)に示されたように、−Y側から第11フィンユニット10Lに流入した冷却用流体CFは、破線H1に囲まれた部分で乱流が発生する。具体的に、X軸枠部14bの+Z側から第11フィンユニット10Lに流入した冷却用流体CFは、X軸枠部14bに設けられた上流路変更部15aに衝突し+Z側の斜めになって流れ、乱流が発生する。
一方、X軸枠部14bの−Z側から第11フィンユニット10Lに流入した冷却用流体CFは、上流路変更部15aを切り起こして形成された孔部16に流入し、その孔部16により+Z側の斜めになって流れ、乱流が発生する。
下流路変更部15b(図16を参照)では、冷却用流体CFは、上述した流れとは上下逆の流れにより乱流を発生させる。流路変更部15は、以上の説明のように上流路変更部15aと下流路変更部15bとがそれぞれ切り起されていてもよいし、または発熱部品22の側に流路変更部15の向きを揃えて発熱部品22の一部に冷媒を優先的に流して、発熱部品22の一番発熱している箇所を集中的に冷却しても良い。
第11実施形態においては、上流の−Y側のX軸枠部14bに流路変更部15が設けられているが、下流のX軸枠部14bに設けられてもよい。
また、X軸枠部14に流路変更部15を設けることにより、乱流の発生箇所が多くなって熱交換が促進される。したがって、第11ヒートシンク100Lに流入した冷却用流体CFは、第11ヒートシンク100L内で何度も乱流になってルーバー13又はベースプレート部11と熱交換が促進される。
(第12実施形態)
<第12ヒートシンク100Mの構成>
図18は、第12実施形態の第12ヒートシンク100Mの斜視図である。第12実施形態において、冷却用流体CFとして水、不凍液などの液体が用いられている。冷却用流体CFが液体である場合には、冷却用流体CFが管内を流れるようにカバープレートを設ける必要がある。
第12実施形態の第12ヒートシンク100Mは第1実施形態の第1ヒートシンク100Aに比べると、第12フィンユニット10Lの+Z側に液体の冷却用流体CFが漏れないように流入口及び流出口(図示しない)を除いて外周を塞ぐカバープレート17が属されている。ここで、第12フィンユニット10Lが透視できるように、カバープレート17は点線で描かれている。その他の構成は第1実施形態の第1ヒートシンク100Aと同じであるため、説明を省略する。
ところで、液体の場合、空気などの気体よりも放熱性能に優れるため、ルーバー13先端への熱の供給がネックになることからルーバー13は厚い方がよい。本発明であれば、プレス成形する元板を厚くするだけなので、厚いルーバーを狭いピッチで配置することが容易である。
第12実施形態において、カバープレート17はベースプレート部11と同様に、例えば厚さTは0.8mm程度のアルミニウム、銅、あるいはそれらの合金などの熱伝導性が良好な材料より構成され、例えば発熱部品12に合わせて四角形板状に作られている。なお図示しないが、第2実施形態から第11実施形態にもカバープレート17を取り付けて液体の冷却用流体CFが管内を流れるようにしてもよい。
(第13実施形態)
<第13ヒートシンク100Nの構成>
図19(a)は、第13実施形態の第13ヒートシンク100Nの斜視図で、第13フィンユニット10Nが透視できるようにカバープレート17は点線で描かれている。図19(b)は−X軸方向から見た第13実施形態の第13ヒートシンク100Nの側面図で、カバープレート17を省略している。
図19(a)に示されたように、第13フィンユニット10Nは、1枚の金属板により構成され、その金属板に対して斜めに−Z軸方向に向かって切り起こして形成された複数のルーバー83と、その複数のルーバー83に連結し切り起こされずに残った枠部84とより構成される。また、枠部84はY軸枠部84a及びX軸枠部84bより構成される。また枠X軸枠部84bはルーバー83の+Z軸方向の一端に接続されている。その他、角度θ及び長さDなどの寸法を含めて第1フィンユニット10Aと同じ形状である。
図19に示された第13フィンユニット10Nは1枚の金属板をプレス成形することで一体的に成形するので低コストで作製できる。また、枠部84で連結されて一体になっているので扱いが容易で、組み付け作業が簡便である。さらに、第13実施形態はプレス成形時の金型の形状を変えて枠部84の位置を変えることだけで済むので、大幅なコストアップの必要がない。
第13フィンユニットNを挟んでベースプレート部11と相対する位置、すなわち+Z側に冷却用流体CFの流路を構成するように流路壁として第12実施形態で説明されたカバープレート17が設置されている。枠部84は、そのカバープレート17に密着されている。この位置は冷却用流体CFの主流から外れているので、冷却用流体CF中にゴミがあっても枠部にひっかかりにくい。
また、図19(b)の点線J1〜J4に示されたように冷却用流体CFの流れは枠部84と反対側に向きを変え、ベースプレート部11の近くを流れるようになりベースプレート部11を直接冷やせるので冷却性能が向上する。向きを変えた冷却用流体CFの流れが、温度が高くなる発熱部品12に集中して流れるように枠部84の位置を決めればより効果的である。
(第14実施形態)
<第14ヒートシンク100Pの構成>
図20(a)は、−Y軸方向から見た第14実施形態の第14ヒートシンク100Pの側面図である。図示しないが、第14実施形態でも第14ヒートシンク100Pの+Z側にカバープレート17が設けられている。また、理解を助けるため発熱部品22が描かれているが、第14ヒートシンク100Pに付属するものではない。第14実施形態において、例えば発熱部品22は中央に段差部22a(凸状でも凹状でもよい)と平坦部22bを有している。このように段差があるような発熱部品22に対しては、ベースプレート部21も中央に段差部21aと平坦部21bとを有している。ベースプレート部21と発熱部品22とが接する面積を多くして、熱を奪う必要があるからである。ベースプレート部21の段差部21aと平坦部21bに合わせて、ルーバーも合わせることが好ましい。
図20(a)に示されたように、第14実施形態の第14フィンユニット10Pは2種類のルーバー83A及びルーバー83Bより構成される。ルーバー83Aは第13実施形態の第13フィンユニット10Nのルーバー83と同じ形状である。ルーバー83Aは、第13実施形態と同じに角度θに傾いた状態でベースプレート部21の平坦部21bにロウ付けなどで固定されている。但し、ルーバー83Aと同じ形状であるルーバー83Bを角度φ(角度θより小さい)にベースプレート部21の段差部21aにロウ付けなどで固定されている。これにより、全てのルーバー83A、ルーバー83Bがベースプレート部21に熱的に接続される。もちろん、ベースプレート部21の段差部21aと平坦部21bとの段差高さにはいろいろな高さがあるので、ルーバー83Aとルーバー83Bとは適切な角度で調整されてもよい。つまり、ひとつのフィンユニットの中に、切り起し角度が異なる放熱フィンを形成することで、部分的な冷却性能、冷媒の流通抵抗を調整することができる。
また、このようにプレス成形時の金型の形状を変えてベースプレート部21の段差部21aと平坦部21bに合わせてルーバーの角度を変えることだけで済むので、第14実施形態の第14フィンユニット10Pは大幅なコストアップがない。また、この方法は異なる仕様のヒートシンクの場合でも、基本形状のフィンユニットをいくつか用意しておけば、適切なフィンユニットを組み合わせるだけで済む。このため製品毎にプレス成形金型を作製する必要がないので、余計なコストがかからない。
また、第14実施形態では一つのフィンユニットで説明したが、図20(a)の一点鎖線に示されたように数本のカットラインCLにより切断された複数のフィン部の組み合わせでもよい。
(第14実施形態の変形例)
<第14ヒートシンク100P’の構成>
図20(b)は、−Y軸方向から見た第14実施形態の変形例である第14ヒートシンク100P’の側面図である。第14実施形態の変形例においても、例えば発熱部品22は中央に突起状の段差部22aと平坦部22bを有している。このように段差があるような発熱部品22に対しては、ベースプレート部21も中央に突起状の段差部21aと平坦部21bとを有している。
図20(b)に示されたように、第14ヒートシンク100P’は2種類のルーバー83A及びルーバー83Cを含んでいる。第14実施形態の変形例において、ルーバー83Aより短く形成されたルーバー83Cは角度θに傾いた状態でベースプレート部21の平坦部21bにロウ付けなどで固定されている。これにより、全てのルーバー83A、83Cが凸状のベースプレート部21に熱的に接続される。つまり、ひとつのフィンユニットの中に、ルーバーの高さが異なる放熱フィンを形成することで、部分的な冷却性能、冷媒の流通抵抗を調整することができる。
上述のようにルーバーの高さが異なる場合、ベースプレートが平らであるとルーバー高さが低いところは接合できないが、その場合はベースプレートに凹凸を形成すればルーバー高さが異なるフィンユニットが混在していても熱的な接合をさせることは可能である。
また、第14実施形態の変形例では一つのフィンユニットで説明したが、図20(b)に示されたように複数のカットラインCLにより切断された複数のフィン部の組み合わせでもよい。また、ルーバー83A及びルーバー83Cは一枚の金属板をプレスして形成されるので、ルーバー83C同士の間隔がルーバー83A同士の間隔より狭くなることもできる。
(第15実施形態)
<第15ヒートシンク100Qの構成>
図20(c)は、第15実施形態の第15ヒートシンク100Qの斜視図である。図示しないが、第15実施形態でも第15ヒートシンク100Qの+Z側にカバープレート17が設けられている。図20(c)に示されたように、第15ヒートシンク100QはY軸方向の長さが異なるルーバー83D及びルーバー83Eにより形成された第15フィンユニット10Qを備えている。
第15フィンユニット10Qにおいてルーバー83EのY軸方向の長さL2がルーバー83Dの長さL1の約2倍である。このため、冷却用流体CFの乱流が発生するX軸枠部84bのY軸方向の位置を調整することにより、発熱部品12に対する部分的な冷却性能、冷却用流体CFの流体抵抗を調整することができる。つまり、長さの異なるルーバー83E及びルーバー83Dを設けることで、部分的な冷却効率を調整することができる。
また、第15実施形態では一つのフィンユニットで説明したが、図20(c)の一点鎖線に示されたようにカットラインCLにより切断された複数のフィン部の組み合わせでもよい。
(第16実施形態)
<第16ヒートシンク100Rの構成>
図21は第16実施形態の第16ヒートシンク100Rの分解斜視図で、図22は第16実施形態の第16ヒートシンク100Rの斜視図で、図23は−X軸方向から見た第16実施形態の第16ヒートシンク100Rの側面図である。図示しないが、第16実施形態でも第16ヒートシンク100Rの+Z側にカバープレート17が設けられている。
図21に示されたように、第16フィンユニット10Rは第1フィン部10Raと第2フィン部10Rbとにより構成された複式フィンユニットである。ここで、第1フィン部10Raと第2フィン部10Rbとは同じ形状で、第13実施形態で説明された第13フィンユニット10Nと同じである。但し、第1フィン部10Raと第2フィン部10Rbとのルーバー93a、93bの短辺の長さは第13フィンユニット10Nのルーバー83の短辺の長さの半分程度(D/2)である。
このため、図22に示されたように第1フィン部10Raと第2フィン部10Rbとを上下で重ねて構成された第16フィンユニット10Rのルーバー93の短辺の長さは第13フィンユニット10Nのルーバー83の短辺の長さDと同じになる。
ここで、複数のフィン部10Ra、10Rbを積層して形成された第16フィンユニット10Rにおいて、それぞれの相対するルーバー先端同士を例えばロウ付けで熱的に接合することでルーバーの面積を大きくすることができ、冷却性能を高められる。
また、図23の点線K1〜K4に示されたようにそれぞれのフィン部10Ra、10Rbの枠部94、104はベースプレート部11とは反対側の配置している。これにより、冷却用流体CFの流れはそれぞれの枠部94、104と反対側に向きを変え、ベースプレート部11の近くを流れるようになってベースプレート部11を直接冷やせるので冷却性能が向上する。また、複数のフィン部10Ra、10Rbを組み合わせるだけなので、作業性が大きく損なわれることはない。なお、積層されるフィン部は2つ以上設けられていてもよい。
(第17実施形態)
<第17ヒートシンク100Sの構成>
図24は第17実施形態の第17ヒートシンク100Sの分解斜視図で、図25は第17実施形態の第17ヒートシンク100Sの斜視図で、図26は−X軸方向から見た第17実施形態の第17ヒートシンク100Sの側面図である。図示しないが、第17実施形態でも第17ヒートシンク100Sの+Z側にカバープレート17が設けられている。
図24に示されたように、第17フィンユニット10Sは第1フィン部10Saと第2フィン部10Sbとにより構成された複式フィンユニットである。ここで、第1フィン部10Saは第13実施形態で説明された第13ヒートシンク100Nと同じ形状である。また、第2フィン部10Sbはその枠部124がルーバー103bの+Z側の一端から−Z側に移動されたものである。その移動量は、枠部114の厚さT1程度であれば好ましい。さらに、第1フィン部10Sa及び第2フィン部10Sbは一枚の金属板をプレスすることで形成されるので、ルーバー103a、103b同士の間隔はルーバー103a、103bの短辺の長さDと同じである。
図25に示されたように、第1フィン部10Saと第2フィン部10SbとはX軸方向にD/2ずらして重ね合わせて組み合わされる。これにより、第1フィン部10Saのルーバー103aが第2フィン部10Sbのルーバー103bの間に挿入され、第2フィン部10Sbのルーバー103bが第1フィン部10Saのルーバー103aの間に挿入される。互いに挿入した後にルーバー103a及び103bの−Z側の端部はベースプレート部11にロウ付けなどで接合される。
第17実施形態の構成によれば、第17フィンユニット10Sのルーバー103aとルーバ103bとの距離はD/2となり、X軸方向の間隔が狭くなる。つまり、複数のフィン部10Sa、10Sbをルーバー103a、103bが互い違いになるよう配置することにより、ルーバー103の高さを変えずにフィンのピッチを小さくしてフィンの密度を高めることができ、冷却性能を高められる。
図26の点線S1〜S4に示されたように、複数のフィン部10Sa、10Sbの枠部114、124が重なり合う位置では、枠部114、124は流路壁(第13実施形態のカバープレート17を参照)に密着されている。なお、流路壁は第17フィンユニット10Sを挟んでベースプレート部11と相対する位置に、冷却用流体CFの流路を構成するように配置されている。複数のフィンユニットを組み合わせるだけなので、作業性が大きく損なわれることはない。
(第18実施形態)
<第18ヒートシンク100Tの構成>
図27は第18実施形態の第18ヒートシンク100Tの斜視図で、図28は−X軸方向から見た第18実施形態の第18ヒートシンク100Tの側面図である。図示しないが、第18実施形態でも第18ヒートシンク100Tの+Z側にカバープレート17が設けられている。
図27に示されたように、第18フィンユニット10Tは第1フィン部10Taと第2フィン部10Tbとにより構成された複式フィンユニットである。ここで、第1フィン部10Taと第2フィン部10Tbとは同じ形状で、第16実施形態の第1フィン部10Ra又は第2フィン部10Rbと同じである。但し、第1フィン部10Taと第2フィン部10TbとはY軸方向にずれて接合して配置される。
図28の点線M1〜M4に示されたように、積層する第1フィン部10Taと第2フィン部のそれぞれの枠部134、144の位置を流れ方向の前後に適切にずらすことにより、更に冷却用流体CFの流れがベースプレート部11近くを流れやすくすることができるので、より直接冷やせるようになり冷却性能が向上する。
第14〜第18実施形態に説明されたヒートシングでは、流路壁が描かれていないが、流路壁として第13実施形態で用いたカバープレート17が適用される。また、第13〜第18実施形態で説明されたヒートシングには第11実施形態で説明された流路偏向部15も適用される。
<ルーバーとベースプレート部との接合の構成>
上述の第1〜第18実施形態において、全てが枠部とベースプレート部とがZ軸方向で離れている状態に、フィンユニットがルーバーによりベースプレート部に接合されている。これは、枠部とベースプレート部とが面同士で接触する場合は、気泡などの原因で確実に熱的接合ができない可能性があるが、ルーバーの先端でベースプレート部に接合すると気泡が残りにくく確実に接触できるためである。
図29は、ルーバーがベースプレート部に接合される場合を接するための図である。
図29(a)は、第1〜第18実施形態においてルーバー13がロウ付けにより斜めにベースプレート部11に接合されている状態の説明図である。
図29(a)に示されたように、ルーバー13をロウ材18により角度θでベースプレート部11に斜めに接触するようにすれば、エッジKで接触することになり、ロウ付けで気泡が含まれることがない。したがって、ルーバー13がベースプレート部11に確実に接合することができる。また、熱的接合には、ロウ材18を置いて加熱すればよいが、ブレージングシートをいずれかの部材の材料として使えば、ロウ材18はすでにブレージングシートにクラッドされた状態なので、ロウ付け前の組み立て作業が容易になる。
図29(b)は、第3及び第4実施形態において、ルーバー13C、13Fがロウ付けにより垂直にベースプレート部11、21に接合されている状態の説明図である。
図29(b)に示されたように、ルーバー13C、13Fは図19(a)で説明されたように、ロウ材18により、ベースプレート部11に確実に接合されている。なお、垂直にしたルーバー13C、13Fではロウ付けの際に空気などの気泡がロウ材に入ることがある。気泡は熱の伝達を妨げるためロウ材18中に気泡が入らないようにする。
図29(c)は、第1〜第18実施形態において、ルーバー13がカシメ部19によりベースプレート部11に接合されている状態の説明図である。
図29(c)において、放熱効率により優れるように、ベースプレート部11にカシメ部19を設けられ、そのカシメ部19によりルーバー13を接合することができる。そのため、ベースプレート部11に溝部20を設け、その溝部20の中にルーバー13を挿入する。ここで、ルーバー13とベースプレート部11との角度もθとなるようにルーバー13をベースプレート部11に挿入する。その後、ベースプレート部11に設けられたカシメ部19により−X軸方向にルーバー13をカシメる。
このような構成にすれば、ルーバー13とベースプレート部11のカシメ部19とがより大きい面積で接続され、熱交換が促進される。したがって、その促進効果により、発熱部品との熱伝達が向上し、放熱特性が向上する。
以上、本発明の最適な実施例について詳細に説明したが、当業者に明らかなように、本発明はその技術的範囲内において実施例に様々な変更・変形を加えて実施することができる。
10A〜10T … フィンユニット
11、21、31 … ベースプレート部
12、22 … 発熱部品
13、23、33、43、53、63、83、93、103 … ルーバー
14、24、34、44、54、64、74、84、94、104、114、124、34、144 … 枠部
15、15a、15b … 流路変更部
16 … 孔部
17 … カバープレート
18 … ロウ材
19 … カシメ部
20 … 溝部
CF … 冷却用流体
D … 第1実施形態のルーバーの幅、又はルーバーのピッチ
… 金属板の厚さ、すなわち枠部及びルーバーの厚さ
… ベースプレート部の厚さ
θ、φ … 枠部とルーバーとの角度

Claims (22)

  1. 発熱部品の熱を冷却用流体へ伝達するヒートシンクにおいて、
    前記発熱部品に熱的に接続された平板状のベースプレート部と、
    複数のルーバーと前記複数のルーバーに連結して前記複数のルーバーを取り囲む枠部とを有するフィンユニットと、を備え、
    前記複数のルーバーの一方の端部が前記ベースプレート部に熱的に接続されるとともに、前記枠部が前記ベースプレート部の表面から離れているヒートシンク。
  2. 前記複数のルーバーの少なくとも一部は一枚の金属板から切り起こして形成されるとともに、前記枠部は切り起こされずに残って形成される請求項1に記載のヒートシンク。
  3. 前記複数のルーバーは、前記冷却用流体の流れる方向に並行に伸びる長さと切り起こし方向の幅と切り起こし角度とを有しており、
    前記複数のルーバーのうちのいくつかのルーバーは他のルーバーと異なる長さ、異なる幅又は異なる切り起こし角度の少なくともいずれか一つを有している請求項1に記載のヒートシンク。
  4. 前記フィンユニットは、一枚の金属板をプレスして形成された第1フィンユニットと別の一枚の金属板をプレスして形成された第2フィンユニットとを有し、
    前記第1フィンユニットのルーバーは前記第2フィンユニットのルーバーと異なる長さ、異なる幅又は異なる切り起こし角度の少なくともいずれか一つを有している請求項1に記載のヒートシンク。
  5. 前記フィンユニットは、一枚の金属板をプレスして形成された第1フィンユニットと別の一枚の金属板をプレスして形成された第2フィンユニットとを有し、
    前記第1フィンユニットのルーバーの一方の端部が前記ベースプレート部に熱的に接続され、前記第2フィンユニットのルーバーの端部が前記第1フィンユニットのルーバーの他方の端部に熱的に接続される請求項1に記載のヒートシンク。
  6. 前記第1フィンユニットの枠部と前記第2フィンユニットの枠部とが離れている請求項5に記載のヒートシンク。
  7. 前記第1フィンユニットの枠部と前記第2フィンユニットの枠部とは接合している請求項5に記載のヒートシンク。
  8. 前記フィンユニットは、一枚の金属板をプレスして形成された第1フィンユニットと別の一枚の金属板をプレスして形成された第2フィンユニットとを有し、
    前記第1フィンユニットの複数のルーバー間に、前記第2フィンユニットの複数のルーバーが配置される請求項2又は請求項3に記載のヒートシンク。
  9. 前記枠部は、前記冷却用流体の流れ方向を変える流路変更部を有する請求項1に記載のヒートシンク。
  10. 前記冷却用流体は液体であり、
    前記液体の冷却用流体CFの流路が構成されるように、前記複数のルーバーの他方の端部と接続されたカバープレートを備える請求項1に記載のヒートシンク。
  11. 前記フィンユニットは金属板をプレスして形成され、
    前記フィンユニットは前記ベースプレート部にロウ付けされる請求項1に記載のヒートシンク。
  12. 前記金属板は、母材がアルミニウムで、その少なくとも一方の表面にロウ材をクラッドして作ったブレージングシートである請求項11に記載のヒートシンク。
  13. 発熱部品の熱を冷却用流体へ伝達するヒートシンクにおいて、
    前記発熱部品に熱的に接続された平板状のベースプレート部と、
    複数のルーバーと前記複数のルーバーに連結して前記複数のルーバーを取り囲む枠部とを有するフィンユニットと、を備え、
    前記複数のルーバーの一方の端部が前記ベースプレート部に熱的に接続されるとともに、
    フィンユニットを挟んでベースプレート部と相対する位置に、冷却用流体の流路を構成するように流路壁が設置されていて、前記枠部が前記流路壁に密着されているヒートシンク。
  14. 前記複数のルーバーの少なくとも一部は一枚の金属板から切り起こして形成されるとともに、前記枠部は切り起こされずに残って形成される請求項13に記載のヒートシンク。
  15. 前記複数のルーバーは、前記冷却用流体の流れる方向に並行に伸びる長さと切り起こし方向の幅と切り起こし角度とを有しており、
    前記複数のルーバーのうちのいくつかのルーバーは他のルーバーと異なる長さ、異なる幅又は異なる切り起こし角度の少なくともいずれか一つを有している請求項13に記載のヒートシンク。
  16. 前記フィンユニットは、一枚の金属板をプレスして形成された第1フィンユニットと別の一枚の金属板をプレスして形成された第2フィンユニットとを有し、
    前記第1フィンユニットのルーバーは前記第2フィンユニットのルーバーと異なる長さ、異なる幅又は異なる切り起こし角度の少なくともいずれか一つを有している請求項13に記載のヒートシンク。
  17. 前記フィンユニットは、一枚の金属板をプレスして形成された第1フィンユニットと別の一枚の金属板をプレスして形成された第2フィンユニットとを有し、
    前記第1フィンユニットのルーバーの一方の端部が前記ベースプレート部に熱的に接続され、前記第2フィンユニットのルーバーの端部が前記第1フィンユニットのルーバーの他方の端部に熱的に接続される請求項13に記載のヒートシンク。
  18. 前記フィンユニットは、一枚の金属板をプレスして形成された第1フィンユニットと別の一枚の金属板をプレスして形成された第2フィンユニットとを有し、
    前記第1フィンユニットの複数のルーバー間に、前記第2フィンユニットの複数のルーバーが配置される請求項14又は請求項15に記載のヒートシンク。
  19. 前記枠部は、前記冷却用流体の流れ方向を変える流路変更部を有する請求項13に記載のヒートシンク。
  20. 前記冷却用流体は液体であり、
    前記液体の冷却用流体CFの流路が構成されるように、前記複数のルーバーの他方の端部と接続されて流路壁となるカバープレートを備える請求項13に記載のヒートシンク。
  21. 前記フィンユニットは金属板をプレスして形成され、
    前記フィンユニットは前記ベースプレート部にロウ付けされる請求項13に記載のヒートシンク。
  22. 前記金属板は、母材がアルミニウムで、その少なくとも一方の表面にロウ材をクラッドして作ったブレージングシートである請求項21に記載のヒートシンク。
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