JPWO2011010360A1 - チルトフット機構およびこれを備えた投写型表示装置 - Google Patents

チルトフット機構およびこれを備えた投写型表示装置 Download PDF

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Abstract

チルトフット機構は、フットの筐体からの突出部分の長さを調整することにより、筐体のチルト角度を調整するチルトフット機構であって、フットが挿通され、該挿通されたフットの突出方向をガイドするベースと、ベースと組み合わされ、フットに対して付勢されることによりフットをベースに固定するレバーであって、回動可能であり、第1の方向への付勢力によりフットを固定する状態に維持され、第1の方向と異なる第2の方向に回動させられることによりフットの固定が解除されるレバーと、を有し、ベースには、ベースと組み合わされたときにレバーの回動中心を規定する第1のガイド部および第2のガイド部とが設けられ、レバーには、第1のガイド部および第2のガイド部に沿って摺動する第1の被ガイド部および第2の被ガイド部と、ベースと組み合わされた状態に維持する係合部と、が設けられていることを特徴とする。

Description

本発明は、チルトフット機構およびこれを備えた投写型表示装置に関する。
投写型表示装置には、投写される光の光軸の水平面に対する角度である投写角度をスクリーンの高さに合わせて調整することを可能にするチルトフット機構を備えたものがある。チルトフット機構には棒状のフットが備えられる。フットは、一般的に、投写型表示装置の筐体の底面に挿通される。
筐体に挿通されたフットは筐体に設けられた係止機構に係合されることによって筐体に固定される。そして、係止機構によるフットへの係合が解除されるとフットがその長手方向に筐体に対して移動可能となる。すなわち、フットの、筐体の底面より下側の突出部分の長さが変更可能となる。フットは、突出部分の長さの調整がなされた後に、再び係止機構によって筐体に固定される。
フットは、たとえば、筐体の前側の一か所に設けられる。この場合、フットの突出部分が長いと筐体の前部の高さが高くなり、フットの突出部分が短いと筐体の前部の高さが低くなる。すなわち、フットの突出部分の長さが変更されると、筐体の水平面に対する傾き(チルト角度)が変化するため、投写型表示装置の投写角度が変化する。したがって、ユーザは、フットの突出部分の長さを変更することにより、投写型表示装置の投写角度を調整することができる。
このようなチルトフット機構が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載されたチルトフット機構には、筐体に挿通されたフットと、フットの筐体からの突出部分の長さが変わらないようにフットを係止するレバーと、レバーが筐体から外れないようにレバーを支持する支持部材と、が設けられている。レバーは筐体に対して回動可能であり、レバーの回動状態に応じてレバーによるフットの係止状態/非係止状態が切り替えられる。レバーは、ばねにより係止状態を維持するように構成されている。
特開2001−356414号公報
特許文献1に示したチルトフット機構は、レバー、レバーを支持する支持部材、フット、筐体、および、ばねが必要とされ、部品点数の多い機構となっている。部品点数を減少することができれば、部品点数の減少に伴い、組み立てのための工程数も減少する。これにより、チルトフット機構の製造コストの削減が可能となる。
そこで、本発明の目的は、部品点数が少ない新規な構造のチルトフット機構およびこれを備えた投写型表示装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のチルトフット機構は、フットの筐体からの突出部分の長さを調整することにより、筐体のチルト角度を調整するチルトフット機構であって、前記フットが挿通され、該挿通されたフットの突出方向をガイドするベースと、前記ベースと組み合わされ、前記フットに対して付勢されることにより前記フットを前記ベースに固定するレバーであって、回動可能であり、第1の方向への付勢力により前記フットを固定する状態に維持され、前記第1の方向と異なる第2の方向に回動させられることにより前記フットの固定が解除されるレバーと、を有し、前記ベースには、前記ベースと組み合わされたときに前記レバーの回動中心を規定する第1のガイド部および第2のガイド部とが設けられ、前記レバーには、前記第1のガイド部および前記第2のガイド部に沿って摺動する第1の被ガイド部および第2の被ガイド部と、前記ベースと組み合わされた状態に維持する係合部と、が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、部品点数が少ない新規な構造のチルトフット機構およびこれを備えた投写型表示装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るチルトフット機構の分解斜視図である。 図1に示したチルトフット機構の側面図である。 図1に示したチルトフット機構の側面図である。 図1に示したチルトフット機構の側面図である。 図1に示したチルトフット機構のレバーの側面図である。 図1に示したチルトフット機構のレバーの上面図である。 図1に示したチルトフット機構のレバーの後面図である。 図1に示したチルトフット機構の、フットが取り付けられる前の状態を示した側面図である。 図1に示したチルトフット機構の側面図である。 図1に示したチルトフット機構の側面図である。 図1に示したチルトフット機構のレバーの回動機構を示した図である。 図1に示したチルトフット機構のレバーの回動機構の変形例を示した図である。 図1に示したチルトフット機構のレバーの回動機構を示した図である。 図1に示したチルトフット機構のレバーの回動機構を示した図である。 図1に示したチルトフット機構のレバーの回動機構の変形例を示した図である。 図1に示したチルトフット機構のレバーの回動機構の変形例を示した図である。 図1に示したチルトフット機構を適用した投写型表示装置の側面図である。 図1に示したチルトフット機構を適用した投写型表示装置の側面図である。 図1に示したチルトフット機構を適用した投写型表示装置の内部を示した斜視図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るチルトフット機構の分解斜視図である。チルトフット機構1は、レバー2、ばね3、ベース4およびフット5の4つの部品により構成されている。ここで、図1中の矢印a方向を前方とし、矢印b方向を後方とし、矢印c方向を上方とし、矢印d方向を下方とする。
図2はチルトフット機構1の各部品が組み合わされた状態を示した側断面図である。ベース4には円筒部44が設けられ、レバー2には部分円筒部25が設けられている。円筒部44、部分円筒部25のそれぞれは、円筒形状、円筒形状の一部を高さ方向に切り欠いた形状のもので、曲率がほぼ同じとされている。図2に示されるようにレバー2とベース4とが組み合わされたときにはほぼ同心、かつ、部分円筒部25が上となるように組み合わされる。
また、円筒部44および部分円筒部25の内面は平滑に形成されている。フット5には棒状の雄ねじ部51が設けられ、雄ねじ部51は、ベース4の円筒部44とレバー2の部分円筒部25とに挿通されている。ベース4の円筒部44は、挿通されたフット5の突出方向をガイドしている。また、フット5の下端には支持部52が設けられている。
フット5には長手方向に沿ってねじ山が形成されて雄ねじ部51とされる。レバー2の一部には雄ねじ部51と噛合する雌ねじ部26が設けられている。
図2に示した状態では、雄ねじ部51のねじ山と雌ねじ部26のねじ山とが噛み合っている。したがって、フット5がベース4に固定されている。
なお、フット5の雄ねじ部51およびレバー2の雌ねじ部26にねじ山が形成されている構成は必須ではない。フット5およびレバー2には互いに上下方向に係合可能な凹凸面がそれぞれ形成されていれば、レバー2がフット5をベース4に固定することが可能である。
チルトフット機構1では、レバー2が回動可能である。ここで、第1の方向である矢印f方向の回動を前方の回動とし、第2の方向である矢印e方向の回動を後方の回動とする。
レバー2には、回動操作に用いられる操作部21が設けられている。操作部21は、板状であり、レバー2の中央部から前方に延びている。
図3は、図2に示した状態から操作部21が押圧されてレバー2が後方に回動させられた状態をに示す図である。
図3に示す状態のとき、レバー21の雌ねじ部26がフット5の雄ねじ部51から離間している。したがって、フット5はベース4に対して雄ねじ部51の長手方向に移動可能となっている。この状態で、フット5の突出部分の長さの変更がなされる。
図4は図3に示した状態から、フット5の突出部分の長さの変更がなされた状態を示している。ベース4およびレバー2の後部には、ベース4とレバー2とによって挟まれたばね3が設けられている。ばね3はレバー2が前方に回動するようにレバー2に付勢する付勢部材である。
図3および図4に示すレバー2が後方に回動した状態では、ばね3はベース4とレバー2とによって押圧されて弾性変形している。したがって、ばね3はレバー2が前方に回動するようにレバー2に付勢している。そのため、操作部21への押圧が解除されると、ばね3の弾性力によって、レバー2は前方に回動させられ、レバー2の雌ねじ部26がフット5の雄ねじ部51に圧接される。これにより、フット5がベース4に再び固定される。
このように、チルトフット機構1では、フット5の突出部分の長さを任意の長さに変更することが可能である。さらに、チルトフット機構1では、雄ねじ部51のねじ山と雌ねじ部26のねじ山との噛合によりフット5がベース4に固定されているため、フット5が周方向に回転させられて、フット5の突出部分の長さが微調整されることも可能となっている。
図5A〜図5Cはレバー2を示しており、図5Aは側面図で、図5Bは上面図で、図5Cは後面図である。レバー2は、前後方向の中央部の両側面に設けられた軸受け部22と、各軸受け部22から後方に延びる突起部23と、を有している。
操作部21は、板状であり、レバー2の部分円筒部25から前方に延びている。軸受け部22の前面は円形にくぼんだ形状に加工されている。また、突起部23の先端部は曲面に加工されている。突起部23の先端部の形状の詳細については後述する。
レバー2の部分円筒部25には前側に切り込み部25aが形成されている。したがって、部分円筒部25は上から見ると図2Bに示すようにC字型の形状を有している。これにより、図3および図4に示すようにレバー2が後方に回動させられても、雄ねじ部51がレバー2の部分円筒部25に接触しない。
レバー2の後端部の両側端には下方へ延びる弾性片24が設けられている。弾性片24の下端には外向きに突出した係合部24aが形成されている。弾性片24は薄く形成されており、側方の力を受けると弾性変形する。
図6は、レバー2およびばね3がベース4に取り付けられた状態を示した側面図である。ばね3は、ベース4の後部に立てた状態で配置されている。
ベース4には互いに対向している軸部41とガイド面42とが設けられている。軸部41の後面は円形に形成されており、軸受け部22の前面に面接触している。また、ガイド面42は、軸部41と同心に形成されており、突起部23の先端部に線接触されている。
このように、レバー2は、軸受け部22と突起部23とが、ベース4の軸部41とガイド面42との間に挟まれることにより、ベース4に保持されている。また、軸部41およびガイド面42の中心軸は、レバー2の回動中心を規定し、レバー2がベース4に対して回動する際の回動軸となる。
操作部21が押圧され、レバー2が後方に回動させられると、軸受け部22が軸部41に沿って摺動するとともに、突起部23がガイド面42に沿って下方に摺動する。したがって、レバー2が回動する際に、軸受け部22が軸部41との接触が維持されるとともに、突起部23とガイド面42との接触が維持される。ここで言う「接触」には、レバー2のスムーズな回動が妨げられない程度に離間した状態が含まれることとする。
このように、レバー2が回動させられる際に、ガイド面42に対向する軸部41の後面は第1の被ガイド部である軸受け部22をガイドする第1のガイド部として機能し、ガイド面42は第2の被ガイド部である突起部23をガイドする第2のガイド部として機能する。
図6に示した状態でも、ばね3はベース4とレバー2とによって押圧されて弾性変形している。したがって、ばね3はその弾性力によってレバー2を前方に回動させようとする。レバー2が前方に回動して、突起部23が上方に移動してガイド面42から抜けてしまうと、レバー2がベース4から外れてしまう。
これを防止するため、本実施形態に係るチルトフット機構1はレバー2の前方への回動を制限する機構を備えている。当該機構は、前述したレバー2の弾性片24と、ベース4の後部に設けられた係合面43と、により構成されている。弾性片24の係合部24aはベース4の係合面43に下側から係合している。そのため、レバー2は図3に示した状態より前方には回動せず、レバー2とベース3とが組み合わされた状態が維持される。
レバー2がベース4に取り付けられる際には、まず、ベース4の後部にばね3が立てられた状態で配置される。次に、レバー2が前方に傾けられた姿勢で、操作部21がベース4に差し込まれ、軸受け部22が軸部41に接触させられる。そして、軸受け部22と軸部41との接触が保たれつつレバー2が後向きに回動させられると、弾性片24の係合部24aがベース4の上部に接触する。さらにレバー2が回動させられると、弾性片24は内向きに弾性変形し、係合部24aがベース4の内面に沿って下方に摺動する。
さらにレバー2が回動させられると、突起部23の先端部がガイド面42に入り込む。このとき、レバー2はばね3の上端に接触している。したがって、その後、レバー2は、ばね3を押圧して弾性変形させながら回動させられる。これに伴い、突起部23の先端部はガイド面42に沿って摺動する。レバー2は水平姿勢になるまで後方に回動させられる。その際、係合部24aは、レバー2が水平姿勢になる直前に係合面43に係合する。
図7は、図6に示したレバー2およびばね3が取り付けられたベース4にフット5が取り付けられた状態を示した側面図である。図6に示した状態から、フット5が取り付けられる際には、まず、レバー2が後方に回動させられて、図2に示した雌ねじ部26が前方へ移動させられる。この状態で、ベース4の円筒部44およびレバー2の部分円筒部25にフット5の雄ねじ部51が下方から挿通される。
ベース4の円筒部44およびレバー2の部分円筒部25にフット5の雄ねじ部51が挿通された状態を図8に示す。この状態では、図3に示したように、雌ねじ部26が前方へ移動しているため、フット5がベース4およびレバー2に挿通される際に雌ねじ部26が妨げとなることを防げる。そして、操作部21への押圧が解除されると、ばね3の弾性力により、レバー2は前方に回動して水平姿勢となり図7に示した状態となる。
以上のように、チルトフット機構1は組み立てられる。前述したように、一般的なチルトフット機構には、レバーがベースから外れないようにするための支持部材が設けられる。しかし、チルトフット機構1では、そのような支持部材が無くてもレバー2がベース4から外れることはない。したがって、チルトフット機構1では部品点数が減少している。また、チルトフット機構1は、工具などを用いることなく容易に組み立て可能である。したがって、製造コストの低減が可能である。
なお、フット5が取り付けられた状態では、弾性片24の係合部24aは、図7の左上の拡大図に示すように、係合面43から下側に少し離間している。通常、チルトフット機構1は、フット5が取り付けられたままの状態にされるため、弾性片24にはあまり負荷がかかることがない。したがって、弾性片24は破損しにくい。
次に、本実施形態に係るチルトフット機構1の突起部23の先端部の形状について図9を参照して説明する。説明の便宜のため、図9には、軸部41、軸受け部22、突起部23およびガイド面42が簡略化して示されている。すなわち、軸部41が円柱状に示され、軸受け部22が半円筒状に示されている。さらに、突起部23は先端部のみが示され、突起部23の先端部と軸受け部22との間の一部が省略されている。
突起部23の先端部は、側断面が半径aの半円形になるように形成されている。したがって、突起部23の回動軸となる軸部41の中心軸から突起部23の先端部までの距離をbとし、ガイド面42の半径をcとすると、「c=a+b」という関係が成り立つ。突起部23の先端部の半径aはガイド面42の半径cよりも小さいため、突起部23の先端部はガイド面42に線接触している。
なお、突起部23の先端部の断面の形状は円形に限らず、ガイド面42の半径cよりも曲率半径が小さく、突起部23の先端部がガイド面42に対して線接触する形状であればよい。
ただし、図9に示すように、軸部41の中心軸と、突起部23の先端部のガイド面42に接触している部分と、を結んだ線が、ガイド面42の法線と一致していることが望ましい。このように構成されていると、ガイド面42から突起部23に均一に力が加わるため、突起部23はガイド面42に沿ってよりスムーズに摺動することが可能となる。
また、図10に示すように、突起部の先端部の半径がガイド面の半径と等しくされていてもよい。この場合、突起部の先端部はガイド面に対して面接触することとなるため、突起部の先端部はガイド面に沿ってより安定して摺動可能となる。その反面、突起部の先端部がガイド面に沿って摺動する際の摩擦抵抗が大きくなる。
また、図11Aに示すように、軸受け部22が軸部41に対して回動させられる角度の上限である最大回動角度αが小さい場合には、ガイド面が平面であってもよい場合がある。図11Bは図11Aの一点鎖線で囲んだ部分の拡大図である。ガイド面42aは平面である。軸受け部22が軸部41に対して回動させられると、図11Bに示すように、突起部23とガイド面42aとの間には隙間gができる。この隙間gが大きいと、軸受け部22の軸部41に対する回動が不安定になる。
しかし、たとえば、a+bを21mmとし、最大回動角度αを6°とした場合、隙間gの大きさは0.03mm未満となる。チルトフット機構を構成する各部品の製品公差は、0.03mmよりも数倍大きい。したがって、この場合には、ガイド面42aが平面であっても、突起部23とガイド面42aとが接触しているとみなすことができ、レバー2のスムーズな回動が妨げられない。ガイド面42aが平面であれば、加工が容易になるため、製造コストが低減される。
また、図9から図11Aに示した構成では、いずれも軸部41と軸受け部22とが面接触する構成となっているが、このような構成は必須ではない。たとえば、図12に示すように、矩形に形成された軸受け部22aが、軸部41を上方、後方および下方から取り囲むように配置されていてもよい。
この場合、軸受け部22aは軸部41に上部、後部および下部の3か所で線接触し、軸部41は軸受け部22a内に安定して保持される。また、軸受け部22aと軸部41との接触が線接触となるため、軸受け部22aが軸部41に対して回動する際の摩擦抵抗が低減される。
また、軸部と軸受け部とが逆に設けられていてもよい。すなわち、レバーに軸部が設けられ、ベースに軸受け部が設けられていてもよい。このような構成の一例を図13に示す。この構成では、円柱状の軸部22bが、矩形に形成された軸受け部41bに上方、前方および下方から取り囲まれている。
したがって、軸部22bが軸受け部41b内に収容され、軸部22bと突起部23とが軸受け部41bとガイド面42とに挟まれて保持されている。この場合、レバーがベースに対して回動させられる際の回動軸は軸部22bの中心軸となる。
図14Aおよび図14Bは、本実施形態に係るチルトフット機構1を適用した投写型表示装置の側面図である。チルトフット機構1は筐体102の底面に設けられている。図1に示したベース4は筐体102と一体に形成されている。
図15は、図14Aおよび図14Bに示した投写型表示装置を分解し、チルトフット機構1と筐体102の下部とを示した斜視図である。図15は筐体102の内部を上方から示している。フット5の、ベース4およびレバー2より上側の部分は筐体102内に収容される。
操作部21が上方に押し上げられると、フット5の突出部分の長さが変更可能となり、投写型表示装置が、たとえば図14Aに示す状態から図14Bに示す状態に変更される。これにより、筐体102のチルト角度が変化し、投写レンズ101の向きが変化するため、この投写型表示装置の投写角度が変化する。このように、この投写型表示装置では投写角度が容易に変更可能である。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の範囲内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
1 チルトフット機構
2 レバー
3 ばね
4 ベース
5 フット
21 操作部
22 軸受け部
23 突起部
24 弾性片
24a 係合部
25 部分円筒部
26 雌ねじ部
41 軸部
42 ガイド面
43 係合面
44 円筒部
51 雄ねじ部
52 支持部

Claims (6)

  1. フットの筐体からの突出部分の長さを調整することにより、筐体のチルト角度を調整するチルトフット機構であって、
    前記フットが挿通され、該挿通されたフットの突出方向をガイドするベースと、
    前記ベースと組み合わされ、前記フットに対して付勢されることにより前記フットを前記ベースに固定するレバーであって、回動可能であり、第1の方向への付勢力により前記フットを固定する状態に維持され、前記第1の方向と異なる第2の方向に回動させられることにより前記フットの固定が解除されるレバーと、を有し、
    前記ベースには、前記ベースと組み合わされたときに前記レバーの回動中心を規定する第1のガイド部および第2のガイド部とが設けられ、
    前記レバーには、前記第1のガイド部および前記第2のガイド部に沿って摺動する第1の被ガイド部および第2の被ガイド部と、前記ベースと組み合わされた状態に維持する係合部と、が設けられていることを特徴とするチルトフット機構。
  2. 前記第1の方向の付勢力を発生させるばねを備えている、請求項1に記載のチルトフット機構。
  3. 前記フットおよび前記レバーのそれぞれには、各々の接触部にねじ山が形成されており、前記レバーが前記フットに対して付勢されて接触する際には、各ねじ山が噛み合う状態とされる、請求項1または2に記載のチルトフット機構。
  4. 前記第1のガイド部と前記第1の被ガイド部との接触と、前記第2のガイド部と前記第2の被ガイド部との接触と、の少なくとも一方は線接触である、請求項1から3のいずれか1項に記載のチルトフット機構。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のチルトフット機構が筐体の底面に設けられた投写型表示装置。
  6. 前記チルトフット機構のベースが前記筐体と一体に形成されている、請求項5に記載の投写型表示装置。
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