JP2005211245A - 椅子の肘掛け装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単かつ少ない部品点数で、肘当ての前後方向の位置調節を安定して行いうるようにする。
【解決手段】 肘当て基板28の上面に設けたスライド天板33の中央部に、上下両端が開口する前後方向を向く長孔32aを設け、この長孔32aに、肘当て支持板11上の回転支持体14に立設した前後1対のガイド突部37を、前後方向に相対移動可能に嵌合するとともに、両ガイド突部37の上端に、保持プレート39を、肘当て基板28の前後移動を許容しうるように取付け、かつ該保持プレート39の中央部に下向突設した突部40の嵌合孔41、42内に、長孔32aの左右の対向面に設けた前後複数の保持溝36に選択的に弾性係合する弾性体43と係止ピン44を収容する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、肘当ての前後方向の位置を、着座者の体格や作業内容等に合わせて調節しうるようにした椅子の肘掛け装置に関する。
この種の従来の肘掛け装置としては、肘当ての下面中央に設けた前後複数の凹溝に、肘掛け支持杆の上端に載置された位置調節部材における弾性舌片の突部を、選択的に、かつ弾性的に係合することにより、肘当ての前後方向の位置を段階的に調節しうるようにしたものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2000−279265号公報(図5〜図7等)
上記特許文献に記載されている肘掛け装置においては、肘当てを前後方向に移動する際に、左右方向へのぐらつきを防止し、安定して移動させるために、肘当ての下面に左右1対のガイド部材を取付け、両ガイド部材の対向面に形成されたガイド溝に、肘掛け支持杆側に設けた可動プレートの両側部が摺動可能に嵌合されている。
そのため、部品点数や組付工数が大となり、かつ構造も複雑となることにより、コスト高となっていた。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、簡単に、かつ少ない部品点数で、肘当ての前後方向の位置調節を安定して行いうるようにし、コスト低減が図れるようにした、椅子の肘掛け装置を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)肘当て支持杆の上端の肘当て支持板上に、パッド部材と、それが止着される肘当て基板とからなる肘当てを、前後方向に移動可能に装着してなる椅子の肘掛け装置において、前記肘当て基板の中央部に、上下両端が開口する前後方向を向く長孔を設け、この長孔に、前記肘当て支持板上に立設した前後1対のガイド突部を、前後方向に相対移動可能に嵌合するとともに、前記両ガイド突部の上端に、左右寸法が前記長孔の左右幅より大きな保持プレートを、肘当て基板の前後移動を許容しうるように取付け、かつ該保持プレートの中央部に下向突設した突部の嵌合孔内に、前記長孔の左右の対向面のいずれか一方に設けた前後複数の保持溝に選択的に弾性係合する弾圧保持手段を設ける。
(2)上記(1)項において、肘当て基板の上面に、スライド板を、その下面に突設された前後方向を向く枠状ガイドを前記肘当て基板の長孔に嵌合されて載置し、前記枠状ガイドにより囲まれた空間を肘当て支持板のガイド突部が嵌合される長孔として、この長孔の左右の対向面のいずれか一方に、前後複数の保持溝を設ける。
(3)上記(1)または(2)項において、複数の保持溝を、長孔の他方の対向面にも、一方の保持溝と対向状に設け、互いに対向する保持溝に、弾圧保持手段が選択的に係合するようにする。
(4)上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、弾圧保持手段が、保持プレートの突部の嵌合孔に収容され、外周面の一部が保持溝に選択的に係合する係止ピンと、同じく前記嵌合孔に収容され、前記係止ピンを常時保持溝に向かって付勢する弾性体とからなるものである。
(5)上記(4)項において、保持溝及びそれに係合する係止ピンを上下方向に向ける。
(6)上記(4)または(5)項において、弾性体をゴムよりなるものとする。
(7)上記(3)〜(6)項のいずれかにおいて、弾性体の左右両側に1対の係止ピンを配設し、両係止ピンが左右に対向する保持溝に選択的に係合するようにする。
請求項1記載の発明によれば、肘当ては、その肘当て基板の前後方向を向く長孔に、肘当て支持板上に立設した前後1対のガイド突部を移動可能に嵌合するとともに、肘当て基板上に設けた保持プレートをガイド突部に取付けるだけの簡単な構成で、前後方向に安定して移動させることができる。
従って、従来のものに比して、部品点数や組付工数が削減され、コスト低減が図れる。
請求項2記載の発明によれば、肘当て基板と別体をなすスライド板における枠状ガイドの長孔に、保持溝を設けることにより、保持溝の間隔を異ならせて、肘当ての前後の調節間隔を変えたいときなどに、スライド板のみを交換すればよく、肘当て基板全体を交換する必要がないので、経済的となる。
請求項3記載の発明によれば、弾圧保持手段による肘当ての保持力が大となるので、前後位置を調節した肘当てが、小さな外力で妄りに前後方向に動く恐れはない。
請求項4記載の発明によれば、肘当てを手で持って前後方向に押動するだけで、その前後方向の位置を、保持溝の数だけ段階的に容易に調節することができる。
請求項5記載の発明によれば、保持溝と係止ピンとの係合領域が上下に長くなるため、肘当ての保持力がより大きくなる。
請求項6記載の発明によれば、係止ピン全体を、均一な力で保持溝に向かって付勢することができる。
請求項7記載の発明によれば、1個の弾性体により、左右2個の係止ピンを保持溝に向かって付勢しうるので、部品点数が削減される。
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、図示しない椅子の座部等に下端が固着される右側の肘掛け装置の斜視図、図2は、上部を縦断して示す要部の側面図、図3は、要部の分解斜視図である。
なお、肘掛け装置(1)は、左右対称でかつ同一構成をなしているため、右側のものについてのみ説明する。
肘掛け装置(1)は、椅子の座部等に、ブラケット(2)をもって若干前傾状(以下、図2の左方を前として説明する)に取付けられる金属パイプ製の肘掛け支柱(3)と、その上部に、図示しない高さ調節装置を介して上下動可能に嵌合された角筒状の肘当て支持杆(4)と、この上端に、前後方向の中央部下面がほぼ水平をなして取付けられた肘当て(5)と、上端部の前面に、高さ調節装置に連係された操作ノブ(6)を突設してなる支柱カバー(7)とを備えている。
肘当て支持杆(4)の上端に固着された水平かつ円板状の基板(8)の上面中央の支軸(9)には、基板(8)とほぼ同径をなすとともに、上面中央に支持筒(10)が立設された硬質合成樹脂製の肘当て支持板(11)の中心の軸孔が嵌合され、かつ下面に突設された1対のノックピン(12)と皿ねじ(13)により回り止めされて固定されている(図2参照)。
肘当て支持板(11)の上面には、概ね逆截頭円錐状をなす回転支持体(14)が、その中心に形成された軸孔(15)を支持筒(10)に嵌合させて、回転可能に載置されている。
回転支持体(14)は、軸孔(15)の上端部の拡径段部(15a)に円形の押え板(16)を載置し、この中心に挿通したボルト(17)を、上記支軸(9)のめねじ孔(18)に螺合することにより、上方への抜け止めがなされている。
なお、上記ボルト(17)の締付け時に、回転支持体(14)が支持筒(10)に固定されないように、支軸(9)の上端を支持筒(10)の上面よりも僅かに突出させ、押え板(16)の下面と支持筒の(10)の上面との間に若干の隙間が形成されるようにしてある。
回転支持体(14)の下面の後半部には、図4の底面図にも示すように、上向きに凹入する円弧状の凹溝(19)が、内周縁を軸孔(15)と連続させて形成され、この凹溝(19)には、それと補形をなす円弧状の回転角度規制部材(20)が、その円周方向の両端の突部(20a)を、凹溝(19)の円周方向の両端に形成した係合溝(19a)に嵌合することにより、径方向と円周方向への移動が阻止されて嵌合されている。
上記回転角度規制部材(20)の内周面には、円周方向の両端部に、円周方向の厚さを異ならせた当接片(21a)(21b)を形成し、それらの対向面がストッパ面(21c)とされた、軸孔(15)を中心とする円弧状の角度規制溝(21)が形成されている。
上記角度規制溝(21)は、回転支持体(14)を左右に2等分する中心線(L)に対し、外方(平面視においては内方)に若干偏倚させてある。すなわちこの実施形態では、中心線(L)から厚肉の当接片(21a)のストッパ面(21c)までの角度をほぼ30°、同じく薄肉の当接片(21b)のストッパ面(21c)までの角度をほぼ60°としてある。
図5は、図示しない左方の肘掛け装置に用いられる、上記と同形の回転支持体(14)で、その凹溝(19)に、上記と同形の回転角度規制部材(20)を上下反対向きとして嵌合することにより、左右の回転支持体(14)において、回転角度規制部材(20)の角度規制溝(21)の位置は左右対称をなすようになる。これにより、左右の肘当て(5)の内向きと外向きの回動量を左右対称的に等しくすることができる。
上記角度規制溝(21)内には、図6の横断面図にも示すように、支持筒(10)の後面下部に後向きに突設された角柱状のストッパ突部(22)が、円周方向に摺動可能に嵌合されている。
回転支持体(14)を支持筒(10)回りに回転させた際、角度規制溝(21)の両端のストッパ面(21c)(21c)がストッパ突部(22)の両側面と当接することにより、回転支持体(14)、すなわちこれに取付けられる肘当て(5)の内向きと外向きの最大回動量が規制される。
図6に示すように、回転支持体(14)におけるストッパ突部(22)と180°対向する前部には、軸孔(15)と近接して、ほぼ方形断面の有底かつ上端が開口された嵌合孔(23)が形成され、この嵌合孔(23)内には、ゴム等の弾性体(24)が嵌合されている。
また、上記嵌合溝(23)の後面と軸孔(15)との間には、それらに連通する連通孔(25)が、上下方向に向かって形成され、この連通孔(25)には、上下方向を向く係止ピン(26)が、前端部外周面を弾性体(24)の後面に当接させるとともに、後部外周面を軸孔(15)内に若干突出するようにして、前後方向に移動可能に嵌合されている。
支持筒(10)の前部側の外周面には、上記係止ピン(26)の後面が嵌合可能な上下方向を向く円弧状の複数(例えば4個)の係合溝(27)が、円周方向に所定の角度ずつ(例えば30°)離間させて形成されている。
中央に位置する係合溝(27)は、支持筒(10)を左右に2等分する中心線上に形成され、その係合溝(27)に係止ピン(26)が係合したとき、肘当て(5)が真っ直ぐ前後方向を向いて停止されるようになっている(図6の状態)。
上記肘当て(5)は、前後方向を向く平面視ほぼ長方形をなすとともに、外周部の上面に上向きの枠状片(28a)を有する硬質合成樹脂製の肘当て基板(28)と、その上面に止着されるパッド部材(29)とからなり、パッド部材(29)は、その後端部下面を、肘当て基板(28)の後端部上面に突設された側面視倒立L字状をなす1対の係合片(30)に係止させ、前端部の下面を、肘当て基板(28)の下方より挿入したねじ(31)により螺着することにより、肘当て基板(28)の上面に固定される。
図2及び図3に示すように、肘当て基板(28)のやや後方寄りの上面の凹部内には、前後方向を向くとともに、下面の中央部に前後方向を向く矩形の枠状ガイド(32)が下向き突設された硬質合成樹脂よりなる長方形のスライド板(33)が、複数の補強リブ(34)等により囲まれて、がたなく収容されている。
上記枠状ガイド(32)は、上下両端が開口し、肘当て基板(28)のやや後方寄りの左右方向の中央部に穿設された前後方向を向く矩形の長孔(35)に嵌合されている。
枠状ガイド(32)により囲まれた空間は、前後方向を向くガイド長孔(32a)となっており、その左右の対向面には、上下方向を向く円弧状の複数の保持溝(36)が、前後方向に等間隔おきに形成されている(図7、図8参照)。
肘当て基板(28)は、上記回転支持体(14)の上面に、次のようにして取付けられている。
図2及び図3に示すように、回転支持体(14)の若干凹ませた上面には、上記枠状ガイド(32)のガイド長孔(32a)が摺動可能に嵌合される前後1対の角柱状のガイド突部(37)(37)が、軸孔(15)を挟んで対向状に立設されている。
両ガイド突部(37)の対向面には、互いの対向面と上端に開口する切欠溝(38)が形成されている。
(39)は、合成樹脂製の方形をなす保持プレートで、その下面の中央部には、枠状ガイド(32)のガイド長孔(32a)を挿通して、上記ガイド突部(37)の切欠溝(38)に前後両端が嵌合される保持片(40)が突設されている。
また、保持プレート(39)のやや前方寄りの中央部には、前後方向を向く方形の嵌合孔(41)と、左右1対の円弧状の嵌合孔(42)(42)とが、保持片(40)内に向かって互いに連通するように形成され、それらの嵌合孔(41)(42)には、ゴム等の弾性体(43)と、上下方向を向く係止ピン(44)とが、互いに接触するように嵌合されている。
左右の嵌合孔(42)は、保持片(40)の前後両面に開口しており、それに嵌合された係止ピン(44)の左右の外周面が保持片(40)の前後両面から若干突出して、枠状ガイド(32)の各保持溝(36)と選択的に係合するようになっている。
回転支持体(14)の両ガイド突部(37)に、スペーサプレート(45)を介して、スライド板(33)における枠状ガイド(32)のガイド長孔(32a)を嵌合して、肘当て基板(28)を回転支持体(14)に載置したのち、スライド板(33)上に載置した保持プレート(39)の保持片(40)を、両ガイド突部(37)の切欠溝(38)に嵌合し、保持プレート(39)の前後の端部の通孔(46)より挿入した段付ボルト(47)を、ガイド突部(37)に形成されためねじ孔(48)に向かって螺合することにより、肘当て基板(28)とそれに収容されたスライド板(33)は、回転支持体(14)と保持プレート(39)に対し、ガイド長孔(32a)の範囲内において前後に相対移動可能に回転支持体(14)上に取り付けられている。
この取付後において、肘当て基板(28)の上面にパッド部材(29)が取付けられる。
以上説明した肘掛け装置(1)において、肘当て(5)は、その左右方向の向きと、前後方向の位置とを、次のようにして調節することができる。
図6に示すように、真っ直ぐ前後方向を向く通常位置にある肘当て(5)を、外向き、すなわち平面視時計方向に回動させると、係止ピン(26)が弾性体(24)を圧縮させて中央の係合溝(27)より離脱し、それと隣接する回動方向の係合溝(27)に突入して係合することにより、肘当て(5)は、ほぼ30°外向きに回動した位置で停止する。
また、この際、回転角度規制部材(20)における当接片(21a)側のストッパ面(21c)が、支持筒(10)のストッパ突部(22)と当接することにより、肘当て(5)はそれ以上外向きに回動するのが阻止される。
一方、肘当て(5)を、通常位置から内向き、すなわち反時計方向に回動させると、上記と同様、係止ピン(26)が回動方向の2個の係合溝(27)と順次係合することにより、肘当て(5)の内向き回動角度を、ほぼ30°ずつ2段階に調節することができる。
この際、回転角度規制部材(20)の当接片(21b)側のストッパ面(21c)が、ストッパ突部(22)と当接することにより、肘当て(5)の内向きの最大回動量は、ほぼ60°に規制される。
なお、図示しない左方の肘掛け装置の肘当てについても、前述したように、回転角度規制部材(20)を上下反対向きとして回転支持体(14)に装着するだけで、右方の肘当て(5)と同じ回動量だけ、それと対称的に内向きと外向きに回動させることができる。
図7及び図8は、肘当て(5)の前後位置を調節する際の要領を示すもので(パッド部材は図示略)、肘当て(5)が後限に位置しているときには、図7に示すように、回転支持体(14)の前部のガイド突部(37)(図7においては図示略)が、スライド板(33)のガイド長孔(32a)の前端と当接するとともに、左右1対の係止ピン(44)が、最前部の1対の保持溝(36)に弾性係合することにより、肘当て(5)はその位置に停止保持される。
この状態から肘当て(5)を前方に押動すると、係止ピン(44)が弾性体(43)を圧縮させて保持溝(36)より離脱することにより、肘当て(5)は前方に移動し、係止ピン(44)が前方から2番目の保持溝(36)と弾性係合することにより、肘当て(5)は、保持溝(36)の離間寸法だけ前方に移動して停止される。
肘当て(5)をさらに前方に押動すると、順次後方の保持溝(36)に係止ピン(44)が弾性係合し、肘当て(5)の前方への移動量を、保持溝(36)の数だけ段階的に調節することができる。
図8は、肘当て(5)を前限まで移動させたときの状態を示すもので、この際には、回転支持体(14)の後部のガイド突部(37)(図8では図示略)が、スライド板(33)のガイド長孔(32a)の後端と当接するとともに、係止ピン(44)が、最後部の保持溝(36)と係合することにより、肘当て(5)は前限位置で停止保持される。
上記実施形態では、肘当て基板(28)の上面内部に、枠状ガイド(32)を有するスライド板(33)を収容し、枠状ガイド(32)の対向面に、係止ピン(44)が選択的に係脱する複数の保持溝(36)を形成しているが、このようなスライド板(33)を省略し、肘当て基板(28)に、複数の保持溝を有する枠状ガイドを一体的に形成することもできる。
また、上記実施形態では、回転支持体(14)側に回転角度規制部材(14)を設け、その角度規制溝(21)に嵌合するストッパ突部(22)を支持筒(10)に設けているが、それとは反対に、支持筒(10)の外周面に回転角度規制部材を、回転支持体(14)にストッパ突部を、それぞれ設けることもある。
肘当て(5)の左右方向の位置調節を不要とし、前後方向の位置のみを調節可能とする際には、回転支持体(14)を肘当て支持杆(4)に固定的に設ければよい。また、回転支持体(14)を省略して、ガイド突部(37)を、直接肘当て支持板(11)、もしくは基板(8)に設けることもある。
保持溝(36)及びそれに係合する係止ピン(44)は、左右いずれか一方のみとすることもある。
本発明の肘掛け装置の斜視図である。 同じく、要部を縦断して示す側面図である。 同じく、要部の分解斜視図である。 同じく、回転円筒体の底面図である。 同じく、左方の回転円筒体の底面図である。 図2のVI−VI線拡大横断平面図である。 肘当てが後限に位置しているときの平面図である。 同じく、前限に位置しているときの平面図である。
符号の説明
(1)肘掛け装置
(2)ブラケット
(3)肘掛け支柱
(4)肘当て支持杆
(5)肘当て
(6)操作ノブ
(7)支柱カバー
(8)基板
(9)支軸
(10)支持筒
(11)肘当て支持板
(12)ノックピン
(13)皿ねじ
(14)回転支持体
(15)軸孔
(15a)拡径段部
(16)押え板
(17)ボルト
(18)めねじ孔
(19)凹溝
(19a)係合溝
(20)回転角度規制部材
(20a)突部
(21)角度規制溝
(21a)(21b)当接片
(21c)ストッパ面
(22)ストッパ突部
(23)嵌合孔
(24)弾性体
(25)連通孔
(26)係止ピン
(27)係合溝
(28)肘当て基板
(28a)枠状片
(29)パッド部材
(30)係合片
(31)ねじ
(32)枠状ガイド
(32a)ガイド長孔
(33)スライド板
(34)補強リブ
(35)長孔
(36)保持溝
(37)ガイド突部
(38)切欠溝
(39)保持プレート
(40)保持片(突部)
(41)(42)嵌合孔
(43)弾性体
(44)係止ピン
(45)スペーサプレート
(46)通孔
(47)段付ボルト
(48)めねじ孔

Claims (7)

  1. 肘当て支持杆の上端の肘当て支持板上に、パッド部材と、それが止着される肘当て基板とからなる肘当てを、前後方向に移動可能に装着してなる椅子の肘掛け装置において、
    前記肘当て基板の中央部に、上下両端が開口する前後方向を向く長孔を設け、この長孔に、前記肘当て支持板上に立設した前後1対のガイド突部を、前後方向に相対移動可能に嵌合するとともに、前記両ガイド突部の上端に、左右寸法が前記長孔の左右幅より大きな保持プレートを、肘当て基板の前後移動を許容しうるように取付け、かつ該保持プレートの中央部に下向突設した突部の嵌合孔内に、前記長孔の左右の対向面のいずれか一方に設けた前後複数の保持溝に選択的に弾性係合する弾圧保持手段を設けたことを特徴とする椅子の肘掛け装置。
  2. 肘当て基板の上面に、スライド板を、その下面に突設された前後方向を向く枠状ガイドを前記肘当て基板の長孔に嵌合されて載置し、前記枠状ガイドにより囲まれた空間を肘当て支持板のガイド突部が嵌合される長孔として、この長孔の左右の対向面のいずれか一方に、前後複数の保持溝を設けた請求項1記載の椅子の肘掛け装置。
  3. 複数の保持溝を、長孔の他方の対向面にも、一方の保持溝と対向状に設け、互いに対向する保持溝に、弾圧保持手段が選択的に係合するようにした請求項1または2記載の椅子の肘掛け装置。
  4. 弾圧保持手段が、保持プレートの突部の嵌合孔に収容され、外周面の一部が保持溝に選択的に係合する係止ピンと、同じく前記嵌合孔に収容され、前記係止ピンを常時保持溝に向かって付勢する弾性体とからなるものである請求項1〜3のいずれかに記載の椅子の肘掛け装置。
  5. 保持溝及びそれに係合する係止ピンを上下方向に向けてなる請求項4記載の椅子の肘掛け装置。
  6. 弾性体をゴムよりなるものとした請求項4または5記載の椅子の肘掛け装置。
  7. 弾性体の左右両側に1対の係止ピンを配設し、両係止ピンが左右に対向する保持溝に選択的に係合するようにした請求項3〜6のいずれかに記載の椅子の肘掛け装置。
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