JP6458821B2 - ヘッドマウントディスプレイ - Google Patents

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Description

本発明は、ヘッドマウントディスプレイに関する。
従来、使用者の頭部に装着して、使用者が各種表示を視認できるように画像を表示するヘッドマウントディスプレイ(Head Mounted Display、HMD)が知られている。特許文献1は、クリップ機構を備えたベースユニットと、表示ユニットと、ベースユニットと表示ユニットとを連結し、ベースユニットに対して表示ユニットの角度調整を行うボールジョイントとを備えたヘッドマウントディスプレイを開示する。ベースユニットは、使用者の眼の上方に配置される支持体(ヘルメット等)に取り付けられる。使用者は、表示ユニットを掌で持ってベースユニットに対する表示ユニットの角度を調節する。
特開2007−336166号公報
クリップ機構を備えるヘッドマウントディスプレイは、帽子やヘルメットのつばの部分などに容易に取り付けることができる。この反面、クリップ機構に負荷が加わるとヘッドマウントディスプレイの取付位置がずれやすい。特に、ボールジョイントを用いたHMDでは、ボールジョイントのボール部分が回転することでヘッドマウントディスプレイの位置調整が行われる。この場合、クリップ機構に回転モーメントが加わるので、位置調整時にヘッドマウントディスプレイの取付位置がずれやすいといった問題がある。
本発明は、回転可能な調整部を有していても、取付位置がずれることを効果的に防止できるヘッドマウントディスプレイを提供することを目的とする。
本発明に係るヘッドマウントディスプレイは、使用者の頭部の位置に配置される支持体に装着される装着部と、画像を表示する表示部と、前記装着部に対して前記表示部を回転可能に連結する調整部とを備え、前記装着部は、板状のベース部と、前記ベース部の板面から突出して前記調整部と連結する連結部と、前記ベース部の前記連結部が設けられる側の端部である第一端部とは、前記連結部が前記板面から突出する方向に対して反対側の端部の第二端部において、前記板面から突出して設けられる第一突出部と、前記第一端部と前記第一突出部との間の位置の前記板面において前記第一突出部が突出する方向と同じ側に設けられ、弧状に湾曲する部分が前記第一端部側に向けて突出する湾曲部と、前記湾曲部に囲まれる前記第二端部側の空間を前記第二端部側に向けて開口する開口部と、前記板面から離間する側の前記湾曲部の端部から前記開口部に向けて延びる第一部分、前記第一部分の前記開口部の側の端部を前記板面から離間する方向に屈曲する屈曲部分、前記屈曲部分から前記ベース部の前記第一端部に向けて延びる第二部分を有する屈曲部とを備えたことを特徴とする。
本発明に係るヘッドマウントディスプレイ(HMD)は、装着部及び調整部によって、使用者の眼前に表示部を配置する。装着部は、ベース部、開口部、連結部、湾曲部及び屈曲部を備え、開口部から湾曲部の内側へ向けて支持体を挿入することで、使用者の頭部の位置に装着される。HMDが支持体に装着された状態で、調整部を用いて表示部の位置調整が行われる場合、連結部に力が加わることで、ベース部の連結部が設けられる位置を中心にしてベース部を回転させるモーメントが、ベース部に作用しうる。HMDは、第一突出部を、ベース部の連結部が設けられる第一端部側とは反対側の第二端部に設けているので、第一突出部を、連結部から離間した位置に配置できる。第一突出部と屈曲部とにより支持体が挟持されることでベース部の第二端部側に加わる力は、連結部に力が加わることによってベース部が回転される力を打ち消す方向に作用しうる。よって、調整部を用いた表示部の位置調整時に連結部に力が加わっても、ベース部が回転し難い。したがって、本発明に係るHMDは、回転可能な調整部を有していても、取付位置がずれることを効果的に防止できる。
前記連結部は、前記ベース部の一方の前記板面に延設され、前記湾曲部は、前記一方の板面とは、前記一方の板面が延びる方向に対して反対側の前記板面に設けられてもよい。
この場合、ベース部の湾曲部及び屈曲部が設けられる側とは反対側に連結部が設けられるので、連結部、湾曲部及び屈曲部がベース部の同じ側に設けられるよりも、HMDを装着した使用者の顔に表示部等が接触し難い。
前記ヘッドマウントディスプレイは、前記ベース部の前記第一突出部と前記湾曲部との間の位置の前記板面において前記第一突出部が突出する方向と同じ方向に突出する第二突出部を備えてもよい。
この場合、ベース部の板面から突出する突出部が、第一突出部及び第二突出部により複数となるので、支持体がベース部と屈曲部との間に確実に挟持される。また、支持体の厚みは様々であるが、突出部が複数設けられるので、HMDは、様々な厚みの支持体をベース部と屈曲部との間に挟持できる。
前記第二突出部は、前記ベース部の前記板面を貫通する貫通孔に対して進退自在に挿通する留具を含んでもよい。
この場合、留具が板面から突出する度合いに応じて、板面に対する第二突出部の突出の度合いを調整できるので、HMDは、様々な厚みの支持体を第一突出部と屈曲部との間に確実に挟持できる。
前記ヘッドマウントディスプレイは、前記湾曲部から前記開口部に向けて延び、前記空間を前記ベース部側の第一空間と、前記屈曲部側の第二空間とに区切るリブを備えてもよい。
この場合、湾曲部の内側の空間が、リブによって第一空間と第二空間とに区切られるので、HMDは、支持体の厚み、形状等に応じて、支持体を開口部から湾曲部内側の第一空間又は第二空間に挿入させることができる。
前記湾曲部の剛性は、前記屈曲部の前記第一部分の剛性よりも高くてもよい。
この場合、屈曲部の第一部分が湾曲部よりも撓みやすくなる。よって、ベース部と屈曲部との間に支持体が挟持されるときに、屈曲部の第一部分が湾曲部よりも大きく撓む。よって、HMDは、支持体の厚みに応じた強度で第一突出部と屈曲部との間に支持体を挟持できる。
前記ヘッドマウントディスプレイは、前記屈曲部の前記第二部分の前記開口部とは反対側の端部から前記ベース部の前記第一端部側に設けられる延設部を備え、前記ベース部、前記延設部及び前記屈曲部の前記第二部分の剛性は、前記屈曲部の前記第一部分の剛性よりも高くてもよい。
この場合、屈曲部の第一部分がベース部、延設部及び屈曲部の第二部分よりも撓みやすくなる。延設部とベース部の第一端部とを近接させることで、屈曲部の第一部分が撓み、開口部の大きく開口できるので、厚みのある支持体であっても第一突出部と屈曲部との間に挿入しやすくなる。
前記屈曲部の前記第一部分は、前記ベース部の前記板面に交差する方向に延びてもよい。
この場合、例えば、ベース部の板面と屈曲部の第一部分とが略平行に延びる場合に比べて、ベース部と屈曲部との間に挟持される支持体が、第一部分のいずれかの位置に当接しやすくなる。したがって、HMDは、支持体の厚み、形状に応じた態様でずれにくく固定される。
前記ヘッドマウントディスプレイは、前記リブから前記ベース部側及び前記屈曲部側の少なくとも一方に向けて突出する第三突出部を備えてもよい。
この場合、HMDは、湾曲部の内側に挿入された支持部を、第三突出部とベース部との間、又は第三突出部と屈曲部との間に確実に固定できる。これにより、支持部に対して装着部が安定して固定されるので、調整部を用いた位置調整が行われても、HMDの取付位置がずれにくい。
HMD1Aの使用例を示す斜視図である。 HMD1Aの斜視図である。 HMD1Aの側面図である。 ツバH1に装着部8Aが装着された状態のHMD1Aの側面図である。 HMD1Bの側面図である。 HMD1Cの側面図である。 HMD1Dの側面図である。
本発明の第一実施形態について説明する。図1及び図2に示すように、ヘッドマウントディスプレイ(Head Mounted Display、以下、「HMD」という。)1Aは、ビデオ透過型のHMDである。HMD1Aは、使用者Uが着用した(頭に被った)帽子Hに支持されて使用される。HMD1Aは、装着部8A、アーム部9、調整部72(第一ボールジョイント2及び第二ボールジョイント3(図2参照))、及び表示部4を備える。以下、図の説明の理解を助けるため、HMD1Aの上側、下側、左側、右側、前側及び後側を定義する。HMD1Aの上側、下側、左側、右側、前側及び後側は、例えば、図1の右斜め上側、左斜め下側、左斜め上側、右斜め下側、手前側及び奥側にそれぞれ対応する。HMD1Aの上側、下側、左側、右側、前側及び後側は、それぞれ、HMD1Aが頭部に保持され使用者Uにとって、上側、下側、右側、左側、前側及び後側に対応する。なお、図3から図7において、第二ボールジョイント3、アーム部9、表示部4は省略されている。
図1に示すように、使用者Uが帽子Hを着用することで、帽子Hは使用者Uの頭部の位置に配置される。帽子Hは、HMD1Aを使用者Uの頭部に配置するための専用のものであってもよいし、汎用の作業帽等であってもよい。帽子Hは、HMD1Aを使用者の頭部に支持するための支持体の一例である。帽子Hに替えて、ヘルメット等にHMD1Aが支持されてもよい。
図1、図2に示すように、装着部8Aは、樹脂、金属(例えば、ステンレス)等の、可撓性を有する材質で構成される。図2に示すように、装着部8Aは、ベース部81、連結部82A、湾曲部83、屈曲部84、開口部85及び延設部86等を有する。なお、以下では、理解を容易とするために、ベース部81、連結部82A、湾曲部83、屈曲部84、開口部85及び延設部86等の各部分に区分して説明するが、装着部8Aは、これらの各部分のそれぞれの部材に分かれておらず、全体として一体の部材である。
図2に示すように、ベース部81は、上下方向に厚みを有して左右方向に延びる細長い板状部材である。連結部82Aは、ベース部81の右寄りの位置において、ベース部81の上面(第一板面811)から上方に略垂直に突出する部材である。連結部82Aは、板状部分821とソケット取付部822とを有する。板状部分821は、左右方向に厚みを有して第一板面811から上方に延びる板状である。ソケット取付部822は、ソケット22を連結部82Aに取り付けるために、板状部分821の右面のうちベース部81側とは反対側である上端部に設けられた部分である。HMD1Aは、連結部82Aを第一板面811から上方に突出させているので、帽子HのツバH1に装着部8Aが装着された状態で、ソケット22を使用者Uの顔よりも上方に配置できる。したがって、アーム部9、表示部4等が使用者Uの顔に接触し難い。
湾曲部83は、ベース部81に対して連結部82Aの下側において、右方に突出する弧状の板状部材であり、ベース部81の下面(第二板面812)から下方に突出する。屈曲部84は、第一部分841、屈曲部分842及び第二部分843を備える。第一部分841は、湾曲部83の下端部からベース部81の左端部818に向けて延びる部位である。屈曲部分842は、湾曲部83と反対側(上側)の第一部分841の端部を第二板面812から離間する方向に屈曲する部位である。第二部分843は、屈曲部分842の下端部から右斜め下方に向けて延びる部位である。延設部86は、第二部分843の屈曲部分842と反対側の端部(右端部)から右方に延びる板状部材である。
ベース部81の第二板面812と屈曲部84の屈曲部分842との間には、ベース部81、湾曲部83及び屈曲部84に囲まれ、湾曲部83の右側に設けられる空間10の左側を開放する開口部85が形成される。装着部8Aのベース部81、湾曲部83及び屈曲部84は、開口部85から空間10に挿し込まれた所定の厚みの板状物を挟むことのできるクリップ機構89を構成する。使用者Uは、ベース部81の右端部819と延設部86とをつまむ等によって近接させることで、開口部85の大きさを上下方向に広げることができる。使用者Uは、広げた開口部85から空間10へ帽子HのツバH1(図1参照)等を挿し込んだ後、ベース部81の右端部819と延設部86との近接を解除することで、クリップ機構89にツバH1を挟ませて、帽子Hに装着部8Aを装着することができる。
図1、図2に示すように、アーム部9は、略棒状であり、樹脂、金属等で構成される。アーム部9は、正面から見た状態で上下方向に延びる。アーム部9の上端部は、後述する第一ボールジョイント2を介して連結部82Aに連結される。図2に示すように、アーム部9の下端部は、後述する第二ボールジョイント3を介して後述する表示部4に接続される。
装着部8A及びアーム部9は、装着部8Aが使用者Uの着用する帽子HのツバH1の右側の端部に装着された状態で、表示部4を使用者Uの頭部に保持する。この場合、使用者Uは、左眼の前側に表示部4を配置させることができる。なお、図示しないが、使用者Uは、装着部8Aを左右方向に反転させて、帽子HのツバH1の左側の端部に装着してもよい。この場合、使用者Uは、右眼の前側に表示部4を配置させることができる。
図1に示すように、第一ボールジョイント2は、ボールスタッド21及びソケット22を備える。図2に示すように、ボールスタッド21は、球体部21A、棒部21B、及び基部21C(図3参照)を有する。球体部21Aは、球状の部位である。球体部21Aは、ボールスタッド21のうちアーム部9側と反対側の端部に設けられる。棒部21Bは、球体部21Aから右方に向けて延びる円柱型の部位である。棒部21Bは、ソケット22に設けられている円形の孔22Aに挿通する。棒部21Bの断面の径は、球体部21Aの直径よりも小さい。基部21Cは、棒部21Bのうち球体部21A側と反対側に接続する(図3参照)。基部21Cは、アーム部9の左面の上端部に形成されている凹部(図示略)に嵌まる。これによって、ボールスタッド21は、アーム部9に固定される。
ボールスタッド21の棒部21Bは、アーム部9の上端部から、球体部21Aの中心211から放射状に延びる仮想線212に沿って延びる。ソケット22は、ボールスタッド21の球体部21Aを摺動可能に支持する。ソケット22は、連結部82Aのソケット取付部822に連結する。
この場合、ボールスタッド21は、仮想線212を軸として、矢印2Aで示される方向に回転できる。また、ボールスタッド21は、ソケット22の孔22Aに棒部21Bが接触しない範囲、(球体部21Aの中心211と壁部221の内側の端部とを結ぶ仮想の円錐面214で囲まれた範囲)で、矢印2Bで示される方向に移動可能となる。したがって、ボールスタッド21の球体部21Aがソケット22に対して摺動することによって、第一ボールジョイント2は、装着部8Aとアーム部9とを、球体部21Aの中心211を回転中心として、回転可能に連結する。
図2に示すように、第二ボールジョイント3は、ボールスタッド31及びソケット32を備える。ボールスタッド21は、球体部31A、棒部31B及び基部(図示略)を有する。球体部31A、棒部31B及び基部の形状は、ボールスタッド21の球体部21A、棒部21B及び基部21Cの形状と同一である。棒部31Bは、ソケット32に設けられている円形の孔32Aに挿通する。基部は、アーム部9の左面の下端部に形成されている凹部(図示略)に嵌まる。これによって、ボールスタッド31は、アーム部9に固定される。
ボールスタッド31の棒部31Bは、アーム部9の下端部から、球体部31Aの中心311から放射状に延びる仮想線312に沿って延びる。ソケット32は、ボールスタッド31の球体部31Aを摺動可能に支持する。ソケット32は表示部4に接続し、ボールスタッド31の球体部31Aを摺動可能に支持する。
この場合、ボールスタッド31は、仮想線312を軸として、矢印3Aで示される方向に回転できる。また、ボールスタッド31は、ソケット32の孔32Aに棒部31Bが接触しない範囲、(球体部31Aの中心311と壁部321の内側の端部とを結ぶ仮想の円錐面314で囲まれた範囲)で、矢印3Bで示される方向に移動可能となる。したがって、ボールスタッド31の球体部31Aがソケット32に対して摺動することによって、第二ボールジョイント3は、アーム部9と表示部4とを、球体部31Aの中心311を回転中心として、回転可能に連結する。
調整部72及びアーム部9は、表示部4と装着部8Aとの間に介在する。調整部72は、装着部8Aに対する表示部4の位置を回転可能に調整することによって、使用者Uの左眼に対する表示部4の位置を調整できる。
図1、図2に示すように、表示部4は筐体41を備えている。筐体41は中空箱状である。図2に示すように、筐体41の後面の右端部から後側に向けて、接続部43が延びる。接続部43には、第二ボールジョイント3のソケット32が接続される。図1に示すように、筐体41の左側は開放する。筐体41の内部に収容されたレンズユニットの左側は露出する。筐体41の開口部にハーフミラー42が設けられる。筐体41の内部に、レンズユニット、ピント調節機構、及び、液晶ユニットが収容される。ハーフミラー42、レンズユニット、及び液晶ユニットは、左側から右側に向けて順番に並ぶ。ピント調節機構は、操作部材44を有する。操作部材44は、筐体41の前面に配置される。
液晶ユニットは、画像を表示させることによって、画像光を射出する。レンズユニットは、液晶ユニットから射出された画像光をハーフミラー42に導く。ピント調節機構は、操作部材44の回転に応じて、レンズユニットを左右方向に移動させる。使用者Uは、操作部材44を回転させることによって、表示部4のピント調節を行うことができる。
ハーフミラー42は矩形板状である。ハーフミラー42の両面のうち一方の面は、右斜め後方を向く。ハーフミラー42の両面のうち他方の面は、左斜め前方を向く。ハーフミラー42は、入射した光の一部(例えば50%)を反射させ、他部を透過させることができる。ハーフミラー42は、レンズユニットを通過して右側から入射する画像光を後側に反射させることができる。使用者Uの左眼は、ハーフミラー42によって後側に反射された画像光に基づいて、虚像を視認できる。又、ハーフミラー42は、外界の光を後側に透過させることができる。
図3を参照して、装着部8Aの詳細を説明する。なお、図3において、第二ボールジョイント3、アーム部9、表示部4は省略されている。ベース部81には、第一突出部813、第二突出部814、ナット816、ねじ815が設けられている。第一突出部813は、ベース部81の左端部818において、第二板面812から下方に向けて突出する部位である。第二突出部814は、第一突出部813と、湾曲部83が第二板面812から下方に突出する位置との間の位置において、第二板面812から第一突出部813と同様に下方に突出する部位である。
ナット816は、第一突出部813と、湾曲部83との左右方向における間の位置において、ベース部81の第一板面811に固定されている。本実施形態では、ナット816は、左右方向において、第二突出部814よりも湾曲部83に寄った位置に設けられている。ナット816には、ねじ815の軸部が挿通されるねじ孔816Aが設けられている。ねじ孔816Aは、ナット816が設けられる位置の第一板面811及び第二板面812を貫通している。ねじ815の軸部は、ねじ815がナット816に締結された状態で、ねじ815の下端部であるねじ先815Aが第二板面812よりも下方に配置される長さである。ねじ815は、ナット816に対する締結の度合いに応じて、ねじ孔816Aに対して上下方向に進退自在である。ねじ815がねじ孔816Aに対して上下方向に進退する度合いに応じて、ねじ先815Aが第二板面812から下方に向けて突出する度合いが変更する。
湾曲部83の上下方向における略中央には、湾曲部83の左面から左方に向けて延びるリブ87が設けられている。リブ87は、ベース部81と、湾曲部83と、屈曲部84とに囲まれる空間10を、ベース部81側の空間10Aと、屈曲部84側の空間10Bとに区切る。
屈曲部84の第一部分841は、湾曲部83の下端部から第一突出部813に向けて左斜め上方に、第二板面812に対して交差する方向に延びる。第一部分841の上端部は屈曲部分842に接続する。屈曲部84は、第一部分841の上端部から左斜め下方に延びた後、右斜め下方に向けて折り返される。第二部分843は、屈曲部分842の下端部に接続し、第一部分841と略平行に右斜め下方に延びる。延設部86は、第二部分843の右端部から右方に向けて設けられ、ベース部81と略平行に延びる。
ベース部81、湾曲部83、屈曲部84の第二部分843、延設部86の厚みは、屈曲部84の第一部分841の厚みよりも厚い。本実施形態では、ベース部81、湾曲部83、屈曲部84及び延設部86は、同一の材質で一体に形成されているので、ベース部81、湾曲部83、屈曲部84の第二部分843及び延設部86の剛性は、屈曲部84の第一部分841の剛性よりも高い。よって、第一部分841は、ベース部81、湾曲部83及び第二部分843よりも撓みやすい。この場合、ベース部81、湾曲部83及び屈曲部84によって挟持されるツバH1の厚み等に応じて、ベース部81、湾曲部83及び第二部分843よりも第一部分841が撓むので、クリップ機構89は様々なツバH1を安定して挟持できる。
また、延設部86が第二部分843の右端部からベース部81と略平行に延びるので、使用者Uは、ベース部の右端部819と延設部86とを、上下方向から挟むようにして、容易につまむことができる。使用者Uがベース部81の右端部819と延設部86とをつまむ等によって近接させたとき、ベース部81の右端部819及び延設部86よりも屈曲部84の第一部分841が撓みやすい。すなわち、開口部85の大きさを広げる際に使用者Uがつまむベース部81の右端部819と延設部86は、屈曲部84の第一部分841よりも撓みにくい。空間10に挿入したいツバH1が比較的厚い場合、使用者Uは、開口部85をより大きく広げる必要がある。使用者Uは、ベース部81の右端部819と延設部86とを上下方向から挟むようにつまむことで、屈曲部84の第一部分841を撓ませて、開口部85の上下方向の大きさを容易に広げられる。
図4を参照して、帽子H(図1参照)のツバH1をクリップ機構89によって挟んだ状態の装着部8Aを説明する。使用者Uは、ベース部81の右端部819と延設部86とをつまんで開口部35の上下方向の大きさを広げ、広げた開口部85から空間10へツバH1を挿し込み、右端部819と延設部86とをつまむことをやめることで、装着部8AをツバH1に装着できる。ツバH1の厚み及び形状は様々である。装着部8Aは、図4(A)に示すように、ツバH1の先をリブ87の上側に配置して、ツバH1を空間10のうちベース部81側の空間10Aに挿し込ませることができる。また、装着部8Aは、図4(B)に示すように、ツバH1の先をリブ87の下側に配置して、ツバH1を空間10のうち屈曲部84側の空間10Bに挿し込ませることができる。
調整部72を用いた表示部4の位置調整が行われるとき、調整部72のうち第一ボールジョイント2及び第二ボールジョイント3(図2参照)の少なくともいずれかが回転される。このとき、ボールスタッド21の球体部21Aとソケット22との間の摩擦力によって、球体部21Aの回転中心である中心211の位置を支点とする回転力が、ソケット22に加わる。ソケット22に加わる回転力は、ソケット取付部822においてソケット22と連結する連結部82Aに伝達する。連結部82Aに伝達した回転力は、ベース部81にも伝達しうる。この場合、ベース部81のうち連結部82Aが設けられる位置を支点とした回転モーメントが、ベース部81に作用しうる。ベース部81は左右方向に長さを有して設けられるので、上記の回転モーメントは、連結部82Aが設けられる位置を支点としてベース部81を左右方向に回転させる方向に作用しやすい。
図4(A)及び(B)に示すように、ツバH1が開口部85から空間10に挿し込まれる場合、ベース部81に連結部82Aが設けられる側である右端部819とは反対側の左端部818において、第一突出部813がツバH1の上面に上方から当接する。また、屈曲部84の屈曲部分842が、ツバH1の下面に下方から当接する。これにより、装着部8Aに対して調整部72及び表示部4が連結される連結部82Aと左右方向において反対側であるベース部81の左端部818において、ツバH1が第一突出部813と屈曲部分842とによって挟持される。この場合、ベース部81のうち、最も連結部82Aから左方に離間した左端部818が、ツバH1に対して固定される。第一突出部813と屈曲部分842とによって挟持されて圧縮されたツバH1が形状を復元しようとする復元力が、第一突出部813の設けられるベース部81の左端部818に対して上方向に作用する。この復元力に対する下方向の反力が、第一突出部813の設けられるベース部81の左端部818において生ずる。これらの復元力及び反力は、調整部72を用いた表示部4の位置調整に応じてベース部81に作用する回転モーメントを打ち消す方向に作用しうる。よって、連結部82Aが設けられる位置を支点とした回転モーメントがベース部81に作用しても、ベース部81の左端部818は連結部82Aが設けられる位置を支点として回転し難い。したがって、調整部72を用いた表示部4の位置調整が行われても、装着部8AがツバH1に対してずれにくい。
図4(A)及び(B)に示すように、ツバH1が開口部85から空間10に挿し込まれる場合、第一突出部813と連結部82Aとの左右方向の間の位置で、第二突出部814がツバH1の上面に上方から当接する。このとき、ツバH1の厚みによっては、第二突出部814によって押し下げられたツバH1の下面が、屈曲部84の第一部分841に当接する。第一部分841は、湾曲部83の下端部から左斜め上方に、第二板面812に対して交差する方向に延びる。このため、例えば、第一部分841がベース部81と略平行に延びる場合に比べて、第二突出部814によって押し下げられたツバH1の下面が、第一部分841のいずれかの部分に当接しやすい。ツバH1の下面が第一部分841のいずれかの部分に当接した場合には、第二突出部814と第一部分841とによってツバH1が上下方向に挟持されるので、ツバH1に対する装着部8Aの位置が安定する。したがって、調整部72を用いた表示部4の位置調整が行われても、装着部8AがツバH1に対してずれにくくなる。
ツバH1の厚み、形状、剛性等は、様々である。使用者Uは、ツバH1に装着部8Aを装着する場合、図4(A)に示すようにツバH1を開口部85から空間10Aに挿し込むか、図4(B)に示すようにツバH1を開口部85から空間10Bに挿し込むかを、ツバH1の厚み等に応じて選択できる。図4(A)に示すように、ツバH1が開口部85から空間10Aに挿し込まれた場合、ツバH1の空間10Aに対する挿し込みの度合いによっては、ツバH1の右端部がリブ87の上側に載置される。このとき、ねじ先815AがツバH1の上面に当接するようにねじ815をねじ孔816Aに対して締結することで、ねじ先815Aとリブ87とによってツバH1が上下方向に挟持される。ねじ孔816Aに対するねじ815の締結の度合いを調整することで、ねじ先815Aが第二板面812から下方に突出する度合いを調整できるので、ねじ先815A及びリブ87は、様々な厚みのツバH1を挟持できる。よって、装着部8Aは、ツバH1の厚みが様々であっても、ツバH1に対する装着位置を安定させることができる。
図4(B)に示すように、ツバH1が開口部85から空間10Bに挿し込まれた場合、ツバH1の空間10Bに対する挿し込みの度合いによっては、ツバH1の右端部がリブ87の下側に挿入される。この場合、上方向に向けて形状を復元しようとするツバH1の右端部の上面が、リブ87に対して押し付けられるので、ツバH1に対する装着部8Aの位置が安定する。なお、使用者Uは、ねじ先815Aを第二板面812から下方にさらに突出させ、ねじ先815Aと第一部分841との間にツバH1を挟持させることで、ツバH1に対して装着部8Aをさらに固定してもよい。
以上説明したように、HMD1Aは、装着部8A及び調整部72によって、使用者Uの眼前に表示部4を配置する。装着部8Aは、ベース部81、連結部82A、湾曲部83、屈曲部84、開口部85を備え、開口部85から空間10へ帽子HのツバH1を挿入することで、使用者Uの頭部の位置に装着される。HMD1Aが帽子HのツバH1に装着された状態で、調整部72を用いて表示部4の位置調整が行われる場合、連結部82Aに力が加わることで、ベース部81の連結部82Aが設けられる位置を支点にした回転モーメントが、ベース部81に作用しうる。HMD1Aは、第一突出部813を、ベース部81の連結部82Aが設けられる右端部819側とは反対側の左端部818に設けているので、第一突出部813を、連結部82Aから離間した位置に配置できる。第一突出部813と屈曲部84とにより上下方向にツバH1が挟持されることでベース部81の左端部818側に加わる力は、連結部82Aに力が加わることによってベース部81が左右方向に回転される力を打ち消す方向に作用しうる。よって、調整部72を用いた表示部4の位置調整時に連結部82Aに力が加わっても、ベース部81が回転し難い。したがって、HMD1Aは、回転可能な調整部72を有していても、ツバH1に対する装着部8Aの装着位置がずれることを効果的に防止できる。
HMD1Aは、連結部82Aを第一板面811から上方に突出させているので、帽子HのツバH1に装着部8Aが装着された状態で、ソケット22を使用者Uの顔よりも上方に配置できる。したがって、例えば、連結部82Aがベース部81に対して湾曲部83及び屈曲部84が設けられる第二板面812側に連結部82Aが突出されているよりも、アーム部9、表示部4等が使用者Uの顔に接触し難い。
ベース部81の第二板面812には、第一突出部813に加えて、第二突出部814、ねじ孔816Aに挿通されたねじ先815Aが、下方に突出して設けられる。このため、開口部85から空間10に挿し込まれるツバH1が、第一突出部813に加えて、第二突出部814及びねじ先815Aにも当接しうる。よって、ツバH1がベース部81と屈曲部84との間において確実に挟持される。ツバH1の厚み、形状等は様々であるが、第二板面812から下方に突出する第二突出部814が設けられるので、HMD1Aは、様々なツバH1をベース部81と屈曲部84との間に挟持できる。
ねじ孔816Aに対するねじ815の締結の度合いを調整することで、ねじ先815Aが第二板面812から下方に突出する度合いが調整可能である。よって、HMD1Aは、様々なツバH1を第一突出部813と屈曲部84との間に確実に挟持できる。
リブ87は、ベース部81と、湾曲部83と、屈曲部84とに囲まれる空間10を、ベース部81側の空間10Aと、屈曲部84側の空間10Bとに区切る。このため、使用者Uは、ツバH1に装着部8Aを装着する場合、ツバH1を開口部85から空間10Aに挿し込むか、ツバH1を開口部85から空間10Bに挿し込むかを、ツバH1の厚み等に応じて選択できる。よって、装着部8Aは、ツバH1の厚み、形状等が様々であっても、ツバH1に対する装着位置を安定させることができる。
湾曲部83の剛性は、屈曲部84の第一部分841の剛性よりも高くされている。したがって、HMD1Aは、ベース部81、湾曲部83及び屈曲部84によって挟持されるツバH1の厚み等に応じて、ベース部81、湾曲部83及び第二部分843よりも第一部分841を撓ませることができる。
使用者Uがベース部81の右端部819と延設部86とをつまむ等によって近接させたとき、ベース部81の右端部819及び延設部86よりも屈曲部84の第一部分841が撓みやすい。すなわち、開口部85の大きさを広げる際に使用者Uのつまんでいるベース部81の右端部819と延設部86が、屈曲部84の第一部分841よりも撓みにくい。したがって、使用者Uは、ベース部81の右端部819と延設部86とを上下方向から挟むようにつまむことで、開口部85の上下方向の大きさを容易に広げられる。よって、装着部8Aは、装着部8Aの装着時に、ツバH1の厚みに応じた大きさで開口部85を広げることができる。
屈曲部84の第一部分841は、湾曲部83の下端部から左斜め上方に、第二板面812に対して交差する方向に延びる。このため、例えば、第一部分841がベース部81と略平行に延びる場合に比べて、第一突出部813と屈曲部84とに挟持されるツバH1の下面は、第一部分841のいずれかの部分に当接しやすい。したがって、装着部8AがツバH1に対してずれにくく固定される。
図5を参照して、本発明の第二実施形態について説明する。HMD1Bは、装着部8Bを備える。装着部8Bは、HMD1A(図2参照)の装着部8Aの連結部82A(図2参照)の代わりに、連結部82Bを備える。その他の構成は、第一実施形態と同一である。
装着部8Bにおいて、連結部82Bは、ベース部81の右寄りの位置において、ベース部81の第二板面812から下方に略垂直に突出する部材である。すなわち、連結部82Bは、ベース部81に対して、湾曲部83が設けられるのと同じ側(下側)に設けられる。連結部82Bの板状部分821は、左右方向に厚みを有して第二板面812から下方に延びる板状である。連結部82Bのソケット取付部822は、板状部分821の右面のうちベース部81側とは反対側である下端部に設けられている。HMD1Bは、連結部82Bを第二板面812から下方に突出させているので、帽子HのツバH1に装着部8Bが装着された状態で、ソケット22を使用者Uの顔に近接させて配置できる。したがって、アーム部9、表示部4等を使用者Uの顔に近接配置できる。
HMD1Bにおいて調整部72を用いた表示部4の位置調整が行われるとき、連結部82Bに力が加わることで、ベース部81の連結部82Bが設けられる位置を支点にした回転モーメントが、ベース部81に作用しうる。HMD1Bは、第一突出部813を、ベース部81の連結部82Bが設けられる右端部819側とは反対側の左端部818に設けているので、第一突出部813を、連結部82Bから離間した位置に配置できる。第一突出部813と屈曲部84とにより上下方向にツバH1が挟持されることでベース部81の左端部818側に加わる力は、連結部82Bに力が加わることによってベース部81が左右方向に回転される力を打ち消す方向に作用しうる。よって、調整部72を用いた表示部4の位置調整時に連結部82Bに力が加わっても、ベース部81が回転し難い。したがって、HMD1Bは、回転可能な調整部72を有していても、ツバH1に対する装着部8Bの装着位置がずれることを効果的に防止できる。
図6を参照して、本発明の第三実施形態について説明する。HMD1Cは、装着部8Cを備える。装着部8Cは、HMD1A(図2参照)の装着部8Aのリブ87(図2参照)の代わりに、リブ871,872を備える。その他の構成は、第一実施形態と同一である。
リブ871は、湾曲部83の上下方向における略中央よりも上寄りの位置の左面から左方に向けて延びる。リブ872は、湾曲部83の左面におけるリブ871の下側の位置から左方に向けて延びる。したがって、リブ871,872は、ベース部81と、湾曲部83と、屈曲部84とに囲まれる空間10を、リブ871よりもベース部81側の空間10Aと、リブ871の下側且つリブ872より上側の空間10Bと、リブ872よりも屈曲部84側の空間10Cとに区切る。この場合、装着部8Cは、ツバH1の先をリブ871の上側に配置して、ツバH1を空間10Aに挿し込ませることができる。また、装着部8Cは、ツバH1の先をリブ871とリブ872との間に配置して、ツバH1を空間10Bに挿し込ませることができる。また、装着部8Cは、ツバH1の先をリブ872の下側に配置して、ツバH1を空間10Cに挿し込ませることができる。このように、湾曲部83にリブ871,872のような複数のリブが設けられることで、装着部8Cは、空間10に挿入されるツバH1の先の位置を、ツバH1の形状等に応じた適切な位置に配置できる。したがって、HMD1Cは、調整部72を用いた表示部4の位置調整が行われても、装着部8CをツバH1に対してずれにくくできる。
図7を参照して、本発明の第四実施形態について説明する。HMD1Dは、装着部8Dを備える。装着部8Dは、HMD1A(図2参照)の装着部8Aのリブ87(図2参照)に、第三突出部87Aを備える。その他の構成は、第一実施形態と同一である。
第三突出部87Aは、リブ87の左端部の上面からベース部81側に向けて上方に突出する。この場合、開口部35から空間10Aに挿し込まれ、リブ87の上側に配置されたツバH1が、第三突出部87Aに引っ掛かりやすいので、リブ87に対するツバH1の配置が安定する。特に、装着部8Dは、ねじ先815Aと第三突出部87Aとの間にツバH1を挟持できる。よって、調整部72を用いた表示部4の位置調整が行われても、装着部8DがツバH1に対してずれにくくなる。
なお、第三突出部87Aは、リブ87の下面から屈曲部84側に向けて下方に突出してもよい。リブ87に、リブ87の上面から上方に突出する第三突出部87Aと、リブ87の下面から下方に突出する第三突出部87Aとの、双方が設けられてもよい。第三突出部87Aは、リブ87の左端部に限らず、リブ87の上面又は下面のいずれの位置に設けられてもよい。また、リブ87の上面に、複数の第三突出部87Aが設けられてもよいし、リブ87の下面に、複数の第三突出部87Aが設けられてもよい。
上記実施形態において、右端部819が、本発明の「第一端部」の一例である。左端部818が、本発明の「第二端部」の一例である。第一板面811が、本発明の「一方の板面」の一例である。第二板面812が、本発明の「一方の板面が延びる方向に対して反対側の板面」の一例である。ねじ孔816Aが、本発明の「貫通孔」の一例である。ねじ815が、本発明の「第二突出部」及び「留具」の一例である。空間10Aが、本発明の「第一空間」の一例である。空間10Bが、本発明の「第二空間」の一例である。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。第一突出部813及び第二突出部814は、いずれも、ベース部81の前後方向の全体に亘って下方に突出して設けられてもよいし、ベース部81の前後方向の一部の領域において下方に突出するピン状等で設けられてもよい。第一突出部813及び第二突出部814が第二板面812から下方に突出するピン状に設けられる場合、第一突出部813、第二突出部814及びねじ815のねじ先815Aが、第二板面812の前後方向における同じ位置において左右方向に一直線上に並んで配列されてもよい。又は、第一突出部813、第二突出部814及びねじ815のねじ先815Aは、第二板面812の前後方向における同じ位置において一直線上に並ばず、ベース部81の第二板面812にジグザグに配列されてもよいし、第二板面812にランダムに配置されていてもよい。第二突出部814及びねじ815が、それぞれ複数設けられてもよい。また、ねじ815及びナット816が、第二突出部814よりもベース部81の左端部818に寄った位置に設けられてもよい。
ねじ815に代わる留具として、ベース部81の第一板面811及び第二板面812を貫通する貫通孔に対して進退自在なラッチピン等が設けられてもよい。この場合、ラッチピンの先端部が第二板面812から第一突出部813と同様に下方に突出することで、ラッチピンが本発明の第二突出部として機能する。
ベース部81、湾曲部83、屈曲部84の第二部分843、延設部86の材質を、屈曲部84の第一部分841の材質よりも剛性の高いものにすることで、ベース部81、湾曲部83、屈曲部84の第二部分843、延設部86の剛性が、屈曲部84の第一部分841の剛性より高くされてもよい。この場合、屈曲部84の第一部分841の厚みが、ベース部81、湾曲部83、屈曲部84の第二部分843、延設部86の厚みよりも薄くされていなくてもよい。
調整部72として、第一ボールジョイント2及び第二ボールジョイント3のいずれか一方のみが設けられていてもよい。装着部8A,8B,8C,8Dに対して表示部4を回転可能に連結するための機構は、ボールジョイントに限定されず、自在継手、ラバーマウント等、他の調整機構であってもよい。
表示部4は、液晶ユニットの代わりに、Digital Mirror Device(DMD)、有機EL等の二次元表示装置を用いてもよい。表示部4は、二次元的に走査された光をユーザの網膜上に投影する網膜走査型の投影装置(Retinal Scanning Display)を用いてもよい。表示部4は、ハーフミラー42の代わりに、プリズムや回折格子のような光路偏向部材を用いてもよい。表示部4は、液晶ユニットに表示される画像の画像光がハーフミラー42等を介さずに直接に使用者の眼に出射されるように、後側に直接出射してもよい。この場合、表示部4はハーフミラー42を有さなくてもよい。
1A,1B,1C,1D HMD
2 第一ボールジョイント
3 第二ボールジョイント
4 表示部
8A,8B,8C,8D 装着部
9 アーム部
10 空間
10A 第一空間
10B 第二空間
21,31 ボールスタッド
22,32 ソケット
72 調整部
81 ベース部
82A,82B 連結部
83 湾曲部
84 屈曲部
85 開口部
86 延設部
87,871,872 リブ
87A 第三突出部
811 第一板面
812 第二板面
813 第一突出部
812 第二突出部
815 ねじ
816A ねじ孔
818 第二端部
819 第一端部
841 第一部分
842 屈曲部分
843 第二部分

Claims (9)

  1. 使用者の頭部の位置に配置される支持体に装着される装着部と、
    画像を表示する表示部と、
    前記装着部に対して前記表示部を回転可能に連結する調整部と
    を備え、
    前記装着部は、
    板状のベース部と、
    前記ベース部の板面から突出して前記調整部と連結する連結部と、
    前記ベース部の前記連結部が設けられる側の端部である第一端部とは、前記連結部が前記板面から突出する方向に対して反対側の端部の第二端部において、前記板面から突出して設けられる第一突出部と、
    前記第一端部と前記第一突出部との間の位置の前記板面において前記第一突出部が突出する方向と同じ側に設けられ、弧状に湾曲する部分が前記第一端部側に向けて突出する湾曲部と、
    前記湾曲部に囲まれる前記第二端部側の空間を前記第二端部側に向けて開口する開口部と、
    前記板面から離間する側の前記湾曲部の端部から前記開口部に向けて延びる第一部分、前記第一部分の前記開口部の側の端部を前記板面から離間する方向に屈曲する屈曲部分、前記屈曲部分から前記ベース部の前記第一端部に向けて延びる第二部分を有する屈曲部と
    を備えたことを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  2. 前記連結部は、前記ベース部の一方の前記板面に延設され、
    前記湾曲部は、前記一方の板面とは、前記一方の板面が延びる方向に対して反対側の前記板面に設けられることを特徴とする請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  3. 前記ベース部の前記第一突出部と前記湾曲部との間の位置の前記板面において前記第一突出部が突出する方向と同じ方向に突出する第二突出部を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  4. 前記第二突出部は、前記ベース部の前記板面を貫通する貫通孔に対して進退自在に挿通する留具を含むことを特徴とする請求項3に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  5. 前記湾曲部から前記開口部に向けて延び、前記空間を前記ベース部側の第一空間と、前記屈曲部側の第二空間とに区切るリブを備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のヘッドマウントディスプレイ。
  6. 前記湾曲部の剛性は、前記屈曲部の前記第一部分の剛性よりも高いことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のヘッドマウントディスプレイ。
  7. 前記屈曲部の前記第二部分の前記開口部とは反対側の端部から前記ベース部の前記第一端部側に設けられる延設部を備え、
    前記ベース部、前記延設部及び前記屈曲部の前記第二部分の剛性は、前記屈曲部の前記第一部分の剛性よりも高いことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のヘッドマウントディスプレイ。
  8. 前記屈曲部の前記第一部分は、前記ベース部の前記板面に交差する方向に延びることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のヘッドマウントディスプレイ。
  9. 前記リブから前記ベース部側及び前記屈曲部側の少なくとも一方に向けて突出する第三突出部を備えたことを特徴とする請求項5に記載のヘッドマウントディスプレイ。
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