JP6164231B2 - ヘッドマウントディスプレイ及び画像表示装置 - Google Patents

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本発明は、ヘッドマウントディスプレイ及び画像表示装置に関する。
使用者の片側の眼に画像を提示する単眼型のヘッドマウントディスプレイ(以下、「HMD」という)が知られている。例えば、特許文献1に開示のHMDは、ヘッドバンド部、表示部アーム、画像表示部、及びケーブルを備える。ヘッドバンド部は、使用者の頭部に装着される装着具である。表示部アームの一端部は、ヘッドバンド部に回動自在に連結される。画像表示部は、映像等の画像を表示可能な画像表示装置であり、表示部アームの他端部に取り付けられる。ケーブルは、画像表示部と電気的に接続し、表示部アームの内部に配置される。
特開2008−148028号公報
例えば、ヘッドバンドが使用者ごとに使い分けられ、画像表示部が共通して使用される場合が考えられる。この場合、HMDの使用者が変わる度に、画像表示部は表示部アームから外される必要がある。しかし、上記HMDでは、ケーブルが表示部アームの内部に配置されるので、画像表示部を表示部アームに対して着脱させる作業が煩雑となる可能性がある。一方、ケーブルをアームの外側に配置させることも考えられる。しかし、例えば表示部アームが回動することで、ケーブルがアームに絡まる場合、又は、ケーブルが使用者の視界を遮る場合がある。従って、使用者にとってケーブルが邪魔になる可能性があった。
本発明の目的は、アームと画像表示部との着脱が容易であり、ケーブルが使用者にとって邪魔になりにくいヘッドマウントディスプレイおよび画像表示装置を提供することである。
本発明の第1態様に係るヘッドマウントディスプレイは、第1方向に長さを有する装着具と、前記装着具と特定位置にて連結され、前記第1方向と交差する第2方向に延びるアームと、前記アームによって移動可能に支持され、画像を表示する画像表示部と、前記画像表示部に電気的に接続されるケーブルと、前記装着具のうち、前記特定位置よりも前記第1方向の一方側となる部位に設けられ、前記ケーブルを着脱可能に保持する第1ケーブル保持部と、前記アームの表面に形成され、前記第2方向に延び、前記特定位置よりも前記一方側、且つ前記第1ケーブル保持部よりも前記一方側とは反対の他方側を前記ケーブルが前記第2方向に沿って通過する姿勢で、前記ケーブルを着脱可能に保持する第2ケーブル保持部とを備えたことを特徴とする。第1態様によれば、装着具が使用者の頭部に装着されて、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)は使用される。装着具は、例えば、第1方向が前後方向を向き、一方側が後側となる姿勢で使用者の頭部に装着される。ケーブルは、第1方向において特定位置よりも一方側、且つ第1ケーブル保持部よりも他方側を第2方向に沿って通過する姿勢で、第2ケーブル保持部によって保持される。これにより、ケーブルは使用者の視界を遮りにくい。また、HMDが使用される場合に第2ケーブル保持部からケーブルが外れたとしても、ケーブルはアームに絡まりにくい。従って、HMDの使用時におけるケーブルは、使用者にとって邪魔になりにくい。また、第2ケーブル保持部がアームの表面に形成される。これにより、HMDが使用されていない場合において、画像表示部に接続されるケーブルは、第2ケーブル保持部に対して着脱容易となる。従って、アームと画像表示部との着脱は容易となる。以上より、アームと画像表示部との着脱が容易であり、ケーブルが使用者にとって邪魔になりにくいHMDが実現される。
第1態様において、前記第2ケーブル保持部は、前記第2方向と直交し且つ前記表面と平行な第3方向における前記表面の中心よりも、前記一方側に位置してもよい。第2ケーブル保持部がアームの表面の第3方向の中心よりも一方側に位置するので、HMDが使用される場合に第2ケーブル保持部からケーブルが外れたとしても、ケーブルはアームに更に絡まりにくいと共に、使用者の視界を更に遮りにくい。よって、HMDは、ケーブルを使用者にとって更に邪魔になりにくくできる。
第1態様において、前記画像表示部は、前記画像の画像光を生成し、前記画像光を所定方向に向けて出射する画像光生成部と、前記画像光生成部が出射した前記画像光を、前記所定方向と交差する方向へ偏向させる偏向部材とを備え、前記表面は、前記アームから前記偏向部材へ向かう方向を向いてもよい。HMDが使用される場合に、ケーブルのうち第2ケーブル保持部によって保持される部位は、使用者以外によって視認されにくい。よってHMDは外観を良好にできる。
第1態様において、前記ケーブルは、前記アームと前記偏向部材との間において、前記画像表示部と接続してもよい。この場合、画像表示部が移動しても、ケーブルが画像表示部を引っ張りにくい。よって、HMDは、ケーブルを使用者にとって更に邪魔になりにくくできる。
第1態様において、前記第2ケーブル保持部は、前記アームと前記画像表示部とが連結される位置よりも、前記一方側に形成されてもよい。HMDが使用される場合に第2ケーブル保持部によって保持されるケーブルが外れたとしても、ケーブルは、アーム及び画像表示部に絡まりにくい。よって、HMDは、使用者にとってケーブルを更に邪魔になりにくくできる。
第1態様において、前記第2ケーブル保持部は、前記第2方向に沿って連続的に延びる溝であってもよい。画像表示部と接続されるケーブルは、アームに形成された第2ケーブル保持部に対して更に着脱容易となる。よって、HDMは、画像表示部とアームとの着脱を更に容易にできる。また、ケーブルのうちアームの表面に沿う部位は、第2ケーブル保持部が第2方向に沿って断続的に設けられる場合に比べて、緩みにくい。
第1態様において、前記第2ケーブル保持部は、前記第2方向のうち前記画像表示部から前記特定位置へ向かう方向における前記アームの端まで延びてもよい。ケーブルのうち、特定位置よりも一方側且つ第1ケーブル保持部よりも他方側を通過する部位は、画像表示部の移動に伴って、緩みを形成し易い。ケーブルは、移動する画像表示部を引っ張りにくい。よって、HMDは、使用者にとってケーブルを更に邪魔になりにくくできる。
第1態様において、前記第2ケーブル保持部は、前記第2方向のうち前記特定位置から前記画像表示部へ向かう方向における前記アームの端まで延びてもよい。ケーブルのうち、アームと画像表示部とを接続する部位は、画像表示部の移動に伴って、緩みを形成し易い。ケーブルは、移動する画像表示部を引っ張りにくい。よって、HMDは、使用者にとってケーブルを更に邪魔になりにくくできる。
第1態様において、前記ケーブルに固定される固定部材を備え、前記第2ケーブル保持部は、前記固定部材が係合される係合部を備えてもよい。固定部材が係合部に係合されることで、ケーブルは所定の姿勢で第2ケーブル保持部によって保持される。従って、画像表示部の移動に伴って、ケーブルのうち第2ケーブル保持部と画像表示部との間にある部位は、緩みを形成し易い。ケーブルは、移動する画像表示部を引っ張りにくい。よって、HMDは、ケーブルを使用者にとって更に邪魔になりにくくできる。
第1態様において、前記装着具に前記アームを連結する第1ボールジョイントを備え、前記第1ボールジョイントは、一端部が前記アームと連結される第1棒部、及び、前記第1棒部の他端部に設けられる第1球体部を有する第1ボールスタッドと、前記装着具に前記特定位置にて連結され、前記第1球体部を摺動可能に支持し、前記第1棒部が通過する円形状の第1穴部を有する第1ソケットとを備え、前記特定位置は、前記第2ケーブル保持部は、前記第1棒部と前記アームとが連結される位置よりも前記一方側に形成されてもよい。第1ボールジョイントは、アームを円滑に回転させることができる。また、第2ケーブル保持部は、第1棒部とアームとが連結される位置よりも一方側に形成される。従って、HMDが使用される場合、第2ケーブル保持部によって保持されるケーブルが外れても、ケーブルは第1ボールジョイントに絡まりにくい。よって、HMDは、アームを円滑に回転させることができると共に、ケーブルを使用者にとって邪魔になりにくくできる。
第1態様において、前記画像表示部に前記アームを連結する第2ボールジョイントを備え、前記第2ボールジョイントは、一端部が前記アームと連結される第2棒部、及び、前記第2棒部の他端部に設けられる第2球体部を有する第2ボールスタッドと、前記画像表示部に連結され、前記第2球体部を摺動可能に支持し、前記第2棒部が通過する円形状の第2穴部を有する第2ソケットとを備え、前記第2ケーブル保持部は、前記第2棒部と前記画像表示部とが連結される位置よりも前記一方側に形成されてもよい。第2ボールジョイントは、画像表示部を円滑に回転させることができる。また、第2ケーブル保持部が第2棒部と画像表示部とが連結される位置よりも一方側に形成される。従って、HMDが使用される場合、第2ケーブル保持部によって保持されるケーブルが外れても、ケーブルは第2ボールジョイントに絡まりにくい。よって、HMDは、画像表示部を円滑に回転させることができると共に、ケーブルを使用者にとって邪魔になりにくくできる。
本発明の第2態様に係る画像表示装置は、第1方向に長さを有する装着具と特定位置にて連結され、前記第1方向と交差する第2方向に延びるアームと、前記アームによって移動可能に支持され、画像を表示する画像表示部と、前記画像表示部に電気的に接続されるケーブルであって、前記装着具のうち、前記特定位置よりも前記第1方向の一方側となる部位に設けられた第1ケーブル保持部によって着脱可能に保持されるケーブルと、前記アームの表面に形成され、前記第2方向に延び、前記特定位置よりも前記一方側、且つ前記第1ケーブル保持部よりも前記一方側とは反対の他方側を前記ケーブルが前記第2方向に沿って通過する姿勢で、前記ケーブルを着脱可能に保持する第2ケーブル保持部とを備えたことを特徴とする。第2態様によれば、第1態様の同様の効果を奏することができる。
HMD1を右前方から見た斜視図である。 HMD1を右後方から見た斜視図である。 アーム4の斜視図である。 図1のA−A線において矢視方向に見た連結機構8の断面図である。 図2のB−B線において矢視方向に見た連結機構9の断面図である。 変形例に係るHMD2の右側面図である。 ケーブル39が第2ケーブル保持部410によって保持されるHMD2の右側面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。参照する図面は、本発明が採用し得る技術的特徴を説明するために用いられるものである。図面に記載されている装置の構成は、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
図1〜図3に示すように、ヘッドマウントディスプレイ(Head Mounted Display、以下、「HMD」という。)1は、使用者の頭部に装着可能な光学透過型のHMDである。使用者の眼前の景色の光は、ハーフミラー35を透過することによって使用者の眼に直接導かれる。HMD1の投影形式は、虚像投影型である。ハーフミラー35は、液晶パネル(図示略)に表示された画像の光を、使用者の片側の眼に向けて反射させる。HMD1は、使用者に対して、眼前の景色に画像を重ねて認識させることができる。HMD1は、装着具5及び画像表示装置7を備える。装着具5は使用者の頭部に装着可能である。装着具5は、第1ケーブル保持部60を備える。第1ケーブル保持部60は、後述のケーブル39を保持する。画像表示装置7は、装着具5に取り付け・取り外し可能である。以下、図の説明の理解を助けるため、HMD1の上側、下側、左側、右側、前側、後側を定義する。HMD1の上側、下側、左側、右側、前側、後側は、例えば、図1の上側、下側、右上側、左下側、右下側、左上側に夫々対応する。HMD1の上側、下側、左側、右側、前側、後側は、夫々、装着具5が使用者に着用された場合における使用者基準の方向に対応する。
<1.装着具5>
図1及び図2に示される装着具5は、樹脂や金属(例えば、ステンレス)などの可撓性を有する材質で構成される。装着具5は、略環状に形成され、後側が開環する細長い板状部材である。即ち、装着具5は前後方向に長さを有する。本実施形態の装着具5の形状は、左右対称、且つ上下対称な形状である。以下では、便宜上、装着具5の構成を5つの部分に分けて説明する。装着具5は、右前部分54、右後部分55、左前部分56、左後部分57、及び中前部分53を有する。
右前部分54は、位置12と位置16との間で延びる部分である。位置12は、位置16よりも前側且つ左側に位置する。右前部分54は、装着具5によって取り囲まれる領域10の外側、即ち前側且つ右側へ向けて凸状に湾曲する。右後部分55は、位置16と位置11との間で延びる部分である。位置11は、位置16よりも後側且つ左側に位置する。右後部分55は右前部分54に連続する。右後部分55は、領域10の外側、即ち後側且つ右側へ向けて凸状に湾曲する。
左前部分56は、位置14と位置17との間で延びる部分である。位置17は位置16の左方に位置する。位置14は位置12の左方の位置で、位置17よりも前側且つ右側に位置する。左前部分56は、領域10の外側、即ち前側且つ左側へ向けて凸状に湾曲する。左後部分57は、位置17と位置13との間で延びる部分である。位置13は位置11の左方の位置で、位置17よりも後側且つ右側に位置する。左後部分57は左前部分56に連続する。左後部分57は、領域10の外側、即ち後側且つ左側へ向けて凸状に湾曲する。
中前部分53は、位置14と位置12との間で左右方向に延びる部分である。中前部分53は、右前部分54と左前部分56との夫々に連続する。中前部分53は、領域10の外側、即ち前側へ向けて凸状に湾曲する。
装着具5は、装着時に使用者の頭部を挟んで保持する。右後部分55と左後部分57とが夫々使用者の側頭部を押圧し、且つHMD1の重みを支持するのに十分な押圧力を得られるように、装着具5の湾曲形状(例えば、曲率半径)は部分ごとに異なる。位置12は、中前部分53の湾曲形状と、右前部分54の湾曲形状との境界となる位置である。位置14は、中前部分53の湾曲形状と、左前部分56の湾曲形状との境界となる位置である。また、位置16には、右前部分54の湾曲形状と右後部分55の湾曲形状との境界が位置する。位置17には、左前部分56の湾曲形状と左後部分57の湾曲形状との境界が位置する。
平面視で、装着具5の領域10内を向く面に接する曲率円の径方向を、装着具5の厚み方向と定義する。左前部分56のうち位置14と位置17との略中間となる位置には、貫通孔56A(図4参照)が設けられる。貫通孔56Aは、左前部分56を厚み方向に貫通する。
装着具5の右後部分55および左後部分57には、夫々、領域10内へ突出する台状突出部66,67が形成されている。台状突出部66,67の突出方向は、装着具5の厚み方向と一致する。台状突出部66,67には、夫々、一対の対向面及び周面が形成されている。一対の対向面は、台状突出部66,67の夫々の突出方向に沿って対向する面である。周面は、一対の対向面の夫々に接続する面であって、一対の対向面の夫々の周端に沿って延びる面である。
<2.第1ケーブル保持部60>
第1ケーブル保持部60は、保持部68,69を備える。保持部68,69は、夫々、台状突出部66,67の周面に形成された溝である。保持部68、69は、台状突出部66,67の周面を取り囲むように直線状に延びる。
保持部68,69は、夫々、装着具5の湾曲形状に沿って延びる溝底部と、溝底部の溝幅方向両端から夫々延出し、互いに対向する一対の側壁部とを有する。保持部68,69の溝幅方向は、例えば、装着具5の厚み方向に一致する。保持部68,69の上下方向の大きさ(即ち、深さ)は、後述のケーブル39の外径よりも大きい。保持部68,69の溝幅は、後述のケーブル39の外径より僅かに小さい。
保持部68は、第1保持部681および第2保持部684を備える。保持部69も同様に、第1保持部691および第2保持部694を備える。第1保持部681,691(図2参照)は、夫々、保持部68,69の部分のうち、台状突出部66,67の上面において開口する部分である。第2保持部684,694(図2参照)は、夫々、保持部68,69の部分のうち、台状突出部66,67の後面において開口する部分である。第2保持部684は、位置11において第1保持部681と接続する。第2保持部694は、位置13において第1保持部691と接続する。
前述したように、装着具5は可撓性を有する。HMD1の装着時、右後部分55と左後部分57とが領域10の外側へ向けて(例えば、左右方向に向けて)、使用者の手によって押し広げられて離間される。使用者は、中前部分53を使用者の額に接触させる。さらに使用者は、右前部分54及び右後部分55を右側の側頭部に接触させ、左前部分56及び左後部分57を左側の側頭部に接触させる。右前部分54及び右後部分55と、左前部分56及び左後部分57は、使用者の頭部を挟み込む。これにより、装着具5は装着される。
<3.画像表示装置7>
図1〜図5を参照し、画像表示装置7について説明する。画像表示装置7は、アーム4、連結機構8、画像表示部30、連結機構9、第2ケーブル保持部400、及びケーブル39を備える。連結機構8,9は、公知のボールジョイント式の可動機構である。後述するように、アーム4は連結機構8によって回転可能である。画像表示部30は連結機構9によって回転可能である。つまり、画像表示装置7の装着具5に対する相対位置は、HMD1の使用状態によって変位可能である。以下の説明では、便宜上、使用位置にある画像表示装置7の構成を説明する。使用位置は、頭部に装着されたHMD1が使用者の眼に画像の光を射出する場合において、画像表示装置7が配置される位置である。本実施形態における画像表示装置7の使用位置は、一例として、ハーフミラー35が使用者の左眼の前方に配置される位置である。尚、図1及び図2では、何れも、使用位置にある画像表示装置7を図示する。また、図3及び図4では、ケーブル39の図示を省略する。
<3−1.アーム4>
図1〜図3に示すように、アーム4は略棒状であり、装着具5よりも左側に配置される。アーム4は、樹脂や金属などで構成される。アーム4の一端部4Aは、後述の連結機構8によって装着具5に対して回転可能に連結される。アーム4の他端部4Bは、後述の連結機構9によって画像表示部30に対して回転可能に連結される。
アーム4は、使用位置において、正面から見た状態で上下方向に延びる。換言すると、アーム4は、前後方向と交差する方向に延びる。より詳細には、アーム4は上下方向に対して下端部が前方に傾斜する向きに延びる。アーム4は、内面6を有する。内面6は、アーム4の右面である。内面6は、アーム4から装着具5に向かう方向(即ち、右方向)を向く。
<3−2.連結機構8>
図4に示すように、連結機構8は、装着具5とアーム4とを連結する。連結機構8は、内側取付部材230、外側取付部材240、及び第1ボールジョイント20を備える。内側取付部材230は、左前部分56の内面に取り付けられる板状部材である。左前部分56の内面は、左前部分56のうち領域10と対向する面である。内側取付部材230は、基体部232を備える。基体部232は、左前部分56の内面に対して略平行に延び且つ接触する。基体部232には、円筒部234が設けられる。円筒部234は、基体部232から領域10の外側へ向けて突出しており、左前部分56の貫通孔56Aに進入している。円筒部234の筒孔は締結穴である。円筒部234の筒孔には、ねじ山が形成されている。
連結部242は、左前部分56の上側部、前側部、及び下側部を覆うように設けられ、内側取付部材230に連結される。外側取付部材240は、連結部242を備える。連結部242は、左前部分56の内面とは反対の面である外面に接触する。連結部242は、左前部分56に対して内側取付部材230とは反対側に配置される。連結部242には、左前部分56の貫通孔56Aと対向する挿通孔242Aが形成されている。挿通孔242Aには、ネジ101が挿通される。挿通孔242Aに挿通されるネジ101は、貫通孔56Aに進入しており、円筒部234の筒孔に締め付けられている。これにより、内側取付部材230と外側取付部材240とは連結される。
連結部242には、挿通孔242Aと略同軸上に位置する円筒部244が設けられる。円筒部244は、連結部242に対して左前部分56とは反対側へ向けて突出する。円筒部44の外周面には、ネジ山が形成されている。
第1ボールジョイント20は、第1ボールスタッド21及び第1ソケット22を備えている。第1ボールスタッド21は、第1棒部21A及び第1球体部21Bを有する。第1棒部21Aは棒状の部位である。第1棒部21Aの一端部21Cには、締結穴が形成されている。一端部21Cの締結穴を囲む内周面にはネジ山が形成されている。円筒部41が、アーム4の内面6の上端部に設けられる(図3参照)。円筒部41の筒孔の左側に位置する壁部には挿通孔41Aが形成されている。挿通孔41Aは、一端部21Cの締結穴と対向する。ネジ73が挿通孔41Aに挿通され、一端部21Cの締結穴に締め付けられる。これにより、一端部21Cは円筒部41に締結される。即ち、第1棒部21Aの一端部21Cは、アーム4に連結される。以下、一端部21Cと円筒部41とが接触する位置を、位置Rという。位置Rは、アーム4と第1棒部21Aとが連結される位置である。尚、第1棒部21Aは、円筒部41の筒孔を通過している。
第1球体部21Bは他端部21Dに設けられた球状の部位である。他端部21Dは、第1棒部21Aの一端部21Cとは反対の端部である。第1球体部21Bの直径は、第1棒部21Aの外径よりも大きく、円筒部244の内径よりも小さい。第1球体部21Bは、円筒部244の内側に配置されている。第1球体部21Bは、右側接触部材79および左側接触部材78を介して、円筒部244と接触する。右側接触部材79及び左側接触部材78は、緩衝材として機能する弾性変形可能なゴムである。右側接触部材79は、略半球状に形成され、第1球体部21Bの右側の部分に接触する。左側接触部材78は、略円筒状に形成され、第1球体部21Bの左側の部分に接触する。右側接触部材79は、円筒部244の筒孔から左前方に突出する。左側接触部材78の筒孔には、第1棒部21Aが通過している。
第1ソケット22は、外側取付部材240の円筒部244と同軸上に配置された略円筒状の部材であり、円筒部244および左側接触部材78を取り囲んでいる。第1ソケット22は、第1底部22Aおよび第1側部22Bを備える。第1底部22Aは略円形板状の部位であり、円筒部244の右側に配置される。第1底部22Aの略中央部には、円形状の貫通孔である第1穴部23が形成されている。第1穴部23の内側には、左側接触部材78が配置されている。即ち、第1穴部23には、第1棒部21Aが通過している。第1側部22Bは、第1底部22Aの周端部から右側へ向けて延びる略筒状の部位である。第1側部22Bの内周面には、ネジ山が形成されている。第1側部22Bのネジ山が、円筒部244のネジ山に嵌ることで、第1ソケット22は、外側取付部材240に螺合する。即ち、第1ソケット22は、装着具5に連結される。外側取付部材240と左前部分56とが連結される位置(以下、特定位置という)Qが、第1ソケット22と装着具5とが連結される位置である。本実施形態の特定位置Qは、位置14(図1参照)よりも後側且つ左側にあり、位置17(図1参照)よりも左側且つ前側にある。即ち、特定位置Qは、第1ケーブル保持部60(図1参照)よりも前側に位置する。
第1ソケット22が外側取付部材240に螺合する過程で、第1ソケット22はアーム4側から装着具5側に向けて、矢印24の方向に移動する。第1ソケット22が移動することで、右側接触部材79及び左側接触部材78は、第1球体部21Bを左右方向両側から挟む。第1球体部21Bは、右側接触部材79及び左側接触部材78に対して摺動することによって、任意の方向に回転可能である。換言すると、第1ソケット22は、右側接触部材79及び左側接触部材78を介して、第1球体部21Bを摺動可能に支持する。従って、第1ボールジョイント20は、装着具5に対してアーム4を、任意の方向に回転させることができる。尚、アーム4の回転は、第1棒部21Aが左側接触部材78と接触する場合に、制限される。
<3−3.画像表示部30>
図1に示すように、画像表示部30は、後述の連結機構9を介して、アーム4によって移動可能に支持される。画像表示部30は筐体31を備える。筐体31は、角が湾曲した略直方体状の形状を有する。筐体31は、特定方向に延びる。特定方向は、例えば、使用位置において左右方向に一致する。筐体31は中空箱状である。筐体31が延びる方向における一方の端部である先端部31Aは開放する。また、筐体31の他方の端部である基端部31Bには、後方へ向けて突出する突出部32が形成されている。突出部32の右面の後部には、締結穴32Aが形成されている(図5参照)。締結穴32Aには、ネジ山が形成されている。
基端部31Bにおける筐体31内には、画像ユニット37が設けられる。画像ユニット37は、周知の液晶パネル(図示略)と制御基板(図示略)を備える。液晶パネルは、左面に画像の画像光を生成し、生成した画像光を所定方向に出射する。所定方向は、例えば、使用位置において左右方向に一致する。制御基板は液晶パネルの右側に配置される。制御基板には後述のケーブル39が接続される。制御基板は、外部機器から送信された画像データを、ケーブル39を介して受信する。制御基板は、液晶パネルに制御信号を出力し、画像データに応じた画像を液晶パネルに表示させる。なお、液晶パネルの代わりに、Digital Mirror Device(DMD)、有機EL等の二次元表示装置が用いられてもよい。また、液晶パネルの代わりに、2次元的に走査された光を使用者の網膜上に投影する網膜走査型の投影装置(Retinal Scanning Display)が用いられてもよい。
筐体31内で、画像ユニット37の右側には、レンズユニット36が設けられる。レンズユニット36は、画像ユニット37から射出された画像光を通過させ、先端部31A側へ導く。レンズユニット36は複数のレンズ(図示略)を備える。レンズユニット36は、筐体31に、左右方向へ移動可能に保持される。筐体31の前面には、円錐台状で周面に複数の凹凸を有する操作部材38が設けられている。操作部材38は、溝カム(図示略)によって、レンズユニット36に係合する。操作部材38が回動されることによって、レンズユニット36は先端部31A側または基端部31B側へ向けて移動する。レンズユニット36が左右方向に移動することによって、画像ユニット37から出射された画像光の焦点距離が変化する。従って使用者は、操作部材38を回動させることによってピント調節を行うことができる。
先端部31Aには、ハーフミラー35が取り付けられる。ハーフミラー35は、アーム4に対して右側に配置される。即ち、アーム4からハーフミラー35へ向かう方向は、右方向である。ハーフミラー35は矩形板状である。ハーフミラー35は、レンズユニット36が導く画像光を偏向させる偏向部材の一例である。ハーフミラー35は、反射面に入射した光の一部(例えば50%)を反射させ、他部を透過させることができる。ハーフミラー35の反射面は、例えば、透明な樹脂やガラスの基板上に、アルミや銀などの金属を所定の反射率(例えば50%)となるように蒸着することで形成される。尚、先端部31Aには、ハーフミラー35に代えて、例えば全反射ミラー、回折格子、プリズム、及びホログラム等の他の偏向部材が用いられてもよい。
HMD1の装着時、筐体31の基端部31Bは、先端部31Aよりも左側に配置される。即ち、画像表示部30は、左右方向に延びて配置された状態で使用される。ハーフミラー35は、反射面を左側且つ後側へ向けた状態で、先端部31Aに固定される。筐体31内の画像ユニット37から出射される画像光は、レンズユニット36を通過する際に集光される。集光された画像光は、ハーフミラー35に入射する。ハーフミラー35は、画像光を後側へ反射し、使用者の左眼に入射させる。使用者は、ハーフミラー35によって反射された画像光に基づく虚像を視認できる。
<3−4.連結機構9>
図5に示すように、連結機構9は、画像表示部30とアーム4とを連結する。連結機構9は、円筒部材90、第2ボールジョイント70を備える。円筒部材90は左右方向に長い円筒状の部材であり、突出部32の左面に取り付けられている。円筒部材90は底部92を備える。底部92は、略円形板状の部位であり、突出部32の左面と接触する。底部92の中央部には、挿通孔92Aが形成されている。挿通孔92Aは、突出部32の締結穴32Aと対向する。ネジ102が挿通孔92Aに挿通され、締結穴32Aに捩じ込まれる。これにより、円筒部材90は、突出部32と連結される。底部92の周端部には、側部94が設けられる。側部94は、底部92から左方に延びる筒状の部位である。側部94の外周面には、ネジ山が形成されている。
第2ボールジョイント70は、第2ボールスタッド71及び第2ソケット72を備えている。第2ボールスタッド71は、第2棒部71A及び第2球体部71Bを有する。第2棒部71Aは棒状の部位である。第2棒部71Aの一端部71Cには、締結穴が形成されている。一端部71Cの締結穴にはネジ山が形成されている。円筒部44が、アーム4の内面6の下端部に設けられる(図3参照)。円筒部44の筒孔の左側に位置する壁部には挿通孔44Aが形成されている。挿通孔44Aは、一端部71Cの締結穴と対向する。ネジ103が挿通孔44Aに挿通され、一端部71Cの締結穴に締め付けられる。これにより、一端部71Cは円筒部44に締結される。即ち、第2棒部71Aの一端部71Cは、アーム4に連結される。アーム4は、一端部71Cを介して、画像表示部30の突出部32と連結される。尚、第2棒部71Aは、円筒部44の筒孔を通過している。以下、第2棒部71Aの一端部71Cと円筒部44とが接触する位置を、位置Sという。位置Sは、第2棒部71Aとアーム4とが連結される位置であり、アーム4と画像表示部30とが連結される位置である。
第2球体部71Bは、他端部71Dに設けられた球状の部位である。他端部71Dは、第2棒部71Aの一端部71Cとは反対の端部である。第2球体部71Bの直径は、第2棒部71Aの外径よりも大きく、円筒部44の内径より小さい。第2球体部71Bは、円筒部材90の側部94の内側に配置されている。第2球体部71Bは、右側接触部材179および左側接触部材178を介して、円筒部材90と接触する。右側接触部材179及び左側接触部材178は、緩衝材として機能する弾性変形可能なゴムである。右側接触部材179は、略半球状に形成され、第2球体部71Bの右側の部分に接触する。左側接触部材178は、略円筒状に形成され、第2球体部71Bの左側の部分に接触する。左側接触部材178の筒孔には、第2棒部71Aが通過する。右側接触部材179は、側部94から左前方に突出する。
第2ソケット72は、円筒部材90と同軸上に配置された略円筒状の部材であり、側部94および左側接触部材178を取り囲んでいる。第2ソケット72は、第2底部72Aおよび第2側部72Bを備える。第2底部72Aは略円形板状の部位である。第2底部72Aは、側部94の右側に配置される。第2底部72Aの略中央部には、円形状の貫通孔である第2穴部33が形成されている。第1穴部23の内側には、左側接触部材178が配置されている。即ち、第2穴部33には、第2棒部71Aが通過している。第2側部72Bは、第2底部72Aの周端部から右側へ向けて延びる略筒状の部位である。第2側部72Bの内周面には、ネジ山が形成されている。第2側部72Bのネジ山が、側部94のネジ山に嵌ることで、第2ソケット72は、円筒部材90に螺合する。即ち、第2ソケット72は、画像表示部30の突出部32に連結される。
第2ソケット72が円筒部材90に螺合する過程で、第2ソケット72はアーム4側から装着具5側に向けて、矢印26の方向に移動する。第2ソケット72が移動することで、右側接触部材179及び左側接触部材178は、第2球体部71Bを左右方向両側から挟む。第2球体部71Bは、右側接触部材179及び左側接触部材178に対して摺動することによって、任意の方向に回転可能である。換言すると、第2ソケット72は、右側接触部材179及び左側接触部材178を介して、第2球体部71Bを摺動可能に支持する。従って、第2ボールジョイント70は、アーム4に対して画像表示部30を、任意の方向に回転させることができる。尚、画像表示部30の回転は、第2棒部71Aが左側接触部材178と接触する場合に、制限される。
<3−5.第2ケーブル保持部400>
図1〜図3に示すように、第2ケーブル保持部400は、アーム4の例えば内面6に形成される。本実施形態の第2ケーブル保持部400は、アーム4の長手方向(即ち、上下方向)に沿って連続的に延びる溝である。第2ケーブル保持部400は、アーム4の幅方向における内面6の中心よりも、後側に位置する。アーム4の幅方向は、前後方向であり、アーム4の長手方向と直交し且つ内面6と平行な方向である。第2ケーブル保持部400は、円筒部41,44よりも後側に位置する。即ち、第2ケーブル保持部400は、位置Rと位置Sとの夫々よりも、後側に位置する。
第2ケーブル保持部400は、アーム4の上端まで延びる。言い換えると、第2ケーブル保持部400は、アーム4の長手方向のうち、画像表示部30から特定位置Qへ向かう方向におけるアーム4の端まで延びる。第2ケーブル保持部400は、アーム4の下端まで延びる。言い換えると、第2ケーブル保持部400は、アーム4の長手方向のうち、特定位置Qから画像表示部30へ向かう方向におけるアーム4の端まで延びる。
第2ケーブル保持部400は、アーム4の長手方向に沿って延びる溝底部と、溝底部の溝幅方向両端から夫々延出し、互いに対向する一対の側壁部とを有する。本実施形態の第2ケーブル保持部400の溝幅方向は、例えばアーム4の幅方向と一致する。第2ケーブル保持部400の左右方向の大きさ(即ち、深さ)と、第2ケーブル保持部400の溝幅は、夫々、第1ケーブル保持部60と略同じである。
<3−6.ケーブル39>
図1及び図2示すように、ケーブル39は、画像表示部30と外部機器(図示略)とを電気的に接続する。ケーブル39の一端は、画像ユニット37(図1参照)の上述した制御基板(図示略)に接続される。制御基板に接続されるケーブル39は、筐体31の後面に形成された接続穴(図示略)から外部に引き出されている。接続穴は、筐体31の後面のうち、突出部32よりも左側且つアーム4よりも右側となる部位に形成された穴部である。即ち、ケーブル39は、アーム4とハーフミラー35(図1参照)との間において、画像表示部30の筐体31に接続される。尚、接続穴は、筐体31の後面の上下方向における中央部に位置する。
ケーブル39は、第2ソケット72の下を通過して配線され、第2ケーブル保持部400に離脱可能に押し込まれている。ケーブル39のうち、第2ソケット72の下、且つアーム4の他端部4Bの右側にある部位は、緩んでいる(図1参照)。ケーブル39のうち、第2ケーブル保持部400に押し込まれている部位は、アーム4の内面6に沿って略直線状に延びる。
ケーブル39の直径は、第2ケーブル保持部400の溝幅よりも僅かに大きい。ケーブル39は、アーム4の下端から上端に亘って第2ケーブル保持部400の内側に離脱可能に押し込まれている。これにより、ケーブル39は、円筒部41,44の後側をアーム4の長手方向に沿って通過する姿勢で、第2ケーブル保持部400によって離脱可能に保持される。ケーブル39の直径は、第2ケーブル保持部400の深さよりも小さい。従って、ケーブル39のうち第2ケーブル保持部400に押し込まれる部位は、アーム4の内面6よりも右側にはみ出しにくい。
第2ケーブル保持部400によって保持されるケーブル39は、アーム4の上端から引き出され、第1保持部691の前端、第1保持部691の後端、及び第2保持部694の下端に亘って保持部69に押し込まれている。ケーブル39は、保持部69に対して離脱可能である。ケーブル39のうち、アーム4の上端及び第1保持部691の前端の間にある部位は、特定位置Qの後側を通過し、装着具5の上側を伝っている。つまり、ケーブル39のうち、アーム4の下端、アーム4の上端、及び第1保持部691の前端に配線される部位は、特定位置Qの後側をアーム4の長手方向に沿って通過している。換言すると、ケーブル39は、特定位置Qの後側をアーム4の長手方向に沿って通過する姿勢で、第2ケーブル保持部400によって保持される。ケーブル39のうちアーム4の上端及び第1保持部691の前端の間にある部位は、緩んでいる(図1参照)。尚、第2保持部684の後端から引き出されるケーブル39は、映像ソース機器や、映像ソース機器との接続を中継する中継器などの外部機器(図示略)と接続する。
なお、図示を省略するが、画像表示装置7は、使用者の右眼に画像光を射出できるように、装着具5に連結可能である。具体的には、装着具5の右前部分54に連結機構8が取り付けられ、連結機構8には代替アーム(図示略)が連結される。代替アームは、左右方向と直交し且つ位置21を通過する仮想面に対して、アーム4と対称なアームである。代替アームは、連結機構9を介して画像表示部30を支持する。この場合、ケーブル39は、代替アームが備える第2ケーブル保持部(図示略)と、第1ケーブル保持部60の保持部68とに、離脱可能に押し込まれる。
<4.画像表示装置7の位置調整の概要>
図2、図4、及び図5を参照し、装着具5が使用者の頭部に装着された場合における、画像表示装置7の位置調整の概要について説明する。位置調整される前の画像表示装置7は、使用位置とは異なる位置に配置されている。使用者は、例えば、画像表示装置7を左手で持ち、アーム4を回転させる。第1球体部21Bと共に第1棒部21Aが回転することで、アーム4は所定の位置まで回転する。画像表示部30は、アーム4の回転に伴って移動する。ここで、ケーブル39のうち、第2ケーブル保持部400に押し込まれる部位は、内面6よりも右方にはみ出していないので、回転する第1棒部21Aと接触しにくい。従って、ケーブル39は使用者にとって邪魔になりにくい。また、ケーブル39のうち、アーム4の上端と第1保持部691の前端の間にある部位は、緩んでいるので、アーム4の回転位置に関わらず伸張した姿勢になりにくい。ケーブル39は、アーム4の回転を制限しにくいので、使用者にとって邪魔になりにくい。
使用者は、アーム4を所定の回転位置まで回転させた後、画像表示部30のみをアーム4に対して回転させる。第2球体部71Bと共に第2棒部71Aが回転することで、画像表示部30は、ハーフミラー35が使用者の左眼の前方に配置される位置まで回転する。これにより、画像表示装置7は、使用位置まで移動する。ここで、ケーブル39のうち、第2ケーブル保持部400に押し込まれる部位は、内面6よりも右方にはみ出していないので、回転する第2棒部71Aと接触しにくい。また、ケーブル39のうち、第2ソケット72の下側、且つアーム4の他端部4Bの右側にある部位は、緩んでいるので、画像表示部30の回転位置に関わらず、伸張した姿勢になりにくく、画像表示部30を引っ張りにくい。つまり、ケーブル39は、画像表示部30の回転を制限しにくい。よって、ケーブル39は、使用者にとって邪魔になりにくい。
<5.本実施形態の主たる作用・効果>
以上説明したように、装着具5が使用者の頭部に装着され、画像表示装置7が使用位置に配置されて、HMD1は使用される。この場合、ケーブル39は、特定位置Qの後側をアーム4の長手方向に沿って通過する姿勢で、第2ケーブル保持部400によって保持される。従って、HMD1が使用される場合において、ケーブル39は、ハーフミラー35と使用者の左眼の間に配置されることはなく、使用者の視界を遮りにくい。また、HMD1が使用される場合に第2ケーブル保持部400からケーブル39が外れたとしても、ケーブル39は、アーム4の後側部から離間する方向である下方向に、自重によって移動する。ケーブル39はアーム4に絡まりにくい。従って、HMD1の使用時におけるケーブル39は、使用者にとって邪魔になりにくい。また、ケーブル39が着脱される第2ケーブル保持部400は、アーム4の表面である内面6に形成される。これにより、HMD1が使用されていない場合において、画像表示部30に接続されるケーブル39は、第2ケーブル保持部400に対して着脱容易となる。つまり、ケーブル39は、アーム4に対して着脱容易となる。従って、アーム4と画像表示部30との着脱は容易となる。以上より、アーム4と画像表示部30との着脱が容易であり、ケーブル39が使用者にとって邪魔になりにくいHMD1が実現される。
第2ケーブル保持部400は、アーム4の幅方向における内面6の中心よりも後側に位置する。これにより、第2ケーブル保持部400に押し込まれるケーブル39は、使用者の左眼よりも後方に位置し易く、使用者の視界を更に遮りにくい。また、HMD1が使用される場合において、第2ケーブル保持部400からケーブル39が外れたとしても、ケーブル39は、アーム4に対して絡まることなく、自重により下方に移動し易い。よって、HMD1は、ケーブル39を使用者にとって更に邪魔になりにくくできる。
内面6は、アーム4からハーフミラー35へ向かう方向である右方向を向く。これにより、HMD1が使用される場合に、ケーブル39のうち第2ケーブル保持部400によって保持される部位は、使用者以外によって視認されにくい。よってHMD1は外観を良好にできる。
ケーブル39は、アーム4とハーフミラー35との間において、画像表示部30の筐体31に接続される。これにより、画像表示部30がアーム4に対して回転しても、ケーブル39のうち第2ソケット72の下側且つ他端部4Bの右側にある部位は、緩んだ姿勢を保ち易い。ケーブル39は回転する画像表示部30を引っ張りにくい。よって、HMD1は、ケーブル39を使用者にとって更に邪魔になりにくくできる。
第2ケーブル保持部400は、位置S(図5参照)よりも後側にある。HMD1が使用される場合にケーブル39が第2ケーブル保持部400から外れたとしても、ケーブル39は、アーム4及び画像表示部30に絡まりにくい。よって、HMD1は、使用者にとってケーブルを更に邪魔になりにくくできる。
第2ケーブル保持部400は、アーム4の長手方向に沿って連続的に延びる溝である。画像表示部30と接続されるケーブル39は、アーム4に形成された第2ケーブル保持部400に対して更に着脱容易となる。よって、HDM1は、画像表示部30とアーム4との着脱を更に容易にできる。また、ケーブル39のうち、第2ケーブル保持部400に押し込まれている部位は、アーム4の内面6に沿って略直線状に延びる。よって、ケーブル39のうち、第2ケーブル保持部400に押し込まれている部位は、第2ケーブル保持部400が上下方向に沿って断続的に設けられた複数の溝である場合と比べて、緩みにくい。
第2ケーブル保持部400は、アーム4上端まで延びる。ケーブル39は、アーム4の長手方向に沿って、アーム4の上端から上方へ引き出される。従って、ケーブル39のうち、特定位置Qよりも後側且つ第1ケーブル保持部60よりも前側を通過する部位は、上側へ向けて湾曲する姿勢で、装着具5の上側を配線され易い。つまり、ケーブル39のうち、特定位置Qよりも後側且つ第1ケーブル保持部60よりも前側を通過する部位は、緩み易い。ケーブル39は、アーム4の回転に伴って移動する画像表示部30を引っ張りにくい。よって、HMD1は、使用者にとってケーブル39を更に邪魔になりにくくできる。
第2ケーブル保持部400は、アーム4の下端まで延びる。ケーブル39は、アーム4の長手方向に沿って、アーム4の下端から下方へ引き出される。従って、ケーブル39のうち、第2ソケット72の下側且つアーム4の他端部4Bの右側にある部位は、下側へ向けて湾曲する姿勢で、配線され易い。つまり、ケーブル39のうち、第2ソケット72の下側且つアーム4の他端部4Bの右側にある部位は、緩み易い。ケーブル39は、回転する画像表示部30を引っ張りにくい。よって、HMD1は、使用者にとってケーブル39を更に邪魔になりにくくできる。
HMD1が第1ボールジョイント20を備えることで、アーム4は円滑に回転できる。また、第2ケーブル保持部400は、位置R(図4参照)よりも後側に形成される。従って、HMD1が使用される場合、第2ケーブル保持部400によって保持されるケーブル39が外れても、ケーブル39は、アーム4の後側部から離間する方向に落下する。ケーブル39は、第1ボールジョイント20に絡まりにくい。よって、HMD1は、アーム4を円滑に回転させることができると共に、ケーブル39を使用者にとって邪魔になりにくくできる。
HMD1が第2ボールジョイント70を備えることで、画像表示部30は円滑に回転できる。また、第2ケーブル保持部400が位置S(図5参照)よりも後側に形成される。従って、HMD1が使用される場合、第2ケーブル保持部400によって保持されるケーブル39が外れても、ケーブル39は、アーム4の後側部から離間する方向に落下する。ケーブル39は、第2ボールジョイント70に絡まりにくい。よって、HMD1は、画像表示部30を円滑に回転させることができると共に、ケーブル39を使用者にとって邪魔になりにくくできる。
尚、上記実施形態において、前後方向は、本発明の「第1方向」及び「第3方向」の一例である。上下方向は、本発明の「第2方向」の一例である。後側は、本発明の「一方側」の一例である。前側は、本発明の「他方側」の一例である。右方向は、本発明の「前記アームから前記偏向部材へ向かう方向」の一例である。上方向は、本発明の「前記第2方向のうち前記画像表示部から前記特定位置へ向かう方向」の一例である。下方向は、本発明の「前記第2方向のうち前記特定位置から前記画像表示部へ向かう方向」の一例である。内面6は、本発明の「表面」の一例である。画像ユニット37は、本発明の「画像光生成部」の一例である。ハーフミラー35は、本発明の「偏向部材」の一例である。位置Sは、本発明の「前記アームと前記画像表示部とが連結される位置」及び「前記第2棒部と前記画像表示部とが連結される位置」の一例である。位置Rは、本発明の「前記第1棒部と前記アームとが連結される位置」の一例である。
<6.変形例の例示>
尚、本発明は、上記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。HMD1は連結機構9を備えなくてもよい。アーム4に対する画像表示部30の相対位置は変わらない。この場合であっても、第1球体部21Bが右側接触部材79及び左側接触部材78に対して摺動することでアーム4は回転する。これにより、画像表示部30はアーム4によって移動可能に支持される。
また、連結機構8,9は、夫々、ボールジョイント式の可動機構である代わりに、2つ以上のヒンジ(図示略)が組み合わされることで構成された、互いに交わる二以上の回転軸を中心とした可動機構であってもよい。
また、HMD1が連結機構8を備える代わりに、アーム4が、例えば、装着具5から特定方向に延びるフレキシブルアームであってもよい。この場合、アーム4の変形例に係るアーム(図示略)は、例えば、略柱状の金属部材が螺旋状に巻回された基体部を備えてもよいし、略球状に形成された複数の樹脂部材が特定方向に沿って順次、互いに揺動可能に連結されることで構成された基体部を備えてもよい。この場合、アーム4の変形例に係るアームは、基体部の姿勢を変化させることで、揺動できる。これにより、使用者は画像表示部30の配置位置を調整できる。
第2ケーブル保持部400は、アーム4の内面6とは反対側の面(以下、外面という)に形成されてもよい。この場合、第2ケーブル保持部400の外面には、円筒部41,44が配置されていないので、アーム4の幅方向において、第2ケーブル保持部400は円筒部41,44と略同じ位置に配置可能となる。従って、アーム4の幅方向における長さを短くできる。
第2ケーブル保持部400の延設方向は、アーム4の長手方向と平行でなくてもよい。例えば、第2ケーブル保持部400は、内面6のうち円筒部41,44の間にある部位に形成され、アーム4の長手方向及び幅方向の夫々と交差する方向に延びてもよい。
第2ケーブル保持部400は、溝である代わりに、例えば、内面6に設けられ且つアーム4の長手方向に沿って並ぶ複数のフック部材(図示略)であってもよい。この場合、複数のフック部材は、例えば、略J字状に形成される。各フック部材の内側に形成される空間は、ケーブル39よりも僅かに小さい。複数のフック部材の夫々にケーブル39が引っ掛けられることで、ケーブル39は着脱可能に保持される。
ケーブル39は、位置決めされつつ、第2ケーブル保持部400に押し込まれてもよい。以下、図6及び図7を参照し、HMD1の変形例であるHMD2について説明する。尚、図6及び図7は、使用位置にあるHMD2の模式的な図であり、装着具5、連結機構8,9の図示を省略する。
図6に示すように、HMD2は、固定部材140を備える点と、第2ケーブル保持部400に代えて第2ケーブル保持部410を備える点とを除いて、HMD1と同様の構成である。固定部材140は、例えば、円筒形状を有する樹脂製のケーブルブッシュである。である。固定部材140の筒孔がケーブル39の外周面に嵌合されることで、固定部材140はケーブル39に固定される。第2ケーブル保持部410は、内面6に形成された溝である。第2ケーブル保持部410は、アーム4の長手方向に沿って延び、延設方向の中央部に係合部415を備える。係合部415は、空間415Aを囲む壁部である。空間415Aは、内面6が凹むことで形成される。空間415Aは、略円柱状であり、固定部材140と略同じ大きさである。
図7に示すように、固定部材140は、空間415A(図6参照)に離脱可能に嵌め込まれることで、係合部415と係合する。画像表示部30の筐体31から引き出されたケーブル39は、固定部材140が係合部415と係合する位置にて、第2ケーブル保持部410に押し込まれる。つまり、ケーブル39は、位置決めされつつ、第2ケーブル保持部410に押し込まれる。従って、使用者が、第2ケーブル保持部410に対してケーブル39を取外し及び取り付けをする場合であっても、アーム4の下端と筐体31との間にあるケーブル39は、緩みを形成し易い。従って、画像表示部30がアーム4に対して移動する場合であっても、アーム4の下端と筐体31との間にあるケーブル39は伸張した姿勢になりにくい。ケーブル39は、画像表示部30を引っ張りにくい。よって、HMD2は、ケーブル39を使用者にとって邪魔になりにくくできる。
1,2 ヘッドマウントディスプレイ
4 アーム
5 装着具
6 内面
7 画像表示装置
20 第1ボールジョイント
21 第1ボールスタッド
21A 第1棒部
21B 第1球体部
21C,71C 一端部
21D,71D 他端部
22 第1ソケット
23 第1穴部
30 画像表示部
33 第2穴部
35 ハーフミラー
37 画像ユニット
39 ケーブル
60 第1ケーブル保持部
70 第2ボールジョイント
71 第2ボールスタッド
71A 第2棒部
71B 第2球体部
72 第2ソケット
140 固定部材
400,410 第2ケーブル保持部
415 係合部
P,R,S 位置
Q 特定位置

Claims (12)

  1. 第1方向に長さを有する装着具と、
    前記装着具と特定位置にて連結され、前記第1方向と交差する第2方向に延びるアームと、
    前記アームによって移動可能に支持され、画像を表示する画像表示部と、
    前記画像表示部に電気的に接続されるケーブルと、
    前記装着具のうち、前記特定位置よりも前記第1方向の一方側となる部位に設けられ、前記ケーブルを着脱可能に保持する第1ケーブル保持部と、
    前記アームの表面に形成され、前記第2方向に延び、前記特定位置よりも前記一方側、且つ前記第1ケーブル保持部よりも前記一方側とは反対の他方側を前記ケーブルが前記第2方向に沿って通過する姿勢で、前記ケーブルを着脱可能に保持する第2ケーブル保持部と
    を備えたことを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  2. 前記第2ケーブル保持部は、前記第2方向と直交し且つ前記表面と平行な第3方向における前記表面の中心よりも、前記一方側に位置することを特徴とする請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  3. 前記画像表示部は、
    前記画像の画像光を生成し、前記画像光を所定方向に向けて出射する画像光生成部と、
    前記画像光生成部が出射した前記画像光を、前記所定方向と交差する方向へ偏向させる偏向部材と
    を備え、
    前記表面は、前記アームから前記偏向部材へ向かう方向を向くことを特徴とする請求項1又は2に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  4. 前記ケーブルは、前記アームと前記偏向部材との間において、前記画像表示部と接続することを特徴とする請求項3に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  5. 前記第2ケーブル保持部は、前記アームと前記画像表示部とが連結される位置よりも、前記一方側に形成されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のヘッドマウントディスプレイ。
  6. 前記第2ケーブル保持部は、前記第2方向に沿って連続的に延びる溝であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のヘッドマウントディスプレイ。
  7. 前記第2ケーブル保持部は、前記第2方向のうち前記画像表示部から前記特定位置へ向かう方向における前記アームの端まで延びることを特徴とする請求項6に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  8. 前記第2ケーブル保持部は、前記第2方向のうち前記特定位置から前記画像表示部へ向かう方向における前記アームの端まで延びることを特徴とする請求項6又は7に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  9. 前記ケーブルに固定される固定部材を備え、
    前記第2ケーブル保持部は、前記固定部材が係合される係合部を備えたことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のヘッドマウントディスプレイ。
  10. 前記装着具に前記アームを連結する第1ボールジョイントを備え、
    前記第1ボールジョイントは、
    一端部が前記アームと連結される第1棒部、及び、前記第1棒部の他端部に設けられる第1球体部を有する第1ボールスタッドと、
    前記装着具に前記特定位置にて連結され、前記第1球体部を摺動可能に支持し、前記第1棒部が通過する円形状の第1穴部を有する第1ソケットと
    を備え、
    前記特定位置は、
    前記第2ケーブル保持部は、前記第1棒部と前記アームとが連結される位置よりも前記一方側に形成されることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載のヘッドマウントディスプレイ。
  11. 前記画像表示部に前記アームを連結する第2ボールジョイントを備え、
    前記第2ボールジョイントは、
    一端部が前記アームと連結される第2棒部、及び、前記第2棒部の他端部に設けられる第2球体部を有する第2ボールスタッドと、
    前記画像表示部に連結され、前記第2球体部を摺動可能に支持し、前記第2棒部が通過する円形状の第2穴部を有する第2ソケットと
    を備え、
    前記第2ケーブル保持部は、前記第2棒部と前記画像表示部とが連結される位置よりも前記一方側に形成されることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載のヘッドマウントディスプレイ。
  12. 第1方向に長さを有する装着具と特定位置にて連結され、前記第1方向と交差する第2方向に延びるアームと、
    前記アームによって移動可能に支持され、画像を表示する画像表示部と、
    前記画像表示部に電気的に接続されるケーブルであって、前記装着具のうち、前記特定位置よりも前記第1方向の一方側となる部位に設けられた第1ケーブル保持部によって着脱可能に保持されるケーブルと、
    前記アームの表面に形成され、前記第2方向に延び、前記特定位置よりも前記一方側、且つ前記第1ケーブル保持部よりも前記一方側とは反対の他方側を前記ケーブルが前記第2方向に沿って通過する姿勢で、前記ケーブルを着脱可能に保持する第2ケーブル保持部と
    を備えたことを特徴とする画像表示装置。
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