JP2023160109A - フック装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構造でありながら、上下方向の力(荷重)に対する保持力が強く、支柱などの相手部材へのロック・解除を確実に行うことができ、摺動部材の摺動時におけるガタツキが抑えられているフック装置を提供する。【解決手段】この発明のフック装置1は、係止部22を有する中空の装置本体2と、前記装置本体2の内部又は外部に移動可能に配設され、かつ前記支柱Pの軸方向に対して所定の角度で傾斜させた傾斜面を有する操作部材4と、前記傾斜面と当接する摺動面を有する摺動部材であって、その上下方向の移動が規制されることにより前記支柱Pに離接するよう前記装置本体2の長手方向に沿って摺動する摺動部材と、を備え、前記摺動部材又は操作部材4の一方は、前記摺動部材の摺動をガイドする一対のガイド部を備え、他方は、前記一対のガイド部によってガイドされる被ガイド部を備える。【選択図】図1
Description
この発明は、フック装置に関するものである。
より詳しくは、被係止物ないし被係止部、特に浴室などで使用されるシャワーヘッドを、係止ないし支持するためのフック装置に関するものである。
より詳しくは、被係止物ないし被係止部、特に浴室などで使用されるシャワーヘッドを、係止ないし支持するためのフック装置に関するものである。
浴室などにおいては、一般的にシャワー装置を構成するシャワーヘッドの頭部を、着脱可能に支持するためのシャワー用フック装置が設けられている。
このようなフック装置の一例が、特許文献1~6に開示されている。
このようなフック装置の一例が、特許文献1~6に開示されている。
特開2002-106523号公報(特許文献1)においては、スライドのロックを確実に行うことができると共に、スライド操作を円滑に行うことができ、さらには、安定した性能を保持することができるスライドロック装置が提案されている。
このスライドロック装置は、図1に示されるように、その全体が相手部材(支柱)の長手方向に沿って移動可能に装着され、弾性部材によって付勢されたストッパが、相手部材との間で摩擦力を発生してスライドをロックするものである。
特開2005-180491号公報(特許文献2)においては、一方向には、適度な抵抗で移動させることができ、反対方向には、軽快に移動させることができる、操作フィーリングが向上したスライドロック装置が提案されている。
このスライドロック装置は、軸状の相手部材とベースとの間に、ロック駒が圧接状態で挟まれることにより、相手部材とベースとの相対移動が、ロック駒の摩擦力によってロックされ、相手部材の一方向への相対移動によって、前記摩擦力が増大してロック駒が回転し、反対方向への相対移動によって、摩擦力低減方向にロック駒が移動可能としたものである。
特開2013-19152号公報(特許文献3)においては、スライドバーとして安価な丸パイプを用いることができるシャワーノズル受け装置が提案されている。
特許第3858180号公報(特許文献4)においては、ロック状態を解除するとき、従来のようにボルトを弛める等の作業を必要とせず、手で動かすことができる軸スライドロック装置が提案されている。
特許第4678622号公報(特許文献5)においては、ロック力を大きくすることに起因して操作力が大きくなったり、ロック力を大きくするために、ばね力を大きくする必要がなく、確実にロックを行うことができ、しかも、高さ調整を簡単に行うことができるのに加えて、突出量が大きくなることがなく良好なデザイン性を有したスライドロック装置が提案されている。
特許第4884250号公報(特許文献6)においては、ロック状態の下で、スライドシャワーフックに保持されているシャワーヘッドを取り出す際、シャワーヘッドの上向きの移動に連れて、スライドシャワーフックが、スライドバーに沿って上向きに移動してしまうことがなく、使い勝手が良好なスライドシャワーフック装置が提案されている。
前記特許文献1~6に開示されている従来の装置を含め、従来のスライドロック装置ないしフック装置では、摺動部材の摺動時におけるガタツキが発生するおそれがあるという問題があった。
また、前記特許文献1~6に開示されている従来の装置では、パイプなどの相手部材への固定を行うロック力や、この相手部材に対する装置の操作性が摩擦力に大きく依存した構造となっている。
すなわち、摩擦力を大きくしてロック力を増大させた場合には、前記装置を操作する際に、ロックを解除するために非常に強い力が必要とされ、その操作性が悪くなる。
一方、摩擦力を小さくした場合には、その操作性が良好となる反面、充分なロック力を得ることができず、装置が自重によって下降するおそれがあるという問題があった。
すなわち、摩擦力を大きくしてロック力を増大させた場合には、前記装置を操作する際に、ロックを解除するために非常に強い力が必要とされ、その操作性が悪くなる。
一方、摩擦力を小さくした場合には、その操作性が良好となる反面、充分なロック力を得ることができず、装置が自重によって下降するおそれがあるという問題があった。
特に、前記特許文献3に開示されているシャワーノズル受け装置において、シャワーノズル受け装置のパイプへの係止は、比較的小さい部材である鼓形ローラーによって行われているため、ロック力について改善が求められるものである。
さらに、前記ロック力を大きくするためには、付勢力が大きい弾性体を利用して摩擦力を大きくする必要があるが、弾性体の大きさには限界があった。
この発明はかかる現状に鑑み、簡単な構造でありながら、上下方向の力(荷重)に対する保持力が強く、支柱などの相手部材へのロック・解除を確実に行うことができ、摺動部材の摺動時におけるガタツキが抑えられているフック装置、特にシャワーヘッド用フック装置を提供せんとするものである。
すなわち、この発明にかかる請求項1に記載の発明は、
被係止物ないし被係止部を脱着可能に係着する係止部、および支柱を貫通させる貫通孔を有する中空の装置本体と、
前記装置本体の内部又は外部に移動可能に配設され、かつ前記支柱の軸方向に対して所定の角度で傾斜させた傾斜面を有する操作部材と、
前記傾斜面と当接する摺動面を有する摺動部材であって、前記傾斜面と前記摺動面が互いに当接した状態で前記装置本体内に配設され、かつその上下方向の移動が規制されることにより前記支柱に離接するよう前記装置本体の長手方向に沿って摺動する摺動部材と、
前記操作部材に対して、弾性付勢力を作用させるように前記装置本体内に配設される弾性部材と、
を備え、
前記摺動部材及び操作部材のいずれか一方は、前記摺動部材の摺動方向に直交する方向の両側から前記摺動部材の摺動をガイドする一対のガイド部を備えるよう構成され、
前記摺動部材及び操作部材のいずれか他方は、前記一対のガイド部によってガイドされる被ガイド部を備えるよう構成されていること
を特徴とするフック装置である。
被係止物ないし被係止部を脱着可能に係着する係止部、および支柱を貫通させる貫通孔を有する中空の装置本体と、
前記装置本体の内部又は外部に移動可能に配設され、かつ前記支柱の軸方向に対して所定の角度で傾斜させた傾斜面を有する操作部材と、
前記傾斜面と当接する摺動面を有する摺動部材であって、前記傾斜面と前記摺動面が互いに当接した状態で前記装置本体内に配設され、かつその上下方向の移動が規制されることにより前記支柱に離接するよう前記装置本体の長手方向に沿って摺動する摺動部材と、
前記操作部材に対して、弾性付勢力を作用させるように前記装置本体内に配設される弾性部材と、
を備え、
前記摺動部材及び操作部材のいずれか一方は、前記摺動部材の摺動方向に直交する方向の両側から前記摺動部材の摺動をガイドする一対のガイド部を備えるよう構成され、
前記摺動部材及び操作部材のいずれか他方は、前記一対のガイド部によってガイドされる被ガイド部を備えるよう構成されていること
を特徴とするフック装置である。
この発明の請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載のフック装置において、
前記被ガイド部は、
前記摺動部材及び操作部材のいずれか他方の、前記摺動部材の摺動方向に直交する方向の両側面から外方に向かって突出するよう形成された係合突部で構成され、
前記ガイド部は、
前記係合突部と係合するよう、前記傾斜面の傾斜方向に沿って形成された所要の幅と長さとを有する切欠きからなる係合溝で構成されていること
を特徴とするものである。
請求項1に記載のフック装置において、
前記被ガイド部は、
前記摺動部材及び操作部材のいずれか他方の、前記摺動部材の摺動方向に直交する方向の両側面から外方に向かって突出するよう形成された係合突部で構成され、
前記ガイド部は、
前記係合突部と係合するよう、前記傾斜面の傾斜方向に沿って形成された所要の幅と長さとを有する切欠きからなる係合溝で構成されていること
を特徴とするものである。
この発明の請求項3に記載の発明は、
請求項1に記載のフック装置において、
前記被ガイド部は、
前記摺動部材及び操作部材のいずれか他方の、前記摺動部材の摺動方向に直交する方向の両側面から外方に向かって突出するよう形成された支持軸で構成され、
前記ガイド部は、
前記摺動部材及び操作部材のいずれか一方の、前記摺動部材の摺動方向に直交する方向の両側面の端縁から他方の部材側に向かって突出するよう延設された一対の突出片のそれぞれに、前記支持軸を支持するよう、前記操作部材の摺動方向の内側の端部から前記操作部材の摺動方向の外側に向けて前記傾斜面の傾斜方向に沿って形成することにより形成された所要の幅と長さとを有する切欠きからなる係合溝で構成されていること
を特徴とするものである。
請求項1に記載のフック装置において、
前記被ガイド部は、
前記摺動部材及び操作部材のいずれか他方の、前記摺動部材の摺動方向に直交する方向の両側面から外方に向かって突出するよう形成された支持軸で構成され、
前記ガイド部は、
前記摺動部材及び操作部材のいずれか一方の、前記摺動部材の摺動方向に直交する方向の両側面の端縁から他方の部材側に向かって突出するよう延設された一対の突出片のそれぞれに、前記支持軸を支持するよう、前記操作部材の摺動方向の内側の端部から前記操作部材の摺動方向の外側に向けて前記傾斜面の傾斜方向に沿って形成することにより形成された所要の幅と長さとを有する切欠きからなる係合溝で構成されていること
を特徴とするものである。
この発明の請求項4に記載の発明は、
請求項1~3のいずれかに記載のフック装置において、
前記弾性部材は、
圧縮コイルばねであること
を特徴とするものである。
請求項1~3のいずれかに記載のフック装置において、
前記弾性部材は、
圧縮コイルばねであること
を特徴とするものである。
この発明の請求項5に記載の発明は、
請求項1~3のいずれかに記載のフック装置において、
前記摺動部材及び/又は支柱は、
前記弾性部材によって前記摺動部材が前記支柱に圧接されて摩擦力を生じる手段を備えること
を特徴とするものである。
請求項1~3のいずれかに記載のフック装置において、
前記摺動部材及び/又は支柱は、
前記弾性部材によって前記摺動部材が前記支柱に圧接されて摩擦力を生じる手段を備えること
を特徴とするものである。
この発明の請求項6に記載の発明は、
請求項1~3のいずれかに記載のフック装置において、
前記摺動部材は、
前記弾性部材によって前記摺動部材が前記支柱に圧接されて摩擦力を生じる手段を備え、
前記摩擦力を生じる手段は、
前記摺動部材よりも高い摩擦係数を有する圧接部材であり、
前記圧接部材は、
その高さ方向の長さが、前記フック装置の高さ方向の長さと同じになるよう構成されていること
を特徴とするものである。
請求項1~3のいずれかに記載のフック装置において、
前記摺動部材は、
前記弾性部材によって前記摺動部材が前記支柱に圧接されて摩擦力を生じる手段を備え、
前記摩擦力を生じる手段は、
前記摺動部材よりも高い摩擦係数を有する圧接部材であり、
前記圧接部材は、
その高さ方向の長さが、前記フック装置の高さ方向の長さと同じになるよう構成されていること
を特徴とするものである。
この発明の請求項7に記載の発明は、
請求項1~3のいずれかに記載のフック装置において、
前記被係着物は、
シャワーヘッドであること
を特徴とするものである。
請求項1~3のいずれかに記載のフック装置において、
前記被係着物は、
シャワーヘッドであること
を特徴とするものである。
この発明のフック装置は、被係止物ないし被係止部、特にシャワーヘッドを脱着可能に係着するためのものであって、装置本体の内部に形成された空間内に、前記装置本体の内部又は外部、例えば、前記支柱の軸方向に対して平行に移動可能に配設され、かつ前記支柱の軸方向に対して所定の角度で傾斜させた傾斜面を有する操作部材と、前記傾斜面と当接する摺動面を有する摺動部材であって、前記傾斜面と前記摺動面が互いに当接した状態で前記装置本体内に配設され、かつその上下方向の移動が規制されることにより前記支柱に離接するよう前記装置本体の長手方向(前後方向)に沿って摺動する摺動部材と、前記操作部材に対して、弾性付勢力を作用させるように前記装置本体内に配設される弾性部材と、を備えるもので、前記摺動部材を、前記操作部材の操作によって、支柱との間の摩擦力が増加又は減少する方向に摺動させて、支柱への固定・解除を行うものである。
このフック装置では、前記摺動部材及び操作部材のいずれか一方は、前記摺動部材の摺動方向に直交する方向(左右方向)の両側から前記摺動部材の摺動をガイドする一対のガイド部を備えるよう構成され、前記摺動部材及び操作部材のいずれか他方は、前記一対のガイド部によってガイドされる被ガイド部を備えるよう構成されている。
したがって、簡単な構造でありながら、上下方向の力(荷重)に対する保持力が強く、支柱などの相手部材へのロック・解除を簡単かつ確実に行うことができる。
しかも、前記摺動部材の摺動時におけるガタツキが抑えられている。
このフック装置では、前記摺動部材及び操作部材のいずれか一方は、前記摺動部材の摺動方向に直交する方向(左右方向)の両側から前記摺動部材の摺動をガイドする一対のガイド部を備えるよう構成され、前記摺動部材及び操作部材のいずれか他方は、前記一対のガイド部によってガイドされる被ガイド部を備えるよう構成されている。
したがって、簡単な構造でありながら、上下方向の力(荷重)に対する保持力が強く、支柱などの相手部材へのロック・解除を簡単かつ確実に行うことができる。
しかも、前記摺動部材の摺動時におけるガタツキが抑えられている。
特に、この発明のフック装置では、前記装置本体の内部において、前記操作部材が有する傾斜面と前記摺動部材が有する摺動面とが互いに直接当接するよう構成されている。
したがって、その構造は、従来に比べて極めて簡単であって、部品点数が少なく済み、安価に提供することができる。
したがって、その構造は、従来に比べて極めて簡単であって、部品点数が少なく済み、安価に提供することができる。
前記フック装置においては、前記摺動部材及び/又は支柱には、前記弾性部材によって前記摺動部材が前記支柱に圧接されて摩擦力を生じる手段を設けることができる。
その際、前記摩擦力を生じる手段を、前記摺動部材よりも高い摩擦係数を有する圧接部材とし、前記圧接部材を、その高さ方向の長さが、前記フック装置の高さ方向の長さと同じになるよう構成することができる。
このような構成によって、前記圧接部材の水平方向へのスライドが抑制又は防止される。
その際、前記摩擦力を生じる手段を、前記摺動部材よりも高い摩擦係数を有する圧接部材とし、前記圧接部材を、その高さ方向の長さが、前記フック装置の高さ方向の長さと同じになるよう構成することができる。
このような構成によって、前記圧接部材の水平方向へのスライドが抑制又は防止される。
前記フック装置においては、前記被係着物を、シャワーヘッドとすることができる。
すなわち、前記フック装置は、シャワーヘッド用のフック装置として好適である。
すなわち、前記フック装置は、シャワーヘッド用のフック装置として好適である。
さらに、この発明のフック装置は、容易に分解可能なものとすることができるので、メンテナンスや修理を容易に行うことができる。
以下、この発明のフック装置(以下、単に「フック装置」と言う)の一実施の形態の構成を、図面を参照して説明する。
なお、この発明は、図面に示す形態にのみ限定されるものではなく、要旨を変更しない範囲内において種々改良を加えることができるものである。
なお、この発明は、図面に示す形態にのみ限定されるものではなく、要旨を変更しない範囲内において種々改良を加えることができるものである。
図1は、この発明にかかるフック装置1の一例を示した斜視図である。また、図2は、前記フック装置1の上面図で、図3は、前記フック装置1の下面図で、図4は、前記フック装置1の左側面図で、図5は、前記フック装置1の左側面図である。
この発明のフック装置1は、シャワーヘッドなどの被係止物ないし被係止部を係着又は係止するために使用されるもので、操作部材4を操作することによって、前記被係止物ないし被係止部を係着又は係止した状態で、浴室の壁面などに沿って垂直に配される支柱P(相手部材)に沿って移動させ、或いは、前記被係止物ないし被係止部の高さ位置を所望の高さ位置に設定(固定)することができるものである。
この実施例において、前記フック装置1は、シャワー装置のシャワーヘッドを係止するためのものであるが、他の装置や物品の支柱部分などの被係止物ないし被係止部を係着又は係止するために使用することも当然可能なものである。
図6は、前記フック装置1の分解斜視図である。
前記フック装置1は、図6に示すように、全体形状として水平方向に長い形状を有するもので、中空の装置本体2と、前記装置本体2内の前記支柱Pとの間に配される摺動部材3と、前記装置本体2内に配され、かつ前記摺動部材3の摺動を操作する操作部材4と、前記操作部材4内に装着される弾性部材5と、で構成されるものである。
前記フック装置1は、図6に示すように、全体形状として水平方向に長い形状を有するもので、中空の装置本体2と、前記装置本体2内の前記支柱Pとの間に配される摺動部材3と、前記装置本体2内に配され、かつ前記摺動部材3の摺動を操作する操作部材4と、前記操作部材4内に装着される弾性部材5と、で構成されるものである。
なお、この実施例において、前記相手部材は、鉛直な支柱Pであるが、前記相手部材については特段の制限はない。
また、前記相手部材の素材については特に制限はなく、ステンレス製のパイプなどが好適に使用される。
また、前記相手部材の素材については特に制限はなく、ステンレス製のパイプなどが好適に使用される。
図6において、前記装置本体2は、各部材などを収容する中空のケース部材21と、前記被係止物ないし被係止部を脱着可能に係着又は係止する係止部材22を備えている。
前記ケース部材21は、右ケース部材21aと左ケース部材21bと後方ケース部材21cで構成されている。
前記右ケース部材21aと左ケース部材21bは、前記ケース部材21の、後方ケース部材21cに相当する部分以外の部分を縦方向(長手方向)に2分割したもので、いずれも中空のもので、係止片やネジなどの締結手段24,24によって一体に結合するものである。
前記ケース部材21は、右ケース部材21aと左ケース部材21bと後方ケース部材21cで構成されている。
前記右ケース部材21aと左ケース部材21bは、前記ケース部材21の、後方ケース部材21cに相当する部分以外の部分を縦方向(長手方向)に2分割したもので、いずれも中空のもので、係止片やネジなどの締結手段24,24によって一体に結合するものである。
前記右ケース部材21aの一端側には、前記左ケース部材21b及び前記後方ケース部材21cと結合させた際、前記装置本体2を、前記支柱Pに沿って上下動させるための貫通孔2aを上下方向に形成するため、所要の大きさの四半円状(円を中心で四つに等分割した扇形の形状)の切欠き211aが形成され、前記左ケース部材21bの一端側には、前記切欠き211aと相対する四半円状の切欠き211bが形成され、更に、前記後方ケース部材21cがその横断面(前記支柱Pの軸方向に直交する方向の断面)が半円形状となるよう半筒状体で構成されている。
前記右ケース部材21aの他端側(装置本体2の前端側)には、前記係止部材22を収容するため所要の大きさの切欠き212aが形成され、前記左ケース部材21bの他端側にも、前記切欠き212aと相対する切欠き212bが形成されている。
図6において、前記係止部材22は、前記係止部材22の上下方向の角度の調整を可能にする角度調整部材9を介して前記右ケース部材21a及び左ケース部材21bの他端側に装着されている。
前記角度調整部材9は、前記係止部材22との当接面9aに対向する面に形成された所要の大きさの空間(図示せず)を有し、この空間内に弾性部材(第二の弾性部材)6が前後方向(装置本体2の長手方向)に伸縮するよう配設されているので、前記弾性部材6の付勢力によって、常時前記係止部材22と密着している。
前記角度調整部材9の当接面9aには、前記係止部材22に向かって突出し、かつ前記支柱Pの軸方向に直交する方向(左右方向)に延びる凸部9bが、上下方向に所定の間隔を存して複数形成される一方、前記係止部材22の前記角度調整部材9との当接面22bの、前記凸部9bに対応する位置には、前記支柱Pの軸方向に直交する方向(左右方向)に延びる凹部22cが複数形成され、前記凸部9bは前記凹部22cと係合するよう構成されている。
したがって、前記係止部材22の段階的な角度調整が可能となっている。
なお、この実施例において、前記複数の凸部9bと前記複数の凹部22cは、前記係止部材22が角度10°~20°ピッチでの調整が可能となるよう形成されている。
前記角度調整部材9の当接面9aには、前記係止部材22に向かって突出し、かつ前記支柱Pの軸方向に直交する方向(左右方向)に延びる凸部9bが、上下方向に所定の間隔を存して複数形成される一方、前記係止部材22の前記角度調整部材9との当接面22bの、前記凸部9bに対応する位置には、前記支柱Pの軸方向に直交する方向(左右方向)に延びる凹部22cが複数形成され、前記凸部9bは前記凹部22cと係合するよう構成されている。
したがって、前記係止部材22の段階的な角度調整が可能となっている。
なお、この実施例において、前記複数の凸部9bと前記複数の凹部22cは、前記係止部材22が角度10°~20°ピッチでの調整が可能となるよう形成されている。
前記弾性部材6としては、捻じりコイルばねや板バネなどの圧縮コイルばね以外の各種ばね、又はゴムなどの弾性体或いは各種シリンダ装置なども用いることができる。
前記係止部材22には、開口部を上下方向に形成することにより、前記被係止物ないし被係止部を脱着可能に係着又は係止するための円弧状の係止部22aが形成されている。
なお、符号8は、円弧状の圧接部材(第二の圧接部材)で、シャワーヘッドなどの被係止物ないし被係止部の不用意な回転や飛び出しを抑制するためのものである。
前記圧接部材8は、前記被係止物ないし被係止部に圧接されて摩擦力を生じる材質からなる部材(例えば、ゴムなどの弾性を有する樹脂材料)で構成されているもので、前記被係止物ないし被係止部と密着する面が、前記被係止物ないし被係止部の外形に対応した形状を呈している。
したがって、前記係止部材22には、前記被係止物ないし被係止部をしっかりと固定することができる。
前記圧接部材8は、前記被係止物ないし被係止部に圧接されて摩擦力を生じる材質からなる部材(例えば、ゴムなどの弾性を有する樹脂材料)で構成されているもので、前記被係止物ないし被係止部と密着する面が、前記被係止物ないし被係止部の外形に対応した形状を呈している。
したがって、前記係止部材22には、前記被係止物ないし被係止部をしっかりと固定することができる。
この実施例において、前記右ケース部材21aの下部の所定の位置には、前記左ケース部材21bと結合させたときに、操作部材4の操作部(ボタン部分)42を、前記装置本体2から突出させるための開口部が形成されるように、所要の大きさの切欠き213aが形成され、前記左ケース部材21bにも、前記切欠き213aと相対する切欠き213bが形成されている。
図6において、右ケース部材21a、左ケース部材21b、後方ケース部材21c及び係止部材22は、組み立てられた状態で、カバー部材23(右カバー部材23aと左カバー部材23b)によって固定されている。
前記カバー部材23は、図6に示すように、縦方向に2分割されたもので、中空の右カバー部材23aと中空の左カバー部材23bとで構成されている。
前記右カバー部材23a及び左カバー部材23bには、一体に結合した際に前記貫通孔2aと相対する貫通孔が形成されるよう切欠き231a,231bが形成されるとともに、前記切欠き212a,212bと相対する切欠き232a,232bが形成され、前記切欠き213a,213bと相対する切欠き233a,233bが形成されている。
前記右カバー部材23a及び左カバー部材23bには、一体に結合した際に前記貫通孔2aと相対する貫通孔が形成されるよう切欠き231a,231bが形成されるとともに、前記切欠き212a,212bと相対する切欠き232a,232bが形成され、前記切欠き213a,213bと相対する切欠き233a,233bが形成されている。
なお、図6において、前記装置本体2は、右ケース部材21a、左ケース部材21b、後方ケース部材21c及び係止部材22をそれぞれ別体として形成し、これらを組み立てた状態で、カバー部材23(右カバー部材23aと左カバー部材23b)によって固定するよう構成されているが、その構成方法については特段の制限はない。
例えば、右ケース部材21a、左ケース部材21b、後方ケース部材21c及び係止部材22を一体に形成して、縦方向に2分割し、左右の部材を、係止片やネジなどの締結手段によって一体に結合するよう構成する方法等、公知の又は将来開発され得る構成方法を利用することができる。
例えば、右ケース部材21a、左ケース部材21b、後方ケース部材21c及び係止部材22を一体に形成して、縦方向に2分割し、左右の部材を、係止片やネジなどの締結手段によって一体に結合するよう構成する方法等、公知の又は将来開発され得る構成方法を利用することができる。
前記摺動部材3は、図7~10に示すように、前後方向(前記フック装置1の長手方向)に沿って摺動するよう、前記装置本体2(具体的にはケース部材21)内の、前記支柱Pの軸方向に平行する方向の両端部(図7~10において上部と下部)の側壁214a,214bと、操作部材4の傾斜面41aによって区画された空間S1内に設けられている。
具体的には、前記摺動部材3は、摺動部材本体31で構成されたもので、その前面(係止部材22側の面)には、前記支柱Pの上方から下方に向かって支柱Pから離れる(後方から前方に向かって下り傾斜する)よう、上端から下端に向かって暫時幅が広がるように所定の角度に傾斜させた摺動面31aが形成されている。
前記装置本体2内において、前記摺動部材3は、その摺動面31aと操作部材4の傾斜面41aが互いに当接した状態で配設される。
前記摺動部材3は、前記摺動面31aと前記操作部材4の傾斜面41aが常に接した状態にあり、かつ後述するように、その上下方向の摺動が規制されているので、前記操作部材4の内方又は外方(図7~10において上下方向)への移動に伴って、前後方向(フック装置1の長手方向)に摺動する。
前記装置本体2内において、前記摺動部材3は、その摺動面31aと操作部材4の傾斜面41aが互いに当接した状態で配設される。
前記摺動部材3は、前記摺動面31aと前記操作部材4の傾斜面41aが常に接した状態にあり、かつ後述するように、その上下方向の摺動が規制されているので、前記操作部材4の内方又は外方(図7~10において上下方向)への移動に伴って、前後方向(フック装置1の長手方向)に摺動する。
このような構成によって、前記摺動部材3は、前記操作部材4の内方又は外方への移動に伴って、前記支柱Pと圧接(ないし密着)又は離反し、前記支柱Pとの間の摩擦力が増加又は減少する方向に摺動するので、前記フック装置1の支柱Pへのロック又はロックの解除が実現される。
なお、後述するように、前記摺動部材3は、図7~10に示すように、前記摺動部材3の摺動方向に直交する方向(左右方向)の両側から前記摺動部材3の摺動をガイドする一対のガイド部としての係合溝31c,31cを備えるように構成されている。
前記摺動部材本体31の背面(支柱P側の面)、詳しくは前記支柱Pに圧接する面は、図7~10に示すように、円弧状になるよう構成され、前記弾性部材5の付勢力によって、常時前記支柱Pと圧接している。
なお、前記摺動部材本体31の前記支柱Pに圧接する面は、好ましくは、前記支柱Pの外形に対応したものとなるよう構成される。
なお、前記摺動部材本体31の前記支柱Pに圧接する面は、好ましくは、前記支柱Pの外形に対応したものとなるよう構成される。
前記操作部材4は、図7~10に示すように、前記装置本体2内において、前記ケース部材21内に形成された前側の側壁(図7~10において右側の側壁)214cと、前記支柱P(詳しくは、後述するように、摺動部材3の前面(摺動面31a))との間に形成される空間S2に設けられるものである。
前記操作部材4は、操作部材本体41と、この操作部材本体41に備えられる操作部42とで構成されたもので、前記操作部42を操作することによって、前記支柱Pの軸方向に対して平行する方向(上下方向)に摺動する。
なお、この実施例において、前記操作部材4は、前記操作部材本体41の一端に操作部42としてのボタン部分を形成することによって、操作部材本体41と操作部42が一体化した構造を有するが、操作部材本体41と操作部42とを一体に形成せず、それぞれ別体として形成することも可能である。
なお、この実施例において、前記操作部材4は、前記操作部材本体41の一端に操作部42としてのボタン部分を形成することによって、操作部材本体41と操作部42が一体化した構造を有するが、操作部材本体41と操作部42とを一体に形成せず、それぞれ別体として形成することも可能である。
この実施例において、前記操作部材4の、前記支柱Pの軸方向に対して平行する方向への摺動は、前記操作部材4の左右側面に突設された突出部(第二の突出部)41e,41eがケース部材21(右ケース部材21a及び左ケース部材21b)内の前記突出部41e,41eに対応する位置に上下方向(支柱Pの軸方向に対して平行する方向)に延びるよう形成された所要の長さのガイド溝(第二のガイド溝)(図示せず)内を移動するように構成することによって実現されている。
したがって、前記操作部材4の、前記支柱Pの軸方向に対して平行する方向への摺動は、極めてスムーズに行われる。
したがって、前記操作部材4の、前記支柱Pの軸方向に対して平行する方向への摺動は、極めてスムーズに行われる。
なお、前記操作部材4を前記支柱Pの軸方向に対して平行する方向に摺動させる方法については、特段の制限はない。
ケース部材21(右ケース部材21a及び左ケース部材21b)内に突設された突出部が前記操作部材4の左右側面の前記突出部に対応する位置に上下方向に延びるよう形成された所要の長さのガイド溝内を移動するように構成してもよく、例えば、前記側壁214cを、前記操作部材4が前記支柱Pの軸方向に対して平行(上下方向)に摺動するよう規制する規制壁として形成することによって、前記操作部材4の前記支柱Pの軸方向に対して平行する方向への摺動を実現してもよい。
ケース部材21(右ケース部材21a及び左ケース部材21b)内に突設された突出部が前記操作部材4の左右側面の前記突出部に対応する位置に上下方向に延びるよう形成された所要の長さのガイド溝内を移動するように構成してもよく、例えば、前記側壁214cを、前記操作部材4が前記支柱Pの軸方向に対して平行(上下方向)に摺動するよう規制する規制壁として形成することによって、前記操作部材4の前記支柱Pの軸方向に対して平行する方向への摺動を実現してもよい。
前記操作部材4の背面(支柱P側の面)には、前記支柱Pの上方から下方に向かって支柱Pから離れる(前方から後方に向かって上り傾斜する)よう、下端から上端に向かって暫時幅が広がるように所定の角度に傾斜させた傾斜面41aが形成されている。
さらに、前記傾斜面41aは、前記摺動部材3が備える前記摺動面31aと常に接した状態にあり、かつ前記摺動部材3は、上下方向の移動が規制されるよう構成されている。
したがって、前記操作部材4の上下方向への移動に伴って、前記摺動部材3は、上下方向の移動が規制されているので、前後方向に(フック装置1の長手方向に沿って)摺動する。
よって、前記操作部材4の上下方向への移動に伴って、前記摺動部材3は、前記支柱Pと圧接(ないし密着)又は離反し、前記支柱Pとの間の摩擦力が増加又は減少する方向に摺動する。
その結果、前記フック装置1の支柱Pへのロック(固定)又はロックの解除が実現される。
さらに、前記傾斜面41aは、前記摺動部材3が備える前記摺動面31aと常に接した状態にあり、かつ前記摺動部材3は、上下方向の移動が規制されるよう構成されている。
したがって、前記操作部材4の上下方向への移動に伴って、前記摺動部材3は、上下方向の移動が規制されているので、前後方向に(フック装置1の長手方向に沿って)摺動する。
よって、前記操作部材4の上下方向への移動に伴って、前記摺動部材3は、前記支柱Pと圧接(ないし密着)又は離反し、前記支柱Pとの間の摩擦力が増加又は減少する方向に摺動する。
その結果、前記フック装置1の支柱Pへのロック(固定)又はロックの解除が実現される。
なお、この実施例において、前記摺動部材3の上下方向の移動の規制は、前記摺動部材3の左右側面に突設された突出部(第一の突出部)31d,31dがケース部材21(右ケース部材21a及び左ケース部材21b)内の前記突出部31d,31dに対応する位置に前記装置本体2の長手方向に沿って(前後方向に)延びるよう形成された所要の長さのガイド溝(第一のガイド溝)(図示せず)内を移動するように構成することによって実現されているが、前記規制の方法については特段の制限はない。
ケース部材21(右ケース部材21a及び左ケース部材21b)内に突設された突出部が前記摺動部材3の左右側面の前記突出部に対応する位置に前記装置本体2の長手方向に沿って延びるよう形成された所要の長さのガイド溝内を移動するように構成してもよく、例えば、前記ケース部材21内の、前記支柱Pの軸方向に平行する方向の両端部(図7~10において上部と下部)のそれぞれに規制リブを形成することによって前記摺動部材3の上下方向の移動の規制を行うこともできる。
ケース部材21(右ケース部材21a及び左ケース部材21b)内に突設された突出部が前記摺動部材3の左右側面の前記突出部に対応する位置に前記装置本体2の長手方向に沿って延びるよう形成された所要の長さのガイド溝内を移動するように構成してもよく、例えば、前記ケース部材21内の、前記支柱Pの軸方向に平行する方向の両端部(図7~10において上部と下部)のそれぞれに規制リブを形成することによって前記摺動部材3の上下方向の移動の規制を行うこともできる。
この実施例において、前記操作部42については、押しボタン(押圧部材)で構成されているが、レバー部材など、押しボタン以外の公知の操作部材ないし操作手段で構成することも可能である。
なお、後述するように、前記操作部材4は、図7~10に示すように、前記摺動部材3の摺動方向に直交する方向(左右方向)の両側面に、前記ガイド部(係合溝31c,31c)によってガイドされる被ガイド部としての係合突部41d,41dを備えるよう構成されている。
この発明において、前記摺動部材3は、前記摺動部材3の摺動方向に直交する方向(左右方向)の両側から前記摺動部材3の摺動(少なくとも、摺動部材3の、前記支柱Pから離反し、前記支柱Pとの間の摩擦力が減少する方向への摺動)をガイドする一対のガイド部としての係合溝31c,31cを備える。
より具体的には、前記摺動部材3には、図7及び9に示すように、その左右方向両端縁から前方(前記操作部材4側)に向かって突出するよう延設された一対の突出片31b,31bが形成され、前記突出片31b,31bのそれぞれには、所要の幅と長さとを有する切欠きを、前記操作部材4の摺動方向の内側の端部(図7及び9において上端)から前記操作部材4の摺動方向の外側(図7及び9において下方)に向けて前記傾斜面41aの傾斜方向に沿って形成して係合溝(支持軸挿通部)31c,31cが形成されている。
なお、この実施例において、前記係合溝31c,31cは正面視略U字状になるよう形成されているが、その形状については、前記係合溝31c,31cが、前記摺動部材3と前記操作部材4が離反しない程度に、後述する係合突部(支持軸)41d,41dと当接又はこれを支持することが可能となるように形成されている限りにおいて特段の制限はない。
より具体的には、前記摺動部材3には、図7及び9に示すように、その左右方向両端縁から前方(前記操作部材4側)に向かって突出するよう延設された一対の突出片31b,31bが形成され、前記突出片31b,31bのそれぞれには、所要の幅と長さとを有する切欠きを、前記操作部材4の摺動方向の内側の端部(図7及び9において上端)から前記操作部材4の摺動方向の外側(図7及び9において下方)に向けて前記傾斜面41aの傾斜方向に沿って形成して係合溝(支持軸挿通部)31c,31cが形成されている。
なお、この実施例において、前記係合溝31c,31cは正面視略U字状になるよう形成されているが、その形状については、前記係合溝31c,31cが、前記摺動部材3と前記操作部材4が離反しない程度に、後述する係合突部(支持軸)41d,41dと当接又はこれを支持することが可能となるように形成されている限りにおいて特段の制限はない。
図7~10において、前記係合溝31c,31cを構成する前記切欠きの幅は、後述する係合突部41d,41dの直径と同程度になるよう設定されている。
なお、前記切欠きの長さについては、前記摺動部材4の摺動範囲等に応じて適宜設定することができ、特段の制限はない。
図7~10において、前記切欠きの長軸の長さは、前記摺動部材4の摺動範囲5~6mm程度に対して、12~13mm程度になるように設定されている。
なお、前記切欠きの長さについては、前記摺動部材4の摺動範囲等に応じて適宜設定することができ、特段の制限はない。
図7~10において、前記切欠きの長軸の長さは、前記摺動部材4の摺動範囲5~6mm程度に対して、12~13mm程度になるように設定されている。
一方、前記操作部材4は、前記ガイド部(係合溝31c,31c)によってガイドされる被ガイド部として係合突部41d,41dを備える。
より具体的には、前記操作部材4には、図7及び9に示すように、前記係合溝(支持軸挿通部)31c,31cによって支持されるよう、その左右側面のそれぞれの所定の位置に、係合突部として支持軸41d,41dが突設されている。
より具体的には、前記操作部材4には、図7及び9に示すように、前記係合溝(支持軸挿通部)31c,31cによって支持されるよう、その左右側面のそれぞれの所定の位置に、係合突部として支持軸41d,41dが突設されている。
前記摺動部材3と前記操作部材4は、前記支持軸41d,41dが前記係合溝31c,31cによって支持され、かつ前記一対の突出片31b,31bによって前記操作部材4を把持するように組み合わされている。
したがって、操作部材4に押圧力を加えた場合(操作部材4が内方へ移動する場合)には、図9に示すように、前記支持軸41d,41dが前記係合溝31c,31c内を、その長軸に沿って移動し、前記支持軸41d,41dの移動に伴って前記摺動部材3も摺動するので、前記摺動部材3は、前記支柱Pから離反し、前記支柱Pとの間の摩擦力が減少する方向に摺動する。
その結果、前記フック装置1の支柱Pへのロックが解除される。
したがって、操作部材4に押圧力を加えた場合(操作部材4が内方へ移動する場合)には、図9に示すように、前記支持軸41d,41dが前記係合溝31c,31c内を、その長軸に沿って移動し、前記支持軸41d,41dの移動に伴って前記摺動部材3も摺動するので、前記摺動部材3は、前記支柱Pから離反し、前記支柱Pとの間の摩擦力が減少する方向に摺動する。
その結果、前記フック装置1の支柱Pへのロックが解除される。
この実施例において、前記操作部材4の左右側面のそれぞれには、前記突出片31b,31bを収容して前記突出片31b,31bの傾斜面41aの傾斜方向に沿った摺動を可能にする嵌合凹部41b,41bが形成されるとともに、前記嵌合凹部41bの内面には、前記係合片31bを収容した際に前記突出片31bの外面と当接して、その摺動をガイドする嵌合面41cが形成されている。
したがって、前記操作部材4を把持している突出片31b,31bの摺動は極めてスムーズに行われる。
したがって、前記操作部材4を把持している突出片31b,31bの摺動は極めてスムーズに行われる。
なお、この実施例においては、前記摺動部材3にガイド部(突出片と係合溝(支持軸挿通部))を形成し、前記操作部材4に前記ガイド部によってガイドされる被ガイド部(係合溝と係合する係合突部)を形成する形態について記載したが、前記摺動部材3又は操作部材4のいずれか一方にガイド部が形成され、前記摺動部材3又は操作部材4のいずれか他方に、前記ガイド部によってガイドされる被ガイド部が形成されていれば、この発明の効果が得られるので、いずれの形態もこの発明に包含される。
前記操作部材4の内部には、図8及び10に示すように、所要の大きさの空間(収容空間)S3が形成され、この空間S3内に弾性部材5が装着されている。
前記弾性部材5は、前記支柱Pの軸方向に対して平行に配設されている。
したがって、前記操作部材4は、前記弾性部材5の伸縮に伴い、前記支柱Pに沿って上下方向に摺動する。
前記弾性部材5は、前記支柱Pの軸方向に対して平行に配設されている。
したがって、前記操作部材4は、前記弾性部材5の伸縮に伴い、前記支柱Pに沿って上下方向に摺動する。
具体的には、前記操作部材4は、何ら操作されていない通常の状態にあるときは、前記弾性部材5の付勢力によって、その一端に設けられた操作部としてのボタン部分が前記装置本体2の外部に常時突出した状態にある。
一方、操作(押圧操作)が行われたときには、前記操作部材4は、前記装置本体2の上方(内部)に移動する。
一方、操作(押圧操作)が行われたときには、前記操作部材4は、前記装置本体2の上方(内部)に移動する。
前記弾性部材5は、前記操作部材4に対して付勢力を作用させるためのもので、図7~10においては、一定量圧縮した状態で、前記支柱Pの軸方向に対して平行に、前記操作部材4の収容空間S3に挿入されている。
前記弾性部材5は、その一端側(図7~10においては下端部)が前記収容空間S3に当接する一方、他端側(図7~10においては上端部)が前記空間S1(図7~10においてはその上部)に保持されるもので、これによって、前記弾性部材5の付勢力が前記操作部材4に作用する。
そのため、前記操作部材4は、前記弾性部材5の付勢力によって前記装置本体2の外部に向かって付勢されるので、前記操作部材4が備える操作部42(ボタン部分)は、装置本体2の開口部(切欠き233a,233bによって形成される開口部)から突出した状態になるとともに、前記摺動部材3(及び/又は圧接部材7)を前記支柱Pに圧接ないし密着した状態に保持することができる。
なお、この実施例において、前記弾性部材5は、その他端側(上部)を、この他端部を保持可能に構成された保持部Hによって保持されている。
前記弾性部材5は、その一端側(図7~10においては下端部)が前記収容空間S3に当接する一方、他端側(図7~10においては上端部)が前記空間S1(図7~10においてはその上部)に保持されるもので、これによって、前記弾性部材5の付勢力が前記操作部材4に作用する。
そのため、前記操作部材4は、前記弾性部材5の付勢力によって前記装置本体2の外部に向かって付勢されるので、前記操作部材4が備える操作部42(ボタン部分)は、装置本体2の開口部(切欠き233a,233bによって形成される開口部)から突出した状態になるとともに、前記摺動部材3(及び/又は圧接部材7)を前記支柱Pに圧接ないし密着した状態に保持することができる。
なお、この実施例において、前記弾性部材5は、その他端側(上部)を、この他端部を保持可能に構成された保持部Hによって保持されている。
なお、この実施例において、前記弾性部材5は、圧縮コイルばねで構成されているが、前記弾性部材としては、板バネなどの圧縮コイルばね以外の各種ばね、又はゴムなどの弾性体、或いは各種シリンダ装置などを用いることができる。
その際、前記弾性部材5の付勢力は、前記フック装置1の上方移動を困難にする程度のものであることが好ましい。
その際、前記弾性部材5の付勢力は、前記フック装置1の上方移動を困難にする程度のものであることが好ましい。
この実施例において、前記摺動部材本体31の支柱P側、詳しくは、前記支柱Pに圧接する面には、円弧状の圧接部材7が備えられ、前記弾性部材5の付勢力によって、常時前記支柱Pと密着している。
なお、前記圧接部材7については、前記支柱Pと密着する面を、前記支柱Pの外形に対応したものとすることが好ましい。
なお、前記圧接部材7については、前記支柱Pと密着する面を、前記支柱Pの外形に対応したものとすることが好ましい。
前記圧接部材7は、前記弾性部材5によって、前記支柱Pに圧接ないし密着して摩擦力を生じる材質からなる部材であればよい。
かかる圧接部材7としては、例えば、ゴムなどの弾性を有する樹脂材料からなるものが挙げられる。
かかる圧接部材7としては、例えば、ゴムなどの弾性を有する樹脂材料からなるものが挙げられる。
なお、前記圧接部材7の前記摺動部材本体31への固定は、接着、溶着、その他の手段により行うことができる。
図7~10において、圧接部材7は、摺動部材本体31の背面側に形成された凹状の嵌合部(図示せず)に嵌合することによって固定されている。
図7~10において、圧接部材7は、摺動部材本体31の背面側に形成された凹状の嵌合部(図示せず)に嵌合することによって固定されている。
さらに、前記圧接部材7については、前記支柱Pにおいて前記摺動部材3が圧接ないし密着する位置、又は前記摺動部材3の支柱P側と前記支柱Pの前記摺動部材3の圧接ないし密着位置の両方に配設してもよい。
さらにまた、前記圧接部材7の配設に代えて、凹凸加工など、支柱Pに密着して摩擦力が生じる手段を、前記摺動部材本体31及び/又は支柱Pに施すようにしてもよい。
前記圧接部材7の大きさについては、特段の制限はない。
なお、従来、摺動部材に備えられる圧接部材は、摺動部材が傾斜面に沿って摺動するものであったため、その高さ方向の大きさを大きくすることが困難であった。
この発明において、摺動部材3は、左右方向に摺動するよう構成されているので、前記圧接部材7の高さ方向の大きさを、前記フック装置1の高さと同程度にすることができ、このようにすることが好ましい。
このような構成によって、前記圧接部材7が水平方向にスライドすることが抑制又は防止される。
なお、従来、摺動部材に備えられる圧接部材は、摺動部材が傾斜面に沿って摺動するものであったため、その高さ方向の大きさを大きくすることが困難であった。
この発明において、摺動部材3は、左右方向に摺動するよう構成されているので、前記圧接部材7の高さ方向の大きさを、前記フック装置1の高さと同程度にすることができ、このようにすることが好ましい。
このような構成によって、前記圧接部材7が水平方向にスライドすることが抑制又は防止される。
かかるフック装置1の使用に際して、上昇及び下降のいずれの方向へ移動させる場合であっても片手で簡単に操作することができ、摺動部材の摺動時におけるガタツキを抑えつつ、支柱などの相手部材へのロック・解除を確実に行うことができるメカニズムについて説明する。
前記したように、前記フック装置1において、前記操作部材4が備える傾斜面41aは、前記摺動部材3が備える前記摺動面31aと常に接した状態にあり、かつ前記摺動部材3は、その上下方向の移動が規制されるよう構成されている。
さらに、前記摺動部材3と前記操作部材4は、前記操作部材4に突設された支持軸41d,41dが前記摺動部材3に形成された係合溝31c,31cによって支持され、かつ前記摺動部材3に延設された一対の突出片31b,31bによって前記操作部材4を把持するように組み合わされている。
さらに、前記摺動部材3と前記操作部材4は、前記操作部材4に突設された支持軸41d,41dが前記摺動部材3に形成された係合溝31c,31cによって支持され、かつ前記摺動部材3に延設された一対の突出片31b,31bによって前記操作部材4を把持するように組み合わされている。
したがって、前記操作部材4が押圧力を受けていない初期状態では、図7及び8に示すように、前記操作部材4は、その移動範囲内で最下部に位置し、前記摺動部材3は、その摺動範囲内で最後部に位置するので、前記摺動部材3は、前方から(水平方向に)前記支柱Pに強く押し付けられることになる
一方、前記操作部材4に押圧力を加える場合には、図9及び10に示すように、前記操作部材4の移動に伴い前記支持軸41d,41dが前記係合溝31c,31c内を移動し、前記支持軸41d,41dの移動に伴い前記摺動部材3が摺動するので、前記摺動部材3はその摺動範囲内で最前部に位置する。したがって、前記摺動部材3は前記支柱Pから離反する。
また、押圧力を加えた状態から前記初期状態に戻す場合には、前記操作部材4の移動に伴い前記支持軸41d,41dが前記係合溝31c,31c内を移動し、前記支持軸41d,41dの移動に伴い前記摺動部材3が前記支柱Pと圧接する方向に摺動する。
よって、前記摺動部材3は、前記支持軸41d,41dが前記係合溝31c,31c内を移動することに伴って、前記支柱Pと圧接又は離反する方向にスムーズに摺動するので、摺動時におけるガタツキが抑えられる。
一方、前記操作部材4に押圧力を加える場合には、図9及び10に示すように、前記操作部材4の移動に伴い前記支持軸41d,41dが前記係合溝31c,31c内を移動し、前記支持軸41d,41dの移動に伴い前記摺動部材3が摺動するので、前記摺動部材3はその摺動範囲内で最前部に位置する。したがって、前記摺動部材3は前記支柱Pから離反する。
また、押圧力を加えた状態から前記初期状態に戻す場合には、前記操作部材4の移動に伴い前記支持軸41d,41dが前記係合溝31c,31c内を移動し、前記支持軸41d,41dの移動に伴い前記摺動部材3が前記支柱Pと圧接する方向に摺動する。
よって、前記摺動部材3は、前記支持軸41d,41dが前記係合溝31c,31c内を移動することに伴って、前記支柱Pと圧接又は離反する方向にスムーズに摺動するので、摺動時におけるガタツキが抑えられる。
つぎに、この発明のフック装置1の作動について説明する。
図7及び8において、前記フック装置1は何ら操作されておらず、通常の状態にある。
すなわち、通常の状態では、弾性部材5の付勢力が操作部材4を介して摺動部材3に伝達されるため、この付勢力によって、前記摺動部材3は、空間S1内の操作部材4の傾斜面41aに沿って前記装置本体2から離れる方向(図7及び8において上方)に摺動し、前記摺動部材3(及び/又は前記摺動部材3が備える圧接部材7)は、支柱Pに密着した状態にある。
そのため、前記摺動部材3(及び/又は前記摺動部材3が備える圧接部材7)と前記支柱Pとの間に摩擦力が発生する。
これによって、フック装置1は支柱Pの所定の位置にロック(固定)され、上下方向への移動が困難な状態となっている。
なお、この状態においては、前記操作部材4の先端の操作部42(ボタン部分)は、図示のように装置本体2から突出している。
図7及び8において、前記フック装置1は何ら操作されておらず、通常の状態にある。
すなわち、通常の状態では、弾性部材5の付勢力が操作部材4を介して摺動部材3に伝達されるため、この付勢力によって、前記摺動部材3は、空間S1内の操作部材4の傾斜面41aに沿って前記装置本体2から離れる方向(図7及び8において上方)に摺動し、前記摺動部材3(及び/又は前記摺動部材3が備える圧接部材7)は、支柱Pに密着した状態にある。
そのため、前記摺動部材3(及び/又は前記摺動部材3が備える圧接部材7)と前記支柱Pとの間に摩擦力が発生する。
これによって、フック装置1は支柱Pの所定の位置にロック(固定)され、上下方向への移動が困難な状態となっている。
なお、この状態においては、前記操作部材4の先端の操作部42(ボタン部分)は、図示のように装置本体2から突出している。
一方、図9及び10において、前記操作部材4を操作(押圧操作)し、前記弾性部材5の付勢力に抗して前記操作部材4を前記装置本体2内に押し込むと、前記摺動部材3が、前記空間S1内の前記操作部材4の傾斜面41aに沿って下方向に摺動し、これにより前記摺動部材3(及び/又は前記摺動部材3が備える圧接部材7)が前記支柱Pから、僅かに離れることとなる。
したがって、前記摺動部材3(及び/又は前記摺動部材3が備える圧接部材7)と前記支柱Pの間では、摩擦力が消失するか、あるいは極めて小さくなる。
このような状態では、前記摺動部材3(及び/又は前記摺動部材3が備える圧接部材7)によるロック状態が解除されるため、上下いずれの方向に対しても、前記フック装置1を軽い力で移動させることができる。
したがって、前記摺動部材3(及び/又は前記摺動部材3が備える圧接部材7)と前記支柱Pの間では、摩擦力が消失するか、あるいは極めて小さくなる。
このような状態では、前記摺動部材3(及び/又は前記摺動部材3が備える圧接部材7)によるロック状態が解除されるため、上下いずれの方向に対しても、前記フック装置1を軽い力で移動させることができる。
かくして、前記フック装置1の高さ調整を、容易に行うことができる。
なお、前記操作部材4への操作を解除すると、前記したように前記弾性部材5の付勢力によって、前記摺動部材3(及び/又は前記摺動部材3が備える圧接部材7)と前記支柱Pとの間に摩擦力が発生するため、前記フック装置1は、その所定の位置に固定されることとなる。
なお、前記操作部材4への操作を解除すると、前記したように前記弾性部材5の付勢力によって、前記摺動部材3(及び/又は前記摺動部材3が備える圧接部材7)と前記支柱Pとの間に摩擦力が発生するため、前記フック装置1は、その所定の位置に固定されることとなる。
かかる構成のフック装置1は、図6に示すように、主として装置本体2、摺動部材3、操作部材4、弾性部材5で構成され、前記装置本体2は、係止部材22、右ケース部材21a、左ケース部材21b及び後方ケース部材21cで構成されるものとすることができる。
特に、前記フック装置1において、前記操作部材4が有する傾斜面41aは、前記摺動部材3の摺動面31aに直接当接するよう構成されている。
したがって、部品点数が少なく、構造も簡単である。
特に、前記フック装置1において、前記操作部材4が有する傾斜面41aは、前記摺動部材3の摺動面31aに直接当接するよう構成されている。
したがって、部品点数が少なく、構造も簡単である。
さらに、前記フック装置1は、例えば、前記操作部材4(詳しくは、その収容空間S3)に前記弾性部材5を挿入するとともに、必要に応じて前記摺動部材3に圧接部材7を装着し、これらを右ケース部材21a内の所定の空間に配置し、係止部材22と結合させた後、左ケース部材21bを装着し、締結部材24などを用いて締結することによって、容易に組み立てることができるものである。
一方、前記フック装置1については、前記締結部材24を外すことによって、分解することができるので、そのメンテナンスや修理を容易に行うことができる。
一方、前記フック装置1については、前記締結部材24を外すことによって、分解することができるので、そのメンテナンスや修理を容易に行うことができる。
なお、この実施例においては、前記操作部材4を前記装置本体2の下方に突出するように設けるとともに、前記操作部材4の傾斜面41aの傾斜方向を、上方から下方に向かって前記支柱Pから離れるようにし、かつ前記弾性部材5を前記操作部材4の上端部から挿入した形態について記載したが、これとは逆に、前記操作部材4を前記装置本体2の上方に突出するように設けるとともに、前記前記操作部材4の傾斜面41aの傾斜方向を、下方から上方に向かって前記支柱Pから離れるようにし、かつ前記弾性部材5を前記操作部材4の下端部から挿入しても、この発明の効果が得られるので、このような形態もこの発明に包含される。
さらに、他の実施の形態として、操作部材の左右方向への移動に伴って、摺動部材が、支柱と密着又は離反し、前記支柱との間の摩擦力が、増加又は減少する方向に摺動する構成としてもよい。
この発明は、被係止物ないし被係止部、特にシャワー装置のシャワーヘッドなどを支持するためのフック装置に関するもので、簡単な構造でありながら、上下方向の力(荷重)に対する保持力が強く、支柱などの相手部材へのロック・解除を簡単かつ確実に行うことができ、摺動部材の摺動時におけるガタツキが抑えられている。
したがって、この発明は、被係止物ないし被係止部、特にシャワー装置のシャワーヘッドなどを支持するためのフック装置として、幅広く利用されるものである。
したがって、この発明は、被係止物ないし被係止部、特にシャワー装置のシャワーヘッドなどを支持するためのフック装置として、幅広く利用されるものである。
1 フック装置
2 装置本体
2a 貫通孔
21 ケース部材
21a 右ケース部材
21b 左ケース部材
21c 後方ケース部材
211a,211b 切欠き
212a,212b 切欠き
213a,213b 切欠き
214a 上側の側壁
214b 下側の側壁
214c 前側の側壁
22 係止部材
22a 係止部
22b 当接面
22c 凹部
23 カバー部材
23a 右カバー部材
23b 左カバー部材
231a,231b 切欠き
232a,232b 切欠き
233a,233b 切欠き
3 摺動部材
31 摺動部材本体
31a 摺動面
31b 突出片
31c 係合溝(支持軸挿通部)
31d 突出部(第一の突出部)
4 操作部材
41 操作部材本体
41a 傾斜面
41b 嵌合凹部
41c 嵌合面
41d 係合突部(支持軸)
41e 突出部(第二の突出部)
42 操作部
5 弾性部材(第一の弾性部材)
6 弾性部材(第二の弾性部材)
7 圧接部材(第一の圧接部材)
8 圧接部材(第二の圧接部材)
9 角度調整部材
9a 当接面
9b 凸部
H 保持部
P 支柱
S1,S2 空間
S3 収容空間
2 装置本体
2a 貫通孔
21 ケース部材
21a 右ケース部材
21b 左ケース部材
21c 後方ケース部材
211a,211b 切欠き
212a,212b 切欠き
213a,213b 切欠き
214a 上側の側壁
214b 下側の側壁
214c 前側の側壁
22 係止部材
22a 係止部
22b 当接面
22c 凹部
23 カバー部材
23a 右カバー部材
23b 左カバー部材
231a,231b 切欠き
232a,232b 切欠き
233a,233b 切欠き
3 摺動部材
31 摺動部材本体
31a 摺動面
31b 突出片
31c 係合溝(支持軸挿通部)
31d 突出部(第一の突出部)
4 操作部材
41 操作部材本体
41a 傾斜面
41b 嵌合凹部
41c 嵌合面
41d 係合突部(支持軸)
41e 突出部(第二の突出部)
42 操作部
5 弾性部材(第一の弾性部材)
6 弾性部材(第二の弾性部材)
7 圧接部材(第一の圧接部材)
8 圧接部材(第二の圧接部材)
9 角度調整部材
9a 当接面
9b 凸部
H 保持部
P 支柱
S1,S2 空間
S3 収容空間
Claims (7)
- 被係止物ないし被係止部を脱着可能に係着する係止部、および支柱を貫通させる貫通孔を有する中空の装置本体と、
前記装置本体の内部又は外部に移動可能に配設され、かつ前記支柱の軸方向に対して所定の角度で傾斜させた傾斜面を有する操作部材と、
前記傾斜面と当接する摺動面を有する摺動部材であって、前記傾斜面と前記摺動面が互いに当接した状態で前記装置本体内に配設され、かつその上下方向の移動が規制されることにより前記支柱に離接するよう前記装置本体の長手方向に沿って摺動する摺動部材と、
前記操作部材に対して、弾性付勢力を作用させるように前記装置本体内に配設される弾性部材と、
を備え、
前記摺動部材及び操作部材のいずれか一方は、前記摺動部材の摺動方向に直交する方向の両側から前記摺動部材の摺動をガイドする一対のガイド部を備えるよう構成され、
前記摺動部材及び操作部材のいずれか他方は、前記一対のガイド部によってガイドされる被ガイド部を備えるよう構成されていること
を特徴とするフック装置。 - 前記被ガイド部は、
前記摺動部材及び操作部材のいずれか他方の、前記摺動部材の摺動方向に直交する方向の両側面から外方に向かって突出するよう形成された係合突部で構成され、
前記ガイド部は、
前記係合突部と係合するよう、前記傾斜面の傾斜方向に沿って形成された所要の幅と長さとを有する切欠きからなる係合溝で構成されていること
を特徴とする請求項1に記載のフック装置。 - 前記被ガイド部は、
前記摺動部材及び操作部材のいずれか他方の、前記摺動部材の摺動方向に直交する方向の両側面から外方に向かって突出するよう形成された支持軸で構成され、
前記ガイド部は、
前記摺動部材及び操作部材のいずれか一方の、前記摺動部材の摺動方向に直交する方向の両側面の端縁から他方の部材側に向かって突出するよう延設された一対の突出片のそれぞれに、前記支持軸を支持するよう、前記操作部材の摺動方向の内側の端部から前記操作部材の摺動方向の外側に向けて前記傾斜面の傾斜方向に沿って形成することにより形成された所要の幅と長さとを有する切欠きからなる係合溝で構成されていること
を特徴とする請求項1に記載のフック装置。 - 前記弾性部材は、
圧縮コイルばねであること
を特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のフック装置。 - 前記摺動部材及び/又は支柱は、
前記弾性部材によって前記摺動部材が前記支柱に圧接されて摩擦力を生じる手段を備えること
を特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のフック装置。 - 前記摺動部材は、
前記弾性部材によって前記摺動部材が前記支柱に圧接されて摩擦力を生じる手段を備え、
前記摩擦力を生じる手段は、
前記摺動部材よりも高い摩擦係数を有する圧接部材であり、
前記圧接部材は、
その高さ方向の長さが、前記フック装置の高さ方向の長さと同じになるよう構成されていること
を特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のフック装置。 - 前記被係着物は、
シャワーヘッドであること
を特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のフック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022070202A JP2023160109A (ja) | 2022-04-21 | 2022-04-21 | フック装置 |
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JP2022070202A Pending JP2023160109A (ja) | 2022-04-21 | 2022-04-21 | フック装置 |
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JP (1) | JP2023160109A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2023105105A (ja) * | 2020-05-29 | 2023-07-28 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2023105101A (ja) * | 2018-12-26 | 2023-07-28 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
-
2022
- 2022-04-21 JP JP2022070202A patent/JP2023160109A/ja active Pending
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