JP2011088534A - 幼児座席のハンドル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ハンドルを使用姿勢から不使用姿勢に片手でも簡単に姿勢変更できるようにする。
【解決手段】 ハンドルの両端部が左右一対の座席側壁21に枢着され、ハンドルが使用姿勢と不使用姿勢とに揺動可能とされた幼児座席のハンドル装置であって、
前記ハンドルの一端部と前記座席側壁21の一方との間には、ハンドルを不使用姿勢側から使用姿勢2側へ揺動したときに使用姿勢側から不使用姿勢側へハンドルの姿勢を戻す方向に付勢力を発生する付勢手段29と、このハンドルを使用姿勢で拘束可能なロック手段30とが設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、幼児座席のハンドル装置に関するものである。
自転車用幼児座席には、座部と左右一対の座席側壁とを有し、左右一対の座席側壁間に幼児座席に座った幼児が握るためのハンドルを設けたものがある。
この種の従来の自転車用幼児座席には、ハンドルの両端部を左右一対の座席側壁に対して横軸廻りに前側と後側とに揺動自在に取り付け、これにより幼児座席に座った幼児の着座姿勢に応じてハンドルを前後に横軸廻りに揺動して、幼児座席に座った幼児がハンドルを楽に握ることができるようにしたものがある(例えば特許文献1)。
特許第3840657号公報
ところで、ハンドルを前側に揺動した使用姿勢又は後側に揺動した使用姿勢で拘束可能なロック手段を設けてハンドルが不測に揺動しないようにすることが考えられるが、単にロック手段を設けただけでは、ハンドルのロック手段をロック解除してもハンドルが使用姿勢に止まったままであり、ハンドルの使用姿勢から不使用姿勢側への揺動操作を片手で行うのが面倒であった。
本発明は上記問題点に鑑みて、ハンドルを使用姿勢でロックするロック手段があるにも拘わらず、ハンドルを使用姿勢から不使用姿勢に片手でも簡単に姿勢変更できるようにしたものである。
この技術的課題を解決する本発明の技術的手段は、ハンドルの両端部が左右一対の座席側壁に枢着され、ハンドルが使用姿勢と不使用姿勢とに揺動可能とされた幼児座席のハンドル装置であって、
前記ハンドルの一端部と前記座席側壁の一方との間には、ハンドルを不使用姿勢側から使用姿勢側へ揺動したときに使用姿勢側から不使用姿勢側へハンドルの姿勢を戻す方向に付勢力を発生する付勢手段と、このハンドルを使用姿勢で拘束可能なロック手段とが設けられている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、ハンドルの両端部が左右一対の座席側壁に枢着され、ハンドルが第1使用姿勢と不使用姿勢とこの不使用姿勢を境にして前記第1使用姿勢と反対側の第2使用姿勢とに揺動可能とされた幼児座席のハンドル装置であって、
前記ハンドルの一端部と前記座席側壁の一方との間には、不使用姿勢から第1使用姿勢側へハンドルを揺動したときに第1使用姿勢側から不使用姿勢へハンドルの姿勢を戻す方向に付勢力を発生する一方、不使用姿勢から第2使用姿勢側へハンドルを揺動したときに第2使用姿勢側から不使用姿勢へハンドルの姿勢を戻す方向に付勢力を発生する付勢手段と、このハンドルを第1使用姿勢と第2使用姿勢とでそれぞれの姿勢を拘束可能なロック手段とが設けられている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、前記ハンドルの一端に支持筒体が形成されており、
前記付勢手段は、前記支持筒体に内装されていて、一端部が支持筒体に掛止され且つ他端部が前記座席側壁に掛止されたバネで形成されており、
前記ロック手段には、座席側壁に支持筒体を揺動自在に支持する支持軸体が設けられ、この支持軸体に対して軸心方向に移動可能で且つ回転不能な操作体が前記支持筒体内に配置され、この操作体と側壁との間に操作体を座席側壁から弾発するバネが設けられ、前記支持筒体内には、操作体に形成した係合部と係合することによってハンドルの揺動を拘束する被係合部が設けられ、この被係合部は操作体をバネに抗して軸心方向に移動することにより係合部から離脱可能に形成されている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、ハンドルの他端部側に、使用姿勢でハンドルをロック解除自在にロックするハンドルロック機構が設けられている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、ハンドルロック機構は、ハンドルの他端部に設けられた支持筒部材と、ハンドルの他端側の座席側壁に左右方向内方に突設された固定部材と、支持筒部材に相対回動不能でかつ左右移動自在に内嵌保持された操作部材とを備え、
ハンドルが前記第1使用姿勢と第2使用姿勢とに回動するように支持筒部材が固定部材に回動自在に外嵌され、第1使用姿勢と第2使用姿勢とのときに操作部材を固定部材側に移動したときに操作部材が固定部材に相対回動不能に係合すると共に、操作部材を固定部材とは反対側に移動したときに、操作部材が固定部材に対して相対回動自在となるべく係合が外れるように構成されている点にある。
本発明によれば、使用姿勢でロック手段をロック解除すれば、付勢手段の付勢力によりハンドルが不使用姿勢に付勢されるため、ハンドルを使用姿勢でロックするロック手段があるにも拘わらず、ハンドルを使用姿勢から不使用姿勢に片手でも簡単に姿勢変更できるようになる。
本発明の一実施形態を示すハンドルの一端部の背面断面図である。 同ハンドルの一端部の左側面図である。 同図1のA−A線断面図である。 同ハンドルの一端部の操作体を押圧操作した状態の背面断面図である。 同操作体の斜視図である。 同ハンドルの他端部の背面断面図である。 同ハンドルの他端部の平面断面図である。 同ハンドルの他端部の操作部材を操作した状態の背面断面図である。 同支持筒部材及び固定部材の右側面図(外側面図)である。 同支持筒部材部分の左側面図(内側面図)である。 同操作部材の背面図である。 同操作部材の右側面図である。 同操作部材の斜視図である。 同ハンドル部分の分解斜視図である。 同自転車用幼児座席の斜視図である。 同自転車用幼児座席の右側面図である。 同荷籠にした状態の自転車用幼児座席の右側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図15〜図17において、自転車用子供座席は、座部1を有する座席本体2と、背凭れ部3を有する背凭れ体4とを別体に備え、背凭れ体4の背凭れ部3にヘッドレスト5が高さ調整自在に設けられ、座席本体2にステップ6が横軸7廻りに揺動可能に設けられている。自転車用子供座席は、自転車のハンドルバー8に着脱自在に装着され、ここに幼児を座らせることができると共に荷籠にもなるように構成されている。図17に示すようにステップ6は座席本体2の座部1前方を下から塞ぐ閉鎖姿勢Pと、図16に示すように脚下げ時に下げた足を載せることが可能な足載置姿勢Sとに姿勢変更可能になっている。
座席本体2、背凭れ体4、ヘッドレスト5、ステップ6はそれぞれ合成樹脂で一体成形されている。
座席本体2は、座部1の他に左右一対の本体側壁11を有し、座席本体2の左右一対の本体側壁11が自転車の左右一対のハンドルバー8の内側に配置されて、図示省略のボルトナット等の締結具で固定されている。
背凭れ体4は背凭れ部3の他に背凭れ部3下端から前方突出した底壁16と、左右一対の背凭れ側壁17とを有している。
背凭れ体4の左右一対の背凭れ側壁17が座席本体2の左右一対の本体側壁11の外側
に配置され、左右一対の背凭れ側壁17の前上部側が本体側壁11の後上部側に左右方向の支軸20廻りに揺動自在に支持されている。而して、背凭れ体4の上部側が座席本体2に対して左右方向の支軸20廻りに揺動自在に支持され、左右一対の本体側壁11と左右一対の背凭れ側壁17とで自転車用子供座席の左右一対の座席側壁21を構成している。
座席本体2の座部1と背凭れ体4の底壁16とは支軸20を支点とする円弧状に湾曲され、背凭れ体4の底壁16上に座席本体2の座部1が配置されて、座席本体2の座部1と背凭れ体4の底壁16とが支軸20を支点とする円弧状に湾曲した重合面で互いに前後移動自在に重合されている。
背凭れ体4の底壁16を座席本体2の座部1に対して支軸20廻りに前後移動調整自在に係合保持する背凭れ係合機構23が座部1と底壁16との間に設けられている。
図14〜図17に示すように、左右一対の座席側壁21(本体側壁11)間にハンドル27が設けられている。
ハンドル27の両端部が左右一対の座席側壁21に横軸廻りに枢着されている。ハンドル27は両端部から中央部側がコの字状に膨出しており、第1使用姿勢X1と不使用姿勢Yとこの不使用姿勢Yを境にして前記第1使用姿勢X1と反対側の第2使用姿勢X2とに揺動可能とされている。ここで、第1使用姿勢X1は自転車用幼児座席に座った幼児の把持するハンドル27となるように後方に回動した使用姿勢(ハンドル姿勢、後回動状態)、第2使用姿勢X2は自転車用幼児座席を荷籠にした祭に邪魔にならないようにハンドル27を前方に回動した使用姿勢(収納姿勢、前回動状態)である。不使用姿勢Yは第1使用姿勢X1と第2使用姿勢X2との中間位置となるハンドル27を上方に回動した姿勢(上方回動状態)である。
図1〜図4及び図14において、ハンドル27の一端部と座席側壁21(本体側壁11)の一方との間には、ハンドル27を第1使用姿勢X1及び第2使用姿勢X2から不使用姿勢Y側に付勢する付勢手段29と、このハンドル27を第1使用姿勢X1と第2使用姿勢X2とでそれぞれの姿勢を拘束可能なロック手段30とが設けられている。
ハンドル27の一端側の座席側壁21に外側面側に収納凹部32が設けられると共に、収納凹部32の中央に対応して取付孔33が設けられ、座席側壁21の内側面側に四角形の嵌合凹部34が設けられている。
前記ロック手段30は、ハンドル27の一端に形成した支持筒体37と、座席側壁21に支持筒体37を揺動自在に支持する支持軸体38と、支持筒体37内に配置した操作体39とを備えている。
支持筒体37の外側端部に環状のバネ収納凹溝41が形成され、支持筒体37の内周側の左右方向中途部に一対の円弧状の抜止め凸部42が設けられ、周方向の抜止め凸部42間に凹状の径方向一対の廻止め被係合部43が形成されている。抜止め凸部42の左右内方側に円弧状の規制凸部44が設けられている。規制凸部44は抜止め凸部42よりも短い長さで径方向内方に突出されている。
支持軸体38は軸方向外端側に角状突部46を有すると共に円柱状の軸部47を有し、軸方向内端側に係止溝48を具備するコの字状の係止部49を有している。支持軸体38の軸方向内端部に円板状の支持板部50が設けられ、支持板部50にコの字状の切欠凹部51が係止部49の係止溝48に連通するように設けられている。支持板部50に係合片52が径方向外方に突出されている。
支持軸体38の角状突部46から軸部47に亘って軸方向に取付孔53が形成され、軸部47の取付孔53に直交する方向にナット挿入孔54が形成されており、ナット挿入孔54に角状のナット55が挿入されて取付孔53に対応する位置に収納保持されている。支持軸体38の角状突部46が嵌合凹部34に回動不能に嵌合されて止めねじ56を取付孔33,53に挿入してナット55に螺合して締め付けることにより、支持軸体38は座席側壁21に内方突出状に固定されている。なお、止めねじ56の頭部は収納凹部32内に保持されている。なお、前記ナット55は支持軸体38にインサート成形してもよい。また、ナット55に代えて支持軸体38に直接雌ねじを形成するようにしてもよい。
支持軸体38が支持筒体37に対して左右方向内端側から挿入されて、支持軸体38の
支持板部50が抜止め凸部42に内側から接当され、これにより支持筒体37が支持板部50に軸心廻り回動自在に外嵌保持され、支持筒体37乃至ハンドル27が軸心廻りに揺動する範囲は係合片52が規制凸部44の両端に接当する範囲に規制されている。而して、ハンドル27は第1使用姿勢X1から不使用姿勢Yを通って第2使用姿勢X2になる略180°の範囲に規制されている。
前記付勢手段29は、捩りコイルバネにより形成されてバネ収納凹溝41に収納することにより支持筒体37に内装されている。第1使用姿勢X1において、付勢手段29の一端部29aと他端部29bとが周方向に90°から180°開いた状態にされて、付勢手段29の一端部29aが支持筒体37の軸心廻りの上側に係止溝58を介して掛止され且つ他端部29bが座席側壁21の軸心廻りの下側に係止溝59を介して掛止されており、不使用姿勢Yから第1使用姿勢X1側へハンドル27を揺動したときに第1使用姿勢X1側から不使用姿勢Yへハンドル27の姿勢を戻す方向に付勢力を発生する一方、不使用姿勢Yから第2使用姿勢X2側へハンドル27を揺動したときに第2使用姿勢X2側から不使用姿勢Yへハンドル27の姿勢を戻す方向に付勢力を発生するように構成されている。
操作体39は支持筒体37内に配置され、図5にも示す如く操作体39が円板状の操作部61と操作部61から左右方向外方に突出した角状の支持軸部62と支持軸部62の外端から径方向の両外方に突出した廻止め係合部63とを有している。操作体39の支持軸部62は支持軸体38の切欠凹部51に挿通され、廻止め係合部63が係止溝48に挿通され、これにより操作体39は支持軸体38に対して軸心方向に移動可能であって、操作体39の左右移動の範囲が、廻止め係合部63が係止溝48内を左右に移動する範囲規制され、また、操作体39は支持軸体38に対して相対回動不能に係合されている。そして、操作体39の左右方向内方(右側)に移動したときに廻止め係合部63の両端部が、支持筒体37の一対の廻止め被係合部43に嵌合して、支持筒体37乃至ハンドル27が操作体39に対して相対回動不能になる。
操作体39と座席側壁21との間に操作体39を座席側壁21から弾発するバネ65が設けられている。このバネ65は圧縮コイルバネにより構成されており、操作体39をバネ65に抗して軸心方向の左側(外側)に移動することにより廻り止め被係合部43は廻止め係合部63から離脱し、支持筒体37は操作体39及び支持軸体38に対して相対回動可能になる。
図14に示すように、ハンドル27の他端部側に、ハンドル27を第1使用姿勢X1及び第2使用姿勢X2とに片手でロック解除自在にロックするハンドルロック機構69が設けられている。
図6〜図9及び図14において、ハンドルロック機構69は、ハンドル27の他端部(図例では左側端部)に設けられた支持筒部材71と、ハンドル27の他端側の座席側壁21に左右方向内方に突設された固定部材72と、支持筒部材71に相対回動不能でかつ左右移動自在に内嵌保持された操作部材73とを備える。
ハンドル27の他端側の座席側壁21に外側面側に収納凹部75が設けられると共に、収納凹部75の中央に対応して取付孔76が設けられている。ハンドル27の他端側の座席側壁21に四角形の嵌合凹部77が設けられ、円筒状の筒状部78が内方に突設されている。
支持筒部材71の左右方向外端部に複数の抜止片81が内方突設され、支持筒部材71の内面に径方向一対の案内溝82が形成されている。一対の案内溝82は支持筒部材71の軸方向外端から軸方向内端部に亘って左右方向に形成されている。また、支持筒部材71の軸方向内端部には、規制片83,84が対向して一対ずつの2組(計4つの規制片83,84)が内方突設されている。支持筒部材71の軸方向内端側に径方向一対の切欠凹部85が設けられている。径方向一対の切欠凹部85は、前記径方向一対の案内溝82とは直交する方向の径方向に一対配置されている。
支持筒部材71の軸方向(左右方向)外端部が筒状部78に軸心廻りに回転自在に外嵌されている。
固定部材72は軸方向外端側に角状突部87を有すると共に角軸部88を有し、軸方向
内端側にコの字状の一対の嵌合部89とを有しており、角状突部87から角軸部88に亘って固定部材72の軸方向に取付孔90が形成されている。角軸部88にナット挿入孔91が取付孔90に直交する方向に形成されており、ナット挿入孔91に角状のナット92が挿入されて取付孔90に対応する位置に収納保持されている。固定部材72の角状突部87が嵌合凹部77に回動不能に嵌合されて止めねじ93を取付孔76,90に挿入してナット92に螺合して締め付けることにより、固定部材72は座席側壁21に内方突出状に固定されている。なお、止めねじ93の頭部は収納凹部75内に保持されている。なお、ナット92は固定部材72にインサート成形してもよい。また、ナット92に代えて固定部材72に雌ねじを直接形成するようにしてもよい。
図11〜図13にも示すように、操作部材73は軸方向内端部の円板部98と円板部98から軸方向外方に突出した角板部99と角板部99から軸方向外方に突出した大幅板部100と大幅板部100から軸方向外方に突出した小幅板部101と小幅板部101から突出した径方向一対の操作片103とを備えている。一対の各操作片103は小幅板部101からその板厚方向に突出した連結支持部104と一対の連結支持部104から左右方向内方に突出した弾性屈曲部105と弾性屈曲部105の内端部から径方向外方に突出した突出軸部106と突出軸部106の外端部に形成した押圧操作部107とを有している。大幅板部100の小幅板部101側の両端部に、一対の案内溝82に対応する係合突起109が設けられ、一対の弾性屈曲部105の左右方向内端部の幅方向両端に係合段部110が形成されている。
操作部材73は支持筒部材71に対して左右方向内方から小幅板部101側から挿入されて、図8に示す如く小幅板部101、連結支持部104、弾性屈曲部105、大幅板部100が2組の規制片83,84間を通って支持筒部材71内に挿入され、係合段部110が一対2組の規制片83,84の左右方向内端部に係合され、一対の押圧操作部107が切欠凹部85に左右方向移動自在に嵌合され、一対の係合突起109がそれぞれ案内溝82に左右方向移動自在に係合保持されている。そして、小幅板部101の幅方向両端部が固定部材72の一対の嵌合部89にそれぞれ嵌合され、これにより、操作部材73は固定部材72に軸心廻りに回動不能でかつ左右方向内方に移動可能に係合されている。而して、第1使用姿勢X1又は第2使用姿勢X2のときに、操作部材73の一対の押圧操作部107を2本の指で径方向内方に押圧操作部107間が狭まるように摘みながら左右方向内方に引っ張ることにより、一対の突出軸部106が2組の各一対の規制片83,84間の左右方向内方に移動すると共に一対の弾性屈曲部105間が幅狭になって2組の規制片83,84間を左右方向内方に移動し、また、一対の係合突起109がそれぞれ案内溝82を左右方向内方に移動する。これによって、操作部材73が固定部材72及び支持筒部材71に対して左右方向内方に移動して、小幅板部101の幅方向両端部が固定部材72の一対の嵌合部89から左右方向内方に外れ、操作部材73が支持筒部材71乃至ハンドル27と共に固定部材72及び座席側壁21に対して軸心廻りに揺動可能になる。
上記実施形態によれば、ハンドル27を第1使用姿勢X1から第2使用姿勢X2に姿勢変更する場合、まず、操作部材73の一対の押圧操作部107を指で押圧操作部107間が狭まるように摘みながら左右方向内方に引っ張ることにより、操作部材73が固定部材72及び支持筒部材71に対して左右方向内方に移動して、小幅板部101の幅方向両端部が固定部材72の一対の嵌合部89から左右方向内方に外れ、これによりハンドルロック機構69が外れることによって、操作部材73が支持筒部材71乃至ハンドル27と共に固定部材72及び座席側壁21に対して第1使用姿勢X1から軸心廻りに揺動可能になる。次に、操作体39をバネ65に抗して軸心方向の左側(外側)に押圧することにより、操作体39が支持筒体37に対して左右方向外方に移動し、操作体39の廻止め係合部63が支持筒体37の廻り止め被係合部43から離脱する。すると、支持筒体37乃至ハンドル27は支持軸体38及び操作体39に対して軸心廻りに揺動可能になる。このとき、付勢手段29が第1使用姿勢X1側から不使用姿勢Yへハンドル27の姿勢を戻す方向に付勢力を発生しているため、付勢手段29の付勢力によって支持筒体37を介してハンドル27を付勢して、ハンドル27を自動的に第1使用姿勢X1側から不使用姿勢Yへ姿
勢変更させる。
その後、ハンドル27を把持してハンドル27を不使用姿勢Yから第2使用姿勢X2に揺動すれば、バネ65の付勢力によって、操作体39が左右方向内方に移動て、廻止め係合部63が廻り止め被係合部43は係合し、支持筒体37乃至ハンドル27が第2使用姿勢X2で揺動不能にロックされる。
さらにその後、操作部材73の一対の押圧操作部107を指で押圧操作部107間が狭まるように摘みながら左右方向外方に押圧することにより、操作部材73が固定部材72及び支持筒部材71に対して左右方向外方に移動して、第2使用姿勢X2で小幅板部101の幅方向両端部が固定部材72の一対の嵌合部89に嵌合し、これによりハンドルロック機構69がロックされることによって、操作部材73が支持筒部材71乃至ハンドル27と共に固定部材72及び座席側壁21に対して軸心廻りに揺動不能になる。
従って、第1使用姿勢X1から不使用姿勢Y乃至第2使用姿勢X2に片手でも簡単に姿勢変更できる。
また、ハンドル27を第2使用姿勢X2から第1使用姿勢X1に姿勢変更する場合も、第1使用姿勢X1から第2使用姿勢X2に姿勢変更する場合と略同様であり、操作部材73の一対の押圧操作部107を指で押圧操作部107間が狭まるように摘みながら左右方向内方に引っ張ることにより、ハンドルロック機構69が外れて、操作部材73が支持筒部材71乃至ハンドル27と共に固定部材72及び座席側壁21に対して第2使用姿勢X2から軸心廻りに揺動可能になる。次に、操作体39をバネ65に抗して軸心方向の左側(外側)に押圧することにより、付勢手段29の付勢力によって支持筒体37を介してハンドル27を付勢して、ハンドル27を自動的に第2使用姿勢X2側から不使用姿勢Yへ姿勢変更させる。その後、ハンドル27を把持してハンドル27を不使用姿勢Yから第1使用姿勢X1に揺動すれば、バネ65の付勢力によって操作体39が左右方向内方に移動して支持筒体37乃至ハンドル27が第1使用姿勢X1で揺動不能にロックされる。さらにその後、操作部材73の一対の押圧操作部107を指で操作部61間が狭まるように摘みながら左右方向外方に押圧することにより、第1使用姿勢で操作部材73が支持筒部材71乃至ハンドル27と共に固定部材72及び座席側壁21に対して軸心廻りに揺動不能になる。
従って、第2使用姿勢X2から不使用姿勢Y乃至第1使用姿勢X1に片手でも簡単に姿勢変更できる。
なお、前記実施の形態では、座部1を有する座席本体2と背凭れ部3を有する背凭れ体4とを別体に備え、背凭れ部3をリクライニングできるように構成しているが、これに代え、座席本体2側と背凭れ体4側と一体に構成して、座席本体2が互いに固着された座部1と背凭れ部3と左右一対の座席側壁21等を一体に有するように構成してもよい。
また、前記実施の形態では、ハンドル27は第1使用姿勢X1と不使用姿勢Yと第1使用姿勢X1と反対側の第2使用姿勢X2とに揺動可能とされているが、これに代え、ハンドル27が単に使用姿勢Xと不使用姿勢Yとに揺動可能とされた自転車用幼児座席のハンドル装置にも適用実施することができる。
また、前記実施の形態では、ハンドル27の他端部側に、第1使用姿勢X1と第2使用姿勢X2でハンドル27をロック解除自在にロックするハンドルロック機構69が設けられているが、ハンドル27の他端部側はハンドル27を単に筒体部材の軸心廻りに回動又は揺動自在に支持するようにしたものであってもよい。
21 座席側壁
27 ハンドル
29 付勢手段
30 ロック手段
37 支持筒体
38 支持軸体
39 操作体
43 廻止め被係合部
63 廻止め係合部
65 バネ
69 ハンドルロック機構
71 支持筒部材
72 固定部材
73 操作部材
X1 第1使用姿勢
X2 第2使用姿勢
Y 不使用姿勢

Claims (5)

  1. ハンドル(27)の両端部が左右一対の座席側壁(21)に枢着され、ハンドル(27)が使用姿勢(X1,X2)と不使用姿勢(Y)とに揺動可能とされた幼児座席のハンドル装置であって、
    前記ハンドル(27)の一端部と前記座席側壁(21)の一方との間には、ハンドル(27)を不使用姿勢(Y)側から使用姿勢(X1,X2)側へ揺動したときに使用姿勢(X1,X2)側から不使用姿勢(Y)側へハンドル(27)の姿勢を戻す方向に付勢力を発生する付勢手段(29)と、このハンドル(27)を使用姿勢で拘束可能なロック手段(30)とが設けられていることを特徴とする幼児座席のハンドル装置。
  2. ハンドル(27)の両端部が左右一対の座席側壁(21)に枢着され、ハンドル(27)が第1使用姿勢(X1)と不使用姿勢(Y)とこの不使用姿勢(Y)を境にして前記第1使用姿勢(X1)と反対側の第2使用姿勢(X2)とに揺動可能とされた幼児座席のハンドル装置であって、
    前記ハンドル(27)の一端部と前記座席側壁(21)の一方との間には、不使用姿勢(Y)から第1使用姿勢(X1)側へハンドル(27)を揺動したときに第1使用姿勢(X1)側から不使用姿勢(Y)へハンドル(27)の姿勢を戻す方向に付勢力を発生する一方、不使用姿勢(Y)から第2使用姿勢(X2)側へハンドル(27)を揺動したときに第2使用姿勢(X2)側から不使用姿勢(Y)へハンドル(27)の姿勢を戻す方向に付勢力を発生する付勢手段(29)と、このハンドル(27)を第1使用姿勢(X1)と第2使用姿勢(X2)とでそれぞれの姿勢を拘束可能なロック手段(30)とが設けられていることを特徴とする幼児座席のハンドル装置。
  3. 前記ハンドル(27)の一端に支持筒体(37)が形成されており、
    前記付勢手段(29)は、前記支持筒体(37)に内装されていて、一端部が支持筒体(37)に掛止され且つ他端部が前記座席側壁(21)に掛止されたバネで形成されており、
    前記ロック手段(30)には、座席側壁(21)に支持筒体(37)を揺動自在に支持する支持軸体(38)が設けられ、この支持軸体(38)に対して軸心方向に移動可能で且つ回転不能な操作体(39)が前記支持筒体(37)内に配置され、この操作体(39)と側壁(21)との間に操作体(39)を座席側壁(21)から弾発するバネ(65)が設けられ、前記支持筒体(37)内には、操作体(39)に形成した係合部(63)と係合することによってハンドル(27)の揺動を拘束する被係合部(43)が設けられ、この被係合部(43)は操作体(39)をバネ(65)に抗して軸心方向に移動することにより係合部(63)から離脱可能に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の幼児座席のハンドル装置。
  4. ハンドル(27)の他端部側に、使用姿勢(X1,X2)でハンドル(27)をロック解除自在にロックするハンドルロック機構(69)が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の幼児座席のハンドル装置。
  5. ハンドルロック機構(69)は、ハンドル(27)の他端部に設けられた支持筒部材(71)と、ハンドル(27)の他端側の座席側壁(21)に左右方向内方に突設された固定部材(72)と、支持筒部材(71)に相対回動不能でかつ左右移動自在に内嵌保持された操作部材(73)とを備え、
    ハンドル(27)が前記第1使用姿勢(X1)と第2使用姿勢(X2)とに回動するように支持筒部材(71)が固定部材(72)に回動自在に外嵌され、第1使用姿勢(X1)と第2使用姿勢(X2)とのときに操作部材(73)を固定部材(72)側に移動したときに操作部材(73)が固定部材(72)に相対回動不能に係合すると共に、操作部材(73)を固定部材(72)とは反対側に移動したときに、操作部材(73)が固定部材(72)に対して相対回動自在となるべく係合が外れるように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の幼児座席のハンドル装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013244847A (ja) * 2012-05-25 2013-12-09 Ogk Co Ltd 幼児用座席装置のハンドル装置
JP2017214045A (ja) * 2016-05-26 2017-12-07 オージーケー技研株式会社 自転車用前側子供乗せ
JP2018047852A (ja) * 2016-09-23 2018-03-29 オージーケー技研株式会社 自転車用子供乗せ

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