JPWO2010137128A1 - コンバータの制御装置およびそれを備える電動車両 - Google Patents

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Abstract

電圧制御演算部(106)は、電圧指令値(VR)から電圧(Vm)の検出値を減算した値を減算部(104)から受け、電圧(Vm)を電圧指令値(VR)に一致させるための制御演算を実行する。電圧制御演算部(106)は、算出された制御量を電流指令値(IR)として出力する。電流制御演算部(110)は、電流指令値(IR)から電流(IL)の検出値を減算した値を減算部(108)から受け、電流(IL)を電流指令値(IR)に一致させるための制御演算を実行する。駆動信号生成部(112)は、電流制御演算部(110)から受けるデューティー指令値(d)に基づいて、昇圧コンバータを駆動するための信号(PWC)を生成する。

Description

この発明は、コンバータの制御装置およびそれを備える電動車両に関し、特に、直流電源と電気負荷装置との間に設けられ、直流電源の電圧以上に出力電圧を昇圧するコンバータの制御装置およびそれを備える電動車両に関する。
二つのスイッチング素子とリアクトルとから成る、いわゆるチョッパ型のコンバータにおいては、二つのスイッチング素子のスイッチング状態を切替えるときに、二つのスイッチング素子が同時にオン状態(導通状態)になるのを防止するために、両スイッチング素子を一時的にオフとするデッドタイムが一般的に設けられる。ところが、このデッドタイムの影響により、リアクトルに流れる電流の向きが変化するとき、コンバータの出力電圧が変動するという問題がある。
この問題に対して、特開2007−325435号公報(特許文献1)は、昇圧コンバータの出力電圧が予期せずに高くなるのを抑制可能な電源装置を開示する。この電源装置においては、昇圧コンバータのリアクトルに流れる電流がデッドタイム時に値0で停滞する現象がスイッチング素子のスイッチング周期で生じると、周期的ゼロ電流停滞状態に至ったと判定され、昇圧コンバータの電圧指令値が所定電圧だけ下方修正される。これにより、デッドタイムの影響により昇圧コンバータの出力電圧が予期せずに高くなるのを抑制する(特許文献1参照)。
特開2007−325435号公報 特開2004−112904号公報 特開2004−135465号公報 特開平7−147775号公報 特開平11−308871号公報
上記公報に開示される電源装置では、昇圧コンバータの下アームの電圧検出値やリアクトル電流の検出値に基づいてゼロ電流停滞状態か否かを判定し、その判定結果に基づいて昇圧コンバータを制御するので、下アームの電圧やリアクトル電流を検出するセンサの誤差等によりゼロ電流停滞状態か否かを誤判定する可能性があり、その結果電圧変動を抑制できない可能性がある。
また、上記公報に開示される手法は、ゼロ電流停滞状態に至ったと判定されると、昇圧コンバータの電圧指令値を所定電圧だけ下方修正することによって、デッドタイムの影響により昇圧コンバータの出力電圧が予期せずに高くなるのを抑制するものであるが、昇圧コンバータの出力電圧の変動自体を抑制するものではない。
それゆえに、この発明の目的は、デッドタイムの影響によるコンバータ出力電圧の変動を抑制可能なコンバータの制御装置およびそれを備えた電動車両を提供することである。
この発明によれば、コンバータの制御装置は、直流電源と電気負荷装置との間に設けられ、かつ、直流電源の電圧以上に出力電圧を昇圧するコンバータの制御装置である。コンバータは、リアクトルと、第1および第2のスイッチング素子と、第1および第2のダイオードとを含む。リアクトルは、直流電源の正極に一端が接続される。第1のスイッチング素子は、リアクトルの他端と電気負荷装置との間に接続される。第2のスイッチング素子は、リアクトルの他端と直流電源の負極との間に接続される。第1および第2のダイオードは、第1および第2のスイッチング素子にそれぞれ逆並列に接続される。第1および第2のスイッチング素子の動作には、第1および第2のスイッチング素子が同時に導通状態になるのを防止するためのデッドタイムが設けられる。制御装置は、電圧制御部と、電流制御部と、信号生成部とを備える。電圧制御部は、出力電圧を目標電圧に調整するための制御演算を実行する。電流制御部は、電圧制御部の制御出力を目標電流として、リアクトルに流れる電流を目標電流に調整するための制御演算を実行する。信号生成部は、電流制御部の制御出力に基づいて、第1および第2のスイッチング素子を駆動するための信号を生成する。
好ましくは、電気負荷装置は、電動機を含む。制御装置は、電圧制御周期設定部をさらに備える。電圧制御周期設定部は、電動機の回転に伴ない発生する周期的な電力変動に基づいて、電圧制御部の演算周期を設定する。
さらに好ましくは、電圧制御周期設定部は、電圧制御部の演算周期を電力変動の周期の1/4以下に設定する。
好ましくは、電気負荷装置は、第1の電動機を含む。制御装置は、第1の変動推定部をさらに備える。第1の変動推定部は、第1の電動機のトルクおよび回転数に基づいて、第1の電動機の回転に伴ない発生する周期的な電力変動量を示す第1の変動量を推定する。電流制御部は、電圧制御部の制御出力に第1の変動量を加算した値を目標電流として制御演算を実行する。
さらに好ましくは、電気負荷装置は、第2の電動機をさらに含む。制御装置は、第2の変動推定部をさらに備える。第2の変動推定部は、第2の電動機のトルクおよび回転数に基づいて、第2の電動機の回転に伴ない発生する周期的な電力変動量を示す第2の変動量を推定する。電流制御部は、電圧制御部の制御出力に第1および第2の変動量を加算した値を目標電流として制御演算を実行する。
また、この発明によれば、電動車両は、直流電源と、直流電源から供給される電力を用いて車両の駆動力を発生する駆動力発生部と、直流電源と駆動力発生部との間に設けられ、駆動力発生部の入力電圧を直流電源の電圧以上に昇圧する上述のコンバータと、上述したいずれかのコンバータの制御装置とを備える。
このコンバータの制御装置においては、出力電圧を目標電圧に調整するための制御演算を実行する電圧制御部の制御出力を目標電流として、リアクトルに流れる電流を目標電流に調整するための制御演算を実行する電流制御部が設けられるので、コンバータのリアクトルに流れる電流がデッドタイム時に値0で停滞する現象の発生を抑制できる。したがって、このコンバータの制御装置によれば、デッドタイムの影響によるコンバータ出力電圧の変動を抑制することができる。
この発明の実施の形態1によるコンバータの制御装置が適用される電動車両の電気システムを示した図である。 図1に示す制御装置の、昇圧コンバータの制御に関する部分の機能ブロック図である。 図2に示すサンプル/ホールド回路による電流のサンプリングタイミングを説明するための図である。 リアクトルに流れる電流の向きが変化するときの電圧および電流を示した図である。 仮に実施の形態1における電流制御が設けられていない場合の電圧および電流を示した図である。 図4の時刻t1近傍におけるスイッチング素子の動作および電流の挙動を示した図である。 図4の時刻t3近傍におけるスイッチング素子の動作および電流の挙動を示した図である。 図4の時刻t5近傍におけるスイッチング素子の動作および電流の挙動を示した図である。 図5の時刻t2近傍におけるスイッチング素子の動作および電流の挙動を示した図である。 図5の時刻t4近傍におけるスイッチング素子の動作および電流の挙動を示した図である。 実施の形態2における制御装置の、昇圧コンバータの制御に関する部分の機能ブロック図である。 制御装置により実行される電圧制御の演算周期設定処理を説明するためのフローチャートである。 モータジェネレータの回転に伴ない発生する電力リプルおよび実施の形態3の制御効果を示した図である。 モータジェネレータの回転に伴ない発生する電力リプルが直流電源で吸収されない場合を示した図である。 実施の形態3における制御装置の、昇圧コンバータの制御に関する部分の機能ブロック図である。 制御装置により実行される電流補正量の算出処理を説明するためのフローチャートである。 実施の形態4によるコンバータの制御装置が適用される電動車両の電気システムを示した図である。 実施の形態4における制御装置の、昇圧コンバータの制御に関する部分の機能ブロック図である。 実施の形態4の制御効果を示した図である。 電流補正が実施されない場合を示した図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1によるコンバータの制御装置が適用される電動車両の電気システムを示した図である。図1を参照して、電動車両100は、直流電源Bと、昇圧コンバータ10と、インバータ20と、モータジェネレータM1と、正極線PL1,PL2と、負極線NLと、平滑コンデンサCとを備える。また、電動車両100は、制御装置30と、電圧センサ52,56と、電流センサ54,58,60と、回転角センサ62とをさらに備える。
昇圧コンバータ10は、リアクトルL1と、電力用半導体スイッチング素子(以下、単に「スイッチング素子」と称する。)Q1,Q2と、ダイオードD1,D2とを含む。リアクトルL1の一方端は、直流電源Bの正極に接続される正極線PL1に接続され、他方端は、スイッチング素子Q1とスイッチング素子Q2との中間点、すなわち、スイッチング素子Q1のエミッタとスイッチング素子Q2のコレクタとの接続点に接続される。スイッチング素子Q1,Q2は、正極線PL2と直流電源Bの負極に接続される負極線NLとの間に直列に接続される。そして、スイッチング素子Q1のコレクタは正極線PL2に接続され、スイッチング素子Q2のエミッタは負極線NLに接続される。スイッチング素子Q1,Q2のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードD1,D2がそれぞれ接続される。
なお、上記のスイッチング素子Q1,Q2および後述のスイッチング素子Q11〜Q16,Q21〜Q26として、たとえば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)や電力用MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ等を用いることができる。
インバータ20は、U相アーム22と、V相アーム24と、W相アーム26とを含む。U相アーム22、V相アーム24およびW相アーム26は、正極線PL2と負極線NLとの間に並列に接続される。U相アーム22は、直列に接続されたスイッチング素子Q11,Q12を含む。V相アーム24は、直列に接続されたスイッチング素子Q13,Q14を含む。W相アーム26は、直列に接続されたスイッチング素子Q15,Q16を含む。また、スイッチング素子Q11〜Q16のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードD11〜D16がそれぞれ接続される。そして、各相アームの中間点は、モータジェネレータM1の各相コイルにそれぞれ接続されている。
直流電源Bは、再充電可能な蓄電装置であり、たとえばニッケル水素やリチウムイオン等の二次電池である。なお、直流電源Bとして、二次電池に代えて、電気二重層キャパシタや、大容量のコンデンサ、フライホイール等を用いてもよい。
昇圧コンバータ10は、制御装置30からの信号PWCに基づいて、正極線PL2および負極線NL間の電圧(以下「システム電圧」とも称する。)を直流電源Bの出力電圧以上に昇圧する。なお、システム電圧が目標電圧よりも低い場合、スイッチング素子Q2のオンデューティーを大きくすることによって正極線PL1から正極線PL2へ電流を流すことができ、システム電圧を上昇させることができる。一方、システム電圧が目標電圧よりも高い場合、スイッチング素子Q1のオンデューティーを大きくすることによって正極線PL2から正極線PL1へ電流を流すことができ、システム電圧を低下させることができる。
インバータ20は、制御装置30からの信号PWI1に基づいて、正極線PL2および負極線NLから供給される直流電力を三相交流に変換してモータジェネレータM1へ出力し、モータジェネレータM1を駆動する。これにより、モータジェネレータM1は、トルク指令値TR1によって指定されたトルクを発生するように駆動される。また、インバータ20は、車両の制動時、モータジェネレータM1により発電された三相交流電力を信号PWI1に基づいて直流に変換し、正極線PL2および負極線NLへ出力する。
平滑コンデンサCは、正極線PL2と負極線NLとの間に接続される。平滑コンデンサCは、正極線PL2および負極線NLにおけるリプルを低減する。
モータジェネレータM1は、交流電動機であり、たとえば、永久磁石が埋設されたロータを備える三相交流電動機である。モータジェネレータM1は、図示されない駆動輪に機械的に連結され、車両を駆動するためのトルクを発生する。また、モータジェネレータM1は、車両の制動時、車両の運動エネルギーを駆動輪から受けて発電する。なお、この電動車両100がハイブリッド車両であれば、モータジェネレータM1は、図示されないエンジンに機械的に連結され、エンジンの動力を用いて発電し、かつ、エンジンの始動も行なうものとして、ハイブリッド車両に組み込まれてもよい。
電圧センサ52は、直流電源Bの電圧Vbを検出し、その検出値を制御装置30へ出力する。電流センサ54は、昇圧コンバータ10のリアクトルL1に流れる電流ILを検出し、その検出値を制御装置30へ出力する。電圧センサ56は、平滑コンデンサCの端子間電圧、すなわち正極線PL2と負極線NLとの間の電圧Vmを検出し、その検出値を制御装置30へ出力する。電流センサ58,60は、それぞれV相の電流Iv1およびW相の電流Iw1を検出し、それらの検出値を制御装置30へ出力する。回転角センサ62は、モータジェネレータM1のロータの回転角θ1を検出し、その検出値を制御装置30へ出力する。
制御装置30は、電圧センサ52,56からの電圧Vb,Vmおよび電流センサ54からの電流ILの各検出値に基づいて、昇圧コンバータ10を駆動するための信号を生成し、その生成した信号を信号PWCとして昇圧コンバータ10へ出力する。また、制御装置30は、電流センサ58,60からの電流Iv1,Iw1、回転角センサ62からの回転角θ1および電圧Vmの各検出値、ならびに図示されない外部ECUから受けるモータジェネレータM1のトルク指令値TR1およびモータ回転数MRN1に基づいて、モータジェネレータM1を駆動するための信号PWI1を生成し、その生成した信号PWI1をインバータ20へ出力する。
図2は、図1に示した制御装置30の、昇圧コンバータ10の制御に関する部分の機能ブロック図である。図2を参照して、制御装置30は、電圧指令生成部102と、減算部104,108と、電圧制御演算部106と、電流制御演算部110と、駆動信号生成部112と、キャリア生成部114と、サンプル/ホールド(以下「S/H」と称する。)回路116とを含む。
電圧指令生成部102は、昇圧コンバータ10の出力電圧である電圧Vmの目標値を示す電圧指令値VRを生成する。たとえば、電圧指令生成部102は、モータジェネレータM1のトルク指令値TR1およびモータ回転数MRN1から算出されるモータジェネレータM1のパワーに基づいて電圧指令値VRを生成する。
減算部104は、電圧Vmの検出値を電圧指令値VRから減算し、その演算結果を電圧制御演算部106へ出力する。電圧制御演算部106は、電圧指令値VRから電圧Vmの検出値を減算した値を減算部104から受け、電圧Vmを電圧指令値VRに一致させるための制御演算(たとえば比例積分制御)を実行する。そして、電圧制御演算部106は、算出された制御量を電流指令値IRとして出力する。
一方、キャリア生成部114は、後述の駆動信号生成部112においてPWM(Pulse Width Modulation)信号を生成するための、三角波から成るキャリア信号を生成し、その生成したキャリア信号を駆動信号生成部112およびS/H回路116へ出力する。S/H回路116は、キャリア生成部114から受けるキャリア信号の山および谷のタイミングで電流ILのサンプリングを実施する。
減算部108は、電圧制御演算部106から出力される電流指令値IRから、S/H回路116によってサンプリング/ホールドされた電流ILの検出値を減算し、その演算結果を電流制御演算部110へ出力する。電流制御演算部110は、電流指令値IRから電流ILの検出値を減算した値を減算部108から受け、電流ILを電流指令値IRに一致させるための制御演算(たとえば比例積分制御)を実行する。なお、電流制御演算部110の演算周期は、電圧制御演算部106の演算周期よりも短く設定される。そして、電流制御演算部110は、算出された制御量をデューティー指令値dとして駆動信号生成部112へ出力する。
駆動信号生成部112は、電流制御演算部110から受けるデューティー指令値dを、キャリア生成部114から受けるキャリア信号と大小比較し、その比較結果に応じて論理状態が変化する信号PWCを生成する。そして、駆動信号生成部112は、その生成された信号PWCを昇圧コンバータ10のスイッチング素子Q1,Q2へ出力する。
この制御装置30においては、電圧Vmを電圧指令値VRに一致させるための制御演算が電圧制御演算部106により実行される(電圧制御)。そして、電圧制御演算部106の制御出力を電流ILの電流指令値IRとして、電流ILを電流指令値IRに一致させるための制御演算が電流制御演算部110により実行される(電流制御)。これにより、電圧指令値VRに対する電圧Vmの偏差が発生すると、その偏差をなくすように電流指令値IRが修正され、電流ILが電流指令値IRに一致するように電流制御が実行されるので、リアクトル電流(電流IL)がデッドタイム時に値0で停滞する現象の発生を抑制できる。その結果、電圧Vmの変動が抑制される。
なお、減算部104、電圧制御演算部106、減算部108および電流制御演算部110は、電圧Vmを電圧指令値VRに一致させるためのメインループ118を形成し、減算部108および電流制御演算部110は、電流ILを電流指令値IRに一致させるためのマイナーループ120を形成する。
図3は、図2に示したS/H回路116による電流ILのサンプリングタイミングを説明するための図である。図3を参照して、S/H回路116は、キャリア生成部114(図2)により生成されるキャリア信号CRの山および谷で電流ILのサンプリングを実施する。これにより、電流ILのリプル変動の中間値をサンプリングすることができ、原理的に電流ILの平均値を取得することができる。そして、このような電流ILの平均値を用いることによって、電流制御演算部110により実行される電流制御の応答性を高めることができる。
図4は、リアクトルL1に流れる電流ILの向きが変化するときの電圧Vmおよび電流ILを示した図である。上述のように、リアクトルL1に流れる電流ILの向きが変化するとき、デッドタイムの影響により昇圧コンバータの出力電圧が変動し得る。比較のために、この実施の形態1における電流制御が設けられていない場合(すなわち、電圧制御演算部106による電圧制御のみであり、従来技術に相当する。)の電圧Vmおよび電流ILを図5に示す。また、この図4,5では、一例として、電流ILが正(直流電源BからリアクトルL1へ電流が流れる。)から負(リアクトルL1から直流電源Bへ電流が流れる。)に変化するときの電圧Vmおよび電流ILが示されている。
図4,5を参照して、電流ILの向きが正から負へ変化するとき、デッドタイムの影響によりコンバータの出力電圧が上昇し得る。電圧制御演算部106による電圧制御のみの場合(図5)、電圧指令値VR(図示せず)と電圧Vmとの偏差がある程度大きくならないとデューティー指令値dが変化しないので、電圧Vmの上昇を抑えきれていない。電流ILについては、後ほど詳しく見るように、デッドタイムの影響により電流ILが一時的に値0に停滞する現象が発生し、これが原因となって電圧Vmの変動が発生している。
一方、図4に示されるように、電流制御が設けられるこの実施の形態1では、電圧偏差をなくすように電流ILの電流指令値IRが生成され、その生成された電流指令値IRに電流ILが一致するように電流制御が実行されるので、電流ILが値0で停滞する現象の発生が抑制される。したがって、図5に示されるような電圧Vmの変動は発生しない。その結果、この実施の形態1では、平滑コンデンサC(図1)を小型化し、システムを低コスト化できる。
図6〜図10は、図4,5に示した電流ILの挙動をより詳細に説明するための図である。図6〜図8は、それぞれ図4の時刻t1,t3,t5の近傍におけるスイッチング素子Q1,Q2の動作および電流ILの挙動を示す。図6を参照して、たとえば、時刻t11において、キャリア信号CRがデューティー指令値dよりも大きくなると、上アームのスイッチング素子Q1がオフされる。ここで、下アームのスイッチング素子Q2は直ちにオンされず、デッドタイムDTをおいた時刻t12において、スイッチング素子Q2がオンされる。
そして、時刻t13において、キャリア信号CRがデューティー指令値dよりも小さくなると、スイッチング素子Q2がオフされる。ここで、スイッチング素子Q1は直ちにオンされず、デッドタイムDTをおいた時刻t14において、スイッチング素子Q1がオンされる。
なお、図7,図8についても図6と同様の説明ができるので、図7,図8については説明を繰返さない。
一方、図9,図10は、それぞれ図5の時刻t2,t4の近傍におけるスイッチング素子Q1,Q2の動作および電流ILの挙動を示す。図9を参照して、たとえば、時刻t21において、キャリア信号CRがデューティー指令値dよりも大きくなると、上アームのスイッチング素子Q1がオフされる。このとき、下アームのスイッチング素子Q2が直ちにオンされれば電流ILは直ちに増加するけれども、電流制御されていない状況下では、デッドタイムDTにより電流ILは零となる(電流停滞)。
そして、デッドタイムDT経過後の時刻t22において、スイッチング素子Q2がオンされ、電流ILが流れ始める。
また、図10を参照して、たとえば、時刻t43において、キャリア信号CRがデューティー指令値dよりも小さくなると、下アームのスイッチング素子Q2がオフされる。このとき、上アームのスイッチング素子Q1が直ちにオンされれば負の電流ILが直ちに流れるけれども、電流制御されていない状況下では、デッドタイムDTにより電流ILは零となる(電流停滞)。
そして、デッドタイムDT経過後の時刻t44において、スイッチング素子Q1がオンされ、負の電流ILが流れ始める。
このように、電流ILの向きが変化するとき(電流ILの絶対値が小さくなるとき)、デッドタイムDTの影響により電流ILが値0となる電流停滞が発生し、これにより電圧Vmが変動し得る。そこで、この実施の形態1では、電流ILが電流指令値IRに一致するように電流制御が実行されるので、デッドタイムの影響により電流停滞が発生すると、電流指令値IRと電流ILとの偏差に基づきデューティー指令値dが速やかに変更され、電流停滞が解消される。
なお、電圧制御演算部106(図2)の出力側にリミッタを設け、電流指令値IRに上限を設けてもよい。これにより、昇圧コンバータ10に過電流が流れるのを防止することができる。
以上のように、この実施の形態1においては、リアクトルL1に流れる電流ILを電流指令値IRに制御する電流制御演算部110が設けられるので、デッドタイム時に電流ILが値0で停滞する現象の発生を抑制できる。したがって、この実施の形態1によれば、デッドタイムの影響による電圧Vmの変動を抑制することができる。
その結果、平滑コンデンサCを小型化でき、装置の小型化・低コスト化を実現できる。また、電圧Vmが安定するので、インバータ20によるモータジェネレータM1の制御を高応答化できる。さらに、デッドタイムの影響による電圧Vmの変動を抑制するためにキャリア周波数を下げる等の対応も不要であるので、キャリア周波数の変更に伴なう騒音等を懸念する必要もない。
[実施の形態2]
この実施の形態2では、モータジェネレータM1の回転に伴ない発生する電力リプルを直流電源Bで吸収可能なように昇圧コンバータ10を動作させることによって、電圧Vmの変動をさらに抑制する。
再び図1を参照して、この実施の形態2によるコンバータの制御装置30Aが適用される電動車両の電気システムの全体構成は、図1に示した実施の形態1と同じである。
図11は、実施の形態2による制御装置30Aの、昇圧コンバータ10の制御に関する部分の機能ブロック図である。図11を参照して、制御装置30Aは、図2に示した制御装置30の構成において、モータリプル周波数算出部122と、電圧制御周期設定部124とをさらに含む。
モータリプル周波数算出部122は、モータジェネレータM1のトルク指令値TR1およびモータ回転数MRN1に基づいて、モータジェネレータM1の回転に伴ない発生する電力リプルの周波数fmxを算出する。たとえば、モータリプル周波数算出部122は、モータジェネレータM1のトルクおよび回転数とモータジェネレータM1の回転に伴ない発生する電力リプルの周波数との関係について予め求められたマップを用いて、トルク指令値TR1およびモータ回転数MRN1に基づいて周波数fmxを算出する。
あるいは、モータジェネレータM1の制御モードが矩形波制御モードのとき、電気6次成分(モータジェネレータM1の交流周波数の第6次成分)の電力リプルが発生することが知られているところ、制御モードが矩形波制御モードであれば、次式により算出されるモータジェネレータM1の電気6次成分を周波数fmxとしてもよい。
fmx=(MRN1×p/60)×6 …(1)
ここで、pはモータ極対数である。
電圧制御周期設定部124は、モータリプル周波数算出部122により算出された周波数fmxに基づいて、電圧制御演算部106により実行される電圧制御の周期Tvcontを設定する。具体的には、電圧制御周期設定部124は、次式に示されるように、電圧制御の周期Tvcontを、周波数fmxに対応する周期(1/fmx)の1/4以下に設定する。
Tvcont≦1/fmx/4 …(2)
ここで、電圧制御の周期Tvcontを、周波数fmxに対応する周期(1/fmx)の1/4以下に設定するのは、周波数fmxで発生するリプルを確実に検出するためである。ちなみに、たとえば電圧制御の周期Tvcontが周期(1/fmx)の1/2では、周波数fmxで発生するリプルを検知できない可能性がある。なお、電圧制御の制御演算を実行する制御装置30Aの負荷を考慮すると、周期Tvcontを1/fmx/4に設定するのが好ましい。
そして、電圧制御周期設定部124により設定された周期Tvcontは、電圧制御演算部106へ出力され、電圧制御演算部106は、周期Tvcontで制御演算を実行する。
図12は、制御装置30Aにより実行される電圧制御の演算周期設定処理を説明するためのフローチャートである。なお、このフローチャートに示される処理は、一定時間毎または所定の条件が成立する毎にメインルーチンから呼び出されて実行される。
図12を参照して、制御装置30Aは、モータジェネレータM1のトルク指令値TR1およびモータ回転数MRN1を入力する(ステップS10)。次いで、制御装置30Aは、予め求められたマップを用いる等して、トルク指令値TR1およびモータ回転数MRN1に基づいて、モータジェネレータM1の回転に伴ない発生する電力リプルの周波数fmxを算出する(ステップS20)。
次いで、制御装置30Aは、上記の式(2)を用いて、ステップS20において算出された周波数fmxに基づいて電圧制御の周期Tvcontを設定する(ステップS30)。たとえば、制御装置30Aは、周期Tvcontを1/fmx/4に設定する。そして、制御装置30Aは、設定された周期Tvcontで昇圧コンバータ10の電圧制御を実行する。
図13は、モータジェネレータM1の回転に伴ない発生する電力リプルおよび実施の形態3の制御効果を示した図である。なお、比較のために、モータジェネレータM1の回転に伴ない発生する電力リプルが直流電源Bで吸収されない場合を図14に示す。
図13を参照して、電力Pmは、モータジェネレータM1の電力であり、モータジェネレータM1の回転に伴ないリプルが発生する。この実施の形態2では、電力Pmのリプルに応じて昇圧コンバータ10の電圧制御が動作し、電力Pmのリプルが直流電源Bによって吸収される(直流電源Bの電力Pbがモータ電力Pmのリプルに同期して変動)。これにより、昇圧コンバータ10の出力側に設けられた平滑コンデンサCの電力Pcの変動および電圧Vmの変動が抑制される。
一方、図14を参照して、モータジェネレータM1の回転に伴ない発生する電力リプルが直流電源Bで吸収されないと、電力Pmのリプルが平滑コンデンサCの電力Pcにそのまま表われ、その結果、電圧Vmが大きく変動する。
なお、上記においては、平滑コンデンサCの容量が従来レベルであることを前提に電圧Vmの変動を抑制できるとしたが、電圧Vmの変動を従来レベルまで許容できる場合には、平滑コンデンサCの容量を低減させることが可能である。
以上のように、この実施の形態2においては、電力Pmのリプルに応じて昇圧コンバータ10の電圧制御が動作するように電圧制御の演算周期を設定するので、電力Pmのリプルが直流電源Bで吸収される。したがって、この実施の形態2によれば、電圧Vmの変動をさらに抑制できる。その結果、平滑コンデンサCを小型化でき、装置の小型化・低コスト化を実現できる。また、平滑コンデンサCの充放電電流が低減されるので、平滑コンデンサCの発熱も低減される。
[実施の形態3]
この実施の形態3では、モータジェネレータM1の回転に伴ない発生する電力リプルを推定し、その推定した電力リプルに応じて昇圧コンバータ10の電流を変化させることによって電圧Vmの変動を抑制する。
再び図1を参照して、この実施の形態3によるコンバータの制御装置30Bが適用される電動車両の電気システムの全体構成は、図1に示した実施の形態1と同じである。
図15は、実施の形態3による制御装置30Bの、昇圧コンバータ10の制御に関する部分の機能ブロック図である。図15を参照して、制御装置30Bは、図2に示した制御装置30の構成において、モータ電力リプル推定部126と、電流補正量算出部128とをさらに含み、減算部108に代えて演算部108Aを含む。
モータ電力リプル推定部126は、モータジェネレータM1のトルク指令値TR1およびモータ回転数MRN1に基づいて、モータジェネレータM1の回転に伴ない発生する電力リプルの振幅および位相を推定する。たとえば、モータ電力リプル推定部126は、モータジェネレータM1のトルクおよび回転数とモータジェネレータM1の回転に伴ない発生する電力リプルの6次成分の振幅および位相との関係について予め求められたマップを用いて、トルク指令値TR1およびモータ回転数MRN1に基づいて電力リプルの6次成分の振幅Pmx1および位相α1を推定する。
電流補正量算出部128は、モータ電力リプル推定部126により推定された電力リプルの振幅Pmx1および位相α1ならびに回転角センサ62からの回転角θ1の検出値に基づいて、電力リプルに相当する電流補正量Imx1を次式に基づいて算出する。
Imx1={Pmx1×sin(6×θ1+α1)}/Vm …(3)
そして、演算部108Aは、電圧制御演算部106から出力される電流指令値IRに電流補正量Imx1を加算し、S/H回路116によってサンプリング/ホールドされた電流ILの検出値をさらに減算し、その演算結果を電流制御演算部110へ出力する。
図16は、制御装置30Bにより実行される電流補正量の算出処理を説明するためのフローチャートである。なお、このフローチャートに示される処理も、一定時間毎または所定の条件が成立する毎にメインルーチンから呼び出されて実行される。
図16を参照して、制御装置30Bは、モータジェネレータM1のトルク指令値TR1およびモータ回転数MRN1を入力する(ステップS110)。次いで、制御装置30Bは、予め求められたマップを用いて、トルク指令値TR1およびモータ回転数MRN1に基づいて、モータジェネレータM1の回転に伴ない発生する電力リプルの6次成分の振幅Pmx1および位相α1を推定する(ステップS120)。
次いで、制御装置30Bは、上記の式(3)を用いて、ステップS120において推定された振幅Pmx1および位相α1に基づいて電流補正量Imx1を算出する(ステップS130)。
なお、上記においては、電気6次成分のリプルが大きいことから、一例として、モータジェネレータM1の回転に伴ない発生する電力リプルの6次成分を推定し、その推定値に基づいて電流補正を行なうものとしたが、電力リプルの発生状況に応じてその他の次数成分を推定し、その推定値に基づいて電流補正を行なってもよい。
以上のように、この実施の形態3においては、モータジェネレータM1の回転に伴ない発生する電力リプルを推定し、その推定した電力リプルに応じて電流制御の指令値を補正するので、電力リプルが直流電源Bで吸収される。したがって、この実施の形態3によっても実施の形態2と同様の効果が得られる。
さらに、この実施の形態3によれば、電圧制御の演算周期を変更し、あるいは速める必要がないので、制御装置30Bの処理負荷を抑えることが可能である。
[実施の形態4]
この実施の形態4では、実施の形態3における制御を2モータシステムに適用した場合の実施例が示される。
図17は、実施の形態4によるコンバータの制御装置が適用される電動車両の電気システムを示した図である。図17を参照して、電動車両100Aは、図1に示した電動車両100の構成において、インバータ31と、モータジェネレータM2と、電流センサ64,66と、回転角センサ68とをさらに備え、制御装置30に代えて制御装置30Cを備える。
インバータ31は、U相アーム32と、V相アーム34と、W相アーム36とを含む。U相アーム32、V相アーム34およびW相アーム36は、正極線PL2と負極線NLとの間に並列に接続される。U相アーム32は、直列に接続されたスイッチング素子Q21,Q22を含む。V相アーム34は、直列に接続されたスイッチング素子Q23,Q24を含む。W相アーム36は、直列に接続されたスイッチング素子Q25,Q26を含む。スイッチング素子Q21〜Q26のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードD21〜D26がそれぞれ接続される。そして、各相アームの中間点は、モータジェネレータM2の各相コイルにそれぞれ接続されている。
インバータ31は、制御装置30Cからの信号PWI2に基づいて、正極線PL2および負極線NLから供給される直流電力を三相交流に変換してモータジェネレータM2へ出力し、モータジェネレータM2を駆動する。これにより、モータジェネレータM2は、トルク指令値TR2によって指定されたトルクを発生するように駆動される。
モータジェネレータM2も、モータジェネレータM1と同様に交流電動機であり、たとえば、永久磁石が埋設されたロータを備える三相交流電動機である。電流センサ64,66は、それぞれV相の電流Iv2およびW相の電流Iw2を検出し、それらの検出値を制御装置30Cへ出力する。回転角センサ68は、モータジェネレータM2のロータの回転角θ2を検出し、その検出値を制御装置30Cへ出力する。
制御装置30Cは、昇圧コンバータ10を駆動するための信号PWCおよびモータジェネレータM1を駆動するための信号PWI1を生成するほか、電流センサ64,66からの電流Iv2,Iw2、回転角センサ68からの回転角θ2および電圧Vmの各検出値、ならびに図示されない外部ECUから受けるモータジェネレータM2のトルク指令値TR2およびモータ回転数MRN2に基づいて、モータジェネレータM2を駆動するための信号PWI2を生成し、その生成した信号PWI2をインバータ31へ出力する。
図18は、実施の形態4における制御装置30Cの、昇圧コンバータ10の制御に関する部分の機能ブロック図である。図18を参照して、制御装置30Cは、図15に示した制御装置30Bの構成において、モータ電力リプル推定部130と、電流補正量算出部132と、加算部134とをさらに含む。
モータ電力リプル推定部130は、モータジェネレータM2のトルク指令値TR2およびモータ回転数MRN2に基づいて、モータジェネレータM2の回転に伴ない発生する電力リプルの振幅および位相を推定する。たとえば、モータ電力リプル推定部130は、モータジェネレータM2のトルクおよび回転数とモータジェネレータM2の回転に伴ない発生する電力リプルの6次成分の振幅および位相との関係について予め求められたマップを用いて、トルク指令値TR2およびモータ回転数MRN2に基づいて電力リプルの6次成分の振幅Pmx2および位相α2を推定する。
電流補正量算出部132は、モータ電力リプル推定部130により推定された電力リプルの振幅Pmx2および位相α2ならびに回転角センサ68からの回転角θ2の検出値に基づいて、電力リプルに相当する電流補正量Imx2を次式に基づいて算出する。
Imx2={Pmx2×sin(6×θ2+α2)}/Vm …(4)
加算部134は、電流補正量算出部128によって算出された電流補正量Imx1に、電流補正量算出部132によって算出された電流補正量Imx2を加算し、その加算値を演算部108Aへ出力する。
そして、演算部108Aは、電圧制御演算部106から出力される電流指令値IRに電流補正量Imx1,Imx2を加算し、S/H回路116によってサンプリング/ホールドされた電流ILの検出値をさらに減算し、その演算結果を電流制御演算部110へ出力する。
図19は、実施の形態4の制御効果を示した図である。なお、この図19では、モータジェネレータM1の回転に伴ない発生する電力リプルとモータジェネレータM2の回転に伴ない発生する電力リプルとが丁度重なる場合が示されている。なお、比較のために、電流補正量Imx1,Imx2による電流補正が実施されない場合を図20に示す。
図19,図20を参照して、この実施の形態4によれば、電流補正量Imx1,Imx2による電流補正が行なわれることにより、電圧Vmの変動が抑制される(図19)。
また、モータジェネレータM1,M2の電力リプルが干渉(丁度重なった状態)することにより、電流補正量Imx1,Imx2による電流補正が実施されない場合には、相関電圧(図19,20では、一例としてモータジェネレータM2のu−v相間電圧Vuv2が示されている。)が目標電圧V1,−V1に対してオフセットを有するところ(図20)、この実施の形態4によれば、モータジェネレータM1,M2の各々のリプル電力に応じて電流補正が実施されるので、上記のような電圧オフセットは生じない(図19)。
以上のように、この実施の形態4によれば、実施の形態3と同様の効果が得られる。さらに、この実施の形態4によれば、モータジェネレータM1,M2の相互干渉を抑制することができる。
なお、上記の各実施の形態において、電動車両100,100Aは、モータジェネレータM1またはM2を唯一の走行用動力源とする電気自動車であってもよいし、走行用動力源としてエンジンをさらに搭載したハイブリッド車両であってもよく、さらには、直流電源Bに加えて燃料電池をさらに搭載した燃料電池車であってもよい。
なお、上記において、昇圧コンバータ10は、この発明における「コンバータ」に対応し、スイッチング素子Q1,Q2は、それぞれこの発明における「第1のスイッチング素子」および「第2のスイッチング素子」に対応する。また、モータ電力リプル推定部126および電流補正量算出部128は、この発明における「第1の変動推定部」を形成し、モータ電力リプル推定部130および電流補正量算出部132は、この発明における「第2の変動推定部」を形成する。また、さらに、インバータ20およびモータジェネレータM1は、この発明における「駆動力発生部」を形成する。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 昇圧コンバータ、20,31 インバータ、22,32 U相アーム、24,34 V相アーム、26,36 W相アーム、30,30A〜30C 制御装置、52,56 電圧センサ、54,58,60,64,66 電流センサ、62,68 回転角センサ、100,100A 電動車両、102 電圧指令生成部、104,108 減算部、108A 演算部、106 電圧制御演算部、110 電流制御演算部、112 駆動信号生成部、114 キャリア生成部、116 サンプル/ホールド回路、118 メインループ、120 マイナーループ、122 モータリプル周波数算出部、124 電圧制御周期設定部、126,130 モータ電力リプル推定部、128,132 電流補正量算出部、134 加算部、B 直流電源、PL1,PL2 正極線、NL 負極線、L1 リアクトル、Q1,Q2,Q11〜Q16,Q21〜Q26 スイッチング素子、D1,D2,D11〜D16,D21〜D26 ダイオード、C 平滑コンデンサ、M1,M2 モータジェネレータ。

Claims (6)

  1. 直流電源(B)と電気負荷装置(20,M1)との間に設けられ、前記直流電源の電圧以上に出力電圧を昇圧するコンバータ(10)の制御装置であって、
    前記コンバータは、
    前記直流電源の正極に一端が接続されるリアクトル(L1)と、
    前記リアクトルの他端と前記電気負荷装置との間に接続される第1のスイッチング素子(Q1)と、
    前記リアクトルの他端と前記直流電源の負極との間に接続される第2のスイッチング素子(Q2)と、
    前記第1および第2のスイッチング素子にそれぞれ逆並列に接続される第1および第2のダイオード(D1,D2)とを含み、
    前記第1および第2のスイッチング素子の動作には、前記第1および第2のスイッチング素子が同時に導通状態になるのを防止するためのデッドタイムが設けられ、
    前記制御装置は、
    前記出力電圧を目標電圧に調整するための制御演算を実行する電圧制御部(106)と、
    前記電圧制御部の制御出力を目標電流として、前記リアクトルに流れる電流を前記目標電流に調整するための制御演算を実行する電流制御部(110)と、
    前記電流制御部の制御出力に基づいて、前記第1および第2のスイッチング素子を駆動するための信号を生成する信号生成部(112)とを備える、コンバータの制御装置。
  2. 前記電気負荷装置は、電動機(M1)を含み、
    前記制御装置は、前記電動機の回転に伴ない発生する周期的な電力変動に基づいて、前記電圧制御部の演算周期を設定する電圧制御周期設定部(124)をさらに備える、請求の範囲1に記載のコンバータの制御装置。
  3. 前記電圧制御周期設定部は、前記演算周期を前記電力変動の周期の1/4以下に設定する、請求の範囲2に記載のコンバータの制御装置。
  4. 前記電気負荷装置は、第1の電動機(M1)を含み、
    前記制御装置は、前記第1の電動機のトルクおよび回転数に基づいて、前記第1の電動機の回転に伴ない発生する周期的な電力変動量を示す第1の変動量を推定する第1の変動推定部(126,128)をさらに備え、
    前記電流制御部は、前記電圧制御部の制御出力に前記第1の変動量を加算した値を前記目標電流として制御演算を実行する、請求の範囲1に記載のコンバータの制御装置。
  5. 前記電気負荷装置は、第2の電動機(M2)をさらに含み、
    前記制御装置は、前記第2の電動機のトルクおよび回転数に基づいて、前記第2の電動機の回転に伴ない発生する周期的な電力変動量を示す第2の変動量を推定する第2の変動推定部(130,132)をさらに備え、
    前記電流制御部は、前記電圧制御部の制御出力に前記第1および第2の変動量を加算した値を前記目標電流として制御演算を実行する、請求の範囲4に記載のコンバータの制御装置。
  6. 直流電源(B)と、
    前記直流電源から供給される電力を用いて車両の駆動力を発生する駆動力発生部(20,M1)と、
    直流電源と前記駆動力発生部との間に設けられ、前記駆動力発生部の入力電圧を前記直流電源の電圧以上に昇圧する、請求の範囲1に記載のコンバータ(10)と、
    請求の範囲1から5のいずれかに記載のコンバータの制御装置(30,30A〜30C)とを備える電動車両。
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