JPWO2010073339A1 - 信号生成装置、送信装置、信号生成方法、送信方法および通信システム - Google Patents

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Abstract

拡散部(110#1〜110#n)は、複数のデータのそれぞれを初期位相に基づく拡散コードにより拡散する。多重部(120)は、拡散部(110#1〜110#n)によって拡散された各データをコード多重する。算出部(130)は、多重部(120)によってコード多重された信号のピークを算出する。切替制御部(150)は、拡散部(110#1〜110#n)の初期位相をあらかじめ定められた順に切り替える。判断部(140)は、切替制御部(150)による初期位相の切り替えごとに、算出部(130)によって算出されたピークが閾値以下になったか否かを判断する。送信制御部(160)は、判断部(140)によってピークが閾値以下になったと判断された場合に、多重部(120)によってコード多重された信号を出力する。増幅器(170)は、送信制御部(160)によって出力された信号を増幅する。

Description

この発明は、コード多重を行い伝送信号を生成する信号生成装置、送信装置、信号生成方法、送信方法および通信システムに関する。
伝送データを高い周波数利用効率で伝送する無線通信システムにおいて、拡散コードを用いてコード多重を行うCDMA(Code Division Multiple Access)方式やOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access)方式が盛んに研究されている。
無線通信システムの中には、航空無線標識システム、海洋無線ブイなどから位置を示す固定データを周期的に送出し続ける無線システムや、温度などを示す半固定データを送出する無線システムがある。これらのシステムの中には、外部からの電源供給をせずに、主電力源としてバッテリー、補助電源として太陽電池などを備えているものもある。
CDMA方式やOFDMA方式を用いた送信装置においては、単位時間におけるコード多重処理部出力の平均値に対するピーク値の比であるPAPR(Peak to Average Power Ratio)が次第に大きくなってきている。これに対して、PAPRが大きい伝送信号を増幅するために、増幅器においては1dB圧縮点からのバックオフ設計において大きなバックオフを設定する。これに伴い、増幅器における消費電力も次第に大きくなっている。
これに対して、伝送信号のPAPRを低減するために、拡散コード群の位相をサブキャリアごとにずらす技術(たとえば、下記特許文献1参照。)や、拡散処理後の伝送データ群に異なる遅延時間を与える技術が開示されている(たとえば、下記特許文献2参照。)。また、コード多重後の伝送信号のPAPRを監視し、PAPRが規定値以下になるようにコード多重後の伝送信号の電力を制御する技術が公開されている(たとえば、下記特許文献3参照。)。
特開2006−303552号公報 特開平10−178413号公報 特開2005−57582号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載された技術では、同一の伝送データをコード多重する場合にはPAPRを低減できても、異なる伝送データをコード多重する場合にはPAPRを低減できるとは限らないという問題がある。すなわち、各伝送データと拡散コードの組合せによってはコード多重後の伝送信号のPAPRが増大する(図7,図8参照)。特に、CDMAやOFDMAにおいてはPAPRの増大が顕著である。また、拡散コード群の位相を調整するだけであるため、コード多重後の伝送信号のPAPRを大きく変化させることができない。
伝送信号のPAPRが大きくなり増幅器の消費電力が増加すると、装置の動作時間および製品寿命の劣化につながる。また、伝送信号のPAPRが大きくなった場合にも対応するためには高性能な増幅器を設ける必要があるため増幅器が高価格化する。また、高性能な増幅器を設けたとしても、伝送信号のPAPRが大きくなった場合にも対応するためには大きなPAPRに合わせた固定バイアス設定を増幅器に行う。このため、伝送信号のPAPRが小さいときには増幅器において余剰消費電流が流れ、無駄な電力を消費する。
上述した特許文献2に記載された技術でも、各伝送データと遅延時間の組合せによっては、コード多重後の伝送信号のPAPRが増大し、増幅器における消費電力が増大する。また、拡散処理後の伝送データ群に異なる遅延時間を与えるだけであるため、コード多重後の伝送信号のPAPRを大きく変化させることができない。
また、上述した特許文献3に記載された技術では、PAPRが規定値以下になるようにコード多重後の伝送信号の電力を制御するため、伝送信号の電力制御量が常に変化し、伝送信号が劣化するという問題がある。
開示の信号生成装置、送信装置、信号生成方法、送信方法および通信システムは、上述した問題点を解消するものであり、コード多重後の伝送信号のピークの増大を抑えて増幅器の消費電力を低減することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、開示の技術は、複数のデータのそれぞれを初期位相に基づく拡散コードにより拡散し、拡散された各データをコード多重し、コード多重された信号のピークを算出し、前記初期位相をあらかじめ定められた順に切り替え、前記初期位相の切り替えごとに、算出されたピークが閾値以下になったか否かを判断し、前記ピークが前記閾値以下になったと判断された場合に、コード多重された信号を出力することを要件とする。
上記構成によれば、コード多重後の信号のピークを監視しながらあらかじめ定められた順に初期位相を切り替えることで、コード多重後の信号のピークが閾値以下になる初期位相を適切に判定することができる。
開示の信号生成装置、送信装置、信号生成方法、送信方法および通信システムによれば、コード多重後の伝送信号のピークの増大を抑えて増幅器の消費電力を低減することができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1にかかる無線送信装置および無線通信システムの構成を示す機能ブロック図である。 図2は、図1に示した拡散コード生成部の具体例1を示すブロック図である。 図3は、図2に示した拡散コード生成部における初期位相と各出力を示す図である。 図4は、図2に示した拡散コード生成部の出力波形の一例を示す図である。 図5は、図1に示した拡散コード生成部の具体例2を示すブロック図である。 図6は、図1に示した無線送信装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図7は、初期位相とPAPRの関係を示す図(その1)である。 図8は、初期位相とPAPRの関係を示す図(その2)である。 図9は、実施の形態2にかかる無線送信装置および無線通信システムの構成を示す機能ブロック図である。 図10−1は、図9に示した無線送信装置の動作の一例を示すフローチャート(その1)である。 図10−2は、図9に示した無線送信装置の動作の一例を示すフローチャート(その2)である。
符号の説明
1 無線通信システム
10 無線送信装置
20 無線受信装置
100 信号生成装置
113 拡散処理部
170 増幅器
180 アンテナ
211〜213,511〜515 シフトレジスタ
214,516,530 排他的論理和回路
d711,d712,d713,d731,d732,d733 伝送データ
以下に添付図面を参照して、この信号生成装置、送信装置、信号生成方法、送信方法および通信システムの好適な実施の形態を詳細に説明する。この信号生成装置、送信装置、信号生成方法、送信方法および通信システムは、コード多重後のデータのPAPRを監視しながら各拡散コードの初期位相を切り替えて、PAPRが閾値以下になったときの初期位相でコード多重したデータを増幅器により増幅することで、増幅器の消費電力を低減する。なお、開示の技術の各機能は、たとえばDSP(Digital Signal Processor)を実装して実現される。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかる無線送信装置および無線通信システムの構成を示す機能ブロック図である。図1において、実線矢印は伝送データ、伝送信号および拡散コードの流れを示し、点線矢印は制御信号の流れを示している。図1に示すように、無線通信システム1は、無線送信装置10と、無線受信装置20と、を含んでいる。
無線送信装置10は、無線受信装置20へ信号を送信する。具体的には、無線送信装置10は、信号生成装置100と、増幅器170と、アンテナ180と、を備えている。信号生成装置100は、拡散部110#1〜110#nと、多重部120と、算出部130と、判断部140と、切替制御部150と、送信制御部160と、を備えている。
拡散部110#1〜110#nには、複数の伝送データ1〜nがそれぞれ入力される。拡散部110#1〜110#nは、伝送データ1〜nのそれぞれを初期位相に基づく拡散コードにより拡散する拡散手段である。具体的には、拡散部110#1〜110#nのそれぞれは、初期位相設定部111と、拡散コード生成部112と、拡散処理部113と、を備えている。ここでは拡散部110#1について説明する。
初期位相設定部111は、拡散コード生成部112へ初期位相を示す値を出力することで、拡散コード生成部112が拡散コードを生成するための初期位相を設定する。また、初期位相設定部111は、切替制御部150からの制御によって拡散コード生成部112へ出力する値を切り替える。拡散コード生成部112は、初期位相設定部111から出力される値を初期位相として拡散コードを生成し、生成した拡散コードを拡散処理部113へ出力する。拡散コード生成部112の具体例については後述(図2,図5参照)する。
拡散処理部113は、入力された伝送データ1を、拡散コード生成部112から出力された拡散コードにより拡散処理し、拡散処理した伝送データ1を多重部120へ出力する。具体的には、拡散処理部113は、伝送データ1と拡散コードとの排他的論理和を算出し、算出した排他的論理和を多重部120へ出力する。拡散部110#2〜110#nも同様に、それぞれ伝送データ2〜nを拡散処理して多重部120へ出力する。
多重部120は、拡散部110#1〜110#nによって拡散処理された伝送データ1〜nをコード多重する多重手段である。具体的には、多重部120は、拡散部110#1〜110#nから出力された伝送データ1〜nを加算する。多重部120は、加算して得た伝送信号を算出部130および送信制御部160のそれぞれへ出力する。
算出部130は、多重部120によってコード多重された伝送信号のピーク(クレストファクタ、CCDF:Complementary Cumulative Distribution Functionなど)を算出する算出手段である。具体的には、算出部130は、伝送信号のピークを相対的に示す値として、伝送信号の平均パワーに対するピーク値の比PAPRを算出し、算出したPAPRを判断部140へ出力する。
判断部140は、拡散部110#1〜110#nの初期位相の切り替えごとに、算出部130から出力されたPAPRと、あらかじめ定められた閾値と、を比較する。そして、判断部140は、PAPRが閾値以下になったか否かを判断する(判断手段)。判断部140は、判断結果を切替制御部150および送信制御部160のそれぞれへ出力する。
切替制御部150は、拡散部110#1〜110#nの初期位相をあらかじめ定められた順に切り替える切替手段である。具体的には、切替制御部150は、拡散部110#1〜110#nの各初期位相設定部111を制御することで、各初期位相設定部111が各拡散コード生成部112へ出力する値を切り替える。
また、切替制御部150は、PAPRが閾値以下である旨の判断結果が判断部140から出力されるまで初期位相の切替制御を行う。初期位相をあらかじめ定められた順に切り替えるとは、あらかじめ定められた法則に従って初期位相を変化させることをいう。あらかじめ定められた法則は、たとえば、初期位相を所定の単位量ずつ増加または減少させる法則や、初期位相を所定の乱数により定めた初期位相に変化させる法則である。
また、切替制御部150は、あらかじめ定められた回数を限度として初期位相の切替制御を行う。この場合は、切替制御部150は、あらかじめ定められた回数だけ初期位相の切替制御を行ってもPAPRが閾値以下である旨の判断結果が判断部140から出力されない場合は初期位相の切替制御を停止する。
送信制御部160は、判断部140によってPAPRが閾値以下になったと判断された場合に、多重部120によってコード多重された伝送信号を出力する送信制御手段である。具体的には、送信制御部160は、多重部120から出力された伝送信号を図示しないメモリに保持する。そして、送信制御部160は、PAPRが閾値以下である旨の判断結果が判断部140から出力されると、保持していた伝送信号を増幅器170へ出力する。
また、送信制御部160は、切替制御部150によってあらかじめ定められた回数だけ初期位相の切替制御が行われてもPAPRが閾値以下である旨の判断結果が判断部140から出力されない場合は、メモリに保持した伝送信号を破棄する。なお、送信制御部160は、切替制御部150によって行われた初期位相の切替制御の回数を、たとえば切替制御部150からの通知によって認識することができる。
増幅器170は、送信制御部160から出力された伝送信号を増幅する増幅手段である。増幅器170は、増幅した伝送信号をアンテナ180へ出力する。アンテナ180は、増幅器170から出力された伝送信号を送信する送信手段である。無線受信装置20は、アンテナ180によって送信された伝送信号を受信する。
なお、拡散コードの初期位相が無線送信装置10側で決定されるため、無線受信装置20は、スライディング相関器を用いて無線送信装置10で用いる拡散コードとの相関関数算出を行って同期検出を行うとよい。したがって、無線送信装置10は、受信側において厳しいリアルタイム性を要求しない場合において特に有効である。または、無線送信装置10は、受信側で伝送信号の先頭を検出するために、拡散部110#1〜110#nへ入力される伝送データ1〜nにはあらかじめパイロット信号(シンクワード)を内挿しておくとよい。この場合、無線受信装置20は、受信した信号からパイロット信号を抽出して同期検出を行う。
また、切替制御部150が、拡散部110#1〜110#nの各初期位相設定部111を制御する構成について説明したが、このような構成に限られない。すなわち、切替制御部150は、拡散部110#1〜110#nのうちの少なくともいずれかの初期位相設定部111を制御する構成とすればよい。これにより、各伝送データと拡散コードの組合せが変化するため、伝送信号のPAPRを変化させることができる。
また、初期位相設定部111および拡散コード生成部112を伝送データ1〜nごとに対応して設ける構成について説明したが、このような構成に限られない。たとえば、伝送データ1〜nに対して共通の初期位相設定部111および拡散コード生成部112を設ける構成としてもよい。この場合は、切替制御部150は、伝送データ1〜nに対する各拡散コードの各初期位相の切替制御を時分割処理により行う。
図2は、図1に示した拡散コード生成部の具体例1を示すブロック図である。ここでは、拡散コード生成部112(図1参照)を7ビットM系列符号回路(生成式:X3+X1+1)とする構成を説明する。図2に示すように、拡散コード生成部112は、シフトレジスタ211〜213(D1〜D3)と、排他的論理和回路214と、を備えている。
シフトレジスタ211〜213は、シフトレジスタ213、212,211の順に直列に接続されている。排他的論理和回路214は、最終段のシフトレジスタ211の値と、途中段のシフトレジスタ212の値と、の排他的論理和を算出し、算出した排他的論理和を初段のシフトレジスタ213にフィードバックする。
具体的には、シフトレジスタ211の出力は拡散処理部113(図1参照)と排他的論理和回路214へ入力される。シフトレジスタ212の出力はシフトレジスタ211と排他的論理和回路214へ入力される。シフトレジスタ213の出力はシフトレジスタ212へ入力される。排他的論理和回路214の出力はシフトレジスタ213へ入力される。
初期位相設定部111は、初期位相を示す各値をそれぞれシフトレジスタ211〜213に出力する。このような構成により、拡散コード生成部112がクロック動作するごとに、シフトレジスタ211の出力が拡散コードとして拡散処理部113へ入力される。ここでは、3段のシフトレジスタ211〜213を用いているため、拡散コード生成部112から出力される拡散コードの長さは2^3−1=7ビットになる。
図3は、図2に示した拡散コード生成部における初期位相と各出力を示す図である。表300は、シフトレジスタ211〜213(D1〜D3)の各出力の変化を示している。ここでは、符号310に示すように、初期位相設定部111によってシフトレジスタ211〜213の初期位相がそれぞれ1,0,0に設定された場合について説明する。
拡散コード生成部112が1クロック動作すると、符号321に示すように、シフトレジスタ211〜213の各出力は0,0,1となる。拡散コード生成部112がさらに1クロック動作すると、符号322に示すように、シフトレジスタ211〜213の各出力は0,1,0となる。以降、拡散コード生成部112が1クロック動作するごとに、符号323〜327に示すようにシフトレジスタ211〜213の各出力が変化する。
そして、符号327の状態から拡散コード生成部112がさらに1クロック動作すると、符号321に示す状態に戻る。このように、シフトレジスタ211〜213の各出力は、符号321〜327に示す各状態を一周期とする周期330を繰り返すように変化する。したがって、拡散処理部113へ出力される拡散コードの周期も周期330となる。
図4は、図2に示した拡散コード生成部の出力波形の一例を示す図である。図4において、図3に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図4において、横軸は時間を示している。上述したように、拡散コード生成部112から拡散処理部113へ出力される拡散コードはシフトレジスタ211からの出力である。
このため、拡散コードは0,0,1,0,1,1,1の繰り返しとなる(表300の符号321〜327参照)。波形410は、拡散コード生成部112から拡散処理部113へ出力される拡散コードの波形を示している。波形410に示すように、拡散コード生成部112から出力される拡散コードは周期330(図3参照)で繰り返す波形となる。
図5は、図1に示した拡散コード生成部の具体例2を示すブロック図である。ここでは、拡散コード生成部112(図1参照)をGold符号生成回路とする場合について説明する。Gold符号生成回路は、2つのM系列符号生成回路の同一周期の出力を排他的論理和することで構成される。具体的には、拡散コード生成部112は、図5に示すように、第1M系列符号生成部510と、第2M系列符号生成部520と、排他的論理和回路530と、を備えている。
第1M系列符号生成部510は、直列に接続されたシフトレジスタ511〜515と、排他的論理和回路516と、を備えている。排他的論理和回路516は、最終段のシフトレジスタ511の値と、途中段のシフトレジスタ513の値と、の排他的論理和を算出し、算出した排他的論理和を初段のシフトレジスタ515にフィードバックする。
具体的には、シフトレジスタ511の出力は排他的論理和回路530と排他的論理和回路516へ入力される。シフトレジスタ512の出力はシフトレジスタ511へ入力される。シフトレジスタ513の出力はシフトレジスタ512と排他的論理和回路516へ入力される。シフトレジスタ514の出力はシフトレジスタ513へ入力される。
シフトレジスタ515の出力はシフトレジスタ514へ入力される。排他的論理和回路516の出力はシフトレジスタ515へ入力される。第2M系列符号生成部520は、排他的論理和回路516の代わりに、複数の排他的論理和回路516a〜516cを備える点が第1M系列符号生成部510と相違する。なお、第2M系列符号生成部520は、第1M系列符号生成部510と同様の構成としてもよい。初期位相設定部111から出力された各値は、第1M系列符号生成部510および第2M系列符号生成部520のそれぞれのシフトレジスタ512〜514に初期位相として設定される。
排他的論理和回路530は、第1M系列符号生成部510および第2M系列符号生成部520のそれぞれのシフトレジスタ511の各出力の排他的論理和を算出し、算出した排他的論理和を拡散コードとして拡散処理部113(図1参照)へ出力する。このような構成により、拡散コード生成部112がクロック動作するごとに、排他的論理和回路530の出力が拡散コードとして拡散処理部113へ入力される。
図2および図5においては、拡散コード生成部112が生成する拡散コードの符号方式を7ビットM系列符号およびGold符号生成とする場合についてそれぞれ説明したが、拡散コード生成部112が生成する拡散コードの符号方式はこれらに限られない。たとえば、拡散コード生成部112が生成する拡散コードの符号方式には、Walsh符号、直交Gold符号などの直交符号や直交可変拡散率符号などを用いることができる。
図6は、図1に示した無線送信装置の動作の一例を示すフローチャートである。まず、切替制御部150が、ループ回数のカウンタCを初期化(C=1)する(ステップS601)。つぎに、拡散部110#1〜110#nの各初期位相設定部111が、切替制御部150の制御によって、各拡散コード生成部112に設定する初期位相Pを初期位相Pini(初期位相のデフォルト値)にする(ステップS602)。
つぎに、拡散部110#1〜110#nの各拡散コード生成部112が、ステップS602およびステップS613のうちの後に実行されたステップによって設定された初期位相に基づいて拡散コードを生成する(ステップS603)。つぎに、拡散部110#1〜110#nの各拡散処理部113が、ステップS603によって生成された拡散コードを用いてそれぞれ伝送データ1〜nを拡散処理する(ステップS604)。
つぎに、多重部120が、ステップS604によって拡散処理された伝送データ1〜nをコード多重する(ステップS605)。つぎに、算出部130が、ステップS605によってコード多重された伝送信号のPAPRを算出する(ステップS606)。つぎに、判断部140が、ステップS606によって算出されたPAPRがあらかじめ定められた閾値PAPRth以下か否かを判断する(ステップS607)。
PAPRがPAPRth以下である場合(ステップS607:Yes)は、送信制御部160が、ステップS605によってコード多重された伝送信号を増幅器170へ出力する。そして、送信制御部160によって出力された伝送信号を増幅器170が増幅する(ステップS608)。つぎに、アンテナ180が、ステップS608によって増幅された伝送信号を無線受信装置へ送信し(ステップS609)、一連の処理を終了する。
ステップS607においてPAPRがPAPRth以下でない場合(ステップS607:No)は、切替制御部150が、カウンタCがあらかじめ定められた最大回数Cmaxとなったか否かを判断する(ステップS610)。カウンタCが最大回数Cmaxとなっている場合(ステップS610:Yes)は、送信制御部160が、ステップS605によりコード多重された伝送信号を破棄し(ステップS611)、一連の処理を終了する。
ステップS610においてカウンタCが最大回数Cmaxとなっていない場合(ステップS610:No)は、切替制御部150が、カウンタCをインクリメント(C=C+1)する(ステップS612)。つぎに、各初期位相設定部111が、切替制御部150の制御によって、各拡散コード生成部112の初期位相Pを単位量Δpだけ増加(P=P+Δp)させ(ステップS613)、ステップS603へ戻って処理を続行する。
以上の各ステップは、拡散部110#1〜110#nへ入力される各伝送データの少なくとも一部が変化するごとに行われる。また、以上の各ステップは、拡散部110#1〜110#nへ入力される各伝送データの位相関係が変化したときにも行われる。また、ステップS611によって伝送信号を破棄した場合は、同一の伝送データを拡散部110#1〜110#nへ再度入力し、以上の各ステップにより再送処理を行ってもよい。
また、ステップS602においては、各拡散コード生成部112の初期位相Pをランダムな初期値に設定してもよい。また、ステップS602を省いて、前回の各ステップの実行によって設定された初期位相Pをそのまま用いてもよい。また、ステップS613においては、初期位相Pを単位量Δpだけ減少(P=P−Δp)させてもよい。
図7は、初期位相とPAPRの関係を示す図(その1)である。図7は、信号生成装置100の各部における各伝送データおよび伝送信号を模擬的に示している。以下の説明において、伝送データの値を「(値)」により示す。ここでは、コード多重する伝送データが、伝送データd711(10101)、伝送データd712(10110)および伝送データd713(11100)である場合について説明する。
伝送データd711〜d713は、それぞれ拡散部110#1〜110#3(n=3)へ入力される。また、初期位相設定部111により初期位相aが設定された結果、拡散コード生成部112によって拡散コードc720(00100)が生成されたとする。伝送データd731は、拡散部110#1の拡散処理部113において、拡散コードc720を用いて伝送データd711を拡散処理した伝送データ(10001)である。
伝送データd732は、拡散部110#2の拡散処理部113において、拡散コードc720を用いて伝送データd712を拡散処理した伝送データ(10010)である。伝送データd733は、拡散部110#3の拡散処理部113において、拡散コードc720を用いて伝送データd713を拡散処理した伝送データ(11000)である。
伝送信号s740は、多重部120において、伝送データd731〜d733をコード多重した伝送データである。伝送信号s740のピーク値は、伝送データd731〜d733の加算結果(3,1,0,1,1)の最大値3である。伝送信号s740の平均値は、伝送データd731〜d733の加算結果(3,1,0,1,1)の平均値1.2である。したがって、伝送信号s740のPAPRは3/1.2=2.5である。
あらかじめ定められた閾値PAPRthを2とすると、伝送信号s740のPAPR(2.5)は閾値PAPRthより大きい。このため、図6のステップS607においてはステップS610へ移行する。このように、初期位相設定部111によって設定される初期位相によっては、伝送信号s740のPAPRが大きくなることがある。
図8は、初期位相とPAPRの関係を示す図(その2)である。図8において、図7に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。ここでは、初期位相設定部111により初期位相b(≠a)が設定された結果、拡散コード生成部112によって拡散コードc720(11111)が生成されたとする。
この場合は、伝送データd731は01010、伝送データd732は01001、伝送データd733は00011となる。したがって伝送データd731〜d733の加算結果は0,2,0,2,2となる。伝送信号s740のピーク値は、伝送データd731〜d733の加算結果(0,2,0,2,2)の最大値2である。
伝送信号s740の平均値は、伝送データd731〜d733の加算結果(0,2,0,2,2)の平均値1.2である。したがって、伝送信号s740のPAPRは2/1.2=1.66…である。あらかじめ定められた閾値PAPRthを2とすると(図7の説明と同様)、伝送信号s740のPAPR(1.66)はPAPRth以下である。このため、図6のステップS607においてはステップS608へ移行する。
図7および図8に示したように、切替制御部150により初期位相を切り替えることで、伝送信号s740の平均値は同じでも伝送信号s740のPAPRが変化する。切替制御部150は、あらかじめ定められた最大回数を限度として、伝送信号s740のPAPRがPAPRth以下になるまで初期位相の切替制御を行う。
このように、実施の形態1にかかる信号生成装置100によれば、コード多重後の伝送信号のPAPRを監視しながらあらかじめ定められた順に初期位相を切り替える。これにより、各伝送データと拡散コードの組合せに関わらず、コード多重後の伝送信号のPAPRが閾値以下になる初期位相を適切に判定することができる。このため、伝送信号のPAPRの増加を抑えて増幅器170の消費電力を低減することができる。
また、あらかじめ定められた順に初期位相を切り替えるため、簡単な切替制御によって適切な初期位相を判定することができる。また、拡散コードの初期位相を切り替えることによって伝送信号のPAPRを調整するため、拡散コードや伝送データの位相をずらす場合に比べて伝送信号のPAPRを大きく変化させることができる。このため、増幅器170の消費電力を大きく低減することが可能になる。
また、伝送信号のPAPRの増加を抑えることができるため、低い性能の増幅器170を設けたとしても伝送信号を高品質で増幅することができる。このため、伝送信号の品質を維持しつつ装置の製造コストの低減を図ることができる。また、高性能な増幅器170を設けたとしても、小さなPAPRに合わせた固定バイアス設定を行うことができるため、増幅器170に流れる余剰消費電流を低減し、消費電力を低減することができる。
また、あらかじめ定められた回数を限度として初期位相の切り替えを行い、この回数だけ初期位相が切り替えられても伝送信号のPAPRが閾値以下になったと判断されない場合は伝送信号を破棄する。これにより、各伝送データが入力されてから伝送信号を送信するまでの時間が極端に長くなり通信に障害が発生することを回避することができる。
また、切替制御部150があらかじめ定められた回数を限度として初期位相の切り替えを行う構成について説明したが、初期位相の切り替えの制限は回数に限られない。たとえば、切替制御部150は、あらかじめ定められた期間内において初期位相の切替制御を行うようにしてもよい。あらかじめ定められた期間とは、たとえば、信号生成装置100に各伝送データが入力されてから一定の時間が経過するまでの期間である。
この場合は、送信制御部160は、上記のあらかじめ定められた期間が経過してもPAPRが閾値以下である旨の判断結果が判断部140から出力されない場合は、メモリに保持した伝送信号を破棄する。これにより、各伝送データが入力されてから伝送信号を送信するまでの時間が極端に長くなり通信に障害が発生することを回避することができる。
(実施の形態2)
図9は、実施の形態2にかかる無線送信装置および無線通信システムの構成を示す機能ブロック図である。図9において、実線矢印は伝送データ、伝送信号および拡散コードの流れを示し、点線矢印は制御信号の流れを示している。図9において、図1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図9に示すように、実施の形態2にかかる信号生成装置100は、図1に示した構成に加えて比較部911および記憶部912を備えている。
算出部130は、算出したPAPRを判断部140および比較部911へそれぞれ出力する。切替制御部150は、拡散部110#1〜110#nの初期位相の切替制御を行うごとに、拡散部110#1〜110#nに設定した初期位相を比較部911へ出力する。比較部911および記憶部912は、切替制御部150による初期位相の切り替えに対して算出部130によって算出されたPAPRが最小となったときの初期位相を記憶する。
比較部911は、算出部130から出力されるPAPRと、記憶部912に記憶されているPAPRと、を比較する。そして、比較部911は、算出部130から出力されたPAPRが記憶部912に記憶されているPAPR以下である場合に、算出部130から出力されたPAPRと、切替制御部150から出力された初期位相と、を対応づけて記憶部912に上書して記憶する。これにより、伝送信号における最小のPAPRと、伝送信号のPAPRが最小となるときの初期位相と、が記憶部912に記憶される。
切替制御部150は、切替制御部150によってあらかじめ定められた回数だけ初期位相の切替制御が行われてもPAPRが閾値以下である旨の判断結果が判断部140から出力されない場合は、記憶部912に記憶された初期位相を読み出す。そして、切替制御部150は、拡散部110#1〜110#nの初期位相が、記憶部912から読み出した初期位相となるように各初期位相設定部111を制御する。
送信制御部160は、切替制御部150によって記憶部912から読み出した初期位相となるように各初期位相設定部111が制御された結果、多重部120から出力された伝送信号を増幅器170へ出力する。このときは、算出部130によるPAPRの算出および判断部140による判断は行わなくてもよい。これにより、PAPRが最小の伝送信号が増幅器170によって増幅され、アンテナ180によって送信される。
図10−1は、図9に示した無線送信装置の動作の一例を示すフローチャート(その1)である。図10−2は、図9に示した無線送信装置の動作の一例を示すフローチャート(その2)である。図10−1および図10−2に示すステップS1001〜S1009は、図6に示したステップS601〜S609と同様であるため説明を省略する。
図10−2のステップS1007においてPAPRがPAPRth以下でない場合(ステップS1007:No)は、比較部911が、ステップS1006によって算出されたPAPRが記憶部912に記憶されたPAPRmemより小さいか否かを判断する(ステップS1010)。なお、1ループ目のステップS1010においては、記憶部912にPAPRmemが記憶されていないためPAPRはPAPRmemより小さいとみなす。
ステップS1010において、ステップS1006によって算出されたPAPRが記憶部912に記憶されたPAPRmemより小さくない場合(ステップS1010:No)は、ステップS1013へ移行して処理を続行する。この場合は、記憶部912に記憶されたPAPRmemおよび初期位相Pmemが上書されずに維持される。
ステップS1010において、ステップS1006によって算出されたPAPRがPAPRmemより小さい場合(ステップS1010:Yes)は、比較部911が、PAPRを新たなPAPRmemとして記憶部912に記憶する(ステップS1011)。また、比較部911が、前回のステップS1019によって設定された初期位相Pを初期位相Pmemとして記憶部912に記憶する(ステップS1012)。
つぎに、切替制御部150が、カウンタCがあらかじめ定められた最大回数Cmaxとなったか否かを判断する(ステップS1013)。カウンタCが最大回数Cmaxとなっている場合(ステップS1013:Yes)は、切替制御部150が、各拡散コード生成部112の初期位相Pを、ステップS1011によって記憶部912に記憶された初期位相Pmemに設定(初期位相P=Pmem)する(ステップS1014)。
つぎに、各拡散コード生成部112が、ステップS1014によって設定された初期位相に基づいて拡散コードを生成する(ステップS1015)。つぎに、各拡散処理部113が、ステップS1015によって生成された拡散コードを用いてそれぞれ伝送データ1〜nを拡散処理する(ステップS1016)。
つぎに、多重部120が、ステップS1016によって拡散処理された伝送データ1〜nをコード多重し(ステップS1017)、ステップS1008へ移行して処理を続行する。ステップS1008において、送信制御部160は、ステップS1005およびステップS1017のうちの後に実行されたステップによってコード多重された伝送信号を増幅器170へ出力し、出力された伝送信号を増幅器170が増幅する。
ステップS1013において、カウンタCが最大回数Cmaxとなっていない場合(ステップS1013:No)は、ステップS1018へ移行して処理を続行する。ステップS1018およびステップS1019は、それぞれ図6に示したステップS612およびステップS613と同様であるため説明を省略する。ステップS1019を実行した後は、図10−1のステップS1003へ移行して処理を続行する(記号B)。
このように、実施の形態2にかかる信号生成装置100によれば、あらかじめ定められた回数だけ初期位相が切り替えられても伝送信号のPAPRが閾値以下になったと判断されない場合は、PAPRが最小となる初期位相により伝送信号を増幅する。これにより、実施の形態1にかかる効果を奏するとともに、PAPRが閾値以下にならない場合でも増幅器170における伝送信号の歪みを最小限にして伝送信号を送信することができる。
なお、ここでは、PAPRと初期位相と記憶部912に上書して記憶することで、最小のPAPRとそのときの初期位相のみが記憶部912に記憶される構成について説明したが、このような構成には限られない。たとえば、切替制御部150による初期位相の切り替えごとに、算出部130から出力されたPAPRと切替制御部150から出力された初期位相とを対応づけて記憶する構成としてもよい。
この場合は、図10−2のステップS1014において、切替制御部150が、記憶部912に記憶された各PAPRのうちの最小のPAPRを選択する。そして、切替制御部150が、各拡散コード生成部112の初期位相Pを、選択したPAPRと対応づけて記憶部912に記憶された初期位相に設定するようにする。
以上説明したように、開示の信号生成装置、送信装置、信号生成方法、送信方法および通信システムによれば、コード多重後の伝送信号のピークの増大を抑えて増幅器の消費電力を低減することができる。なお、上述した各実施の形態にかかる信号生成装置100は、無線通信システムの基地局や移動端末の他に海洋無線ブイなどの送信機にも適用することができる。
また、信号生成装置100は、あらかじめ定められた限度内で、PAPRが閾値以下になるまで初期位相の切替制御を繰り返す。このため、信号生成装置100の回路の性能が低い場合は、拡散部110#1〜110#nへそれぞれ入力される各伝送データは、値の変化がない固定データ(たとえば海洋無線ブイが送信する位置データ)または値の変化が少ない半固定データ(たとえば大まかな温度データ)であることが望ましい。

Claims (8)

  1. 複数のデータのそれぞれを初期位相に基づく拡散コードにより拡散する拡散手段と、
    前記拡散手段によって拡散された複数のデータをコード多重する多重手段と、
    前記多重手段によってコード多重された信号のピークを算出する算出手段と、
    前記拡散手段の前記初期位相をあらかじめ定められた順に切り替える切替手段と、
    前記切替手段による前記初期位相の切り替えごとに、前記算出手段によって算出されたピークが閾値以下になったか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって前記ピークが前記閾値以下になったと判断された場合に、前記多重手段によってコード多重された信号を出力する送信制御手段と、
    を備えることを特徴とする信号生成装置。
  2. 前記切替手段は、あらかじめ定められた回数を限度として前記初期位相を切り替え、
    前記送信制御手段は、前記切替手段によって前記回数だけ前記初期位相が切り替えられても前記判断手段によって前記ピークが前記閾値以下になったと判断されない場合は前記信号を破棄することを特徴とする請求項1に記載の信号生成装置。
  3. 前記切替手段による前記初期位相の切り替えに対して前記算出手段によって算出されたピークが最小となったときの前記初期位相を記憶する記憶手段を備え、
    前記切替手段は、あらかじめ定められた回数だけ前記初期位相を切り替えても前記判断手段によって前記ピークが前記閾値以下になったと判断されない場合は、前記記憶手段に記憶された初期位相となるように前記拡散手段の前記初期位相を切り替え、
    前記送信制御手段は、前記記憶手段に記憶された初期位相となるように前記拡散手段の前記初期位相が切り替えられた結果前記多重手段によってコード多重された信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の信号生成装置。
  4. 前記切替手段は、あらかじめ定められた期間において前記初期位相を切り替え、
    前記送信制御手段は、前記期間が経過しても前記判断手段によって前記ピークが前記閾値以下になったと判断されない場合は前記信号を破棄することを特徴とする請求項1に記載の信号生成装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一つに記載の信号生成装置と、
    前記送信制御手段によって出力された信号を増幅する増幅手段と、
    前記増幅手段によって増幅された信号を送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする送信装置。
  6. 複数のデータのそれぞれを初期位相に基づく拡散コードにより拡散する拡散工程と、
    前記拡散工程によって拡散された複数のデータをコード多重する多重工程と、
    前記多重工程によってコード多重された信号のピークを算出する算出工程と、
    前記拡散工程の前記初期位相をあらかじめ定められた順に切り替える切替工程と、
    前記切替工程による前記初期位相の切り替えごとに、前記算出工程によって算出されたピークが閾値以下になったか否かを判断する判断工程と、
    前記判断工程によって前記ピークが前記閾値以下になったと判断された場合に、前記多重工程によってコード多重された信号を出力する送信制御工程と、
    を含むことを特徴とする信号生成方法。
  7. 請求項6に記載の信号生成方法の各工程と、
    前記送信制御工程によって出力された信号を増幅する増幅工程と、
    前記増幅工程によって増幅された信号を送信する送信工程と、
    を含むことを特徴とする送信方法。
  8. 複数のデータのそれぞれを初期位相に基づく拡散コードにより拡散する拡散手段と、
    前記拡散手段によって拡散された複数のデータをコード多重する多重手段と、
    前記多重手段によってコード多重された信号のピークを算出する算出手段と、
    前記拡散手段の前記初期位相をあらかじめ定められた順に切り替える切替手段と、
    前記切替手段による前記初期位相の切り替えごとに、前記算出手段によって算出されたピークが閾値以下になったか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって前記ピークが前記閾値以下になったと判断された場合に、前記多重手段によってコード多重された信号を出力する送信制御手段と、
    前記送信制御手段によって出力された信号を増幅する増幅手段と、
    前記増幅手段によって増幅された信号を送信する送信手段と、
    を備える送信装置と、
    前記送信装置から送信される信号を受信する受信装置と、
    を備えることを特徴とする通信システム。
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