JP4754019B2 - Mimo送信装置 - Google Patents
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Description
本発明は、複数のアンテナから送信された無線信号を複数のアンテナで受信して無線通信を行うマルチインプット・マルチアウトプット(Multiple Input Multiple Output:MIMO)技術を利用したMIMO送信装置に関する。
今後、移動体及び固定の無線通信のブロードバンド化が進むと、基地局装置の大型化、又は、電力増幅器の消費電力の増大に伴う携帯端末のバッテリーの寿命低下及び放熱などが大きな課題となる。そのため電力増幅器には、高速・広帯域信号を、低歪でかつ高効率で増幅できることが求められる。
高効率な変調及び増幅を実現する方法として、ドハティ増幅方式、エンベロープトラッキング(ET:Envelope−Tracking)方式、EER(Envelope−Elimination−Restoration)方式などがある。
一方、近年、送信信号の伝送容量を増やすために、QAM(Quadrature−Amplitude−Modulation)などの多値変調方式が利用される。
さらに、周波数利用効率の向上のためマルチキャリア信号を周波数軸上に高密度に配置したOFDM(Orthogonal−Frequency−Division―Multiplexing)方式が利用される。
またさらに、複数のアンテナを用いたMIMO(Multi−Input−Multi−Output)伝送方式により、大容量伝送が可能となる。
図1は、2×2のMIMO伝送方式が適用される送信装置の構成図である。同図に示すように送信装置10は、電力増幅器1、アンテナ2、及び信号生成器3から成る送信系を2セット有している。信号生成器3−1は、送信データ1を受け取り、アップコンバートなどの無線処理を行うことにより無線信号系列を生成する。電力増幅器1−1は、信号生成器3−1で生成された無線信号系列を受け取り、この無線信号系列を増幅する。増幅後の無線信号系列は、アンテナ2−1を介して送信される。送信データ系列2に対しても、もう1つの送信系で同様の処理が行われる。
ところで、上記多値変調方式やOFDM方式が採用されることにより、送信無線信号系列の包絡信号(エンベロープ信号)の変動が、より大きくなる傾向にある。すなわち、広ダイナミックレンジの信号になる傾向がある。このエンベロープ信号の変動幅は、PAPR(Peak−to−Average−Power−Ratio)という指標で表現される。一般的に、PAPRが大きい場合には、増幅器のバックオフを大きくする必要があるため、増幅器の効率が低下する。このため、広ダイナミックレンジの信号においても、増幅器の効率を高く維持することが重要になる。
図2は、特許文献1に開示されている高効率のドハティ増幅方式が適用される送信装置の構成を示すブロック図である。
この送信装置においては、1つのキャリア増幅器14に対して、複数のピーク増幅器16が複数並列に配列される。分岐器17は、入力信号を複数の信号に分岐する。また、分岐器17は、分岐して得られる複数の信号の信号レベルの比を変える。これにより、複数
のピーク増幅器16がオンになる入力レベルを互いに異なるように設定することができる。こうして、信号レベルに応じて、異なるピーク増幅器を飽和動作させることが可能となり、これにより広ダイナミックレンジにおいても増幅器を高効率で動作させることができる。
特表2005−525727号公報
のピーク増幅器16がオンになる入力レベルを互いに異なるように設定することができる。こうして、信号レベルに応じて、異なるピーク増幅器を飽和動作させることが可能となり、これにより広ダイナミックレンジにおいても増幅器を高効率で動作させることができる。
しかしながら、上記従来技術では、高PAPRの信号に対して高効率に増幅することには一定の限界がある。例えば、特許文献1に開示される送信装置では、1つの送信系に対して複数の増幅器を設ける必要があるため、PAPRが高くなる程回路規模が大きくなる問題がある。
本発明の目的は、広ダイナミックレンジ又は高PAPRの信号についても高効率な電力増幅が可能なMIMO送信装置を提供することである。
本発明のMIMO送信装置は、第1アンテナ及び第2アンテナと、入力信号を増幅して前記第1アンテナに増幅信号を出力する第1増幅器と、入力信号を増幅して前記第2アンテナに増幅信号を出力する第2増幅器と、第1送信系列信号の包絡線を検出する検出手段と、前記第1送信系列信号の包絡線検出結果としきい値との比較結果に基づいて、前記第1送信系列信号のすべてを前記第1増幅器に入力するか、又は、前記第1送信系列信号を電力分配してその一部を第2送信系列信号と共に前記第2増幅器に入力するかを切り替える切り替え手段と、を具備する構成を採る。
本発明によれば、広ダイナミックレンジ又は高PAPRの信号についても高効率な電力増幅が可能なMIMO送信装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、実施の形態において、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明は重複するので省略する。また、各実施の形態においては2×2のMIMO伝送を前提として説明を行うが、本発明はこれに限定されるものではない。
(実施の形態1)
図3に示すように本実施の形態のMIMO送信装置100は、無線信号生成部110、120と、ピーク検出部130と、分岐切り替え部140と、増幅器150、160と、アンテナ170、180とを有する。
図3に示すように本実施の形態のMIMO送信装置100は、無線信号生成部110、120と、ピーク検出部130と、分岐切り替え部140と、増幅器150、160と、アンテナ170、180とを有する。
無線信号生成部110は、送信データ系列1が入力され、当該送信データ系列1に変調
処理と、無線処理(アップコンバートなど)とを施して、無線周波数の第1送信系列を形成する。
処理と、無線処理(アップコンバートなど)とを施して、無線周波数の第1送信系列を形成する。
無線信号生成部120は、送信データ系列2が入力され、当該送信データ系列2に変調処理と、無線処理(アップコンバートなど)とを施して、無線周波数の第2送信系列を形成する。
ピーク検出部130は、無線信号生成部110から出力される第1送信系列の包絡線(エンベロープ)を検出する。また、ピーク検出部130は、検出した包絡線のピーク値(最大値)を検出する。ピーク検出部130は、単位時間の時間的な幅を持つ単位区間毎にピーク値を検出する。さらに、ピーク検出部130は、検出されたピーク値と予め設定されているしきい値とを比較し、この比較結果を分岐切り替え部140に出力する。
ここで、第1送信系列は、上記単位区間で区切られた信号系列である。この単位区間では、MIMO伝送の伝搬環境が略一定と見なすことができる。この単位区間は、例えば、OFDM変調を用いた場合には、OFDMシンボル区間であるか、または複数のOFDMシンボル区間であってもよい。
分岐切り替え部140は、ピーク検出部130からの比較結果に基づいて、第1送信系列のすべてを増幅器150に入力するか、又は、第1送信系列の一部を第2送信系列と共に増幅器160に入力するかを切り替える。
分岐切り替え部140は、スイッチ142を具備する分岐部144と、合成部146とを有する。分岐部144のスイッチ142は、ピーク検出部130からの比較結果に応じて、オンオフする。
具体的には、その比較の結果が、しきい値よりピーク値の方が大きいことを示しているときには、スイッチ142は、オンする。こうして、第1送信系列の一部が合成部146に入力される状態になる。
一方、ピーク検出部130からの比較結果が、ピーク値がしきい値以下であることを示しているときには、スイッチ142はオフする。こうして、第1送信系列のすべてが増幅器150に入力される状態になる。
合成部146は、入力される第1信号系列と第2信号系列とを合成し、得られる合成信号を増幅器160に出力する。
増幅器150は、入力信号を増幅してアンテナ170に増幅信号を出力する。
増幅器160は、入力信号を増幅してアンテナ180に増幅信号を出力する。
次に、以上の構成を有するMIMO送信装置100の動作について説明する。
上述のように、単位区間にて検出されたピーク値がしきい値以下の場合には、分岐切り替え部144のスイッチ142がその単位区間ではオフする。このスイッチ142がオフしている区間では、第1送信系列のすべてが増幅器150及びアンテナ170を介して送信される。また、スイッチ142がオフしている区間では、第2送信系列は、第1送信系列と合成されることなく、分岐切り替え部140、増幅器160、及びアンテナ180を介して送信される。すなわち、この場合には、MIMO送信装置100は従来と同様の2×2MIMO伝送を行う。
一方、単位区間にて検出されたピーク値がしきい値より大きい場合には、分岐切り替え部140のスイッチ142がその単位区間ではオンする。このスイッチがオンしている区間では、第1送信系列の一部が合成部146に入力される。
ここで、第1送信系列の電力をPとする。分岐部144では、第1送信系列の電力が分配され、電力P1と電力P2とに分けられる。つまり、P1+P2=Pの関係が成り立つ。分岐部144にて形成された電力P1の第1送信系列は、増幅器150に入力される。一方、電力P2の第1送信系列は、もともと増幅器160に入力される第2送信系列と共に、増幅器160に入力される。具体的には、電力P2の第1送信系列は、増幅器160に入力される前に、第2送信系列と合成器で合成されてから増幅器160に入力される。
こうして、しきい値を超えるピーク値を持つ第1送信系列の一部を、通常第1送信系列が増幅される増幅器150とは別の増幅器であって、第1送信系列とは別の第2送信系列が増幅される増幅器160を用いて増幅することができる。このため、通常第1送信系列を増幅する増幅器150に入力される第1送信系列のピーク値を低減することができるので、増幅器150のバックオフを小さく設定できる。この結果、増幅器150の高効率化が可能となる。
なお、電力P2の第1送信系列と第2送信系列を合成した結果、合成信号のピークが大きくなる可能性がある。しかしながら、ピークが発生している時間は単位区間の中で極めて短い時間なので、第1送信系列と第2送信系列のピークの位置が偶然一致する確率は極めて低いと考えられる。従って、増幅器160のバックオフを大きくする必要はない。
またここで、第1送信系列を分岐しない場合と分岐した場合では、MIMO伝送における伝搬状態が異なる。第1送信系列を分岐しない場合の伝搬行列H0の成分を、h011、h012、h021、h022とする。
そうすると、第1送信系列を分岐した場合の伝搬行列Hの成分は、P1とP2の分岐比をa:b(a+b=1)とすると、以下のようになる。
h11=a・h011+b・h012、
h12=h012、
h21=a・h021+b・h022、
h22=h022
h11=a・h011+b・h012、
h12=h012、
h21=a・h021+b・h022、
h22=h022
従って、第1送信系列を分岐したときは、伝搬行列が変化する。そこで、受信側は伝搬状態の変化に応じてMIMO受信できることが必要である。一般にOFDM信号のMIMO伝送では、OFDMシンボルごとにMIMO受信用パイロット信号が含まれていることが多いため、第1送信系列の分岐ありなしに関わらず、このようなMIMO受信が可能である。
なお上記説明では、説明を簡単にするために第1送信系列についてのみピーク検出処理及びピークが検出されたときに第1送信系列の一部を第2送信系列と共に増幅器160で増幅して送信する構成について説明を行った。しかし、MIMO送信装置100にピーク検出部及び分岐切り替え部のセットをもう1組設けて、第2送信系列についてもピーク検出処理及びピークが検出されたときにその一部を第1送信系列と共に増幅器150で増幅する構成としてもよい。
また上記説明では、ピーク検出部と分岐切り替え部をアナログ回路で構成する場合を前提に説明を行ったが、ピーク検出処理及び分岐切り替え処理は、ディジタル処理で実現す
ることもできる。
ることもできる。
また上記説明では、2×2MIMOを例として述べたが、n×nMIMO伝送(n>2)でもよい。この場合には、第1送信系列を3つ以上のアンテナに分配して送信してもよい。
なお、増幅器150及び増幅器160は、ドハティ増幅器やET/EER増幅器など、どのようなタイプの増幅器を用いてもよい。
このように本実施の形態によれば、MIMO送信装置100は、アンテナ170及びアンテナ180と、入力信号を増幅してアンテナ170に増幅信号を出力する増幅器150と、入力信号を増幅してアンテナ180に増幅信号を出力する増幅器160と、第1送信系列の包絡線を検出するピーク検出部130と、第1送信系列の包絡線検出結果としきい値との比較結果に基づいて、第1送信系列のすべてを増幅器150に入力するか、又は、第1送信系列を電力分配してその一部を第2送信系列と共に増幅器160に入力するかを切り替える分岐切り替え部140と、を具備する構成を採る。
こうすることにより、通常第1送信系列を増幅する増幅器150に入力される第1送信系列のピーク値を低減することができるので、増幅器150のバックオフを小さく設定できる。すなわち、送信信号のピークが大きいときに、その送信信号を電力分配して得られる送信信号を各アンテナに対応する増幅器へそれぞれ入力することにより、増幅器の入力信号のピークを小さくすることができる。この結果、増幅器150の高効率化が可能となる。かくして、広ダイナミックレンジ又は高PAPRの信号についても高効率な電力増幅が可能なMIMO送信装置を実現することができる。
分岐切り替え部140は、包絡線検出結果がしきい値を超える場合、増幅器150に入力される第1送信系列の包絡線がしきい値を超えないように第1送信系列の一部を増幅器160に入力する。
(実施の形態2)
図4に示すように本実施の形態のMIMO送信装置200は、増幅器150の入力側に設けられる可変増幅器210と、増幅器160の入力側に設けられる可変増幅器220とを有する。
図4に示すように本実施の形態のMIMO送信装置200は、増幅器150の入力側に設けられる可変増幅器210と、増幅器160の入力側に設けられる可変増幅器220とを有する。
可変増幅器210は、ピーク検出部130からの比較結果を受け取り、この比較結果に応じて、利得を切り替える。
具体的には、可変増幅器210は、その比較結果がしきい値よりピーク値の方が大きいことを示しているときの利得を、ピーク値がしきい値以下であることを示しているときの利得に比べて大きく設定する。
可変増幅器220は、ピーク検出部130からの比較結果を受け取り、この比較結果に応じて、利得を切り替える。具体的には、可変増幅器220は、その比較結果がしきい値よりピーク値の方が大きいことを示しているときの利得を、ピーク値がしきい値以下であることを示しているときの利得に比べて大きく設定する。
次に、上記構成を有するMIMO送信装置200の動作について説明する。
実施の形態1で説明したように、単位区間にて検出されたピーク値がしきい値より大きい場合には、分岐切り替え部140のスイッチ142がその単位区間ではオンする。この
スイッチがオンしている区間では、第1送信系列の一部が合成部146に入力される。このため、増幅器150に入力される第1送信系列は、分岐された分だけその電力値が小さくなる。一方、合成部146では、第1送信系列の一部と第2送信系列とが合成される際に、合成損失が発生する。
スイッチがオンしている区間では、第1送信系列の一部が合成部146に入力される。このため、増幅器150に入力される第1送信系列は、分岐された分だけその電力値が小さくなる。一方、合成部146では、第1送信系列の一部と第2送信系列とが合成される際に、合成損失が発生する。
また、単位区間にて検出されたピーク値がしきい値より大きい場合には、可変増幅器210及び可変増幅器220は、ピーク値がしきい値以下であることを示しているときの利得に比べて、利得を大きく設定する。こうすることにより、上述の分岐による電力の減少及び合成損失を補うことが可能となる。
(実施の形態3)
図5に示すように本実施の形態のMIMO送信装置300は、分岐切り替え部310を有する。この分岐切り替え部310は、遅延付加部312を有する。
図5に示すように本実施の形態のMIMO送信装置300は、分岐切り替え部310を有する。この分岐切り替え部310は、遅延付加部312を有する。
遅延付加部312は、分岐部144と合成部146との間に配設される。遅延付加部312は、分岐部144で分岐された第1送信系列の一部に遅延を与える。
このような構成とすることにより、アンテナ170を介して送信される第1送信系列と、アンテナ180を介して送信される第1送信系列とは、相対的に位相がずれた状態で送信されることになる。こうすることにより、アンテナ170を介して送信される第1送信系列と、アンテナ180を介して送信される第1送信系列とが伝搬路で互いに干渉することに起因する、受信側における第1送信系列の受信レベルの低下を抑制することができる。
なお、アンテナ170を介して送信される第1送信系列と、アンテナ180を介して送信される第1送信系列とが相対的にずらされる遅延時間は、例えば、OFDM変調においては数マイクロから数十マイクロ秒のガードインターバル長以内であればよい。
またなお、上記説明においては、アンテナ170を介して送信される第1送信系列よりも、アンテナ180を介して送信される第1送信系列の方が時間的に遅れるように遅延付加部312が配設されている。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、遅延付加部が増幅器150の入力ライン上に設けられてもよい。要は、アンテナ170を介して送信される第1送信系列の位相と、アンテナ180を介して送信される第1送信系列の位相とを、相対的にずらすことができればよい。
またなお、無線信号生成部110、無線信号生成部120、ピーク検出部130、及び分岐切り替え部310で行われる処理は、ディジタル処理で行うことができる。図6に、ディジタル処理が行われる場合の構成を示す。同図の点線で囲まれた部分が、ディジタル処理を行う機能部である。ただし、この様な構成とする場合には、無線信号生成部110、無線信号生成部120は、ベースバンド信号の処理を行う。そして、分岐切り替え部310からの出力信号は、ディジタルアナログ変換器(DAC)320及びDAC330でそれぞれDA変換された後、無線信号変換器340及び無線信号変換器350で無線信号にそれぞれ変換される。
本発明のMIMO送信装置は、広ダイナミックレンジ又は高PAPRの信号についても高効率な電力増幅ができる効果を有し、次世代移動体基地局装置や端末装置の送信装置として有用である。
Claims (4)
- 第1アンテナ及び第2アンテナと、
入力信号を増幅して前記第1アンテナに増幅信号を出力する第1増幅器と、
入力信号を増幅して前記第2アンテナに増幅信号を出力する第2増幅器と、
第1送信系列信号の包絡線を検出する検出手段と、
前記第1送信系列信号の包絡線検出結果としきい値との比較結果に基づいて、前記第1送信系列信号のすべてを前記第1増幅器に入力するか、又は、前記第1送信系列信号を電力分配してその一部を第2送信系列信号と共に前記第2増幅器に入力するかを切り替える切り替え手段と、
を具備するMIMO送信装置。 - 前記切り替え手段は、前記包絡線検出結果がしきい値を超える場合、前記第1増幅器に入力される第1送信系列信号の包絡線が前記しきい値を超えないように前記一部の第1送信系列信号を前記第2増幅器に入力する、請求項1に記載のMIMO送信装置。
- 前記第1増幅器の入力側に設けられ、前記第1増幅器の入力信号を増幅する第1可変利得増幅器と、
前記第2増幅器の入力側に設けられ、前記第2増幅器の入力信号を増幅する第2可変利得増幅器と、
を有し、
前記第1可変利得器及び前記第2可変利得増幅器は、前記切り替え手段の切り替え状態に応じてその利得を調整する、請求項1に記載のMIMO送信装置。 - 前記第1送信系列信号の一部を第2送信データ系列と共に前記第2増幅器に入力する場合に、前記第1増幅器に入力される第1送信系列信号と、前記第2増幅器に入力される第1送信系列信号との間の位相を相対的にずらす遅延付加手段を具備する請求項1に記載のMIMO送信装置。
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