JP4212981B2 - 送信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信システムの送信装置に関するものであり、特に、拡散変調を施した無線フレームを多重して送信する送信装置に関するものである。
移動体通信においては、限りある通信用の帯域をいかに効率よく多重化して、複数の移動端末が同時に通信を行えるようにするかが考えられてきた。近年では、第3世代携帯電話の通信方式として、W−CDMA方式が用いられており、動画・音声によるリアルタイムの通信が可能となっている。W−CDMA方式は、符号分割多重接続(CDMA:Code Division Multiple Access)を採用しており、複数の移動端末にそれぞれ異なる符号を割り当てて乗算し、全ての端末の信号を合成して1つの周波数を用いて送信する。そのため、CDMA方式は、周波数分割多元接続(FDMA:Frequency Division Multiple Access)や時分割多元接続(TDMA:Time Division Multiple Access)に比べて同じ帯域あたりの多重数を多く取ることができる。
しかしながら、CDMA方式では、全ての端末の信号を合成して1つの周波数を用いるため、それぞれの変調位相成分が一致した場合に急峻なレベル増加、すなわちピークファクタ(平均電力に対する瞬時電力の比)が発生する。しかしながら、ピークファクタに対応可能な入力レベルを有する送信増幅器を用いると、回路規模が大きくなるとともに、コストが高くなってしまうという問題があった。そのため、ピークファクタを抑圧する様々な技術が考えられている。
第1の従来技術では、ピーク検出器が、シンボル分の送信データの電力のピークを検出し、検出した電力のピークが送信増幅器の入力制限電圧より大きい場合には、ダミーシンボル生成部が、ピーク検出器が検出した電力のピークを参照して、この電力のピークを打ち消すようなダミーシンボルを生成する。そして、生成したダミーシンボルをシンボル遅延器で遅延させた1シンボルの送信データから減算することで、1シンボル内で発生した電力のピークをキャンセルするとともに、レベル調整計算部が電力補正値を計算して、この電力補正値を電力のピークをキャンセルした送信信号に1シンボル区間にわたり乗算して電力補正処理を施して送信増幅器の負担を軽減するようにしている(たとえば、特許文献1参照)。
第2の従来技術では、帯域制限フィルタと同一構成の送信ピーク検出用帯域制限フィルタ部に事前に送信データを入力して、瞬時電力演算部および電力補正演算部が帯域制限後のピークファクタ補正係数を算出し、算出した補正係数を用いて帯域制限フィルタに入力される送信データを補正することで、帯域制限フィルタから出力される送信データの電力ピークを良好に抑圧するようにしている(たとえば、特許文献2参照)。
特開2000−106548号公報 特開2002−164799号公報
このように上記第1および第2の従来技術は、両者ともに多重した多重送信信号に対して補正を行うようにしている。すなわち、上記第1および第2の従来技術では、送信多重信号のある一意のシンボルレート区間に対して一律の電力補正を行うようにしている。
しかしながら、CDMA方式においては、多重するユーザー間のシンボルレートが必ずしも同一になるとは限らず、シンボルレートが異なるユーザーの送信データを多重する場合がある。たとえば、図7−1に示すように、ユーザー1のシンボルレートが15ksps、ユーザー2のシンボルレートが30ksps、ユーザー3のシンボルレートが60kspsであり、ユーザー2のシンボルレートと等しい期間を補正区間とする。この場合、上記第1および第2の従来技術では、補正区間に対して一律の電力補正を行うため、ピークカットおよび電力補正後は、図7−2に示すように、ユーザー2のシンボルレートよりも低いシンボルレートのユーザー1では、1シンボル内で電力補正が施される部分と施されない部分とが生じることとなり、シンボル内でのレベル変動による直交性の劣化を生じる。
また、ユーザー2のシンボルレートよりも高いシンボルレートのユーザー3では、電力補正の必要のないシンボル(ここでは、ユーザー3のS2)に対しても電力補正を行うこととなり、ピークカットにより低減された電力が電力補正値に有効に反映されない。
このように、上記第1および第2の従来技術では、ピークカット処理をされた多重送信波形に対して、送信平均電力の観点から電力補正を行ってはいるものの、ピークカット処理による誤り率劣化など、端末側の受信特性に対する補正は成されていないという問題があった。
CDMA方式においてピークファクタを抑圧するという処理は、送信多重信号における特定のチップの電力を削減することを意味しており、直交性を劣化させることである。したがって、上記第1および第2の従来技術のように、ピークファクタ削減分の電力をピークファクタ削減処理を行ったシンボル、すなわち、直交性が劣化したシンボルに補填しても、S/N(Signal to Noise)を改善することはできないという問題があった。
この発明は上記に鑑みてなされたもので、ピークファクタ削減によるS/Nの劣化を抑制するとともに、低コストな送信装置を得ることを目的としている。
上記目的を達成するために、この発明にかかる送信装置は、ユーザー固有の拡散符号を用いて送信データを拡散して無線フレームを生成し、複数のユーザーの無線フレームを多重した多重送信信号を送信増幅回路によって増幅して送信する送信装置であって、前記複数のユーザーの送信データ毎に誤り訂正符号化処理、インターリーブ処理、データ変調および拡散変調を施して無線フレームを生成する際に、前記多重送信信号から電力削減量を減算し、前記多重送信信号のレベルを前記送信増幅回路の入力制限値の範囲内に調整した場合、前記電力削減量を補正するために通知される電力補正量に相当する振幅を前記無線フレーム内の所定のシンボル位置の送信データに付加する送信データ処理部を備えることを特徴とする。
この発明によれば、複数のユーザーの送信データごとの無線フレームを生成する際に、多重送信信号から電力削減量を減算して多重送信信号のレベルを送信増幅回路の入力制限値の範囲内に調整した場合、多重送信信号のレベル調整のために多重送信信号から減算された電力削減量を補正する電力補正量に相当する振幅を、無線フレーム内の所定のシンボル位置の送信データに付加するようにしている。
この発明にかかる送信装置によれば、複数のユーザーの送信データごとの無線フレームを生成する際に、多重送信信号から電力削減量を減算して多重送信信号のレベルを送信増幅回路の入力制限値の範囲内に調整した場合、多重送信信号のレベル調整のために多重送信信号から減算された電力削減量を補正する電力補正量に相当する振幅を、無線フレーム内の所定のシンボル位置の送信データに付加するようにしているため、誤り率およびS/Nの劣化を抑制することができる。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる送信装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
図1は、この発明における本実施の形態の送信装置の送信機能の構成を示すブロック図である。この発明における本実施の形態の送信装置は、n(1<n,nは自然数)個の送信データSD1〜SDnを送信可能であり、それぞれの送信データに対応した送信データ処理部10−1〜10−n、多重部20、ピークファクタ検出部30、ピークファクタ低減量算出部40、ピークファクタ低減処理部50、帯域低減フィルタ60、送信増幅回路70および補正電力配分部80を備えている。
送信データ処理部10−1〜10−nは、それぞれ同じ機能を備えており、送信データ処理部10−1は送信データSD1の送信処理を、送信データ処理部10−2は送信データSD2の送信処理を、送信データ処理部10−nは送信データSDnの送信処理を行う。送信データ処理部10−1〜10nは、それぞれチャネルコーディング処理部11と、変調処理部13と、振幅付加部15と、データフロー管理部17とを備えている。
チャネルコーディング処理部11は、送信データに対して、たとえば、畳み込み符号化やターボ符号化など予め定められた誤り訂正符号化、レートマッチング、一次インターリビング、無線フレームセグメンテーション、トランスポートチャネルマルチプレシング、物理チャネルセグメンテーション、2次インターリビングおよびQPSKなどのデータ変調のチャネルコーディング処理を施す。
変調処理部13は、チャネルコーディング処理が施された送信データに対して拡散変調処理を行う。
データフロー管理部17は、チャネルコーディング処理部11から入力されるシンボル位置情報に基づいて補正対象となる電力補正対象ビットを決定し、決定した電力補正対象ビットを送信するタイミングで補正電力配分部80から入力される補正電力情報WR1に含まれる補正電力量を振幅付加部15に出力する。
振幅付加部15は、送信データに対する送信電力を示す送信電力情報およびデータフロー管理部17から入力される補正電力量に基づいて、拡散変調処理が施された送信データに振幅を付加して、送信データの電力を調整する。
多重部20は、各送信データ処理部10−1〜10−nにおいて送信データ処理が施された各送信データを加算して多重する。
ピークファクタ検出部30は、多重部20において多重された多重送信信号の振幅と送信増幅回路60の入力制限値とを比較して、入力制限値を超える多重送信信号を検出する。入力制限値を超える多重送信信号を検出した場合、ピークファクタ検出部30は、検出した多重送信信号の振幅と入力制限値との差である超過量およびその検出タイミングを含む超過検出情報をピークファクタ低減量算出部70に出力する。
ピークファクタ低減量算出部40は、ピークファクタ検出部30から入力される超過検出情報に含まれる超過量に基づいて、ピークファクタ検出部30が検出した多重送信信号の瞬時電力が送信増幅回路70の入力制限レベルの範囲内になるような電力削減量を算出する。
ピークファクタ低減処理部50は、ピークファクタ低減量算出部40から入力される電力削減量をピークファクタ検出部30において検出された多重送信信号から減算する。
帯域低減フィルタ60は、ピークファクタ低減処理部50において処理された多重送信信号の帯域制限処理を行う。送信増幅回路70は、帯域制限処理が施された多重送信信号を増幅する。
補正電力配分部80は、ピークファクタ低減量算出部40から入力される電力削減量および送信データSD1〜SDnに対応する電力配分情報WD1〜WDnに基づいて各送信データ毎の補正電力量を算出する。電力配分情報WD1〜WDnは、たとえば、送信データSD1〜SDnのシンボルレート情報、送信電力情報、対向している移動機の所要SIR情報などである。
つぎに、この発明における本実施の形態の送信装置の動作を説明する。送信データ処理部10−1のチャネルコーディング処理部11は、送信データ1に対してチャネルコーディング処理(詳細は後述する)を施す。そして、チャネルコーディング処理を行った送信データを送信データ処理部10−1の変調処理部13に出力するとともに、チャネルコーディング処理を行っているシンボルの位置を示すシンボル位置情報を送信データ処理部10−1のデータフロー管理部17に出力する。
送信データ処理部10−1の変調処理部13は、チャネルコーディング処理が施された送信データに対して所定の符号系列に基づいて拡散変調を施して、拡散変調した送信データを送信データ処理部10−1の振幅付加部15に出力する。
送信データ処理部10−1の振幅付加部15は、送信データ1に対する送信電力を示す送信電力情報1およびデータフロー管理部17から入力される補正電力量に基づいて、指定される電力に相当する振幅を拡散変調された送信データの振幅に付加して、送信データの電力を調整する。そして電力調整した送信データを多重部20に出力する。
送信データ処理部10−2〜10−nは、それぞれ送信データ2〜nに対して上述した送信データ処理部10−1と同様の動作を行い、それぞれ電力調整した送信データを多重部20に出力する。
多重部20は、送信データ処理部10−1〜10−nのそれぞれの振幅付加部15において電力調整された各送信データを加算して多重する。そして、多重した多重送信信号をピークファクタ検出部30と、ピークファクタ低減処理部50とに出力する。
ピークファクタ検出部30は、多重送信信号の振幅と送信増幅回路70の入力力制限値とを比較して、入力制限値を超える多重送信信号を検出する。そして、入力制限値を超える多重送信信号を検出した場合、ピークファクタ検出部30は、検出した多重送信信号の振幅と入力制限値との差である超過量およびその検出タイミングを含む超過検出情報をピークファクタ低減量算出部70に出力する。
超過検出情報が入力されると、ピークファクタ低減量算出部40は、超過検出情報に含まれる超過量に基づいて、ピークファクタ検出部30が検出した多重送信信号の瞬時電力が送信増幅回路70の入力制限レベルの範囲内になるような電力削減量を算出する。そして、算出した電力削減量をピークファクタ低減処理部50と、補正電力配分部80とに出力する。
ピークファクタ低減処理部50は、ピークファクタ低減量算出部40から入力される電力削減量をピークファクタ検出部30において検出された多重送信信号から減算する。すなわち、ピークファクタ検出部30において送信増幅回路70の入力レベルを超えていると判断された多重送信信号から電力削減量を減算することで、多重送信信号の瞬時電力を下げて送信増幅回路70で処理可能な範囲に多重化送信信号のレベルを調整する。ピークファクタ低減処理部50は、レベル調整した多重化送信信号を帯域低減フィルタ60に出力する。
帯域低減フィルタ60は、ピークファクタ低減処理部50においてレベル調整された多重送信信号の帯域制限処理を行い、送信増幅回路70は、帯域制限処理が施された多重送信信号を増幅して、増幅した多重送信信号を送信する。
一方、電力削減量が入力されると補正電力配分部80は、ピークファクタ低減量算出部40から入力される電力削減量および送信データSD1〜SDnに対応する電力配分情報WD1〜WDnに基づいて各送信データ毎の補正電力量を算出する。そして、算出した補正電力量を含む補正電力情報RW1〜RWnをそれぞれ送信データ処理部10−1〜10−nのデータフロー管理部17に出力する。
たとえば、補正電力配分部80に電力配分情報WD1〜WDnとして、図2に示すような情報が与えられたとする。図2においては、送信装置が4(n=4)つのユーザーからの送信データを扱うものとしている。ユーザー番号1は送信データSD1に、ユーザー番号2は送信データSD2に、ユーザー番号3は送信データSD3に、ユーザー番号4は送信データSD4に対応する。したがって、電力配分情報WD1は「シンボルレート120kspsで対向する移動機の所要SIRが3dB」、電力配分情報WD2は「シンボルレート60kspsで対向する移動機の所要SIRが3dB」、電力配分情報WD3は「シンボルレート240kspsで対向する移動機の所要SIRが6dB」、電力配分情報WD4は「シンボルレート30kspsで対向する移動機の所要SIRが6dB」という情報を有している。ここで、各ユーザーに配分する補正電力量、すなわち、送信データSD1〜SD4に配分する補正電力量は、「シンボルレートに比例し、かつ対向する移動機の所要SIRに比例する」とすると、送信データSD1に配分する電力補正量は「電力削減量×3/15」、送信データSD2に配分する電力補正量は「電力削減量×2/15」、送信データSD3に配分する電力補正量は「電力削減量×8/15」、送信データSD4に配分する電力補正量は「電力削減量×2/15」となる。
このように補正電力配分部80は、電力配分情報WD1〜WDnに基づいて送信データSD1〜SDnに配分する比率を決定して、その比率に応じて電力削減量を分配する。そして、送信データSD1〜SDnのそれぞれの電力補正量を補正電力情報RW1〜RWnとして送信データ処理部10−1〜10−nのデータフロー管理部17に出力する。
補正電力情報RW1〜RWnが入力されると、送信データ処理部10−1〜10−nのデータフロー管理部17は、それぞれピークファクタ低減処理部50においてレベル調整が施された自送信データのシンボル位置を特定する。
データフロー管理部17は、チャネルコーディング処理部11から入力されるシンボル位置情報によって常時シンボル位置を把握している。したがって、ピークファクタ検出部30が多重送信信号の振幅が入力制限値を超えたことを検出し、ピークファクタ低減量算出部40が電力削減量を算出し、補正電力配分部80が送信データSD1〜SDnに対する補正電力情報RW1〜RWnを送信データ処理部10−1〜10−nのデータフロー管理部17に出力するまでの処理遅延が固定であるとすれば、その遅延に基づいてピークファクタ低減処理部50においてレベル調整が施されたシンボル位置を容易に特定することができる。
レベル調整されたシンボル位置を特定すると、送信データ処理部10−1〜10−nのデータフロー管理部17は、それぞれ補正電力情報RW1〜RWnに含まれる補正電力量を反映させる対象となるシンボル位置を検索する。補正電力量を反映させるシンボルは、対向する移動機でデコーディング後に施される誤り訂正の入力において、レベル調整されたシンボルの直近となるシンボル位置であることが望ましい。したがって、送信データ処理部10−1〜10−nのデータフロー管理部17は、それぞれ対向する移動機でデコーディング後に施される誤り訂正の入力において、レベル調整されたシンボルの直近となるシンボルを検索する。
図3のフローチャートおよび図4−1〜図4−3、図5−1〜図5−5、図6−1〜図6−5を参照して、チャネルコーディング処理部11が送信データに施すチャネルコーディング処理と対比して、電力調整を施すシンボル位置を説明する。なお、チャネルコーディング処理は、これに限定されるものではない。
チャネルコーディング処理部11は、送信データに対して誤り訂正符号化を行う(ステップS1)。図4−1は、誤り訂正符号化が行われた後の送信データのビット列を示している。図4−1においては、ビット量は120であり、誤り訂正符号化が施された送信データは、ビット番号1〜120に対してD1〜D120となっている。
チャネルコーディング処理部11は、誤り訂正符号化を施した送信データに対してレートマッチングおよび1次DTX挿入処理を行う(ステップS2,S3)。ここでレートマッチング処理により増加するビット量ΔNを「0」、1次DTX挿入処理により挿入されるビット数を「0」とすると、1次DTX挿入処理後の送信データのビット列は、図4−2に示すように、図4−1に示した誤り訂正符号化が施された送信データのビット列と等しくなる。
チャネルコーディング処理部11は、1次DTX挿入処理が施された送信データに対して、複数フレームで送信される送信データをフレーム間でインターリーブする1次インターリビングを行う(ステップS4)。ここでは、送信データを2フレームで送信する。したがって、1次インターリーブは、カラム数「2」、行数は「60」のマトリックスとなり、チャネルコーディング処理部11は、図4−3に示すように、カラムC1の行R1には「D1」を、カラムC2の行R1には「D2」を、カラムC1の行R2には「D3」を、カラムC2の行R2には「D4」を、…、カラムC1の行R60には「D119」を、カラムC2の行R60には「D120」を書き込む。カラムC1、C2はフレームに対応しており、列間置換を考慮しない場合、カラムC1のデータがフレーム1で送信されるデータとなり、カラムC2のデータがフレーム2で送信されるデータとなる。
チャネルコーディング処理部11は、1次インターリビングを施した送信データに対して無線フレームセグメンテーションを行う(ステップS5)。具体的には、図4−3に示した1次インターリビングを施した送信データのカラムC1,C2をそれぞれ読み出して無線フレームに分割する。図5−1は、図4−3のカラムC1を読み出した無線フレーム1のビット列を示している。無線フレーム1は、送信データD1,D3,…,D59で構成されている。図6−1は、図4−3のカラムC2を読み出した無線フレーム2のビット列をしめしており、無線フレーム2は、送信データD2,D4,…,D60で構成されている。以後のチャネルコーディング処理は、無線フレーム単位で行われる。
チャネルコーディング処理部11は、各無線フレームに対してトランスポートチャネルを多重するトランスポートチャネルマルチプレシング、および物理チャネルを分割する物理チャネルセグメンテーションを行う(ステップS6,S7)。ここでトランスポートチャネルマルチプレシング処理のトランスポートチャネル数を「1」、物理チャネルセグメンテーション処理の物理チャネル数を「1」とすると、トランスポートチャネルの多重処理および物理チャネルの分割は行われない。したがって、物理チャネルセグメンテーションが施された無線フレーム1のビット列は、図5−2に示すように、図5−1に示した無線フレームセグメンテーションにより分割された無線フレーム1のビット列と等しくなる。また、無線フレーム2のビット列も、図6−2に示すように、図6−1に示した無線フレームセグメンテーションにより分割された無線フレーム2のビット列と等しくなる。
チャネルコーディング処理部11は、物理チャネルセグメンテーション処理を施した各無線フレームに対してインターリーブする2次インターリビングを行う(ステップS8)。ここで、2次インターリーブのマトリクスの入力ビット数をNdata、カラム数Ncは「30」とすると、2次インターリーブの行数Nrは「Ndata/Nc」と規定されているので、行数Nrは「2」となる。したがって、チャネルコーディング処理部11は、2次インターリーブマトリクスに無線フレームのデータ系列を書き込んだ後に、カラム毎にマトリクスからデータを読み出す。
無線フレーム1の場合、チャネルコーディング処理部11は、図5−3に示すように、カラムC1の行R1に「D1」を、カラムC2の行R1に「D3」を、カラムC3の行R1に「D5」を、…、カラムC30の行R1に「D59」をというように、カラムC1〜C30の行R1にデータを書き込んだ後、カラムC1の行R2に「D61」を、カラムC2の行R2に「D63」を、カラムC3の行R2に「D65」を、…、カラムC60の行R2に「D119」というようにデータを順に書き込む。そして、チャネルコーディング処理部11は、カラムC1の行R1,カラムC1の行R2,カラムC3の行R1,カラムC3の行R2,カラムC5の行R1,カラムC5の行R2,…,カラムC29の行R1,カラムC29の行R2というように、奇数カラムのデータを読み出した後に、カラムC2の行R1,カラムC2の行R2,カラムC4の行R1,カラムC4の行R2,…,カラムC30の行R1,カラムC30の行R2というように偶数カラムのデータを読み出して無線フレームに対してインターリーブを行ない、図5−2に示した物理チャネルセグメンテーションが施された無線フレーム1を、図5−4に示すような、ビット列に対して「D1」,「D61」,「D5」,「D65」,…,「D59」,「D119」となる無線フレーム1を生成する。
チャネルコーディング処理部11は、図6−3および図6−4に示すように、無線フレーム2に対してもインターリーブを行なう。チャネルコーディング処理部11は、このようにして入力される送信データに対してチャネルコーディング処理を行って、チャネルコーディング処理を施した送信データ、すなわち、無線フレームを変調処理部13に出力する。
チャネルコーディング処理部11は、各無線フレームに対してQPSKなどのデータ変調を施してIQ平面に物理チャネルマッピングを行う(ステップS9)。図5−5に示した無線フレーム1の場合、変調処理部13は、図5−4に示した2次インターリビングが施された無線フレームのビット番号1の「D1」をシンボル1のIデータに、ビット番号2の「D61」をシンボル1のQデータに、ビット番号3の「D5」をシンボル2のIデータに、ビット番号4の「D65」をシンボル2のQデータに、…、ビット番号59の「D59」をシンボル30のIデータに、ビット番号60の「D119」をシンボル30のQデータにというように、奇数ビットのデータをIデータに、偶数ビットのデータをQデータとしてQPSKのIQ平面にマッピングしている。図6−5は、無線フレーム2のマッピングを示している。なお、図5−5および図6−5では、PILO_bit、送信電力情報等のレイヤー1情報を省略している。
ここで、図5−5に示した無線フレーム1のシンボル2のIQデータに対して、ピークファクタ低減処理部50がレベル調整を行なったとする。送信データ処理部10−1〜10−nの各データフロー管理部17は、各チャネルコーディング処理部11からのシンボル位置情報および補正電力配分部80からの補正電力情報RW1〜RWnに基づいてレベル調整が施されたシンボルがシンボル2であることを特定する。データフロー管理部17は、チャネルコーディング処理部11においてマッピングされたシンボル2のデータが図4−1に示した誤り訂正符号化における「D5」および「D65」であることを特定する。そして、チャネルコーディング処理部11が送信データに対して行なったチャネルコーディング処理をさかのぼることで、誤り訂正符号化が行なわれた後のビット列において、特定したデータ「D5」および「D65」の直近のデータを検索する。この場合は、図4−1に示したように、誤り訂正符号化を行なった後のビット列において、「D5」はビット番号5のデータであり、「D65」はビット番号65のデータであるので、データフロー管理部17は、ビット番号6およびビット番号66を検索して、検索したビット番号6およびビット番号66を電力補正対象ビットとして確定する。
データフロー管理部17は、電力補正対象ビットが変調処理部13においてIQ平面にマッピングされたシンボル番号を検索する。この場合は、図4−1に示した誤り訂正符号化が行なわれた後のビット番号5およびビット番号66のデータ「D6」および「D66」は、図6−5に示すように、無線フレーム2のシンボル2に位置している。したがって、データフロー管理部17は、無線フレーム2のシンボル2を電力補正対象シンボルに決定して、無線フレーム2のシンボル2が振幅付加部15に入力されるタイミングで、補正電力配分部80から入力された補正電力情報RW1〜RWnに含まれるそれぞれの補正電力量を振幅付加部15に出力する。
このように本実施の形態では、チャネルコーディング処理部11が、送信データにチャネルコーディング処理を施して無線フレームを生成する際に、処理対象となっているシンボル位置情報を出力し、データフロー管理部17は、シンボル位置情報に基づいてピークファクタ低減処理部50においてレベル調整された多重送信信号のシンボル位置を特定し、誤り訂正符号化処理を行った際に特定した多重送信信号のシンボル位置のデータの最も近くに位置したデータに補正電力量に相当する振幅を付加するようにしているため、レベル調整されて直交性が損なわれたシンボルに対して電力補正を行う場合と比較して、効率よく誤り劣化量を削減することができる。
また、補正電力配分部80が、送信品質情報、シンボルレート情報、送信電力情報などのユーザー毎の情報に基づいてそれぞれの補正電力量を決定するようにしているため、各ユーザーに均一に電力量を補正する場合と比較して、誤り劣化量を削減することができる。
以上のように、本発明にかかる送信装置は、通信システムに有用であり、特に、CDMA方式を用いた移動体通信に適している。
この発明における送信装置の構成を示すブロック図である。 電力配分情報の一例を示す図である。 図1に示したチャネルコーディング処理部の動作を説明するためのフローチャートである。 図1に示したデータフロー管理部が電力調整を行うシンボルを決定する動作を説明するための図である。 図1に示したデータフロー管理部が電力調整を行うシンボルを決定する動作を説明するための図である。 図1に示したデータフロー管理部が電力調整を行うシンボルを決定する動作を説明するための図である。 図1に示したデータフロー管理部が電力調整を行うシンボルを決定する動作を説明するための図である。 図1に示したデータフロー管理部が電力調整を行うシンボルを決定する動作を説明するための図である。 図1に示したデータフロー管理部が電力調整を行うシンボルを決定する動作を説明するための図である。 図1に示したデータフロー管理部が電力調整を行うシンボルを決定する動作を説明するための図である。 図1に示したデータフロー管理部が電力調整を行うシンボルを決定する動作を説明するための図である。 図1に示したデータフロー管理部が電力調整を行うシンボルを決定する動作を説明するための図である。 図1に示したデータフロー管理部が電力調整を行うシンボルを決定する動作を説明するための図である。 図1に示したデータフロー管理部が電力調整を行うシンボルを決定する動作を説明するための図である。 図1に示したデータフロー管理部が電力調整を行うシンボルを決定する動作を説明するための図である。 図1に示したデータフロー管理部が電力調整を行うシンボルを決定する動作を説明するための図である。 従来技術の電力補正を説明するための図である。 従来技術の電力補正を説明するための図である。
符号の説明
10−1,10−2,10−n 送信データ処理部
11 チャネルコーディング処理部
13 変調処理部
15 振幅付加部
17 データフロー管理部
20 多重部
30 ピークファクタ検出部
40 ピークファクタ低減量算出部
50 ピークファクタ低減処理部
60 低域制限フィルタ
70 送信増幅回路
80 補正電力配分部。

Claims (5)

  1. ユーザー固有の拡散符号を用いて送信データを拡散して無線フレームを生成し、複数のユーザーの無線フレームを多重した多重送信信号を送信増幅回路によって増幅して送信する送信装置であって、
    前記複数のユーザーの送信データ毎に誤り訂正符号化処理、インターリーブ処理、データ変調および拡散変調を施して無線フレームを生成する際に、前記多重送信信号から電力削減量を減算し、前記多重送信信号のレベルを前記送信増幅回路の入力制限値の範囲内に調整した場合、前記電力削減量を補正するために通知される電力補正量に相当する振幅を前記無線フレーム内の所定のシンボル位置の送信データに付加する送信データ処理部、
    を備えることを特徴とする送信装置。
  2. 前記送信データ処理部は、
    前記補正電力量が通知されると、前記無線フレームの生成処理対象となっている前記インターリーブ処理後のシンボル位置の情報に基づいて前記インターリーブ処理前のシンボル位置を特定し、前記インターリーブ処理前の送信データに前記補正電力量に相当する振幅を付加することを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  3. 前記送信データ処理部は、
    前記誤り訂正符号化処理を行った際に、電力削減対象となったシンボル位置のデータの最も近くに位置するデータに前記補正電力量に相当する振幅を付加することを特徴とする請求項2に記載の送信装置。
  4. 前記電力削減量について前記各ユーザーへの配分比を算出し、この配分比によって前記各ユーザーに対する補正電力量を算出し、これら算出した補正電力量をそれぞれのユーザーに対応する前記送信データ処理部に通知する補正電力配分部、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の送信装置。
  5. 前記各ユーザーの配分比は、前記複数のユーザーの送信品質情報、シンボルレート情報、送信電力情報の少なくとも1つを含む電力配分情報に基づいて算出することを特徴とする請求項4に記載の送信装置。
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