JPWO2010005090A1 - 難燃性樹脂組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
しかし、水酸化マグネシウム粒子はアルカリ性であるため、耐酸性に弱点があり、水酸化マグネシウム粒子を多量に配合した樹脂組成物は、長時間、炭酸水や酸性雨にさらされると表面に炭酸マグネシウムや塩基性炭酸マグネシウム等が析出し表面を白粉化させ、成形品外観を損なうという問題があった。
これに対処するため特許文献1〜3には、水酸化マグネシウムと水酸化アルミニウムを併用して耐酸性を向上させる方法が提案されている。
また、特許文献4〜7には難燃剤として金属水酸化物、難燃助剤としてリン化合物、炭素粉末、シリコーンなどを含む樹脂組成物が提案されている。
さらに、特許文献8には合成樹脂に金属水酸化物、赤リンおよび炭素粉末を配合して、炭酸ガスによる樹脂表面の白化を防止する方法が開示されている。
また特許文献8に記載されている水酸化マグネシウムに、赤リン、カーボンブラックを併用すると、合成樹脂の耐炭酸ガス性を向上させて表面白化を防止することはできるが、耐硫酸性、耐硝酸性、耐塩酸性を向上させることは難しい。
本発明者らは、通称アルナイトと呼ばれる鉱物を含むアルミニウム塩水酸化物粒子の示す耐酸性に着目し、これを難燃化技術へ応用することを検討した結果、本発明を完成するに至った。
本発明に用いるアルミニウム塩水酸化物粒子は耐酸性を確保するために必須であるが単独では合成樹脂に難燃性を付与する効果は低い。また、リン化合物、炭素粉末、シリコーンは、一般に、金属水酸化物系難燃剤の難燃助剤として用いられているが、これら難燃助剤のみで樹脂に難燃性を付与することは困難である。
本発明者らは、特定のアルミニウム塩水酸化物粒子と、リン化合物、炭素粉末およびシリコーンからなる群より選ばれる少なくとも1種を組み合わせて用いることにより、合成樹脂に対して、難燃性、耐酸性を発現させ、シルバーストリークの発生を抑制できることを見出した。
すなわち本発明は、以下の発明を包含する。
1. (i)100重量部の合成樹脂、
(ii)10〜200重量部の下記式(1)で表される難燃剤、並びに
(iii)0.5〜20重量部の、リン化合物、炭素粉末およびシリコーンからなる群より選ばれる少なくとも1種の難燃助剤、
を含有する樹脂組成物。
Ma[Al1−xM’x]bAzBy(OH)n・mH2O (1)
(ただし、式中MはNa+、K+、NH4 +、H3O+およびCa2+からなる群より選ばれる少なくとも1種の陽イオン、M’はZn2+、Ni2+、Sn4+、Zr4+およびTi4+からなる群より選ばれる少なくとも1種の金属陽イオン、Aは少なくとも1種の有機酸アニオン、Bは少なくとも1種の無機酸アニオンを表わし、式中a、b、m、n、x、yおよびzは、0.7≦a≦1.35、2.7≦b≦3.3、0≦m≦5、4≦n≦7、0≦x≦0.6、1.7≦y≦2.4、0≦z≦0.5を満足する。)
2. リン化合物が、赤リン、リン酸エステル、縮合リン酸エステルおよびポリリン酸塩からなる群より選ばれる少なくとも1種である前項1記載の樹脂組成物。
3. 炭素粉末が、カーボンブラック、活性炭および黒鉛からなる群より選ばれる少なくとも1種である前項1記載の樹脂組成物。
4. シリコーンが、シリコーン樹脂、シリコーングリースおよびシリコーンゴムからなる群より選ばれる少なくとも1種である前項1記載の樹脂組成物。
5. 式(1)で表される難燃剤は、高級脂肪酸類、チタネートカプリング剤、シランカップリング剤、アルミネートカップリング剤およびアルコールリン酸エステル類からなる群より選ばれる少なくとも1種の表面処理剤で処理されている前項1記載の樹脂組成物。
6. 合成樹脂は、ポリスチレン系樹脂またはポリアミド系樹脂である前項1記載の樹脂組成物。
7. 前項1〜6記載の樹脂組成物から形成された成形品。
図2は、実施例13の耐酸性試験のうち、耐硫酸試験にかかわるグラフである。
図3は、実施例13の耐酸性試験のうち、耐硝酸試験にかかわるグラフである。
図4は、実施例13耐酸性試験のうち、耐塩酸試験にかかわるグラフである。
本発明に用いる難燃剤は、下記式(1)で表わされるアルミニウム塩水酸化物粒子である。
Ma[Al1−xM’x]bAzBy(OH)n・mH2O (1)
式中、Mは、Na+、K+、NH4 +、H3O+およびCa2+からなる群より選ばれる少なくとも1種の陽イオンを表す。
M’はZn2+、Ni2+、Sn4+、Zr4+およびTi4+からなる群より選ばれる少なくとも1種の金属陽イオンを表す。
Aは少なくとも1種の有機酸アニオンを表す。有機酸アニオンは、シュウ酸イオン、クエン酸イオン、リンゴ酸イオン、酒石酸イオン、グリセリン酸イオン、没食子酸イオンおよび乳酸イオンから選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
Bは少なくとも1種の無機酸アニオンを表す。無機酸アニオンは、SO4 2−、PO4 3−、NO3 −、SiO3 2−、SiO4 4−およびHSi2O5 −からなる群より選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。粒子径が均一である点でSO4 2−が最も好ましい。
aは、0.7≦a≦1.35、好ましくは0.9≦a≦1.2を満足する。
bは、2.7≦b≦3.3、好ましくは2.8≦b≦3.2を満足する。
mは、0≦m≦5、好ましくは0≦m≦2を満足する。
nは、4≦n≦7、好ましくは5≦n≦6.5を満足する。
xは、0≦x≦0.6、好ましくは0≦x≦0.3を満足する。
yは、1.7≦y≦2.4、好ましくは1.8≦y≦2.2を満足する。
zは、0≦z≦0.5、好ましくは0≦z≦0.4を満足する。
さらに、a、b、m、n、x、yおよびzは、3.6≦a+b≦4.4、0≦m≦2、0≦x≦0.3、7.5≦y+n≦8.5を満足することが好ましい。
難燃剤の平均二次粒子径は、好ましくは0.2〜6μm、より好ましくは0.5〜4μm、さらに好ましくは0.5〜2μmである。難燃剤は、単分散に近いものが好ましい。難燃剤のBET法比表面積は、好ましくは1〜50m2/g、より好ましくは1〜20m2/g、さらに好ましくは2〜20m2/gである。
式(1)のアルミニウム塩水酸化物粒子は、国際公開第2005/085168号パンフレットの第21頁第19行から第26頁第6行に記載された方法および実施例に記載の方法により合成することができる。即ち、式(1)のアルミニウム塩水酸化物粒子において、例えばBの無機酸イオンが硫酸イオンの場合、硫酸アルミニウムと(1)式におけるM’の硫酸塩と、Mの硫酸塩および有機酸および/または有機酸塩、例えば蓚酸(H2C2O4)の混合溶液に、当該Mを含む水酸化アルカリ水溶液を添加して加熱反応させることによって生成させることができる。必要ならば、生成した該有機酸アニオン含有アルミニウム塩水酸化物粒子を濾別、洗浄および乾燥することにより有機酸アニオン含有アルミニウム塩水酸化物粒子の含水粉末が得られる。
特に式(1)においてz=0の場合、すなわち有機酸アニオンを含有しないアルミニウム塩水酸化物粒子については、国際公開第2006/109847号パンフレットの第19頁第1行から第23頁第15行に記載された方法および実施例に記載の方法により合成することができる。すなわち、アルナイト型化合物粒子は、pH1〜7の範囲で水溶性であるAl3+イオンの塩に、Na+、K+、NH4 +およびH3O+からなる群から選ばれるイオンの硫酸塩の溶液を、アルカリ当量比が0.6〜1.1、好ましくは0.7〜1.0、特に好ましくは0.8〜0.9になるように添加し、加熱反応させることにより得ることができる。
また、市販品としては、アルミクロン210(登録商標/協和化学工業(株)製)等を用いることができる。
アルミニウム塩水酸化物粒子の形状は、式(1)における陽イオンM、金属陽イオンM’および有機酸アニオンAの種類により変化する。その形状は、球状、碁石状(円盤状)、立方体状、六角板状、円板状および米粒状等を呈することが知られているが、本発明の効果は該形状にかかわらず発現する。
(表面処理)
本発明に用いる難燃剤はそのまま樹脂に配合することができるが、表面処理剤で処理して使用することができる。かかる表面処理剤としては、例えば、高級脂肪酸類、チタネートカップリング剤、シランカップリング剤、アルミネートカップリング剤およびアルコールリン酸エステル類からなる群から選ばれる少なくとも1種が挙げられる。これら表面処理は難燃剤に対し10重量%以下、好ましくは5重量%以下の表面処理剤を用いて行われる。
本発明では、難燃剤表面をケイ素化合物、ホウ素化合物およびアルミニウム化合物の群から選ばれる少なくとも1種により耐酸性被覆し、必要に応じて付加的に前記高級脂肪酸類、チタネートカップリング剤、シランカップリング剤、アルミネートカップリング剤、アルコールリン酸エステル類の群から選ばれる少なくとも1種以上の表面処理剤で処理して用いることにより、さらに高い耐酸性の樹脂組成物を得ることができる。これらの耐酸性被覆剤は水酸化アルミニウム粒子に対し2重量%以下で被覆される。
(難燃助剤)
本発明において難燃助剤として用いるリン化合物としては、赤リン、リン酸エステル、縮合リン酸エステルおよびポリリン酸塩からなる群より選ばれる少なくとも1種を用いることができる。
本発明に用いる炭素粉末としては、カーボンブラック、活性炭および黒鉛からなる群より選ばれる少なくとも1種を用いることができる。
本発明に用いるシリコーンとしては、オルガノポリシロキサンを主成分とする化合物が挙げられる。すなわちシリコーンとして、シリコーン樹脂、シリコーングリースおよびシリコーンゴムからなる群より選ばれる少なくとも1種を用いることができる。
(合成樹脂)
本発明に用いる合成樹脂としては、通常、成形品として使用されるものであればよく、その例としてはポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン/プロピレン共重合体、ポリブテン、ポリ・4−メチルペンテン−1等の如きC2〜C8のオレフィン(α−オレフィン)の重合体もしくは共重合体、これらオレフィンとジエンとの共重合体類、エチレン−エチルアクリレート共重合体、TPO樹脂、エチレン酢酸ビニルコポリマー樹脂、ポリ塩化ビニル、酢酸ビニル樹脂等のビニル系樹脂、ポリスチレン、ABS樹脂、AAS樹脂、AS樹脂、MBS樹脂等のポリスチレン系樹脂、フェノキシ樹脂、ポリアセタール、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン12、ナイロン46、ナイロン11等のポリアミド系樹脂、メタクリル樹脂等の熱可塑性樹脂が例示できる。
さらに、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、尿素樹脂等の熱硬化性樹脂およびEPDM、ブチルゴム、イソプレンゴム、SBR、NIR、ウレタンゴム、ブタジエンゴム、アクリルゴム、シリコーンゴム等の合成ゴムを例示することができる。合成樹脂は、ポリスチレン系樹脂またはポリアミド系樹脂であることが好ましい。
(含有量)
難燃剤の含有量は、合成樹脂100重量部に対して、10〜200重量部、好ましくは10〜160重量部、より好ましくは10〜100重量部である。難燃剤の含有量をこの範囲にすることにより、耐酸性、機械的特性、表面外観および耐シルバーストリークの面から優れた樹脂組成物が得られる。
難燃助剤の含有量は、合成樹脂100重量部に対して、0.5〜20重量部、好ましくは1〜20重量部、より好ましくは2〜18重量部である。難燃助剤の合計含有量が0.5重量部未満では難燃効果が小さく、20重量部を超えても機械的強度が向上するわけでもなく非経済的である。
難燃剤および難燃助剤の合計量は、合成樹脂100重量部に対して、好ましくは10〜100重量部である。難燃剤および難燃助剤の合計量がこの範囲であると、難燃性および耐酸性に優れた樹脂組成物となる。
(その他の成分)
本発明の樹脂組成物には、通常添加される各種の添加剤、補強剤、充填剤、ポリマーアロイ相溶化剤等を本発明の目的を害しない範囲で加えることができる。
ポリマーアロイ相溶化剤としては、無水マレイン酸変性スチレン−エチレン−ブチレン樹脂、無水マレイン酸変性スチレン−エチレン−ブタジエン樹脂、無水マレイン酸変性ポリエチレン、無水マレイン酸変性EPR、無水マレイン酸変性ポリプロピレン、カルボキシル変性ポリエチレン、エポキシ変性ポリスチレン/PMMA等が例示される。
(樹脂組成物の製造)
本発明の樹脂組成物は、合成樹脂、難燃剤および難燃助剤を混合することにより製造することができる。例えば、各成分および他の添加剤を予め混合した後、オープンロール、単軸または二軸混練押出機、バンバリーミキサー等によって溶融混練して製造することができる。特に、シルバーストリークの発生防止の面から、混練押出機はベント式であることが好ましい。
本発明に用いる難燃剤は、合成樹脂に配合する前に100〜320℃であらかじめ乾燥しておき、合成樹脂との混練時にはホッパドライヤーを用いるとシルバーストリークの発生防止の面でさらに効果的である。
(成形品)
樹脂組成物の成形方法にも特別の特約はない。成形方法として例えば、射出成形、押出成形、プレス成形等が例示される。特に、シルバーストリーク防止の面から成形機はベント式であることが好ましい。
本発明の樹脂組成物は、320℃以下の温度で成形することにより、難燃性、耐酸性、機械的特性、表面外観に優れ、シルバーストリークおよび発泡の発生の少ない成形品が得られる。成形温度は、320℃以下であれば170℃以上さらには200℃以上であっても、シルバーストリークの発生はなく、発泡も生じることはない。
(難燃性および耐酸性を向上させる方法)
本発明は、合成樹脂の難燃性および耐酸性を向上させる方法であって、(i)100重量部の合成樹脂に、
(ii)10〜200重量部の下記式(1)で表される難燃剤、並びに
(iii)0.5〜20重量部の、リン化合物、炭素粉末およびシリコーンからなる群より選ばれる少なくとも1種の難燃助剤、
を含有させることを特徴とする方法を包含する。
Ma[Al1−xM’x]bAzBy(OH)n・mH2O (1)
(ただし、式中MはNa+、K+、NH4 +、H3O+およびCa2+からなる群より選ばれる少なくとも1種の陽イオン、M’はZn2+、Ni2+、Sn4+、Zr4+およびTi4+からなる群より選ばれる少なくとも1種の金属陽イオン、Aは少なくとも1種の有機酸アニオン、Bは少なくとも1種の無機酸アニオンを表わし、式中a、b、m、n、x、yおよびzは、0.7≦a≦1.35、2.7≦b≦3.3、0≦m≦5、4≦n≦7、0≦x≦0.6、1.7≦y≦2.4、0≦z≦0.5を満足する。)
(1)成分分析
Na:原子吸光で測定した。
Ca、Al、Ni、ZnおよびSn:キレート分析で測定した。
NH4、Ti:比色法で測定した。
SO4、Zr:重量法で測定した。
H2C2O4、H3C6H5O7、H2C4H4O6:酸化還元法で測定した。
H2O:120℃、1時間乾燥後の重量減で測定した。
ステアリン酸:エーテル抽出で測定した。
(2)BET法による比表面積
湯浅アイオニクス(株)の12検体全自動表面測定装置マルチソーブ−12で測定した。
(3)平均2次粒子径および粒度分布シャープ度
装置:マイクロトラックMT3300(Leed&Nortrup Instruments Company社製
方法:試料粉末700mgを0.2wt%ヘキサメタリン酸ソーダ水溶液70mlに加えて、超音波(NISSEI社製、MODEL US−300、電流300μA)で3分間、分散処理した後、スターラーで攪拌しながらその分散液の2〜4mlを採って、250mlの脱気水を収容した上記粒度分布計の試料室に加え、分析計を作動させて3分間その懸濁液を循環した後、粒度分布を測定する。合計2回の測定を行い、それぞれの測定について得られたmvを試料の平均粒子径とする。
粒子径均一性および単分散性の評価方法としては、横軸に粒子径、縦軸に累積度数をとり、全粒子個数に対し、粒子径の小さいものから累積度数が25%になる粒子径をD25、75%になる粒子径をD75とし、これらの比の値D75/D25すなわち粒度分布シャープ度によって粒度分布の拡がりを表わす。
(4)耐酸性試験
以下に示すアルミニウムまたはマグネシウムの溶出試験を耐酸性試験とした。厚さ1/8インチのUL94垂直試験用のテストピース1本を長さ半分に切断し、200mlの3.6Nの、硫酸、塩酸または硝酸溶液中に浸漬し、耐硫酸性は50℃で、耐塩酸性と耐硝酸性は95℃で7日間放置して評価した。その水溶液のアルミニウムまたはマグネシウムの含有量をICPにより分析して評価した。水溶液のアルミニウムまたはマグネシウムの含有量が少ないほどテストピースからのアルミニウムまたはマグネシウムの溶出量が少ないので耐酸性が優れていることになる。
(5)難燃性
UL94垂直試験、UL94HB法により測定した。
(6)降伏点引張強さ
JIS K 7113により測定した。ただしポリプロピレンは50mm/分、ABSとナイロン6は5mm/分の試験速度で測定した。
(7)成形品表面のシルバーストリーク
ベント付射出成形機を用いて厚さ2.1mm、直径50mmの円盤を230℃で射出成形した。この円盤に発生したシルバーストリークの程度を目視により下記の1〜4級にランク付けした。3級以上が外観上問題のないシルバーストリークの発生の程度であり、特に2級以上であることが望ましい。
1級:全くシルバーストリークなし
2級:かすかにゲート付近にシルバーストリークあり
3級:少しシルバーストリークあり
4級:全面に著しいシルバーストリークあり
合成例1(難燃剤Cの合成)
160moLの硫酸アルミニウムおよび0.2moLの硫酸ナトリウムを700Lのイオン交換水に溶解させ、これにシュウ酸(H2C2O4)0.1moLを加え1m3の反応槽で攪拌した。さらに攪拌しながら前記混合溶液に水酸化ナトリウム633moLを添加して170℃で3時間水熱処理をおこなった。冷却した反応液をろ過・水洗したのち120℃で24時間乾燥処理および粉砕した結果、SEM写真図1に示す円盤状(碁石状)のアルミニウム塩水酸化物粒子(以下難燃剤Cと記す)を得た。
合成例2および3(難燃剤AおよびBの合成)
2kgの得られた難燃剤Cをイオン交換水20Lに懸濁させスラリーとした。難燃剤Cのスラリーに60gのステアリン酸ナトリウムを加え、80℃で1時間攪拌し、ろ過・水洗したのち120℃で10時間乾燥処理および粉砕した結果、ステアリン酸ナトリウムで表面処理された難燃剤AおよびBを得た(ステアリン酸ナトリウムはそれぞれ2重量%、3重量%)。
合成例4(難燃剤Dの合成)
硫酸アルミニウム水溶液194ml(0.2mol)、硫酸ナトリウム28.4g(0.2mol)およびクエン酸6.3g(0.03mol)を混合し、イオン交換水で600mlに希釈、撹拌しながら結晶物を溶解させた。この溶液に、硫酸ニッケル7.35g(0.03mol)を添加して溶解させた。さらに、室温において6分で水酸化ナトリウム溶液235ml(0.8mol)を前記の混合液に添加した。室温で1時間撹拌後、170℃で2時間の水熱処理を行い、水熱処理後の反応液を濾過・水洗・乾燥(105℃、15時間)処理して球状のアルミニウム塩水酸化物粒子(難燃剤D)を得た。
合成例5(難燃剤Eの合成)
室温において、99.43gの硫酸ナトリウム、26.27gの酒石酸(H2C4H4O6)、硫酸アルミニウム溶液660ml(0.7mol)および硫酸亜鉛14.38g(0.05mol)に、イオン交換水を加えて1.7Lにしたのち、室温で攪拌して溶解させる。この混合溶液に、水酸化ナトリウム溶液853ml(2.87mol)を添加して10時間攪拌後、170℃で2時間の水熱処理を行った。水熱処理後の反応液を濾過・水洗し、105℃で15時間乾燥して、アルミニウム塩水酸化物粒子(難燃剤E)を得た。
合成例6(難燃剤Fの合成)
難燃剤Fは、難燃剤Aを飽和水酸化カルシウム水溶液に添加して60℃で1時間攪拌しながらNaイオンをCaイオンに置換して調製した。
合成例7(難燃剤Gの合成)
硫酸チタン0.08mol(30%の溶液64g)、28.4gの硫酸ナトリウム、63.03gの蓚酸、硫酸アルミニウム溶液1.9L(2mol)を混合して、イオン交換水で8.0Lにして攪拌した。45℃で全部溶解した。更に1時間攪拌して、100℃で1時間の水熱処理を行った。水熱処理後の反応液を濾過・水洗・乾燥(105℃、15時間)してアルミニウム塩水酸化物粒子を得た。
合成例8(難燃剤Hの合成)
オキシ塩化ジルコニウム0.03mol(ZrCl2O・8H2O:9.67g)、28.4gの硫酸ナトリウム、63.03gの蓚酸、硫酸アルミニウム溶液1.9L(2mol)を混合して、イオン交換水で8.0Lにして攪拌した。45℃で全部溶解し、更に1時間攪拌して、100℃で1時間の水熱処理を行った。水熱処理後の反応液を濾過・水洗・乾燥(105℃、15時間)してアルミニウム塩水酸化物粒子(難燃剤H)を得た。
合成例9(難燃剤Iの合成)
難燃剤Iは、硫酸ニッケルのかわりに硫酸スズを使用することにより難燃剤Dと同様に合成した。
合成例10(難燃剤Jの合成)
0.1molの硫酸アルミニウムを500mlの水に溶解させ、この溶液と、水酸化アルミニウムの懸濁液208ml(0.125mol)を混合し、0.05molの蓚酸を加えた。十分攪拌した上で、170℃で5時間水熱処理を行った。冷却した液を濾過水洗し、95℃で15時間乾燥処理しアルミニウム塩水酸化物粒子(難燃剤J)を得た。
合成例11(難燃剤Kの合成)
0.2molの硫酸アルミニウム、0.2mol硫酸アンモニウムを600mlの純水に溶解させ、0.025molの蓚酸を入れた。攪拌しながら、混合液に25%の水酸化アンモニウム水溶液89mlを添加し、100℃で1時間加熱処理を行った。冷却した液を濾過水洗し、95℃で15時間乾燥処理しアルミニウム塩水酸化物粒子(難燃剤K)を得た。
各難燃剤の特性を表1に示す。
また、比較例に用いた市販の水酸化マグネシウム難燃剤L(平均二次粒子径1μm、BET法比表面積5m2/g、3%ステアリン酸ソーダ処理物でステアリン酸吸着量2.4%)の特性も表1に示す。
実施例1〜9、比較例1〜5、ブランク
射出成形用耐衝撃グレードポリプロピレン(PP)100重量部に、酸化防止剤1(登録商標:IRGANOX1010/チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)0.5重量部、酸化防止剤2(DLTDP;商品名:DLTP/吉富製薬(株)製)0.5重量部および合成例1〜11で得られた難燃剤A〜K、市販の水酸化マグネシウム難燃剤Lを表2、3に示す量添加してベント付きの2軸押出機を用いて200℃で混錬して樹脂組成物のペレットを作製した。
難燃剤は、配合前に200℃で予備乾燥したものを用いた。
難燃助剤として、赤リン(登録商標:ノーバエクセルF5/燐化学工業(株)製)、カーボンブラック(オイルファーネス法FEF)およびシリコーン樹脂パウダー(登録商標:Dow Corning 4−7081/東レダウコーニング(株)製)から選択したものを表2、3に示す量添加した。
得られたペレットを120℃で5時間熱風乾燥後、ベント付の射出成形機を用いて230℃で射出成形しテストピースを作製した。比較例3では、混練および射出成形をベント無しの装置を用いてテストピース作製を行なった。テストピースの特性の評価結果を表2および3に示す。
実施例10〜11、比較例6
ポリプロピレンのかわりに射出成形グレードABS樹脂を用いたこと、混練温度を230℃に変更したこと、およびペレットの乾燥条件を70℃、16時間の真空乾燥に変更したこと以外は実施例1〜9と同様にしてテストピースを作製した。テストピースの特性の評価結果を表4に示す。
実施例12、比較例7
ポリプロピレンのかわりに射出成形グレードナイロン6を用いたこと、混練温度を230℃に変更したこと、およびコンパウンドペレットの乾燥条件を70℃、16時間の真空乾燥に変更したこと以外は実施例1〜9と同様にしてテストピースを作製した。ただし、酸化防止剤として酸化防止剤3(登録商標:IRGANOX1098/チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)を用いた。テストピースの特性の評価結果を表4に示す。
実施例13(耐酸性試験)
上記各樹脂組成物製造例で製造したテストピースのうち、実施例1において、難燃剤Aの配合量を樹脂100重量部に対して、45重量部、50重量部、95重量部、100重量部、150重量部、200重量部、250重量部としてテストピースを作製した。また比較のため、比較例4において、難燃剤Lの配合量を樹脂100重量部に対して、45重量部、50重量部、95重量部、100重量部、150重量部、200重量部、250重量部としてテストピースを作製した。これらのテストピースにつき、耐硫酸、耐硝酸、耐塩酸試験を行なった。その結果を横軸に難燃剤配合量(PHR)、縦軸に溶出量(ppm)をとって図2〜4に示す。耐硫酸性は表2、3にも示している。
表2、表3および図2〜4からわかるように、本発明の樹脂組成物で作製した成形品は水酸化マグネシウムを配合した従来の樹脂組成物で作製した成形品に比べ耐酸性に優れている。
(1)表2の難燃剤および難燃助剤を配合しない樹脂組成物(参考例1)、難燃剤だけを200重量部配合した樹脂組成物(比較例1)、および難燃助剤だけを15重量部配合した樹脂組成物(比較例2)は、UL94垂直V−2試験(1/16インチ)およびUL94HB試験(1/8インチ)に合格しなかった、
(2)表2の実施例1の結果からわかるように、難燃助剤を15部配合したポリプロピレン樹脂組成物は、難燃剤を35重量部配合するだけでもUL94垂直V−2試験およびUL94HB試験に合格する、
(3)表2の実施例2と表3の比較例4の結果を比較するとわかるように、難燃助剤15重量部配合する同一条件下で従来公知の難燃剤である水酸化マグネシウムを45重量部配合しても、ポリプロピレン樹脂組成物は厚さ1/16インチにおけるUL94垂直V−2試験に合格しなかったが、本発明のポリプロピレン樹脂組成物はV−2レベルに達するまでに難燃性が改善している、
(4)表2、3および図2〜4からわかるように、本発明のポリプロピレン樹脂組成物は従来のポリプロピレン樹脂組成物に比べ耐酸性が大幅に向上している、
(5)表2の実施例2および3と表3の比較例4および5の伸びを比較するとわかるように、難燃助剤15重量部配合する同一条件下で、本発明のポリプロピレン樹脂組成物は従来公知の難燃剤である水酸化マグネシウムを配合したポリプロピレン樹脂組成物より大きな伸びを示している、
(6)表4から、本発明の方法はナイロン6組成物およびABS樹脂組成物についても上記ポリプロピレン樹脂組成物と同様の効果をもたらしている、
(7)すべての実施例においてシルバーストリークは2級かあるいは認められなかったが、混練および射出成形をベント無しの装置でおこなうと、出来上がりの成形品表面にはシルバーストリークが発生する、ということがわかる。
以上のように、本発明の樹脂組成物および成形品は、耐酸性に優れ、機械的特性、表面外観およびシルバーストリークをも同時に満足するものであることが分かる。
発明の効果
本発明の樹脂組成物およびその成形品は、難燃性および耐酸性に優れる。本発明の樹脂組成物は、機械的特性に優れ、シルバーストリークの発生が少なく表面外観に優れる。
Claims (7)
- (i)100重量部の合成樹脂、
(ii)10〜200重量部の下記式(1)で表される難燃剤、並びに
(iii)0.5〜20重量部の、リン化合物、炭素粉末およびシリコーンからなる群より選ばれる少なくとも1種の難燃助剤、
を含有する樹脂組成物。
Ma[Al1−xM’x]bAzBy(OH)n・mH2O (1)
(ただし、式中MはNa+、K+、NH4 +、H3O+およびCa2+からなる群より選ばれる少なくとも1種の陽イオン、M’はZn2+、Ni2+、Sn4+、Zr4+およびTi4+からなる群より選ばれる少なくとも1種の金属陽イオン、Aは少なくとも1種の有機酸アニオン、Bは少なくとも1種の無機酸アニオンを表わし、式中a、b、m、n、x、yおよびzは、0.7≦a≦1.35、2.7≦b≦3.3、0≦m≦5、4≦n≦7、0≦x≦0.6、1.7≦y≦2.4、0≦z≦0.5を満足する。) - リン化合物が、赤リン、リン酸エステル、縮合リン酸エステルおよびポリリン酸塩からなる群より選ばれる少なくとも1種である請求項1記載の樹脂組成物。
- 炭素粉末が、カーボンブラック、活性炭および黒鉛からなる群より選ばれる少なくとも1種である請求項1記載の樹脂組成物。
- シリコーンが、シリコーン樹脂、シリコーングリースおよびシリコーンゴムからなる群より選ばれる少なくとも1種である請求項1記載の樹脂組成物。
- 式(1)で表される難燃剤は、高級脂肪酸類、チタネートカプリング剤、シランカップリング剤、アルミネートカップリング剤およびアルコールリン酸エステル類からなる群より選ばれる少なくとも1種の表面処理剤で処理されている請求項1記載の樹脂組成物。
- 合成樹脂は、ポリスチレン系樹脂またはポリアミド系樹脂である請求項1記載の樹脂組成物。
- 請求項1〜6記載の樹脂組成物から形成された成形品。
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