JPWO2009119778A1 - 栽培装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の栽培装置の利点をできるだけ損なわず、給気経路を簡略にする。【解決手段】複数個の箱状の作物栽培用の容器21の列11と、その列11の下方に配置され、上段の容器21を栽培しようとする作物の生長時の高さ以上の間隔をあけて保持する下段の容器21の列12とを備えた栽培装置10。それぞれの容器21には、上段の容器21を支持する支柱22と、前記容器21の前および後の左右の支柱の間にそれぞれ張られる遮断フィルム24とが設けられている。前記容器21の列11、12の一端に空調機17が配置され、他端に方向転換室14が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は栽培装置に関する。さらに詳しくは、水耕栽培などの工業化栽培に適した、設置スペースが少なくて済む栽培装置に関する。
本出願人は先に、複数本の棒状の棚部材からなる棚と、その棚の上に、棚部材と交わる方向に摺動自在に載置された複数個の細長い栽培床とからなる栽培棚を提案している(特許文献1参照)。その公報では、さらに栽培床に、容器本体の上部を覆う断熱材や、放熱パイプを設けること、栽培床の上部空間を周囲から仕切る透明な合成樹脂フィルム製の対流防止壁を設けることも記載されている(同公報の図1参照)。
さらに本出願人は、箱状の容器と、その容器の上面または下面の4隅に立設した支柱とからなるユニットを上下に積み重ねた積み上げ式の栽培棚を開示している(特許文献2参照)。このような栽培棚では、上方の容器の底面に配列した発光ダイオードで下方の容器で育成している植物に光を与えるようにしている。
先行技術文献
特開平8−242701号公報 特開平10−136790号公報
特許文献1の栽培棚は、一般的には平面的に地面などに配列する栽培床を棚上に立体的に配列したものであり、それによりスペースを大幅に節約することができる利点がある。また、容器の前後に長く連続する遮断フィルムによって容器上部の空気温度を一定に維持しやすい。しかしこのものは、栽培ユニットとなる栽培床が長いため、棚に載せたり、収穫のために棚から降ろしたりする作業が厄介である。他方、特許文献2の栽培棚は、比較的短い容器を複数個配列するので、特定の容器だけを取り出したり、別の容器と交換することも容易である。しかしエアコンディショナなどで温度調節された空気を送り込むために、個別の給気管を設けたり、支柱内に給気管を通したりするので、配管経路が煩雑になる。
本発明は特許文献2の栽培棚の利点をできるだけ損なわず、給気経路を簡略にすることを技術課題としている。さらに本発明は栽培用の容器の積み上げ降ろしを効率的に行うことができる栽培装置を提供することを技術課題としている。さらに本発明は、小型の植物の栽培も容易に行うことができる栽培装置を提供することを技術課題としている。
本発明の栽培装置(請求項1)は、上下、左右または前後に配列される複数個の箱状の植物栽培用の容器と、前記容器の上部空間または下部空間の前後左右のうち、いずれか2個所をあけて他の2個所に設けられる遮断壁と、容器の上部空間または下部空間に空気調和された空気を送る給気装置とを備えていることを特徴としている。
このような栽培装置では、前記容器の上面または下面のいずれか一方の面の4隅またはその近辺に支柱が設けられ、他の面に他の容器の支柱の先端と着脱自在に当接する支柱受けが設けられており、下方の容器の支柱ないし支柱受けに上方の容器の支柱受けないし支
柱を順次載置していくことにより、複数個の容器を立体的に積み上げることができるものが好ましい(請求項2)。また、前記給気装置が複数の容器に渡って上下に連続している縦ダクトまたは前後に連続している水平ダクトであってもよい(請求項3)。また、前記容器の前後に遮断壁が設けられると共に、容器が左右に連続して配列されているものであってもよい(請求項4)。
本発明の栽培装置の第2の態様(請求項5)は、上下に配列される複数個の箱状の植物栽培用の容器と、配列される複数個の容器の前後に、容器とは別個に配置される遮断壁と、上下の容器と前後の遮断壁で囲まれる空間に、空気調和された空気を送る給気装置とを備え、前記容器の上面または下面のいずれか一方の面の4隅またはその近辺に支柱が設けられ、他の面に他の容器の支柱の先端と着脱自在に当接する支柱受けが設けられており、下方の容器の支柱ないし支柱受けに上方の容器の支柱受けないし支柱を順次載置していくことにより、複数個の容器を立体的に積み上げることができることを特徴としている。
このような栽培装置では、最下段の容器を支持し、昇降するリフタと、最下段から2番目以上の容器を支持する状態と、開放する状態とを選択的にとる支持機構とを備えているものが好ましい(請求項6)。さらに最下段から2番目以上の容器を支持している状態で、最下段の容器を水平方向に移動させる水平移動機構を備えているものが好ましい(請求項7)。また、前記いずれの栽培装置においても、前記容器が、棚板と、その棚板の下面に着脱自在に取り付けられる小型容器とからなるものとすることができる(請求項8)。
本発明の栽培装置の第3の態様(請求項9)は、容器と、その容器の側面および天面に設けられる遮蔽板と、容器と遮蔽板との間の空間に空気調和された空気を送る給気装置とを備えていることを特徴としている。本発明の栽培装置の第4の態様(請求項10)は、透光性を有する棚板と、その棚板の下面に着脱自在に取り付けられる小型容器と、棚板の上方から小型容器内を照らす照明具とを備えていることを特徴としている。その場合、前記棚板に複数個の小型容器が取り付けられ、それらの小型容器を密閉して囲む棚カバーが前記棚板に下側から着脱自在に、かつ、気密に取り付けられているものが好ましい(請求項11)。
本発明の栽培装置の第5の態様(請求項12)は、遮蔽壁によって前後、上下または左右に区画された少なくとも一対のダクトが設けられている固定棚と、前記一対のダクトのうち、少なくとも一方のダクト内に設けられる植物栽培用の容器と、前記一対のダクトのうち、いずれか一方のダクトに空気調和された空気を送り、他方のダクトから空気を戻す空調室とを備えていることを特徴としている。
このような栽培装置においては、前記固定棚の空調室が設けられている面とは反対側の面に、前記一対のダクトを連通する方向転換室が設けられているものが好ましい(請求項13)。また、前記容器が固定棚に取り出し自在に収容されているものが好ましい(請求項14)。
本発明の栽培装置の第6の態様(請求項15)は、上下、左右または前後に配列される複数個の箱状の植物栽培用の容器と、各容器を周囲の空間から隔離する遮断壁と、前記容器または遮断壁内を照らすと共に加熱する照明具と、前記容器内、遮断壁で囲まれる空間内または照明具を冷却する冷却手段とを備えていることを特徴としている。
このような栽培装置では、前記容器内、遮断壁内または照明具の温度に応じて前記冷却手段による冷却の程度を調節する温度制御手段をさらに備えているものが好ましい(請求項16)。また、前記冷却手段は、前記容器内、遮断壁で囲まれる空間内または照明具に空気調和された空気を送る給気装置とすることができる(請求項17)。また、前記冷却手段を、容器、遮断壁または照明具を冷却するための冷媒を送る配管を備えているものとすることもできる(請求項18)。
さらに前記照明具は、互いに間隔をあけて配置される放熱板および透光板と、それらの放熱板および透光板の周囲の隙間を略気密に塞ぐ封止枠と、前記放熱板上に、透光板に向かって発光するように配列される発熱性の発光体とを備えており、前記冷却手段が少なくとも前記放熱板を冷却するものが好ましい(請求項19)。その場合、前記発光体が紫外線を照射するものであり、前記透光板が紫外線透光材であり、かつ、透光板の外側に、紫外線によって発光する蛍光剤を塗装した透光板が着脱自在に設けられているものが好ましい(請求項20)。
さらに前記遮断壁が断熱性を備えているものが好ましい(請求項21)。さらに前記容器が、遮断壁で囲まれる空間内に取り出し自在に収容されているものが好ましい(請求項22)。また、前記容器を、遮断壁で囲まれる空間内で移動させる移動装置をさらに備えており、前記遮断壁に容器を入れる入り口および取り出す出口が設けられているものが好ましい(請求項23)。
本発明の栽培装置(請求項1)では、箱状の容器の前後左右のいずれか2個所に張られる遮断壁で内部の空間と外部の空間が遮断されている。そのため、開放されている他の2個所のうち一個所から空気を供給することができ、残りの一個所から空気を排出することができる。したがって容器の上部空間あるいは下部空間自体をダクトと同様に空気の通路として利用できる。そのため、配管設備を大幅に簡略にすることができ、場合により配管設備を設けなくてもよい。また、ダクト内の空気のみを空調すればよいので、省エネルギとなる。
このような栽培装置において、前記支柱が、各容器の上面または下面のいずれか一方の4隅またはその近辺に立設されると共に、他の面に他の容器の支柱の先端と着脱自在に当接する支柱受けが設けられており、下方の容器の支柱ないし支柱受けに上方の容器の支柱受けないし支柱を順次載置していくことにより、複数個の容器を立体的に積み上げるものである場合(請求項2)は、容器とその4隅またはその近辺の支柱とからなる栽培ユニットを取り出したり、交換したりすることができるので、取り扱いが容易である。さらに栽培ユニットを積み重ねたものをそのまま栽培棚として使用できる。
前記給気装置が複数の容器に渡って上下に連続している縦ダクトあるいは前後に連続している水平ダクトである場合(請求項3)は、1本の縦ダクトあるいは水平ダクトだけで上下あるいは前後に配列した複数の容器に空気調和した空気を供給できる。したがって一層、配管設備を簡略にすることができる。また、縦ダクトまたは水平ダクトを挟んで左右または前後に、それぞれ積み上げた容器を配置することにより、1本の縦ダクトまたは水平ダクトを多数の容器の植物の栽培に利用できる。
前記容器の前後に遮断壁が設けられると共に、容器が左右に連続して配列されている場合(請求項4)は、左右に配列した多数の容器の上側または下側の筒状の空間が全体として直線状に延びる給気ダクトとして作用し、その内部を調節された空気が通る。そしてそれぞれの容器の植物の育成に用いられる。そのため、端部あるいは途中に配置された容器の上部の筒状の空間に空調機を連結すれば、他の配管設備は不要である。
本発明の栽培装置の第2の態様(請求項5)は、前後に配置される遮断壁の間に複数段で容器を積み重ねて栽培装置(栽培棚)とすることができる。そのため、固定設備が簡易で、しかもこ容器自体に遮断壁を設ける必要がないので、簡易なもので足りる。
このような栽培装置において、最下段の容器を支持し、昇降するリフタと、最下段から2番目以上の容器を支持する状態と、開放する状態とを選択的にとる支持機構とを備えているもの(請求項6)は、最下段の容器を追加しながら積み上げていくことができ、最下段の容器を取り出しながら、積み降ろしていくことができる。したがって容器の積み上げ作業および積み降ろし作業を効率的に行うことができる。さらに遮断壁を固定することができ、建物と一体にすることもできる。
また、最下段から2番目以上の容器を支持している状態で、最下段の容器を水平方向に移動させる水平移動機構を備えている場合(請求項7)は、最下段の容器の移動が容易であり、ひいては積み上げ作業および積み降ろし作業を一層効率的に行うことができる。
前記容器が、棚板と、その棚板の下面に着脱自在に取り付けられる小型容器とからなる場合(請求項8)は、小型の植物も大型の植物と同様に扱うことができ、効率的に栽培することができる。
本発明の栽培装置の第3の態様(請求項9)は、容器と、側面の遮蔽板と、天面の遮蔽板とでダクトの作用を奏する。そのため、一方の開放端から空気調和さえた空気を供給すると、容器内の全体に空気調和された空気が供給される。そして囲まれている範囲は建物内の温度と異なる温度に設定できるので、エネルギ消費も少ない。
本発明の栽培装置の第4の態様(請求項10)は、透光性を有する棚板と、その棚板の下面に着脱自在に取り付けられる小型容器と、棚板の上方から小型容器内を照らす照明具とを備えているので、照明具から照らされる光は棚板を通して小型容器内の植物を生長させる。また、棚板を積み上げれば栽培棚となるので、量産も可能である。しかも容器だけを取り外して播種、育苗を行った上で、棚板に取り付けることもできる。
第4の態様において、前記棚板に複数個の小型容器が取り付けられ、それらの小型容器を密閉して囲む棚カバーが前記棚板に下側から着脱自在に、かつ、気密に取り付けられている場合(請求項11)は、小型容器を一層確実に密閉することができ、クリーンベンチとして使用できる。
本発明の栽培装置の第5の態様(請求項12)は、固定棚に設けた遮蔽壁で空気調和された空気の送り側ダクトと戻り側ダクトにすることができるので、棚および容器の構成が簡易であり、しかも容器の上部をダクトとして利用できる。とくにダクトを前後または左右に配置する場合は、栽培装置全体の高さを低くすることができる。前後あるいは左右に配置した一対のダクトを上下に多段に設ける場合は、一層その効果を発揮できる。
このような一対のダクトを前後、左右あるいは上下に配置した栽培装置において、前記固定棚の空調室が設けられている面とは反対側の面に、前記一対のダクトを連通する方向転換室が設けられている場合(請求項13)は、空調室から送られた空気を行き側のダクトから戻り側のダクトにスムーズに方向転換することができる。さらに前記容器が固定棚に取り出し自在に収容されている場合(請求項14)は、固定棚から容器を取り出してから種や苗を植えたり、収穫物を取り出したりすること、あるいは容器内の土壌などをスチーム消毒することが容易である。
本発明の栽培装置の第6の態様(請求項15)は、照明具が容器や遮断壁あるいは栽培される植物を直接加熱(加温)することができ、また、容器内、遮断壁で囲まれる空間内または照明具を冷却手段で冷却することができるので、工場内全体を暖房・冷房する場合に比して消費エネルギが少なくて済む。とくに寒冷地や冬期での栽培時に暖房費を節約することができる。さらに遮断壁で囲まれている栽培空間ごとに、互いに異なる適切な温度とすることができる。
このような栽培装置において、前記容器内、遮断壁内または照明具の温度に応じて前記冷却手段による冷却の程度を調節する温度制御手段をさらに備えている場合(請求項16)は、自動的に栽培環境を適切な温度に維持することができる。また、前記冷却手段を、前記容器内、遮断壁で囲まれる空間内または照明具に空気調和された空気を送る給気装置とする場合(請求項17)は、水漏れの心配がなく、多くの容器を備えた栽培装置の温度管理が容易になる。他方、前記冷却手段を、容器、遮断壁または照明具を冷却するための冷媒を送る配管を備えているものとする場合(請求項18)は、一層温度管理が容易になる。
さらに前記照明具が、互いに間隔をあけて配置される放熱板および透光板と、それらの放熱板および透光板の周囲の隙間を略気密に塞ぐ封止枠と、前記放熱板上に、透光板に向かって発光するように配列される発熱性の発光体とを備えており、前記冷却手段が少なくとも前記放熱板を冷却するものである場合(請求項19)は、照明具を植物栽培の高温多湿の環境から保護することができ、照明具の寿命を長くすることができる。その場合、前記発光体が紫外線を照射するものであり、前記透光板が紫外線透光材であり、かつ、透光板の外側に、紫外線によって発光する蛍光剤を塗装した発光板が着脱自在に設けられているものである場合(請求項20)は、発光板を交換するだけで適切な色の光を供給することができる。さらに蛍光塗料が劣化しても、発光板を交換するだけでよい。
さらに前記遮断壁が断熱性を備えている場合(請求項21)は、一層省エネルギ効果が高い。さらに前記容器が、遮断壁で囲まれる空間内に取り出し自在に収容されているもの(請求項22)は、植物の播種、収穫が容易である。前記容器を、遮断壁で囲まれる空間内で移動させる移動装置をさらに備えている栽培装置(請求項23)は、容器が栽培装置内で移動するので、入り口から植物の苗を入れて出口まで移動させ、その移動させている期間に生長した植物を出口から取り出すことができる。
本発明の栽培装置の一実施形態を示す正面図である。 図1の栽培装置に用いる栽培ユニットの斜視図である。 本発明に関わる栽培ユニットの他の実施形態を示す正面図である。 図1の栽培装置の平面図である。 本発明の栽培装置の他の実施形態を示す正面図である。 本発明の栽培装置のさらに他の実施形態を示す正面図である。 本発明に関わる栽培ユニットのさらに他の実施形態を示す斜視図である。 本発明の栽培装置のさらに他の実施形態を示す正面図である。 本発明の栽培装置のさらに他の実施形態を示す斜視図である。 本発明の栽培装置のさらに他の実施形態を示す斜視図である。 図11aおよび図11bはそれぞれ本発明の栽培装置のさらに他の実施形態を示す正面図および平面図である。 図12aおよび図12bはそれぞれ本発明の栽培装置のさらに他の実施形態を示す斜視図および要部斜視図である。 本発明の栽培装置のさらに他の実施形態を示す平面図である。 本発明の栽培装置のさらに他の実施形態を示す正面図である。 図14の栽培装置に用いるリフタを示す正面図である。 本発明に関わる栽培装置の一実施形態を示す断面図である。 図16の栽培装置の下から見上げた斜視図である。 図18aは本発明の栽培装置のさらに他の実施形態を示す斜視図、図18bは図18aのX-X線断面図である。 本発明の栽培装置のさらに他の実施形態を示す斜視図である。 図19の栽培装置の冷凍サイクルの一実施形態を示す配管系統図である。 図21aおよび図21bはそれぞれ本発明の栽培装置のさらに他の実施形態を示す正面図である。 本発明の栽培装置のさらに他の実施形態を示す正面図である。 図23a〜cは、それぞれ本発明の栽培装置に用いることができる発光パネルを示す側面断面図である。
つぎに図面を参照しながら本発明の栽培装置の実施の形態を説明する。
図1に示す栽培装置10は、上下に複数段で積まれた栽培ユニット20の列11、12と、それらの列11、12の一方の端部に配置される空調室13と、他方の端部に配置される方向転換室14あるいは方向転換ダクトと、最上段の列12の上面を覆うカバー15とを備え、栽培棚とされている。この実施形態では、上の列11と下の列12の上下2段で1セットとされ、それぞれのセット16ごとに空調室13および方向転換室14が分けられている。空調室13には、熱交換器(空調機)17が配置されており、ファン18によって右端の栽培ユニット20に適切に温度管理あるいは成分管理がされた空気が送られる。成分管理としては、二酸化炭素や酸素などの含有量があげられる。
前記列12は図2に示す栽培ユニット20を横に並べたものである。この栽培ユニット20は、浅い皿状の容器(トレイ)21と、その容器の4隅から立ち上がる前2本の支柱22および後ろ2本の支柱23と、前の2本の支柱22の間および後ろの2本の支柱23の間にそれぞれ張られた遮断フィルム24と、容器21の下面に配列される照明器具26とからなる。前後の支柱の間には、遮断フィルム24を張らない。そのため、栽培ユニット20の左右と上側はあいている。遮断フィルム24は、支柱22、23や後述する枠体28に対し、できるだけ気密を維持できるように接着剤などで貼り付けるのが好ましい。遮断フィルム24はファスナなどによって開閉自在に構成してもよい。
この実施形態では、容器21は、前後左右の枠板27からなる枠体28と、その枠体28の内部で、上下方向の途中に固定される底板29とを備えている。支柱23の下端は枠体28の内側で底板29の上面に固定されている。前後の枠体28には、フォークリフトの爪を挿入するための切り欠き30が形成されている。容器21は合成樹脂で一体成形したり、金属板を溶接するなどにより製造することができる。合成樹脂の場合は、支柱22、23と一体成形することもできる。
前記支柱22、23は、市販のアングル材、あるいは金属板をL字状に折り曲げたもの、さらに金属製の角パイプなどを用いることができる。ただし合成樹脂製としてもよい。支柱22、23は枠体28の外側に取り付けてもよいが、内側に取り付けると、支柱22、23の上端に上の段の容器21の枠体28を被せることができ、安定して支えることができる。
前記遮断フィルム24は、透明な合成樹脂フィルム、たとえばポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルムが用いられる。透明でなくてもよいが、透明にするほうが植物の栽培状況を観察しやすい。なお、フィルムに代えて、透明あるいは不透明の合成樹脂製の板あるいはガラスを用いてもよい。フィルムはガス透過性が低いもの、熱伝導性が低いものが好ましいが、ある程度空気を遮断できれば足りる。フィルムを2層として、その間に隙間を設けると、一層、ガス遮断機能、熱遮断機能が向上する。
上記の栽培ユニット20で植物を栽培する場合は、容器21内に保水マットや用土が敷かれ、野菜、果物、花卉類、キノコ類などの種、あるいは苗が植えられて栽培される。養分を含む寒天も使用できる。なお、正確な分類ではないが、この明細書では植物にキノコ類など、胞子で生殖するものも含める。容器21への灌水や施肥は、従来と同様に栄養素を溶かした水を供給する供給配管を経由して行われる。なお、余分な水を排水する排水配管、二酸化炭素を供給する配管を設けてもよい。容器21の下面に設けられる照明器具26は、前後左右に整列した発光ダイオード(図3参照)が好ましいが、蛍光灯や冷陰極管など、他の照明器具であってもよい。図2の符号31、32は、照明器具26に給電するためのコードである。隣接する栽培ユニット20同士を連結するため、左右のコード31、32にはオス、メスのプラグが取り付けられている。
図2の栽培ユニット20は、図1のように左右に並べて列11、12とされ、それらの列11、12が上下に積み重ねられる。実際の作業では、先に縦列を積み重ね、それに隣接してつぎの縦列を積み重ねるようにしてもよい。そして上下左右に積み重ねられた後、空調室13と方向転換室14を配置する。なお、空調室13を上下に重ねた空調ダクト32と、方向転換室14を上下に重ねた方向転換ダクト33とを床面に固定しておき、それらの間に栽培ユニット20を重ねていくようにしてもよい(図8参照)。
図1のように構成される栽培装置10は、それぞれの栽培ユニット20の上面が上段の栽培ユニット20の容器21の底板29で塞がれる。最上段の栽培ユニット20ではカバー15によって塞がれる。他方、それぞれの栽培ユニット20の左右はあいているので、各横方向の列12は筒状となり、いわば横ダクトを構成する。そのため、上下の列12からなるセット16では、下段の列12の右端から右端の栽培ユニット20に送られた空気は、その列12の栽培ユニット20の中を通って左端の栽培ユニット20に達し、方向転換室14に移動する。そして方向転換室14で方向転換された空気は、上段の列11の左端の栽培ユニット20に入り、前述と同様にして右端の栽培ユニット20に至り、空調室13に戻る。
上から3段目の列と4段目の列でも同様に、下段(4段目)の列11の右端の栽培ユニット20に送られた空気は左端の栽培ユニット20に至り、方向転換室14で方向転換され、上段(3段目)の列12の左端の栽培ユニット20から右端の栽培ユニット20に至り、空調室13に戻る。5段目の列と6段目の列のセットなど、下方の栽培ユニットの列11、12についても同様である。
上記のようにこの栽培装置10では、多数の栽培ユニット20の全体で横方向のダクトが構成され、その内部を空気調和された空気が通るので、室内全体の空気の温度を管理する必要がない。そのため、空調用電力を大幅に削減することができ、省エネルギとなる。さらに段ごとに異なる温度の空気や異なる炭酸ガス濃度の空気を流して栽培することができる。そのため、栽培条件が異なる複数種の植物でも効率よく栽培することができる。
図1の栽培装置10では右端の空調室13のみに熱交換器17を設置しているが、想像線で示すように、左端の方向転換室14に熱交換器(空調機)17を配置し、左右それぞれを空調室とすることもできる。また、図1の栽培装置10では、上下の2段で1セットとしているが、上から2段目の列と3段目の列の右端同士をダクトあるいは方向転換室で連結して、上下4段で1セットとしたり、それ以上の段を1セットとすることもできる。それらの場合は1台の熱交換器17で4段あるいはそれ以上の段の栽培ユニット20の列12の温度管理をすることができる。
また、図2の栽培ユニット20では、容器21の上部に支柱22、23を立設しているが、図3に示す栽培ユニット34のように容器21の下面側に支柱22、22を設けることもできる。この場合は支柱22の下端を下段の容器21の上面で支えるようにする。
図3の符号35は、容器21の底板20の下面に配列された多数の発光ダイオードである。底板29をアルミニウムなどの熱伝導性が高い金属製とする場合は、それらの発光ダイオード35を容器21内の水で冷却することができるので、耐久性が高くなる利点がある。
図2の栽培ユニット20では、支柱の上端を自由端としているが、支柱22、23の上に天井板を設けることもできる。この場合は発光ダイオードの光を透過させる透明な板が好ましい。ただし天井板の下面に発光ダイオードを設けてもよく、その場合は天井板は透明でなくてもよい。さらに棚板を設け、その棚板にユニットを載置するようにしてもよい(図6参照)。その場合は棚板に発光ダイオードなどの照明具を設けることもできる。
図1に示す栽培装置20は、たとえば図4の平面図に示すように建物内に通路となる隙間36をあけて複数基配置される。それによりスペースを節約しながら多数の植物を効率よく栽培することができる。種や苗を植え付けた栽培ユニット20は、フォークリフトなどで図1のように下段から順に積み上げる。また、育成された植物を収穫する場合は、上段から順に積み下ろしていけばよい。
図1の栽培装置10では、左右に多数の栽培ユニット20を配列して横に並ぶ列12を構成しているが、図5に示す栽培装置40のように、1個の栽培ユニット20あるいは少数個の栽培ユニットだけで列を構成することもできる。この場合は熱負荷が少ないため、多数の段の左右に上下に連続する供給用ダクト41および回収用ダクト42を配置し、それらのダクト間に連結した1基の空調機(熱交換器17とファン18)で温度管理をすることができる。また、熱負荷が少なく、空調機の容量が充分である場合は、想像線で示すように、供給用ダクト41や回収用ダクト42を、隣接する栽培装置40と兼用するようにしてもよい。いずれの場合も回収用ダクト42は省略してもよい。また、建物内が充分に空気調和されている場合は、供給用ダクトを省略することもできる。
図6に示す栽培装置45は、複数段の棚板46と、それらの棚板46を上下に空間をあけて支持する横桟および支柱からなる棚フレーム47とを備えた固定棚48と、その固定棚48の棚板46に配列される多数の栽培ユニット49と、固定棚48の両側に配置される空調室13および方向転換室14とからなる。この栽培装置45では、それぞれ栽培ユニット49が上段の栽培ユニット49を支持する必要がない。そのため、図7に示すように、容器21に対して前後の遮断フィルム24を支持するための細い棒状の支柱22、23を上向きに取り付けるだけで足りる。また、フィルムに代えて、合成樹脂板からなる遮断壁(図10の符号61参照)を採用する場合は、支柱を設ける必要もない。そのため、栽培ユニット49を簡易に構成に構成することができる。
さらに栽培ユニット49は、単に棚板46に乗っているだけであるから、フォークリフトなどによる固定棚48への載置および固定棚48からの取り出しが容易であり、高さ方向の途中の栽培ユニット49だけを積み上げ・積み降ろしたり交換したりすることも容易である。そして横方向に配列される複数の栽培ユニット49により、横方向のダクトが構成され、空調機からの温度調節された空気が下段の列12(または上段の列11)を通り、方向転換室14で方向転換されて上段の列12(あるいは下段の列11)を通って元の空調室13に戻るという基本的な作用は、図1の栽培装置10と同様に奏することができる。
なお、図6に示す固定棚48を備えた栽培装置45についても、図5のように1個または少数個の栽培ユニットの左右に縦方向の供給用および回収用のダクトを設けた栽培装置にすることができる。固定棚を用いる場合は、背面側の遮蔽板を固定棚に設け、容器の背面側の遮蔽シートや遮蔽板を省略することもできる(図15、図16参照)。さらに固定棚の前面側に、引き違い式扉、上端あるいは下端のヒンジで開閉自在とした遮蔽板などを設けて前面側の遮蔽シートや遮蔽板を省略することもできる。
図8に示す栽培装置50は、左端および右端に設けた固定室51、52と、その間に着脱自在に設けられる栽培ユニット53と、その上に設けられる戻りダクト54とからなる。そして左右の固定室51、52のうち、右の固定室52に空調装置を設け、左の固定室51を方向転換用の室としている。なお、戻りダクト54および方向転換用の固定室51は省略することもできる。その場合は、冷却などに用いられた空気は建物内にそのまま排気される。本発明の栽培装置はこのような多段に設けない場合も含む。図8の栽培装置80は、左右端の固定室51、52の間に着脱自在に栽培ユニット53を設けているので、フォークリフトなどで栽培ユニット53を交換するのが容易である。そのため、比較的大型の栽培ユニットに適する。
図9に示す栽培装置56は、上下ではなく、前後に栽培ユニット57を配置している。なお、一方の栽培ユニット57を戻りダクトとすることもできる。図9の栽培装置56は、高さを低くすることができる。そのため、高さ制限がある場合に好ましい。また、想像線で示すように、上下に積み上げる場合は、段数が増えても高さがそれほど増えない。
図10に示す栽培ユニット60は、容器21の前後に板状の遮断壁61を設け、さらにそれらの中間位置に、容器21を前後に仕切るための仕切り壁62を設けている。このものは、1列で配置するだけで、空気調和した空気やガスを往復で流すことができる。また、仕切り壁62の前後で異なる植物を栽培することも可能である。仕切り壁62は、遮断壁61と同様に、合成樹脂やガラスの板のほか、合成樹脂フィルムを採用することができる。
図11に立面図で示す栽培装置50Aは、1個の栽培ユニット20と2基のファン18および熱交換器とを備えている。熱交換器を設けずにファン18のみを設けてもよい。栽培ユニット20は、容器21と、その前後に設けた遮断壁24aと、それらの天面を覆う遮断壁24bとからなるダクト状のものである。ファン18および熱交換器は、建物に固定した空調室52に設けている。ただし空調室52あるいは空調機は、栽培ユニット20と一体化することもできる。いずれの場合も、栽培ユニット20を建物に対して取り付け・取り外し自在に構成するのが好ましく、その場合は播種や育苗を別の場所で行うことができる。また、この栽培ユニット20を上下に積み上げて、あるいは栽培ユニット20と空調室52とを組み合わせた栽培装置50A全体を上下に積み上げて、それぞれ栽培棚とすることもできる。また、前後に並べることもできる。さらに上下前後に配列することもできる。
図11bに平面図で示す栽培装置50Bは、栽培ユニット60aと、その一端に設けた空調室52とからなる。栽培ユニット60aは、図10の栽培ユニット60に天面の遮断壁を設け、左右に細長くし、仕切り壁62の一端を切り欠いて前後の空間を連通させたものである。空調室52には熱交換器63とファン18とが設けられている。この場合も、空調室52を建物に固定したり、あるいは栽培ユニット60aと一体にすることもできる。仕切り壁62で前後に仕切った前後のダクト空間のうち、一方の空間に栽培しようとする植物を配置し、他方の空間は戻りダクト54としている。ただし戻りダクト54の側で植物を栽培することもできる。
図12aに示す栽培装置50Cは、前後左右に長く、上下2段の栽培ユニット20と、左右に並べた複数個のファン18とを備えている。熱交換器を設けてもよい。これにより上段の栽培ユニット20では空気を前方に流し、下方の栽培ユニット20は後方から前方に空気を流すことができる。下段は単なる戻りダクトとすることもできる。この栽培装置50Cは、図12bに示すフレーム20aを上下に2段積み上げて構成することができる。フレーム20a全体を左右に長いユニットを組み合わせて製造してもよい。
図13に示す栽培装置50Dは、前後に長い栽培ユニット20を多数前後に配列した1段構成のものである。多数の栽培ユニット20の共通の供給用ダクト41を一端に配置し、他端に共通の回収用ダクト42を配置し、さらに回収用ダクト42から供給用ダクト41に戻す戻りダクト54を栽培ユニット20と同一の段および同一方向で外側に配列している。なお、この栽培装置50Dは、立面図と考えれば、栽培ユニット20を上下方向に積み上げた栽培棚と見ることもできる。この場合はほぼ図5の栽培装置40と同様になる。
図14に示す栽培装置64は、前後左右の隅に設けた隅の柱65と、前および後ろの中間部に設けた中間の柱65aと、それらの柱65、65aの間に渡される桟あるいは梁66と、前後の面に張られるパネル67とからなる固定フレーム(栽培棚)68を備えている。前後の面のパネル67は空気を通さないものであり、遮断壁として機能する。そのため、栽培ユニット34には遮蔽フィルムなどの遮断壁を設ける必要がない。パネル67の内面は平滑にして栽培ユニット34の上下方向のガイドを兼ねさせることができる。ただし別個にガイドを設けてもよい。この実施形態では、左右の面にもパネル69が張られており、全体としてほぼ角筒状の形態を備えている。各柱65、65aは、基礎脚70によって支持されている。基礎脚70の間にはパネルは張られていない。さらに基礎脚70の間の床FL面には、栽培ユニットを昇降させるリフタ71が配置されている。
固定フレーム68の隅の柱65および中間の柱66はたとえば鋼製の角パイプやH形鋼などで構成することができ、梁67はアングル材などを用いることができる。必要であれば、斜め方向に張力を受けるロッドを張り渡してもよい。基礎脚70は、大型の角パイプ、H形鋼あるいは鉄筋コンクリートなどが採用される。
図15に示すように、リフタ71は、Xアームタイプのテーブルリフタなどが用いられる。この実施形態では、昇降ストロークを大きくするため、ベース72とテーブル73の間に中間ビーム74を設け、2段のXアーム75で昇降させるようにしており、駆動源として油圧シリンダ76を用いている。符号77は油圧ポンプやタンクを備えた油圧ユニットである。なお、Xアームタイプのテーブルリフタに代えて、油圧シリンダで真下から押し上げるリフタを採用することもできる。
栽培ユニット34は、基本的には図2の場合と同様であるが、容器21の4隅に支柱22、23の高さ方向の中間部を結合している。それにより、支柱22、23は容器21の上下に突出している。このように支柱22、23を上下に突出させる場合は、図2のように容器の上面で植物を栽培する場合のほか、後述するように下面側で栽培する場合(図13、図17参照)にも用いることができる。また、栽培ユニット34を床面に載置した場合にも、下面側に設けた小型容器を安全に保持することができる。さらに図3のように、下面側に発光ダイオード35などの照明器具を設ける場合も、照明器具を安全に保持することができる。
図15の栽培ユニット34では、支柱22、23の上端に上側の栽培ユニットの支柱の下端と連結する突起78を設け、下端にはその突起78と嵌合する穴を形成している。支柱22、23を角パイプあるいは丸パイプで構成する場合は、パイプの上端に軸を嵌合して突出させればよい。なお、嵌合させる場合のほか、単に載置させて支持させることもできる。
さらにこの栽培ユニット34は、支柱22、23の下端に車輪79を回転自在に設けている。この車輪79は栽培ユニット34を床面FLに固定したレール80に沿って前後に走行させるためのものである。車輪79に回転駆動を与えるモータなどを連結することもできる。その場合は栽培ユニット34を自走させることができ、栽培ユニット34を効率的に移動させることができる。
さらにそれぞれの栽培ユニット34には、左右(横向き)に突出する係合突起81を設け、固定フレーム78の隅の柱65に出没自在の係合アーム82を設けている。係合突起81および係合アーム82は、積み上げられている栽培ユニット34の全体の重量を支持できる強度を備えている。係合アーム82は、たとえば油圧シリンダで出没駆動される。それにより、係合アーム82が出ている状態で栽培ユニット34を支持することができ、引っ込んでいる状態で栽培ユニット34を上下に移動させることができる。したがってリフタ71との共同作業で、最下段の栽培ユニット34を取り出したり、最下段の栽培ユニット34の下に新たな栽培ユニット34を挿入することができる。
最下段の栽培ユニット34を取り出す場合は、リフタ71のテーブル73を上昇させて、最下段のユニット34をそれより上の栽培ユニットごと少し持ち上げる。それにより係合突起81と係合アーム82の係合が解かれる。この状態で係合アーム82を引っ込ませる。ついでリフタ71のテーブル73を1段分下げる。最下段の栽培ユニット34の係合突起81が通り過ぎた後、係合アーム82を突出させる。さらにテーブル73を下げ、下から2段目(新たな最下段)の栽培ユニット34の係合突起81を係合アーム82で支える。それにより元の最下段の栽培ユニット34は、2段目以上の栽培ユニットからフリーになる。この状態でさらにテーブル73を下降させ、最下段の栽培ユニット34の車輪79をレール80に乗せ、前後に走行させ、成長した植物を収穫することができる。
新たに最下段になった栽培ユニット34についても上記と同様にして取り出す。この作業を繰り返すことにより、固定フレーム78内に積み上げられて収容された栽培ユニット34を順次取り出していくことができる。
栽培ユニット34を固定フレーム78内に順次積み上げる方法は前述の取り出していく方法と逆である。すなわちリフタ71のテーブル73に新たな栽培ユニット34を載置して上昇させ、その栽培ユニット34の支柱の上端を元の最下段の栽培ユニット34の支柱の下端に嵌合させる。ついでテーブル73をいくらか上昇させ、元の最下段の栽培ユニット34の係合突起81と係合アーム82の係合を解く。そして係合アーム82を引っ込めて、テーブル73を上昇させ、積み込む栽培ユニット34の係合突起81が係合アーム82を通り過ぎたときに係合アーム82を突出させ、テーブル73を下降させ、係合アーム82で積み上げた栽培ユニット34全体の重量を支持する。上記の操作を繰り返すことにより、最下段に新たな栽培ユニット34を順次挿入していくことができる。
栽培ユニット34は、図14に破線で示すように積み上げられると、前後のパネル67の間で、上下の栽培ユニット34の容器21の間の空間に水平方向のダクトが形成される。そのため、図1あるいは図5、図6、図8などに示す場合と同様に、空調機からの空気をダクトの端部から供給し、他方から空気を放出することができる。放出した空気は空調機に戻してもよい。この場合、栽培ユニット34の一方の開放端を固定フレーム68内に開放しておくと、図5の場合と同様に、固定フレーム68内の空間を上下ダクトとして使用することができる。また、上下に仕切り、それぞれの区画ごとに空調機を配置する場合は、図1の場合と同様に、各段ごとに温度調節ができる。さらに容器21が大型の場合は、容器21の端部に空調機を一体に設けることもできる。その場合は、栽培ユニット21ごとに温度管理をすることができる。
図14、図15のリフタ71は床面FLに固定しているが、リフタ71自体を走行自在とすることもできる。リフタ71を前後に走行自在に構成する場合は、栽培ユニット34を前後に走行する機構は不要である。また、図14ではリフタ71を左右に1基ずつ設けているが、左右に走行可能なリフタ71を1基だけ設けることもできる。
図16に示す栽培装置84は、天井板あるいは棚板85と、その棚板に対して下方から着脱できる容器(小型容器)86とからなる。棚板85の下面にはリング状の固定具87が設けられ、小型容器86の上端外周あるいは上端内周と嵌合して、容器86を保持できるように構成している。棚板85の上方には、発光ダイオード35などの照明具が設けられている。棚板85あるいは少なくとも小型容器86の上部と対応する棚板85の範囲は透明であり、発光ダイオード35の光が容器62内の野菜などの植物89を照らすようにしている。棚板85あるいはその一部はアクリル樹脂などの透明度が高い合成樹脂またはガラスで構成している。なお、棚板85を上下いずれかまたは両方の面に凹凸を設けた合成樹脂板あるいは型ガラスとすることにより、光を散乱させるのが好ましい。また、棚板85を透明にして光散乱フィルムを介在させてもよい。
小型容器86は有底筒状(カップ状)であり、通常は透明材料、たとえばアクリル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、PET樹脂、ポリアセタールなどからなる。ただし金属など不透明な材料で構成することもできる。前記固定具87は合成ゴム、天然ゴムなどのゴム、あるいは弾力性を有する合成樹脂、エラストマーなどを用いることができる。ただしバネなどを利用したスナップ結合の構成、両面テープ、接着剤、粘着剤など、他の着脱自在の固定手段を採用することもできる。
図16の栽培装置84は、図3の栽培ユニット34の容器21の下面側に棚板85を固定するか、着脱自在に取り付けることにより、図1などの栽培装置10に適用することができ、空気調和済みの空気を送り込みながら栽培することができる。その場合は容器21の上側では植物を栽培しない。小型容器86が透明である場合は、図17に示すように、下から見上げることにより、根の発育状況を容易に観察することができる。そのため、根菜類の栽培に適している。また、図16に示すように、植物89と発光ダイオード88の距離が近いため、発光ダイオード35の光を有効に利用できる。さらに上方から下方に放射される光は、矢印で示すように、容器86の内面に対して小さい角度で当たるので、反射率が高く、一部は全反射する。そのため、一層、光の利用効率が高い。容器86が不透明な場合は、内面に反射層を設けるのが好ましい。この場合は内部の観察はできないが、光の利用効率が一層高い。
容器86内への空気・炭酸ガスの供給は、容器86の上部に設けた開口90によって行うことができる。開口90には雑菌の侵入を防ぐフィルタ91を設ける。容器86内にはあらかじめ寒天などの培地92、水耕栽培用の培養液、あるいは用土を充填しておく。寒天などの培地92の場合は水や養分の供給は不要である。フィルタ91を設ける場合は容器86の内部を無菌状態に維持することができる。ただし野菜などの一般的な植物の場合は無菌状態にする必要はなく、フィルタを設けなくてもよい。その場合は開口90内に配管を通し、その配管を通じて水や培養液を供給するようにしてもよい。図16および図17の容器86は、円筒状のほか、角筒状でもよい。ただし上端は円筒状にするほうが、固定具87との着脱が容易である。
図18aおよび図18bは、図16の栽培装置84における棚板85の下方を棚ケース93でさらに気密に覆う場合を示している。棚ケース93は上方が開口している箱状のケースであり、透明なものが好ましい。ただし透明でなくてもよい。このものは容器86の気密性がさらに高いので、クリーンベンチとして使用できる。なお、符号61は遮断壁であり、矢印の方向に空気調和済みの空気が送られる棚ケース93の下方には、隙間を空けて下段の棚板85が配置され、その隙間に空気が通される。左右の遮断壁61と棚ケース93とは、隙間なく密接していてもよい。
前記実施形態では発光ダイオードを照明具として利用しているが、他の照明具、たとえば電灯、蛍光灯やナトリウムランプ、冷陰極管、さらに太陽光を光ファイバーで導入するものなど、あらゆる照明具を利用することができる。ただし発光ダイオードは、寿命が長く、光の色(波長)を定めることができるので、植物に適した光を与えることができる。さらに他の照明具に比して発熱量が少ないため、植物に接近させても植物を痛めにくい。
図2などのユニット20では、前後に遮断シート24や遮断プレートを設けているが、左側面と背面に設け、右側面と前面が開放されたユニットとすることもできる。このような平面視でL字状の遮断壁を設けたユニットは、たとえば図9などの栽培棚56の端部あるいはコーナ部に配置して、空気を方向転換させるのに使用することができる。この場合は方向転換室を省略することができる。
前記実施形態では、複数個の栽培ユニットを上下あるいは左右に配列しているが、前後に複数列を配列することもできる。その場合の平面の配列状態は、図1、図5、図6あるいは図8に示す形態となる。すなわち、図1、図5、図8で立面図で示している形態を平面図であるかのように解した形態となる。その場合も栽培ユニットで構成されるダクト、あるいは別個に設けた水平ダクトによって空気調和された空気が各栽培ユニットに供給される。なお、複数列の栽培ユニットは通常は多段に設けるが、1段だけでもよい。さらに独立した1基の栽培ユニットと空調機を組み合わせて、あるいはそれらに供給側のダクトまたは戻り側のダクトを組み合わせて栽培装置とすることもできる。前後左右に多列で配列したものを、さらに上下に多段に設けることもできる。
図19は、栽培ユニットを左右に2列、かつ前後に2列で配列した栽培装置の具体例を示している。この栽培装置45Aは、図6の栽培装置45における固定棚48の各段に、図9あるいは図11bに示す栽培装置56、50Bと同様に、前後に浅い皿状の容器(トレイ)21を配置したものである。固定棚48は棚フレーム47とその上に設けられる棚板46とからなる。容器21が棚フレーム47に載置できる場合は棚板46を省略できる。固定棚48の前後の中央には、その内部を前後に仕切る遮断壁62が設けられている。この遮断壁62も棚フレーム47に固定されている。そのため、この実施形態では、棚フレーム47の前面側および背面側に開閉自在の扉94を設け、前側の空間の容器21を前側に取り出し、後ろ側の容器を後ろ側から取り出すことができるようにしている。扉94は、引き違いタイプの扉が好ましいが、上端をヒンジで棚フレームに連結した跳ね上げ式の扉としてもよい。扉94は、栽培状態を観察しやすいように、ガラスや合成樹脂などの透明な板が好ましい。
固定棚48の左右の側面は開放されており、右側の側面には空調機(熱交換器)およびファン18を備えた空調室(給気室)13が配置されている。反対側の側面には方向転換室14が配置されている。この空調室13は、遮断壁62の後ろ側の空間(ダクト)の空気を吸い込み、前側の空間(ダクト)に空調済みの空気を送り出すようにしている。なお、図11bのように、遮断壁62の空調室13とは反対側の端部を切り欠いて、単に前後の空間同士を連通させるようにしてもよい。その場合は固定棚48の左側の側面は塞ぐ。
このように構成される設けられている栽培装置45Aは、空調室13から送り出された空気が後ろ側の空間(ダクト)を通り、方向転換室14で方向転換されて前側の空間(ダクト)を通り、再度空調室13で空気調和が施される。したがって1段で往復の空気通路が完結するので、図6の栽培装置45に比して、前後寸法は略倍になるが、高さを半分程度に低くすることができる。そのため、多段に積み上げたとき、建物の高さを低くすることができる。さらに冷気が下方に溜まることがないので、空気の循環がスムーズになる。これらの利点は図7の栽培装置56および図11bの栽培装置50Bも同様である。
この栽培装置45Aにおいても、図3の場合と同様に、各段の棚板の下面や棚フレーム、あるいは棚板がない場合は容器21の下面に、発光ダイオード(LED)、冷陰極管(HCFL)、蛍光灯(CCFL)などの照明具を設けることができる。ただし固定棚48であることを利用して、棚板46や棚フレーム47に照明具を設けるほうが、配線が容易である。また、棚板46の上面や棚フレーム47に、照明具を冷却するための冷水あるいは冷気を送る冷却用配管を設けるのが好ましい。このような冷却用配管には、空調室13の熱交換器で冷却した冷水あるいは冷気を供給するのが好ましい。ただし別個のクーラー(冷凍機)を用いることもできる。固定棚48の左右の側面にそれぞれ空調室13を配置してもよい。
容器21としてはアルミニウムなどの熱伝導性が高い材料から形成したアルミベッドとするのが好ましい。容器21をアルミベッドなどの金属製とする場合は、土壌を入れたアルミベッドを固定棚から取り出して、容易にスチーム消毒やガスバーナーで表面を焼く消毒、消毒薬噴霧による消毒をすることができる。ただし固定棚48から取り出せないようにしてもよく、その場合は容器21を固定棚48に入れたまま消毒する。さらに前述の場合と同様に、土壌栽培のほか、水耕栽培や寒天培養など、他の栽培方法も採用することができ、その場合もスチーム消毒などが容易である。また、種や苗を植えるとき、栽培した作物を収穫するときも、容易である。棚フレーム47はアルミニウム型材が好ましく、遮断壁62はポリカーボネートなどの透明な合成樹脂あるいはガラスが好ましい。
図20は図19の栽培装置45Aの冷凍サイクルの配管系統を示しており、この配管系統は、大きく分けると、空調室13の空気を冷却する配管系統95と、棚板46の下面に設けた照明具を冷却する配管系統96と、それらの配管系統95、96に貯水槽(冷水タンク)67からポンプP2を介して冷水を供給する供給管路98と、前記配管系統95、96から貯水槽97まで水を戻す戻り管路99と、貯水槽97の水を冷却する共通の冷凍機100とからなる。符号95a、96aは管路内の残留エアを抜くためのエア抜きである。
共通の冷凍機100は、圧縮機(コンプレッサ)101と、その圧縮機から出てくる高温の熱媒体を空気または水(とくに井戸水)で冷却する凝縮器(熱交換器)102と、その凝縮器から出てくる熱媒体(冷媒、液ガス)を蒸発させ、そのときの気化熱で貯水槽97からポンプP1によって送られてくる水を冷却する蒸発器(熱交換器)104と、その蒸発器から出てくる気化した熱媒体を液体に戻す液溜め105と、その液溜めから出てくる液体の熱媒体を圧縮機に戻す管路とからなる閉ループの管路を備えている。符号103は熱媒体の管路の途中に介在させた膨張弁である。膨張弁に代えて、毛細管(キャピラリーチューブ)を用いることもできる。貯水槽97からの水は給水管路106aによって蒸発器104に送られ、戻り管路106bによって貯水槽97に戻される。ポンプP1は給水管路106aの途中に介在されている。
上記のように構成される冷凍サイクルの配管系統では、貯水槽97から冷水を供給する供給管路98を途中で空調室13用の配管系統95と照明具用の配管系統96とに分岐すると共に、空調室13用の配管系統95と照明具用の配管系統96から戻る水を戻り管路99で合流させて貯水槽97に戻している。ただし、それぞれの配管系統95、96を別個に貯水槽97に配管してもよい。その場合はそれぞれの配管系統95,96にポンプP2が必要となる。さらにこれらの並列の管路構成のほか、空調室13用または照明具用の配管系統95、96のうち、いずれか一方の配管系統で冷却して戻ってきた水をさらに他方の配管系統に流した上で貯水槽97に戻す直列の管路構成とすることもできる。いすれの場合もダクト内を冷却する冷凍機と、発光ダイオードなどの照明具を冷却する冷凍機とを共通にしているので、機器が少なくて済み、管路が簡単である。
また、図20の管路構成では冷凍機100と空調室13や照明具の配管系統95、96とを直接連結せず、貯水槽97を介して連結しているので、配管系統95、96の水が蒸発などによって失われても、不足することはない。ただし冷凍機100と空調室13や照明具の配管系統95、96とを直接連結することもできる。さらに照明具の冷却温度とダクトの温度を変えたいなどの場合は、照明具を冷却する冷凍機と空調室13を冷却する冷凍機とを別個にすることもできる。
図21aは多段式の栽培装置の一棚分の栽培装置107の空調回路を示している。この栽培装置107は、図6の栽培装置45あるいは図8の栽培装置50と基本的には同様の構成を備えており、前後、左右、上下の6面全体が断熱作用を奏する遮温壁からなる箱体108と、その箱体内に収容される移動装置としてのコンベア108aと、そのコンベア108a上に配列される、植物を植え付ける用土などを入れる多数の容器21と、箱体108の上部に天井との間に隙間(上循環路)109をあけて配置され、下側の空間(下循環路)110との仕切りを兼ねる略板状ないし薄い箱状の発光パネル111と、前記上循環路内に通す空気を介して照明器具を冷却する冷却装置112を備えている。図2のような積み重ね式にする場合は、箱体108の上面は閉じなくてもよい。発光パネル111は照明具であり、しかも加熱器具あるいは暖房器具を兼ねている。箱体108には、植物の苗を植えた容器21を入れる入り口および生長した植物を取り出す出口が設けられている。それらの入り口および出口は開閉自在の扉が設けられている。コンベア108aとしては、ベルトコンベア、チェーンコンベア、コロコンベアなど、種々のコンベアを採用することができる。コンベアの移動は、1日に1回程度移動する、間欠的な動きとすることもできる。さらに容器21を箱体108内で移動させる移動装置であれば、クレーンなど、コンベア以外の移動装置を採用することもできる。他方、コンベア108aなどの移動装置を採用しなくてもよい。
冷却装置112は、図11に示すものとほぼ同様であり、戻りダクトに相当する上循環路109と、箱体108の一端側で、上下の循環路109、110の間に遮るように設けられる熱交換器63と、循環路に空気を循環させるファン18と、熱交換器63に冷媒を流して空気と熱交換し、空気を冷却する配管系統96と、戻ってくる冷媒を冷却する冷凍機(チラー)100とを備えている。コンベア108aは採用していない。さらに下循環路110内の空気の温度を検出する温度センサTsを有し、この温度センサTsの出力に応じて冷凍機100のON/OFFを制御する制御装置が設けられている。すなわち、温度センサTsが所定の基準温度より低い温度を検出したときは、下循環路110の空気の温度が冷えすぎているので、冷凍機100の電源をOFFにし、発光パネル111によって加熱(加温)する。そして温度が上がると、冷凍機100の電源を入れて、空気を冷却する。なお、下循環路110の空気の温度が冷えすぎたときにファン18を止めてもよい。ただしファン18を回し続けて空気の循環を継続すると、全体的な空気の温度を測定できる利点がある。空気の温度は露点温度より下がらないように調節するのが好ましい。それにより遮断壁内の結露が防止される。そしてコンベア108aによって容器21が移動するので、入り口から苗を植えた容器21を入れ、出口から生長した植物を取り出すことができる。そのため、効率のよい栽培を行うことができる。
図21aの栽培装置107では、発光パネル111を冷却装置112で、いわば空冷式で冷却しているが、図21bに示す栽培装置113のように、水冷式で冷却するようにしてもよい。この栽培装置113では、熱交換器18を用いず、冷凍機100から出てくる水をポンプPおよび配管系統96を介して発光パネル111の上面に設けた冷却用パイプ114に通すようにしている。遮温壁で6面を囲む箱体108や、発光パネル111、温度センサTs、制御装置などは図21aの栽培装置107と同様である。なお、図21bの栽培装置113においても、図21aの栽培装置107と同様にコンベア108aを採用することもできる。また、図21aの栽培装置107においても、図21bと同様のポンプPを設けて冷媒を循環させてもよい。
また、発光パネル111の冷却手段としては、図21aの空冷式の冷却装置112および図21bの水冷式の冷却装置をそれぞれ単独で用いるほか、両方の冷却装置を一緒に用いることもできる。また、寒冷地では冷凍機100を用いずにクーリングタワーで水を冷却することもでき、そのほうが省エネルギである。空冷式の場合は、冷却効果を高めるため、発光パネル111の上面に熱伝達性が高い金属板またはセラミックス板からなる放熱板を用いると共に、多数のフィンを設けるのが好ましい。また、図21aの管路96で連結した空冷式の冷却装置112および図21bの水冷式の冷却装置は、それぞれ単独で、あるいは組み合せて、図1や図6、図9など、前述のいずれの栽培装置にも採用することができる。
図21a、図21bの栽培装置は、いずれも一段(一棚)で示しているが、図22に示す固定棚115に栽培装置のユニットを多段で設けるのが好ましい。この場合、図20の場合と同様に、冷凍機100からの配管96を各棚の栽培装置107または113に連結する。この場合、棚ごとに、あるいは箱体108ごとに異なる作物を栽培することもでき、その場合は各棚に分岐される配管96に電磁弁を設けておき(図20参照)、その電磁弁をON/OFFすることにより、さらに循環用のファン18の運転をON/OFFすることにより、棚や箱体ごとに目標温度を変えて、異なる温度に制御することもできる。なお、冷凍機100から出てくる配管を複数系列とし、各系列に設けたポンプPの運転をON/OFFして個別温度に制御することもできる。
発光パネルの発光体としては、発光ダイオード(LED)、蛍光灯、冷陰極管(CCFL)、熱陰極管(HCFL)、メタルハライドランプ、高圧ナトリウムランプ、有機エレクトロルミネッセンス(有機EL)、白熱灯など、栽培する植物の種類に応じて種々の発光体を用いることができる。熱源としての機能が強く求められる場合は白熱灯が好ましく、光の色(波長)が揃っていることが求められる場合は発光ダイオードが好ましい。
次に、図21aの栽培装置107に用いることができる発光パネルについて、説明する。これらは、本発明の栽培装置に用いることが最も好ましいが、他の栽培装置に用いても良い。
図23aの発光パネル120は、発光ボックス121と、その発光ボックスに取り外し可能に取り付けられている蛍光プレート122とからなる。また、この発光パネルの裏面が、上循環路109となっている。
発光ボックス121は、箱体のものであり、放熱板126と、その上に当接して設けられた発光部127と、放熱板から空間Sを隔てて設けられた紫外線透過の透光板128と、放熱板126と透光板128との間の空間を密閉する封止体129とからなる。つまり、発光部127が、放熱板126、透光体128、および、封止体129によって気密、水密に閉じられている。発光ボックス121内は、乾燥空気および/または窒素などの不活性ガスによって充填されている。さらに、植物栽培装置内は、高湿高温であるため、乾燥剤または脱酸素剤を充填するのが好ましい。
放熱板126は、金属板、特にアルミニウム板からなり、発光部127と直接当接しているものである。このように金属板で成形されており、発光部127と当接しているため、上循環路109に流れる冷気により発光部127を冷却することができる。また、アルミニウム板から成形することにより、発光パネル全体の軽量化が実現できる。
発光部127は、反射板130と、その反射板上に設けられた紫外線を発光する発光体131(冷陰極管または熱陰極管)とからなる。この発光部127は、発光ボックス内において、一直線上に配置されている(図23aの表裏方向)。
透光体128としては、石英ガラスが挙げられる。
封止体129は、例えば、枠材132と、その周囲に設けられたシール材133とからなる。枠材132としては、金属薄板を断面C字状ないし断面矩形状に折り曲げた角パイプ状のもの、あるいは、合成樹脂製の角柱状または角パイプ状のものが挙げられる。シール材133としては、シリコーンシーラントや、ゴム、合成樹脂エラストマー等が挙げられる。枠材132を角パイプ状のものとする場合、その内部と空間Sとを連通させ、内部に乾燥剤または脱酸素剤を充填するのが好ましい。しかし、封止体129としては、放熱板126と透光板128との間を気密、水密に閉鎖するものであれば、特に限定されるものではない。
蛍光プレート122は、紫外線透過性の透光部136と、その表面に設けられた蛍光層137とからなる。透光部136としては、石英ガラスが挙げられる。また、蛍光層137としては、その透光部136に塗られる蛍光塗料が挙げられる。このような蛍光プレート122は、例えば、想像線で示すように発光パネル121と蛍光プレート122を挟むクリップCなどにより取り外し自在に固定される。
この発光パネル120は、発光ボックス121内が乾燥状態あるいは無酸素状態に保たれるため、栽培装置のような多湿な環境下でも耐久性が高い。また、蛍光プレート122を取り外し可能としているため、異なる蛍光塗料が設けられた複数の蛍光プレート122を用意することにより、植物の種類、成長状態に応じて任意の可視光を植物に照射させることができる。このように発光パネル120の本体を取り替えることなく、照射光を変えることができるため、作業を効率よく行うことができる。
また蛍光プレート122の取替えは、発光ボックス121を開けることなく、発光ボックスの外部で行えるため、その耐久性は維持される。
さらに、この発光パネル120は、パイプ123によって、熱源である発光部127、さらには、発光パネル120内を効率よく冷却することができるため、栽培装107内の温度制御を温度センサの管理の下、簡単に行うことができる。
また、上循環路109を想像線で示すようなパイプ109aとしてもよい。このパイプ109aは、発光パネルの放熱板126の裏面に当接して設けられている。このパイプ109aは、放熱板126の裏面であって、発光部127と平行に直線状に、かつ、反射板130と同じ位置となるように設けられているのが好ましい。このように構成することにより、冷媒をパイプ109aに通すことにより、効率よく発光部127を冷却することができる。
図23bの発光パネル120bは、図23aの発光ボックスの透光体の外面または内面に蛍光塗料Pが直接設けられているものである。このものは、図22aに比べ発光パネルを外さないと照射光を変えることができない。しかし、栽培装置内の温度調整等には適したものである。
図23cの発光パネル140は、発光ダイオード141を発光体として用いたものである。この発光パネル140は、放熱板142と、透光体143と、封止体144とを有しており、発光パネル140の空間Sは、乾燥空気または不活性空気に充填されている。さらに、乾燥剤および/または脱酸素剤を充填してもよい。放熱板142、封止体144は、それぞれ図23aの放熱板126および封止体128と実質的に同じものである。透光体143は、透明なものであればよい。
符号の説明
10 栽培装置
11、12 列
13 空調室
14 方向転換室
15 カバー
16 セット
17 熱交換器(空調機)
18 ファン
20 栽培ユニット
21 容器
22、23 支柱
24 遮断フィルム
26 照明器具
27 枠板
28 枠体
29 底板
30 切り欠き
31、32 コード
33 方向転換ダクト
34 栽培ユニット
35 発光ダイオード
36 隙間
40 栽培装置
41 供給用ダクト
42 回収用ダクト
45 栽培装置
46 棚板
47 棚フレーム
48 固定棚
49 栽培ユニット
50 栽培装置
51、52 固定室
53 栽培ユニット
54 戻りダクト
56 栽培装置
57 栽培ユニット
60 栽培ユニット
61 遮断壁
62 仕切り壁
50A 栽培装置
24a 遮断壁
24b 遮断壁
50B 栽培装置
60a 栽培ユニット
63 熱交換器
50C 栽培装置
20a フレーム
50D 栽培装置
64 栽培装置
65 隅の柱
65a 中間の柱
66 梁
67 パネル
68 固定フレーム
69 パネル
70 基礎脚
FL 床面
71 リフタ
72 ベース
73 テーブル
74 中間ビーム
75 Xアーム
76 油圧シリンダ
77 油圧ユニット
78 突起
79 車輪
80 レール
81 係合突起
82 係合アーム
84 栽培装置
85 棚板(天井板)
86 容器
87 固定具
89 植物
90 開口
91 フィルタ
92 培地
93 棚カバー
45A 栽培装置
94 扉
95、96 配管系統
95a、96a エア抜き
97 貯水槽
98 供給管路
99 戻り管路
100 冷凍機
101 圧縮機
102 凝縮器
103 膨張弁
104 蒸発器
105 液溜め
106a 給水管路
106b 戻り管路
P1、P2 ポンプ

Claims (23)

  1. 上下、左右または前後に配列される複数個の箱状の植物栽培用の容器と、
    前記容器の上部空間または下部空間の前後左右のうち、いずれか2個所をあけて他の2個所に設けられる遮断壁と、
    容器の上部空間または下部空間に空気調和された空気を送る給気装置
    とを備えている栽培装置。
  2. 前記容器の上面または下面のいずれか一方の面の4隅またはその近辺に支柱が設けられ、他の面に他の容器の支柱の先端と着脱自在に当接する支柱受けが設けられており、
    下方の容器の支柱ないし支柱受けに上方の容器の支柱受けないし支柱を順次載置していくことにより、複数個の容器を立体的に積み上げることができる請求項1記載の栽培装置。
  3. 前記給気装置が複数の容器に渡って上下に連続している縦ダクトまたは前後に連続している水平ダクトである請求項1または2記載の栽培装置。
  4. 前記容器の前後に遮断壁が設けられると共に、容器が左右に連続して配列されている請求項1または2記載の栽培装置。
  5. 上下に配列される複数個の箱状の植物栽培用の容器と、
    配列される複数個の容器の前後に、容器とは別個に配置される遮断壁と、
    上下の容器と前後の遮断壁で囲まれる空間に、空気調和された空気を送る給気装置とを備え、
    前記容器の上面または下面のいずれか一方の面の4隅またはその近辺に支柱が設けられ、他の面に他の容器の支柱の先端と着脱自在に当接する支柱受けが設けられており、
    下方の容器の支柱ないし支柱受けに上方の容器の支柱受けないし支柱を順次載置していくことにより、複数個の容器を立体的に積み上げることができる栽培装置。
  6. 最下段の容器を支持し、昇降するリフタと、
    最下段から2番目以上の容器を支持する状態と、開放する状態とを選択的にとる支持機構とを備えている請求項5記載の栽培装置。
  7. 最下段から2番目以上の容器を支持している状態で、最下段の容器を水平方向に移動させる水平移動機構を備えている請求項6記載の栽培装置。
  8. 前記容器が、棚板と、その棚板の下面に着脱自在に取り付けられる小型容器とを備えている請求項1〜7のいずれかに記載の栽培装置。
  9. 容器と、その容器の側面および天面に設けられる遮蔽板と、容器と遮蔽板との間の空間に空気調和された空気を送る給気装置とを備えた栽培装置。
  10. 透光性を有する棚板と、その棚板の下面に着脱自在に取り付けられる小型容器と、棚板の上方から小型容器内を照らす照明具とを備えている栽培装置。
  11. 前記棚板に複数個の小型容器が取り付けられ、それらの小型容器を密閉して囲む棚カバーが前記棚板に下側から着脱自在に、かつ、気密に取り付けられている請求項10記載の栽培装置。
  12. 遮蔽壁によって前後、上下または左右に区画された少なくとも一対のダクトが設けられている固定棚と、
    前記一対のダクトのうち、少なくとも一方のダクト内に設けられる植物栽培用の容器と、前記一対のダクトのうち、いずれか一方のダクトに空気調和された空気を送り、他方のダクトから空気を戻す空調室とを備えている栽培装置。
  13. 前記固定棚の空調室が設けられている面とは反対側の面に、前記一対のダクトを連通する方向転換室が設けられている請求項12記載の栽培装置。
  14. 前記容器が固定棚に取り出し自在に収容されている請求項12または13記載の栽培装置。
  15. 上下、左右または前後に配列される複数個の箱状の植物栽培用の容器と、
    各容器を周囲の空間から隔離する遮断壁と、
    前記容器または遮断壁内を照らすと共に加熱する照明具と、
    前記容器内、遮断壁で囲まれる空間内または照明具を冷却する冷却手段とを備えている栽培装置。
  16. 前記容器内、遮断壁内または照明具の温度に応じて前記冷却手段による冷却の程度を調節する温度制御手段をさらに備えている請求項15記載の栽培装置。
  17. 前記冷却手段が、前記容器内、遮断壁で囲まれる空間内または照明具に空気調和された空気を送る給気装置である請求項15または16記載の栽培装置。
  18. 前記冷却手段が、容器、遮断壁または照明具を冷却するための冷媒を送る配管を備えている請求項15または16記載の栽培装置。
  19. 前記照明具が、互いに間隔をあけて配置される放熱板および透光板と、それらの放熱板および透光板の周囲の隙間を略気密に塞ぐ封止枠と、前記放熱板上に、透光板に向かって発光するように配列される発熱性の発光体とを備えており、前記冷却手段が少なくとも前記放熱板を冷却する請求項15〜18のいずれかに記載の栽培装置。
  20. 前記発光体が紫外線を照射するものであり、前記透光板が紫外線透光材であり、かつ、透光板の外側に、紫外線によって発光する蛍光剤を塗装した透光板が着脱自在に設けられている請求項19記載の栽培装置。
  21. 前記遮断壁が断熱性を備えている請求項15〜20のいずれかに記載の栽培装置。
  22. 前記容器が、遮断壁で囲まれる空間内に取り出し自在に収容されている請求項15〜21のいずれかに記載の栽培装置。
  23. 前記容器を、遮断壁で囲まれる空間内で移動させる移動装置をさらに備えており、前記遮断壁に容器を入れる入り口および取り出す出口が設けられている請求項15〜22のいずれかに記載の栽培装置。
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