JPWO2009116333A1 - 可撓性光ディスクの搬送体、光ディスク搬送装置および光ディスク搬送方法 - Google Patents

可撓性光ディスクの搬送体、光ディスク搬送装置および光ディスク搬送方法 Download PDF

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Abstract

本発明の第1の観点による可撓性光ディスク10の搬送体1は、可撓性を有する光ディスク10の搬送体であって、円板状の回転安定板2と、回転安定板2の中央部に設置された光ディスク調芯機構4と、回転安定板2の表面に設置されたスペーサ3を備える。可撓性光ディスク10を搬送体1の上に載置した状態で搬送し、情報を記録・再生することで、搬送体1と光ディスク10を組み合わせたものを、従来の剛性を持つ光ディスクと同等に取り扱える。

Description

本発明は、可撓性を有する光ディスク(可撓性光ディスク)に関し、さらに言えば、可撓性光ディスクをその剛性の低さを補償しつつ搬送できる搬送体と、光ディスク情報記録再生装置、光ディスク・チェンジャ、光ディスク・アクセッサ等の、可撓性光ディスクを用いる各種装置に可撓性光ディスクを搬送する、光ディスク搬送装置および光ディスク搬送方法に関するものである。
近年、e−文書法、SOX法(Sarbanes-Oxley Act)などの情報の保存に関する法整備や、ILM(Information Lifecycle Management)の進展に伴い、情報の長期保存に対する需要が爆発的に増大している。そこで、このような需要に対応した、大容量で信頼性が高く低コストである情報記録媒体と情報記録再生装置の開発が望まれている。
従来、こういった情報の長期保存には、媒体のコストが低いDVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスクや、LTO(Linear Tape-Open)等の磁気テープを用いた情報記録再生装置が用いられてきた。しかし、LTO等の磁気テープでは、最重要の信頼性項目である情報の保存寿命の短さに加え、記録された情報へのアクセス・スピードの遅さが問題として挙げられてきた。近年は、長期保存用の情報記録媒体と情報記録再生装置であっても、保存した情報の管理を容易にするために、情報記録媒体に保存した情報へのアクセス・スピードが高速であることに対する要望も出てきている。
一方、DVD等の光ディスクは、保存寿命やアクセス・スピードの点では、長期保存に対する需要に答え得るものの、情報記録媒体としての光ディスクの記録容量の不足が問題として挙げられてきた。
光ディスクを用いた情報記録再生装置では、こういった課題に対応するため、上述した媒体の記録容量の不足をフィルム状の光ディスクを用いることで解決する方策が採られ始めている。これは、DVD等では1.2mm程度であった光ディスクの厚さを、0.1mm〜0.3mm程度まで小さくしてフィルム状にすることにより、光ディスクの体積当りの記録密度を増大させることで、情報記録媒体としての光ディスクの記録容量が増大したのと同等の効果を得ようとするものである。
こういったフィルム状の可撓性を有する光ディスク(すなわち可撓性光ディスク)を使用して情報の記録・再生を行うことができれば、記録容量と保存寿命とアクセス・スピードを併せ持つと共に、低コストであり、しかも情報の長期保存に好適な情報記録媒体が実現する。しかし、光ディスクの厚さを小さくすることは、光ディスクの回転軸方向の剛性を低下させることにつながるため、情報記録再生装置でフィルム状の光ディスクを運用する際に問題が生じないように、光ディスクの剛性低下を補償しなければならない。このような補償の必要性が特に高いのは、光ディスクの回転時と光ディスクの搬送時である。
フィルム状の薄い光ディスクは、従来の1.2mm厚の光ディスクとは異なり、そのまま高速で回転させると、光ディスク自身の剛性不足により光ディスクの面振れが増大し、良好な記録・再生性能を安定して得ることは難しい。そこで、従来は、例えば特許文献1(特開昭62−212935号公報)に開示されているように、剛性の高い別の部材(安定化部材と称する)をフィルム状光ディスクに近接させて設置し、光ディスクと安定化部材の間を流れる空気流によるベルヌーイ効果を利用して光ディスクの面振れを抑制する方法が提案されている。
また、安定化部材を使用する上記方法でベルヌーイ効果による光ディスクの面振れの低減効果を十分に得るためには、安定化部材と光ディスクとの距離を0.1mm程度まで近接させることが好ましいが、そうすると、安定化部材が光ディスクに接触して光ディスクを損傷する可能性が高くなる。そこで、この方法では、安定化部材と光ディスクの接触に起因する光ディスクの損傷を防止する方策を併用することが必要となる。このような場合の光ディスクの損傷防止策としては、例えば、特許文献2(特開2007−12204号公報)に開示されているように、光ディスクと同様の円板形状で空気流入用の貫通孔を有する安定化部材(回転安定板と称する)を用いて、安定化部材と光ディスクを近接させた状態で両者の回転軸を一致させて回転させる方法が有効である。
しかし、この方法で使用される従来の円板形状の安定化部材(すなわち回転安定板)は、情報記録再生装置である光学ドライブ内のスピンドルモータ上に、光ディスクとは別にターンテーブルとして予め装着されていることを前提としているため、光学ドライブの構造が煩雑化するばかりでなく、光学ドライブをフィルム状の光ディスク専用に製作する必要があり、光学ドライブの製造コストが増大するといった難点がある。
また、このような専用の光学ドライブを用いることは、将来の情報活用の点で、情報の長期保存に関するリスク要因となる。それは、光ディスク自体は長期的に保存可能であっても、将来、そこに保存された情報を再生するための光学ドライブの入手が困難になると、長期保存した情報を活用できなくなる事態が生じるからである。専用の光学ドライブの使用は、光学ドライブを供給する光学ドライブ製造会社の数を限定することになるので、将来的な光学ドライブの入手の点で不利である。したがって、将来的な光学ドライブの入手容易性の観点からは、フィルム状の可撓性光ディスク用の光学ドライブであっても、当該光ディスク専用の光学ドライブでなく、1.2mm厚の光ディスク向けに大量生産されている市販の光学ドライブを利用できることが望ましい。
上記方法において使用される回転安定板は、従来、回転安定板上に載置される可撓性光ディスクの回転軸をスピンドルモータの回転軸に対して調芯する機構を持っていないため、その使用に際して、光ディスクの回転軸がスピンドルモータの回転軸に対して大きく偏心することがある。このため、安定して情報を記録・再生することが困難であるといった問題もある。
一方、光ディスク・ライブラリ装置等の情報ストレージ装置において、複数の光ディスクに対して情報の記録・再生を行う場合、光ディスクの格納器から光学ドライブに光ディスクを搬送するチェンジャ装置やアクセッサ装置といった搬送装置が必要になる。このような搬送装置でフィルム状の可撓性光ディスクを搬送する場合、光ディスクの剛性低下を補償する対策が必要である。つまり、この種の光ディスクは、1.2mm厚の光ディスクに比べて、自重による変形量や、搬送加速度が印加された時の変形量が大きいので、当該光ディスクを搬送する際にその変形を抑えるための方策が必要となるのである。
搬送中の可撓性光ディスクの変形を抑えるための方策としては、従来、例えば特許文献3(特開2006−268900号公報)に開示されているように、光ディスクをハーフカートリッジに載置して搬送する方法や、特許文献4(特開2004−154995号公報)に開示されているように、光ディスクをローラで挟んで搬送する方法、あるいは、特許文献5(特開2007−293965号公報)に開示されているように、光ディスクをシート状の基材とシート状のカバーの間に挟んで搬送する方法が提案されている。しかし、これらの方法はいずれも、搬送装置だけでなく情報記録再生装置の構造の複雑化を伴うといった難点を有しているため、より簡便な搬送方法が望まれていた。
特開昭62−212935号公報 特開2007−12204号公報 特開2006−268900号公報 特開2004−154995号公報 特開2007−293965号公報
上述したように、フィルム状の可撓性光ディスクの回転時にその剛性不足を補償するためには、ベルヌーイ効果に基づく光ディスクの面振れの低減効果を利用する方法が効果的であるが、安定化部材を用いる特許文献1に開示された方法や、回転安定板を用いる特許文献2に開示された方法は、光学ドライブの構造を煩雑化させるばかりでなく、フィルム状の光ディスク専用に製作された光学ドライブを必要とするので、光学ドライブの製造コストが増大するといった問題がある。また、専用の光学ドライブの使用は、将来の光学ドライブの入手困難を招き、長期保存した情報を活用できなくなる事態をも惹起し得る。
また、上記回転安定板では、光ディスクの回転軸をスピンドルモータの回転軸に対して調芯する機構がないため、安定して情報を記録・再生することが困難であるという問題もある。
他方、特許文献3から特許文献5に開示された方法によれば、可撓性光ディスクの搬送時にその剛性不足を補償して変形を抑えられるが、いずれの方法も、搬送装置だけでなく情報記録再生装置の構造をも複雑化させてしまうという問題がある。
本発明は、上述した従来技術の事情を考慮してなされたものであって、その目的とするところは、可撓性光ディスクを用いる各種装置(光ディスク情報記録再生装置、光ディスク・チェンジャ、光ディスク・アクセッサ等)の構造を複雑化することなく、回転時および搬送時における可撓性光ディスクの変形を抑制することができる、可撓性光ディスクの搬送体と、その搬送体を用いる光ディスク搬送装置および光ディスク搬送方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、汎用の光学ドライブを使用して、可撓性光ディスクに対する情報の記録・再生を安定して行うことができる、可撓性光ディスクの搬送体と、その搬送体を用いる光ディスク搬送装置および光ディスク搬送方法を提供することにある。
ここに明記しない本発明の他の目的は、以下の説明及び添付図面から明らかである。
(1) 本発明の第1の観点による可撓性光ディスクの搬送体は、
円板状の回転安定板と、
前記回転安定板の中央部に設置された光ディスク調芯機構と、
前記回転安定板の表面に設置されたスペーサと
を備えていることを特徴とするものである。
本発明の第1の観点による可撓性光ディスクの搬送体は、上述した構成を有しているので、可撓性光ディスクを当該搬送体の表面に載置したものを、従来の剛性を持つ光ディスクと同等に取り扱うことができる。したがって、可撓性光ディスクを当該搬送体の表面に載置した状態で情報記録再生装置である光学ドライブに搬送することで、可撓性光ディスクの搬送に係る光ディスク・チェンジャ、光ディスク・アクセッサ等の各種装置の構造が複雑化するのを回避することができる。
また、前記光学ドライブで、可撓性光ディスクを当該搬送体の表面に載置した状態で回転させ、当該光ディスクに情報を記録・再生するときには、当該光ディスクと前記回転安定板の表面との間に生成される空気流により得られるベルヌーイ効果により、回転時に生じる当該光ディスクの変形(面振れやチルト変動)を抑制することができる。
さらに、可撓性光ディスクを、その中心孔が前記光ディスク調芯機構に係合するように当該搬送体の表面に載置し、前記光ディスク調芯機構と前記光学ドライブ内のスピンドルモータを両者の回転軸が同軸となるように係合することで、前記光ディスク調芯機構の調芯作用により、当該光ディスクの回転軸に対する前記スピンドルモータの回転軸の偏芯を抑制することができる。
しかも、上述した可撓性光ディスクの変形や偏芯の抑制と、可撓性光ディスクへの剛性の付与は、前記光学ドライブとは別体である当該搬送体によって実現することができる。
よって、当該搬送体によれば、可撓性光ディスクを用いる光ディスク情報記録再生装置の構造を煩雑化することがなく、且つ、汎用の光学ドライブによっても可撓性光ディスクに情報を記録・再生することができる。
以上の理由により、本発明の第1の観点による搬送体によれば、可撓性光ディスクを用いる各種装置(光ディスク情報記録再生装置、光ディスク・チェンジャ、光ディスク・アクセッサ等)の構造を複雑化することなく、回転時および搬送時における可撓性光ディスクの変形を抑制することができ、しかも、汎用の光学ドライブを使用して、可撓性光ディスクに対する情報の記録・再生を安定して行うことができる。
(2) 本発明の第1の観点による可撓性光ディスクの搬送体の好ましい例では、前記回転安定板の少なくとも前記光ディスクの情報記録再生領域に対向する領域が、光透過性を有する。
(3) 本発明の第1の観点による可撓性光ディスクの搬送体の他の好ましい例では、前記回転安定板が、遮光性を有する。
(4) 本発明の第1の観点による可撓性光ディスクの搬送体のさらに他の好ましい例では、前記光ディスク調芯機構が、前記光ディスクの中心孔に係合可能なテーパ円筒部を有しており、そのテーパ円筒部の外径が、前記光ディスクの中心孔の直径よりも小さく設定される。
(5) 本発明の第1の観点による可撓性光ディスクの搬送体のさらに他の好ましい例では、前記回転安定板のヤング率と前記回転安定板の回転軸に沿った方向(回転軸方向)の厚みの3乗との積が、3N・mに等しいか、3N・mより大きく設定される。
(6) 本発明の第1の観点による可撓性光ディスクの搬送体のさらに他の好ましい例では、前記光ディスク調芯機構が、高さ調整部をさらに有しており、その高さ調整部の上に前記回転安定板が設置される。
(7) 本発明の第1の観点による可撓性光ディスクの搬送体のさらに他の好ましい例では、前記高さ調整部の高さまたは厚さが、前記高さ調整部と前記回転安定板と前記スペーサと前記光ディスクの厚さの総和が、可撓性を持たない光ディスクの厚さにほぼ等しくなるような値に設定される。
(8) 本発明の第2の観点による光ディスク搬送装置は、
可撓性光ディスクを光ディスク格納器と情報記録再生装置との間で搬送する光ディスク搬送装置であって、
前記光ディスク格納器に収納された可撓性光ディスクを取り出して、本発明の第1の観点による搬送体上に載置する光ディスク載置機構と、
前記光ディスクが載置された前記搬送体を、前記情報記録再生装置に移送する光ディスク移送機構と
を備えたことを特徴とするものである。
本発明の第2の観点による光ディスク搬送装置は、上述したような光ディスク載置機構と光ディスク移送機構とを備えているので、本発明の第1の観点による搬送体を用いた光ディスク搬送装置を簡便な方法で実現することができる。
(9) 本発明の第2の観点による光ディスク搬送装置の好ましい例では、前記情報記録再生装置が、収納状態と排出状態の間で移動可能なローディングトレイを有していて、前記搬送体が前記排出状態にある前記ローディングトレイ上に載置されており、前記光ディスク載置機構が、前記光ディスク格納器から取り出した可撓性光ディスクを前記ローディングトレイ上にある前記搬送体に載置する。
(10) 本発明の第2の観点による光ディスク搬送装置の他の好ましい例では、前記情報記録再生装置が、収納状態と排出状態の間で移動可能なローディングトレイを有していて、前記光ディスク移送機構が、前記排出状態において前記ローディングトレイ上にある前記搬送体に可撓性光ディスクが載置された後、前記ローディングトレイを前記収納状態に移動させる。
(11) 本発明の第2の観点による光ディスク搬送装置のさらに他の好ましい例では、前記光ディスク載置機構が、搬送アームに装着された吸着パッドを備えていて、前記光ディスク格納器から可撓性光ディスクを前記吸着パッドを用いて取り出して前記搬送体に載置する。
(12) 本発明の第2の観点による光ディスク搬送装置のさらに他の好ましい例では、前記光ディスク載置機構が、搬送アームに装着された吸着パッドを備えていて、前記光ディスク格納器から可撓性光ディスクを前記吸着パッドを用いて取り出して前記搬送体に載置するように構成されており、
回転盤上に前記光ディスク格納器が複数個配置されていて、前記回転盤を回転させることによって、前記吸着パッドが前記光ディスク格納器のうちの任意の一つに格納されている光ディスクにアクセスすることができるように構成される。
(13) 本発明の第2の観点による光ディスク搬送装置のさらに他の好ましい例では、前記情報記録再生装置が、前記搬送体に載置された光ディスクに対して、前記搬送体の裏面側から前記搬送体の回転安定板を介してレーザ光を照射する光ヘッドを備える。
(14) 本発明の第2の観点による光ディスク搬送装置のさらに他の好ましい例では、前記情報記録再生装置が、前記搬送体に載置された光ディスクに対して、前記搬送体の表面側から前記搬送体の回転安定板を介さずにレーザ光を照射する光ヘッドを備える。
(15) 本発明の第3の観点による光ディスク搬送方法は、
可撓性光ディスクを光ディスク格納器と情報記録再生装置との間で搬送する光ディスク搬送方法であって、
前記光ディスク格納器に収納された可撓性光ディスクを取り出して、本発明の第1の観点による搬送体に載置する第1ステップと、
前記光ディスクが載置された前記搬送体を、前記情報記録再生装置に移送する第2ステップと
を備えたことを特徴とするものである。
本発明の第3の観点による光ディスク搬送方法は、上述したような第1ステップ(光ディスク載置ステップ)と第2ステップ(光ディスク移送ステップ)とを備えているので、本発明の第1の観点による搬送体を用いた光ディスク搬送装置を簡便な方法で実現することができる。
(16) 本発明の第3の観点による光ディスク搬送方法の好ましい例では、前記情報記録再生装置が、収納状態と排出状態の間で移動可能なローディングトレイを有していて、前記搬送体が前記排出状態にある前記ローディングトレイ上に載置されており、前記第1ステップでは、前記光ディスク格納器から取り出した可撓性光ディスクが前記ローディングトレイ上にある前記搬送体に載置される。
(17) 本発明の第3の観点による光ディスク搬送方法の他の好ましい例では、前記情報記録再生装置が、収納状態と排出状態の間で移動可能なローディングトレイを有していて、前記第1ステップでは、前記排出状態において前記ローディングトレイ上にある前記搬送体に可撓性光ディスクが載置され、前記第2ステップでは、前記ローディングトレイが前記収納状態に移動せしめられる。
(18) 本発明の第3の観点による光ディスク搬送方法のさらに他の好ましい例では、前記第1ステップでは、搬送アームに装着された吸着パッドを用いて、前記光ディスク格納器から可撓性光ディスクが取り出されて前記搬送体に載置される。
(19) 本発明の第3の観点による光ディスク搬送方法のさらに他の好ましい例では、回転盤上に前記光ディスク格納器が複数個配置されていて、前記回転盤を回転させることによって、搬送アームに装着された吸着パッドを用いて、前記光ディスク格納器のうちの任意の一つに格納されている光ディスクにアクセスすることができるように構成される。
(20) 本発明の第3の観点による光ディスク搬送方法のさらに他の好ましい例では、前記情報記録再生装置が、前記搬送体に載置された光ディスクに対して、前記搬送体の裏面側から前記搬送体の回転安定板を介してレーザ光を照射する光ヘッドを備える。
(21) 本発明の第3の観点による光ディスク搬送方法のさらに他の好ましい例では、前記情報記録再生装置が、前記搬送体に載置された光ディスクに対して、前記搬送体の表面側から前記搬送体の回転安定板を介さずにレーザ光を照射する光ヘッドを備える。
本発明の第1の観点による可撓性光ディスクの搬送体では、(a)可撓性光ディスクを用いる各種装置(光ディスク情報記録再生装置、光ディスク・チェンジャ、光ディスク・アクセッサ等)の構造を複雑化することなく、回転時および搬送時における可撓性光ディスクの変形を抑制することができる、(b)汎用の光学ドライブを使用して、可撓性光ディスクに対する情報の記録・再生を安定して行うことができる、という効果が得られる。
本発明の第2の観点による光ディスク搬送装置および本発明の第3の観点による光ディスク搬送方法では、本発明の第1の観点による搬送体を用いた光ディスク搬送装置を簡便な方法で実現することができる、という効果が得られる。
本発明の第1実施形態に係る光ディスク搬送体を斜め上方から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る光ディスク搬送体を斜め下方から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る光ディスク搬送体の上に光ディスクを載置した状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る光ディスク搬送体を用いて光ディスクを、その回転軸の周りに回転させる回転機構を示す分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る光ディスク搬送体と光ディスクとを、クランパでスピンドルモータにクランプした状態を示す部分断面図である。 本発明の第1実施形態に係る光ディスク搬送装置の概略構成を示す斜視図であり、回転盤は「角度0度」に位置決めされた状態にある。 本発明の第1実施形態に係る光ディスク搬送装置の概略構成を示す斜視図であり、回転盤は「角度90度」に位置決めされた状態にある。 本発明の第1実施形態に係る光ディスク搬送装置で用いている光学ドライブのローディングトレイの概略構成を示す、図5と同じ向きからローディングトレイを見た場合の斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る光ディスク搬送装置のVIII−VIII線に沿った断面を、当該断面VIII−VIIIに直交するee方向から見た概略断面図である。 本発明の第1実施形態に係る光ディスク搬送装置に使用された搬送アームの具体的な構成例を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る光ディスク搬送装置の動作を段階的に示す、当該装置のVIII−VIII線に沿った断面を、当該断面VIII−VIIIに直交するee方向から見た概略断面図である。 本発明の第1実施形態に係る光ディスク搬送装置の動作を段階的に示す、当該装置のVIII−VIII線に沿った断面を、当該断面VIII−VIIIに直交するee方向から見た概略断面図であり、図10Aの続きである。 本発明の第1実施形態に係る光ディスク搬送装置の動作を段階的に示す、当該装置のVIII−VIII線に沿った断面を、当該断面VIII−VIIIに直交するee方向から見た概略断面図であり、図10Bの続きである。 本発明の第1実施形態に係る光ディスク搬送装置の動作を段階的に示す、当該装置のVIII−VIII線に沿った断面を当該断面に直交するee方向から見た概略断面図であり、図10Cの続きである。 本発明の第1実施形態に係る光ディスク搬送装置の動作を段階的に示す、当該装置のVIII−VIII線に沿った断面を当該断面に直交するee方向から見た概略断面図であり、図11Aの続きである。 本発明の第1実施形態に係る光ディスク搬送装置の動作を段階的に示す、当該装置のVIII−VIII線に沿った断面を当該断面に直交するee方向から見た概略断面図であり、図11Bの続きである。 本発明の第1実施形態に係る光ディスク搬送装置の動作を示す、当該装置のXII−XII線に沿った断面を当該断面に直交するhh方向から見た概略断面図である。 本発明の第1実施形態に係る光ディスク搬送装置の動作を示す、当該装置のXII−XII線に沿った断面を当該断面に直交するhh方向から見た概略断面図である。 本発明の第2実施形態に係る光ディスク搬送装置に使用された光ドライブの構成を示す、当該装置のXII−XII線に沿った断面を当該断面に直交するhh方向から見た概略断面図である。
符号の説明
1 搬送体
2 回転安定板
3 スペーサ
4 光ディスク調芯機構
5 回転軸
6 貫通穴
7 テーパ円筒部
8 空気流
9 高さ調整部
10 光ディスク
11 スピンドルモータ
12 クランパ
13 スピンドルモータの調芯部
14 クランパの凸部
15 スピンドルモータの凹部
16 クランパに内蔵された磁石
17 スピンドルモータに内蔵された鉄心
18 クランプ領域
19 リム領域
20 情報記録再生領域
21 光学ドライブ
22 ローディングトレイ
22a 円形凹部
22b 貫通穴部
23a、23b 格納器
24 切欠部
25 回転盤
26 回転軸
27 直動ガイド
28 動線
29 ボールネジ
30 スライダ
31 搬送アーム
32 回転軸
33 円形凹部
34 吸着パッド
35 システムコントローラ
36 光ヘッド
37 スレッド機構
38 ベースプレート
39 ローディングトレイガイド
40 軸
41 ローディングモータ
42 ギア機構
43 光学ドライブ
50 クランパの窪み
51 クランパのクランプ部
52 スピンドルモータの鍔部
φd 光ディスクの中心孔の直径
φco 光ディスク調芯機構の外径
φci 光ディスク調芯機構の内径
φmo スピンドルモータの調芯部の外径
φso 回転安定板の外径
ha 回転安定板とスペーサと光ディスクと高さ調整部の総厚
以下、本発明の好適な実施の形態について添付図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態の光ディスク搬送体)
図1A及び図1Bは、本第1実施形態の可撓性を有する光ディスクの搬送体1を示している。図1Aは搬送体1を斜め上方から見た斜視図、図1Bは搬送体1を斜め下方から見た斜視図である。また、図2は、搬送体1の上に可撓性光ディスクを載置した状態を示す斜視図であり、図3は、搬送体1を用いて可撓性光ディスクをその回転軸の周りに回転させる回転機構を示す分解斜視図である。図4は、可撓性光ディスクと搬送体1をクランパでスピンドルモータにクランプした状態を示す部分断面図である。
本第1実施形態の光ディスク搬送体1で搬送される可撓性光ディスク10は、図3に示すように、中心部に透孔(中心孔)を有する円板状(中空円板状)である。光ディスク10は、厚さが0.1mmから0.3mm程度であって、ポリカーボネート等の樹脂を主成分とするものであれば、可撓性を有する。光ディスク10は、その半径方向に、当該光ディスク10のクランプに使用されるクランプ(clamp)領域18と、情報が記録される情報記録再生領域20と、最外周のリム(rim)領域19とに分割されている。光ディスク10の中心孔の直径はφdである。
本第1実施形態の搬送体1は、中心部に透孔(中心孔)を有する円板状(中空円板状)の回転安定板2と、回転安定板2の表面(図1A及び図1Bでは上面)にその中心孔に対して同心状に固定された、中心部に透孔(中心孔)を有する円板状(中空円板状)のスペーサ3と、回転安定板2の中心孔の内部に装着された光ディスク調芯機構4とを備えている。回転安定板2とスペーサ3と光ディスク調芯機構4は、それらの中心が共通の回転軸5にほぼ一致するようにして、一体化されている。
回転安定板2の中心孔の周囲には、複数の貫通穴6が形成されている。これらの貫通穴6は、回転軸5を中心とする一つの同心円(換言すれば、スペーサ3の外周縁)に沿って等間隔に配置されている。回転安定板2の直径は、光ディスク10の直径にほぼ等しい。
スペーサ3は、回転安定板2の中心孔の近傍のみに存在している。スペーサ3は、回転安定板2の表面に載置される光ディスク10の中央部に接触することによって、光ディスク10の中央部を支持する(図4を参照)。こうして、光ディスク10の裏面(図1A及び図1Bでは下面)と回転安定板2の表面との間には、隙間が形成される。この隙間は、光ディスク10の回転時に空気流8を透過させるために利用される。スペーサ3の内端部は、回転安定板2の中心孔の内部に突出していて、光ディスク調芯機構4の外周部に係合している。
光ディスク調芯機構4は、回転安定板2の表面に載置される光ディスク10の中心位置が回転軸5に一致するように自動調整する機構であり、回転安定板2の表面側に山形に突出したテーパ円筒部7を有している。光ディスク調芯機構4の外径φcoは、光ディスク10の中心孔の直径φdより若干小さいので、光ディスク調芯機構4の外周部は、図4に示すように、光ディスク10の中心孔に嵌合するようになっている。
回転安定板2の材質は、搬送体1と一体となって回転する時に形状変化が無視できるものであればよいが、レーザ光を回転安定板2を透過させて光ディスク10に照射して情報を記録または再生する場合には、光学ガラスとすればよい。
スペーサ3と光ディスク調芯機構4の材質は、搬送体1と一体となって回転する時に生じる形状変形が無視できる程度のものであればよいが、加工性とコストの観点からすると、鋼板を用いるのが望ましい。
搬送体1の表面に光ディスク10を載置すると、図2のような状態になる。
本第1実施形態で用いる光ディスク10は、厚さが0.1mmより若干小さいポリカーボネート樹脂製の中空円板を基板(substrate)として用いており、その情報記録再生領域20には、NIL(Nano Imprint Lithography)法でスパイラル状の案内溝が転写してあり、その案内溝の上から相変化記録膜(情報記録膜)を形成してある。光ディスク10には、当該相変化記録膜の上からさらに樹脂製の保護膜を塗布してある。なお、光ディスク10の総厚は、略0.1mmである。また、光ディスク10の外径は、DVDやCD等の従来の光ディスクの外径と同様の120.0±0.3mmの範囲に設定している。
搬送体1に載置した状態で光ディスク10を搬送または回転する際に、光ディスク10を載置した搬送体1を従来のDVDやCD等の光ディスクと同様に取り扱うためには、少なくとも、搬送体1の回転安定板2が、従来のDVDやCD等の光ディスクと同等の剛性を回転軸5の方向に有していればよい。具体的に言えば、一般に、ある物体の回転軸方向の剛性は、そのヤング率と、その回転軸方向の厚さの3乗との積に比例するので、回転安定板2のヤング率とその厚さの3乗との積を、DVDやCD等の光ディスクの主成分であるポリカーボネートのヤング率(=1.8GPa程度)と、DVDやCD等の光ディスクの厚さ(=1.2mm程度)の3乗の積(≒3N・m)に等しいか、それ以上に設定することで、光ディスク10を載置した搬送体1の剛性を従来のDVDやCD等の光ディスクと同等にすることができる。
本第1実施形態の搬送体1に組み込まれた回転安定板2の材質は、一般的な光学ガラスであるソーダガラスとしている。ソーダガラスのヤング率は71GPa程度であるので、回転安定板2の厚さを(71GPa/3N・m)(1/3)=0.29mm以上に設定すると、光ディスク10を載置した搬送体1の剛性を従来のDVDやCD等の光ディスクと同等にすることができる。本第1実施形態で用いる回転安定板2の厚さは、材料入手の容易性の点から0.5mmにしている。
図3および図4に示すように、光ディスク10は、搬送体1の光ディスク調芯機構4とスペーサ3により支持された状態で、回転安定板2の中心孔がスピンドルモータ11の上端部に係止せしめられた後、その上方からクランパ12を押圧して光ディスク10と搬送体1をそれらの上下から挟持することによって、スピンドルモータ11の上端にクランプ(clamp、係止)される。
光ディスク調芯機構4の外径φcoは、光ディスク10の中心孔の径φdより若干小さくしているので、光ディスク10を光ディスク調芯機構4に載置した時、光ディスク10の回転軸は搬送体1の回転軸5に略等しくなる。
本第1実施形態で用いる光ディスク10の中心孔の直径φdは、DVDやCD等の従来の光ディスクの中心孔の直径と同様の15.00mm〜15.15mmの範囲に設定しているので、光ディスク調芯機構4の外径φcoは、14.99mm〜14.96mmの範囲に設定している。
図4は、光ディスク10と搬送体1がクランパ12を用いてスピンドルモータ11にクランプされた状態における、図3のIV−IV線に沿った断面の回転軸5の左側を示す部分断面図である。
図4に示すように、スピンドルモータ11の上端部には、搬送体1の光ディスク調芯機構4のテーパ円筒部7の内側に嵌合する形状(テーパ円柱状)の調芯部13が設けられている。調芯部13の中心部には、クランパ12の中心にある凸部14が嵌合する凹部15が形成されており、その凹部15を囲むように鉄心17が埋設されている。
クランパ12は、その下面を光ディスク10の表面に押し付けてこれを保持するようになっている。クランパ12の下面には、スピンドルモータ11の凹部15と嵌合する凸部14が中心部に形成され、光ディスク10に押し付けられるクランプ部51が外周部に形成され、凸部14とクランプ部51の間には、光ディスク調芯機構4のテーパ円筒部7が係合する窪み50が形成されている。クランパ12の凸部14と上面との間の領域には、磁石16が埋設されている。クランパ12の上面はほぼ平坦である。
図4の状態では、スピンドルモータ11の上端部にある調芯部13が、光ディスク調芯機構4のテーパ円筒部7の内側に嵌合しており、搬送体1と光ディスク10はこうしてスピンドルモータ11にほぼ水平な状態で係止されている。この時、クランパ12の中心部にある凸部14は、スピンドルモータ11の調芯部13の中心にある凹部15に嵌合して位置決め(中心合わせ)されている。クランパ12の外周部にあるクランプ部51は、光ディスク10の表面に当接してこれを下向きに押し付けている。凸部14とクランプ部51の間にある、クランパ12の窪み50は、光ディスク調芯機構4のテーパ円筒部7と係合している。
さらに、クランパ12に埋設された磁石16と、スピンドルモータ11に埋設された鉄心17との間に作用する吸引力により、クランパ12はスピンドルモータ11に向けて押し付けられるので、光ディスク10と搬送体1はスピンドルモータ11の上端部にクランプ(係止)される。
光ディスク調芯機構4の内径φciは、スピンドルモータ11の調芯部13の外径φmoより若干大きくしてあるので、光ディスク10を載置した搬送体1をスピンドルモータ11にクランプした時、光ディスク10(搬送体1)の回転軸5はスピンドルモータ11の回転軸にほぼ等しくなる。このため、光ディスク10に対する情報の記録または再生に際し、光ディスク10は搬送体1と一体となってスピンドルモータ11と共に回転軸5を略同じくして回転する。したがって、スピンドルモータ11にクランプした状態での光ディスク10の偏心が小さく抑えられ、その結果、光ディスク10に対する情報の記録・再生を安定して行うことが可能となる。
本第1実施形態で用いるスピンドルモータ11は、従来のDVD装置やCD装置向けのものを用いている。したがって、光ディスク調芯機構4の内径φciは、CDやDVD等の従来の光ディスクの中心孔の径と同様の15.00mm〜15.15mmの範囲に設定している。
ここでは、光ディスク調芯機構4に高さ調整部9を追加している。高さ調整部9は、中空円板状の部材から形成されており、その中心軸を搬送体1の回転軸5と略等しくして、光ディスク調芯機構4の下端に固着してある。高さ調整部9を形成する中空円板状部材の内径は、光ディスク調芯機構4の内径φciより若干大きく設定されている。当該部材の外径は、スペーサ3の外径とほぼ等しく設定され、その高さ(厚さ)は、光ディスク10を載置した時の総厚ha(高さ調整部9と回転安定板2とスペーサ3と光ディスク10の厚さの和)が、CDやDVD等の従来の光ディスクの厚さである1.2mmにほぼ等しくなるように設定されている。高さ調整部9の光ディスク調芯機構4よりも外側にある部分は、回転安定板2の裏面に固着されている。高さ調整部9の回転安定板2と反対側の面は、スピンドルモータ11の鍔部52に接触している。なお、高さ調整部9の材質は、スペーサ3と同様の理由で、鋼板とするのが望ましい。
高さ調整部9を使用しなくても、本発明の効果は得られる。しかし、総厚haをCDやDVD等の従来の光ディスクの厚さとほぼ等しくすることにより、クランパ12で発生させる光ディスク10に対するクランプ力を、CDやDVD等において従来の光ディスクをクランプする場合のクランプ力に等しくすることができるので、光ディスク10の回転機構をより簡便に実現することができる。
光ディスク10が搬送体1と一体となってスピンドルモータ11により回転せしめられる時、図4に示すように、光ディスク10の内径側に設けた複数の貫通穴6を通って光ディスク10と搬送体1(回転安定板2)の表面の間の隙間に空気が流入し、貫通穴6から光ディスク10の外周に向かう空気流8が生成される。こうして生成される空気流8により生じるベルヌーイ効果により、光ディスク10と搬送体1の間の隙間は、ほぼスペーサ3の厚さに等しい値に保たれるので、光ディスクの面振れが小さく抑えられる。回転安定板2の外径φsoは、光ディスク10の最大外径である120.3mmに設定しているので、光ディスク10の外周端においても、光ディスク10の面振れは小さく抑えられる。
スペーサ3の厚さは、ベルヌーイ効果が得られるものであればよいが、光ディスク10に対して情報の記録・再生を行う際に用いられる一般的な回転数である1000rpm〜12000rpmの範囲においては、0.1mm〜0.3mmの範囲とするのが好ましい。本第1実施形態では、スペーサ3の厚さは0.1mmにしている。
本第1実施形態の可撓性光ディスクの搬送体1は、上述した構成を有しているので、可撓性光ディスク10と回転安定板2の表面との間に空気流8を生成し、ベルヌーイ効果を利用して回転時の光ディスク10の変形(面振れやチルト変動)を抑制することが可能である。
また、可撓性光ディスク10を、その中心孔が光ディスク調芯機構4に係合するように搬送体1(回転安定板2)の表面に載置し、光ディスク調芯機構4とスピンドルモータ11を両者の回転軸が同軸となるように係合することで、光ディスク調芯機構4の調芯作用により、光ディスク10の回転軸に対するスピンドルモータ11の回転軸の偏芯を抑制することができる。
したがって、本第1実施形態の搬送体1によれば、その表面に載置した可撓性光ディスク10の偏芯や回転時の変形を抑制できるので、光ディスク10に対して情報を安定して記録・再生することができる。
そして、可撓性光ディスク10を、搬送体1(回転安定板2)の表面に載置した状態で情報記録再生装置である光学ドライブに搬送するので、搬送体1と光ディスク10を組み合わせたものを従来の剛性を持つ光ディスクと同等に取り扱うことができる。
したがって、本第1実施形態の搬送体1によれば、可撓性光ディスク10の搬送に係る光ディスク・チェンジャ、光ディスク・アクセッサ等の各種装置の構造が複雑化するのを回避することができる。
さらに、上述した光ディスク10の変形や偏芯の抑制と、光ディスク10への剛性の付与は、情報記録再生装置である光学ドライブとは別体である搬送体1によって実現できるので、汎用の光学ドライブによっても可撓性光ディスク10に情報を記録・再生することが可能である。
したがって、本第1実施形態の搬送体1によれば、可撓性光ディスク10を用いる光ディスク情報記録再生装置の構造を煩雑化することがない。
以上の理由により、本発明の第1の観点による搬送体によれば、可撓性光ディスク10を用いる各種装置(光ディスク情報記録再生装置、光ディスク・チェンジャ、光ディスク・アクセッサ等)の構造を複雑化することなく、回転時および搬送時における可撓性光ディスク10の変形を抑制することができ、しかも、汎用の光学ドライブを使用して、可撓性光ディスク10に対する情報の記録・再生を安定して行うことができる。
(第1実施形態の光ディスク搬送装置)
次に、以上の構成を持つ光ディスク搬送体1を使用する、第1実施形態の光ディスク搬送装置について、図5を参照しながら説明する。図5は、この光ディスク搬送装置の概略構成を示す斜視図である。
本第1実施形態の光ディスク搬送装置は、可撓性光ディスク10に対して情報を記録・再生する光学ドライブ21と、必要に応じて水平面内で回転せしめられる円形の回転盤25と、回転盤25の上に載置された第1および第2の光ディスク格納器23aおよび23bと、回転盤25に隣接して設置されていると共に垂直方向に延在している直動ガイド27と、直動ガイド27に支持され且つ直動ガイド27の動線28(これは垂直方向に延在している)に沿って上下方向に移動可能とされた、光ディスク10を搬送するための搬送アーム31とを備えている。直動ガイド27は、回転盤25上に載置された第1光ディスク格納器23aと第2光ディスク格納器23bの間で、あるいは、第1光ディスク格納器23aまたは第2光ディスク格納器23bと光学ドライブ21との間で、可撓性光ディスク10を搬送する。
本第1実施形態の光ディスク搬送装置では、光学ドライブ21と回転盤25と直動ガイド27と搬送アーム31の動作は、システムコントローラ35で統合制御している。システムコントローラ35は、汎用のCPU等で容易に実現することができる。
ここでは、光学ドライブ21として、一般的なDVD装置等の光ディスク装置で採用されているフロントローディング方式のものを用いており、光学ドライブ21のローディングトレイ22の上には、上述した搬送体1が予め載置されている。光学ドライブ21は、図示しない筐体に固定されている。
第1および第2の光ディスク格納器23aおよび23bとしては、それぞれ、側壁の一部に切欠部24を有する上面が開放された円筒状の容器を用いている。光ディスク格納器23aおよび23bには、それぞれ、その高さに応じた枚数の光ディスク10を積載して格納することができる。
第1および第2の光ディスク格納器23aおよび23bは、回転盤25の上に、その切欠部24が回転盤25の回転軸26の放射方向で外側を向くように固定されている。光ディスク格納器23aおよび23bの回転盤25上での位置は、互いに90度ずれている。回転盤25は、図示していない回転型モータと回転位置決め制御回路により、回転軸26(これは回転盤25の中心軸に一致する)の周りに所定の角度で位置決めすることができる。当該回転型モータと回転位置決め回路としては、例えば、当該回転型モータの回転角を検出する回転型エンコーダ付きのDCモータと、当該回転型エンコーダの出力角度をフィードバックするサーボ回路を、それぞれ使用することができる。
図5は、第1光ディスク格納器23aの切欠部24の円周方向の中心が直動ガイド27の動線28とほぼ一致する位置に、回転盤25の角度が位置決めされた時の状態を示している。本第1実施形態では、この状態を、回転盤25が「角度0度」に位置決めされた状態と定義する。図6は、第2光ディスク格納器23bの切欠部24の円周方向の中心が直動ガイド27の動線28とほぼ一致する位置に回転盤25の角度が位置決めされた時の状態を示している。本第1実施形態では、この状態を、回転盤25が「角度90度」に位置決めされた状態と定義する。
回転盤25が「角度0度」に位置決めされた状態では、第1光ディスク格納器23aに格納された可撓性光ディスク10の回転中心と、ローディングトレイ22を光学ドライブ21の筐体外に排出した状態(図5を参照)での搬送体1の回転軸5とが、ほぼ一致する。回転盤25が「角度90度」に位置決めされた状態では、第2光ディスク格納器23bに格納された光ディスク10の回転中心と、ローディングトレイ22を光学ドライブ21の筐体外に排出した状態での搬送体1の回転軸5とが、ほぼ一致する。
搬送アーム31は、回転盤25が「角度0度」または「角度90度」に位置決めされた状態において、切欠部24を通って第1光ディスク格納器23aまたは第2光ディスク格納器23bの内部に積み重ねられた可撓性光ディスク10にそれぞれ接近(access)することができる。
図7は、本第1実施形態で用いているローディングトレイ22の概略構成を示す、図5と同じ向きからローディングトレイ22を見た場合の斜視図である。
ローディングトレイ22には、搬送体1より若干内径の大きな円形凹部22aが形成されており、その円形凹部22aの外周縁には、搬送体1が嵌合しやすいようにテーパが形成されている。搬送体1は、円形凹部22aにより、ローディングトレイ22上の所定の位置に位置決めされることができる。ローディングトレイ22には、円形凹部22aと重なるように貫通穴部22bが設けられており、ローディングトレイ22上にある搬送体1の裏面は、貫通穴部22bを介して下方に露出している。
図8は、図5に示した本第1実施形態の光ディスク搬送装置のVIII−VIII線に沿った断面を、当該断面VIII−VIIIに直交するee方向から見た概略断面図である。
直動ガイド(Linear Motion Rolling Guide)27は、図8に示すように、垂直方向に延在する回転軸32を中心として回転するボールネジ29と、このボールネジ29を回転させる回転型モータ(図示せず)と、このボールネジ29の回転角に応じて直動ガイド27の動線28に沿って上下にスライド(直線移動)するスライダ30と、動線28に沿ったスライダ30の位置に応じて位置情報を出力する直線型エンコーダ(図示せず)と、この直線型エンコーダが出力する位置情報に基づいてボールネジ29の回転角を制御するサーボ回路(図示せず)とを備えている。スライダ30の先端部には、搬送アーム31が装着されている。直動ガイド27を制御することにより、動線28に沿った所望の位置に搬送アーム31を位置決めすることができる。
図9は、搬送アーム31の具体的な構成例を示す斜視図である。
図9に示すように、搬送アーム31の先端には、光ディスク10の中心孔を避けて、光ディスク10の搬送アーム31に対向する面を吸着する一組の吸着パッド34が装着されている。吸着パッド34の数は、ここでは3個とされている。
各吸着パッド34は、ゴム等からなる吸盤状の部材であり、図示しない真空ポンプに耐圧チューブ等を介して接続されている。したがって、光ディスク10は、当該真空ポンプのオン・オフ操作等による真空引きと大気圧開放の切り替えによって、搬送アーム31に保持され、または搬送アーム31から解放される。
次に、本第1実施形態の光ディスク搬送装置の、第1光ディスク格納器23aまたは第2光ディスク格納器23bから光学ドライブ21まで可撓性光ディスク10を搬送する動作(これは光ディスク搬送方法に相当する)について、図10A〜図10Cと図11A〜図11Cを参照しながら説明する。ここでは、第1光ディスク格納器23aに積み重ねられた光ディスク10の最上位から数えて5枚目の光ディスク10を、光学ドライブ21に搬送する場合を例にして説明する。
図10A〜図10Cと図11A〜図11Cは、図8と同様に、本第1実施形態の光ディスク搬送装置(図5を参照)のVIII−VIII線に沿った断面を、当該断面に直交するee方向から見た概略断面図である。
光ディスク10の搬送に際し、システムコントローラ35は、最初に、図10Aに示すように、ローディングトレイ22を光学ドライブ21の内部に収納し、回転盤25を「角度0度」の位置(図5を参照)に位置決めする。
次いで、スライダ30を移動させて、第1光ディスク格納器23aの最上位にある可撓性光ディスク10に吸着パッド34が接する位置まで、搬送アーム31を下降させてから、第1光ディスク格納器23aの最上位にある光ディスク10を吸着パッド34で真空吸着する。この時、吸着パッド34が最上位にある光ディスク10に接する位置は、吸着パッド34までの空気の流路に設けられた、吸着パッド34の吸い込み圧を検出する圧力センサ(図示せず)で検出する。
すなわち、吸着パッド34から空気を吸い込みながら搬送アーム31を下降させた場合、吸着パッド34が最上位の光ディスク10に接触すると、前記圧力センサの検出した吸着パッドの吸い込み圧が、ほぼ0の値から急激に上昇する。そこで、この時の圧力が所定の基準値を越えるタイミングを検出することにより、吸着パッド34がこの光ディスク10に接触する位置を検出することができる。ただし、吸着パッド34がこの光ディスク10に接する位置の検出は、例えば、搬送アーム31の光ディスク10と対向する面に設置された、LED(発光ダイオード)を用いた近接センサを使用する等、他の方法を用いて行ってもよい。
次に、システムコントローラ35の制御により、図10Bに示すように、吸着パッド34を用いて真空吸着した光ディスク10を搬送アーム31で垂直方向に持ち上げ、吸着パッド34の下面が第1光ディスク格納器23aの上端より高い位置まで移動してから、回転盤25を回転させ、回転盤25を「角度90度」の状態(図6を参照)に位置決めする。
続いて、システムコントローラ35の制御により、図10Cに示すように、吸着パッド34の下面が第2光ディスク格納器23bの上端にほぼ等しい高さとなるまで、搬送アーム31を下降させ、その位置で吸着パッド34を大気圧に開放する。その結果、光ディスク10は、吸着パッド34から解放されて落下し、第2光ディスク格納器23bに格納される。その後、再度、回転盤25を回転させ、回転盤25を「角度0度」の状態に戻す。
図10Aから図10Cまでの一連の動作により、図10Aで第1光ディスク格納器23aの最上位にあった光ディスク10が、第2光ディスク格納器23bの最上位に移動する。この一連の動作を4回繰り返すと、光学ドライブ21に搬送したい所望の光ディスク10(第1光ディスク格納器23aに積み重ねられた光ディスク10の最上位から数えて5枚目の光ディスク10)が、第1光ディスク格納器23aの最上位に現れる。
そこで、システムコントローラ35の制御により、図11Aに示すように、光学ドライブ21に搬送したい光ディスク10(これは「角度0度」の状態にある回転盤25上の第1光ディスク格納器23aの最上位にある)を吸着パッド34を用いて真空吸着してから、搬送アーム31で垂直方向に持ち上げ、光学ドライブ21より上方にある所定の位置まで搬送する。その後、光学ドライブ21のローディングトレイ22を移動させてその筐体外に排出する。この時、図5に示すようにローディングトレイ22は、スライダ30の動線28の正面に位置する。
次いで、システムコントローラ35の制御により、図11Bに示すように、吸着パッド34の下面が、ローディングトレイ22上に載置されている搬送体1の光ディスク調芯機構4の上端にほぼ等しくなる位置まで、搬送アーム31を下降させてから、その位置で吸着パッド34を大気圧に開放する。その結果、光ディスク10は吸着パッド34から解放され、搬送体1の光ディスク調芯機構4の上に載置される。
この光ディスク搬送装置では、回転盤25を「角度0度」の状態(図5を参照)に位置決めした時、第1光ディスク格納器23aに格納された光ディスク10の回転中心と、排出されたローディングトレイ22上にある搬送体1の回転軸5とが、ほぼ一致するようになっているので、吸着パッド34から解放された光ディスク10は、搬送体1の光ディスク調芯機構4の上に確実に載置される。
その後、システムコントローラ35の制御により、図11Cに示すように、搬送アーム31を光学ドライブ21の上方の所定位置まで移動する。
以上説明したように、本第1実施形態の光ディスク搬送装置では、上述した図10A〜図10Cと図11A〜図11Cに示した一連の動作を通じて、第1光ディスク格納器23aに格納された所望の光ディスク10を取り出して、光学ドライブ21のローディングトレイ22上にある搬送体1上に載置するものである。そして、第1光ディスク格納器23aに格納された所望の光ディスク10を搬送体1まで搬送して載置する機構を、直動ガイド27によって駆動(すなわち上下移動)される搬送アーム31に装着された吸着パッド34を用いて実現している。
次に、本第1実施形態の光ディスク搬送装置の、光ディスク搬送体1に載置された光ディスク10を光学ドライブ21の内部へ搬送する動作を、図12Aと図12Bを参照しながら説明する。図12Aと図12Bは、図5に示した本第1実施形態の光ディスク搬送装置のXII−XII線に沿った断面を、当該断面に直交するhh方向から見た概略断面図である。図12Aの状態は、光学ドライブ21のローディングトレイ22(これは排出状態にある)上に載置された搬送体1上に、所望の光ディスク10が載置された状態(図11Cを参照)に対応する。
本第1実施形態の光ディスク搬送装置で使用されている光学ドライブ21は、従来のDVD装置等で一般的に用いられている構成を持つ。
すなわち、この光学ドライブ21は、光ディスク10を回転駆動するスピンドルモータ11と、光ディスク10を載置した搬送体1をスピンドルモータ11の上端部にクランプするためのクランパ12と、レーザ光を用いて光ディスク10に対して情報の記録・再生を行う光ヘッド36と、光ヘッド36を光ディスク10の半径方向に変位させるスレッド機構37と、スピンドルモータ11とスレッド機構37が固定されるベースプレート38と、ローディングトレイ22の水平方向の移動を案内するローディングトレイガイド39と、ローディングトレイ22をローディングトレイガイド39に沿って移動させるローディングモータ41およびギア機構42と、ローディングトレイ22の位置に応じてベースプレート38を軸40の周りに回転させて、ベースプレート38を図12Aの位置または図12Bの位置に移動させるリンク機構(図示せず)とを備えている。
クランパ12は、ローディングトレイ22の収納状態において、スピンドルモータ11の回転軸の周りに回転自在となるように、光学ドライブ21の筐体の内部上面に吊持(hang)されている。軸40は、ベースプレート38の一端(図12Aでは右端)に設けられている。スピンドルモータ11は、ベースプレート38の他端(図12Aでは左端)に固定されている。光ヘッド36は、ベースプレート38上を移動可能に取り付けられている。
ベースプレート38を回転させるためのリンク機構は、図12Aに示すローディングトレイ22の排出状態では、ローディングトレイガイド39(これは水平方向に延在している)の下方において、スピンドルモータ11が図12Aに示した位置に来るように構成されている。この位置では、ベースプレート38はローディングトレイガイド39から所定角度だけ傾斜しており、その結果、ベースプレート38上に固定されているスピンドルモータ11は、クランパ12から離れている。他方、図12Bに示すローディングトレイ22の収納状態では、スピンドルモータ11が、図12Bに示した位置に来るように構成されている。この位置では、ベースプレート38はローディングトレイガイド39と平行になり、その結果、ベースプレート38上に固定されているスピンドルモータ11は、図4に示した状態でクランパ12に接触する。
まず、排出状態にあるローディングトレイ22上に載置された搬送体1上に、所望の光ディスク10が載置された状態(図12Aと図11Cを参照)において、システムコントローラ35の制御に基づいてローディングモータ41とギア機構42を駆動することにより、ローディングトレイガイド39に沿ってローディングトレイ22を移動させ、図12Bに示すように、光学ドライブ21の筐体の内部にローディングトレイ22を収納する。この収納状態では、ローディングトレイ22の全体が筐体内に取り込まれている。
ローディングトレイ22の収納状態への移動に伴い、前記リンク機構によって、ベースプレート38が軸40を中心として上向きに徐々に回転せしめられ、それによって、ベースプレート38上にあるスピンドルモータ11がクランパ12に徐々に近接する。そして、図12Bに示したように、ローディングトレイ22がその収納状態に達すると、ベースプレート38の所定角度の回転が完了する。その際に、スピンドルモータ11は、ローディングトレイ22の貫通穴部22bを通してクランパ12に向かって移動し、ローディングトレイ22の収納状態(ベースプレート38の回転が完了した状態)では、スピンドルモータ11の上端部がクランパ12に接触する。
ローディングトレイ22の収納状態では、図12Bから理解されるように、スピンドルモータ11の上端部が、ローディングトレイ22の貫通穴部22bを通してローディングトレイ22の上方に突出するので、ローディングトレイ22の上に載置されている搬送体1は、搬送体1上に載置されている光ディスク10と共に、ローディングトレイ22から少し押し上げられ、光学ドライブ21の筐体の内部上面に吊持されたクランパ12に押し付けられる。その結果、搬送体1と光ディスク10は、図4に示した状態でスピンドルモータ11にクランプされる。この状態でスピンドルモータ11を所定速度で回転させれば、搬送体1と光ディスク10はスピンドルモータ11と共に回転駆動されるので、光ヘッド36からレーザ光を射出し、ローディングトレイ22の貫通穴部22bと搬送体1の回転安定板2を介して光ディスク10の裏面に当該レーザ光を照射し、光ディスク10からの反射光を光ヘッド36で受光すると、光ディスク10に対する情報の記録・再生が可能となる。この情報の記録・再生は、安定して行える。
光学ドライブ21の内部にある光ディスク10を、第1光ディスク格納器23aまで搬送する際には、上述した図12Aから図12Bまでに示した動作を逆順で実行し、さらに、図10Aから図10Cと図11Aから図11Cまでに示した動作を逆順で実行すればよい。
上述したように、本第1実施形態の光ディスク搬送装置では、図12Aから図12Bまでの動作により、所望の光ディスク10を載置した搬送体1を、その受領位置から、情報記録再生装置である光学ドライブ21の内部の記録・再生位置(すなわち、光ディスク10を回転させて当該光ディスク10に情報を記録し、あるいは当該光ディスク10から情報を再生する位置)まで搬送する。そして、この搬送機構を、ローディングトレイ22を光学ドライブ21の筐体に対して収納または排出するローディングモータ41およびギア機構42を用いて実現している。
したがって、本第1実施形態の光ディスク搬送装置(光ディスク搬送方法)を用いれば、可撓性を有する光ディスク10に対して安定に情報を記録・再生する情報記録再生装置に光ディスク10を搬送する装置を、簡便な構造で実現することができる。
(第2実施形態)
図13は、本発明の第2実施形態の光ディスク搬送装置のXII−XII線に沿った断面を、当該断面に直交するhh方向から見た概略断面図である(図5を参照)。
本発明は、図12Aおよび図12Bで示した光学ドライブ21に限定されない。例えば、図13に示した光学ドライブ43を使用することができる。
本第2実施形態の光ディスク搬送装置は、図12Aおよび図12Bの光学ドライブ21に代えて、図13の光学ドライブ43を使用している以外は、上記第1実施形態の光ディスク搬送装置と同じ構成である。
光学ドライブ43は、光学ドライブ21とは異なり、光ヘッド36とスレッド機構37が、ベースプレート38上に固定されたスピンドルモータ11に対向して、筐体の内部に配置されている。スレッド機構37は、光学ドライブ21の筐体の内部上面に固定されており、スレッド機構37の一端(図13では左端)は、同筐体の内部上面に吊持されているクランパ12に近接している。光ヘッド36は、スレッド機構37により、光ディスク10の半径方向に変位することが可能である。ベースプレート38には、スピンドルモータ11のみが設けられている。光ヘッド36がローディングトレイガイド39の上方にあるので、光ヘッド36から射出されるレーザ光は、ローディングトレイ22上の搬送体1上に載置されている光ディスク10に対して、その表面(上面)側から照射される。
本第2実施形態の光ディスク搬送装置では、光ヘッド36から射出されるレーザ光は、搬送体1の回転安定板2を透過せずに光ディスク10に照射されるので、回転安定板2の材質を光学ガラスとする必要がなく、したがって、より安価な鋼板等を使用して作製することができる。鋼板のヤング率は、一般に201〜216GPa程度であり、光学ガラスのそれより大きいので、鋼板を用いる場合には、回転安定板2の厚さを光学ガラスを用いる場合より薄くしてもよい。
(その他の実施形態)
上述した第1および第2の実施形態は、本発明の好適な例を示すものである。したがって、本発明はこれら実施形態に限定されず、種々の変形が可能なことは言うまでもない。
例えば、上記第1〜第2の実施形態では、回転安定板2とスペーサ3と光ディスク調芯機構4を別の部品として搬送体1を製作しており、加工性とコストの観点から有利であり望ましい。しかし、必ずしもこれらを別の部品としなくても、本発明の効果は得られる。すなわち、ガラス板や鋼板の切削加工等により、回転安定板2とスペーサ3と光ディスク調芯機構4を一体に製作して、搬送体1としてもよい。
この出願は、2008年3月18日に出願された日本出願特願2008−070453を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明は、可撓性光ディスクをその剛性の低さを補償しつつ搬送できる搬送体と、光ディスク情報記録再生装置、光ディスク・チェンジャ、光ディスク・アクセッサ等の、可撓性光ディスクを用いる各種装置に可撓性光ディスクを搬送する、光ディスク搬送装置および光ディスク搬送方法に適用できる。
搬送中の可撓性光ディスクの変形を抑えるための方策としては、従来、例えば特許文献3(特開2006−268900号公報)に開示されているように、光ディスクをハーフカートリッジに載置して搬送する方法や、特許文献4(特開2004−145995号公報)に開示されているように、光ディスクをローラで挟んで搬送する方法、あるいは、特許文献5(特開2007−293965号公報)に開示されているように、光ディスクをシート状の基材とシート状のカバーの間に挟んで搬送する方法が提案されている。しかし、これらの方法はいずれも、搬送装置だけでなく情報記録再生装置の構造の複雑化を伴うといった難点を有しているため、より簡便な搬送方法が望まれていた。
特開昭62−212935号公報 特開2007−12204号公報 特開2006−268900号公報 特開2004−145995号公報 特開2007−293965号公報

Claims (21)

  1. 可撓性を有する光ディスクの搬送体であって、
    円板状の回転安定板と、
    前記回転安定板の中央部に設置された光ディスク調芯機構と、
    前記回転安定板の表面に設置されたスペーサと
    を備えていることを特徴とする可撓性光ディスクの搬送体。
  2. 前記回転安定板の少なくとも前記光ディスクの情報記録再生領域に対向する領域が、光透過性を有している請求項1に記載の可撓性光ディスクの搬送体。
  3. 前記回転安定板が、遮光性を有している請求項1に記載の可撓性光ディスクの搬送体。
  4. 前記光ディスク調芯機構が、前記光ディスクの中心孔に係合可能なテーパ円筒部を有しており、そのテーパ円筒部の外径が、前記光ディスクの中心孔の直径よりも小さく設定されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の可撓性光ディスクの搬送体。
  5. 前記回転安定板のヤング率と前記回転安定板の回転軸に沿った方向(回転軸方向)の厚みの3乗との積が、3N・mに等しいか、3N・mより大きく設定されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の可撓性光ディスクの搬送体。
  6. 前記光ディスク調芯機構が、高さ調整部をさらに有しており、その高さ調整部の上に前記回転安定板が設置されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の可撓性光ディスクの搬送体。
  7. 前記高さ調整部の高さまたは厚さが、前記高さ調整部と前記回転安定板と前記スペーサと前記光ディスクの厚さの総和が、可撓性を持たない光ディスクの厚さにほぼ等しくなるような値に設定されている請求項6に記載の可撓性光ディスクの搬送体。
  8. 可撓性光ディスクを光ディスク格納器と情報記録再生装置との間で搬送する光ディスク搬送装置であって、
    前記光ディスク格納器に収納された可撓性光ディスクを取り出して、請求項1〜7のいずれか1項に記載の搬送体上に載置する光ディスク載置機構と、
    前記光ディスクが載置された前記搬送体を、前記情報記録再生装置に移送する光ディスク移送機構と
    を備えたことを特徴とする光ディスク搬送装置。
  9. 前記情報記録再生装置が、収納状態と排出状態の間で移動可能なローディングトレイを有していて、前記搬送体が前記排出状態にある前記ローディングトレイ上に載置されており、前記光ディスク載置機構が、前記光ディスク格納器から取り出した可撓性光ディスクを前記ローディングトレイ上にある前記搬送体に載置する請求項8に記載の光ディスク搬送装置。
  10. 前記情報記録再生装置が、収納状態と排出状態の間で移動可能なローディングトレイを有していて、前記光ディスク移送機構が、前記排出状態において前記ローディングトレイ上にある前記搬送体に可撓性光ディスクが載置された後、前記ローディングトレイを前記収納状態に移動させる請求項8に記載の光ディスク搬送装置。
  11. 前記光ディスク載置機構が、搬送アームに装着された吸着パッドを備えていて、前記光ディスク格納器から可撓性光ディスクを前記吸着パッドを用いて取り出して前記搬送体に載置する請求項8〜10のいずれか1項に記載の光ディスク搬送装置。
  12. 前記光ディスク載置機構が、搬送アームに装着された吸着パッドを備えていて、前記光ディスク格納器から可撓性光ディスクを前記吸着パッドを用いて取り出して前記搬送体に載置するように構成されており、
    回転盤上に前記光ディスク格納器が複数個配置されていて、前記回転盤を回転させることによって、前記吸着パッドが前記光ディスク格納器のうちの任意の一つに格納されている光ディスクにアクセスすることができるように構成されている請求項8〜10のいずれか1項に記載の光ディスク搬送装置。
  13. 前記情報記録再生装置が、前記搬送体に載置された光ディスクに対して、前記搬送体の裏面側から前記搬送体の回転安定板を介してレーザ光を照射する光ヘッドを備えている請求項8〜12のいずれか1項に記載の光ディスク搬送装置。
  14. 前記情報記録再生装置が、前記搬送体に載置された光ディスクに対して、前記搬送体の表面側から前記搬送体の回転安定板を介さずにレーザ光を照射する光ヘッドを備えている請求項8〜12のいずれか1項に記載の光ディスク搬送装置。
  15. 可撓性光ディスクを光ディスク格納器と情報記録再生装置との間で搬送する光ディスク搬送方法であって、
    前記光ディスク格納器に収納された可撓性光ディスクを取り出して、請求項1〜7のいずれか1項に記載の搬送体に載置する第1ステップと、
    前記光ディスクが載置された前記搬送体を、前記情報記録再生装置に移送する第2ステップと
    を備えたことを特徴とする光ディスク搬送方法。
  16. 前記情報記録再生装置が、収納状態と排出状態の間で移動可能なローディングトレイを有していて、前記搬送体が前記排出状態にある前記ローディングトレイ上に載置されており、前記第1ステップでは、前記光ディスク格納器から取り出した可撓性光ディスクが前記ローディングトレイ上にある前記搬送体に載置される請求項15に記載の光ディスク搬送方法。
  17. 前記情報記録再生装置が、収納状態と排出状態の間で移動可能なローディングトレイを有していて、前記第1ステップでは、前記排出状態において前記ローディングトレイ上にある前記搬送体に可撓性光ディスクが載置され、前記第2ステップでは、前記ローディングトレイが前記収納状態に移動せしめられる請求項15に記載の光ディスク搬送方法。
  18. 前記第1ステップでは、搬送アームに装着された吸着パッドを用いて、前記光ディスク格納器から可撓性光ディスクが取り出されて前記搬送体に載置される請求項15〜17のいずれか1項に記載の光ディスク搬送方法。
  19. 回転盤上に前記光ディスク格納器が複数個配置されていて、前記回転盤を回転させることによって、搬送アームに装着された吸着パッドを用いて、前記光ディスク格納器のうちの任意の一つに格納されている光ディスクにアクセスすることができる請求項15〜17のいずれか1項に記載の光ディスク搬送方法。
  20. 前記情報記録再生装置が、前記搬送体に載置された光ディスクに対して、前記搬送体の裏面側から前記搬送体の回転安定板を介してレーザ光を照射する光ヘッドを備えている請求項15〜19のいずれか1項に記載の光ディスク搬送方法。
  21. 前記情報記録再生装置が、前記搬送体に載置された光ディスクに対して、前記搬送体の表面側から前記搬送体の回転安定板を介さずにレーザ光を照射する光ヘッドを備えている請求項15〜19のいずれか1項に記載の光ディスク搬送方法。
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