JP2001312849A - 光ディスク駆動装置 - Google Patents

光ディスク駆動装置

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JP2001312849A
JP2001312849A JP2000127447A JP2000127447A JP2001312849A JP 2001312849 A JP2001312849 A JP 2001312849A JP 2000127447 A JP2000127447 A JP 2000127447A JP 2000127447 A JP2000127447 A JP 2000127447A JP 2001312849 A JP2001312849 A JP 2001312849A
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Japan
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clamper
turntable
disk
optical disk
magnet
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JP2000127447A
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English (en)
Inventor
Yosuke Noda
陽介 野田
Yuji Ariyoshi
祐二 有吉
Kiyoshi Ishioka
清 石岡
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 反りのあるディスクの全面を押圧するクラン
パが、ディスク搬出時等待避してディスクの載置トレイ
の動きを阻害させない事を目的とする。 【解決手段】 ターンテーブル1上に載置されたディス
ク0を押圧するクランパ2が、ターンテーブル1が下降
(D方向)すると共に、磁力あるいはバネ応力によりタ
ーンテーブル1と離間する方向(U方向)に動作し待避
することで、ターンテーブル1からディスク0を受け取
ったトレイ3がE方向に移動でき、ディスク0を排出で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本発明は、情報を
記録あるいは再生するために、光ディスクや光磁気ディ
スクを保持し回転させ、光ビームを照射する光ディスク
駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、CD、DVD等のディスクが情報記憶
媒体として注目され、高密度大容量のものが開発される
と共に、その生産コストの低廉さから、世界各国で生産
されようとしている。このようなディスクを回転して情
報を記憶あるいは再生する光ディスク装置は種々提案さ
れている。
【0003】以下に従来の光ディスク装置について説明
する。
【0004】図9は従来の光ディスク駆動装置の構成概
略図を示すものである。周知のように、図9において、
ディスク0はその中央近傍部0aをターンテーブル10
1上に載置され、かつターンテーブル101と同程度の
径のクランパ102によって挟まれることで固定され
る。この場合、ターンテーブル101とクランパ102
によって挟んで固定する、主要な方法として、以下の方
法がある。
【0005】一つは、いわゆるポータブルCD機のよう
にクランパ102がポータブル機筐体のディスク蓋に回
転自在に構成され、ディスク蓋の閉蓋によってクランパ
102が移動しターンテーブル101に押圧してディス
クを固定するものである。
【0006】もう一つは、いわゆるトレイ方式の据置機
によくある形態で、トレイによってターンテーブル10
1上に移動されたディスク0を、ターンテーブル101
が移動してトレイから持ち上げ、回転自在なクランパ1
02に押しつけディスク0を固定するものである。
【0007】あとひとつは、カーステレオ等のCDプレ
ーヤによく使われているような、いわゆるスロットイン
方式のもので、周知のように使用者によってスロット
(幅の狭い溝穴)に挿入されたディスクをゴム状ローラ
等でターンテーブル101上に移動させた後、ターンテ
ーブル101あるいは回転自在なクランパ102が移動
してディスク0を狭持するものである。
【0008】この場合、周知のように、ディスクの芯出
しの手段として、ターンテーブル101のディスク載置
面にテーパ部(図示せず)が設けられており、これによ
ってディスク0の内周端部を芯出しして狭持される。
【0009】ここで、狭持する手段としてマグネットの
磁力を用いたものが主要となっている。クランパ、また
はターンテーブルいずれかにマグネットを載置し、もう
片方に板金を載置する。マグネットによる磁力により相
互に狭持する力が掛かり固定される。言うまでもないが
両方をマグネットにしても成立する。ただし、この場合
はコスト高になる為、通常は片方を板金にしている。
【0010】さて、上述のようにディスク0をターンテ
ーブル101とクランパ102で狭持した光ディスク駆
動装置は、ターンテーブル101の回転によって、ディ
スク0も回転させ、かつディスク0の径方向(図示矢印
R方向)に移動するピックアップ111から光ビームL
を照射する。このように照射された光ビームLによって
ディスク0に情報が記録され、あるいはディスク0から
の反射によってディスク0に記録された情報が再生され
る。
【0011】この際、情報を高密度に記録しあるいは再
生するためにはディスク0上に精度良く光ビームを照射
させ、かつ反射した光ビームを精度良く受光しなければ
ならないので、ディスクの面(より詳細に述べるとディ
スク内面の情報面)に光ビームの焦点を合わせる光ビー
ムのフォーカス制御と共に、ディスクの面と光ビームと
の角度は厳しく規制しなければならない。
【0012】そのため、図10の概略側面図に示すよう
に、反り、返り、撓みが生じたディスクに対しても記録
・再生が行えるように、従来の光ディスク駆動装置は、
上述したフォーカス制御を施すと共に、ディスクの面と
光ビームとの角度を規制値内にするために、光ビームを
照射するピックアップ111を図示の矢印Cの様に傾け
る、いわゆるチルト制御を行っているものもある。
【0013】また、従来の光ディスク装置は、通常、ユ
ーザーの操作によりディスクトレイ(以下トレイと略
す)上に光ディスクを装着後、このトレイごと光ディス
クを移動し装置の内部に引き込む。この際ターンテーブ
ルの径と同程度の径のクランパはターンテーブルの上部
に跨いで固定されたクランプ板によって支持され、その
自重によって垂下しているので、トレイはその移動中こ
のクランパを避けるよう設計されていた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このような光ディスク
駆動装置においては、ディスクのトラック上に正確に光
ビームを照射させかつトラックに追従させるため光ビー
ムを照射するピックアップは、ディスクの径方向に精度
良く移動させる機構と共に、ピックアップをディスクの
反りに追従させて傾けるチルト機構をも備えねばなら
ず、従来の光ディスク装置では機構が複雑になりさまざ
まな問題点を有していた。また、上記従来の光ディスク
装置にディスク外周部を押圧する大クランパを載置する
と、大クランパによってトレイの運動を妨げるという問
題点を有していた。
【0015】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、チルト機構を備えずとも、反りのあるディスクに
対しても、精度良く記憶再生でき、かつトレイの運動を
妨げないようクランパの移送手段を設けた光ディスク駆
動装置を提供することを目的としてなされたものであ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明における請求項1
記載の光ディスク駆動装置は、クランパは、光ディスク
の内縁近傍をターンテーブルと共に狭持する中央クラン
パと、光ディスクの外周近傍と当接する大クランパとを
備え、ターンテーブルとクランパが狭持するとき以外に
は、ターンテーブル上面に対して、相対向する方向にク
ランパを移送させるクランパ移送手段を備える構成を有
している。
【0017】特に、片側をクランパと当接しもう片側を
クランパと同心位置に載置されたスプリングホルダーに
当接するバネ部材と、クランパを貫通しクランパとバネ
部材を介してスプリングホルダーに固定されるスプリン
グフックと、スプリングフックを支持するクランプ板と
を備え、ターンテーブルと前記クランパが狭持するとき
以外にはスプリングフックがクランプ板によって支持さ
れ、クランパとスプリングホルダーに介されたバネ部材
によってクランパを移送するよう構成されたものであ
る。
【0018】また、第1マグネットが載置されたクラン
パと、クランパのターンテーブルとは相対向する方向に
設置されたクランプ板と、クランプ板に載置された第2
マグネットとを備え、ターンテーブルとクランパが狭持
するとき以外には第1マグネットと第2マグネットの磁
力で相互に引合うことによりクランパを移送するよう構
成されたものである。
【0019】この構成により、チルト機構を備えずと
も、反りのあるディスクに対しても、精度良く記憶再生
でき、かつトレイの運動を妨げないようクランパの移送
手段を設けた光ディスク駆動装置を得ることが出来る。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、スピンドルモータの回転軸に固定したターンテーブ
ルと同心位置に載置された光ディスクを回転自在に支持
されたクランパにて光ディスクを狭持する光ディスク駆
動装置であって、クランパは、光ディスクの内縁近傍を
ターンテーブルと共に狭持する中央クランパと、光ディ
スクの外周近傍と当接する大クランパとを備え、ターン
テーブルとクランパが狭持するとき以外には、ターンテ
ーブル上面に対して、相対向する方向にクランパを移送
させるクランパ移送手段を備えたことを特徴とする光デ
ィスク駆動装置としたものである。
【0021】これによりクランパ側に反った円盤状記録
媒体を情報の記録されていない外周近傍を当接し押圧す
ることにより、その反りを矯正し、ディスクの情報記録
面と情報を記録再生するため照射される光ビームとの角
度を一定値内に押さえ込み、複雑なチルト機構などを備
えずとも情報を正確に読みとり精度良く記録再生できる
という作用を有する。
【0022】また、この光ディスク駆動装置は大クラン
パを備えることによるトレイ運動を妨げないよう、大ク
ランパを移送するという作用を有する。
【0023】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
光ディスク駆動装置において、ターンテーブルと同心位
置に支持されたクランパと、片側をクランパと当接しも
う片側をクランパと同心位置に載置されたスプリングホ
ルダーに当接するバネ部材と、クランパを貫通しクラン
パとバネ部材を介してスプリングホルダーに固定される
スプリングフックと、スプリングフックを支持するクラ
ンプ板とを備え、ターンテーブルとクランパが狭持する
とき以外にはスプリングフックがクランプ板によって支
持され、クランパとスプリングホルダーに介されたバネ
部材によってクランパを移送させることを特徴としたも
のである。
【0024】これにより、ターンテーブルとクランパが
狭持するとき以外にはスプリングフックがクランプ板に
よって支持され、同時にスプリングフックに固定されて
いるスプリングホルダーも支持される。支持されたスプ
リングホルダーとクランパに介されたバネ部材によって
クランパを移送させるという作用を有する。
【0025】請求項3に記載の発明は、請求項1記載の
光ディスク駆動装置において、第1マグネットが載置さ
れたクランパと、クランパのターンテーブルとは相対向
する方向に設置されたクランプ板と、クランプ板に載置
された第2マグネットとを備え、ターンテーブルとクラ
ンパが狭持するとき以外には第1マグネットと第2マグ
ネットの磁力で相互に引合うことによりクランパを移送
させることを特徴としたものである。
【0026】これにより、ターンテーブルとクランパが
狭持するとき以外には第1マグネットと第2マグネット
の磁力で相互に引合うことによりクランパを移送させる
という作用を有する。
【0027】以下、発明の実施の形態について、図1〜
図10を用いて説明する。
【0028】(実施の形態1)図1は本発明の光ディス
ク駆動装置、実施の形態1の構成概略を示すもので、同
図(a)はクランパ(後述)の構成斜視図で、(b)は
部分断面側面図である。図1において、2はクランパ
で、ディスク0の内縁近傍をターンテーブル1と共に挟
んで固定する中央クランパ部2aと、ディスク0の外縁
近傍0bと略同径でかつ中央クランパ部2aと略同じ高
さの大クランパ部2bとを全周に構成している。クラン
パ2の中央クランパ部2aと大クランパ部2bとの間
は、ディスク0に接しないように、凹部2cが全周にわ
たって構成されている。それ以外の、自身の回転により
ディスク0を回転させるターンテーブル1、ディスク0
に光ビームLを照射するピックアップ11は従来のもの
と同様なものである。
【0029】以上のように構成された光ディスク駆動装
置について、その模式側段面図(断面を表すハッチング
記載は略す)である図2を用いてディスクを狭持する動
作を説明する。従来のものと同様に、ターンテーブル1
上にディスク0が載置され、次にクランパ2が装着され
る。この時、クランパ2の中央クランパ部2aがターン
テーブル1と共にディスク0の内縁近傍0aを挟んで固
定し、かつ大クランパ部2bがディスク0の外縁を接す
る。
【0030】図2に示すように、ディスク0の外縁側が
光ビームの照射する面と逆の方向(いわゆるレーベル面
の方向)に向かって反っている場合(同図(a))、同
図(b)のようにディスク0はその外周部がクランパ2
の大クランパ部2bに当設した後に、中央クランパ2a
がディスク0を押圧してターンテーブル1に挟んで固定
する。この狭持により反っているディスク0の外縁部0
bは、元の反りの逆の方向に押圧されるので、反りは直
される。場合により、同図(c)のように、ディスクの
中径部(すなわち、内縁部近傍0aと外縁部近傍0bに
挟まれた部分)0cが元の反りの方向に反ったままの場
合もあるが、そのような場合でもその中径部0cに対向
する部分はクランパ2の凹部2cであるので、ディスク
0がクランパ2の凹部2cに接することはない。
【0031】このようにディスク0の反りがレーベル面
方向に生じている場合でも、大クランパ2bを有するク
ランパ2の装着によりその反りが小さくでき、ピックア
ップ11の光ビームとディスク面との角度が上述した規
制値内に入り、チルト機能のないピックアップでも精度
のよい記録・再生を行うことができる。
【0032】我々は、この実施の形態の実験を行い、こ
の効果を検証した。図3にその実験結果を示す。図3
(a)はクランパの中央クランパと大クランパの高さ位
置が略同じもの、同図(b)は大クランパの方が中央ク
ランパより高さが突出しているもののディスクの反りを
示したもので、横軸がディスク中心からの径方向距離、
縦軸が反りの大きさを示している。両図とも、破線で示
した大クランパによる押圧がない状態に対して、その反
りが矯正され、反りの規制値範囲内に収まっているが、
大クランパが中央クランパより突出している(b)の方
がその反りが小さいことが判る。
【0033】次に、ターンテーブル1とクランパ2が狭
持するとき以外には、ターンテーブル1の上面に対し
て、相対向する方向にクランパ2を移送させるクランパ
移送動作を、模式側断面図(断面を表すハッチング記載
は略す)である図4を用いて説明する。トレイ3によっ
てターンテーブル1上に移送されたディスク0はクラン
パ2によって載置される。3aはディスク0をターンテ
ーブル1と同心位置に導かせるために設けられた突起
で、トレイ上に設けられた障害となるものである。
【0034】図4(a)はクランパ2とターンテーブル
1とによってディスク0を狭持している状態を表してい
る(図2(c)と同様)。この場合、ディスク0はトレ
イ3から離間した状態で狭持されていることはいうまで
もない。次に、同図(b)のように、ターンテーブル1
が、ディスク0と相対向する方向である図示矢印D方向
に移動したと同時に、クランパ2はターンテーブル上面
に相対向する方向(図示矢印U方向)に移動する。この
ようにクランパ2が移送することによって、トレイが移
動する際(同図(c)の図示矢印E方向)に、トレイの
突起物3aや他の障害物によってトレイ3の運動を妨げ
ることを回避することができる。
【0035】以上のように、ディスクのレーベル面から
その外周を押圧するクランパを設けることで、ディスク
の反りを少なくし、安定した再生駆動をすることがで
き、かつクランパによるトレイの運動の障害を回避する
ことができる。
【0036】(実施の形態2)次に、上述した実施の形
態1を応用した光ディスク駆動装置の実施の形態2につ
いて、図5〜図7に基づいて詳細に説明する。図5は本
発明の光ディスク駆動装置の全体斜視図、図6はその分
解斜視図である。図7は、その動作を示した部分断面側
面図で、ディスクが狭持されている状態(a)からトレ
イによる移動開始直前(c)を示したものである。ター
ンテーブル1、トレイ3は上述した実施の形態1のもの
と同様なもので、詳細な説明はここでは省く。
【0037】図5〜図7において、2dはクランパマグ
ネットであって、鉄等の強磁性体からなるターンテーブ
ル先端に対向するようクランパ2の内径近傍下側に構成
されている。2eはテーパ芯部で、クランパ2の中心に
設けられており、ターンテーブル1の中心穴に挿入され
ることでターンテーブル1とクランパ2との芯出しが成
される。なお、ディスク0とターンテーブル1との芯出
しは、従来と同様に、ディスク0の内径部をターンテー
ブル1のテーパ段部で保持して行われる。
【0038】7はスプリングフックであって、その内径
部に突き出たフック7aが、クランプ板6を回転・遊動
自在な構成で貫通し、クランプ板6の下側にクランパ6
を貫通してバネ部材5を介しスプリングフック7を係止
する。これにより、ディスクに当接し押圧するクランパ
2は、バネ部材5をよって、内径フック7aに止められ
たスプリングフック7から上方向に付勢される。
【0039】このようにして、クランパ2、バネ部材
5、スプリングホルダー4、スプリングフック7を支持
したクランプ板6は、ターンテーブル1を保持しかつト
レイ3を摺動自在に載置するクランプ装置本体(メカベ
ース)8に固定される。
【0040】このように構成された光ディスク駆動装置
の実施の形態2について以下にその動作を説明する。図
7において、(a)は上述した実施の形態1で示したよ
うに、持ち上がったターンテーブル1に載置されたディ
スク0がクランパ2によって狭持されて固定されている
状態を示す。バネ部材5による上方向への付勢力よりク
ランパ内径部のクランパマグネット2dとターンテーブ
ル1との吸引力の方が大きくなっているので、クランパ
2はターンテーブル1上に載置されたディスク0全面に
わたって押圧する。また、ターンテーブル1が上昇して
いるので、ディスクの内径近傍をはさんでスプリングホ
ールダ4、フック7aを持ち上げ、スプリングフック7
をクランプ板6から離し回転自在にしている。
【0041】次に、同図(b)のように、ターンテーブ
ル1がディスク0と相対向する方向の下方向(図示D方
向)に移動することで、ディスク0はターンテーブル1
から離れトレイ3に載置される。ターンテーブル1から
離間し支えのなくなったスプリングホルダー4、スプリ
ングフック7は、クランパマグネット2dとターンテー
ブル1との吸引力および自重により垂下するが、スプリ
ングフック7の上部のつば部7eがクランプ板6に係止
するので、スプリングホルダー4、スプリングフック7
はクランプ板6に支持される。さらに、ターンテーブル
1の下降によって、引き離されるターンテーブル1とク
ランパマグネット2dとの磁力吸引力が減り、バネ部材
5の反発力が勝るとクランパ2が上方向に付勢され、ト
レイ3上のディスク0からクランパ2が離れる。
【0042】次に、同図(c)のように、ターンテーブ
ル1が更にディスク0と離間する方向に移動し、クラン
パ2・トレイ3間およびトレイ3・ターンテーブル1間
が充分離間したところで、トレイ3がディスク0を載置
したまま前方向(図面紙上に垂直な方向)に摺動移動
し、ディスク0が排出される。
【0043】また、上述したものと逆の順序で、ディス
ク0をターンテーブル1に載置するときも、同様で、図
7(c)のようにトレイ3がクランパ2,ターンテーブ
ル1から充分離間した状態で、摺動移動する。ディスク
0をターンテーブル1上方向の正規の位置に移動させる
と、トレイ3の摺動移動が停止し、ターンテーブル1が
上昇し始める。ターンテーブル1の上昇により、ディス
ク内径部近傍を挟んでスプリングフック7を持ち上げる
ことで、スプリングフック7とクランプ板6との係止が
はずれる。又、バネ部材5の上方向付勢力よりターンテ
ーブル1とクランパマグネット2dとの吸引力が打ち勝
つと、クランパ2は下方向に吸引されディスク0を押圧
する。
【0044】なお、上述の実施の形態ではディスク0を
狭持する際、クランパ2とターンテーブル1との吸着力
とバネ部材5の力は相反する方向に向いているため、吸
着力をバネ力より大きくとる必要がある。
【0045】以上のように、本実施の形態によれば、大
径クランパを備えた光ディスク駆動装置でも、ターンテ
ーブル近接時にディスクを押圧する大径クランパ2が、
バネ部材を用いることによってターンテーブル下降時に
自動的にディスクから離間し、ディスクの排出時トレイ
が摺動移動する際に、突起物3aや他の障害物によって
トレイ3の運動を妨げることを回避することができる。
【0046】(実施の形態3)次に、上述した実施の形
態1を応用した光ディスク駆動装置の実施の形態3につ
いて図8に基づいて詳細に説明する。図8は、本発明の
光ディスク駆動装置の実施の形態3における動作を示し
た部分断面側面図である。図8において、ターンテーブ
ル1、トレイ3、は上述した実施の形態1のものと同様
なものである。クランパ2は、ディスク全面を押圧する
構造は先のものと同一であるが、バネ部材を保持する構
造とはせず、遊動保持されているクランプ板6との磁力
による吸引によりトレイ摺動移動時の待避を行ってい
る。すなわち、クランプ板6に第2マグネット10が構
成され、クランパ2の第1マグネット9がターンテーブ
ル1あるいは第2マグネット10に吸引されるように、
ターンテーブル1、第1マグネット9、第2マグネット
10はほぼ同心軸上に構成されている。
【0047】このように構成された光ディスク駆動装置
の実施の形態3について以下にその動作を図8に基づい
て説明する。図8(a)において、上述した実施の形態
1で示したようにターンテーブル1に載置されたディス
ク0は、前述したようにターンテーブル2に吸引された
クランパ2によって狭持され固定されている。次に、タ
ーンテーブル1がクランプ板6と離間する方向(図にお
いて下方向)に移動しディスク0はトレイ3に載置され
る。ターンテーブル1、ディスク0が移動した後はクラ
ンパ2は、つば部2fにより係止されるので従来の技術
で説明したようにターンテーブルとの吸着力あるいはそ
れと自重によりクランプ板6に遊動支持される(同図
(b))。ターンテーブル1が更に移動し、第1マグネ
ット9についてターンテーブル2との吸着力が第2マグ
ネット10との吸着力より打ち負けると、第1マグネッ
トと第2マグネットの互いに引合う磁力によりクランパ
2が持ち上げられる(同図(c))。
【0048】なお、上述の実施の形態で第1マグネッ
ト、第2マグネットはいずれもマグネットである必要は
なく、片方が板金でも良い。ただし、従来の技術で説明
したようクランパとターンテーブルとが狭持する際にも
磁力が用いられており、ターンテーブル1、第1マグネ
ット、第2マグネットの3点にマグネットと板金が隣り
合えば成立する。
【0049】また、ディスクを狭持する為ターンテーブ
ルと第1マグネットの吸着力は第1マグネットと第2マ
グネットの引力よりも大きくなければならない。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、反りのあ
る円盤状記録媒体を情報の記録されていない外周近傍を
当接し押圧することにより、その反りを矯正し、ディス
クの情報記録面と情報を記録再生するため照射される光
ビームとの角度を一定値内に押さえ込み、情報を正確に
読みとり精度良く記録再生できるという優れた効果が得
られる。また、外周を当接し、押圧する大径クランパを
移送させる手段を備えることによりトレイを妨げること
なく移動できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスク駆動装置の実施の形態1に
おける構成概略図
【図2】同、動作説明のための概略側・断面図
【図3】同、ディスクの反りの矯正結果説明図
【図4】同、動作説明のための概略側・段面図
【図5】本発明の光ディスク駆動装置の実施の形態2に
おける全体斜視図
【図6】同、分解斜視図
【図7】同、動作説明のための概略側・断面図
【図8】本発明の光ディスク駆動装置の実施の形態3に
おける動作説明のための概略側断面図
【図9】従来の光ディスク駆動装置の構成概略図
【図10】同、反りのあるディスクを載置した概略平面
【符号の説明】
0 ディスク 1、11 ターンテーブル 2、12 クランパ 2a 中央クランパ 2b 大クランパ 2c 凹部 2d クランパマグネット 2e テーパ芯部 3 トレイ 4 スプリングホルダー 5 バネ部材 6 クランプ板 7 スプリングフック 7a フック 7b つば部 8 クランプ装置本体(メカベース) 9 第1マグネット 10 第2マグネット 11 ピックアップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石岡 清 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D038 CA03 CA35 CA37 EA24

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピンドルモータの回転軸に固定したタ
    ーンテーブルと同心位置に載置された光ディスクを、回
    転自在に支持されたクランパにて狭持する光ディスク駆
    動装置であって、前記クランパは、前記光ディスクの内
    縁近傍を前記ターンテーブルと共に狭持する中央クラン
    パと、前記光ディスクの外周近傍と当接する大クランパ
    とを備え、前記ターンテーブルと前記クランパが狭持す
    るとき以外には、前記ターンテーブル上面に対して、相
    対向する方向に前記クランパを移送させるクランパ移送
    手段を備えたことを特徴とする光ディスク駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記ターンテーブルと同心位置に支持さ
    れた前記クランパと、片側を前記クランパと当接しもう
    片側を前記クランパと同心位置に載置されたスプリング
    ホルダーに当接するバネ部材と、前記クランパを貫通し
    前記クランパと前記バネ部材を介して前記スプリングホ
    ルダーに固定されるスプリングフックと、前記スプリン
    グフックを支持するクランプ板とを備え、前記ターンテ
    ーブルと前記クランパが狭持するとき以外には前記スプ
    リングフックが前記クランプ板によって支持され、前記
    クランパと前記スプリングホルダーに介されたバネ部材
    によって前記クランパを移送させることを特徴とする請
    求項1記載の光ディスク駆動装置。
  3. 【請求項3】 第1マグネットが載置された前記クラン
    パと、前記クランパの前記ターンテーブルとは相対向す
    る方向に設置されたクランプ板と、前記クランプ板に載
    置された第2マグネットとを備え、前記ターンテーブル
    と前記クランパが狭持するとき以外には前記第1マグネ
    ットと前記第2マグネットの磁力で相互に引合うことに
    より前記クランパを移送させることを特徴とする請求項
    1記載の光ディスク駆動装置。
JP2000127447A 1999-12-17 2000-04-27 光ディスク駆動装置 Pending JP2001312849A (ja)

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JP2008159132A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Teac Corp 光ディスク装置

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