JP2004303411A - 円盤状記録媒体駆動装置 - Google Patents

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Yuji Ariyoshi
祐二 有吉
Yosuke Noda
陽介 野田
Katsuhiko Etsuno
勝彦 越野
Kiyoshi Ishioka
清 石岡
Masanori Onishi
正徳 大西
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Abstract

【課題】チルト機構を備えずとも、反りのあるディスクに対しても、精度よく記録再生できる円盤状記録媒体駆動装置を提供することを目的とする。
【解決手段】クランパ12とターンテーブル11とでディスク0を回転自在に挟持する円盤状記録媒体駆動装置において、クランパ12がディスク0を押圧する中央ターンテーブル11aと、ディスク0の外周を載置する大ターンテーブル部11bとを備え、大ターンテーブル部11bを支持する複数のスポーク11cが中央ターンテーブル11aから放射状に構成されたターンテーブル11を備える。ディスク0がターンテーブル11側に沿った場合、中央ターンテーブル11aとクランパ12との押圧力がディスク0の外周と大ターンテーブル部11bとの間でも作用するため、ディスク0の反りを抑制できる。
【選択図】図6


Description

本発明は、情報を記録あるいは再生するために、光ディスク(CD、DVD等)や光磁気ディスクのような円盤状記録媒体(以下、単にディスクと略す)を回転し光ビームを照射する円盤状記録媒体駆動装置に関する。
近年、CD、DVD等のディスクが情報記録媒体として注目され、高密度大容量のものが開発されると共に、その生産コストの低廉さから、世界各国で生産されようとしている。このようなディスクを回転して情報を記録あるいは再生する円盤状記録媒体駆動装置も種々提案されている。以下に従来の円盤状記録媒体駆動装置について説明する。
図9は従来の円盤状記録媒体駆動装置の構成概略図を示すものである。周知のように、図9において、ディスク0はその中央近傍部0aをターンテーブル101上に載置され、かつターンテーブル101と同程度の径のクランパ102によって挟まれることで固定される。この場合、ターンテーブル101とクランパ102によって挟んで固定する、主要な方法として、以下の方法がある。
一つは、いわゆるポータブルCD機のようにクランパ102がポータブル機筐体のディスク蓋に回転自在に構成され、ディスク蓋の閉蓋によってクランパ102が移動しターンテーブル101に押圧してディスクを固定するものである。
もう一つは、いわゆるトレイ方式の据置機によくある形態で、トレイによってターンテーブル101上に移動されたディスク0を、ターンテーブル101が移動してトレイから持ち上げ、回転自在なクランパ102に押しつけディスク0を固定するものである。
あとひとつは、カーステレオ等のCDプレーヤによく使われているような、いわゆるスロットイン方式のもので、周知のように使用者によってスロット(幅の狭い溝穴)に挿入されたディスクをゴム状ローラ等でターンテーブル101上に移動させた後、ターンテーブル101あるいは回転自在なクランパ102が移動してディスク0を狭持するものである。
この場合、周知のように、ディスクの芯出しの手段として、ターンテーブル101のディスク載置面にテーパ部(図示せず)が設けられており、これによってディスク0の内周端部を芯出しして狭持される。
さて、上述のようにディスク0をターンテーブル101とクランパ102で狭持した円盤状記録媒体駆動装置は、ターンテーブル101の回転によって、ディスク0も回転させ、かつディスク0の径方向(図示矢印R方向)に移動するピックアップ103から光ビームLを照射する。このように照射された光ビームLによってディスク0に情報が記録され、あるいはディスク0からの反射によってディスク0に記録された情報が再生される。
この際、情報を高密度に記録しあるいは再生するためにはディスク0上に精度良く光ビームを照射させ、かつ反射した光ビームを精度良く受光しなければならないので、ディスクの面(より詳細に述べるとディスク内面の情報面)に光ビームの焦点を合わせる光ビームのフォーカス制御と共に、ディスクの面と光ビームとの角度は厳しく規制しなければならない。
そのため、図10の概略側面図に示すように、反り、返り、撓みが生じたディスクに対しても記録・再生が行えるように、従来の円盤状記録媒体駆動装置は、上述したフォーカス制御を施すと共に、ディスクの面と光ビームとの角度を規制値内にするために、光ビームを照射するピックアップ103を図示の矢印Cの様に傾ける、いわゆるチルト制御を行っているものもある。
また面振れを防止する技術としては、例えば、特許文献1に遠心力によりディスクの外周を位置決めするホルダーが知られている。
実開昭57−189192号公報(実願昭56−77194号のマイクロフィルム)
しかしながら上記の従来の構成では、ディスクのトラック上に正確に光ビームを照射させかつトラックに追従させるため光ビームを照射するピックアップは、ディスクの径方向に精度良く移動させる機構と共に、ピックアップをディスクの反りに追従させて傾けるチルト機構をも備えねばならず、従来の円盤状記録媒体駆動装置は機構が複雑になり、小型にすることが難しいという問題点を有していた。
また、特許文献1では、遠心力によりディスク外周に開くホルダーを備える構成のため、ディスク中央部をクランパで押圧しても遠心力で開いたホルダは押圧力に追従し、ディスクの反りを低減することはできない。
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、チルト機構を備えずとも、反りのあるディスクに対しても、精度良く記録再生できる円盤状記録媒体駆動装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために本発明の円盤状記録媒体駆動装置は、回転駆動するターンテーブル上に載置された円盤状記録媒体を回転自在に支持されたクランパとで狭持する円盤状記録媒体駆動装置であって、前記ターンテーブルは、前記円盤状記録媒体の内縁近傍を前記クランパと共に狭持する中央ターンテーブル部と、前記円盤状記録媒体の外周と当接する大ターンテーブル部と、前記中央ターンテーブル部の前記円盤状記録媒体の載置面と前記大ターンテーブル部の前記円盤状記録媒体の載置面とはほぼ同じ高さとなるように、前記中央ターンテーブル部から前記大ターンテーブル部を支持するスポークとを備える。
以上のように本発明によれば、反りのある円盤状記録媒体を情報の記録されていない外周近傍を当接し押圧することにより、その反りを矯正し、ディスクの情報記録面と情報を記録再生するため照射される光ビームとの角度を一定値内に押さえ込み、情報を正確に読みとり精度良く記録再生できるという優れた効果が得られる。
請求項1に記載の発明は、回転駆動するターンテーブル上に載置された円盤状記録媒体を回転自在に支持されたクランパとで狭持する円盤状記録媒体駆動装置であって、ターンテーブルは、円盤状記録媒体の内縁近傍をクランパと共に狭持する中央ターンテーブル部と、円盤状記録媒体の外周と当接する大ターンテーブル部を備え、前記中央ターンテーブル部の前記円盤状記録媒体の載置面と前記大ターンテーブル部の前記円盤状記録媒体の載置面とはほぼ同じ高さとなるように、前記中央ターンテーブル部から前記大ターンテーブル部を支持するスポークとを備えたことを特徴としたものであり、ターンテーブル側に反った円盤状記録媒体を情報の記録されていない外周近傍を当接し押圧することにより、その反りを矯正し、ディスクの情報記録面と情報を記録再生するため照射される光ビームとの角度を一定値内に押さえ込み、情報を正確に読みとり精度良く記録再生できるという作用を有する。特に、ターンテーブルは、中央ターンテーブル部から大ターンテーブル部を支持するスポークを備えるため、ディスク上の光学情報を読みとる光ビームがディスクに全く照射されないことを防ぎ、光学情報が部分的にでも読みとることができるという作用を有する。特に、請求項2では、円盤状記録媒体に光ビームを照射するピックアップと、ピックアップを制御するピックアップ制御手段と、ターンテーブルの回転を制御し、回転の位置を表す回転位置信号を出力するターンテーブル回転手段と、ターンテーブルの回転位置信号を入力して回転位相からピックアップ制御手段にピックアップのフォーカス制御を中断するよう指令する制御手段とを備え、中央ターンテーブル部から大ターンテーブル部を支持するスポークは、前記ピックアップから前記円盤状記録媒体に照射する光ビームを遮断する位置に配置する構成を備えたもので、大ターンテーブルを支持するスポークによる光ビーム遮断による影響を取り除き、安定な再生ができるものである。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて説明する。図1は本発明の円盤状記録媒体駆動装置の本実施の形態の構成概略を示すもので、同図(a)はクランパ(後述)の構成斜視図で、(b)は部分断面側面図である。図1において、2はクランパで、ディスク0の内縁近傍をターンテーブル1と共に挟んで固定する中央クランパ部2aと、ディスク0の外縁近傍0bと略同径でかつ中央クランパ部2aと略同じ高さの大クランパ部2bとを全周に構成している。クランパ2の中央クランパ部2aと大クランパ部2bとの間は、ディスク0に接しないように、凹部2cが全周にわたって構成されている。それ以外の、自身の回転によりディスク0を回転させるターンテーブル1、ディスク0に光ビームLを照射するピックアップ3は従来のものと同様なものである。
以上のように構成された円盤状記録媒体駆動装置について、その模式側段面図(断面を表すハッチング記載は略す)である図2を用いてその動作を説明する。従来のものと同様に、ターンテーブル1上にディスク0が載置され、次にクランパ2が装着される。この時、クランパ2の中央クランパ部2aがターンテーブル1と共にディスク0の内縁近傍0aを挟んで固定し、かつ大クランパ部2bがディスク0の外縁に接する。
図2に示すように、ディスク0の外縁側が光ビームの照射する面と逆の方向(いわゆるレーベル面の方向)に向かって反っている場合(同図(a))、同図(b)のようにディスク0はその外周部がクランパ2の大クランパ部2bに当設した後に、中央クランパ2aがディスク0を押圧してターンテーブル1に挟んで固定する。この狭持により反っているディスク0の外縁部0bは、元の反りの逆の方向に押圧されるので、反りは直される。場合により、同図(c)のように、ディスクの中径部(すなわち、内縁部近傍0aと外縁部近傍0bに挟まれた部分)0cが元の反りの方向に反ったままの場合もあるが、そのような場合でもその中径部0cに対向する部分はクランパ2の凹部2cであるので、ディスク0がクランパ2の凹部2cに接することはない。
このようにディスク0の反りがレーベル面方向に生じている場合でも、大クランパ2bを有するクランパ2の装着によりその反りが小さくでき、ピックアップ3の光ビームとディスク面との角度が上述した規制値内に入り、チルト機能のないピックアップでも精度のよい記録・再生を行うことができる。
我々は、この実施の形態の実験を行い、この効果を検証した。図3にその実験結果を示す。図3(a)はクランパの中央クランパと大クランパの高さ位置が略同じもの、同図(b)は大クランパの方が中央クランパより高さが突出しているもののディスクの反りを示したもので、横軸がディスク中心からの径方向距離、縦軸が反りの大きさを示している。両図とも、破線で示した大クランパによる押圧がない状態に対して、その反りが矯正され、反りの規制値範囲内に収まっているが、大クランパが中央クランパより突出している(b)の方がその反りが小さいことが判る。
以上のように本実施の形態によれば、ディスクのレーベル面からその外周を押圧するクランパを設けることで、ディスクの反りを少なくし、安定した再生駆動をすることができる。
次に、上述した実施の形態を応用した円盤状記録媒体駆動装置の他の実施の形態を、図4に示すブロック構成図を用いて説明する。図4において、ターンテーブル1、クランパ2、ピックアップ3は上述した実施の形態のものと同様なもので、ターンテーブル1、クランパ2でディスク0を狭持し、ピックアップ3から光ビームLが照射される。4はピックアップ3を制御するピック制御手段で、ピックアップのトラック方向移動(いわゆるトラックジャンプ)、トラッキング、フォーカス制御を行うものである。5はピック読み取り手段で、ピックアップ3によって検出されたディスク0の光学情報を復調するものである。6はターンテーブル回転手段で、後述する制御手段8の指令に基づいてターンテーブル1を回すことで狭持したディスク0を回転させるものである。7は押圧手段で、クランパ2を回動自在に保持しつつ、制御手段の指令によりクランパ2をターンテーブル1に押圧しかつその押しつける押圧力を変動できるものである。8は制御手段で、ピック制御手段4、ターンテーブル回転手段6、押圧手段7を制御するもので、特にピック読み取り手段の出力信号を入力し、その信号からディスク0の面振れ量を検知してそれに応じて押圧手段7に押圧量を制御するように指令するものである。
このように構成された円盤状記録媒体駆動装置の本実施の形態について以下その動作を説明する。図5はその動作を示すフローチャートである。図4,図5において、まずディスク0がターンテーブル1上に載置されクランパ2によって狭持されると、制御手段8はターンテーブル回転手段6に指令を出しターンテーブル1を回転させる。次に、ピックアップ3が、従来行われるような内周側のインデックスデータ検出(CDのTOC情報、DVDのリードイン情報の検出)を行う前に、ピックアップ制御手段4によりディスク0の外周側に移動し(図5のステップS1)外周側に光ビームを照射する(同S2)。この外周側への光ビーム照射によるピック読み出し手段5からの出力を入力して、制御手段8はそのジッタ量を検出することで、ディスク0の外周側の面振れ量を検知し(同S3)、面振れ量があらかじめ設定された規定値との大小関係を判断して(同S4)、規定値より大の場合、より面振れ量を小さくするように押圧手段7に押圧力を高めるよう指令する(同S5)。面振れ量が小さくなると、制御手段8はピック制御手段にピックアップを内周側に移動するよう指令し(同S6)通常の再生動作を行う(同S7)。
なお、本実施の形態では、面振れ量を検出するのに、ピックアップ3からの出力によるジッターから検出するものを説明したが、例えば、ピック制御手段4でのピックアップ3のフォーカス制御の制御信号から検出してもよい。
なお、押圧手段7として、モータの回転及びギヤ列等の回転力伝達手段によりネジを大トルクで回転させ、クランパ側のラックがそのネジに噛み合わせて、押圧させ、モータの回転方向により押圧を加圧させたり減圧させたりする方法がある。また、別の手段として、回転するクランパ側に永久磁石を、固定された装置側に電磁石となるステータコイルをそれぞれ配置し、ステータコイルに流す電流を増減させることで、クランパ側永久磁石を移動させ押圧させることもできる。
以上のように、本実施の形態によれば、ディスクの反りをその回転による面振れから検出し、それをもとにクランパの押圧力を増減することができ、より安定な再生駆動をすることができる。
図6は、本発明の円盤状記録媒体駆動装置の別の実施の形態の斜視構成概略図で、図7は模式側・段面図(図2と同様、ハッチングは略す)である。図6において、11はターンテーブルで、図1を参照した実施の形態で説明したようなターンテーブル1と同様な大きさの径の中央ターンテーブル部11aと、それと同芯円状でディスク外径と略同じ径でありかつ幅が2mm程度の大テーブル部11bと、大テーブル部11bを支持するために中央ターンテーブル部11aから放射状に構成された複数の枝状のスポーク11cとを有する。中央ターンテーブル部11aと大ターンテーブル部11bとの各ディスク載置面はほぼ同じ高さであり、スポーク11cは上述の各載置面より奥まった位置に構成されて両ターンテーブル部を固定している。12はクランパで、従来の技術で説明したような中央ターンテーブル11aと略同径のものであり、中央ターンテーブル11aとクランパ12とでディスク0を狭持して固定する。
以上のように構成された円盤状記録媒体駆動装置について、図6,図7を用いてその動作を説明する。図1を参照して説明した実施の形態のものと同様に、ターンテーブル11上にディスク0が載置され、次にクランパ12が装着される。この時、ターンテーブル11の中央ターンテーブル部11aがクランパ12と共にディスク0の内縁近傍0aを挟んで固定し、かつ大ターンテーブル部11bがディスク0の外縁に接する。
図7に示すように、ディスク0の外縁側が光ビームの照射する面の方向(いわゆるレーベル面と逆の方向)に向かって反っている場合(同図(a))、同図(b)のようにディスク0はその外周部0bがターンテーブル11の大ターンテーブル部11bに当設した後に、クランパ12がディスク0を押圧して中央ターンテーブル11aに挟んで固定する。この狭持により反っているディスク0の外縁部0bは、元の反りの逆の方向に押圧されるので、反りは直される。通常、同図(c)のように、ディスクの中径部(すなわち、内縁部近傍0aと外縁部近傍0bに挟まれた部分)0cが元の反りの傾きのまま若干反りが残るが、仮に押圧によって図7(c)と逆に反り返ってもその中径部0cに対向する部分はターンテーブル11のスポーク11cであるので、ディスク0がターンテーブル11のスポーク11cに接することはない。
また、スポーク11cによって、光ビームがディスク0に照射されず、その光学情報が検出できない場合があるが、CD、DVD等の再生の場合であれば、ディスクの情報をピックアップが検出した後その光学情報を映像・音声情報あるいはデジタル情報に復調する際、誤り訂正機能が働き、部分的な光学情報の欠損に対しては補正されることは周知の事項である。
また、大ターンテーブル11bの内周部分はディスク0の情報記録部分最外周より外側になるよう構成されているので、全周に構成された大ターンテーブル11bにより読みとり情報が欠損することがなく、特にDVDディスクの最外周トラックに記録されている重要なリードアウト情報(周知のように索引情報のようなもので最内周にも記録されている。同様に重要な情報である、CD最内周トラックに記録されたTOC情報のようなもの)を覆い隠すこともない。
このようにディスク0の反りが光ビーム照射面方向に生じている場合でも、大ターンテーブル部11bを有するターンテーブル11によりその反りが小さくでき、ピックアップ3の光ビームとディスク面との角度が上述した規制値内に入り、チルト機能のないピックアップでも精度のよい記録・再生を行うことができる。
以上のように本実施の形態によれば、光ビーム照射面にそったディスクであっても、ディスク外周を押圧して反りを矯正する大ターンテーブルを設けることで、反りを規制値内に押さえ込んで面振れを少なくでき、安定した読み取りが可能とすることができる。
次に、上述した本実施の形態を応用した円盤状記録媒体駆動装置のさらに別の実施の形態を、図8に示すブロック構成図を用いて説明する。図8において、ターンテーブル11、クランパ12、ピックアップ13は図6を参照して説明した実施の形態のものと同様なもので、ターンテーブル11、クランパ12でディスク0を狭持し、ピックアップ13から光ビームLが照射される。14はピックアップ13を制御するピック制御手段で、ピックアップのトラック方向移動(いわゆるトラックジャンプ)、トラッキング、フォーカス制御を行うものである。15はピック読み取り手段で、ピックアップ13によって検出されたディスク0の光学情報を復調するものである。16はターンテーブル回転手段で、後述する制御手段18の指令に基づいてターンテーブル11を回すことで狭持したディスク0を回転させるものである。17は押圧手段で、クランパ12を回動自在に保持しクランパ12をターンテーブル11に押圧するものである。18は制御手段で、ピック制御手段14、ターンテーブル回転手段16を制御するもので、特にターンテーブル回転手段16から出力される回転位置信号によりピック制御手段14の位置制御、特にフォーカス制御を一時的に停止し状態を保持させるように指令し、またピック読み取り手段15の動作を一時的に休止させるものである。
このように構成された円盤状記録媒体駆動装置の本実施の形態について以下その動作を説明する。図8において、ターンテーブル11の回転によってディスク0が回転されるが、ターンテーブル11のスポーク11cが光ビームLを遮断し、その度に、ピックアップ13のフォーカス制御が乱されてしまう。しかし、ターンテーブル11を回転させるターンテーブル回転手段16から出力されるターンテーブルの回転位置を表す回転位置信号からスポーク11cの回転位相が判るので、制御手段8は、このスポーク11cの回転位相をもとにスポーク11cが光ビームLを横切る前後の間、ピック制御手段14に、フォーカス制御を解除し、かつその直前のフォーカス位置を保持させるよう指令する。また、ピック読み取り手段15に、スポーク11cが光ビームLを横切る間のピックアップ出力を無視するよう制御する。
以上のように、本実施の形態によれば、光ビーム照射面側に反ったディスクでっても、その反りを大ターンテーブルで矯正させ、かつ大ターンテーブルを支持しているスポークによる光ビーム遮断も、ターンテーブルの回転位相が検出することで、安定したフォーカス制御ができるという効果を有する。
なお、以上の説明では、図1を参照して説明した実施の形態でレーベル面方向に反ったディスクを対策する大クランパ2bを有するクランパ2、図6を参照して説明した実施の形態で光ビーム照射面方向に反ったディスクを対策する大ターンテーブル11bを有するターンテーブル11を各々詳述したが、両方を組み合わせてもよいことはいうまでもない。その場合、大ターンテーブル、大クランパ両方共がが各々中央ターンテーブル、中央ターンテーブルより突出して構成されても、両突出量はターンテーブルのスポークがたわんで吸収されるので、中央ターンテーブル、中央クランパによるディスクの狭持がゆるくなることがない。同じく、図4を参照して説明した実施の形態と、図8を参照して説明した実施の形態とを組み合わせてもよいことはいうまでもない。
また、両実施の形態とも、光ビーム照射面をターンテーブルに載置しターンテーブルのある方向から光ビームが照射されるものを示したが、逆に光ビーム照射される面の逆面(いわゆるレーベル面)をターンテーブルに載置してその上からクランパで狭持し、クランパのある方向から光ビームが照射されるものであっても、上述した実施の形態を逆の構成にして、クランパが中央クランパ、大クランパと大クランパを支持するスポークを備える構成にすれば、同様の効果が得られる。さらに、両面再生のDVDのように、両面から光ビームが照射されるようなディスクに対応して、ディスクを載置し回転するターンテーブルもディスクを狭持するクランパもそれぞれスポークによって各々の大ターンテーブル部、大クランパを支持するような形態にすれば、両面ディスクを反転させずとも、両面から光ビームを照射し再生することができることはいうまでもない。
また、両実施の形態のものとも、ディスクの外周を全周にわたって押圧し反りを減らすので、ディスク面が1つの部分のみ反っているもののみならず、外周が波立ったようなディスクに対しても効果があることはいうまでもない。
さらに、周知のように、CDのようにディスクとして直径12cmのもの(12cmCDと略す)と直径8cmのもの(8cmCDと略す)との両方が同じ装置で駆動(すなわち再生)できるものがあるが、12cmCDに対応させた本実施の形態によれば、8cmCDが小径である分反りの影響が少なく通常の駆動ができることに加え、仮に8cmCDを載置してもその外周部がクランパ2の凹部2c及びターンテーブル11のスポーク11cに対向するので、何ら支障なく駆動することができ、同じ装置で両ディスクの駆動ができる。
また、ディスクと当接するクランパ、ターンテーブルにフェルトやゴムのような柔軟部材を備えてもよいことはいうまでもない。特に、スピーカ付きの円盤状記録媒体駆動装置、すなわちいわゆるCDラジカセ様の形態のものには、クランパあるいはターンテーブルをディスクの直径にまで大きくしたことで、スピーカからの空気振動によるディスクへの影響が少なくなり、かつその共振周波数をより低周波化でき、より大きい空気振動をも許容できるようになるので、大出力なスピーカを備えることもできる。
なお、実施の形態の中でクランパ、ターンテーブル共にその材料を説明していないが、合成樹脂、あるいはアルミニウム、BsBM、Sus等の金属で構成される。特にディスク上部のクランパを金属で構成することで、ディスクを挟んで下部にあるピックアップやピックアップを径方向に移動させるトラバースメカニズムによるスイッチングノイズの不要輻射を押さえることもできる。又、ターンテーブルのスポークは、図6を参照して説明した実施の形態の図示では3本のものを示したが、必ずしもこれに限るものでなく、4本、5本でもそれによって覆われるディスク面積が上述のように問題なければ何ら差し支えない。もちろん、スポークは略等角度で構成されねば、高速回転による振動等を生じてしまうことはいうまでもない。
また、ターンテーブルは、周知のように直接駆動(ダイレクトドライブ)型のブラシレスモータで回転させることが多いが、必ずしもこれに限るものではなく、ベルト、タイミングベルト、ギヤ等の駆動力伝達機構を介したものでもかまわないし、通常のブラシ付き直流モータで回転させてもかまわない。
本発明の円盤状記録媒体駆動装置は、回転軸方向に反りがある円盤状記録媒体に適用することができる。
本発明の円盤状記録媒体駆動装置の一実施の形態における構成概略図 同、動作説明のための概略側・断面図 同、ディスクの反りの矯正結果説明図 本発明の円盤状記録媒体駆動装置の他の実施の形態における構成ブロック図 同、動作説明のためのフローチャート 本発明の円盤状記録媒体駆動装置の別の実施の形態における斜視構成概略図 同、動作説明のための概略側・断面図 本発明の円盤状記録媒体駆動装置のさらに別の実施の形態における構成ブロック図 従来の円盤状記録媒体駆動装置の構成概略図 同、反りのあるディスクを載置した概略平面図
符号の説明
0 ディスク
1、11 ターンテーブル
11a 中央ターンテーブル部
11b 大ターンテーブル部
11c スポーク
2、12 クランパ
2a 中央クランパ
2b 大クランパ
2c 凹部
3 ピックアップ
4、14 ピック制御手段
5、15 ピック読み取り手段
6、16 ターンテーブル回転手段
7、17 押圧手段
8、18 制御手段

Claims (2)

  1. 回転駆動するターンテーブル上に載置された円盤状記録媒体を回転自在に支持されたクランパとで狭持する円盤状記録媒体駆動装置であって、前記ターンテーブルは、前記円盤状記録媒体の内縁近傍を前記クランパと共に狭持する中央ターンテーブル部と、前記円盤状記録媒体の外周と当接する大ターンテーブル部と、前記中央ターンテーブル部の前記円盤状記録媒体の載置面と前記大ターンテーブル部の前記円盤状記録媒体の載置面とはほぼ同じ高さとなるように、前記中央ターンテーブル部から前記大ターンテーブル部を支持するスポークとを備えたことを特徴とする円盤状記録媒体駆動装置。
  2. 円盤状記録媒体に光ビームを照射するピックアップと、前記ピックアップを制御するピックアップ制御手段と、ターンテーブルの回転を制御し、回転の位置を表す回転位置信号を出力するターンテーブル回転手段と、前記ターンテーブルの回転位置信号を入力して回転位相から前記ピックアップ制御手段にピックアップのフォーカス制御を中断するよう指令する制御手段とを備え、前記中央ターンテーブル部から前記大ターンテーブル部を支持するスポークは、前記ピックアップから前記円盤状記録媒体に照射する光ビームを遮断する位置に配置することを特徴とする請求項1記載の円盤状記録媒体駆動装置。
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