JP2841752B2 - 光磁気ディスクの記録装置 - Google Patents

光磁気ディスクの記録装置

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JP2841752B2 JP17249590A JP17249590A JP2841752B2 JP 2841752 B2 JP2841752 B2 JP 2841752B2 JP 17249590 A JP17249590 A JP 17249590A JP 17249590 A JP17249590 A JP 17249590A JP 2841752 B2 JP2841752 B2 JP 2841752B2
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Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、光磁気ディスクに対して情報信号の記録を
行う光磁気ディスクの記録装置に関する。
B.発明の概要 本発明は、光磁気ディスクと外部磁界発生装置との間
に滑性シートを介在させることによってこれら光磁気デ
ィスクと外部磁界発生装置との間隔を一定に保つように
した光磁気ディスクの記録装置において、滑性シート
を、光磁気ディスクと接触する側を剛性シートとし、外
部磁界発生装置と接触する側を低摩擦シートとして、こ
れらを貼合わせることにより、滑性シートの耐久性を向
上させようとするものである。
C.従来の技術 従来、いわゆる垂直磁化が可能な信号記録層を有して
なる光磁気ディスクが提案されている。この光磁気ディ
スクに対して情報信号を書込むには、上記信号記録層の
情報信号を書込む領域に、レーザビームを集光させて照
射する等の手段によりこの領域をいわゆるキュリー温度
以上に加熱するとともに、該領域に外部磁界を印加す
る。キュリー温度以上に加熱された信号記録層は、保磁
力を略失っているので、上記外部磁界に倣うようにし
て、磁化方向が反転される。このように信号記録層の磁
化方向を反転させることにより、デジタル信号化された
情報信号の書込みを行うことができる。
このような光磁気ディスクに対して情報信号の書込み
を行う記録装置としては、例えば第5図に示すように、
蓋部51が回動可能に取付けられてなる装置本体52内に、
上記光磁気ディスク53を保持して回転操作するディスク
テーブル54と、上記光磁気ディスク53の信号記録層にレ
ーザビームを照射する光学ピックアップ装置55と、該信
号記録層に外部磁界を印加する外部磁界発生装置(図示
は省略する。)とが収容されてなるものが知られてい
る。
この記録装置においては、外部磁界発生装置が光磁気
ディスク53を挾んで前記光学ピックアップ装置55と対向
して配設され、該光学ピックアップ装置55と連動して前
記光磁気ディスク53の径方向に亘って移動操作されるよ
うになっている。
また、上記記録装置においては、前記光磁気ディスク
53のそりやチャッキング誤差等に起因して生ずるディス
クの面振れに対し前記外部磁界発生装置を追従させるた
めに、厚みの薄い高分子材料よりなる円盤状の滑性シー
ト56を前記光磁気ディスク53の一主面に密着させ、この
滑性シート56上に前記外部磁界発生装置を押し付けて摺
接させることで、これら外部磁界発生装置と光磁気ディ
スク53間の距離を常に一定に保ち、前記光磁気ディスク
53の面振れに対応させるような構成とされている。
具体的には、前記滑性シート56は、蓋部51が閉塞され
た状態,つまり第6図に示す光磁気ディスク53がディス
クテーブル54上でチャッキングされて記録が行われる状
態のときに、該光磁気ディスク53と外部磁界発生装置と
の間に滑性シート56が介在されるように、前記蓋部51の
内側面に固定された大径の円筒状をなすシート支持部材
57に支持されるようになされている。
すなわち、上記滑性シート56は、前記ディスクテーブ
ル54の略中央部に突出して形成されるディスク位置決め
突起58と係合するチャッキング部材59に接着固定され、
このチッキング部材59に設けられた該滑性シート56を支
持する円盤状のフランジ部60が前記シート支持部材57の
内側面より突出して形成される円筒状の引っ掛け部材61
内で遊嵌状態に収容されるようになっている。また、上
記滑性シート56は、上記フランジ部60が前記引っ掛け部
材61の一端縁側に該フランジ部60の外周縁部にオーバー
ハングするようにして形成された支持片62によって支え
られる、いわゆる首吊り状態で支持されるようになされ
ている。したがって、上記滑性シート56は、周方向に回
転可能となされるとともに、蓋体51に対して接離操作さ
れる方向に上下動可能となっている。
また、上記シート支持部材57には、ディスク交換の際
に前記蓋部51を開蓋したとき、前記滑性シート56がめく
れないようにするために、該滑性シート56を保護する支
持部63が上記滑性シート56の外周縁部にオーバーハング
して設けられている。このため、前記滑性シート56は、
蓋部51が開蓋されても、外周縁部が上記支持部材63に支
持され、めくれ上がりが防止される。
上記のようにして支持された滑性シート56を有してな
る記録装置においては、蓋部51が閉蓋されると、前記シ
ート支持部材57に支持された滑性シート56が、第6図に
示すように、ディスクテーブル54上に載置される光磁気
ディスク53の主面上に密着する。
このとき、滑性シート56の中心部に設けられたチャッ
キング部材59が前記ディスクテーブル54のディスク位置
決め突起58と係合して、前記滑性シート56がディスクテ
ーブル54上の光磁気ディスク53の他面上に載置される。
この結果、光磁気ディスク53は、これらチャッキング
部材59とディスクテーブル54との共働によってチャッキ
ングされる。
また、この状態では、上記滑性シート56は、フランジ
部60が前記引っ掛け部材61の支持片62に接触しない状
態,つまり回転可能な状態にある。
そして、チャッキングと同時に上記滑性シート56上に
外部磁界発生装置が押圧支持され、この状態で光学ピッ
クアップ装置55と連動して前記光磁気ディスク53の径方
向に亘って移動操作される。
このとき、外部磁界発生装置は、滑性シート56上を摺
接して移動操作されるので、該外部磁界発生装置と光磁
気ディスク53間の距離が常に一定に保たれ、当該光磁気
ディスク53の面振れに追従可能となる。したがって、光
磁気ディスク53の信号記録面全面に亘り、所定強度の磁
界を印加することが可能となり、当該光磁気ディスク53
に対する情報信号の良好な記録が行える。
D.発明が解決しようとする課題 ところで、前記滑性シート56は、蓋部51を開蓋する
際、該滑性シート56がその中心部を支点としてめくれず
に持ち上がるだけの剛性を有する必要性があることか
ら、ある程度剛性の高い材料で形成する必要がある。こ
れまでは、滑性シート56としては、例えばポリエチレン
テレフタレート(PET)やポリカーボネート(PC)等の
高分子材料よりなるシートが使用されてきた。
ところが、この滑性シート56と接触する外部磁界発生
装置は磁界発生用コイルをホルダーに収容させてなる
が、このホルダーがセラミックス等の硬質材料より形成
されているため、前記滑性シート56との摺接面がどうし
ても痛み易い。したがって、滑性シート56と外部磁界発
生装置との間に潤滑剤を塗布し、外部磁界発生装置の滑
性シート56に対する摩擦抵抗を低減させることによっ
て、前記滑性シート56の耐久性を向上させることが行わ
れている。
しかしながら、この方法では、短期間の使用には適し
ているものの、経時的変化に対しては有効ではない。こ
のため、滑性シート56として、前記外部磁界発生装置に
対する摩擦係数の低いシート、例えばイオンフッ化エチ
レン(ETF)等よりなるシートを用いることも考えられ
るが、このシートでは剛性が小さいため、形状変化が大
きく、前記蓋部51を開蓋したときにめくれが生じる。
このように、従来使用されてきた滑性シート56では、
剛性と低摩擦性の両方の機能を兼ね備えたものがなく、
長期間の使用に対応しきれないのが現状である。
そこで本発明は、かかる従来の実情に鑑みて提案され
たものであって、滑性シートの大幅な耐久性の向上が図
れ、長期間に亘る光磁気ディスクへの情報信号の記録が
良好に行える光磁気ディスクの記録装置を提供すること
を目的とするものである。
E.課題を解決するための手段 上述の課題を解決するとともに、上記の目的を達成す
るため、本発明にかかる光磁気ディスクの記録装置は、
装置本体に回動可能に取付けられてなる蓋部と、上記装
置本体内に収容されたスピンドルモーターの回動軸の先
端側に取付けられるディスクテーブルと、上記ディスク
テーブル上に載置される光磁気ディスクの一面側に対向
配置される光学ピックアップ装置と、上記光磁気ディス
クの他面側にこの光磁気ディスクに対し接離操作可能に
支持される滑性シートと、上記滑性シートが上記光磁気
ディスクに接触したとき、この滑性シートに接触して、
当該滑性シートを介して上記光磁気ディスクに対向する
とともに、この滑性シート及び上記光磁気ディスクを介
して光学ピックアップ装置に対向するように支持された
外部磁界発生装置とを備えてなり、前記滑性シートは、
光磁気ディスクと接触する剛性シートと、外部磁界発生
装置と接触する低摩擦シートが貼合わされてなるもので
ある。
F.作用 本発明においては、光磁気ディスクと外部磁界発生装
置との間に介在させる滑性シートを、光磁気ディスクと
接触する側を剛性シートとしているので、蓋部を開蓋し
た際には、この剛性シートの剛性により、上記滑性シー
トがめくれずに持ち上がる。
また、この滑性シートは、外部磁界発生装置と接触す
る側が低摩擦シートとされているので、外部磁界発生装
置と低摩擦シート間の摩擦抵抗が小さなものとなり、当
該外部磁界発生装置が滑り易くなる。したがって、滑性
シートの痛みが少なくなり、該当滑性シートの寿命が延
びる。
G.実施例 以下、本発明を適用した具体的な実施例を図面を参照
しながら説明する。
本実施例の光磁気ディスクの記録装置は、第1図に示
すように、光磁気ディスク1が装着され、この光磁気デ
ィスク1に対して情報信号の記録を行うように構成され
た装置である。
上記光磁気ディスク1は、いわゆる垂直磁化が可能と
なされた信号記録層を有してなり、この信号記録層がレ
ーザビームの照射等の手段によりいわゆるキュリー温度
以上に加熱されるとともに、この加熱された部分に外部
磁界が印加されることにより、信号記録層の磁化方向が
反転されて、情報信号の書込みが行えるように構成され
ている。なお、この光磁気ディスク1の中央部には、後
述するディスクテーブルと係合する円形のチャッキング
孔1aが設けられている。
上記光磁気ディスク1を装着させる記録装置は、外筺
体2を有して構成されている。この外筺体2は、略矩形
の箱体として形成され、上方側が開放された装置本体2a
と、この装置本体2aの上方側に設けられた開口部3を閉
蓋する蓋部2bとを有して構成されている。上記装置本体
2aと蓋部2bとは、互いの一側部をヒンジ部4によって回
動可能に支持されている。したがって、上記蓋部2bは、
上記装置本体2に対し、第1図中矢印で示す方向に回動
可能となされており、上記装置本体2aの開口部3を開閉
可能となしている。
上記装置本体2a内には、シャーシ5が配設されてい
る。このシャーシ5は、第2図に示すように、振動の影
響を無くすために、上記装置本体2aの底部に設けられた
複数のダンピング部材6によって、該底部より持ち上げ
られて支持される、いわゆるフローティング支持とされ
ている。また、このシャーシ5上には、ディスクテーブ
ル7及び光学ピックアップ装置8が設けられている。
上記ディスクテーブル7は、上記シャーシ5に取付け
られたスピンドルモータ9の駆動軸9aの先端側に取付け
られて、上記シャーシ5と略平行な状態に支持されてい
る。また、このディスクテーブル7の上記駆動軸9aの先
端側となる上面側の中央部には、周囲がテーパ状となさ
れた、すなわち、略円錐台状のディスク位置決め突起7a
が設けられている。上記光磁気ディスク1は、前記ディ
スクテーブル7上に載置されると、上記ディスク位置決
め突起7aが前記チャッキング孔1aに嵌入して、駆動軸9a
と同軸上に位置決めされる。
上記光学ピックアップ装置8は、例えばアルミダイカ
スト等により形成され、種々の光学デバイス等を内蔵す
る光学ブロック部8aを有してなる。そして、この光学ピ
ックアップ装置8は、上記光学ブロック部8aに内蔵した
半導体レーザ等からなる光源より発せられる光線,つま
り入射光を、対物レンズ8bを通して上記光磁気ディスク
1上に集光して照射するとともに、該光磁気ディスク1
より反射された光線,つまり戻り光を上記光学ブロック
部8aに内蔵した光検出器により検出するように構成され
ている。上記光学ブロック部8aには、上記光磁気ディス
ク1により反射された戻り光を上記光検出器に導くため
の検出光学系が内蔵されている。この検出光学系は、ウ
ォラストンプリズム(Wollaston Prism)や集光レンズ
等を有して構成され、上記光検出器によって光線の偏光
方向が検出できるように構成されている。
また、この光学ピックアップ装置8は、前記シャーシ
5上に設けられた支持レール10により、移動可能に支持
されている。したがって、この光学ピックアップ装置8
においては、前記光磁気ディスク1の一面側に上記対物
レンズ8bが対向配置され、上記光磁気ディスク1の内外
周に亘って径方向に移動可能となっている。
なお、上記対物レンズ8bは、いわゆるフォーカスサー
ボ及びトラッキングサーボを行うため、上記光学ブロッ
ク部8aに対し、上記光磁気ディスク1に対する接離方向
及び上記光磁気ディスク1の径方向に移動操作可能とな
されている。
そして、上記光学ブロック部8aには、第1及び第2の
支持アーム11a,11bを介して、外部磁界発生装置となる
磁気ヘッド12が、前記対物レンズ8bに対向するようにし
て取付けられている。上記第1の支持アーム11aは、薄
い金属板等により形成され、基端側を上記光学ブロック
部8aに支持し、先端側を前記ヒンジ部4の近傍に位置さ
せている。一方、第2の支持アーム11bは、上記第1の
支持アーム11aと同様に形成され、基端側を上記第1の
支持アーム11aの先端側に対し、関節部13を介して回動
可能に取付けられている。この関節部13は、上記第2の
支持アーム11bが前記蓋部2bに連動して、前記シャーシ
5に対し接離する方向に回動可能となるように、前記第
2の支持アーム11bを支持している。
また、上記第2の支持アーム11bは、上記蓋部2bの前
記装置本体2aに対向する側である下面側と、この蓋部2b
の下面側に両端部を支持されて設けられたアーム吊りシ
ャフト14との間に挿通されている。すなわち、上記第2
の支持アーム11bは、上記蓋部2bの開閉操作に伴い、こ
の蓋部2bの開閉動作に連動して、前記関節部13を中心に
回動操作されるようになされている。
前記磁気ヘッド12は、磁界発生用のコイルをセラミッ
クス等の硬質材料より形成されるホルダー内に収容して
構成され、上記第2の支持アーム11bの先端側に取付け
られている。この磁気ヘッド12は、前記光磁気ディスク
1がディスクテーブル7上に装着されると、この光磁気
ディスク1を介して前記対物レンズ8bと対向するように
なされている。また、この磁気ヘッド12は、上記光学ピ
ックアップ装置8が上記光磁気ディスク1の径方向に移
動操作されると、この光学ピックアップ装置8に連動し
て移動操作されるようになされている。つまり、これら
光学ピックアップ装置8と磁気ヘッド12とは、常に光磁
気ディスク1を挾んで対向し、連動して動くようになっ
ている。
また、上記蓋部2bの下面側,すなわち前記光磁気ディ
スク1と対向する内側面には、後述する滑性シートを支
持し、ディスク交換時における前記蓋部2bの開蓋操作に
よる空気流の影響により該滑性シートのめくれを防止す
るシート支持部材15が設けられている。
このシート支持部材15は、前記光磁気ディスク1より
やや大径の円板状の底部15dを有している。そして、こ
の底部15bの外周縁には、後述のチャッキング部材によ
って支持された滑性シートを収容するに足る長さの周壁
15bが垂下して形成されている。また、この周壁15bの先
端側には、滑性シートの外周縁部を係止する係止部15a
が、滑性シートの外周縁部に対してオーバーハングする
ように内方向に向かって円環状に形成されている。した
がって、前記蓋部12aを開蓋したときに生じる空気流に
よって前記滑性シートが多少撓んだとしても、該滑性シ
ートの外周縁部が上記係止部15aに支えられ、当該滑性
シートのめくれが防止される。
なお本例では、上記係止部15aは、前記周壁15bの外周
縁全体に亘って形成されているが、これは周壁15bの外
周縁部に断面L字状の突片として数箇所に設けるように
してもよい。
また、係止部15aと上記円筒状をなす内壁15bとの交点
位置には、後述するシャーシ5上に設けられる位置決め
部材と係合するテーパ部15cが設けられている。なお本
例では、上記テーパ部15cは、シート支持部材16の全周
囲に亘って設けられている。
また、上記シート支持部材15の前記蓋部2bと対向する
底部15dには、当該シート支持部材15を支持するための
支持部材16が設けられている。この支持部材16は、底部
15dの略中心部に蓋部2bへ向かって垂直に設けられる円
筒状の連結部16aと、この連結部16aの先端に設けられる
円盤状のフランジ部16bとからなっている。
そして、このフランジ部16bに対応する前記蓋部2bの
内側面には、前記シート支持部材15を遊嵌状態に支持す
る引っ掛け部17が設けられている。上記引っ掛け部17
は、上記フランジ部16bを遊嵌状態に収容する円筒状の
フランジ収容部17aと、このフランジ収容部17a内に収容
されるフランジ部16bの外周縁部を支持する支持片17bと
からなっている。
上記フランジ収容部17aは、前記フランジ部16bを内部
で遊嵌状態に収容し得る程度の大きさの円筒状とされ、
前記蓋部2bの内面より突出して形成されている。また、
支持片17bは、上記フランジ収容部17a内に収容されるフ
ランジ部16bの外周縁部に対してオーバーハングするよ
うに、該フランジ収容部17aの外周縁部より内方向に向
かって円環状に形成されている。
したがって、前記シート支持部材15は、前記フランジ
部16bが蓋部2bに設けられた引っ掛け部17のフランジ収
容部17a内に収容されて遊嵌状態となされる。また、上
記シート支持部材15は、蓋部2bが開蓋された状態では、
フランジ部16bの外周縁部が支持片17bに係合して支持さ
れ、いわゆる首吊り状態とされる。すなわち、上記シー
ト支持部材15は、蓋部2bに対して接離する方向へ移動可
能となるとともに、前記支持部材16の連結部16aを中心
として周方向に回動可能となる。
そしてさらに、上記シート保持部材15には、前記光磁
気ディスク1よりもやや大径の円盤状の滑性シート18が
設けられるようになっている。上記滑性シート18は、光
磁気ディスク1の面振れに対し前記磁気ヘッド12を追従
させるために設けられるもので、前記ディスクテーブル
7と後述のチャッキング部材とで光磁気ディスク1をチ
ャッキングとしたときに、当該光磁気ディスク1の他面
側に密着するようになされている。
このような滑性シート18としては、例えば、第4図
(A)に示すように、光磁気ディスク1と接触する側が
剛性の高い材料より形成される剛性シート18aとされ、
磁気ヘッド12と接触する側が摩擦係数の低い材料より形
成される低摩擦シート18bとされて、これらが接合層18c
によって貼合わされてなっている。
上記滑性シート18において光磁気ディスク1と接触す
る側を剛性シート18aとしているのは、前記蓋部2bを開
蓋したときに、空気流の影響で滑性シート18がめくれな
いようにするためである。したがって、かかる剛性シー
ト18aとしては、剛性の高いポリエチレンテレフタレー
トやポリカーボネート等よりなるシートが好適である。
また、上記剛性シート18aの厚みとしては、滑性シート1
8を中央部で支持したときにめくれずに持ち上がること
ができるように、100μm程度とすることが好ましい。
一方、磁気ヘッド12と接触する側を低摩擦シート18b
としているのは、該磁気ヘッド12の滑性シート18に対す
る摩擦抵抗を低下させ、当該滑性シート18の痛みを少な
くして耐久性を向上させるためである。したがって、か
かる低摩擦シート18bとしては、前記磁気ヘッド12に対
する摩擦係数の低い材料が好適であり、具体的にはイオ
ンフッ化エチレン等よりなるシートが好ましい。また、
このときの低摩擦シート18bの厚みは、20〜40μm程度
とすることが望ましい。
上記剛性シート18bにおいては、接触面上を磁気ヘッ
ド12が摺接することから、静電気が発生しやすくなって
いるため、該磁気ヘッド12との吸着防止を図るために、
第4図(B)で示すように、前記低摩擦シート18a中に
カーボン等の硬質粒子を分散させるようにしてもよい。
このようにすれば、静電気の発生が抑制され、滑性シー
ト18と磁気ヘッド12との吸着が防止されるとともに、該
磁気ヘッド12との摩擦抵抗がより一層減少し、滑性シー
ト18の耐久性が大幅に向上する。
なお、吸着を防止する手法としては、この他、帯電防
止する手法や導電性により静電気を逃がす手法等が採用
できる。また、上記滑性シート18においては、モータ等
の発熱により記録装置内が恒温以上となることから、該
滑性シート18のそり防止を図るため、前記剛性シート18
aと低摩擦シート18bの熱収縮率を揃えることが好まし
い。
そして、これらを接合する接合層18cとしては、例え
ば、アクリル系の接着剤や粘着剤等が使用される。ま
た、このときの接合層18cの厚みは、20〜40μm程度と
することが好ましい。接合層18cの厚みが20〜40μmの
範囲であれば、前記剛性シート18aと低摩擦シート18bと
の接合強度が確保できるばかりでなく、前記剛性シート
18b上に外部磁界発生装置が接触する際の衝撃を和らげ
ることができる。
そして、上記のように形成された滑性シート18におい
ては、その略中心部に光磁気ディスク1を前記ディスク
テーブル7との共働によってチャッキングするチャッキ
ング部材19が取付けられている。このチャッキング部材
19は、ディスクテーブル7と略同一径の円盤状とされる
とともに、その略中央部に円錐状の突起が設けられてな
り、この突起にディスクテーブル7に設けられたディス
ク位置決め突起7aが係合するようになっている。したが
って、上記チャッキング部材19は、前記ディスクテーブ
ル7と共働して光磁気ディスク1をチャッキングし、該
ディスクテーブル7とともに回動するようになってい
る。
また、上記チャッキング部材19には、前記滑性シート
18を支持するための支持部材20が設けられている。この
支持部材20は、チャッキング部材19の略中心部に前記シ
ート支持部材15へ向かって垂直に設けられる円筒状の連
結部20aと、この連結部20aの先端に設けられた円盤状の
フランジ部20bとからなっている。
そして、このフランジ部20bに対応する前記シート支
持部材15の内側面には、前記滑性シート18を遊嵌状態に
支持する引っ掛け部21が設けられている。上記引っ掛け
部21は、先の蓋部2bに設けられた引っ掛け部17と同様、
上記フランジ部20bを内部で遊嵌状態に収容する円筒状
のフランジ収容部21aと、このフランジ収容部21a内に収
容されるフランジ部20bの外周縁部を支持する支持片21b
とからなっている。
上記フランジ収容部21aは、前記フランジ部20を内部
で遊嵌状態に収容し得る程度の大きさの円筒状とされ、
前記シート支持部材15の内側面より突出して形成されて
いる。また、支持片21bは、上記フランジ収容部21a内に
収容されるフランジ部20bの外周縁部に対してオーバー
ハングするように、該フランジ収容部21aの外周縁部よ
り内方向に向かって円環状に形成されている。
したがって、前記滑性シート18は、前記フランジ部20
bがシート支持部材15に設けられた引っ掛け部21のフラ
ンジ収容部21a内に収容されて遊嵌状態となされる。ま
た、上記滑性シート18は、蓋部2bが開蓋された状態で
は、フランジ部20bの外周縁部が支持片21bに係合して支
持され、いわゆる首吊り状態とされる。すなわち、上記
滑性シート18は、シート支持部材15に対して接離する方
向へ移動可能となるとともに、前記支持部材20の連結部
20aを中心として周方向に回動可能となる。
また、上記装置本体2a内には、前述のシート支持部材
15をディスクテーブル7を基準とした位置に位置決めす
るための位置決め部材22が複数設けられている。これら
位置決め部材22は、前述したシャーシ5上にディスクテ
ーブル7を基準とした位置、すなわち蓋部2bが閉蓋され
て滑性シート18がディスクテーブル7上の光磁気ディス
ク1の他面上に密着されたときに、この滑性シート18の
外周縁部とシート支持部材15との間に一定の間隙が保た
れるような位置に設けられている。
そして、これら位置決め部材22には、前記シート支持
部材15を支持し、位置決めするための受け部23が設けら
れている。上記受け部23は、第3図に示すように、上記
シート支持部材15に設けられたテーパ部15cと面接触す
る傾斜部23aと、これに連続して設けられる前記係止部1
5aはやはり面接触する平坦部23bを有してなっている。
したがって、前記シート支持部材15は、蓋部2bが閉蓋さ
れると、上記傾斜部23aに該シート支持部材15のテーパ
部15cが面接触するとともに、平坦部23bに該シート支持
部材15の係止部15aが面接触して、当該位置決め部材22
上に位置決めされる。
上述のように構成された光磁気ディスクの記録装置に
おいては、第2図に示すように、上記蓋部2bを開蓋した
状態で、光磁気ディスク1が前記ディスクテーブル7に
載置される。
蓋部2bが開蓋されている状態では、前述の滑性シート
18は、該滑性シート18に設けられたフランジ部20bが前
記シート支持部材15に設けられた引っ掛け部21の支持片
21bに係合して、当該シート支持部材15に対して首吊り
状態に支持されている。このときの滑性シート18は、剛
性シート18aの剛性によりその中心部の支持にのみによ
ってめくれることなく、持ち上げられている。
一方、シート支持部材15も同様に、該シート支持部材
15に設けられたフランジ部16bが前記蓋部2bに設けられ
た引っ掛け部17の支持片17bに係合して、当該蓋部2bに
対して首吊り状態に支持されている。
そして、第3図に示すように、蓋部2bが閉蓋される
と、上記滑性シート18に設けられたチャッキング部材19
が前記ディスクテーブル7上のディスク位置決め突起9a
と係合し、前記光磁気ディスク1がチャッキングされ
る。
このとき、上記光磁気ディスク1の他面側には、チャ
ッキング部材19に設けられた滑性シート18が密着すると
ともに、この滑性シート18上に前述の磁気ヘッド12が一
定の圧力で接触する。また、この状態においては、上記
滑性シート18に設けられるフランジ部20bがシート支持
部材15に設けられた引っ掛け部21の支持片21bと非接触
状態にあり、前記滑性シート18が光磁気ディスク1とと
もに回転可能な状態にある。
一方、上記滑性シート18を支持しているシート支持部
材15は、前記ディスクテーブル7を基準として装置本体
2a側に設けられる複数の位置決め部材22によって位置決
めされる。このシート支持部材15が位置決めされた状態
では、前記滑性シート18とシート支持部材15との間に一
定の間隙が保たれるようになされており、これら滑性シ
ート18とシート支持部材15との接触が防止されるように
なっている。したがって、滑性シート18がシート支持部
材15に接触することにより生ずる回転数の変動に伴うフ
ォーカスサーボ及びトラッキングサーボの乱れをなくす
ことができ、また騒音も防止できる。
そして、この状態で装置が記録モードとなされると、
前記ディスクテーブル7が回転操作され、上記光磁気デ
ィスク1が滑性シート18とともにディスクテーブル7の
回動に伴って回転される。
なお、このとき上記滑性シート18は、上記光磁気ディ
スク1に良好に密着されているため、この光磁気ディス
ク1との間に滑りを生ずることがなく、上記光磁気ディ
スク1に傷損を与えることがない。
そして、上記磁気ヘッド12が、前記光学ピックアップ
装置8と連動して上記滑性シート18上を摺接しながら、
前記光磁気ディスク1の径方向に亘って移動操作され
る。
このとき、上記磁気ヘッド12と接触する滑性シート18
は、摺接面が低摩擦シート18bとされているので、当該
磁気ヘッド12を滑らかに摺接させることができる。
また、光磁気ディスク1が面振れを起こしたとして
も、前記磁気ヘッド12は滑性シート18上を摺動している
ため、光磁気ディスク1と磁気ヘッド12間の距離が一定
に保たれ、面振れに追従できる。したがって、上記光磁
気ディスク1に対しては、常に一定の強さの磁界を印加
できる。以上のようにして、前記光磁気ディスク1に対
する情報信号の記録が行われる。
H.発明の効果 以上の説明からも明らかなように、本発明にかかる光
磁気ディスクの記録装置においては、光磁気ディスクと
外部磁界発生装置の間に介在させる滑性シートを、外部
磁界発生装置と接触する側を低摩擦シートとしているの
で、外部磁界発生装置がこの滑性シートに対して滑らか
に摺接する。したがって、滑性シートの傷つきがなくな
り、当該滑性シートの耐久性が大幅に向上して、長期間
に亘る光磁気ディスクへの情報信号の記録が良好に行え
る。
また、上記滑性シートは、光磁気ディスクと接触する
側が剛性シートとされているので、蓋部を開蓋するとき
には、この剛性シートの剛性により滑性シートがめくれ
ることなく持ち上がる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる光磁気ディスクの記録装置の構
成を示す斜視図である。 第2図はその装置の縦断面図であり、第3図はその装置
の閉蓋状態を示す横断面図である。 第4図(A)は滑性シートの要部拡大断面図であり、第
4図(B)は滑性シートの他の例を示す要部拡大断面図
である。 第5図は従来の光磁気ディスクの記録装置の開蓋状態を
示す縦断面図であり、第6図はその装置の閉蓋状態を示
す横断面図である。 1……光磁気ディスク 2……外筐体 2a……装置本体 2b……蓋部 7……ディスクテーブル 8……光学ピックアップ装置 12……磁気ヘッド 15……シート保持部材 18……滑性シート 18a……剛性シート 18b……低摩擦シート 22……位置決め部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 11/10 566 G11B 11/10 561 G11B 11/10 536 G11B 5/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置本体に回動可能に取付けられてなる蓋
    部と、 上記装置本体内に収容されたスピンドルモーターの回転
    軸の先端側に取付けられるディスクテーブルと、 上記ディスクテーブル上に載置される光磁気ディスクの
    一面側に対向配置される光学ピックアップ装置と、 上記光磁気ディスクの他面側にこの光磁気ディスクに対
    し接離操作可能に支持される滑性シートと、 上記滑性シートが上記光磁気ディスクに接触したとき、
    この滑性シートに接触して、当該滑性シートを介して上
    記光磁気ディスクに対向するとともに、この滑性シート
    及び上記光磁気ディスクを介して光学ピックアップ装置
    に対向するように支持された外部磁界発生装置とを備え
    てなり、 前記滑性シートは、光磁気ディスクと接触する剛性シー
    トと、外部磁界発生装置と接触する低摩擦シートが貼合
    わされてなる光磁気ディスクの記録装置。
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