JP3019420B2 - ディスクチャッキング機構 - Google Patents
ディスクチャッキング機構Info
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- JP3019420B2 JP3019420B2 JP2416340A JP41634090A JP3019420B2 JP 3019420 B2 JP3019420 B2 JP 3019420B2 JP 2416340 A JP2416340 A JP 2416340A JP 41634090 A JP41634090 A JP 41634090A JP 3019420 B2 JP3019420 B2 JP 3019420B2
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- JP
- Japan
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- disk
- ring
- centering member
- chucking mechanism
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- Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報信号の記録媒体と
して用いられる光ディスク等のディスクを回転駆動する
ディスク回転駆動機構を構成するディスクテーブルにデ
ィスクをチャッキングするディスクチャッキング機構に
関する。
して用いられる光ディスク等のディスクを回転駆動する
ディスク回転駆動機構を構成するディスクテーブルにデ
ィスクをチャッキングするディスクチャッキング機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報信号の記録媒体として、光デ
ィスクや光磁気ディスク等の如きディスクが用いられて
いる。このディスクは、図7に示すように、ポリカーボ
ネイト等の透明樹脂や硝子等からなるディスク基板10
1の一方の主面に信号記録層102を形成している。信
号記録層102は、再生専用のディスクにあっては、ア
ルミニウム等の金属薄膜により形成されている。また、
信号記録層102は、光磁気ディスク等の情報信号の再
記録を可能としたディスクにあっては、所定の磁性材料
からなる薄膜により形成されている。信号記録層102
の表面は、信号記録面102aとなされている。この信
号記録面102aには、略同心円状若しくは螺旋状に記
録トラックが形成されている。
ィスクや光磁気ディスク等の如きディスクが用いられて
いる。このディスクは、図7に示すように、ポリカーボ
ネイト等の透明樹脂や硝子等からなるディスク基板10
1の一方の主面に信号記録層102を形成している。信
号記録層102は、再生専用のディスクにあっては、ア
ルミニウム等の金属薄膜により形成されている。また、
信号記録層102は、光磁気ディスク等の情報信号の再
記録を可能としたディスクにあっては、所定の磁性材料
からなる薄膜により形成されている。信号記録層102
の表面は、信号記録面102aとなされている。この信
号記録面102aには、略同心円状若しくは螺旋状に記
録トラックが形成されている。
【0003】上述したようなディスクに対して情報信号
の記録及び/又は再生を行うには、ディスクドライブ装
置が用いられる。このディスクドライブ装置は、光ディ
スクを保持して回転操作する回転駆動装置と、この回転
駆動装置により回転操作されるディスクに対して光ビー
ムを照射する光学ピックアップ装置等を備えている。こ
のディスクドライブ装置は、光学ピックアップ装置によ
り、信号記録面102aに光ビームを収束して照射して
情報信号の記録及び/又は再生が行われる。ディスクに
対する光ビームの照射は、ディスク基板101の他方の
主面側より行われる。光ビームは、ディスク基板101
中を透過して、信号記録面102aに照射される。ま
た、光ビームは、光学ピックアップ装置によって、記録
トラックを辿るようにして照射される。
の記録及び/又は再生を行うには、ディスクドライブ装
置が用いられる。このディスクドライブ装置は、光ディ
スクを保持して回転操作する回転駆動装置と、この回転
駆動装置により回転操作されるディスクに対して光ビー
ムを照射する光学ピックアップ装置等を備えている。こ
のディスクドライブ装置は、光学ピックアップ装置によ
り、信号記録面102aに光ビームを収束して照射して
情報信号の記録及び/又は再生が行われる。ディスクに
対する光ビームの照射は、ディスク基板101の他方の
主面側より行われる。光ビームは、ディスク基板101
中を透過して、信号記録面102aに照射される。ま
た、光ビームは、光学ピックアップ装置によって、記録
トラックを辿るようにして照射される。
【0004】そして、ディスクを回転操作する回転駆動
装置は、ディスクを保持するため、ディスクチャッキン
グ機構を有している。ディスクチャッキング機構は、小
型化を図るため、図7に示すように、中心部に鉄やステ
ンレス等の磁性材料からなる板体103が取り付けられ
たディスクを用い、この板体103をマグネット108
により吸引して保持する。このようなディスクチャッキ
ング機構により保持されるディスクは、略円盤状に形成
された板体103がディスク基板101の中心部に穿設
されたセンター孔101aを閉塞するようにして接着剤
を用いてディスク基板101に取り付けられている。セ
ンター孔101aは、中心軸が記録トラックの曲率中心
に一致するように、ディスク基板101に穿設されてい
る。
装置は、ディスクを保持するため、ディスクチャッキン
グ機構を有している。ディスクチャッキング機構は、小
型化を図るため、図7に示すように、中心部に鉄やステ
ンレス等の磁性材料からなる板体103が取り付けられ
たディスクを用い、この板体103をマグネット108
により吸引して保持する。このようなディスクチャッキ
ング機構により保持されるディスクは、略円盤状に形成
された板体103がディスク基板101の中心部に穿設
されたセンター孔101aを閉塞するようにして接着剤
を用いてディスク基板101に取り付けられている。セ
ンター孔101aは、中心軸が記録トラックの曲率中心
に一致するように、ディスク基板101に穿設されてい
る。
【0005】ディスクチャッキング機構は、回転駆動装
置を構成する図示しないスピンドルモータの回転軸10
4と、この回転軸104に取り付けられるディスクテー
ブル105を有している。ディスクテーブル105は、
略円盤形状に形成された内側盤部105aと、この内側
盤部5aの外周側に取り付けられる外側環状部105b
とから構成されている。内側盤部105aには、中央部
に回転軸104が嵌合される支持孔109が設けられて
いる。ディスクテーブル105は、内側盤部105aの
支持孔109に回転軸104が下面側より圧入されるこ
とにより、回転軸104に取り付けられる。また、内側
盤部105aは、支持孔109の周囲が回転軸104の
先端側に円柱状に突出した突出部105cとなされてい
る。外側環状部105bの上面は、円環状のディスクの
載置部106となされている。
置を構成する図示しないスピンドルモータの回転軸10
4と、この回転軸104に取り付けられるディスクテー
ブル105を有している。ディスクテーブル105は、
略円盤形状に形成された内側盤部105aと、この内側
盤部5aの外周側に取り付けられる外側環状部105b
とから構成されている。内側盤部105aには、中央部
に回転軸104が嵌合される支持孔109が設けられて
いる。ディスクテーブル105は、内側盤部105aの
支持孔109に回転軸104が下面側より圧入されるこ
とにより、回転軸104に取り付けられる。また、内側
盤部105aは、支持孔109の周囲が回転軸104の
先端側に円柱状に突出した突出部105cとなされてい
る。外側環状部105bの上面は、円環状のディスクの
載置部106となされている。
【0006】また、ディスクテーブル105の上面側に
は、載置部106の内側に位置にしてセンタリング部材
107が配設されている。センタリング部材107は、
円環状に形成され、外周面がテーパ部107aが規制さ
れている。このテーパ部107aは、一端側より他端側
に亘って、徐々に拡径されて略円錐形状の外周面の一部
をなすようにして形成されている。センタリング部材1
07は、内側盤部105aの突出部105cの周囲に嵌
装されている。このセンタリング部材107は、内周面
107bが突出部105cの外周面に対して所定の微小
間隙を隔てて対向しており、突出部105cに対し回転
軸104の軸方向に摺動可能となされている。このセン
タリング部材107とディスクテーブル105の内側盤
部105aの内側部との間には、圧縮コイルバネ110
が嵌装されている。
は、載置部106の内側に位置にしてセンタリング部材
107が配設されている。センタリング部材107は、
円環状に形成され、外周面がテーパ部107aが規制さ
れている。このテーパ部107aは、一端側より他端側
に亘って、徐々に拡径されて略円錐形状の外周面の一部
をなすようにして形成されている。センタリング部材1
07は、内側盤部105aの突出部105cの周囲に嵌
装されている。このセンタリング部材107は、内周面
107bが突出部105cの外周面に対して所定の微小
間隙を隔てて対向しており、突出部105cに対し回転
軸104の軸方向に摺動可能となされている。このセン
タリング部材107とディスクテーブル105の内側盤
部105aの内側部との間には、圧縮コイルバネ110
が嵌装されている。
【0007】そして、突出部105cには、支持孔10
9を外周囲に円環状の溝部が形成され、円環状のマグネ
ット108が配設されている。このマグネット108
は、突出部105cよりも上方側に突出しないように配
設されている。
9を外周囲に円環状の溝部が形成され、円環状のマグネ
ット108が配設されている。このマグネット108
は、突出部105cよりも上方側に突出しないように配
設されている。
【0008】このディスクチャッキング機構によりディ
スクを保持するには、センター孔101aにセンタリン
グ部材107を挿入するようにして、ディスク基板10
1をディスクテーブル105上に載置すると、マグネッ
ト108が板体103を吸引し、ディスク基板1のセン
ター孔101aの周囲を載置部106に圧接させる。こ
のようにディスクチャッキング機構に保持されたディス
クは、載置部106を基準として高さ位置が規制され
る。
スクを保持するには、センター孔101aにセンタリン
グ部材107を挿入するようにして、ディスク基板10
1をディスクテーブル105上に載置すると、マグネッ
ト108が板体103を吸引し、ディスク基板1のセン
ター孔101aの周囲を載置部106に圧接させる。こ
のようにディスクチャッキング機構に保持されたディス
クは、載置部106を基準として高さ位置が規制され
る。
【0009】センタリング部材107は、テーパ部10
7aがセンター孔101aの周縁に当接され、ディスク
基板101に押圧されて圧縮コイルバネ110を変位さ
せて回転軸104の基端側に移動される。センタリング
部材107は、圧縮コイルバネ110の弾性力により、
初期位置に復帰する図7中矢印a方向に付勢され、テー
パ部107aをセンター孔101aの周縁に圧接させ
る。このように、圧縮コイルバネ110の付勢力によっ
てテーパ部107aがセンター孔1aの周縁に圧接され
ることにより、ディスク基板101のセンタリングが図
られ、センター孔101aの中心とセンタリング部材1
07の中心とが一致するようにディスク基板101の径
方向に移動される。
7aがセンター孔101aの周縁に当接され、ディスク
基板101に押圧されて圧縮コイルバネ110を変位さ
せて回転軸104の基端側に移動される。センタリング
部材107は、圧縮コイルバネ110の弾性力により、
初期位置に復帰する図7中矢印a方向に付勢され、テー
パ部107aをセンター孔101aの周縁に圧接させ
る。このように、圧縮コイルバネ110の付勢力によっ
てテーパ部107aがセンター孔1aの周縁に圧接され
ることにより、ディスク基板101のセンタリングが図
られ、センター孔101aの中心とセンタリング部材1
07の中心とが一致するようにディスク基板101の径
方向に移動される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
なディスクチャッキング機構は、センタリング部材10
7の内周面107bと突出部105cの外周面との間隙
を微小間隔とするため、これらセンタリング部材107
の内周面107bと突出部105cの外周面とを高精度
に形成する必要がある。すなわち、センタリング部材1
07の内周面107bと突出部105cの外周面との間
隙が大きいと、センタリング部材107の回転軸104
の中心軸に対する移動可能な範囲が大きくなり、センタ
ー孔101aの中心とセンタリング部材107の中心が
一致するようになされても、回転軸104の中心には一
致しない虞れがある。センター孔101aの中心と回転
軸104の中心とが一致しないと、ディスク基板101
が回転軸104に対して偏心を生じ、回転軸104が回
転操作されたとき、記録トラックがディスク基板101
の径方向に移動することとなる。この偏心が、例えば1
70μm程度以上となると、情報信号の正確な記録を行
いあるいは記録された情報信号の正確な読み出しができ
なくなる。
なディスクチャッキング機構は、センタリング部材10
7の内周面107bと突出部105cの外周面との間隙
を微小間隔とするため、これらセンタリング部材107
の内周面107bと突出部105cの外周面とを高精度
に形成する必要がある。すなわち、センタリング部材1
07の内周面107bと突出部105cの外周面との間
隙が大きいと、センタリング部材107の回転軸104
の中心軸に対する移動可能な範囲が大きくなり、センタ
ー孔101aの中心とセンタリング部材107の中心が
一致するようになされても、回転軸104の中心には一
致しない虞れがある。センター孔101aの中心と回転
軸104の中心とが一致しないと、ディスク基板101
が回転軸104に対して偏心を生じ、回転軸104が回
転操作されたとき、記録トラックがディスク基板101
の径方向に移動することとなる。この偏心が、例えば1
70μm程度以上となると、情報信号の正確な記録を行
いあるいは記録された情報信号の正確な読み出しができ
なくなる。
【0011】一方、センタリング部材107の内周面1
07bと突出部105cの外周面との間隙を小さくし、
例えば50乃至100μm程度以下の間隙とすると、こ
れら内周面107bと突出部105cの外周面との間に
塵埃等が侵入し、センタリング部材107が突出部10
5cに対して摺動不可能となる虞れがある。センタリン
グ部材107が突出部105cに対して摺動しないと、
ディスクのセンタリング操作が行えなくなる。
07bと突出部105cの外周面との間隙を小さくし、
例えば50乃至100μm程度以下の間隙とすると、こ
れら内周面107bと突出部105cの外周面との間に
塵埃等が侵入し、センタリング部材107が突出部10
5cに対して摺動不可能となる虞れがある。センタリン
グ部材107が突出部105cに対して摺動しないと、
ディスクのセンタリング操作が行えなくなる。
【0012】このように、上述のディスクチャッキング
機構は、センタリング部材107の内周面107b及び
突出部105cの外周面を高精度で形成する必要がある
ため、製造が困難である。
機構は、センタリング部材107の内周面107b及び
突出部105cの外周面を高精度で形成する必要がある
ため、製造が困難である。
【0013】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、製造が容易で、ディスクを正確
にセンタリングして保持することができるディスクチャ
ッキング機構を提供することを目的とする。
案されるものであって、製造が容易で、ディスクを正確
にセンタリングして保持することができるディスクチャ
ッキング機構を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し上記
目的を達成するため、本発明に係るディスクチャッキン
グ機構は、センター孔が設けられたディスクが載置され
る載置部を有するディスクテーブルと、載置部の内周側
に配設され、載置部に載置されるディスクのセンター孔
の内周面全体に斜面を有する外周面が当接するセンタリ
ング部材と、このセンタリング部材に取り付けられる支
持端とディスクテーブルに取り付けられる固定端とこれ
ら支持端と固定端との間に支持端から固定端に向かって
放射状に設けられセンタリング部材をディスクの主面に
略直交する方向に弾性変位させる複数の弾性変位部を有
する弾性部材とを備える。
目的を達成するため、本発明に係るディスクチャッキン
グ機構は、センター孔が設けられたディスクが載置され
る載置部を有するディスクテーブルと、載置部の内周側
に配設され、載置部に載置されるディスクのセンター孔
の内周面全体に斜面を有する外周面が当接するセンタリ
ング部材と、このセンタリング部材に取り付けられる支
持端とディスクテーブルに取り付けられる固定端とこれ
ら支持端と固定端との間に支持端から固定端に向かって
放射状に設けられセンタリング部材をディスクの主面に
略直交する方向に弾性変位させる複数の弾性変位部を有
する弾性部材とを備える。
【0015】
【作用】本発明に係るディスクチャッキング機構は、デ
ィスクのセンター孔の内周面全体に斜面を有する外周面
が当接するセンタリング部材が弾性部材を介してディス
クテーブルに支持されてディスクの主面に略直交する方
向にのみ弾性変位することにより、ディスクのディスク
テーブルに対するセンタリングが行われる。
ィスクのセンター孔の内周面全体に斜面を有する外周面
が当接するセンタリング部材が弾性部材を介してディス
クテーブルに支持されてディスクの主面に略直交する方
向にのみ弾性変位することにより、ディスクのディスク
テーブルに対するセンタリングが行われる。
【0016】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
【0017】本発明に係るディスクチャッキング機構
は、ディスクドライブ装置等において、光ディスクや光
磁気ディスク等の情報信号の記録媒体となるディスクを
保持するものである。
は、ディスクドライブ装置等において、光ディスクや光
磁気ディスク等の情報信号の記録媒体となるディスクを
保持するものである。
【0018】このディスクチャッキング機構により保持
されるディスクは、第1図に示すように、ポリカーボネ
イト等の透明樹脂や硝子等からなるディスク基板1の一
方の主面に信号記録層2を形成している。信号記録層2
は、再生専用のディスクにあっては、アルミニウム等の
金属薄膜により形成されている。また、信号記録層2
は、光磁気ディスク等の情報信号の再記録を可能とした
ディスクにあっては、所定の磁性材料からなる薄膜によ
り形成されている。信号記録層2の表面は、信号記録面
2aとなされている。この信号記録面2aには、略同心
円状若しくは螺旋状に記録トラックが形成されている。
なお、再生専用のディスクにあっては、信号記録層2
は、アルミニウム等の金属薄膜により形成される。
されるディスクは、第1図に示すように、ポリカーボネ
イト等の透明樹脂や硝子等からなるディスク基板1の一
方の主面に信号記録層2を形成している。信号記録層2
は、再生専用のディスクにあっては、アルミニウム等の
金属薄膜により形成されている。また、信号記録層2
は、光磁気ディスク等の情報信号の再記録を可能とした
ディスクにあっては、所定の磁性材料からなる薄膜によ
り形成されている。信号記録層2の表面は、信号記録面
2aとなされている。この信号記録面2aには、略同心
円状若しくは螺旋状に記録トラックが形成されている。
なお、再生専用のディスクにあっては、信号記録層2
は、アルミニウム等の金属薄膜により形成される。
【0019】ディスク基板1には、中心部に円形のセン
ター孔1aが穿設されている。センター孔1aは、一定
の径を有し、ディスク基板1の一方の主面より他方の主
面に貫通して形成されている。このセンター孔1aは、
ディスク基板1を射出成形等により形成する際に同時に
形成される。センター孔1aは、記録トラックの曲率中
心に一致するように形成されている。センター孔1aの
中心と記録トラックの曲率中心とを一致させるには、デ
ィスク基板1を形成する際に、一体的に記録トラックを
形成するようにすればよい。すなわち、ディスク基板1
を射出成形により形成する場合には、ディスク基板1を
形成する金型の精度によってセンター孔1aの中心と記
録トラックの曲率中心とが一致させられる。また、記録
トラックを、センター孔1aを基準として形成するよう
にしてもよい。
ター孔1aが穿設されている。センター孔1aは、一定
の径を有し、ディスク基板1の一方の主面より他方の主
面に貫通して形成されている。このセンター孔1aは、
ディスク基板1を射出成形等により形成する際に同時に
形成される。センター孔1aは、記録トラックの曲率中
心に一致するように形成されている。センター孔1aの
中心と記録トラックの曲率中心とを一致させるには、デ
ィスク基板1を形成する際に、一体的に記録トラックを
形成するようにすればよい。すなわち、ディスク基板1
を射出成形により形成する場合には、ディスク基板1を
形成する金型の精度によってセンター孔1aの中心と記
録トラックの曲率中心とが一致させられる。また、記録
トラックを、センター孔1aを基準として形成するよう
にしてもよい。
【0020】ディスク基板1の一方の主面には、センタ
ー孔1aを閉塞するようにして、鉄やステンレス等の磁
性材料からなる板体3が取り付けられている。この板体
3は、接着剤等を用いてディスク基板1に取り付けられ
ている。
ー孔1aを閉塞するようにして、鉄やステンレス等の磁
性材料からなる板体3が取り付けられている。この板体
3は、接着剤等を用いてディスク基板1に取り付けられ
ている。
【0021】なお、板体3とディスク基板1との間に
は、信号記録層2が介在していてもよい。また、信号記
録層2は、ディスク基板1の板体3が当接する部分には
形成しないようにして、これら板体3とディスク基板1
とが直接当接するようにしてもよい。さらに、ディスク
基板1の板体3が取り付けられる部分には、板体3の厚
さに相当する凹部を設けるようにしてもよい。ディスク
基板1にこのような凹部を設けると、板体3をディスク
基板1の一方の主面と面一に取り付けることができる。
は、信号記録層2が介在していてもよい。また、信号記
録層2は、ディスク基板1の板体3が当接する部分には
形成しないようにして、これら板体3とディスク基板1
とが直接当接するようにしてもよい。さらに、ディスク
基板1の板体3が取り付けられる部分には、板体3の厚
さに相当する凹部を設けるようにしてもよい。ディスク
基板1にこのような凹部を設けると、板体3をディスク
基板1の一方の主面と面一に取り付けることができる。
【0022】また、板体3は、図2に示すように、ディ
スク基板1の一方の主面上に板体保持部材11を設け、
この板体保持部材11によってディスク基板1の一方の
主面上に支持すようにしてもよい。板体保持部材11
は、板体3の外径に略等しい円環状に形成され、センタ
ー孔1aの周囲を囲むようにディスク基板1に取り付け
られている。この板体保持部材11は、板体3の外周縁
に対応するように、内周側に内方に突出した突条部が設
けられている。板体3は、突条部とディスク基板1とに
挟持されてディスク基板1に当接した状態で保持され
る。この場合に、板体3は、接着剤等を用いた接合を行
う必要がなく、さらに、板体保持部材11をディスク基
板1に一体に形成してもよい。
スク基板1の一方の主面上に板体保持部材11を設け、
この板体保持部材11によってディスク基板1の一方の
主面上に支持すようにしてもよい。板体保持部材11
は、板体3の外径に略等しい円環状に形成され、センタ
ー孔1aの周囲を囲むようにディスク基板1に取り付け
られている。この板体保持部材11は、板体3の外周縁
に対応するように、内周側に内方に突出した突条部が設
けられている。板体3は、突条部とディスク基板1とに
挟持されてディスク基板1に当接した状態で保持され
る。この場合に、板体3は、接着剤等を用いた接合を行
う必要がなく、さらに、板体保持部材11をディスク基
板1に一体に形成してもよい。
【0023】本発明に係るディスクチャッキング機構
は、上述したように、ディスクに対して情報信号の記録
及び/又は再生を行うディスクドライブ装置等に適用さ
れる。ディスクドライブ装置は、ディスクを保持して回
転操作する回転駆動装置と、この回転駆動装置により回
転操作されるディスクに対して光ビームを照射する光学
ピックアップ装置等を備えている。このディスクドライ
ブ装置は、光学ピックアップ装置により、信号記録面2
aに光ビームを収束して照射して情報信号の記録及び/
又は再生が行われる。ディスクに対する光ビームの照射
は、ディスク基板1の他方の主面側より行われる。光ビ
ームは、ディスク基板1中を透過して、信号記録面2a
に照射される。また、光ビームは、光学ピックアップ装
置によって、記録トラックを辿るようにして照射され
る。
は、上述したように、ディスクに対して情報信号の記録
及び/又は再生を行うディスクドライブ装置等に適用さ
れる。ディスクドライブ装置は、ディスクを保持して回
転操作する回転駆動装置と、この回転駆動装置により回
転操作されるディスクに対して光ビームを照射する光学
ピックアップ装置等を備えている。このディスクドライ
ブ装置は、光学ピックアップ装置により、信号記録面2
aに光ビームを収束して照射して情報信号の記録及び/
又は再生が行われる。ディスクに対する光ビームの照射
は、ディスク基板1の他方の主面側より行われる。光ビ
ームは、ディスク基板1中を透過して、信号記録面2a
に照射される。また、光ビームは、光学ピックアップ装
置によって、記録トラックを辿るようにして照射され
る。
【0024】そして、ディスクチャッキング機構は、回
転駆動装置にディスクを保持するために用いられる。こ
のディスクチャッキング機構は、図1に示すように、回
転駆動装置を構成する図示しないスピンドルモータの回
転軸4と、この回転軸4に取り付けられるディスクテー
ブル5を有している。ディスクテーブル5は、高透磁性
材料により略円盤形状に形成された内側盤部5aと、略
円環状に形成され内側盤部5aの外周側に取り付けられ
る外側環状部5bとして有している。内側盤部5aに
は、中央部に回転軸4が嵌合される支持孔9が設けられ
ている。この内側盤部5aは、支持孔9に回転軸4が下
面側より圧入されて回転軸4に取り付けられる。また、
内側盤部5aの支持孔9の外周囲は、回転軸9の先端側
方向に突出形成されている。ディスクテーブル5の外側
環状部5bの上面は、ディスクが載置される平坦な円環
状の載置部6となされている。この載置部6は、ディス
ク基板1を支持してディスクのディスクテーブルに対す
る装着高さ位置を位置決めするためのものである。
転駆動装置にディスクを保持するために用いられる。こ
のディスクチャッキング機構は、図1に示すように、回
転駆動装置を構成する図示しないスピンドルモータの回
転軸4と、この回転軸4に取り付けられるディスクテー
ブル5を有している。ディスクテーブル5は、高透磁性
材料により略円盤形状に形成された内側盤部5aと、略
円環状に形成され内側盤部5aの外周側に取り付けられ
る外側環状部5bとして有している。内側盤部5aに
は、中央部に回転軸4が嵌合される支持孔9が設けられ
ている。この内側盤部5aは、支持孔9に回転軸4が下
面側より圧入されて回転軸4に取り付けられる。また、
内側盤部5aの支持孔9の外周囲は、回転軸9の先端側
方向に突出形成されている。ディスクテーブル5の外側
環状部5bの上面は、ディスクが載置される平坦な円環
状の載置部6となされている。この載置部6は、ディス
ク基板1を支持してディスクのディスクテーブルに対す
る装着高さ位置を位置決めするためのものである。
【0025】そして、ディスクテーブル5の上面側であ
って外側環状部5bの内周側には、センタリング部材7
が配設されている。センタリング部材7は、合成樹脂等
により円環状に形成され、外周面が先側に向かって先細
りとなるような略円錐形状の外周面を有するようにテー
パ部7aが形成されている。センタリング部材7は、こ
のセンタリング部材7の外周部とディスクテーブル5の
外側環状部5bの内周部との間を連結する弾性部材であ
るリング状板バネ10を介して、一端側が載置部6より
も上方側に突出させた状態で外側環状部5bに支持され
ている。
って外側環状部5bの内周側には、センタリング部材7
が配設されている。センタリング部材7は、合成樹脂等
により円環状に形成され、外周面が先側に向かって先細
りとなるような略円錐形状の外周面を有するようにテー
パ部7aが形成されている。センタリング部材7は、こ
のセンタリング部材7の外周部とディスクテーブル5の
外側環状部5bの内周部との間を連結する弾性部材であ
るリング状板バネ10を介して、一端側が載置部6より
も上方側に突出させた状態で外側環状部5bに支持され
ている。
【0026】リング状板バネ10は、鋼板等により形成
され、図3に示すように、センタリング部材7の外周部
に取り付けられる内輪部10dと、外側環状部5bの内
側部に取り付けられる外輪部10cと、これら内輪部1
0d及び外輪部10c間に亘って形成された複数の変位
アーム部10eとを有する。各変位アーム部10eは、
内輪部10dの外周部に等角度間隔で形成されて外輪部
10cの内周部に連結され、放射状に配列されている。
また、変位アーム部10eは、内輪部10dの外輪部1
0cに対する内輪部10dの主面に直交する方向への弾
性変位を容易となすため、螺旋状の一部をなすように内
輪部10dと外輪部10cとの間に亘って設けられてい
る。このリング状板バネ10は、打ち抜きプレス加工等
によって形成することができる。
され、図3に示すように、センタリング部材7の外周部
に取り付けられる内輪部10dと、外側環状部5bの内
側部に取り付けられる外輪部10cと、これら内輪部1
0d及び外輪部10c間に亘って形成された複数の変位
アーム部10eとを有する。各変位アーム部10eは、
内輪部10dの外周部に等角度間隔で形成されて外輪部
10cの内周部に連結され、放射状に配列されている。
また、変位アーム部10eは、内輪部10dの外輪部1
0cに対する内輪部10dの主面に直交する方向への弾
性変位を容易となすため、螺旋状の一部をなすように内
輪部10dと外輪部10cとの間に亘って設けられてい
る。このリング状板バネ10は、打ち抜きプレス加工等
によって形成することができる。
【0027】リング状板バネ10は、ディスクテーブル
5の主面に平行に配設されている。このリング状板バネ
10は、センタリング部材7を回転軸4に対して偏心し
ないように支持するように、外側環状部5bに外輪部1
0cを支持している。このように、リング状板バネ10
及びセンタリング部材7を所定の位置に取り付けるに
は、回転軸4を基準としてセンタリング部材7を位置決
めする位置決め治具等を用いて取り付けを行う。
5の主面に平行に配設されている。このリング状板バネ
10は、センタリング部材7を回転軸4に対して偏心し
ないように支持するように、外側環状部5bに外輪部1
0cを支持している。このように、リング状板バネ10
及びセンタリング部材7を所定の位置に取り付けるに
は、回転軸4を基準としてセンタリング部材7を位置決
めする位置決め治具等を用いて取り付けを行う。
【0028】センタリング部材7は、リング状板バネ1
0の各変位アーム部10eが弾性変位することにより、
回転軸4の軸方向である載置部6に位置決めされたディ
スク基板1の主面に直交する方向にのみ弾性変位可能と
なされている。
0の各変位アーム部10eが弾性変位することにより、
回転軸4の軸方向である載置部6に位置決めされたディ
スク基板1の主面に直交する方向にのみ弾性変位可能と
なされている。
【0029】そして、センタリング部材7の内周側に
は、内側盤部5aと同軸となるように、円筒状に形成さ
れたマグネット8が配設されている。マグネット8は、
一端部が一方の磁極とされ、載置部6と同一の方向、す
なわち、載置部6に位置決めされるディスクに対向して
いる。このマグネット8は、他方の磁極となされた他端
部が内側盤部5aに支持されている。また、マグネット
8は、一方の磁極とされた一端部が内側盤部5aの支持
孔9の先端部と略等しい高さ位置にある。
は、内側盤部5aと同軸となるように、円筒状に形成さ
れたマグネット8が配設されている。マグネット8は、
一端部が一方の磁極とされ、載置部6と同一の方向、す
なわち、載置部6に位置決めされるディスクに対向して
いる。このマグネット8は、他方の磁極となされた他端
部が内側盤部5aに支持されている。また、マグネット
8は、一方の磁極とされた一端部が内側盤部5aの支持
孔9の先端部と略等しい高さ位置にある。
【0030】上述のように構成された本発明に係るディ
スクチャッキング機構により上記ディスクを保持するに
は、センタリング部材7のテーパ部7aをセンター孔1
aに挿入するようにして、ディスク基板1をディスクテ
ーブル5の載置部6上に載置していくと、マグネット8
が板体3を吸引し、ディスク基板1の他方の主面側のセ
ンター孔1aの内周面全体を載置部6に圧接させる。こ
のとき、ディスク基板1は、載置部6を基準として装着
高さ位置が位置決めされる。このとき、センタリング部
材7は、センター孔1aの他方の主面側の内周面全面に
当接され、リング状板バネ10の各変位アーム部10e
を変位させて回転軸4の基端側方向に移動される。セン
タリング部材7は、各変位アーム部10eの弾性力によ
り、初期位置に復帰する図1中矢印A方向に付勢されて
テーパ部7aをセンター孔1aの他方の主面側の内周面
全面に圧接させる。このように、リング状板バネ10が
テーパ部7aをセンター孔1aの他方の主面側の内周面
全面に圧接させることにより、ディスク基板1はセンタ
ー孔1aの中心とセンタリング部材7の中心である回転
軸4の中心とが一致するセンタリングが図れるようにデ
ィスク基板1の径方向への移動が行われる。
スクチャッキング機構により上記ディスクを保持するに
は、センタリング部材7のテーパ部7aをセンター孔1
aに挿入するようにして、ディスク基板1をディスクテ
ーブル5の載置部6上に載置していくと、マグネット8
が板体3を吸引し、ディスク基板1の他方の主面側のセ
ンター孔1aの内周面全体を載置部6に圧接させる。こ
のとき、ディスク基板1は、載置部6を基準として装着
高さ位置が位置決めされる。このとき、センタリング部
材7は、センター孔1aの他方の主面側の内周面全面に
当接され、リング状板バネ10の各変位アーム部10e
を変位させて回転軸4の基端側方向に移動される。セン
タリング部材7は、各変位アーム部10eの弾性力によ
り、初期位置に復帰する図1中矢印A方向に付勢されて
テーパ部7aをセンター孔1aの他方の主面側の内周面
全面に圧接させる。このように、リング状板バネ10が
テーパ部7aをセンター孔1aの他方の主面側の内周面
全面に圧接させることにより、ディスク基板1はセンタ
ー孔1aの中心とセンタリング部材7の中心である回転
軸4の中心とが一致するセンタリングが図れるようにデ
ィスク基板1の径方向への移動が行われる。
【0031】このディスクチャッキング機構は、センタ
リング部材7がリング状板バネ10を介してディスクテ
ーブル5の外側環状部5bに支持されているので、リン
グ状板バネ10の各変位アーム部10eの相対寸法によ
ってディスク基板1の主面に直交する方向の位置規制が
なされる。各変位アーム部10eの相対寸法は、リング
状板バネ10を、打ち抜きプレス加工により形成する場
合には、この加工に用いる打ち抜き金型の寸法に基づい
て定まるので、容易に、高精度に同一寸法となすことが
可能である。また、センタリング部材7は、塵埃等によ
ってディスク基板1に対する接離方向の移動が阻害され
ることがない。
リング部材7がリング状板バネ10を介してディスクテ
ーブル5の外側環状部5bに支持されているので、リン
グ状板バネ10の各変位アーム部10eの相対寸法によ
ってディスク基板1の主面に直交する方向の位置規制が
なされる。各変位アーム部10eの相対寸法は、リング
状板バネ10を、打ち抜きプレス加工により形成する場
合には、この加工に用いる打ち抜き金型の寸法に基づい
て定まるので、容易に、高精度に同一寸法となすことが
可能である。また、センタリング部材7は、塵埃等によ
ってディスク基板1に対する接離方向の移動が阻害され
ることがない。
【0032】また、内側盤部5aの支持孔9の周囲とマ
グネット8の一端部とは、板体3に対して僅かな間隙を
隔てて対向し、マグネット8により内側盤部5a及び板
体3を通る閉磁路を形成している。すなわち、マグネッ
ト8の磁束は、内側盤部5a内を通り板体3に近接され
た支持孔9の周囲より板体3に到り、さらに、板体3よ
りマグネット8に戻る経路を通っている。したがって、
マグネット8の磁束は、信号記録層2等に漏洩すること
がなく、この信号記録層2に記録される情報信号に影響
を与えることがない。また、マグネット8の磁束は、略
全てが閉磁路内を通るため、有効に板体3を吸引する吸
引力として作用する。なお、板体3は、マグネット8の
磁束が漏洩することなく透過できるように、例えば0.
3mm程度の厚さ以上の厚さに形成されている。
グネット8の一端部とは、板体3に対して僅かな間隙を
隔てて対向し、マグネット8により内側盤部5a及び板
体3を通る閉磁路を形成している。すなわち、マグネッ
ト8の磁束は、内側盤部5a内を通り板体3に近接され
た支持孔9の周囲より板体3に到り、さらに、板体3よ
りマグネット8に戻る経路を通っている。したがって、
マグネット8の磁束は、信号記録層2等に漏洩すること
がなく、この信号記録層2に記録される情報信号に影響
を与えることがない。また、マグネット8の磁束は、略
全てが閉磁路内を通るため、有効に板体3を吸引する吸
引力として作用する。なお、板体3は、マグネット8の
磁束が漏洩することなく透過できるように、例えば0.
3mm程度の厚さ以上の厚さに形成されている。
【0033】このようにディスクチャッキング機構に保
持されたディスクは、ディスク基板1が載置部6に支持
されて高さ位置が位置決めされ、テーパ部7aにセンタ
ー孔1aの他方の主面側の内周面全周が当接することに
よって、ディスク基板1の径方向の位置を規制する。そ
のため、ディスクは、板体3のディスク基板1に対する
取り付け位置に依らず、ディスク基板1を基準として位
置規制される。
持されたディスクは、ディスク基板1が載置部6に支持
されて高さ位置が位置決めされ、テーパ部7aにセンタ
ー孔1aの他方の主面側の内周面全周が当接することに
よって、ディスク基板1の径方向の位置を規制する。そ
のため、ディスクは、板体3のディスク基板1に対する
取り付け位置に依らず、ディスク基板1を基準として位
置規制される。
【0034】ディスクチャッキング機構に保持されたデ
ィスクは、回転軸4がモータにより回転操作されること
により、ディスクテーブル5と一体に回転操作される。
このディスクに対しては、光学ピックアップ装置によ
り、情報信号の記録/又は再生が行われる。
ィスクは、回転軸4がモータにより回転操作されること
により、ディスクテーブル5と一体に回転操作される。
このディスクに対しては、光学ピックアップ装置によ
り、情報信号の記録/又は再生が行われる。
【0035】本発明に係るディスクチャッキング機構
は、上述の実施例にに限定されず、図2に示すように、
弾性部材として、第1及び第2のリング状板バネ10
a,10bを用いて構成するようにしてもよい。第1及
び第2のリング状板バネ10a,10bは、図3に示す
ように、上述のリング状板バネ10と同様に形成されて
いる。これら第1及び第2のリング状板バネ10a,1
0bは、互いに所定の間隙を隔てて平行にセンタリング
部材7とディスクテーブル5の外側環状部5bとの間に
架設されてセンタリング部材7と外側環状部5bとを連
結する。
は、上述の実施例にに限定されず、図2に示すように、
弾性部材として、第1及び第2のリング状板バネ10
a,10bを用いて構成するようにしてもよい。第1及
び第2のリング状板バネ10a,10bは、図3に示す
ように、上述のリング状板バネ10と同様に形成されて
いる。これら第1及び第2のリング状板バネ10a,1
0bは、互いに所定の間隙を隔てて平行にセンタリング
部材7とディスクテーブル5の外側環状部5bとの間に
架設されてセンタリング部材7と外側環状部5bとを連
結する。
【0036】このように、第1及び第2のリング状板バ
ネ10a,10bを用いたディスクチャッキング機構
は、上述の実施例に示したディスクチャッキング機構と
同様に、ディスクを良好にセンタリング操作して保持す
ることができる。さらに、このディスクチャッキング機
構は、第1及び第2のリング状板バネ10a,10bに
よって、センタリング部材7の回転軸4に対する倒れ方
向の変位を防止することができる。
ネ10a,10bを用いたディスクチャッキング機構
は、上述の実施例に示したディスクチャッキング機構と
同様に、ディスクを良好にセンタリング操作して保持す
ることができる。さらに、このディスクチャッキング機
構は、第1及び第2のリング状板バネ10a,10bに
よって、センタリング部材7の回転軸4に対する倒れ方
向の変位を防止することができる。
【0037】本発明に係るディスクチャッキング機構を
構成する弾性部材としては、上述したようなリング状板
バネ10に限定されず、図4に示すように、合成樹脂等
により一体的に形成されたリング状弾性部材12を用い
ることができる。このリング状弾性部材12は、センタ
リング部材7と略同様の形状に形成された内環部13
と、外側環状部5bに取り付けられる上側及び下側外輪
部12a,12bとを有している。このリング状弾性部
材12は、内環部13及び上側外輪部12a間に亘るよ
うに形成された複数の上側変位アーム部14と、内環部
13及び下側外輪部12b間に亘るように形成された複
数の下側変位アーム部15とを有している。内環部13
は、このディスクチャッキング機構においてセンタリン
グ部材となるように、外周面がセンタリング部材7のテ
ーパ部7aと同様に形成されたテーパ部13aとなされ
ている。各外輪部12a,12bは、互いに所定間隙を
隔てて平行となされ、それぞれ内環部13に対して同軸
にこの内環部13の外周囲に位置するように形成されて
いる。上側及び下側変位アーム部14,15は、それぞ
れ内環部13の外周囲に等角度間隔で放射状に形成され
て各外輪部12a,12bの内周部に連設されている。
構成する弾性部材としては、上述したようなリング状板
バネ10に限定されず、図4に示すように、合成樹脂等
により一体的に形成されたリング状弾性部材12を用い
ることができる。このリング状弾性部材12は、センタ
リング部材7と略同様の形状に形成された内環部13
と、外側環状部5bに取り付けられる上側及び下側外輪
部12a,12bとを有している。このリング状弾性部
材12は、内環部13及び上側外輪部12a間に亘るよ
うに形成された複数の上側変位アーム部14と、内環部
13及び下側外輪部12b間に亘るように形成された複
数の下側変位アーム部15とを有している。内環部13
は、このディスクチャッキング機構においてセンタリン
グ部材となるように、外周面がセンタリング部材7のテ
ーパ部7aと同様に形成されたテーパ部13aとなされ
ている。各外輪部12a,12bは、互いに所定間隙を
隔てて平行となされ、それぞれ内環部13に対して同軸
にこの内環部13の外周囲に位置するように形成されて
いる。上側及び下側変位アーム部14,15は、それぞ
れ内環部13の外周囲に等角度間隔で放射状に形成され
て各外輪部12a,12bの内周部に連設されている。
【0038】なお、上側変位アーム部14と下側変位ア
ーム部15とは、リング状弾性部材12を成形する金型
を用いた射出成形等による一体成形を容易となすため、
図5に示すように、内環部13の軸方向に互いに重なり
合わないような位置に形成される。
ーム部15とは、リング状弾性部材12を成形する金型
を用いた射出成形等による一体成形を容易となすため、
図5に示すように、内環部13の軸方向に互いに重なり
合わないような位置に形成される。
【0039】また、各変位アーム部14,15は、内環
部13の各外輪部12a,12bに対する軸方向への弾
性変位を容易となすため、図6に示すように、螺旋状の
一部をなすように内環部13と各外輪部12a,12b
間に亘るように形成してもよい。さらに、このリング状
弾性部材12は、ディスクテーブル5の外側環状部5b
への取り付けを容易となし、各変位アーム部14,15
の弾性力の強化等のため、インサート成形等により合成
樹脂からなる部分と金属からなる部分とを有するように
形成してもよい。
部13の各外輪部12a,12bに対する軸方向への弾
性変位を容易となすため、図6に示すように、螺旋状の
一部をなすように内環部13と各外輪部12a,12b
間に亘るように形成してもよい。さらに、このリング状
弾性部材12は、ディスクテーブル5の外側環状部5b
への取り付けを容易となし、各変位アーム部14,15
の弾性力の強化等のため、インサート成形等により合成
樹脂からなる部分と金属からなる部分とを有するように
形成してもよい。
【0040】リング状弾性部材12は、リング状板バネ
10と同様に、主面をディスクテーブル5の主面と平行
に配設される。このリング状弾性部材12は、内環部1
3を回転軸4に対して偏心のない状態として、外側環状
部5bに各外輪部12a,12bを支持される。このよ
うに、リング状弾性部材12を所定の位置に取り付ける
には、上述したように、回転軸4を基準として内環部1
3を位置決めするように構成された位置決め治具等を用
いるようにする。
10と同様に、主面をディスクテーブル5の主面と平行
に配設される。このリング状弾性部材12は、内環部1
3を回転軸4に対して偏心のない状態として、外側環状
部5bに各外輪部12a,12bを支持される。このよ
うに、リング状弾性部材12を所定の位置に取り付ける
には、上述したように、回転軸4を基準として内環部1
3を位置決めするように構成された位置決め治具等を用
いるようにする。
【0041】なお、本発明に係るディスクチャッキング
機構は、上述した各実施例の如く、ディスク基板1に取
り付けられた板体3をマグネット8により吸引してディ
スク基板1を保持するような構成に限定されない。すな
わち、ディスクチャッキング機構は、ディスクテーブル
5とこのディスクテーブル5に対向するように配設され
たチャッキングプレートとによって、ディスク基板1を
挟持するような構成としてもよい。チャッキングプレー
トは、バネ等の弾性力、あるいは、磁力等によってディ
スクテーブル5に圧接されるように配設されている。こ
のディスクチャッキング機構おいては、ディスク基板1
は、センタリング部材7又は内環部13によりセンタリ
ング操作されるとともに、ディスクテーブル5とチャッ
キングプレートとにより挟持される。
機構は、上述した各実施例の如く、ディスク基板1に取
り付けられた板体3をマグネット8により吸引してディ
スク基板1を保持するような構成に限定されない。すな
わち、ディスクチャッキング機構は、ディスクテーブル
5とこのディスクテーブル5に対向するように配設され
たチャッキングプレートとによって、ディスク基板1を
挟持するような構成としてもよい。チャッキングプレー
トは、バネ等の弾性力、あるいは、磁力等によってディ
スクテーブル5に圧接されるように配設されている。こ
のディスクチャッキング機構おいては、ディスク基板1
は、センタリング部材7又は内環部13によりセンタリ
ング操作されるとともに、ディスクテーブル5とチャッ
キングプレートとにより挟持される。
【0042】
【発明の効果】上述のように、本発明に係るディスクチ
ャッキング機構は、ディスクのセンター孔の内周面全体
に斜面を有する外周面が当接するセンタリング部材が弾
性部材を介してディスクテーブルに支持されてディスク
の主面に略直交する方に対する方向にのみ弾性変位する
ことにより、ディスクのディスクテーブルに対するセン
タリングが行われるので、センタリング部材が装着され
るディスクに対し大きく傾くことなく安定したチャッキ
ングを行うことができる。
ャッキング機構は、ディスクのセンター孔の内周面全体
に斜面を有する外周面が当接するセンタリング部材が弾
性部材を介してディスクテーブルに支持されてディスク
の主面に略直交する方に対する方向にのみ弾性変位する
ことにより、ディスクのディスクテーブルに対するセン
タリングが行われるので、センタリング部材が装着され
るディスクに対し大きく傾くことなく安定したチャッキ
ングを行うことができる。
【図1】本発明に係るディスクチャッキング機構を示す
縦断面図である。
縦断面図である。
【図2】本発明に係るディスクチャッキング機構の他の
例を示す縦断面図である。
例を示す縦断面図である。
【図3】ディスクチャッキング機構を構成するリング状
板バネを示す斜視図である。
板バネを示す斜視図である。
【図4】リング状弾性部材を示す斜視図である。
【図5】図4に示すリング状弾性部材を示す平面図であ
る。
る。
【図6】リング状弾性部材の他の例を示す平面図であ
る。
る。
【図7】従来のディスクチャッキング機構を示す縦断面
図である。
図である。
1 ディスク基板、 1a センター孔、 5 ディス
クテーブル、 5a内側盤部、 5b 外側環状部、
6 載置部、 7 センタリング部材、 7a テーパ
部、 10 リング状板バネ、 10a 第1のリング
状板バネ、10b 第2のリング状板バネ、 10e
変位アーム部、 12 リング状弾性部材、 13 内
環部、 13a テーパ部、 14 上側変位アーム
部、15 下側変位アーム部。
クテーブル、 5a内側盤部、 5b 外側環状部、
6 載置部、 7 センタリング部材、 7a テーパ
部、 10 リング状板バネ、 10a 第1のリング
状板バネ、10b 第2のリング状板バネ、 10e
変位アーム部、 12 リング状弾性部材、 13 内
環部、 13a テーパ部、 14 上側変位アーム
部、15 下側変位アーム部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−149858(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 17/028
Claims (1)
- 【請求項1】センター孔が設けられたディスクが載置さ
れる載置部を有するディスクテーブルと、 上記載置部の内周側に配設され、上記載置部に載置され
る上記ディスクの上記センター孔の内周面全体に斜面を
有する外周面が当接するセンタリング部材と、 上記センタリング部材に取り付けられる支持端と上記デ
ィスクテーブルに取り付けられる固定端と上記支持端と
上記固定端との間に上記支持端から上記固定端に向かっ
て放射状に設けられ上記センタリング部材を上記ディス
クの主面に略直交する方向に弾性変位させる複数の弾性
変位部を有する弾性部材とを備えるディスクチャッキン
グ機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2416340A JP3019420B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | ディスクチャッキング機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2416340A JP3019420B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | ディスクチャッキング機構 |
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