JPWO2009110368A1 - 移動体のフィードフォワード制御方法 - Google Patents

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Abstract

有限インパルス応答フィルタに位置指令Rc(z)を入力し、フィードフォワード制御の制御入力U(z)を算出する制御において、該有限インパルス応答フィルタの分子多項式が、制御対象P(z)の分母多項式の根を含む。

Description

本発明は、例えばモータ駆動により移動体である負荷を目標位置に速やかに移動させるために実行する移動体のフィードフォワード制御方法に関するものである。
従来、移動体の制御装置において制御仕様を満足するためには、フィードフォワード制御方法をフィードバック制御系に適用した2自由度制御方式を構成する手法が一般的である。特に、高次共振モードを有するメカトロニクス機器に対するフィードフォワード制御方法には、高次振動モードを励起することなく、要求される目標位置決め時間までに目標位置に到達する手法が要求される。
このため、特開2001−249702号公報において、制御入力周期のマルチレート化による逆モデル設計と制振を考慮した目標軌道設計を併用する手法が開示されている。移動体の位置決め制御装置において、共振振動付近の周波数帯で位置決め動作を行う場合、共振周波数、及び高周波数成分を抑制した制御入力の生成は必須である。しかしながら、本手法の場合、予め目標軌道を設計する必要があるため、自由な目標軌道を与えることは出来ず、実用的でないという問題がある。
このため、特開平08−255023号公報、特開2007−200463号公報および特開2004−272883号公報において、ディジタルフィルタに位置指令軌道を入力してフィードフォワード制御を行うという手法が提案されている。そして、特開平08−255023号公報においては、デジタルフィルタの多項式の係数を評価関数を最小にすることで決定することで、目標位置への収束性を早くし、過渡応答の改善を図ることで、位置決め時間の短縮化を図ることが開示されている。
しかしながら、特開平08−255023号公報、特開2007−200463号公報および特開2004−272883号公報に記載したフィードフォワード制御手法も、ディジタルフィルタに位置指令軌道を入力したり、デジタルフィルタの多項式の係数を評価関数を最小にすることで決定することを行っているに過ぎない。このため、自由な位置指令軌道に対しても対応可能で、設定したステップ数で位置検出信号を目標位置に到達させることはできない。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、自由な位置指令軌道に対しても対応可能で、設定したステップ数で位置検出信号を目標位置に到達させるフィードフォワード制御方法を提供する。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、制御対象(2〜5)における移動体(5)を目標位置に位置決めする位置決め制御に適用され、有限インパルス応答フィルタ(Nf(z)/Zn)にて構成されるデジタルフィルタに位置指令(Rc(z))を入力することで、移動体(5)へのフィードフォワード制御の制御入力(U(z))を算出するフィードフォワード制御方法において、有限インパルス応答フィルタ(Nf(z)/Zn)の分子多項式(Nf(z))が制御対象(2〜5)の離散時間系の伝達関数モデルの分母多項式(D(z))の根を含み、有限インパルス応答フィルタ(Nf(z)/Zn)の分子多項式(Nf(z))の係数(ak)を当該係数の2次形式である評価関数(J)を最小とすることで決定することにより、位置指令(Rc(z))が目標位置に到達後、移動体(3)を有限インパルス応答フィルタ(Nf(z)/Zn)の次数(n)のステップ数で目標位置に到達させることを特徴としている。
このようにすれば、位置指令(Rc(z))が出されることで、高周波数成分、特定周波数もしくは特定周波数幅においてゲインを抑制するフィードフォワード制御入力(U(z))を算出できる。このため、共振振動を抑制でき、位置指令(Rc(z))が目標位置に到達後、移動体(5)も設定したステップ数で目標位置に到達するようにできる。したがって、移動体(5)を有する機構の共振モードを抑制することで高速・高精度の位置決めを行うことができ、各種動作パターンに与えられる目標位置決め時間を満足するフィードフォワード制御を実行することができる。
例えば、請求項2に記載したように、有限インパルス応答ディジタルフィルタ(Nf(z)/Zn)の特定周波数のゲインを減少させる場合、特定周波数を制御対象(2〜5)の共振振動を発生させる共振周波数に対して±10 %の範囲内とすれば良い。この場合、請求項3に記載したように、有限インパルス応答ディジタルフィルタ(Nf(z)/Zn)のゲイン特性の二乗で表される関数に対して特定周波数を代入することで評価関数(J)の正定行列(Q)における特定周波数の抑制を行う重み行列(Qfk)を求めることができる。
また、請求項4に記載したように、有限インパルス応答ディジタルフィルタ(Nf(z)/Zn)の特定周波数幅のゲインを減少させる場合、特定周波数幅内に制御対象(2〜5)の共振振動を発生させる共振周波数を含めれば良い。この場合、請求項5に記載したように、有限インパルス応答ディジタルフィルタ(Nf(z)/Zn)のゲイン特性の二乗で表される関数を特定周波数帯において積分することで評価関数(J)の正定行列(Q)における特定周波数の抑制を行う重み行列(Qfk)を求めることができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態にかかるフィードフォワード制御方法を実行する制御システムのブロック図である。 図1に示す制御対象を離散時間系で表したブロック線図である。 図2に示す離散時間系の制御対象を連続時間系で表したブロック線図である。 伝達関数P(s)の周波数応答を示した図である。 本実施形態の制御システムにおける制御全体の概要を示したブロック線図である。 有限インパルス応答フィルタNf(z)/Znをデジタルフィルタとししたときの周波数応答を示した図である。 フィードフォワード制御における制御入力U(z)の波形を示すタイミングチャートである。 位置検出信号Y(z)の波形を示したタイミングチャートである。 位置指令Rc(z)が目標位置に到達するまでがステップ数nxの場合の位置指令Rc(z)の軌道と位置検出信号Y(z)の関係を示したタイミングチャートである。 位置指令Rc(z)の軌道と位置検出信号Y(z)の関係を示したタイミングチャートである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態にかかるフィードフォワード制御方法を実行する制御システムのブロック図である。この図に示されるように、本実施形態では、制御装置を構成するマイクロコンピュータ1からの指示電流をD/Aコンバータ2で変換したのち、電流制御を含むパワーアンプ3を介してモータ4に電流を流し、このモータ4を回転させることによって負荷5を駆動して、負荷5の位置決め動作、例えばモータ4の回転に伴う負荷5の角度の調整やモータ4の回転を軸方向の移動に変換したときの軸方向位置の調整などを行っている。すなわち、本実施形態では、負荷5を移動体として、この移動体の目標位置への位置決め制御を行っているが、この制御において、高速・高精度の位置決めが行えるように、移動体を有する機構の共振モードを抑制し、各種動作パターンに与えられる目標位置決め時間を満足するフィードフォワード制御を行う。
具体的には、各種動作パターンに対応して負荷5の制御位置の位置指令軌道が与えられた場合に、共振振動を制御することにより、位置指令が目標位置に到達後、実際の出力電流が設定した位置決め時間で目標位置に到達するようなフィードフォワード制御を行う。
本実施形態の場合、マイクロコンピュータ1から指示電流を出力することでモータ4の回転を制御することになるが、マイクロコンピュータ1から出力できる指示電流は、マイクロコンピュータ1での制御周期(演算周期)毎にしか変化させられない。すなわち、系にマイクロコンピュータ1を含む場合には、離散時間系となり、それを表現するためにはZ変換による表現となり、図2のブロック線図に示されるように、マイクロコンピュータ1が出力する指示電流を制御入力U(z)、負荷5の位置検出信号Y(z)として表現でき、これらの伝達関数をP(z)として表すことができる。これは、連続時間系に直すと、図3のような構成概念図として表される。すなわち、離散時間系で表現されている制御入力U(z)を所定のサンプリング周期(例えば、50μs)のD/Aコンバータ2にて零次ホールドするとs領域の制御入力U(s)として表され、伝達関数P(s)で位置検出信号Y(s)を発生させ、この位置検出信号Y(s)をサンプラ6にて所定周期でサンプリングすると、z変換後の位置検出信号Y(z)として表されたものに相当する。
例えば、制御入力U(s)から位置検出信号Y(s)までの伝達関数P(s)は、次式のように表される。
Figure 2009110368
ここで、Kp:トルク定数ktと慣性モーメントJmを含むゲイン(=kt/J)、L:無駄時間、ζk:減衰係数、ωk:共振各周波数、Kk:ゲインである。また、伝達関数P(s)の周波数応答については、図4のようになる。

そして、このような制御システムにおいて、フィードフォワード制御補償を行うためのディジタルフィルタを設計し、位置指令軌道がディジタルフィルタのステップ数で目標位置に到達するようにする。
図5は、本実施形態の制御システムにおける制御全体の概要を示したブロック線図である。この図に示されるように、フィードフォワード制御の制御入力U(z)を自由な位置指令rcとディジタルフィルタとを用いて表すと共に、実用する際のフィードバック制御補償も考慮した制御形態としてある。この図を参照して、ディジタルフィルタにおけるフィードフォワード制御則の導出手法について説明する。
まず、上記のように、z変換により、伝達関数P(z)を用いて位置検出信号Y(z)が制御入力U(z)にて表され、さらに、伝達関数P(z)がある分数で表されることから、数式2のように表すことができる。
Figure 2009110368
ここで、N(z)、D(z)は伝達関数P(z)の分子および分母を表すものであり、伝達関数P(z)は分子・分母が共に多項式で表されることから、N(z)は分子多項式、D(z)は分母多項式を表していることになる。
また、フィードフォワード制御の制御入力U(z)を任意の位置指令rcのz変換である位置指令Rc(z)と、有限インパルス応答フィルタNf(z)/Znとを用いて数式3で表す。なお、任意の位置指令rcとは、例えば、マイクロコンピュータ1が階層構造となっている場合には、上位階層においてフィードフォワード制御補償などを行う前に演算される値のことを意味し、この位置指令rcに対してフィードフォワード制御補償やフィードバック制御補償が行われることにより、制御入力U(z)が演算される。この任意の位置指令rcは、制御システムの形態によって異なる。
Figure 2009110368
この数式3に示される有限インパルス応答フィルタNf(z)/Znが、ディジタルフィルタにおけるフィードフォワード制御則を決めるものである。この有限インパルス応答フィルタNf(z)/Znの導出を以下のようにして行っている。
すなわち、有限インパルス応答フィルタNf(z)/Znの分子多項式であるNf(z)に離散時間系の伝達関数P(z)に相当するN(z)/D(z)の分母多項式D(z)の根がすべて含まれるとすると、分子多項式Nf(z)は数式4のように表記される。なお、本数式中においてN’f(z)は未知多項式を表している。
Figure 2009110368
ここで、数式3のように表された制御入力U(z)を数式2のように示される制御入力U(z)に代入すると数式5の第2式となり、さらに分子多項式Nf(z)について数式4のように変換すると数式5の第3式のようになる。そして、第3式中の分子・分母に存在する分母多項式D(z)を相殺すると、分母多項式D(z)を無くした第4式を導出することができる。
Figure 2009110368
さらに、数式5中の第2式において、指令位置Rc(z)が目標位置に到達後、Nf(z)/znの次数に相当するnステップで位置検出信号Y(z)が目標位置に到達するようにするためには、数式6を満たす必要がある。すなわち、指令位置Rc(z)と位置検出信号Y(z)の関係の中において、nステップ以降では指令位置Rc(z)の目標位置と位置検出信号Y(z)の目標位置とが一致している状態となることから、指令位置Rc(z)から位置検出信号Y(z)の0Hz、つまりz領域でいうz=1でのゲイン(利得)を1にすることが必要となるため、数式5中の第2式においてz=1を代入した時に、その値を1とする。
Figure 2009110368
このようにして、(1)分母多項式D(z)の根がすべてNf(z)に含まれるということ、および、(2)数式6を満たすこと、という2つの制約条件が決まる。これらの制約条件を数式表現すると、以下のように表される。
まず、(1)分母多項式D(z)の根がすべてNf(z)に含まれるという制約条件について、数式表現する。
有限インパルス応答フィルタNf(z)/Znの分子多項式Nf(z)は、実未定係数ak(k=1,2,・・・,n)を用いて数式7のように表現することができる。
Figure 2009110368
ここで、分母多項式D(z)の根をλk(k=1,2,・・・,m)とおけば、分子多項式Nf(z)に分母多項式D(z)の根がすべて含まれるという制約条件を表す式は、数式8のように表される。
Figure 2009110368
ただし、分母多項式D(z)の根に重複度l、つまり同じ値の根λxが含まれている場合には、その根λxを数式8に代入することで表される同じ制約式がl個導出される。そのため、分母多項式D(z)の根に重複度lの根λxが含まれる場合には、数式8の微分値にて表される制約式を代わりに代用する。すなわち、求めたい変数の数に対応した数の制約式が無いと、その変数を求めることができない。このため、数式8の微分値で表される制約式を用いることで、変数の数に対応した制約式の数を満たすようにする。
Figure 2009110368
次に、(2)数式6を満たすことという制約条件について、数式表現する。上記(1)の場合と同様の表現方法を用いれば、数式6の制約条件は、数式10のような制約式で表されることになる。すなわち、数式6のNf(1)以外の部分を右辺に持っていき、さらに数式7にz=1を代入すると、数式10が導出される。
Figure 2009110368
ただし、分母多項式D(z)の根に1が含まれている場合、数式10を計算することができない。そこで、ロピタルの定理より、分母多項式D(z)の根に重複度qの根1が含まれるのであれば、数式10の代わりに数式11を制約式とする。
Figure 2009110368
以上のようにして得た数式8および数式10について、仮に分母多項式D(z)の根に重根と実根1が含まれていないのであれば、これらの数式8、10の制約式を数式12のようにまとめることができる。
Figure 2009110368
そして、数式12中の左辺の第1項の行列をΣ、第2項の行列をa、右辺の行列をΓとすると、数式12を数式13のように簡略化して表すことができる。
Figure 2009110368
この数式13で表される制約式のうち、行列Σおよび行列Γに関しては、制御対象(制御システム)や制御時に目標値に到達させるまでのステップ数が決まっていれば一義的に決まる値であるため、行列aを設計することが重要になる。すなわち、上述したように、数式3に示される有限インパルス応答フィルタNf(z)/Znが、ディジタルフィルタにおけるフィードフォワード制御則を決めるものであるが、数式13中の行列aを決めることで、数式3に示される有限インパルス応答フィルタNf(z)/Znが決まるため、行列aを決定することがディジタルフィルタにおけるフィードフォワード制御則を決める上で必要になる。具体的には、行列aの設定手法を以下のようにして行っている。
まず、制御入力U(z)の高周波成分、特定周波数成分および周波数幅を抑制する評価関数Jを設計する。評価関数Jは、行列aの二次形式で表されるため、数式14のように表される。なお、Qは評価関数Jを定めるための正定行列である。
Figure 2009110368
また、数式14中の正定行列Qは、数式15のように与えられる。
Figure 2009110368
ただし、qj、qfkは重み係数、Qjは制御入力U(z)の高周波数成分抑制を考慮した重み行列、Qfkは特定周波数、または、周波数幅の抑制を考慮した重み行列である。初めに、重み行列Qjを設計する。
制御入力U(z)の高周波数成分を抑制するためには、制御入力の差分値をできる限り小さくする必要がある。ここで、任意の位置指令rc[i]が与えられた時のk番目とk−1番目の制御入力u[k]とu[k−1]は、それぞれ数式16で表される。このため。制御入力U(z)の差分値uj[k](=u[k]−u[k−1])は、数式17のように表される。
Figure 2009110368
Figure 2009110368
そして、各位置指令rc[i]に掛かる実未定係数ak(k=1,2,・・・,n)の差分値(an,an-1−an,・・・・a0−a1,−a0)を最小化すれば、rc[i]が未知であったとして、uj[k]を抑制できる。このため、差分行列Mdを数式18のように定め、この数式18のように定めたMdを用いれば、実未定係数ak(k=1,2,・・・,n)の差分ベクトルを数式19のように表すことができる。
Figure 2009110368
Figure 2009110368
そして、上述したように、各rc[i]に掛かる実未定係数ak(k=1,2,・・・,n)の差分値の最小化を実現するためには、差分値の各二乗和を最小にすれば良い。この差分値の各二乗和を求めるためには、数式19の左辺において数式17のrc[i]に掛かる係数が行列として抜き出されているため、これをそれぞれ掛け合わせた二乗の和を取り、それが最小になれば良く、数式19の左辺に示される行列の転置行列を掛け合わせれば良い。したがって、数式15における重み行列Qjは、数式20で与えられる。
Figure 2009110368
次に、重み行列Qfkを設計する。重み行列Qfkは、有限インパルス応答フィルタNf(z)/Znのゲイン特性において、特定周波数又は特定周波数帯のゲインを低減することを目的として設計する。いま、有限インパルス応答フィルタNf(z)/Znについて、Gff(z)=Nf(z)/Znとし、z=ejTsωを代入すれば、数式21が得られる。
Figure 2009110368
このため、ゲイン特性の2乗である|Gff(ejTsω)|2は、行列aの2次形式として数式22で与えられる。
Figure 2009110368
なお、数式22中のRfk(ω)、Ifk(ω)は、数式23で定義される。
Figure 2009110368
また、ゲインを抑制したい特定周波数帯がωskからωekであるとして、数式22をωskからωekで積分すると、数式24のように表される。このとき、特定周波数帯という幅の有る周波数帯域で抑制するのではなく、特定周波数においてゲインを抑制するのであれば、数式22におけるωskとωekとを一致させれば良い。
Figure 2009110368
そして、数式24中の右辺のカッコ内、つまり転置行列aTと行列aの間の数式が重み行列Qfkとなる。すなわち、重み行列Qfkは、数式25で与えられる。
Figure 2009110368
このように、数式20により重み行列Qjが設計され、数式25により重み行列Qfkが設計される。そして、数式13のように表された制約式の元で、数式20と数式25の設計によって定められた数式14の評価関数Jを最小化する行列aを定めれば、制御入力U(z)の高周波成分や特定周波数および特定周波数帯を抑制する数式3のフィードフォワード制御におけるデジタルフィルタを設計できる。このような行列aは、ラグランジェの未定係数法を用いれば演算できる。具体的には行列aを数式26のように定めることができる。
Figure 2009110368
以上のようにして行列a、つまり数式13で表される制約式のうち一義的に決まらない値について設計することができる。
続いて、上記のように設定した行列aが要求通りに設定されているか否かをシミュレーションにより解析する。
まず、図1で示した制御システムにおけるD/Aコンバータ2やパワーアンプ3やモータ4および負荷5を制御対象、負荷5を制御対象における移動体とし、制御仕様として負荷5の1mm移動において1.0msで目標位置に到達することとする。これを満たすように行列aが設定されていれば、要求通りに設定されていることを意味する。
この場合において、例えば、位置指令U(z)を最も単純なステップ指令で与えるのであれば、上述したようにサンプリング周期50μsにおいて1.0msで負荷5を目標位置に到達させなければならないことから、ステップ数nを20(=1.0ms/50μs)としてフィードフォワード制御におけるデジタルフィルタを設計すれば、制御仕様を満足できる。
また、数式15におけるQについては、一例としてl=1とすると、数式27で表すことができる。
Figure 2009110368
ここで、数式27中、qj=1、qf1=0.05、ωs1=2・π・1800、ωf1=2・π・2200と定める。すなわち、1800Hz〜2200Hzの周波数帯域を特定周波数帯として定める。これにより、数式14中の正定行列Qが決まる。そして、数式13における行列aも、上述したように数式26のように設計できているし、数式13中の行列Σおよび行列Γに関しては、制御対象や制御時に目標値に到達させるまでのステップ数が決まっていれば一義的に決まる値であることから、数式7における各実未定係数ak(k=1,2,・・・n)も決まり、数式3中の有限インパルス応答フィルタNf(z)/Znを設定することができる。
このようにして設定した有限インパルス応答フィルタNf(z)/Znをデジタルフィルタとして、その周波数応答について調べた。図6は、その周波数応答の結果を示した線図である。この図に示されるように、設定した周波数帯、つまり1800Hz〜2200Hzにおいてゲインが低下しており、これらの周波数成分が抑制されていることが分かる。また、4000Hz以上の高周波成分もゲインが低下しており、抑制されていることが分かる。
また、位置指令Rc(z)をステップ指令としてフィードフォワード制御における制御入力U(z)の時間応答波形が図7のタイミングチャートで表される場合に、そのとき位置検出信号Y(z)は図8のタイミングチャートで表された。この図に示されるように、位置検出信号Y(z)は、設定した時間1.0msで目標位置に到達している。すなわち、ステップ指令の場合、位置指令Rc(z)がステップ的に立ち上がって目標位置まで達することになり、それから設定したステップ数(この場合はn=20)に相当する時間1.0msが経過した時点で位置検出信号Y(z)が目標位置に到達している。したがって、フィードフォワード制御により、設定したステップ数で位置検出信号Y(z)を目標位置に到達させるという効果が得られていることが分かる。
なお、実用する際には、フィードバック補償と上述したフィードフォワード制御を行うデジタルフィルタ(つまり、有限インパルス応答フィルタNf(z)/Zn)を併用して2自由度制御系を構成する必要が有る。このため、図5に示したように、フィードバック制御を行うためのフィードバック補償器C(z)を備えると共に、その前段に位置追従軌道R(z)を設定し、位置追従軌道R(z)が位置検出信号Y(z)と全く同じ値になった時にフィードバック補償が効かなくなるように、数式5に基づいて、位置追従起動R(z)の値を数式28のように設定している。
Figure 2009110368
以上説明したように、本実施形態では、位置指令Rc(z)が出されることで移動体に相当する負荷5の制御位置の位置指令軌道が与えられた場合に、高周波数成分、特定周波数もしくは特定周波数幅においてゲインを抑制している。このため、共振振動を抑制でき、位置指令Rc(z)が目標位置に到達後、設定したステップ数で位置検出信号Y(z)も目標位置に到達するようにできる。したがって、移動体を有する機構の共振モードを抑制することで高速・高精度の位置決めを行うことができ、各種動作パターンに与えられる目標位置決め時間を満足するフィードフォワード制御を実行することができる。
(他の実施形態)
上記実施形態では、任意の位置指令Rc(z)をステップ指令とした場合について説明したが、位置指令Rc(z)をステップ数nxで目標位置に到達する指令とすれば、位置検出信号Y(z)は、位置指令Rc(z)が目標位置に到達するまでのステップ数nxに対してステップ数nを加算したステップ数(=nx+n)で目標位置に到達するような形態とすることができる。
図9は、位置指令Rc(z)が目標位置に到達するまでがステップ数nxの場合の位置指令Rc(z)の軌道と位置検出信号Y(z)の関係を示したタイミングチャートである。この図に示されるように、位置指令Rc(z)が目標位置に到達するまでのステップ数nxを変化させた場合であっても、位置指令Rc(z)が目標位置に到達してから、さらに位置検出信号Y(z)が目標位置に到達するまでのステップ数をnにすることができる。
また、図10は、位置指令Rc(z)をステップ応答とした場合や位置指令Rc(z)をステップ数nxで目標位置に到達する指令とした場合に、目標位置を変化させた時の位置指令Rc(z)の軌道と位置検出信号Y(z)の関係を示したタイミングチャートである。この図に示されるように、位置指令Rc(z)をステップ応答とした場合には、その後、ステップ数nで位置検出信号Y(z)が目標位置に到達する。また、位置指令Rc(z)が目標位置に到達するまでのステップ数nxを変化させた場合には、目標位置が変わったとしても、位置指令Rc(z)が目標位置に到達してから、さらにステップ数nで位置検出信号Y(z)が目標位置に到達するようにできる。
また、上記特定周波数幅(1800Hz〜2200Hz)においてゲインを抑制した場合について説明したが、特定周波数や特定周波数幅のゲインを抑制する場合の一例を説明したに過ぎない。
例えば、特定周波数幅のゲインを抑制する場合、その周波数幅内に制御対象と(具体的にはD/Aコンバータ2やパワーアンプ3やモータ4および負荷5)の共振振動を発生させる共振周波数が含まれるようにしている。このときの周波数幅としては、共振周波数が含まれる幅であれば構わない。このような周波数幅は、上述したように重み行列Qfkの設計において、ゲインを抑制したい特定周波数帯をωskからωekとして重み行列Qfkを求めるようにすれば良い。
同様に、特定周波数のゲインを抑制する場合にも、重み行列Qfkの設計において、ゲインを抑制したい特定周波数としてωskとωekとを一致させることで、その特定周波数のゲインを抑制できる重み行列Qfkを求めることができる。このときの特定周波数は、共振周波数と一致していれば好ましいが、必ずしも完全に一致している必要は無い。例えば、共振周波数に対して±10%の範囲内にゲインを抑制した特定周波数が入っていれば良い。
さらに、上記実施形態では、評価関数Jを最小化する行列aを定めるようにしている。この場合、評価関数Jに特に制約が無ければ、評価関数Jの最小値は、2次形式で表される極小値となるが、評価関数Jの下限値に制約がある場合には、2次形式で表したときの極小値に限らず、元々定められている評価関数Jの下限値が最小値となる。

Claims (5)

  1. 制御対象(2〜5)における移動体(5)を目標位置に位置決めする位置決め制御に適用され、有限インパルス応答フィルタ(Nf(z)/Zn)にて構成されるデジタルフィルタに位置指令(Rc(z))を入力することで、前記移動体(5)へのフィードフォワード制御の制御入力(U(z))を算出するフィードフォワード制御方法において、
    前記有限インパルス応答フィルタ(Nf(z)/Zn)の分子多項式(Nf(z))が前記制御対象(2〜5)の離散時間系の伝達関数モデルの分母多項式(D(z))の根を含み、前記有限インパルス応答フィルタ(Nf(z)/Zn)の前記分子多項式(Nf(z))の係数(ak)を前記係数の2次形式である評価関数(J)を最小とすることで決定することにより、前記位置指令(Rc(z))が目標位置に到達後、前記前記移動体(5)を前記有限インパルス応答フィルタ(Nf(z)/Zn)の次数(n)のステップ数で前記目標位置に到達させることを特徴とする移動体のフィードフォワード制御方法。
  2. 前記有限インパルス応答ディジタルフィルタ(Nf(z)/Zn)の特定周波数のゲインを減少させ、前記特定周波数を前記制御対象(2〜5)の共振振動を発生させる共振周波数に対して±10 %の範囲内とすることを特徴とする請求項1に記載の移動体のフィードフォワード制御方法。
  3. 前記有限インパルス応答ディジタルフィルタ(Nf(z)/Zn)のゲイン特性の二乗で表される関数に対して前記特定周波数を代入することで前記評価関数(J)の正定行列(Q)における特定周波数の抑制を行う重み行列(Qfk)を求めることを特徴とする請求項2に記載の移動体のフィードフォワード制御方法。
  4. 前記有限インパルス応答ディジタルフィルタ(Nf(z)/Zn)の特定周波数幅のゲインを減少し、前記特定周波数幅内に前記制御対象(2〜5)の共振振動を発生させる共振周波数を含めることを特徴とする請求項1に記載の移動体のフィードフォワード制御方法。
  5. 前記有限インパルス応答ディジタルフィルタ(Nf(z)/Zn)のゲイン特性の二乗で表される関数を前記特定周波数帯において積分することで前記評価関数(J)の正定行列(Q)における特定周波数の抑制を行う重み行列(Qfk)を求めることを特徴とする請求項4に記載の移動体のフィードフォワード制御方法。
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