JPWO2009090703A1 - ランプ波出力回路、アナログデジタル変換回路、及びカメラ - Google Patents
ランプ波出力回路、アナログデジタル変換回路、及びカメラ Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2009090703A1 JPWO2009090703A1 JP2009549906A JP2009549906A JPWO2009090703A1 JP WO2009090703 A1 JPWO2009090703 A1 JP WO2009090703A1 JP 2009549906 A JP2009549906 A JP 2009549906A JP 2009549906 A JP2009549906 A JP 2009549906A JP WO2009090703 A1 JPWO2009090703 A1 JP WO2009090703A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ramp wave
- pass filter
- low
- output circuit
- ramp
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K4/00—Generating pulses having essentially a finite slope or stepped portions
- H03K4/06—Generating pulses having essentially a finite slope or stepped portions having triangular shape
- H03K4/08—Generating pulses having essentially a finite slope or stepped portions having triangular shape having sawtooth shape
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K5/00—Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
- H03K5/01—Shaping pulses
- H03K5/08—Shaping pulses by limiting; by thresholding; by slicing, i.e. combined limiting and thresholding
- H03K5/082—Shaping pulses by limiting; by thresholding; by slicing, i.e. combined limiting and thresholding with an adaptive threshold
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K5/00—Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
- H03K2005/00293—Output pulse is a delayed pulse issued after a rising or a falling edge, the length of the output pulse not being in relation with the length of the input triggering pulse
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Nonlinear Science (AREA)
- Analogue/Digital Conversion (AREA)
- Manipulation Of Pulses (AREA)
Abstract
ランプ波出力回路は、ランプ波を発生するランプ波発生回路1と、ランプ波を受けるカットオフ周波数可変のローパスフィルタ2とを備える。ローパスフィルタ2は、ランプ波の受信時から所定時間は第1のカットオフ周波数で動作すると共に、所定時間経過後は第1のカットオフ周波数よりも大きい第2のカットオフ周波数で動作する。
Description
本発明は、ノイズ除去用のローパスフィルタを有するランプ波出力回路、及びそれを備えたアナログデジタル変換回路に関し、特には、ランプ波の線形領域を拡大することを可能とするランプ波出力回路に関するものである。
ランプ波を用いたアナログデジタル変換技術は、多数のアナログ信号を並列にデジタル信号へ変換できるため、例えばイメージセンサのように多数の画素信号をデジタル信号へ変換する必要があるシステムにおいて、そのシステムの高速化を実現する手段として大いに注目されている。
この技術においては、複数のコンパレータに与えられる個別のアナログ信号と各コンパレータに共通に与えられるランプ波とを比較することでアナログデジタル変換が行われるため、ランプ波の特性がアナログデジタル変換特性を大きく左右する。このため、ランプ波に通常含まれるグリッチノイズは、例えば特許文献1においても示すように、ローパスフィルタで除去される必要がある。
特開2007−146862号公報
特開2006−337139号公報
しかしながら、ローパスフィルタは、グリッチノイズを除去すると同時にランプ波の開始部分の波形を歪ませしまう。このため、アナログデジタル変換のダイナミックレンジの低下や非直線性誤差の増大といった変換特性の劣化を招くという問題がある。特許文献2には、こういった歪を解消する手段が開示されている。具体的には、(1)ランプ波と同じ期間だけ方形波を発生させ、(2)ランプ波の傾きに応じて方形波の振幅を制御し、(3)ランプ波と方形波を加算する、ことで歪を解消する。しかし、方形波発生回路、波形加算器、また、ランプ波の傾きを検出し方形波の振幅を制御する手段が必要になるため、回路規模が大きく増大してしまう。
前記に鑑み、本発明の目的は、グリッチノイズを除去しながら、ランプ波の開始部分の歪を、より容易に、ランプ波の傾きを検出することなく整形する手段を提供し、さらには、該手段により整形されたランプ波を発生するランプ波出力回路を備えたアナログデジタル変換回路、及び該アナログデジタル変換回路を備えたカメラを提供することである。
前記の目的を達成するために、本発明の一形態に係るランプ波出力回路は、ランプ波を発生するランプ波発生回路と、ランプ波を受けるカットオフ周波数可変のローパスフィルタとを備え、ローパスフィルタは、ランプ波の受信時から所定時間は第1のカットオフ周波数で動作すると共に、所定時間経過後は第1のカットオフ周波数よりも大きい第2のカットオフ周波数で動作する。
このランプ波出力回路によると、ローパスフィルタの出力におけるランプ波には所定時間だけの遅延がつき、その分早くランプ波の波形を線形にでき、線形領域を拡大できる。このようにして、グリッチノイズを除去しながら、ランプ波の開始部分の歪が整形されたランプ波を出力できる。
本発明の一形態に係るランプ波出力回路において、ローパスフィルタは、抵抗値を切り替える構成により、時定数を変更するものである。
このローパスフィルタは、一次のローパスフィルタであって、第1の抵抗値を有する第1の抵抗と、第1の抵抗値よりも大きい第2の抵抗値を有する第2の抵抗と、容量と、第1の抵抗値と第2の抵抗値とを切り替えるスイッチとを備える。
本発明の一形態に係るランプ波出力回路において、ローパスフィルタは、容量値を切り替える構成により、時定数を変更するものである。
このローパスフィルタは、一次のローパスフィルタであって、第1の容量値を有する第1の容量と、第1の容量値よりも大きい第2の容量値を有する第2の容量と、抵抗と、第1の容量値と第2の容量値とを切り替えるスイッチとを備える。
本発明の一形態に係るランプ波出力回路において、ローパスフィルタのレプリカフィルタと、レプリカフィルタの出力と所定電圧とを比較する第1のコンパレータとを備え、第1のコンパレータの比較結果に基づいて、所定時間を決定する。
このようにすると、ローパスフィルタのカットオフ周波数が絶対ばらつきをもっている場合であっても、適切なタイミングでローパスフィルタの周波数特性を切り替えることができる。
本発明の一形態に係るアナログデジタル変換回路は、本発明の一形態に係るランプ波出力回路と、入力アナログ信号の電圧値とランプ波出力回路からの出力電圧の電圧値とを比較する第2のコンパレータと、第1のコンパレータの比較結果に同期してカウントアップ又はカウントダウンを開始すると共に、第2のコンパレータによる比較結果を受け、アナログ信号と出力電圧との大小関係が逆転するときのカウント値をデジタル信号として出力するカウンタとを含む。
このアナログデジタル変換回路によると、ローパスフィルタの特性ばらつきに依存することなく、ランプ波が線形となる領域を有効に利用できるアナログデジタル変換を実現できる。
本発明の一形態に係るカメラは、被写体の映像を電気信号に光電変換する複数の撮像素子がマトリクス状に配置された撮像面と、撮像面のカラム毎に属する撮像素子の各々によって得られた電気信号をアナログ信号として受け、アナログ信号の電圧値とランプ波出力回路からの出力電圧の電圧値とを比較する複数の第2のコンパレータと、複数の第2のコンパレータの各々に対応して設けられ、第1のコンパレータの比較結果に同期してカウントアップ又はカウントダウンを行うと共に、複数の第2のコンパレータの各々による比較結果を受け、対応するアナログ信号と出力電圧との大小関係が逆転するときのカウント値の各々をデジタル信号として出力する複数のカウンタとを含む。
このようにすると、高画質及び低消費電力のカメラを実現できる。
以上のように、グリッチノイズを除去しながら、ランプ波の開始部分の歪を整形できるランプ波出力回路が実現される。その結果、ランプ波を用いたアナログデジタル変換技術において、アナログデジタル変換のダイナミックレンジ低下や非直線性誤差の増大といった変換特性の劣化を防止できる。
1 ランプ波発生回路
2、2a、2b、2c ローパスフィルタ
3 抵抗値R1の抵抗
4 抵抗値R2の抵抗
5 スイッチ
6 容量値C1の容量
7、7a、7b、7c、7d ランプ波出力回路
8 ローパスフィルタへの入力波形
9 本発明を適用しない場合のローパスフィルタの出力波形
10 本発明を適用した場合のローパスフィルタの出力波形
11 本発明により拡大できた線形領域の時間
12 本発明により拡大できた線形領域の電圧
13 容量値C2の容量
14 レプリカフィルタ
15 コンパレータ
16 ランプ波の開始に同期したステップ波
17 カウンタ
18 コンパレータ
19、19a アナログデジタル変換回路
20 撮像面
21 カメラ
2、2a、2b、2c ローパスフィルタ
3 抵抗値R1の抵抗
4 抵抗値R2の抵抗
5 スイッチ
6 容量値C1の容量
7、7a、7b、7c、7d ランプ波出力回路
8 ローパスフィルタへの入力波形
9 本発明を適用しない場合のローパスフィルタの出力波形
10 本発明を適用した場合のローパスフィルタの出力波形
11 本発明により拡大できた線形領域の時間
12 本発明により拡大できた線形領域の電圧
13 容量値C2の容量
14 レプリカフィルタ
15 コンパレータ
16 ランプ波の開始に同期したステップ波
17 カウンタ
18 コンパレータ
19、19a アナログデジタル変換回路
20 撮像面
21 カメラ
以下、本発明の各実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るランプ波出力回路の回路構成を示している。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るランプ波出力回路の回路構成を示している。
図1に示すように、本実施形態のランプ波出力回路7は、ランプ波発生回路1と、特性可変の機能を有するローパスフィルタ2とを備えている。
本実施形態のローパスフィルタ2は、カットオフ周波数可変のローパスフィルタであって、ランプ波発生回路1から出力されるランプ波の受信時から所定時間Tの間は、第1のカットオフ周波数でフィルタリング処理すると共に、所定時間T経過後には、第1のカットオフ周波数よりも大きい周波数を有する第2のカットオフ周波数でフィルタリング処理するものである。なお、具体的なローパスフィルタ2の回路構成例は、本図1及び後述する図3〜図5に示している。
図1に示すローパスフィルタ2は、抵抗値を切り替える構成を有する一次のローバスフィルタであって、抵抗3、抵抗4、スイッチ5、及び容量6を備え、例えば、抵抗値R1を有する抵抗3と抵抗値R1よりも十分大きな抵抗値R2を有する抵抗4とが並列に接続されており、抵抗3とスイッチ5とが直列に接続されており、容量値C1を有する容量6の一端は抵抗4及びスイッチ5に接続されている。
以上の構成を有するランプ波出力回路7は、ランプ波発生回路1からのランプ波の発生開始前からスイッチ5をオフ状態としておいて、ランプ波の発生開始時(ローパスフィルタにおける受信時)から所定時間T=R1C1だけ経過した時点で、スイッチ5をオン状態に切り替える。このようにすると、ランプ波の発生開始時から所定時間T(R1C1)の間は、ローパスフィルタ2のカットオフ周波数は十分小さいため、ローパスフィルタ2の出力ノードにおける波形は殆ど変化せずに遅延R1C1がつくと共に、所定時間Tが経過してスイッチ5をオン状態にした時点から線形な波形を得ることができる。
図2は、本実施形態のランプ波出力回路7におけるローパスフィルタ2からの出力波形をシミュレーションした結果である。なお、図2では、本実施形態のローパスフィルタ2との比較例として、従来のランプ波出力回路におけるローパスフィルタからの出力波形を合わせて示している。
図2に示すように、ランプ波発生回路1から本実施形態のローパスフィルタ2へ入力される波形8は、本実施形態のローパスフィルタ2を介すると波形10となって出力される。つまり、波形10は、ランプ波の発生開始時から所定時間Tの間は殆ど変化せずに遅延がつくと共に、所定時間Tが経過した時点から線形な波形となる。一方で、同様に入力される波形8は、従来のローパスフィルタを介すると波形9となって出力される。したがって、出力された波形9及び10を比較すると明らかなように、本実施形態のローパスフィルタ2を採用することにより、時間にして時間11だけ、電圧にして電圧12だけ、線形領域を拡大できる。
−ローパスフィルタの構成の変形例1−
図3は、本変形例1のローパスフィルタ2aと上述のランプ発生回路1とを備えたランプ出力回路7aの回路構成を示している。
図3は、本変形例1のローパスフィルタ2aと上述のランプ発生回路1とを備えたランプ出力回路7aの回路構成を示している。
図3に示すように、本変形例1のローパスフィルタ2aは、抵抗値を切り替える構成を有する一次のローバスフィルタであって、抵抗3、抵抗4、スイッチ5、及び容量6を備え、例えば、抵抗値R1を有する抵抗3と抵抗値R1よりも十分大きな抵抗値R2を有する抵抗4とが直列に接続されており、抵抗4とスイッチ5とが並列に接続されており、容量値C1を有する容量6の一端は抵抗4及びスイッチ5に接続されている。
以上の構成を有するランプ波出力回路7aは、上述のローパスフィルタ2を備えた構成の場合と同様に、ランプ波発生回路1からのランプ波の発生開始前からスイッチ5をオフ状態としておいて、ランプ波の発生開始時から所定時間Tだけ経過した時点で、スイッチ5をオン状態に切り替える。このようにすると、上述の図2で説明した効果と同様の効果、すなわち、ランプ波の発生開始時から所定時間Tの間は、ローパスフィルタ2aのカットオフ周波数は十分小さいため、ローパスフィルタ2aの出力ノードにおける波形は殆ど変化せずに遅延がつくと共に、所定時間T経過後から線形な波形を得ることができる。
−ローパスフィルタの構成の変形例2−
図4は、本変形例2のローパスフィルタ2bと上述のランプ発生回路1とを備えたランプ出力回路7bの回路構成を示している。
図4は、本変形例2のローパスフィルタ2bと上述のランプ発生回路1とを備えたランプ出力回路7bの回路構成を示している。
図3に示すように、本変形例1のローパスフィルタ2bは、容量値を切り替える構成を有する一次のローパスフィルタであって、抵抗3、スイッチ5、容量6、及び容量13を備え、例えば、容量値C1を有する容量6と容量値C1よりも十分大きな容量値C2を有する容量13とが直列に接続されており、容量6とスイッチ5とが並列に接続されており、抵抗値R1を有する抵抗3の一端はランプ発生回路1に接続されており、その他端は容量13に接続されている。
以上の構成を有するランプ波出力回路7bは、ランプ波発生回路1からのランプ波の発生開始前からスイッチ5をオン状態としておいて、ランプ波の発生開始時(ローパスフィルタにおける受信時)から所定時間Tだけ経過した時点で、スイッチ5をオフ状態に切り替える。このようにすると、上述の図2で説明した効果と同様の効果、すなわち、ランプ波の発生開始時から所定時間Tの間は、ローパスフィルタ2bのカットオフ周波数は十分小さいため、ローパスフィルタ2aの出力ノードにおける波形は殆ど変化せずに遅延がつくと共に、所定時間T経過後から線形な波形を得ることができる。
−ローパスフィルタの構成の変形例3−
図5は、本変形例3のローパスフィルタ2cと上述のランプ発生回路1とを備えたランプ出力回路7cの回路構成を示している。
図5は、本変形例3のローパスフィルタ2cと上述のランプ発生回路1とを備えたランプ出力回路7cの回路構成を示している。
図5に示すように、本変形例3のローパスフィルタ2cは、容量値を切り替える構成を有する一次のローパスフィルタであって、抵抗3、スイッチ5、容量6、及び容量13を備え、例えば、容量値C1を有する容量6と容量値C1よりも十分大きな容量値C2を有する容量13とが並列に接続されており、容量13とスイッチ5とが直列に接続されており、抵抗値R1を有する抵抗3の一端はランプ発生回路1に接続されており、その他端は容量6及びスイッチ5に接続されている。
以上の構成を有するランプ波出力回路7cは、ランプ波発生回路1からのランプ波の発生開始前からスイッチ5をオン状態としておいて、ランプ波の発生開始時(ローパスフィルタにおける受信時)から所定時間Tだけ経過した時点で、スイッチ5をオフ状態に切り替える。このようにすると、上述の図2で説明した効果と同様の効果、すなわち、ランプ波の発生開始時から所定時間Tの間は、ローパスフィルタ2cのカットオフ周波数は十分小さいため、ローパスフィルタ2cの出力ノードにおける波形は殆ど変化せずに遅延がつくと共に、所定時間T経過後から線形な波形を得ることができる。
なお、本実施形態における以上で説明した図1、図3〜図5に示したランプ出力回路7、7a〜7cの構成において、スイッチングトランジスタのオン抵抗が問題となる場合には、例えば図1の構成に適用された図6に示すように、レプリカフィルタにおけるスイッチ5として同一のトランジスタを用いるとよい。なお、図6は一例であって、上記図3〜図5に対しても同様に適用できることは言うまでもない。
(第2の実施形態)
図7は、本発明の第2の実施形態に係るランプ波出力回路の回路構成を示している。
図7は、本発明の第2の実施形態に係るランプ波出力回路の回路構成を示している。
図7に示すように、本発明の第2の実施形態に係るランプ波出力回路7dは、例えば上述の図1に示したランプ波出力回7の構成に対して、レプリカフィルタ14とコンパレータ15とをさらに含んでいる。
レプリカフィルタ14は、上述の図1に示したローパスフィルタ2のレプリカフィルタであって、ランプ波の発生開始に同期したステップ波16が例えばバッファ回路を介して入力される。また、コンパレータ15は、レプリカフィルタ14の出力と所定の電圧Vbとを比較する。
以上の構成を有するランプ波出力回路7dは、ローパスフィルタ2のレプリカフィルタ14の出力と所定の電圧Vbとの比較結果を用いて、第1のカットオフ周波数から第2のカットオフ周波数に切り替えて動作する所定時間Tを決定するものである。最適な所定時間Tはローパスフィルタ2の特性のみに依存するので、レプリカフィルタ14からその情報を得る本実施形態の構成により、ローパスフィルタ2の特性ばらつきに依らずに所定時間Tを最適に設定できる。このため、ローパスフィルタ2のカットオフ周波数が絶対ばらつきをもっている場合であっても、適切なタイミングでローパスフィルタの周波数特性を切り替えることができる。
なお、本実施形態では、レプリカフィルタ14が、図1に示したローパスフィルタ2のレプリカフィルタである場合について説明したが、図3〜図6に示したランプ波出力回路に対応するローパスフィルタのレプリカフィルタについても同様に実施可能である。
(第3の実施形態)
図8は、本発明の第3の実施形態に係るアナログデジタル変換回路の回路構成を示している。
図8は、本発明の第3の実施形態に係るアナログデジタル変換回路の回路構成を示している。
図8に示すように、本発明の第3の実施形態に係るアナログデジタル変換回19は、例えば上述の第2の実施形態のランプ波出力回路7と、入力アナログ信号の電圧値とランプ波出力回路7からの出力電圧の電圧値とを比較するコンパレータ18と、コンパレータ15の比較結果に同期してカウントアップ又はカウントダウンを開始するカウンタ17をと含んでいる。
以上の構成を有する本実施形態に係るアナログデジタル変換回路は、コンパレータ15による比較結果を受け、入力アナログ信号と出力電圧との大小関係が逆転するときのカウント値をデジタル信号として出力するため、ローパスフィルタ2の特性ばらつきに依存することなく、ランプ波が線形となる領域を有効に利用できるアナログデジタル変換を実現できる。その結果、アナログデジタル変換のダイナミックレンジ低下や非直線性誤差の増大といった変換特性の劣化を防止できる。
(第4の実施形態)
図9は、本発明の第4の実施形態に係るカメラの概略構成を示している。
図9は、本発明の第4の実施形態に係るカメラの概略構成を示している。
図9に示すように、本発明の第4の実施形態に係るカメラ21は、被写体の映像を電気信号に光電変換する複数の撮像素子がマトリクス状に配置されてなる撮像面19と、上述の第2の実施形態のランプ波出力回路7、撮像面119のカラム毎に属する撮像素子の各々によって得られた電気信号をアナログ信号として受け、アナログ信号の電圧値とランプ波出力回路7からの出力電圧の電圧値とを比較する複数のコンパレータ18(第3の実施形態参照)、及び、複数のコンパレータ18の各々に対応して設けられ、上述したコンパレータ15の比較結果に同期してカウントアップ又はカウントダウンを行う複数のカウンタ17を有するアナログデジタル変換回路19aを含む。
以上の構成を有する本実施形態に係るカメラ21は、複数のコンパレータ18の各々による比較結果を受け、対応するアナログ信号と出力電圧との大小関係が逆転するときのカウント値の各々をデジタル信号としてデジタル回路22へ出力するため、高画質及び低消費電力のカメラを実現できる。
以上説明したように、本発明は、多数のアナログ信号を並列にデジタル信号へ変換する必要があるようなシステム、特にイメージセンサシステムにおける画素信号のデジタル変換技術にとって有用である。
本発明は、ノイズ除去用のローパスフィルタを有するランプ波出力回路、及びそれを備えたアナログデジタル変換回路に関し、特には、ランプ波の線形領域を拡大することを可能とするランプ波出力回路に関するものである。
ランプ波を用いたアナログデジタル変換技術は、多数のアナログ信号を並列にデジタル信号へ変換できるため、例えばイメージセンサのように多数の画素信号をデジタル信号へ変換する必要があるシステムにおいて、そのシステムの高速化を実現する手段として大いに注目されている。
この技術においては、複数のコンパレータに与えられる個別のアナログ信号と各コンパレータに共通に与えられるランプ波とを比較することでアナログデジタル変換が行われるため、ランプ波の特性がアナログデジタル変換特性を大きく左右する。このため、ランプ波に通常含まれるグリッチノイズは、例えば特許文献1においても示すように、ローパスフィルタで除去される必要がある。
しかしながら、ローパスフィルタは、グリッチノイズを除去すると同時にランプ波の開始部分の波形を歪ませしまう。このため、アナログデジタル変換のダイナミックレンジの低下や非直線性誤差の増大といった変換特性の劣化を招くという問題がある。特許文献2には、こういった歪を解消する手段が開示されている。具体的には、(1)ランプ波と同じ期間だけ方形波を発生させ、(2)ランプ波の傾きに応じて方形波の振幅を制御し、(3)ランプ波と方形波を加算する、ことで歪を解消する。しかし、方形波発生回路、波形加算器、また、ランプ波の傾きを検出し方形波の振幅を制御する手段が必要になるため、回路規模が大きく増大してしまう。
前記に鑑み、本発明の目的は、グリッチノイズを除去しながら、ランプ波の開始部分の歪を、より容易に、ランプ波の傾きを検出することなく整形する手段を提供し、さらには、該手段により整形されたランプ波を発生するランプ波出力回路を備えたアナログデジタル変換回路、及び該アナログデジタル変換回路を備えたカメラを提供することである。
前記の目的を達成するために、本発明の一形態に係るランプ波出力回路は、ランプ波を発生するランプ波発生回路と、ランプ波を受けるカットオフ周波数可変のローパスフィルタとを備え、ローパスフィルタは、ランプ波の受信時から所定時間は第1のカットオフ周波数で動作すると共に、所定時間経過後は第1のカットオフ周波数よりも大きい第2のカットオフ周波数で動作する。
このランプ波出力回路によると、ローパスフィルタの出力におけるランプ波には所定時間だけの遅延がつき、その分早くランプ波の波形を線形にでき、線形領域を拡大できる。このようにして、グリッチノイズを除去しながら、ランプ波の開始部分の歪が整形されたランプ波を出力できる。
本発明の一形態に係るランプ波出力回路において、ローパスフィルタは、抵抗値を切り替える構成により、時定数を変更するものである。
このローパスフィルタは、一次のローパスフィルタであって、第1の抵抗値を有する第1の抵抗と、第1の抵抗値よりも大きい第2の抵抗値を有する第2の抵抗と、容量と、第1の抵抗値と第2の抵抗値とを切り替えるスイッチとを備える。
本発明の一形態に係るランプ波出力回路において、ローパスフィルタは、容量値を切り替える構成により、時定数を変更するものである。
このローパスフィルタは、一次のローパスフィルタであって、第1の容量値を有する第1の容量と、第1の容量値よりも大きい第2の容量値を有する第2の容量と、抵抗と、第1の容量値と第2の容量値とを切り替えるスイッチとを備える。
本発明の一形態に係るランプ波出力回路において、ローパスフィルタのレプリカフィルタと、レプリカフィルタの出力と所定電圧とを比較する第1のコンパレータとを備え、第1のコンパレータの比較結果に基づいて、所定時間を決定する。
このようにすると、ローパスフィルタのカットオフ周波数が絶対ばらつきをもっている場合であっても、適切なタイミングでローパスフィルタの周波数特性を切り替えることができる。
本発明の一形態に係るアナログデジタル変換回路は、本発明の一形態に係るランプ波出力回路と、入力アナログ信号の電圧値とランプ波出力回路からの出力電圧の電圧値とを比較する第2のコンパレータと、第1のコンパレータの比較結果に同期してカウントアップ又はカウントダウンを開始すると共に、第2のコンパレータによる比較結果を受け、アナログ信号と出力電圧との大小関係が逆転するときのカウント値をデジタル信号として出力するカウンタとを含む。
このアナログデジタル変換回路によると、ローパスフィルタの特性ばらつきに依存することなく、ランプ波が線形となる領域を有効に利用できるアナログデジタル変換を実現できる。
本発明の一形態に係るカメラは、被写体の映像を電気信号に光電変換する複数の撮像素子がマトリクス状に配置された撮像面と、撮像面のカラム毎に属する撮像素子の各々によって得られた電気信号をアナログ信号として受け、アナログ信号の電圧値とランプ波出力回路からの出力電圧の電圧値とを比較する複数の第2のコンパレータと、複数の第2のコンパレータの各々に対応して設けられ、第1のコンパレータの比較結果に同期してカウントアップ又はカウントダウンを行うと共に、複数の第2のコンパレータの各々による比較結果を受け、対応するアナログ信号と出力電圧との大小関係が逆転するときのカウント値の各々をデジタル信号として出力する複数のカウンタとを含む。
このようにすると、高画質及び低消費電力のカメラを実現できる。
以上のように、グリッチノイズを除去しながら、ランプ波の開始部分の歪を整形できるランプ波出力回路が実現される。その結果、ランプ波を用いたアナログデジタル変換技術において、アナログデジタル変換のダイナミックレンジ低下や非直線性誤差の増大といった変換特性の劣化を防止できる。
以下、本発明の各実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るランプ波出力回路の回路構成を示している。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るランプ波出力回路の回路構成を示している。
図1に示すように、本実施形態のランプ波出力回路7は、ランプ波発生回路1と、特性可変の機能を有するローパスフィルタ2とを備えている。
本実施形態のローパスフィルタ2は、カットオフ周波数可変のローパスフィルタであって、ランプ波発生回路1から出力されるランプ波の受信時から所定時間Tの間は、第1のカットオフ周波数でフィルタリング処理すると共に、所定時間T経過後には、第1のカットオフ周波数よりも大きい周波数を有する第2のカットオフ周波数でフィルタリング処理するものである。なお、具体的なローパスフィルタ2の回路構成例は、本図1及び後述する図3〜図5に示している。
図1に示すローパスフィルタ2は、抵抗値を切り替える構成を有する一次のローバスフィルタであって、抵抗3、抵抗4、スイッチ5、及び容量6を備え、例えば、抵抗値R1を有する抵抗3と抵抗値R1よりも十分大きな抵抗値R2を有する抵抗4とが並列に接続されており、抵抗3とスイッチ5とが直列に接続されており、容量値C1を有する容量6の一端は抵抗4及びスイッチ5に接続されている。
以上の構成を有するランプ波出力回路7は、ランプ波発生回路1からのランプ波の発生開始前からスイッチ5をオフ状態としておいて、ランプ波の発生開始時(ローパスフィルタにおける受信時)から所定時間T=R1C1だけ経過した時点で、スイッチ5をオン状態に切り替える。このようにすると、ランプ波の発生開始時から所定時間T(R1C1)の間は、ローパスフィルタ2のカットオフ周波数は十分小さいため、ローパスフィルタ2の出力ノードにおける波形は殆ど変化せずに遅延R1C1がつくと共に、所定時間Tが経過してスイッチ5をオン状態にした時点から線形な波形を得ることができる。
図2は、本実施形態のランプ波出力回路7におけるローパスフィルタ2からの出力波形をシミュレーションした結果である。なお、図2では、本実施形態のローパスフィルタ2との比較例として、従来のランプ波出力回路におけるローパスフィルタからの出力波形を合わせて示している。
図2に示すように、ランプ波発生回路1から本実施形態のローパスフィルタ2へ入力される波形8は、本実施形態のローパスフィルタ2を介すると波形10となって出力される。つまり、波形10は、ランプ波の発生開始時から所定時間Tの間は殆ど変化せずに遅延がつくと共に、所定時間Tが経過した時点から線形な波形となる。一方で、同様に入力される波形8は、従来のローパスフィルタを介すると波形9となって出力される。したがって、出力された波形9及び10を比較すると明らかなように、本実施形態のローパスフィルタ2を採用することにより、時間にして時間11だけ、電圧にして電圧12だけ、線形領域を拡大できる。
−ローパスフィルタの構成の変形例1−
図3は、本変形例1のローパスフィルタ2aと上述のランプ発生回路1とを備えたランプ出力回路7aの回路構成を示している。
図3は、本変形例1のローパスフィルタ2aと上述のランプ発生回路1とを備えたランプ出力回路7aの回路構成を示している。
図3に示すように、本変形例1のローパスフィルタ2aは、抵抗値を切り替える構成を有する一次のローバスフィルタであって、抵抗3、抵抗4、スイッチ5、及び容量6を備え、例えば、抵抗値R1を有する抵抗3と抵抗値R1よりも十分大きな抵抗値R2を有する抵抗4とが直列に接続されており、抵抗4とスイッチ5とが並列に接続されており、容量値C1を有する容量6の一端は抵抗4及びスイッチ5に接続されている。
以上の構成を有するランプ波出力回路7aは、上述のローパスフィルタ2を備えた構成の場合と同様に、ランプ波発生回路1からのランプ波の発生開始前からスイッチ5をオフ状態としておいて、ランプ波の発生開始時から所定時間Tだけ経過した時点で、スイッチ5をオン状態に切り替える。このようにすると、上述の図2で説明した効果と同様の効果、すなわち、ランプ波の発生開始時から所定時間Tの間は、ローパスフィルタ2aのカットオフ周波数は十分小さいため、ローパスフィルタ2aの出力ノードにおける波形は殆ど変化せずに遅延がつくと共に、所定時間T経過後から線形な波形を得ることができる。
−ローパスフィルタの構成の変形例2−
図4は、本変形例2のローパスフィルタ2bと上述のランプ発生回路1とを備えたランプ出力回路7bの回路構成を示している。
図4は、本変形例2のローパスフィルタ2bと上述のランプ発生回路1とを備えたランプ出力回路7bの回路構成を示している。
図3に示すように、本変形例1のローパスフィルタ2bは、容量値を切り替える構成を有する一次のローパスフィルタであって、抵抗3、スイッチ5、容量6、及び容量13を備え、例えば、容量値C1を有する容量6と容量値C1よりも十分大きな容量値C2を有する容量13とが直列に接続されており、容量6とスイッチ5とが並列に接続されており、抵抗値R1を有する抵抗3の一端はランプ発生回路1に接続されており、その他端は容量13に接続されている。
以上の構成を有するランプ波出力回路7bは、ランプ波発生回路1からのランプ波の発生開始前からスイッチ5をオン状態としておいて、ランプ波の発生開始時(ローパスフィルタにおける受信時)から所定時間Tだけ経過した時点で、スイッチ5をオフ状態に切り替える。このようにすると、上述の図2で説明した効果と同様の効果、すなわち、ランプ波の発生開始時から所定時間Tの間は、ローパスフィルタ2bのカットオフ周波数は十分小さいため、ローパスフィルタ2aの出力ノードにおける波形は殆ど変化せずに遅延がつくと共に、所定時間T経過後から線形な波形を得ることができる。
−ローパスフィルタの構成の変形例3−
図5は、本変形例3のローパスフィルタ2cと上述のランプ発生回路1とを備えたランプ出力回路7cの回路構成を示している。
図5は、本変形例3のローパスフィルタ2cと上述のランプ発生回路1とを備えたランプ出力回路7cの回路構成を示している。
図5に示すように、本変形例3のローパスフィルタ2cは、容量値を切り替える構成を有する一次のローパスフィルタであって、抵抗3、スイッチ5、容量6、及び容量13を備え、例えば、容量値C1を有する容量6と容量値C1よりも十分大きな容量値C2を有する容量13とが並列に接続されており、容量13とスイッチ5とが直列に接続されており、抵抗値R1を有する抵抗3の一端はランプ発生回路1に接続されており、その他端は容量6及びスイッチ5に接続されている。
以上の構成を有するランプ波出力回路7cは、ランプ波発生回路1からのランプ波の発生開始前からスイッチ5をオン状態としておいて、ランプ波の発生開始時(ローパスフィルタにおける受信時)から所定時間Tだけ経過した時点で、スイッチ5をオフ状態に切り替える。このようにすると、上述の図2で説明した効果と同様の効果、すなわち、ランプ波の発生開始時から所定時間Tの間は、ローパスフィルタ2cのカットオフ周波数は十分小さいため、ローパスフィルタ2cの出力ノードにおける波形は殆ど変化せずに遅延がつくと共に、所定時間T経過後から線形な波形を得ることができる。
なお、本実施形態における以上で説明した図1、図3〜図5に示したランプ出力回路7、7a〜7cの構成において、スイッチングトランジスタのオン抵抗が問題となる場合には、例えば図1の構成に適用された図6に示すように、レプリカフィルタにおけるスイッチ5として同一のトランジスタを用いるとよい。なお、図6は一例であって、上記図3〜図5に対しても同様に適用できることは言うまでもない。
(第2の実施形態)
図7は、本発明の第2の実施形態に係るランプ波出力回路の回路構成を示している。
図7は、本発明の第2の実施形態に係るランプ波出力回路の回路構成を示している。
図7に示すように、本発明の第2の実施形態に係るランプ波出力回路7dは、例えば上述の図1に示したランプ波出力回7の構成に対して、レプリカフィルタ14とコンパレータ15とをさらに含んでいる。
レプリカフィルタ14は、上述の図1に示したローパスフィルタ2のレプリカフィルタであって、ランプ波の発生開始に同期したステップ波16が例えばバッファ回路を介して入力される。また、コンパレータ15は、レプリカフィルタ14の出力と所定の電圧Vbとを比較する。
以上の構成を有するランプ波出力回路7dは、ローパスフィルタ2のレプリカフィルタ14の出力と所定の電圧Vbとの比較結果を用いて、第1のカットオフ周波数から第2のカットオフ周波数に切り替えて動作する所定時間Tを決定するものである。最適な所定時間Tはローパスフィルタ2の特性のみに依存するので、レプリカフィルタ14からその情報を得る本実施形態の構成により、ローパスフィルタ2の特性ばらつきに依らずに所定時間Tを最適に設定できる。このため、ローパスフィルタ2のカットオフ周波数が絶対ばらつきをもっている場合であっても、適切なタイミングでローパスフィルタの周波数特性を切り替えることができる。
なお、本実施形態では、レプリカフィルタ14が、図1に示したローパスフィルタ2のレプリカフィルタである場合について説明したが、図3〜図6に示したランプ波出力回路に対応するローパスフィルタのレプリカフィルタについても同様に実施可能である。
(第3の実施形態)
図8は、本発明の第3の実施形態に係るアナログデジタル変換回路の回路構成を示している。
図8は、本発明の第3の実施形態に係るアナログデジタル変換回路の回路構成を示している。
図8に示すように、本発明の第3の実施形態に係るアナログデジタル変換回19は、例えば上述の第2の実施形態のランプ波出力回路7と、入力アナログ信号の電圧値とランプ波出力回路7からの出力電圧の電圧値とを比較するコンパレータ18と、コンパレータ15の比較結果に同期してカウントアップ又はカウントダウンを開始するカウンタ17をと含んでいる。
以上の構成を有する本実施形態に係るアナログデジタル変換回路は、コンパレータ15による比較結果を受け、入力アナログ信号と出力電圧との大小関係が逆転するときのカウント値をデジタル信号として出力するため、ローパスフィルタ2の特性ばらつきに依存することなく、ランプ波が線形となる領域を有効に利用できるアナログデジタル変換を実現できる。その結果、アナログデジタル変換のダイナミックレンジ低下や非直線性誤差の増大といった変換特性の劣化を防止できる。
(第4の実施形態)
図9は、本発明の第4の実施形態に係るカメラの概略構成を示している。
図9は、本発明の第4の実施形態に係るカメラの概略構成を示している。
図9に示すように、本発明の第4の実施形態に係るカメラ21は、被写体の映像を電気信号に光電変換する複数の撮像素子がマトリクス状に配置されてなる撮像面19と、上述の第2の実施形態のランプ波出力回路7、撮像面119のカラム毎に属する撮像素子の各々によって得られた電気信号をアナログ信号として受け、アナログ信号の電圧値とランプ波出力回路7からの出力電圧の電圧値とを比較する複数のコンパレータ18(第3の実施形態参照)、及び、複数のコンパレータ18の各々に対応して設けられ、上述したコンパレータ15の比較結果に同期してカウントアップ又はカウントダウンを行う複数のカウンタ17を有するアナログデジタル変換回路19aを含む。
以上の構成を有する本実施形態に係るカメラ21は、複数のコンパレータ18の各々による比較結果を受け、対応するアナログ信号と出力電圧との大小関係が逆転するときのカウント値の各々をデジタル信号としてデジタル回路22へ出力するため、高画質及び低消費電力のカメラを実現できる。
以上説明したように、本発明は、多数のアナログ信号を並列にデジタル信号へ変換する必要があるようなシステム、特にイメージセンサシステムにおける画素信号のデジタル変換技術にとって有用である。
1 ランプ波発生回路
2、2a、2b、2c ローパスフィルタ
3 抵抗値R1の抵抗
4 抵抗値R2の抵抗
5 スイッチ
6 容量値C1の容量
7、7a、7b、7c、7d ランプ波出力回路
8 ローパスフィルタへの入力波形
9 本発明を適用しない場合のローパスフィルタの出力波形
10 本発明を適用した場合のローパスフィルタの出力波形
11 本発明により拡大できた線形領域の時間
12 本発明により拡大できた線形領域の電圧
13 容量値C2の容量
14 レプリカフィルタ
15 コンパレータ
16 ランプ波の開始に同期したステップ波
17 カウンタ
18 コンパレータ
19、19a アナログデジタル変換回路
20 撮像面
21 カメラ
2、2a、2b、2c ローパスフィルタ
3 抵抗値R1の抵抗
4 抵抗値R2の抵抗
5 スイッチ
6 容量値C1の容量
7、7a、7b、7c、7d ランプ波出力回路
8 ローパスフィルタへの入力波形
9 本発明を適用しない場合のローパスフィルタの出力波形
10 本発明を適用した場合のローパスフィルタの出力波形
11 本発明により拡大できた線形領域の時間
12 本発明により拡大できた線形領域の電圧
13 容量値C2の容量
14 レプリカフィルタ
15 コンパレータ
16 ランプ波の開始に同期したステップ波
17 カウンタ
18 コンパレータ
19、19a アナログデジタル変換回路
20 撮像面
21 カメラ
Claims (8)
- ランプ波を発生するランプ波発生回路と、
前記ランプ波を受けるカットオフ周波数可変のローパスフィルタとを備え、
前記ローパスフィルタは、前記ランプ波の受信時から所定時間は第1のカットオフ周波数で動作すると共に、前記所定時間経過後は前記第1のカットオフ周波数よりも大きい第2のカットオフ周波数で動作する、ランプ波出力回路。 - 請求項1に記載のランプ波出力回路において、
前記ローパスフィルタは、抵抗値を切り替える構成を有する、ランプ波出力回路。 - 請求項2に記載のランプ波出力回路において、
前記ローパスフィルタは、第1の抵抗値を有する第1の抵抗と、前記第1の抵抗値よりも大きい第2の抵抗値を有する第2の抵抗と、容量と、前記第1の抵抗値と前記第2の抵抗値とを切り替えるスイッチとを備える、ランプ波出力回路。 - 請求項1に記載のランプ波出力回路において、
前記ローパスフィルタは、容量値を切り替える構成を有する、ランプ波出力回路。 - 請求項4に記載のランプ波出力回路において、
前記ローパスフィルタは、第1の容量値を有する第1の容量と、前記第1の容量値よりも大きい第2の容量値を有する第2の容量と、抵抗と、前記第1の容量値と前記第2の容量値とを切り替えるスイッチとを備える、ランプ波出力回路。 - 請求項1に記載のランプ波出力回路において、
前記ローパスフィルタのレプリカフィルタと、
前記レプリカフィルタの出力と所定電圧とを比較する第1のコンパレータとを備え、
前記第1のコンパレータの比較結果に基づいて、前記所定時間を決定する、ランプ波出力回路。 - 請求項6に記載のランプ波出力回路と、
入力アナログ信号の電圧値と前記ランプ波出力回路からの出力電圧の電圧値とを比較する第2のコンパレータと、
前記第1のコンパレータの比較結果に同期してカウントアップ又はカウントダウンを開始すると共に、前記第2のコンパレータによる比較結果を受け、前記アナログ信号と前記出力電圧との大小関係が逆転するときのカウント値をデジタル信号として出力するカウンタとを含む、アナログデジタル変換回路。 - 請求項6に記載のランプ波出力回路と、
被写体の映像を電気信号に光電変換する複数の撮像素子がマトリクス状に配置された撮像面と、
前記撮像面のカラム毎に属する前記撮像素子の各々によって得られた前記電気信号をアナログ信号として受け、前記アナログ信号の電圧値と前記ランプ波出力回路からの出力電圧の電圧値とを比較する複数の第2のコンパレータと、
前記複数のコンパレータの各々に対応して設けられ、前記第1のコンパレータの比較結果に同期してカウントアップ又はカウントダウンを行うと共に、前記複数の第2のコンパレータの各々による比較結果を受け、対応する前記アナログ信号と前記出力電圧との大小関係が逆転するときのカウント値の各々をデジタル信号として出力する複数のカウンタとを含む、カメラ。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008009647 | 2008-01-18 | ||
JP2008009647 | 2008-01-18 | ||
PCT/JP2008/003464 WO2009090703A1 (ja) | 2008-01-18 | 2008-11-25 | ランプ波出力回路、アナログデジタル変換回路、及びカメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2009090703A1 true JPWO2009090703A1 (ja) | 2011-05-26 |
Family
ID=40885114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009549906A Pending JPWO2009090703A1 (ja) | 2008-01-18 | 2008-11-25 | ランプ波出力回路、アナログデジタル変換回路、及びカメラ |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8188903B2 (ja) |
JP (1) | JPWO2009090703A1 (ja) |
CN (1) | CN101953073A (ja) |
WO (1) | WO2009090703A1 (ja) |
Families Citing this family (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8188903B2 (en) * | 2008-01-18 | 2012-05-29 | Panasonic Corporation | Ramp wave output circuit, analog/digital conversion circuit, and camera |
US8054144B2 (en) * | 2008-07-02 | 2011-11-08 | Atmel Corporation | Mode switching RC network |
JP5219962B2 (ja) * | 2009-08-13 | 2013-06-26 | キヤノン株式会社 | 固体撮像素子、その駆動方法、及び撮像システム |
EP2456075A1 (en) * | 2010-11-18 | 2012-05-23 | STMicroelectronics (Grenoble 2) SAS | Analog to digital ramp converter |
US8456340B2 (en) * | 2011-04-13 | 2013-06-04 | Analog Devices, Inc. | Self-timed digital-to-analog converter |
CN103477628A (zh) | 2011-04-21 | 2013-12-25 | 松下电器产业株式会社 | 斜坡信号发生电路及包括该电路的图像传感器和摄像装置 |
JP5762199B2 (ja) * | 2011-07-28 | 2015-08-12 | キヤノン株式会社 | 固体撮像装置 |
JP5366032B2 (ja) * | 2011-10-20 | 2013-12-11 | Tdk株式会社 | ランプ信号生成回路及びランプ信号調整回路 |
KR101391120B1 (ko) | 2012-03-29 | 2014-05-07 | 주식회사 동부하이텍 | 스텝 램프 신호 발생기와 이를 이용한 이미지 센서 |
JP6103934B2 (ja) * | 2012-12-28 | 2017-03-29 | キヤノン株式会社 | 光電変換装置、撮像システム、および光電変換装置の駆動方法 |
CN104197964A (zh) * | 2014-08-26 | 2014-12-10 | 宁波双林汽车部件股份有限公司 | 一种电流波形/矩形脉冲转换电路装置 |
CN104218924A (zh) * | 2014-09-01 | 2014-12-17 | 长沙景嘉微电子股份有限公司 | 一种应用于实时动态反馈环路的低毛刺电流开关电路 |
US10461770B2 (en) * | 2017-07-13 | 2019-10-29 | Analog Devices Global Unlimited Company | Techniques for configurable ADC front-end RC filter |
US10826470B2 (en) * | 2019-03-13 | 2020-11-03 | Omnivision Technologies, Inc. | Integrating ramp circuit with reduced ramp settling time |
JP7472645B2 (ja) | 2020-05-13 | 2024-04-23 | 富士電機株式会社 | 駆動回路内蔵型パワーモジュール |
CN112217519B (zh) * | 2020-10-10 | 2024-03-12 | 北京博瑞微电子科技有限公司 | 一种用于斜波发生器的斜波非线性失真校正方法 |
US11431925B1 (en) * | 2021-03-07 | 2022-08-30 | Shenzhen GOODIX Technology Co., Ltd. | Pixel ramp generator controller for image sensor |
Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6346011A (ja) * | 1986-08-13 | 1988-02-26 | Hitachi Ltd | 遅延回路 |
JPH03209910A (ja) * | 1989-10-06 | 1991-09-12 | Hitachi Ltd | フィルタ時定数制御機能を備えたフィルタ回路 |
JPH04156107A (ja) * | 1990-10-19 | 1992-05-28 | Fujitsu Ltd | コンパレータ回路 |
JPH0519027A (ja) * | 1991-07-11 | 1993-01-26 | Nec Corp | 半導体論理集積回路 |
JPH06326572A (ja) * | 1993-05-14 | 1994-11-25 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 信号可変遅延回路 |
JPH1018610A (ja) * | 1996-07-05 | 1998-01-20 | Concrete Kooring Kk | 水中切断施工方法及びそれに使用する切断装置 |
JPH10270644A (ja) * | 1997-03-21 | 1998-10-09 | Nec Corp | 半導体集積回路装置 |
JP2000022990A (ja) * | 1998-06-30 | 2000-01-21 | Toshiba Corp | フィルタ回路及びtv信号システム |
JP2002158566A (ja) * | 2000-11-21 | 2002-05-31 | Nec Corp | 固定長遅延生成回路 |
JP2002202746A (ja) * | 2000-09-28 | 2002-07-19 | Seiko Epson Corp | 波形発生器、表示装置及び電子機器 |
JP2004096241A (ja) * | 2002-08-29 | 2004-03-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Rssi信号波形整形回路及び電話装置 |
JP2006337139A (ja) * | 2005-06-01 | 2006-12-14 | Advantest Corp | 波形発生器、波形整形器、及び試験装置 |
Family Cites Families (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5233245A (en) | 1991-04-10 | 1993-08-03 | General Electric Company | Rate controlled noise filter |
JP3209910B2 (ja) | 1996-01-31 | 2001-09-17 | キヤノン株式会社 | 印刷制御装置および印刷制御方法 |
JP2001084506A (ja) * | 1999-09-17 | 2001-03-30 | Fujitsu Ltd | ノイズ除去回路、増幅回路、及び磁気記録装置 |
US20050036568A1 (en) * | 2002-01-29 | 2005-02-17 | De Ruijter Hendricus Clemens | Fast settling data slicer comprising a low-pass filter with switchable cut-off frequency and a notch-filter |
US7078960B2 (en) * | 2003-07-28 | 2006-07-18 | Microtune (Texas), L.P. | Method and system for filter tuning using a digital trim value |
US7573252B1 (en) * | 2004-06-07 | 2009-08-11 | National Semiconductor Corporation | Soft-start reference ramp and filter circuit |
JP4723215B2 (ja) * | 2004-09-02 | 2011-07-13 | 富士通セミコンダクター株式会社 | カットオフ周波数の調整を可能にしたフィルタ回路 |
FR2879373A1 (fr) * | 2004-12-14 | 2006-06-16 | St Microelectronics Sa | Autoajustement de cellules rc dans un circuit |
JP4524652B2 (ja) | 2005-07-06 | 2010-08-18 | ソニー株式会社 | Ad変換装置並びに半導体装置 |
US7394305B2 (en) * | 2006-08-21 | 2008-07-01 | Integrated Silicon Solution, Inc. | High-voltage pump switching circuit including ramp and discharge |
US7528760B2 (en) * | 2007-01-26 | 2009-05-05 | Texas Insturments Incorporated | Class D analog-to-digital converter |
JP4944673B2 (ja) | 2007-06-01 | 2012-06-06 | パナソニック株式会社 | 電圧発生回路、アナログ・デジタル変換回路、イメージセンサシステム |
US8188903B2 (en) * | 2008-01-18 | 2012-05-29 | Panasonic Corporation | Ramp wave output circuit, analog/digital conversion circuit, and camera |
US7804438B2 (en) * | 2008-05-02 | 2010-09-28 | Alexander Krymski | Image sensors and dual ramp analog-to-digital converters and methods |
TWI415133B (zh) * | 2009-09-04 | 2013-11-11 | Nat Univ Tsing Hua | 使用斜坡取樣法之峰值量測及保持電路及其方法 |
TWI363502B (en) * | 2009-11-25 | 2012-05-01 | Ind Tech Res Inst | Sigma delta modulator and quantizer and quantization method thereof |
-
2008
- 2008-11-25 US US12/810,272 patent/US8188903B2/en active Active
- 2008-11-25 CN CN2008801246533A patent/CN101953073A/zh active Pending
- 2008-11-25 WO PCT/JP2008/003464 patent/WO2009090703A1/ja active Application Filing
- 2008-11-25 JP JP2009549906A patent/JPWO2009090703A1/ja active Pending
Patent Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6346011A (ja) * | 1986-08-13 | 1988-02-26 | Hitachi Ltd | 遅延回路 |
JPH03209910A (ja) * | 1989-10-06 | 1991-09-12 | Hitachi Ltd | フィルタ時定数制御機能を備えたフィルタ回路 |
JPH04156107A (ja) * | 1990-10-19 | 1992-05-28 | Fujitsu Ltd | コンパレータ回路 |
JPH0519027A (ja) * | 1991-07-11 | 1993-01-26 | Nec Corp | 半導体論理集積回路 |
JPH06326572A (ja) * | 1993-05-14 | 1994-11-25 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 信号可変遅延回路 |
JPH1018610A (ja) * | 1996-07-05 | 1998-01-20 | Concrete Kooring Kk | 水中切断施工方法及びそれに使用する切断装置 |
JPH10270644A (ja) * | 1997-03-21 | 1998-10-09 | Nec Corp | 半導体集積回路装置 |
JP2000022990A (ja) * | 1998-06-30 | 2000-01-21 | Toshiba Corp | フィルタ回路及びtv信号システム |
JP2002202746A (ja) * | 2000-09-28 | 2002-07-19 | Seiko Epson Corp | 波形発生器、表示装置及び電子機器 |
JP2002158566A (ja) * | 2000-11-21 | 2002-05-31 | Nec Corp | 固定長遅延生成回路 |
JP2004096241A (ja) * | 2002-08-29 | 2004-03-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Rssi信号波形整形回路及び電話装置 |
JP2006337139A (ja) * | 2005-06-01 | 2006-12-14 | Advantest Corp | 波形発生器、波形整形器、及び試験装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20100271248A1 (en) | 2010-10-28 |
US8188903B2 (en) | 2012-05-29 |
WO2009090703A1 (ja) | 2009-07-23 |
CN101953073A (zh) | 2011-01-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2009090703A1 (ja) | ランプ波出力回路、アナログデジタル変換回路、及びカメラ | |
JP4802767B2 (ja) | アナログ−デジタル変換装置と、それを用いた固体撮像装置とその駆動方法 | |
US9806721B2 (en) | Multiple data rate counter, data converter including the same, and image sensor including the same | |
KR101911374B1 (ko) | 이미지 센서용의 열 병렬 싱글-슬로프 아날로그-디지털 변환기의 디지털 교정을 위한 자동 오프셋 조정 | |
KR101448917B1 (ko) | 의사 멀티플 샘플링 방법을 사용하는 아날로그-디지털 변환장치 및 방법 | |
JP6128493B2 (ja) | ランプ生成回路及び固体撮像装置 | |
EP2104235A1 (en) | Analog-to-digital converter, analog-to-digital converting method, solid-state image pickup device, and camera system | |
KR101181310B1 (ko) | 램프 신호 발생기 및 이미지 센서 | |
KR101996491B1 (ko) | 이중 데이터 레이트 카운터 및 그를 이용한 아날로그-디지털 변환 장치와 씨모스 이미지 센서 | |
JP2015128278A5 (ja) | ||
US9871986B2 (en) | Counter, counting method, ad converter, solid-state imaging device, and electronic device | |
US8797455B2 (en) | Analog-to-digital converter, image sensor including the same, and apparatus including image sensor | |
US9236879B2 (en) | A/D converter, image sensor device, and method of generating digital signal from analog signal | |
US20080055143A1 (en) | Concurrent correlated double sampling and analog-to-digital conversion | |
JP6064500B2 (ja) | Ad変換回路、半導体装置及びad変換方法 | |
JP2009200931A (ja) | 固体撮像装置、半導体集積回路装置、および信号処理方法 | |
JP2010199798A (ja) | アナログデジタル変換回路 | |
KR20190044261A (ko) | 저잡음 싱글-슬롭 비교 장치 및 그에 따른 아날로그-디지털 변환 장치와 씨모스 이미지 센서 | |
KR20170132385A (ko) | 아날로그-디지털 변환 장치 및 그 동작 방법 | |
CN106576149A (zh) | 固态摄像元件和电子装置 | |
US8614756B2 (en) | AD converting circuit, photoelectric converting apparatus, image pickup system, and driving method for AD converting circuit | |
JP2008054256A (ja) | アナログデジタル変換器およびそれを用いた撮像回路 | |
JP2009218964A (ja) | アナログデジタル変換回路およびそれを搭載した撮像装置 | |
WO2012074287A3 (ko) | 컬럼 고정 패턴 노이즈를 제거하기 위한 adc 및 이를 포함하는 cmos 이미지 센서 | |
JP2014017789A (ja) | 撮像素子及び撮像装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110420 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20120208 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120619 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20121016 |