JP4723215B2 - カットオフ周波数の調整を可能にしたフィルタ回路 - Google Patents

カットオフ周波数の調整を可能にしたフィルタ回路 Download PDF

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    • H03H7/00Multiple-port networks comprising only passive electrical elements as network components
    • H03H7/01Frequency selective two-port networks
    • H03H7/0153Electrical filters; Controlling thereof

Description

本発明は、カットオフ周波数の調整を容易に行うことができるローパスフィルタまたはハイパスフィルタなどのフィルタ回路、及びフィルタ回路のカットオフ周波数測定方法に関する。
ローパスフィルタやハイパスフィルタを集積回路内に内蔵させることで、高周波ノイズ除去などの種々の信号処理が行われる。ローパスフィルタ及びハイパスフィルタは、それを構成するインピーダンス素子の特性値に応じたカットオフ周波数Fcを有する。このカットオフ周波数Fcは、フィルタ回路を構成するインピーダンス素子の容量値や抵抗値に依存する。一方で、集積回路の回路素子は、製造ばらつきの影響を受けるため、その特性値の変動を避けることができない。従って、集積回路内に内蔵されるフィルタ回路には、カットオフ周波数Fcをチューニングする回路が必要である。例えば、特許文献1には、バンドパスフィルタやローパスフィルタのカットオフ周波数を設定することが記載されている。
特開平6−251303号公報、例えば図1、5、段落[0035]。
従来の一般的なカットオフ周波数の設定方法は、フィルタの入力に所定の周波数の正弦波を供給し、その出力信号を監視することで、所定の周波数とフィルタのカットオフ周波数との関係をチェックし、最適のカットオフ周波数が得られるようにフィルタ特性をチューニングすることである。
しかしながら、上記の従来方法によれば、所定の周波数の正弦波を入力してその出力信号を監視する工程を、複数の周波数に対して繰り返し行う必要があり、チューニング工数が多くなる欠点がある。また、正弦波を供給するためには、高価なアナログ信号発生回路が必要になり、テスターのコストアップにもなっている。
そこで、本発明の目的は、カットオフ周波数の調整を簡単に行うことができるローパスフィルタ回路及びハイパスフィルタ回路を提供することにある。
更に、本発明の別の目的は、カットオフ周波数を簡単に検出することができるカットオフ周波数測定方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の側面によれば、選択可能な複数のインピーダンス素子を有し、選択されたインピーダンス素子に依存するカットオフ周波数を有するフィルタ回路において、周波数が連続的に増加または減少する可変周波数パルスをフィルタ回路の入力に供給するパルス発生回路と、当該可変周波数パルスの入力に対応するフィルタ回路の出力パルスの減衰をチェックし基準値以下に減衰するパルスの位置に基づいて前記複数のインピーダンス素子を選択するインピーダンス素子選択ユニットとを有することを特徴とする。
上記の第1の側面において、好ましい実施例では、インピーダンス素子選択ユニットは、初期状態として所定のインピーダンス素子を選択した状態にし、当該初期状態で出力される出力パルスの前記基準値以下に減衰するパルスに基づいて前記インピーダンス素子の選択状態を変更する。
上記の目的を達成するために、本発明の第2の側面によれば、内蔵されるインピーダンス素子に依存するカットオフ周波数を有するフィルタ回路のカットオフ周波数測定方法において、周波数が連続的に増加または減少する可変周波数パルスを前記フィルタ回路の入力に供給する工程と、前記可変周波数パルスの入力に対応する前記フィルタ回路の出力パルスの減衰をチェックし基準値以下に減衰するパルスの位置に基づいて前記カットオフ周波数を検出する工程とを有する。
上記の第2の側面において、好ましい実施例では、フィルタ回路は、選択可能な複数のインピーダンス素子を有し、前記カットオフ周波数は選択されたインピーダンス素子に依存し、更に、前記検出されたカットオフ周波数に応じて、前記複数のインピーダンス素子を選択する工程を有する。
本発明の第1の側面によれば、周波数が連続的に増加または減少する可変周波数パルスをフィルタ回路に供給するパルス発生回路を有するので、当該可変周波数パルスに対応するフィルタ回路の出力パルスの減衰状態に基づいて、複数のインピーダンス素子を選択し、フィルタ回路を所望のカットオフ周波数にチューニングすることができる。
また、本発明の第2の側面によれば、フィルタ回路の入力に周波数が連続的に増加または減少する可変周波数パルスを入力することで、出力パルスの複数のパルスのうち基準値以下に減衰するパルスの位置に基づいてカットオフ周波数を容易に検出することができる。
以下、図面にしたがって本発明の実施の形態について説明する。但し、本発明の技術的範囲はこれらの実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された事項とその均等物まで及ぶものである。
図1は、一般的なローパスフィルタとハイパスフィルタの回路例と特性例を示す図である。図1(A)には、ローパスフィルタLPFの回路例と特性例が示されている。入力Vinにインピーダンス素子として抵抗Rが接続され、それとグランドとの間に容量Cが接続されている。そして、入力Vinが低周波数の時は容量Cのインピーダンス1/jωCが大きく、入力信号が減衰することなく出力Voutに出力され、入力Vinが高い周波数になると容量Cのインピーダンスが小さくなり、入力信号がグランド側に吸収され減衰する。そのカットオフ周波数Fcは、Fc=1/2πRCで表される。
図1(B)には、ハイパスフィルタHPFの回路例と特性例が示されている。このハイパスフィルタ回路は、入力Vinにインピーダンス素子として抵抗Rと容量Cとが設けられる。入力Vinが低周波数の時は容量Cのインピーダンスが大きく、入力信号が減衰して出力される。一方、入力Vinが高い周波数になると容量Cのインピーダンスが小さくなり、入力信号が減衰することなく出力される。そのカットオフ周波数Fcは、ローパスフィルタと同様に、Fc=1/2πRCで表される。
いずれのフィルタ回路においても、インピーダンス素子である抵抗Rや容量Cの抵抗値及び容量値に依存してカットオフ周波数Fcが決定される。従って、カットオフ周波数Fcのチューニングにおいては、インピーダンス素子R,Cの特性値をチューニングすることが必要になる。
図2は、一般的なローパスフィルタのカットオフ周波数のチューニング方法を説明する図である。ローパスフィルタLPFには、インピーダンス素子として複数の抵抗R1〜R4が並列に設けられ、調整回路10の調整信号S10により抵抗群のスイッチの導通・非導通が制御されて、最適のカットオフ周波数に対応する抵抗が選択される。一般的なチューニング方法では、入力端子Vinに一定の周波数の正弦波が入力され、その出力信号の減衰量がチェックされる。入力正弦波の周波数を変化させて上記の出力信号の減衰量のチェックを繰り返すことにより、カットオフ周波数を検出することができる。そして、その検出したカットオフ周波数に応じて、抵抗群R1〜R4の選択を変更し、再度、一定周波数の入力正弦波に対する出力正弦波の減衰量をチェックし、所望のカットオフ周波数に設定されたことを確認する。
図3は、本実施の形態におけるフィルタ回路のカットオフ周波数の測定方法を説明する図である。図中は、一例としてローパスフィルタLPFが示されている。本実施の形態の測定方法では、フィルタ回路LPFの入力信号Vinとして、周波数が連続的に増加する可変周波数パルスVinを入力する。そして、その入力される可変周波数パルスに対する出力パルスVoutの減衰をチェックし、基準値Vref以下のパルスP3,P4を検出する。入力される可変周波数パルスVinのパルスP1〜P4は、順にその周波数が大きくなる特性を有する。つまり、パルスP1〜P4は、その周期が順に小さくなる関係にある。このように周波数が連続的に増加する可変周波数パルスVinをローパスフィルタLPFに入力すると、カットオフ周波数Fcより周波数の低いパルスP1,P2は、減衰することなく出力されるが、カットオフ周波数Fcより周波数の高いパルスP3,P4は、基準値Vref以下に減衰される。従って、出力パルスにおいて基準値Vref以下に減衰するパルスの位置をチェックすることで、ローパスフィルタLPFのカットオフ周波数を簡単に検出することができる。上記の可変周波数パルスをハイパスフィルタに入力する場合は、出力パルスは、例えば、パルスP1,P2で基準値Vrefより減衰し、パルスP3,P4で基準値以上になる。
なお、基準値Vrefは、例えば、入力される可変周波数パルスの振幅値の1/√2倍にするのが望ましい。
本実施の形態において、入力する可変周波数パルス信号Vinは、パルスP1〜P4の周波数が連続して減少するようにしても良い。つまり、パルスの周期が連続して増加するようにしても良い。その場合は、ローパスフィルタの場合は、出力パルスは、最初のパルスで基準値以下に減衰し、所定番目のパルスから減衰しない。また、ハイパスフィルタの場合は、その逆になる。
なお、入力する可変周波数パルスは、同じ周波数または周期を有するパルスを2回ずつ繰り返しながら、連続してその周波数を増加または減少させるようにしても良い。そのようにすることで、特に、高い周波数の高いつまり周期の短いパルスに対する減衰量を、検出回路が低速で検出することができる。但し、その場合でも、周波数または周期が連続して変化する可変周波数パルスを1回入力するだけで、フィルタ回路のカットオフ周波数を検出することができる。
本実施の形態のカットオフ周波数検出方法によりカットオフ周波数を簡単に検出することができるので、その検出したカットオフ周波数に応じて、フィルタ回路内の複数のインピーダンス素子の選択状態を変更して、所望のカットオフ周波数になるようにチューニングすることができる。
図4は、本実施の形態におけるカットオフ周波数調整可能なフィルタ回路図である。図4の例は、ローパスフィルタ回路の例であるが、ハイパスフィルタ回路にも適用可能である。本実施の形態では、ローパスフィルタLPFに入力する可変周波数パルスVinを生成する可変周波数パルス発生回路20を有する。可変周波数パルス発生回路20は、トリガ信号TRGに応答して周波数が連続して増加する可変周波数パルス信号を生成し、ローパスフィルタ回路LPFに入力する。また、可変周波数パルス信号は電圧クリップ回路21にも供給され、電圧クリップ回路21は、可変周波数パルス信号Vinの振幅値(電圧値)を基準値Vrefにしたレフェレンスパルス信号Prefを生成する。
ローパスフィルタLPFのインピーダンス素子群INPは、所望の設定値Tinが格納されたレジスタ28の値をデコーダ30でデコードした選択信号により、初期状態に設定されている。今仮に、設定値Tinが「3」だったとする。つまり、可変周波数パルスの第3パルスまで減衰せず第4パルス以降で基準値以下に減衰することを目標値とする。
この初期状態のもとで、ローパスフィルタ回路LPFは、入力された可変周波数パルス信号Vinに対応して出力パルス信号Voutを出力する。そして、ラッチ機能付きコンパレータ22は、出力パルス信号Voutとレファレンスパルス信号Prefとを比較し、比較結果信号COMPを出力する。出力パルス信号Voutはコンパレータ22の正入力端に、レファレンスパルス信号Prefはコンパレータ22の負入力端にそれぞれ入力され、コンパレータ22は、正入力が負入力以上の間は、比較結果信号COMPをHレベルにし、一旦正入力が負入力未満になると比較結果信号COMPをLレベルにする。このLレベルはコンパレータ22内でラッチされ、その後比較結果信号COMPは固定される。カウンタ回路24は、比較結果信号COMPがHレベルの間、レファレンスパルスPrefのパルスをカウントする。図4に示された例では、出力パルスVoutのパルスP1,P2はカウントされ、パルスP3の時点で比較結果信号COMPがLレベルにされるので、カウント値は「2」でストップする。
カウンタ回路24のカウント値CNTは、比較回路26にて、設定値Tinと比較される。前述のとおり設定値Tinが「3」であったが、カウント値CNTは「2」であり、目標よりもカットオフ周波数が低いことが判明している。従って、比較回路26は、レジスタ28の設定値Tin=3をカウント値CNT=2に書き換える。この書き換えられたレジスタ値がデコーダ30によりデコードされ、レジスタ値=2に対応するインピーダンス素子が選択される。このインピーダンス素子の選択により、カットオフ周波数がより高くなるように調整される。
この後に、再度トリガ信号TRGにより可変周波数パルス発生回路20に可変周波数パルス信号Vinを生成させ、フィルタ回路の出力パルスVoutとレファレンスパルスPrefとの比較をコンパレータ22が行う。コンパレータ22は、トリガ信号TRGに応答して内蔵ラッチ回路はリセットされている。カットオフ周波数がより高く調整された結果、カウンタ値CNTが「3」になったとする。比較回路26は、カウンタ値CNT=3と設定値Tin=3とが一致するため、レジスタ28の値の変更は行わない。この結果、カットオフ周波数の自動チューニングが終了する。
上記の電圧クリップ回路21と、コンパレータ22と、カウンタ回路24と、比較回路26と、レジスタ28と、デコーダ30とにより、インピーダンス選択ユニットが構成される。このインピーダンス選択ユニットは、ローパスフィルタLPFの出力パルス信号Voutをチェックし、基準値Vrefより減衰したパルスの位置に応じて、ローパスフィルタLPFのインピーダンス素子INPを適宜選択する。つまり、検出されたローパスフィルタのカットオフ周波数が低すぎる場合は、カットオフ周波数を高くするようにインピーダンス素子を変更する。逆に、検出されたカットオフ周波数が高すぎる場合は、カットオフ周波数を低くするようにインピーダンス素子を変更する。このように、インピーダンス選択ユニットは、可変周波数パルス信号に対するフィルタ出力のパルスの減衰量をチェックして、フィルタ回路のインピーダンス素子を最適に選択して、カットオフ周波数をチューニングする。
図4において、フィルタ回路がハイパスフィルタの場合は、その出力パルス信号Voutの減衰は、逆になる。つまり、パルスP1,P2にて基準値Vrefより減衰し、パルスP3,P4で基準値Vrefまでは減衰しない。従って、コンパレータ22の比較結果信号COMPのHレベルとLレベルとは逆になる。その場合は、比較結果信号COMPの反転信号をカウンタ回路24に供給すればよい。
更に、図4において、可変周波数パルス信号Vinがその周波数が連続して減少する場合は、ローパスフィルタであれば、比較結果信号COMPはHレベルとLレベルとが逆になる。従って、その反転信号をカウンタ回路24に供給する必要がある。一方、ハイパスフィルタであれば、比較結果信号COMPは、図示される通りであり、比較結果信号COMPをそのままカウンタ回路24に供給することができる。
図5は、本実施の形態における可変周波数パルス発生回路の回路図を示す図である。可変周波数パルス発生回路20は、トリガ信号TRGに応答して基準クロックCLKを生成する基準クロック生成回路32と、その基準クロックCLKを分周する分周器34とを有する。分周器34は、例えば複数のフリップフロップを縦列に接続した構成であり、各フリップフロップの出力と分周器の出力との間にスイッチが設けられ、デコーダ38のデコード信号S38により導通制御されたスイッチに対応するフリップフロップの出力が出力される。また、カウンタ36は、基準クロックCLKをカウントし、そのカウント値がデコーダ38にてデコードされる。
つまり、図5の可変周波数パルス発生回路は、基準クロックCLKのパルスのカウント値の増大に伴って、分周器34の分周比が連続的に変化し、パルス毎に周波数が増加する可変周波数パルス信号Vinが出力される。分周器34が複数のフリップフロップを縦列に接続した構成の場合は、分周比は1/2,1/4,1/8,1/16と変化し、周波数は2倍、4倍、8倍16倍と増加する。デコーダ38の出力構成を逆にすることで、パルス毎に周波数が減少する可変周波数パルス信号を生成することもできる。
図6は、図5のフィルタ回路のカットオフ周波数Fcのチューニング方法のフローチャート図である。チューニングのためのトリガ信号TRGに応答して、可変周波数パルス信号が生成され、フィルタ回路に入力される(S10)。そして、フィルタ回路の出力Voutのパルス電圧が基準電圧Vref以下か否かが、コンパレータ22によりチェックされる(S12)。基準電圧Vref以下に減衰したパルスが検出されると、そのパルスの位置(順番)により、カットオフ周波数Fcが検出される。カウンタ回路24のカウント値CNTが所望の設定値Tin=3と一致するか否かが、比較回路26にてチェックされ、不一致であれば、フィルタの抵抗値または容量値が変更される(S16)。一致していれば、チューニングが終了する。
カウント値CNTが設定値Tinと一致しない場合、フィルタの抵抗値または容量値が変更される。この変更後に比較回路26によりトリガ信号TRGが出力制御され、再度、可変周波数パルス信号がフィルタ回路に入力され、上記と同じチューニング動作が繰り返される。この時に、カウント値CNTが設定値Tinと一致すれば、チューニングが終了する。不一致であれば、一致するまで繰り返される。
図7は、本実施の形態におけるローパスフィルタ回路の回路図である。この回路例では、インピーダンス素子である抵抗素子が複数R1〜Rn設けられ、デコーダ30のデコード信号D1〜Dnにより導通制御されるトランジスタQ1〜Qnにより、複数の抵抗素子が選択される。つまり、デコード信号D1〜Dnのいずれか1つのみがHレベルになり、他のデコード信号は全てLレベルになる。その結果、トランジスタQ1〜Qnのいずれか1つのみが導通する。例えば、デコード信号D3がHレベルであれば、トランジスタQ3が導通し、ローパスフィルタ回路の抵抗成分は、抵抗素子R3〜Rnの直列回路になる。それに対してデコーダ出力D2がHレベルになると、トランジスタQ2が導通し、抵抗素子R2〜Rnとその抵抗値は高くなり、カットオフ周波数Fc=1/2πRCは低くなる。逆にデコーダ出力D4がHレベルになると、トランジスタQ4が導通し、カットオフ周波数は高くなる。
前述の例に当てはめれば、最初の設定値Tin=3がレジスタ28に設定され、デコーダ出力D3がHレベルになったとする。その初期状態でカウント値CNT=2となり、カットオフ周波数Fcが低すぎることが検出されると、カウント値CNT=2がレジスタ28に設定され、例えばデコード信号D4がHレベルになる。その結果、抵抗はR4〜Rnの直列回路と低くなり、カットオフ周波数がより高めに設定される。
図8は、本実施の形態におけるローパスフィルタ回路の別の回路図である。この回路例には、インピーダンス素子として複数の抵抗素子R11〜R1nが設けられ、デコーダ30のデコーダ出力D1〜Dnにより導通制御されるトランジスタQ11〜Q1nが設けられている。このデコーダ30は、レジスタ28の設定値に対応して、デコーダ出力D1〜Dk(kは1〜nの整数)を全てHレベルにし、デコーダ出力Dk+1〜Dnを全てLレベルにする。その結果、抵抗R11〜R1kの直列回路が抵抗成分になる。抵抗成分を大きくすればカットオフ周波数が低下し、抵抗成分を小さくすればカットオフ周波数が増加する。
図9は、本実施の形態におけるローパスフィルタ回路の別の回路図である。この回路例には、インピーダンス素子として複数の容量素子C1〜Cnが設けられ、デコーダ30のデコーダ出力D1〜Dnにより導通制御されるトランジスタQ21〜Q2nが設けられている。容量素子C1〜Cnは、例えばC1>C2>...>Cnの関係を有し、デコーダ出力D1〜Dnの1つだけがHレベルになり残りは全てLレベルになる。例えば、デコーダ出力D3がHレベルになると、トランジスタQ23のみが導通し、容量C3のみが接続される。それに対して、デコーダ出力D2がHレベルになると、トランジスタQ22が導通し、容量C2(>C3)となる。その結果、カットオフ周波数は低下する。
前述の例に当てはめれば、最初の設定値Tin=3がレジスタ28に設定され、デコーダ出力D3がHレベルになったとする。その初期状態でカウント値CNT=2となり、カットオフ周波数Fcが低すぎることが検出されると、カウント値CNT=2がレジスタ28に設定され、例えばデコード信号D4がHレベルになる。その結果、容量はC4(<C3)と低くなり、カットオフ周波数がより高めに設定される。
図10は、本実施の形態におけるハイパスフィルタ回路の回路図である。この回路には、インピーダンス素子として複数の抵抗R31〜R3nが設けられ、デコーダ出力D1〜Dnで制御されるトランジスタQ31〜Q3nが設けられている。デコーダ出力は1つのみHレベルになり、他の出力は全てLレベルになる。例えば、デコーダ出力D3がHレベルの時は、トランジスタQ33のみが導通し、抵抗R33〜R3nの直流回路が抵抗成分となる。デコーダ出力D4がHレベルになると、トランジスタQ34のみが導通し、抵抗R34〜R3nの直流回路が抵抗成分となり、抵抗成分は減少して、カットオフ周波数は増加する。複数の抵抗素子は、図8に示したようなトランジスタ回路により選択される構成にすることもできる。
図11は、本実施の形態におけるハイパスフィルタ回路の別の回路図である。この回路には、インピーダンス素子として複数の容量素子C41〜C4nが設けられ、デコーダ30のデコーダ出力D1〜Dnにより導通制御されるトランジスタQ41〜Q4nが設けられている。容量素子C41〜C4nは、例えばC41>C42>...>C4nの関係を有し、デコーダ出力D1〜Dnの1つだけがHレベルになり残りは全てLレベルになる。例えば、デコーダ出力D3がHレベルになると、トランジスタQ43のみが導通し、容量C43のみが接続される。それに対して、デコーダ出力D2がHレベルになると、トランジスタQ42が導通し、容量C42(>C43)となる。その結果、カットオフ周波数は低下する。
以上、本実施の形態によれば、フィルタ回路のカットオフ周波数を簡単に検出することができる。また、カットオフ周波数を測定するために、周波数が連続して増加または減少する可変周波数パルス信号をフィルタ回路に与えるだけであり、測定工程の工数が少ない。またパルス信号を生成する回路は、デジタル回路で構成され、従来のような正弦波を生成するアナログ回路よりも低コスト化することができる。
更に、本実施の形態によれば、フィルタ回路に可変周波数パルス発生回路と、インピーダンス素子選択ユニットを設けることで、自動的にフィルタ回路のカットオフ周波数をチューニングすることができる。
なお、上記の実施の形態において、可変周波数パルスに代えて、周波数が連続的に増加または減少する正弦波をフィルタ回路に入力しても、同様にカットオフ周波数を検出することができる。その場合は、フィルタ回路の出力信号も正弦波になるが、その振幅値は、ローパスフィルタであればカットオフ周波数を超える周波数では減衰する。したがって、出力正弦波の振幅が減衰する位置を検出することで、フィルタ回路のカットオフ周波数を検出することができる。また、出力正弦波の振幅が減衰する位置に基づいて、フィルタ回路のインピーダンス素子の選択を変更することで、フィルタ回路を所望のカットオフ周波数にチューニングすることもできる。

以上の実施の形態をまとめると、以下の付記の通りである。
(付記1)選択可能な複数のインピーダンス素子を有し、選択されたインピーダンス素子に依存するカットオフ周波数を有するフィルタ回路において、
前記カットオフ周波数に基づく周波数領域の信号を通過するフィルタ処理回路と、
周波数が連続的に増加または減少する可変周波数パルスを前記フィルタ処理回路の入力に供給するパルス発生回路と、
当該可変周波数パルスの入力に対応する前記フィルタ処理回路の出力パルスの減衰をチェックし、基準値以下に減衰するパルスの位置に基づいて前記複数のインピーダンス素子を選択するインピーダンス素子選択ユニットとを有することを特徴とするフィルタ回路。
(付記2)付記1において、前記インピーダンス素子は、抵抗素子または容量素子であることを特徴とするフィルタ回路。
(付記3)付記1において、前記インピーダンス素子選択ユニットは、前記フィルタ処理回路の出力パルスの振幅値を基準値と比較するコンパレータを有し、当該コンパレータの比較結果が変化するパルスの位置を検出することを特徴とするフィルタ回路。
(付記4)付記3において、前記インピーダンス素子選択ユニットは、前記入力される可変周波数パルス信号の振幅値を前記基準値にした比較パルス信号を生成し、前記コンパレータは、前記フィルタ処理回路の出力パルスの振幅値と前記比較パルス信号の振幅値とを比較することを特徴とするフィルタ回路。
(付記5)付記1において、前記インピーダンス素子選択ユニットは、前記検出したパルスの位置に基づき、前記カットオフ周波数を所望の周波数に変更するように前記複数のインピーダンス素子の選択状態を変更することを特徴とするフィルタ回路。
(付記6)付記1において、前記インピーダンス素子選択ユニットは、初期状態として所定のインピーダンス素子を選択した状態にし、当該初期状態で出力される出力パルスの前記基準値以下に減衰するパルスに基づいて前記インピーダンス素子の選択状態を変更することを特徴とするフィルタ回路。
(付記7)付記1において、前記フィルタ処理回路は、前記カットオフ周波数より低い周波数領域の信号を通過させ高い周波数領域の信号を減衰させるローパスフィルタ、または前記カットオフ周波数より高い周波数領域の信号を通過させ低い周波数領域の信号を減衰させるハイパスフィルタであることを特徴とするフィルタ回路。
(付記8)付記1において、前記可変周波数パルスは、周波数が連続的に変化する複数のパルス群を有し、当該パルス群は同じ周波数を有する複数のパルスを有することを特徴とするフィルタ回路。
(付記9)内蔵されるインピーダンス素子に依存するカットオフ周波数を有するフィルタ回路のカットオフ周波数測定方法において、
周波数が連続的に増加または減少する可変周波数パルスを前記フィルタ回路の入力に供給する工程と、
前記可変周波数パルスの入力に対応するフィルタ回路の出力パルスの減衰をチェックし、基準値以下に減衰するパルスの位置に基づいて前記カットオフ周波数を検出する工程とを有することを特徴とするフィルタ回路のカットオフ周波数測定方法。
(付記10)付記9において、前記フィルタ回路は、選択可能な複数のインピーダンス素子を有し、前記カットオフ周波数は選択されたインピーダンス素子に依存し、
更に、前記検出されたカットオフ周波数に応じて、前記複数のインピーダンス素子を選択する工程を有することを特徴とするフィルタ回路のカットオフ周波数測定方法。
(付記11)選択可能な複数のインピーダンス素子を有し、選択されたインピーダンス素子に依存するカットオフ周波数を有するフィルタ回路において、
前記カットオフ周波数に基づく周波数領域の信号を通過するフィルタ回路と、
周波数が連続的に増加または減少する可変周波数信号を前記フィルタ回路の入力に供給するパルス発生回路と、
当該可変周波数信号の入力に対応する前記フィルタ回路の出力信号の減衰をチェックし、基準値以下に減衰する前記出力信号の位置に基づいて前記複数のインピーダンス素子を選択するインピーダンス素子選択ユニットとを有することを特徴とするフィルタ回路。
(付記12)付記11において、前記可変周波数信号は、周波数が連続的に変化する正弦波または周波数が連続的に変化するパルス信号であることを特徴とするフィルタ回路。
一般的なローパスフィルタとハイパスフィルタの回路例と特性例を示す図である。 一般的なローパスフィルタのカットオフ周波数のチューニング方法を説明する図である。 本実施の形態におけるフィルタ回路のカットオフ周波数の測定方法を説明する図である。 本実施の形態におけるカットオフ周波数調整可能なフィルタ回路図である。 本実施の形態における可変周波数パルス発生回路の回路図を示す図である。 図5のフィルタ回路のカットオフ周波数Fcのチューニング方法のフローチャート図である。 本実施の形態におけるローパスフィルタ回路の回路図である。 本実施の形態におけるローパスフィルタ回路の別の回路図である。 本実施の形態におけるローパスフィルタ回路の別の回路図である。 本実施の形態におけるハイパスフィルタ回路の回路図である。 本実施の形態におけるハイパスフィルタ回路の別の回路図である。
符号の説明
LPF:ローパスフィルタ回路、フィルタ回路、INP:インピーダンス素子群
Vin:可変周波数パルス信号、Vout:出力パルス信号
20:可変周波数パルス発生回路、22:コンパレータ、COMP:比較結果信号
24:カウンタ回路、CNT:カウント値

Claims (9)

  1. 選択可能な複数のインピーダンス素子を有し、選択されたインピーダンス素子に依存するカットオフ周波数を有するフィルタ回路において、
    前記カットオフ周波数に基づく周波数領域の信号を通過するフィルタ処理回路と、
    各パルスの周期が順番に減少して該各パルスの周波数が連続的に増加する、もしくは記各パルスの周期が順番に増加して該各パルスの周波数が連続的に減少する複数のパルスを有する可変周波数パルスを前記フィルタ処理回路の入力に供給するパルス発生回路と、
    当該複数のパルスを有する可変周波数パルスの入力に対応する前記フィルタ処理回路から出力される複数の出力パルスの減衰をチェックし、基準値以下に減衰するパルスの前記複数の出力パルス内における位置に基づいて前記複数のインピーダンス素子を選択するインピーダンス素子選択ユニットとを有することを特徴とするフィルタ回路。
  2. 請求項1において、前記インピーダンス素子選択ユニットは、前記フィルタ処理回路の出力パルスの振幅値を基準値と比較するコンパレータを有し、当該コンパレータの比較結果が変化するパルスの位置を検出することを特徴とするフィルタ回路。
  3. 請求項2において、前記インピーダンス素子選択ユニットは、前記入力される可変周波数パルス信号の振幅値を前記基準値にした比較パルス信号を生成し、前記コンパレータは、前記フィルタ処理回路の出力パルスの振幅値と前記比較パルス信号の振幅値とを比較することを特徴とするフィルタ回路。
  4. 請求項1において、前記インピーダンス素子選択ユニットは、前記検出したパルスの位置に基づき、前記カットオフ周波数を所望の周波数に変更するように前記複数のインピーダンス素子の選択状態を変更することを特徴とするフィルタ回路。
  5. 請求項1において、前記インピーダンス素子選択ユニットは、初期状態として所定のインピーダンス素子を選択した状態にし、当該初期状態で出力される出力パルスの前記基準値以下に減衰するパルスに基づいて前記インピーダンス素子の選択状態を変更することを特徴とするフィルタ回路。
  6. 請求項1において、前記フィルタ処理回路は、前記カットオフ周波数より低い周波数領域の信号を通過させ高い周波数領域の信号を減衰させるローパスフィルタ、または前記カットオフ周波数より高い周波数領域の信号を通過させ低い周波数領域の信号を減衰させるハイパスフィルタであることを特徴とするフィルタ回路。
  7. 内蔵されるインピーダンス素子に依存するカットオフ周波数を有するフィルタ回路のカットオフ周波数測定方法において、
    各パルスの周期が順番に減少して該各パルスの周波数が連続的に増加する、もしくは記各パルスの周期が順番に増加して該各パルスの周波数が連続的に減少する複数のパルスを有する可変周波数パルスを前記フィルタ回路の入力に供給する工程と、
    前記複数のパルスを有する可変周波数パルスの入力に対応する前記フィルタ回路から出力される複数の出力パルスの減衰をチェックし、基準値以下に減衰するパルスの前記複数の出力パルス内における位置に基づいて前記カットオフ周波数を検出する工程とを有することを特徴とするフィルタ回路のカットオフ周波数測定方法。
  8. 請求項7において、前記フィルタ回路は、選択可能な複数のインピーダンス素子を有し、前記カットオフ周波数は選択されたインピーダンス素子に依存し、
    更に、前記検出されたカットオフ周波数に応じて、前記複数のインピーダンス素子を選択する工程を有することを特徴とするフィルタ回路のカットオフ周波数測定方法。
  9. 請求項2において、前記コンパレータの前記比較結果が前記基準値以上である期間をカウントし、前記比較結果が前記基準値以下になった時点でカウントを終了し、カウント値に基づいて前記複数のインピーダンス素子を選択することを特徴とするフィルタ回路。
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