JPH06326572A - 信号可変遅延回路 - Google Patents

信号可変遅延回路

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JPH06326572A
JPH06326572A JP5112874A JP11287493A JPH06326572A JP H06326572 A JPH06326572 A JP H06326572A JP 5112874 A JP5112874 A JP 5112874A JP 11287493 A JP11287493 A JP 11287493A JP H06326572 A JPH06326572 A JP H06326572A
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JP
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signal
signals
units
threshold value
input
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JP5112874A
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English (en)
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Wataru Tsurumaki
渡 鶴巻
Toshikazu Sakano
寿和 坂野
Takao Matsumoto
隆男 松本
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回路全体の規模を小さくでき、多チャネル化
が容易であり、かつ、遅延時間の可変の時間幅を広く取
ることが可能な回路を提供する。 【構成】 ステップ信号の立ち上がりに要する時間を外
部からの制御により設定された量だけ増加させる波形変
換部12と、該変換された信号の強度と外部からの制御
により設定された閾値と比較し、変換された信号の強度
が閾値を超えた時に立ち上がるステップ信号を生成する
信号生成部13とを備えたことにより、多数のトランジ
スタやスイッチ回路を必要とすることなく、前記立ち上
がりに要する時間及び閾値を変更するのみで広い時間領
域に亘って遅延時間を変更可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信網の最適経路選択
等に用いられる信号可変遅延回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通信のための複数のノードと各ノード間
を結合する複数の伝送路とからなる通信網において、任
意のノードに対して信号を効率良く伝送するためには、
各ノードにおける通信量、バッファメモリ遅延、伝送路
での伝搬遅延等を考慮し、最適な経路を選択する必要が
ある。このような最適経路選択法として、通信網を模擬
したニューラルネットワークを用いた高速経路選択法が
提案されている(電子情報通信学会技術報告NC91−
30参照)。
【0003】図2は通信網の一例を模式的に示すもの
で、図中、a,b,c,dは通信のためのノード、La
c,Lad,Lbc,Lbd,Lcdは伝送路である。また、図
3は高速経路選択法で用いるニューラルネットワークの
一例、ここでは図2の通信網を模擬したニューラルネッ
トワークを示すもので、図中、1−1〜1−4は入力
線、2−1〜2−4は出力線、3−1〜3−4はフィー
ドバック配線、4−1〜4−10は遅延付加回路、5−
1〜5−4は閾値回路である。該ニューラルネットワー
クは各ノード内に構成されるが、ここではノードa内に
構成されるものを示す。
【0004】図2において、ノードaからノードbに情
報を送る際、ノードaが接続先ノードc及びdのどちら
に情報を送れば最短時間でノードbに到達するかを判断
するためには、ノードa内のニューラルネットワークに
おいて、ノードbから信号を発出し、遅延を受けながら
さまざまな経路を通った信号が最終的にノードaに到達
する時、ノードc及びdのどちらから先に信号が到達し
たかがわかれば良い。前述した経路毎の時間遅延を与え
るため、図3のニューラルネットワークでは、一般のニ
ューラルネットワークと異なり、入力信号に対して重み
を付加する代りに通信網の遅延条件に対応した時間遅延
を与える。
【0005】図3において、ノードbに対応した入力線
1−2に入力された信号は、遅延付加回路4−3及び4
−4を通り、それぞれ遅延Tbc及びTbdを受けた後、ノ
ードc及びdに対応した出力線2−3及び2−4へと流
れ込む。これは図2において、ノードbを出発した信号
がそれぞれ伝送路Lbc及びLbdを介してノードc及びd
に到着したことに対応する。
【0006】次に、図3において、ノードc及びdに対
応した出力線2−3及び2−4に流入した信号はそれぞ
れフィードバック配線3−3及び3−4により、ノード
c及びdに対応した入力線1−3及び1−4に入力され
る。各信号は入力線1−3及び1−4に沿って流れ、こ
れらと接続している遅延付加回路4−5,4−6,4−
7及び4−8,4−9,4−10を通り、遅延Tca,T
cb,Tcd及びTda,Tdb,Tdcを受けた後、ノードa,
b,dに対応した出力線2−1,2−2,2−4及びノ
ードa,b,cに対応した出力線2−1,2−2,2−
3に入る。これは図2において、ノードcを出発した信
号が伝送路Lac,Lbc,Lcdを介してノードa,b,d
に、また、ノードdを出発した信号が伝送路Lad,Lb
d,Lcdを介してノードa,b,cに到達することに対
応する。
【0007】図3において、遅延付加回路4−5及び4
−8を通った信号は、実際にはノードaに対応した出力
線2−1に入らないようになっているが、これは本回路
がノードbを出発し、分岐し、さまざまな経路を通り、
ノードc及びdからノードaに到達する時間差が付加さ
れた信号を、最終的にノードaに相当する位置から取り
出すことを目的としているためであり、ノードaから他
のノードへ信号が出力されないことを明確にするためで
ある。
【0008】なお、フィードバック配線3−1〜3−4
の役割は、図2においてノードに流入した信号を再び接
続先ノードへ流出することに対応する。遅延付加回路4
−1〜4−10の役割はノード間の伝送遅延、ノード上
でのバッファリングによる遅延等を与えることに対応す
る。閾値回路5−1〜5−4の役割は、複数の接続先か
ら流入する信号の中で最初に到達した信号のみを有効と
し、2番目以降に到達した信号は無視することに相当す
る。
【0009】前述した高速経路選択法では、各ノードで
の通信量、バッファメモリ遅延、伝送路での伝搬遅延等
の経路選択に必要なパラメータを、伝播する経路上の隣
接ノード間における信号の遅延時間によって一元的に表
わしている。従って、互いに結合しているノード間の遅
延時間、即ちニューラルネットワークにおける重みとし
ての遅延時間をそれぞれ可変にする必要がある。この場
合、遅延時間の可変を実現するには、ステップ状の信号
を入力として用いれば良い。
【0010】従来、この遅延時間の可変を実現する方法
としては、トランジスタ自身の持つ時間応答の遅れを利
用し、トランジスタを複数個組み合わせ、信号が通過す
るトランジスタの個数を変えることにより所望の時間遅
延を得る素子を用いる方法があった。
【0011】図4は前述した素子を用いた従来の信号可
変遅延回路の一例を示すもので、図中、6は複数のトラ
ンジスタゲートを接続してなる遅延素子、7は選択回路
である。前記構成において、信号がトランジスタゲート
を通過する際には遅延が生じるが、選択回路7への入力
パターンを変えることにより、信号が遅延素子6内で通
過するトランジスタゲートの個数を変えることができ、
この結果、信号が遅延素子6を通過するのに要する時間
を変えることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記信
号可変遅延回路では、多数のトランジスタとともに信号
が通過するトランジスタの個数を変えるための多数のス
イッチ回路を必要とするため、回路全体の規模が大きく
なってしまい、多チャネル化にも不向きであるととも
に、遅延時間の可変の時間幅を広く取ることが困難であ
るという問題があった。
【0013】本発明は前記従来の問題点に鑑み、回路全
体の規模を小さくでき、多チャネル化が容易であり、か
つ、遅延時間の可変の時間幅を広く取ることが可能な信
号可変遅延回路を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明では前記目的を達
成するため、請求項1として、ステップ信号を入力する
信号入力部と、該入力されたステップ信号の立ち上がり
に要する時間を外部からの制御により設定された量だけ
増加させる波形変換部と、該変換された信号の強度と外
部からの制御により設定された閾値とを比較し、変換さ
れた信号の強度が閾値を超えた時に立ち上がるステップ
信号を生成する信号生成部と、該生成されたステップ信
号を出力する信号出力部とからなる信号可変遅延回路を
提案する。
【0015】また、請求項2として、m個のステップ信
号を入力するm個の信号入力部と、該入力されたm個の
ステップ信号の立ち上がりに要する時間を外部からの制
御により設定された量だけそれぞれ増加させるm個の波
形変換部と、該m個の波形変換部に対してそれぞれn個
配置され、前記変換された信号の強度と外部からの制御
により設定された閾値とをそれぞれ比較し、変換された
信号の強度が閾値を超えた時に立ち上がるステップ信号
をそれぞれ生成するm×n個の信号生成部と、該m×n
個の信号生成部から出力されるステップ信号を、m個の
各波形変換部にそれぞれ対応したn個の信号生成部のう
ちの一の信号生成部から出力される信号毎に加算し、該
加算された信号の強度と外部からの制御により設定され
た閾値とをそれぞれ比較し、加算された信号の強度が閾
値を超えた時に立ち上がるステップ信号をそれぞれ生成
するn個の閾値処理部と、該生成されたn個のステップ
信号を出力するn個の信号出力部とからなる信号可変遅
延回路を提案する。
【0016】
【作用】本発明の請求項1によれば、信号入力部より入
力されたステップ信号は、波形変換部でその立ち上がり
に要する時間が外部からの制御により設定された量だけ
増加され、信号生成部で外部からの制御により設定され
た閾値と比較され、その強度が閾値を超えた時に立ち上
がるステップ信号とされて信号出力部より出力される。
【0017】また、請求項2によれば、m個の信号入力
部より入力されたm個のステップ信号は、m個の各波形
変換部でその立ち上がりに要する時間が外部からの制御
により設定された量だけそれぞれ増加され、m×n個の
各信号生成部で外部からの制御により設定された閾値と
それぞれ比較され、その強度が閾値を超えた時に立ち上
がるステップ信号とされ、さらにn個の各閾値処理部で
m個の各波形変換部にそれぞれ対応したn個の信号生成
部のうちの一の信号生成部から出力される信号毎に加算
され、外部からの制御により設定された閾値とそれぞれ
比較され、その強度が閾値を超えた時に立ち上がるステ
ップ信号とされてn個の信号出力部より出力される。
【0018】
【実施例】図1は本発明の信号可変遅延回路の基本構成
を示すもので、図中、11は信号入力部、12は波形変
換部、13は信号生成部、14は信号出力部である。
【0019】波形変換部12は信号入力部11より入力
されたステップ信号の立ち上がりに要する時間を増加さ
せる、即ち応答速度を遅くする。これにより、入力ステ
ップ信号は時間的に増大する信号に変換される。信号生
成部13は該変換された信号に閾値処理を行う、即ち変
換された信号の強度と予め設定された閾値とを比較し、
信号の強度が閾値を超えた時に立ち上がるステップ信号
を生成し、信号出力部14を介して出力する。
【0020】この際、波形変換部12における信号の応
答速度と、信号生成部13における閾値の値とを可変と
することにより、入力ステップ信号に対する出力ステッ
プ信号の遅延時間を広い時間領域に亘って連続的に変更
することが可能となる。
【0021】図5は本発明の第1の実施例を示すもの
で、ここでは電気回路を用いて実現した例を示す。図
中、21は入力端子、22は波形変換回路、23は信号
生成回路、24は出力端子である。波形変換回路22は
可変抵抗22a及びコンデンサ22bからなる積分回路
を構成しており、可変抵抗22aの抵抗値を変えること
により応答速度を制御する。また、信号生成回路23は
所定の電圧源Vthとグランドとの間に接続された可変抵
抗23a及びオペアンプ23bからなるレベルコンパレ
ータを構成しており、可変抵抗23aの抵抗値を変える
ことにより閾値の値を制御する。この両者を制御するこ
とにより、信号の遅延時間が制御される。
【0022】前記回路において、入力端子21にステッ
プ状の入力信号25が加わると、該入力信号25の立ち
上がりは波形変換回路22で遅くされる。これにより、
入力信号25は時間的に増大する信号26に変換され
る。該変換された信号26は信号生成回路23に入力さ
れ、閾値処理が行われ、その信号強度が閾値を超えた時
点で立ち上がる信号27となり、出力端子24より出力
される。
【0023】本実施例によれば、可変抵抗22a,23
aの抵抗値を変えるだけで広い時間領域に亘って遅延時
間を連続的に変更できる。また、多数のトランジスタや
スイッチ回路を必要としないため、従来の回路に比べて
規模を小さくでき、多チャネル化が容易に実現できる。
【0024】図6は本発明の第2の実施例を示すもの
で、ここでは第1の実施例における波形変換回路を、オ
ペアンプを用いた積分回路とともにリミッタ回路で構成
した例を示す。即ち、図中、28は波形変換回路であ
り、可変抵抗28a、コンデンサ28b及びオペアンプ
28cからなる積分回路と、一対のツェナーダイオード
28d,28eからなるリミッタ回路とから構成されて
いる。
【0025】前記回路において、入力端子21にステッ
プ状の入力信号25が加わると、該入力信号25は波形
変換回路28の積分回路により、時間軸上で直線的に増
大する信号29に変換される。該変換された信号29は
信号生成回路23に入力され、閾値処理が行われ、その
信号強度が閾値を超えた時点で立ち上がる信号27´と
なり、出力端子24より出力される。
【0026】本実施例によれば、閾値電圧と遅延時間と
が線形の関係になり、制御が容易となる。また、波形変
換回路28のリミッタ回路は時間軸上で直線的に増大す
る信号29のレベルが、ステップ状の入力信号25によ
り増加し続けるのを抑えるために付加されている。な
お、その他の構成・動作は第1の実施例と同様である。
【0027】図7は本発明の第3の実施例を示すもの
で、ここでは図1で説明した信号可変遅延回路を複数個
用いて、複数入力−複数出力、即ち4入力−4出力の多
チャネル信号可変遅延回路を構成した例を示す。図中、
31−1〜31−4は信号入力部、32−1〜32−4
は波形変換部、33−1〜33−16は信号生成部、3
4−1〜34−4は閾値処理部、35−1〜35−4は
信号出力部である。
【0028】前記回路において、信号入力部31−1〜
31−4よりステップ信号がそれぞれ入力されると、各
入力ステップ信号は該信号入力部31−1〜31−4に
対応する波形変換部32−1〜32−4により時間的に
増大する信号にそれぞれ変換される。該変換された4つ
の信号は信号入力部31−1、31−2、31−3及び
31−4にそれぞれ対応する4つの信号生成部、即ち3
3−1〜33−4、33−5〜33−8、33−9〜3
3−12及び33−13〜33−16に分配され、各入
力ステップ信号に対して個別に遅延された4つの遅延ス
テップ信号がそれぞれ生成される。これらは閾値処理部
34−1〜34−4に対応する信号毎に加算(例えば、
電流的に加算)され、該閾値処理部34−1〜34−4
により閾値処理されて信号出力部35−1〜35−4か
ら出力される。
【0029】本実施例の場合、複数の入力信号を個別に
遅延させて出力することができる外、加算されたステッ
プ信号のうち遅延時間が最も小さい信号のみが通過でき
るように閾値処理部34−1〜34−4の閾値を設定す
れば、複数入力−複数出力間のスイッチングのような、
より複雑な信号処理にも用いることができる。
【0030】図8は本発明の第4の実施例を示すもの
で、ここでは図3のニューラルネットワークを、遅延付
加回路として図6で説明した信号可変遅延回路を用いて
構成した例を示す。即ち、図中、41−1〜41−4は
入力線、42−1〜42−4は出力線、43−1〜43
−4はフィードバック配線、44は各入力線41−1〜
41−4に対して4個ずつ接続された波形変換回路、4
5は各出力線42−1〜42−4に対して4個ずつ接続
された信号生成回路、46は各出力線42−1〜42−
4に対して1個ずつ接続された閾値回路である。
【0031】前記各波形変換回路44はそれぞれに対応
した発光ダイオード(図中、○で示す。)とともに第1
の基板A上に設けられ、また、各信号生成回路45はそ
れぞれに対応したフォトトランジスタ(図中、●で示
す。)及び各閾値回路46とともに第2の基板B上に設
けられ、各波形変換回路44と各信号生成回路45との
接続は発光ダイオード及びフォトトランジスタの対によ
る光結線で実現されている。また、閾値回路46は複数
の信号生成回路45より出力されるステップ状の信号を
足し算回路で加算した後、レベルコンパレータへ入力す
ることにより実現しているが、該ステップ状の信号の大
きさを1とした時、閾値を0から1の間に設定すること
により、複数の信号生成回路45から出力され加算され
るステップ状の信号のうち、最初に到達した信号のみを
透過する如くなっている。
【0032】また、16個の信号生成回路45のうち、
特にハッチングを施した6個の信号生成回路45につい
ては回路中の可変抵抗の値を調節し、フォトトランジス
タを通して得られる電圧が回路中のオペアンプへの閾値
電圧を超えないように設定することにより該信号生成回
路45から信号が出力されないようにし、且つ、信号が
出力される信号生成回路45からの信号もノードaに対
応した出力線42−1には入らないようにして、図3と
等価な構成を実現している。
【0033】前記回路において、ノードbに対応した入
力線41−2に入力されたステップ状の入力信号47
は、該入力線41−2に接続された4個の波形変換回路
44により傾き可変の立ち上がり特性を持った信号に変
換され、さらに発光ダイオードで光信号48に変換さ
れ、対向するフォトトランジスタへ伝達される。フォト
トランジスタに伝達された光信号48は電気信号に再変
換され、信号生成回路45、ここでは入力線41−2に
接続された4個の波形変換回路44に対向し且つノード
c及びdに対応した出力線42−3及び42−4に接続
された2個の信号生成回路45へ入力されて閾値処理さ
れ、再びステップ状の信号となる。
【0034】ここで、波形変換回路44における出力信
号の傾きと、信号生成回路45における閾値とを変更す
ることにより、信号の立ち上がり時間、即ち入力信号4
7に対する遅延時間を任意に設定できる点は図6の場合
と同様である。
【0035】前記信号生成回路45より出力され、出力
線42−3及び42−4に流入したステップ状の信号は
それぞれ対応する閾値回路46を透過し、フィードバッ
ク配線43−3及び43−4により、ノードc及びdに
対応した入力線41−3及び41−4に入力される。各
信号は該入力線41−3及び41−4にそれぞれ接続さ
れた4個の波形変換回路44により、前記同様に、傾き
可変の立ち上がり特性を持った信号に変換され、発光ダ
イオード,フォトトランジスタを介して対応する3個の
信号生成回路45へそれぞれ入力されて閾値処理され、
再びステップ状の信号となるが、該信号のうち、ノード
aに対応する出力線42−1に接続されていない2個の
信号生成回路45から出力される信号がそれぞれ、ノー
ドbを出発し、分岐し、さまざまな経路を通って、ノー
ドc及びdからノードaに到達する時間差が付加された
信号49として出力される。
【0036】本実施例によれば、各波形変換回路44に
おける出力信号の傾き及び信号生成回路45における閾
値を変更することにより、遅延時間を広い時間領域に亘
って連続可変にすることができ、より正確に通信網の状
態をシミュレートすることができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ス
テップ信号の立ち上がりに要する時間を外部からの制御
により設定された量だけ増加させる波形変換部と、該変
換された信号の強度と外部からの制御により設定された
閾値と比較し、変換された信号の強度が閾値を超えた時
に立ち上がるステップ信号を生成する信号生成部とを備
えたため、多数のトランジスタやスイッチ回路を必要と
することなく、前記立ち上がりに要する時間及び閾値を
変更するのみで広い時間領域に亘って遅延時間を変更す
ることができ、また、モノリシックに作成することよ
り、実装密度を上げ、多チャネル化にも対応させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の信号可変遅延回路の基本構成を示す図
【図2】通信網の一例を示す模式図
【図3】高速経路選択法で用いるニューラルネットワー
クの一例を示す構成図
【図4】従来の信号可変遅延回路の一例を示す構成図
【図5】本発明の第1の実施例を示す構成図
【図6】本発明の第2の実施例を示す構成図
【図7】本発明の第3の実施例を示す構成図
【図8】本発明の第4の実施例を示す構成図
【符号の説明】
11,31−1〜31−4…信号入力部、12,32−
1〜32−4…波形変換部、13,33−1〜33−1
6…信号生成部、14,35−1〜35−4…信号出力
部、21…入力端子、22,28,44…波形変換回
路、23,45…信号生成回路、24…出力端子、2
5,47…入力信号、26,29…変換された信号、2
7,27´,49…出力信号、34−1〜34−4…閾
値処理部、41−1〜41−4…入力線、42−1〜4
2−4…出力線、43−1〜43−4…フィードバック
配線、46…閾値回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステップ信号を入力する信号入力部と、 該入力されたステップ信号の立ち上がりに要する時間を
    外部からの制御により設定された量だけ増加させる波形
    変換部と、 該変換された信号の強度と外部からの制御により設定さ
    れた閾値とを比較し、変換された信号の強度が閾値を超
    えた時に立ち上がるステップ信号を生成する信号生成部
    と、 該生成されたステップ信号を出力する信号出力部とから
    なることを特徴とする信号可変遅延回路。
  2. 【請求項2】 m個のステップ信号を入力するm個の信
    号入力部と、 該入力されたm個のステップ信号の立ち上がりに要する
    時間を外部からの制御により設定された量だけそれぞれ
    増加させるm個の波形変換部と、 該m個の波形変換部に対してそれぞれn個配置され、前
    記変換された信号の強度と外部からの制御により設定さ
    れた閾値とをそれぞれ比較し、変換された信号の強度が
    閾値を超えた時に立ち上がるステップ信号をそれぞれ生
    成するm×n個の信号生成部と、 該m×n個の信号生成部から出力されるステップ信号
    を、m個の各波形変換部にそれぞれ対応したn個の信号
    生成部のうちの一の信号生成部から出力される信号毎に
    加算し、該加算された信号の強度と外部からの制御によ
    り設定された閾値とをそれぞれ比較し、加算された信号
    の強度が閾値を超えた時に立ち上がるステップ信号をそ
    れぞれ生成するn個の閾値処理部と、 該生成されたn個のステップ信号を出力するn個の信号
    出力部とからなることを特徴とする信号可変遅延回路。
  3. 【請求項3】 第1の基板上に、m個の波形変換部と、
    該m個の波形変換部に対応した電気信号を光信号に変換
    するm×n個の電気/光変換部とを設け、 第2の基板上に、m×n個の信号生成部と、該m×n個
    の信号生成部に対応した光信号を電気信号に変換するm
    ×n個の光/電気変換部と、n個の閾値処理部とを設
    け、 第1の基板上の各電気/光変換部から出射される光信号
    がそれぞれ第2の基板上の各光/電気変換部に入射され
    る如く、前記第1及び第2の基板を対向して配置したこ
    とを特徴とする請求項2記載の信号可変遅延回路。
JP5112874A 1993-05-14 1993-05-14 信号可変遅延回路 Pending JPH06326572A (ja)

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