JPWO2009069525A1 - 換気装置 - Google Patents

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Abstract

要約課題 閉塞部材を簡単に移動でき、また、弾性シール材の耐久性を高める上で有利な換気装置を提供すること。解決手段 操作つまみ43の回転操作で閉塞部材20が閉塞位置(CP)から開放位置(OP)へ移動するとき、閉塞部材20は、当該開放移動の初期段階では密封表面2004Aと口縁部18Aとの間の間隔Sを広げつつ閉塞位置(CP)から開放位置(OP)へ向かって移動し、その後は密封表面2004Aと口縁部18Aとの間の間隔Sを一定に維持しつつ移動して開放位置(OP)に到達する。閉塞部材20が開放位置(OP)から閉塞位置(CP)へ移動するとき、閉塞部材20が、当該閉塞移動の最終段階に至るまでは前記間隔Sを一定に維持しつつ平面Pに沿って移動し、最終段階では前記間隔Sを縮小して閉塞位置(CP)に到達し、密封表面2004Aを口縁部18Aに押し付ける。選択図 図5

Description

本発明は、室外に連通する換気孔の室内側開口を、閉塞部材を移動させることで開閉する換気装置に関する。
換気装置として、室内に配置され室外に連通する換気孔の室内側開口が設けられたハウジングを備え、前記ハウジング内で閉塞部材が前記室内側開口の上方を移動することで前記室内側開口を開閉する形式のものが知られている。
この種の換気装置では、室内側開口の縁部に弾性シール材を設けておき、室内側開口を閉塞したときに室内側開口を通して空気が流通しないように、室内側開口を閉塞する閉塞部材の閉塞位置で、閉塞部材を弾性シール材に弾接し、室内側開口を気密に閉塞するようにしている。
従来、この弾性シール材は、閉塞部材の移動方向と直交する方向に延在しており、室内側開口の開閉時に閉塞部材が移動する際に、閉塞部材が弾性シール材に常時接触している(特許文献1)。
特開平7−279553
そのため従来の換気装置では、閉塞部材を移動させるために大きな力を要し、閉塞部材を簡単に移動させることができない不具合があった。
また、閉塞部材が弾性シール材に常時接触しているため、弾性シール材の耐久性に劣る不具合があった。
本発明者は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、閉塞部材を簡単に移動でき、また、弾性シール材の耐久性を高める上で有利な換気装置を提供することにある。
前記目的を達成するため本発明は、換気のための空気を通過させることのできる開口を有するハウジングと、前記ハウジング内に配設された、前記開口を閉塞するための閉塞部材と、前記閉塞部材を、前記開口を開放する開放位置と前記開口を閉塞する閉塞位置との間で移動させるための操作機構とを備えた換気装置において、前記開口は、弾性シール材により画成され平面内を延在する口縁部を有しており、前記閉塞部材は、前記閉塞位置にあるときに前記口縁部に密接して前記開口を閉塞する平坦な密封表面を有しており、前記操作機構は、前記閉塞部材を駆動する駆動機構と、前記駆動機構により駆動されて発生する前記開放位置と前記閉塞位置との間の前記閉塞部材の移動を案内する案内機構とを備えている。
そして、前記案内機構は、(1)前記閉塞部材が前記駆動機構に駆動されて前記閉塞位置から前記開放位置へ移動するとき、前記閉塞部材が、当該開放移動の初期段階では前記密封表面と前記口縁部との間の間隔を広げつつ前記閉塞位置から前記開放位置へ向かって移動し、その後は前記密封表面と前記口縁部との間の間隔を一定に維持しつつ移動して前記開放位置に到達するように前記閉塞部材を案内し、且つ、(2)前記閉塞部材が前記駆動機構に駆動されて前記開放位置から前記閉塞位置へ移動するとき、前記閉塞部材が、当該閉塞移動の最終段階に至るまでは前記密封表面と前記口縁部との間の間隔を一定に維持しつつ前記平面に沿って移動し、最終段階では前記密封表面と前記口縁部との間の間隔を縮小して前記閉塞位置に到達するように前記閉塞部材を案内することを特徴とする。
本発明によれば、室内側開口の開放時には、その初期段階のみ閉塞部材が弾性シール材に接触し、また、室内側開口の閉塞時には、その最終段階のみ閉塞部材が弾性シール材に接触するので、閉塞部材を開放位置と閉塞位置との間で移動させるに際して従来のような大きな力を要せず、小さな力で閉塞部材を簡単に移動でき、また、従来のように閉塞部材と弾性シール材とは常時接触しないため弾性シール材の耐久性を高める上でも有利となる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
まず、第1の実施の形態から図1乃至図7を参照して説明する。
図1において、2は窓ガラス、4は建物躯体を示しており、窓ガラス2の下部に換気装置10が設けられている。
換気装置10は、室内に配置され換気孔12の室内側開口14が設けられたハウジング16と、室内側開口14の縁に装着される弾性シール材(気密材)18と、室内側開口14を開閉する閉塞部材20と、閉塞部材20を、室内側開口14から退避し室内側開口14を開放する開放位置(OP)と、室内側開口14を閉塞する閉塞位置(CP)との間で移動させるための操作機構23を含んで構成されている。
また、操作機構23は、閉塞部材20を駆動する駆動機構24と、駆動機構24により駆動されて発生する開放位置(OP)と閉塞位置(CP)との間の閉塞部材20の移動を案内する案内機構25とを備えている。
換気孔12は、室外に開口する室外側開口12Aを有し、室内外を連通しており、室内側開口14は、換気のための空気を通過させることのできる開口である。
図4乃至図6、図2、図3に示すように、ハウジング16は建物の嵌め殺し窓の窓枠に組込むのに適した細長い略々直方体の形状を有している。
ハウジング16は、直方体枠状のフレーム32と、フレーム32の上部開口を閉塞する上板34などを備え、図2、図3に示すように、上板34には換気を行なうための多数のスリット36が形成されている。なお、室外側開口12Aや、スリット36が位置する上板34の下面に防虫網を設けるなど任意である。
図4乃至図6に示すように、フレーム32の底板38は水平に延在しており、室内側開口14はこの底板38に形成されている。したがって、本実施の形態では、室内側開口14は水平面上に位置し、換気孔12を通り室外から室内に向かう空気は、室内側開口14では下方から上方に流れ、室内から室外に向かう空気は、室内側開口14では上方から下方に流れる。
室内側開口14は、細長い長方形の形状であって長さと幅とを有しており、室内側開口14の長手方向はハウジング16の長手方向に一致している。
弾性シール材18は底板38の上方に膨出する部分を有しており、この部分は、弾性シール材8により画成され平面P(図6参照)内を延在する口縁部18Aに形成され、したがって、室内側開口14は口縁部18Aを有している。
室内側開口14を形成する2つの長辺のうち、閉塞部材20が閉塞位置(CP)から開放位置(OP)方向に向かう方向における端部に位置する長辺の外側に位置するフレーム32の箇所に突起3210が形成されている。
閉塞部材20は、ハウジング16内に配設され、細長い長方形の形状であって長さと幅とを有しており、閉塞部材20の長手方向はハウジング16の長手方向に一致しており、閉塞部材20の移動方向は該閉塞部材20の幅方向である。
図4乃至図6に示すように、閉塞部材20は中空状で、互いに平行する上壁2002と下壁2004とを有している。
下壁2004の下面は、閉塞部材20が閉塞位置(CP)にあるときに口縁部18Aに密接して室内側開口14を閉塞する平坦な密封表面2004Aに形成されている。
閉塞部材20の長辺方向に間隔をおいた上壁2002の2箇所にそれぞれガイドピン40が突設されている。
閉塞部材20の2つの長辺のうちの一方の長辺部分に、下壁2004の部分が上壁2002よりも短辺方向の外側に突出した係合突部2010が形成されている。
また、2つの長辺のうちの他方の長辺をなす下壁2004の部分は、上壁2002の部分よりも短辺方向の外側に突出しており、その下面に係合片2012が突設されている。
ガイド板26は、ハウジング16内で閉塞部材20の上方に室内側開口14の短辺方向と平行する方向に延在しており、図2、図3に示すように、ガイド板26は、室内側開口14の長辺方向に間隔をおいて2つ設けられている。
ガイド板26に、閉塞部材20の移動方向である室内側開口14の短辺方向と平行する方向に長孔42が延在形成され、この長孔42にはガイドピン40が長孔42の長手方向に摺動可能に挿入されている。
ガイドピン40が長孔42内を摺動することで、閉塞部材20は室内側開口14の短辺方向に移動可能に案内される。
駆動機構24は、ハウジング16に取付けられた操作ハンドルである操作つまみ43と、操作つまみ43と閉塞部材20とを連結しているリンク機構51とを備え、ユーザが操作つまみ43を手動操作することで閉塞部材20が駆動されるように構成されている。
また、リンク機構51は、ピニオン44、ラック46、摺動部材48、リンクアーム50、ガイドピン40、長孔42を含んで構成されている。
操作つまみ43は、ハウジング16内で上板34の凹部上に回転可能に取り付けられる。
図4に示すように、ピニオン44は、操作つまみ43の下部に操作つまみ43と一体に回転するように取り付けられる。
摺動部材48は、室内側開口14の長辺と平行する方向に延在し、フレーム32のガイド3202に室内側開口14の長辺と平行する方向に摺動可能に支持され、すなわち、閉塞部材20の移動方向と直交する方向に摺動可能に支持されている。
ラック46は摺動部材48に取着されピニオン44に噛合しており、したがって、摺動部材48は、操作つまみ43の回転動作に応じて往復運動をする。
リンクアーム50は、摺動部材48とガイドピン40とに両端が枢着され、摺動部材48の移動に応じて閉塞部材20を移動させる。
より詳細には、リンクアーム50は2つ設けられ、各リンクアーム50の一端は、摺動部材48の長手方向に間隔をおいた2箇所に軸4802を介して回転可能に連結される。また、各リンクアーム50の他端は、ガイド板26の上面に接触するように配置され長孔42から突出するガイドピン40に回転可能に連結される。
そして、図2(A)に示す操作つまみ43の第1回転位置で、閉塞部材20を閉塞位置(CP)に位置させ、また、図3(A)に示す操作つまみ43の第2回転位置で開放位置(OP)に位置させる。
本実施の形態では、リンクアーム50はロッド形状に形成されて長手方向軸心を有しており、リンクアーム50の長手方向軸心の延在方向と摺動部材48の移動方向とがなす角度θは、閉塞部材20が閉塞位置(CP)にあるとき直角に近い角度となり、閉塞部材20が閉塞位置(CP)から開放位置(OP)に至るにつれて次第に小さくなる。
案内機構25は、第1カム面30と、第2カム面31と、付勢機構28とを備えている。
第1カム面30は、ハウジング側カム面30Aと閉塞部材側カム面30Bとを備えている。
ハウジング側カム面30Aは、室内側開口14を形成する2つの長辺のうち、閉塞部材20が開放位置(OP)から閉塞位置(CP)に向かう方向における端部に位置する長辺の上方のフレーム32の箇所に設けられ、平面Pに対して傾斜する傾斜面で形成されている。
ハウジング側カム面30Aは、閉塞部材20の係合凸部2010に係合可能である。
閉塞部材側カム面30Bは、閉塞部材20の係合片2012の内面に平面Pに対して傾斜する傾斜面で形成されている。
閉塞部材側カム面30Bは、フレーム32の突起3210に係合可能である。
このように本実施の形態では、第1カム面30により、閉塞部材20の2つの長辺部分を案内するように構成され、室内側開口14の開閉時における閉塞部材20の動きの安定化が図られている。
第2カム面31は、ガイド板26の下面に形成され、第2カム面31は、平面Pに対して平行に延在している。
そして、図6に示すように、閉塞部材20がガイド板26の第2カム面31に当接した状態で、閉塞部材20の密封表面2004Aと弾性シール材18の口縁部18Aとの間に上下方向の間隔Sが確保される。
付勢機構28は、第1カム面30及び第2カム面31を介して閉塞部材20をハウジング16に押付けるように付勢している。
より詳細に説明すると、付勢機構28は、ガイドピン40とコイルスプリング28Aを含んで構成されている。
コイルスプリング28Aは、各ガイドピン40の外周でガイドピン40の頭部とリンクアーム50の一端との間に巻装され、ガイド板26およびリンクアーム50の一端に対してガイドピン40を上方に付勢している。
そして、閉塞部材20が閉塞位置(CP)から開放位置(OP)へ向かって移動する際の初期段階で、付勢機構28により、閉塞部材20の係合凸部2010がハウジング側カム面30Aに係合され、閉塞部材側カム面30Bがフレーム32の突起3210に係合され、その後、それらの係合が解除され、閉塞部材20の上壁2002の上面が第2カム面31に当接されて開放位置(OP)に至る。
すなわち、案内機構25は、閉塞部材20が閉塞位置(CP)から開放位置(OP)へ移動する際に、第1カム面30による閉塞部材20の案内と、第2カム面31による閉塞部材20の案内とが、交替するように構成されている。
したがって、案内機構25は、閉塞部材20が駆動機構24に駆動されて閉塞位置(CP)から開放位置(OP)へ移動するとき、閉塞部材20が、当該開放移動の初期段階では密封表面2004Aと口縁部18Aとの間の間隔Sを広げつつ閉塞位置(CP)から開放位置(OP)へ向かって移動し、その後は密封表面2004Aと口縁部18Aとの間の間隔Sを一定に維持しつつ移動して開放位置(OP)に到達するように閉塞部材20を案内する。
また、閉塞部材20が開放位置(OP)から閉塞位置(CP)へ移動する際、付勢機構28により、閉塞部材20の上壁2002の上面が第2カム面31に当接され、最終段階で、前記の当接が解除され、閉塞部材20の係合凸部2010がハウジング側カム面30Aに係合され、閉塞部材側カム面30Bがフレーム32の突起3210に係合されて閉塞位置(CP)に至る。
すなわち、案内機構25は、閉塞部材20が開放位置(OP)から閉塞位置(CP)へ移動する際に、第1カム面30による閉塞部材20の案内と、第2カム面31による閉塞部材20の案内とが、交替するように構成されている。
したがって、案内機構25は、閉塞部材20が駆動機構24に駆動されて開放位置(OP)から閉塞位置(CP)へ移動するとき、閉塞部材20が、当該閉塞移動の最終段階に至るまでは密封表面2004Aと口縁部18Aとの間の間隔Sを一定に維持しつつ平面Pに沿って移動し、最終段階では密封表面2004Aと口縁部18Aとの間の間隔Sを縮小して閉塞位置(CP)に到達するように閉塞部材20を案内する。
なお、第1カム面30は、ハウジング16と閉塞部材20との一方に、ハウジング16と閉塞部材20との他方と係合可能に、平面Pに対して傾斜して延在するように設けられればよい。
また、第2カム面31は、ハウジング16と閉塞部材20との一方に、ハウジング16と閉塞部材20との他方と係合可能に、平面Pに対して平行に延在するように設けられればよい。
すなわち、第1カム面30と第2カム面31は、ハウジング16と閉塞部材20との一方に、ハウジング16と閉塞部材20との他方と係合可能に設けられればよく、実施の形態の構造に限定されず、従来公知の様々な係合構造が採用可能である。
第1の実施の形態によれば、操作つまみ43を回転操作すると、図7(A)、(B)に示すように、駆動機構24および案内機構25を介して閉塞部材20が開放位置(OP)と閉塞位置(CP)との間で駆動される。
そして、閉塞部材20が閉塞位置(CP)から開放位置(OP)へ移動するとき、閉塞部材20は、当該開放移動の初期段階では密封表面2004Aと口縁部18Aとの間の間隔Sを広げつつ閉塞位置(CP)から開放位置(OP)へ向かって移動し、その後は密封表面2004Aと口縁部18Aとの間の間隔Sを一定に維持しつつ移動して開放位置(OP)に到達する。
また、閉塞部材20が開放位置(OP)から閉塞位置(CP)へ移動するとき、閉塞部材20が、当該閉塞移動の最終段階に至るまでは密封表面2004Aと口縁部18Aとの間の間隔Sを一定に維持しつつ平面Pに沿って移動し、最終段階では密封表面2004Aと口縁部18Aとの間の間隔Sを縮小して閉塞位置(CP)に到達し、密封表面2004Aを口縁部18Aに押し付ける。
したがって、閉塞部材20を閉塞位置(CP)から開放位置(OP)へ移動させる開放操作時には、初期段階を除いて閉塞部材20と弾性シール材18は接触することがない。また、閉塞部材20を開放位置(OP)から閉塞位置(CP)移動させる閉塞操作時には、最終段階を除いて閉塞部材20と弾性シール材18は接触することがない。
そのため、小さい力で操作つまみ43を回転操作でき、室内側開口14の開閉を簡単に行うことができる。
また、閉塞部材20の移動時に、弾性シール材18と閉塞部材20とは常時接触することがないので、弾性シール材18の耐久性を高める上でも有利となる。
また、リンクアーム50と摺動部材48とがなす角度θを、閉塞部材20の閉塞位置(ハ)で、直角に近い角度になるようにしたので、閉塞部材20の開放移動の初期段階および閉塞移動の最終段階で閉塞部材20と弾性シール材18が接触するものの、操作つまみ43に加える力が小さくても、ガイドピン40には閉塞部材20を開閉する方向に大きな力が作用し、室内側開口14の開閉を簡単に行う上で有利となる。
また、閉塞時に外気による圧力が作用しても閉塞部材20は移動し難く、閉塞時の気密性を保つ上で有利となる。
次に、第2の実施の形態について図8乃至図21を参照して説明する。
第2の実施の形態の換気装置60も第1の実施の形態と同様に窓ガラスの下部の建物躯体に設置される。
換気装置60は、室外に連通する換気孔62の室内側開口64が設けられたハウジング66と、室内側開口64の縁に装着される弾性シール材(気密材)68と、室内側開口64を開閉する閉塞部材70と、閉塞部材70を、室内側開口64から退避し室内側開口64を開放する開放位置(OP)と、室内側開口64を閉塞する閉塞位置(CP)との間で移動させるための操作機構71を含んで構成されている。
また、操作機構71は、閉塞部材70を駆動する駆動機構74と、駆動機構74により駆動されて発生する開放位置(OP)と閉塞位置(CP)との間の閉塞部材70の移動を案内する案内機構75とを備えている。
換気孔62は、室外に開口する室外側開口を有し、室内外を連通しており、室内側開口64は、換気のための空気を通過させることのできる開口である。
図8乃至図10、図13、図14に示すように、ハウジング66は建物の嵌め殺し窓の窓枠に組込むのに適した細長い略々直方体の形状を有している。
図8、図13に示すように、ハウジング66は、直方体枠状のフレーム82と、フレーム82の上部開口を閉塞する長方形の上板84などを備えている。
上板84には換気を行なうための多数のスリット8402が形成され、また、長手方向の中間部に開口が形成されている。
開口には枠状の化粧板8404が嵌め込まれている。
図13に示すように、フレーム82の底板8202は水平に延在しており、室内側開口64はこの底板8202に長方形に形成されている。したがって、本実施の形態では、室内側開口64は水平面上を延在し、換気孔62を通り室外から室内に向かう空気は、室内側開口64では下方から上方に流れ、室内から室外に向かう空気は、室内側開口64では上方から下方に流れる。
室内側開口64は、細長い長方形の形状であって長さと幅とを有しており、室内側開口64の長手方向はハウジング66の長手方向に一致している。
室内側開口64を形成する2つの長辺のうち、閉塞部材70が閉塞位置(CP)から開放位置(OP)に向かう方向における長辺の外側に位置するフレーム82の箇所に突起8210が形成されている。
弾性シール材68は底板8202の上方に膨出する部分を有しており、この部分は、弾性シール材68により画成され平面P(図6参照)内を延在する口縁部68Aに形成され、したがって、室内側開口64は口縁部68Aを有している。
閉塞部材70は、ハウジング66内に配設され、細長い長方形の形状であって長さと幅とを有しており、閉塞部材70の長手方向はハウジング66の長手方向に一致しており、閉塞部材70の移動方向は該閉塞部材70の幅方向である。
図13、図14に示すように、閉塞部材70は中空状で、互いに平行する上壁7002と下壁7004とを有している。
下壁7004の下面は、閉塞部材70が閉塞位置(CP)にあるときに口縁部68Aに密接して室内側開口64を閉塞する平坦な密封表面7004Aに形成されている。
閉塞部材70の長辺方向に間隔をおいた上壁7002の2箇所にそれぞれガイドピン86が突設されている。
閉塞部材70の2つの長辺のうちの一方の長辺部分に、下壁7004の部分が上壁7002よりも短辺方向の外側に突出した係合突部7010が形成されている。
また、2つの長辺のうちの他方の長辺をなす下壁7004の部分は、上壁7002の部分よりも短辺方向の外側に突出しており、その下面に係合片7062が突設されている。
ガイド板76は、ハウジング66内で閉塞部材70の上方に室内側開口64の短辺方向に延在しており、図9、図10に示すように、ガイド板76は、室内側開口64の長辺方向に間隔をおいて2つ設けられている。
ガイド板76に、閉塞部材70の移動方向である室内側開口64の短辺方向と平行する方向に長孔88が延在形成され、この長孔88にはガイドピン86が長孔88の長手方向に摺動可能に挿入されている。
ガイドピン86が長孔88内を摺動することで、閉塞部材70は室内側開口64の短辺方向に移動可能に案内される。
駆動機構74は、ハウジング66に取付けられた操作ハンドルである操作レバー90と、操作レバー90と閉塞部材70とを連結しているリンク機構91とを備え、ユーザが操作レバー90を手動操作することで閉塞部材70が駆動されるように構成されている。
リンク機構91は、支持板94、リンク96、スライド板98、上部プレート100、摺動部材92、リンクアーム89、ガイドピン86、長孔88を含んで構成されている。
より詳細に説明すると、フレーム82の長手方向の中間部に、図9乃至図12、図19に示すように、室内側開口64の短辺方向に延在する支持板94が取着されている。
支持板94は室内側開口64の短辺方向に沿った幅と、室内側開口64の長辺方向に沿った長さを有している。
支持板94の幅方向の両端の屈曲片部9402、9404がフレーム82に取着されており、幅方向の一側にガイドピン取り付け孔9406が形成され、幅方向の他側にガイド溝9408が直線上に位置するように設けられている。
また、支持板94の長手方向の端部に一対の屈曲片9410が起立され、屈曲片9410には支軸用孔9412が形成されている。
操作レバー90は、室内側開口64の長手方向に沿った長辺を有する長方形に形成され、操作レバー90は化粧板8404の開口8406の内側に配置されている。
図15に示すように、操作レバー90はその基部の下部の孔9002と屈曲片9410の支軸用孔9412に挿通されたピン9004を介して屈曲片9410で支持され、したがって、操作レバー90は、ハウジング66に揺動可能に取付けられ起立倒伏可能である。
また、操作レバー90の長手方向中間部の下部のピン挿通孔9004に挿通したピン9006により操作レバー90の長手方向中間部の下部とリンク96の一端とが回転可能に連結されている。
この支持板94の上に、図15、図16に示すように、スライド板98が配置され、図11、図12、図17に示すように、支持板94上でスライド板98の上に上部プレート100が配置される。
上部プレート100は、図20に示すように、室内側開口64の短辺方向に沿った幅と、室内側開口64の長辺方向に沿った長さを有する長方形を呈している。
上部プレート100は、化粧板8404の開口8406内においてハウジング66の内部を隠すためのものであり、開口8406よりも大きな輪郭で形成されている。
上部プレート100は長さ方向の一端寄りに形成された第1板部100Aと、この第1板部100Aに屈曲部100Bを介して連結された第2板部100Cとを有し、第1板部100Aと第2板部100Cは、板部100A、100Cの厚さ方向にスライド板98の厚さ分変位しており、かつ、互いに平行している。
第2板部100Cの端部には2つの長溝1002が形成され、第2板部10Cの第1板部10A寄りの箇所には長溝1004が延在形成されている。
上部プレート100は、2つの長溝1002に支持板94の屈曲片9410が挿通され、第1板部100Aが支持板94上に載置され、第2板部100Cがスライド板98上に載置されて配置されている。
なお、上部プレート100は、長溝1002に支持板94の屈曲片9410が挿通されることで、室内側開口64の長辺方向に移動不能に支持され、また、屈曲片9410に支軸用孔9412およびピン9004を介して連結された操作レバー90の基部が上部プレート100の上に位置することで、また、後述するスライド板98の連結片9804に連結されたリンク96の端部が位置することで上方への抜落が阻止されて配置されている。
スライド板98は、図21に示すように、支持板94上を摺動する本体板部9802を有しており、本体板部9802は、室内側開口64の短辺方向に沿った幅と、室内側開口64の長辺方向に沿った長さを有している。
本体板部9802の長さ方向の端部寄りの箇所に、連結片9804が突設され、連結片9804の先部にピン挿通孔9806が形成されている。
また、本体板部9802の幅方向の一側に、本体板部9802の長さ方向に延在するガイド溝9808が形成されている。
また、本体板部9802の幅方向の他側に長さ方向に間隔をおいてガイドピン取り付け孔9810が2つ形成され、また、摺動部材取り付け孔9812が形成されている。
スライド板98の本体板部9802は、支持板94上に載置され、連結片9804を上部プレート100の長溝1004に挿通して上部プレート100の第2板部100Cの下に配置されている。
そして、連結片9804の先部が、ピン挿通孔9806に挿通したピン9814によりリンク96の他端と回転可能に連結される。
ガイド溝9808には、図15乃至図17に示すように、本体板部9802の上方からガイドピン102が摺動可能に挿通され、このガイドピン102の下部は支持板94のガイドピン取り付け孔9406に取着されている。ガイドピン102の頭部は、ガイド溝9808の幅よりも大きな寸法の直径で形成され、本体板部9802上に位置し、ガイドピン102の頭部により本体板部9802を上方に移動不能に支持している。
ガイドピン取り付け孔9810には、図16、図17に示すように、本体板部9802の上方からガイドピン104が挿通され、このガイドピン104の上部はガイドピン取り付け孔9810に取着され、ガイドピン104の下部は、支持板94のガイド溝9408に摺動可能に挿通される。
したがって、操作レバー90の起立倒伏動作によりリンク96を介してスライド板98が室内側開口14の長辺と平行する方向に駆動される。
摺動部材92は、室内側開口64の長辺と平行する方向に延在し、スライド板98の本体板部9802の幅方向の他側上に配置されている。
図9、図10に示すように、摺動部材92の長手方向の中間部と本体板部9802とは、摺動部材取り付け孔9812に挿通された連結ピン106により連結されている。
また、摺動部材92の長手方向の両端にそれぞれリンクアーム89の他端がガイドピン108を介して回転可能に結合されている。
それらガイドピン108は、ガイド板76の室内側開口64の長辺と平行する方向に延在する長孔7602に摺動可能に挿通されている。
したがって、摺動部材70はガイドピン108、長孔7602を介して室内側開口64の長辺と平行する方向に摺動可能に支持され、すなわち、閉塞部材70の移動方向と直交する方向に摺動可能に支持され、リンクアーム89は、摺動部材92とガイドピン86とに両端が枢着され、摺動部材92の移動に応じて閉塞部材70を移動させる。
そして、図9、図11に示すように、操作レバー90が開口8406内に収容され上板84と平行する倒伏位置で、室内側開口64を閉塞する閉塞位置(CP)に閉塞部材70を位置させ、また、図10、図12に示すように、操作レバー90が斜め上方に起立した起立位置で、室内側開口64を開放する開放位置(OP)に閉塞部材70を位置させる。
本実施の形態では、リンクアーム89はロッド形状に形成されて長手方向軸心を有しており、リンクアーム89の長手方向軸心の延在方向と摺動部材70の移動方向とがなす角度θは、閉塞部材70が閉塞位置(CP)にあるとき直角に近い角度となり、閉塞部材70が閉塞位置(CP)から開放位置(OP)に至るにつれて次第に小さくなる。
案内機構75は、第1カム面80と、第2カム面81と、付勢機構78とを備えている。
第1カム面80は、ハウジング側カム面80Aと閉塞部材側カム面80Bとを備えている。
ハウジング側カム面80Aは、室内側開口64を形成する2つの長辺のうち、閉塞部材70が開放位置(OP)から閉塞位置(CP)に向かう方向における端部に位置する長辺の上方のフレーム82の箇所に設けられ、平面Pに対して傾斜する傾斜面で形成されている。
ハウジング側カム面80Aは、閉塞部材70の係合凸部7010に係合可能である。
閉塞部材側カム面80Bは、閉塞部材70の係合片7062の内面に平面Pに対して傾斜する傾斜面で形成されている。
閉塞部材側カム面80Bは、フレーム82の突起8210に係合可能である。
このように本実施の形態では、第1カム面80により、閉塞部材70の2つの長辺部分を案内するように構成され、室内側開口64の開閉時における閉塞部材70の動きの安定化が図られている。
第2カム面81は、ガイド板76の下面に形成され、第2カム面81は、平面Pに対して平行に延在している。
そして、図14に示すように、閉塞部材70の上面がガイド板76の第2カム面81に当接した状態で、閉塞部材70の密封表面7004Aと弾性シール材68の口縁部68Aとの間に上下方向の間隔Sが確保される。
なお、第1カム面80と第2カム面81は、ハウジング66と閉塞部材70との一方に、ハウジング66と閉塞部材70との他方と係合可能に設けられればよく、実施の形態の構造に限定されず、従来公知の様々な係合構造が採用可能である。
付勢機構78は、第1カム面80及び第2カム面81を介して閉塞部材70をハウジング66に押付けるように付勢している。
より詳細に説明すると、付勢機構78は、ガイドピン80とコイルスプリング78Aを含んで構成されている。
コイルスプリング78Aは、各ガイドピン80の外周でガイドピン80の頭部とリンクアーム89の一端との間に巻装され、ガイド板76およびリンクアーム89の一端に対してガイドピン86を上方に付勢している。
そして、閉塞部材70が閉塞位置(CP)から開放位置(OP)へ向かって移動する際の初期段階で、付勢機構78により、閉塞部材70の係合凸部7010がハウジング側カム面80Aに係合され、閉塞部材側カム面80Bがフレーム82の突起8210に係合され、その後、それらの係合が解除され、閉塞部材70の上壁7002の上面が第2カム面81に当接されて開放位置(OP)に至る。
すなわち、案内機構75は、閉塞部材70が閉塞位置(CP)から開放位置(OP)へ移動する際に、第1カム面80による閉塞部材70の案内と、第2カム面81による閉塞部材70の案内とが、交替するように構成されている。
したがって、案内機構75は、閉塞部材70が駆動機構74に駆動されて閉塞位置(CP)から開放位置(OP)へ移動するとき、閉塞部材70が、当該開放移動の初期段階では密封表面7004Aと口縁部68Aとの間の間隔Sを広げつつ閉塞位置(CP)から開放位置(OP)へ向かって移動し、その後は密封表面7004Aと口縁部68Aとの間の間隔Sを一定に維持しつつ移動して開放位置(OP)に到達するように閉塞部材70を案内する。
また、閉塞部材70が開放位置(OP)から閉塞位置(CP)へ移動する際、付勢機構78により、閉塞部材70の上壁7002の上面が第2カム面81に当接され、最終段階で、前記の当接が解除され、閉塞部材70の係合凸部7010がハウジング側カム面80Aに係合され、閉塞部材側カム面80Bがフレーム82の突起8210に係合されて閉塞位置(CP)に至る。
すなわち、案内機構75は、閉塞部材70が開放位置(OP)から閉塞位置(CP)へ移動する際に、第1カム面80による閉塞部材70の案内と、第2カム面81による閉塞部材70の案内とが、交替するように構成されている。
したがって、案内機構75は、閉塞部材70が駆動機構74に駆動されて開放位置(OP)から閉塞位置(CP)へ移動するとき、閉塞部材70が、当該閉塞移動の最終段階に至るまでは密封表面7004Aと口縁部68Aとの間の間隔Sを一定に維持しつつ平面Pに沿って移動し、最終段階では密封表面7004Aと口縁部68Aとの間の間隔Sを縮小して閉塞位置(CP)に到達するように閉塞部材70を案内する。
なお、第1カム面80は、ハウジング66と閉塞部材70との一方に、ハウジング66と閉塞部材70との他方と係合可能に、平面Pに対して傾斜して延在するように設けられればよい。
また、第2カム面81は、ハウジング66と閉塞部材70との一方に、ハウジング66と閉塞部材70との他方と係合可能に、平面Pに対して平行に延在するように設けられればよい。
すなわち、第1カム面80と第2カム面81は、ハウジング66と閉塞部材70との一方に、ハウジング66と閉塞部材70との他方と係合可能に設けられればよく、実施の形態の構造に限定されず、従来公知の様々な係合構造が採用可能である。
第2の実施の形態によれば、操作レバー90を揺動操作すると、図7(A)、(B)に示すように、駆動機構74および案内機構75を介して閉塞部材70が開放位置(OP)と閉塞位置(CP)との間で駆動される。
そして、閉塞部材70が閉塞位置(CP)から開放位置(OP)へ移動するとき、閉塞部材70は、当該開放移動の初期段階では密封表面7004Aと口縁部68Aとの間の間隔Sを広げつつ閉塞位置(CP)から開放位置(OP)へ向かって移動し、その後は密封表面7004Aと口縁部68Aとの間の間隔Sを一定に維持しつつ移動して開放位置(OP)に到達する。
また、閉塞部材70が開放位置(OP)から閉塞位置(CP)へ移動するとき、閉塞部材70が、当該閉塞移動の最終段階に至るまでは密封表面7004Aと口縁部68Aとの間の間隔Sを一定に維持しつつ平面Pに沿って移動し、最終段階では密封表面7004Aと口縁部68Aとの間の間隔Sを縮小して閉塞位置(CP)に到達し、密封表面7004Aを口縁部68Aに押し付ける。
したがって、閉塞部材70を閉塞位置(CP)から開放位置(OP)へ移動させる開放操作時には、初期段階を除いて閉塞部材70と弾性シール材68は接触することがない。また、閉塞部材70を開放位置(OP)から閉塞位置(CP)移動させる閉塞操作時には、最終段階を除いて閉塞部材70と弾性シール材68は接触することがない。
そのため、小さい力で操作レバー90を揺動操作でき、室内側開口64の開閉を簡単に行うことができる。
また、閉塞部材70の移動時に、弾性シール材68と閉塞部材70とは常時接触することがないので、弾性シール材68の耐久性を高める上でも有利となる。
また、リンクアーム89と摺動部材92とがなす角度θを、閉塞部材70の閉塞位置(ハ)で、直角に近い角度になるようにしたので、閉塞部材70の開放移動の初期段階および閉塞移動の最終段階で閉塞部材70と弾性シール材68が接触するものの、操作レバー90に加える力が小さくても、ガイドピン86には閉塞部材70を開閉する方向に大きな力が作用し、室内側開口64の開閉を簡単に行う上で有利となる。
また、閉塞時に外気による圧力が作用しても閉塞部材70は移動し難く、閉塞時の気密性を保つ上で有利となる。
建物躯体に組み込まれた第1の実施の形態の換気装置の側面図である。 (A)は操作つまみを第1の回転位置にした状態のハウジング部分の平面図、(B)は閉塞部材が閉塞位置に位置した状態の操作機構、閉塞部材、室内側開口部分の平面図である。 (A)は操作つまみを第2の回転位置にした状態のハウジング部分の平面図、(B)は閉塞部材が開放位置に位置した状態の操作機構、閉塞部材、室内側開口部分の平面図である。 操作つまみ部分の換気装置の側面図である。 閉塞部材が閉塞位置に位置した状態の換気装置の側面図である。 閉塞部材が開放位置に位置した状態の換気装置の側面図である。 閉塞部材の動きの説明図で、(A)は閉塞部材と室内側開口の平面図、(B)は閉塞部材と室内側開口の正面図である。 建物躯体に組み込まれた第2の実施の形態の換気装置の平面図である。 閉塞部材が閉塞位置に位置した状態の操作機構、閉塞部材、室内側開口部分の平面図である。 閉塞部材が開放位置に位置した状態の操作機構、閉塞部材、室内側開口部分の平面図である。 倒伏位置に位置する操作レバー、支持板、上部プレート、スライド板の関係を示す正面図である。 起立位置に位置する操作レバー、支持板、上部プレート、スライド板の関係を示す正面図である。 閉塞部材が閉塞位置に位置した状態の換気装置の側面図ある。 閉塞部材が開放位置に位置した状態の換気装置の側面図である。 操作レバー、支持板、上部プレート、スライド板などの分解斜視図である。 支持プレートの上にスライド板が載置された平面図である。 支持プレートの上にスライド板が載置され、スライド板の上に上部プレートが載置された平面図である。 (A)は操作レバーの平面図、(B)は同正面図、(C)は同側面図である。 (A)は支持板の平面図、(B)は同正面図、(C)は同側面図である。 (A)は上部プレートの平面図、(B)は同正面図である。 (A)はスライド板の平面図、(B)は同正面図(C)は同側面図である。
符号の説明
10、60……換気装置、12、62……換気孔、14、64……室内側開口、16、66……ハウジング、18、68……弾性シール材、20、70……閉塞部材、24、74……駆動機構、25、75……案内機構、26、76……ガイド板、28、78……付勢機構、30、80……第1カム面、31、81……第2カム面。

Claims (8)

  1. 換気のための空気を通過させることのできる開口を有するハウジングと、
    前記ハウジング内に配設された、前記開口を閉塞するための閉塞部材と、
    前記閉塞部材を、前記開口を開放する開放位置と前記開口を閉塞する閉塞位置との間で移動させるための操作機構と、
    を備えた換気装置において、
    前記開口は、弾性シール材により画成され平面内を延在する口縁部を有しており、
    前記閉塞部材は、前記閉塞位置にあるときに前記口縁部に密接して前記開口を閉塞する平坦な密封表面を有しており、
    前記操作機構は、前記閉塞部材を駆動する駆動機構と、前記駆動機構により駆動されて発生する前記開放位置と前記閉塞位置との間の前記閉塞部材の移動を案内する案内機構とを備えており、
    前記案内機構は、
    (1)前記閉塞部材が前記駆動機構に駆動されて前記閉塞位置から前記開放位置へ移動するとき、前記閉塞部材が、当該開放移動の初期段階では前記密封表面と前記口縁部との間の間隔を広げつつ前記閉塞位置から前記開放位置へ向かって移動し、その後は前記密封表面と前記口縁部との間の間隔を一定に維持しつつ移動して前記開放位置に到達するように前記閉塞部材を案内し、且つ、
    (2)前記閉塞部材が前記駆動機構に駆動されて前記開放位置から前記閉塞位置へ移動するとき、前記閉塞部材が、当該閉塞移動の最終段階に至るまでは前記密封表面と前記口縁部との間の間隔を一定に維持しつつ前記平面に沿って移動し、最終段階では前記密封表面と前記口縁部との間の間隔を縮小して前記閉塞位置に到達するように前記閉塞部材を案内する、
    ことを特徴とする換気装置。
  2. 前記案内機構は、
    前記ハウジングと前記閉塞部材との一方に設けられ、前記ハウジングと前記閉塞部材との他方と係合可能で、前記平面に対して傾斜して延在している第1カム面と、
    前記ハウジングと前記閉塞部材との一方に設けられ、前記ハウジングと前記閉塞部材との他方と係合可能で、前記平面に対して平行に延在している第2カム面と、
    前記第1カム面及び前記第2カム面を介して前記閉塞部材を前記ハウジングに押付けるように付勢する付勢機構とを備えており、
    前記閉塞部材が前記開放位置と前記閉塞位置との間で移動する際に、前記第1カム面による前記閉塞部材の案内と、前記第2カム面による前記閉塞部材の案内とが、交替するように構成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の換気装置。
  3. 前記駆動機構は、
    前記ハウジングに取付けられた操作ハンドルと、
    該ハンドル部材と前記閉塞部材とを連結しているリンク機構とを備え、
    ユーザが前記操作ハンドルを手動操作することで、前記閉塞部材が駆動されるように構成されている、
    ことを特徴とする請求項2記載の換気装置。
  4. 前記操作ハンドルは、前記ハウジングに回転可能に取付けられた操作つまみであり、
    前記リンク機構は、
    前記操作つまみに取付けられて該操作つまみと一体に回転するピニオンと、
    前記ピニオンに噛合しているラックと、
    前記閉塞部材の移動方向と直交する方向に摺動可能に前記ハウジングに支持され、前記ラックが取付けられ、前記操作つまみの回転動作に応じて往復運動をする摺動部材と、
    前記ハウジングに形成された、前記閉塞部材の移動方向に延在する長孔と、
    前記閉塞部材に突設された、前記長孔に挿通され該長孔の長手方向に摺動可能なガイドピンと、
    前記摺動部材と前記ガイドピンとに両端が枢着され、前記摺動部材の移動に応じて前記閉塞部材を移動させるリンクアームとを備えており、
    前記閉塞部材は、前記操作つまみが第1回転位置にあるとき前記閉塞位置にあり、前記操作つまみが第2回転位置にあるとき前記開放位置にある、
    ことを特徴とする請求項3記載の換気装置。
  5. 前記操作ハンドルは、前記ハウジングに揺動可能に取付けられた起立倒伏可能な操作レバーであり、
    前記リンク機構は、
    前記閉塞部材の移動方向と直交する方向に摺動可能に前記ハウジングに支持され、連結アームを介して前記操作レバーに連結され、前記操作レバーの起立倒伏動作に応じて往復運動をする摺動部材と、
    前記ハウジングに形成された、前記閉塞部材の移動方向に延在する長孔と、
    前記閉塞部材に突設された、前記長孔に挿通され該長孔の長手方向に摺動可能なガイドピンと、
    前記摺動部材と前記ガイドピンとに両端が枢着され、前記摺動部材の移動に応じて前記閉塞部材を移動させるリンクアームとを備えており、
    前記閉塞部材は、前記操作レバーが倒伏位置にあるとき前記閉塞位置にあり、前記操作レバーが起立位置にあるとき前記開放位置にある、
    ことを特徴とする請求項3記載の換気装置。
  6. 前記リンクアームはロッド形状に形成されて長手方向軸心を有しており、
    前記リンクアームの前記長手方向軸心の延在方向と前記摺動部材の移動方向とがなす角度は、前記閉塞部材が前記閉塞位置にあるとき直角に近い角度となり、前記閉塞部材が前記閉塞位置から前記開放位置に至るにつれて次第に小さくなる、
    ことを特徴とする請求項4または5記載の換気装置。
  7. 前記ハウジングは建物の嵌め殺し窓の窓枠に組込むのに適した細長い略々直方体の形状を有することを特徴とする請求項1記載の換気装置。
  8. 前記開口は、細長い長方形の形状であって長さと幅とを有しており、前記開口の長手方向は前記ハウジングの長手方向に一致しており、
    前記閉塞部材は、細長い長方形の形状であって長さと幅とを有しており、前記閉塞部材の長手方向は前記ハウジングの長手方向に一致しており、
    前記閉塞部材の移動方向は該閉塞部材の幅方向である、
    ことを特徴とする請求項7記載の換気装置。
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