JP6653880B2 - 換気装置 - Google Patents

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Description

本発明は、必要に応じて室外と室内とを連通させて室内に室外の空気を導入して室内を換気する換気装置に関する。
換気装置は、一般に、空気を通過させる通路を有したハウジングと、ハウジング内に配設されていると共に通路を開閉する閉塞部材と、この閉塞部材を通路開放位置と通路閉塞位置との間で移動させる手動の操作機構とを具備している。
斯かる換気装置における手動の操作機構は、操作ハンドルと、ハンドル部材を閉塞部材に連結させるリンク機構とを備えており、操作ハンドルの手動操作で閉塞部材を通路開放位置と通路閉塞位置との間で移動させるようになっている。
国際公開第2009/069525号
ところで、特許文献1には、操作ハンドルの一例として、直方体状の換気装置の長辺に平行な方向に関して起立倒伏可能な操作レバーが記載されているが、この種の換気装置では、通常、窓際においてその長辺が窓面に平行となるように設置され、しかも、手動操作可能に室内にその操作ハンドルが配される結果、特許文献1に記載の操作レバーでは、操作レバーの起立倒伏を閉塞部材に伝達させるリンク機構の一部が室内側に露出して室内の美観を損なう上に、操作レバーの起立倒伏の手動操作を換気装置の長辺に沿う操作者の腕の左右の動きで行わなければならず、人間工学的に優れた操作性を有しているとは言い難い。
しかも、操作レバーの換気装置の長辺に平行な方向に関しての起立倒伏は、窓際における換気装置の清掃等で、ややもすると操作レバーの無意識による折損事故を招来する虞がある。
本発明は、前記諸点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、操作性に優れる上に、無意識による操作レバーの折損事故を回避でき、しかも、室内の美観を損なわない換気装置を提供することにある。
本発明による換気装置は、換気路を有すると共に長辺及び短辺をもった直方体状の函体と、この函体内に換気路を開放する開放位置及び当該換気路を閉塞する閉塞位置間であって函体の短辺に平行な方向に移動できるように設けられた開閉部材と、函体の長辺に平行な回転軸心をもって回転自在となるように函体に軸支された操作板及び長辺に平行な回転軸心をもっての操作板の回転を開閉部材に伝達して開閉部材を短辺に平行な方向に移動させるリンク機構を有していると共に開閉部材を開放位置及び閉塞位置間であって函体の短辺に平行な方向に移動させる移動機構とを具備している。
本発明による換気装置によれば、操作レバーに相当する操作板が函体の長辺に平行な回転軸心をもって回転自在となるように函体に軸支されているために、操作板を操作者の片方の手で握るような動作で一方の方向に回転できる上に、一方の方向に回転した操作板を操作者の片方の手で押さえるような動作で他方の方向に回転できる結果、操作性に優れる上に、無意識による操作板の折損事故を回避でき、しかも、リンク機構を操作板で室内側から目視できないように隠すことができる結果、リンク機構による室内の美観の毀損を回避できる。
本発明において、リンク機構は、操作板に一端で回転自在に連結された第一のリンク部材と、この第一のリンク部材の他端が回転自在に連結されていると共に短辺に平行な方向に滑り移動自在に支持された滑り板と、この滑り板に一端が回転自在に連結されていると共に他端が函体の長辺に平行な方向に案内移動されるようになっている第二のリンク部材と、第二のリンク部材の一端及び他端間に一端が回転自在に連結されていると共に他端が回転自在に支持された第三のリンク部材と、第二のリンク部材の他端に一端が回転自在に連結されていると共に函体の長辺に平行な方向に移動できるように設けられた第四のリンク部材と、一端が函体の長辺に平行な方向に案内移動される一方、他端が函体の短辺に平行な方向に案内移動されるようになっていると共に当該一端に第四のリンク部材の他端が回転自在に連結されている第五のリンク部材とを具備していてもよく、第五のリンク部材は、その一端で開閉部材に回転自在に連結されていてもよく、また、操作板の函体の長辺に平行な回転軸心をもった回転を長辺に平行な方向の直動に変換するべく、第二のリンク部材と第三のリンク部材とは、スコットラッセル機構となっていてもよい。
本発明によれば、操作性に優れる上に、無意識による操作板の折損事故を回避でき、しかも、室内の美観を損なわない換気装置を提供することができる。
図1は、本発明の好ましい実施の形態の例の一部の斜視説明図である。 図2は、本発明の好ましい実施の形態の例の一部の分解斜視説明図である。 図3は、本発明の好ましい実施の形態の例の一部の平面説明図である。 図4は、本発明の好ましい実施の形態の例の上板の平面説明図である。 図5は、本発明の好ましい実施の形態の例の上板を取り外した平面説明図である。 図6は、本発明の好ましい実施の形態の例の操作板等の開放動作説明図である。 図7は、本発明の好ましい実施の形態の例を建物に適用した一例の側面断面説明図である。 図8は、本発明の好ましい実施の形態の例の操作板等の閉鎖動作説明図である。 図9は、操作板の閉鎖動作における図5に相当する平面説明図である。 図10は、操作板の閉鎖動作における図7に相当する側面断面説明図である。
以下、本発明及びその実施の形態を、図に示す好ましい具体例に基づいて説明する。なお、本発明は、本具体例に何等限定されないのである。
図1から図6に示す本例の換気装置1は、換気路2を有すると共に長辺3(前壁31及び後壁32)及び短辺4(側壁33及び34)をもった直方体状の函体5と、函体5内に換気路2を開放する図5及び図7に示す開放位置及び当該換気路2を閉塞する図9及び図10に示す閉塞位置間であって函体5の短辺4に平行な方向Aに移動できるように設けられた中空部材からなる開閉部材6と、函体5の長辺3に平行な回転軸心Oをもって方向Rに回転自在となるように函体5に軸支された操作板7及び回転軸心Oをもっての操作板7の方向Rの回転を開閉部材6に伝達して開閉部材6を短辺4に平行な方向Aに移動させるリンク機構8を有していると共に開閉部材6を図5及び図7に示す開放位置及び図9及び図10に示す閉塞位置間であって方向Aに移動させる移動機構9と、開閉部材6による換気路2の閉塞に当たって当該閉塞を完全に行う密封機構10とを具備している。
函体5は、角筒状の本体21と、本体21に一体的に形成されていると共に長辺3に平行な方向Bに伸びた長方形の開口22を有した底板部23と、本体21の長方形の上縁24に嵌着されていると共に夫々が方向Aに伸びている一方、方向Bに配列された多数個の長孔29を有した蓋25と、本体21の方向Bの中央部に配された支持板26と、方向Bにおいて支持板26を挟んで両側に配された支持板27及び28具備している。
本体21は、前壁31と、方向Aにおいて前壁31に対面した後壁32と、方向Bにおいて互いに対面した一対の側壁33及び34と、前壁31に配された取付用鍔部35と、一対の側壁33及び34の夫々に配された取付用鍔部36及び37とを一体的に具備している。
蓋25は、多数個の長孔29に加えて、方向Bの中央部に開口41を有した蓋板42と、蓋板42の一方の長方形の面43の周囲に一体的に形成されていると共に蓋板42と協働して上縁24を嵌合受容する溝を形成する一対の突部43及び44とを具備している。
換気路2は、外部空気の入口として開口22と、開口22に連通すると共に本体21の内周面51で規定された空間52と、空間52に連通すると共に開口22からの外部空気の出口としての長孔29とからなっている。
開閉部材6は、一方の側壁33近傍から他方の側壁34近傍まで方向Bに伸びた中空部材55と、中空部材55に固定された取付板56とを具備している。
天板61と、天板61の方向Bの両端に配された一対の側板62及び63と、天板61の方向Aの一端の方向Bの中央部に配された爪板64とを一体的に具備していると共に開口41に配された操作板7は、方向Bにおいて対峙されて配された一対の軸受部材65及び66と、一対の軸受部材65及び66の夫々の軸受部67並びに一対の側板62及び63の夫々を貫通する軸部材68とを具備した支持機構により軸受部67に対して回転軸心Oをもって方向Rに回転自在となっており、軸部材68は、軸受部67の夫々から抜け出さないように、方向Bのその両端の夫々に曲げ部69を有している。
リンク機構8は、方向Bにおいて対峙されていると共に側板62及び63の夫々に一端の夫々で軸ピン71の夫々を介して回転自在に連結された一対のリンク部材72及び73と、一対のリンク部材72及び73の夫々の他端が軸ピン74の夫々を介して回転自在に連結されていると共に滑り支持機構75を介して方向Aに滑り移動自在に方向Bの一端76及び他端77で支持されている滑り板78と、滑り板78の方向Bの中央部に軸ピン79の夫々を介して一端の夫々で回転自在に連結されていると共に方向Bに伸びて支持板26に形成された長孔81及び82並びに当該長孔81及び82の夫々に配された軸ピン83の夫々により他端の夫々が方向Bに案内移動されるようになっているリンク部材84及び85と、リンク部材84及び85の夫々の一端及び他端間に一端の夫々で軸ピン86の夫々を介して回転自在に連結されていると共に他端が支持板26に軸ピン87の夫々を介して回転自在に支持されたリンク部材88及び89と、軸ピン83の夫々を介してリンク部材84及び85の夫々の他端に一端で回転自在に連結されていると共に当該一端が当該長孔81及び82並びに軸ピン83の夫々により方向Bに案内移動されるようになっているリンク部材101及び102と、リンク部材101及び102の夫々の他端の夫々に軸ピン103を介して一端の夫々で回転自在に連結されていると共に方向Bに伸びて支持板27及び28の夫々に形成された長孔106(図9参照)及び107並びに当該長孔106及び107の夫々に配された軸ピン103の夫々により当該一端の夫々が方向Bに案内移動される一方、方向Aに伸びて支持板27及び28の夫々に形成された長孔110及び111並びに当該長孔110及び111の夫々に配された軸ピン112の夫々により他端が方向Aに案内移動されるようになっているリンク部材113及び114とを具備している。
リンク部材84及び88並びにリンク部材85及び89の夫々は、滑り板78の方向Aの運動を軸ピン83の夫々の方向Bの運動に変換するスコットラッセル機構となっている。
滑り支持機構75は、支持板26にかしめ部材121を介して固定された一対の断面L字状の支持部材122及び123と、支持部材122及び123の夫々の上片部124及び125の夫々が嵌合された滑り部材126及び127と、支持板26の方向Bの一方の端部に方向Aに伸びて形成された一方の一対の長孔128に一対の足部129が配された一方の滑り部材130と、支持板26の方向Bの他方の端部に方向Aに伸びて形成された他方の一対の長孔131に一対の足部132が配された他方の滑り部材133とを具備しており、滑り部材126及び130は、滑り板78の一端76を方向Aに移動自在に挟持しており、滑り部材127及び133は、滑り板78の他端77を方向Aに移動自在に挟持しており、而して、滑り支持機構75は、滑り板78を方向Aに滑り移動自在に支持している。
滑り板78は、一端76及び他端77並びに一端76及び他端77間であって軸ピン79が挿通された中央部141を具備した平板部142と、平板部142から一体的に方向Bにおいて互いに対面して立設されていると共に軸ピン74の夫々が挿通された一対の軸受部145及び146とを具備している。
支持板26は、一対の長孔128及び一対の長孔131が形成された平板部151と、平板部151から一体的に立設されていると共に一方の長孔128の方向Aの一端及び一方の長孔131の方向Aに一端で夫々平板部151から一体的に立設されている一対の停止片部152及び153と、平板部151の方向Aの一縁に一体的に設けられていると共に後壁32に取付けられた取付板部154と、平板部151の方向Aの他縁の中央部に方向Bに伸びて形成された長孔155と、平板部151の方向Aの他縁の中央部では、平板部151に直交した方向に伸びる中央部156を有する一方、平板部151の方向Aの他縁の中央部を方向Bにおいて挟む両側では、平板部151に直交した方向であって取付板部154とは逆の方向に伸びて中央部156及び平板部151に一体形成された両側部157を有すると共に前壁31に取付けられた補強板部158とを具備しており、軸受部材65は、平板部151に穿設された貫通孔161に配されたかしめ部材162を介して平板部151に支持されており、軸受部材66もまた、平板部151に穿設された貫通孔163に配されたかしめ部材162を介して平板部151に支持されており、支持部材122は、平板部151に穿設された貫通孔163に配されたかしめ部材121を介して平板部151に支持されており、支持部材123は、平板部151に穿設された貫通孔164に配されたかしめ部材121を介して平板部151に支持されている。
方向Aの一端では前壁31に、方向Aの他端では後壁32に夫々支持された支持板27は、長孔106及び110に加えて、方向Aに伸びた長孔171を具備しており、方向Aの一端では前壁31に、方向Aの他端では後壁32に夫々支持された支持板28もまたは、長孔107及び111に加えて、方向Aに伸びた長孔172を具備している。
円柱部175及び円柱部175に一体的に形成された円形膨大部176を有する軸ピン112の夫々は、円柱部175で対応の長孔110及び111に配されており、円柱部175の先端で対応の取付板56に固定されており、軸ピン112の夫々において、円形膨大部176とリンク部材113及び114の夫々との間に捲きばね177が配されており、而して、開閉部材6は、取付板56、軸ピン112及び捲きばね177を介してリンク部材113及び114に弾性的に吊下されており、リンク部材113及び114の夫々は、軸ピン112の夫々を介して開閉部材6に回転自在に連結されている。
操作板7及びリンク機構8を具備した移動機構9は、操作板7の方向Rの回転でリンク部材72及び73を介して滑り板78を方向Aに移動させ、滑り板78の方向Aの移動で、リンク部材84及び88を介してリンク部材101を、そして、リンク部材85及び89を介してリンク部材102を方向Bにおいて互いに逆の方向に夫々移動させ、リンク部材101及び102の夫々の方向Bにおける互いに逆の方向の夫々の移動で、リンク部材113及び114の夫々を介して軸ピン112の夫々を方向Aに移動させ、軸ピン112の夫々の方向Aの移動で、取付板56を介して開閉部材6を方向Aに移動させるようになっている。
密封機構10は、開口22を規定した底板部23の長方形の縁部181に嵌着された矩形環状の弾性密封部材182と、前壁31の内周面に一体的に形成されていると共に方向Aにおいて中空部材55の前面183に対面する傾斜面184を有した突部185と、縁部181に一体的に形成されていると共に傾斜面186を有した突部187と、中空部材55の後端に一体的に形成されていると共に方向Aにおいて傾斜面186に対面する傾斜面188を有した突部189と、長孔172の夫々に対応して中空部材55の上面に一体的に形成されていると共に夫々傾斜面190(図10参照)を有した一対の突板部191と、長孔172の夫々に対応して支持板27及び28の夫々に一体的に形成されている舌片部192及び193とを具備している。
密封機構10は、開閉部材6による換気路2の閉塞に当たって、図10に示すように、前面183の傾斜面184への接触、傾斜面188の傾斜面186への接触並びに傾斜面190の夫々の舌片部192及び193の夫々への接触で、中空部材55の下面を弾性密封部材182に押圧させて、当該中空部材55の下面を弾性密封部材182に密接させて、開閉部材6による換気路2の閉塞を完全に行うようになっている。
以上の換気装置1は、例えば、嵌め殺しガラス窓201の近傍の建物の躯体202に、当該躯体202に形成された換気孔203に換気路2が開口22で連通するようにして、設置される。
換気装置1を具備した斯かる建物において、図8から図10に示すように、換気路2が開閉部材6で閉鎖された状態で、換気孔203からの建物外204の外気を換気路2を介して建物内の室205に導入して室205を換気する場合には、図1及び図6に示すように、手動により操作板7を方向Rに回転させ、この回転でリンク機構8を介して軸ピン112の夫々を方向Aにおいて後壁32に向かって移動させ、軸ピン112のこの移動で開閉部材6を同じく方向Aにおいて後壁32に向かって移動させ、この移動で、図1、図5及び図7に示すように、換気路2を換気孔203に対して開放する開放位置に開閉部材6を移動させ、開閉部材6の図1、図5及び図7に示す開放位置への移動で、換気孔203からの建物外204の外気の換気路2を介しての建物内の室205への導入を可能とし、建物外204の外気圧と建物内の室205の室圧との大小の関連で室205を換気できる、一方、図1、図5及び図7に示すように、換気路2が換気孔203に対して開放された状態で、換気孔203からの建物外204の外気の換気路2を介しての建物内の室205への導入を禁止して室205の換気を停止する場合には、図8に示すように、手動により操作板7を嵌め殺しガラス窓201の方向に押すようにして方向Rに回転させ、この回転でリンク機構8を介して軸ピン112の夫々を方向Aにおいて前壁31に向かって移動させ、軸ピン112のこの移動で開閉部材6を同じく方向Aにおいて前壁31に向かって移動させ、この移動で、図8から図10に示すように、換気路2を換気孔203に対して閉鎖する閉鎖位置に開閉部材6を移動させ、開閉部材6の図8から図10に示す閉鎖位置への移動で、換気孔203からの建物外204の外気の換気路2を介しての建物内の室205への導入を禁止でき、建物外204の外気圧と建物内の室205の室圧との大小に拘わらずに室205の換気を停止できる。
本換気装置1によれば、操作レバーに相当する操作板7が函体5の長辺3に平行な回転軸心Oをもって方向Rに回転自在となるように函体5に軸支されているために、操作板7を操作者の片方の手で握るような動作で当該操作板7を方向Rにおいて平板部151から離れる一方の方向に回転できる上に、斯かる方向Rにおいて一方の方向に回転した操作板7を操作者の片方の手でガラス窓201の方向に押さえるような動作で方向Rにおいて他方の方向に回転できる結果、操作性に優れる上に、無意識による操作板7の折損事故を回避でき、しかも、リンク機構8を操作板7で室内側から目視できないように隠すことができる結果、リンク機構8による室内の美観の毀損を回避できる。
尚、換気装置1では、移動機構9が方向Bに関して滑り板78を中心として対称に同一に形成されているが、方向Bに関して滑り板78に対して片側だけで形成されていてもよい。
1 換気装置
2 換気路
3 長辺
4 短辺
5 函体
6 開閉部材
7 操作板
8 リンク機構
9 移動機構
10 密封機構

Claims (3)

  1. 換気路を有すると共に長辺及び短辺をもった直方体状の函体と、この函体内に換気路を開放する開放位置及び当該換気路を閉塞する閉塞位置間であって函体の短辺に平行な方向に移動できるように設けられた開閉部材と、函体の長辺に平行な回転軸心をもって回転自在となるように函体に軸支された操作板及び長辺に平行な回転軸心をもっての操作板の回転を開閉部材に伝達して開閉部材を短辺に平行な方向に移動させるリンク機構を有していると共に開閉部材を開放位置及び閉塞位置間であって函体の短辺に平行な方向に移動させる移動機構とを具備している換気装置。
  2. リンク機構は、操作板に一端で回転自在に連結された第一のリンク部材と、この第一のリンク部材の他端が回転自在に連結されていると共に短辺に平行な方向に滑り移動自在に支持された滑り板と、この滑り板に一端で回転自在に連結されていると共に他端が函体の長辺に平行な方向に案内移動されるようになっている第二のリンク部材と、第二のリンク部材の一端及び他端間に一端で回転自在に連結されていると共に他端が函体に回転自在に支持された第三のリンク部材と、第二のリンク部材の他端に一端で回転自在に連結されていると共に当該一端が函体の長辺に平行な方向に案内移動されるようになっている第四のリンク部材と、一端が函体の長辺に平行な方向に案内移動される一方、他端が函体の短辺に平行な方向に案内移動されるようになっていると共に当該一端に第四のリンク部材の他端が回転自在に連結されている第五のリンク部材とを具備しており、第五のリンク部材は、その他端で開閉部材に回転自在に連結されている請求項1に記載の換気装置。
  3. 第二のリンク部材と第三のリンク部材とは、スコットラッセル機構となっている請求項1又は2に記載の換気装置。
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