JP2015190682A - 換気装置 - Google Patents

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【課題】風量調整弁の作動性を向上させると共に、強風時にのみ換気を一時的に中断できる、換気装置の構造を実現する。【解決手段】枠本体3aの内側空間10aを屋外側空間と屋内側空間とに仕切ると共に、これら両空間を連通させる開口部36を有する仕切り壁31に対し、風量調整弁4aの回動基部43を回動可能に支持し、この風量調整弁4aを風圧により回動させる構成とする。又、風量調整弁4aが閉弁方向に回動する事に対して弾性的な反力を付与する板ばね56の基部を、この風量調整弁4aの屋外側見付け壁45に固定し、この板ばね56の先端部を、仕切り壁31のうちで、開口部36を挟んで回動基部43を支持した部分とは反対側部分に突き当てる。【選択図】図4

Description

本発明は、住宅やビル等の建物に設置され、窓を開口せずに室内を自然換気する為の換気装置の改良に関する。
従来から、室内の換気を行う為に、窓を開口する事が行われている。又、室内に流入する風量を調節する為に、窓の開口量(開口幅)を調整する事が行われている。但し、この様な一般的な換気方法は、室内にいる居住者等が窓の開閉作業を繰り返し行わなければならない場合があると共に、防犯性や安全性の面から不利になる。
図17〜19は、窓を開口せずに室内の換気を行いたいとの要望に応えるべく考えられた、特許文献1に記載された従来構造の換気装置1を示している。この換気装置1は、窓装置2の側方に隣接する状態で設けられており、枠本体3と、風量調整弁4と、外板カバー5と、開閉扉6とを備える。このうちの枠本体3は、上枠7と、下枠8と、1対の縦枠9、9とから成り、矩形枠状に構成されている。前記風量調整弁4は、断面略楕円形状で、上下方向に長い板状に構成されており、前記枠本体3の内側空間10に配置されている。又、前記風量調整弁4は、それぞれの両端部を前記両縦枠9、9に固定した複数本の支持軸11、11に対し、屋内外方向への摺動可能に支持されている。前記外板カバー5は、前記内側空間10の屋外側端部の中央部を塞ぐ様にして、前記両縦枠9、9に取り付けられている。この為、前記外板カバー5の幅方向両側部分には、室外空間12と前記内側空間10とを連通する、上下方向に長い1対の屋外側通風口13a、13aが形成されている。前記開閉扉6は、前記内側空間10の屋内側通風口13bを開閉可能に、前記両縦枠9、9に対し屋内外方向への遠近動可能に設けられている。
上述の様な構成を有する従来構造の換気装置1により、室内の換気を行うには、前記開閉扉6を開く。これにより、隣接して設けられた前記窓装置2を構成する窓を開口しなくても、室外空間12から室内空間14に外気を導入する(給気する)事が可能になると共に、反対に、室内空間14の空気を室外空間12に排出する(排気する)事も可能になる。更に、従来構造の換気装置1によれば、この室外空間12で強い風(風速の速い風)が吹いている様な場合に、前記風量調整弁4を風圧によって室内側に摺動させる(平行移動させる)事により、この風量調整弁4と前記両縦枠9、9との間に形成される通風路を狭め、前記室内空間14に流入する風量を少なく抑える事ができる。
但し、上述の様な構成を有する従来構造の換気装置1の場合には、前記風量調整弁4を屋内外方向に貫通した貫通孔内に前記各支持軸11、11を挿通する事により、この風量調整弁4の屋内外方向への移動を可能としている。この為、前記風量調整弁4を屋内外方向に円滑(スムーズ)に移動させる事が困難になる。従って、風の強さ(風速)に応じて、前記風量調整弁4の移動量を調整する事が難しくなり、室内空間14に流入する風量を調整する機能を発揮する事が難しくなる。又、従来構造の場合には、特に強い風が吹いた場合に、前記風量調整弁4を屋内側に最大限移動させる事で前記通風路を完全に塞ぐ事が可能になるが、風が弱まった(風速が低下した)場合にも、室内空間14から前記風量調整弁4を屋外側に押し戻す様な風が吹かない限り、前記通風路が塞がれたままとなり、換気の機会を確保する事が難しくなる。
特開2001−20632号公報
本発明は、上述の様な事情に鑑み、風量調整弁の作動性を向上させて、室内空間に流入する風量を調整する機能を十分に発揮できると共に、強風時にのみ換気を一時的に中断できる、換気装置を実現すべく発明したものである。
又、本発明は、必要に応じて、換気装置のメンテナンス性を向上する事を目的とするものである。
本発明の換気装置は、枠本体と、仕切り壁と、風量調整弁と、付勢部材とを備える。
このうちの枠本体は、矩形枠状で、例えば上枠と下枠と1対の縦枠とを組み合わせる事により構成されている。
又、前記仕切り壁は、前記枠本体と一体又は別体に造られており、この枠本体の屋内外方向中間部に設けられ、この枠本体の内側の空間を屋外側空間と屋内側空間とに仕切ると共に、これら屋外側、屋内側両空間同士を連通させる開口部を有する。
又、前記風量調整弁は、前記屋外側空間のうち、この開口部の屋外側に隣接した部分に配置され、前記仕切り壁に対し回動可能に支持された回動基部を中心に回動する事で、前記開口部を通過する風量を調整する。
更に、前記付勢部材は、例えば金属製又は合成樹脂製の板ばねやトーションばね(捩りコイルばね)等であり、前記風量調整弁が前記開口部を閉じる方向(閉弁方向)に回動する事に対して、弾性的な反力(弾力)を付与する。
特に本発明の換気装置の場合には、前記付勢部材は、前記風量調整弁の屋外側面(見付け面)又はこの風量調整弁の幅方向に関して前記回動基部とは反対側の側面(見込み面)に基部を固定しており、その一部(例えば先端部)を、前記仕切り壁のうちで、前記開口部を挟んで前記回動基部を支持した部分とは反対側部分の屋外側面に突き当てるものである。この様な構成により、前記風量調整弁が閉弁方向に回動する際に、この風量調整弁と前記仕切り壁との間に前記付勢部材が挟持されない様にし、前記風量調整弁の屋内側面を、前記仕切り壁の屋外側面に対して当接可能としている。
尚、本明細書及び特許請求の範囲で、風量調整弁の屋内側面が仕切り壁の屋外側面に当接するとは、両面同士の隙間が完全にゼロの状態だけでなく、これら両面同士の間に寸法誤差やメタルタッチに基づき微小隙間が生じる場合も含む。
又、本発明を実施する場合には、例えば請求項2に記載した発明の様に、前記風量調整弁を、前記開口部の幅方向両側部分に設けられた、前記仕切り壁を構成する左右1対の側壁部のうち、何れか一方の側壁部に対し、屋内側から着脱可能に取り付けられた受具に支持する。尚、この受具は、仕切り壁の一部を構成しても良いし、構成しなくても良い。
又、上述した様な請求項2に記載した発明を実施する場合には、例えば請求項3に記載した発明の様に、前記風量調整弁の回動基部を、前記受具に設けられた受凹部の内側に、例えば合成樹脂製の摺動部材を介して支持する。
又、本発明を実施する場合には、例えば請求項4に記載した発明の様に、前記開口部を屋内側から塞ぐ状態でフィルタ(通気性を有するフィルタ)を取り付ける。そして、この際に、このフィルタに固定された取外用紐を、このフィルタと前記仕切り壁との係合部に挟み込んだ状態で、屋内側に引き出す。
又、本発明を実施する場合には、例えば請求項5に記載した発明の様に、前記枠本体の屋外側端部に、前記屋外側空間を、一部を除いて室外空間から覆う外板カバーを、この枠本体と一体又は別体に設ける。又、この場合に好ましくは、この外板カバーにより、前記風量調整弁を覆う{外板カバーにより覆われない屋外側空間の一部(屋外側通風口)の位置を、幅方向に関して風量調整弁から外れた位置とする}。
又、この様な請求項5に記載した発明を実施する場合には、例えば請求項6に記載した発明の様に、前記枠本体を構成する縦枠と前記外板カバーとの間部分に、上下方向に長い屋外側通風口を設ける。
又、本発明を実施する場合には、例えば請求項7に記載した発明の様に、前記屋外側空間内に、前記開口部(風量調整弁)に向けて風の進行方向を変更する為の導風部を設ける。
以上の様な構成を有する本発明の換気装置によれば、風量調整弁の作動性を向上させて、室内空間に流入する風量を一定に保ち易くする事が可能になると共に、強風時にのみ換気を一時的に中断する(風が弱まれば直ちに換気を再開する)事が可能になる。
即ち、本発明の場合には、仕切り壁の開口部を通過する風量を調整する為の風量調整弁を、この仕切り壁に対し回動可能に支持しており、この風量調整弁を風圧により回動させる構成を採用している為、前述した従来構造の場合の様に、屋内外方向に平行移動させる構造に比べて、風量調整弁の作動性を向上させる事ができる。これにより、本発明の場合には、室外空間で吹く風が弱い場合には、風量調整弁を開口部から遠い位置に位置させて、開口部を通過する風量を多く確保し、室外空間で吹く風が強い場合には、風量調整弁を開口部から近い位置に位置させて、開口部を通過する風量を少なくする事ができる。従って、本発明の風量調整弁によれば、室内空間に流入する風量の調整機能を十分に発揮する事が可能になる。
又、本発明の場合には、付勢部材の基部を、前記風量調整弁の屋外側面(見付け面)、又は、この風量調整弁の幅方向に関してこの風量調整弁の回動基部とは反対側の側面(見込み面)に固定し、その一部(例えば先端部)を、前記仕切り壁のうちで、前記開口部を挟んで前記回動基部を支持した部分とは反対側部分の屋外側面に突き当てる様に構成している。これにより、前記風量調整弁が閉弁方向に回動する際に、この風量調整弁と前記仕切り壁との間に前記付勢部材が挟持されない様にし、この風量調整弁の屋内側面を、前記仕切り壁の屋外側面に対して当接可能としている。つまり、この風量調整弁が前記開口部を閉じる際に、前記付勢部材が邪魔にならずに済む。従って、強風時には前記風量調整弁により前記開口部を閉じて換気を一時的に中断する事ができ、風が弱まれば、前記付勢部材の弾力に基づき、前記風量調整弁を押し戻して、直ちに換気を再開させる事が可能になる。又、本発明によれば、強風時に、換気を自動的に中断できる為、換気を中断する為の作業を不要にできると共に、室内空間にいる居住者等に強風による恐怖感を与えずに済む。
又、請求項2に記載した発明の場合には、前記風量調整弁を受具から取り外さずに、この風量調整弁をこの受具ごと、換気装置から屋内側に取り外す事が可能になる。この為、風量調整弁のメンテナンス性を向上する事ができる。
又、請求項3に記載した発明によれば、前記風量調整弁の作動性(回動性)をより向上する事ができる。
又、請求項4に記載した発明の場合には、前記仕切り壁の屋内側面に取り付けられたフィルタを、取外用紐を屋内側から引っ張る事で取り外す事が可能になる。この為、フィルタのメンテナンス性の向上を図れる。
又、請求項6に記載した発明の場合には、屋外側通風口を上下方向に広く確保できる為、室内空間の温度が高くなり易いこの屋外側通風口の上部では排気を行い、室内空間の温度が低くなり易いこの屋外側通風口の下部では給気を行わせる事ができる。又、屋外側通風口を形成する為の加工を省略する事ができる為、加工コストの低減を図れる。
更に、請求項7に記載した発明の場合には、換気の効率を向上する事ができる。
本発明の実施の形態の第1例を示す、換気装置を組み込んだ窓装置を屋内側から見た正面図。 同じく屋外側から見た正面図。 同じく換気装置のみを取り出して示す正面図。 同じく横断面図。 同じく縦断面図。 同じくハンドル操作に伴いロックピンがピン受部に対して上下方向にスライドする状態を説明する為の正面図。 同じくストッパ部材を取り出して示す平面図(A)及び左側面図(B)。 同じくスイングアームを取り出して示す、平面図(A)及び側面図(B)。 同じくキャップ部材を取り出して示す平面図(A)及び左側面図(B)。 同じく風量調整弁を取り出して示す端面図。 同じく受具を取り出して示す端面図。 同じく摺動部材を取り出して示す、端面図(A)及び側面図(B)。 同じく板ばねを取り出して示す、端面図(A)及び側面図(B)。 同じくフィルタを取り出して示す正面図(A)、及び、フィルタを構成する枠体の端面図(B)。 本発明の実施の形態の第2例を示す、図13に相当する図。 同じく一部を省略して示す、図4に相当する横断面図。 従来構造の換気装置を屋内側から見た状態で示す斜視図。 同じく換気装置の断面斜視図。 同じく風量調整弁の支持構造を説明する為に一部を省略して示す斜視図。
[実施の形態の第1例]
図1〜14は、本発明の実施の形態の第1例を示している。本例の換気装置1aは、窓装置2aと一体的に設けられており、この窓装置2aを構成する窓枠15に固定された枠本体3aを備える。この枠本体3aは、水平方向に配置されて上辺を構成する上枠7aと、同じく水平方向に配置されて下辺を構成する下枠8aと、鉛直方向に配置されて左右の縦辺を構成する1対の縦枠9a、9bとから成り、これら各枠7a〜9bのそれぞれの端部を連結する事により矩形枠状に構成されている。これら各枠7a〜9bは何れも、アルミニウム合金の一体押し出し成型材製である。尚、前記両縦枠9a、9bのうち、一方の縦枠9bは、前記窓枠15の縦枠としても機能し、他方の縦枠9aは、この窓枠15の方立としても機能する。
前記枠本体3aの屋外側端部には、この枠本体3aの内側空間10aを、一部(屋外側通風口13a)を除いて外部空間から覆う、外板カバー5aが設けられている。この外板カバー5aは、アルミニウム合金の一体押し出し成形材製で、断面略L字形に造られており、前記一方の縦枠9bの内側面に複数本のボルト16により固定されている。そして、この様に前記外板カバー5aを固定した状態で、この外板カバー5aと他方の縦枠9aの内側面との間に、上下方向(鉛直方向)に長い屋外側通風口13aを形成している。尚、本例の場合には、前記外板カバー5aを、前記枠体3a(縦枠9b)と別体としているが、一体に設ける事もできる。
これに対し、前記枠本体3aの屋内側端部には、前記内側空間10aの屋内側通風口13bを開閉可能とする、開閉扉6aが設けられている。この開閉扉6aは、その幅方向一端部を前記一方の縦枠9bの屋内側端部に回動可能に支持されている。又、この開閉扉6aの幅方向他端部の上下方向中間部には、ハンドル17が設けられており、このハンドル17の操作に伴い、リンク機構を介して、ロックピン18を上下方向にスライド移動させる事ができる。そして、このロックピン18と、前記他方の縦枠9aの屋内側端部に固定されたピン受部19との上下方向位置を一致させる事で、前記開閉扉6aを閉じる事ができ、上下方向位置をずらす事で、この開閉扉6aを開く事ができる。又、本例の場合には、この開閉扉6aの開度を段階的(例えば60度、90度)に調節可能とする為に、この開閉扉6aの上端部と前記上枠7aとの間に、図7、8に示した様な、ストッパ部材20とスイングアーム21とを設けている。具体的には、このうちのストッパ部材20を、前記開閉扉6aの上端部に、後述するキャップ部材28aを介して固定している。又、前記スイングアーム21を、1対のアーム22a、22bにより構成している。そして、これら両アーム22a、22bの一端部同士を相対回転可能に枢支ピン23により連結すると共に、一方のアーム22aを前記上枠7aに固定し、他方のアーム22bの他端部に固定した可動ピン24を、前記ストッパ部材20に形成されたスライド溝25内に移動可能に挿入する。これにより、このスライド溝25に設けられた突起部26a、26bと前記可動ピン24との係合により、前記開閉扉6aの開度が段階的に調節可能になる。又、この開閉扉6aの幅方向他端部の屋外側面にはパッキン27を保持しており、この開閉扉6aを閉じた際に、前記他方の縦枠9aとの間の気密性を確保している。又、この開閉扉6aの上下両端部には、それぞれパッキン27a、27bを保持したキャップ部材28a、28bが固定されており、前記開閉扉6aを閉じた際に、前記上枠7a及び前記下枠8aとの間の気密性をそれぞれ確保している。
又、前記枠本体3aの屋内外方向中間部に、前記内側空間10aを屋外側空間29と屋内側空間30とに仕切る(二分する)、仕切り壁31が設けられている。本例の場合、この仕切り壁31は、それぞれが略同一仮想平面上に存在する、前記上枠7aの下面のうちの屋内外方向中間部に設けられた垂下壁部32と、前記下枠8aの上面のうちの屋内外方向中間部に設けられた起立壁部33と、前記両縦枠9a、9bの互いに対向する内側面のうち、それぞれの屋内外方向中間部に設けられた左右1対の側壁部34a、34bと、このうちの一方(図4の左側)の側壁部34aに固定された受具35とから構成されている。又、この様に構成される前記仕切り壁31には、前記屋外側空間29と前記屋内側空間30とを連通させる、上下方向に長い長方形状の開口部36が設けられている。この開口部36は、前記垂下壁部32の下端縁、前記起立壁部33の上端縁、前記受具35の先端縁(係合板部39aの内側面)、及び、他方の側壁部34bの先端縁(係合板部39bの内側面)の内側に形成されている。又、前記各壁部32〜34aの屋内側面の先端部、及び、前記他方の側壁部34bの屋内側面の幅方向中間部には、それぞれ条溝37a〜37dが矩形環状に連続する状態で設けられている。そして、これら条溝37a〜37d内には、前記開口部36を囲む様に、矩形環状のパッキン38が保持されている。又、前記他方の側壁部34bの屋内側面の先端部には、屋内側に直角に折れ曲がると共に、外側面に突起68を有する係合板部39bが設けられている。
又、前記屋外側空間29のうち、前記屋外側通風口13aの屋内側に隣接する部分には、この屋外側通風口13aから導入された風の進行方向を、前記開口部36(後述する風量調整弁4a)に向けて滑らかに変更する為の導風部材40が設けられている。この導風部材40は、アルミニウム合金の一体押し出し成形材製であり、凹円弧形に湾曲した湾曲面部41を有し、前記両縦枠9a、9bのうちの他方の縦枠9aの内側面に複数本のボルト16aにより固定されている。尚、本例の場合には、前記導風部材40を、前記枠体3a(縦枠9a)と別体としているが、一体に設ける事もできる。
又、前記屋外側空間29のうち、前記開口部36の屋外側に隣接する部分には、この開口部36を通過する風量を調整する為の風量調整弁4aが設けられている。この風量調整弁4aは、アルミニウム合金の一体押し出し成形材製であり、その幅寸法及び全長(上下方向寸法)が、前記開口部36の幅寸法及び上下方向寸法よりもそれぞれ僅かに大きい。又、前記風量調整弁4aは、図10に示す様に、弁本体42と、回動基部43とを有する。このうちの弁本体42は、全体形状を台形筒状(中空状)に形成されており、屋内側見付け壁44と、屋外側見付け壁45と、基端側見込み壁46と、先端側見込み壁47とから構成されている。本例の場合、これら屋内側、屋外側両見付け壁44、45同士の間隔が、幅方向に関して前記基端側見込み壁46から離れる程(先端側見込み壁47に近づく程)大きくなる様に、前記屋外側見付け壁45を前記屋内側見付け壁44に対して傾斜(図示の例では5°程度傾斜)させている。これにより、前記屋外側通風口13aを通じて導入され、前記導風部材40により風向きを変更された風を、前記屋外側見付け壁45の外面によって効率良く受けられる様にしている。又、前記基端側見込み壁46の肉厚寸法を、前記屋内側、屋外側両見付け壁44、45及び前記先端側見込み壁47の肉厚寸法よりも大きくして、前記回動基部43との連続部の剛性を高めている。
又、この回動基部43は、前記弁本体42の幅方向片側面を構成する前記基端側見込み壁46の外面から幅方向に突出する状態で設けられており、張出板部48と、この張出板部48の先端部に設けられた、断面円形状で全体を略円柱状とした軸部49とを備える。
上述した様な構成を有する前記風量調整弁4aは、前記枠本体3aとは別体で、且つ、前記仕切り壁31の一部を構成する受具35に対し、回動(スイング)可能に支持されている。この受具35は、アルミニウム合金の一体押し出し成形材製で、図11に示す様に、前記一方の側壁部34aの延長上に設けられた基板部50と、この基板部50の屋内側面の先端部から屋内側に直角に折れ曲がると共に、外側面に突起68を有する係合板部39aと、前記基板部50の屋内側面の中間部から屋内側に突出する状態で設けられた突き当て板部51と、この基板部50の屋外側面の中間部から屋外側に突出すると共に、この基板部50の先端側に折れ曲がる状態で設けられた、断面略コ字形の受部本体52とを有する。又、この受部本体52の内側面には、断面略円弧状の受凹部53が形成されている。そして、前記基板部50のうちの基半部の屋内側面を、前記一方の側壁部34aの屋外側面に当接させると共に、前記突き当て板部51をこの側壁部34aの先端面(条溝37cの側面)に突き当てた状態で、それぞれの頭部を前記条溝37c内に配置した複数本の取付ボルト54により、前記受具35を前記一方の側壁部34aに対して屋内側から着脱可能に取り付けている。尚、この様に、受具35を取り付けた状態で、前記受部本体52は、前記屋外側空間29内に配置され、前記係合板部39a及び前記突き当て板部51は、前記屋内側空間30に配置される。
そして、本例の場合には、前記受部本体52に形成された受凹部53の内側に、前記回動基部43を構成する軸部49を、複数個の摺動部材55を介して、がたつきなく挿入している。これら各摺動部材55は、ポリアミド樹脂や66ナイロン等の摺動性の高い合成樹脂から造られており、断面略C字形で、全体を略円筒状に形成されている。本例の場合には、この様な構成を有する前記各摺動部材55を、前記受凹部53と前記軸部49との間に、上下方向に離隔した状態で複数個(例えば上下2個所に)設けている。そして、この様に、前記受凹部53の内側に前記軸部49を挿入した状態で、前記風量調整弁4aを構成する前記回動基部43が、前記仕切り壁31を構成する前記受具35に対し回動可能に支持された状態となる。又、本例の場合には、前記軸部49の外周面が前記受凹部53の内周面に対して直接接触(金属接触)する事がない為、前記風量調整弁4aの回動抵抗は十分に低く抑えられる。又、本例の場合、この風量調整弁4aの回動限界は、この風量調整弁4aと他の部材との接触により図られている。具体的には、この風量調整弁4aの前記開口部36から離れる方向(開弁方向、図4の反時計回り)への回動限界位置は、前記受部本体52の開口部と前記回動基部43を構成する張出板部48との当接によって規制される。これに対し、前記風量調整弁4aの前記開口部36に近づく方向(閉弁方向、図4の時計回り)への回動限界位置は、前記屋内側見付け壁44の外面(屋内側面)と、前記仕切り壁31を構成する他方の側壁部34bの屋外側面との当接によって規制される。
本例の場合には、上述の様な構成を有する前記風量調整弁4aのうち、上下方向中間部に、付勢部材である板ばね56を固定している。この板ばね56は、この風量調整弁4aが閉弁方向に回動する事に対し弾性的な反力を付与する(開弁方向に押圧する)もので、ステンレスのばね鋼等の金属板又はポリカーボネート、ポリエーテルエーテルケトン、ポリアセタール等の合成樹脂から造られている。又、前記板ばね56は、断面略N字形で、基部である取付板部57と、この取付板部57の一側縁から鈍角に(図示の例では自由状態でおよそ110度だけ)折れ曲がる状態で設けられた腕板部58とを有する。このうちの取付板部57は、前記弁本体42を構成する屋外側見付け壁45の外面(屋外側面)の先端寄り部分に対し、1対の取付ボルト59により固定されている。又、前記腕板部58は、前記弁本体42の先端側見込み壁47との間に隙間を有する状態で、屋内側に向かって延出しており、その先端部に設けられた断面円弧形の凸湾曲部60を、前記仕切り壁31を構成する他方の側壁部34bの屋外側面に対し幅方向への摺動可能に突き当てている。この為、本例の場合には、前記風量調整弁4aが前記開口部36を閉じる際に、前記板ばね56が邪魔になる事はない。又、この風量調整弁4aが屋内外方向に関して前記開口部36に近づく程(開口部36の開口量を小さくする程)、前記凸湾曲部60は幅方向に関して前記開口部36から遠い位置に移動し、前記板ばね56の弾性変形量(取付板部57と腕板部58との開度)が大きくなる。この為、この板ばね56は、前記風量調整弁4aが、前記開口部36から遠い位置(開口量が大きい位置)に存在する場合には小さな弾力を付与し、この開口部36に近づく程大きな弾力を付与する。従って、前記屋外側通風口13aから導入される風の強さ(風圧)が所定値に達するまでは、前記風量調整弁4aにより前記開口部36を閉じずに、流入する風量を次第に少なくしつつ、換気を続ける事ができる。
尚、本例の場合には、前記凸湾曲部60を、前記他方の側壁部34bの屋外側面に対し常に突き当てている。又、この他方の側壁部34bの屋外側面には、摺動性や防音性を高める為の部材(例えば樹脂製の部材)を固定したり、表面処理等を施す事ができる。
本例の場合、室外空間12及び室内空間14が無風状態である場合(換気が行われない場合)、及び、室外空間12に排気する場合には、前記板ばね56の弾力により、前記風量調整弁4aを開弁方向の回動限界位置(図4の実線位置)に位置させる。そして、前記屋外側通風口13aから導入される風が強くなるに応じて、前記板ばね56を構成する凸湾曲部60を前記開口部36から離れる方向に摺動させて、前記風量調整弁4aを閉弁方向に回動させる。特に本例の場合には、前記屋外側通風口13aから導入される風が所定の風速(設定値)以上の強風になった場合に、前記風量調整弁4aを閉弁方向の回動限界位置(図4の二点鎖線位置)に位置させる。つまり、前記屋内側見付け壁44の屋内側面を、前記仕切り壁31を構成する他方の側壁部34bの屋外側面に当接させて、前記開口部36を閉じる(換気を中断する)。
又、本例の場合、前記仕切り壁31の屋内側面に対して、前記開口部36を屋内側から塞ぐ状態で、通気性を有するフィルタ61を取り付けている。このフィルタ61は、前記開口部36を通過する空気中に含まれる塵や埃、花粉等を捕集する為のもので、図14に示す様に、フィルタ本体62と、枠体63と、取外紐64とを備える。このうちのフィルタ本体62は、ポリウレタンフォーム等の樹脂によりスポンジ状に造られており、その全体形状を前記開口部36の形状に合わせて直方体状としている。又、前記枠体63は、ポリ塩化ビニル(PVC)等の合成樹脂製であり、前記フィルタ本体62を抱持する断面略C字形の抱持部65と、この抱持部65の幅方向両側に設けられた、1対の係止部66a、66bとを有する。この抱持部65は、前記フィルタ本体62をがたつきなく収納可能な大きさを有しており、その幅寸法は前記開口部36の幅寸法よりも僅かに小さい。又、前記両係止部66a、66bは、前記抱持部65から幅方向両側に突出すると共に、その先端部が屋外側に直角に折れ曲がった形状(断面略L字形状)をしており、それぞれの先端縁部にく字形の返し部67、67が設けられている。又、前記取外紐64は、布又はビニル製等で、前記抱持部65の屋外側の面にその基端部が固定されている。
この様なフィルタ61は、前記仕切り壁31に設けられた1対の係合板部39a、39bを利用して、この仕切り壁31に取り付けられている。具体的には、前記抱持部65を前記両係合板部39a、39b同士の間に挿入すると共に、前記抱持部65と前記両係止部66a、66bとの間部分に、前記両係合板部39a、39bを挿入する。これにより、前記両係合板部39a、39bの先端部に設けられた突起68、68を前記返し部67、67よりも屋内側に移動させて、これら両突起68、68と返し部67、67とを係合させる。又、本例の場合には、前記取外紐64の中間部を、片方の係合板部39a(39b)及び係止部66a(66b)の突起68と返し部67との係合部に挟み込んだ(巻き込ませた)状態で、前記取外紐64の先端部を屋内側に引き出している。尚、この様に、前記フィルタ61を前記仕切り壁31に取り付けた状態で、このフィルタ61の屋内側の側面を、前記パッキン38の自由状態での屋内側端部よりも屋外側に位置させている。
以上の様な構成を有する本例の換気装置1aにより、室内の換気を行う場合には、前記開閉扉6aを前記ハンドル17の操作により所定の角度(開度)だけ開けば良い。これにより、室内空間14と室外空間12とが、前記換気装置1aを介して連通した状態となる為、室内空間14への給気と、室外空間12への排気とをそれぞれ行う事が可能になる。特に本例の換気装置1aの場合には、前記風量調整弁4aを、前記仕切り壁31に対し回動可能に支持しており、この風量調整弁4aを風圧により回動させる構成を採用している為、前記図17〜19に示した従来構造の場合の様に、支持軸に対して屋内外方向に平行移動させる構造に比べて、前記風量調整弁4aの作動性を向上させる事ができる。しかも、本例の場合には、前記風量調整弁4aを構成する軸部49を、前記受具35を構成する受凹部53内に前記各摺動部材55を介して挿入している為、前記風量調整弁4aの回動抵抗を小さく抑えられ、この風量調整弁4aの作動性をより一層向上させる事が可能になる。これにより、本例の場合には、室外空間12で吹く風が弱い場合には、前記風量調整弁4aを前記開口部36から遠い位置に位置させて、この開口部36を通過する風量を多く確保し、室外空間12で吹く風が強い場合には、前記風量調整弁4aを前記開口部36から近い位置に位置させて、この開口部36を通過する風量を少なくする事ができる。従って、本例の風量調整弁4aによれば、室内空間12に流入する風量の調整機能を十分に発揮する事が可能になる。
又、本例の場合には、前記板ばね56の基部である取付板部57を、前記風量調整弁4aを構成する屋外側見付け壁45の外面(屋外側面)に固定すると共に、前記腕板部58の凸湾曲部60を、前記他方の側壁部34bの屋外側面に突き当てる様に構成している。これにより、この風量調整弁4aが閉弁方向に回動する際に、この風量調整弁4aと前記仕切り壁31との間に前記板ばね56が挟持されない様にし、この風量調整弁4aを構成する屋内側見付け壁44の屋内側面を、前記仕切り壁31を構成する他方の側壁部34bの屋外側面に対して当接可能としている。つまり、この風量調整弁4aが前記開口部36を閉じる際に、前記板ばね56が邪魔にならずに済む。従って、強風時には前記風量調整弁4aにより前記開口部36を閉じて換気を一時的に中断する事ができ、風が弱まれば、前記板ばね56の弾力に基づき、前記風量調整弁4aを押し戻して、直ちに換気を再開させる事が可能になる。又、本例の場合には、強風時に、換気を自動的に中断できる為、換気を中断する為の作業が不要になると共に、居住者等に強風による恐怖感を与えずに済む。
又、本例の場合には、前記風量調整弁4aを前記受具35から取り外さずに、この風量調整弁4aをこの受具35ごと、前記換気装置1aから屋内側に取り外す事が可能になる。より具体的には、前記フィルタ61を前記仕切り壁31から取り外した後、矩形枠状の前記パッキン38のうち、前記取付ボルト54と整合する部分のみを前記条溝37cから取り外す。そして、この取付ボルト54を外す事により、前記風量調整弁4aを前記受具35と一体の状態で、ケンドン式に取り外す事ができる。この為、この風量調整弁4aのメンテナンス性を向上する事ができる。又、本例の場合には、前記フィルタ61を、前記取外用紐64を屋内側から引っ張る事で取り外す事ができる。この為、前記風量調整弁4aを取り外す際の作業性を向上できると共に、このフィルタ61自体のメンテナンス性の向上を図れる。
更に、本例の場合には、前記屋外側通風口13aを上下方向に広く確保できる為、室内空間14の温度が高くなり易いこの屋外側通風口13aの上部では排気を行い、室内空間14の温度が低くなり易いこの屋外側通風口13aの下部では給気を行わせる事ができる。又、前記屋外側通風口13aを、前記外板カバー5aと前記他方の縦枠9aとの間部分により構成している為、この屋外側通風口を別途加工する場合に比べて、加工作業を省略できる為、加工コストの低減を図れる。又、清掃作業の作業効率を向上する事も可能になる。
[実施の形態の第2例]
図15〜16は、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の特徴は、特許請求の範囲に記載した付勢部材に相当する板ばね56aの形状及び取付位置を、前記実施の形態の第1例の場合とは変更した点にある。その他の部分の構成及び作用効果に就いては、この第1例の場合と同じである為、重複する説明及び図示は省略し、以下、本例の特徴部分を中心に説明する。
前記板ばね56aは、断面略J字形で、取付板部57aと、この取付板部57aの一側縁から鈍角に(図示の例では自由状態でおよそ160度だけ)折れ曲がる状態で設けられた腕板部58aとを有する。このうちの取付板部57aは、弁本体42を構成する先端側見込み壁47の外面に対し、1対の取付ボルト59aにより固定されている。又、前記腕板部58aは、前記弁本体42の屋内側見付け壁44から離れる方向、且つ、屋内側に向かって延出しており、その先端部に設けられた断面円弧形の凸湾曲部60aを、仕切り壁31を構成する他方の側壁部34bの屋外側面に対し幅方向への摺動可能に突き当てている。
以上の様な構成を有する本例の場合にも、風量調整弁4aを構成する屋内側見付け壁44の外面(屋内側面)が、前記仕切り壁31を構成する他方の側壁部34bの屋外側面に当接可能となる。この為、強風時には前記風量調整弁4aにより開口部36を閉じて換気を一時的に中断する事ができ、風が弱まれば、前記板ばね56aの弾力に基づき、前記風量調整弁4aを押し戻して、直ちに換気を再開させる事が可能になる。又、本例の場合には、外板カバー5aを一方の縦枠9bと一体的に設ける事で、部品点数の低減によるコスト低減を図っている。
その他の構成及び作用効果に就いては、前記実施の形態の第1例の場合と同様である。
上述した実施の形態の各例では、換気装置を窓装置と一体として設けた例を示したが、本発明の換気装置は、単独で設ける事ができる。又、窓装置と一体として設ける場合に、この窓装置の種類は問わない(引違式や開き窓、連窓等、各種構造を採用できる)。又、前記実施の形態の各例では、風量調整弁に対して付勢部材である板ばねを1個だけ取り付けた構造を例に説明したが、本発明を実施する場合には、付勢部材の数が1個に限定されず、複数個設ける事ができる。
1、1a 換気装置
2、2a 窓装置
2a1 窓枠
3、3a 枠本体
4、4a 風量調整弁
5、5a 外板カバー
6、6a 開閉扉
7、7a 上枠
8、8a 下枠
9、9a、9b 縦枠
10、10a 内側空間
11 支持軸
12 室外空間
13a 屋外側通風口
13b 屋内側通風口
14 室内空間
15 窓枠
16、16a ボルト
17 ハンドル
18 ロックピン
19 ピン受部
20 ストッパ部材
21 スイングアーム
22a、22b アーム
23 枢支ピン
24 可動ピン
25 スライド溝
26a、26b 突起部
27、27a、27b パッキン
28a、28b キャップ部材
29 屋外側空間
30 屋内側空間
31 仕切り壁
32 垂下壁部
33 起立壁部
34a、34b 側壁部
35 受具
36 開口部
37a〜37d 条溝
38 パッキン
39a、39b 係合板部
40 導風部材
41 湾曲面部
42 弁本体
43 回動基部
44 屋内側見付け壁
45 屋外側見付け壁
46 基端側見込み壁
47 先端側見込み壁
48 張出板部
49 軸部
50 基板部
51 突き当て板部
52 受部本体
53 受凹部
54 取付ボルト
55 摺動部材
56、56a 板ばね
57、57a 取付板部
58、58a 腕板部
59、59a 取付ボルト
60、60a 凸湾曲部
61 フィルタ
62 フィルタ本体
63 枠体
64 取外紐
65 抱持部
66a、66b 係止部
67 返し部
68 突起

Claims (7)

  1. 矩形枠状の枠本体と、
    この枠本体の屋内外方向中間部に設けられ、この枠本体の内側の空間を屋外側空間と屋内側空間とに仕切ると共に、これら屋外側、屋内側両空間同士を連通させる開口部を有する仕切り壁と、
    前記屋外側空間のうち、前記開口部の屋外側に隣接した部分に配置され、前記仕切り壁に対し回動可能に支持された回動基部を中心に回動する事で、前記開口部を通過する風量を調整する風量調整弁と、
    この風量調整弁が前記開口部を閉じる方向に回動する事に対し弾性的な反力を付与する付勢部材とを備えた換気装置であって、
    前記付勢部材は、前記風量調整弁の屋外側面又はこの風量調整弁の幅方向に関して前記回動基部とは反対側の側面に基部を固定しており、その一部を、前記仕切り壁のうちで、前記開口部を挟んで前記回動基部を支持した部分とは反対側部分の屋外側面に突き当てるものであり、前記風量調整弁の屋内側面を前記仕切り壁の屋外側面に対して当接可能とした事を特徴とする換気装置。
  2. 前記風量調整弁が、前記開口部の幅方向両側部分に設けられた、前記仕切り壁を構成する左右1対の側壁部のうち、何れか一方の側壁部に対し、屋内側から着脱可能に取り付けられた受具に支持されている、請求項1に記載した換気装置。
  3. 前記風量調整弁の回動基部が、前記受具に設けられた受凹部の内側に、摺動部材を介して支持されている、請求項2に記載した換気装置。
  4. 前記開口部を屋内側から塞ぐ状態でフィルタが取り付けられており、このフィルタに固定された取外用紐が、このフィルタと前記仕切り壁との係合部に挟み込まれて屋内側に引き出されている、請求項1〜3のうちの何れか1項に記載した換気装置。
  5. 前記枠本体の屋外側端部に、前記屋外側空間を、一部を除いて室外空間から覆う外板カバーが設けられている、請求項1〜4のうちの何れか1項に記載した換気装置。
  6. 前記枠本体を構成する縦枠と前記外板カバーとの間部分に、上下方向に長い屋外側通風口が設けられている、請求項5に記載した換気装置。
  7. 前記屋外側空間内に、前記開口部に向けて風の進行方向を変更する為の導風部が設けられている、請求項1〜6のうちの何れか1項に記載した換気装置。
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