JP2008031730A - 建具 - Google Patents

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Abstract

【課題】開閉可能な通気孔を有し、かつ、通気孔やガラリが容易に清掃可能な障子を備えた建具を提供する。
【解決手段】室内外の境界に設けられて開口を形成する枠体と、前記開口を閉塞可能に前記枠体に設けられ、前記室内外を連通する通気孔及び前記通気孔に備えられるガラリを有する障子と、を備えた建具であって、前記ガラリは、前記通気孔を開閉自在に支持されるとともに、着脱自在に備えられている。
【選択図】図5

Description

本発明は、ガラリを有する障子を備えた建具に関する。
ガラリを有する障子を備えた建具としては、障子の通気用開口に設けられ、見付け方向に沿う軸にて回動自在に支持されたガラリが、上下方向にスライド可能な操作部を操作することにより通気用開口を開閉可能に形成された障子を有する建具が知られている(例えば、特許文献1参照)。ところで、建具は、室内外を仕切ると共に、外部からの視線を遮る機能を有し、また、浴室などに設けられる場合には、水や泡等が浴室外に飛び散らないように通気用開口はガラリによって例えばクランク状に形成されている。
特許第3663592号明細書
上記従来の建具のように、通気用開口がクランク状などのように屈曲させて形成されている場合には、通気用開口内に埃等が溜まりやすい。また、浴室用の障子に通気用開口が設けられている場合には、泡や蒸気と埃とによってカビが発生しやすくなる。このため、ガラリや通気用開口内を容易に清掃できる建具が求められている。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、開閉可能な通気孔を有し、かつ、通気孔やガラリが容易に清掃可能な障子を備えた建具を提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明の建具は、室内外の境界に設けられて開口を形成する枠体と、前記開口を閉塞可能に前記枠体に設けられ、前記室内外を連通する通気孔及び前記通気孔に備えられるガラリを有する障子と、を備えた建具であって、前記ガラリは、前記通気孔を開閉自在に支持されるとともに、着脱自在に備えられていることを特徴とする建具である。
このような建具によれば、通気孔に設けられたガラリにより通気孔を開閉することが可能であり、かつ、ガラリを取り外すことも可能である。このため、ガラリを取り外すことにより、水や泡などで汚れやすいガラリは勿論のこと、ガラリが外されて開口部分が広くなった通気孔をも容易に清掃することが可能である。
かかる建具であって、前記ガラリの姿勢を変更するための姿勢変更機構を有し、前記ガラリは、前記姿勢変更機構により、前記姿勢が変更されて前記通気孔を開閉するとともに、前記通気孔が開放された状態、又は、閉塞された状態で、前記姿勢が維持されることが望ましい。
このような建具によれば、姿勢変更機構によりガラリの姿勢を変更させて容易に通気孔を開閉することが可能である。また、ガラリの姿勢が維持されることにより通気孔が開放された状態、又は、閉塞された状態を維持させることが可能である。このため、ガラリが揺れて姿勢が変わることにより開放されていた通気孔が閉じてしまったり、閉塞されていた通気孔が開いてしまうことを防止することが可能である。
かかる建具であって、前記姿勢変更機構は、前記ガラリの姿勢を変更するために操作する操作部を有し、前記操作部が下方に移動されることにより、前記ガラリの上端部が前記障子の見込み方向における一方に移動されて前記通気孔が閉塞され、前記操作部が上方に移動されることにより、前記ガラリの上端部が前記障子の見込み方向における他方に移動されて前記通気孔が開放されることが望ましい。
このような建具によれば、姿勢変更機構の操作部を下方に移動させるとガラリの上端部を見込み方向の一方に移動させ、操作部を上方に移動させるとガラリの上端部を他方に移動させることができる。すなわち、操作部を上方又は下方に操作するだけで、ガラリの上端部を相反する2方向に移動させて通気孔を開閉することが可能である。このため、操作部を操作するだけで、容易にかつ確実に通気孔を開閉することが可能である。
かかる建具であって、前記姿勢変更機構は、前記障子に固定された固定ブロックと、上下方向にスライド可能に前記固定ブロックに取り付けられ、前記操作部を有するスライドブロックと、前記固定ブロックに回動自在に支持され、前記操作部の移動により回動される回動アームと、を備え、前記スライドブロックは、前記ガラリの上端部が当接され、前記操作部が下方に移動されることにより、当接された前記上端部を前記見込み方向の一方に案内する傾斜部を有し、前記回動アームは、前記操作部が上方に移動されることにより回動され、前記ガラリの上端部を前記見込み方向における他方に移動させるアーム部を有していることが望ましい。
このような建具によれば、ガラリの姿勢を変更する際に、姿勢変更機構の傾斜部及びアーム部はいずれもガラリの上端部に作用する。また、アーム部は回動されてガラリの上端部を移動させるので、ガラリを移動させる傾斜部及びアーム部が通気孔内に常に存在している必要はない。このため、上記建具は通気孔が開閉可能な機構を備えるとともに、ガラリを通気孔内に装着する際には、ガラリが進入していく領域から傾斜部及びアーム部を退避させて、ガラリを容易に装着することが可能である。よって、通気孔を容易に開閉可能であり、かつ、ガラリを容易に装着可能な建具を実現することが可能である。
本発明によれば、開閉可能な通気孔を有し、かつ、通気孔やガラリが容易に清掃可能な障子を備えた建具を提供することができるという効果がある。
以下、本発明の一実施形態に係る建具について図1〜6を参照して説明する。本実施形態では、ガラリを有する障子を備えた建具として、浴室内外の境界に設けられる浴室用の建具を例に説明する。また、浴室内から見た状態にて上下となる方向を上下方向、及び左右となる方向を左右方向として示す。
本実施形態に係る建具10は、躯体に固定され開口を形成する枠体14と、枠体14に設けられ閉塞可能な障子としての折れ戸20とを有している。枠体14は、折れ戸20の上下に位置する横枠14aと、左右に位置する縦枠14bとを有している。折れ戸20は、左右一対の扉体22がそれらの間に設けられたヒンジを介して連結されており、連結された扉体22の両端部が上下の横枠14aに設けられたレールに支持されてスライドすると共に、両端部が近接するように連結部分が浴室内側に移動されて折り曲げられることにより開放される。
折れ戸20の左右一対の扉体22は、連結部分が異なるがその他の部分はほぼ同じに構成されている。各扉体22は、左右に設けられる縦框23と、左右の縦框23を連結して上端に設けられた上框24と、上下方向のほぼ中央にて左右の縦框23の間に設けられる中桟25と、左右の縦框23の間に設けられ下端側に設けられて通気孔36を形成する通気孔パーツ群30と、上框24と中桟25との間及び中桟25と通気孔パーツ群30との間に設けられた上下の面材26とを有している。
通気孔パーツ群30は、下側の面材26を支持する下桟32と、左右の縦框23を下端にて連結する下框34と、下桟32と下框34との間に形成される通気孔36内に設けられたガラリ38とを有している。下桟32と下框34とは、左右の縦框23にそれぞれ設けられたガラリブロック40及び縦框23にて位置決めされて縦框23に固定される。また、下桟32には、通気孔36内に配置されたガラリ38の姿勢を変更するための姿勢変更機構50が設けられている。姿勢変更機構50については後述する。
ガラリブロック40は、左右対象の形状に形成されており、上下方向のほぼ中央に形成されガラリ38が支持される溝部40aと、上下方向のほぼ半分より上側であって浴室外側の縁部に互いに対向する側に突出させたガイド部40cとを有している。溝部40aは、ガラリブロック40の浴室内側の縁部から水平方向より僅かに上方に傾斜しつつ見込み方向におけるほぼ中央の位置まで形成されており、中央の終端部40bは下方に下げられ下部は曲面が形成されている。そして、左右のガラリブロック40にそれぞれ設けられた溝部40aと、ガイド部40cとは対向する位置に形成されている。
下桟32は、下側の面材26を支持する支持部32aの浴室内側の壁部32bが下方に垂下されている。下框34は、左右方向に連通する中空部を有する框部34aを有し、框部34aの浴室外側の壁部34bが上方に延出されている。支持部32aと框部34aとは見込み方向の幅がほぼ同じに形成されているので、下桟32の浴室内側の壁部32bと框部34aの浴室内側の壁部34c、及び支持部32aの浴室外側の壁部32cと下框34の浴室外側の壁部34b、とはほぼ同一平面を形成している。そして、下桟32の浴室内側の壁部32bの下端は下框34の浴室内側の壁部34cの上端より上方に位置し、下框34の浴室外側の壁部34bの上端は下桟32の浴室外側の壁部32cの下端より下方に位置している。そして、ガラリ38を取り付ける前の状態では、下桟32の浴室内側の壁部32b下端と下框34の浴室外側の壁部34bとの間は水平方向に貫通しており、さらに、浴室外側の壁部34bの上方は浴室外側に、浴室内側の壁部32bの下方は浴室内側にそれぞれ開放されている。
ガラリ38は、断面がクランク状をなすガラリ板38aと、左右の縁部を覆うガラリキャップ38bとを有している。ガラリ板38aは、上下方向及び見込み方向の位置を異ならせて配置される2つの板部38c、38dが、それらの板面が互いにほぼ平行を成し、下桟32及び下框34の見込み方向の幅とほぼ同じ間隔を隔てて配置され、上側の板部38cの下端部と下側の板部38dの上端部とが繋がった板状に形成されている。
また、ガラリキャップ38bは、ガラリ板38aの縁部を覆うように取り付けられた際に、上側の板部38cと下側の板部38dとのほぼ中間に位置させて、それぞれ縦框23側に突出させて、ガラリ38が回動する際の回動軸38eが形成されている。この回動軸38eは、ガラリ38が取り付けられた際に溝部40aの終端部40bに入り込み、滑らかに回動するように、終端部40bの曲面の径より小さな直径を有する円柱状に形成されている。ガラリ板38aにガラリキャップ38bが取り付けられたガラリ38は、左右の回動軸38eを除いた左右方向の幅が、ガラリ38をガラリブロック40間に入り込ませて滑らかに回動可能な幅であり、かつ、対向するガイド部40c間の間隔より広くなるように形成されている。
姿勢変更機構50は、下桟32に固定される固定ブロック52と、固定ブロック52に取り付けられて上下方向にスライド可能なスライドブロック54と、固定ブロック52に回動自在に支持されてスライドブロック54のスライド移動によって回動可能な回動アーム56とを有している。
固定ブロック52は、下桟32に固定するための固定部52aと、スライドブロック54が挿入される切欠部52bを有しスライドブロック54のスライド移動を案内するガイド板部52cと、回動アーム56が回動するための軸部56aが挿入される穴部52dを有する回動アーム支持部52eとを有している。ガイド板部52cは、下桟32に設けられた角穴(不図示)から浴室内側に突出されると共に、固定部52aが浴室外側から下桟32に当接され、浴室内側でねじ等により固定される。回動アーム支持部52eは、浴室内側から見て切欠部52bより左側に配置されている。
スライドブロック54は、ガイド板部52cとともに下桟32に設けられた角穴(不図示)から突出され、ガイド板部52cより浴室内側に突出されてガイド板部52cに沿って上下方向にスライド可能な操作部54aと、浴室外側に設けられガイド板部52cを操作部54aと共に挟む上下の挟持部54b、54cと、上側挟持部54bの浴室外側に突出された固定アーム部54dと、固定アーム部54dの左側に設けられて左方向に向かって突出され回動アーム56と係合して回動アーム56を回動させるための係合突起54eとを有している。
固定アーム部54dは、通気孔36が開かれた際にほぼ鉛直方向に沿って配置されるガラリ板38aの浴室外側の面が当接される当接面54fと、操作部54aが操作されてスライドブロック54が下方へスライド移動することにより、ガラリ板38aの上端部38fを下桟32の浴室内側に位置する壁部32bに、また、ガラリ板38aの下端部38gを下框34の浴室外側に位置する壁部34bに当接させるべく上端部38を案内して姿勢を変更させるための傾斜部54gを有している。
回動アーム56は、固定ブロック52の穴部52dに挿入されて回動するための軸部56aと、軸部56aと一体に設けられたアーム部56bと、アーム部56bに対し軸部56aを挟んでほぼ反対側に直径方向に突設され係合突起54eと係合するための作用部56cとを有している。軸部56aの先端部には周方向に沿って所定間隔で複数のスリット56dが設けられ、スリット56dとスリット56dとの間の部位が直径方向に撓み変形可能に形成されている。スリット56dとスリット56dとの間の部位には、軸部56aが穴部52dに挿入された際に、軸部56aの抜けを防止するための爪部56eが外側に向かって突設されている。
そして、姿勢変更機構50は、回動アーム56を穴部52dに挿入し、スライドブロック54を固定ブロック52の上方から装着して構成されている。姿勢変更機構50は、操作部54aを上方に移動させると、係合突起54eが上昇して作用部56cを押し上げ、回動アーム56が軸部56aを中心に回動されてアーム部56bが固定アーム部54dに近づく方向に進入する。一方、姿勢変更機構50は、操作部54aを下方に移動させると、係合突起54eが降下して作用部56cから離れる。このとき、回動アーム56が軸部56aを中心に所定範囲内で回動自在な状態となる。
次に、下桟32と下框34との間に形成された通気孔36にガラリ38を装着する方法を説明する。
図5(a)に示すように、ガラリ38の上端部38fを、浴室内側から通気孔36に挿入する。このとき、ガラリ38の左右の両端部に設けられたガラリキャップ38bの先端がガラリブロック40のガイド部40cに当接された後、ガラリ38が更に挿入されることにより、ガラリキャップ38bの上端部がガイド部40cに沿って上方に移動される。そして、ガイド部40cに沿ってガラリ38が上昇した際に、上方に配置されている姿勢変更機構50の固定アーム部54dとガラリ38の上端部38fが接触し、その後固定アーム部54dの当接面54fに沿って上昇する。また、図5(b)に示すように、ガラリキャップ38bに設けられた回動軸38eがガラリブロック40の溝部40aに沿って進入していく。
回動軸38eがガラリブロック40の溝部40aの奥側、すなわち、見込み方向におけるガラリブロック40の中央付近にて、ガラリ38を鉛直方向における下方に移動させることにより、図5(c)に示すように、回動軸38eが溝部40aの終端部40bにて回動自在に支持されて装着される。
ガラリ38を装着する際に、姿勢変更機構50のスライドブロック54が操作部54aの移動範囲において下側に位置していた場合には、回動軸38eが溝部40aの終端部40bに到達する前にガラリ38の上端部38fがスライドブロック54の傾斜部54gに接触するが、この場合には、ガラリ38を進入させる際に、ガラリ38は上端部38fにてスライドブロック54を押し上げつつ進入させていく。このとき、回動アーム56のアーム部56bは所定範囲内で回動自在な状態にあり、ガラリ38の上端部38fが移動する浴室内側とは反対側、すなわち浴室外側に位置しているため、ガラリ38の上端部38fが通気孔36内へ進入することを妨げない。
このように、ガラリ38を装着していくと、ガラリ38の上端部38fがガイド部40c及び当接面54fに沿って上方に移動される。そして、装着された際には、ガラリ38の上端部38fに押し上げられたスライドブロック54の係合突起54eにて回動された回動アーム56のアーム部56bにより浴室外側に押圧されて、ガラリ38の上端部38fが固定アーム部54dの当接面54fに当接された状態にてガラリ38の姿勢が維持される。このとき、図5(c)に示すように、ガラリ38は、上側の板部38cと下桟32の壁部32bとが、また、下側の板部38dと下框34の壁部34bとが、それぞれ間隔を隔ててほぼ平行な姿勢を成している。このためガラリ38と下桟32の壁部32bとの間、及び、ガラリ38と下框34の壁部34bとの間には浴室内と浴室外を連通する通気孔36が形成され、操作部54aが操作されない間は、この姿勢が維持されて通気孔36が開放された状態が維持される。
そして、操作部54aが下方に移動されると、すなわち、スライドブロック54が下方に移動されると、図5(d)に示すように、ガラリ38の上端部38fが固定アーム部54dの傾斜部54gに押圧されるとともに、係合突起54eが降下して作用部56cから離れ、回動アーム56のアーム部56bは回動可能な状態となる。ガラリ38の上端部38fは、固定アーム部54dの傾斜部54gに押圧されながら傾斜部54gに沿って浴室内側に案内されつつ移動される。この時回動アーム56のアーム部56bは回動可能な状態のためガラリ38の移動に伴って浴室内側に移動される。そして、スライドブロック54が操作部54aの可動範囲における最下位置まで移動されると、ガラリ38の上端部38fは、下桟32の壁部32bに当接され、下端部38gは下框34の壁部34bに当接される。このようにガラリ38の上端部38fが壁部32bに、また、下端部38gが壁部34bに当接されると、ガラリ38の上下に形成されていた通気孔36は閉塞される。そして、操作部54aが下げられた状態では、ガラリ38の上端部38fが固定アーム部54dの傾斜部54gにより浴室内側に押圧されてガラリ38の姿勢が維持されるので、ガラリ38の上下に形成されていた通気孔36は閉塞された状態が維持される。
また、操作部54aが上方に移動されると、すなわちスライドブロック54が上方に移動されると、図5(c)に示すように、ガラリ38の上端部38fから固定アーム部54dの傾斜部54gが離れる方向に移動すると共に、スライドブロック54の係合突起54eが上昇して作用部56cを上方に押し上げる。係合突起54eに作用部56cが押し上げられると、回動アーム56は軸部56aを中心に回動し、アーム部56bが浴室内側から浴室外側へ移動する。このとき、回動アーム56の回動に伴ってガラリ38の上端部38fはアーム部56bに押圧されることによりガラリ38が回動軸38eを中心に回動してガラリ38の上端部38fが固定アーム部54dの当接面54fに当接される。そして、操作部54aが上げられた状態では、ガラリ38の上端部38fがアーム部56bに浴室外側に押圧されてガラリ38の姿勢が維持されるので、ガラリ38の上下に形成されている通気孔36は開放された状態が維持される。
そして、ガラリ38を取り外す際には、ガラリ38の下端部38gを下から支えて、回動軸38eを溝部40aの終端部40bから浮き上げさせた後、ガラリ38の下端部38gを浴室側に引きつつ回動軸38eを溝部40aに沿わせて移動させる。ガラリ38を取り外した際には、下桟32の壁部32bの浴室外側の面、及び、下框34の壁部34bの浴室内側の面が露出される。
本実施形態の建具10によれば、姿勢変更機構50の操作部54aを操作することにより、通気孔36に設けられたガラリ38を回動させて通気孔36を開閉することが可能であり、かつ、ガラリ38は取り外し可能なので、ガラリ38を取り外すことにより、水や泡などで汚れやすいガラリ38は勿論のこと、ガラリ38が外されて開口部分が広くなった通気孔36をも容易に清掃することが可能である。
また、姿勢変更機構50の操作部54aを下方に移動させるとガラリ38の上端部38fを見込み方向の一方としての浴室内側に向かう方向に移動させ、操作部54aを上方に移動させるとガラリ38の上端部38fを見込み方向の他方としての浴室外側に向かう方向に移動させることができる。すなわち、操作部54aを上方又は下方に操作するだけで、ガラリ38の上端部38fを相反する2方向に移動させて通気孔36を開閉することが可能である。このため、操作部54aを操作するだけで、容易にかつ確実に通気孔36を開閉することが可能である。
また、姿勢変更機構50によりガラリ38の姿勢が維持されることにより通気孔36が開放された状態、又は、閉塞された状態が維持されるので、何らかの要因でガラリの姿勢が変わり開放されていた通気孔36が閉じてしまったり、閉塞されていた通気孔36が開いてしまうことを防止することが可能である。
また、ガラリ38の姿勢を変更する際に、スライドブロック54の傾斜部54g及び回動アーム56のアーム部56bはいずれもガラリ38の上端部38fを押圧する。さらに、回動アーム56のアーム部56bは回動されてガラリ38の上端部38fを押圧するので、ガラリ38を押圧する傾斜部54g及びアーム部56bが通気孔36内に常に存在していることはない。このため、通気孔36が開閉可能な機構を備えるとともに、ガラリ38を通気孔36内に装着する際には、ガラリ38が進入していく領域から傾斜部54g及びアーム部56bを退避させることにより容易にガラリ38を装着することが可能な建具10を実現することが可能である。
例えば、ガラリ38の上端面における浴室内側の長手方向および下端面における浴室外側の長手方向に水密材を設けることにより、ガラリ38が閉塞された状態での水密性能を向上させることもできる。また、ガラリ38が当接される位置の下桟32の浴室内側の壁部32bの長手方向および下框34の浴室外側の壁部34bの長手方向に水密材を設けても良い。
本実施形態においてはガラリを備えた障子として、折れ戸を例に説明したが、障子は、枠体内に設けられた1枚の扉であっても構わないし、また、引き戸であっても構わない。また、ガラリを有する障子を備えた建具として浴室用の建具を例に説明したがこれに限るものではない。
また、本実施形態においては、姿勢変更機構50を下桟32に設け、ガラリ38の上端部38fを傾斜部54g及びアーム部56bにて押圧することにより通気孔36を開閉させる構成について説明したが、姿勢変更機構50の上下を逆にして下框34に設け、ガラリ38の下端部38gを傾斜部54g及びアーム部56bにて押圧することにより通気孔36を開閉させる構成としてもよい。この場合には、操作部54aが上方に移動されると通気孔36が閉塞され、操作部54aが下方に移動されると通気孔36が開放される。
上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
本実施形態に係る建具を浴室内側から見た概略図である。 本実施形態に係る建具の主要部を説明するための分解斜視図である。 姿勢変更機構の分解斜視図である。 図4(a)は、通気孔が開いたときの姿勢変更機構の状態を説明するための斜視図である。図4(b)は、図4(a)のA矢視図である。図4(c)は、通気孔を閉じたときの姿勢変更機構の状態を説明するための斜視図である。図4(d)は、図4(c)のB矢視図である。 図5(a)は、ガラリを装着し始めたとき、及び、ガラリが取り外される直前のガラリの姿勢を示す図である。図5(b)は、装着及び取り外し途中のガラリの姿勢を示す図である。図5(c)は、装着されたガラリであって、通気孔が開放されている状態を示す図である。図5(d)は、装着されたガラリであって、通気孔が閉塞されている状態を示す図である。
符号の説明
10 建具、14 枠体、20 折れ戸、36 通気孔、38 ガラリ、
38f 上端部、50 姿勢変更機構、52 固定ブロック、
54 スライドブロック、54a 操作部、54d 固定アーム部、
54g 傾斜部、56 回動アーム、56b アーム部

Claims (4)

  1. 室内外の境界に設けられて開口を形成する枠体と、
    前記開口を閉塞可能に前記枠体に設けられ、前記室内外を連通する通気孔及び前記通気孔に備えられるガラリを有する障子と、を備えた建具であって、
    前記ガラリは、前記通気孔を開閉自在に支持されるとともに、着脱自在に備えられていることを特徴とする建具。
  2. 請求項1に記載の建具であって、
    前記ガラリの姿勢を変更するための姿勢変更機構を有し、
    前記ガラリは、前記姿勢変更機構により、前記姿勢が変更されて前記通気孔を開閉するとともに、
    前記通気孔が開放された状態、又は、閉塞された状態で、前記姿勢が維持されることを特徴とする建具。
  3. 請求項2に記載の建具であって、
    前記姿勢変更機構は、前記ガラリの姿勢を変更するために操作する操作部を有し、
    前記操作部が下方に移動されることにより、前記ガラリの上端部が前記障子の見込み方向における一方に移動されて前記通気孔が閉塞され、
    前記操作部が上方に移動されることにより、前記ガラリの上端部が前記障子の見込み方向における他方に移動されて前記通気孔が開放されることを特徴とする建具。
  4. 請求項3に記載の建具であって、
    前記姿勢変更機構は、前記障子に固定された固定ブロックと、
    上下方向にスライド可能に前記固定ブロックに取り付けられ、前記操作部を有するスライドブロックと、
    前記固定ブロックに回動自在に支持され、前記操作部の移動により回動される回動アームと、
    を備え、
    前記スライドブロックは、前記ガラリの上端部が当接され、前記操作部が下方に移動されることにより、当接された前記上端部を前記見込み方向の一方に案内する傾斜部を有し、
    前記回動アームは、前記操作部が上方に移動されることにより回動され、前記ガラリの上端部を前記見込み方向における他方に移動させるアーム部を有していることを特徴とする建具。

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