JP6989847B2 - 換気装置 - Google Patents
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Description
ア.上記装置本体に固定され、室内に臨む壁に窓を形成してなる保持部材と、
イ.上記保持部材の上記壁に、上記装置本体の長手方向と直交する方向に延びて上記窓を横切る回動軸線を中心に、第1回動位置と第2回動位置との間で回動可能に支持された操作部材と、
ウ.上記装置本体内に収容され、上記操作部材の回動に伴い上記装置本体の長手方向にスライドするようにして上記操作部材に連携されるとともに、上記作動板に直接または間接的に連携された連携部材と、
を有し、
上記操作部材は、上記窓に臨み上記回動軸線を挟んで上記装置本体の長手方向両側に配置された閉じ操作部と開き操作部とを有し、上記第1回動位置において上記開き操作部が室内に向かって突出し上記閉じ操作部が後退し、上記第2回動位置において上記閉じ操作部が室内に向かって突出し上記開き操作部が後退し、上記操作部材が上記第1回動位置にあるときに上記開き操作部が押されると、上記操作部材が上記第2回動位置まで回動し、上記連携部材を介して上記作動板が上記開位置まで移動し、上記操作部材が上記第2回動位置にあるときに上記閉じ操作部が押されると、上記操作部材が上記第1回動位置まで回動し、上記連携部材を介して上記作動板が上記閉位置まで移動することを特徴とする。
上記構成によれば、操作部材と保持部材を近づけて、嵌合凸部と嵌合凹部を嵌め合わせることにより、操作部材と保持部材を簡単に組み付けることができる。
上記構成によれば、操作部材の回動操作の際、突出部の当接面が連携部材の受面に当接することにより、嵌合凹部と嵌合凸部の嵌合による操作部材の不完全な保持状態を補うことができ、操作部材を安定して回動させることができる。また、当接面は操作部材の回動軸線を中心とする円弧面により構成されているので、操作部材が回動する際に受面と転がり接触するだけで、摩擦が生じないので、良好な操作性を担保できる。
上記構成によれば、連携部材の係合溝に操作部材40の係合軸を挿入するだけで、連携部材と操作部材が連携されるので、組立作業を簡略化できる。
上記構成によれば、操作部材の閉じ操作部と開き操作部が、突出位置において装置本体の室内側の面から室内に突出しないかその突出量を小さくすることができる。そのため、室内における他の部材との干渉を回避できる。例えば引戸式のサッシ戸に組み込んだ場合でも、サッシ戸の開閉の支障にならない。
図1に示すように、装置本体1の一端(本実施形態では左側の端)にはキャップ17が取り付けられており、通気路11の左端開口が塞がれている。
作動板2には、通気口12aと同形状をなす複数の制御口21が、装置本体1の長手方向に上記通気口12aと等しい間隔で形成されている。
図3に示すように、作動板2が閉位置にあるとき、制御口21が通気口12aと一致せず、通気口12aが作動板2により閉じられており、通気路11を介しての換気が禁じられる。
図4に示すように、作動板2が開位置にあるとき、制御口21が通気口12aと一致し、通気口12aが開かれており、通気路11を介しての換気が行なわれる。
図1、図2、図5に示すように、保持部材30の室内側の垂直をなす壁31には装置本体1の長手方向に細長い長方形の窓31aが形成されている。図3(B)、図5に示すように、窓31aの上下の縁部の中央には、室外に向かって突出する嵌合凸部32が形成されている。この嵌合凸部32の先端面は円弧面(後述する回動軸線Lを中心とする円弧面)をなしている。
図6に示すように、操作部材40は室内側構成部40aと室外側構成部40bとを備えている。室内側構成部40aは室内側に向かって突出する中空のふた山形状をなし、右側の閉じ操作部41と左側の開き操作部42とを有している。これら閉じ操作部41,開き操作部42の操作面41a,42aはV字を描くように交差している。
閉じ操作部41の室外側の縁には、コ字形をなす目隠し用の鍔43が形成され、開き操作部42の室外側の縁にも、コ字形をなす目隠し用の鍔44が形成されている。これら鍔43、44は、操作面41a、42aと逆向きのV字をなして交差している。
操作部材40は、保持部材30の上下の規制面33aにより、上下方向の変位を禁じられている。
上記室外側構成部40bの先端部は、突出部46の上下に断面円形の一対の係合軸47を有している。係合軸47は垂直に(すなわち回動軸線Lと平行に)延びている。
連携部材50は、その上縁に沿って形成され左右に分離された一対のリブ51,51と、その下縁に沿って形成され左右に分離された一対のリブ51,51を有している。各対のリブ41,41間には、室内側に開口する係合溝52が形成されている。
図2(B)、図4に示すように操作部材40が第2回動位置にあり、作動板2が開位置にあるときには、操作部材40の閉じ操作部41が室内に向かって突出している。この閉じ操作部41の操作面41aを押すと、図2(A)、図3に示すように、操作部材40が回動して第1回動位置に至る。この過程で、連携部材50が図中左方向にスライドし、この連携部材50と一緒に作動板2もスライドし、閉位置に至る。この閉じ状態では、閉じ操作部41が突出位置から後退し、その操作面41aが保持部材30の室内側の壁31と略面一をなし、その代わりに開き操作部42が壁31から室内に向かって突出している。
操作部材40と連携部材50との間では殆ど摩擦が生じないから、小さな操作力で開閉操作を行うことができる。
操作機構3の連携部材50は、室外側に大きく突出する連結部57を有し、この連結部57の先端部は、中間連結部材71を介して上記スライダ70に連結されている。
上記構成では、操作部材40の閉じ操作部41、開き操作部42が、突出位置において上記凹部31x内に配置され、装置本体1aの室内側の面1aから室内に突出しないかその突出量を小さくすることができる。そのため、引戸式のサッシ戸に組み込んでも、サッシ戸の開閉の支障にならず、また室内における他の部材と干渉することもない。
例えば、保持部材に嵌合凹部を設け、操作部材に嵌合凸部を設け、これら嵌合凹部と嵌合凸部により操作部材を回動可能に支持してもよい。
1a 装置本体の室内側の面
2、2A 作動板
3 操作機構
11 通気路
12 室外側の壁(主壁)
12A 中間の壁(主壁)
12a 通気口
21 制御口
29 カムフォロア部
30 保持部材
31 室内側の壁
31x 凹部
31y 底壁(装置本体の室内側の面から室外側に後退した壁部分)
31a 窓
32 嵌合凸部
40 操作部材
41 閉じ操作部
42 開き操作部
45 嵌合凹部
46 突出部
46a 当接面
47 係合軸
50 連携部材
52 係合溝
53 受面
60 カム部材
Claims (8)
- 通気口が形成された主壁を有する細長い装置本体と、
上記装置本体の長手方向に延び、上記通気口を閉じる閉位置と上記通気口を開く開位置との間で移動可能に、上記装置本体に支持された作動板と、
上記作動板を開閉操作する操作機構と、
を備え、上記操作機構は、
ア.上記装置本体に固定され、室内に臨む壁に窓を形成してなる保持部材と、
イ.上記保持部材の上記壁に、上記装置本体の長手方向と直交する方向に延びて上記窓を横切る回動軸線を中心に、第1回動位置と第2回動位置との間で回動可能に支持された操作部材と、
ウ.上記装置本体内に収容され、上記操作部材の回動に伴い上記装置本体の長手方向にスライドするようにして上記操作部材に連携されるとともに、上記作動板に直接または間接的に連携された連携部材と、
を有し、
上記操作部材は、上記窓に臨み上記回動軸線を挟んで上記装置本体の長手方向両側に配置された閉じ操作部と開き操作部とを有し、上記第1回動位置において上記開き操作部が室内に向かって突出し上記閉じ操作部が後退し、上記第2回動位置において上記閉じ操作部が室内に向かって突出し上記開き操作部が後退し、
上記操作部材が上記第1回動位置にあるときに上記開き操作部が押されると、上記操作部材が上記第2回動位置まで回動し、上記連携部材を介して上記作動板が上記開位置まで移動し、
上記操作部材が上記第2回動位置にあるときに上記閉じ操作部が押されると、上記操作部材が上記第1回動位置まで回動し、上記連携部材を介して上記作動板が上記閉位置まで移動し、
上記保持部材と上記操作部材の一方が他方に向かって突出する嵌合凸部を有し、当該他方が当該一方に向かって開放された嵌合凹部を有し、これら嵌合凸部と嵌合凹部の嵌合により、上記操作部材が上記保持部材に上記回動軸線を中心に回動可能に支持され、
上記連携部材が上記装置本体の長手方向および上記回動軸線と平行な受面を有し、上記操作部材が室外に向かって突出する突出部を有し、この突出部の先端に、上記回動軸線を中心とする円弧面をなす当接面が形成され、この当接面が上記連携部材の上記受面に当接することを特徴とする換気装置。 - 上記操作部材の室外側の縁には鍔が形成され、上記操作部材が上記第1回動位置および上記第2回動位置にある時、上記鍔が上記保持部材の上記壁の裏面に当たることを特徴とする請求項1に記載の換気装置。
- 上記操作部材の室外側の先端部には、上記回動軸線と平行をなす係合軸部が形成されており、上記連携部材には、室内側に向かって開放された係合溝が形成されており、上記係合軸部が上記係合溝に係合されることにより、上記操作部材と上記連携部材が連携されていることを特徴とする請求項1または2に記載の換気装置。
- 上記保持部材の上記室内側の壁の少なくとも一部を構成する壁部分が、上記装置本体の室内側の面から室外側に後退しており、当該壁部分に上記操作部材が回動可能に支持されていることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の換気装置。
- 上記保持部材の上記室内側の壁に凹部が形成されており、この凹部の底壁が、上記操作部材を回動可能に支持する壁部分として提供され、上記操作部材が上記凹部に収容されていることを特徴とする請求項4に記載の換気装置。
- 上記主壁には、上記装置本体の長手方向に等間隔をおいて上記通気口が複数形成されており、
上記作動板は、上記主壁に接した状態で上記装置本体の長手方向にスライド可能に支持されるとともに、上記装置本体の長手方向に上記通気口と同じ間隔で形成された複数の制御口を有し、
上記作動板は上記連携部材と一緒にスライドし、上記作動板が閉位置にあるとき、上記制御口が上記通気口と一致せず、上記作動板が開位置にあるとき、上記制御口が上記通気口と一致することを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載の換気装置。 - 上記装置本体にはカム部材が収容固定されており、
上記作動板が上記装置本体の長手方向にスライド可能かつ回動可能に支持されるとともに、上記カム部材と係合するカムフォロア部を有しており、
上記作動板は上記連携部材に連結されて一緒にスライドし、このスライドの過程で、上記カムフォロア部と上記カム部材のカム作用により回動し、上記作動板が閉位置にあるとき、上記作動板が上記主壁に接近して上記通気口を閉じ、上記作動板が開位置にあるとき、上記作動板が上記主壁から離間して上記通気口を開くことを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載の換気装置。 - 上記装置本体にはカム部材が上記装置本体の長手方向にスライド可能に収容されており、
上記作動板が上記装置本体に回動可能に支持されるとともに、上記カム部材と係合するカムフォロア部を有しており、
上記カム部材は上記連携部材に連結されて一緒にスライドし、このカム部材のスライドの過程で、上記カムフォロア部と上記カム部材のカム作用により上記作動板が回動し、上記作動板が閉位置にあるとき、上記作動板が上記主壁に接近して上記通気口を閉じ、上記作動板が開位置にあるとき、上記作動板が上記主壁から離れて上記通気口を開くことを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載の換気装置。
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