JP5373574B2 - 開口部装置 - Google Patents

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Description

本発明は、建物開口部に備えられる開口部装置に関し、詳しくは、耐風圧に優れる開口部装置に関する。
建物開口部に備えられる各種開口部装置のうち、滑り出し式に障子が開閉する開口部装置がある(以下、単に「開口部装置」と記載することがある。)。滑り出し式に開閉する開口部装置には、ここに具備される機構の態様によりいくつかの種類があるが、概ね次のようなものである。すなわち、障子の一端側が室外側に突き出されて開放されるとともに、これに対向する他端側は回動するとともに、枠に沿って移動する。従って、障子を突き出した一端側が開放されるだけでなく、他端側も開放させることができる。これにより、換気の効率が向上したり、障子の室外側面の清掃を容易にしたりすることが可能となる。
このように滑り出し式に障子を開閉させる機構には、例えば障子の左右をリンク機構を介して枠体と連結して該障子を保持するとともに、障子を滑り出し式に開閉させるものがある。その例としてルーバー窓にその機構が用いられた場合が特許文献1に開示されている。
特許2920350号公報
開口部装置が満たすべき性能の一つとして、耐風圧がある。耐風圧は障子が閉鎖されている姿勢で、開口部装置がどれくらいの風圧に耐えることができるかについての指標であり、JIS A 1515によりその試験方法が規定されている。そして、その性能により等級が定められている。
ここで、上記したような滑り出し式に障子が開閉する開閉機構を備える開口部装置では、障子の左右で該障子を保持しているのみなので、左右方向中央が保持されておらず、障子の閉鎖の姿勢において耐風圧が低いという問題があった。すなわち、所定の耐風圧を得るためには開口部装置を小さくせざるを得ず、大きさに制限があった。耐風圧を向上させるために、障子左右方向中央部において、枠と障子とを手動により係合させる手段を備える開口部装置もあるが、都度当該係合させる手段を操作する必要あった。また、高所に配置される開口部装置では、このような手動による対策をすることさえできなかった。
そこで本発明は、操作者の追加の操作を必要とすることなく、耐風圧を向上させることのできる開口部装置を提供することを課題とする。
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
請求項に記載の発明は、建物の開口部の縁に沿って配置された、上横枠(12)、下
横枠(13)及び縦枠(14、15)が枠組みされて形成された枠体(11)と、枠体の
枠組みの内側に配置された障子(20)と、障子を滑り出し式に開閉させる開閉機構(3
0)と、を備える開口部装置(10)であって、障子の閉鎖の姿勢で、障子と枠体とを係
合する保持装置(70)を具備し、開閉機構は、上横枠、下横枠又は縦枠のうちのいずれ
かに沿って配置されて軸心を中心に回転可能の設けられた軸部材(50)を備え、保持装
置は、軸部材が設けられた上横枠、下横枠又は縦枠に配置された係合部材(73)と、軸
部材に具備されて、該軸部材の回動により係合部材を移動又は回動させる係合解除部材(
80)と、障子の框(22)に設けられ、係合部材に係合離脱可能である被係合部材(7
5)と、を備え、軸部材の回動に連動した係合解除部材の移動又は回動により、係合部材
が移動又は回動されて、該係合部材と被係合部材とが離脱される開口部装置である。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の開口部装置(10)において、開閉機構(30)には、障子(20)の閉鎖の姿勢から開放させるときに、障子が開放を開始する前に係合部材(73)の移動又は回動が開始される機構(35a、36a)が設けられていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の開口部装置(10)において、被係合部材(75)が設けられる障子の框(22)に対向する障子の框である他の框(21)には、該他の框から立設し、枠体から立設する片(91)に係合されることにより障子の反りを防止する反り防止手段(92)が具備されていることを特徴とする。
本発明によれば、開口部装置の耐風圧を向上させることができる。すなわち、所定の大きさの開口部装置であればその耐風圧を向上させ、又は所定の耐風圧を有する開口部装置であればその大きさを大きく形成することが可能となる。また、このような耐風圧の向上は、障子の開閉操作により自動に行われ、利便性に優れる。特に開口部装置が高所に配置されるときには、これまでできなかった耐風圧の向上が可能となり、その効果がさらに顕著である。
第一実施形態にかかる開口部装置が建物開口部に備えられた場面における室内視斜視図である。 開閉機構を示した斜視図である。 第一リンク機構を説明するための図である。 保持装置を説明するための断面図である。 係合部材の斜視図である。 反り防止部材を説明するための断面図である。 保持装置の係合部材が被係合部材と離脱している姿勢を説明するための断面図である。 第二実施形態及び第三実施形態に係る開口部装置の保持装置を説明するための断面図である。 第四実施形態及び第五実施形態に係る開口部装置の保持装置を説明するための断面図である。
本発明の上記した作用及び利得は、次に説明する発明を実施するための形態から明らかにされる。以下本発明を図面に示す実施形態に基づき説明する。ただし、本発明はこれら実施形態に限定されるものではない。
図1は、第一実施形態にかかる開口部装置10が建物に取り付けられた場面において、その室内視斜視図を表したものである。図2は、図1と同様の視点から見た開口部装置10の開閉機構30に注目して示した斜視図である。図1、図2では障子20が開いた姿勢を表している。以下図1、図2、及び適宜示す図を参照しつつ開口部装置10について説明する。
開口部装置10は、枠体11、障子20、開閉機構30、保持装置70、及び反り防止部材90を備えている。
枠体11は、所定の断面を有した長尺の棒状部材である上横枠12、下横枠13、及び一対の縦枠14、15が枠組みされて形成された枠状の部材である。当該枠体11が建物開口部の縁に沿って建物に取り付けられることにより開口部装置10が建物に固定される。
障子20は、所定の断面を有した長尺の棒状部材である上框21、下框22、縦框23、及び縦框24を方形に枠組みし、その区画内にガラスパネル25を装着して構成されている。本実施形態ではガラスパネル25は複層ガラスパネルである。ただし、これに限定されるものではなく、単層のガラスパネルであってもよい。本実施形態では、断熱性を向上させるという観点から好ましい例として複層ガラスパネルとした。
開閉機構30は、図2からわかるように、第一リンク機構31、第二リンク機構41、連動シャフト50、及び開閉装置55を備えている。図3は図2にIIIで示した部位で、第一リンク機構31、及び開閉装置55に注目して示した図である。
第一リンク機構31は、ステー32、第一アーム33、第二アーム34、第三アーム35、第四アーム36を具備している。
ステー32は、縦枠14(図1参照)の長手方向と略平行に配置される棒状の部材で、縦枠14に固定されている。
第一アーム33は、図3からわかるように、その一端がステー32に回動自在に取り付けられ、他端が障子20の端面に回動自在に取り付けられている。
第二アーム34は、図3からわかるように、第一アーム33より下方に配置され、該下方の位置においてその一端がステー32に回動自在に取り付けられ、他端が障子20の端面に回動自在に取り付けられている。
第三アーム35はその一端が、障子20の側端面のうちの下部に回動自在に取り付けられる棒状部材である。障子20への第三アーム35の当該取り付けは、第三アーム35の孔35aに障子20に設けられた軸20aを通すことにより行われる。ここで、図3によく表れているように、孔35aの径は、軸20aの径よりも大きく形成されている。これにより、後述するように開閉装置55のアーム56の回動に対して、障子20が回動し始めるタイミングを遅らせることができる。
一方、第三アーム35の他端は、次に説明するように第四アーム36の一端に回動自在に取り付けられている。
第四アーム36は、その一端が上記第三アーム35の一端に回動可能に連結され、他端は連動シャフト50の回動軸の軸心と同軸に固定されている棒状部材である。第三アーム35と第四アーム36との連結は、第四アーム36の孔36aと第三アーム35の孔(不図示)を通される軸36bにより行われる。ここで、図3によく表れているように、孔36aの径は、軸36bの径よりも大きく形成されている。これにより、後述するように開閉装置55のアーム56の回動に対して、第三アーム35が回動し始めるタイミング、すなわち障子20が回動し始めるタイミングを遅らせることができる。
第二リンク機構41は、縦枠15(図1参照)に設けられるリンク機構であり、図2からわかるように、ステー42、第一アーム43、第二アーム44、第三アーム45、第四アーム46を備えている。ここで、ステー42、第一アーム43、第二アーム44、第三アーム45、第四アーム46のそれぞれは、上記第一リンク機構31のステー32、第一アーム33、第二アーム34、第三アーム35、第四アーム36に相当する部材であり、構成は共通するのでここでは説明を省略する。
連動シャフト50は図2、図3からわかるように、略円柱状の軸部材であり、下横枠13(図1参照)の長手方向に沿って平行に配置されている。また、連動シャフト50はその軸心を中心に回転可能に下横枠13に取り付けられており、その両端は第一リンク機構31の第四アーム36、及び第二リンク機構41の第四アーム46のそれぞれに固定されている。その結果、第四アーム36の回動が連動シャフト50を介して第四アーム46に伝達可能とされ、これにより第一リンク機構31と第二リンク機構41とを連動させることができる。
開閉装置55は、人の操作、又は電動により第一リンク機構31を作動させる装置であり、不図示のハンドルや電動モータが取り付けられている。開閉装置55は、ケース55aを有し、そのケース55a内には歯車列、及び該歯車列により揺動可能とされるアーム56を備えている。従って、ハンドルや電動モータにより歯車列を作動させることにより、アーム56を揺動させることができる。このアーム56の先端は、上記した第一リンク機構31の第四アーム36の両端部間に回動可能に連結されている。
図2に戻って保持装置70について説明する。保持装置70は、開口部装置10のうち、図2にIVで示した部位に配置される装置であり、障子20の閉鎖時において、障子20と枠体11とを係合しておくことのできるものである。これにより障子20の閉鎖時における耐風圧を高水準で維持することが可能となる。従って、開口部装置の大きさが同じであれば耐風圧を高水準にすることができ、また、同じ耐風圧を有する開口部装置であればその大きさを大きくすることができる。保持装置70の構成は次の通りである。図4は図2にIVで示した部位における開口部装置10の垂直断面図を示したもので、障子20が閉鎖した姿勢を表している。また、図4では紙面左が室外側、紙面右が室内側である。
保持装置70は、図4からわかるようにラッチ71、被係合部材75、及び係合解除部材80を備えている。
ラッチ71は、下横枠13のうち、その長手方向略中央の上面側に固定される部材で、本体72及び係合部材73を有している。本体72は、係合部材73を保持する基台となる部材である。
係合部材73は、本体72に回動可能に取り付けられる板状の部材である。図5に係合部材73の斜視図を示した。係合部材73は図4、図5からわかるように、室内側斜め上方に延在する係合基部73a及び爪部73bを備えている。係合基部73aは、板状の部材で、一端側に該一端側の辺に沿った孔73cを具備している。係合基部73aは、孔73cを通される軸により、本体72に回動可能に取り付けられている。一方、他端側は本体72の室内側から突出するように配置される。このとき係合基部73aは、本体72内に設けられた不図示の弾性部材により上方に付勢されている。従って、係合基部73aは、これを押し下げる力がかからない限り上方に押し上げられ、図4に示した姿勢を維持している。
爪部73bは、係合基部73aの端面のうち、上記孔73cが具備される端部とは反対側となる端面から突出するように延在する板状の部材である。爪部73bは、図5によく表れているように、当該端面のうち一方側に寄せられて具備される。従って、爪部73bが配置される係合基部73aの端面には、爪部73bが配置される部位と、爪部73bが配置されない端面の部位73dが存する。
被係合部材75は、図4からわかるように、障子20の下框22の下面に固定される板状の部材で、ラッチ71が配置される位置に対応する位置に配置されている。被係合部材75の室内側端部は障子20の閉鎖の姿勢で下方に折り曲げられており、上記係合部材73の端面の部位73dに係合可能とされている。
係合解除部材80は、図4からわかるように、連動シャフト50の外周面の一部に取り付けられる板状の部材である。そしてその室外側端部が室外側に延在し、その先端部がラッチ71の爪部73bの上方にまで延在している。
以上のような保持装置70により、障子20閉鎖すると該障子20が自動に枠体11に保持されるとともに、障子20の開放の際には自動にその保持が解除される。その動作については後で説明する。
次に、反り防止部材90について説明する。反り防止部材90は、図2にVIで示した部位に配置される部材であり、障子20の閉鎖時において、障子20の上框21と上横枠12とを係合しておくことのできるものである。これにより、開口部装置10の上部においても、障子20の閉鎖時における耐風圧を高水準で維持することが可能となる。図6は図2にVIで示した部位における開口部装置10の垂直断面図を示したもので、障子20が閉鎖した姿勢を表している。また、図6では紙面左が室外側、紙面右が室内側である。
図6からわかるように、反り防止部材90は、枠側部材91と障子側部材92とを有し、いずれも断面がL字状の部材である。枠側部材91ではL字状のうちの一方の片を上横枠12の下面に合わせるように固定する。従ってL字状のうちの他方の片は上横枠12から障子20側に向けて垂下(立設)するように配置される。また、障子側部材92ではL字状のうちの一方の片を上框21の上面に合わせるように固定する。従ってL字状のうちの他方の片は上框21から上横枠12に向けて立設するように配置される。そして枠側部材91と障子側部材92とは、障子20の閉鎖の姿勢で、枠側部材91の垂下した片が室外側に、障子側部材92の立設した片が室内側に並列されるように配置される。これにより、障子20が風圧等により室外側に反る方向に変形しようとしても、枠側部材91と障子側部材92とが接触して、それ以上の反りを防止することができる。
以上のような構成を備える開口部装置10は、その開閉時に次のように動作する。
初めに、図3に示した障子20の開放の姿勢から、該障子20を閉鎖する場合を考える。このときには操作者は開閉装置55を操作する等してアーム56を図3に矢印Aで示した方向に回動させる。すると第四アーム36及び第三アーム35が引き寄せられ、障子20が図3に矢印Bで示したように閉鎖の方向に回動する。ここで、開閉部材55のアーム56の回動により、上記と同時に、第四アーム36の回動により、連動シャフト50が図3に矢印Cで示す方向に回動し、第二リンク機構41が同様に作動して該第二リンク機構41によっても障子20が閉鎖の方向に回動させられる。
このような障子20の閉鎖の過程において、保持装置70では、被係合部材75が、ラッチ71の係合部材73の係合基部73aを押圧して係合部材73の付勢に抗してこれを乗り越えて図4に示した姿勢となる。これにより係合部材73の部位73d(図5参照)と被係合部材75とが係合し、障子20が室内外方向に変形することを防止することができる。従って、耐風圧を向上させることが可能となる。そしてこのように障子20を保持することが、障子20を閉鎖するという操作により自動に行われ、操作者は特に他の操作を必要としないので利便性に優れる。
次に、障子20の閉鎖の姿勢から、障子20を開放する場合を考える。図7に説明図を示した。
障子20を開放するときには操作者は開閉装置55を操作してアーム56を回動させる。これにより第四アーム36及び第三アーム35が押し出され、障子20は開放の方向に移動する。ここで、開閉部材55のアーム56の回動により、上記と同時に、第四アーム36を介して連動シャフト50が回動し、第二リンク機構41も同様に作動して障子20を開放の方向に回動させる。
このような障子20の開放の過程において、保持装置70では、図7に示したように、連動シャフト50が回動することにより、係合解除部材80が係合部材73の爪部73bを該係合部材73の付勢力に抗して押し下げる。これにより係合部材73と被係合部材75との係合が解除され、障子20を開放させることができるようになる。
ここで、開閉部材55の操作がされ、障子20が開放の回動を開始する前に、保持装置70において係合部材73と被係合部材75との係合が解除されていること好ましい。これについては前述したように、第三アーム35の孔35aの径が、障子20の軸20aの径よりも大きく形成され、同様に、第四アーム36の孔36aの径が、第三アーム35との連結軸である軸36bの径よりも大きく形成されていることにより可能である。これにより、開閉装置55のアーム56が回動しても、すぐには第四アーム35が追随して回動することがなく、障子20の回動のタイミングを遅らせることができる(第二リンク機構41についても同様である。)。従って、障子20が開放するための回動を開始する前に、連動シャフト50を先に回動させることができ、係合部材73と被係合部材75との係合を解除することができる。これにより、さらに円滑に障子20の開放をさせることができる。そしてこのような解除は、障子20を開放するという操作により自動に行われ、操作者は特に他の操作を必要としないので利便性に優れる。
以上のように、開口部装置10では障子20の耐風圧を向上させることができる。すなわち、開口部装置を高所に設置する場合には、耐風圧の観点から例えば開口部装置の幅が1240mm程度以上のものを適用することができなかった。しかしがなら、開口部装置10によれば、高所に設置する場合であっても適切に障子を枠体に保持することができ、耐風圧を向上させることができるので、その幅をより大きなものとすることができる。
また、開口部装置を高所に設置する場合でなくても、耐風圧を向上させることができることは同様なので、開口部装置の幅をより大きくすることが可能である。
本実施形態では、保持装置を開口部装置の幅方向略中央に1つ設ける態様を説明したが、これに限定されるものではなく、幅方向に複数の保持装置を設けてもよい。これによりさらに開口部装置の耐風圧を向上させ、又は開口部装置の大きさを大きくすることが可能となる。
図8、図9は第二実施形態〜第五実施形態に係る開口部装置のうち、図4に相当する図であり、保持装置を説明するための図である。これら実施形態では、保持装置以外の部位については上記した第一実施形態の開口部装置10と共通なので、説明は省略する。
図8(a)は、第二実施形態の開口部装置の保持装置170を説明するための図である。保持装置170では、係合解除部材180が連動シャフト50と一体に設けられている。他の部位は第一実施形態における開口部装置10の保持装置70と共通である。これによれば、係合解除部材180を連動シャフト50と同時に形成することができるので、後から係合解除部材を取り付ける必要がない。
図8(b)は、第三実施形態の開口部装置の保持装置270を説明するための図である。保持装置270では、係合解除部材280がワイヤで形成されており、その一端が連動シャフト50に、他端がラッチ71の係合部材73の爪部73bに固定されている。これにより連動シャフト50の回動によりワイヤ280が引っ張られ、係合部材73を引き下げることができる。
図9(a)は、第四実施形態の開口部装置の保持装置370を説明するための図である。保持装置370は、第一実施形態の開口部装置10の保持装置70に対して、ラッチが配置される位置と、被係合部材が配置される位置とを変更した例である。すなわち、本体372及び係合部材373(係合基部373a、爪部373b)を備えるラッチ371を障子20の下框22の下面側に配置し、被係合部材375を下横枠13の上面側に取り付けた例である。
図9(b)は、第五実施形態の開口部装置の保持装置470を説明するための図である。保持装置470では、連動シャフト50に係合部材480が固定されており、その室外側先端部が上方に折り曲げられている。一方、被係合部材475は障子20の下框22の下面から下方に延在する片により形成されている。本形態では、いわゆるラッチ機構や係合解除部材を備える必要がない。
保持装置470では、このような構成により、障子20が閉鎖される時には、連動シャフト50の回動により下方から係合部材480が上昇するように被係合部材475に係合する。また障子20が開放される時には、連動シャフト50の回動により係合部材480が下降し、被係合部材475から離脱する。
上記した各実施形態では、滑り出し式に開閉する障子を有する開口部装置について説明した。しかしながらこれに限定されるものではなく、例えば上枠と障子の上框とが丁番等により直接連結され、障子がスイング式に開閉する開口部装置にも本発明を提供することができる。
以上、現時点において最も実践的であり、かつ、好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う開口部装置も本発明の技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。
10 開口部装置
11 枠体
12 上横枠
13 下横枠
14 縦枠
15 縦枠
20 障子
30 開閉機構
31 第一リンク機構
41 第二リンク機構
50 連動シャフト(軸部材)
70 保持部材
73 係合部材
75 被係合部材
80 係合解除部材
90 反り防止部材

Claims (3)

  1. 建物の開口部の縁に沿って配置された、上横枠、下横枠及び縦枠が枠組みされて形成された枠体と、前記枠体の枠組みの内側に配置された障子と、前記障子を滑り出し式に開閉させる開閉機構と、を備える開口部装置であって、
    前記障子の閉鎖の姿勢で、前記障子と前記枠体とを係合する保持装置を具備し、
    前記開閉機構は、前記上横枠、前記下横枠又は前記縦枠のうちのいずれかに沿って配置されて軸心を中心に回転可能の設けられた軸部材を備え、
    前記保持装置は、
    前記軸部材が設けられた前記上横枠、前記下横枠又は前記縦枠に配置された係合部材と、
    前記軸部材に具備されて、該軸部材の回動により前記係合部材を移動又は回動させる係合解除部材と、
    前記障子の框に設けられ、前記係合部材に係合離脱可能である被係合部材と、
    を備え、
    前記軸部材の回動に連動した前記係合解除部材の移動又は回動により、前記係合部材が移動又は回動されて、該係合部材と前記被係合部材とが離脱される開口部装置。
  2. 前記開閉機構には、前記障子の閉鎖の姿勢から開放させるときに、前記障子が開放を開始する前に前記係合部材の前記移動又は回動が開始される機構が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の開口部装置。
  3. 前記被係合部材が設けられる障子の框に対向する障子の框である他の框には、該他の框から立設し、前記枠体から立設する片に係合されることにより前記障子の反りを防止する反り防止手段が具備されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の開口部装置。
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