JP2007170138A - 竪軸滑り出し窓 - Google Patents
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Abstract
【課題】吊元框の位置が左右反対位置にある上下の滑り出し窓部を利用して室内に風の循環流を発生させて室内を速やかに且つ効率良く換気できるようにすると共に、防雨性及びセキュリティ性の強化を図ること。
【解決手段】窓枠2の内側に上側窓開口部3aと下側窓開口部3bとを上下方向に隣接して形成すると共に、上側窓開口部3aの左右いずれか一方サイドに上側の障子4Aの吊元框7cを回転自在に連結して上側滑り出し窓部1Aを構成し、下側窓開口部3bの左右いずれか他方サイドに下側の障子4Bの吊元框7c´を回転自在に連結して下側滑り出し窓部1Bを構成した竪軸滑り出し窓1である。
【選択図】図1
【解決手段】窓枠2の内側に上側窓開口部3aと下側窓開口部3bとを上下方向に隣接して形成すると共に、上側窓開口部3aの左右いずれか一方サイドに上側の障子4Aの吊元框7cを回転自在に連結して上側滑り出し窓部1Aを構成し、下側窓開口部3bの左右いずれか他方サイドに下側の障子4Bの吊元框7c´を回転自在に連結して下側滑り出し窓部1Bを構成した竪軸滑り出し窓1である。
【選択図】図1
Description
本発明は、窓枠と、窓枠に横開きしつつ屋外側に滑り出して外開き可能に取り付けられる障子とを備えた竪軸滑り出し窓に関するものである。
最近の住宅の出窓には、横開きしつつ屋外側に滑り出す方式の障子を有する竪軸滑り出し窓が採り入れられている(例えば、特許文献1参照)。
ところが上記特許文献1にみられる従来の竪軸滑り出し窓では、防犯面から障子が20〜30度程度しか開かないようにしているため、十分な換気、通風が行なえず、換気性が悪いという課題を有していた。
特開2005−100045号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、吊元框の位置が左右反対位置にある上下の滑り出し窓部を利用して室内に風の循環流を発生させることができ、これにより自然の風により室内を速やかに且つ効率良く換気できるようにし、さらに雨の浸入防止及びセキュリティ性の強化を図ることができる竪軸滑り出し窓を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するために本発明は、窓枠2と、窓枠2に横開きしつつ屋外側に滑り出して最大90度まで外開き可能に取り付けられる障子とを備えた竪軸滑り出し窓において、窓枠2の内側に上側窓開口部3aと下側窓開口部3bとを上下方向に隣接して形成すると共に、上側窓開口部3aにおける左右いずれか一方サイドに上側の障子4Aの吊元框7cを回転自在に連結して上側滑り出し窓部1Aを構成し、下側窓開口部3bにおける左右いずれか他方サイドに下側の障子4Bの吊元框7c´を回転自在に連結して下側滑り出し窓部1Bを構成したことを特徴としている。
このように構成とすることで、竪軸滑り出し窓1は上下の滑り出し窓部1A,1Bを隣接配置した連窓構造となり、且つ上側の障子4Aの吊元框7cと下側の障子4Bの吊元框7c´とを左右反対側に位置させたことにより、室内Bの換気、通風を行なう際に、上下の障子4A,4Bをそれぞれ鋭角で開くと、上下の障子4A,4Bの開き方向が左右反対に向くようになり、これにより屋外Cから室内Bへの風Wの吹き込み角度θ1、及び、室内Bからの屋外Cへの風Wの吹き出し角度θ2がそれぞれ障子4A,4Bと平行な鋭角となり、障子4A,4Bがウインドキャッチャーとして機能して、室内Bにおいて風Wの循環流を発生させることができる結果、換気を速やかに且つ効率良く行なえると共に、雨の浸入防止を図ることができるようになる。しかも、窓枠2の内側を上側窓開口部3aと下側窓開口部3bとに仕切ることで開口寸法を小さくでき、換気を促進させながら、空き巣ねらいなどの侵入防止を図ることができるようになる。
本発明は、上下の滑り出し窓部を隣接配置した連窓構造の竪軸滑り出し窓とし、さらに各滑り出し窓部の障子の吊元框の位置を左右反対側に位置させたことにより、上下の障子をそれぞれ鋭角で開いて上下の障子の開き方向を左右反対に向くようにすると、室内に風の循環流を発生させることができる結果、上下の滑り出し窓部を利用して自然の風により室内を速やかに且つ効率良く換気できると共に、雨の浸入も防止できる効果が得られる。また窓開口部を上下に仕切ることでセキュリティ性が向上する効果も得られる。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
本発明の竪軸滑り出し窓1は、図1に示すように、窓枠2の内側に上下一対の滑り出し窓部1A,1Bが上下方向に隣接して設置されている。
上記窓枠2は、上横枠2aと中横枠2bと下横枠2cと側枠2d,2dとを枠組みして構成されており、窓開口部3は、上横枠2aと中横枠2b間の上側窓開口部3aと、中横枠2bと下横枠2c間の下側窓開口部3bとで形成されている。
上側窓開口部3a内には上側滑り出し窓部1Aが設置され、下側窓開口部3b内には下側滑り出し窓部1Bが設置されている。
各滑り出し窓部1A,1Bは、それぞれ、横開きしつつ屋外側に滑り出して最大90度まで外開き可能に取り付けられる障子4A,4Bとを備えている。
上側の障子4Aは、図2に示すように、上框7a、下框7b、吊元框7c、戸先框7dを四方組みしてなる障子框7の内側にガラス板7eを嵌め込んで構成されている。なお下側の障子4Bも同様に、上框7a、下框7b、吊元框7c´、戸先框7dを四方組みしてなる障子框7の内側にガラス板7eを嵌め込んで構成される。
図1に示す例では、上側窓開口部3aの右側サイドに、上側の障子4Aの吊元框7cをフリクションステー8を介して回転自在に連結することで上側滑り出し窓部1Aが構成されており、下側窓開口部3bにおける左側サイドに、下側の障子4Bの吊元框7c´をフリクションステー8を介して回転自在に連結することで下側滑り出し窓部1Bが構成されている。勿論、上記とは逆に、上側窓開口部3aの左側サイドに上側の障子4Aの吊元框7c、下側窓開口部3bの右側サイドに下側の障子4Bの吊元框7c´をそれぞれ連結してもよい。
ここで、上記フリクションステー8は、ステー9とスライダー10とガイド部材15とで構成されており、障子4A,4Bを開閉するときにステー9が折れ曲るときの摩擦力を利用して障子4A,4Bの開き角度を任意の角度で保持できるようにするものである。本例では、スライダー10が障子4A(4B)の下框7b側に取り付けられ、ガイド部材15が窓枠2側に取り付けられる。ステー9の一端の固定軸11はガイド部材15の長手方向の一端側に回転自在に連結され、ステー9の他端の固定軸11はスライダー10の中央側に回転自在に連結されていると共に、スライダー10の一端側の移動軸13はガイド部材15に設けたレール部15aに沿って移動自在に支持されている。
上記構成によれば、障子4A(4B)の戸先框7dに設けたハンドル14を手で操作して屋外C側に押すと、図3(a)→(b)のようにスライダー10の移動軸13がガイド部材15のレール部15aに沿って横移動するのに伴いステー9が回転軸11を中心に回転してスライダー10を屋外C側に回転移動させることで、障子4A(4B)は横開きしつつ屋外C側に滑り出して最大90度まで外開き可能となる。そして図3(c)のように90度まで開いた段階でステー9がスライダー10の回転を止めることによって、障子4A(4B)はそれ以上は開かなくなる。
また、室内Bの換気、通風を行なうにあたって、例えば図1(a)に示すように、上下の障子4A,4Bを鋭角(例えば略45度)に開いた状態で保持するのが好ましい。このとき上下の障子4A,4Bの吊元框7c,7c´の位置が左右反対位置にあるため、上下の障子4A,4Bの開き方向が左右反対向きとなる。こうすると、図1(b)の白ぬき矢印A1→A6で示すように、屋外Cから室内Bへの風Wの吹き込み角度θ1、及び、室内Bからの屋外Cへの風Wの吹き出し角度θ2が障子4A,4Bと平行な鋭角となり、風Wが室内Bを循環する循環流となり、換気を速やかに且つ効率良く行なえるようになる。つまり、上下の障子4A,4Bが風Wを捕らえるウインドキャッチャーとしての役目を果たすようになり、結果、上下滑り出し窓部1A,1Bを利用して自然の風Wにより室内Bを自然換気することができる。なお、風向きによっては図1の白ぬき矢印A1→A6とは逆向きの循環流となるので、風向き具合によって2方向からの風Wの採り込みが可能となる。
また本例では、障子4A,4Bの開口寸法を例えば、250mm未満と小さくすることにより、雨が吹き込みにくくなり、さらに本例では上側窓開口部3aと下側窓開口部3bとの間が中横枠2bで仕切られているので、窓開口部3の開口寸法が小さくなり、空き巣ねらいなどの侵入を確実に防止でき、防犯面で一層効果的となる。
本発明に係る竪軸滑り出し窓1は、一般住居の出窓に限らず、例えばビルの窓や、競技場、遊戯場、体育館の窓などにも広く適用でき、特に建物の内部空間が大きい場合に何らエネルギーを用いることなく自然換気を効率良く行えるので好適となる。
1 竪軸滑り出し窓
1A 上側滑り出し窓部
1B 下側滑り出し窓部
2 窓枠
3a 上側窓開口部
3b 下側窓開口部
4A,4B 障子
7c,7c´ 吊元框
1A 上側滑り出し窓部
1B 下側滑り出し窓部
2 窓枠
3a 上側窓開口部
3b 下側窓開口部
4A,4B 障子
7c,7c´ 吊元框
Claims (1)
- 窓枠と、窓枠に横開きしつつ屋外側に滑り出して最大90度まで外開き可能に取り付けられる障子とを備えた竪軸滑り出し窓において、窓枠の内側に上側窓開口部と下側窓開口部とを上下方向に隣接して形成すると共に、上側窓開口部の左右いずれか一方サイドに上側の障子の吊元框を回転自在に連結して上側滑り出し窓部を構成し、下側窓開口部における左右いずれか他方サイドに下側の障子の吊元框を回転自在に連結して下側滑り出し窓部を構成したことを特徴とする竪軸滑り出し窓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005372940A JP2007170138A (ja) | 2005-12-26 | 2005-12-26 | 竪軸滑り出し窓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005372940A JP2007170138A (ja) | 2005-12-26 | 2005-12-26 | 竪軸滑り出し窓 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007170138A true JP2007170138A (ja) | 2007-07-05 |
Family
ID=38297037
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005372940A Withdrawn JP2007170138A (ja) | 2005-12-26 | 2005-12-26 | 竪軸滑り出し窓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007170138A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012149832A (ja) * | 2011-01-19 | 2012-08-09 | Toyota Home Kk | 建物の換気装置 |
JP2014214592A (ja) * | 2013-04-30 | 2014-11-17 | 三協立山株式会社 | 窓 |
JP2016089427A (ja) * | 2014-10-31 | 2016-05-23 | 三協立山株式会社 | サッシ |
JP2017214808A (ja) * | 2016-06-02 | 2017-12-07 | 旭化成ホームズ株式会社 | 建物 |
-
2005
- 2005-12-26 JP JP2005372940A patent/JP2007170138A/ja not_active Withdrawn
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