JPWO2009051246A1 - 光情報記録媒体再生装置および光情報記録媒体 - Google Patents

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Abstract

光学系の解像限界より短い長さの記録マークを含み、複数の記録マークがランダムパターン方式に従って配置されることによって情報が記録された超解像光情報記録媒体(100a)を再生する光情報記録媒体再生装置(1)は、超解像光情報記録媒体(100a)の記録面に対してレーザ光を照射して、超解像光情報記録媒体(100a)の再生品質に関する指標を計測するテストリードを、再生レーザパワーを所定の初期値から変動させながら実行し、計測した指標に基づき、再生レーザパワーを設定する。これにより、テストリードの結果に基づいて、超解像光情報記録媒体(100a)に記録されている情報を再生する再生レーザパワーを決定するので、良好な再生品質を得ることができる。

Description

本発明は、レーザービーム等の光を用いて情報を記録および再生、あるいは、再生のみが可能な光情報記録媒体を再生する光情報記録媒体再生装置および光情報記録媒体に関し、特に、回折限界光スポット径で決まる光学的分解能以下の記録マークを再生可能な超解像光情報記録媒体技術を用いた光情報記録媒体の光情報記録媒体再生装置および光情報記録媒体に関する。
近年、高度情報化、情報通信およびマルチメディア技術の発展によって、光情報記録媒体の高密度化、大容量化の要求が高まっている。
光情報記録媒体の記録密度の上限は、主に情報を記録または再生する光ビームのスポット径によって制限される。これは、光情報記録媒体の記録マーク径を縮小して高密度化するにつれて、スポット領域内に複数の記録マークが含まれるようになり、各記録マークを検知することができないためである。
ところで、光ビームのスポット径は、光源から照射される光の波長をλ、光スポットを形成するための対物レンズの開口数をNAとすると、ほぼλ/NAで表される。従って、光情報記録媒体は、光源から照射される光の波長λを短くすると共に対物レンズの開口数NAを増加させて、光ビームのスポット径を縮小することにより、実質的な記録密度の向上が行われてきた。
しかしながら、光源から照射される光の波長λは、光学素子による吸収や検出器の感度特性の制限によって紫外線領域の波長が限界と考えられている。また、対物レンズの開口数NAの向上も、光ビームの光軸と光情報記録媒体に対する傾きの許容量によって制限される。そのため、光源から照射される光の波長λまたはNAを変化させることによって、光ビームのスポット径を縮小し、記録密度向上を図るには限界がある。
そこで、再生光学系の回折限界以下(以降、光回折限界以下と呼ぶ)の長さの記録マークを再生可能な技術である超解像技術を用いた光情報記録媒体の開発がなされてきた。なお、以降、この技術を用いた光情報記録媒体を超解像光情報記録媒体と呼び、この技術を用いて光回折限界以下の記録マーク長の記録ピットを再生することを超解像再生と呼ぶ。
再生光学系の光回折限界は、検出可能な信号の周波数限界の制約を受け、一般的には、λ/(2NA)(λ:再生光波長、NA:レンズの開口率)程度になると言われている。
上述のλ/(2NA)程度は、単一サイズの記録マークとスペースとの繰り返しからなるパターンの周期サイズに相当し、その半分のλ/(4NA)程度が、記録マークの長さの解像限界となることが知られている。よって、以降において、解像限界とは、記録マークの長さの解像限界であるλ/(4NA)を意味するものとする。なお、実際には、理論以外にも光学系内の他要素の影響を受けるので、解像限界の値は波長および開口数から求められる理論値からある程度の差を生じる場合がある。
上記解像限界を超え、超解像再生を可能とする技術として、特許文献1に示されるような超解像技術がある。
特許文献1では、上述した超解像技術を用いた光情報記録媒体の一例として、相変化記録膜と反射膜とを有し、レーザ光の照射により情報の記録再生を行う光情報記録媒体において、上記相変化記録膜の近傍に、信号増強膜としてカーボン薄膜を設けたものが開示されている。
また、特許文献1に記載の光情報記録媒体においては、光回折限界以下の同一形状の記録マークを信号再生する方向に配置する方式が採用されている。特許文献1に記載の光情報記録媒体は、単一周波数繰り返し位相ピット(マーク・スペース比1:1、以降、モノトーンパターン方式と呼ぶ)によって形成されている情報を再生するものである。そして、上記光情報記録媒体の再生特性の評価には、C/N(Carrier to Noise ratio、搬送波雑音比)が採用されており、この評価に基づいた、超解像再生に関する実施例の結果が記載されている。
また、特許文献1には、超解像光情報記録媒体を再生するのに必要な再生レーザパワーは、超解像再生を必要としない光情報記録媒体を再生する時に必要な再生レーザパワーと比べ、高い再生レーザパワーが必要であるとの記載がある。そして、再生レーザパワーを増加させていくと、相変化記録マークの破壊により、再生信号が減少するという現象が開示されており、これは熱により相変化記録マークの破壊が始まったためと推測されている。そのため、このような超解像光情報記録媒体を再生するために、再生レーザパワーを際限なく増加させていくことには問題がある。
日本国公開特許公報「特開2006−18976号公報(2006(平成18)年1月19日公開)」 日本国公開特許公報「特開2001−250274号公報(2001(平成13)年9月14日公開)」
ところで、一般的な光情報記録媒体においては、特許文献1に開示しているモノトーンパターン方式ではなく、規則的に長さが異なる複数のマークが所定の方式に従って、信号再生する方向に配置された方式が採用されている(以降、ランダムパターン方式と呼ぶ)。
その理由は、モノトーンパターン方式で記録する場合と比べ、ランダムパターン方式で記録したほうが記録密度の向上が可能であるからである。このことは、光回折限界以下の長さの記録マークを再生可能な技術である超解像技術を用いた光情報記録媒体にも当てはまる。
なお、このランダムパターン方式には、数多くの実用化例がある。例えば、CD(Compact Disk)の場合、EFM(8−14)変調方式(Eight to Fourteen Modulation)が採用されている。また、DVD(Digital Versatile Disk)、Blu−RayDisc(BD)およびHD−DVDの場合、変調方式がCDの場合とは異なり、DVDではEFMPlus(8−16)変調方式、BDでは1−7PP変調方式、HD−DVDではETM(8−12)変調方式がそれぞれ採用されている。すなわち、多くの光情報記録媒体において、記録密度の向上が可能なランダムパターン方式が採用されている。
本発明の発明者は、研究の結果、光回折限界以下の長さの記録マークを含むランダムパターン方式で情報が記録された光情報記録媒体を再生する場合、C/Nの向上だけでは、必ずしも良好な再生品質が得られないため、ジッタを評価し低減させることが重要であるということを見出した。
一般的な記録方式であるランダムパターン方式を用いて情報が記録された、光情報記録媒体を再生する場合、再生信号品質が重要となる。再生信号品質はC/N、ジッタ、ビットエラーレート、再生信号波形のアシンメトリーといった様々な指標で評価される。
光情報記録媒体を再生する場合、再生光ビームが、情報が記録された記録マークに照射されると、その反射光量(反射強度)の変化をディテクターが検知することによって信号が再生される。実際には、この過程において、信号の変換点位置誤差、すなわちジッタが生じてしまう。ジッタは、レーザによる雑音、隣接トラックからの反射回折光に起因したクロストーク、メディア欠陥による雑音といった要因に起因して発生する。ジッタが大きくなると、再生系における読み出し誤りが生じてしまい、安定した再生が困難となる。そのため、安定した超解像再生と超解像光情報記録媒体の高密度化との実現のためには、ジッタの低減が必要不可欠である。
光回折限界より大きい記録マーク長の記録マークのみが形成されている光情報記録媒体を再生する場合、C/Nが向上すると、ジッタが低減する。つまり、C/Nとジッタとの間には相関関係が成立するため、C/Nのみを評価し、該C/Nの向上のみを図れば再生信号品質を向上できた。
一方、光回折限界以下の長さの記録マークを含むランダムパターン方式で情報が記録された光情報記録媒体の場合、C/Nの向上だけでは、必ずしもジッタが低減するわけではないので、ジッタの評価も再生信号品質向上に必要であるということが分かった。
本発明の発明者は、さらなる研究の結果、ランダムパターン方式で情報が記録された超解像光情報記録媒体を再生する場合、ジッタは、再生レーザパワーに対して大きな依存性が見られることを見出した。
従来の再生光学系の回折限界以上のピットが一般的なランダムパターン方式で情報が記録された光情報記録媒体を再生する場合、その光情報記録媒体の再生時に発生するジッタは、照射されるレーザパワーに対して依存しない。そのため、光情報記録媒体のコンテンツを再生する前に、ジッタなど、再生信号品質を最適にするための再生レーザパワーを設定するような特別な過程(以後テストリード機構と呼ぶ)を必要としなかった。
しかし、ランダムパターン方式で、情報が記録された超解像光情報記録媒体を再生する場合、ジッタは、再生レーザパワーに対して大きな依存性が見られることが分かった。
つまり、光情報記録媒体のコンテンツを再生する前に、ジッタなど、再生信号品質を最適にするための再生レーザパワーを設定するような仕組みが必要となる。また、前述の特許文献1における、再生レーザパワーの増加に伴い再生信号が減少するという問題は、ランダムパターン方式で情報が記録された超解像光情報記録媒体にも当てはまるため、上記問題を解決するという観点からも、超解像光情報記録媒体を再生する際、最適な再生レーザパワーを設定することが強く要請される。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、最適な再生レーザパワーを決定し、かつ、安定した超解像再生を実現することができる光情報記録媒体再生装置および光情報記録媒体を提供することにある。
本発明に係る光情報記録媒体再生装置は、規則的に長さが異なり、再生装置がもつ光学系解像限界より短いマークを含む複数のマークが所定の方式に従って配置されることによって情報が記録された光情報記録媒体を再生する光情報記録媒体再生装置において、レーザ光の照射によって、当該光情報記録媒体の再生品質に関する指標を計測するテストリードを実行し、計測した指標に基づき、再生レーザパワーを設定し、上記テストリードを、再生レーザパワーを所定の初期値から変動させながら行うことを特徴としている。
ここで、超解像光情報記録媒体には、再生レーザパワーと、再生品質とが相関しているものがある。なお、上記超解像光情報記録媒体は、規則的に長さが異なる複数のマークが所定の方式に従って、信号再生する方向に配置された、いわゆるランダムパターン方式を採用するものとする。また、ここでのマークとは、凹凸からなるピットまたは、光情報記録媒体の記録装置が記録時に光情報記録媒体に形成する記録マークを意味する。
上記構成によれば、超解像光情報記録媒体を再生する際に、光情報記録媒体再生装置が、光情報記録媒体を再生するのに最適な再生レーザパワーを設定するためにテストリードを行う。そして、テストリードによって得られた再生品質に関する指標に基づいて、再生レーザパワーを決定する。そのため、光情報記録媒体を再生するために良好な再生レーザパワーを決定することができ、優れた再生品質を得ることができるという効果を奏する。
また、光情報記録媒体を再生する際、不必要に大きな再生レーザパワーを光情報記録媒体の記録面に照射することがないので、光情報記録媒体の媒体としての再生品質の劣化等を防ぐことができ、繰り返し再生に対する耐久性が向上する。
そして、テストリードを行うための再生レーザパワーを所定の初期値に設定し、テストリードを開始する。ここで、所定の初期値とは、例えば、予め標準的な条件で計測するなどして得られた上記光情報記録媒体を再生するのに好適な再生レーザパワー等である。
そして、実用的な再生信号品質の再生レーザパワーの変動に対する余裕(再生レーザパワーマージン)が広い光情報記録媒体の場合、もしくは、超解像光情報記録媒体を取り巻く周辺環境に対し、再生レーザパワーマージンが変化しない場合、例えば、次のように最適再生レーザパワーを設定することが効率的である。
すなわち、設定した再生レーザパワーを中心に再生レーザパワーを変動させ、ジッタが最低の値となる再生レーザパワーを最適再生レーザパワーと設定する。
上記のようにテストリードを行うことにより、テストリードを効率的に行うことができ、最適再生レーザパワーを迅速に決定することができる。
なお、再生レーザパワーの変動の方向は、増加方向が先でも、減少方向が先であってもよく、また、一定の変動を交互に繰り返してもよい。また、推奨再生レーザパワー情報を取得後、その推奨レーザパワーを最適再生レーザパワーと設定してもよい。
また、本発明に係る光情報記録媒体再生装置は、規則的に長さが異なり、再生装置がもつ光学系解像限界より短いマークを含む複数のマークが所定の方式に従って配置されることによって情報が記録された光情報記録媒体を再生する光情報記録媒体再生装置において、レーザ光の照射によって、当該光情報記録媒体の再生品質に関する指標を計測するテストリードを実行し、計測した指標に基づき、再生レーザパワーを設定し、上記テストリードを、再生レーザパワーを所定の初期値から所定の変動幅で変動させながら行うことを特徴としている。
上記構成によれば、超解像光情報記録媒体を再生する際に、光情報記録媒体再生装置が、光情報記録媒体を再生するのに最適な再生レーザパワーを設定するためにテストリードを行う。そして、テストリードによって得られた再生品質に関する指標に基づいて、再生レーザパワーを決定する。そのため、光情報記録媒体を再生するために良好な再生レーザパワーを決定することができ、優れた再生品質を得ることができるという効果を奏する。
また、光情報記録媒体を再生する際、不必要に大きな再生レーザパワーを光情報記録媒体の記録面に照射することがないので、光情報記録媒体の媒体としての再生品質の劣化等を防ぐことができ、繰り返し再生に対する耐久性が向上する。
そして、テストリードを実行するために、テストリードを開始する再生レーザパワーである初期値(テストリード開始パワー)および上記所定の変動幅であるスキャン間隔を設定する。なお、所定の初期値および所定の変動幅とは、上記光情報記録媒体の製造者がテストリード実施の際に、上記光情報記録媒体に対して推奨する初期値、変動幅であり、上記光情報記録媒体に記録されている。例えば、製造者は、予め標準的な条件、上記光情報記録媒体が再生されるであろうと想定される環境で再生時の信号品質を計測するなどして得られた、上記光情報記録媒体のテストリードを実行するのに好適な再生レーザパワーおよび変動幅を上記所定の初期値および上記所定の変動幅として上記光情報記録媒体に記録する。
まず、テストリードをテストリード開始パワーに設定されている再生レーザパワーで実行し、次のテストリードは、該テストリード開始パワーから、スキャン間隔分だけ再生レーザパワーを変動させる。こうして、前回のテストリードにおいて設定した再生レーザパワーから、スキャン間隔分だけ再生レーザパワーを変動させて、次のテストリードを実行する。
ここで、再生時の環境の変化(超解像光情報記録媒体周辺の温度変化等)によって、超解像光情報記録媒体に変形等が生じ、最適再生レーザパワーが変動する場合がある。
この点、上記の構成によれば、超解像光情報記録媒体毎に、媒体に合わせたスキャン間隔でテストリードを行うことができ、確実で効率的に最適な最適再生レーザパワーを決定することができ、様々な超解像光情報記録媒体において安定した再生が可能になる。
また、テストリードにおいて再生レーザパワーを変動させる方向は、再生レーザパワーを増加させる方向でも、減少させる方向でもよい。
上記のようにテストリードを行うことにより、テストリードを効率的に行うことができ、最適再生レーザパワーを迅速に決定することができる。
すなわち、本発明の光情報記録媒体再生装置および超解像光情報記録媒体によれば、ランダムパターン方式で情報が記録された超解像光情報記録媒体にみられる特有のジッタ等の再生信号品質を示す指標の再生レーザパワーに対する依存性を、テストリードをすることによって評価し、超解像光情報記録媒体の再生時に、最適な超解像再生可能な再生レーザパワーを設定できる。このため、各超解像光情報記録媒体の再生品質に関する指標の特性に応じた再生レーザパワー設定ができ、安定した超解像再生を実現できるという効果を奏する。
本発明の他の目的、特徴、および優れた点は、以下に示す記載によって充分に分かるであろう。また、本発明の利点は、添付図面を参照した次の説明で明白になるであろう。
本実施の形態に係るテストリード機構を含む光情報記録媒体再生装置の構成の一例を示す機能ブロック図である。 光情報記録媒体の例示的な平面図である。 テストリードによる最適再生レーザパワー設定の動作についてのフローチャートである。 ディスク#1に係る光情報記録媒体の概略構成を示す断面図である。 ディスク#2に係る光情報記録媒体の概略構成を示す断面図である。 ディスク#3に係る光情報記録媒体の概略構成を示す断面図である。 光情報記録媒体の基板に形成される記録マークの一例を示す図である。 ディスク#1〜3が示す再生信号品質の再生レーザパワーの依存性についてのグラフである。
符号の説明
1 光情報記録媒体再生装置
3 光ピックアップ(光学系)
9a 制御部
9b テストリード制御部
71 記録マーク
100 光情報記録媒体
100a 超解像光情報記録媒体
100b 通常の光情報記録媒体
101 テストリード情報用領域
102 データ記録領域
本発明の実施の形態について図1〜図3に基づいて説明すれば、以下の通りである。本実施の形態に係る光情報記録媒体再生装置は、超解像光情報記録媒体および、通常の光情報記録媒体に記録された情報を再生するものである。
(光情報記録媒体再生装置の構成)
まず、実施の形態に係る光情報記録媒体再生装置1について図1を参照して説明する。図1は上記光情報記録媒体再生装置1のテストリード機構を含む構成の一例を示す機能ブロック図である。光情報記録媒体再生装置1は、スピンドルモータ2、光ピックアップ3、レーザ制御回路4、サーボ機構5、信号検出回路6、信号処理回路7、エラー検出回路8、制御部9a、光情報記録媒体の装填を感知するセンサ10を備えている。光情報記録媒体再生装置1の特徴的構成であるテストリード制御部9bは制御部9aに備えられている。また、メモリ9cがテストリード制御部9bから利用可能な状態となっている。
光情報記録媒体再生装置1は、光情報記録媒体100を光学的に再生することのできる装置である。また、上記光情報記録媒体100としては、超解像光情報記録媒体100aや、超解像再生の必要のない通常の光情報記録媒体100b等を採用することができる。
スピンドルモータ2は、図示しないターンテーブルを備えており、光情報記録媒体100を回転させるものである。光ピックアップ3は回転中の光情報記録媒体100に対して、その半径方向に移動しながらレーザを照射するものである。光情報記録媒体再生装置1は、このレーザ光の照射により光情報記録媒体100に対し情報の再生を行う。
光ピックアップ3は光情報記録媒体100に記録された情報を再生するとき、再生用レーザを光情報記録媒体100に照射し、その反射光を受光して電気信号に変換して出力する機能を備えている。光ピックアップ3は、光源として図示しない半導体レーザを備えており、また、図示しない対物レンズを備えている。上記半導体レーザが発振するレーザ波長は限定されるものではないが、例えば405nmとすることができる。上記対物レンズの開口数は限定されるものではないが、例えば0.85とすることができる。
レーザ制御回路4は光ピックアップ3が照射するレーザ光を制御するものである。
また、レーザ制御回路4は光情報記録媒体100に記録されている情報を再生する時には、光ピックアップ3を制御して、再生レーザ光を光情報記録媒体100に照射されるように設計されている。なお、再生時に光ピックアップ3によって生成された電気信号は信号検出回路6、および信号処理回路7を経てエラー検出回路8に送られ処理される。この再生データは制御部9aに送られ出力される。テストリードに関しての詳細は後述するが、光情報記録媒体100が超解像光情報記録媒体100aの場合は、テストリードを実行することで、再生レーザ光の再生レーザパワーが最適化され、光ピックアップ3より超解像光情報記録媒体100aに対して上記再生レーザ光が照射される。その後、再生時に光ピックアップ3によって生成された電気信号は信号検出回路6、および信号処理回路7を経てエラー検出回路8に送られ処理され、超解像光情報記録媒体100aに記録されている情報が出力される。
サーボ機構5は光ピックアップ3により生成される電気信号に基づいてフォーカスエラー信号および、トラッキングエラー信号を生成し、光ピックアップ3における半径方向の移動を制御するものである。
また、制御部9aには、一連のテストリードをつかさどるテストリード制御部9bが備えられている。テストリードの動作の詳細について後述する。また、ここでの光情報記録媒体100は超解像光情報記録媒体100aとする。ただし、非超解像光情報記録媒体である通常の光情報記録媒体100bを再生する場合は、通常の再生手順に従ってコンテンツを再生すればよい。この判定は、テストリード情報用領域101を形成する記録マークが、上記光情報記録媒体再生装置1がもつ光学系解像限界以上の長さで形成されているため、超解像再生する必要がなく、光情報記録媒体100が、超解像光情報記録媒体100aか、通常の光情報記録媒体100bかどうかを、超解像再生することなく判定できる。
(光情報記録媒体)
次に、光情報記録媒体再生装置1が、再生する光情報記録媒体100について説明する。図2は、光情報記録媒体100の例示的な平面図である。同図に示すとおり、光情報記録媒体100は、内径穴103を有し、この内径穴103に対する径方向の直ぐ外方側にテストリード情報用領域101を有している。さらに、径方向の外方側にデータ記録領域102を有している。
テストリード情報用領域101に記録されているテストリード情報として、具体的には、光情報記録媒体100が超解像光情報記録媒体であるかどうかを示す媒体識別情報、テストリードを行うトラック位置のアドレス、推奨再生レーザパワー情報および/またはテストリードの際における再生レーザパワーの起点を示すテストリード開始パワー情報と推奨スキャン間隔を示す推奨スキャン間隔情報が含まれている。
上記テストリード情報用領域101には、予め、再生する光情報記録媒体100が超解像光情報記録媒体か否か、さらに推奨再生レーザパワー情報および/またはテストリード開始パワー情報と推奨スキャン間隔情報が、基板70の成形時に、テストリード情報用領域101に形成される。なお、本実施の形態では、上記基板70の形成時に、上記テストリード情報用領域101が形成されるものとしたが、形成後任意の時期にテストリード情報用領域101を形成してもよい。
上記テストリード情報用領域101はピット、ウオブル等の記録マークによって形成される。ピットで形成される場合は、光情報記録媒体再生装置1がもつ光学系解像限界より長い記録マークを含む複数のピットが所定の方式に従って配置されることにより、テストリード情報を示す記録マークを形成する。
記録方式は、1−7PP変調方式など一般的な方式に基づき形成される方式が採用される。なお、テストリード情報が記録されているテストリード情報用領域101の位置は、図2に示した位置に限定されるものではなく、光情報記録媒体100において、任意の位置にあってもよい。
また、テストリード情報用領域101は複数設けられていてもよい。光情報記録媒体100の内径穴103の近傍部にテストリード情報を記録したバーコードが形成されていても良い。
またさらに、テストリード情報用領域101に、テストリード情報に対応した凸凹からなるピットにより記録されている場合、これらのピットの大きさは光回折限界以上のピットからなることが好ましい。つまり、超解像再生を必要としない記録方式にて、テストリード情報が記録されていることが好ましい。これにより、通常の所定の再生レーザパワーよりテストリード情報の読み出しができる。光情報記録媒体100に記録されている情報を再生する再生レーザパワーを決定する前に光情報記録媒体再生装置1が上記テストリード情報を取得できるよう記録されていれば良い。
なお、光情報記録媒体再生装置1がインターネット(有線、無線を含む)ネットワークに接続されている場合、ネットワークを介してテストリード情報を取得してもよい。なお、上記媒体識別情報についても、上記テストリード情報と同様の記録方式をとることができる。
光情報記録媒体100が超解像光情報記録媒体100aであるとき、上記データ記録領域102に形成される記録マークは、規則的に長さが異なり、光情報記録媒体再生装置1がもつ光学系解像限界より短い記録マークを含んでいる。また、上記データ記録領域102は、該記録マークが所定の方式に従って配置されることにより情報が記録されている。
一方、光情報記録媒体100が通常の光情報記録媒体100bであるとき、データ記録領域102は、光情報記録媒体再生装置1がもつ光学系解像限界より長い記録マークから形成されている。
(テストリード概要)
次に、本発明に係るテストリード機構についての説明および、テストリードの必要性を述べる。テストリードとは、再生信号品質を最適にするための再生レーザパワーを設定するために、予め所定の再生レーザパワーによって、ジッタなどのテストリード用の情報を再生することによって、再生信号品質を評価する指標を測定するという過程を意味する。
上記テストリードの具体的な方法は、例えば以下の通りである。超解像光情報記録媒体100aを再生する際、まず光情報記録媒体再生装置1は推奨再生レーザパワー情報および/またはテストリード開始パワー情報と推奨スキャン間隔情報を含むテストリード情報を得る。上記テストリード情報は、例えば、超解像光情報記録媒体100aの記録可能な領域以外の場所に記録されていても良いし、超解像光情報記録媒体100aの内径穴103の近傍部にバーコードとして記録されていたりしても良い。いずれの場合においてもコンテンツを再生する再生レーザパワーを決定する前に光情報記録媒体再生装置1が上記テストリード情報を取得できるよう記録されていれば良い。
次に、取得した上記テストリード情報に基づき、例えばテストリード開始パワー情報の指定する再生パワーにて、テストリードにおいて再生信号品質を評価する指標を測定するための情報を再生し、上記指標を測定する。ここでは、ジッタ測定について示すが、測定する再生信号品質を評価する指標はジッタに限られたものではなく、他の指標(例えば、ビットエラーレート、再生波形のアシンメトリー等)でもよい。ジッタ等の指標は超解像光情報記録媒体100aの再生パワーマージン(再生信号品質の再生レーザパワーの変動に対する余裕)を評価する指標になっていることが多く、例えば、ジッタであれば超解像光情報記録媒体100aの再生レーザパワーに対し、ジッタの値が再生系における読み出し誤りが生じてしまい、安定した再生が困難となる閾値を超えない領域を再生パワーマージンと規定することができる。
次に、推奨スキャン間隔情報に指定されている値の分、再生レーザパワーを増加させ、再生して、ジッタを測定する(推奨スキャン間隔情報に対する説明は後述する)。すなわち、ここで用いられる再生レーザパワーは、テストリード開始パワー情報で指定されたレーザパワーに推奨スキャン間隔情報で指定されたレーザパワーを加えて得られた数値である。
その後、推奨スキャン間隔情報の設定値分だけ再生レーザパワーを増加させ、再生して、ジッタを測定する作業を繰り返しことにより、再生レーザパワーが多少変動してもより低いジッタが得られる再生レーザパワーを決定する。
なお、上述ではテストリード開始パワー情報の設定から徐々に再生レーザパワーを上げたが、逆に下げていくことで、テストリードを行ってもよいし、推奨レーザパワーを中心に再生レーザパワーを上下させて、最適再生レーザパワーを決定してもよい。
また、推奨レーザパワーが光情報記録媒体再生装置1において、必ずしも最適再生レーザパワーにならない理由は、再生レーザパワーは光情報記録媒体再生装置毎にバラつきが存在するからである。
次に、推奨スキャン間隔情報が必要な理由について説明する。超解像光情報記録媒体の場合、実用的な再生信号品質の再生レーザパワーの変動に対する余裕(以下、再生レーザパワーマージンと称する。)が広い超解像光情報記録媒体や、再生レーザパワーマージンが狭い超解像光情報記録媒体が存在しうる。
まず、再生レーザパワーマージンが広い超解像光情報記録媒体に記録されたコンテンツを再生する前にテストリードが必要な理由を説明する。
このような超解像光情報記録媒体の場合、再生レーザパワーマージンが広いために、再生レーザパワーが変動してもジッタに対する影響は少ない。そのため、テストリードを行い、再生レーザパワーを設定する際、テストリードを行う範囲が非常に広くなってしまう。そのため効率的なテストリードを行えるように、光情報記録媒体の特性に応じてテストリード開始パワー情報の設定を変更し、かつ適切な推奨スキャン間隔情報を設定したうえでテストリードを行う必要がある。そのため、テストリード開始パワー情報に適切な値を設定し推奨スキャン間隔情報で示される再生レーザパワーの変動幅を適切に広くして、ジッタ等の再生信号品質を示す指標の測定点数を少なくできる。また、光情報記録媒体再生装置毎の誤差によるテストリード開始パワーが変動した場合においても、上記推奨スキャン間隔情報の設定で十分最適再生レーザパワーを決定できる。すなわち推奨スキャン間隔情報の設定を適切にすることで効率的に、最適再生レーザパワーを決定できる。
次に、再生レーザパワーマージンが狭い超解像光情報記録媒体に記録されたコンテンツを再生する前にテストリードが必要な理由を説明する。この場合、超解像光情報記録媒体が示すジッタに関する再生レーザパワーマージンが広い場合のときと同様な推奨スキャン間隔でテストリードを行うと、ジッタに関する再生レーザパワーマージンが非常に狭いため、適切な再生レーザパワーの設定が困難となる。
そのため、テストリード開始点からの、再生レーザパワーの変動幅(推奨スキャン間隔情報)を適正に狭くすることにより、常に最適な最適再生レーザパワーを決定することができる。超解像光情報記録媒体100aの再生時に計測されるジッタに関する再生レーザパワーマージンが狭いため、実用的なジッタ値を示す再生レーザパワー領域も狭いからである。従って、ジッタに関する再生レーザパワーマージンに対応した、再生レーザパワーの変動幅(推奨スキャン間隔情報)でテストリードを行う必要がある。
(テストリード詳細)
次に、テストリード機構の動作手順について図1、図2および図3を用いて説明する。ここでは、光情報記録媒体再生装置1が再生しようとしている光情報記録媒体100は超解像光情報記録媒体100aであるものとする。また、図3はテストリードによる最適再生レーザパワー設定の動作についてのフローチャートである。
光情報記録媒体再生装置1に超解像光情報記録媒体100aが装填されると、上記超解像光情報記録媒体100aをセンサ10が検知して、制御部9aはスピンドルモータ2を動作させ超解像光情報記録媒体100aを回転させる。
上記光情報記録媒体100aに対して、制御部9aは、レーザ制御回路4を介して光ピックアップを光情報記録媒体100a上のテストリード情報用領域101上に移動させ、媒体識別情報を読み取る(S1)。そして、テストリード制御部9bが、上記媒体識別情報に基づいて、再生する超解像光情報記録媒体100aが超解像再生すべき光情報記録媒体であるか否かを判定する(S2)。該判定は、例えば媒体識別情報に、媒体を識別するための識別子を記録しておき、該識別子を判定するようにしてもよい。ここで、超解像光情報記録媒体100aは超解像再生すべき光情報記録媒体であると判定され(S2においてYES)、さらに、テストリード制御部9bがテストリード情報を読み出し、テストリード条件を取得する(S3)。このテストリード情報は信号検出回路6、信号処理回路7、エラー検出回路8を介してテストリード制御部9bがメモリ9cに記録する。
テストリード制御部9bはテストリードを行うトラック位置のアドレス上に光ピックアップ3を移動させる。テストリードを行う領域は、規則的に長さが異なり、光情報記録媒体再生装置1がもつ光学系解像限界より短い記録マークを含む複数の記録マークが所定の方式に従って配置されることにより情報が記録された領域であればよい。例えば、データ記録領域102が挙げられる。
次に、テストリード制御部9bは、テストリードのための再生レーザパワーを設定し、テストリードを実施する(S4)。テストリード制御部9bは、設定した再生レーザパワーで、レーザ制御回路4を介して光ピックアップ3に超解像光情報記録媒体100aに対してレーザ光を照射させる。この再生時に光ピックアップ3によって生成された電気信号は信号検出回路6、および信号処理回路7を経てエラー検出回路8に送られジッタが測定される。
ここで、n回目のテストリードにより測定されたジッタの値をJ(n)とする(n=1,2…)。すなわち、n−1回目のテストリードにより測定されたジッタの値は、J(n−1)と表す。また、便宜上、テストリード開始パワー情報に基づく最初の測定におけるnを1とする(n=1)。このときの再生レーザパワーには、テストリード開始パワー情報に指定されたものが採用される。
そして、その直後に実施するテストリードにおけるnを2とする(n=2)。このときの再生レーザパワーは、テストリード開始パワー情報で指定された再生レーザパワーを、推奨スキャン間隔情報で指定された再生レーザパワーの分だけ変動させたものである。この変動は、テストリードの間、再生レーザパワーを増加させる変動であってもよいし、逆に減少させる変動であってもよい。
また、上記のように測定されたジッタは、前述したテストリード制御部9bがメモリ9cに記録する。なお、本実施の形態においては、テストリード制御部9bとメモリ9cが接続されている構成であるが、これに限られない。すなわち、メモリ9cを具備する場所は、本発明を構成する上で任意に設定できるものであり、例えば、制御部9aとメモリ9cを接続したうえで、テストリード制御部9bからも共通に利用できるような構成となっていてよい。
次に、テストリード制御部9bが、測定したジッタと、直前に測定したジッタの大小を比較する(S5)。すなわち、判定式“J(n−1)<J(n)”を評価して、この条件を満たしていなければ、nをインクリメントして(S7)、さらに、テストリードを実施する(S4)。すなわち、推奨スキャン間隔情報に基づいて、テストリード制御部9bはレーザ制御回路4を介して光ピックアップ3に推奨スキャン間隔情報に指定される分だけ再生レーザパワーを増加させる。そして、同様にジッタの測定を行う。
通常は、これらの一連のテストリードを複数回行い、そのなかで、良好なジッタを与える再生レーザパワーを最終的に検出する(S5においてYES)。
そして、ジッタJ(n−1)を与える再生レーザパワーを、光情報記録媒体100のコンテンツを再生するにあたり、最適再生レーザパワーと設定する(S6)。その後テストリードは終了する。もし、S1において取得した媒体識別情報から、光情報記録媒体再生装置1が再生しようとしている光情報記録媒体100が、超解像再生の必要のない通常の光情報記録媒体100bであると判定された場合(S2においてNO)は、テストリード制御部9bはテストリードを行うことなく、処理は終了し、光情報記録媒体100bは従来の方法で再生される。
その結果、光情報記録媒体再生装置1は、最適再生レーザパワーにて、光情報記録媒体100上のデータ記録領域を再生し、好適な再生品質でコンテンツを再生できる。
なお、上記テストリード情報は、光情報記録媒体再生装置1が上記テストリード情報を、超解像再生を用いることなく取得できるよう記録されておれば良い。また、テストリード制御部9bは、上記光情報記録媒体100が超解像光情報記録媒体ではない(通常の光情報記録媒体100b)場合は、通常の光情報記録媒体100bに記録されている情報を従来の手法を用いて再生するようにしても良い。
〔実施例〕
次に、本実施の形態に係る光情報記録媒体再生装置1で再生される超解像光情報記録媒体100aについて説明する。ここでは、超解像光情報記録媒体が示す再生信号品質の再生レーザパワーの依存性(再生レーザパワーマージン)が、超解像光情報記録媒体の構成により異なることを、ディスク#1〜3を用いて説明する。まず、これら超解像光情報記録媒体100aの基本構成を説明する。本実施例に係る超解像光情報記録媒体技術を用いた光情報記録媒体について説明する。なお、以下に示すディスク#1〜3は、前述の超解像光情報記録媒体100aの構成に準じているものとする。
〔ディスク#1〕
図4は、ディスク#1に係る光情報記録媒体20の概略構成を示す断面図である。同図に示すとおり、ディスク#1は、透光層50と、薄膜部60と、基板70とを備え、再生光入射面からこの順に形成されている。透光層50は、ポリカーボネートフィルム(図示しない)(膜厚:80μm)と、透明粘着層(図示しない)(膜厚:20μm)とを備え、再生光入射面からこの順に形成されている。薄膜部60は、酸化亜鉛からなる再生層61(膜厚:111nm)と、Geからなる光吸収層62(膜厚:50nm)とを備え、再生光入射面からこの順に形成されている。基板70は、ポリオレフィン系樹脂で形成されている。
透光層50は、再生光が充分に透過できる材料であればよく、例えば、ポリカーボネートフィルム、紫外線硬化樹脂等から形成される。
〔ディスク#2〕
図5は、ディスク#2に係る光情報記録媒体30の概略構成を示す断面図である。同図に示すとおり、ディスク#2は、ディスク#1と同様な構成であるが、再生層61の膜厚は、ディスク#1の再生層61の膜厚よりも厚く、120nm以上に設定されている。
〔ディスク#3〕
図6は、ディスク#3に係る光情報記録媒体40の概略構成を示す断面図である。同図に示すとおり、ディスク#3は、特許文献2に記載の超解像光情報記録媒体の構造に準じている。ディスク#3は、透光層50と、薄膜層状部80と、基板70とを備え、再生光入射面からこの順に形成されている。
ディスク#3において、透光層50は、ポリカーボネートフィルム(図示しない)(膜厚:80μm)と、透明粘着層(図示しない)(膜厚:20μm)とを備え、再生光入射面からこの順に形成されている。Auからなる薄膜層状部80の膜厚は、50nmである。また、基板70は、ポリオレフィン系樹脂で形成されている。
ここで、光情報記録媒体20・30・40の基板70に形成される記録マークについて説明する。図7は、光情報記録媒体の基板70に形成される記録マークの一例を示す図である。同図に示されるように、ディスク#1〜3における光情報記録媒体20・30・40の基板70は、光回折限界以下の長さの記録マークと光回折限界以上の長さの記録マークとを含み、ランダムパターン方式に基づいて記録情報が記録された凹凸形状のプリピット(ピット)71が、同心円状、または、スパイラル状に形成されている。基板70を構成する材料の光学的特性は、特に限定されるものではなく、透明でも不透明であってもよい。基板70を構成する材料としては、例えば、ガラス、ポリカーボネート、アモルファスポリオレフィン、熱可塑型ポリイミド、PET(polyethylene terephthalate)、PEN(polyethylene naphthalate)、PES(polyethersulfone)等の熱可塑性透明樹脂、熱硬化型ポリイミド、紫外線硬化型アクリル樹脂等の熱硬化性透明樹脂、金属等、およびそれらの組み合わせが挙げられる。
次に、ディスク#1〜3が示す再生信号品質の再生レーザパワーの依存性(再生レーザパワーマージン)を図8に示し、超解像光情報記録媒体を再生するにあたり、本発明に係るテストリード機構の必要性を説明する。なお、これらの超解像光情報記録媒体を再生するにあたり、1−7PP変調方式を採用し、再生光学系はBlu−ray(登録商標)で使用されている光学読み取り方式を用いた。また、再生信号品質としてリミットイコライザにより、信号を処理した後ジッタを評価した。
ディスク#1は再生レーザパワー0.8mW付近まではジッタは変化しないが1mW以上になるとジッタが劣化するのが分かる。また、ディスク#2は再生レーザパワー1.6mW付近でジッタは極小値となる。ディスク#3は特許文献2に記載の超解像光情報記録媒体の構造に準じている。このディスク#3が示すジッタは、再生レーザパワーに依存性は見られない。
これらのように、様々な構成の超解像光情報記録媒体における、ジッタの再生レーザパワー依存性測定を実施することにより、超解像光情報記録媒体には、その構成により再生レーザパワーマージンが様々存在することが分かった。そのため、超解像光情報記録媒体を安定して再生するためには、各超解像光情報記録媒体にあった再生レーザパワーを設定する必要がある。
また、各超解像光情報記録媒体に合った再生レーザパワーを設定する際に必要な時間が長いと、光情報記録媒体100に記録されている情報を再生するまでの時間がかかることになる。そのため、効率的に最適再生レーザパワーを設定する必要がある。そのため、以下のようなテストリードによる最適再生レーザパワーの設定が必要となる。
ここでは、本発明に係る光情報記録媒体再生装置1の特徴的な機構であるテストリード機構について説明する。図1に示す制御部9aには、一連のテストリードをつかさどるテストリード制御部9bが備えられている。テストリードの動作の詳細について後述する。また、ここでの光情報記録媒体は超解像光情報記録媒体とする。ただし、非超解像光情報記録媒体を再生する場合は、通常の再生手順に従ってコンテンツを再生すればよい。この判定は、テストリード情報用領域を形成する記録マークが、上記光情報記録媒体再生装置1がもつ光学系解像限界以上の長さで形成されているため、超解像再生する必要がなく、光情報記録媒体が、超解像光情報記録媒体か、通常光情報記録媒体かどうかを、超解像再生することなく判定できる。
(各ディスクのテストリードの例)
次に、前述のフローチャートにおいて説明した、最適再生レーザパワーを設定する工程をディスク#1〜3に適用した場合について説明する。これら、ディスク#1〜3は前述のとおり、超解像光情報記録媒体である。
〔ディスク#2のテストリードの場合〕
図8に示すディスク#2は、図に示されているとおり、ジッタが良好な値となる再生レーザパワー1.0mWから1.8mWにおいて、再生レーザパワーに対し強い依存性がある超解像光情報記録媒体の例である。つまり、ジッタが極小値となる再生レーザパワー1.6mW近傍に最適再生レーザパワーを設定する必要がある。このような超解像光情報記録媒体をテストリードする場合、上記設定法にて以下のようにして、最適再生レーザパワーを設定できる。
光情報記録媒体再生装置1がテストリード開始パワー情報と推奨スキャン間隔情報を取得した場合は、例えば、次のようにテストリードを実施し、最適再生レーザパワーを設定する。
例えば、テストリード開始パワー情報の設定を1.0mW、推奨スキャン間隔情報の設定を0.1mWとする。この条件にて、テストリード制御部9bが、テストリードを開始する。テストリード制御部9bが、n回目のテストリードにより測定されたジッタの値をJ(n)とする(n=1,2…)(S4)。測定したジッタと、直前に測定したジッタの大小を比較する(S5)。テストリード制御部9bが、判定式“J(n−1)<J(n)”となるジッタJ(n−1)を与える再生レーザパワーを最適再生レーザパワーと設定する(S6)。
上記条件の場合、8回テストリードを行い、n=8で上記の判定式を満たし、最適再生レーザパワーを確定できる。最適再生レーザパワーはJ(7)=1.6mWである。よって、テストリード制御部9bは、最適再生レーザパワーを1.6mWと設定する。このように、超解像光情報記録媒体をテストリードすることにより、最適な再生レーザパワーを決定できる。その結果、良好な再生信号品質のもとで上記超解像光情報記録媒体を安定した再生できる。
次に、上記設定法とは異なり、推奨スキャン間隔情報が適正に設定されずに一連のテストリードを行った場合、最適再生レーザパワーを設定できない可能性あることを説明する。テストリード開始パワー情報の設定は1.0mWとして、推奨スキャン間隔情報の設定を0.4mWとする。これは、先ほど設定した推奨スキャン間隔情報の設定の4倍の長さである。この場合、J(n−1)<J(n)となるnは存在しない。つまり、ジッタが極小値となるnは存在しないため、最適再生レーザパワーを設定できなくなる。また、テストリード開始パワー情報の設定を1.6mW、推奨スキャン間隔情報の設定0.4mWとすると、同様にジッタが極小値となるnは存在しない。つまり、最適再生レーザパワーを設定できなくなる。
また、ディスク#2に係る光情報記録媒体30より再生レーザパワーマージンより狭い再生レーザパワーマージンを示す超解像光情報記録媒体であっても、適正なテストリード開始パワー情報と推奨スキャン間隔情報の設定のもとでテストリードを行うことにより、最適再生レーザパワーを設定できる。つまり、超解像光情報記録媒体の例であるディスク#2に係る光情報記録媒体30をテストリードする際、適切な推奨スキャン間隔情報を設定することが重要となる。
また、テストリード開始パワー情報が適正に設定されずに一連のテストリードを行った場合、効率的に最適再生レーザパワーを設定できない可能性が生じることを説明する。テストリード開始パワー情報の設定を0.5mW、推奨スキャン間隔情報の設定を0.1mWとする。この場合、n=12における再生レーザパワー情報の設定が最適再生レーザパワーとなる。これは、テストリード開始パワー情報の設定を1.0mWとした場合と比べ、約2倍の時間がテストリードにかかることを示している。これは、効率的なテストリードとはいえない。
このように、超解像光情報記録媒体毎に、媒体に合わせた推奨スキャン間隔情報の設定でテストリードを行うことにより、確実で効率的に最適再生レーザパワーを決定することができ、様々な超解像光情報記録媒体において安定した再生が可能になる。
〔ディスク#1のテストリードの場合〕
次に図8に示すディスク#1において最適再生レーザパワーを設定する実施例を説明する。再生レーザパワー0.4mWから0.8mWにおいては、ジッタの再生レーザパワーに対する依存性が見られず、再生レーザパワー1.0mW付近からジッタが急激に劣化する。超解像光情報記録媒体の場合、このように、ジッタが再生レーザパワーに対して変化する媒体が存在する。このような超解像光情報記録媒体を良好な再生信号品質のもとで再生するには、再生レーザパワーマージンを確保する必要がある。また、再生レーザパワー0.4mWから0.8mWの間で最適再生レーザパワーを設定する必要がある。このような超解像光情報記録媒体をテストリードする場合、例えば以下のようにして、最適再生レーザパワーを設定できる。
前述のディスク#2と同様に、図3のフローチャートを参照して、テストリードによる最適再生レーザパワー設定の具体的動作について説明する。テストリードが必要であるため(S1を経て、S2においてYES)、トラック位置のアドレス、推奨再生レーザパワー情報および/またはテストリード開始パワー情報と推奨スキャン間隔情報を読み取る(S3)。ここで、読み取った結果として、例えば、テストリード開始パワー情報の設定を0.4mW、推奨スキャン間隔情報の設定を0.4mWとする。この条件にて、テストリード制御部9bが、テストリードを開始する。n回目のテストリードにより測定されたジッタの値をJ(n)とする(n=1,2…)(S4)。テストリード制御部9bが、測定したジッタと、直前に測定したジッタの大小を比較する(S5)。J(n−1)<J(n)となるジッタJ(n)を与える再生レーザパワーを最適再生レーザパワーと設定する(S6)。この場合n=3で最適再生レーザパワーを確定できる。すなわち、J(2)=0.8mWが最適再生レーザパワーとなる。よって、テストリード制御部9bは、最適再生レーザパワーを0.8mWと設定する。
これにより、超解像光情報記録媒体100aをテストリードすることにより、最適な再生レーザパワーを決定できる。これにより良好な再生信号品質のもとで、超解像光情報記録媒体を安定して再生できる。
次に、上記設定方法とは異なり、推奨スキャン間隔情報が、適正に設定されずに一連のテストリードを行った場合、一連のテストリードが効率的に実施されない可能性があることを説明する。テストリード開始パワーの情報は同様に0.4mWとして、推奨スキャン間隔情報の設定を0.1mWとする。これは、先ほど設定した推奨スキャン間隔情報の設定の1/4倍の長さである。この場合、J(n−1)<J(n)となるnは6(n=6)である。この時、設定される最適再生レーザパワーは0.8mWとなり、推奨スキャン間隔情報の設定を0.4mWに設定した時と同じ値に最適再生レーザパワーを設定できる。
しかし、推奨スキャン間隔を0.4mWにてテストリードを行った場合、3回目のテストリード(n=3)で最適再生レーザパワーを設定できる。しかし、今回のように推奨スキャン間隔情報の設定を0.1mWと設定した場合、6回目のテストリード(n=6)にて、ようやく最適再生レーザパワーを設定できることになる。これは、テストリードに要する時間が2倍かかることを意味しており、効率的なテストリードとはいえない。そのため、超解像光情報記録媒体毎に適切な推奨スキャン間隔情報を設定する必要がある。
このように超解像光情報記録媒体毎に、媒体に合わせた推奨スキャン間隔情報の設定でテストリードを行うことにより、確実で効率的に最適再生レーザパワーを決定することができ、様々な超解像光情報記録媒体において安定した再生が可能になる。
〔ディスク#3のテストリードの場合〕
次に図8に示すディスク#3において最適再生レーザパワーを設定する場合について説明する。
ディスク#3も、前述のディスク#1、2で説明した設定法と同様に設定できる。テストリード開始パワー情報の設定を0.3mWとし、推奨スキャン間隔情報の設定を0.1mWとして、テストリードを実施する。結果0.5mWを最適再生レーザパワーと設定できる。
なお、ディスク#3のように、実用的なジッタの再生レーザパワーの変動に対する余裕(再生レーザパワーマージン)が広い媒体の場合、もしくは、超解像光情報記録媒体を取り巻く周辺環境に対し、実用的なジッタの再生レーザパワーの変動に対する余裕(再生レーザパワーマージン)が変化しない場合、次のように最適再生レーザパワーを設定できる。
例えば、光情報記録媒体再生装置1が推奨再生レーザパワー情報のみを取得する。具体的にはこの場合、例えば、次の二通りのフローが挙げられる。
(i)推奨再生レーザパワーを取得後、その推奨レーザパワーを中心に再生レーザパワーを連続的に上下させ、ジッタが最低の値となる再生レーザパワーを最適再生レーザパワーと設定する。
(ii)推奨再生レーザパワー情報を取得後、その推奨レーザパワーを最適再生レーザパワーと設定し、この最適再生レーザパワーとしてコンテンツを再生する。
テストリードにおける、再生レーザパワーの変化のさせ方、最適再生レーザパワーの設定の方法は上記方法に限られるものではなく、テストリード情報に含まれるトラック位置のアドレス、推奨再生レーザパワー情報および/またはテストリード開始パワー情報と推奨スキャン間隔情報等の情報に基づいて、上記種々の情報を適宜組み合わせることによってテストリードを行うことができる。結果として、良好な再生信号品質のもとで再生する、最適再生レーザパワーを設定できればよい。
例えば、光情報記録媒体再生装置1が超解像光情報記録媒体100aのテストリード情報用領域101から、推奨再生レーザパワー情報およびテストリード開始パワー情報と推奨スキャン間隔情報を取得した場合は、上記のように、テストリード開始パワー情報と推奨スキャン間隔情報を使用して、テストリードを行い、最適再生レーザパワーを設定する方法と、推奨再生レーザパワー情報のみを使用し、最適再生レーザパワーを設定する(上記(i)(ii)に相当)方法のどちらかを、光情報記録媒体再生装置1が選択すればよい。また、それらを組み合わせて、テストリードを行い、最適再生レーザパワーを設定すればよい。
〔変形例〕
また、これらのテストリード情報は、テストリード情報用領域101の領域に、光情報記録媒体再生装置1がもつ光学系解像限界より長い記録マークで形成されることが好ましい。これらの記録マークは基板70成型時にそのテストリード情報用領域101に形成される。この記録マークはピット、ウオブル等を用いられて形成される。ピットで形成される場合は、光情報記録媒体再生装置がもつ光学系解像限界より長い記録マークを含む複数のピットが所定の方式に従って配置されることにより、テストリード情報が形成される。
記録方式は、1−7PP変調方式など一般的な方式に基づき形成される方式が採用される。しかし、この方式に限られたものではない。
上記のように、テストリード情報を、光学系解像限界より長い記録マークで形成することにより、超解像再生を行わず、再生する光情報記録媒体が超解像光情報記録媒体か否か、さらに推奨再生レーザパワー情報および/またはテストリード開始パワー情報と推奨スキャン間隔情報を取得できる。これにより、再生する媒体が、ROM(Read Only Memory)型、追記型もしくは書き換え可能な光情報記録媒体であってもテストリード情報を取得でき、超解像光情報記録媒体であるなしを問わず、種々の光情報記録媒体において安定した再生が可能となるため、光情報記録媒体再生装置の光情報記録媒体に関する互換性が広がる。
さらに、各超解像光情報記録媒体の最適な再生レーザパワーで、再生できるため、過度のレーザパワーを有する再生レーザの照射による光情報記録媒体100の劣化等が防げ、繰り返し再生に対する耐久性が向上する。また、光情報記録媒体再生装置1における再生レーザ素子の長寿命化にもつながる。
加えて、超解像光情報記録媒体100aが示す実用的なジッタ等の再生レーザパワーの変動に対する余裕(再生レーザパワーマージン)に対応して、テストリードを行い、良好な再生信号品質の確保が可能となる。そのため、様々な超解像光情報記録媒体によらず安定した再生が可能となるため、光情報記録媒体再生装置の超解像光情報記録媒体に関する互換性が広がる。
また、テストリードに使用する、再生信号品質を評価する指標はジッタに限られたものではなく、例えば、ビットエラーレート等でもよい。例えば、ビットエラーレートを指標とするときは、超解像光情報記録媒体100aの再生レーザパワーに対し、ビットエラーレートの値が、再生系における読み出し誤りが生じてしまい安定した再生が困難となる閾値を超えない領域を再生パワーマージンと規定すればよい。
また、超解像光情報記録媒体毎に、その特性に合わせた推奨スキャン間隔情報の設定でテストリードを行うことができ、確実で効率的に最適な最適再生レーザパワーを決定することができ、様々な超解像光情報記録媒体において安定した再生が可能になる。
さらに、各超解像光情報記録媒体の最適な再生レーザパワーで再生できるため、過度のレーザパワーを有する再生レーザパワーの照射による光情報記録媒体の劣化等が防げ、繰り返し再生に対する耐久性が向上する。また、光情報記録媒体再生装置1における再生レーザ素子の長寿命化にもつながる。
さらに、超解像光情報記録媒体100aの再生時に生じる実用的なジッタ等の再生レーザパワーの変動に対する余裕(再生レーザパワーマージン)に対応して、テストリードを行い、再生信号品質の確保が可能となる。そのため、様々な超解像光情報記録媒体によらず安定した再生が可能となるため、光情報記録媒体再生装置1の光情報記録媒体100に関する互換性が広がる。
また、本発明は以下のように表現することも可能である。すなわち、
(1) 規則的に長さが異なり、再生装置がもつ光学系解像限界より短いマークを含む複数のマークが所定の方式に従って配置されることによりコンテンツ情報が記録され、かつ上記コンテンツの再生用の推奨再生レーザパワー情報および/またはテストリード開始パワー情報と推奨スキャン間隔情報が記録されている超解像光情報記録媒体を再生する再生装置であって、上記情報記録媒体を再生する際に、上記推奨再生レーザパワー情報またはテストリード開始パワー情報、推奨スキャン間隔に基づいてテストリードを行い再生レーザパワーを決定する機構をもつ事を特徴とする再生装置。
(2) 規則的に長さが異なり、再生装置がもつ光学系解像限界より短いマークを含む複数のマークが所定の方式に従って配置されることによりコンテンツ情報が記録され、かつ上記コンテンツの再生用の推奨再生レーザパワー情報および/またはテストリード開始パワー情報と推奨スキャン間隔情報が記録されている超解像光情報記録媒体を再生する再生装置であって、上記情報記録媒体を再生する際に、上記推奨再生レーザパワー情報またはテストリード開始パワー情報、推奨スキャン間隔に基づいてテストリードを行い再生レーザパワーを決定する事を特徴とする再生方法。
(3) 規則的に長さが異なり、再生装置がもつ光学系解像限界より短いマークを含む複数のマークが所定の方式に従って配置されることによりコンテンツ情報が記録されたデータ記録領域と、上記コンテンツの再生用の推奨再生レーザパワー情報および/またはテストリード開始パワー情報と推奨スキャン間隔情報が記録されたテストリード情報用領域とが割り当てられた超解像光情報記録媒体であって、
上記テストリード情報用領域を形成するマークは、上記再生装置がもつ光学系解像限界以上の長さで形成されていることを特徴とする超解像光情報記録媒体。
(4) 規則的に長さが異なり、再生装置がもつ光学系解像限界より短いマークを含む複数のマークが所定の方式に従って形成されることにより、コンテンツが記録されるデータ記録領域と、上記コンテンツの再生用の推奨再生レーザパワー情報および/またはテストリード開始パワー情報と推奨スキャン間隔情報が記録されていたテストリード情報用領域とが割り当てられた超解像光情報記録媒体であって、
上記テストリード情報用領域を形成するマークは、上記再生装置がもつ光学系解像限界以上の長さで形成されていることを特徴とする超解像光情報記録媒体。
以上のように、本発明に係る光情報記録媒体再生装置は、規則的に長さが異なり、再生装置がもつ光学系解像限界より短いマークを含む複数のマークが所定の方式に従って配置されることによって情報が記録された光情報記録媒体を再生する光情報記録媒体再生装置において、レーザ光の照射によって、当該光情報記録媒体の再生品質に関する指標を計測するテストリードを実行し、計測した指標に基づき、再生レーザパワーを設定し、上記テストリードを、再生レーザパワーを所定の初期値から変動させながら行うことを特徴としている。
ここで、超解像光情報記録媒体には、再生レーザパワーと、再生品質とが相関しているものがある。なお、上記超解像光情報記録媒体は、規則的に長さが異なる複数のマークが所定の方式に従って、信号再生する方向に配置された、いわゆるランダムパターン方式を採用するものとする。
上記構成によれば、超解像光情報記録媒体を再生する際に、光情報記録媒体再生装置が、光情報記録媒体を再生するのに最適な再生レーザパワーを設定するためにテストリードを行う。そして、テストリードによって得られた再生品質に関する指標に基づいて、再生レーザパワーを決定する。そのため、光情報記録媒体を再生するために良好な再生レーザパワーを決定することができ、優れた再生品質を得ることができるという効果を奏する。
また、光情報記録媒体を再生する際、不必要に大きな再生レーザパワーを光情報記録媒体の記録面に照射することがないので、光情報記録媒体の媒体としての再生品質の劣化等を防ぐことができ、繰り返し再生に対する耐久性が向上する。
そして、テストリードを行うための再生レーザパワーを所定の初期値に設定し、テストリードを開始する。ここで、所定の初期値とは、例えば、予め標準的な条件で計測するなどして得られた上記光情報記録媒体を再生するのに好適な再生レーザパワー等である。
そして、実用的な再生信号品質の再生レーザパワーの変動に対する余裕(再生レーザパワーマージン)が広い光情報記録媒体の場合、もしくは、超解像光情報記録媒体を取り巻く周辺環境に対し、再生レーザパワーマージンが変化しない場合、例えば、次のように最適再生レーザパワーを設定することが効率的である。
すなわち、設定した再生レーザパワーを中心に再生レーザパワーを変動させ、ジッタが最低の値となる再生レーザパワーを最適再生レーザパワーと設定する。
上記のようにテストリードを行うことにより、テストリードを効率的に行うことができ、最適再生レーザパワーを迅速に決定することができる。
なお、再生レーザパワーの変動の方向は、増加方向が先でも、減少方向が先であってもよく、また、一定の変動を交互に繰り返してもよい。また、推奨再生レーザパワー情報を取得後、その推奨レーザパワーを最適再生レーザパワーと設定してもよい。
また、本発明に係る光情報記録媒体再生装置は、規則的に長さが異なり、再生装置がもつ光学系解像限界より短いマークを含む複数のマークが所定の方式に従って配置されることによって情報が記録された光情報記録媒体を再生する光情報記録媒体再生装置において、レーザ光の照射によって、当該光情報記録媒体の再生品質に関する指標を計測するテストリードを実行し、計測した指標に基づき、再生レーザパワーを設定し、上記テストリードを、再生レーザパワーを所定の初期値から所定の変動幅で変動させながら行うことを特徴としている。
上記構成によれば、超解像光情報記録媒体を再生する際に、光情報記録媒体再生装置が、光情報記録媒体を再生するのに最適な再生レーザパワーを設定するためにテストリードを行う。そして、テストリードによって得られた再生品質に関する指標に基づいて、再生レーザパワーを決定する。そのため、光情報記録媒体を再生するために良好な再生レーザパワーを決定することができ、優れた再生品質を得ることができるという効果を奏する。
また、光情報記録媒体を再生する際、不必要に大きな再生レーザパワーを光情報記録媒体の記録面に照射することがないので、光情報記録媒体の媒体としての再生品質の劣化等を防ぐことができ、繰り返し再生に対する耐久性が向上する。
そして、テストリードを実行するために、テストリードを開始する再生レーザパワーであるテストリード開始パワーおよび上記所定の変動幅であるスキャン間隔を設定する。なお、所定の初期値および所定の変動幅とは、例えば、予め標準的な条件で計測するなどして得られた上記光情報記録媒体を再生するのに好適な再生レーザパワーおよび変動幅である。
まず、テストリードをテストリード開始パワーに設定されている再生レーザパワーで実行し、次のテストリードは、該テストリード開始パワーから、スキャン間隔分だけ再生レーザパワーを変動させる。こうして、前回のテストリードにおいて設定した再生レーザパワーから、スキャン間隔分だけ再生レーザパワーを変動させて、次のテストリードを実行する。
ここで、再生時の環境の変化(超解像光情報記録媒体周辺の温度変化等)によって、超解像光情報記録媒体に変形等が生じ、最適再生レーザパワーが変動する場合がある。
この点、上記の構成によれば、超解像光情報記録媒体毎に、媒体に合わせたスキャン間隔でテストリードを行うことができ、確実で効率的に最適な最適再生レーザパワーを決定することができ、様々な超解像光情報記録媒体において安定した再生が可能になる。
また、テストリードにおいて再生レーザパワーを変動させる方向は、再生レーザパワーを増加させる方向でも、減少させる方向でもよい。
上記のようにテストリードを行うことにより、テストリードを効率的に行うことができ、最適再生レーザパワーを迅速に決定することができる。
さらに、本発明に係る光情報記録媒体は、上記テストリードを行うための情報であるテストリード情報が、上記光情報記録媒体再生装置がもつ光学系の解像限界より長い長さの記録マークのみによって形成されているテストリード用情報領域をもつことを特徴としている。
上記構成によると、さらに、テストリード情報用領域を形成するマークは、上記光情報記録媒体再生装置がもつ光学系解像限界以上の長さで形成されているため、超解像再生する必要がない。すなわち、テストリード情報を読み出す際、超解像再生を必要としないため、テストリードが必要なく、効率的にテストリードを実行できる。
また、本発明に係る光情報記録媒体は、規則的に長さが異なり、再生装置がもつ光学系解像限界より短いマークを含む複数のマークが所定の方式に従って形成することが可能なデータ記録領域を含むことを特徴としている。
上記構成によると、当該光情報記録媒体を上記光情報記録媒体再生装置にて再生する際、上記のようにテストリードを行うことにより、テストリードを効率的に行うことができ、最適再生レーザパワーを迅速に決定することができる。
また、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
超解像再生を行う光情報記録媒体再生装置等に広く好適に利用できる。

Claims (9)

  1. 規則的に長さが異なり、再生装置がもつ光学系解像限界より短いマークを含む複数のマークが所定の方式に従って配置されることによって情報が記録された光情報記録媒体を再生する光情報記録媒体再生装置において、
    レーザ光の照射によって、当該光情報記録媒体の再生品質に関する指標を計測するテストリードを実行し、計測した指標に基づき、再生レーザパワーを設定し、
    上記テストリードを、再生レーザパワーを所定の初期値から変動させながら行う光情報記録媒体再生装置。
  2. 規則的に長さが異なり、再生装置がもつ光学系解像限界より短いマークを含む複数のマークが所定の方式に従って配置されることによって情報が記録された光情報記録媒体を再生する光情報記録媒体再生装置において、
    レーザ光の照射によって、当該光情報記録媒体の再生品質に関する指標を計測するテストリードを実行し、計測した指標に基づき、再生レーザパワーを設定し、
    上記テストリードを、再生レーザパワーを所定の初期値から所定の変動幅で変動させながら行う光情報記録媒体再生装置。
  3. 請求項1または2に記載の光情報記録媒体再生装置が再生可能な光情報記録媒体であって、
    上記テストリードを行うための情報であるテストリード情報が、上記光情報記録媒体再生装置がもつ光学系解像限界より長い長さのマークのみによって形成されているテストリード用情報領域を含む光情報記録媒体。
  4. 請求項3に記載の光情報記録媒体であって、
    規則的に長さが異なり、上記光情報記録媒体再生装置がもつ光学系解像限界より短いマークを含む複数のマークが所定の方式に従って形成することが可能なデータ記録領域を含む光情報記録媒体。
  5. 上記変動では、再生レーザパワーを増加させる請求項1に記載の光情報記録媒体再生装置。
  6. 上記変動では、再生レーザパワーを減少させる請求項1に記載の光情報記録媒体再生装置。
  7. 上記変動では、再生レーザパワーの増加と、減少とを交互に行う請求項1に記載の光情報記録媒体再生装置。
  8. 上記所定の初期値は、上記光情報記録媒体製造時に上記光情報記録媒体に記録されている値である請求項1または2に記載の光情報記録媒体再生装置。
  9. 上記所定の変動幅は、上記光情報記録媒体製造時に上記光情報記録媒体に記録されている変動幅である請求項2に記載の光情報記録媒体再生装置。
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