JPWO2008149801A1 - プレス装置及びプレス装置システム - Google Patents

プレス装置及びプレス装置システム Download PDF

Info

Publication number
JPWO2008149801A1
JPWO2008149801A1 JP2009517838A JP2009517838A JPWO2008149801A1 JP WO2008149801 A1 JPWO2008149801 A1 JP WO2008149801A1 JP 2009517838 A JP2009517838 A JP 2009517838A JP 2009517838 A JP2009517838 A JP 2009517838A JP WO2008149801 A1 JPWO2008149801 A1 JP WO2008149801A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
press
plate
workpiece
transport
plates
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009517838A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5193198B2 (ja
Inventor
岡崎 静明
静明 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kitagawa Seiki KK
Original Assignee
Kitagawa Seiki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kitagawa Seiki KK filed Critical Kitagawa Seiki KK
Priority to JP2009517838A priority Critical patent/JP5193198B2/ja
Publication of JPWO2008149801A1 publication Critical patent/JPWO2008149801A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5193198B2 publication Critical patent/JP5193198B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C43/00Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
    • B29C43/32Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C43/36Moulds for making articles of definite length, i.e. discrete articles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B7/00Presses characterised by a particular arrangement of the pressing members
    • B30B7/02Presses characterised by a particular arrangement of the pressing members having several platens arranged one above the other
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C43/00Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
    • B29C43/32Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C43/58Measuring, controlling or regulating
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/34Heating or cooling presses or parts thereof

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

上下方向に配置される第1のプレス盤及び第2のプレス盤と、第1のプレス盤と第2のプレス盤との間に配置される少なくとも一つの中間プレス盤と、前記第2のプレス盤を上下動させるプレス盤駆動手段と、前記少なくとも一つの中間プレス盤、第1のプレス盤、および第2のプレス盤のうち上下方向に隣接するプレス盤の対を選択し、該選択されたプレス盤の対の間隔を広げて該プレス盤の対の間に被加工物を搬入/搬出可能とする搬送モードと、前記第2のプレス盤を駆動してプレス盤間に配置された被加工物に圧縮荷重を加える圧縮モードとを切り換える制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記圧縮モードを前記搬送モードに切り換えるたびに、前記搬送モードにおいて選択するプレス盤の対を所定の順に切り換える。

Description

本発明は、樹脂を含有する被加工物をプレスするプレス装置及び、このプレス装置を含むプレス装置システムに関する。
例えば、プリプレグと銅箔とを積層した被加工物を熱圧締することによって多層基板を製造する場合、短時間のヒートプレスによって被加工物を成形しただけではプリプレグは完全には硬化されておらず、長期的には被加工物の形状や特性が経時変化する恐れがある。このため、特開2006−190734に記されるように、ヒートプレスによって成形された多層基板を更に長時間加熱して、プリプレグに含まれる熱硬化樹脂等を完全に硬化して安定化させるキュア処理を行うことが望ましい。キュア処理は、例えば、オーブン内に成形後の多層基板を入れて加熱するか、熱盤間に多層基板を挟んでプレス(キュアプレス)して行われる。
キュアプレスは、加熱された熱盤に多層基板を接触させて加熱するものであり、オーブンでキュア処理を行う場合と比べて、(1)多層基板への熱伝達が早いため短時間でキュア処理を行うことができる、(2)キュア時の多層基板の変形を防止できる、といった特長を有する。
ところで、熱硬化を十分に行うために必要なキュアプレスの工程時間は、成形プレスの工程時間の数倍以上長い時間を要する。このため、成形プレス後に同一のプレス装置によりキュアプレスを連続して行うと、比較的高価な成形プレス用のプレス装置を長時間占有することになるため、コストが嵩む。また、成形プレスとキュアプレスとで最適な温度条件が異なる場合には、プレス装置の熱盤の温度昇降に時間がかかるため、1台のプレス装置を両プレス工程で兼用するのは難しい。また、キュアプレスは高いプレス圧を必要としないため、比較的小型で安価なプレス装置を利用することができる。このため、成形プレス用プレス装置とは別のキュアプレス用プレス装置を用意することが有利であることから、従来は1段の成形プレス用プレス装置と1段のキュアプレス用プレス装置とを各1台ずつタンデムに接続してプレス装置システムを構築していた。
しかしながら、上述の通りキュアプレス工程は成形プレス工程より数倍長い工程時間を要するため、従来の構成では単位時間あたりに製造可能な多層基板の数はキュアプレスの工程時間によって支配されていた。従って、成形プレス用プレス装置の稼働率は低く抑えられ、キュアプレス用プレス装置を導入した効果が十分に発揮されなかった。
この問題を解決する方法の一つに、1台の成形プレス用プレス装置に対して複数の1段のキュアプレス用プレス装置を使用することによって、成形プレス用プレス装置の稼働率を高める方法が考えられる。しかしながら、この方法は、複数のキュアプレス装置を設置するために広いスペースを必要とするため、キュアプレス装置を導入するコストメリットが低減される、といったデメリットがある。
そこで、多段のキュアプレス用プレス装置を用いて、1回のキュアプレス中に成形プレスされる被加工物の数量と同じか、それ以上の数量の被加工物を、まとめて一度にキュアプレスする方法が考えられる。
しかしながら、この場合には、成形プレス数回分の被加工物を一時ストックするためのストッカーが更に必要となる。また、ストック中に被加工物の温度が低下してしまうため、キュアプレス時間を更に長くとる必要がある。更に、成形プレスの余熱によって、ストック中にプレスされない状態(すなわち形状が管理されない状態)で樹脂の硬化が進むため、多層基板の厚さや形状に狂いが生じる可能性がある。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、キュアプレス工程に掛かる時間がその前工程である成形プレス工程に比べて充分に長い場合であっても、被加工物の単位時間あたりの製造量を高く保つことが可能なプレス装置及びプレス装置システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明のプレス装置は、上下方向に配置される第1のプレス盤及び第2のプレス盤と、第1のプレス盤と第2のプレス盤との間に配置される少なくとも一つの中間プレス盤と、前記第2のプレス盤を上下動させるプレス盤駆動手段と、前記少なくとも一つの中間プレス盤、第1のプレス盤、および第2のプレス盤のうち上下方向に隣接するプレス盤の対を選択し、該選択されたプレス盤の対の間隔を広げて該プレス盤の対の間に被加工物を搬入/搬出可能とする搬送モードと、前記第2のプレス盤を駆動してプレス盤間に配置された被加工物に圧縮荷重を加える圧縮モードを切り換える制御手段を有し、前記制御手段は、前記圧縮モードを前記搬送モードに切り換えるたびに、前記搬送モードにおいて選択するプレス盤の対を所定の順に切り換えるようになっている。
本発明の構成によれば、被加工物が搬入されるプレス盤間スペースを切り換えながら被加工物のプレスを行うことができる。すなわち、あるプレス盤間に既に被加工物が配置されている状態で、他のプレス盤間に別の被加工物を搬入することができる。このため、プレス装置からプレス後の被加工物が搬出される時間間隔を、プレス時間よりも短くすることができる。従って、被加工物のプレス(例えば被加工物のキュア処理を行うキュアプレス)に必要な時間よりも、前工程(例えば被加工物の成形ホットプレス工程)から被加工物が送られる時間間隔が短い場合であっても、充分な数の中間プレス盤を用意すれば、被加工物を遅滞なくプレス盤間に送ってプレスを開始することができ、被加工物の単位時間あたりの製造量は高く保たれる。
また、複数の中間プレス盤及び第1のプレス盤の一つを所定高さに固定するプレス盤固定手段を更に有し、高さを広げるべきスペースの上に位置するプレス盤が保持されるように前記プレス盤固定手段を制御し、且つ第2のプレス盤を降下させることによって、スペースを広げる構成としてもよい。
ここで、例えば、複数の中間プレス盤及び第1のプレス盤の側面には略水平方向に伸びる穴が形成されており、プレス盤固定手段は、所定高さに保持されている固定部と、前記固定部に対して進退可能に構成されたロッドと、ロッドを駆動する駆動部と、を有し、ロッドを固定部から突出させてプレス盤の穴に挿入することによって、広げるべきスペースの上に位置するプレス盤は固定される。
以上のように、本発明によれば、プレス工程に掛かる時間がその前工程に比べて充分に長い場合であっても、被加工物の単位時間あたりの製造量を高く保つことが可能なプレス装置及びプレス装置システムが実現される。
本発明の実施の形態のプレス装置システムのブロック図である。 本発明の実施の形態の成形ホットプレス装置の側面図である。 図2のA−A矢視図である。 本発明の実施の形態のキュアプレス装置及びコールドプレス装置の側面図である。 図4のB−B矢視図である。 図4のB−B矢視図に加え還流手段を示したものである。 本発明の実施の形態のキュアプレス装置の正面図である。 本発明の実施の形態の一次搬送装置の側面図である。 本発明の実施の形態のキュアプレス装置の動作のフローを示したものである。
符号の説明
1 プレス装置システム
100 成形ホットプレス装置
110 固定熱盤
120 可動熱盤
150 真空容器
160 搬送部
162 キャリアフィルム
164 リーリング
166 アンリーリング
200 キュアプレス装置
211 上部熱盤
212 下部熱盤
221 第1中間熱盤
222 第2中間熱盤
223 第3中間熱盤
224 第4中間熱盤
252 プッシャ
262 テーブル
270 熱盤保持部材
272 シリンダ
274 ロッド
280 還流手段
300 コールドプレス装置
322 上部冷却盤
324 下部冷却盤
400 一次搬送装置
410 レール
420 可動フレーム
430 真空パッド
500 二次搬送装置
600 制御装置
S 積層体
P 搬送用プレート
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態のプレス装置システム1のブロック図である。本実施形態のプレス装置システムは、CCL(Copper Clad Laminate、樹脂シートの片面又は両面に銅箔を形成したもの)、銅箔、プリプレグを積層した積層体を熱圧締して多層基板を成形するものである。本実施形態のプレス装置システムは、積層体を加熱・加圧して成形を行う成形ホットプレス装置100と、成型後の積層体にキュア処理を行うキュアプレス装置200と、キュア処理によって得られる多層基板を冷却するコールドプレス装置300と、を有する。また、本実施形態のプレス装置システム1は、成形ホットプレス装置100にて成形された積層体をキュアプレス装置200に搬送するための一次搬送装置400と、キュアプレス装置200によってキュア処理を行った積層体をコールドプレス装置に搬送するための二次搬送装置500とを有する。また、本実施形態のプレス装置システム1は、システム全体の動作を制御するための制御装置600を備えている。
本実施形態の成形ホットプレス装置100の特徴につき以下説明する。図2は、成形ホットプレス装置100の側面図であり、図3は図2におけるA−A矢視図である。成形ホットプレス装置100は、下側に配置された固定熱盤110と上側に配置された可動熱盤120との間で積層体Sを挟んで加圧する装置である。固定熱盤110及び可動熱盤120は、後述するように、積層体Sのプリプレグに含まれる熱硬化性樹脂の硬化温度以上の温度に加熱されるよう構成されている。
可動熱盤120の上面には、クラウン定盤130が取り付けられている。クラウン定盤の上部にはボールナット132が設けられており、このボールナット132にはボールねじ142の下端が係合している。ボールねじ142の上端にはこのボールねじを回転させるモータ144が設けられており、このモータ144によってボールねじ142を回動させることによってクラウン定盤130及び可動熱盤120を上下動させることができる。従って、モータ144を駆動させることによって、積層体Sを熱盤110、120間でプレスすることができる。前述のように、熱盤110、120はプリプレグに含まれる熱硬化樹脂の硬化温度以上の温度、すなわち未硬化プリプレグ樹脂のガラス転移点よりも高い温度に加熱されているので、熱盤110、120間で積層体Sをプレスすることによって、プリプレグの樹脂は一旦軟化してプリプレグと隣接する銅箔またはCCLと密着する。そして、プリプレグの硬化が一定程度まで進行し、可動熱盤120を上昇させた後でも積層体Sの形状は維持される。
本実施形態においては、成形ホットプレス装置100による積層体Sのプレスは、真空容器150の内部で行われるようになっている。真空容器150には、真空ポンプ156及び弁158が設けられている。弁158を閉じ、次いで真空ポンプ156を駆動することによって真空容器150の内部を真空にすることができる。また、この状態から弁158を開放することによって、真空容器150の内部を大気圧に戻すことができる。
本実施形態においては、積層体Sは搬送部160によって真空容器150の内部に搬入されると共に、そこから搬出されるようになっている。搬送部160は、キャリアフィルム162と、真空容器150の搬送方向(図中右から左方向)の下流側(図中左)に配置されたリーリング164と、搬送方向上流側(図中右)に配置されたアンリーリング166とを有する。キャリアフィルム162は、搬送方向上流側をアンリーリング166に、搬送方向下流側をリーリング164に巻き取られており、リーリング164を巻き上げ、且つアンリーリング166を巻き解くように駆動することによって、キャリアフィルム162を搬送方向に移動させることができる。成形ホットプレス装置100によってプレスされる前の積層体Sは、プレス装置100より上流側でキャリアフィルム162の上に載置され、次いでリーリング164、アンリーリング166を作動させてキャリアフィルム162を移動させることによって、真空容器内に搬送される。また、成形ホットプレス装置100によるプレスを行った後の積層体Sは、キャリアフィルム162を移動させることによって真空容器150の中から搬送方向下流側に搬出される。なお、積層体によってキャリアフィルム162が撓まないように、リーリング164及びアンリーリング166によってキャリアフィルム162にはテンションが付与されている。
真空容器150は、上側部分152と下側部分154とを有し、上側部分152は図示しない駆動機構によって上下動可能に構成されている。また、図示されるように、キャリアフィルム162は、真空容器150の上側部分152と下側部分154との間、及び固定熱盤110と可動熱盤120の間を通過するよう構成されている。上側部分152を降下させると、キャリアフィルム162の上面及び下面が上側部分152と下側部分154にそれぞれ密着し、熱盤110、120及びその間に配置された積層体Sは真空容器150内に密閉されるようになっている。成形ホットプレス装置100によって積層体Sをプレスする際は、積層体を固定熱盤110の上に載置し、真空容器150を閉じ、真空ポンプ156によって真空容器内を真空にし、次いで可動熱盤120を駆動して真空下で積層体Sをプレスする。なお、クラウン定盤130の外周側面と真空容器150の上側部分152の内周側面との間にはガスケット155が設けられており、両者の隙間からのエア漏れを防止している。
熱盤110及び120には図示しないヒータが設けられており、このヒータによってプリプレグの硬化温度以上の一定温度に加熱される。また、可動熱盤110の表面には日本国特許第3847633号に記載されている熱盤ジャケットと同様の機構が設けられている。すなわち、比較的に薄くしなやかな金属板からなる熱盤表面の裏側全面に内部空間が設けられており、その内部空間に充填した流体を加圧することによって、均一な流体の静水圧と熱盤表面のしなやかさのために、積層体Sの全面をむら無く均一な温度及び圧力でプレスできるようになっている。なお、本実施形態のキュアプレス装置においては、プレス圧が比較的小さいため、油圧ではなくガス圧を利用して上述の機能を実現している。圧力媒体ガスとしては、加熱したドライエア又はスチームを使用する。また、プレス中に熱盤表面の温度を一定に保つため、熱盤の内部空間を圧力媒体ガスが常に一定の流量で流れるようにしてもよい。この熱盤ジャケットによって、銅箔をエッチングして形成された微細かつ複雑な回路パターンの周囲を隅々まで樹脂で充填することが可能になり、製造された積層基板は極めて安定した特性を得る。
次いで、キュアプレス装置200の構成に付き説明する。図4は、キュアプレス装置200及びコールドプレス装置300の側面図であり、図5Aは図4のB−B矢視図である。図示されているように、キュアプレス装置は、上部熱盤211、第1中間熱盤221、第2中間熱盤222、第3中間熱盤223、第4中間熱盤224、下部熱盤212が上下方向に配列されており、熱盤間に積層体Sを最大5枚配置することができる。上部熱盤211の上にはクラウン定盤231が、下部熱盤212の下にはテーブル定盤232が夫々配置されている。また、テーブル定盤232の下面にはモータ242が取り付けられている。モータ242の回転軸には下方に伸びるボールねじ244が同軸に固定されており、モータ242によってボールねじ244を回転させることができる。ボールねじ244の下端にはナット246が取り付けられている。ナット246はキュアプレス装置の装置フレーム202に固定されている。従ってモータ242を駆動することによって、テーブル定盤232を上下動させることができる。キュアプレス装置200によって積層体Sをプレスする際はテーブル定盤232を上昇させる。テーブル定盤232及びその上の下部熱盤212が上昇すると、下部熱盤212によって第4中間熱盤224、第3中間熱盤223、第2中間熱盤222、第1中間熱盤221、上部熱盤211が順次持ち上げられ、最終的には上部熱盤211の上面がクラウン定盤231の下面に当接する。この状態から更にテーブル定盤232を上昇させる方向にモータを作動させると、クラウン定盤231とテーブル定盤232との間で、熱盤211、212、221〜224を介して積層体Sがプレスされる。
なお、キュアプレスは大きなプレス圧を必要としないため、上部熱盤211が一定の重量を有していれば、上部熱盤211の重さだけで十分なプレス圧が得られる。この場合、上述のように上部熱盤211の上面をクラウウン定盤231の下面に当接させて、モータの駆動力によってテーブル定盤とクラウン定盤との間でプレスを行う必要はない。従って、下部熱盤212、中間熱盤221〜224、及び上部熱盤211が全て積み重なった時点でテーブル定盤の上昇を停止して、その状態でキュアプレスを行う構成にしてもよい。このような構成にすれば、テーブル定盤の移動時間が短縮され、更にキュアプレスに必要なモータの消費電力が軽減される。
また、熱盤211、212、221〜224は、各熱盤内に設けられた図示されないヒータによって加熱されるようになっている。従って、キュアプレス装置200の熱盤間に配置された積層体Sは、熱盤間でプレスされることによって加熱される。
次いで、キュアプレス装置200の熱盤間に積層体Sを配置し、更に熱盤間から積層体Sを取り出すための構成に付き説明する。本実施形態においては、キュア処理を行う前の積層体Sがキュアプレス装置200の熱盤に対して搬送方向(図4中右から左方向)上流側(図中右側)に配置されたテーブル262の上に載せられるようになっている。より具体的には、テーブル262の上には搬送用プレートPが置かれており、積層体Sは一次搬送装置400(図1)によって、キャリアフィルム162の上からテーブル262上の搬送用プレートPの上に移送されるようになっている。
テーブル262にはプッシャ252が設けられている。プッシャ252は、図示しないモータによってテーブル262の天板の幅方向中央部に埋め込まれたレール252に沿って搬送方向(図5A中右から左方向)に駆動されるようになっている。このプッシャ252によって搬送用プレートP及びその上の積層体Sは熱盤間に向かって押し出される。すなわち、プッシャ252は、テーブル262の上流側手前に定められた待機位置(図中実線部)と熱盤の上流側手前に定められた作用位置(図中破線部)との間に移動可能であり、待機位置から作用位置に向って移動することによって、搬送用プレートPをテーブル262から押し出すことができる。
本実施形態においては、搬送用プレートP及びその上の積層体Sを、中間熱盤221〜224と下部熱盤212のうちの所望のものの上に移動させることが出来るようになっている。このため、中間熱盤221〜224と下部熱盤212のうちの任意のものの上面をテーブル262の上面と同じ高さに移動させることが出来るようになっている。また、上部熱盤211及び中間熱盤221〜224のいずれかの下面の高さを、テーブル上面の高さより充分に高い所定高さに保持することが出来るようになっている。このため、所望の熱盤(下部熱盤212又は中間熱盤221〜224)の上面の高さをテーブル262の上面の高さとし、更にこの熱盤の上に位置する熱盤(上部熱盤211又は中間熱盤221〜224)の下面を所定高さに保持することによって、搬送用プレートP及び積層体Sを挿入できるだけのスペースが、所望の熱盤の上面とその上の熱盤の下面との間にできる。この状態で、プッシャ252を駆動させることによって搬送用プレートP及びその上の積層体Sを、所望の熱盤の上に移動させることができる。また、この時、所望の熱盤間に他の(キュア処理が完了した)積層体S及び搬送用プレートP’がある場合は、この搬送用プレートP’は、プッシャ252によって上流側から移動する搬送用プレートPによって、下流側(図中左側)に押し出される。すなわち、プッシャ252を駆動することによって、キュア処理前の積層体Sを熱盤間に搬入すると共に、キュア処理後の積層体Sを熱盤間から取り出すことができる。なお、搬送用プレートPの搬送方向下流側端部は、上方に折り曲げられており、プッシャ252で熱盤間に押し込まれる搬送用プレートPと熱盤間の搬送用プレートP’とが接触しやすい(すなわち、確実に搬送用プレートP’が押し出される)ようになっている。
熱盤間から押し出された搬送用プレートP’と その上の積層体Sは、キュアプレス装置200の搬送方向下流側に設けられたベルトコンベア機構の二次搬送装置500によって、コールドプレス装置300の上部冷却盤322と下部冷却盤324との間に搬送される。次いで、上部冷却盤322が降下して、両冷却盤の間で積層体Sが搬送用プレートごとプレスされる。なお、冷却盤322、324の中には、冷媒(冷却水など)が循環する管路が設けられており、冷却盤322、324の温度は略常温に保たれている。このため、冷却盤322、324間で積層体Sをプレスすると、積層体Sが冷却される。コールドプレス装置300によるプレスが完了した後、搬送用プレートPは二次搬送装置500によって下流側に搬送される。次いで、搬送用プレートPから積層体Sが取り外され、積層体Sは次の工程(表面の銅箔に配線を形成する工程など)に移動する。また、積層体Sが取り外された後の搬送用プレートPは、例えば、図5Bに示すような搬送方向下流側から上流側に搬送用プレートPを搬送するベルトコンベア等の還流手段280によって、テーブル262(図4、図5A)の上に戻される。
上部熱盤211及び中間熱盤221〜224を所定高さに保持するための熱盤保持機構につき、以下説明する。図6は、キュアプレス装置200の正面図(図4中、右側から見たもの)である。なお、図6においては、熱盤保持機構を明確にするため、テーブル262及びプッシャ252は図示していない。
図6に示されるように、熱盤の幅方向(図中水平方向)両側には、シリンダ272と、このシリンダ272から幅方向内側に突出するロッド274とを備えた熱盤保持部材270が設けられている。図4〜6に示されるように、上部熱盤211及び中間熱盤221〜224夫々の幅方向両側面には搬送方向(図中紙面垂直方向)に並ぶ2対の穴Hが形成されている(すなわち、一つの熱盤に穴Hが4つ形成されている)ので、熱盤保持部材270は4つ設けられている。
熱盤保持部材270のシリンダ272は、固定支柱276によって、フレーム202に固定されている。また、ロッド274は、シリンダ272から幅方向内側に突出するよう構成されている。ロッド274は、熱盤の穴Hに差し込まれる程度にシリンダ272から突出する固定位置(図6の状態)と、熱盤の穴Hに差し込まれないよう幅方向外側に退避する退避位置との間で進退可能となっている。ロッド274は熱盤保持部材270の図示しない駆動手段によって、固定位置と退避位置との間を移動するよう駆動される。なお、駆動手段は、油圧、空圧、或いはソレノイドを用いてロッド274を駆動するようになっている。
前述のように、熱盤保持部材のシリンダ272は移動しないよう固定されているので、テーブル定盤232を駆動してロッド274と熱盤の高さを揃え、次いでロッド274を退避位置から固定位置に駆動すると、ロッド274が熱盤の穴Hに差し込まれる。この結果、ロッド274が差し込まれた熱盤、及びこの熱盤の上にある他の熱盤や積層体Sは、熱盤保持部材270に支持される。この状態からテーブル定盤232を降下させると、ロッド274が差し込まれている熱盤から、その下の熱盤が離れ、両熱盤の間にスペースができる。
次いで、一次搬送装置400につき説明する。図7は、一次搬送装置400、及びその搬送方向の前後にあるキャリアフィルム162とテーブル262の側面図である。一次搬送装置400は、搬送方向に渡されたレール410と、このレール410から吊り下げられ、キャリアフィルム162の上とテーブル262の上との間で移動可能な可動フレーム420と、可動フレーム420から吊り下げられている複数の真空パッド430を有する。
真空パッド430は、図示しない真空ポンプと接続されており、この真空ポンプを駆動させることにより、真空パッド430の吸引口の周囲にある物を吸引することができる。従って、可動フレーム420をキャリアフィルム162上の積層体Sの上に移動させ、次いで真空ポンプを駆動させると、積層体Sは真空パッド430に吸引されて持ち上げられる。次いで、この状態で可動フレーム420を下流側のテーブル162の上まで移動してこの位置で真空ポンプを停止すると、真空パッド430から積層体Sが離れて、テーブル162上の搬送用プレートPの上に移る。かくして、積層体Sは、成形ホットプレス装置100上からキュアプレス装置200上に移動する。
以上説明したプレス装置システム1による積層体Sの成形手順につき、以下説明する。図8は、キュアプレス装置200(図4)にて行われるキュア処理の手順を示すフローチャートである。なお、このフローによる処理は、プレス装置システム1の制御装置600(図1)が、モータ242(図4)及び熱盤保持手段270(図5A、6)を制御することによって実行される。また、本実施形態においては、成形ホットプレス装置100(図2)による積層体Sのプレス時間は5分であり、5分おきに一次搬送装置400によって成形済の積層体Sがキュアプレス装置200のテーブル262(図4)に送られるようになっている。
本フローが開始すると最初にステップS1が実行される。ステップS1では、キュアプレス装置200のテーブル定盤232が降下して第4中間熱盤224と熱盤保持部材270(図6)の高さを揃える。次いで、熱盤保持部材270のロッド274を固定位置に移動させて第4中間熱盤224の穴Hにはめ込む。次いで、テーブル定盤232を更に降下させて下部熱盤211の上面とテーブル262の上面の高さを揃える。この時、下部熱盤211の上面と第4中間熱盤224の下面との間にスペースができる。そして、プッシャ252を駆動してテーブル262上の積層体Sをこのスペースに移動させる。次いで、ステップS2に進む。
ステップS2では、テーブル定盤232を上昇させて、下部熱盤211上の積層体Sを第4中間熱盤224に当接させ、次いで、熱盤保持部材270のロッド274を退避位置に移動させて第4中間熱盤224の穴Hから取り出す。次いで、テーブル定盤232を更に上昇させ、クラウン定盤231とテーブル定盤232によって、熱盤を介して積層体Sを約5分プレスする。次いで、ステップS3に進む。
ステップS3では、キュアプレス装置200のテーブル定盤232が降下して第3中間熱盤223と熱盤保持部材270(図6)の高さを揃える。次いで、熱盤保持部材270のロッド274を固定位置に移動させて第3中間熱盤223の穴Hにはめ込む。次いで、テーブル定盤232を更に降下させて第4中間熱盤224の上面とテーブル262の上面の高さを揃える。この時、第4中間熱盤224の上面と第3中間熱盤223の下面との間にスペースができる。そして、プッシャ252を駆動してテーブル262上の積層体Sをこのスペースに移動させる。次いで、ステップS4に進む。
ステップS4では、テーブル定盤232を上昇させて、第4中間熱盤224上の積層体Sを第3中間熱盤223に当接させ、次いで、熱盤保持部材270のロッド274を退避位置に移動させて第3中間熱盤223の穴Hから取り出す。次いで、テーブル定盤232を更に上昇させ、クラウン定盤231とテーブル定盤232によって、熱盤を介して積層体Sを約5分プレスする。次いで、ステップS5に進む。
ステップS5では、キュアプレス装置200のテーブル定盤232が降下して第2中間熱盤222と熱盤保持部材270(図6)の高さを揃える。次いで、熱盤保持部材270のロッド274を固定位置に移動させて第2中間熱盤222の穴Hにはめ込む。次いで、テーブル定盤232を更に降下させて第3中間熱盤223の上面とテーブル262の上面の高さを揃える。この時、第3中間熱盤223の上面と第2中間熱盤222の下面との間にスペースができる。そして、プッシャ252を駆動してテーブル262上の積層体Sをこのスペースに移動させる。次いで、ステップS6に進む。
ステップS6では、テーブル定盤232を上昇させて、第3中間熱盤224上の積層体Sを第2中間熱盤222に当接させ、次いで、熱盤保持部材270のロッド274を退避位置に移動させて第2中間熱盤222の穴Hから取り出す。次いで、テーブル定盤232を更に上昇させ、クラウン定盤231とテーブル定盤232によって、熱盤を介して積層体Sを約5分プレスする。次いで、ステップS7に進む。
ステップS7では、キュアプレス装置200のテーブル定盤232が降下して第1中間熱盤221と熱盤保持部材270(図6)の高さを揃える。次いで、熱盤保持部材270のロッド274を固定位置に移動させて第1中間熱盤221の穴Hにはめ込む。次いで、テーブル定盤232を更に降下させて第2中間熱盤222の上面とテーブル262の上面の高さを揃える。この時、第2中間熱盤222の上面と第1中間熱盤221の下面との間にスペースができる。そして、プッシャ252を駆動してテーブル262上の積層体Sをこのスペースに移動させる。次いで、ステップS8に進む。
ステップS8では、テーブル定盤232を上昇させて、第2中間熱盤222上の積層体Sを第1中間熱盤221に当接させ、次いで、熱盤保持部材270のロッド274を退避位置に移動させて第1中間熱盤221の穴Hから取り出す。次いで、テーブル定盤232を更に上昇させ、クラウン定盤231とテーブル定盤232によって、熱盤を介して積層体Sを約5分プレスする。次いで、ステップS9に進む。
ステップS9では、キュアプレス装置200のテーブル定盤232が降下して上部熱盤211と熱盤保持部材270(図6)の高さを揃える。次いで、熱盤保持部材270のロッド274を固定位置に移動させて上部熱盤211の穴Hにはめ込む。次いで、テーブル定盤232を更に降下させて第1中間熱盤221の上面とテーブル262の上面の高さを揃える。この時、第1中間熱盤221の上面と上部熱盤2211の下面との間にスペースができる。そして、プッシャ252を駆動してテーブル262上の積層体Sをこのスペースに移動させる。次いで、ステップS10に進む。
ステップS10では、テーブル定盤232を上昇させて、第1中間熱盤221上の積層体Sを上部熱盤211に当接させ、次いで、熱盤保持部材270のロッド274を退避位置に移動させて上部熱盤211の穴Hから取り出す。次いで、テーブル定盤232を更に上昇させ、クラウン定盤231とテーブル定盤232によって、熱盤を介して積層体Sを約5分プレスする。次いで、ステップS11に進む。
ステップS11では、上述のステップS1〜S10の動作を繰り返して実行するかどうかを判断する。繰り返して動作を実行するかどうかの判断は、図示しない入力手段による作業者の指示に基づいて行ってもよいし、カウンタで記録した繰り返し回数が予め設定された回数に到達したかどうかを判断することによって行ってもよい。動作を繰り返す場合(ステップS11:YES)はステップS1へ戻り、動作を繰り返さない場合(ステップS11:NO)はフローを終了する。
動作を繰り返す場合、再び実行されるステップS1にて、下部熱盤212と第4中間熱盤224の間のスペースに新しい積層体Sを導入すると、それまでこのスペースにあった積層体Sはスペースから押し出されて、二次搬送装置500によってコールドプレス装置300に移送される。
以上のルーチンによって、一枚の積層体Sは5回、すなわち約25分キュアプレス装置200によってプレスされる。一方、キュアプレス装置200は、新しい積層体Sを導入するとともにキュア処理が終了した積層体Sを取り出すという処理を、約5分おきに実施することができる。そのため、本実施形態においては、一枚の積層体Sに対して充分な時間キュア処理を行うことができ、且つ、約5分おきに積層体をコールドプレス装置300に送り出すことができる。
なお、本実施形態においてはキュアプレス装置200の中間熱盤の数を4とし、5枚の積層体に対して同時にキュア処理を行うことが出来るようになっている。しかしながら、本発明はこの構成に限定されるものではない。例えば、キュア処理に掛かる時間がより長くなるような場合は、より多くの中間熱盤を備えたキュアプレス装置を使用する。
また、本実施形態においては、キュアプレス装置200の熱盤211、212、221〜224、及び成形プレス装置100の熱盤110、129は、各熱盤内に設けられた電熱ヒータによって加熱されるようになっているが、熱盤内に加熱された熱媒(オイル等)を循環させる構成としてもよい。なお、本実施形態の電熱ヒータ方式は、オイルミストを発生する恐れが無いため、クリーンルーム内で使用することができる。

Claims (19)

  1. 上下方向に配置される第1のプレス盤及び第2のプレス盤と、
    前記第1のプレス盤と第2のプレス盤との間に配置される少なくとも一つの中間プレス盤と、
    前記第2のプレス盤を上下動させるプレス盤駆動手段と、
    前記少なくとも一つの中間プレス盤、第1のプレス盤、および第2のプレス盤のうち上下方向に隣接するプレス盤の対を選択し、該選択されたプレス盤の対の間隔を広げて該プレス盤の対の間に被加工物を搬入/搬出可能とする搬送モードと、前記第2のプレス盤を駆動してプレス盤間に配置された被加工物に圧縮荷重を加える圧縮モードとを切り換える制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記圧縮モードを前記搬送モードに切り換えるたびに、前記搬送モードにおいて選択するプレス盤の対を所定の順に切り換える、
    ことを特徴とするプレス装置。
  2. 前記少なくとも一つの中間プレス盤及び第1のプレス盤のうちの一つを所定の高さに固定するプレス盤固定手段を更に有し、
    前記搬送モードにおいて、前記制御手段は、前記プレス盤駆動手段を制御して前記選択されたプレス盤の対の上側のプレス盤を前記所定の高さに移動し、次いで前記プレス盤固定手段を制御して前記上側のプレス盤を固定し、次いで前記プレス盤駆動手段を制御して前記第2のプレス盤を降下させることによって、該選択されたプレス盤の対の間隔を広げる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のプレス装置。
  3. 前記少なくとも一つの中間プレス盤及び第1のプレス盤の側面には略水平方向に伸びる穴が形成されており、
    前記プレス盤固定手段は、所定高さに保持されている固定部と、前記固定部に対して進退可能に構成されたロッドと、前記ロッドを駆動する駆動部と、を有し、
    前記ロッドを前記固定部から突出させて前記プレス盤の穴に挿入することによって前記プレス盤は固定される、
    ことを特徴とする請求項2に記載のプレス装置。
  4. 前記被加工物をプレス盤間に配置すると共にプレス盤間に配置された前記被加工物を取り出す被加工物搬送手段を更に有する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のプレス装置。
  5. 前記被加工物は、搬送用プレートに載置された状態で搬送され、該搬送用プレートごとプレス盤間でプレスされるようになっている、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のプレス装置。
  6. 前記被加工物搬送手段は、
    該プレス装置によってプレスされる前の前記被加工物が前記搬送用プレートの上に載置された状態で配置されるテーブルと、
    前記搬送モードにおいて選択されたプレス盤の対の間に、前記テーブルの上に配置された前記搬送用プレート及び前記被加工物を押し出すプッシャと、
    を有することを特徴とする請求項5に記載のプレス装置。
  7. 前記搬送モードにおいて選択されたプレス盤の対の間に前記搬送用プレートが配置された状態で、前記プッシャによって他の搬送用プレートを前記選択されたプレス盤の対の間に押し出すことによって、前記搬送用プレートは前記他の搬送用プレートに押し出されて前記選択されたプレス盤の対の間から搬出されるようになっている、
    ことを特徴とする請求項6に記載のプレス装置。
  8. 前記被加工物がプレスされた後にプレス盤間から取り出され、次いで該被加工物が取り除かれた前記搬送プレートを、前記テーブルの上に戻すプレート還流手段を更に有する、
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載のプレス装置。
  9. 前記第1のプレス盤、第2のプレス盤及び中間プレス盤は加熱可能に構成され、
    前記プレス装置は、前記プレス装置の前段に配置された熱圧締用プレス装置によって熱圧締された被加工物を所定時間加熱して被加工物の熱反応を完了させるキュア処理を行う、
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のプレス装置。
  10. 被加工物を加熱・加圧して成形する熱圧締用プレス装置と、
    前記熱圧締用プレス装置によって成形された被加工物を所定時間一定の温度で加熱して被加工物の熱反応を完了させるキュア処理を行うキュア用プレス装置と、を有し、
    前記キュア用プレス装置は、
    上下方向に配置されると共に、加熱可能に構成される第1のプレス盤及び第2のプレス盤と、
    前記第1のプレス盤と第2のプレス盤との間に配置され、加熱可能に構成される少なくとも一つの中間プレス盤と、
    前記第2のプレス盤を上下動させるプレス盤駆動手段と、
    前記少なくとも一つの中間プレス盤、第1のプレス盤、および第2のプレス盤のうち上下方向に隣接するプレス盤の対を選択し、該選択されたプレス盤の対の間隔を広げてこのプレス盤の対の間に対して被加工物を搬入/搬出可能とする搬送モードと、前記第2のプレス盤を駆動してプレス盤間に配置された被加工物に圧縮荷重を加える圧縮モードとを切り換える制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、該圧縮モードを該搬送モードに切り換えるたびに、該搬送モードにおいて選択するプレス盤の対を所定の順に切り換える、
    ことを特徴とするプレス装置システム。
  11. 前記キュア用プレス装置は、前記少なくとも一つの中間プレス盤及び第1のプレス盤のうちの一つを所定の高さに固定するプレス盤固定手段を更に有し、
    前記搬送モードにおいて、前記制御手段は、前記プレス盤駆動手段を制御して前記選択されたプレス盤の対の上側のプレス盤を前記所定の高さに移動し、次いで前記プレス盤固定手段を制御して前記上側のプレス盤を固定し、次いで前記プレス盤駆動手段を制御して前記第2のプレス盤を降下させることによって、該選択されたプレス盤の対の間隔を広げる、
    ことを特徴とする請求項10に記載のプレス装置システム。
  12. 前記少なくとも一つの中間プレス盤及び第1のプレス盤の側面には略水平方向に伸びる穴が形成されており、
    前記プレス盤固定手段は、所定高さに保持されている固定部と、前記固定部に対して進退可能に構成されたロッドと、前記ロッドを駆動する駆動部と、を有し、
    前記ロッドを前記固定部から突出させて前記プレス盤の穴に挿入することによって前記プレス盤は固定される、
    ことを特徴とする請求項11に記載のプレス装置システム。
  13. 前記キュア用プレス装置は、前記被加工物をプレス盤間に配置すると共にプレス盤間に配置された前記被加工物を取り出す被加工物搬送手段を更に有する、
    ことを特徴とする請求項10から12のいずれかに記載のプレス装置システム。
  14. 前記被加工物は、搬送用プレートに載置された状態で搬送され、該搬送用プレートごとプレス盤間でプレスされるようになっている、
    ことを特徴とする請求項10から13のいずれかに記載のプレス装置システム。
  15. 前記被加工物搬送手段は、
    該プレス装置によってプレスされる前の前記被加工物が前記搬送用プレートの上に載置された状態で配置されるテーブルと、
    前記搬送モードにおいて選択されたプレス盤の対の間に、前記テーブルの上に配置された前記搬送用プレート及び前記被加工物を押し出すプッシャと、
    を有することを特徴とする請求項14に記載のプレス装置システム。
  16. 前記搬送モードにおいて選択されたプレス盤の対の間に前記搬送用プレートが配置された状態で、前記プッシャによって他の搬送用プレートを前記選択されたプレス盤の対の間に押し出すことによって、前記搬送用プレートは前記他の搬送用プレートに押し出されて前記選択されたプレス盤の対の間から搬出されるようになっている、
    ことを特徴とする請求項15に記載のプレス装置システム。
  17. 前記キュア用プレス装置は、前記被加工物がプレスされた後にプレス盤間から取り出され、次いで該被加工物が取り除かれた前記搬送プレートを、前記テーブルの上に戻すプレート還流手段を更に有する、
    ことを特徴とする請求項15又は16に記載のプレス装置。
  18. 前記キュア用プレス装置によってキュア処理された被加工物を冷却するためのコールドプレス装置を更に有する、
    ことを特徴とする請求項10から17のいずれかに記載のプレス装置システム。
  19. 前記熱圧締用プレス装置から前記キュア用プレス装置に被加工物を搬送する第1の搬送装置と、
    前記キュア用プレス装置から前記コールドプレス装置に被加工物を搬送する第2の搬送装置と、
    を更に有することを特徴とする請求項18に記載のプレス装置システム。
JP2009517838A 2007-06-07 2008-05-30 プレス装置及びプレス装置システム Active JP5193198B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009517838A JP5193198B2 (ja) 2007-06-07 2008-05-30 プレス装置及びプレス装置システム

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007151216 2007-06-07
JP2007151216 2007-06-07
JP2009517838A JP5193198B2 (ja) 2007-06-07 2008-05-30 プレス装置及びプレス装置システム
PCT/JP2008/060008 WO2008149801A1 (ja) 2007-06-07 2008-05-30 プレス装置及びプレス装置システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2008149801A1 true JPWO2008149801A1 (ja) 2010-08-26
JP5193198B2 JP5193198B2 (ja) 2013-05-08

Family

ID=40093619

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009517838A Active JP5193198B2 (ja) 2007-06-07 2008-05-30 プレス装置及びプレス装置システム

Country Status (6)

Country Link
JP (1) JP5193198B2 (ja)
KR (1) KR20100031573A (ja)
CN (1) CN101678626B (ja)
DE (1) DE112008001540T5 (ja)
TW (1) TW200906606A (ja)
WO (1) WO2008149801A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5550482B2 (ja) * 2010-07-29 2014-07-16 北川精機株式会社 プレス装置システム
CN103347624A (zh) * 2010-12-28 2013-10-09 小岛冲压工业株式会社 冲压成型系统
CN102601909B (zh) * 2012-03-29 2014-06-25 慈溪市东南复合材料有限公司 一种高分子材料二次成形机
CN103318616A (zh) * 2013-06-28 2013-09-25 苏州菱欧自动化设备有限公司 一种电池热压机的一送料机构的支架
CN104441739B (zh) * 2014-12-31 2017-08-25 浙江宏业装备科技有限公司 菇种打包机的送料压实组件
JP6625838B2 (ja) * 2015-07-08 2019-12-25 Towa株式会社 加圧装置およびそれを備えた個片化装置、樹脂成形装置、デバイス製造装置、ならびに加圧方法およびそれを含む樹脂成形方法、デバイス製造方法
CN105834269B (zh) * 2016-06-08 2017-12-01 黄少权 一种改进的冲压装置
CN108723173B (zh) * 2018-05-15 2020-10-13 泰州程顺制冷设备有限公司 一种板材圆孔冲压工艺
KR102097459B1 (ko) * 2018-10-22 2020-04-07 (주)오토젠 접촉식 가열로
CN109435122B (zh) * 2018-12-11 2024-05-10 深圳市光和精密自动化有限公司 一种适用于网布热压工艺的六面压合设备
IT202100031028A1 (it) * 2021-12-10 2023-06-10 Davide Dondena Dispositivo di bloccaggio e sbloccaggio rapido degli stampi in una pressa di stampaggio e pressa dotata di tale dispositivo

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62111727A (ja) * 1985-11-08 1987-05-22 Sharp Corp プリント回路基板の製造方法
JPH0741440B2 (ja) * 1988-03-25 1995-05-10 北川精機株式会社 真空プレス装置及び制御方法
JP2790500B2 (ja) * 1989-12-01 1998-08-27 株式会社日立製作所 半導体プラスチックパッケージの製造装置
JP3101849B2 (ja) * 1993-07-14 2000-10-23 株式会社名機製作所 多層プリント配線基板の歪み除去装置
JP3847633B2 (ja) 2001-08-31 2006-11-22 北川精機株式会社 プレス装置およびプレス方法
JP4309795B2 (ja) * 2004-04-16 2009-08-05 北川精機株式会社 プレス装置
JP4876396B2 (ja) * 2005-01-05 2012-02-15 東洋紡績株式会社 プリント配線板
US20060219341A1 (en) 2005-03-30 2006-10-05 Johnston Harold E Heavy metal free, environmentally green percussion primer and ordnance and systems incorporating same

Also Published As

Publication number Publication date
KR20100031573A (ko) 2010-03-23
JP5193198B2 (ja) 2013-05-08
CN101678626A (zh) 2010-03-24
CN101678626B (zh) 2012-04-18
DE112008001540T5 (de) 2010-04-29
WO2008149801A1 (ja) 2008-12-11
TW200906606A (en) 2009-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5193198B2 (ja) プレス装置及びプレス装置システム
JP3243601B2 (ja) 真空多段積層装置
JP5438121B2 (ja) キュア処理装置及びラミネート加工システム
JP4827640B2 (ja) プレス成形装置及び方法
TWI331557B (en) Laminate molding apparatus and laminate molding process
JPWO2016199687A1 (ja) 積層装置
JP2011136471A (ja) 熱板加熱による熱成形装置および熱成形方法
JP4445634B2 (ja) プレス成型方法及び装置
JP4509313B2 (ja) プレス装置システム
JPS63251207A (ja) プリント配線板の成形方法及びその装置
JP4246651B2 (ja) 樹脂板転写成形装置
JP5550482B2 (ja) プレス装置システム
JP2000182014A (ja) Icカード製造装置
JP2001239537A (ja) 積層プラスチックカードを製造する方法と装置
JP3859945B2 (ja) 等方加圧成形方法および成形装置
KR100810472B1 (ko) 인라인 경화 방법
JP3101849B2 (ja) 多層プリント配線基板の歪み除去装置
KR19990079264A (ko) 다층 피씨비용 기판적층체의 가압, 가열경화방법 및 장치
JP4065069B2 (ja) 熱成型プレス加工の方法及び装置
JP3368314B2 (ja) 積層装置および積層方法
JPS6262740A (ja) ホツトプレス装置
TWI716568B (zh) 加壓裝置及加壓方法
JP7401488B2 (ja) 積層成形システムおよび積層成形システムの制御方法
TWI749632B (zh) 具有壓合治具盒之疊板壓合系統及方法
JPH01246000A (ja) 真空プレス装置及び制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110302

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5193198

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160208

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250