JP4309795B2 - プレス装置 - Google Patents

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Description

本発明は、熱圧締によって樹脂材料からなる板材を成形する、プレス装置に関する。
特開平11−197895 従来より、たとえばプラスチック製のICカード(インテグレーテド・サーキット・カード)やプリント配線基板(PWB)などを製造するために、プラスチック製の被加工物を成形するプレス装置が利用されている。このようなプレス装置は、2熱盤間に樹脂を主とする被加工物を挿置し、この2熱盤が被加工物を加熱しながら圧迫する(熱圧締工程)ことにより、被加工物を成形するものである。
このようなプレス装置を用いて、例えば厚さ100μm以下のプリント配線基板を成形する場合、熱盤の平面度精度を10μm以内に抑えないと製品に加わるプレス圧が熱盤の位置によって異なるという現象が発生し、プリント配線基板の厚み方向の精度が低下すると共に、プレスされる位置によってはプレス圧が不足して不具合が発生する可能性がある。
また、近年、一度のプレスで多数の成形品を製造可能とするため、大型の熱盤を備えたプレス装置が利用されるようになっている。熱盤の面積が大きくなるほど、熱盤の平面度精度を確保するのが困難となるため、成形の不具合が発生しやすかった。
このような現象を回避するため、従来は、特許文献1に記載のプレス装置のように、ゴムシート等の表面粗さが小さくかつ一面が微小変形しても他面の表面精度に影響をほとんど与えないような材料をクッション材として被加工物と熱盤との間に挟んでいた。しかし、このようなクッション材に適する材料は、熱盤と比較して極めて熱伝導率が低いため、熱盤の熱が被加工物に伝わりにくく、成形時間が延びるという問題があった。さらに、ゴムシートをクッション材として使用する場合、成形温度が150℃程度までに限定されてしまうため、大型の熱盤を使用して成形温度の高い材料を高精度に成形することは容易ではなかった。
本発明は上記の問題に鑑み、大型の熱盤を使用する場合であっても製品の厚み方向の精度低下等の不具合が発生しにくく、かつ成形時間が延びることのないプレス装置およびプレス装置システムを提供することを目的とする。
上記の問題を解決するため、本発明のプレス装置は、一対の熱盤の一方を他方から所定間隔離れた状態で固定する熱盤間隔維持手段と、一対の熱盤の少なくとも一方の被加工物側の面を覆うよう少なくとも一方の熱盤に固定された金属プレートと、少なくとも一方の熱盤と前記金属プレートとの間隙部に充填されている熱媒と、熱盤の温度を制御する温度制御手段と、熱盤間隔維持手段によって一対の熱盤の間隔が所定間隔に維持されているときに熱媒の圧力を調整して前記一対の熱盤間に配置された被加工物にプレス圧力を加える熱媒圧力調整手段と、を有する。
従って、本発明によれば、熱媒圧力調整手段によって熱媒の圧力を調整することにより、一方の熱盤に取り付けられた金属プレートは平面形状を保ったまま他方の熱盤に習って押し付けられる。この結果、金属プレートの平面度精度はその表面粗さのみに依存するようになるので、鏡面仕上げなどにより金属プレートの表面粗さを低く抑えることにより、被加工物を熱圧締する時の金属プレートの平面度精度を高く維持することができる。
また、少なくとも一方の熱盤上には、被加工物がプレスされているときに一対の熱盤の隙間をシールして被加工物周辺の空間を外気から密封する真空パッキンが取り付けられ(請求項2)、さらに、プレス装置は、被加工物がプレスされているときに被加工物周辺の空間の気圧を減圧する真空ポンプを有する(請求項3)。
このような構成とすると、減圧状態でプレスを行う必要がある場合、減圧されるのは一対の熱盤間という小さい空間のみでよいため、短時間で被加工物の周囲を所望の気圧に減圧することができる。
また、請求項5の発明によれば、被加工物を所定温度に加熱する第1のプレス装置と、第1のプレス装置によって加熱された被加工物を熱圧締する第2のプレス装置と、被加工物を金属製のベルトに載置して第1のプレス装置から第2のプレス装置に搬送するベルトコンベアであって、第1および第2のプレス装置によって該ベルトごと該被加工物がプレスされるようになっているものと、を有するプレス装置システムが提供される。
本発明によれば金属製のベルトごと被加工物がプレスされるので、被加工物の搬送機構をプレス装置から退避させる必要がなく、プレスに係る時間を短縮することができる。また、熱伝導性の高い金属製のベルトに被加工物が載置されているので、熱盤からの熱は速やかにベルトを介して被加工物に移動する。
以上のように、本発明によれば、大型の熱盤を使用する場合であっても製品の厚み方向の精度低下等の不具合が発生しにくく、かつ成形時間が延びることのないプレス装置およびプレス装置システムが実現される。
以下に、本発明の実施の形態による、プレス装置の構成につき詳説する。図1は、本実施形態のバッチ断続プレス装置システム1の側面図である。バッチ断続プレス装置システム1は、予熱プレス装置100、加熱プレス装置200、冷却プレス装置300を有する。樹脂、金属、半導体等からなる製品P(本実施形態においてはICカード)は、ベルトコンベア400によって図中左から右に搬送され、予熱プレス装置100、加熱プレス装置200、冷却プレス装置300によって順次プレスされ、所望の形状や物性を備えた製品Pが形成される。すなわち、製品Pは予熱プレス装置100によって所定の温度まで昇温され、次いで加熱プレス装置200によって熱圧締され、さらに冷却プレス装置300によって常温まで冷却される。プレスは、固定盤の上方に配置された可動盤を、固定盤に当接させることによって行われる。
ベルトコンベア400は、3台のプレス装置100−300の上下流に配置された一対のローラ401L、401R、およびこのローラに渡された無端のスチールベルト403を有する。ローラ401Lはモータ409によって図1中時計回りに回転駆動され、スチールベルト403はこのローラの回転に伴って駆動される。
図1に示されるように、スチールベルト403の上端は、各プレス装置100−300の可動盤部110、210、310と固定盤部120、220、320の間に配置されるようになっている。また、ベルトコンベア400にはスチールベルト403の上端を起上および降下するためのベルト浮上装置405、407を有する。ベルト浮上装置405、407は、スチールベルト403の上端が固定盤部120、220、320上に載置されているプレス可能状態(図1中実線部)と、スチールベルト403の上端が固定盤部120、220、320からやや浮いた搬送可能状態(図1中破線部)のいずれかの状態をスチールベルト403がとるように、スチールベルト403の上端の鉛直方向の位置を変更する。
図1に示されるように、ベルト浮上装置405は予熱プレス装置100の上流側に、またベルト浮上装置407は冷却プレス装置300の下流側に設置されている。ベルト浮上装置405は軸405Sの周りを揺動可能なレバー405Lと、レバー405Lの先端に取り付けられたローラ405Rを有する。ローラ405Rはスチールベルト403の上端に下から当接している。また、ローラ405Rスチールベルト403の駆動に従動して自在に回転するようになっており、スチールベルト403の駆動を妨げない。
レバー405Lは図示しない駆動機構(エアシリンダ、ソレノイド等)によって駆動され、ローラ405Rの上端が固定盤部120、220、320の上面と略等しい位置にある第1の状態(図1中実線部)と、ローラ405Rの上端が固定盤部120、220、320の上面より高い位置にある第2の状態(図1中破線部)のいずれかをとるようになっている。
ベルト浮上機構407もまた、ベルト浮上機構405と同様の機能を有するレバー407L、軸407Sおよびローラ407Rを備えている。
すなわち、ベルト浮上機構405および407が第1の状態をとっているときはスチールベルト403はプレス可能状態となり、ベルト浮上機構405および407が第2の状態をとっているときはスチールベルト403は搬送可能状態となる。
スチールベルト403の上端の上には製品Pが載置される。製品Pを各プレス装置100−300の可動盤部110、210、310と固定盤部120、220、320の間のいずれかに搬送するときは、ベルト浮上機構405および407が第2の状態となるように駆動してスチールベルト403を搬送可能状態とする。この状態でモータ409を駆動して所望のプレス装置の可動盤部と固定盤部の間に製品Pを搬送する。この状態では、スチールベルト403が各プレス装置100−300と接触しないので、接触によってスチールベルト403が破損したり、各プレス装置100−300とスチールベルト403との間に働く摩擦抵抗によって製品Pの搬送が妨げられたりするのが防止される。
製品Pを所望の位置に搬送した後、ベルト浮上機構405および407が第1の状態となるように駆動してスチールベルト403をプレス可能状態とする。スチールベルト403をプレス可能状態とすると、スチールベルト403は固定盤部上に載置されるので、可動盤部と固定盤部との間で製品Pをプレスすることができるようになる。
なお、可動盤部110、210、310は連結されており、これらは同時に上昇/降下するようになっている。また、予熱プレス装置100と加熱プレス装置200の間隔と加熱プレス装置200と冷却プレス装置300の間隔は等しい(以下、この距離をLと定義する)。従って、ある製品を冷却プレス装置300で冷却している間に別の製品を予熱、及び/または熱圧締するという、いわゆるタンデムプレスが可能となっている。
図2を参照して、加熱プレス200の構成を説明する。なお、予熱プレス装置100および加熱プレス装置200はそれぞれ同様の構成を有している。
図2は、加熱プレス装置200の構造を示す概略図である。図2には、加熱プレス装置200のA−A断面図(図1参照)と、加熱プレス装置200が各種動作を行うときに使用される各種機器のブロック図を示したものである。加熱プレス装置200はプレスフレーム203と、可動盤部としての上部熱盤部210と、固定盤部としての下部熱盤部220と、シリンダ部230を有する。プレスフレーム203はプレス装置設置部のベースに剛体支持されている。下部熱盤部220の固定盤221はプレスフレーム203のベース部203b上に固定されている。また、シリンダ部230はプレスフレーム203の天井部203a下面に固定されている。
シリンダ部230は、シリンダ231と、シリンダ231の内壁と摺動しながら上下動可能なピストン232と、ピストン232の下面中央部より鉛直下向きに延出して形成されたシャフト233を有する。シリンダ231の下面中央分は貫通孔231aが穿孔されており、シャフト233はピストン232の上下動に従ってこの貫通孔231aと摺動しながら上下動する。シャフト233の下端には上部熱盤部210の可動盤211が固定されている。
シリンダ231の空洞部234はピストン232によって空洞部(上)234aおよび空洞部(下)234bに分断されている。この空洞部(上)234aおよび空洞部(下)234bはそれぞれ作動油で満たされている。ピストン232(すなわち上部熱盤部210の上下動)は、油圧ユニット260が作動油を制御することにより行われる。
油圧ユニット260の構造に付き、以下説明する。図3は、油圧ユニット260とシリンダ部230を模式的に示したものである。図3に示されるように、シリンダ231の空洞部(上)234aは配管262に、また空洞部(下)234bは配管263に、それぞれ接続されている。配管262および263の他端は、共に方向切り換え弁SV3に接続されている。また、方向切り換え弁SV3には、一端がポンプ266に接続された配管261および一端が開放されている配管264cが接続されている。方向切り換え弁SV3は外部からの操作に応じて「配管261と262が接続され、かつ配管263と264cが接続されている状態」と「配管261と263が接続され、かつ配管262と264cが接続されている状態」を切り換えるものである。
ポンプ266は、タンク265から作動油をくみ上げ、配管261に送るものである。方向切り換え弁SV3が「配管261と262が接続され、かつ配管263と264が接続されている状態」をとっている場合は、ポンプ266は、作動油をシリンダ231の空洞部(上)234aに送り込み、一方空洞部(下)234bの作動油は配管264aおよびパイロットチェッキ弁RV3を介して排出される。なお、空洞部(下)234bの作動油の排出機構については後述する。
また、方向切り換え弁SV3が「配管261と263が接続され、かつ配管262と264が接続されている状態」をとっている場合は、ポンプ266は、作動油をシリンダ231の空洞部(下)234bに送り込み、一方空洞部(上)234aの作動油は配管264bおよびパイロットチェッキ弁RV2を介して排出される。なお、空洞部(上)234aの作動油の排出機構については後述する。
配管262および配管263の、方向切り換え弁SV3近辺にはそれぞれチェッキ弁TV1およびTV2が設置されている。チェッキ弁TV1およびTV2は配管262および配管263を流れる作動油の流れの方向を、方向切り換え弁SV3からシリンダ231に向かう方向のみに制限して作動油の逆流を防止する。従って、方向切り換え弁SV3から配管264cには、原則として作動油は流れない。
また、配管262および263の中途には、配管264bおよび264aがそれぞれ分岐して設けられている。配管264bおよび264aにはパイロットチェッキ弁RV2およびRV3がそれぞれ接続されている。RV2およびRV3は、それぞれシリンダ上昇および下降時に作動してそこを通る作動油を排出させ、シリンダを作動させるものである。すなわち、ポンプ266が作動油をシリンダ231の空洞部(上)234aに送り込んで配管262の内圧が所定値以上に上がると、パイロットチェッキ弁RV3が開き、空洞部(下)234b内の作動油が排出され、シリンダが下降するようになっている。同様に、ポンプ266が作動油をシリンダ231の空洞部(下)234bに送り込んで配管263の内圧が所定値以上に上がると、パイロットチェッキ弁RV2が開き、空洞部(上)234a内の作動油が排出され、シリンダが上昇するようになっている。
以上のように、本実施形態にシリンダ231の空洞部の一方に作動油を送ると、他方の空洞部内の作動油が空洞部から排出されるようになっている。従って、本実施形態によれば、ポンプ266および方向切り換え弁SV3を制御することにより、ピストン232および可動盤211を自在に上下動させることが出来る。
以下に、上部熱盤部210および下部熱盤部220の構成を、図2を参照して説明する。上部熱盤部210の上部熱盤213は断熱材212を介して可動盤211の下面から懸吊固定されている。同様に、下部熱盤部220の下部熱盤223は断熱材220を介して固定盤221の上面に固定されている。また、下部熱盤部220の下部熱盤223の上面にはメタルクッション280(後述)が固定されている。また、上部熱盤部210の上部熱盤213の下面には真空パッキン取り付けプレート214が固定されている。真空パッキン取り付けプレート214は、熱伝動性の高い金属の板であり、上部熱盤213の熱は速やかに真空パッキン取り付けプレート214に移動する。すなわち、真空パッキン取り付けプレート214は製品Pと上部熱盤213との接触を防止する熱盤保護プレートとしての機能を有する。
油圧ユニット260を駆動して上部熱盤部210を下方に駆動することにより、スチールベルト403上に載置された製品Pを、メタルクッション280と上部熱盤部210の真空パッキン取り付けプレート214との間で挟んでプレスすることができる。また、下部熱盤223の上面の端部(図2中では左右両端)から鉛直上向きにデスタンスバー270が伸びている。上部熱盤213を降下させると、デスタンスバー270の上端は上部熱盤213の下面に当接し、上部熱盤はそれ以上降下できなくなる。従って、デスタンスバー270はプレス時の上下熱盤間の間隔を一定に保つとともに、真空パッキン取り付けプレート214の下面を水平に保つ一種のガイドとして機能する。
また、製品Pをプレスしている間、上部熱盤部210の上部熱盤213および下部熱盤部220の下部熱盤223はそれぞれ加熱システム240によって製品Pの成形温度に加熱されている。なお、加熱システム240が熱盤の温度を調整する方法については後述する。このように製品Pを加熱しながらプレスする、いわゆる熱圧締工程によって、製品Pの成形が行われる。なお、製品Pが熱可塑性樹脂を含む場合はこの加熱プレス装置200による加熱プレス工程に続いて後述の冷却プレス工程を行うことにより製品Pの成形が行われる。
図2を参照して、加熱システム240の構成につき説明する。加熱システム240は、上部熱盤213および下部熱盤223内に形成された加熱用熱媒管路内に熱媒油を循環させるポンプ241と、熱媒油を加熱するヒータユニット242を有する。また、ポンプ241、上部熱盤213および下部熱盤223、ヒータユニット242は加熱用熱媒配管244を介して熱媒順管路を形成する。
ポンプ241は加熱用熱媒管路の熱媒入口に熱媒を導入する。この熱媒により、上部熱盤213および下部熱盤223の温度が調整される。上部熱盤213および下部熱盤223から導出される熱媒油は加熱用熱媒配管244を介してヒータユニット242に向かう。
ヒータユニット242はそこを通過する熱媒油をヒータによって加熱することが可能な装置である。ヒータはサイリスタ制御によってその温度を制御され、これによって熱媒油の温度制御が可能となる。
また、ヒータユニット242から導出された熱媒油はストレーナを経由してポンプ241に導入され、再び上部熱盤213および下部熱盤223に向かう。
図4は、下部熱盤部220の下部熱盤223を水平方向に切断した断面図である。
下部熱盤223は略正方形状の鋼板である。下部熱盤223には、図4中上下方向に穿孔された互いに平行な8本の貫通孔である第1の孔2231a〜h(図4中左側のものより順に2231a、2231b、2231c、2231d、2231e、2231f、2231g、2231hと称す)と、下部熱盤223の図4中下端部に第1の孔2231a〜hのすべてと直交するよう図4中左右方向に穿孔された第2の孔2232と、下部熱盤223の図4中上端部左側より第1の孔2231a〜fと直交するよう図4中左右方向に穿孔された第3の孔2233と、下部熱盤223の図4中上端部右側より第1の孔2231gおよび2231hと直交するよう図4中左右方向に穿孔された第4の孔2234とが形成されている。第1の孔2231b〜gの両端にはそれぞれ盲キャップ2236が嵌入されている。第1の孔2231aおよび2231hにはその図中4上端部のみに盲キャップ2236が嵌入されている。また、第2の孔2232のうち、両端、第1の孔2231aと2231bの間の部分、第1の孔2231cと2231dの間の部分、第1の孔2231eと2231fの間の部分、および第1の孔2231gと2231hの間の部分のそれぞれには盲キャップ2236が嵌入されている。また、第3の孔2233のうち、左端、第1の孔2231bと2231cの間の部分、および第1の孔2231dと2231eの間の部分のそれぞれには盲キャップ2236が嵌入されている。また、第4の孔2234の右端には盲キャップ2236が嵌入されている。第1の孔2231a〜h、第2の孔2232、第3の孔2233および第4の孔2234のそれぞれに上記のように盲キャップ2236を嵌入することにより、第1の孔2231a〜h、第2の孔2232、第3の孔2233および第4の孔2234は第1の孔2231aの図4中下端2238と第1の孔2231hの図3中下端2239を両端とし、下部熱盤223内を蛇行する1本の加熱用熱媒管路として機能する。
上記加熱用熱媒管路には加熱システム240(図2)によって加熱された熱媒油が循環しており、この熱媒油により、下部熱盤223は加熱される。なお、また、下部熱盤223には図示しない温度センサが取り付けられている。この温度センサは加熱プレス装置200の図示しないコントローラと接続されており、加熱プレス装置200が製品Pを加熱プレスするときはコントローラはこの温度センサによって計測された上部熱盤213の温度が製品Pの成形温度である300度前後となるように、加熱システム240を制御して上記管路に流れる熱媒油の温度を調整する。
なお、本実施形態においては温度制御された熱媒油を熱盤内で循環させることによって、熱盤温度を調整しているが、熱盤内に埋め込まれたヒータによって熱盤を加熱する構成としてもよい。
図5は、メタルクッション280の鉛直方向断面図である。図5に示すように、メタルクッション280は上面中央部に凹部281Hが形成された厚板形状の板部材281と、凹部281Hを覆うステンレス鋼製の金属プレート282を有する。板部材281と金属プレート282の端部とを隙間無く全周溶接することにより、板部材281と金属プレート282とは一体化してメタルクッション280を形成する。
板部材281の底面には、鉛直上向きに穿孔されたねじ孔281Bを複数(図5中には1つのみ記載)有する。ねじ孔281Bのそれぞれにはめねじが切られており、下部熱盤223の側面に鉛直に穿孔された貫通孔2237に挿通されたボルト283をこのめねじに螺合させることにより、下部熱盤223にメタルクッション280は締結される。
板部281の凹部281Hと金属プレート282との間には間隙部284が形成されている。この間隙部284は加圧用熱媒通路285と連通している。加圧用熱媒通路285の他端は加圧コントロール250に接続されている。また、間隙部284および加圧用熱媒通路285には熱媒油が充填されている。間隙部284および加圧用熱媒通路285に充填された熱媒油は板部281の熱を一旦吸収し、その熱を金属プレート282に放出する。金属プレート282と板部281との間に介在しているのが流動性をもった熱媒油であるため、金属プレート282はすばやく加熱される。加圧コントロール250は加熱用プレス装置200の図示しないコントローラと接続されており、コントローラは加圧コントロール250を制御して間隙部284および加圧用熱媒通路285に充填された熱媒油の圧力を変動させることができる。加圧コントロール250の詳細な構成については後述する。
金属プレート282の上面は鏡面仕上げされており、その表面粗さは数μm以内となっている。従って、プレス圧と間隙部264および加圧用熱媒通路285に充填された熱媒油の圧力との釣り合いが保たれて金属プレート282が平面状態を維持していれば、金属プレート282下面の平面度精度は10μm以内に保たれる。
また、スチールベルト403(図1)の上下面は鏡面仕上げされており、その表面粗さは数μm以内となっている。また、製品Pの上にはステンレス鋼製の薄板Bが載置されている。ここで、薄板Bの下面も鏡面仕上げされている。下部熱盤223の上面のゆがみメタルクッション280によって吸収されるので、下部熱盤部220を上部熱盤部に近接させると、スチールベルト403は高い精度で平面状態を保ったまま、薄板Bとの間で製品Pを挟み込む。また、上部熱盤213には、下部熱盤223のものと同様の加熱用熱媒管路が形成されており、上部熱盤213は速やかに加熱される。
真空パッキン取り付けプレート214の下面の周縁部には真空パッキン219がねじ止めされている。真空パッキン219は、真空パッキン取り付けプレート214の全周に渡って設置されており、真空パッキン取り付けプレート214をメタルクッション280に近接させると、真空パッキン取り付けプレート214とメタルクッション280の間の隙間は真空パッキン219によってシールされる。真空パッキン取り付けプレート214の下面には真空ポンプ290と連通している開口214a(図2)が形成されている。従って、真空パッキン取り付けプレート214とメタルクッション280の間の隙間が真空パッキン219によってシールされている時に真空ポンプ290を駆動すると、製品Pの周囲を減圧することができる。
冷却プレス装置300の構成は、加熱プレス装置200とほぼ同様であるが、熱盤を流れる熱媒として冷却水が使用され、これを循環させることによって熱盤は冷却される。
加圧コントロール250の構成を図6を用いて説明する。図6は加圧コントロール250の構成を模式的に示したブロック図である。加圧コントロール250は第1の油圧シリンダ251と、第2の油圧シリンダ252と、第2の油圧シリンダ252に作動油を供給するポンプ253と、ポンプ253に作動油を供給す るタンク252と、方向切り換え弁SV5を有する。
第1の油圧シリンダ251は、スリーブ251aと、ピストン251bと、シャフト251cとを有する。ピストン251bはスリーブ251aの内面に摺動可能に取り 付けられた部材である。シャフト251cはピストン251bの一面からスリーブ251aの軸方向(即ちピストン251bの作動方向、図6中右向き)に延伸して固定されており、その端部251dはスリーブ251aより突出している。ピストン251bによってスリーブ251aの内部空間は前部空間251e(図6中左側)と後部空間251f(図6中右側)とに分断されている。
第1の油圧シリンダ251の前部空間251eには熱媒油が充填されており、この前部空間251eと、メタルクッション280に形成された加圧用熱媒通路285とは配管254を介して接続されている。また、第1の油圧シリンダ251の後部空間251fは大気圧となっている。従ってシャフト251cを力Fで前部空間251eに向かって押し込むことにより、前部空間251e内の熱媒油の圧力P1はF/A1(A1:ピストン251bの断面積)となる。従って力Fを制御することにより金属プレート282と板部281との間に充填されている熱媒油の圧力を制御することができる。
このように、金属プレート282を加圧するための熱媒油は金属プレート282と板部281との間から第1の油圧シリンダ251の前部空間251eにいたる管路のみに充填されている。従って、金属プレート282が破損した場合であっても流出する熱媒油は少量ですむ。また、熱媒油が熱膨張した場合、ピストン251bが後部空間251fがわに膨張した体積分移動するので、リリーフ弁を使用すること なく熱媒油の圧力を保つことができる。
一方、第2の油圧シリンダ252は作動油が充填されたスリーブ252aと、ピストン252bと、シャフト252cと、前進限センサ252gと、後退限センサ252hとを有する。ピストン252bはスリーブ252aの内面に摺動可能に取り付けられた部材である。また、シャフト252cはピストン252bの一面からスリーブ252aの軸方向(即ちピストン252bの作動方向、図6中左向き)に延伸して固定されており、そ の端部252dはスリーブ252aより突出している。ピストン252bによってスリーブ252aの内部空間は前部空間252f(図6中左側)と後部空間252e(図6中右側)とに分断される。
作動油は前部空間252fと後部空間252eの両方に充填されている。前部空間252fと後部空間252eに注入された作動油の圧力を制御することにより、シャフト252cを任意の駆動力でスリーブ252aの軸方向に駆動することができる。
第1の油圧シリンダ251のシャフト251cの端部251dと、第2の油圧シリンダ252のシャフト252cの端部252dとは連結部材253によって連結されている。従って、シャフト252cを駆動する駆動力を制御することによって前部空間251e内の熱媒油の圧力P1を制御することが出来る。詳細は後述するが、本実施形態においては、前部空間252fと後部空間252eのうちの一方が加圧されている時は、他方の圧力は大気圧となるようになっている。従って、後部空間252eから前部空間252fに向かう方向(図中左向き)にシャフト251cが駆動される場合、その駆動力は後部空間252eに充填された作動油の圧力P2にピストン252bの断面積A2を掛けた値である。すなわち、前部空間251e内の熱媒油の圧力P1は、P2×A2/A1となる。従って、第2の油圧シリンダ252のピストン252bの断面積A2を変えることによって、熱媒油の圧力P1すなわち金属プレート282を加圧する圧力の範囲を変化させることが出来る。
前進限センサ252gと後退限センサ252hはそれぞれの取り付け位置にピストン252bがあるかどうかを検出するセンサである。本実施形態においてはピストン252bは前進限センサ252gと後退限センサ252hの間に位置するよう制御されている。前進限センサ252gと後退限センサ252hを用いたピストン252bの位置制御方法については後述する。
シャフト252cを駆動する駆動力の制御方法に付き以下説明する。
方向切り換え弁SV5は第1のポートP1、第2のポートP2、第3のポートP3および第4のポートP4を有する4ポート切り換え弁である。方向切り換え 弁SV5は、「P1とP3が導通かつP2とP4が導通」と「P1とP4が導通かつP2とP3が導通」の2つの状態を切り換えるものである。第1のポートP1とポンプ253の吐出口とは配管257を介して接続されている。第2のポートP2に接続された配管258の一端は開放となっている。また、第2の油圧シリ ンダ252のスリーブ252aの前部空間252fおよび後部空間252eは、それぞれ配管255および256を介して方向切り換え弁SV5の第3のポートP3および第4のポートP4に接続されている。
従って、方向切り換え弁SV5の設定が「P1とP3が導通かつP2とP4が導通」であるときはポンプ253から導出される作動油は配管255を介して第2の油圧シリンダ252のスリーブ252aの前部空間252fに向かう。一方、第2の油圧シリンダ252のスリーブ252aの後部空間252eは配管258と接続 される。この結果、第2の油圧シリンダ252のピストン252bは後部空間252eに向かって(図6中右向き)移動し、後部空間252e内の作動油の一部は配管258を通って排出される。
また、方向切り換え弁SV5の設定が「P1とP4が導通かつP2とP3が導通」であるときはポンプ253から導出される熱媒油は配管256を介して第2 の油圧シリンダ252のスリーブ252aの後部空間252eに向かう。一方、前部空間252fは配管58と接続される。この結果、ピストン252bは前部空間252fに向かって(図6中左向き)移動し、前部空間252f内の作動油の一部は配管258を通って排出される。
上記の方向切り換え弁SV5の切り換え動作は加圧コントロール250の図示しないコントローラによって制御される。
配管256の中途には電磁リリーフ弁RV4が配設されている。この電磁リリーフ弁RV4は加圧コントロール250の図示しないコントローラによって 制御され、配管256内の作動油の圧力が所定の圧力に制御されるよう適宜弁の開閉動作を行う。金属プレート282と板部281との間に充填された熱媒油の圧力は配管256内の作動油の圧力と同じになるので、電磁リリーフ弁RV4の開閉を制御することにより、金属プレート282と板部281との間に充填された熱媒油の圧力を所望の範囲内に制御することができる。なお、電磁リリーフ弁RV4の開閉は、配管254に設置された圧力センサPG1或いは配管256に設置された圧力センサPG2の検出結果を用いてフィードバック制御される。
以上のように、本実施形態においては2本の油圧シリンダを直列に連結し、一方の油圧シリンダのシャフトを駆動することにより、他方の油圧シリンダ内に充填された熱媒油の圧力を調整する構成としている。すなわち、直接ポンプで熱媒油を加圧しない。従って、温度条件等の理由によりポンプで熱媒油を直接加圧できないような場合であっても、本実施例の構成によれば熱媒油を所望の圧力で加圧可能である。
また、前進限センサ252gと後退限センサ252hの検出結果を用いて、ポンプの制御を行うことにより、第2の油圧シリンダ252のピストン252bが常に前進限センサ252gと後退限センサ252hの間に位置するよう制御する。すなわち、前進限センサ252gまたは後退限センサ252hがピストン252bを検出した 場合は、ポンプを停止する。
配管255および256にはそれぞれリリーフ弁RV5およびRV6が設置されている。リリーフ弁RV5およびRV6は配管255および256の 内圧が所定値に達したときに開いて作動油を配管外部に排出し、配管255および256の内圧を所定値以下に抑えるものである。
配管255および配管256の、ポートP3およびP4近辺にはそれぞれ絞り弁TV3およびTV4が設置されている。絞り弁TV3およびTV4は配管255および配管256を流れる作動油の流量を制御し、シリンダ512および522の作動速度を制御する。
以上のように構成されたプレス装置による、製品Pのプレス成形の手順を以下に説明する。なお、プレスが開始される前は、可動盤部110、210、310は固定盤部120、220、320から充分に離間しており、搬送可能状態であれば製品Pを載せたスチールベルト403がその間を通過できるようになっている。
プレスを行うにあたって、まず各プレス装置の熱盤の温度制御が行われる。すなわち、予熱プレス装置100および加熱プレス装置200においては、熱盤が加熱されてその温度は製品Pの成形温度程度となり、一方、冷却プレス装置300の熱盤は冷却されてその温度は常温程度に保たれる。なお、本実施形態においては、製品Pの成形温度は300度程度である。
次いで、スチールベルト403の上端の上面に製品Pが載置される。ここでは、製品Pは予熱プレスよりも上流側の部分に置かれる。
次いで、ベルト浮上機構405および407を駆動して、スチールベルト403を搬送可能状態とする。さらに、モータ409を駆動して予熱プレス装置100の可動盤部110と固定盤部120の間に向かって製品Pを移動する。次いで、モータ409の駆動を停止して可動盤部110と固定盤部120の間に製品Pを配置するようにする。
次いで、ベルト浮上機構405および407を駆動して、スチールベルト403をプレス可能状態とする。次いで、可動盤部110、210、310を下方に移動させ、デスタンスバー270に上部熱盤が当接するまで、可動盤部を固定盤部に近づける。この時、各可動盤部の真空パッキン取り付けプレートの下面とスチールベルト403の上端の上面との間隔が0.5−1mm程度となっている。この状態では、可動盤部のそれぞれに取り付けられた真空パッキンが充分に機能し、製品Pの周囲を密封できるようになっている。また、この時の各プレス装置のシリンダ部(加熱プレス装置200においてはシリンダ部230)の出力、すなわちシリンダ部のシリンダ(加熱プレス装置200においてはシリンダ232)の水平方向断面積にシリンダ部の上側空洞部(加熱プレス装置200における空洞部(上)234a(図2))の内圧を掛けた値は、後述の設定プレス圧に製品Pの水平方向断面積を掛けた値よりも充分高くなっている。
次いで、真空ポンプを駆動して製品Pの周囲を設定真空圧まで減圧する。
次いで、加圧コントロールを駆動して加圧用熱媒油を設定プレス圧まで加圧する。前述のように、各プレス装置のシリンダ部の出力は、後述の設定プレス圧製に製品Pの水平方向断面積を掛けた値よりも充分高くなっているので、加圧用熱媒油からの圧力によって真空パッキン取り付けプレートが持ち上がることは無い。従って、製品Pはこの設定プレス圧で予熱プレスされることになる。所定加圧保持時間経過後、ポンプを駆動して加圧用熱媒油を減圧する。次いで、真空ポンプと接続された経路内の図示しない逃がし弁を開いて、製品P周囲の気圧を上圧に戻す。次いで、可動盤部110を上方に移動させる。以上の手順によって、予熱プレスは完了する。
可動盤部110、210、310が充分に(スチールベルト403を搬送可能状態としたときに製品Pと可動盤部が接触しない程度に)上昇した後、ベルト浮上機構405および407を駆動して、スチールベルト403を搬送可能状態とする。次いでモータ409を駆動して、加熱プレス装置200の可動盤部210と固定盤部220の間に向かって製品Pを距離Lだけ移動する。この結果、製品Pは可動盤部210と固定盤部220の間に移動する。次いで、モータ409の駆動を停止して可動盤部210と固定盤部220の間に製品Pを配置するようにする。なお、他にプレスすべき製品P’がある場合は、ベルト浮上機構の駆動に先立って、スチールベルト403の上端の上面に製品P’を載置してもよい。この場合、製品P’は、予熱プレス装置100から所定距離Lだけ上流側の位置に載置され、製品Pが可動盤部210と固定盤部220の間に配置されると、製品P’は予熱プレス装置100の可動盤部110と固定盤部120の間に配置される。
次いで、上記の予熱プレスと同様の手順によって、製品Pの加熱プレスが行われる。また、他にプレスすべき製品P’がある場合は、同時に製品P’の予熱プレスが行われる。
可動盤部110、210、310が充分に(スチールベルト403を搬送可能状態としたときに製品PやP’と可動盤部が接触しない程度に)上昇した後、ベルト浮上機構405および407を駆動して、スチールベルト403を搬送可能状態とする。次いでモータ409を駆動して、冷却プレス装置300の可動盤部310と固定盤部320の間に向かって製品Pを距離Lだけ移動する。この結果、製品Pは可動盤部310と固定盤部320の間に移動する。また、他の製品P’が予熱プレスされていた場合は、製品P’は、加熱プレス装置200の可動盤部210と固定盤部220の間に移動する。次いで、モータ409の駆動を停止して可動盤部310と固定盤部320の間に製品Pを配置するようにする。なお、他にプレスすべき製品P’’がある場合は、ベルト浮上機構の駆動に先立って、スチールベルト403の上端の上面に製品P’’を載置してもよい。この場合、製品P’は、予熱プレス装置100から所定距離Lだけ上流側の位置に載置され、製品Pが可動盤部310と固定盤部320の間に配置されると、製品P’’は予熱プレス装置100の可動盤部110と固定盤部120の間に配置される。
次いで、上記の予熱プレスと同様の手順によって、製品Pの冷却プレスが行われる。また、他にプレスすべき製品P’やP’’がある場合は、同時に製品P’の加熱プレスや製品P’’の予熱プレスが行われる。
次いで、可動盤部110、210、310が充分に(スチールベルト403を搬送可能状態としたときに製品PやP’と可動盤部が接触しない程度に)上昇した後、ベルト浮上機構405および407を駆動して、スチールベルト403を搬送可能状態とする。次いでモータ409を駆動して、製品Pを下流に距離Lだけ移動するようスチールベルト403を駆動する。かくして、プレスの完了した製品Pは冷却プレス装置300の下流側に移動し、これは図示しないピックアップ装置によって取り出される。
本発明の実施の形態のバッチ断続プレス装置システムの側面図である。 本発明の実施の形態の加熱プレス装置の構造を示す概略図である。 本発明の実施の形態の油圧ユニットとシリンダ部2を模式的に示したものである。 本発明の実施の形態の下部熱盤部の下部熱盤を水平方向に切断した断面図である。 本発明の実施の形態のメタルクッション2の鉛直方向断面図である。 本発明の実施の形態の加圧コントロールの構成を模式的に示したブロック図である。
符号の説明
1 バッチ断続プレス装置システム
100 予熱プレス装置
200 加熱プレス装置
213 上部熱盤
223 下部熱盤
250 真空パッキン取り付けプレート
270 デスタンスバー
280 メタルクッション
300 冷却プレス装置
400 ベルトコンベア
401L、401R ローラ
403 スチールベルト
405、407 ベルト浮上装置

Claims (3)

  1. 一対の熱盤と、
    前記一対の熱盤の一方を他方から所定間隔離れた状態で固定する熱盤間隔維持手段と、
    前記一対の熱盤の少なくとも一方の被加工物側の面を覆うよう、前記少なくとも一方の熱盤に固定された金属プレートと、
    前記少なくとも一方の熱盤と前記金属プレートとの間隙部に充填されている熱媒と、
    前記熱盤の温度を制御する温度制御手段と、
    前記熱盤間隔維持手段によって前記一対の熱盤の間隔が所定間隔に維持されているときに前記熱媒の圧力を調整して前記一対の熱盤間に配置された被加工物にプレス圧力を加える熱媒圧力調整手段と、
    前記少なくとも一方の熱盤上に取り付けられた、該被加工物がプレスされているときに前記一対の熱盤の隙間をシールして該被加工物周辺の空間を外気から密封する真空パッキンと、
    を有することを特徴とするプレス装置。
  2. 前記プレス装置は、該被加工物がプレスされているときに該被加工物周辺の空間の気圧を減圧する真空ポンプを有することを特徴とする、請求項1に記載のプレス装置。
  3. 該被加工物は金属製のベルトに載置されて前記一対の熱盤間に搬送され、前記プレス装置は該ベルトごと該被加工物をプレスすることを特徴とする、請求項1又は2に記載のプレス装置。
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