JP3204569B2 - ホットプレス - Google Patents

ホットプレス

Info

Publication number
JP3204569B2
JP3204569B2 JP15913093A JP15913093A JP3204569B2 JP 3204569 B2 JP3204569 B2 JP 3204569B2 JP 15913093 A JP15913093 A JP 15913093A JP 15913093 A JP15913093 A JP 15913093A JP 3204569 B2 JP3204569 B2 JP 3204569B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
multilayer substrate
hot
detecting
adhesive resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP15913093A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0722759A (ja
Inventor
明巳 宮下
睦正 藤井
健一 高橋
正美 岩倉
亮 加藤
Original Assignee
日立テクノエンジニアリング株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日立テクノエンジニアリング株式会社 filed Critical 日立テクノエンジニアリング株式会社
Priority to JP15913093A priority Critical patent/JP3204569B2/ja
Priority to US08/257,519 priority patent/US5578159A/en
Publication of JPH0722759A publication Critical patent/JPH0722759A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3204569B2 publication Critical patent/JP3204569B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C43/00Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
    • B29C43/32Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C43/56Compression moulding under special conditions, e.g. vacuum
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C43/00Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
    • B29C43/02Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor of articles of definite length, i.e. discrete articles
    • B29C43/20Making multilayered or multicoloured articles
    • B29C43/203Making multilayered articles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C43/00Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
    • B29C43/32Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C43/58Measuring, controlling or regulating
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C43/00Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
    • B29C43/32Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C43/58Measuring, controlling or regulating
    • B29C2043/5808Measuring, controlling or regulating pressure or compressing force
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C33/00Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
    • B29C33/20Opening, closing or clamping
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C43/00Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
    • B29C43/32Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C43/52Heating or cooling

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多層基板の製造に用い
るホットプレスに係り、特に、高密度、高品質の多層基
板を低コストで成形するのに好適なホットプレスに関す
る。
【0002】
【従来の技術】多層基板は、一般に、下記のようにして
製造されている。すなわち、所定の回路パターンをプリ
ント形成したプリント回路基板と、クロス基材に接着樹
脂を含浸させたプリプレグとを所定数積層し、これらの
積層したプリント回路基板とプリプレグとからなる多層
基板の素材を熱板により加熱加圧する。すると、接着樹
脂が昇温と同時に軟化流動状態から最低粘度に達し、そ
の後、化学反応の進行に伴い硬化安定状態となる。その
結果、上記複数のプリント回路基板がプリプレグの接着
樹脂で相互に接着して一体化してなり、多層基板が製造
される。
【0003】上述の多層基板の高密度化のためには、接
合部の酸化防止や多層基板の層間のボイド除去が必要で
ある。そこで、ホットプレス作業を高真空中で行うこと
が提案されている。例えば、特開昭62−156931
号公報では、多層基板の素材をフィルムやシ−トで覆っ
てそのフィルムやシートの内部を減圧してから、熱板で
多層基板の素材を加熱加圧することが紹介されている。
また、オ−トクレ−ブと称する高圧容器を使い、多層基
板の素材をフィルムやシ−トで覆ってから、そのフィル
ムやシ−トの内部を減圧したのち、その多層基板の素材
を上記高圧容器内でN2 ガスまたはCO2 ガスなどによ
り加熱加圧する方法として特開昭61−43543号と
特開昭61−43565号がある。さらに、特開平3−
128195号公報には、多層基板の素材を加熱する熱
板と該熱板を介して多層基板の素材を加圧する上下のボ
ルスタとにより、多層基板の素材に熱と圧力とを均一に
加え、さらに上下のボルスタ間を密封手段で囲み、その
密封手段の中を、プリプレグの接着樹脂の軟化流動まで
は真空(減圧)雰囲気とし、上記接着樹脂の流動から硬
化段階で高圧(空気圧付加)雰囲気とすることにより、
多層基板の素材の接着時の圧力分布を均一化したものが
紹介されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そして、上述の多層基
板の素材の接着工程で真空雰囲気から高圧雰囲気に変え
る時期は、プリプレグの接着樹脂が軟化流動した時(プ
リプレグの接着樹脂の粘度が最低粘度に達した時期)が
最良である。切り替え時期を早めるとボイドが発生し易
くなる。また、目視可能なボイドがなくとも耐熱性や引
き剥がし強さの低下を招く。一方、切り替え時期を遅ら
せると多層基板の素材周辺で接着樹脂が流出して成形さ
れた多層基板の周辺の厚みが中央に対し薄くなり、上述
の第3の従来技術の空気圧付加プレス本来の均厚成形の
メリットが低減する。さらに、切り替え時期を遅らせる
と、硬化樹脂中の溶剤や気体を誘引しボイド発生の原因
ともなる。
【0005】また、接着工程中の多層基板の接着樹脂の
軟化流動時期は、熱板間への多層基板の素材の挿入量、
接着樹脂の粘度特性、熱板の昇温速度、治具板及び補助
材の熱容量等により異なり、また熱板に近い部分と熱板
から遠い部分とでは熱伝達差により昇温が異なり、その
結果上述の軟化流動時期に差が生じる。特に、熱板間へ
の多層基板の素材の挿入量が多い場合には、上述の軟化
流動時期のずれが大となり、その対策として、一般的に
熱板側にはクッション紙を数枚入れたり、プレス本体の
昇温速度の調整などによって挿入した多層基板の素材間
の温度差の短縮を計っている。このように、接着樹脂の
粘度が最低粘度になる時期を推定するのは難しく、又誤
りも多い。
【0006】ところが、従来の多層基板の素材の接着作
業は、ある程度このようなことを考慮してはいるものの
作業者の経験や勘で作業条件決めていたため、成形した
多層基板の品質のばらつきが大きかった。また、品質の
ばらつきは成形多層基板のコスト高を招いていた。
【0007】本発明の目的は、高密度、高品質の多層基
板を低コストで成形するに好適なホットプレスを提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のホットプレスの特徴とするところは、プリプレグの
接着樹脂の粘度が最低粘度に達したことを検出する手段
と、該手段の検出結果に基づいて加圧手段により多層基
板の素材に加える圧力を予備圧力からその予備圧力より
圧力が大の接着圧力に切換えるとほぼ同時に多層基板の
素材の雰囲気を真空状態から高圧状態に切換える手段を
設けたことにある。
【0009】また、本発明は、多層基板の接着樹脂の粘
度が最低粘度に達したことを検出する手段としては、多
層基板の素材の加圧手段における移動速度が最大となっ
たことを検出するもの、加圧手段の圧力制御弁における
リリ−フ量が最小となったことを検出するもの、加圧手
段の圧力制御弁における制御電流が最大となったことを
検出するもののいづれか一つであり、またはこれらを組
合せて使用することを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明は、上記の構成により、多層基板の接着
樹脂の粘度が最低粘度になる時期を経験や実験から推測
するのではなく、予備加圧加熱中に生じる加圧手段の状
態変化を捕えて、多層基板の接着樹脂の軟化流動点を見
い出すようにしている。この結果、作業者の経験や勘で
作業条件を決めていた従来の技術と比較して、成形した
多層基板の品質のばらつきが小さく、高密度、高品質の
多層基板を低コストで製造することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明のホットプレスの一実施例を添
付図面に基づいて説明する。図において、1はフロアで
ある。このフロア1にはフレーム2が設置されており、
そのフレ−ム2の下部中央には主油圧シリンダ3が設置
されている。その主油圧シリンダ3のピストン4の上端
には下ボルスタ5が取り付けられており、その下ボルス
タ5はフレ−ム2に固定された複数のガイドレ−ル6に
昇降可能に案内されている。前記主油圧シリンダ3およ
びピストン4により主油圧ラムが構成されている。
【0012】下ボルスタ5と対面するフレ−ム2の上部
位置には、上ボルスタ7が配置されている。下ボルスタ
5の上面には断熱板8Aを介して下熱板9が取り付けら
れており、かつこの下ボルスタ5の周辺(側面)には筒
体受けリング10が取り付けられている。同様に、上ボ
ルスタ7の下面には断熱板8Bを介して上熱板11が取
り付けられており、その上ボルスタ7の周辺(側面)に
は筒体ガイド12が取り付けられている。前記筒体受け
リング10及び前記筒体ガイド12には密封手段22及
び23をそれぞれ設けられている。
【0013】前記下熱板9及び上熱板11は、図4に示
すように、内部に蒸気などの熱媒体の供給ホ−ス14及
び戻しホ−ス15及び通路47を有する。一方、熱媒体
は、図1に示すように、加熱冷却手段を構成する加熱冷
却源13から熱媒体供給ホ−ス14を通じて下熱板9及
び上熱板11の熱媒体通路47にそれぞれ供給され、そ
の熱媒体通路47で熱交換して熱媒体戻しホ−ス15を
通じて加熱冷却源13に戻される。
【0014】図1に戻って、主油圧シリンダ3のヘッド
側ポ−ト3aには油圧装置16からの油圧配管17が接
続されており、また主油圧シリンダ3のロッド側ポ−ト
3bには油圧装置16からの油圧配管19が接続されて
おり、その結果主油圧シリンダ3のヘッド側及びロッド
側に圧油が供給される。前記油圧配管17の途中には圧
力センサー18が設けられており、前記主油圧シリンダ
3により多層基板の素材38を加圧する際の圧力(以
下、接着圧力と称する)を前記圧力センサ−18で検出
し、その結果を後述する制御盤29の演算部32に送り
込まれるように構成されている。
【0015】前記油圧装置16は、図5に示すように、
油タンク39に油ポンプ40、切換弁41、プレス上昇
下降速度調節弁42A、42B、チェック弁43A、4
3B、切換弁44、電磁比例リリ−フ弁45、リリ−フ
流量計46で構成されている。
【0016】上ボルスタ7の周辺に取り付けられた筒体
ガイド12の外周には筒体20が配置されている。この
筒体20は、下ボルスタ5に設けられた昇降手段21に
昇降可能に取り付けられている。前記筒体受けリング1
0及び筒体ガイド12と前記密封手段22及び23との
協働により、筒体20の内部には密封空間20Sが形成
されるようになっている。前記密封空間20Sの内部は
排気通路25及びガス配管27を介して排気手段24及
びガス供給手段26と連通されている。この結果、密封
空間20Sは、排気手段24により排気通路25を介し
て内部の大気を排気して真空(減圧)状態とされ、また
はガス供給手段26によりガス配管27を介してガスが
供給され、高圧(加圧)状態とされる。前記排気通路2
5及びガス配管27には圧力センサー28が接続されて
おり、前記密封空間20S内の圧力を圧力センサ−28
で計測し、その結果を後述する制御盤29の演算部30
に送り込まれるように構成されている。
【0017】下ボルスタ5の下部とフレ−ム2との間に
は下ボルスタ5の変位速度を検出する速度センサー37
が取り付けられており、主油圧ラムのピストン4の移動
速度速度センサー37で検出し、その結果の計測値を
後述する制御盤29の演算部31に送り込まれるように
なっている。
【0018】図において、29は制御盤である。この制
御盤29は、前記加熱冷却源13、油圧装置16、排気
手段24、ガス供給手段26の制御を行なうものであっ
て、演算部30、31、32、加圧制御弁(前記電磁比
例リリーフ弁45)の制御電流計測部33、プロセス条
件設定部34、操作部35および空気圧付加指令部36
で構成されている。前記操作部35を、前記加熱冷却源
13、油圧装置16の切換弁41、44、排気手段2
4、ガス供給手段26にそれぞれ接続し、また前記制御
電流計測部33を前記電磁比例リリーフ弁45に接続
し、さらに空気圧付加指令部36に前記リリーフ流量検
出器46を接続する。
【0019】次に、本発明のホットプレスの動作を説明
する。まず、図2に示すように、昇降手段21を作動さ
せて筒体20を上限位置まで上昇させ、多層基板の素材
38を、上熱板11と下熱板9との間に挿入しかつ下熱
板9の上面に位置決めして積載する。次いで、図1に示
すように、昇降手段21を作動させて筒体20を下降さ
せる。次に、真空排気中に負圧で下ボルスタ5が上昇し
ないように、油圧装置16の切換弁41を41B側に切
り換えて、油ポンプ40からの高圧油を油圧配管19を
介してロッド側ポ−ト3bから主油圧シリンダ3のロッ
ド側室内に供給し、図1に示すように、上部密封手段2
2と下部密封手段23とにより筒体20の内部に密封空
間20Sを形成する。続いて、接合部の酸化防止や層間
ボイド除去のため、排気手段24を作動させて密封空間
20Sの大気を排気し、5〜50Torrの減圧状態と
する。所定の真空が得られたら、切換弁41を41Aに
切換えて主油圧シリンダ3のロッド側室内の高圧油をロ
ッド側ポ−ト3bから排出し、一方、油ポンプ40から
の高圧油を高圧配管17を介してヘッド側ポート3aか
ら主油圧シリンダ3のヘッド側室内に供給し、下ボルス
タ5を上昇させ、上熱板9及び下熱板11により多層基
板の素材38に均一な伝熱加圧が行なえるように、多層
基板の素材38に、面圧約1〜5kgf/cm2 の予備
加圧を付与し、かつ約130℃の予備加熱を与える。
【0020】この温度、圧力状態を5〜30分維持する
と接着樹脂が軟化し、流動状態となる。接着樹脂が流動
化して最低粘度に達したら、筒体20内を所定の減圧状
態から大気圧に戻し、多層基板の素材38を5〜30k
gf/cm2 の面圧で加圧して接着工程を行なう。
【0021】上述の接着工程中の多層基板の接着樹脂の
粘度が最低粘度になる状態においては、一定圧力で加圧
しているので、接着樹脂流出現象により、上下ボルスタ
5及び7間が閉じる移動速度が最大となるか、上下ボル
スタ5及び7間の圧力制御を行なう圧力制御弁(電磁比
例リリーフ弁)のリリ−フ量が最小となるか、圧力制御
弁(電磁比例リリーフ弁)の制御電流が最大となる。
【0022】この結果、接着樹脂が軟化して最低粘度に
達したことあるいは最低粘度に達した時刻は、図6に示
すように、下ボルスタ5とフレ−ム2に取付けられた
度センサー37の検出値(ア)を制御盤29の演算部3
1から空気圧付加指令部36に取り込んで演算により
大速度到達時刻を求めるか、電磁比例リリ−フ弁45の
リリ−フ流量検出器46の検出値(イ)を制御盤29の
空気圧付加指令部36に取り込んで演算によりリリ−フ
量が最小となる時刻を求めるか、電磁リリ−フ弁45の
制御電流計測部33の計測値(ウ)を空気圧付加指令部
36に取り込んで最大電流になる時刻を求める。このよ
うに各々のセンサー(速度センサー37、リリ−フ流量
検出器46、あるいは制御電流計測部33)を接着樹脂
の粘度が最低になったことを検出する手段として使用し
ている。これらセンサーのうち、一つの検出結果を用い
れば充分であるが、併用すると接着樹脂の粘度が最低に
なったことを確実に検出できる。
【0023】上述の接着加圧の操作の開始とほぼ同時に
ガス供給手段26から所定の窒素または空気圧を密封空
間20Sに供給し、多層基板の素材38の周辺の接着圧
力が低下するのを防止する。供給圧力および供給時間
は、接着樹脂および接着圧力によって異なるが、一般的
には3〜10kgf/cm2 、時間は30〜60分であ
る。
【0024】また、空気圧力の反力による接着圧力の低
下は、圧力センサー28で空気圧を検出し、制御盤29
の演算部30にてプロセス条件設定部34からの指令値
で加圧するよう修正演算し、加圧指令値を電磁比例リリ
−フ弁45に出力する。必要な加熱およびガス加圧が終
了すると、下熱板9および上熱板11に、加熱冷却源1
3から冷却媒体を供給して冷却し、多層基板38を冷却
する。多層基板38がほぼ室温になったところで、主油
圧シリンダ3による加圧を完了させ、図2に示すよう
に、下ボルスタ5を下限位置まで下降させ、筒体20を
上限位置まで上昇させ、接着作業が完了となる。
【0025】このように、この実施例における本発明の
ホットプレスは、多層基板の接着樹脂の粘度が最低粘度
になる時期を経験や実験から推測するのではなく、予備
加圧加熱中に生じる加圧手段の状態変化を捕えて、多層
基板の接着樹脂の軟化流動点を見い出すようにしてい
る。この結果、作業者の経験や勘で作業条件決めていた
従来の技術と比較して、成形した多層基板の品質のばら
つきが小さく、高密度、高品質の多層基板を低コストで
製造することができる。
【0026】以上の実施例では、上下の熱板9、11の
間に多層基板の素材38を挿入しているが、上下の熱板
9、11の間に一個以上の中間熱板を設け、各熱板間に
それぞれ多層基板の素材38を挿入して一回の処理で、
複数の多層基板を製造するホットプレスでも本発明は実
施できる。これは、各熱板間に同量の多層基板の素材3
8が挿入され、また、各熱板に供給する熱量が等しくさ
れ、同一条件でプレスが行使されるためである。また、
多層基板の素材38を熱伝導性の良好な治具板に載せた
まま、上下の熱板9、11の間に挿入し、加熱加圧を施
しても良い。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明ホットプレ
スによれば、常に最適値で空気圧付加状態に切換えるこ
とができ、層間ボイドがなくかつ基板の板厚偏差が小さ
く、仕上り精度の高い高密度の多層基板を歩留まり良く
生産し得る。また、高品質の基板を歩留まり良く生産で
きるので、多層基板のコスト低減が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のホットプレスの一実施例を示
し、筒体による密封状態を示す断面図である。
【図2】図2は図1に示すホットプレスの筒体が開放し
た状態を示す断面図である。
【図3】図3は図1に示すホットプレスの加圧状態を示
す断面図である。
【図4】図4は図1のX−X切断線に沿った熱板の要部
断面図である。
【図5】図5は図1に示すホットプレスの油圧装置の主
要回路を示す図である。
【図6】図6はプリプレグの粘度とプレスの各部の作動
現象の関係を示した説明図である。
【符号の説明】 1…フロア、2…フレ−ム、3…主油圧シリンダ、3a
…ヘッド側ポート、3b…ロッド側ポート、4…ピスト
ン、5…下ボルスタ、6…ガイドレール、7…上ボルス
タ、8A及び8B…断熱板、9…下熱板、11…上熱
板、12…筒体ガイド、13…加熱冷却源、14…熱媒
体供給ホース、15…熱媒体戻しホース、16…油圧装
置、17…油圧配管、18…圧力センサー、19…油圧
配管、20…筒体、20S…密封空間、21…昇降手
段、22…密封手段、23…密封手段、24…排気手
段、25…排気通路、26…ガス供給手段、27…ガス
配管、28…圧力センサ−、29…制御盤、30…演算
部、31…演算部、32…演算部、33…制御電流計測
部、34…プロセス条件設定部、35…操作部、36…
空気圧付加指令部、37…速度センサー、38…多層基
板の素材、39…油タンク、40…油ポンプ、41…切
換弁、42A及び42B…プレス上昇下降速度調整弁、
43A及び43B…チェック弁、44…切換弁、45…
電磁比例リリ−フ弁、46…リリ−フ流量検出器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 健一 茨城県竜ケ崎市向陽台5丁目2番 日立 テクノエンジニアリング 株式会社 開 発研究所内 (72)発明者 岩倉 正美 茨城県下館市大字小川1500番地 日立化 成工業 株式会社 下館工場内 (72)発明者 加藤 亮 茨城県下館市大字小川1500番地 日立化 成工業 株式会社 下館工場内 (56)参考文献 特開 平4−332626(JP,A) 特開 昭56−166020(JP,A) 特開 昭62−5840(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 3/46 B29C 43/20 B29C 43/56 B29C 43/58

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に対向して配置された上下のボルス
    タと、上記上下のボルスタにそれぞれ対向して設けられ
    た上下の熱板と、上記上下のボルスタ間を密封する手段
    と、上記上下のボルスタの少なくとも一方を他方に対し
    て移動させ上記上下の熱板間を加圧させる手段と、上記
    熱板を加熱、冷却させる手段と、上記密封手段で形成さ
    れる空間内を真空、高圧にする手段とを備え、プリント
    回路基板と接着樹脂とを積層してなる多層基板の素材
    を、上記上下の熱板の間に挿入しかつ真空、高圧状態下
    で加熱加圧して、多層基板を生産するホットプレスにお
    いて、 多層基板の素材の加圧手段における移動速度が最大とな
    ったことを検出するもの、加圧手段の圧力制御弁におけ
    るリリーフ量が最小となったことを検出するもの、加圧
    手段の圧力制御弁における制御電流が最大となったこと
    を検出するもの、のうち少なくとも一つからなる上記多
    層基板の素材の接着樹脂の粘度が最低粘度に達したこと
    を検出する手段と、該検出手段の検出結果に基づいて上
    記熱板間の加圧手段により上記多層基板の素材に加える
    圧力を予備圧力からその予備圧力より圧力が大の接着圧
    力に切換えるとほぼ同時に上記多層基板の素材の雰囲気
    を真空状態から高圧状態に切換える手段と、を設けたこ
    とを特徴とするホットプレス。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載のホットプレスにお
    いて、上下の熱板間で多層基板の素材を加圧する手段
    は、上下のボルスタの少なくとも一方を他方に対して移
    動させ上下の熱板間を加圧させる主油圧ラムと、圧油を
    リリーフして主油圧ラムの圧力を制御する電磁比例リリ
    ーフ弁と、を備えたことを特徴とするホットプレス。
  3. 【請求項3】 上記請求項2に記載のホットプレスにお
    いて、上記多層基板の素材の接着樹脂の粘度が最低粘度
    に達したことを検出する手段としては、主油圧ラムにお
    ける移動速度が最大となったことを検出するもの、電磁
    比例リリーフ弁におけるリリーフ量が最小となったこと
    を検出するもの、電磁比例リリーフ弁における制御電流
    が最大となったことを検出するもの、のうち少なくとも
    一つであることを特徴とするホットプレス。
JP15913093A 1993-06-29 1993-06-29 ホットプレス Expired - Fee Related JP3204569B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15913093A JP3204569B2 (ja) 1993-06-29 1993-06-29 ホットプレス
US08/257,519 US5578159A (en) 1993-06-29 1994-06-09 Hot press for producing multilayer circuit board

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15913093A JP3204569B2 (ja) 1993-06-29 1993-06-29 ホットプレス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0722759A JPH0722759A (ja) 1995-01-24
JP3204569B2 true JP3204569B2 (ja) 2001-09-04

Family

ID=15686906

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15913093A Expired - Fee Related JP3204569B2 (ja) 1993-06-29 1993-06-29 ホットプレス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3204569B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6655268B2 (en) * 2001-10-31 2003-12-02 The Boeing Company Compact hot press
US7658217B2 (en) * 2006-12-28 2010-02-09 United Technologies Corporation High temperature lamination tool
JP2009125976A (ja) * 2007-11-20 2009-06-11 Nippon Yakin Kogyo Co Ltd 樹脂成型用金型および成型方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0722759A (ja) 1995-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3230833B2 (ja) ホットプレス
JPH07195391A (ja) ホットプレス
US5578159A (en) Hot press for producing multilayer circuit board
JP2899130B2 (ja) 高真空ホットプレス
JP2516262B2 (ja) ホットプレス
US6041840A (en) Vacuum lamination device and a vacuum lamination method
JP3243601B2 (ja) 真空多段積層装置
EP1293271B1 (en) Method and device for pressing workpiece
KR100818569B1 (ko) 프레스 성형장치
JPH06143220A (ja) ホットプレス
JP7245768B2 (ja) 積層システムおよび積層システムの制御方法
JP7025499B1 (ja) 積層成形システム
JP3204569B2 (ja) ホットプレス
JP2008155521A (ja) 熱転写成形方法及び熱転写成形装置
JPS63251207A (ja) プリント配線板の成形方法及びその装置
JPH0631500A (ja) ホットプレス
JP2006026989A (ja) 真空積層装置及び積層方法
JPH07185897A (ja) ガス圧付加プレス
JP3243607B2 (ja) 真空積層装置および真空積層方法
EP0254901A2 (en) Lamination method and apparatus
JP3261648B2 (ja) 真空多段積層装置
JP2596585B2 (ja) 多段ホットプレス
JPS6262740A (ja) ホツトプレス装置
JP3243598B2 (ja) 真空積層装置および真空積層方法
JP2951100B2 (ja) ホットプレス装置およびホットプレス方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees