JPH07185897A - ガス圧付加プレス - Google Patents

ガス圧付加プレス

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JPH07185897A
JPH07185897A JP33542993A JP33542993A JPH07185897A JP H07185897 A JPH07185897 A JP H07185897A JP 33542993 A JP33542993 A JP 33542993A JP 33542993 A JP33542993 A JP 33542993A JP H07185897 A JPH07185897 A JP H07185897A
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JP
Japan
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pressure
substrate
substrate material
gas pressure
uniform
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Pending
Application number
JP33542993A
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English (en)
Inventor
Akemi Miyashita
明巳 宮下
Mutsumasa Fujii
睦正 藤井
Katsunori Shibata
克則 柴田
Yoshie Ogawa
義衛 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Plant Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Techno Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07185897A publication Critical patent/JPH07185897A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/06Platens or press rams
    • B30B15/062Press plates
    • B30B15/064Press plates with heating or cooling means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 板厚が均一で高品質の基板を低コストで成形
する。 【構成】 筒体リング16内の密封空間16S内で、高
圧ガス圧による均一面圧と、主油圧シリンダ3の加圧力
を高圧ガス圧付加と同時に上熱板11bと下熱板11a
で基板素材に加える。この結果、基板素材37に2種の
接着剤が分布しても、2種の最適接着面圧で基板を成形
できるので、仕上り板厚が均一で高品質の基板を低コス
トで生産できる。その結果、均一な接着面圧の他に、必
要箇所を接着面圧よりやや高い局部面圧を付加すること
により、仕上がり板厚が均一で高品質の基板を歩留り良
く生産できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄物プリント基板の製
造や液晶ガラス基板の成形に用いるガス圧付加プレスに
係り、均ーな接着圧力の他に局部圧力が必要な基板を成
形するのに好適なガス圧付加プレスに関する。
【0002】
【従来の技術】プリント基板は一般に、下記のようにし
て製造されている。すなわち、所定の回路パタ−ンをプ
リントしたプリント回路基板とクロス基材に接着樹脂を
含浸させたプリプレグとを交互に所望枚数まで積層し、
その積層したプリント回路基板とプリプレグからなるプ
リント基板の素材を熱板により加熱加圧する。すると、
接着樹脂が昇温と同時に軟化流動状態から最低粘度に達
し、この後、化学反応の進行に伴い硬化安定状態とな
る。その結果、上記複数のプリント回路基板がプリプレ
グの接着樹脂で相互接着して一体化してプリント基板が
製造される。上述のプリント基板の高密度化のために
は、プリント基板の層間のボイド除去や均厚成形をする
ために、プリプレグの接着樹脂の軟化流動までは真空雰
囲気とし、流動から硬化段階で高圧ガス雰囲気中で行う
ことが提案されている。例えば、特開平3−12819
5号公報には、多層基板の素材を加熱する熱板と該熱板
を介して多層基板の素材を加圧する上下のボルスタとに
より多層基板の素材に熱と圧力とを均一に加え、さらに
上下のボルスタ間を密封手段で囲み、その密封手段の中
をプリプレグの接着樹脂の軟化流動までは真空(減圧)
雰囲気とし、上記接着樹脂の流動から硬化階段で高圧ガ
ス(空気圧付加)雰囲気とすることにより多層基板の素
材の接着時の圧力分布を均一化したものが紹介されてい
る。さらに加圧面の形状をボルスタ内の補助的なラムに
より熱板側の緩衝板を接着条件に適合した形状に変え、
適正面圧分布で接着作業する方法として特開昭59−2
15299号公報がある。また、オ−トクレ−ブと称す
る高圧容器を使い、多層基板の素材をフィルムやシ−ト
で覆ってからそのフィルムやシ−トの内部を減圧したの
ち、その多層基板の素材を上記高圧容器内でN2ガスま
たはCO2ガスなどにより加熱加圧する均圧形成方法と
して特開昭61−43543号公報や特開昭61−43
565号公報などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そして、上述の基板接
着工程で均圧による高精度均厚成形を可能とするために
プレスの面精度を上げ加圧することが試みられるが、面
精度を向上させるにも限界があり、また接着基板自身に
も凹凸やうねり等があり面加圧で均圧加圧するには限界
があった。また、特殊な内層構成や金属基板、ガラス基
板等のように特性の異なる接着剤が分布する基板(例え
ば、全体には低粘度の接着剤を使用し、部分的には高粘
度接着剤を使用する接着剤特性の異なる基板)を接着す
るには、均圧で加圧する他に局部加圧を施した方が高精
度均厚成形することが出来る場合がある。
【0004】ところが、従来の基板の接着作業は、前述
のように粘性流体への加圧が主でこの流体に均圧加圧す
ることを考慮しており、加圧方向で高剛性物質が多く粘
性流体の占める割合が非常に少ない基板では、基板内の
高剛性物質により影響を受け高剛性物質の近傍では基板
の板厚精度が低下する。板厚精度を向上させるには高剛
性物質を含む部分を局部的に圧力を高めれば良いが、従
来、プレスではなだらかな圧力分布の変化を与えること
は可能であるが局部的に圧力を高めることは不可能であ
った。
【0005】本発明の目的は、低粘度の接着剤を使用す
る部分はガス圧で均圧加圧し、接着剤特性の異なる局部
は接着剤特性にあったプレス圧で加圧することにより、
特に薄いガラス基板など全体は低粘度の接着剤を使用し
部分的に高粘度接着剤を使用する接着剤特性の異なる基
板の素材を、仕上り板厚が均一で高品質の基板を低コス
トで生産するに好適なガス圧付加プレスを提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のガス圧付加プレスの特徴とするところは、上下に対
向して配置された上下各ボルスタと、上記上下各ボルス
タにそれぞれ対向して設けられた上下の各熱板と、上記
上下各ボルスタ間を密封する手段と、上記密封手段で形
成させる空間にガス圧を付加する手段と、上記上下各ボ
ルスタの少なくとも一方を他方に対して移動させる手段
と、上記上下各熱板の少なくとも一方を加熱および冷却
する手段とを備え、基板素材を上記上下の両熱板の間に
てガス圧を付加し加熱して基板を生産するガス圧付加プ
レスにおいて、上記両熱板の少なくとも一方の基板素材
の加圧面の一部を凸形状としたことにある。
【0007】
【作用】本発明は、上記の構成により基板接着工程で全
体は基板周囲のガス圧で加圧し、局部的に上下両熱板間
で加圧するようにしている。この結果、基板内における
接着剤の特性差に応じて加圧できるため、仕上り板厚が
均一で高品質の基板を低コストで生産できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明のガス圧付加プレスの実施例の
うちの2例を添付図面に基づいて説明する。図1乃至図
6は液晶ガラス基板を生産するための本発明のガス圧付
加プレスの第1の実施例を示すもので、図1は縦断面
図、図2は図1のA−A線断面図、図3は図1のB−B
線断面図、図4は基板加圧状態の熱板付近の詳細断面
図、図5は加圧状態の基板内圧力分布を示しもので、図
6は本発明プレスの作用状態を示した縦断面図である。
以下の実施例では、符号の添字a,bは、それぞれ各部
分が後述する基板素材37に対して下側、上側にあるこ
とを示す。例えば1図に示す引用符号31aは基板素材
37の下側に設けた加熱体、引用符号31bは基板素材
37の上側に設けた加熱体であり、総称する場合は添字
a,bを除き、例えば加熱体31というように呼ぶこと
とする。
【0009】これらの図において、フロア1にベ−スフ
レ−ム2が設置されており、このベ−スフレ−ム2の上
部に台板2Aが固定されている。前記台板2Aには、図
1に示すように主油圧シリンダ3と、複数本の支柱4と
が固定されている。前記主油圧シリンダ3には主ラム5
が嵌挿されている。また主油圧シリンダ3は油圧配管2
1を介して油圧源20に接続されている。
【0010】下ボルスタ6は主ラム5上に設置され、か
つ複数設けられた支柱6Aと台板2Aに設けられた複数
のガイド軸受8に案内されて昇降し得るようになってい
る。上ボルスタ7は下ボルスタ6に対向するように台板
2Aに設立された支柱4の上部に固定されている。
【0011】前記下ボルスタ6の上面には下枠板9aで
囲まれた断熱板10aを介して矩形の下熱板11aが取
り付けられている。前記上ボルスタ7の下面には、上枠
板9bで囲まれた断熱板10bを介して矩形の上熱板1
1bが取り付けられている。また、上ボルスタ7の下面
には密封空間形成用の筒体受けリング13が取り付けら
れている。また、下ボルスタ6の周辺には、台板2A上
に固定されている複数の空圧シリンダ14のロッド14
Aによりブラケット15を介し昇降し得るよう支持され
た筒体リング16が取付けられている。該筒体リング1
6は下ボルスタ6の外周に設けた筒体ガイド18で案内
され、かつ筒体リング16の内周と下ボルスタ6の外周
間を密封するように下ボルスタ6側に設けた筒体側面シ
−ル材19により気密構造となっている。
【0012】該筒体リング16の上面には前記の筒体受
けリング13に対向して筒体端面用シール材17が設け
てあり、前記筒体リング16を筒体受けリング13に密
着させることにより上ボルスタ7、下ボルスタ6、筒体
受けリング13および筒体リング16との間に密封空間
16Sを形成する。また前記密封空間16Sの外部には
加圧ポンプ22が設けてあり、前記加圧ポンプ22は筒
体受けリング13の内側に設けた上ボルスタ7を貫通し
た穴7Aから配管25、切換弁24、配管26とを介し
て密封空間16Sに接続されている。前記の配管25は
途中で分岐し、分岐した先にはリリーフ弁23が接続さ
れている。
【0013】空圧シリンダ14上部には配管29が接続
されており、空圧シリンダ14下部には配管30が接続
されている。前記の配管29,30には切換弁28によ
り圧縮空気を送る空気圧源50が配管27を介し切り替
え可能に接続されている。
【0014】前記筒体リング16は切換弁28を切り換
えることにより配管30を介し圧縮空気が空圧シリンダ
14の下部に供給され、配管29を介し圧縮空気が空圧
シリンダ14の上部より大気中に放出されると上昇し、
筒体受けリング13との間に密封空間16Sを形成す
る。一方、配管30を介し圧縮空気が空圧シリンダ14
の下部より大気中に放出され、配管29を介し圧縮空気
が空圧シリンダ14の上部に供給されると筒体リング1
6は下降する。
【0015】前記熱板11の内部には、図1〜図3に示
すように加熱体31と冷却媒体通路32とが設けられて
いる。前記加熱体31には、電気ヒ−タ等が用いられ
る。また、加熱体31は所定の間隔をおいて複数本配列
されており、各加熱体31は図1に示すように、電線3
3を通じて加熱源(例えば、電源)35に接続されてい
る。前記冷却媒体通路32は、図3に示すように、ジグ
ザグ状に設けられ、図1に示すように、冷却ホ−ス34
を通して冷却源(例えば、冷却媒体発生装置)36に接
続されている。
【0016】図4に示すように前記下熱板11aの上面
は、多数の溝11Aが掘られその上面にロ−ダ(図示せ
ず)等により基板素材37が挿入され、位置決めされる
ようになっている。また前記上熱板11bの下面には、
基板の局部面圧を高める位置のみ断面凸形状でかつ平面
環状形状の凸形状部11Dになっており、前記凸形状部
11Dの内部には高圧ガスが進入可能なように多数の貫
通穴よりなる通路11Bが設けてある。
【0017】次に、このような構成を有する本発明ガス
圧付加プレスの動作を説明する。先ず、図1に示すよう
に基板素材37を上熱板11bと下熱板11a上の間に
挿入し下熱板11aの上面に位置決めし載置する。次い
で切換弁28をAポートからBポートに切換え、空気圧
源50より高圧空気を空気配管27から空気配管30を
通し空圧シリンダ14の下部に導入し、空圧シリンダ1
4のロッド14Aによりブラケット15と直結された筒
体リング16を上昇させ、筒体端面用シール材17を筒
体受けリング13に密着させることにより上ボルスタ7
と下ボルスタ6との間に密封空間16Sを形成する。
【0018】次に、図6に示すように主油圧シリンダ3
に油圧源20より油圧配管21を通し所定の高圧油を供
給し、主ラム5を介し下ボルスタ6を上昇させる。これ
により上熱板11bの凸形状部11Dと下熱板11aと
の間に油圧により所望する基板素材37の局圧必要部に
圧力を加える。
【0019】前記の加圧と略同時に加圧ポンプ22の切
換弁24を導通側(AポートからBポート)に切換え、
配管25、26より密封空間16S内へ高圧ガスを供給
する。基板素材の上側からは上熱板11bの凸形状部1
1Dに設けた多数の貫通穴よりなる通路11Bから高圧
ガスが進入し、基板素材の下側からは下熱板11aの上
面に掘られた多数の溝11Aから高圧ガスが進入し基板
素材37に高圧ガスにて均一な面圧を付加する。基板素
材37を約100〜170℃で加熱しながら局圧必要部
は主油圧シリンダ3により面圧0.8〜1.5kgf/cm2
で加圧(プリント基板の場合には8〜15kg/cm2
し、同時にリリーフ弁23で密封空間16S内の圧力制
御を行い、基板全面は高圧ガスにより0.5〜1.0kg
f/cm2の面圧(プリント基板の場合には5〜10kg/c
m2)で加圧する。このときの基板に作用する高圧ガス及
びプレス面圧の作用状況を図4に示し、図5にその圧力
分布を示す。
【0020】次に、図7及び図8は図1乃至図6に示す
実施例とは異なる実施例を示したもので、図7は基板素
材の平面図、図8は図7に示す基板素材の加圧状態を示
す断面図である。以下に記す実施例において、図1乃至
図6に示す実施例と同一の部分については同一符号を使
用するものとしその説明は省略する。
【0021】図7に示すように、基板素材37A内部の
接着剤51の描画形状が端面を開放した形状を有する基
板である場合には、基板素材37Aを上熱板11bと下
熱板11aとの間に挿入し下熱板11a上に位置決した
後、接着基板内シ−ル材38を基板素材37Aの側面に
接触させる。次に、主油圧シリンダ3で加圧と同時に外
部よりの高圧ガスによる加圧を行う。高圧ガスは接着基
板内シ−ル材38により基板素材37A内への進入を阻
止しされるので内外の圧力差を生じ、高圧ガスによる加
圧が可能となる。
【0022】次に、図9乃至図12は、本発明の第2の
実施例を示したもので、図9は縦断面図、図10乃至図
12は作用状態を示した縦断面図である。本実施例は基
板素材へのガス加圧を大気圧としたものである。
【0023】図9によりその概要を説明する。図9にお
いて密封空間16Sの外部には真空ポンプ40が設けら
れ、前記真空ポンプ40は上ボルスタ7を貫通した穴7
Aと配管25、切換弁42、配管26とを介して密封空
間16Sに接続されている。前記の配管25は途中で分
岐され、分岐された先には真空破壊弁41が接続してあ
る。
【0024】次に図9の構成を有する本実施例ガス圧付
加プレスの動作を説明する。先ず、図9に示すように基
板素材37を上熱板11bと下熱板11a間に挿入し、
下熱板11aの上面に位置決めし載置する。次いで図1
0に示すように筒体リング16を上昇させ、上ボルスタ
7と下ボルスタ6との間に密封空間16Sを形成する。
密封空間16Sを形成後、真空ポンプ40に接続してい
る切換弁42を導通側(AポートからBポート)に切換
えるとともに真空破壊弁41を閉じ(Aポートに位置さ
せ)、配管25、26より密封空間16S内の空気を排
出する。密封空間16S内が真空化することにより基板
素材37の内部に含まれた空気を排出し基板素材37内
部を真空状態とする。
【0025】前記の基板素材37内部が真空状態となっ
た状態で図11に示すように下ボルスタ6を上昇させ
る。これにより上熱板11bの凸形状部11Dと下熱板
11aとの間で局圧必要部に局圧を付加する。
【0026】前記の局圧必要部に局圧を付加した状態に
て図12に示すように真空破壊弁41を導通側(Aポー
トからBポート)にし切換弁42を閉じる(Bポートか
らAポート)。これにより密封空間16S内に大気が導
入され基板素材37の周囲は大気圧となる。基板素材は
上熱板11bの凸形状部11Dと下熱板11aとの間で
局圧必要部に局圧が付加され基板素材37内部の接着剤
が密着しているため大気の侵入が妨げられる。前記の作
用により基板素材37の局圧必要部を除き大気圧にて均
一な面圧を付加することができる。本実施例によれば大
気圧付加にて基板素材を加圧するので、成形時の圧力付
加が低いガラス基板の成形に好適である。
【0027】前記の図9乃至図12に実施例を示すガス
圧付加プレスを用いて接着描画形状が端面を開放した形
状の基板素材(図7及び図8に示す基板素材)37Aに
対し基板成形を行っても良い。このときは前基板素材3
7A周囲の雰囲気が真空となったときに接着基板内シー
ル材38を基板素材37A側面に当てがい下ボルスタ6
を上昇させ上熱板11bの凸形状部11Dと下熱板11
aとの間に所望する局部面圧を付加する。前記の状態に
て真空破壊弁41を導通側(AポートからBポート)に
し密封空間16S内に大気を導入することにより大気圧
を付加する。
【0028】また、図13および図15に示すように熱
板11の凸形状部11Dの形状を凸部分に鍔状部や溝を
設け端部の応力集中を低下させるようにしてもよい。こ
の場合はそれぞれ図14、図16に圧力分布を示すよう
に局圧必要部とガス加圧部の境界における圧力勾配をな
だらかにする効果がある。本実施例においては、局圧必
要部とガス加圧部の境界に発生する応力集中を緩和でき
るので、薄いガラス等の脆性の高い素材を使用した基板
素材の破損を防止できる効果がある。
【0029】上記の実施例では、上下の熱板11にそれ
ぞれ加熱体31を内蔵させているが、基板素材40が薄
い場合には、下熱板11aもしくは上熱板11bのいず
れか一方のみに加熱体31を内蔵させても良い。また、
熱板11の凸形状部11Dを片側のみとしたが両側とし
ても良い。
【0030】また、以上の実施例では熱板11の内部に
ある加熱体31を電気ヒータとしたが、電気ヒータ以外
にも加熱を行えるものであれば良く、加熱体は加熱源よ
り加熱ホースを通じて加熱体内部に高温流体を通すパイ
プ状の熱交換器であっても良い。
【0031】さらに、上述の実施例においては、上下各
熱板11a,11bのみを使用したものであるが、上熱
板11bと下熱板11aとの間に一個以上の中間熱板を
設けて、各熱板間にそれぞれ基板の素材を挿入し得るよ
うに構成し、かつ上下各熱板及び前記中間熱板の相互に
対向する少なくとも一方の基板素材の加圧面の一部を凸
形状としても良い。
【0032】さらにまた、上述の実施例においては、下
ボルスタ6を上ボルスタ7側に移動させるものである
が、その逆に上ボルスタを下ボルスタ側に移動させるよ
うに構成しても良い。
【0033】さらにまた、上述の実施例においては、上
ボルスタ7の下面に凸形状部11Dを設け、下ボルスタ
6の上面に溝11Aを設けたが、その逆に上ボルスタ7
の下面に溝を設け、下ボルスタ6の上面に凸形状部を設
けても良い。又は、上ボルスタ7の下面及び下ボルスタ
6の上面に凸形状部を設けても良い。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明ガス圧付加
プレスによれば、局圧必要部はプレスによる加圧、他全
面はガスによる均一面圧の付加ができ仕上り層間厚精度
の高い基板を歩留まり良く生産し得る。また、高品質の
基板を歩留まり良く生産できるので、基板のコスト低減
が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明ガス圧付加プレスの第1の実施例
を示し、筒体が開放した状態を示す断面図である。
【図2】図2は図1のA−A切断線に沿った熱板の要部
断面図である。
【図3】図3は図1のB−B切断線に沿った熱板の要部
断面図である。
【図4】図4は基板素材の加圧状態を示す熱板近傍の詳
細断面図である。
【図5】図5は図4で示す断面の圧力分布を示す。
【図6】図6は、図1に示すガス圧付加プレスの接着作
業状態を示す断面図である。
【図7】図7は、基板素材に高圧ガスが進入しないよ
う、基板側面シ−ルした実施例を示す平面図である。
【図8】図8は、図7の基板素材の加圧状態を示す熱板
近傍の詳細断面図である。
【図9】本発明のガス圧付加プレスの第2の実施例を示
した断面図で、筒体が開放した状態を示すものである。
【図10】図10は、図9に示すガス圧付加プレスの接
着作業状態を示す断面図である。
【図11】図11は、図9に示すガス圧付加プレスの接
着作業状態を示す断面図である。
【図12】図12は、図9に示すガス圧付加プレスの接
着作業状態を示す断面図である。
【図13】図13は凸部の形状を変更した熱板での基板
素材の加圧状態を示す熱板近傍の詳細断面図である。
【図14】図14は図13の装置による基板素材の加圧
状態における圧力分布を示す。
【図15】図15は図13に示す実施例とは異なる凸部
の形状を変更した熱板での基板素材の加圧状態を示す熱
板近傍の詳細断面図である。
【図16】図16は図15の装置による基板素材の加圧
状態における圧力分布を示す。
【符号の説明】
1…フロア、2…ベ−スフレ−ム、3…主油圧シリン
ダ、4…支柱、5…主ラム、6…下ボルスタ、6A…下
ボルスタ支柱、7…上ボルスタ、8…ガイド軸受、9a
…下枠板、9b…上枠板、10a…下断熱板、10b…
上断熱板、11a…下熱板、11b…上熱板、11A…
溝、11B…通路、11D…凸形状部、13…筒体受け
リング、14…空圧シリンダ、15…ブラケット、16
…筒体リング、17…シ−ル材、18…筒体ガイド、1
9…シ−ル材、20…油圧源、21…配管、22…加圧
ポンプ、23…リリ−フ弁、24…切換弁、25…配
管、26…配管、27…配管、28…切換弁、29…配
管、30…配管、31…加熱体、32…冷却媒体通路、
33…電線または加熱媒体ホ−ス、34…冷却ホ−ス、
35…加熱源、36…冷却源、37、37A…基板素
材、38…接着基板用端面シ−ル材、40…真空ポン
プ、41…真空破壊弁、42…切換弁、50…高圧ガス
源。
フロントページの続き (72)発明者 藤井 睦正 茨城県土浦市神立東二丁目28番4号 日立 テクノエンジニアリング 株式会社土浦事 業所内 (72)発明者 柴田 克則 東京都千代田区神田駿河台四丁目3番地 日立テクノエンジニアリング 株式会社営 業本部内 (72)発明者 小川 義衛 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に対向して配置された上下各ボルス
    タと、上記上下各ボルスタにそれぞれ対向して設けられ
    た上下の各熱板と、上記上下各ボルスタ間を密封する手
    段と、上記密封手段で形成される空間にガス圧を付加す
    る手段と、上記上下各ボルスタの少なくとも一方を他方
    に対して移動される手段と、上記上下各熱板の少なくと
    も一方を加熱および冷却する手段とを備え、基板素材を
    上記上下の両熱板の間にてガス圧を付加し加熱して基板
    を生産するガス圧付加プレスにおいて、上記両熱板の少
    なくとも一方の基板素材の加圧面の一部を凸形状とした
    ことを特徴とするガス圧付加プレス。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載のガス圧付加プレス
    に於いて、付加するガス圧を大気圧としたことを特徴と
    するガス圧付加プレス。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のガス圧付加プレ
    スにおいて、上下の熱板の間に一個以上の中間熱板を設
    けて、各熱板間にそれぞれ基板の素材を挿入し得るよう
    に構成し、かつ上下各熱板及び前記中間熱板の相互に対
    向する少なくとも一方の基板素材の加圧面の一部を凸形
    状としたことを特徴とするガス圧付加プレス。
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