JPWO2008149703A1 - フェライト系耐熱鋼 - Google Patents

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Abstract

HAZの耐溶接割れ性とクリープ強度に優れるフェライト系耐熱鋼を提供する。質量%で、Si:0.1%を超えて1.0%以下、Mn:2.0%以下、Co:1〜8%、Cr:7〜13%、V:0.05〜0.4%、Nb:0.01〜0.09%、MoおよびWの一方または両方を合計で0.5〜4%、B:0.005〜0.025%、Al:0.03%以下およびN:0.003〜0.06%を含有し、Cを下記(1)式を満足する量で含み、残部がFeおよび不純物からなり、不純物としてのO、PおよびSがそれぞれ、O:0.02%以下、P:0.03%以下およびS:0.02%以下であることを特徴とする高Crフェライト系耐熱鋼。0.005≦C≦(−5/3)×B+0.085 ・・・(1)ここで、CおよびBは、それぞれの元素の含有量(質量%)を示す。さらに、Nd、Ta、CaおよびMgのうちの1種または2種以上を含んでもよい。

Description

本発明は、火力発電ボイラなどの高温で使用される部材に用いられる、溶接熱影響部の高温強度と耐溶接割れ性に優れるフェライト系耐熱鋼に関する。
近年、火力発電においては熱効率を高めるために蒸気条件の高温高圧化が進められており、将来的には650℃、350気圧という超々臨界圧条件での操業が計画されている。フェライト系耐熱鋼は、オーステナイト系ステンレス鋼に比べて安価であり、かつ、熱膨張係数が小さいという耐熱鋼としての利点を有するため広く利用されている。
フェライト系耐熱鋼については、将来的な蒸気条件の過酷化に対応すべく高強度化が図られている。例えば、特許文献1と特許文献2には、WとMoの含有量を最適化するとともに、CoおよびBを含有させることが提案されている。また、特許文献3にはWとMoを添加することによって微細な金属間化合物相による強化を活用した鋼が提案されている。そして、特許文献4にはマルテンサイトラス界面に析出するM23系炭化物や金属間化合物相を活用して、高強度化を図った鋼が提案されている。
しかしながら、これらフェライト系耐熱鋼を溶接構造物として使用する場合、例えば、非特許文献1に示されているように、溶接による熱サイクルを受けた溶接熱影響部(以下、HAZ)ではクリープ強度が大きく低下することがある。そのため、高強度化を図った鋼の利点を十分に活用できないという問題がある。そこで、鋼のみならず,溶接熱サイクルを受けたHAZのクリープ強度の向上を目的とした鋼についても提案がなされている。
例えば、特許文献5には溶接入熱に対して安定なTi、Zr、Hf系の窒化物を生成させることにより、特許文献6にはWを添加するとともに(Nb、Ta)炭窒化物を微細に析出させることにより、また、特許文献7と特許文献8にはCr炭化物の生成を抑制し、微細なV、Nb等の炭窒化物の長時間安定性を高める等により、それぞれ、継手部の長時間クリープ強度を改善した鋼が開示されている。このように、炭窒化物を活用したHAZの強度改善手法が種々提案されているものの、実用面からはさらなるHAZ強度の向上が望まれている。
さらに、特許文献9には、Bを0.003〜0.03%含有させることにより、HAZでの細粒化を抑え、HAZでのクリープ強度を改善するという方法が提案されている。しかしながら、Bはこのような効果を有する元素であることが知られている一方、溶接に際しては、溶接金属の凝固割れやHAZの液化割れ感受性を高める元素であることが広く知られている。そのため、ボイラ用主蒸気管や圧力容器など厚肉部材として使用される場合には、十分な溶接性(耐溶接割れ性)が得られないといった問題がある。
特開平4−371551号公報 特開平4−371552号公報 特開2001−152293号公報 特開2002−241903号公報 特開平8−85848号公報 特開平9−71845号公報 特開2001−279391号公報 特開2002−69588号公報 特開2004−300532号公報 Science and Technologyof Welding and Joining, 1996, Vol.1, No.1, p.36〜42
このように、フェライト系耐熱鋼は、安価であることに加えて熱膨張係数が小さいという利点を有するため、蒸気条件の高温高圧化が進められている火力発電ボイラなどで溶接構造物として使用されることが期待されている。
そして、上述のとおり、さらに高温高圧条件でも使用することができるように、さらなる高強度化とともに溶接継手のHAZのクリープ強度を改善するために、種々の提案がなされている。しかし、HAZの高強度化は未だ不十分であるだけでなく、溶接時の十分な耐溶接割れ性が得られていないという問題がある。
本発明は、このような状況に鑑み、HAZの耐溶接割れ性に優れるとともに、クリープ強度にも優れるフェライト系耐熱鋼を提供することを目的とする。
HAZのクリープ強度を向上させるためには、Cr、Co、V、Nbを所定の範囲に規制するとともに、Bを添加することが有効であることが明らかとなった。しかしながら、HAZを高強度化するのに必要な量のBを添加した場合、HAZおよび溶接金属の割れ感受性が増大し、耐溶接割れ性に問題があることが明らかとなった。
そこで、HAZでのクリープ強度を改善し、かつ優れた溶接性を両立させるためには、次のとおり、CおよびBの含有量の最適化によって、問題解決を図ることができることを見出した。本発明に係るフェライト系耐熱鋼では、HAZにおけるクリープ強度が汎用鋼の破断時間の3倍以上の破断時間、好ましくは5倍以上の破断時間であることを目標値とする。
調査検討を行った結果、Cr:7〜13%、Co:1〜8%、V:0.05〜0.4%およびNb:0.01〜0.09%の組成範囲を有するフェライト系鋼において、Bを含有させた場合、HAZが高強度化されることが確認された。
HAZでのクリープ強度が母材に比べて低下するのは、溶接熱サイクルによりAc変態点からAc変態点の間の温度に加熱されることによる細粒化が一因である。細粒化は元の組織であるフェライト相(焼き戻しマルテンサイト相)がこの温度域に加熱された場合、粒界にオーステナイト相が新たに核生成し、成長することによって生じる。Bは粒界に偏析しやすい元素であり、この温度域に加熱された場合、元のフェライト相の粒界に偏析して粒界のエネルギーを低減し、オーステナイト相の核生成を抑制、遅延させることにより細粒化を抑制する。その結果、HAZでのクリープ強度を改善するものと考えられた。
しかしながら、クリープ強度を改善する効果が得られる必要量以上のBを含有させた場合、溶接金属の凝固割れおよびHAZの液化割れ感受性が増大することがわかった。
これは、Bは粒界に偏析しやすい元素であると同時に融点を大きく低下させる元素であることが一因である。加えて、SおよびPも、Bと同様に粒界偏析しやすく、かつ融点を大きく低下させる元素である。そのため、溶融線直近のHAZでは、Bの粒界偏析にPおよびSの粒界偏析が重畳し、粒界溶融が生じ、熱応力もしくは、外部応力により開口し、液化割れを生じるものと考えられた。
溶接金属の凝固割れは、溶接材料の成分を調整することで防止は可能である。一方、HAZの液化割れは、使用する鋼の組成に係わる課題であり、実用に際しては大きな制約となる。このような問題点を踏まえ、HAZの液化割れの防止を可能とし、かつHAZを高強度化しうる要件を鋭意調査した。
検討を繰り返した結果、Cの含有量を所定の範囲に規定した場合にのみ、液化割れの防止が可能になるとの新たな知見が得られた。そして、この理由は、次のように考えられた。
すなわち、CはBと同じく、融点低下元素として作用し、上述のBによる融点低下作用に重畳し、HAZの液化割れ感受性を高める。そのため、Bの含有量に応じてCの含有量を低減することにより、融点の低下を軽減することが可能となると考えられた。そして、本発明の基本合金成分であるCr:7〜13%、Co:1〜8%、V:0.05〜0.4%、Nb:0.01〜0.09%の範囲における凝固脆性温度範囲(BTR)を実用上液化割れを十分に防止しうる100℃以下に縮小させるCの含有量(%)の上限が、熱力学的理論計算から(−5/3)×[%B]+0.085であると特定することができた。ここで、[%B]は鋼中のBの含有量(質量%)を表す(以下同じ)。
加えて、Cはその相互作用により、硫化物や隣化物の生成自由エネルギーに影響を与える。すなわち、高温ではCの含有量の増加とともにCrやNd等の硫化物もしくは燐化物の溶解度が減少し、さらにCの含有量が増加するとこれらの溶解度が再び増加する傾向を有する。硫化物や燐化物の溶解度が増加した場合、溶接等の熱影響により粒界に偏析するSやPの量が増え、液化割れの感受性が高まる。そのため、C量を減じた本発明範囲のC含有量の場合、硫化物や燐化物の溶解度が小さくなり安定な化合物が形成される。それに伴い粒界におけるSおよびPが減少し、融点低下抑制との相乗作用により、HAZの液化割れが防止されるものと考えられた。
さらに、Bを含有させた上でCの含有量を低減させた場合には、液化割れ防止が可能となるばかりか、Bのみを含有させた場合に比べて、HAZのクリープ強度がより向上するとの新たな知見を得た。
これは、Cの含有量を所定の範囲に低減した場合、粒界に存在する炭化物が減少する。そのため、Ac変態点からAc変態点の間の温度に加熱されて、粒界にオーステナイト相が核生成した場合でもピニング効果が小さいため、結晶粒が容易に粗大化しやすい。その結果、B含有による核生成抑制との重畳効果により、HAZでの細粒化抑制効果が大きくなる。さらには、フェライト鋼の強化に寄与する粒内のVやNbの微細炭窒化物の成長速度が抑えられることにより、Bのみを含有させた場合に比べ、クリープ強度の強化代が大きくなることによると考えられた。
しかしながら、極端にCの含有量を低減した場合には、粒内強化に寄与するVやNbの微細炭窒化物の生成量が少なく、十分にその強化効果が得られなくなるため強度改善効果が小さくなると考えられた。したがって、Cの含有量の下限は0.005%以上とした。
これらの検討の結果から、HAZの液化割れの防止を可能とし、かつHAZのクリープ強度を改善しうるためには、B:0.005〜0.025%、かつ、0.005≦C≦(−5/3)×[%B]+0.085の条件を満たすことが必要であることが判った。
本発明は、これらの新たな知見に基づいて完成したものであり、本発明に係るフェライト系耐熱鋼の要旨は、次の(1)〜(3)に示すとおりである。以下、それぞれ、本発明(1)〜(4)という。これらを総称して、本発明ということがある。
(1) 質量%で、Si:0.1%を超えて1.0%以下、Mn:2.0%以下、Co:1〜8%、Cr:7〜13%、V:0.05〜0.4%、Nb:0.01〜0.09%、MoおよびWの一方または両方を合計で0.5〜4%、B:0.005〜0.025%、Al:0.03%以下およびN:0.003〜0.06%を含有し、Cを下記(1)式を満足する量で含み、残部がFeおよび不純物からなり、不純物としてのO、PおよびSがそれぞれ、O:0.02%以下、P:0.03%以下およびS:0.02%以下であることを特徴とする高Crフェライト系耐熱鋼。
0.005≦C≦(−5/3)×B+0.085 ・・・・・(1)
ここで、CおよびBは、それぞれの元素の含有量(質量%)を示す。
(2) 質量%で、Feの一部に代えて、Nd:0.08%以下を含むことを特徴とする、上記(1)の高Crフェライト系耐熱鋼。
(3) 質量%で、Feの一部に代えて、Ta:0.08%以下を含むことを特徴とする、上記(1)または(2)の高Crフェライト系耐熱鋼。
(4) 質量%で、Feの一部に代えて、Ca:0.02%以下およびMg:0.02%以下のうちの1種または2種を含むことを特徴とする、上記(1)〜(3)のいずれかに記載の高Crフェライト系耐熱鋼。
本発明に係るフェライト系耐熱鋼は、HAZの耐溶接割れ性に優れるとともに、優れたHAZのクリープ強度を有する。
次に、本発明鋼の限定理由について述べる。なお、%表示は、質量%を表す。
C:0.005%以上、かつ、{(−5/3)×[%B]+0.085}%以下
CはBとともに本発明における重要な元素である。Cは炭化物を形成し、高温強度の確保に寄与するとともにマルテンサイト組織を得るのに有効な元素であるため、必須の元素である。しかしながら、粒界に偏析すると、BやS、Pと重畳して粒界の融点低下を促し、かつ粗粒HAZの硫化物や隣化物の生成に間接的に関与して液化割れ感受性に影響をあたえる。また、Cの含有量を低減すると、細粒HAZにおいて、変態時の結晶粒の粗大化促進および微細炭化物の成長抑制の効果によりクリープ強度改善効果を有する。Cそのものによる粒界の融点低下を抑制し、かつ粗粒HAZで安定した硫化物および燐化物を形成させ、S、Pの粒界偏析に起因した融点低下を軽減して液化割れを防止するとともに、細粒HAZのクリープ強度を改善するためには、後述するとおり、Bの含有量を特定の範囲に規定するとともに、Cを0.005%以上、かつ、{(−5/3)×[%B]+0.085}%以下とする必要がある。C含有量の好ましい下限は0.010%である。
Si:0.1%を超えて1.0%以下
Siは脱酸剤として0.1%超えで含有させるが、過剰に含有させるとクリープ延性および靭性の低下を招くため、上限を1.0%とする。望ましくは、0.8%以下である。より望ましくは、0.2%を超えて0.7%以下である。
Mn:2.0%以下
MnはSiと同様に、脱酸剤として含有させるが、過剰に含有させた場合、クリープ脆化および靭性の低下を招く。そのため、2.0%以下とする。望ましくは、1.8%以下である。しかしながら、過度の低減は、十分な脱酸効果が得られず鋼の清浄度を劣化させるとともに、製造コストの増大を招く。このため、特に下限は設けないが、Mnは0.01%以上含有させることが望ましい。
Co:1〜8%
Coはオーステナイト生成元素であり、マトリックスのマルテンサイト化に必要な元素である。その効果を得るためには1%以上含有させる必要がある。しかし、8%を超えて含有させるとクリープ延性の著しい低下を招く。なお、望ましくは2%を超えて7%以下である。
Cr:7〜13%
Crは、耐熱鋼において耐酸化性および耐高温腐食性を確保するとともにマトリックスのマルテンサイト組織を安定して得るために、必須の元素である。その効果を得るためには、7%以上含有させることが必要である。しかし、過剰に含有させると、多量のCr炭化物の生成により炭化物の安定性を低下させ、クリープ強度の低下を招くとともに、靭性も劣化する、そのため、Crの含有量は13%以下とする必要がある。望ましくは、8〜12%である。さらに望ましくは8〜10%である。
V:0.05〜0.4%
Vは、Nbとともに粒内に微細な炭窒化物を形成し、クリープ強度の向上に大きく寄与する元素である。その効果を得るためには、少なくとも0.05%以上含有させることが必要である。しかし、過剰に含有させた場合、炭窒化物の成長速度の増大を招き、その分散強化効果が早期に消失するとともに、靭性の低下を招くため、Vの含有量は0.4%以下とする必要がある。望ましくは、0.10〜0.35%である。
Nb:0.01〜0.09%
Nbは、Vとともに粒内に高温まで安定な微細炭窒化物を形成し、クリープ強度の向上に大きく寄与する元素である。その効果を得るためには、少なくとも0.01%以上含有させることが必要である。しかし、過剰に含有させた場合、炭窒化物の成長速度の増大を招き、その分散強化効果が早期に消失するとともに、靭性の低下を招くため、Nbの含有量は0.09%以下とする必要がある。
MoおよびWの一方又は両方:0.5〜4%(合計で)
MoおよびWはマトリックスを固溶強化し、クリープ強度の向上に寄与する元素である。この効果を得るためには、MoおよびWの一方又は両方を、合計で0.5%以上含有させることが必要である。しかし、4%を超えて過剰に含有させると、粗大な金属間化合物を生成し、靭性の極端な低下を招く。なお、Wを単独で含有させる場合には、Wの含有量の下限は1%とすることが好ましい。
B:0.005〜0.025%
Bは、Cとともに本発明における重要な元素である。Bは、HAZにおいて粒界に偏析して粒界エネルギーを下げることにより、オーステナイト相の核生成を遅延させ、細粒化を抑制する。その効果を十分に得るためには少なくとも、0.005%以上含有させることが必要である。しかしながら、粗粒HAZにおいては、粒界偏析したBは粒界の融点低下を促し、SおよびPの偏析と重畳して、液化割れを発生させる。これを防止するためには、Cを前述の範囲に規定する必要がある。しかし、Bの含有量が0.025%を超えると、HAZのクリープ強度の改善効果が飽和するとともに、Cの含有量を前述の範囲に規定しても液化割れを防止することができない。なお、Bの含有量の下限は0.007%以上が望ましい。さらに望ましい範囲は、0.01%を超えて0.02%以下である。
N:0.003〜0.06%
Nは、VやNbを含む微細な炭窒化物を形成し、クリープ強度の確保に有効な元素である。その効果を得るためには0.003%以上含有させることが必要である。しかし、過剰に含有させると炭窒化物の析出量の増大を招き、脆化の原因となる。そのため、Nの含有量の上限を0.06%とする。
Al:0.03%以下
Alは、脱酸剤として含有させるが、過剰に含有させるとクリープ延性および靭性の低下を招くため、上限を0.03%とする。望ましくは、0.02%以下である。しかしながら、過度の低減は、十分な脱酸効果が得られず鋼の清浄度を劣化させるとともに、製造コストの増大を招く。このため、特に下限は設けないが、Alは0.001%以上含有させることが望ましい。
O:0.02%以下
Oは不純物として存在するが、多量に含まれる場合には、多量の酸化物を生成し、加工性や延性を劣化させる。そのため、Oの含有量を0.02%以下とする必要がある。
P:0.03%以下
Pは不純物として含まれるが、SおよびBとともに粗粒HAZにおいて粒界に偏析し、融点を低下させ液化割れを招く。それを防止するためには、C、Nb、SおよびBを所定の範囲に規定するとともに、Pの含有量を0.03%以下とする必要がある。
S:0.02%以下
Sは、Pと同様に不純物として含まれ、粗粒HAZにおいて粒界に偏析し、融点を低下させ液化割れを招く。それを防止するためには、C、Nb、SおよびPを所定の範囲に規定するとともに、Sの含有量を0.02%以下とする必要がある。
本発明鋼は、必要に応じて、次に示す元素を所定量だけ含有させることができる。
Nd:0.08%以下
Ndは、PやSとの親和力が強く、粗粒HAZの粒界において、SやPとの間で化合物を形成することにより、SやPによる融点低下を抑制し、HAZの液化割れを防止するとともに、SやPによる高温での使用中の粒界脆化を軽減してHAZのクリープ延性を改善するのに有効であるので、必要に応じて含有させてもよい。しかしながら、酸素との親和力が強いため、過剰に含有させた場合には、余分な酸化物を生成して、HAZの靭性低下を招くため、上限は0.08%とする。望ましい上限は0.06%である。なお、Ndを含有させることによる上記の効果を確実に得るためには、Ndを0.005%以上含有させることが望ましい。より望ましくは0.015%以上含有させることである。
Ta:0.08%以下
Taは、VやNbと同様に、高温まで安定な微細炭化物を形成し、クリープ強度の向上に大きく寄与するため、必要に応じて含有させても良い。しかしながら、過剰に含有させた場合、炭化物の成長速度の増大を招くので、その分散強化効果が早期に消失するとともに、靭性の低下を招くため、上限は0.08%以下とする。なお、Ta含有による上記の効果を得るためには、0.005%以上含有させることが望ましい。
Ca:0.02%以下
Caは、鋼の熱間加工性を向上させる元素であり、熱間加工性を向上させる必要がある場合には、含有させることができる。しかしながら、その含有量が0.02%を超えると、介在物の粗大化を招いて逆に加工性や靭性を損なうことから、その上限は0.02%とする。なお、Ca含有による上記の効果を得るためには、0.0003%以上含有させることが望ましい。なお、Caの含有量のより望ましい範囲は、0.001〜0.01%である。
Mg:0.02%以下
Mgは、Caと同様に、鋼の熱間加工性を向上させる元素であり、熱間加工性を向上させる必要がある場合には、Caとともに又はMgを単独で、含有させることができる。しかしながら、その含有量が0.02%を超えると、介在物の粗大化を招いて逆に加工性や靭性を損なうことから、その上限は0.02%とする。なお、Mg含有による上記の効果を得るためには、0.0003%以上含有させることが望ましい。なお、Caの含有量のより望ましい範囲は、0.001〜0.01%である。
表1に示す化学組成を有する16種類の鋼を、真空溶解炉により溶製し、鋳造および圧延をした後、1150℃で1時間保持後に空冷の焼きならしと、770℃で1.5時間保持後に空冷の焼きもどしの熱処理を行った。なお、代符13は汎用鋼である火SUS410J3TBに相当する鋼であり,クリープ強度に関する比較鋼として使用した。機械加工により、板厚12mm、幅50mmおよび長さ300mmの鋼板ならびに板厚10mm、幅100〜120mmおよび長さ300〜500mmの鋼板を作製した。板厚12mmの鋼板はロンジバレストレイン試験に供し、HAZの液化割れ感受性を評価した。
Figure 2008149703
ロンジバレストレイン試験とは、図1に模式的に示すように、GTA溶接により鋼板の長手方向にビードオンプレート溶接を行い、その溶接中に端部に力Fを負荷して曲げによる歪を付加し、強制的にHAZに割れを発生させ、その合計長さを測定することによって、HAZの液化割れ感受性を評価する方法である。溶接条件は200A×15V×10cm/min、付加歪量は4%とし、HAZに液化割れが発生しなかったものを合格とした。
HAZに液化割れが生じなかった鋼種について、10mm厚さの鋼板から、板厚10mm、幅10mmおよび長さ100mmの試験材を採取し、HAZの強度低下の特に顕著な温度である1000℃に5秒間加熱するHAZ再現溶接熱サイクルを付与した。その後、試験材に740℃×30分、空冷の溶接後熱処理を実施し、クリープ試験片を採取し、温度650℃、応力117.7MPaの条件にてクリープ試験を実施した。
表2に、ロンジバレストレイン試験における溶接割れ長さ(mm)およびクリープ試験における破断時間(hr)を示す。
Figure 2008149703
表2より明らかなように、CおよびBの含有量が本発明の規定範囲および(1)式を満足している代符3〜6、9〜11、14および15の材料は、ロンジバレストレイン試験のような厳しい割れ試験においてもHAZの液化割れが生じることがなく、また、HAZのクリープ破断時間が代符13の破断時間の3倍以上となっていた。特に、代符3〜5、9、11、14および15の材料は、HAZのクリープ破断時間が代符13の破断時間の5倍以上となっていた。
しかしながら、Bの含有量は本発明の規定範囲内にあるが、Cの含有量が(1)式の上限を超える代符1、2および16の材料では、粗粒HAZの粒界の融点低下が著しく、ロンジバレストレイン試験においてHAZに液化割れが生じた。
これに対して、代符7、8および12の材料は、ロンジバレストレイン試験においてHAZに液化割れが生じなかったものの、いずれも、HAZのクリープ破断時間が目標値を満足しなかった。
すなわち、Bの含有量は本発明の規定範囲内にあるが、Cの含有量が(1)式の下限に満たない代符12は、HAZのクリープ破断時間が目標値を満足しなかった。一方、Bの含有量が本発明の規定範囲に満たない代符8の材料は、Cの含有量は(1)式を満足しているものの、HAZのクリープ破断時間が目標値を満足しなかった。また、Bの含有量が本発明の範囲に満たないことに加えて、Cの含有量が(1)式の上限を超える代符7の材料は、HAZのクリープ破断時間が代符8に比べてさらに低かった。
以上の結果より、本発明範囲を満たす化学成分を有する材料は、HAZにおける優れた耐液化割れ性ならびにクリープ強度を有することがわかる。
本発明に係るフェライト系耐熱鋼は、HAZの耐溶接割れ性とクリープ強度に優れたフェライト系耐熱鋼を提供するので、蒸気条件の高温高圧化が進められている火力発電ボイラなどで溶接構造物として使用することができる。
ロンジバレストレイン試験方法を示す。
(1) 質量%で、Si:0.1%を超えて1.0%以下、Mn:2.0%以下、Co:1〜8%、Cr:7〜13%、V:0.05〜0.4%、Nb:0.01〜0.09%、MoおよびWの一方または両方を合計で0.5〜4%、B:0.005〜0.025%、Al:0.03%以下N:0.003〜0.06%およびNd:0.005〜0.08%を含有し、Cを下記(1)式を満足する量で含み、残部がFeおよび不純物からなり、不純物としてのO、PおよびSがそれぞれ、O:0.02%以下、P:0.03%以下およびS:0.02%以下であることを特徴とする高Crフェライト系耐熱鋼。
0.005≦C≦(−5/3)×B+0.085 ・・・・・(1)
ここで、CおよびBは、それぞれの元素の含有量(質量%)を示す。
(2) 質量%で、Feの一部に代えて、Ta:0.08%以下を含むことを特徴とする、上記(1)の高Crフェライト系耐熱鋼。
(3) 質量%で、Feの一部に代えて、Ca:0.02%以下およびMg:0.02%以下のうちの1種または2種を含むことを特徴とする、上記(1)または(2)に記載の高Crフェライト系耐熱鋼。

Claims (4)

  1. 質量%で、Si:0.1%を超えて1.0%以下、Mn:2.0%以下、Co:1〜8%、Cr:7〜13%、V:0.05〜0.4%、Nb:0.01〜0.09%、MoおよびWの一方または両方を合計で0.5〜4%、B:0.005〜0.025%、Al:0.03%以下およびN:0.003〜0.06%を含有し、Cを下記(1)式を満足する量で含み、残部がFeおよび不純物からなり、不純物としてのO、PおよびSがそれぞれ、O:0.02%以下、P:0.03%以下およびS:0.02%以下であることを特徴とする高Crフェライト系耐熱鋼。
    0.005≦C≦(−5/3)×B+0.085 ・・・・・(1)
    ここで、CおよびBは、それぞれの元素の含有量(質量%)を示す。
  2. 質量%で、Feの一部に代えて、Nd:0.08%以下を含むことを特徴とする、請求項1に記載の高Crフェライト系耐熱鋼。
  3. 質量%で、Feの一部に代えて、Ta:0.08%以下を含むことを特徴とする、請求項1または2に記載の高Crフェライト系耐熱鋼。
  4. 質量%で、Feの一部に代えて、Ca:0.02%以下およびMg:0.02%以下のうちの1種または2種を含むことを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の高Crフェライト系耐熱鋼。
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