JPWO2008084627A1 - 導電性接触子ユニット - Google Patents

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Abstract

メインテナンスを容易にかつ低コストで行うことができる導電性接触子ユニットを提供する。この目的のため、長手方向に伸縮自在な第1部材、およびその第1部材の一端部に接触可能な第2部材をそれぞれ有し、検査対象に対して信号の入出力を行う複数の導電性接触子と、導電性材料によって形成され、複数の導電性接触子の各々が有する第1部材を収容可能な孔部が形成された保持基板と、複数の導電性接触子の各々が有する第2部材を抜け止めした状態で保持し、検査対象と対向する側の保持基板の表面に、第1部材の軸線と当該第1部材に対応する第2部材の軸線とが一致するように着脱自在に取り付けられる抜け止め基板と、を備える。

Description

本発明は、半導体集積回路等の電気特性検査で信号の入出力を行う導電性接触子を収容する導電性接触子ユニットに関する。
ICチップなどの半導体集積回路の電気特性検査においては、その半導体集積回路が有する外部接続用電極の設置パターンに対応して、複数の導電性接触子を所定の位置に収容する導電性接触子ユニットが用いられる。導電性接触子ユニットは、導電性材料から成る基板を用いて形成され、導電性接触子を挿通する孔部が設けられた導電性接触子ホルダを備える。このような導電性接触子ユニットでは、導電性接触子の両端部が、半導体集積回路の球状電極と検査用の回路基板の電極とにそれぞれ接触することにより、検査時の電気的な接続が確立される(例えば、特許文献1を参照)。
特開2002−107377号公報
ところで、導電性接触子ユニットを用いた電気特性検査の検査回数が増加してくると、導電性接触子の先端に半導体集積回路の球状電極の半田が転写され、接触抵抗が増加し、正常な電気特性検査ができなくなる場合がある。このような事態を回避するため、従来の導電性接触子ユニットでは、所定の回数だけ検査するごとに、紙ヤスリなどを用いることにより、導電性接触子の先端に付着した半田を削り落とす作業を定期的に行っていた。
上述した削り作業を繰り返すと、接触抵抗を小さくするために設けられたAu,Pd,Rh,Niなどの表面メッキが削り取られ、導電性接触子の先端は徐々に磨耗していくため、いずれは導電性接触子を交換しなければならない。しかしながら、従来の導電性接触子ユニットでは、導電性接触子の交換作業は簡単なものではなく、検査用のラインを停止したり、導電性接触ホルダをハンドラーから外し、さらに分解したりしなければならないこともあった。このため、導電性接触子の交換作業に多くの時間と手間が費やされ、導電性接触子ユニットのメインテナンス費用の増加を招く結果となっていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、メインテナンスを容易にかつ低コストで行うことができる導電性接触子ユニットを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る導電性接触子ユニットは、長手方向に伸縮自在な第1部材、および前記第1部材に接触可能な第2部材をそれぞれ有し、前記第2部材が接触する検査対象に対して信号の入出力を行う複数の導電性接触子と、導電性材料によって形成され、前記複数の導電性接触子の各々が有する前記第1部材を収容可能な孔部が形成された保持基板と、前記複数の導電性接触子の各々が有する前記第2部材を抜け止めして保持し、前記検査対象と対向する側の前記保持基板の表面に、対応する前記第1部材の長手方向の軸線と前記第2部材の長手方向の軸線とが一致した状態で着脱自在に取り付けられた抜け止め基板と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る導電性接触子ユニットは、上記発明において、前記抜け止め基板は、前記第2部材の一部を挿通可能な段付き形状の孔部をそれぞれ有する2枚の基板が積層されて成ることを特徴とする。
また、本発明に係る導電性接触子ユニットは、上記発明において、前記抜け止め基板は、前記保持基板と対向する表面に設けられた開口部の内周方向へ突出した突出片部を有することを特徴とする。
また、本発明に係る導電性接触子ユニットは、上記発明において、前記突出片部は、軟質樹脂から成ることを特徴とする。
また、本発明に係る導電性接触子ユニットは、上記発明において、前記抜け止め基板は、前記保持基板と対向する表面をなす薄膜状の第1シート部材を有し、前記突出片部は、前記第1シート部材に設けられたことを特徴とする。
また、本発明に係る導電性接触子ユニットは、上記発明において、前記突出片部は、軟質樹脂から成ることを特徴とする。
また、本発明に係る導電性接触子ユニットは、上記発明において、前記第1部材は、前記検査対象に対して入力する信号を生成する回路基板と接触する第1プランジャと、前記第1プランジャに取り付けられ、前記第1プランジャの軸線方向に伸縮自在な弾性部材と、を含み、前記第2部材は、前記第1部材と接触した時に前記弾性部材からの弾性力を受ける第2プランジャから成ることを特徴とする。
また、本発明に係る導電性接触子ユニットは、上記発明において、前記第1部材は、前記第1プランジャおよび前記弾性部材を収容し、長手方向の両端部において前記第1プランジャまたは前記弾性部材を抜け止めして成る筒状部材を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る導電性接触子ユニットは、上記発明において、前記保持基板は、前記抜け止め基板と対向する表面をなし、前記第2部材の一部を挿通可能な開口部が設けられた薄膜状の第2シート部材を有することを特徴とする。
また、本発明に係る導電性接触子ユニットは、上記発明において、前記第2シート部材は、前記開口部の内周方向へ突出した突出片部を有することを特徴とする。
また、本発明に係る導電性接触子ユニットは、上記発明において、前記保持基板は、前記第1プランジャの先端部を挿通可能な段付き形状の孔部を有する第1保持基板と、前記第1保持基板に積層されて成り、前記第2プランジャの基端部を挿通可能であるとともに、前記弾性部材を抜け止め可能な段付き形状の孔部を有する第2保持基板と、を含み、前記第1保持基板が有する孔部と、前記第2保持基板が有する孔部とは同軸をなして連通していることを特徴とする。
また、本発明に係る導電性接触子ユニットは、上記発明において、前記第2プランジャは、前記弾性部材と接触する当接部と、前記当接部よりも端部側に位置し、前記当接部よりも径が小さく、前記弾性部材の端部に嵌合可能な嵌合部と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る導電性接触子ユニットは、上記発明において、前記弾性部材の端部のうち、前記第2プランジャに接触する端部の少なくとも一部が、前記弾性部材の長手方向と略直交する平面を通過するように平坦化されていることを特徴とする。
また、本発明に係る導電性接触子ユニットは、上記発明において、前記第1部材は、前記弾性部材に取り付けられ、前記第2部材に接触する第3プランジャを含むことを特徴とする。
本発明に係る導電性接触子ユニットによれば、軸線方向に伸縮自在な第1部材、およびその第1部材に接触可能な第2部材をそれぞれ有し、第2部材が接触する検査対象に対して信号の入出力を行う複数の導電性接触子と、導電性材料によって形成され、複数の導電性接触子の各々が有する第1部材を収容可能な孔部が形成された保持基板と、複数の導電性接触子の各々が有する前記第2部材を抜け止めして保持し、検査対象と対向する側の保持基板の表面に、対応する第1部材の長手方向の軸線と第2部材の長手方向の軸線とが一致した状態で着脱自在に取り付けられた抜け止め基板と、を備えたことにより、検査対象との接触を繰り返すことによって経時劣化が激しい第2部材を交換する際、抜け止め基板を保持基板から取り外した後、新しい第2部材を保持する抜け止め基板を保持基板に取り付けるだけで済む。したがって、取り付けに要する時間が短くて済み、作業も容易であるため、メインテナンスを容易にかつ低コストで行うことが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る導電性接触子ユニットの構成を示す斜視図である。 図2は、本発明の実施の形態1に係る導電性接触子ユニットの要部の詳細な構成を示す模式図である。 図3は、本発明の実施の形態1において、導電性接触子の第2部材(第2プランジャ)の抜け止め基板への組み付けの概要を示す図である。 図4は、本発明の実施の形態1において、抜け止め基板の保持基板への取り付けの概要を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態1に係る導電性接触子ユニットの検査時の状況を示す図である。 図6は、本発明の実施の形態2に係る導電性接触子ユニットの要部の構成を示す図である。 図7は、本発明の実施の形態2に係る導電性接触子ユニットの抜け止めシートの構成を示す底面図である。 図8は、本発明の実施の形態2において、導電性接触子ユニットの抜け止め基板の保持基板への取り付けの概要を示す図である。 図9は、本発明の実施の形態2の一変形例に係る導電性接触子ユニットの抜け止め基板の要部の構成を示す図である。 図10は、本発明の実施の形態3に係る導電性接触子ユニットの要部の構成を示す図である。 図11は、本発明の実施の形態3において、導電性接触子の第2部材(第2プランジャ)の抜け止め基板への組み付けの概要を示す図である。 図12は、本発明の実施の形態3において、抜け止め基板の保持基板への取り付けの概要を示す図である。 図13は、本発明の実施の形態3の第1変形例に係る導電性接触子ユニットに適用されるプランジャの構成を示す図である。 図14は、本発明の実施の形態3の第2変形例に係る導電性接触子ユニットに適用されるプランジャの構成を示す図である。 図15は、本発明の実施の形態3の第3変形例に係る導電性接触子ユニットに適用されるプランジャの構成を示す図である。 図16は、本発明の実施の形態3の第4変形例に係る導電性接触子ユニットに適用されるプランジャの構成を示す図である。 図17は、本発明の実施の形態3の第5変形例に係る導電性接触子ユニットの要部の構成を示す図である。 図18は、本発明の実施の形態4に係る導電性接触子ユニットの要部の構成を示す図である。 図19は、本発明の実施の形態4において、抜け止め基板の保持基板への取り付けの概要を示す図である。 図20は、本発明の実施の形態4の変形例に係る導電性接触子ユニットの要部の構成を示す図である。 図21は、本発明の実施の形態4の変形例において、抜け止め基板の保持基板への取り付けの概要を示す図である。 図22は、本発明の実施の形態4の変形例(第2変形例)の要部の構成を示す図である。 図23は、本発明の実施の形態4の変形例(第3変形例)の要部の構成を示す図である。 図24は、本発明の実施の形態5に係る導電性接触子ユニットの要部の構成を示す図である。 図25は、本発明の実施の形態5に係る導電性接触子ユニットの組み付けの概要を示す図である。 図26は、本発明の実施の形態5で適用される第2シート部材の構成を示す上面図である。 図27は、本発明の実施の形態6に係る導電性接触子ユニットの要部の構成を示す図である。 図28は、本発明の実施の形態6に係る導電性接触子ユニットの組み付けの概要を示す図である。 図29は、本発明の別な実施の形態に係る導電性接触子ユニットの要部の構成を示す図である。 図30は、アース用導電性接触子同士を接続するパターンを印刷したアース用フィルムの構成を示す図である。 図31は、アース用フィルムを用いた導電性接触子ユニットの要部の構成を示す図である。
符号の説明
1,11,12,13,14,15,16,17 導電性接触子ユニット
2 回路基板
3,7,9,230,235,330 導電性接触子
4,6,8,240,340,540,1240 導電性接触子ホルダ
5 ホルダ部材
21 電極
31,71,91,231,331 第1プランジャ
32,74,76,79,232,332 第2プランジャ
72,75,77,78,92 第3プランジャ
31a,32a,71a,72a,74a,75a,76a,77a,78a,79a,231a,232a,331a,332a 先端部
31b,32b,71b,72b,74b,75b,76b,77b,78b,79b,231b,232b,331b,332b フランジ部
31c,32c,71c,72c,74c,75c,76c,77c,78c,79c,231c,232c,331c 基端部
33,73,233,333 バネ部材
33a,73a,333a 粗巻き部
33b,73b,333b 密着巻き部
41,41−2,81,241,341,541 保持基板
42,60,63,82,242,342 抜け止め基板
43,85,243,345 第1抜け止め基板
44,86,244,346 第2抜け止め基板
61,343 主基板
62,344 抜け止めシート
62a,63a,344a 突出片部
83,542 第1保持基板
84,543 第2保持基板
93 パイプ体
100 半導体集積回路
101 接続用電極
234,236 筒状部材
234a 溝部
236a 開口端部
332c 当接部
332d 嵌合部
411,431,441,611,631,851,861,2411,2431,2441,3411,3451,3461 孔部
411a,431a,441a,611a,631a,831a,841a,851a,2411a,2431a,2441a,3431a,3451a,3461a,5421a,5431a 小径孔
411b,431b,441b,611b,631b,831b,841b,851b,2411b,2431b,2441b,3431b,3451b,3461b,5421b,5431b 大径孔
411c 最大径孔
621,3441 開口部
831,5421 第1孔部
841,5431 第2孔部
900 抜け止めキャップ
1000 アース用フィルム
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態(以後、「実施の形態」と称する)を説明する。なお、図面は模式的なものであって、各部分の厚みと幅との関係、それぞれの部分の厚みの比率などは現実のものとは異なる場合もあることに留意すべきであり、図面の相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれる場合があることは勿論である。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る導電性接触子ユニットの構成を示す斜視図である。同図に示す導電性接触子ユニット1は、検査対象である半導体集積回路100に供給する信号を生成する回路を備えた回路基板2と、回路基板2内の回路と半導体集積回路100とを電気的に接続する複数の導電性接触子3と、回路基板2上に配置され、複数の導電性接触子3を収容、保持する導電性接触子ホルダ4と、を備える。また、導電性接触子ユニット1には、使用の際に半導体集積回路100の位置ずれが生じるのを抑制するためのホルダ部材5が、回路基板2上かつ導電性接触子ホルダ4の外周に配置されている。
回路基板2は、半導体集積回路100の電気的特性を検査する回路を備える。また、回路基板2は、内蔵する回路を導電性接触子3に対して電気的に接続する電極(図1では図示省略)が、導電性接触子ホルダ4との接触面上に配置された構成を有する。
図2は、導電性接触子3および導電性接触子ホルダ4の詳細な構成を示す模式図である。まず、導電性接触子3の構成を説明する。導電性接触子3は、回路基板2に設けられた電極21と接触する第1プランジャ31、第1プランジャ31と相反する向きに突出し、半導体集積回路100に設けられた略球状の接続用電極(バンプ)101と接触する第2プランジャ32、および第1プランジャ31と第2プランジャ32との間に設けられ、第1プランジャ31,第2プランジャ32間を電気的に接続するとともに、導電性接触子3を長手方向に伸縮させるバネ部材(弾性部材)33、を備える。
第1プランジャ31は、先鋭端を有する先端部31aと、先端部31aの径よりも大きい径を有するフランジ部31bと、フランジ部31bの表面のうち、先端部31aが延出する表面と反対側の表面から突出し、フランジ部31bの径よりも小さい径を有するボス状の基端部31cとを備え、長手方向と平行な中心軸に対して軸対称な形状をなしている。
第2プランジャ32は、クラウン形状をなす先端部32aと、先端部32aの径よりも大きい径を有するフランジ部32bと、フランジ部32bの表面のうち、先端部32aが延出する表面と反対側の表面から突出し、フランジ部32bよりも小さい径を有するボス状の基端部32cとを備え、長手方向と平行な中心軸に対して軸対称な形状をなしている。
バネ部材33は、第1プランジャ31側が粗巻き部33aである一方、第2プランジャ32側が密着巻き部33bである。粗巻き部33aは、第1プランジャ31の基端部31cに摺動接触し、密着巻き部33bが座屈することによって第1プランジャ31と接触する。これに対し、密着巻き部33bの端部は、導電性接触子ホルダ4によって第2プランジャ32の基端部32cに圧接触しているだけである。したがって、第2プランジャ32は、第1プランジャ31やバネ部材33と一体ではない。
以上の構成を有する導電性接触子3においては、第1プランジャ31およびバネ部材33が、長手方向に伸縮自在な第1部材をなす。また、第2プランジャ32が、第1部材の一端部(バネ部材33の一端部)に接触可能な第2部材をなす。第2プランジャ32は、従来のピン型の導電性接触子における一方のプランジャに相当しているため、導電性接触子3の長さを従来構造(第1プランジャと第2プランジャがバネ部材を介して一体である構造)と同じ長さにすることができ、優れた高周波特性を実現することができる。
第2プランジャ32は、バネ部材33と接触してもバネ部材33の内部に入る部分が少ない。このため、第2プランジャ32に横荷重が加えられた場合でも、バネ横荷重が第2プランジャ32に印加されにくい構造になっている。したがって、第2プランジャ32とバネ部材33との噛み込みが発生しにくく、第2プランジャ32の直進性が改善され、第2プランジャ32の動きをよりよくすることができる。
導電性接触子3は、半導体集積回路100に対して供給する信号の種類等に応じて3種類に大別される。すなわち、導電性接触子3は、半導体集積回路100に対して検査用の電気信号を入出力する信号用導電性接触子と、半導体集積回路100に対してアース電位を供給するアース用導電性接触子と、半導体集積回路100に対して電力を供給する給電用導電性接触子とに大別される。本実施の形態1では、導電性接触子の種別ごとの構成に本質的な差異はないので、導電性接触子ホルダ4が収容する各種導電性接触子を「導電性接触子3」と総称している。
次に、導電性接触子ホルダ4の構成を説明する。導電性接触子ホルダ4は、導電性接触子3を挿通するために板厚方向に貫通された複数の孔部を有する保持基板41と、保持基板41の表面のうち、半導体集積回路100と対向する側の表面に着脱自在に取り付けられ、導電性接触子3の第2プランジャ32を抜け止めした状態で保持する抜け止め基板42と、を有する。
保持基板41は、板厚方向に貫通されて成り、導電性接触子3を収容、保持する孔部411を有する。孔部411は、回路基板2と対向する側に開口を有し、第1プランジャ31の先端部31aを挿通可能な小径孔411aと、抜け止め基板42が取り付けられる表面に開口を有し、小径孔411aよりも径が大きく、第1プランジャ31,バネ部材33,および第2プランジャ32の基端部32cを挿通可能な大径孔411bと、を備えた段付き孔形状をなしている。小径孔411aおよび大径孔411bは、円形断面を有する。小径孔411aの径は、導電性接触子3の第1プランジャ31のフランジ部31bの径よりも小さい、このため、小径孔411aは、第1プランジャ31の抜け止め機能を果たす。
抜け止め基板42は、第1抜け止め基板43および第2抜け止め基板44が積層されて成る。このうち、保持基板41に取り付けたときに導電性接触子ホルダ4の表面側となる第1抜け止め基板43は、第2プランジャ32の先端部32aを挿通可能な孔部431を有する。孔部431は、導電性接触子ホルダ4の表面となる側に開口を有する小径孔431aと、小径孔431aと同軸状に形成され、小径孔431aより径が大きい大径孔431bと、を備えた段付き孔形状をなす。小径孔431aおよび大径孔431bは、円形断面を有する。
第2抜け止め基板44は、第2プランジャ32の基端部32cを挿通可能な孔部441を有する。孔部441は、保持基板41の表面側に開口を有する小径孔441aと、小径孔441aと同軸状に形成され、小径孔441aより径が大きい大径孔441bと、を備えた段付き孔形状をなす。小径孔441aおよび大径孔441bは、円形断面を有する。
第1抜け止め基板43の小径孔431aの径および第2抜け止め基板44の小径孔441aの径は、導電性接触子3の第2プランジャ32のフランジ部32bの径よりも小さい(図2に示す場合、第1抜け止め基板43の小径孔431aの径は、第2抜け止め基板44の小径孔441aの径よりも小さい)。また、第1抜け止め基板43の大径孔431bと第2抜け止め基板44の大径孔441bは同じ径を有しており、その径は、導電性接触子3の第2プランジャ32のフランジ部32bの径よりも大きい。
図3は、導電性接触子3の第2プランジャ32の抜け止め基板42への組み付けの概要を示す図である。同図に示すように、第1抜け止め基板43と第2抜け止め基板44を積層する際には、第2プランジャ32の基端部32cを第2抜け止め基板44の大径孔441bから小径孔441aの方向へ挿入した後、第2プランジャ32の先端部32aを第1抜け止め基板43の孔部431に挿通し、第1抜け止め基板43と第2抜け止め基板44をネジ等によって取り付ける。このようにして抜け止め基板42を形成することにより、第2プランジャ32は、抜け止め基板42によって抜け止めされた状態で保持される。
図4は、第2プランジャ32が組み付けられた抜け止め基板42を保持基板41に取り付ける状況を示す図である。同図に示すように、抜け止め基板42は、基端部32cを底面側として、保持基板41へ向けて下降される。その後、基端部32cがバネ部材33に当接してバネ部材33からの弾性力を受けはじめ、図2に示すような状態となったとき、ネジ等によって保持基板41へ取り付けられる。この取り付けを精度よく行うために、保持基板41および抜け止め基板42に位置決め用の開口部を形成しておき、取り付けの際には、保持基板41および抜け止め基板42の所定の開口部同士に位置決めピンを挿入することによって位置決めするようにしてもよい。
図5は、導電性接触子ユニット1が、半導体集積回路100の検査を行っている時の状態を模式的に示す図である。図5に示す検査を繰り返し行うと、先端部32aの先端には接続用電極101の半田が付着し、接触抵抗値が増加して電気特性検査に支障をきたす場合もある。このような場合、本実施の形態1では、抜け止め基板42を保持基板41から取り外して交換するだけでよいので、交換作業が簡単である。
導電性接触子ホルダ4は、樹脂、マシナブルセラミック、シリコンなどの絶縁性材料を用いて形成される。
保持基板41,第1抜け止め基板43,および第2抜け止め基板44にそれぞれ形成される孔部411,431,および441は、ドリル加工、エッチング、打抜き成形を行うか、あるいはレーザ、電子ビーム、イオンビーム、ワイヤ放電等を用いた加工を行うことによって形成される。
導電性接触子ユニット1は、上記の如く製造された導電性接触子ホルダ4に対し、回路基板2、ホルダ部材5等の必要な部材を組み付けることによって得られる。この導電性接触子ユニット1は、組み付けや分解が容易である。したがって、導電性接触子3の修理、交換等を含むメインテナンスを簡便に行うことができる。
以上説明した本発明の実施の形態1に係る導電性接触子ユニットによれば、軸線方向に伸縮自在な第1部材、およびその第1部材に接触可能な第2部材をそれぞれ有し、第2部材が接触する検査対象に対して信号の入出力を行う複数の導電性接触子と、導電性材料によって形成され、複数の導電性接触子の各々が有する第1部材を収容可能な孔部が形成された保持基板と、複数の導電性接触子の各々が有する前記第2部材を抜け止めして保持し、検査対象と対向する側の保持基板の表面に、対応する第1部材の長手方向の軸線と第2部材の長手方向の軸線とが一致した状態で着脱自在に取り付けられた抜け止め基板と、を備えたことにより、検査対象との接触を繰り返すことによって経時劣化が激しい第2部材を交換する際、抜け止め基板を保持基板から取り外した後、新しい第2部材を保持する抜け止め基板を保持基板に取り付けるだけで済む。したがって、取り付けに要する時間が短くて済み、作業も容易であるため、メインテナンスを容易にかつ低コストで行うことが可能となる。
また、本実施の形態1によれば、接触抵抗値が増加する最大要因である導電性接触子の先端側(第2部材)だけを交換するため、他の第1部材に問題がなければそのまま使用を続けることができ、経済的である。
さらに、本実施の形態1によれば、導電性接触子の一端部のみが交換可能であり、配線側の第1プランジャおよびバネ部材は共用し、検査対象に応じて第2部材である第2プランジャの径や先端部の形状を適宜変更することが可能となる。この結果、従来のように、検査対象の接続用電極の材質や形状、大きさ等の条件に応じて導電性接触子や導電性接触子ホルダを変える必要がなくなり、資源の節約と低コスト化を実現することができる。なお、第2プランジャの径の適用範囲が、導電性接触子間のピッチを考慮した上で設定されることは勿論である。
また、本実施の形態1によれば、導電性接触子の長さを長くしないで済むため、優れた高周波特性を実現することができる。
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2に係る導電性接触子ユニットの一部をなす導電性接触子ホルダ要部の構成を示す図である。同図に示す導電性接触子ホルダ6は、導電性接触子3を挿通して保持するために板厚方向に貫通された複数の孔部を有する保持基板41と、保持基板41の表面のうち、半導体集積回路100と対向する側の表面に着脱自在に取り付けられ、導電性接触子3の第2プランジャ32(第2部材)を抜け止めした状態で保持する抜け止め基板60を有する。抜け止め基板60は、主基板61と、主基板61の表面のうち、保持基板41と対向する表面に取り付けられ、第2プランジャ32の保持基板41側への抜け止めを行う薄膜状の抜け止めシート62(第1シート部材)とを有する。保持基板41は、上記実施の形態1に係る導電性接触子ホルダ4に適用されるものと同じである。
主基板61は、第2プランジャ32の先端部32aを挿通可能な孔部611を有する。孔部611は、導電性接触子ホルダ6の表面となる側に開口を有する小径孔611aと、小径孔611aと同軸状に形成され、小径孔611aより径が大きい大径孔611bとを備える段付き孔形状をなす。小径孔611aと大径孔611bは、ともに円形断面を有する。なお、孔部611を形成する際の孔加工は、上記実施の形態1における孔加工と同じである。
抜け止めシート62は、図7の底面図に示すように、円形の開口部621を有しており、開口部621の一部が、開口部621の内周方向に突出して成る突出片部62aを形成している。この突出片部62aの内径は、第2プランジャ32のフランジ部32bの径よりも小さい。これにより、突出片部62aは、第2プランジャ32の抜け止め機能を有している。なお、図6は、図7のA−A線断面に相当する部分断面図である。
抜け止めシート62は、接着剤や両面テープなどの接着手段によって主基板61に接着される。なお、抜け止めシート62を熱硬化性樹脂によって形成し、その熱硬化性樹脂を加熱することによって主基板61への取り付けを行ってもよい。
抜け止めシート62が取り付けられた主基板61に対して第2プランジャ32を取り付ける際には、先端部32aの先端を抜け止めシート62の開口部から抜け止めシート62へ向けて挿入する。この挿入の際、フランジ部32bの径は突出片部62aの径より大きいため、フランジ部32bが突出片部62aに引っ掛かるが、抜け止めシート62は薄膜状であって撓むため、第2プランジャ32をさらに主基板61の方向へ押すことにより、フランジ部32bが、突出片部62aを撓ませながら主基板61の孔部611へ侵入する。このようにして、いったん孔部611へ侵入し保持された第2プランジャ32は、大きな力を加えない限りは突出片部62aによって抜け止めされる。抜け止めシート62は、可撓性を有する材料、例えば軟質樹脂のプレートまたはフィルムによって実現することができる。なお、抜け止めシート62の厚さは、30〜100μmであればより好ましい。
上記の如く第2プランジャ32を保持した抜け止め基板60は、図8に示すように、第2プランジャ32の基端部32cを底面側として、保持基板41へ向けて下降されていき、やがて図6に示すような状態となったとき、ネジ等によって保持基板41へ取り付けられる。
抜け止め基板60は、第2プランジャ32のフランジ部32bの外周と基端部32cの外周とを摺動させながら支持しているため、第2プランジャ32の直進性を改善することができる。
なお、上記以外の導電性接触子ユニットの各構成は、実施の形態1に係る導電性接触子ユニット1の構成と同じである。
以上説明した本発明の実施の形態2によれば、抜け止め基板が、保持基板と対向する表面に設けられた開口部の内周方向へ突出し、第2部材を挿通可能であり、挿通後の第2部材を抜け止めする薄膜状の突出片部を有することとしたため、第2部材の抜け止め基板への着脱を容易に行うことができる。特に、突出片部を軟質樹脂で構成すれば、着脱が一段と容易になる。
図9は、本実施の形態2の一変形例に係る導電性接触子ユニットの抜け止め基板の要部の構成を示す図である。同図に示す抜け止め基板63は、小径孔631aと大径孔631bとから成る孔部631の大径孔631bの開口端部に、半径中心方向へ突出した薄膜状の突出片部63aが形成されている。この突出片部63aの形状は、上述した抜け止めシート62の突出片部62aと同様の形状をなす。なお、抜け止め基板63を、軟質樹脂によって形成してもよい。
(実施の形態3)
図10は、本発明の実施の形態3に係る導電性接触子ユニットの要部の構成を示す図である。同図に示す導電性接触子ユニット11は、検査対象である半導体集積回路100に供給する信号を生成する回路を備えた回路基板2と、回路基板2内の回路と半導体集積回路100とを電気的に接続する複数の導電性接触子7と、回路基板2上に配置され、複数の導電性接触子7を収容、保持する導電性接触子ホルダ8と、を備える。また、導電性接触子ユニット11には、上記実施の形態1に係る導電性接触子ユニット1と同様、使用の際に半導体集積回路100の位置ずれが生じるのを抑制するためのホルダ部材5が、回路基板2上かつ導電性接触子ホルダ8の外周に配置されている(図1を参照)。
導電性接触子7は、従来のピン型の導電性接触子の構成に加え、半導体集積回路100の接続用電極101と接触する第2プランジャ74を備える。すなわち、導電性接触子7は、回路基板2に設けられた電極21と接触する第1プランジャ71、第1プランジャ71と相反する向きに突出する第3プランジャ72、第1プランジャ71と第3プランジャ72との間に設けられ、第1プランジャ71,第3プランジャ72間を電気的に接続するとともに、導電性接触子7を長手方向に伸縮させるバネ部材(弾性部材)73、および第3プランジャ72の先端に圧接触し、第3プランジャ72と同軸状に配置される第2プランジャ74と、を備える。
第1プランジャ71は、先鋭端を有する先端部71aと、先端部71aの径よりも大きい径を有するフランジ部71bと、フランジ部71bの表面のうち、先端部71aが延出する表面と反対側の表面から突出し、フランジ部71bの径よりも小さい径を有するボス状の基端部71cとを備え、長手方向と平行な中心軸に対して軸対称な形状をなしている。
第3プランジャ72は、クラウン形状をなす先端部72aと、先端部72aの径よりも大きい径を有するフランジ部72bと、フランジ部72bの表面のうち、先端部72aが延出する表面と反対側の表面から突出し、フランジ部72bよりも小さい径を有するボス状の基端部72cとを備え、長手方向と平行な中心軸に対して軸対称な形状をなしている。
バネ部材73は、第1プランジャ71側が粗巻き部73aである一方、第3プランジャ72側が密着巻き部73bである。粗巻き部73aの端部は、第1プランジャ71の基端部71cに圧入される一方、密着巻き部73bの端部は、第3プランジャ72の基端部72cに圧入される。これにより、バネ部材73は、第1プランジャ71と第3プランジャ72を連結する。
第2プランジャ74は、第3プランジャ72と同様に、クラウン形状をなす先端部74aと、先端部74aの径よりも大きい径を有するフランジ部74bと、フランジ部74bよりも小さい径を有するボス状の基端部74cとを備え、長手方向と平行な中心軸に対して軸対称な形状をなしている。第2プランジャ74は、導電性接触子ホルダ8によって保持されており、基端部74cの端面は、第3プランジャ72の先端部72aに対して圧接触しているだけである。したがって、第2プランジャ74は、導電性接触子7の他の部分と一体ではない。
以上の構成を有する導電性接触子7においては、従来の導電性接触子と同じ構成を有する第1プランジャ71,第3プランジャ72,およびバネ部材73が、長手方向に伸縮自在な第1部材をなす。また、第2プランジャ74が、第1部材の一端部(第3プランジャ72の先端部72aの一端部)に接触可能な第2部材をなす。
次に、導電性接触子ホルダ8の構成を説明する。導電性接触子ホルダ8は、導電性接触子7の第2プランジャ74以外の部分を挿通して保持するために板厚方向に貫通された複数の孔部を有する保持基板81と、保持基板81の表面のうち、半導体集積回路100と対向する側の表面に着脱自在に取り付けられ、第2プランジャ74の外部への抜け止めを行いながら第2プランジャ74を保持する抜け止め基板82と、を有する。
保持基板81は、導電性材料によって形成された第1保持基板83および第2保持基板84を備え、この2枚の基板が板厚方向に積層され、図示しないネジ等を用いて取り付けられている。なお、第1保持基板83の板厚と第2保持基板84の板厚とは、一般に異なっている。
第1保持基板83には、その板厚方向に貫通されて成り、導電性接触子7の一部を収容、保持する第1孔部831が形成されている。第1孔部831は、第1保持基板83の表面のうち、第2保持基板84と接触しない側の表面に開口を有し、第1プランジャ71の先端部71aを挿通可能な小径孔831aと、小径孔831aよりも径が大きい大径孔831bと、を備えた段付き孔形状をなしている。小径孔831aおよび大径孔831bは、円形断面を有する。
第2保持基板84には、その板厚方向に貫通されて成り、導電性接触子7の一部を収容、保持する第2孔部841が形成されている。第2孔部841は、第2保持基板84の表面のうち、第1保持基板83と接触しない側の表面に開口を有し、第3プランジャ72の先端部72aを挿通可能な小径孔841aと、小径孔841aよりも径が大きい大径孔841bと、を備えた段付き孔形状をなしている。小径孔841aおよび大径孔841bは、円形断面を有する。
第1保持基板83と第2保持基板84を積層した状態で、第1孔部831と第2孔部841は同軸状に配置される。
抜け止め基板82は、第1抜け止め基板85および第2抜け止め基板86が積層されて成る。このうち、保持基板81に取り付けたときに導電性接触子ホルダ8の表面側となる第1抜け止め基板85は、第2プランジャ74の先端部74aを挿通可能な孔部851を有する。孔部851は、導電性接触子ホルダ8の表面となる側に開口を有する小径孔851aと、小径孔851aと同軸状に形成され、小径孔851aより径が大きい大径孔851bと、を備えた段付き孔形状をなす。小径孔851aおよび大径孔851bは、円形断面を有する。小径孔851aの径は、第2プランジャ74のフランジ部74bの径よりも小さく、大径孔851bの径は、第2プランジャ74のフランジ部74bの径よりも大きい。
第2抜け止め基板86は、円形断面を有し、第3プランジャ72の先端部72aと第2プランジャ74の基端部74cとを挿通可能な孔部861を有する。孔部861の径は、フランジ部74bの径よりも小さく、第3プランジャ72の先端部72aの径や、第2プランジャ74の基端部74cの径よりも大きい。
保持基板81および抜け止め基板82にそれぞれ形成される各種孔部は、上記実施の形態1で説明したのと同様の孔加工を施すことによって形成される。
図11は、導電性接触子7の第2プランジャ74の抜け止め基板82への組み付けの概要を示す図である。同図に示すように、第1抜け止め基板85と第2抜け止め基板86を積層する際には、第2プランジャ74の基端部74cを第2抜け止め基板86の孔部861へ挿入した後、第2プランジャ74の先端部74aを第1抜け止め基板85の孔部851に挿通し、第1抜け止め基板85と第2抜け止め基板86をネジ等によって取り付ける。このようにして抜け止め基板82を形成することにより、第2プランジャ74は、抜け止め基板82によって抜け止めされた状態で保持される。
図12は、第2プランジャ74が組み付けられた抜け止め基板82を保持基板81に取り付ける状況を示す図である。同図に示すように、抜け止め基板82は、第2抜け止め基板86を底面側として、第1保持基板81へ向けて下降される。この後、第3プランジャ72の先端部72aを第2抜け止め基板86の孔部861へ挿入し、抜け止め基板82を所定の位置までさらに下降させた後、保持基板81と抜け止め基板82をネジ等によって取り付けることにより、導電性接触子ホルダ8が完成する。なお、保持基板81および抜け止め基板82に位置決め用の開口部を形成しておき、取り付けの際には、保持基板81および抜け止め基板82の所定の開口部同士に位置決めピンを挿入することによって位置決めするようにしてもよい。
ところで、保持基板81は、アース電位を供給する機能も有することから、第1保持基板83と第2保持基板84との間の電気的な接触抵抗がなるべく低い方がよい。このため、第1保持基板83および第2保持基板84が互いに接触する接触面を平滑に加工したり、その接触面にニッケルメッキ+金メッキ等の表面処理を行うことが好ましい。
以上説明した本発明の実施の形態3においては、従来の導電性接触子を第1部材として利用し、この導電性接触子に対して第2部材である第2プランジャを接触させる構成としているため、経時劣化が大きい導電性接触子の先端部を容易に交換することが可能な導電性接触子ユニットを、低コストで実現することができる。
(実施の形態3の変形例)
本発明の実施の形態3は、第2プランジャおよび第3プランジャの形状に関して、さまざまな変形例を有する。図13は、図10と同じ第2プランジャ74を第2部材として適用する一方、第2プランジャ74と接触する第1部材側の第3プランジャ75が、ボス状をなす先端部75aと、フランジ部75bと、ボス状をなす基端部75cとを有する場合を図示している(第1変形例)。この場合、基端部74cの底面と先端部75aの先端面は、互いに対向する平面をなしているため、第2プランジャ74と第3プランジャ75の接触面積が大きくなり、検査時に確実な導通を実現することができる。
図14は、第3プランジャを、図10と同じ第3プランジャ72とする一方、第2部材側の第2プランジャ76が、クラウン形状をなす先端部76a,フランジ部76b、および第3プランジャ72の先端部72aに適合した先鋭端を有する基端部76cを有する場合を図示している(第2変形例)。この場合、基端部76cの先鋭端が第3プランジャ72の先端部72aのクラウン形状と噛み合うように接触するため、第3プランジャ72と第2プランジャ76の接触面積が大きくなり、検査時に確実な導通を得ることができる。
図15は、図14と同じ第2プランジャ76を第2部材とする一方、第2プランジャ76と接触する第1部材側の第3プランジャ77が、ボス状をなし、端部に窪みを有する先端部77aと、フランジ部77bと、ボス状をなす基端部77cとを有する場合を図示している(第3変形例)。この第3変形例も、上記2つの変形例と同様、第2プランジャ76,第3プランジャ77間の接触面積を増大させ、検査時に確実な導通を得ることができる。
図16は、図15に示す場合と凹凸の関係が逆である場合の変形例を図示している(第4変形例)。この第4変形例では、第1部材側の第3プランジャ78が、先鋭端を有する先端部78aと、フランジ部78bと、基端部78cとを有する。一方、第2部材である第2プランジャ79は、クラウン形状をなす先端部79aと、フランジ部79bと、ボス状をなし、端部に窪みをする基端部79cとを有する。この場合にも、上述した3つの変形例と同様の効果を得ることができる。
このように、本実施の形態3においては、従来より使用されている様々なタイプの導電性接触子のプランジャ(第3プランジャ)の先端形状に合わせて、第2部材としての第2プランジャの形状を選択することができるので、資源の節約と低コスト化を実現することができる。
図17は、本実施の形態3の第5変形例に係る導電性接触子ユニットの要部の構成を示す図である。同図に示す導電性接触子ユニット12は、第1部材として、図10の導電性接触子7の代わりに、バネ部材等を内包するバレルタイプの導電性接触子を適用している。すなわち、導電性接触子9は、導電性接触子7の第1プランジャ71および第3プランジャ72とそれぞれ同様の形状を有する第1プランジャ91および第3プランジャ92と、第1プランジャ91および第3プランジャ92の基端側の一部とバネ部材(図示せず)とを覆うように円筒状に形成されたパイプ体93と、抜け止め基板82によって抜け止めされる第2プランジャ74(第2部材)と、を備える。この意味で、第1プランジャ91,第3プランジャ92,およびパイプ体93が、長手方向に伸縮自在な第1部材をなす。
なお、上記以外の導電性接触子ユニット12の構成は、実施の形態3に係る導電性接触子ユニット11の構成と同じであり、対応する部位には同じ符号を付してある。
この第5変形例に係る導電性接触子ユニット12は、従来の導電性接触子を適用することができるという点が、導電性接触子ユニット11と同じである。したがって、上述した実施の形態3と同様、経時劣化が大きい導電性接触子の先端部を容易に交換することが可能な導電性接触子ユニットを、低コストで実現することができる。
(実施の形態4)
図18は、本発明の実施の形態4に係る導電性接触子ユニットの要部の構成を示す図である。同図に示す導電性接触子ユニット13は、回路基板2と、導電性接触子230と、導電性接触子ホルダ240と、を備える。導電性接触子ユニット13の外観構成は、図1と同様である。
導電性接触子230は、回路基板2に設けられた電極21と接触する第1プランジャ231、第1プランジャ231と相反する向きに突出し、半導体集積回路100の接続用電極101と接触する第2プランジャ232、第1プランジャ231と第2プランジャ232との間に設けられ、第1プランジャ231,第2プランジャ232間を電気的に接続するとともに、導電性接触子230を長手方向に伸縮させるバネ部材(弾性部材)233、および第1プランジャ231の一部とバネ部材233を収容し、両端前記第1部材は、前記第1プランジャおよび前記弾性部材を収容し、長手方向の両端部において第1プランジャ231またはバネ部材233を抜け止めして成る筒状部材234とを備える。
第1プランジャ231は、上記実施の形態1で説明した第1プランジャ31と同様に、先端部231a、フランジ部231b、基端部231cを有する。また、第2プランジャ232は、上記実施の形態1で説明した第2プランジャ32と同様に、先端部232a、フランジ部232b、基端部232cを有する。第2プランジャ232は、第1プランジャ231、バネ部材233、筒状部材234と一体ではない。
バネ部材233は、均一なピッチで巻回されている。
筒状部材234は、バネ部材233の端部が接する開口端部付近に、全周にわたって内径方向に窪んだ溝部234aを有する。この溝部234aは、バネ部材233を挿入した後、筒状部材234の端部に潰し加工を施すことによって形成され、バネ部材233(および第1プランジャ231)の筒状部材234からの抜け止め機能を有する。筒状部材234の他端部は、第1プランジャ231のフランジ部231bの径よりも小径の開口部を有し、第1プランジャ231を抜け止めしている。
筒状部材234は、孔部2411の大径孔2411bに圧入される。これにより、筒状部材234が孔部2411から抜け出てしまうのを防止している。なお、筒状部材234と大径孔2411bとの間に若干の隙間があってもかまわない。
第2プランジャ232は、バネ部材233と接触してもバネ部材233の内部に入る部分が少ない。このため、第2プランジャ232に横荷重が加えられた場合でも、バネ横荷重が第2プランジャ232に印加されにくい構造になっている。したがって、第2プランジャ232とバネ部材233との噛み込みが発生しにくく、第2プランジャ232の直進性が改善され、第2プランジャ232の動きをよりよくすることができる。
以上の構成を有する導電性接触子230においては、第1プランジャ231、バネ部材233、筒状部材234が、長手方向に伸縮自在な第1部材をなす。また、第2プランジャ232が、第1部材の一端部(バネ部材233の一端部)に接触可能な第2部材をなす。
次に、導電性接触子ホルダ240の構成を説明する。導電性接触子ホルダ240は、導電性接触子230を挿通するために板厚方向に貫通された複数の孔部を有する保持基板241と、保持基板241の表面のうち、半導体集積回路100と対向する側の表面に着脱自在に取り付けられ、導電性接触子230の第2プランジャ232を抜け止めした状態で保持する抜け止め基板242と、を有する。
保持基板241は、板厚方向に貫通されて成り、導電性接触子230を収容、保持する孔部2411を有する。孔部2411は、回路基板2と対向する側に開口を有し、第1プランジャ231の先端部231aを挿通可能な小径孔2411aと、抜け止め基板242が取り付けられる表面に開口を有し、小径孔2411aよりも径が大きく、第1プランジャ231および筒状部材234を挿通可能な大径孔2411bと、を備えた段付き孔形状をなしている。小径孔2411aおよび大径孔2411bは、円形断面を有する。小径孔2411aの径は、筒状部材234の径よりも小さい、このため、小径孔2411aは、筒状部材234の抜け止め機能を果たす。
抜け止め基板242は、第1抜け止め基板243および第2抜け止め基板244が積層されて成る。このうち、保持基板241に取り付けたときに導電性接触子ホルダ240の表面側となる第1抜け止め基板243は、第2プランジャ232の先端部232aを挿通可能な孔部2431を有する。孔部2431は、導電性接触子ホルダ240の表面となる側に開口を有する小径孔2431aと、小径孔2431aと同軸状に形成され、小径孔2431aより径が大きい大径孔2431bと、を備えた段付き孔形状をなす。小径孔2431aおよび大径孔2431bは、円形断面を有する。
第2抜け止め基板244は、第2プランジャ232の基端部232cを挿通可能な孔部2441を有する。孔部2441は、保持基板241の表面側に開口を有する小径孔2441aと、小径孔2441aと同軸状に形成され、小径孔2441aより径が大きい大径孔2441bと、を備えた段付き孔形状をなす。小径孔2441aおよび大径孔2441bは、円形断面を有する。
第1抜け止め基板243の大径孔2431bと第2抜け止め基板244の大径孔2441bは同じ径を有しており、その径は第2プランジャ232のフランジ部232bの径よりも大きい。
第2プランジャ232の抜け止め基板242への組み付けは、上記実施の形態1における第2プランジャ32の抜け止め基板42への組み付けと同様である(図3を参照)。
抜け止め基板242は、第2プランジャ232のフランジ部232bの外周と基端部232cの外周とを摺動させながら支持しているため、第2プランジャ232の直進性を改善することができる。
図19は、第2プランジャ232が組み付けられた抜け止め基板242を保持基板241に取り付ける状況を示す図である。同図に示すように、抜け止め基板242は、基端部232cを底面側として、保持基板241へ向けて下降され、基端部232cがバネ部材233に当接してバネ部材233からの弾性力を受けはじめ、図18に示すような状態となったとき、ネジ等によって保持基板241へ取り付けられる。なお、図19に示す状態において、バネ部材233の端部のうち第1プランジャ231に取り付けられていない端部は、筒状部材234の溝部234aによって抜け止めされている。
以上説明した本発明の実施の形態4によれば、弾性部材が筒状部材に収容された導電性接触子を用いても、例えば図17に示す導電性接触子よりも第3プランジャの分だけ短くすることができるため、導電性接触子ホルダの板厚を薄くすることができる。この結果、導電性接触子ホルダのホルダ孔加工時間を短縮することができるとともに、高周波電気特性の劣化を防止することができる。
また、本実施の形態4によれば、保持基板を1枚で加工することができ、一端のみを段付き加工すれば十分であるため、製造も容易である。
加えて、本実施の形態4によれば、筒状部材で抜け止めすることにより、バネ部材に初期加重をかけて固定することができるため、第2プランジャのストロークを減少させ、抜け止め基板の板厚を薄くすることが可能となる。この結果、導電性接触子ユニット全体の厚みを従来構造と同じにすることができ、ハンドラーのプッシャーと呼ばれる押し込み装置の設定変更が不要となり、導電性接触子ユニットを使用する半導体メーカーにとっても好都合である。
図20は、本実施の形態4の第1変形例に係る導電性接触子ユニットの構成を示す図である。また、図21は、本変形例に係る導電性ユニットにおいて、抜け止め基板を保持基板に取り付ける前の状態を示す図である。これらの図に示す導電性接触子ユニット14は、導電性接触子の第1部材の一部をなす筒状部材236の構成が、上記実施の形態4で説明した筒状部材234の構成と異なる。具体的には、導電性接触子235の一部をなす筒状部材236は、内径方向に縮径した開口端部236aを有している。この開口端部236aは、絞り加工などによって形成され、バネ部材233の抜け止め機能を果たしている。
筒状部材236は、筒状部材234と同様に、孔部2411の大径孔2411bに圧入される。これにより、筒状部材236が孔部2411から抜け出てしまうのを防止している。なお、筒状部材236と大径孔2411bとの間に若干の隙間があってもかまわない。
なお、導電性接触子235の筒状部材236を除く導電性接触子ユニット14の構造は、導電性接触子ユニット13の構造と同じである。
ところで、本実施の形態4においては、バネ部材233のピッチが均一であるとしたが、上記実施の形態1で適用したバネ部材33(粗巻き部33a、密着巻き部33bを有する)を筒状部材234または236に収容してもよい(図22および図23を参照)。
図22および図23に示す場合、第2プランジャ232は、バネ部材33と接触してもバネ部材33の内部に入る部分が少ない。このため、第2プランジャ232に横荷重が加えられた場合でも、バネ横荷重が第2プランジャ232に印加されにくい構造になっている。したがって、第2プランジャ232とバネ部材33との噛み込みが発生しにくく、第2プランジャ232の直進性が改善され、第2プランジャ232の動きをよりよくすることができる。
以上説明した本実施の形態4の変形例によれば、上記実施の形態4と同じ効果を得ることができる。
(実施の形態5)
図24は、本発明の実施の形態5に係る導電性接触子ユニットの要部の構成を示す図である。また、図25は、本実施の形態5に係る導電性接触子ユニットの組み付けの概要を示す図である。これらの図に示す導電性接触子ユニット15は、回路基板2と、導電性接触子330と、導電性接触子ホルダ340と、を備える。導電性接触子ユニット15の外観構成は、図1と同様である。
導電性接触子330は、回路基板2に設けられた電極21と接触する第1プランジャ331、第1プランジャ331と相反する向きに突出し、半導体集積回路100の接続用電極101と接触する第2プランジャ332、および第1プランジャ331と第2プランジャ332との間に設けられ、第1プランジャ331,第2プランジャ332間を電気的に接続するとともに、導電性接触子330を長手方向に伸縮させるバネ部材(弾性部材)333を備える。
第1プランジャ331は、上記実施の形態1で説明した第1プランジャ31と同様に、先端部331a、フランジ部331b、基端部331cを有する。
第2プランジャ332は、先端部332a、フランジ部332b、バネ部材333の端部に当接する当接部332c、および当接部332cより径が小さくバネ部材333に嵌合される嵌合部332dを有している。第2プランジャ332は、第1プランジャ331およびバネ部材333と一体ではない。
バネ部材333は、第1プランジャ331側が粗巻き部333aである一方、第2プランジャ332側が密着巻き部333bである。粗巻き部333aの端部は、第1プランジャ331の基端部331cに取り付けられている。密着巻き部333bの端部は、第2プランジャ332の当接部332cに当接するとともに、端部付近の内周部には、第2プランジャ332の嵌合部332dが嵌合されている。密着巻き部333bの端部は、その一部がバネ部材333の長手方向と略直交する平面を通過するように平坦化されている。この平坦化は、バネ部材333の端部を研磨加工することによって実現される。このような平坦化を行うことにより、バネ部材333と第2プランジャ332との導通を確実にすることができる。
以上の構成を有する導電性接触子330においては、第1プランジャ331およびバネ部材333が、長手方向に伸縮自在な第1部材をなす。また、第2プランジャ332が、第1部材の一端部(バネ部材333の一端部)に接触可能な第2部材をなす。
次に、導電性接触子ホルダ340の構成を説明する。導電性接触子ホルダ340は、導電性接触子330を挿通するために板厚方向に貫通された複数の孔部を有する保持基板341と、保持基板341の表面のうち、半導体集積回路100と対向する側の表面に着脱自在に取り付けられ、導電性接触子330の第2プランジャ332を抜け止めした状態で保持する抜け止め基板342と、を有する。
保持基板341は、導電性接触子330を収容、保持する主基板343と、主基板343の表面のうち抜け止め基板342と対向する表面をなし、バネ部材333の抜け止めを行う薄膜状の抜け止めシート344(第2シート部材)とを有する。
主基板343は、板厚方向に貫通されて成り、導電性接触子330を収容、保持する孔部3431を有する。孔部3431は、回路基板2と対向する側に開口を有し、第1プランジャ331の先端部331aを挿通可能な小径孔3431aと、抜け止め基板342が取り付けられる表面に開口を有し、小径孔3431aよりも径が大きく、第1プランジャ331やバネ部材333を挿通可能な大径孔3431bと、を備えた段付き孔形状をなしている。小径孔3431aおよび大径孔3431bは、円形断面を有する。小径孔3431aの径は、第1プランジャ331のフランジ部331bの径よりも小さい、このため、小径孔3431aは、第1プランジャ331の抜け止め機能を果たす。
抜け止めシート344は、図26の上面図に示すように、略円形の開口部3441を有しており、開口部3441の一部が、開口部3441の内周方向に突出して成る突出片部344aを形成している。この突出片部344aの内径は、第2プランジャ332の当接部332cの径よりも大きく、バネ部材333の外径よりも小さい。したがって、突出片部344aは、バネ部材333の抜け止め機能を果たすとともに、第2プランジャ332の当接部332cおよび嵌合部332dを挿通可能である。なお、図24や図25では、図26のB−B線断面に相当する部分断面図である。
抜け止めシート344は、第1プランジャ331およびバネ部材333を主基板343の孔部3431に挿入した後、主基板343の表面であって抜け止め基板342と対向する表面に、接着剤や両面テープなどの接着手段を用いることによって接着する。
なお、接着手段を用いる代わりに、抜け止めシート344を熱硬化性樹脂によって形成し、その熱硬化性樹脂を加熱することによって主基板343への取り付けを行ってもよい。また、抜け止めシート344を先に取り付けてから第1プランジャ331およびバネ部材333を孔部3431に挿入するようにしてもよい。
抜け止めシート344は、可撓性を有する材料、例えば軟質樹脂のプレートやフィルムによって実現することができる。
抜け止め基板342は、第1抜け止め基板345および第2抜け止め基板346が積層されて成る。このうち、保持基板341に取り付けたときに導電性接触子ホルダ340の表面側となる第1抜け止め基板345は、第2プランジャ332の先端部332aを挿通可能な孔部3451を有する。孔部3451は、導電性接触子ホルダ340の表面となる側に開口を有する小径孔3451aと、小径孔3451aと同軸状に形成され、小径孔3451aより径が大きい大径孔3451bと、を備えた段付き孔形状をなす。小径孔3451aおよび大径孔3451bは、円形断面を有する。
第2抜け止め基板346は、第2プランジャ332の当接部332cおよび嵌合部332dを挿通可能な孔部3461を有する。孔部3461は、保持基板341の表面側に開口を有する小径孔3461aと、小径孔3461aと同軸状に形成され、小径孔3461aより径が大きい大径孔3461bと、を備えた段付き孔形状をなす。小径孔3461aおよび大径孔3461bは、円形断面を有する。
第1抜け止め基板345の大径孔3451bと第2抜け止め基板346の大径孔3461bは同じ径を有しており、その径は第2プランジャ332のフランジ部332bの径よりも大きい。
抜け止め基板342は、第2プランジャ332のフランジ部332bの外周と当接部332cの外周とを摺動させながら支持しているため、第2プランジャ332の直進性を改善することができる。
以上説明した本発明の実施の形態5によれば、第2シート部材を用いて弾性部材の抜け止め構造を予め加工しておくことにより、抜け止め基板を主基板から取り外す際、静電気等の理由によって第2プランジャに付着した弾性部材が第2プランジャに追従して保持基板から抜けてしまうのを防止することができる。
また、本実施の形態5によれば、第2プランジャの端部のうち弾性部材と嵌合する側の端部が段付き孔形状をなしているため、ある程度強固な嵌合を実現することができる。このように強固な嵌合であっても、第2シート部材を設けているため、抜け止め基板を保持基板から取り外す際に、第2プランジャと弾性部材とを確実に離間させることができる。
さらに、本実施の形態5によれば、弾性部材の端部のうち、第2プランジャに接触する端部が、弾性部材の長手方向と直交する平面を通過するように平坦化されているため、弾性部材と第2プランジャとの導通が確実となる。
なお、第2シート部材に突出片部を設ける代わりに、第2シート部材の開口部の径を大径孔3431bの径よりも小さくしてもよい。この場合の開口部の径は、抜け止めシート344の突出片部344aの内径と等しくすればよい。
(実施の形態6)
図27は、本発明の実施の形態6に係る導電性接触子ユニットの要部の構成を示す図である。また、図28は、本実施の形態6に係る導電性接触子ユニットの組み付けの概要を示す図である。これらの図に示す導電性接触子ユニット16は、回路基板2と、導電性接触子330と、導電性接触子ホルダ540と、を備える。導電性接触子ユニット16の外観構成は、図1と同様である。
導電性接触子ホルダ540は、導電性接触子330を挿通するために板厚方向に貫通された複数の孔部を有する保持基板541と、保持基板541の表面のうち、半導体集積回路100と対向する側の表面に着脱自在に取り付けられ、導電性接触子330の第2プランジャ332を抜け止めした状態で保持する抜け止め基板342と、を有する。
保持基板541は、導電性材料によって形成された第1保持基板542および第2保持基板543を備え、この2枚の基板が板厚方向に積層され、図示しないネジ等を用いて取り付けられている。なお、第1保持基板542の板厚と第2保持基板543の板厚とは、一般に異なっている。
第1保持基板542には、その板厚方向に貫通されて成り、導電性接触子330の一部を収容、保持する第1孔部5421が形成されている。第1孔部5421は、第1保持基板542の表面のうち、第2保持基板543と接触しない側の表面に開口を有し、第1プランジャ331の先端部331aを挿通可能な小径孔5421aと、小径孔5421aよりも径が大きい大径孔5421bと、を備えた段付き孔形状をなしている。小径孔5421aおよび大径孔5421bは、円形断面を有する。
第2保持基板543には、その板厚方向に貫通されて成り、導電性接触子330の一部を収容、保持する第2孔部5431が形成されている。第2孔部5431は、第2保持基板543の表面のうち、第1保持基板542と接触しない側の表面に開口を有し、第2プランジャ332の当接部332cおよび嵌合部332dを挿通可能な小径孔5431aと、小径孔5431aよりも径が大きい大径孔5431bと、を備えた段付き孔形状をなしている。小径孔5431aおよび大径孔5431bは、円形断面を有する。小径孔5431aは、バネ部材333の抜け止め機能を果たしている。なお、小径孔5431aの深さは、300μm程度であればより好ましい。
第1保持基板542と第2保持基板543を積層した状態で、第1孔部5421と第2孔部5431は同軸状に配置される。
なお、第2保持基板に小径孔5431aを形成する代わりに、小径孔5431aと同径の開口を有し、第1保持基板542等と同じ材質からなる板状部材を用いて保持基板を形成してもよい。この場合には、第2保持基板としては、大径孔5431bに相当する孔部のみを形成すればよい。
以上説明した本発明の実施の形態6によれば、実施の形態5と同様の効果を得ることができる。
(その他の実施の形態)
ここまで、本発明を実施するための最良の形態として、実施の形態1〜6を詳述してきたが、本発明はそれらの実施の形態によってのみ限定されるべきものではない。図29は、本発明の別な実施の形態において適用される保持基板と導電性接触子の構成を示す図である。同図に示す保持基板41−2は、導電性接触子を挿通するための孔部411−2を有する。孔部411−2は、孔部411と同様、小径孔411a、大径孔411bを有するとともに、小径孔411aと反対側の端部に大径孔411bよりも径が大きい最大径孔411cを有する。
孔部411−2には、第1プランジャ31とバネ部材33とが収容される。図29に示すように、バネ部材33の上端部には、抜け止めキャップ900が取り付けられている。この抜け止めキャップ900は、最大径孔411cに圧入するようにして固定してもよいし、接着によって最大径孔411cに固定してもよい。いずれの場合にも、抜け止めキャップ900の外径は、最大径孔411cの径と略等しい。
この場合には、上述した実施の形態4と同様の効果を得ることができる。
ところで、本発明においては、図30に示すように、アース用導電性接触子を接続するパターンを印刷したアース用フィルム1000を用いてもよい。図31は、アース用フィルム1000を用いた場合の導電性接触子ユニットの構成を示す図である。図31に示す導電性接触子ユニット17は、保持基板241の表面のうち、抜け止め基板242と対向するアース用フィルム1000が取り付けられた導電性接触子ホルダ1240を備える。この導電性接触子ホルダ1240の構成を除く導電性接触子ユニット17の構成は、図20に示す導電性接触子ユニット14の構成と同じである。
上記のごとく構成された導電性接触子ユニット17によれば、アース用導電性接触子同士の電気的な接続をより強固にすることができ、強力なグラウンドラインを構築することができる。なお、図30に示すパターンはあくまでも一例に過ぎない。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態等を含みうるものであり、特許請求の範囲により特定される技術的思想を逸脱しない範囲内において種々の設計変更等を施すことが可能である。
以上のように、本発明に係る導電性接触子ユニットは、半導体集積回路などの電気特性検査を行う際に有用である。

Claims (14)

  1. 長手方向に伸縮自在な第1部材、および前記第1部材に接触可能な第2部材をそれぞれ有し、前記第2部材が接触する検査対象に対して信号の入出力を行う複数の導電性接触子と、
    導電性材料によって形成され、前記複数の導電性接触子の各々が有する前記第1部材を収容可能な孔部が形成された保持基板と、
    前記複数の導電性接触子の各々が有する前記第2部材を抜け止めして保持し、前記検査対象と対向する側の前記保持基板の表面に、対応する前記第1部材の長手方向の軸線と前記第2部材の長手方向の軸線とが一致した状態で着脱自在に取り付けられた抜け止め基板と、
    を備えたことを特徴とする導電性接触子ユニット。
  2. 前記抜け止め基板は、
    前記第2部材の一部を挿通可能な段付き形状の孔部をそれぞれ有する2枚の基板が積層されて成ることを特徴とする請求項1記載の導電性接触子ユニット。
  3. 前記抜け止め基板は、
    前記保持基板と対向する表面に設けられた開口部の内周方向へ突出した突出片部を有することを特徴とする請求項1記載の導電性接触子ユニット。
  4. 前記突出片部は、軟質樹脂から成ることを特徴とする請求項3記載の導電性接触子ユニット。
  5. 前記抜け止め基板は、前記保持基板と対向する表面をなす薄膜状の第1シート部材を有し、
    前記突出片部は、前記第1シート部材に設けられたことを特徴とする請求項3記載の導電性接触子ユニット。
  6. 前記突出片部は、軟質樹脂から成ることを特徴とする請求項5記載の導電性接触子ユニット。
  7. 前記第1部材は、前記検査対象に対して入力する信号を生成する回路基板と接触する第1プランジャと、前記第1プランジャに取り付けられ、前記第1プランジャの軸線方向に伸縮自在な弾性部材と、を含み、
    前記第2部材は、前記第1部材と接触した時に前記弾性部材からの弾性力を受ける第2プランジャから成ることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項記載の導電性接触子ユニット。
  8. 前記第1部材は、
    前記第1プランジャおよび前記弾性部材を収容し、長手方向の両端部において前記第1プランジャまたは前記弾性部材を抜け止めして成る筒状部材を含むことを特徴とする請求項7記載の導電性接触子ユニット。
  9. 前記保持基板は、前記抜け止め基板と対向する表面をなし、前記第2部材の一部を挿通可能な開口部が設けられた薄膜状の第2シート部材を有することを特徴とする請求項7記載の導電性接触子ユニット。
  10. 前記第2シート部材は、前記開口部の内周方向へ突出した突出片部を有することを特徴とする請求項9記載の導電性接触子ユニット。
  11. 前記保持基板は、
    前記第1プランジャの先端部を挿通可能な段付き形状の孔部を有する第1保持基板と、
    前記第1保持基板に積層されて成り、前記第2プランジャの基端部を挿通可能であるとともに、前記弾性部材を抜け止め可能な段付き形状の孔部を有する第2保持基板と、
    を含み、
    前記第1保持基板が有する孔部と、前記第2保持基板が有する孔部とは同軸をなして連通していることを特徴とする請求項7記載の導電性接触子ユニット。
  12. 前記第2プランジャは、
    前記弾性部材と接触する当接部と、
    前記当接部よりも端部側に位置し、前記当接部よりも径が小さく、前記弾性部材の端部に嵌合可能な嵌合部と、
    を有することを特徴とする請求項7記載の導電性接触子ユニット。
  13. 前記弾性部材の端部のうち、前記第2プランジャに接触する端部の少なくとも一部が、前記弾性部材の長手方向と略直交する平面を通過するように平坦化されていることを特徴とする請求項7記載の導電性接触子ユニット。
  14. 前記第1部材は、
    前記弾性部材に取り付けられ、前記第2部材に接触する第3プランジャを含むことを特徴とする請求項7記載の導電性接触子ユニット。
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