JP2005292060A - プリント配線基板の検査治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 治具ベース10の挿通孔11内にコイルバネ20を収納し、プランジャー22の頭部を所定レイアウトで突設して検査ヘッドを形成したプリント配線基板の検査治具において、高密度プリント配線基板の検査に適合するため、バネプローブの細径ピッチ化を図る場合に、組立作業性の向上により製作コストの低減するとともに、安定した動作により精度の高い検査を可能とした検査治具を提案する。
【解決手段】 治具ベース10を複数枚のプレート12、13、14を積層して形成し、プランジャー22の下半部に下方へ延びる細径部22aを形成し、この細径部22aをコイルバネ20内に挿入して一体としたバネプローブ24を形成し、このバネプローブ24を上方から挿通孔11内に挿入した後、上段の保護プレート14を取り付けて組み付けることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、プリント配線基板の電気的接続を検査するために用いる検査治具に関するもので、特に、高密度プリント配線基板の検査に適合するため、極めて狭ピッチの検査ヘッドを備えたプリント配線基板の検査治具に関するものである。
プリント配線基板の配線パターンの電気的接続を検査する方法として、検査ヘッドを備えた検査治具を検査装置に設置し、所定検査接点間の配線の導通状態を検査する手段が取られている。かかる検査手段で用いる検査治具として、ロングピン(プローブピン)を検査接点に当接させる従来のものに代わり、特開2002−48816号(特許文献1)に示すように、コイルバネ上にプランジャーを載置したバネプローブを用い、治具ベースの挿通孔内にコイルバネを収納し、プランジャーの頭部を所定レイアウトで突設して検査ヘッドを形成したものがある。この検査治具は、検査ヘッドをプリント配線基板に対向させて検査装置に設置し、プランジャーの頂端を検査接点に当接させて検査接点間の導通状態を検査するものである。
一方、高密度実装技術の進展によりプリント配線基板の配線回路は高密度化し、近年では極めて狭ピッチ(0.5mm以下)の検査ヘッドを備えた検査治具が求められている。バネプローブを用いた検査治具においては、こうした高密度プリント配線基板の検査に適合するため、バネプローブ(プランジャー)の間隔の狭ピッチ化とバネプローブ自体の細径化が図られている。
特開2002−48816号公報
このようにしてバネプローブの細径ピッチ化、さらには極細径ピッチ化を図る場合、構成部品の取り扱いが煩雑となって組立作業性が著しく劣り、製作コストが高価となった。また、バネプローブの強度の低下や進退動作の不安定化を招き、検査精度が低下するなどの動作上の課題があった。
この発明は、新規構成のプリント配線基板の検査治具を提供してこれらの課題を解決することを目的とするもので、高密度プリント配線基板の検査に適合するため、バネプローブの細径ピッチ化を図った検査治具において、組立作業性の向上により製作コストの低減を図るとともに、安定した動作により精度の高い検査を可能とした検査治具を提案するものである。
こうした目的を達成するため、この発明は、コイルバネ20上にプランジャー22を載置し、治具ベース10の挿通孔11内にコイルバネ20を収納し、プランジャー22の頭部を所定レイアウトで突設して検査ヘッドを形成したプリント配線基板の検査治具において、治具ベース10を複数枚のプレート12、13、14を積層して形成し、プランジャー22の下半部に下方へ延びる細径部22aを形成し、この細径部22aをコイルバネ20内に挿入して一体としたバネプローブ24を形成し、このバネプローブ24を上方から挿通孔11内に挿入した後、上段の保護プレート14を取り付けて組み付けることを特徴とするものである。
また、治具ベース10の底面から導出されるリード線30を、先端をスリーブ32内に挿入してカシメて結合し、スリーブ32を上方から挿通孔11内に挿入して係止した後、バネプローブ24を挿通孔11内に挿入し、コイルバネ20の底面をスリーブ32に当接させて係止するものである。
また、この発明のプリント配線基板の検査治具は、細径部22aの下端をコイルバネ20の底面から突設し、これをスリーブ32内に挿入し、プランジャー22の進退動作の安定を図るように構成するものである。
また、検査ヘッドの狭ピッチ化に伴い、隣接するコイルバネ20が接触して導通する危険を回避するため、コイルバネ20にコーテイングを施すものである。
この発明のプリント配線基板の検査治具は、バネプローブ24を、プランジャー22の下半部に形成した細径部22aをコイルバネ20内に挿入して予め一体として形成し、このバネプローブ24を上方から挿通孔11内に挿入した後、上段の保護プレート14を取り付けて組み付けるので、バネプローブ24の取り扱いと組み付けを容易とし、組立作業性の向上により製作コストの低減を図ることができる。また、検査ヘッドのレイアウトに応じたバネプローブ24のレイアウトの改変も容易で、異なる検査装置による様々な配線パターンの高密度プリント配線基板の検査に適用可能である。
また、バネプローブ24を、従来のコイルバネ20上にプランジャー22を載置しただけの構造に代わり、細径部22aをコイルバネ20内に挿入した一体構造としたので、バネプローブ24の強度の向上が図られるとともに、細径部22aがコイルバネ20にガイドされるので、プランジャー22の揺動や振れを防止することができ、バネプローブ24の上下動進退動作の安定化により、精度の高い検査を可能とするものである。
以下にこの発明の実施の形態を、図面を用いて具体的に説明する。
図1は、この発明のプリント配線基板の検査治具の最初の実施例で、検査治具の要部の構成を示した断面図である。図に示すように、この検査治具は、コイルバネ20上にプランジャー22を載置したバネプローブ24を用い、矩形盤状の治具ベース10からプランジャー22の頭部を所定レイアウトで突設して検査ヘッドを形成している。治具ベース10の底面からはリード線30が導出され、測定器側コネクタを接続するコネクタに配線される。
プランジャー22はコイルバネ20の外径と略同一径に形成され、その下半部は先鋭化して下方へ延びる細径部22aを形成している。図2に示すように、バネプローブ24は、細径部22aをコイルバネ20内に挿入し、プランジャー22の上半部をコイルバネ20上に載置した状態で一体として形成されている。また、リード線30の先端をスリーブ32内に挿入し、スリーブ32の外周面をカシメ加工することで一体に結合されている。各部材は電気的に導通する金属材料で形成され、プランジャー22とリード線30は、コイルバネ20、スリーブ32を介して電気的に導通している。
治具ベース10は、3枚のプレート12、13、14を積層して形成され、それぞれに上下に貫通した多数の挿通孔11a、11b、11cが所定レイアウトで配置され、各挿通孔11a、11b、11cの位置を揃えて3枚が重ねられている。最下段のプレート12の挿通孔11aには、上面からザグリ加工することで段差係止部11aaが形成され、スリーブ32を係止して脱落を防止している。中段のプレート13の挿通孔11b内にバネプローブ24が収納され、上段のプレート14は、プランジャー22の脱落を防止する保護プレートである。
図3、4に、この検査治具の組み付け手順を示す。
最初に、プレート12の上方から、リード線30を結合したスリーブ32を所定の配置に従って挿通孔11a内に挿入する。スリーブ32は段差係止部11aaで係止され、これにプレート13を取り付ける(図3の状態)。
次に、予めコイルバネ20とプランジャー22が一体とされてたバネプローブ24を、プレート13の上方から挿通孔11b内に挿入する。バネプローブ24は、コイルバネ20の底面をスリーブ32に当接して係止され、挿通孔11b内に収納される(図4の状態)。これに上段の保護プレート14を取り付けて検査治具は組み付けられ、プランジャー22の頭部を所定レイアウトで突設した検査ヘッドが形成される。
このようにして組み立てた検査治具を用い、上治具と下治具の一対を検査ヘッドを対向させて検査装置に設置し、上治具と下治具の間にプリント配線基板をセットする。そして、検査装置において上方から押圧し、検査ヘッドのプランジャー22の頂端をプリント配線基板の検査接点に当接させ、検査接点間の導通状態を検査する。検査時の押圧でコイルバネ20が収縮してプランジャー22が進退し、押圧の大きさに応じてコイルバネ20が伸縮することで押圧が吸収される。
図5は、この発明の検査治具の他の実施例で、検査治具の要部の構成を示した断面図であり、図に示すように、前例よりもさらにバネプローブ24の間隔を狭ピッチとしたものである。前例と同様に、バネプローブ24は、プランジャー22の細径部22aをコイルバネ20内に挿入して一体として形成され、図6に示すように、細径部22aは下方へ延びて下端をコイルバネ20の底面から突設している。この検査治具は前例と同様な手順で組み付けられ、バネプローブ24を挿通孔11b内に収納した状態で、細径部22aの下端をスリーブ32内に挿入している。このように構成することで、検査時の押圧によるコイルバネ20の収縮時に、プランジャー22の進退動作の安定が図られている。
治具ベース10は、4枚のプレート12a、12b、13、14を積層して形成され、挿通孔11a、11b、11cは、バネプローブ24の細径化に伴ってストレートに開孔することが困難となり、ザグリ加工による段加工で形成されている。スリーブ32は、下段の2枚のプレート12a、12bを重ねて形成される挿通孔11a内に上方から挿入され、最下段のプレート12aの傾斜段差面11abで係止されている。このようにして、検査ヘッドの狭ピッチ化を図った場合、隣接する挿通孔11bが連通し、隣接したコイルバネ20が収縮動作において接触して導通する危険がある。この危険を回避するため、接触した場合にも導通することがないように、コイルバネ20にコーティングが施されている。
この発明の最初の実施例の構成を示す説明図で、要部の断面図。 バネプローブの正面図。 組み付け手順を示す説明図で、スリーブを取り付けた状態の断面図。 バネプローブを取り付けた状態の断面図。 この発明の他の実施例の構成を示す説明図で、要部の断面図。 バネプローブの正面図。
符号の説明
10 治具ベース
11 挿通孔
12、13、14 プレート
20 コイルバネ
22 プランジャー
22a 細径部
24 バネプローブ
30 リード線
32 スリーブ

Claims (4)

  1. コイルバネ20上にプランジャー22を載置し、治具ベース10の挿通孔11内にコイルバネ20を収納し、プランジャー22の頭部を所定レイアウトで突設して検査ヘッドを形成したプリント配線基板の検査治具において、
    治具ベース10を複数枚のプレート12、13、14を積層して形成し、プランジャー22の下半部に下方へ延びる細径部22aを形成し、この細径部22aをコイルバネ20内に挿入して一体としたバネプローブ24を形成し、このバネプローブ24を上方から挿通孔11内に挿入した後、上段の保護プレート14を取り付けて組み付けることを特徴としたプリント配線基板の検査治具。
  2. 治具ベース10の底面から導出されるリード線30を、先端をスリーブ32内に挿入してカシメて結合し、スリーブ32を上方から挿通孔11内に挿入して係止した後、バネプローブ24を挿通孔11内に挿入し、コイルバネ20の底面をスリーブ32に当接させて係止した請求項1に記載のプリント配線基板の検査治具。
  3. 細径部22aの下端をコイルバネ20の底面から突設し、スリーブ32内に挿入した請求項2に記載のプリント配線基板の検査治具。
  4. コイルバネ20にコーテイングを施した請求項1、2又は3に記載のプリント配線基板の検査治具。
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