JP2011158329A - コンタクトプローブ及びこれを用いた電子回路試験装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンタクトプローブのメンテナンスを簡単且つ安価に行うことが可能なコンタクトプローブ及びこれを用いた電子回路試験装置を提供する。
【解決手段】導電性の筒状体からなるスリーブと、 該スリーブ内に摺動自在に嵌合する導電性のプランジャーと、前記スリーブ内に配置され該プランジャーを軸方向に付勢するスプリングとを備え、前記プランジャーは貴金属の中実ムク材によって形成され前記スリーブと着脱可能に構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンタクトプローブ及びこれを用いた電子回路試験装置に関し、特に半導体デバイスやウェハー等の電気的特性を検査する際に用いられるコンタクトプローブ及びこれを用いた電子回路試験装置に関する。
電子部品や回路基板の電極端子に接触させ、電極端子を外部装置と一時的に導通させるためのコンタクトプローブを用いた電子回路試験装置が開示されている。このコンタクトプローブは、例えば、回路基板の検査を行う際、回路基板の電極端子に針状のプランジャーを弾性的に当接させて電気的測定を行うものである。
図9は従来のコンタクトプローブの一例を示す断面図である。図9に示すコンタクトプローブ10は、円筒状のスリーブ2と、スリーブ2の内部を摺動するプランジャー4と、プランジャー4を付勢するコイルスプリング6と、コイルスプリング6の固定端6a側に配置されたショートピン8によって構成されている。これら部材の材料としては、いずれも金属などの導電材料が用いられる。スリーブ2にはリング状にカシメ加工されたカシメ部2aが設けられており、この部分においてスリーブ2の内径が狭くなっている。カシメ部2a部分の内径は、プランジャー4の摺動部4a及びバネ受け部4bの外径よりも狭くなっている。連結部4cの外径は、カシメ部2aと干渉しないよう、カシメ部2aが設けられた部分の内径よりも細く設定されている。これにより、スリーブ2からのプランジャー4、コイルスプリング6及びショートピン8の脱落が防止される。
プランジャー4の先端4dは被測定物の電極と接触する部分である。電極は薄い金属酸化膜や有機性の汚れが付着しているため、動作テストを繰り返し行うと、プランジャー4の先端4dにも汚れが付着してしまう。このためプランジャー4と電極との接触抵抗が増大したり、抵抗値にばらつきが生じたりすることから、正常な動作テストが妨げられてしまう。このため、動作テストを所定回数行う度に、プランジャー4の再メッキ処理を施してクリーニングが行われていたが、スリーブ2の内部にメッキ液が侵入しないようにプランジャー4の先端4dだけを正確にメッキ浴に浸す必要があった。このため、再メッキ処理には、専用のメンテナンス治具を用いる必要でありコンタクトプローブを簡単且つ安価にクリーニングすることは困難であった。
そこで、プランジャーを着脱可能に構成して、プランジャーをスリーブから取り外して、プランジャー全体をメッキ浴に浸すだけでクリーニングを行うことを可能としたコンタクトプローブが開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
図7は、プランジャーを着脱可能に構成したコンタクトプローブを示す図である。コンタクトプローブ30は、円筒状のスリーブ21と、スリーブ21の内部を摺動するプランジャー22と、スリーブ21の内部に収容され、プランジャー22を付勢するコイルスプリング23と、コイルスプリング23の固定端23aと接するショートピン24によって構成されている。スリーブ21にはコイルスプリング23及びショートピン24の脱落を防止するカシメ部21aが設けられており、プランジャー22はカシメ部21aと干渉することなく着脱可能に構成されている。
図8は、前述のプランジャーを着脱可能に構成したコンタクトプローブを用いた電子回路試験装置の主要部の構造を示す略断面図である。図8に示す電子回路試験装置100は、前述のプランジャーを着脱可能に構成したコンタクトプローブ30と、プランジャー22の突出部22aが露出するようにコンタクトプローブ30を収容するプローブホルダ27と、プランジャー22の突出部22aを貫通させる貫通孔26aを有するプランジャーストッパー26とを備え、プランジャーストッパー26に設けられた貫通孔26aの径がプランジャー22の摺動部22bの径よりも小さい値に設定されている。これによりプランジャーストッパー26によってプランジャー22の脱落を防止することが可能となる。一方、メンテナンス時においては、プランジャーストッパー27を取り外すことにより、スリーブ21からプランジャー22を簡単に取り出すことが可能となる。
特開2009−192374号公報(第4−5頁、図4参照)
しかしながら、従来技術におけるコンタクトプローブ30及びこれを用いた電子回路試験装置100は、再メッキ処理によるクリーニングは安価で簡単に行うことができるが、プランジャー22の表面にメッキ処理が施されているため回路基板の電極端子にプランジャー22を弾性的に当接させて電気的測定を行っている際にメッキが剥離する場合がある。これによって導電性が悪くなり、接触抵抗が増大したり、抵抗値にばらつきが生じたりすることから正常な測定が妨げられてしまうという不具合があった。
また、スリーブ21内部にて発生する摺動屑及び、プローブホルダ27とスリーブ21との摩擦で発生する屑が、プランジャーストッパー26の貫通孔26aに入り込み、被測定物に付着して測定が不安定になるおそれがあった。
(発明の目的)
本発明は上記問題を解決して、電気的測定の際に安定した導電性を有し、常に正常な測定を行うことができるとともにコンタクトプローブのメンテナンスを簡単且つ安価に行うことが可能なコンタクトプローブ及びこれを用いた電子回路試験装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明におけるコンタクトプローブは、導電性の筒状体からなるスリーブと、 該スリーブ内に摺動自在に嵌合する導電性のプランジャーと、前記スリーブ内に配置され該プランジャーを軸方向に付勢するスプリングとを備え、前記プランジャーは貴金属の中実ムク材によって形成され前記スリーブと着脱可能に構成されていることを特徴とする。
また、前記貴金属は金、銀、白金、パラジウム、タングステンの少なくとも一つの貴金属を含んで成る導電性合金であることを特徴とする。
また、前記貴金属は時効処理が施されており、貴金属の硬度が380(HV)から600(HV)の範囲であることを特徴とする。
また、前記プランジャーは、前記スリーブ内に摺動自在に嵌合する摺動部と、前記スリーブから突出する突出部とを有し、該突出部と前記摺動部との境界部に径大部が設けられていることを特徴とする。
また、前記径大部の外径は前記突出部の外径に比較して大きく、且つ前記スリーブの内径と比較して大きい値に設定されていることを特徴とする。
本発明における電子回路試験装置は、上記のコンタクトプローブと、前記プランジャーの突出部が露出するように前記コンタクトプローブを収容するプローブホルダと、前記プランジャーの突出部を貫通させる貫通孔を有するプランジャーストッパーとを備えることを特徴とする。
また、前記プランジャーストッパーに設けられた前記貫通孔の内径は、前記プランジャーの径大部の外径と比較して小さい値に設定されていることを特徴とする。
以上のように、本発明のコンタクトプローブ及びこれを用いた電子回路試験装置はプランジャーが導電性を有する貴金属の中実ムク材からなるため、電気的測定を行っている際に接触抵抗が増大したり抵抗値にばらつきが生じることがなく、安定した導電性を有し、常に正常な測定を行うことができる。
また、プランジャーが貴金属の中実ムク材からなりスリーブと着脱可能に構成されているため、プランジャーが摩耗した場合は、取り外して新品と交換し、使用済みプランジャーは精製することによって再利用することができる。これによって、プランジャーのメンテナンスを簡単且つ安価に行うことが可能となりコンタクトプローブ及びこれを用いた電子回路試験装置のコストダウンを実現することができる。
また、プランジャーの材料として、貴金属合金を用いることによって、メッキ処理を施した従来品と比較して耐摩耗性及び耐酸化性が向上し、コンタクトプローブ及びこれを用いた電子回路試験装置の長寿命化を図ることができる。
さらに、貴金属合金に時効処理を施し硬度を高くすることによって耐摩耗性を向上させることが出来るとともに、切削加工性を向上させることが出来、コンタクトプローブ及びこれを用いた電子回路試験装置のコストダウンが可能となる。
また、本発明のコンタクトプローブ及びこれを用いた電子回路試験装置によれば、プランジャーの突出部と摺動部との境界部に径大部を設けることにより、スリーブ内部にて発生する摺動屑及び、プローブホルダとスリーブとの摩擦で発生する屑がプランジャーストッパーの貫通孔に入り込むことを防止することができる。この結果、摺動屑が被測定物に付着することを防止することができ、安定した導電性を確保して常に正常な測定を行うことができる。
本発明の第1の実施形態におけるコンタクトプローブを示す概略断面図である。 本発明の第1の実施形態におけるスリーブを示す概略断面図である。 本発明の第1の実施形態におけるプランジャーを示す概略側面図である。 図1におけるコンタクトプローブを用いた電子回路試験装置の主要部を示す概略断面図である。 本発明の第2の実施形態におけるコンタクトプローブを示す概略断面図である。 図5におけるコンタクトプローブを用いた電子回路試験装置の主要部を示す概略断面図である。 従来技術におけるコンタクトプローブを示し、プランジャーを着脱可能に構成したコンタクトプローブを示す概略断面図である。 図7におけるコンタクトプローブを用いた電子回路試験装置の主要部を示す概略断面図である。 従来技術におけるコンタクトプローブを示す概略断面図である。
図1から図4は本発明の第1の実施形態におけるコンタクトプローブ及びこれを用いた電子回路試験装置を示す図、図5から図6は第2の実施形態におけるコンタクトプローブ及びこれを用いた電子回路試験装置を示す図である。以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は本実施形態におけるコンタクトプローブを示す概略断面図である。図1に示すように、本実施形態によるコンタクトプローブ20は、円筒状のスリーブ11と、スリーブ11の内部を軸方向に摺動するプランジャー12と、スリーブ11の内部に収容され、プランジャー12をスリーブ11の軸方向に付勢するコイルスプリング13と、コイルスプリング13の固定端13aと接するショートピン14とを備えている。
図2は本実施形態におけるスリーブを示す概略断面図である。図2に示すようにスリーブ11にはカシメ加工されたカシメ部11aが設けられており、スリーブ11の内径eに対して、カシメ部11aの内径fが狭くなっている。このカシメ部11aは、図2に示すようにコイルスプリング13及びショートピン14の脱落を防止するようになっている。スリーブ11、ショートピン14の材料は、いずれも金属などの導電材料が用いられる。また、コイルスプリング13については特に限定されないが、金属などの導電材料を用いることが好ましい。なおショートピン14は外部の電極(図示せず)と接触する部分である。
プランジャー12は貴金属の中実ムク材によって形成されており、貴金属はパラジウム(Pd)40%、銀(Ag)40%、銅(Cu)を含有する導電性のパラジウム合金からなる。さらに、このパラジウム合金は硬度が430(HV)となるように時効処理が施されている。なお、貴金属としてはプラチナ(Pt)90%、ニッケル(Ni)を含有する導電性の白金合金を用いることができる。この白金合金は時効処理なしで硬度が360(HV)である。また、レニウム(Re)3%、タングステン(W)を含有する導電性のタングステン合金も用いることができる。このタングステン合金は時効処理なしで硬度が600(HV)である。
図3は本実施形態におけるプランジャーを示す概略側面図である。プランジャー12は、スリーブ11と摺動自在に嵌合する摺動部12cと、スリーブ11から突出する突出部12bと、突出部12bと摺動部12cとの境界部に設ける径大部12aと、摺動部12cからみて突出部12bとは反対側に設けられた後端部12dとを備えている。突出部12bの先端12eは、図示しない被測定物の電極と接触する部分である。後端部12dの外径は摺動部12cの外径cよりも小さく、且つスリーブ11のカシメ部11aの内径fより小さい値に設定されている。また、径大部12aの外径aは突出部12bの外径b、摺動部12cの外径cに比較して大きく、且つスリーブ11の内径eと比較して大きい値に設定されている。
図1に示すようにスリーブ11にプランジャー12を挿入すると後端部12dはスリーブ11のカシメ部11aを通過して、コイルスプリング13の可動端13bと接しプランジャー12がコイルスプリング13によって付勢されることになる。なお、スリーブ11に挿入されているプランジャー12は、矢印Aに示す方向に移動する場合、スリーブ11のカシメ部11aと干渉する部分がなくそのままスリーブ11から抜き出すことができる。
図4は本実施形態におけるコンタクトプローブ20を用いた電子回路試験装置の主要部を示す概略断面図である。図4に示す電子回路試験装置200は、コンタクトプローブ20を保持するプローブホルダ17と、プランジャーストッパー16、プリント配線基板15とを備えている。
プローブホルダ17は、プランジャー12の突出部12bが露出するようにコンタクトプローブ20を収容することにより支持する部材であり、一方の面にプランジャーストッパー16が固定され、他方の面にプリント配線基板15が固定される。プランジャーストッパー16は貫通孔16aを有しており、この貫通孔16aにはプランジャー12の突出部12bが貫通している。貫通孔16aの内径dはプランジャー12の径大部12aの外径aよりも小さい値に設定されている。このため、プランジャー12の径大部12aがプランジャーストッパー16と干渉することにより、プランジャー12の脱落が防止される。これにより、測定時においては、着脱自在なプランジャー12の脱落を防止して正常な測定を行うことができる。また、摩耗したプランジャー12を交換する際には、プランジャーストッパー16をプローブホルダ17から取り外すことにより、プランジャー12を簡単に抜き取ることができる。
以上のように本実施形態のコンタクトプローブ20及び電子回路試験装置200は、プランジャー12の材料として、導電性を有する貴金属合金の中実ムク材を用いることによって、メッキ処理を施した従来品と比較して耐摩耗性及び耐酸化性が向上し、製品の長寿命化を図ることができる。また、貴金属合金に時効処理を施し硬度を高くすることによって耐摩耗性をさらに向上させることが出来るとともに、プランジャー12の切削加工性を向上させることが出来、コンタクトプローブ20及び電子回路試験装置200のコストダウンが可能となる。
また、プランジャー12がスリーブ11と着脱可能に構成されているため、プランジャー12が摩耗した場合は、プランジャーストッパー16をプローブホルダ17から取り外すことにより、プランジャー12を簡単に抜き取ることができる。この取り外したプランジャー12を新品のプランジャーと交換し使用済みプランジャーは精製することによって再利用することができる。これによって、コンタクトプローブ20のメンテナンスを簡単且つ安価に行うことが可能となりコンタクトプローブ20及び電子回路試験装置200のコストダウンを実現することができる。
また、プランジャー12の突出部12bと摺動部12cとの境界部に径大部12aを設けることにより、スリーブ11内部にて発生する摺動屑及び、プローブホルダ17とスリーブ11との摩擦で発生する屑がプランジャーストッパー16の貫通孔16aに入り込むことを防止することができる。この結果、摺動屑が被測定物に付着することを防止することができる。この結果、安定した導電性を確保して常に正常な測定を行うことができるコンタクトプローブ20及び電子回路試験装置200を実現することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態におけるコンタクトプローブ及び電子回路試験装置は、プランジャーの材質と形状が第1の実施形態と異なり、その他は第1の実施形態とほぼ同様である。そこで同じ構成要素については同一番号を付与し詳細な説明を省略する。
図5は本実施形態におけるコンタクトプローブを示す概略断面図である。図5に示すように、本実施形態によるコンタクトプローブ40は、円筒状のスリーブ11と、スリーブ11の内部を軸方向に摺動するプランジャー42と、スリーブ11の内部に収容され、プランジャー42をスリーブ11の軸方向に付勢するコイルスプリング13と、コイルスプリング13の固定端13aと接するショートピン14とを備えている。
プランジャー42は貴金属の中実ムク材によって形成されており、貴金属は金(Au)10%、銀(Ag)30%、プラチナ(Pt)10%、パラジウム(Pd)35%、銅(Cu)、亜鉛(Zn)を含有する導電性の金合金からなる。さらに、この金合金は硬度が380(HV)となるように時効処理が施されている。なお、貴金属としては銀(Ag)60%、銅(Cu)、ニッケル(Ni)を含有する導電性の銀合金を用いることができる。この銀合金は時効処理なしで硬度が180(HV)である。
プランジャー42は、スリーブ11と摺動自在に嵌合する摺動部42cと、スリーブ11から突出する突出部42bと、突出部42bと摺動部42cとの境界部に設ける段差部42aと、摺動部42cからみて突出部42bとは反対側に設けられた後端部42dとを備えている。突出部42bの外径は摺動部42cの外径に対して小さい値に設定されている。また、後端部42dは第1の実施形態における後端部12dと同様である。
本実施形態においても第1の実施形態と同様に、スリーブ11に挿入されているプランジャー42は、スリーブ11のカシメ部11aと干渉する部分がなくそのままスリーブ11から抜き出すことができる。
図6は第2の実施形態におけるコンタクトプローブ40を用いた電子回路試験装置の主要部を示す概略断面図である図6に示す電子回路試験装置300は、コンタクトプローブ40を保持するプローブホルダ17と、プランジャーストッパー16、プリント配線基板15とを備えている。
図6に示すように、プランジャーストッパー16の貫通孔16aにはプランジャー42の突出部42bが貫通している。貫通孔16aの内径dはプランジャー42の摺動部42cの外径cよりも小さく設定されている。このため、プランジャー42の段差部42aがプランジャーストッパー16と干渉することにより、プランジャー42の脱落が防止される。これにより、測定時においては、着脱自在なプランジャー42の脱落を防止して正常な測定を行うことができる。また、摩耗したプランジャー42を交換する際には、プランジャーストッパー16をプローブホルダ17から取り外すことにより、プランジャー42を簡単に抜き取ることができる。その他は第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
以上のように本実施形態のコンタクトプローブ40及び電子回路試験装置300は、プランジャー42の材料として、導電性を有する貴金属合金の中実ムク材を用いており、第1の実施形態と同様に、製品の長寿命化を図ることができるとともにコストダウンが可能となる。また、プランジャー42がスリーブ11と着脱可能に構成されているため、コンタクトプローブのメンテナンスを簡単且つ安価に行うことが可能となる。
11 スリーブ
11a カシメ部
12、42 プランジャー
12a 径大部
12b、42b 突出部
12c、42c 摺動部
12d、42d 後端部
12e 先端
13 コイルスプリング
13a コイルスプリングの固定端
13b コイルスプリングの移動端
14 ショートピン
15 プリント配線基板
16 プランジャーストッパー
16a 貫通孔
17 プローブホルダ
20、40 コンタクトプローブ
42a 段差部
200、300 電子回路試験装置

Claims (7)

  1. 導電性の筒状体からなるスリーブと、 該スリーブ内に摺動自在に嵌合する導電性のプランジャーと、前記スリーブ内に配置され該プランジャーを軸方向に付勢するスプリングとを備え、前記プランジャーは貴金属の中実ムク材によって形成され前記スリーブと着脱可能に構成されていることを特徴とするコンタクトプローブ。
  2. 前記貴金属は金、銀、白金、パラジウム、タングステンの少なくとも一つの貴金属を含んで成る導電性合金であることを特徴とする請求項1に記載のコンタクトプローブ。
  3. 前記貴金属は時効処理が施されており、貴金属の硬度が380(HV)から600(HV)の範囲であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコンタクトプローブ。
  4. 前記プランジャーは、前記スリーブ内に摺動自在に嵌合する摺動部と、前記スリーブから突出する突出部とを有し、該突出部と前記摺動部との境界部に径大部が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコンタクトプローブ。
  5. 前記該径大部の外径は前記突出部の外径に比較して大きく、且つ前記スリーブの内径と比較して大きい値に設定されていることを特徴とする請求項4に記載のコンタクトプローブ。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のコンタクトプローブと、前記プランジャーの突出部が露出するように前記コンタクトプローブを収容するプローブホルダと、前記プランジャーの突出部を貫通させる貫通孔を有するプランジャーストッパーとを備えることを特徴とする電子回路試験装置。
  7. 前記プランジャーストッパーに設けられた前記貫通孔の内径は、前記プランジャーの径大部の外径と比較して小さい値に設定されていることを特徴とする請求項6に記載の電子回路試験装置。
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