JP4808794B2 - 半導体検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置の電気的特性を測定装置で測定する際に用いる半導体検査装置に関する。
半導体装置(半導体集積回路装置)の電気的特性の検査を行う際には一般に、半導体装置と測定装置との間に半導体検査装置を介在させている。従来の半導体検査装置の一つに、ポゴピン方式の導電性接触子を用いたものがある。
図6に示す半導体検査装置において、ポゴピン方式の導電性接触子10は、筒体11の内部にコイル状の圧縮ばね12とプランジャ13,14とを備えており、圧縮ばね12が、一方のプランジャ13をその先端部が筒体11の上方へ突出する方向に付勢し、他方のプランジャ14をその先端部が筒体11の下方へ突出する方向に付勢している。31は導電性接触子10の保持部材、32は測定装置40に接続される検査回路基板である。プランジャ13,14はコンタクトピンとも呼ばれる。
半導体装置51の検査の際に、この半導体検査装置を図示したように配置し、半導体装置51に近づく方向に相対移動させると、プランジャ13が半導体装置51の外部電極52に押し当てられるとともに、プランジャ14が検査回路基板32のランド33に押し当てられて、外部電極52とランド33とが両プランジャ13,14および筒体11を介して電気的に接続される。
導電性接触子10のプランジャ13は通常、図7に示すように、炭素工具銅やベリリウム銅などの金属母材20で所定形状に形作られ、その金属表面を安定化させる硬いNiメッキ層21と、その上を覆って酸化を防止するAuメッキ層22とが形成されている(特許文献1)。
特表2004−503783公報
しかし上記のような導電性接触子を、錫(Sn)を主成分とするはんだボールで外部電極を形成した半導体装置の電気的特性検査に使用する場合、検査回数が増えるにしたがって、導電性接触端子の先端部に、すなわち外部電極と接触して通電される部分の表面に、はんだに含まれる錫と導電性接触端子に含まれる金とからなる錫金の合金層が形成される。この合金層の表面には酸化による酸化被膜も形成される。更に検査回数が増えるにしたがって、合金層の上にはんだが堆積し、その表面に酸化被膜が拡大形成される。その結果、接触抵抗値の不安定化を招き、検査回数が増えるにつれて接触抵抗値が増大していく。
本発明は、半導体装置の電気的特性検査を行う際の外部電極材料の付着を減少できる半導体検査装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の半導体検査装置は、半導体装置の外部電極に接触させるコンタクトピンを筒体内に出退自在に設けた導電性接触子と、複数の前記導電性接触子を保持した保持部材と、前記保持部材に保持された複数の前記導電性接触子に向けて前記半導体装置を荷重するための押しゴマと、前記コンタクトピンの接触によって前記外部電極から発生する電極屑を除去する除去手段とを備え、前記コンタクトピンは、前記筒体に摺接し前記外部電極に接触しないベース部と前記外部電極に接触する先端部とからなり、前記ベース部は少なくとも表層が貴金属で形成されており、前記先端部は少なくとも表層が前記ベース部とは異なる金属または金属合金で形成されており、前記保持部材は、前記先端部と前記外部電極との接続空間を形成する段部を周縁に有しており、一定方向を向いた複数の前記導電性接触子を前記先端部を突出させた状態で保持しており、前記除去手段として、前記電極屑を吸い込むための吸入口と、前記電極屑を吹き飛ばすための給気口とが、前記半導体装置の4辺に対応する位置で前記接続空間に配置されていることを特徴とする。
前記吸入口と前記給気口とが前記接続空間に位置するように、吸入路と給気路とが前記押しゴマに設けられており、前記吸入路に対して吸入装置が接続されており、前記給気路に対して給気装置が接続されていてもよい。
前記ベース部の前記貴金属はAu、Pt、Agの内から選ばれる少なくとも一つであってよく、前記先端部の前記金属または金属合金はNi、Co、Cdの内から選ばれる少なくとも一つであってよい。
前記ベース部の前記貴金属はAu、Pt、Agの内から選ばれる少なくとも一つであってよく、前記先端部の前記金属または金属合金はSnに対する溶解速度がPbよりも遅い金属または金属合金から選ばれる少なくとも一つであってよい。
前記ベース部の表層はメッキ層であってよい。前記ベース部および前記先端部の双方の表層がメッキ層であってもよい。前記ベース部および前記先端部の少なくとも一方は全体が同一材料で形成されていてもよい。
本発明は、コンタクトピンという1つの部材のなかで、筒体に摺接し検査対象物の外部電極に接触しないベース部は貴金属としたことで電気的安定性を確保できる。また同外部電極に接触する先端部は貴金属とせずに異種の金属または金属合金としたことで、外部電極材料の付着およびそれによる接触抵抗の増加を抑えることができる。よって、長期間にわたって繰り返して使用しても安定した電気的接続が得られる。また付着した外部電極材料を除去するクリーニング回数を低減することができ、寿命を延ばすことにもなる。
かかる導電性接触子を有する半導体検査装置は、メンテナンスや交換作業の低減が可能であり、外部電極から発生する電極屑を除去する除去手段を備えたものにあっては、この効果が顕著である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基いて説明する。
図1は本発明の一実施形態の導電性接触子を示す断面図であり、図2は同導電性接触子の一部を示す拡大断面図である。
図1において、導電性接触子10は、ポゴピン方式と呼ばれるもので、筒体11とその内部に配置されたコイル状の圧縮ばね12と上部プランジャ13と下部プランジャ14とにより構成されている。圧縮ばね12は、上部プランジャ13をその先端部が筒体11の上方へ突出する方向に付勢するとともに、下部プランジャ14をその先端部が筒体11の下方へ突出する方向に付勢している。
筒体11と下部プランジャ14とは、ベリリウム銅(低炭素鋼であってもよい。いずれも比較的安価で切削性がよい。)で形成されており、その表面にはまずNiメッキが施され、それを覆うようにAuメッキが施されている。
上部プランジャ13には、図2に示すように、検査対象の半導体装置の外部電極と接触する先端部aと、前記外部電極に接触せず筒体11に摺接するベース部bとで構成されている。ベース部bは、筒体11に摺接する大径部分b1及び小径部分b2を有しており、Auなどの貴金属で形成されている。先端部aはNiなどの非貴金属(後述する)で形成されており、その先端にはクラウン状の突起が切削加工により設けられている。先端部aおよびベース部bは一方が他方に圧入などの工法で機械的に締結されている(図示省略)。
図3は上部プランジャ13の変形例を示す。この上部プランジャ13のベース部bはNiを母材20として形成されている。ベース部bの表面にはAuメッキ層71が形成されている。先端部aは母材20と同じNiで形成されている。その他は図2に示したものと同じである。
図4は上部プランジャ13の他の変形例を示す。この上部プランジャ13のベース部bおよび先端部aはベリリウム銅を母材20として形成されている。ベース部bの表面にはNiメッキ層とそれを覆うAuメッキ層とからなる多層メッキ層81が形成されている。先端部aの表面にはNiメッキ層82が形成されている。Niメッキ層82の厚さは1〜2μm程度である。多層メッキ層81の内のNiメッキ層の厚さは1〜2μm程度、Auメッキ層の厚さは0.1〜0.3μm程度である。その他は第1の実施形態のものと同じである。
上記の各構成による効果は次の通りである。
上部プランジャ13の先端部aの表面はNiからなるため、外部電極と接触して通電される部分に、外部電極の主成分であるはんだに含まれる錫との合金は形成されにくい。かかる合金が形成されないことから、該先端部aへの錫の密着力は非常に弱く、一旦付着しても剥がれ落ちやすい。このため、先端部aへの錫の堆積を抑制することができ、表面に錫の酸化被膜が拡大形成されることを抑制できる。その結果、検査回数が増加しても安定した接触抵抗値を維持することができる。
Niは通常、その表面に厚み数オングストロームの非常に薄い酸化膜が形成されるが、この酸化膜は非常にもろい。上述の先端部aはそのクラウン状の突起の先端部分が図示したように鋭利な形状であり、また外部電極に接する際には圧縮バネによる接触荷重が負荷されるので、該先端部aのNiに酸化膜が形成されても十分に破ることができる。
これに対し、大径部分b1や小径部分b2は筒体11に対して面対面で接触し、さらにその構造上、圧縮バネ12から与えられる接触荷重も微小なので、酸化膜の除去はあまり期待できない。このためベース部bの表面はAuなどの貴金属とすることで酸化膜の問題を排除している。
つまり、上部プランジャ13という1つの部材のなかで、筒体11に摺接し検査対象物の外部電極に接触しないベース部bは貴金属とし、該外部電極に接触する先端部aは貴金属とせずに異種の金属または金属合金としたことで、はんだ付着の低減と電気的接続の安定とを両立させている。
ここで、ベース部bに用いる貴金属は、Au、Pt、Agの内から選ばれる少なくとも一つであってよく、先端部aに用いる非貴金属(前記貴金属とは異なる純金属やその金属合金)は、Ni、Co、Cdの内から選ばれる少なくとも一つであってよい。NiとCo、Cdの一方あるいは双方との合金を用いても構わない。以下に説明する。
一般に、イオン化傾向の大きな金属とイオン化傾向の小さい金属とが接触した状態で、さらに空気中の水分や使用環境中に存在するNaClなどが付着して電解質に覆われた状態になると、それぞれの金属の接触部では電位差が生じ、イオン化傾向の小さい金属(貴な金属)からイオン化傾向の大きい金属(卑な金属)へと電流が流れ、卑な金属は金属イオンとなり腐食が始まる(異種金属接触腐食と呼ばれる)。
そこで、外部電極に接触する先端部aに、イオン化傾向がはんだの主成分である錫に近い卑な金属を用いることで前記の腐食を防ぐ。かかる卑な金属にはPb、Ni、Co、Cdなどがあるが、Pbは昨今の環境問題から使用は不適切であり、好ましくはNi、Co、Cdである。ただしCo、Cdの含有量が多くなるにつれてイオン化傾向がSnから遠のくため、Niのみがより好ましい。外部電極に接触しないベース部bに使用可能な貴金属にはAu、Pt、Ag、Hgなどがあるが、好ましくはAu、Pt、Ag、より好ましくはAuである。
あるいは、ベース部bに用いる貴金属は、Au、Pt、Agの内から選ばれる少なくとも一つであってよく、先端部aに用いる非貴金属(前記貴金属とは異なる純金属やその金属合金)は、Snに対する溶解速度がPbよりも遅い金属または金属合金から選ばれる少なくとも一つであってよい。以下に説明する。
一般に、はんだの主成分である錫に対する代表的な金属の溶解速度は、Pt、Ni<Pb<Cu<Ag<Au<Snとなる。たとえば60Sn-40Pbはんだに対しては、温度250℃の条件で、Snが約200um/s、Auが約10um/s、PtおよびNiは0.01um/s以下となる。溶解速度が速い金属は錫に対して拡散しやすく錫との合金を形成しやすい。一旦錫合金が形成されると、その錫合金中の錫へ、はんだ中の錫が加速的に堆積し、その表面に酸化被膜が拡大形成される。
そこで、外部電極に接触する先端部aに、Snに対する溶解速度が遅い金属、なかでも、環境面から望ましくないPbよりも溶解速度が遅いNi、Ptなどを用いることで、前記酸化被膜の拡大形成を防ぐ。コスト面からより好ましくはNiである。外部電極に接触しないベース部bに使用可能な貴金属には、Au、Pt、Ag、Hgなどがあるが、好ましくはAu、Pt、Ag、より好ましくはAuである。
先端部aにメッキを施す場合のメッキ厚さについては、1μm以下にするとピンホールが出来やすく母材金属に悪影響を及ぼすこととなり、5μm以上にすると切削加工の稜線がなまり、鋭さが失われるので、先端部aの形状にもよるが、1μm〜5μmの範囲が好ましい。先端部aの形状は、図示したクラウン形状に限られず、ニードル形状やカップ形状などであっても同様の効果を得ることができる。
なお、上述の図3に示した上部プランジャ13は、ベース部bは母材20(Ni)表面にAuメッキ層71という貴金属メッキ層を設け、先端部aはベース部bの母材20(Ni)と一体にあるいは別途に形成し、そのまま露出させればよいので、容易に構成できる。
また図4に示した上部プランジャ13は、母材20を用いて、ベース部bはAuメッキ層を表面に持つ多層メッキ層81を設け、先端部aはNiメッキ層82を設ければよいので、容易に構成できる。母材20には加工のしやすい、比較的安価な材料を用いることができる。
この図4の上部プランジャ13を得るためには、たとえば、先に図7を用いて説明した、Niメッキ層とAuメッキ層とからなる多層メッキ層を持った既存プランジャあるいはその製造工程を利用することができる。
たとえば、既存プランジャに対して、シアン系(NaCN+過酸化水素水の混合液)、王水系(塩酸+硝酸)、酸系(塩酸溶液)、よう素系(ヨウ素+よう化アルカリ)などの溶液によりAuメッキ層を剥離またはエッチングする処理を施して、Niメッキ層を露出させる;あるいは先端部aに更にNiメッキを施す;あるいは先端部aを研磨してNiメッキ層を露出させる;あるいは、既存プランジャの製造工程を踏襲する一方で、Auメッキを施す際に先端部aをマスクしてNiメッキ層を表面に残す。
図5は上記の導電性接触子10を持った半導体検査装置の断面図である。
半導体検査装置は、複数の導電性接触子10と、これら複数の導電性接触子10を保持した保持部材31と、保持部材31を取り付けた検査回路基板32と、保持部材31に保持された複数の導電性接触子10に向けて半導体装置51を荷重するための押しゴマ41とを有している。
保持部材31は、複数の導電性接触子10をそれぞれ検査回路基板32のランド33に対応する位置となるように、且つ一定方向を向くように、且つ上部プランジャ13が突出するように配列する複数の孔34を有するとともに、突出した上部プランジャ54と半導体装置51の外部電極52との接続空間35を形成する段部36を周縁に有している。
この半導体検査装置において、半導体装置51を押しゴマ41の凹部内に取り付けて、複数の導電性接触子10に向けて荷重すると、導電性接触子10ごとに、圧縮ばね12によって、上部プランジャ13が半導体装置51の外部電極52に押し当てられるとともに、下部プランジャ14が検査回路基板32のランド33に押し当てられる。それにより、外部電極52とランド33とが両プランジャ13,14および筒体11を介して電気的に接続され、検査回路基板32に接続した測定装置40による測定が可能になる。
上部プランジャ13が上述の構造を有することによる効果は既述したとおりである。ただし、上部プランジャ13の先端部aをNiとすることではんだ付着を低減できるのは、はんだが全く付着しないのではなく固着せずに剥がれ落ちるのである。剥がれ落ちたはんだは、屑として半導体検査装置に残り、半導体装置51に再付着することが起こりえる。
そのためこの半導体検査装置には、はんだ屑を吸い込む為の吸入口42と、はんだ屑を吹き飛ばすための給気口43とが、半導体装置51の4辺に対応する位置に配置されている(2辺については図示せず)。詳しくは、保持部材31の段部36によって形成される接続空間35に吸入口42,給気口43が位置するように、押しゴマ41に吸入路44と給気路45とが設けられ、吸入路44に対して吸入装置46接続され、給気路45に対して給気装置47が接続されている。
これにより、図示したように半導体装置51に電気検査のために荷重をかけているときに、給気口43を通じて空気などの気体を供給するとともに、吸入口42を通じて吸引することで、気体の流路を限定し、半導体検査装置全体への拡散を防ぐことができる。気体の供給量や速度が不足するとはんだ屑が半導体装置51に付着する可能性があるため、大容量の気体を瞬時に送り込む必要がある。
吸入口42及び給気口43は最低1個づつあればよいが、半導体装置51の大きさや外部電極52の数に応じて各々の数を変更する。3個の吸入口42に対して1個の給気口43、またはその逆なども可能である。
本発明の半導体検査装置は、長期間にわたって繰り返し使用しても半導体装置に対して安定した電気的接続を得ることができるため非常に有用である。
本発明の一実施形態の導電性接触子を示す断面図 図1の導電性接触子のコンタクト部分の断面図 図2のコンタクト部分の変形例を示す断面図 図2のコンタクト部分の他の変形例を示す断面図 図1の導電性接触子を備えた本発明の半導体検査装置の断面図 従来の半導体検査装置の断面図 図6の半導体検査装置に備わる導電性接触子のコンタクト部分を示す断面図
10 導電性接触子
11 筒体
12 圧縮バネ
13 上部プランジャ
14 下部プランジャ
20 母材
31 保持部材
32 検査回路基板
33 ランド
41 押しゴマ
42 吸入口
43 給気口
51 半導体装置
52 外部電極
71 Auメッキ層
81 多層メッキ層
82 Niメッキ層
a 先端部
b ベース部

Claims (7)

  1. 半導体装置の外部電極に接触させるコンタクトピンを筒体内に出退自在に設けた導電性接触子と、
    複数の前記導電性接触子を保持した保持部材と、
    前記保持部材に保持された複数の前記導電性接触子に向けて前記半導体装置を荷重するための押しゴマと、
    前記コンタクトピンの接触によって前記外部電極から発生する電極屑を除去する除去手段とを備え
    前記コンタクトピンは、前記筒体に摺接し前記外部電極に接触しないベース部と前記外部電極に接触する先端部とからなり、前記ベース部は少なくとも表層が貴金属で形成されており、前記先端部は少なくとも表層が前記ベース部とは異なる金属または金属合金で形成されており、
    前記保持部材は、前記先端部と前記外部電極との接続空間を形成する段部を周縁に有しており、一定方向を向いた複数の前記導電性接触子を前記先端部を突出させた状態で保持しており、
    前記除去手段として、前記電極屑を吸い込むための吸入口と、前記電極屑を吹き飛ばすための給気口とが、前記半導体装置の4辺に対応する位置で前記接続空間に配置されている
    ことを特徴とする半導体検査装置。
  2. 前記吸入口と前記給気口とが前記接続空間に位置するように、吸入路と給気路とが前記押しゴマに設けられており、
    前記吸入路に対して吸入装置が接続されており、前記給気路に対して給気装置が接続されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体検査装置。
  3. 前記ベース部の前記貴金属はAu、Pt、Agの内から選ばれる少なくとも一つであり、前記先端部の前記金属または金属合金はNi、Co、Cdの内から選ばれる少なくとも一つである
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体検査装置。
  4. 前記ベース部の前記貴金属はAu、Pt、Agの内から選ばれる少なくとも一つであり、前記先端部の前記金属または金属合金はSnに対する溶解速度がPbよりも遅い金属または金属合金から選ばれる少なくとも一つである
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体検査装置。
  5. 前記ベース部の表層がメッキ層である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体検査装置。
  6. 前記ベース部および前記先端部の双方の表層がメッキ層である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体検査装置。
  7. 前記ベース部および前記先端部の少なくとも一方は全体が同一材料で形成されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体検査装置。
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