JPWO2008041278A1 - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

パッドと、電流検出時にパッドと共通データ線を接続する第一スイッチ回路を設ける。電流検出時に、非選択ビット線を読出し電圧VRと同じかそれよりも低い第一電圧に保持する第二スイッチ回路を設ける。電流検出時に、第一スイッチ回路を用いてパッドと共通データ線を接続することにより、行及び列で選択されたメモリセルにパッドから電圧を印加することができる。このとき流れる電流をモニタすることによりメモリセルに流れる電流を検出する。非選択ビット線を前記第二スイッチ回路により前記第一電圧に保持するので、非選択ビット線と共通データ線を分離するCMOSスイッチのバイアスを次のようにすることができる。即ち、CMOSスイッチのソース−ドレイン間の電圧を前記第一電圧だけ緩和することができ、前記CMOSスイッチを構成するNMOSトランジスタのゲート−ソース間とバルク−ソース間を第一電圧だけ逆バイアスすることができる。

Description

本発明は半導体装置に関し、記憶情報に応じて抵抗に差ができる素子から成るメモリセルを含む半導体装置、特に、相変化材料の状態変化を利用して情報を記憶し、その情報による抵抗差を検出して情報を弁別するメモリセルを含む半導体装置に関する。
この明細書で参照される文献は下記の非特許文献1である。
記憶素子は、少なくともアンチモン(Sb)とテルル(Te)を含むGe−Sb−Te系、Ag−In−Sb−Te系などの相変化材料(または、カルコゲナイド材料)を記録層の材料として用いている。相変化材料を用いた記憶素子の特性は、例えば、[非特許文献1]で述べられている。図32に示すように、この記憶素子に記憶情報‘0’を書き込む場合は、記憶素子を相変化材料の融点Ta以上に熱してから急冷するようなリセットパルスを印加する。リセットパルスを短くして与える全エネルギーを小さくし、冷却時間t1を短く、例えば約1nsに設定することにより、相変化材料は高抵抗の非晶質状態(リセット状態)となる。同図に示すように、逆に、記憶情報‘1’を書き込む場合は、記憶素子を融点よりも低く、ガラス転移点と同じかそれよりも高い結晶化温度Txより高い温度領域に保つようなセットパルスを印加する。このようなセットパルスを印加することにより、相変化材料は低抵抗の多結晶状態(セット状態)となる。結晶化に要する時間t2は、相変化材料の組成によって異なるが、例えば1usである。同図に示した素子の温度は、記憶素子自身が発するジュール熱、および周囲への熱拡散に依存する。ここでは、非晶質状態を記憶情報‘0’、結晶状態を記憶情報‘1’に対応させたが、もちろん、非晶質状態を記憶情報‘1’、結晶状態を記憶情報‘0’に対応させてもよい。
図33は、相変化材料を用いた記憶素子の典型的なI−V特性を示している。読出し動作は、記憶素子の状態が変化しないように、しきい電圧Vthよりも低い読出し電圧VRを印加し、記憶素子に流れる電流量の違いを弁別することにより行なわれる。読出し電圧VRは、例えば0.3Vであり、このとき記憶素子に流れる電流量は、相変化材料の組成によって異なるが、例えば、セット状態では数uA以上、リセット状態では数百nA以下である。
このような抵抗性の記憶素子を用いた半導体メモリでは、チップ内部電圧のトリミングをすることが望ましい。その理由として、例えば、相変化材料を用いた記憶素子から成る複数のメモリセルを、同じ条件(電圧、印加時間)でセット状態やリセット状態にしたとしても、製造ばらつき等により、夫々異なる抵抗値となる。セット状態、リセット状態におけるメモリセルの抵抗値のばらつきが大きくなると、読出し時に誤動作を生じる恐れがある。そのために、メモリセルに流れる電流を測定できるようにし、そこから抵抗値のばらつきを検査し、読出し時に誤動作が生じないように各状態の抵抗値を調整できるように内部電圧や印加時間等をトリミングできるようにしておくことが望ましい。
アイ・イー・イー・イー、インターナショナル・エレクトロン・デバイス・ミーティング、テクニカル・ダイジェスト、第803頁から第806頁(2001年)(IEEE International Electron Devices meeting, TECHNICAL DIGEST, pp. 803-806, 2001)
しかしながら、通常の半導体メモリでは、メモリセルを流れる電流の大小により記憶情報を判別する方式であっても、記憶情報はセンスアンプ等で電流-電圧変換され、電圧情報として出力されるため、直接、メモリセルに流れる電流を観測できない。更に、通常、メモリセルから入出力パッドまでのパスには、リーク電流が流れる複数の回路が直列又は並列に接続される。例えば、リーク電流には、ビット線から非選択メモリセルへ流れる電流や、共通データ線から非選択ビット線へ流れる電流などが挙げられる。前述した通り、メモリセル電流は、数百nA以下と非常に小さいため、このようなリーク電流がメモリセル電流に加わると精度よく測定することができない。
本発明の目的は相変化材料を用いた記憶素子から成るメモリセルに流れる電流を精度良く検出可能な半導体装置を提供することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
本発明の代表的な手段の一つを示せば以下の通りである。即ち、パッドと、電流検出時にパッドと共通データ線を接続する第一スイッチ回路を設ける。また、電流検出時に、非選択ビット線を読出し電圧VRと同じかそれよりも低い第一電圧に保持する第二スイッチ回路を設ける。この結果、電流検出時に、前記第一スイッチ回路を用いてパッドと共通データ線を接続することにより、ロウ(行)及びカラム(列)で選択されたメモリセルにパッドから電圧を印加することができる。このときに流れる電流をモニタすることにより、メモリセルに流れる電流を検出することができる。また、非選択ビット線を前記第二スイッチ回路により前記第一電圧に保持するので、非選択ビット線と共通データ線を分離しているCMOSスイッチのバイアスを次のようにすることができる。すなわち、前記CMOSスイッチのソース−ドレイン間の電圧を前記第一電圧だけ緩和することができる。また、前記CMOSスイッチを構成するNMOSトランジスタのゲート−ソース間とバルク−ソース間を前記第一電圧だけ逆バイアスすることができる。以上により、共通データ線から非選択ビット線へ流れるリーク電流を低減することができる。この結果、メモリセルが高抵抗状態であってもその電流を精度良く検出することができる。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、相変化材料を用いた記憶素子から成るメモリセルに流れる電流を精度良く検出可能な半導体装置を実現することができる。
図1は第1の実施形態におけるメモリアレイおよびその周辺回路のブロックを示す図である。 図2は第1の実施形態におけるメモリアレイとメモリセルの構成例を示す図である。 図3は第1の実施形態におけるマルチプレクサの構成例を示す図である。 図4は読出し回路の構成例を示す図である。 図5は読出し動作時における動作波形を示す図である。 図6は書換え回路の構成例を示す図である。 図7は書換え動作持における動作波形を示す図である。 図8は第1の実施形態におけるパッドと共通データ線を接続するスイッチの構成例を示す図である。 図9は第1の実施形態における動作波形を示す図である。 図10は第2の実施形態におけるマルチプレクサの構成例を示す図である。 図11は第2の実施形態における動作波形を示す図である。 図12は第3の実施形態におけるメモリアレイとメモリセルの構成例を示す図である。 図13は第3の実施形態におけるマルチプレクサの構成例を示す図である。 図14は第3の実施形態における動作波形を示す図である。 図15は第4の実施形態におけるメモリアレイとメモリセルの構成例を示す図である。 図16は第5の実施形態における動作波形を示す図である。 図17は第6の実施形態におけるメモリアレイとメモリセルの構成例を示す図である。 図18は第6の実施形態におけるマルチプレクサの構成例を示す図である。 図19は第6の実施形態における動作波形を示す図である。 図20は第7の実施形態における書換え回路の構成例を示す図である。 図21は第8の実施形態におけるメモリアレイおよびその周辺回路のブロックを示す図である。 図22は第8の実施形態におけるパッドと共通データ線を接続するスイッチの構成例を示す図である。 図23は第9の実施形態におけるパッドと共通データ線を接続するスイッチの構成例を示す図である。 図24は実施形態10としてシフトレジスタの構成例を示す図である。 図25はシフトレジスタの動作波形を示す図である。 図26は第11の実施形態におけるバンクおよびその周辺回路のブロックを示す図である。 図27は第12の実施形態におけるメモリアレイおよびその周辺回路のブロックを示す図である。 図28は第12の実施形態における出力バッファの構成例を示す図である。 図29は第12の実施形態における入出力パッドと電流検出専用配線を接続するスイッチの構成例を示す図である。 図30は第13の実施形態における出力バッファの構成例を示す図である。 図31は第14の実施形態におけるメモリアレイおよびその周辺回路のブロックを示す図である。 図32は相変化材料を用いた記憶素子の相変化に必要なパルス幅と温度との関係を示す図である。 図33は相変化材料を用いた記憶素子の電流-電圧特性を示す図である。
符号の説明
MCA1〜MCAk メモリアレイ
MUX1〜MUXk マルチプレクサ
RD1RDk 読出し回路
PRGM1〜PRGMk 書換え回路
SDC1〜SDCk スイッチ
CLGC 制御論理回路
《第1実施形態》
以下、本発明の実施形態を図面を用いて詳細に説明する。実施形態の各ブロックを構成する回路素子は、特に制限されないが、典型的には公知のCMOS(相補型MOSトランジスタ)等の半導体集積回路技術によって、単結晶シリコンのような1個の半導体基板上に形成される。さらに、相変化を示す相変化材料等が集積回路の作成技術にハイブリッドして作成される。
図1は、同時に読み書きするビット数kと同じ数のメモリアレイMCA1〜MCAk、各メモリアレイMCA1〜MCAk内の一つのメモリセルのデータの書換え、読出し、電流検出に必要な種々の回路を示している。具体的には、ワード線を駆動するためのワードドライバ列WDA、複数のビット線BLから一つを選択し、対応する共通データ線CDL1〜CDLkに接続するマルチプレクサMUX1〜MUXk、メモリセルアレイMCAから読み出された信号を増幅し、出力データDO1〜DOkとして出力する読出し回路RD1〜RDk、入力データDI1〜DIkを受けてメモリセルアレイMCAに書換え用の電圧を印加する書換え回路PRGM1〜PRGMk、対応するメモリアレイMCAに含まれるメモリセルMCからの電流を検出するためのパッドPAD1〜PADk、パッドPADと共通データ線CDLの間に接続されるスイッチSDC1〜SDCk、制御論理回路CLGCを示している。メモリアレイMCA1〜MCAkの各々は、簡略化しており、各々一つのメモリセルMCが代表として示されているが、マルチプレクサMUXには、夫々複数のビット線BLが接続される。なお、簡略化のために省略したが、入力データDIは図示しない入力バッファ介して、また、出力データDOは図示しない出力バッファを介して、パッドPADと異なる共通の入出力用のパッドから外部と入出力される。
制御論理回路CLGCは、コマンド信号群CMDを入力とし、スイッチSDC1〜SDCk、読出し回路RD1〜RDk、書換え回路PRGM1〜PRGMkを制御する信号を発生する。本発明の半導体装置は、データ読出し動作、データ書込み動作、及び、メモリセル電流検出動作の少なくとも3つの動作モードになることが可能である。
図2は、メモリアレイとメモリセルの構成例を示している。同図では、説明を簡単にするために、一例としてMCA1の構成例を示している。メモリアレイMCA1は、ワード線WL1〜WLmとビット線BL1〜BLnと、ワード線とビット線の各交点に配置されたm×nビットのメモリセルMC11〜MCmnから構成される。メモリセルは、選択トランジスタCTと相変化材料を用いた記憶素子PCRから構成される。これらの素子は、ビット線から接地電圧VSSの給電線の方向に、選択トランジスタCTと記憶素子PCRの順に直列接続される。なお、以下の実施形態を含め、選択トランジスタCTと記憶素子PCRの接続順序は逆になってもかまわない。ワード線WL1〜WLmは、ワードドライバ列WDA内の対応するワードドライバWD1〜WDmによって駆動される。一方、ビット線BL1〜BLnは、後述するマルチプレクサによって一つが選択され、共通データ線CDL1に接続される。
図3は、マルチプレクサの構成例を示している。同図では、説明を簡単にするために、一例としてMUX1の構成例を示している。マルチプレクサMUX1は、カラム選択スイッチ列CSWA、放電回路DCCKTより構成される。カラム選択スイッチ列CSWAは、ビット線BL1〜BLnの各々と共通データ線CDL1の間に挿入されたCMOSスイッチCSW11〜CSW1nより構成される。CMOSスイッチCSW11〜CSW1nの各々は、同図では省略されているカラムデコーダで発生されたカラム選択信号対(YS1T、YS1B)〜(YSnT、YSnB)に応じて活性化され、選択されるビット線を共通データ線CDL1に接続する。例えば、CMOSスイッチCSW11が非活性の場合は、YS1Tは負電圧VNNに、YS1Bは電源電圧VDDに保持され、活性化される場合は、YS1Tは電源電圧VDDに、YS1Bは接地電圧VSSに駆動される。ここで、負電圧VNNは負電圧発生回路により発生され、接地電圧VSSよりも低い電圧である。CMOSスイッチCSW11を活性化する際のカラム選択信号YS1Tの電圧は、電源電圧VDDよりも高い電圧VPPであることが望ましい。これは、CMOSスイッチCSW11を構成するNMOSトランジスタのしきい電圧が、温度変化や製造ばらつき等により高くなっても、選択ビット線に確実に読出し電圧VRが印加されるようにするためである。
放電回路DCCKTは、ビット線BL1〜BLnの各々と接地電圧VSSの給電線の間に挿入されたNMOSトランジスタMN11〜MN1nより構成され、前述のカラム選択信号YS1B〜YSnBによって、非選択のビット線BL1〜BLnを接地電圧VSSに保持する。
図4は、読出し回路の構成例を示している。同図では、説明を簡単にするために、一例としてRD1の構成例を示している。読出し回路RD1は、伝達ゲートTG、プリチャージ回路PCKT、センスアンプSAより構成される。伝達ゲートTGは、共通データ線CDL1とノードNTの間に挿入されたNMOSトランジスタMN26と、参照電圧VREFの給電線とノードNBの間に挿入されたNMOSトランジスタMN27より構成される。参照電圧VREFは、電源電圧VDDと接地電圧VSSとの間の電圧であり、例えば電源電圧VDDと接地電圧VSSから同図では省略されている降圧回路を用いて生成される。伝達ゲートTGは、伝達ゲート制御信号RSによって活性化され、ノードNTを共通データ線CDL1に接続し、ノードNBを参照電圧VREFに駆動する。
プリチャージ回路PCKTは、読出し電圧VRの給電線とノードNTの間に挿入されたNMOSトランジスタMN24と、参照電圧VREFの給電線とノードNBの間に挿入されたNMOSトランジスタMN25より構成される。読出し電圧VRは、例えば電源電圧VDDと接地電圧VSSから同図では省略されている降圧回路を用いて生成され、電源電圧VDDと参照電圧VREFとの間の電圧である。プリチャージ回路PCKTは、プリチャージ信号PCEによって活性化され、ノードNTを読出し電圧VRに、ノードNBを参照電圧VREFにそれぞれ駆動する。前述の伝達ゲートTGが活性化されている場合、プリチャージ回路PCKTは、共通データ線CDL1とビット線も同時に読出し電圧VRに駆動する。
センスアンプSAは、NMOSトランジスタMN21、MN22、PMOSトランジスタMP21、MP22から構成されるラッチと、ラッチと電源電圧VDDの給電線の間に挿入されたPMOSトランジスタMP23、ラッチと接地電圧VSSの給電線の間に挿入されたNMOSトランジスタMN23、バッファ回路BUF21、BUF22より構成される。センスアンプSAは、センスアンプ制御信号対(SAC、SACB)により活性化され、ノードNTとNBの微小な電圧差を増幅し、バッファ回路BUF21は読出しデータDO1に、読み出した記憶情報に応じた電圧を出力する。
図5は、読出し動作時の動作波形を示している。ここでは、一例として、メモリアレイMCA1内のメモリセルMC11のデータを読み出す場合の動作を説明する。まず、伝達ゲートTGが伝達ゲート制御信号RSによって活性化されることにより、ノードNTが共通データ線CDL1に接続され、ノードNBが参照電圧VREFに保持される。同時に、マルチプレクサMUX1により選択ビット線BL1が共通データ線CDL1に接続される。この結果、プリチャージ回路PCKTにより、共通データ線CDL1と選択ビット線BL1が読出し電圧VRに駆動される。次に、プリチャージ回路PCKTがプリチャージ制御信号PCEにより非活性とされ、選択メモリセルMC11が接続されるワード線WL1が駆動されることにより、選択メモリセルMC11の記憶情報に応じて、選択ビット線BL1、共通データ線CDL1、ノードNTの電圧が変化する。その後、伝達ゲートTGが伝達ゲート制御信号RSによって非活性とされ、センスアンプ制御信号対(SAC、SACB)によりセンスアンプSAが活性化されることにより、選択メモリセルMC11のデータが読み出される。
図6は、書換え回路の構成例を示している。同図では、説明を簡単にするために、一例としてPRGM1の構成例を示している。書換え回路PRGM1は、書換え制御回路PCCKT、リセット回路RCKT、セット回路SCKTから構成される。書換え制御回路PCCKTは、書換え信号WES、WERと入力データDI1を基にセット信号SETBとリセット信号RSTBを生成する。リセット回路RCKTは、リセット電圧VRSTの給電線と共通データ線CDL1の間に挿入されたPMOSトランジスタMP25で構成される。リセット電圧VRSTは、電源電圧VDDと接地電圧VSSとの間の電圧であり、例えば電源電圧VDDと接地電圧VSSから同図では省略されている降圧回路を用いて生成される。PMOSトランジスタMP25のゲートには、リセット信号RSTBが接続される。図7は、書き換え動作時の動作波形を示している。ここでは、一例として、メモリアレイMCA1内のメモリセルMC11に対してリセット動作を行なう場合の動作を説明する。リセット動作が行なわれる場合、接地電圧VSSとなっている書換え信号WERが電源電圧VDDに駆動され、電源電圧VDDとなっているリセット信号RSTBが接地電圧VSSに駆動される。この結果、PMOSトランジスタMP25が導通して、選択メモリセルMC11内の記憶素子PCRに電流が印加される。この電流は図32に記載の温度波形を実現するように設定されているので、記憶素子PCRがリセット状態となる。
セット回路SCKTは、セット電圧VSETの給電線と共通データ線CDL1の間に挿入されたPMOSトランジスタMP24で構成される。セット電圧VSETは、電源電圧VDDと接地電圧VSSとの間の電圧であり、例えば電源電圧VDDと接地電圧VSSから同図では省略されている降圧回路を用いて生成される。PMOSトランジスタMP24のゲートには、セット信号SETBが接続される。図7は、書き換え動作時の動作波形を示している。ここでは、一例として、メモリアレイMCA1内のメモリセルMC11に対してセット動作を行なう場合の動作を説明する。セット動作が行なわれる場合、接地電圧VSSとなっている書換え信号WESが電源電圧VDDに駆動され、電源電圧VDDとなっているリセット信号SETBが接地電圧VSSに駆動される。この結果、PMOSトランジスタMP24が導通して、選択メモリセルMC11内の記憶素子PCRに電流が印加される。この電流は図32に記載の温度波形を実現するように設定されているので、記憶素子PCRがセット状態となる。
図8は、パッドと共通データ線を接続するスイッチの構成例を示している。同図では、説明を簡単にするために、一例としてSDC1の構成例を示している。スイッチSDC1は、共通データ線CDL1とパッドPAD1の間に挿入されたCMOSスイッチCSW31で構成される。スイッチSDC1は、テスト信号対(TDC、TDCB)により活性化され、共通データ線CDL1とパッドPAD1を接続する。スイッチSDC1を活性化する際のテスト信号TDCの電圧は、例えば電源電圧VDDよりも高い電圧VPPであることが望ましい。これは、スイッチSDC1を構成するNMOSトランジスタのしきい電圧が、温度変化や製造ばらつき等により高くなっても、選択ビット線に確実に読出し電圧VRが印加されるようにするためである。
図9は、本実施形態における電流検出時の動作波形を示している。ここでは、一例として、メモリアレイMCA1内のメモリセルMC11に流れる電流を検出する場合の動作を説明する。電流検出時は、伝達ゲート制御信号RSは接地電圧VSSに、プリチャージ信号PCEは電源電圧VDDにそれぞれ保持され、読出し回路RD1は共通データ線CDL1から分離され、ノードNTは読出し電圧VRに保持されている。書換え信号WER、WESはそれぞれ接地電圧VSSに保持され、リセット回路RCKTとセット回路SCKTは非活性となっている。
まず、パッドPAD1に読出し電圧VRが印加された後、テスト信号対(TDC、TDCB)によりスイッチSDC1が活性化されることにより、パッドPAD1と共通データ線CDL1が出力バッファを介さずに接続される。次に、カラム選択信号対(YS1T、YS1B)によりCMOSスイッチCSW11が活性化されることにより、ビット線BL1と共通データ線CDL1が接続される。その後、ワード線WL1が電源電圧VDDに駆動されることにより、パッドPAD1からメモリセルMC11に電流が流れる。この電流をパッドPAD1に接続した外づけの測定機器でモニタすることにより、メモリセルMC11に流れる電流を検出することができる。電流検出後、ワード線WL1が接地電圧VSSに駆動され、カラム選択信号対(YS1T、YS1B)とテスト信号対(TCD、TCDB)によりCMOSスイッチCSW11とスイッチSDC1が非活性状態とされることにより、待機状態に戻る。なお、電流検出時は、センスアンプSAは活性化しない。
以上で述べた構成と動作による効果をまとめると、以下のように三つある。第一に、共通データ線に直接接続されるパッドPAD1を有するためメモリセルの電流を直接パッドPAD1から検出することができる。また、共通データ線とパッドPAD1の間に設けられたスイッチSDC1により電流検出時のみパッドPAD1が共通データ線CDL1に接続されるので、読出し動作や書換え動作への影響を無くすことができる。第二に、電流検出時に、カラム選択スイッチ列CSWAを構成するCMOSスイッチの内、非活性状態のCMOSスイッチCSW11〜1nを構成するNMOSトランジスタのゲートに負電圧VNNを、ソースに接地電圧VSSをそれぞれ印加することにより、そのNMOSトランジスタのゲート−ソース間が逆バイアスされるので、共通データ線CDL1から非選択のビット線へ流れるリーク電流を低減することができる。なお、PMOSトランジスタについては、共通データ線CDL1が電源電圧VDDより小さい読出し電圧VRとすることにより、PMOSトランジスタのゲート・ソース間が逆バイアスされるので、同様にリーク電流を低減することができる。第三に、電流検出時において、読出し回路RD1内のノードNTを待機時と同じ電圧VRに保持することにより、伝達ゲートTGを構成するNMOSトランジスタMN26のゲート−ソース間と、バルク−ソース間を逆バイアス状態にすることができる。よって、共通データ線CDL1からノードNTへ流れるリーク電流を低減することができる。以上の効果により、メモリセルに流れる電流を精度良く検出可能な半導体装置を実現することができる。
《第2実施形態》
本実施形態では、マルチプレクサの別の構成を示す。実施形態1と異なる点は、次の二つである。第一に、電流検出時に非選択ビット線が電圧VDCに保持される点にある。第二に、カラム選択信号対YS1T、YS1Bの電圧制御範囲が異なる点にある。その他の部分は、基本的に実施形態1と同じである。以下、これらの相違点に注目して構成を説明する。
図10は、本実施形態におけるマルチプレクサの構成例を示している。同図では、説明を簡単にするために、一例としてMUX1の構成例を示している。マルチプレクサMUX1は、カラム選択スイッチ列CSWA、放電回路DCCKTより構成される。カラム選択スイッチ列CSWAは、ビット線BL1〜BLnの各々と共通データ線CDL1の間に挿入されたCMOSスイッチCSW41〜CSW4nより構成される。CMOSスイッチCSW41〜CSW4nの各々は、同図では省略されているカラムデコーダで発生されたカラム選択信号対(YS1T、YS1B)〜(YSnT、YSnB)に応じて活性化され、選択されるビット線を共通データ線CDL1に接続する。例えば、CMOSスイッチCSW11が非活性の場合は、YS1Tは接地電圧VSSに、YS1Bは電源電圧VDDに保持され、活性化される場合は、YS1Tは電源電圧VDDに、YS1Bは接地電圧VSSに駆動される。放電回路DCCKTは、ビット線BL1〜BLnの各々とノードNSの間に挿入されたNMOSトランジスタMN41〜MN4nとソース制御回路SCCKTより構成される。NMOSトランジスタMN41〜MN4nは、前述のカラム選択信号YS1B〜YSnBによって活性化され、非選択ビット線BL1〜BLnをノードNSの電圧と同電圧に保持する。ソース制御回路SCCKTは、電圧VDCの給電線とノードNSの間に挿入されたNMOSトランジスタMN41と接地電圧VSSの給電線とノードNSの間に挿入されたNMOSトランジスタMN42より構成され、同図では省略されている制御論理回路で発生されたテスト信号対(TSC、TSCB)に応じて、ノードNSの電圧を制御する。ノードNSは、待機時、読出し動作時、書換え動作時には接地電圧VSSに、電流検出時には電圧VDCに保持される。電圧VDCは、例えば電源電圧VDDと接地電圧VSSから同図では省略されている降圧回路を用いて生成され、読出し電圧VRと同じかそれよりも低い電圧である。
図11は、本実施形態における電流検出時の動作波形を示している。ここでは、一例として、メモリアレイMCA1内のメモリセルMC11に流れる電流を検出する場合の動作を説明する。電流検出時は、伝達ゲート制御信号RSは接地電圧VSSに、プリチャージ信号PCEは電源電圧VDDにそれぞれ保持され、読出し回路RD1は共通データ線CDL1から分離され、ノードNTは読出し電圧VRに保持されている。書換え信号WER、WESはそれぞれ接地電圧VSSに駆動され、リセット回路RCKTとセット回路SCKTは非活性となっている。
まず、テスト信号TSCが電源電圧VDD、テスト信号TSCBが接地電圧VSSにそれぞれ駆動されることにより、非選択ビット線BL1〜BLnは電圧VDCに駆動される。パッドPAD1に読出し電圧VRが印加された後、テスト信号対(TDC、TDCB)によりスイッチSDC1が活性化されることにより、パッドPAD1と共通データ線CDL1が接続される。次に、カラム選択信号対(YS1T、YS1B)によりCMOSスイッチCSW41が活性化されることにより、ビット線BL1と共通データ線CDL1が接続される。その後、ワード線WL1が電源電圧VDDに駆動されることにより、パッドPAD1からメモリセルMC11に電流が流れる。この電流をパッドPAD1に接続した外づけの測定機器でモニタすることにより、メモリセルMC11に流れる電流を検出することができる。電流検出後、ワード線WL1が接地電圧VSSに駆動され、カラム選択信号対(YS1T、YS1B)とテスト信号対(TCD、TCDB)によりCMOSスイッチCSW41とスイッチSDC1が非活性状態とされ、テスト信号TSCは接地電圧VSS、テスト信号TSCBは電源電圧VDDに駆動されることにより、待機状態に戻る。
以上で述べた構成と動作による効果を以下にまとめる。第一に、放電回路DCCKTを用いて、電流検出時における非選択ビット線を読出し電圧VRよりも同じかそれよりも低い電圧VDCに保持することにより、カラム選択スイッチ例CSWA内の非活性状態のCMOSスイッチのバイアスを次のようにすることができる。すなわち、前記CMOSスイッチCSWのソース−ドレイン間の電圧をVDCだけ緩和することができる。また、前記CMOSスイッチを構成するNMOSトランジスタのゲート−ソース間とバルク−ソース間を電圧VDCだけ逆バイアスすることができる。以上から、共通データ線CDL1から非選択ビット線へ流れるリーク電流を低減することができる。第二に、第一の効果により、カラム選択信号対の電圧制御範囲を接地電圧VSSから電源電圧VDDにすることがきるので、実施形態1で必要であった負電圧発生回路が不要となり、チップ面積を小型化できる。以上の二つの効果により、実施形態1よりも小さい面積で実施形態1と同様の効果を得ることができる。
本実施形態では、電流検出時に非選択ビット線を電圧VDCで駆動するようにしたが、読出し電圧VRで駆動するのが望ましい。読出し電圧VRで駆動することにより、非選択ビット線に接続されるCMOSスイッチCSWのソース・ドレイン間電圧が等しくなり、サブスレッショルドリーク電流を防止することが可能となる。また、電圧VDCを発生する降圧回路が不要となるので、その分チップ面積の小さい半導体装置を実現することができる。
《第3実施形態》
本実施形態では、実施形態2の変形例を示す。実施形態2と異なる点は、次の二つである。第一に、ビット線とソース線が平行に配置され、同一のビット線に接続されるメモリセルが同一のソース線に接続される点にある。第二に、非選択のビット線が常に電圧VDCに保持される点にある。その他の点については、基本的には実施形態1、又は2と同じである。以下、これらの相違点に注目して構成を説明する。
図12は、本実施形態におけるメモリアレイとメモリセルの構成を示している。同図では、説明を簡単にするために、一例としてMCA1の構成例を示している。メモリアレイMCA1は、ワード線WL1〜WLm、ビット線BL1〜BLn、ソース線SL1〜SLn、ワード線とビット線の各交点に配置されたm×nビットのメモリセルMC11〜MCmnから構成される。同一のビット線に接続されるm個のメモリセルは対応するソース線に各々接続される。メモリセルは、選択トランジスタCTと相変化材料を用いた記憶素子PCRから構成される。これらの素子は、ビット線からソース線の方向に、選択トランジスタCTと記憶素子PCRの順に直列接続される。ワード線WL1〜WLmは、ワードドライバ列WDA内の対応するワードドライバWD1〜WDmによって駆動される。一方、ビット線BL1〜BLnとビット線に対応するソース線SL1〜SLnは、後述するマルチプレクサによってそれぞれ選択され、選択されるビット線は共通データ線CDL1に、選択されるソース線は接地電圧VSSの給電線に接続される。
図13は、本実施形態におけるマルチプレクサの構成例を示している。同図では、説明を簡単にするために、一例としてMUX1の構成例を示している。マルチプレクサMUX1は、カラム選択スイッチ列CSWA、放電回路DCCKTより構成される。カラム選択スイッチ列CSWAは、ビット線BL1〜BLnの各々と共通データ線CDL1の間に挿入されたCMOSスイッチCSW51B〜CSW5nBと、ソース線SL1〜SLnの各々と接地電圧VSSの給電線の間に挿入されたCMOSスイッチCSW51S〜CSW5nSより構成される。CMOSスイッチCSW51B〜CSW5nBの各々は、同図では省略されているカラムデコーダで発生されたカラム選択信号対(YS1T、YS1B)〜(YSnT、YSnB)に応じて活性化され、選択されるビット線を共通データ線CDL1に接続する。CMOSスイッチCSW51S〜CSW5nSの各々も、カラム選択信号対(YS1T、YS1B)〜(YSnT、YSnB)に応じて活性化され、選択されるビット線に対応するソース線を接地電圧VSSに駆動する。例えば、CMOSスイッチCSW51BとCSW51Sが非活性の場合は、YS1Tは接地電圧VSSに、YS1Bは電源電圧VDDに保持され、活性化される場合は、YS1Tは電源電圧VDDに、YS1Bは接地電圧VSSに駆動される。放電回路DCCKTは、ビット線BL1〜BLnの各々と電圧VDCの給電線の間に挿入されたNMOSトランジスタMN51B〜MN5nBと、ソース線SL1〜SLnの各々と電圧VDCの給電線の間に挿入されたNMOSトランジスタMN51S〜MN5nSより構成され、前述のカラム選択信号YS1B〜YSnBに応じて、非選択ビット線と非選択ソース線を電圧VDCに保持する。
図14は、本実施形態における電流検出時の動作波形を示している。ここでは、一例として、図12に示されるメモリアレイMCA1内のメモリセルMC11に流れる電流を検出する場合の動作を説明する。電流検出時は、伝達ゲート制御信号RSは接地電圧VSSに、プリチャージ信号PCEは電源電圧VDDにそれぞれ保持され、読出し回路RD1は共通データ線CDL1から分離され、ノードNTは読出し電圧VRに保持されている。書換え信号WER、WESはそれぞれ接地電圧VSSに駆動され、リセット回路RCKTとセット回路SCKTは非活性となっている。
まず、パッドPAD1に読出し電圧VRが印加された後、テスト信号対(TDC、TDCB)によりスイッチSDC1が活性化されることにより、パッドPAD1と共通データ線CDL1が接続される。次に、カラム選択信号対(YS1T、YS1B)によりCMOSスイッチCSW51BとCSW51Sが活性化されることにより、ビット線BL1と共通データ線CDL1が接続され、ソース線SL1が接地電圧VSSに駆動される。その後、ワード線WL1が電源電圧VDDに駆動されることにより、パッドPAD1からメモリセルMC11に電流が流れる。この電流をパッドPAD1に接続した外づけの測定機器でモニタすることにより、メモリセルMC11に流れる電流を検出することができる。電流検出後、ワード線WL1が接地電圧VSSに駆動され、カラム選択信号対(YS1T、YS1B)とテスト信号対(TDC、TDCB)によりCMOSスイッチCSW51B、CSW51SとスイッチSDC1が非活性状態とされることにより、待機状態に戻る。
以上で述べた構成と動作による効果を以下にまとめる。第一に、本実施形態では、マルチプレクサMUX1を用いて選択ビット線およびソース線と非選択ビット線およびソース線と個別に制御する構成とすることにより、図10に示したソース制御回路SCCKT、テスト信号TSC、TSCBが不要となるので、回路構成を簡素化することができる。第二に、本実施形態においても、電流検出時における非選択ビット線を電圧VDCに保持するので、実施形態2と同じ効果を得ることができる。
《第4実施形態》
本実施形態では、図2に示されるメモリアレイとメモリセルの別の構成を示す。異なる点は、電流検出時にメモリアレイの基板に負電圧が印加される点にある。以下、この相違点に注目して構成を説明する。なお、本実施形態は、実施形態1〜3と組み合わせ実施することが可能である。
図15は、メモリアレイとメモリセルの構成例を示している。同図では、説明を簡単にするために、一例としてMCA1の構成例を示している。選択トランジスタCTの基板PWは、待機時、読出し動作時、書換え動作持は、例えば接地電圧VSSに保持され、電流検出時は、負電圧VBNに駆動される。ここで、負電圧VBNは負電圧発生回路により発生され、接地電圧VSSよりも低い電圧である。
以上で述べた構成と動作による効果は次の通りである。電流検出時に、選択トランジスタCTの基板PWに負電圧VBNを印加することにより、選択トランジスタのしきい電圧が高くなるので、選択ビット線に接続される非選択メモリセルへ流れるリーク電流が低減される。この結果、高抵抗状態のメモリセルに流れる微小な電流を、実施形態1よりも精度良く検出可能な半導体装置を実現することができる。なお、負電圧VBNは、実施形態1で用いた負電圧VNNと同じ電圧を用いても良い。この場合、新たに負電圧発生回路を設ける必要がなく、チップ面積の小さい半導体装置を実現できる。
《第5実施形態》
本実施形態では、電流検出時に非選択メモリセルに流れるリーク電流を低減するさらに別の動作を示す。実施形態1と異なる点は、非選択のワード線に負電圧VNNが印加されることである。なお、本実施形態は、実施形態1〜4と組み合わせ実施することが可能である。
図16は、本実施形態における電流検出時の動作波形を示している。非選択のワード線の駆動電圧は負電圧VNNであり、その他の動作は図9と同じである。
このような動作により、電流検出時に、選択トランジスタCTのゲートに負電圧VNNが印加されて、選択トランジスタCTのゲート−ソース間が逆バイアスされるので、選択ビット線に接続される非選択メモリセルへ流れるリーク電流を低減することができる。この結果、高抵抗状態のメモリセルに流れる微小な電流を、実施形態4よりも精度良く検出可能な半導体装置を実現することができる。
《第6実施形態》
本実施形態では、メモリアレイとマルチプレクサの別の構成を示す。異なる点は、次の二つである。第一の相違点は、メモリアレイにおいて、ソース線をワード線に平行に配置することにより、同一のワード線に接続されるメモリセルが同一のソース線に接続されることである。第二の相違点は、マルチプレクサ内のスイッチにより、非選択ビット線が常に読出し電圧VRと同じかそれよりも低い電圧VDCに保持されることである。以下、実施形態2と異なる構成要素についてのみ説明する。なお、本実施形態は、実施形態1、4〜5と組み合わせて実施可能である。
図17は、本実施形態におけるメモリアレイとメモリセルの構成と、ソースドライバ列SDAを示している。同図では、説明を簡単にするために、一例としてMCA1の構成例を示している。メモリアレイMCA1は、ワード線WL1〜WLm、ビット線BL1〜BLn、ソース線SL1〜SLm、ワード線とビット線の各交点に配置されたm×nビットのメモリセルMC11〜MCmnから構成される。同一のワード線に接続されるn個のメモリセルは対応するソース線に各々接続される。メモリセルは、選択トランジスタCTと相変化材料を用いた記憶素子PCRから構成される。これらの素子は、ビット線からソース線の方向に、選択トランジスタCTと記憶素子PCRの順に直列接続される。ワード線WL1〜WLmは、ワードドライバ列WDA内で対応するワードドライバWD1〜WDmによって駆動される。ビット線BL1〜BLnは、後述するマルチプレクサによって選択され、その内の一本が共通データ線CDL1に接続される。ソース線SL1〜SLmは、ソースドライバ列SDA内の対応するソースドライバSD1〜SDmによって駆動され、選択ワード線に対応するソース線は接地電圧VSSに、非選択ワード線に対応するソース線は電圧VDCにそれぞれ駆動される。
図18は、本実施形態におけるマルチプレクサの構成を示している。同図では、説明を簡単にするために、一例としてMUX1の構成例を示している。マルチプレクサMUX1は、カラム選択スイッチ列CSWA、放電回路DCCKTより構成される。カラム選択スイッチ列CSWAは、ビット線BL1〜BLnの各々と共通データ線CDL1の間に挿入されたCMOSスイッチCSW61〜CSW6nより構成される。CMOSスイッチCSW61〜CSW6nの各々は、同図では省略されているカラムデコーダで発生されたカラム選択信号対(YS1T、YS1B)〜(YSnT、YSnB)に応じて活性化され、選択されるビット線を共通データ線CDL1に接続する。例えば、CMOSスイッチCSW61が非活性の場合は、YS1Tは接地電圧VSSに、YS1Bは電源電圧VDDに保持され、活性化される場合は、YS1Tは電源電圧VDDに、YS1Bは接地電圧VSSに駆動される。放電回路DCCKTは、ビット線BL1〜BLnの各々と電圧VDCの給電線の間に挿入されたNMOSトランジスタMN61〜MN6nより構成され、前述のカラム選択信号YS1B〜YSnBによって、非選択ビット線を電圧VDCに保持する。
図19は、本実施形態における電流検出時の動作波形を示している。ここでは、一例として、メモリアレイMCA1内のメモリセルMC11に流れる電流を検出する場合の動作を説明する。電流検出時は、伝達ゲート制御信号RSは接地電圧VSSに、プリチャージ信号PCEは電源電圧VDDにそれぞれ保持され、読出し回路RD1は共通データ線CDL1から分離され、ノードNTは読出し電圧VRに保持されている。書換え信号WER、WESはそれぞれ接地電圧VSSに駆動され、リセット回路RCKTとセット回路SCKTは非活性となっている。
まず、パッドPAD1に読出し電圧VRが印加された後、テスト信号対(TDC、TDCB)によりスイッチSDC1が活性化されることにより、パッドPAD1と共通データ線CDL1が接続される。次に、カラム選択信号対(YS1T、YS1B)によりCMOSスイッチCSW61が活性化されることによりビット線BL1と共通データ線CDL1が接続される。その後、ワード線WL1が電源電圧VDDに、ソース線SL1が接地電圧VSSにそれぞれ駆動されることにより、パッドPAD1からメモリセルMC11に電流が流れる。この電流をパッドPAD1に接続した外づけの測定機器でモニタすることにより、メモリセルMC11に流れる電流を検出することができる。電流検出後、ワード線WL1が接地電圧VSSに、ソース線SL1が電圧VDCにそれぞれ駆動され、カラム選択信号対(YS1T、YS1B)とテスト信号対(TDC、TDCB)によりCMOSスイッチCSW61とスイッチSDC1が非活性状態とされることにより、待機状態に戻る。
以上の構成と動作による効果を以下にまとめる。第一に、電流検出時に、非選択メモリセル内の選択トランジスタCTのソースを、ソースドライバSDAにより読出し電圧VRと同じかそれよりも低い電圧VDCで駆動することにより、選択トランジスタCTのゲート−ソース間とバルク−ソース間が逆バイアスされるので、選択ビット線に接続される非選択メモリセルへ流れるリーク電流が低減される。第二に、本実施形態においても、電流検出時における非選択ビット線を電圧VDCに保持するので、実施形態2と同じ効果が得られる。これらの結果、高抵抗状態のメモリセルに流れる微小な電流を、実施形態2よりも精度良く検出可能な半導体装置を実現することができる。
本実施形態では、電流検出時に非選択メモリセルのソース線を電圧VDCで駆動するようにしたが、読出し電圧VRで駆動しても同様の効果を得ることができる。このようにすることで、電圧VDCを発生する降圧回路が不要となるので、その分チップ面積の小さい半導体装置を実現することができる。
《第7実施形態》
本実施形態では、図6の書換え回路の別の構成を示す。異なる点は、セット回路およびリセット回路と共通データ線との間にスイッチが挿入されることである。以下、図6と異なる点に着目して構成を説明する。なお、本実施形態は、実施形態1〜6と組み合わせて実施可能である。
図20は、本実施形態における書換え回路の構成例を示している。同図では、説明を簡単にするために、一例としてPRGM1の構成例を示している。書換え回路PRGM1は、書換え制御回路PCCKT、リセット回路RCKT、セット回路SCKT、スイッチSWWから構成される。リセット回路RCKT、セット回路SCKTはノードNWに接続され、スイッチSWWを介して共通データ線CDL1に接続される。スイッチSWWは、ノードNWと共通データ線CDL1の間に挿入されたCMOSスイッチCSW71と、ノードNWと電圧VDCの給電線の間に挿入されたNMOSトランジスタMN71より構成される。電圧VDCは、例えば電源電圧VDDと接地電圧VSSから同図では省略されている降圧回路を用いて生成され、読出し電圧VRと同じかそれよりも低い電圧である。書換え回路PRGM1を制御する書換え信号WES、WER、スイッチ制御信号対(WS、WSB)は、同図では省略されている制御論理回路CLGCによって発生される。
書換え動作時は、スイッチ制御信号対(WS、WSB)によりCMOSスイッチCSW71が活性化され、ノードNWと共通データ線CDL1が接続される。その後、書換え回路PRGM1は、書換え信号WER、WESとデータDI1に応じてメモリセル内の記憶素子PCRをリセット状態あるいはセット状態にする。待機時、読出し動作時、電流検出時は、スイッチ制御信号対(WS、WSB)により、CMOSスイッチCSW71は非活性状態とされ、NMOSトランジスタMN71は活性化され、ノードNWはNMOSトランジスタMN71により電圧VDCに保持される。
以上で述べた構成と動作を以下にまとめる。まず、スイッチSWWを用いて電流検出時のノードNWを読出し電圧VRよりも同じかそれよりも低い電圧VDCに駆動することにより、CMOSスイッチCSW71のバイアスを次のようにすることができる。すなわち、CMOSスイッチCSW71のソース−ドレイン間の電圧をVDCだけ緩和することができる。また、CMOSスイッチCSW71を構成するNMOSトランジスタのゲート−ソース間とバルク−ソース間を電圧VDCだけ逆バイアスすることができる。以上から、共通データ線CDL1からノードNWへ流れるリーク電流を低減することができるので、高抵抗状態のメモリセルに流れる微小な電流を、実施形態1より精度良く検出することが可能となる。
本実施形態では、電流検出時にノードNWを電圧VDCで駆動するようにしたが、読出し電圧VRで駆動しても同様の効果を得ることができる。このようにすることで、電圧VDCを発生する降圧回路が不要となるので、その分チップ面積の小さい半導体装置を実現することができる。
本実施形態で示した書換え回路は、実施形態2にも適用することができる。その場合、高抵抗状態のメモリセルに流れる微小な電流を、実施形態2よりも精度良く検出可能な半導体装置を実現することができる。また、電流検出時にノードNWに印加される電圧と非選択ビット線に印加される電圧を同じ降圧回路で発生できるので、チップ面積を小さくできる。
《実施形態8》
本実施形態では、本発明を適用した半導体装置の別の構成例を示す。実施形態1と異なる点は、複数のメモリアレイに共通のパッドを一つ設けたことと、複数の共通データ線とパッドを接続する複数のスイッチが異なるテスト信号対によりそれぞれ制御されることである。以下、実施形態1と異なる構成要素についてのみ説明する。本実施形態は、実施形態1〜7と組み合わせて実施可能である。
図21は、p個のメモリアレイMCA1〜MCApと、各メモリアレイMCA1〜MCAp内の一つのメモリセルのデータの書換え、読出し、電流検出に必要なワードドライバ列WDA、マルチプレクサMUX1〜MUXp、読出し回路RD1〜RDp、書換え回路PRGM1〜PRGMp、スイッチSDC1〜SDCp、制御論理回路CLGC、共用パッドPADが示されている。メモリアレイMCA1〜MCApは、簡略化しており、各々一つのメモリセルMCが代表として示されている。
図22は、本実施形態におけるスイッチの構成例を示している。同図では、説明を簡単にするために、一例としてSDC1の構成例を示している。スイッチSDC1は、共通データ線CDL1と共用パッドPADの間に配置されたCMOSスイッチCSW81から構成される。スイッチSDC1は、制御論理回路CLGCで発生されるテスト信号対(TDC1、TDCB1)により制御される。待機時、読出し動作持、書換え動作持は、テスト信号TDC1は負電圧VNN、テスト信号TDCB1は電源電圧VDDに保持され、共通データ線CDL1と共用パッドPADは分離されている。一方、電流検出時は、テスト信号TDC1は電源電圧VDD、テスト信号TDCB1は接地電圧VSSに駆動され、共通データ線CDL1と共用パッドPADが接続され、実施形態1と同じ動作を行なうことにより、選択されたメモリセルの電流が検出される。
次に、一つのパッドで複数のメモリアレイ内のメモリセルの電流を検出する方法を説明する。電流検出時に、例えばスイッチSDC1のみをテスト信号対(TDC1、TDCB1)により活性化し、共用パッドPADと共通データ線CDL1を接続することにより、メモリアレイMCA1内のすべてのメモリセルの電流を検出する。その後、別のスイッチを活性化して、対応するメモリアレイに対して同様の検出動作を行う。この動作を順々に繰り返すことにより、一つの共用パッドPADで複数のメモリアレイ内のメモリセルの電流を検出する。
以上で述べた構成と動作の効果を以下にまとめる。第一に、一つのパッドを複数のメモリアレイで共用することにより、実施形態1よりもパッド数を少なくできる。第二に、電流検出時に非活性状態のスイッチSDC1を構成するNMOSトランジスタのゲート−ソース間が逆バイアスされるので、共用パッドPADと非選択の共通データ線の間に流れるリーク電流を低減することができる。以上により、高精度にメモリセル電流を検出可能な半導体装置を、実施形態1よりも少ないパッド数で、すなわち小面積で実現することができる。
本実施形態に、実施形態2から実施形態7で述べた各種変更を加えてもよい。その場合、実施形態2から実施形態7よりもパッド数が少なく、高精度にメモリセル電流を検出可能な半導体装置を実現することができる。また、本実施形態は、複数の共通データ線に対して共通のパッドを有する点に特徴がある。従って、メモリセルに流れる電流を検出する用途のほかに使用できる可能性がある。
《実施形態9》
本実施形態では、実施形態8で示したスイッチの別の構成例を示す。本実施形態の特徴は、電流検出時において非選択の共通データ線の電圧を調整して、パッドから非選択の共通データ線へのリーク電流を抑制することと、スイッチを制御するテスト信号の電圧制御範囲が異なることにある。本実施形態は、実施形態1〜8と組み合わせて実施することが可能である。
図23は、本実施形態におけるスイッチの構成例を示している。同図では、説明を簡単にするために、一例としてSDC1の構成例を示している。スイッチSDC1は、共通データ線CDL1と共用パッドPADの間に挿入されたCMOSスイッチCSW91と、共通データ線CDL1と電圧VDCの給電線との間に新たに配置されたNMOSトランジスタMN91、MN92とで構成される。電圧VDCは、例えば電源電圧VDDと接地電圧VSSから同図では省略されている降圧回路を用いて生成され、読出し電圧VRよりも同じかそれよりも低い電圧である。NMOSトランジスタMN91のゲートにはテスト信号TCP、NMOSトランジスタMN92にはテスト信号TDC1がそれぞれ接続される。
次に、新規に追加されたトランジスタMN91、MN92に注目して、スイッチSDC1の動作を説明する。待機時、読出し動作時、書換え動作時において、制御論理回路CLGCで発生されるテスト信号TDC1は接地電圧VSSに、テスト信号TDCB1は電源電圧VDDに、テスト信号TCPは接地電圧VSSにそれぞれ保持されるので、CMOSスイッチCSW91とNMOSトランジスタMN91は非活性状態とされる。よって、NMOSトランジスタMN92並びに電圧VDCの給電線は、共通データ線CDL1から分離される。
電流検出時において、テスト信号TCPが電源電圧VDDに駆動されて、NMOSトランジスタMN91が活性化されることにより、NMOSトランジスタMN92と共通データ線CDL1が接続される。共通データ線CDL1が非選択とされる、すなわちスイッチが非活性状態とされる場合、テスト信号TDC1は接地電圧VSSに、テスト信号TDCB1は電源電圧VDDにそれぞれ保持される。よって、トランジスタMN92は活性化されて、共通データ線CDL1は電圧VDCに駆動される。反対に、共通データ線CDL1が選択される、すなわちスイッチSDC1が活性化される場合、テスト信号TDC1が電源電圧VDDに、テスト信号TDCB1が接地電圧VSSにそれぞれ駆動される。よって、トランジスタMN92がカットオフ状態となることにより、共通データ線CDL1と電圧VDCの給電線とが遮断される。
以上で述べた構成と動作の効果を以下にまとめる。第一に、図23に示したように共用パッドPADと共通データ線CDL1との間にCMOSスイッチCSW91を設けることにより、一つのパッドで複数のメモリアレイ内のメモリセルに流れる電流を検出するこができ、パッドの面積を抑制することができる。第二に、NMOSトランジスタNM91、MN92を用いて、電流検出時のCMOSスイッチCSW91のバイアスを制御することにより、共用パッドPADから非選択の共通データ線へ流れるリーク電流を低減することができる。すなわち、NMOSトランジスタNM91、MN92を介してCMOSスイッチCSW91の共通データ線CDL1側に電圧VDCを給電することにより、CMOSスイッチCSW91のドレイン−ソース間の電圧を低下すると共に、CMOSスイッチCSW91を構成するNMOSトランジスタのゲート−ソース間とバルク−ソース間を電圧VDCだけ逆バイアスすることができる。よって、パッドPADから非選択の共通データ線に流れる込むリーク電流を低減することができる。以上により、高精度にメモリセル電流を検出可能な半導体装置を、実施形態1よりも少ないパッド数で、すなわち小面積で実現することができる。本実施形態では、電流検出時に非選択の共通データ線を電圧VDCで駆動するようにしたが、読出し電圧VRで駆動しても同様の効果を得ることができる。このようにすることで、電圧VDCを発生する降圧回路が不要となるので、その分チップ面積の小さい半導体装置を実現することができる。
本実施形態に、実施形態2から実施形態7で述べた各種変更を加えてもよい。その場合、実施形態2から実施形態7よりもパッド数が少なく、高精度にメモリセル電流を検出可能な半導体装置を実現することができる。また、本実施形態は、複数の共通データ線に対して共通のパッドを有する点に特徴がある。従って、メモリセルに流れる電流を検出する用途のほかに使用できる可能性がある。
《実施形態10》
本実施形態では、実施形態8における制御論理回路CLGCの要部回路ブロックとして、テスト信号対(TDC1、TDCB1)〜(TDCp、TDCBp)を発生するためのシフトレジスタの構成例を示す。以下、図21に示した記号を用いて、シフトレジスタの構成と動作を説明する。図24は、シフトレジスタの構成例を示している。シフトレジスタは、AND回路AD101、フリップフロップFF1〜FFp、インバータINV1〜INVpで構成される。本シフトレジスタは、入力信号DSET、シフト信号SHIFT、シフトイネーブル信号SEを入力とし、テスト信号対(TDC1、TDCB1)〜(TDCp、TDCBp)を出力する。AND回路AD101は、シフト信号SHIFTとシフトイネーブル信号SEを入力とし、その演算結果は、各フリップフロップFF1〜FFpの入力端子CKに出力される。フリップフロップFF1の入力端子Dには入力信号DSETが入力され、出力端子Qよりテスト信号TDC1が出力される。同時に、TDC1を入力とするインバータINV1より、テスト信号TDCB1が出力される。フリップフロップFF2の入力端子Dにはテスト信号TDC1が入力され、出力端子Qよりテスト信号TDC2が出力される。同時に、TDC2を入力とするインバータINV2より、テスト信号TDCB2が出力される。同様に、フリップフロップFFpの入力端子Dにはテスト信号TDC(p−1)が入力され、出力端子Qよりテスト信号TDCpが出力される。同時に、TDCpを入力とするインバータINVpより、テスト信号TDCBpが出力される。フリップフロップFF1〜FFpは、入力端子CKが電源電圧VDDから接地電圧VSSに駆動されたときに入力端子Dに入力されているデータを取り込む。取り込まれたデータは、再び入力端子CKが電源電圧VDDから接地電圧VSSに駆動されるまで保持される。
図25は、図24に示したシフトレジスタの動作波形を示している。待機時、読出し動作時、書換え動作時は、シフトイネーブル信号SEは接地電圧VSSに、入力信号DSETは接地電圧VSSに、テスト信号TDC1〜TDCpは負電圧VNNに、テスト信号TDCB1〜TDCBpは電源電圧VDDにそれぞれ保持される。シフトイネーブル信号SEが接地電圧VSSに保持されている間は、各フリップフロップFF1〜FFpの入力端子CKは接地電圧VSSに駆動されるので、各フリップフロップFF1〜FFpのデータは保持される。電流検出時において、シフト信号SHIFTが電源電圧VDDに駆動されている間に、シフトイネーブル信号SE、入力信号DSETが接地電圧VSSから電源電圧VDDに駆動される。その後、シフト信号SHIFTが接地電圧VSSに駆動されることにより、フリップフロップFF1に入力信号DSETが取り込まれ、テスト信号TDC1が負電圧VNNから電源電圧VDDに、テスト信号TDCB1が接地電圧VSSにそれぞれ駆動される。次に、シフト信号SHIFTが電源電圧VDDから接地電圧VSSに駆動されるまでに、入力信号DSETは電源電圧VDDから接地電圧VSSに駆動される。続いて、シフト信号SHIFTが電源電圧VDDから接地電圧VSSに駆動されると、フリップフロップFF1には入力信号DSETが、フリップフロップFF2にはテスト信号TDC1がそれぞれ取り込まれる。さらに、テスト信号TDC1が電源電圧VDDから負電圧VNNに、テスト信号TDCB1が接地電圧VSSから電源電圧VDDにそれぞれ駆動される。同時に、テスト信号TDC2が負電圧VNNから電源電圧VDDに、テスト信号TDCB2が電源電圧VDDから接地電圧VSSにそれぞれ駆動される。以下、同様の動作を繰り返すことにより、テスト信号対(TDC1、TDCB1)〜(TDCp、TDCBp)が順々に活性化される。
以上で述べた構成と動作の効果を以下にまとめる。図24に示したシフトレジスタを用いることにより、テスト信号対(TDC1、TDCB1)〜(TDCp、TDCBp)を発生するのに必要な制御信号数を三つにすることができる。この結果、電流検出時に制御するスイッチの数が16個以上の場合には、デコーダを用いてテスト信号対(TDC1、TDCB1)〜(TDCp、TDCBp)を発生させる場合よりもテスト信号の数を減らすことができ、テスト用のパッド数が少ない半導体装置を実現することができる。本実施形態で示したシフトレジスタはもちろん実施形態9にも適用可能である。その場合においても、本実施形態と同等の効果を得ることができる。
《実施形態11》
本実施形態では、メモリアレイと周辺回路を含む複数のバンクでパッドを共有する構成例を示す。以下、実施形態1と異なる構成要素についてのみ説明する。なお、本実施形態は、実施形態1〜9と組み合わせることが可能である。
図26は、二つのバンクBANK1、BANK2、バンクを制御するバンク制御回路BCCKT、同時に読み書きするビット数kと同じ数のパッドPAD1〜PADkを示している。バンク制御回路BCCKTはコマンド信号群CMDを受け、バンクBANK1とBANK2のコマンド信号群CMD1とCMD2を出力する。コマンド信号群CMD1、CMD2のどちらか一方が活性化されることにより、対応するバンクが選択される。バンクBANK1、BANK2は、メモリアレイMCA1〜MCAkと、各メモリアレイMCA1〜MCAk内の一つのメモリセルのデータの書換え、読出し、電流検出に必要なワードドライバ列WDA、マルチプレクサMUX1〜MUXk、読出し回路RD1〜RDk、書換え回路PRGM1〜PRGMk、パッドPAD1〜PADk、スイッチSDC1〜SDCk、制御論理回路CLGCから構成される。スイッチSDC1〜SDCkの構成は、図22または図23と同じである。制御論理回路CLGCは、バンク制御回路BCCKTが発生したコマンド信号群を受け、スイッチSDC1〜SDCk、読出し回路RD1〜RDk、書換え回路PRGM1〜PRGMk、マルチプレクサMUX1〜MUXkの制御信号を発生する。
このような構成により、複数のバンクを有する場合においても、パッド面積を抑制することができる。また、実施形態10〜実施形態11で述べた動作原理により、パッドと非選択バンクの間に流れるリーク電流を低減することができる。よって、微小なメモリセル電流を精度良く検出可能な半導体装置を小面積で実現することができる。
《実施形態12》
本実施形態では、入出力パッドからメモリセルの電流を検出することを特徴とする半導体装置の構成例を示す。本実施形態は、実施形態1〜7、11と組み合わせることが可能である。
図27は、同時に読み書きするビット数kと同じ数のメモリアレイMCA1〜MCAkと、各メモリアレイMCA1〜MCAk内の一つのメモリセルMCのデータの書換え、読出し、電流検出に必要なワードドライバ列WDA、マルチプレクサMUX1〜MUXk、読出し回路RD1〜RDk、書換え回路PRGM1〜PRGMk、スイッチSDC1〜SDCk、STR1〜STRk、入力バッファIBUF1〜IBUFk、出力バッファOBUF1〜OBUFk、ライトバッファWBUF1〜WBUFk、リードバッファRBUF1〜RBUFk、入出力パッドIOP1〜IOPk、制御論理回路CLGCを示している。メモリアレイMCA1〜MCAkの各々は、簡略化しており、各々一つのメモリセルMCが代表として示されている。以下、メモリアレイMCA1内の一つのメモリセルのデータの書換え、読出し、電流検出に必要なブロックで、実施形態1と異なる構成要素についてのみ説明する。
制御論理回路CLGCは、コマンド信号群CMDを受け、読出し回路RD1、書換え回路PRGM1、スイッチSDC1、スイッチSTR1、入力バッファIBUF1、出力バッファOBUF1、ライトバッファWBUF1、リードバッファRBUF1の制御信号を発生する。
入力バッファIBUF1は書換え制御信号対(WE、WEB)により活性化され、入出力パッドIOP1に入力された信号を入出力線IOL1に伝達する。ライトバッファWBUF1は、書換え制御信号対(WE、WEB)により活性化され、入出力線IOL1の信号を書換え回路PRGM1に伝達する。リードバッファRBUF1は、読出し御信号対(RE、REB)により活性化され、読出し回路RD1の出力信号を入出力線IOL1に伝達する。図28は、出力バッファOBUF1の構成例を示している。出力バッファOBUF1は、PMOSトランジスタMP131、MP132、MP133、NMOSトランジスタMN131、MN132、MN133より構成される。PMOSトランジスタMP133は、電源電圧VDDの給電線とPMOSトランジスタMP131とMP132のソースの間に挿入され、そのゲートには読出し制御信号REBが入力される。NMOSトランジスタMN133は、接地電圧VSSの給電線とNMOSトランジスタMN131とMN132のソースの間に挿入され、そのゲートには読出し制御信号REが入力される。待機時、書換え動作持、電流検出時は、読出し制御信号対(RE、REB)によりPMOSトランジスタMP133とNMOSトランジスタMN133は非活性状態とされ、PMOSトランジスタMP131、MP132は電源電圧VDDの給電線から、NMOSトランジスタMN131、MN132は接地電圧VSSの給電線からそれぞれ分離される。読出し動作時は、読出し制御信号対(RE、REB)によりPMOSトランジスタMP133とNMOSトランジスタMN133が活性化され、PMOSトランジスタMP131とMP132のソースに電源電圧VDDが、NMOSトランジスタMN131とMN132のソースに接地電圧VSSがそれぞれ供給される。このとき、PMOSトランジスタMP131とNMOSトランジスタMN131より構成されるインバータとPMOSトランジスタMP132とNMOSトランジスタMN132より構成されるインバータにより、入出力線IOL1の信号が入出力パッドIOP1に伝達される。
図29は、入出力パッドIOP1と電流検出専用配線DCL1を接続するスイッチの構成例を示している。スイッチSDC1は、入出力パッドIOP1と電流検出専用配線DCL1の間に挿入されたCMOSスイッチCSW131より構成される。スイッチSTR1は、電流検出時においてテスト信号対(TTR、TTRB)により活性化され、入出力パッドIOP1と電流検出専用配線DCL1を接続する。その後、実施形態1と同じ動作を行なうことにより、選択されたメモリセルの電流を検出することができる。
以上で述べた構成と動作の効果を以下にまとめる。第一に、入出力パッドを電流検出用のパッドとして用いることにより、パッドの数を削減することができる。第二に、電流検出時に、出力バッファ内のPMOSトランジスタMP133とNMOSトランジスタMN133をカットオフすることにより、電源からIOパッドへ流れるリーク電流を低減することができる。以上の効果により、パッド数を抑制しながら、メモリセル電流を精度良く検出可能な半導体装置を実現することができる。
《実施形態13》
本実施形態では、図28に示される出力バッファの別の構成例を示す。図30は、本実施形態における出力バッファOBUF1の構成例を示している。出力バッファOBUF1は、PMOSトランジスタMP141、NMOSトランジスタMN141、MN142、CMOSスイッチCSW141、NAND回路ND141、NOR回路NR141から構成される。NAND回路ND141の入力は、入出力線IOL1と読出し制御信号REであり、その演算結果はPMOSトランジスタMP141のゲートに入力される。NOR回路ND141の入力は、入出力線IOL1と読出し制御信号REBであり、その演算結果はNMOSトランジスタMN141のゲートに入力される。PMOSトランジスタMP141は電源電圧VDDの給電線とノードN14の間に、NMOSトランジスタMN141は、接地電圧VSSの給電線とノードN14の間に、NMOSトランジスタMN142は、電圧VDCの給電線とノードN14の間に、CMOSスイッチCSW141はノードN14と入出力パッドIOP1の間にそれぞれ配置される。NMOSトランジスタMN142は、読出し制御信号REBにより活性化され、ノードN14を電圧VDCに保持する。電圧VDCは、例えば電源電圧VDDと接地電圧VSSから同図では省略されている降圧回路を用いて生成され、読出し電圧VRよりも同じかそれよりも低い電圧である。CMOSスイッチCSW141は、読出し制御信号対(RE、REB)により活性化され、ノードN14と入出力パッドIOP1を接続する。
次に、出力バッファOBUF1の動作を説明する。待機時、電流検出時、書換え動作持は、読出し制御信号対(RE、REB)により、NAND回路ND141の出力は電源電圧VDD、NOR回路NR141の出力は接地電圧VSSとされる。この結果、PMOSトランジスタMP141とNMOSトランジスタMN141は非活性状態とされる。また、CMOSスイッチCSW141も非活性状態とされ、ノードN14と入出力パッドIOP1は分離されている。一方、NMOSトランジスタMN142は活性化され、ノードN14を電圧VDCに保持する。読出し動作時は、読出し制御信号対(RE、REB)により、CMOSスイッチCSW141が活性化され、NMOSトランジスタMN142が非活性状態とされ、NAND回路ND141、NOR回路NR141、PMOSトランジスタMP141、NMOSトランジスタMN141により、入出力線IOL1の信号が入出力パッドIOP1に伝達される。
以上で述べた構成と動作の効果は次の通りである。電流検出時に、ノードN14を、読出し電圧VRよりも同じかそれよりも低い電圧VDCに駆動することにより、非活性状態のCMOSスイッチCSW141のバイアスを次のようにすることができる。すなわち、CMOSスイッチCSW141のソース−ドレイン間の電圧をVDCだけ緩和することができる。また、CMOSスイッチCSW141を構成するNMOSトランジスタのゲート−ソース間とバルク−ソース間を電圧VDCだけ逆バイアスすることができる。以上から、入出力パッドIOP1から出力バッファへ流れるリーク電流を低減することができるので、実施形態12と同じ効果を得ることができる。
本実施形態では、電流検出時にノードN14を電圧VDCで駆動するようにしたが、読出し電圧VRで駆動しても同様の効果を得ることができる。このようにすることにより、電圧VDCを発生する降圧回路が不要となるので、その分チップ面積の小さい半導体装置を実現することができる。
《実施形態14》
本実施形態では、実施形態12の変形例を示す。本実施形態の特徴は、入出力線IOL1〜IOLkを使って電流を検出する点にある。
図31は、同時に読み書きするビット数kと同じ数のメモリアレイMCA1〜MCAkと、各メモリアレイMCA1〜MCAk内の一つのメモリセルMCのデータの書換え、読出し、電流検出に必要なワードドライバ列WDA、マルチプレクサMUX1〜MUXk、読出し回路RD1〜RDk、書換え回路PRGM1〜PRGMk、スイッチSDC1〜SDCk、STR1〜STRk、入力バッファIBUF1〜IBUFk、出力バッファOBUF1〜OBUFk、ライトバッファWBUF1〜WBUFk、リードバッファRBUF1〜RBUFk、入出力パッドIOP1〜IOPk、制御論理回路CLGCを示している。メモリアレイMCA1〜MCAkの各々は、簡略化しており、各々一つのメモリセルMCが代表として示されている。以下、メモリアレイMCA1内の一つのメモリセルのデータの書換え、読出し、電流検出に必要なブロックで、実施形態12と異なる構成要素についてのみ説明する。
入力バッファIBUF1とリードバッファRBUF1の構成は、図28または図30と同じである。スイッチSTR1の構成は、図29と同じである。スイッチSTR1は、電流検出時においてテスト信号対(TTR、TTRB)により活性化され、入出力パッドIOP1と入出力線IOL1を接続する。その後、実施形態1と同じ動作を行なうことにより、選択されたメモリセルの電流を検出することができる。
上記による作用及び効果は次の通りである。第一に、入出力線IOL1を用いてメモリセル電流を検出することにより、電流検出専用配線DCL1を取り除くことができ、配線数を削減できる。第二に、電流検出時において、実施形態12と実施形態13で述べた動作原理により、入力バッファとリードバッファと入出力線の間に流れるリーク電流を低減することができる。以上により、メモリセル電流を精度良く検出可能な半導体装置を実施形態12よりも小さなチップ面積で実現することができる。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
本発明は相変化材料を用いた記憶素子から成るメモリセルを有するメモリLSIやマイクロコンピュータ等のデータ処理LSI等の半導体装置に広く適用することができる。

Claims (17)

  1. 半導体装置であって、
    複数のワード線と、
    前記複数のワード線に交差する複数のビット線と、
    前記複数のワード線と前記複数のデータ線との交点に配置され、記憶情報に応じて抵抗が変化する記憶素子と第1トランジスタをそれぞれ含む複数のメモリセルと、
    前記複数のビット線の一つを共通データ線に接続する選択回路と、
    前記共通データ線に第1スイッチ回路を介して接続されるパッドと、
    前記複数のビット線に第1電圧を印加する第2スイッチ回路と、を備え、
    前記半導体装置は、前記パッドを介して前記複数のメモリセルのうち一つのメモリセルに流れる電流を検出するためのメモリセル電流検出動作モードを有し、
    前記選択回路は、前記複数のビット線と前記共通データ線の間に接続された複数の第2トランジスタを有し、
    前記第2スイッチ回路は、前記メモリセル電流検出動作モードにおいて、前記複数のビット線のうち非選択されたビット線に前記第1電圧を印加し、
    前記第1電圧は、前記非選択ビット線に接続される前記複数の第2トランジスタのゲート・ソース間電圧が逆バイアスとなる電圧であることを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1において、
    前記半導体装置はさらに、
    センスアンプと、
    前記センスアンプの入出力ノードを第2電圧にプリチャージする第3スイッチ回路と、
    前記センスアンプ及び前記第3スイッチ回路を前記共通データ線に接続する第4スイッチ回路と、を備えることを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項2において、
    前記半導体装置はさらに、
    前記複数のメモリセルに含まれる前記第1トランジスタのソースに前記第2電圧を印加する複数のソースドライバ回路を備えることを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項3において、
    前記半導体装置はさらに、
    書換え回路と、
    前記書換え回路を前記共通データ線に接続する第5スイッチ回路と、
    前記第5スイッチ回路の端子のうち、前記書換え回路が接続される端子に、第3電圧を印加する第6スイッチ回路と、を備えることを特徴とする半導体装置。
  5. 半導体装置であって、
    複数のワード線と、
    前記複数のワード線に交差する複数のビット線と、
    前記複数のワード線と前記複数のデータ線との交点に配置され、記憶情報に応じて抵抗が変化する記憶素子と第1トランジスタをそれぞれ含む複数のメモリセルと、
    複数の選択回路と、
    複数の共通データ線と、
    複数の第1スイッチ回路と、
    パッドと、を備え、
    前記複数のビット線の各々は、前記複数の選択回路のうちの対応する選択回路に接続され、
    前記選択回路は、対応する前記複数のビット線の一つを選択し、前記複数の共通データ線のうちの対応する共通データ線に接続し、
    前記複数の第1スイッチ回路の一方の端子は、前記複数の共通データ線のうちの対応する共通データ線に接続され、もう一方の端子は前記パッドに接続され、
    前記第1スイッチ回路は、前記パッドを介して前記複数のメモリセルのうち一つのメモリセルに流れる電流を検出するためのメモリセル電流検出動作モードにおいて、活性化されることを特徴とする半導体装置。
  6. 請求項5において、
    前記半導体装置はさらに、
    複数の第2スイッチ回路を備え、
    前記複数の第2スイッチ回路の一方の端子は、前記複数の共通データ線のうちの対応する共通データ線に接続され、もう一方の端子は第1電圧の給電線に接続され、
    前記複数の第1スイッチ回路のうちの一つが活性化され、前記複数の共通データ線のうちの対応する共通データ線と前記パッドが接続されるとき、非活性とされる前記複数の第1スイッチ回路が接続される共通データ線に、前記複数の第2スイッチ回路により前記第1電圧が印加されることを特徴とする半導体装置。
  7. 請求項6において、
    前記半導体装置はさらに、シフトレジスタを備え、前記複数の第1スイッチ回路と前記複数の第2スイッチ回路とを制御する信号が前記シフトレジスタにより発生されることを特徴とする半導体装置。
  8. 請求項7において、
    前記半導体装置はさらに、
    複数のセンスアンプと、
    複数の第3スイッチ回路と、
    複数の第4スイッチ回路と、を備え、
    前記第3スイッチ回路は、前記複数のセンスアンプのうちの対応するセンスアンプの入出力ノードを第2電圧にプリチャージし、
    前記第4スイッチ回路は、前記複数のセンスアンプのうちの対応するセンスアンプと前記複数の第3スイッチ回路のうちの対応する第3スイッチ回路を前記複数の共通データ線のうちの対応する共通データ線に接続することを特徴とする半導体装置。
  9. 請求項8において、
    前記半導体装置はさらに、
    前記複数のビット線に第3電圧を印加する第5スイッチ回路を備えることを特徴とする半導体装置。
  10. 請求項9において、
    前記半導体装置はさらに、
    前記複数のメモリセルに含まれる前記第1トランジスタのソースに前記第3電圧を印加する複数のソースドライバ回路を備えることを特徴とする半導体装置。
  11. 請求項10において、
    前記半導体装置はさらに、
    複数の書換え回路と、
    複数の第6スイッチ回路と、
    複数の第7スイッチ回路と、を備え、
    前記第6スイッチ回路は、前記複数の書換え回路のうちの対応する書換え回路を前記複数の共通データ線のうちの対応する共通データ線に接続し、
    前記第7スイッチ回路は、前記複数の第6スイッチ回路のうち対応する第6スイッチ回路の端子のうち、前記書換え回路が接続される端子に、第4電圧を印加することを特徴とする半導体装置。
  12. 半導体装置であって、
    複数のワード線と、
    前記複数のワード線に交差する複数のビット線と、
    前記複数のワード線と前記複数のデータ線との交点に配置され、記憶情報に応じて抵抗が変化する記憶素子と第1トランジスタをそれぞれ含む複数のメモリセルと、
    前記複数のビット線の一つを共通データ線に接続する選択回路と、
    共通データ線と第1配線を接続する第1スイッチ回路と、
    前記第1配線と入出力パッドを接続する第2スイッチ回路と、
    前記第2スイッチ回路に接続された第1バッファと、を備えることを特徴とする半導体装置。
  13. 請求項12において、
    前記第1バッファは、
    第1電圧と前記第1電圧より低い第2電圧を動作電圧とする第1回路と、
    前記第1回路と前記第1電圧の給電線との間に接続された第3スイッチ回路と、
    前記第1回路と前記第2電圧の給電線との間に接続された第4スイッチ回路と、を備えることを特徴とする半導体装置。
  14. 請求項13において、
    前記半導体装置はさらに、
    前記第2スイッチ回路に接続された第2バッファと、
    前記第2スイッチ回路に接続された第3バッファと、を備えることを特徴とする半導体装置。
  15. 請求項14において、
    前記第2バッファは、
    前記第1電圧と前記第2電圧を動作電圧とする第2回路と、
    前記第2回路と前記第1電圧の給電線との間に接続された第5スイッチ回路と、
    前記第2回路と前記第2電圧の給電線との間に接続された第6スイッチ回路と、を備え、
    前記第3バッファは、
    前記第1電圧と前記第2電圧を動作電圧とする第3回路と、
    前記第3回路と前記第1電圧の給電線との間に接続された第7スイッチ回路と、
    前記第3回路と前記第2電圧の給電線との間に接続された第8スイッチ回路と、を備えることを特徴とする半導体装置。
  16. 請求項4において、
    前記第1電圧と前記第3電圧は、前記第2電圧と同じかそれよりも低い電圧である半導体装置。
  17. 請求項11において、
    前記第1電圧と前記第3電圧と前記第4電圧は、前記第2電圧と同じかそれよりも低い電圧である半導体装置。
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