JPWO2008007513A1 - 車両用変圧器 - Google Patents

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    • H01F27/322Insulating of coils, windings, or parts thereof the insulation forming channels for circulation of the fluid

Abstract

鉄心1及び巻線2と、それらを収容する角形のタンク3と、タンク3に充填した冷媒6を冷却する冷却装置7と、冷媒6を強制循環させる循環ポンプ8とを備えた車両用変圧器において、タンク3の内部を2分するように仕切部材9を設け、その仕切部材9で巻線2の内部に流れる冷媒6の流路を第1の冷媒流路10と第2の冷媒流路11とに分割し、タンク3の一端側で両冷媒流路10,11を連通させ、他端側に両冷媒流路10,11に接続した冷却装置7を配置し、冷媒6が第1の冷媒流路10と第2の冷媒流路11とを循環して流れるようにした。これにより、タンクと冷却装置の接続を簡素化し、小形化、軽量化を図った車両用変圧器を得る。

Description

この発明は、車両の床下に搭載されて使用される車両用変圧器に関するものである。
車両用変圧器のタンク内部には、絶縁を兼ねた冷媒として絶縁油が封入されており、この絶縁油を送油ポンプによって循環させ、タンク外部に設けた冷却装置に送り込んで冷却するのが一般的である。図9はそのような冷却構造を備えた従来の車両用変圧器を示す平面図である。図9は車両31の床面から地面側を見た平面図で、太矢印が車両の進行方向を示す。図のように、車両31の床下に、内部に鉄心とコイル(図示せず)が収容され絶縁油が封入された変圧器本体32と、絶縁油を冷却する冷却装置33とが搭載されている。変圧器本体32の一端側に絶縁油の流出口32bを、他端側に流入口32aを設け、流出口32b側は送油ポンプ34と接続管35を介し冷却装置33の入口部と接続し、流入口32a側は接続管36を介して冷却装置33の出口部と接続している。
送油ポンプ34の駆動によって、変圧器本体32内の絶縁油は、接続管35を通り冷却装置33へ送られて冷却され、他方の接続管36を通って再び変圧器本体32内へ戻るように構成されている。すなわち、変圧器本体32内には、一方向に流れる絶縁油の流路(矢印)が形成されている(例えば、特許文献1参照)。
変圧器内部を絶縁油によって冷却する場合、冷却効率を上げるためにはできるだけタンク内に均等に絶縁油が流れることが望ましい。そこで、通常、矩形状をした変圧器タンクの場合、タンク内を対角線方向に絶縁油を流通させるようにしている。従って、冷却装置33がタンクの一面側に配置される場合は、例えば、冷却装置33の入口部をタンクの一面側に設けた流出口32bに接続し、冷却装置33の出口部をタンクの一面側とは反対側の面に設けた流入口32aに長い接続管36を介して接続している。
上記特許文献1に示した車両用変圧器もこのような考え方に基づくもので、変圧器本体32の対角線方向に絶縁油の流入口32aと流出口32bが設けられ、流入口32a側は、変圧器本体32の側面を迂回する長い接続管36を介して冷却装置33の出口部に接続されている。
このように、従来の車両用変圧器では、変圧器本体32と冷却装置33の接続において、少なくとも一方は長い接続管36を必要とし、このため、接続管36の引き回しのためのスペースが必要であり、また、部品点数や配管内の絶縁油が増加し、接続作業にも時間を要するという問題点があった。
特開平11−176650号公報(第2頁、及び図8)
この発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、タンク内の流路を工夫して、タンクと冷却装置の接続を簡素化し、小形化、軽量化を図った車両用変圧器を得ることを目的とする。
この発明に係わる車両用変圧器は、鉄心と、鉄心の中央脚に巻回された巻線と、鉄心及び巻線を収容したタンクと、タンクに充填した冷媒を冷却する冷却装置と、冷媒を強制循環させる循環ポンプとを備えた車両用変圧器において、巻線の内部に流れる冷媒の流路を2分する仕切部材を設けることにより、タンク内を2分割して第1の冷媒流路と第2の冷媒流路を形成し、タンクの一端側で両冷媒流路を連通させ、他端側で第1の冷媒流路と冷却装置の一端部、及び、第2の冷媒流路と冷却装置の他端部とを連通させ、冷媒が、第1の冷媒流路内を冷却装置側からタンクの一端側へ流れ、連通部を経由して第2の冷媒流路内をタンクの一端側から冷却装置側へ循環するようにしたものである。
この発明の車両用変圧器によれば、タンクの内部を2分するように仕切部材で仕切って第1と第2の2つの冷媒流路を形成し、両冷媒流路を一端側で連通させ、他端側で、第1の冷媒流路と冷却装置の一端部、及び、第2の冷媒流路と冷却装置の他端部とをそれぞれ連通させ、冷媒を、第1の冷媒流路と第2の冷媒流路を循環させたので、タンクと冷却装置を接続する接続管を引き回す必要がないため、長い接続管を必要とせず、配管接続作業が簡単となり、車両用変圧器の小形化,軽量化を図ることができる。
この発明の上記以外の目的、特徴、観点及び効果は、図面を参照する以下のこの発明の詳細な説明から、さらに明らかになるであろう。
この発明の実施の形態1による車両用変圧器の内部構造を示す平面断面図である。 図1の中央部の断面を示す正面断面図である。 図1の巻線のコイル板間に挿入する絶縁ワッシャの図である。 実施の形態2による車両用変圧器の内部構造を示す平面断面図である。 図4の中央部の断面を示す正面断面図である。 図4の仕切部材を示す図である。 実施の形態3による車両用変圧器の内部構造を示す平面断面図である。 図7の中央部の断面を示す正面断面図である。 従来の車両用変圧器の構成を示す平面図である。
実施の形態1.
図1は実施の形態1による車両用変圧器の内部構造を示す平面断面図であり、図1は車両の床面から地面側を見た内部構造図で、太矢印が車両の進行方向を示す。図2は図1の側面から見た中央部の断面を示す正面断面図である。車両用変圧器は、図2の正面断面図で、紙面に垂直方向が車両の進行方向となるように、車両の床下へ取り付けられている。以下、図によって構成を説明する。
鉄心1は、薄板鋼板を積層した三脚鉄心であり、この中央脚部に、高圧及び低圧の巻線2が巻回されている。巻線2は、平角線(又は丸線)を、平面から見て長円形状に巻回して形成したコイル板2aを複数個用意し、このコイル板2aと、絶縁と冷媒の流路確保を兼ねた絶縁ワッシャ12(詳細は後述する)とを、交互に積み重ねて構成している。
鉄心1,巻線2からなる中身を収容するタンク3は、形状を中身の外形に合わせてフィットさせるように、巻線2の長軸方向に長い角形をしており、長手方向の一面には高圧巻線に接続される高圧ブッシング4が取り付けられ、他面には低圧巻線に接続される低圧ブッシング5が取り付けられている。タンク3内部には鉄心1と巻線2を冷却するための冷媒6が封入されている。冷媒6としては、絶縁性能の優れた絶縁油、例えば、シリコーン油が使用される。冷媒6を冷却するために、タンク3の外部の一面側に冷却装置7が配置されている。また、冷媒6を強制循環させるための循環ポンプ8が備えられている。なお、図の冷却装置7は、ファンにより強制冷却する風冷式を示している。
実施の形態1の車両用変圧器は、タンク3内部を流れる冷媒6の流路に特徴を有するので、以下、この構造について説明する。
図1に示すように、タンク3の内部を2分するように仕切部材9を設け、この仕切部材9によって、巻線2の内部に流れる冷媒6の流路を第1の冷媒流路10と第2の冷媒流路11とに分割している。そして、タンク3の一端側で両冷媒流路10,11を、接続管を用いて連通させ、その接続管の途中に循環ポンプ8を介装している。
なお、冷媒流路は、冷媒6が鉄心窓を通過する方向に形成するのを基本とし、その冷媒流路を2分するように仕切部材9を設けている。従って、実施の形態1の場合はタンク3の長手方向で、且つ巻線を垂直方向に2分するように仕切部材9を設けている。
また、タンク3の他端側(連通部側の反対側)のタンク壁には、第1の冷媒流路10に連通する冷媒6の流入口3aと、第2の冷媒流路11に連通する冷媒6の流出口3bとを設けている。冷却装置7は、タンク3の流入口3a及び流出口3bに近接して配置され、流入口3aと冷却装置7の出口部7a、流出口3bと冷却装置7の入口部7aとがフランジ接続されている。(ここで、冷媒6の流れ方向を図の矢印方向として説明しているが、逆方向でもよく、その場合は入口部と出口部,流入口と流出口が逆になるのは言うまでもない。)
次に、仕切部材9について更に詳しく説明する。仕切部材9は、巻線2を構成する複数のコイル板2a間の仕切と、巻線2とタンク3内壁の隙間を塞ぐ仕切とが必要がある。そこで、先ず、コイル板2a間について説明する。
図3は巻線2のコイル板2a間に挿入する絶縁ワッシャ12の平面図である。図のように、絶縁ワッシャ12は、絶縁板13に複数のスペーサ14を貼り付けて構成している。スペーサ14は、コイル板2a間に働く電磁機械力に耐え、絶縁を保ち、且つ、冷媒6の流路を形成するように、材料,寸法,配列等を決めている。また、絶縁板13の長手方向の中心線上には、中央の長穴部を除く全長に、仕切スペーサ15(網掛け部)を貼り付けている。
このように構成した絶縁ワッシャ12を、コイル板2aの間に挟み、全てを積層して巻線2に仕上げると、仕切スペーサ15が垂直方向に一直線上に並び、これが巻線2内の流路を巻線2の長軸方向に仕切る仕切部材となる。冷媒6は、図中の矢印のように流れる。
巻線2とタンク3内壁の間に形成される隙間の仕切に関しては、図2の正面断面図に示すように、コイル板2a間に設けた上記の仕切スペーサ15に対応する縦位置に、隙間に合わせた形状の仕切板16を設ける。この仕切板16と仕切スペーサ15とで仕切部材9が構成されることになる。
巻線2の中央部には鉄心1の中央脚部が存在するので、この中央脚部が中央部の仕切の役目をする。
次に、このように構成された仕切部材9の作用について説明する。
中身を平面から見た場合、図1に矢印で示すように、タンク3内部の冷媒6の流路は、仕切部材9によって大きく2分割され、冷却装置7側からタンク3の一端側、すなわち連通部側に流れる第1の冷媒流路10と、連通部側から冷却装置7側に向かう第2の冷媒流路11の、2つの大きな流路が形成されることになる。
循環ポンプ8を作動させることにより、第1の冷媒流路10内を冷媒6が図の左方向に流れ、コイル板2a間の絶縁ワッシャ12部を通過する過程で巻線2の片側半分の熱を吸収し、左端に達した冷媒6は連通部を経由して第2の冷媒流路11に流入し、巻線2のもう片側半分の熱を吸収して温度上昇しながら図の右方向へ流れ、高温となって冷却装置7へ送られ、冷却装置7でファンの送風により冷却され、再び第1の冷媒流路10へと送られる。このように、仕切部材9で仕切られた巻線2の半分ずつを、冷媒6が往復するように循環することによって、変圧器中身が冷却されるようになっている。
なお、循環ポンプ8は、両冷媒流路10,11の連通部に設ける以外に、冷却装置7側に設けても良いが、その場合は長手方向の寸法が若干大きくなる。
以上のように、実施の形態1によれば、タンクの内部を2分するように仕切部材で仕切って第1と第2の2つの冷媒流路を形成し、両冷媒流路を一端側で連通させ、他端側で、第1の冷媒流路と冷却装置の一端部、及び、第2の冷媒流路と冷却装置の他端部とをそれぞれ連通させ、冷媒を、第1の冷媒流路と第2の冷媒流路を循環させたので、タンクと冷却装置を接続する長尺の接続管が不要となり、コスト低減できると共に配管接続作業が簡単となり、更に、車両用変圧器の小形化,軽量化を図ることができる。
また、仕切部材を、巻線を垂直方向に2分割するように挿入したので、巻線のコイル板間に挿入されている絶縁ワッシャを利用して簡単に仕切部材を構成でき、上記効果を得ることができる。
また、循環ポンプを、両冷媒流路を連通させる連通部に設けたので、タンク長手方向のブッシング取付部のタンク変形部を有効に利用して循環ポンプを配置できるため、循環ポンプを冷却装置側に設ける場合に比べて長手方向の寸法を縮小することができる。
実施の形態2.
図4は、実施の形態2による車両用変圧器の内部構造を示す平面断面図であり、図5は図4の中央部の断面を示す正面断面図である。
実施の形態2の車両用変圧器は、実施の形態1の車両用変圧器と仕切部材の挿入方向が異なる以外は、基本的に同等なので、同等部分は同一符号を付して説明は省略し、相違点を中心に説明する。
実施の形態2の仕切部材17は、図4,5に示すように、車両用変圧器が車両に取り付けられたとき、水平方向となるように、巻線2の上下方向のほぼ中央部で、巻線2のコイル板2a面と平行方向に挿入されている。図5で説明すると、仕切部材17によってタンク3の内部が上下に2分され、下側に第1の冷媒流路18が、そして上側に第2の冷媒流路19が形成される。実施の形態1と同様に、タンク3の長手方向の一端側で両冷媒流路18,19を連通させ、連通部に循環ポンプ8が介装されている。そして、長手方向の他端側では、冷媒流路18,19のそれぞれが冷却装置7の出口部7a,入口部7bに接続されている。
図6に仕切部材17の詳細を示す。図のように、仕切部材17は、タンク3の形状に合わせた矩形状の絶縁板20と、タンク3のブッシング4,5が取り付けられる部分等で凸状に変形している変形部分に合わせて加工された絶縁板21とで構成されている。絶縁板20は、段積みされたコイル板2a間に挿入される複数の絶縁ワッシャの内、中央部の一枚をタンク内径に合わせて拡大すればよい。なお、仕切部材17は、図6のように2つの部材20,21を組み合わせて構成する以外にも、例えば、更に細分化してもよい。
次に、作用について図5を参照しながら説明する。循環ポンプ8の作動により、図に矢印で示すような流路が形成され、冷媒6は第1の冷媒流路18を冷却装置7側からタンク3の一端側(連通部側)へ流れる過程で巻線2の下半部を冷却し、連通部を経由して第2の冷媒流路19に流入し、一端側(連通部側)から冷却装置7側流れる過程で巻線2の上半分を冷却しながら昇温する。冷却装置7で冷却された冷媒6は、再びタンク3内の第1の冷媒流路18に流入する。
このように、実施の形態1の場合と同様に、仕切部材17で仕切られた巻線2の半分ずつを、冷媒6を循環させて、変圧器中身を冷却している。
以上のように、実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の変圧器構成において、仕切部材を、巻線を水平方向に2分割するように挿入したので、簡単な仕切部材で、実施の形態1と同等の効果を得ることができる。
実施の形態3.
図7は、実施の形態3による車両用変圧器の内部構造を示す平面断面図であり、図8は図7の中央部の断面を示す正面断面図である。
実施の形態1の図1及び図2と同等部分は同一符号を付して説明は省略し、相違点を中心に説明する。
相違点は冷却装置のタンクへの取付構造である。また、実施の形態3の冷却装置23は自冷式の場合を示している。すなわち、車両の走行によって生じる走行風(図7中に太矢印で示す)を利用して冷却するものである。
実施の形態3の特徴部分は、実施の形態1又は2で、冷媒の流入,流出口を設けた側のタンク3の面を、冷却装置23を直接取り付ける取付面に兼用し、取付フランジ22を設けている点である。取付フランジ22には、第1の冷媒流路10に冷却装置23から冷媒6を流入させる流入口22aと、第2の冷媒流路11から冷却装置23側へ冷媒6を送り込む流出口22bとが形成されている。
なお、図はタンク壁面を取付フランジと兼用して一体の部材で構成したものを示したが、タンク壁面とフランジは別部材として溶接等で固着しても良い。
冷却装置23の取付側は、周囲にフランジを有するヘッダ24となっており、その内部中央部に水平方向に仕切る仕切板25が設けられ、これによってヘッダ24内部が上下に区画されている。図8に示すように、区画された上方と下方の室を、複数個のU字状のパイプからなる冷却管26で連結している。
タンク3の内部は、仕切部材9によって第1の冷媒流路10と第2の冷媒流路11とに仕切られ、冷媒6が、仕切られた巻線2内を循環して冷却するのは、実施の形態1と同様なのでこれ以上の説明は省略する。
なお、仕切部材9の挿入方向は、実施の形態2のように水平方向であっても良い。
また、冷却装置23は、図のような自冷式ではなく、実施の形態1,2の冷却装置7のようにファン付きの風冷式のものでも良い。逆に、実施の形態1,又は実施の形態2において、風冷式の冷却装置に替えて自冷式の冷却装置を使用しても良い。
以上のように、実施の形態3によれば、実施の形態1又は実施の形態2と同等の変圧器本体のタンクの側面に、冷却装置を直付けする構造としたので、実施の形態1,又は2の効果に加え、冷却装置とタンクを結ぶ接続管が不要となるので、より小型・軽量化を図ることができる。
この発明の各種の変形または変更は、関連する熟練技術者が、この発明の範囲と精神を逸脱しない中で実現可能であり、この明細書に記載された各実施の形態には制限されないことと理解されるべきである。
この発明に係わる車両用変圧器は、3脚の鉄心と、鉄心の中央脚に巻回された巻線と、鉄心及び巻線を収容したタンクと、タンクに充填した冷媒を冷却する冷却装置と、冷媒を強制循環させる循環ポンプとを備え、冷却装置と共に車両の床下に搭載される車両用変圧器において、巻線の内部に流れる冷媒の流路を2分する仕切部材を設けることにより、鉄心の鉄心窓を通過して一方に流れる第1の冷媒流路と、他方に流れる第2の冷媒流路を形成し、タンクの一端側で両冷媒流路を連通させ、他端側で第1の冷媒流路と冷却装置の一端部、及び、第2の冷媒流路と冷却装置の他端部とを連通させ、冷媒が、第1の冷媒流路内を冷却装置側からタンクの一端側へ流れ、連通部を経由して第2の冷媒流路内をタンクの一端側から冷却装置側へ循環するようにしたものである。
この発明に係わる車両用変圧器は、3脚の鉄心と、鉄心の中央脚に巻回された巻線と、鉄心及び巻線を収容したタンクと、タンクに充填した冷媒を冷却する冷却装置と、冷媒を強制循環させる循環ポンプとを備え、冷却装置と共に車両の床下に搭載される車両用変圧器において、巻線の内部に流れる冷媒の流路を2分する仕切部材を設けることにより、鉄心の鉄心窓を通過して一方に流れる第1の冷媒流路と、他方に流れる第2の冷媒流路を形成し、タンクの一端側で両冷媒流路を連通させてこの連通部に循環ポンプを設け、タンクの他端側に冷却装置を近接させて配置し、タンクの他端側で第1の冷媒流路と冷却装置の一端部、及び、第2の冷媒流路と冷却装置の他端部とを連通させ、冷媒が、第1の冷媒流路内を冷却装置側からタンクの一端側へ流れ、連通部を経由して第2の冷媒流路内をタンクの一端側から冷却装置側へ循環するようにしたものである。
この発明の車両用変圧器によれば、タンクの内部を2分するように仕切部材で仕切って第1と第2の2つの冷媒流路を形成し、両冷媒流路をタンクの一端側で連通させて連通部に循環ポンプを設け、タンクの他端側に冷却装置を近接させて配置し、タンクの他端側で、第1の冷媒流路と冷却装置の一端部、及び、第2の冷媒流路と冷却装置の他端部とをそれぞれ連通させ、冷媒を、第1の冷媒流路と第2の冷媒流路を循環させたので、タンクと冷却装置を接続する接続管を引き回す必要がないため、長い接続管を必要とせず、配管接続作業が簡単となり、車両用変圧器の小形化,軽量化を図ることができる。
この発明の上記以外の目的、特徴、観点及び効果は、図面を参照する以下のこの発明の詳細な説明から、さらに明らかになるであろう。

Claims (5)

  1. 鉄心と、上記鉄心の中央脚に巻回された巻線と、上記鉄心及び上記巻線を収容したタンクと、上記タンクに充填した冷媒を冷却する冷却装置と、上記冷媒を強制循環させる循環ポンプとを備えた車両用変圧器において、
    上記巻線の内部に流れる上記冷媒の流路を2分する仕切部材を設けることにより、上記タンク内を2分割して第1の冷媒流路と第2の冷媒流路を形成し、上記タンクの一端側で上記両冷媒流路を連通させ、他端側で上記第1の冷媒流路と上記冷却装置の一端部、及び、上記第2の冷媒流路と上記冷却装置の他端部とを連通させ、上記冷媒が、上記第1の冷媒流路内を上記冷却装置側から上記タンクの上記一端側へ流れ、上記連通部を経由して上記第2の冷媒流路内を上記タンクの上記一端側から上記冷却装置側へ循環するようにしたことを特徴とする車両用変圧器。
  2. 請求項1記載の車両用変圧器において、上記仕切部材は、上記巻線を垂直方向に2分するように設けられていることを特徴とする車両用変圧器。
  3. 請求項1記載の車両用変圧器において、上記仕切部材は、上記巻線を水平方向に2分するように設けられていることを特徴とする車両用変圧器。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の車両用変圧器において、上記冷却装置は、上記タンクの上記他端側の壁面に直付けされていることを特徴とする車両用変圧器。
  5. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の車両用変圧器において、上記両冷媒流路を連通させる連通部に循環ポンプが設けられていることを特徴とする車両用変圧器。
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